JP2002113060A - エアーマッサージ機 - Google Patents
エアーマッサージ機Info
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Abstract
能の複数個のエアーバッグを1台の空気供給装置で作動
できる安価なエアーマッサージ機を提供する。 【解決手段】エアーポンプ4が生成する圧縮空気が給排
気される6個のマッサージ用エアーバッグ3および2個
のサポート用エアーバッグ7を備える。各バッグ3をロ
ータリーバルブ5の弁座体12が有する第1〜第6の分
配給排気口M1〜M6に個別に連通する。弁座体12に
対向する給排気体15の給気筒部13を連通路6を介し
てポンプ4に接続し、筒部13から偏心して設けた排気
筒部14を大気中に解放する。両バッグ7を電磁式開閉
弁8を介して個別に連通路6に接続する。両バッグ7に
給気する際に回転弁体18を回転させて、弁座体12の
閉鎖部Siで各バッグ3への給気を断つとともに、両バ
ッグ7から排気する際にバルブ5の排出部Soを通すこ
とを特徴とする椅子式エアーマッサージ機1。
Description
ジと、マッサージ以外の作用、例えば、人体のサポート
とをともに、空気を給排気することにより膨張および収
縮する複数個のエアーバッグ、およびこれら各エアーバ
ッグに選択的に空気を給排気するためのロータリーバル
ブを用いて行う、椅子式あるいはマット式などのエアー
マッサージ機に関する。
式エアーマッサージ機には、そのマッサージ機本体の背
もたれ部や、あるいは座部などの内部に、圧縮空気を給
排気することにより膨張および収縮して、この椅子式エ
アーマッサージ機の使用者の身体の各施療部位(マッサ
ージ部位)にマッサージを施す複数個のマッサージ用エ
アーバッグが取り付けられている。椅子式エアーマッサ
ージ機は、各マッサージ用エアーバッグを膨張および収
縮させることにより、その使用者の身体の各マッサージ
部位を圧迫および弛緩させてマッサージする。
圧縮空気を供給する1台の空気ポンプに、各マッサージ
用エアーバッグに選択的に空気を給排気するためのロー
タリーバルブを介して連通して接続されている。このロ
ータリーバルブは、各マッサージ用エアーバッグに個別
に連通する複数個の分配給排気口を有している。各マッ
サージ用エアーバッグは、各分配給排気口にそれぞれ独
立に1個ずつ接続されている。これらの各分配給排気口
を、ロータリーバルブを作動させて選択的に開閉すると
ともに、空気ポンプの作動および非作動を選択的に組み
合わせる。これにより、各マッサージ用エアーバッグの
うちの所望するもの、ないしは所望するもの同士を選択
的に組み合わせて膨張および収縮させることができる。
すなわち、この椅子式エアーマッサージ機の使用者の身
体の各マッサージ部位を、使用者自身が所望する各マッ
サージ部位、あるいは所望する各マッサージ部位同士の
組み合わせを選択して圧迫および弛緩してマッサージで
きる。
いて、そのマッサージ機本体の背もたれ部や、あるいは
座部などの内部に、使用者の身体にフィットしつつ、使
用者の身体のサポートを行う他のエアーバッグとしての
サポート用エアーバッグを設けることが考えられてい
る。この場合、空気ポンプを共用するために、サポート
用エアーバッグを、前述した空気ポンプとロータリーバ
ルブとを連通している連通路に、電磁式開閉弁を介して
連通するとともに、連通路とサポート用エアーバッグと
の合流部分よりもロータリーバルブ側に、空気ポンプと
ロータリーバルブとの連通状態を開閉する1個の電磁式
開閉弁を取り付けるとよい。
バッグに圧縮空気を給排気する際には、連通路に取り付
けられている電磁式開閉弁を開くとともに、各サポート
用エアーバッグに対応している電磁式開閉弁を閉じる。
この状態において空気ポンプおよびロータリーバルブを
作動させることにより、前述したように、各マッサージ
用エアーバッグへの圧縮空気の給排気を選択的に行うこ
とができる。この際、空気ポンプからサポート用エアー
バッグへの圧縮空気の給排気は行われず、サポート用エ
アーバッグは所定の大きさに保持されている。また、サ
ポート用エアーバッグに圧縮空気を給排気する際には、
連通路に取り付けられている電磁式開閉弁を閉じるとと
もに、各サポート用エアーバッグに対応している複数個
の電磁式開閉弁のうち、所望するサポート用エアーバッ
グに対応している電磁式開閉弁を開く。この状態におい
て空気ポンプを作動させることにより、ロータリーバル
ブの作動あるいは非作動に拘らず、所望するサポート用
エアーバッグへの圧縮空気の給排気を行うことができ
る。この際、空気ポンプから各マッサージ用エアーバッ
グへの圧縮空気の供給は行われないので、各マッサージ
用エアーバッグは使用者の身体へのマッサージを行うこ
とはできない。
あり、多用すると椅子式エアーマッサージ機の価格の高
騰を招く。また、複数個のマッサージ用エアーバッグお
よび複数個のサポート用エアーバッグごとに空気ポンプ
を1台ずつ個別に使用しても椅子式エアーマッサージ機
の価格の高騰を招く。
は、電磁式開閉弁の使用数を削減しつつ、異なる機能の
複数個のエアーバッグを1台の空気供給装置で作動させ
ることができる安価なエアーマッサージ機を得ることに
ある。
に、請求項1の発明に係るエアーマッサージ機によれ
ば、マッサージ機本体と、このマッサージ機本体に設け
られて空気の給排気に伴って膨脹および収縮する複数個
のマッサージ用エアーバッグと、これらの各マッサージ
用エアーバッグに空気を供給する空気供給装置と、この
空気供給装置と前記各マッサージ用エアーバッグとの間
に設けられ、中心から等距離に配設されて前記各マッサ
ージ用エアーバッグに個別に接続される複数個の分配給
排気口を有した弁座体、中心部に前記空気供給装置に接
続される給気部を有するとともに、この給気部から偏心
した位置に排気部を有した給排気体、前記弁座体および
前記給排気体間にこれらに摺接して回転可能に配置さ
れ、前記排気部と前記各分配給排気口とを連通する排気
溝、および前記各分配給排気口のうちのいずれか1個と
前記給気部とを連通する給気孔を有し、回転により前記
給気部を前記各分配給排気口のうちのいずれか1個に選
択的に連通させるとともに、前記給気部と連通した分配
給排気口を除く他の分配給排気口に前記排気部を連通さ
せる回転弁体、およびこの回転弁体を回転させるモータ
を備えたロータリーバルブと、このロータリーバルブと
前記空気供給装置との連通路に接続されて、前記マッサ
ージ機本体に設けられた他のエアーバッグと、この他の
エアーバッグと前記連通路との間に設けられた電磁式開
閉弁とを具備し、前記ロータリーバルブで、前記他のエ
アーバッグに給気する際に、前記空気供給装置から前記
各マッサージ用エアーバッグに送られる空気を遮断する
とともに、前記他のエアーバッグから空気が排出される
際に、この排出空気を前記排気部に通さずに前記弁座体
を介して排気するようにしたことを特徴とするものであ
る。
ては、ロータリーバルブを介して空気供給装置から各マ
ッサージ用エアーバッグへ空気を給排気して、これら各
マッサージ用エアーバッグを膨張および収縮させること
ができる。それとともに、他のエアーバッグに対応して
設けられている電磁式開閉弁の開放下におけるロータリ
ーバルブの作動により、空気供給装置から各マッサージ
用エアーバッグに送られる空気を遮断しつつ、他のエア
ーバッグに給気したり、あるいは他のエアーバッグから
ロータリーバルブを介して空気を排気して収縮したりで
きる。
マッサージ機を実施するに当たり、この発明に従属する
請求項2に記載の発明に係るエアーマッサージ機のよう
に、前記弁座体に、前記他のエアーバッグに給気する際
に、前記空気供給装置から前記各マッサージ用エアーバ
ッグに送られる空気を遮断する閉鎖部、および前記他の
エアーバッグから空気が排出される際に、この排出空気
を前記排気部を通さずに排気する排出部を、前記給気孔
の移動軌跡に対応して1以上設けた構成とするとよい。
ては、ロータリーバルブが有する閉鎖部および排出部
を、回転弁体の給気孔の移動軌跡に対応して弁座体に設
けたので、回転弁体を回転させることにより、各マッサ
ージ用エアーバッグへの給排気と他のエアーバッグへの
給排気との切り換え、ならびに他のエアーバッグへの給
気および排気の切り換えを行うことができる。
マッサージ機を実施するに当たり、この発明に従属する
請求項3に記載の発明に係るエアーマッサージ機のよう
に、前記閉鎖部および前記排出部をそれぞれ複数ずつ同
数設けるとともに、前記給気孔および前記排気溝の移動
軌跡が同じであって、この軌跡上に対応して前記各閉鎖
部と前記各排出部とを交互に等間隔で配した構成とする
とよい。
ては、各マッサージ用エアーバッグへの給排気と他のエ
アーバッグへの給排気との切り換え、ならびに他のエア
ーバッグへの給気および排気の切り換えを行うのに必要
な回転弁体の回転角度を、前記等間隔に応じて小さくで
きるので、前記切り換えを迅速に行うことができる。
エアーマッサージ機を、図1〜図12に基づいて説明す
る。
ッサージ機本体2と、このマッサージ機本体2に設けら
れて空気の給排気に伴って膨脹および収縮する複数個の
マッサージ用エアーバッグ3と、これらの各マッサージ
用エアーバッグ3に空気を供給する空気供給装置4と、
この空気供給装置4と前記各マッサージ用エアーバッグ
3との間に設けられたロータリーバルブ5と、このロー
タリーバルブ5と空気供給装置4との連通路6に接続さ
れて、マッサージ機本体2に設けられた他のエアーバッ
グ7と、この他のエアーバッグ7と連通路6との間に設
けられた電磁式開閉弁8とを具備している。
マッサージ機1は、そのマッサージ機本体2が、図1に
示すように、背もたれ部2a、座部2b、左右一対の右
側肘掛け部2cおよび左側肘掛け部2d、および脚を支
持するオットマン部2eなどから構成されている。この
マッサージ機本体2には、背もたれ部2aを座部2bに
対して任意の角度に傾けて、その姿勢を保持できる図示
しないリクライニング機構が設けられている。オットマ
ン部2eは、図示しない椅子式エアーマッサージ機1の
使用者(以下、使用者と略称する。)の両脚をそれぞれ
個別に収容する左右一対の右脚収容部9aおよび左脚収
容部9bが、図1に示されているように、座部2bに対
して略直角に配置されている状態から、座部2bと略水
平方向に配置される状態まで、約90°の範囲で任意の
角度に傾けて、その姿勢を保持できるように設定されて
いる。
すように、マッサージ機本体2の内部の複数箇所におい
て、使用者の身体の主な各施療部位(マッサージ部位)
に効果的にマッサージを施すことができる位置に、複数
個取り付けられている。具体的に説明すると、背もたれ
部2a内には、そのヘッドレスト側端部付近に、使用者
の主に首および肩にマッサージを施すことができるよう
に、左右一対の首右側部マッサージ用エアーバッグ3a
および首左側部マッサージ用エアーバッグ3bが取り付
けられている。また、背もたれ部2a内には、その長手
方向(体軸方向あるいは背筋方向とも称する。)中間部
において、その幅方向中央付近に、使用者の背中の背骨
付近にマッサージを施すことができるように、背中部マ
ッサージ用エアーバッグ3cが取り付けられている。さ
らに、背もたれ部2a内には、その座部側端部付近に、
使用者の主に腰にマッサージを施すことができるよう
に、左右一対の腰右側部マッサージ用エアーバッグ3d
および腰左側部マッサージ用エアーバッグ3eが取り付
けられている。
端部付近に、その幅方向に延ばされて配置されて、使用
者の主に臀部にマッサージを施すことができるように、
臀部マッサージ用エアーバッグ3fが取り付けられてい
る。それとともに、座部2b内には、その背もたれ部側
端部付近に、その幅方向に延ばされて配置されて、使用
者の主に両脚腿部にマッサージを施すことができるよう
に、腿部マッサージ用エアーバッグ3gが取り付けられ
ている。
た左右一対の脚収容部9a,9bのそれぞれの内側壁に
沿って、使用者の主に脛部にマッサージを施すことがで
きるように、左右一対の右脚脛部マッサージ用エアーバ
ッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3i
が取り付けられている。
3a〜3iは、図2に示す空気供給装置としてのエアー
ポンプ4からロータリーバルブ5を介して供給される空
気(圧縮空気)により膨張する。それとともに、各マッ
サージ用エアーバッグ3a〜3iは、それらの内部空気
がロータリーバルブ5を介して外部に排気されることに
より収縮する。このように、各マッサージ用エアーバッ
グ3a〜3iは、空気を給排気されて膨張および収縮を
繰り返すことにより、前述した各マッサージ部位を圧迫
および弛緩してマッサージを施すことができる。また、
各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iは、使用者が操
作部10を操作して、後述する制御部11を介してエア
ーポンプ4およびロータリーバルブ5の作動状態を所望
する状態に設定することにより、使用者の身体の各マッ
サージ部位に、使用者が所望するマッサージモードでマ
ッサージを効果的に施すことができる。
を備えており、もみ、あるいは叩きなどの各種マッサー
ジモードのプログラムが予め登録されている。制御部1
1は、使用者が操作部10から入力操作して指定したマ
ッサージモードに応じて、エアーポンプ4、およびロー
タリーバルブ5の作動状態、およびそれらの作動の停止
を制御する。この制御部11の制御により、指定された
マッサージモードが実行される。それとともに、この制
御部11は、本実施形態において非マッサージ用エアー
バッグとして用いられる、後述する他のエアーバッグと
してのサポート用エアーバッグ7と連通路6との間に設
けられている開閉弁8を開閉する。制御部11は、使用
者が操作部10から入力操作することにより、エアーポ
ンプ4の作動および非作動、開閉弁8の開閉制御、およ
びロータリーバルブ5の制御を選択的に組み合わせて制
御し、サポート用エアーバッグ7への圧縮空気の給排気
を制御する。
に、例えばゴムホースなどから形成されている連通路6
を介してロータリーバルブ5に連通されている。このエ
アーポンプ4は、図示しないエアーコンプレッサなどか
ら構成されており、圧縮空気を生成する。本実施形態に
おいて、このエアーポンプ4は、各マッサージ用エアー
バッグ3a〜3i内、およびサポート用エアーバッグ7
内から空気を排出する際には、その作動を停止させられ
る。
ように、エアーポンプ4と各マッサージ用エアーバッグ
3a〜3iとの間に設けられ、中心から等距離に配設さ
れて各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iに個別に接
続される複数個の分配給排気口M1〜M6を有した弁座
体12、中心部にエアーポンプ4に接続される給気部1
3を有するとともに、この給気部13から偏心した位置
に排気部14を有した給排気体15、弁座体12および
給排気体15間にこれらに摺接して回転可能に配置さ
れ、排気部14と各分配給排気口M1〜M6とを連通す
る排気溝16、および各分配給排気口M1〜M6のうち
のいずれか1個と給気部13とを連通する給気孔17を
有し、回転により給気部13を各分配給排気口M1〜M
6のうちのいずれか1個に選択的に連通させるととも
に、給気部13と連通した分配給排気口を除く他の分配
給排気口に排気部14を連通させる回転弁体18、およ
びこの回転弁体18を回転させるモータ19を備えてい
る。
図6および図10(a)に示すように、これを椅子式エ
アーマッサージ機1のマッサージ機本体2の内部など、
適当な位置に取り付けるための取り付けベース20、お
よびこの取り付けベース20に係止爪21と係止孔22
との爪係合により連結されたモータブラケット23を備
えている。
(a)に示すように、取り付けベース20に、これを貫
通してねじ止めされている。弁座体12は、図5、図7
(b)および(c)、図8、ならびに図10(a)に示
すように、後述する回転弁体18と摺接する側の端面の
径方向中心部に、回転弁体18の回転中心である中心軸
38が嵌入される軸受け孔24を有している。また、弁
座体12には、図4、図5、図7(a)、および図8に
示すように、その軸受け孔24を中心として、これから
等距離に各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iに個別
に連通されて接続される複数個、本実施形態においては
第1〜第6の分配給排気口M1〜M6が配設されてい
る。
M1は、図2に示すように、左右一対の右脚脛部マッサ
ージ用エアーバッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エ
アーバッグ3iに接続されている。第2分配給排気口M
2は、左右一対の首右側部マッサージ用エアーバッグ3
aおよび首左側部マッサージ用エアーバッグ3bに接続
されている。第3分配給排気口M3は、背中部マッサー
ジ用エアーバッグ3cに接続されている。第4分配給排
気口M4は、左右一対の腰右側部マッサージ用エアーバ
ッグ3dおよび腰左側部マッサージ用エアーバッグ3e
に接続されている。第5分配給排気口M5は、臀部マッ
サージ用エアーバッグ3fに接続されている。第6分配
給排気口M6は、腿部マッサージ用エアーバッグ3gに
接続されている。
6は、弁座体12の周方向に沿って、一定のピッチで等
配されている。これら第1〜第6の分配給排気口M1〜
M6は、弁座体12の正面側に円筒形状に突出して形成
されている。それとともに、これら第1〜第6の分配給
排気口M1〜M6は、図10(a)および(b)に示す
ように、その裏面側が回転弁体18の排気溝16および
給気孔17の移動軌跡と対応できるように、弁座体12
の外側に向けて半径方向に延びるように形成されてい
る。また、後述するように、本実施形態の回転弁体18
の給気孔17および排気溝16のそれぞれの移動軌跡は
略同一となるように設定されている。
1〜M6は、図10(a)に示すように、それらの裏面
側において給気孔17と略全面的に対向して連通し、エ
アーポンプ4から各マッサージ用エアーバッグ3a〜3
iに送られる圧縮空気の流動を殆ど妨げることなく通す
ことができる。それとともに、第1〜第6の分配給排気
口M1〜M6は、それらの裏面側の弁座体12の径方向
外側部分において排気溝16と対向して連通し、各マッ
サージ用エアーバッグ3a〜3i内からそれらの外部に
排出される空気を通すことができる。
(a)、および図8に示すように、サポート用エアーバ
ッグ7に給気する際に、エアーポンプ4から各マッサー
ジ用エアーバッグ3a〜3iに送られる圧縮空気を遮断
する閉鎖部Siが給気孔17の移動軌跡に対応して1以
上、本実施形態においては、第1〜第3の3つの閉鎖部
Si1,Si2,Si3が設けられている。これら第1
〜第3の閉鎖部Si1〜Si3は、図7(c)、図11
(a)、および図12(a)に示すように、弁座体12
の正面側に孔を有しない円柱形状に突出して形成されて
おり、これら第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3におい
ては、弁座体12の正面側と裏面側とは連通されていな
い。それとともに、弁座体12には、サポート用エアー
バッグ7内から空気が排出される際に、この排出空気を
排気部14を通さずに排気する排出部Soが、給気孔1
7の移動軌跡に対応して1以上、本実施形態において
は、第1〜第3の排出部So1,So2,So3が設け
られている。これら第1〜第3の排出部So1〜So3
は、図7(c)、図11(a)、および図12(a)に
示すように、弁座体12の正面側に孔を有した中空の円
筒形状に突出して形成されており、これら第1〜第3の
排出部So1〜So3においては、弁座体12の正面側
と裏面側とは連通されている。
Si3、および第1〜第3の排出部So1〜So3は、
図7(b)および(c)、図10(a)、図11
(a)、ならびに図12(a)に示すように、それらの
弁座体12の正面側に突出している部分の高さが、前述
した第1〜第6の分配給排気口M1〜M6の弁座体12
の正面側に突出している部分の高さと等しく揃えられて
形成されている。これにより、この弁座体12に、ロー
タリーバルブ5と各マッサージ用エアーバッグ3a〜3
iとを気密を保持して接続するための後述する継ぎ手ゴ
ム25を容易に取り付けることができる。
は、第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、および第1〜
第3の排出部So1〜So3がそれぞれ複数ずつ同数、
すなわち3つずつ設けられている。これら第1〜第3の
閉鎖部Si1〜Si3、および第1〜第3の排出部So
1〜So3は、図4および図7(a)に示すように、弁
座体12の周方向に沿って、交互に等間隔で配設されて
いる。また、第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、およ
び第1〜第3の排出部So1〜So3は、それらの隣接
するもの同士の間に、前述した第1〜第6の分配給排気
口M1〜M6を1個ずつ、交互に挟むように配設されて
いる。具体的には、図4および図7(a)に示すよう
に、弁座体12の正面視において、弁座体12の正面を
12等分するように、その周方向に沿って12時の位置
から時計回り(右回り)に、第1分配給排気口M1、第
1排出部So1、第2分配給排気口M2、第2閉鎖部S
i2、第3分配給排気口M3、第2排出部So2、第4
分配給排気口M4、第3閉鎖部Si3、第5分配給排気
口M5、第3排出部So3、第6分配給排気口M6、第
1閉鎖部Si1の順番に並べられて配設(等配)されて
いる。
口M1〜M6、第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、お
よび第1〜第3の排出部So1〜So3を有している弁
座体12によれば、後述する各マッサージ用エアーバッ
グ3a〜3iへの給排気、およびサポート用エアーバッ
グ7への給排気に必要な回転弁体18の回転角を小さく
できるので、迅速に応答できる。
Si3、および第1〜第3の排出部So1〜So3のそ
れぞれの弁座体12の正面側に突出している部分は、図
4、図7(a)、図10(b)、図11(b)、および
図12(b)に示すように、前述した第1〜第6の分配
給排気口M1〜M6のそれぞれの弁座体12の正面側に
突出している部分よりも弁座体12の径方向外側寄りに
おいて、弁座体12の軸受け孔24を中心として、これ
から等距離に配設されている。それとともに、これら第
1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、および第1〜第3の
排出部So1〜So3は、図10(a),(b)、図1
1(a),(b)、および図12(a),(b)に示す
ように、前述した第1〜第6の分配給排気口M1〜M6
の裏面側の排気溝16と対向して連通する弁座体12の
径方向外側部分と、弁座体12の中心から略等しい距離
に配設されている。
れば、これが有している第1〜第3の閉鎖部Si1〜S
i3のうちのいずれか1個、あるいは第1〜第3の排出
部So1〜So3のうちのいずれか1個に、回転弁体1
8の給気孔17を選択的に対向させるとともに、エアー
ポンプ4の作動および非作動、ならびに開閉弁8の開閉
状態を組み合わせることにより、サポート用エアーバッ
グ7を各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iとは互い
に独立に膨張させたり、あるいは収縮させたりできる。
また、本実施形態の弁座体12は、例えば合成樹脂製で
あることが好ましい。
示すように、その正面側に、取り付けベース20の外側
から、ロータリーバルブ5の第1〜第6の各分配給排気
口M1〜M6と各マッサージ用エアーバッグ3a〜3i
とを整理して、かつ、気密を保持して接続するための継
ぎ手ゴム25が被着されている。この継ぎ手ゴム25に
は、第1〜第6の各分配給排気口M1〜M6にそれぞれ
個別に連通するマッサージ用継ぎ手孔26が複数個、本
実施形態においては6個貫通して設けられている。ロー
タリーバルブ5の第1〜第6の各分配給排気口M1〜M
6と各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iとは、この
継ぎ手ゴム25の各継ぎ手孔26を介して連通される。
それとともに、この継ぎ手ゴム25には、第1〜第3の
排出部So1〜So3にそれぞれ個別に連通するサポー
ト用継ぎ手孔27が複数個、本実施形態においては3個
貫通して設けられている。ロータリーバルブ5の第1〜
第3の排出部So1〜So3は、これら3個のサポート
用継ぎ手孔27を介してロータリーバルブ5の外部と連
通される。
各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iとの接続状態を
具体的に説明すると、第1分配給排気口M1と左右一対
の右脚脛部マッサージ用エアーバッグ3hおよび左脚脛
部マッサージ用エアーバッグ3iとは、図2に示すよう
に、脛部マッサージ用エアーホース28によって接続さ
れている。この脛部マッサージ用エアーホース28は、
その中間部において二股に分岐されて形成されており、
それぞれは右脚脛部マッサージ用エアーバッグ3hに接
続される右脚脛部マッサージ用エアーホース28a、お
よび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iに接続され
る左脚脛部マッサージ用エアーホース28bとなってい
る。
部マッサージ用エアーバッグ3aおよび首左側部マッサ
ージ用エアーバッグ3bとは、首部マッサージ用エアー
ホース29によって接続されている。この首部マッサー
ジ用エアーホース29は、その中間部において二股に分
岐されて形成されており、それぞれは首右側部マッサー
ジ用エアーバッグ3aに接続される首右側部マッサージ
用エアーホース29a、および首左側部マッサージ用エ
アーバッグ3bに接続される首左側部マッサージ用エア
ーホース29bとなっている。
用エアーバッグ3cとは、背中部マッサージ用エアーホ
ース30によって接続されている。
部マッサージ用エアーバッグ3dおよび腰左側部マッサ
ージ用エアーバッグ3eとは、腰部マッサージ用エアー
ホース31によって接続されている。この腰部マッサー
ジ用エアーホース31は、その中間部において二股に分
岐されて形成されており、それぞれは腰右側部マッサー
ジ用エアーバッグ3dに接続される腰右側部マッサージ
用エアーホース31a、および腰左側部マッサージ用エ
アーバッグ3eに接続される腰左側部マッサージ用エア
ーホース31bとなっている。
エアーバッグ3fとは、臀部マッサージ用エアーホース
32によって接続されている。
エアーバッグ3gとは、腿部マッサージ用エアーホース
33によって接続されている。
実施形態においてはゴムホースなどの可撓性を有してい
るとともに、気密保持性に優れる材料により形成されて
いることが好ましい。各エアーホース28〜33は、継
ぎ手ゴム25の各マッサージ用継ぎ手孔26に1本ずつ
個別に気密を保持して、かつ、挿脱自在に差し込まれ
る。
ーホース28〜33を用いた接続状態によれば、ロータ
リーバルブ5は、後に詳しく説明するように、エアーポ
ンプ4から各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iに向
けて送られる圧縮空気を、各マッサージ用エアーバッグ
3a〜3iに気密を保持して個別に供給できる。それと
ともに、ロータリーバルブ5は、各マッサージ用エアー
バッグ3a〜3iのそれぞれの内部空気を個別に外部、
例えば大気中に排気できる。
に示すように、前述した弁座体12とともに、回転弁体
18をその厚み方向両外側から挟み込むようにロータリ
ーバルブ5内に取り付けられる。給排気体15の回転弁
体18と接する部分は、この給排気体15に回転弁体1
8が回転可能に摺接できるように、回転弁体18の弁座
体12と接する側とは反対側に円筒形状に形成されてい
る内側筒部42の内部に嵌合可能な略円盤形状に形成さ
れている。それとともに、この給排気体15の円盤部分
は、給排気体15と回転弁体18との接触部分におい
て、それらの間の気密を保持できる大きさに形成されて
いる。
る給気部としての給気筒部13は、図6および図10
(a)に示すように、給排気体15の前記円盤部分の回
転弁体18と接する側とは反対側の端面において、その
径方向中心部から、回転弁体18とは反対側に向けて突
出されて設けられている。この給気筒部13は、略円筒
形状に形成されている。それとともに、この給気筒部1
3の一端開口は、給排気体15の前記円盤部分の回転弁
体18と接する側の端面の径方向中心部に設けられてい
る。これにより、給気筒部13は、給排気体15の前記
円盤部分をその厚み方向において連通する。
体18と接する側の端面の外周縁部には、図6および図
10(a)に示すように、その全周にわたって、かつ、
前述した給気筒部13の一端開口を同心円状に囲むよう
に、円環形状の排気受け溝34が一定の幅および深さに
凹まされて形成されている。
4は、図6および図10(a)に示すように、給排気体
15の前記円盤部分の回転弁体18と接する側とは反対
側の端面において、その径方向中心部に設けられている
給気筒部13から偏心した位置に設けられている。具体
的には、排気筒部14は、給排気体15の前記円盤部分
の給気筒部13が設けられている側と同じ側の端面にお
いて、その外周縁部の前述した排気受け溝34と対向す
る位置から、給気筒部13と平行、かつ、同じ向きに突
出されて設けられている。この排気筒部14も、給気筒
部13と同様に、略円筒形状に形成されている。それと
ともに、この排気筒部14の一端開口は、給排気体15
の前記円盤部分の回転弁体18と接する側の端面の外周
縁部において、前述した排気受け溝34の幅とほぼ同じ
大きさの直径を有するように形成されて、排気受け溝3
4の底面に設けられている。これにより、排気筒部14
は、排気受け溝34とともに、給排気体15の前記円盤
部分をその厚み方向において連通する。
(a)に示すように、ロータリーバルブ5が有している
前述したモータブラケット23のモータ取り付け面に、
モータ取り付け位置に隣接するように取り付けられる。
具体的には、モータブラケット23のモータ取り付け面
には、これを厚み方向に貫通して、かつ、モータ取り付
け位置に隣接して、給排気体15の給気筒部13を通す
給気筒部用取り付け孔35、および給排気体15の排気
筒部14を通す排気筒部用取り付け孔36が並設されて
いる。給気筒部用取り付け孔35および排気筒部用取り
付け孔36は、給気筒部13および排気筒部14の相対
的な配置に対応して、これらとそれぞれ対向するように
設けられている。給排気体15は、給気筒部13を給気
筒部用取り付け孔35に通すとともに、排気筒部14を
排気筒部用取り付け孔36に通すことにより、モータブ
ラケット23に取り付けられる。このような取り付け構
成により、給排気体15は、モータブラケット23に対
して給気筒部14を回転軸として回転することなく、所
定の姿勢を保持される。
気筒部用取り付け孔36は、給気筒部13および排気筒
部14が後述するモータ19と互いに干渉し合うことに
より、モータ19のモータブラケット23への取り付け
が妨げられるおそれの無い位置に設けられている。それ
とともに、給気筒部用取り付け孔35および排気筒部用
取り付け孔36は、給排気体15の前記円盤部分によっ
て回転自在に支持されている回転弁体18がモータ19
によって円滑に回転されるように、モータ取り付け位置
から所定の間隔を空けて設けられている。
バルブ5を組み立てる際に、これが前記円盤部分で回転
可能に支持する回転弁体18が円滑に回転できるよう
に、前記円盤部分で支持できるように、前述した取り付
けベース20にねじ止めされて取り付けられている弁座
体12との間に、所定の間隔を空けて、モータブラケッ
ト23に取り付けられる。具体的には、給排気体15
は、図10(a)に示すように、弁座体12、回転弁体
18、および給排気体15のそれぞれの径方向中心部を
通る軸方向に沿って、回転弁体18の弁座体12および
給排気体15と摺接する部分の厚みと略同等の大きさだ
け、弁座体12から離間されてロータリーバルブ5内に
配置される。
のモータ取り付け面との間には、図6および図10
(a)に示すように、給排気体15を弁座体12側に向
けて付勢するコイルばね37が、給気筒部13の周囲に
巻装されている。このコイルばね37のばね力によっ
て、給排気体15は、その前記円盤部分を回転弁体18
の内側筒部42の底面に押し付けられて保持される。こ
れにより、回転弁体18はその厚み方向両外側から、弁
座体12と給排気体15とによって押し挟まれた状態と
なる。したがって、回転弁体18は、回転中のぶれを抑
制されて、気密を保持しつつ円滑に回転できる。
アーポンプ4に連通する連通路6が接続される。また、
排気筒部14は、図2に示すように、直接大気中に連通
するように解放されているが、必要に応じて、例えば図
示しない消音室などに図示しない排気用エアーホースな
どを介して連通しても構わない。また、本実施形態の給
排気体15は、例えば合成樹脂製であることが好まし
い。
12および給排気体15間にこれらに摺接して回転可能
に配置される。回転弁体18には、図5、および図9〜
図12(a),(b)に示すように、その弁座体12と
摺接する側に、給排気体15の排気筒部14と弁座体1
2の第1〜第6の分配給排気口M1〜M6とを連通する
排気溝16が設けられている。この排気溝16は、回転
弁体18の弁座体12と摺接する側の端面から、その周
方向に沿って一定の幅および深さに凹まされて設けられ
ており、円環形状の溝の一部分を不連続とするように、
C字形状に形成されている。具体的に説明すると、回転
弁体18の弁座体12と摺接する側の端面の径方向中心
部には、この回転弁体18の回転中心となる中心軸38
が弁座体12側に向けて突出して設けられている。この
中心軸38を、弁座体12の回転弁体18と摺接する側
の径方向中心部に凹まされて設けられている軸受け孔2
4に嵌入させて、回転弁体18および弁座体12を、そ
れぞれの中心を一致させて対向させる。この際、例えば
後述する回転弁体18の給気孔17を、図10(b)に
示すように、弁座体12の第1分配給排気口M1に対向
する位置に配置する。
溝16は、前述したように弁座体12の正面視において
第1分配給排気口M1の右隣に配置されている第1排出
部So1から、第1分配給排気口M1の左隣に配置され
ている第1閉鎖部Si1までの、第1〜第3の閉鎖部S
i1〜Si3、第1〜第3の排出部So1〜So3、お
よび第1分配給排気口M1を除く第2〜第6の分配給排
気口M2〜M6のすべてと対向するように、弁座体12
および回転弁体18の周方向に沿って、一定の大きさの
半径を有して、かつ、一定の幅および深さに凹まされて
形成されている。本実施形態の排気溝16においては、
その幅の大きさは、第1〜第6の分配給排気口M1〜M
6の開口部分の直径と略同じ大きさに形成されている。
したがって、回転弁体18をその中心軸38を回転中心
として弁座体12に対して左右いずれかの向きに回転さ
せると、排気溝16の移動軌跡(回転軌跡)は一定の大
きさの半径からなる円環形状を描く。
〜第3の排出部So1〜So3、および第1〜第6の分
配給排気口M1〜M6は、すべてこの排気溝16の移動
軌跡と対向するように弁座体12に配置されている。こ
のような形状および位置に設定されている排気溝16に
よれば、回転弁体18をその中心軸38を回転中心とし
て弁座体12に対して左右いずれかの向きに回転させ
て、その給気孔17を、弁座体12に設けられている第
1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、第1〜第3の排出部
So1〜So3、および第1〜第6の分配給排気口M1
〜M6のうちのいずれか1個と対向するように選択的に
配置した場合、排気溝16は、第1〜第3の閉鎖部Si
1〜Si3、第1〜第3の排出部So1〜So3、およ
び第1〜第6の分配給排気口M1〜M6のうち、給気孔
17が対向している1個を除く残りのすべてと対向する
配置状態を選択的に取り得ることができる。
る第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3に対応する弁座体
12の裏面側(回転弁体と摺接する側)は、図5および
図8に示すように、弁座体12の裏面側から見た場合、
第6分配給排気口M6と第1分配給排気口M1、第2分
配給排気口M2と第3分配給排気口M3、および第4分
配給排気口M4と第5分配給排気口M5との間に、それ
ぞれ平坦な部位として形成されている。この明細書中に
おいて、回転弁体18の排気溝16あるいは給気孔17
が、第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3に対向するよう
に配置される状態とは、排気溝16あるいは給気孔17
が、弁座体12の裏面側において第1〜第3の閉鎖部S
i1〜Si3のそれぞれに対応する前記平坦な部位に対
向して配置される状態を示すものである。特に、給気孔
17が第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3と対向するよ
うに配置された状態、すなわち第1〜第3の閉鎖部Si
1〜Si3のそれぞれに対応する弁座体12の裏面側の
前記平坦な部位に対向して配置された状態においては、
給気孔17は第1〜第3の排出部So1〜So3、およ
び第1〜第6の分配給排気口M1〜M6のすべてと連通
することなく、その弁座体12側の開口を閉じられた状
態を示すものである。
図9に示すように、この回転弁体18をその厚み方向に
沿って貫通する排気孔39が複数個、本実施形態におい
ては回転弁体18の周方向に沿って90°ピッチで3個
設けられている。この3個の排気孔39のうち、回転弁
体18の周方向に沿って2番目に配置されている1個
は、回転弁体18の直径方向において中心軸38を挟ん
で給気孔17と反対側に位置するように設けられてい
る。本実施形態においては、これら3個の排気孔39
は、図10(a)に示すように、前述した給排気体15
に設けられている排気受け溝34に対向(連通)する位
置において回転弁体18に設けられている。すなわち、
回転弁体18に設けられている排気溝16と給排気体1
5に設けられている排気受け溝34とは、それらの半径
および幅の大きさを略等しくして、互いに対向し合うよ
うに設定されて形成されている。このような設定によれ
ば、3個の排気孔39は、図11(a)に示すように、
第1〜第3の排出部So1〜So3の開口部分とも、そ
れぞれの直径の大きさが略等しく設定されて形成されて
いる。
は、C字形状の排気溝16、およびこの排気溝16に連
通する3個の排気孔39から構成される排気通路が形成
されている。弁座体12に設けられている第1〜第6の
分配給排気口M1〜M6は、それらのうちの給気孔17
と連通していないものが、この排気通路を介して給排気
体15の排気筒部14と選択的に連通される。これによ
り、エアーポンプ4の作動を停止した状態においては、
前述した各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iの内部
空気は、弁座体12、回転弁体18、および給排気体1
5などから構成されるロータリーバルブ5を介して、例
えば大気中に排気されるので、各マッサージ用エアーバ
ッグ3a〜3iは選択的に収縮できる。
よび図9〜図12(a),(b)に示すように、前述し
たC字形状の排気溝16の両端間(不連続部分)に、弁
座体12の各分配給排気口M1〜M6のうちのいずれか
1個と給排気体15の給気部13とを連通する給気孔1
7が設けられている。この給気孔17は、回転弁体18
を、その厚み方向に沿って貫通して設けられている。詳
しく説明すると、前述したように、回転弁体18および
弁座体12を、それぞれの中心を一致させて対向させ
る。この際、図10(b)に示すように、例えば回転弁
体18に設けられている排気溝16の両端間が弁座体1
2に設けられている第1分配給排気口M1に対向すると
ともに、排気溝16の両端部が第1排出部So1および
第1閉鎖部Si1のそれぞれの開口部分と略全面的に対
向して連通するように回転弁体18の姿勢を整える。
開口は、図5、図9、および図10(a),(b)に示
すように、回転弁体18の弁座体12と摺接する側の端
面において、排気溝16の両端間に、第1分配給排気口
M1の一端開口である、弁座体12の裏面側に設けられ
ている長円形状の開口と略全面的に対向して連通できる
ように、中心部から偏心された位置において、所定の大
きさおよび形状に形成されている。また、給気孔17の
他端開口は、図6、図9、および図10(a),(b)
に示すように、回転弁体18の弁座体12と摺接する側
とは反対側、すなわち給排気体15と摺接する側の端面
において、前述した給気孔17の一端開口と略同形状と
なるように、その径方向中心部から径方向外側に向けて
延ばされて形成されている。この給気孔17の他端開口
は、図10(a)に示すように、その径方向中心部の端
部が、給排気体15の回転弁体18と摺接する側の端面
の径方向中心部に形成されている給気筒部13の一端開
口と、略全面的に対向して連通できる位置、大きさ、お
よび形状に形成されている。それとともに、この給気孔
17の他端開口は、図10(a)に示すように、その径
方向外側の端部が給排気体15の排気受け溝34と対向
しない位置に形成されている。
は、これを厚み方向に貫通する給気孔17から構成され
る給気通路が形成されている。弁座体12に設けられて
いる第1〜第6の分配給排気口M1〜M6は、それらの
うちの給気孔17と連通している1個が、この給気通路
を介して給排気体15の給気筒部13と選択的に連通さ
れる。これにより、エアーポンプ4を作動させた状態に
おいては、前述した各マッサージ用エアーバッグ3a〜
3iのうちのいずれか1個の内部に、弁座体12、回転
弁体18、および給排気体15などから構成されるロー
タリーバルブ5を介して、エアーポンプ4が生成する圧
縮空気が給気されるので、各マッサージ用エアーバッグ
3a〜3iは個別かつ選択的に膨張できる。
に形成されている排気溝16および給気孔17によれ
ば、回転弁体18を1回転以上回転させた場合、この回
転弁体18の弁座体12と摺接する側の端面上において
排気溝16が描く円環形状の移動軌跡と、排気溝16よ
りも幅広の給気孔17が描く幅広の円環形状の移動軌跡
とが、排気溝16の移動軌跡上において重なり合う。す
なわち、排気溝16と給気孔17とは、排気溝16の移
動軌跡上において同一の移動軌跡を有するように設定さ
れている。前述した第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si
3、および第1〜第3の排出部So1〜So3は、その
排気溝16と給気孔17との同一の移動軌跡と対向する
ように、弁座体12に、その周方向に沿って交互に等間
隔で配置されている。
側とは反対側、すなわち給排気体15と摺接する側の端
面には、図6、図10(a)、図11(a)、および図
12(a)に示すように、その外周縁部からモータブラ
ケット23側に向けて開口されている外側筒部40が円
筒形状に突出して設けられている。この外側筒部40の
モータブラケット23側の端部の外周には、その全周に
わたって後述するモータ19に連結されている駆動歯車
46と噛み合い係合する被動歯車部41が設けられてい
る。外側筒部40の軸方向の長さは、前述したように回
転弁体18を弁座体12および給排気体15の間に挟ん
でロータリーバルブ5を組み立てた際に、被動歯車部4
1と駆動歯車46とが適正な状態で噛み合い係合して、
回転弁体18が円滑に回転できる大きさに形成されてい
る。
摺接する側の端面には、図6、図10(a)、図11
(a)、および図12(a)に示すように、前述したよ
うに給排気体15の円盤部分が嵌合される内側筒部42
が、外側筒部40の内側にこれと同心的に、かつ、同じ
くモータブラケット23側に向けて開口されて、円筒形
状に突出して形成されている。この内側筒部42の軸方
向に沿った長さは、外側筒部40よりも短く形成されて
いる。前述した給気通路の給気孔17は、この内側筒部
42の内側において、その底面としての回転弁体18の
給排気体15と摺接する側の端面の径方向中心部に開口
されて設けられている。それとともに、前述した排気通
路の3個の排気孔39は、内側筒部42の内側におい
て、その底面の外周付近に開口されて設けられている。
ように、前述した組み立て状態において、その中心軸3
8を弁座体12の軸受け孔24に嵌入するとともに、そ
の内側筒部42内に給排気体15の円盤部分が嵌合する
ことにより、弁座体12および給排気体15に挟まれ
て、かつ、それらに摺接して回転可能に支持された状態
で中心軸42を回転中心として回転する。また、この回
転弁体18は、そのような組み立て状態において、その
給気孔17からなる給気通路は給排気体15の給気筒部
13に連通されているとともに、その排気溝16および
3個の排気孔39からなる排気通路は給排気体15の排
気受け溝34を介して排気筒部14に連通されている。
また、本実施形態の回転弁体18は、例えば合成樹脂製
であることが好ましい。
および図9〜図12に示すように、その外周部分の長手
方向中間部に、この回転弁体18の回転情報を検出する
ためのエンコーダ板43が取り付けられている。このエ
ンコーダ板43の周部には、これをその全周にわたって
12等分するように、1個ないしは3個のセンサ孔44
からなるとともに、互いに異なる配置状態に設定されて
いるセンサ孔群45がエンコーダ板43の厚み方向に貫
通して設けられている。回転弁体18の回転情報は、エ
ンコーダ板43に設けられているセンサ孔群44の孔の
個数および配置状態などを、後述する図示しない検出セ
ンサが検出し、これを出力信号として制御部11に伝達
することによって制御部11に認識される。
は、その回転情報を制御部11が認識するためのエンコ
ーダ板43が固定されている。このエンコーダ板43
と、制御部11および検出センサなどから構成されるこ
のエアーマッサージ機1の制御系とによれば、検出セン
サがエンコーダ板43から検出する回転弁体18の回転
情報に基づいて、制御部11に回転弁体18の回転状態
を認識させるとともに、モータ19の駆動制御を行わせ
ることにより、回転弁体18を任意の回転速度で任意の
向きに回転させたり、あるいは任意の位置で任意の時間
だけ停止させたりすることができる。したがって、給気
孔17を第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、第1〜第
3の排出部So1〜So3、および第1〜第6の分配給
排気口M1〜M6のうちの任意のものに対向させること
ができるとともに、それらの中間部に配置させる(この
状態を中間配置状態と称する。)こともできる。
第1〜第3の閉鎖部Si1〜Si3、第1〜第3の排出
部So1〜So3、および第1〜第6の分配給排気口M
1〜M6のうちのいずれか1つと非対向状態となってい
る。したがって、この中間配置状態においては、エアー
ポンプ4から各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iお
よびサポート用エアーバッグ7に供給される圧縮空気、
あるいは各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iおよび
サポート用エアーバッグ7から排出される内部空気は、
その流れを弁座体12および給排気体15と回転弁体1
8との間で完全に遮断されたり、あるいは略円滑に流れ
たりすることはない。それらの空気の流れは、全く流れ
ていない状態と滞りなく円滑に流れている状態との間
で、給気孔17の位置に応じて、任意の中間状態に設定
される。
有しているこの回転弁体18によれば、この回転弁体1
8が任意の角度および向きに任意の回転速度で回転して
も、給気孔17は、常に給気筒部13と連通していると
ともに、排気受け溝34、ひいては排気筒部14と連通
することはない。すなわち、この回転弁体18が有して
いる給気通路と排気通路とは連通することはないので、
図10(a)に示すように、後述する各マッサージ用エ
アーバッグ3a〜3iへの給排気を行う際に、使用者は
所望するマッサージ部位のマッサージ用エアーバッグだ
けを選択的に膨張させることができる。
は、本実施形態においては、制御部11に駆動制御され
て正逆回転および断続回転が可能なステッピングモータ
が使用されることが好ましい。このモータ19は、前述
したように、図6および図10(a)に示すように、モ
ータブラケット23のモータ取り付け面の外側に取り付
けられる。それとともに、このモータ19の図示しない
駆動軸には、前述した回転弁体18の外側筒部40に設
けられている被動歯車部41と噛み合い係合する駆動歯
車46が連結される。この駆動歯車46は、モータ取り
付け面を貫通して、モータブラケット23の内側に突出
して配置される。モータ19は、給排気体15の給気筒
部13および排気筒部14と互いに干渉し合うことがな
いように、モータブラケット23のモータ取り付け面に
設けられている給気筒部用取り付け孔35および排気筒
部用取り付け孔36から所定の間隔をおいて離間され
て、モータブラケット23に取り付けられている。それ
とともに、モータ19は、給排気体15に回転自在に支
持されている回転弁体18が円滑に回転できるように、
モータ19の駆動軸に連結された駆動歯車46と、回転
弁体18の外側筒部40に設けられている被動歯車部4
1とが互いに適正な状態で噛み合い係合できる位置に配
置されてモータブラケット23に取り付けられている。
スの印加数に応じて、回転弁体18をエンコーダ板43
とともに、任意の角度および向きに回転させることがで
きる。また、制御部11によりモータ19を駆動制御し
て、回転弁体18の回転に従う給気孔17の回転位置を
選択的に行うことにより、給気筒部13を第1〜第6の
分配給排気口M1〜M6のうちのいずれか1つに選択的
に連通させることができるとともに、排気筒部14を第
1〜第6の分配給排気口M1〜M6のうちの給気孔17
と連通しているもの以外のすべてに連通させることがで
きる。
(a)に示すように、前述した検出センサの図示しない
センサ部などが取り付けられる合成樹脂製のセンサベー
ス47が、一体に組み上げられた弁座体12、給排気体
15、および回転弁体18の側方に配置されて、取り付
けベース20およびモータブランケット23に支持され
るように取り付けられている。このセンサベース47
の、回転弁体18に一体に取り付けられているエンコー
ダ板43と対向する部分には、エンコーダ板43が接触
することなく回転自在に遊挿されるようにセンサベース
凹部47aが設けられている。このセンサベース凹部4
7aは、検出センサのセンサ部、およびエンコーダ板4
3に設けられている各センサ孔群45を用いて、回転弁
体18の回転情報を検出するための検出溝47aとして
用いられる。
出溝47a内に遊挿されるエンコーダ板43の周部を、
その厚み方向両外側から挟んで対向するように、検出セ
ンサのセンサ部として、本実施形態においては図示しな
い発光ダイオードおよびフォトトランジスタが個別に1
個ずつ内設されている。発光ダイオードから、検出溝4
7a内に遊挿されるエンコーダ板43の周部に設けられ
ている各センサ孔群45に向けて所定の波長からなる光
線を照射する。各センサ孔群45のセンサ孔44を通過
する光線を、フォトトランジスタにより検出してこれを
出力信号として制御部11に送る。この出力信号を制御
部11において分析することにより、回転弁体18の回
転情報の検出および認識を、制御部11および検出セン
サなどから構成される制御系において行うことができ
る。
けベース20に支持されている側の外側端面、およびそ
のモータブランケット23に支持されている側の外側端
面の両端面に、プリント配線基盤48aおよび48b
が、それぞれ1枚ずつ取り付けられている。これら各プ
リント配線基盤48a,48bは、センサベース47の
検出溝47aの幅方向両外側に内設されている発光ダイ
オードおよびフォトトランジスタのそれぞれと電気的に
接続されており、検出センサの一部を構成している。
ブ5によれば、回転弁体18の給気孔17を、第1〜第
6の分配給排気口M1〜M6のうち、任意のものいずれ
か1つに対向させて連通させることができるとともに、
それらの中間部に配置させることもできる。これによ
り、エアーポンプ4が生成する圧縮空気の量を変化させ
る場合はもちろんのこと、エアーポンプ4が生成する圧
縮空気の量を一定の値に保持した場合においても、各マ
ッサージ用エアーバッグ3a〜3iに給排気される空気
の流量を任意の大きさに設定できる。したがって、各マ
ッサージ用エアーバッグ3a〜3iのうち、任意のもの
いずれか1つを選択的に、任意のスピードで膨張させる
ことができる。
M1〜M6のうち、給気孔17と連通していない残りの
すべてのものをまとめて排気溝16に対向させて連通さ
せることができる。これにより、各マッサージ用エアー
バッグ3a〜3iのうち、使用者が所望するものを使用
者が自分の身体を用いて任意の圧力で押圧することによ
り、膨張する1つを除き、各マッサージ用エアーバッグ
3a〜3iのうち、使用者が所望するものを任意のスピ
ードで収縮させることができる。あるいは、各マッサー
ジ用エアーバッグ3a〜3iのうち、膨張する1つを除
き、残りのすべてのものを使用者が自分の身体を用いて
任意の圧力で押圧することにより、それらをまとめて任
意のスピードで収縮させることができる。また、この各
マッサージ用エアーバッグ3a〜3iの収縮作業におい
ても、給気孔17を前述した中間配置状態とすることに
より、各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iから排出
される空気の流量を調節して、各マッサージ用エアーバ
ッグ3a〜3iを任意のスピードで収縮させることがで
きる。
回転弁体18の給気孔17を、第1〜第3の閉鎖部Si
1〜Si3、および第1〜第3の排出部So1〜So3
のうち、任意のものいずれか1つに対向させることがで
きる。これにより、以上説明した各マッサージ用エアー
バッグ3a〜3iの膨張および収縮と、後述するサポー
ト用エアーバッグ7の膨張および収縮とを、迅速に切り
換えて選択的に行うことができるとともに、それらの膨
張および収縮のレスポンスを向上できる。
有している弁座体12、給排気体15、および回転弁体
18は、形成し易く、軽量で、安価な材料、例えば合成
樹脂により形成されていることが好ましい。
バルブ5とエアーポンプ4との連通路6に接続されて設
けられている。具体的に説明すると、サポート用エアー
バッグ7は、図1に示すように、本実施形態において
は、背もたれ部2aのヘッドレスト側端部付近内に取り
付けられて、使用者の主に首および肩をサポートする首
部サポート用エアーバッグ7aと、背もたれ部2aの座
部側端部付近内に取り付けられて、使用者の主に腰をサ
ポートする腰部サポート用エアーバッグ7bとから構成
されている。首部サポート用エアーバッグ7aは、図2
に示すように、連通路6から分岐された首部サポート用
連通路49aを介して連通路6に連通されて接続されて
いる。同様に、腰部サポート用エアーバッグ7bは、図
2に示すように、連通路6から分岐された腰部サポート
用連通路49bを介して連通路6に連通されて接続され
ている。それら首部サポート用エアーバッグ7aおよび
腰部サポート用エアーバッグ7bと連通路6との間に
は、図2に示すように、それらの連通状態の開閉を行う
開閉弁としての電磁式開閉弁8がそれぞれ1個ずつ設け
られている。
は、これの連通状態の開閉を行う電磁式開閉弁からなる
首部サポート用開閉弁8aが取り付けられている。この
首部サポート用開閉弁8aは制御部11によってその開
閉駆動を制御され、その初期状態においては首部サポー
ト用連通路49aの連通を閉じる閉状態に設定されてい
る。首部サポート用エアーバッグ7aの膨張および収縮
を行う際には、制御部11を介して首部サポート用開閉
弁8aを開状態に保持するとともに、エアーポンプ4を
作動させたり、あるいはその作動を停止させる。これに
より、首部サポート用連通路49aおよび連通路6に空
気を流通させて、首部サポート用エアーバッグ7aへの
給排気を行う。
間部には、これの連通状態の開閉を行う電磁式開閉弁か
らなる腰部サポート用開閉弁8bが取り付けられてい
る。この腰部サポート用開閉弁8bも制御部11によっ
てその開閉駆動を制御され、その初期状態においては腰
部サポート用連通路49bの連通を閉じる閉状態に設定
されている。腰部サポート用エアーバッグ7bの膨張お
よび収縮を行う際には、制御部11を介して腰部サポー
ト用開閉弁8bを開状態に保持するとともに、エアーポ
ンプ4を作動させたり、あるいはその作動を停止させ
る。これにより、腰部サポート用連通路49bおよび連
通路6に空気を流通させて、腰部サポート用エアーバッ
グ7bへの給排気を行う。
なる首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポー
ト用エアーバッグ7bによれば、使用者は操作部10を
操作して、制御部11を介してロータリーバルブ5、な
らびに首部サポート用開閉弁8aおよび腰部サポート用
開閉弁8bを作動させることにより、各マッサージ用エ
アーバッグ3a〜3iとは互いに独立して、かつ、それ
らに圧縮空気を供給する1台のエアーポンプ4を用い
て、首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポー
ト用エアーバッグ7bを膨張および収縮させて、その状
態を保持することができる。これにより、使用者は、そ
の身体を所望する支持状態でマッサージ機本体2に支持
させ、快適なリラックスした状態で所望するマッサージ
を受けることができる。
ッサージ機1によれば、各マッサージ用エアーバッグ3
a〜3iのうち、任意のものいずれか1つを選択的に、
任意のスピードで膨張させて保持できるとともに、各マ
ッサージ用エアーバッグ3a〜3iのうち、膨張する1
つを除いたものを任意のスピードで収縮させて保持でき
る。また、首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部
サポート用エアーバッグ7bを互いに独立に、かつ任意
のスピードで膨張および収縮させて保持できる。さら
に、各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iの膨張およ
び収縮と、各サポート用エアーバッグ7a,7bの膨張
および収縮とを、早いレスポンスで切り換えて、迅速か
つ選択的に行うことができる。
ジ用エアーバッグ3a〜3iおよび各サポート用エアー
バッグ7a,7bで1台のエアーポンプを共有させると
ともに、1台のロータリーバルブ5および各サポート用
エアーバッグ7a,7bに対応する2個のサポート用開
閉弁8a、8bだけを用いて行うことができる。したが
って、エアーバッグによる異なる2種類の機能を有する
椅子式エアーマッサージ機1を、低コストで製造でき
る。
3iおよび各サポート用エアーバッグ7a,7bの膨張
および収縮作業の概略を、それぞれ図10〜図12に基
づいて説明する。
3iの膨張および収縮作業を、図10(a),(b)に
基づいて説明する。
うち、例えば、左右一対の右脚脛部マッサージ用エアー
バッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3
iを膨張させ、残りの各マッサージ用エアーバッグ3a
〜3gを収縮させるものとする。制御部11を介してモ
ータ19を駆動させて回転弁体18を回転(ロータリー
バルブを作動)させ、図10(b)に示すように、給気
孔17を弁座体12の第1分配給排気口M1と連通する
ように対向させる。この場合、回転弁体18の排気溝1
6は、第2〜第6の分配給排気口M2〜M6と連通する
ように対向する。このような回転弁体18の配置状態に
おいて、制御部11を介してエアーポンプ4を作動させ
て、圧縮空気を生成させる。この圧縮空気は、図10
(a)中実線矢印で示すように、連通路6(図10
(a)にはその図示を省略する。)、この連通路6が接
続されている給排気体15の給気筒部13、この給気筒
部13と連通している回転弁体18の給気孔17からな
る給気通路、およびこの給気通路と連通している弁座体
12の第1分配給排気口M1の順番に流動する。第1分
配給排気口M1を通過した圧縮空気は、弁座体12に被
着している継ぎ手ゴム25が有する第1分配給排気口M
1と連通しているマッサージ用継ぎ手孔26、およびこ
のマッサージ用継ぎ手孔26に接続されている脛部マッ
サージ用エアーホース28(右脚脛部マッサージ用エア
ーホース28aおよび左脚脛部マッサージ用エアーホー
ス28b)の順番に流動して、右脚脛部マッサージ用エ
アーバッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバッ
グ3iのそれぞれの内部に供給(充填)される。
の両脚などを用いて右脚脛部マッサージ用エアーバッグ
3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iをそ
れぞれ異なる圧力で押圧すると、右脚脛部マッサージ用
エアーバッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバ
ッグ3iはそれぞれ異なる大きさに膨張する。したがっ
て、使用者は、右脚脛部マッサージ用エアーバッグ3h
および左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iを膨張さ
せる際に、それらを押圧する力を調節することにより、
右脚脛部マッサージ用エアーバッグ3hおよび左脚脛部
マッサージ用エアーバッグ3iを、所望するマッサージ
力を得ることができる状態に膨張させることができる。
なお、他のマッサージ用エアーバッグ3a〜3gを膨張
させる場合も同様である。
部マッサージ用エアーバッグ3hおよび左脚脛部マッサ
ージ用エアーバッグ3iを膨張させている間、排気溝1
6と連通している第2〜第6の分配給排気口M2〜M6
のそれぞれに対応する左右一対の首右側部マッサージ用
エアーバッグ3aおよび首左側部マッサージ用エアーバ
ッグ3b、背中部マッサージ用エアーバッグ3c、左右
一対の腰右側部マッサージ用エアーバッグ3dおよび腰
左側部マッサージ用エアーバッグ3e、背中部マッサー
ジ用エアーバッグ3f、ならびに背中部マッサージ用エ
アーバッグ3gからは、それぞれの内部に存在する内部
空気が外部に向けて排出される。
アーバッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバッ
グ3i以外の各マッサージ用エアーバッグ3a〜3gの
それぞれの内部空気は、それらに接続されている各マッ
サージ用エアーホース29〜33、およびこれら各マッ
サージ用エアーホース29〜33が接続されている継ぎ
手ゴム25の各マッサージ用継ぎ手孔26の順番に流動
する。それら各マッサージ用継ぎ手孔26を通過した空
気は、図10(a)中破線矢印で示すように、それら各
マッサージ用継ぎ手孔26と連通している第2〜第6の
分配給排気口M2〜M6、これら第2〜第6の分配給排
気口M2〜M6と連通している回転弁体18の排気溝1
6および3個の排気孔39からなる排気通路、前記各排
気孔39と連通している給排気体15の排気受け溝3
4、ならびにこの排気受け溝34と連通している排気筒
部14の順番に流動して、例えば大気中に排出される。
よび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iがそれぞれ
使用者が所望する大きさまで膨張した後、制御部11を
介してモータ19を駆動させて回転弁体18を回転さ
せ、給気孔17を第1分配給排気口M1と連通しない位
置までずらして連通状態を解除する。これにより、右脚
脛部マッサージ用エアーバッグ3hおよび左脚脛部マッ
サージ用エアーバッグ3iは前記膨張状態を保持され、
それらに対応するマッサージ部位を使用者が所望する圧
力で圧迫できる。なお、給気孔17を第1分配給排気口
M1と連通しない位置までずらす際、給気孔17を第2
〜第6の分配給排気口M2〜M6と連通する位置まで回
転移動させる。すると、前述した回転弁体18の構造に
より、第1分配給排気口M1は排気溝16と対向して連
通する。これにより、右脚脛部マッサージ用エアーバッ
グ3hおよび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iの
それぞれの内部空気は、前述した各マッサージ用エアー
バッグ3a〜3gと同様に、大気中に排出され、右脚脛
部マッサージ用エアーバッグ3hおよび左脚脛部マッサ
ージ用エアーバッグ3iはそれぞれ収縮する。
よび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iが、それぞ
れ使用者が所望する大きさまで膨張した後、制御部11
を介してモータ19を駆動させて、回転弁体18を任意
の回転速度で任意の向きに任意の角度まで回転させる。
これにより、給気孔17と第1分配給排気口M1との連
通状態を解除する。あるいは所定の間隔をおいて回転弁
体18を給気孔17と第1分配給排気口M1とが連通す
る状態まで戻す。このような給気孔17と第1分配給排
気口M1との連通、およびその連通状態の解除を、任意
の時間間隔、あるいは任意の周期(リズム)で繰り返す
ことにより、右脚脛部マッサージ用エアーバッグ3hお
よび左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iを任意のス
ピード、任意の間隔、あるいは任意の周期(リズム)で
膨張および収縮させることができる。これにより、使用
者は、両脚脛部のマッサージ部位を、右脚脛部マッサー
ジ用エアーバッグ3hおよび左脚脛部マッサージ用エア
ーバッグ3iを用いて、所望するマッサージを得ること
ができる。
口M1との連通、およびその連通状態の解除の繰り返し
による、右脚脛部マッサージ用エアーバッグ3hおよび
左脚脛部マッサージ用エアーバッグ3iの膨張および収
縮に伴うマッサージ作業の仕組みは、他のマッサージ用
エアーバッグ3a〜3gを膨張および収縮させてマッサ
ージ作業を行わせる場合の仕組みにも同様に適用され
る。他のマッサージ用エアーバッグ3a〜3gを膨張お
よび収縮させてマッサージ作業を行わせる場合、給気孔
17を他の第2〜第6の分配給排気口M2〜M6に連通
させたり、あるいはその連通状態を解除したりすること
を繰り返せばよい。
り、回転弁体18の回転に伴う各マッサージ用エアーバ
ッグ3a〜3iのそれぞれの膨張および収縮、および各
マッサージ用エアーバッグ3a〜3i間の膨張および収
縮の切り換えのレスポンスを向上できるとともに、それ
らを迅速に行うことができる。また、前述したように、
回転弁体18の給気通路と排気通路とは、回転弁体18
がどのような状態で回転しても互いに交じることはない
ので、各マッサージ用エアーバッグ3a〜3iのそれぞ
れの膨張および収縮、および各マッサージ用エアーバッ
グ3a〜3i間の膨張および収縮の切り換えを、使用者
が所望する理想の状態と略同じ状態で精度よく行うこと
ができる。
よび腰部サポート用エアーバッグ7bの膨張動作を、図
11(a),(b)に基づいて説明する。
部サポート用エアーバッグ7bを膨張させる際には、制
御部11を介してロータリーバルブ5を作動させ、回転
弁体18の給気孔17を、第1〜第3の閉鎖部Si1〜
Si3のうちのいずれか1つに対向させる。本説明にお
いては、給気孔17を、例えば、図11(b)に示すよ
うに、第1閉鎖部Si1に対向させる。このような配置
状態において、制御部11を介してエアーポンプ4を作
動させる。すると、エアーポンプ4から各マッサージ用
エアーバッグ3a〜3iに供給される圧縮空気は、図1
1(a)中実線矢印で示すように、第1閉鎖部Si1に
よってその流れを遮断される。この際、前述したように
首部サポート用開閉弁8aおよび腰部サポート用開閉弁
8bを開状態に設定して保持すると、各マッサージ用エ
アーバッグ3a〜3iに向かう流れを妨げられた圧縮空
気は、首部サポート用連通路49aおよび腰部サポート
用連通路49bを通って首部サポート用エアーバッグ7
aおよび腰部サポート用エアーバッグ7b内に流入す
る。これにより、首部サポート用エアーバッグ7aおよ
び腰部サポート用エアーバッグ7bは膨張する。この首
部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エ
アーバッグ7bの膨張動作の仕組みは、給気孔17を第
2閉鎖部Si2あるいは第3閉鎖部Si3に対向させた
場合においても同様である。
の首や腰などを用いて首部サポート用エアーバッグ7a
および腰部サポート用エアーバッグ7bをそれぞれ異な
る圧力で押圧すると、首部サポート用エアーバッグ7a
および腰部サポート用エアーバッグ7bはそれぞれ異な
る大きさに膨張する。したがって、使用者は、首部サポ
ート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバ
ッグ7bを膨張させる際に、それらを押圧する力を調節
することにより、首部サポート用エアーバッグ7aおよ
び腰部サポート用エアーバッグ7bを、所望するサポー
ト状態を得ることができる状態に膨張させることができ
る。
する圧縮空気の量を任意の値に設定することにより、首
部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エ
アーバッグ7bは任意のスピードで膨張できる。首部サ
ポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアー
バッグ7bが、使用者が所望する状態まで膨張した後、
制御部11を介して首部サポート用開閉弁8aおよび腰
部サポート用開閉弁8bを閉状態に設定して保持するこ
とにより、首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部
サポート用エアーバッグ7bは任意の大きさに保持され
る。また、この首部サポート用エアーバッグ7aおよび
腰部サポート用エアーバッグ7bの膨張作業において
も、給気孔17を前述した中間配置状態とすることによ
り、首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポー
ト用エアーバッグ7bに供給される空気の流量を調節し
て、首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポー
ト用エアーバッグ7bを任意のスピードで膨張させるこ
とができる。
aおよび腰部サポート用エアーバッグ7bを膨張させて
いる間、回転弁体18の排気溝16および3個の排気孔
39から構成される排気通路、ならびに図示しない給排
気体15の排気受け溝34および排気筒部14は、図1
1(a)に示すように、第1〜第3の排出部So1〜S
o3(図11(a)には、第2排出部So2のみを図示
する。)と連通して、ロータリーバルブ5の反対側にお
いて、大気中と連通している。これは、給気孔17を第
2閉鎖部Si2および第3閉鎖部Si3に対向させた場
合も同様である。したがって、給気孔17を第1〜第3
の閉鎖部Si1〜Si3のうちのいずれか1つに対向さ
せた場合は、図11(a)中破線矢印で示すように、大
気中の空気は、ロータリーバルブ5を通り抜けるだけな
ので、第1〜第3の排出部So1〜So3は、首部サポ
ート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバ
ッグ7bの膨張および収縮に関与しない。
〜第3の閉鎖部Si1〜Si3のうちのいずれか1つに
対向させた場合は、第1〜第6の分配給排気口M1〜M
6は、全て回転弁体18の排気溝16および3個の排気
孔39から構成される排気通路、ならびに図示しない給
排気体15の排気受け溝34および排気筒部14を介し
て、大気中と連通されている。これにより、各マッサー
ジ用エアーバッグ3a〜3iは収縮可能な状態となって
いる。
よび腰部サポート用エアーバッグ7bの収縮動作を、図
12(a),(b)に基づいて説明する。
部サポート用エアーバッグ7bを収縮させる際には、制
御部11を介してエアーポンプの作動を停止させる。こ
の状態において、制御部11を介してロータリーバルブ
5を作動させ、回転弁体18の給気孔17を、第1〜第
3の排出部So1〜So3のうちのいずれか1つに対向
させて連通させる。本説明においては、給気孔17を、
例えば、図12(b)に示すように、第3排出部So3
に対向させる。それとともに、前述したように首部サポ
ート用開閉弁8aおよび腰部サポート用開閉弁8bを開
状態に設定して保持する。すると、首部サポート用エア
ーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッグ7bの
内部空気は、図12(a)中実線矢印で示すように、首
部サポート用連通路49aおよび腰部サポート用連通路
49b(図12(a)にはそれらの図示を省略す
る。)、連通路6、給気孔17、ならびにこの給気孔1
7と連通している第3排出部So3を通って首部サポー
ト用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッ
グ7bの外部、例えば大気中に排出される。この際、例
えば使用者が自分の身体を用いて、首部サポート用エア
ーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッグ7bを
それぞれ異なる任意の大きさの圧力で押圧することによ
り、首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポー
ト用エアーバッグ7bはそれぞれ異なる任意のスピード
で収縮できる。
部サポート用エアーバッグ7bが、使用者が所望する状
態まで収縮した後、制御部11を介して首部サポート用
開閉弁8aおよび腰部サポート用開閉弁8bを閉状態に
設定して保持することにより、首部サポート用エアーバ
ッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッグ7bは任意
の大きさに保持される。これにより、使用者は、首部サ
ポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアー
バッグ7bを所望するサポート状態を得ることができる
状態に収縮させて保持させることができる。また、この
首部サポート用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用
エアーバッグ7bの収縮作業においても、給気孔17を
前述した中間配置状態とすることにより、首部サポート
用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッグ
7bから排出される空気の流量を調節して、首部サポー
ト用エアーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッ
グ7bを任意のスピードで収縮させることができる。
aおよび腰部サポート用エアーバッグ7bを収縮させて
いる間、回転弁体18の排気溝16は、その弁座体12
側の開口を第2閉鎖部Si2により閉じられている。こ
れは、給気孔17を第1排出部So2および第2閉鎖部
So2に対向させた場合も同様である。したがって、給
気孔17を第1〜第3の排出部So1〜So3のうちの
いずれか1つに対向させた場合は、図12(a)中破線
矢印で示すように、大気中から図示しない給排気体15
の排気受け溝34および排気筒部14、ならびに回転弁
体18の排気溝16および3個の排気孔39から構成さ
れる排気通路内に流通する空気は、首部サポート用エア
ーバッグ7aおよび腰部サポート用エアーバッグ7bの
膨張および収縮に関与しない。
〜第3の排出部So1〜So3のうちのいずれか1つに
対向させた場合にも、第1〜第6の分配給排気口M1〜
M6は、全て回転弁体18の排気溝16および3個の排
気孔39から構成される排気通路、ならびに図示しない
給排気体15の排気受け溝34および排気筒部14を介
して、大気中と連通されている。これにより、各マッサ
ージ用エアーバッグ3a〜3iは収縮可能な状態となっ
ている。
は、前述した一実施形態には制約されない。例えば、椅
子式ではなく、マット式のエアーマッサージ機としても
構わない。また、マッサージ用エアーバッグおよび他の
エアーバッグのそれぞれの取り付け場所および個数は、
前述した場所および個数には限らない。それとともに、
他のエアーバッグはサポート用以外の用途であってもよ
い。エアーマッサージ機の適用形態に応じて、それぞれ
適した場所および個数とすればよい。この場合、ロータ
リーバルブの分配給排気口を各マッサージ用エアーバッ
グの個数と同じ個数に設定すればよい。それとともに、
閉鎖部および排出部のそれぞれの個数を、前述した一実
施形態と同様に、各分配給排気口をそれらの間に交互に
挟むように配置できる個数だけ設ければよい。
アーマッサージ機によれば、ロータリーバルブが他のエ
アーバッグに対する空気の供給と排気とを担う開閉弁と
して機能し、各マッサージ用エアーバッグへの給排気お
よび他のエアーバッグへの給排気を選択的に行うことが
できるので、空気供給装置とロータリーバルブとを接続
する連通路に電磁式開閉弁を設ける必要がない。したが
って、使用する電磁式開閉弁を少なく、また、異なる機
能の複数個のエアーバッグを1台の空気供給装置で作動
させることができるので、エアーマッサージ機を低コス
トで提供できる。
マッサージ機に従属する請求項3に記載の発明に係るエ
アーマッサージ機によれば、各マッサージ用エアーバッ
グへの給排気と他のエアーバッグへの給排気との切り換
え、ならびに他のエアーバッグへの給気および排気の切
り換えを迅速に行うことができる。
マッサージ機を示す斜視図。
を示すブロック図。
るロータリーバルブの弁座体に継ぎ手ゴムを装着した状
態を示す正面図。
ムを外した状態を示す正面図。
回転弁体との関係を分解して示す斜視図。
と給排気体とモータブラケットとの関係を分解して示す
斜視図。
す正面図。(b)は、図7(a)中D−D線に沿って示
す断面図。(c)は、図7(a)中E−E線に沿って示
す断面図。
面図。
を弁座体と対向する側から臨んで示す正面図。
図。(b)は、図10(a)中X―X線に沿って示す断
面図。
いる回転弁体の給気孔を弁座体の閉鎖部に対向させた状
態において、弁座体と回転弁体とを図4中B―B線に沿
って示す断面図。(b)は、図11(a)中Y―Y線に
沿って示す断面図。
いる回転弁体の給気孔を弁座体のサポート用エアーバッ
グ排気孔に連通させた状態において、弁座体と回転弁体
とを図4中C―C線に沿って示す断面図。(b)は、図
12(a)中Z―Z線に沿って示す断面図。
バッグ) 8…電磁式開閉弁 8a…首部サポート用開閉弁 8b…腰部サポート用開閉弁 12…弁座体 13…給気筒部(給気部) 14…排気筒部(排気部) 15…給排気体 16…排気溝 17…給気孔 18…回転弁体 19…モータ M1〜M6…第1〜第6の分配給排気口 Si1〜Si3…第1〜第3の閉鎖部 So1〜So3…第1〜第3の排出部
Claims (3)
- 【請求項1】 マッサージ機本体と、 このマッサージ機本体に設けられて空気の給排気に伴っ
て膨脹および収縮する複数個のマッサージ用エアーバッ
グと、 これらの各マッサージ用エアーバッグに空気を供給する
空気供給装置と、 この空気供給装置と前記各マッサージ用エアーバッグと
の間に設けられ、中心から等距離に配設されて前記各マ
ッサージ用エアーバッグに個別に接続される複数個の分
配給排気口を有した弁座体、中心部に前記空気供給装置
に接続される給気部を有するとともに、この給気部から
偏心した位置に排気部を有した給排気体、前記弁座体お
よび前記給排気体間にこれらに摺接して回転可能に配置
され、前記排気部と前記各分配給排気口とを連通する排
気溝、および前記各分配給排気口のうちのいずれか1個
と前記給気部とを連通する給気孔を有し、回転により前
記給気部を前記各分配給排気口のうちのいずれか1個に
選択的に連通させるとともに、前記給気部と連通した分
配給排気口を除く他の分配給排気口に前記排気部を連通
させる回転弁体、およびこの回転弁体を回転させるモー
タを備えたロータリーバルブと、 このロータリーバルブと前記空気供給装置との連通路に
接続されて、前記マッサージ機本体に設けられた他のエ
アーバッグと、 この他のエアーバッグと前記連通路との間に設けられた
電磁式開閉弁とを具備し、 前記ロータリーバルブで、前記他のエアーバッグに給気
する際に、前記空気供給装置から前記各マッサージ用エ
アーバッグに送られる空気を遮断するとともに、前記他
のエアーバッグから空気が排出される際に、この排出空
気を前記排気部に通さずに前記弁座体を介して排気する
ようにしたことを特徴とするエアーマッサージ機。 - 【請求項2】 前記弁座体に、前記他のエアーバッグに
給気する際に、前記空気供給装置から前記各マッサージ
用エアーバッグに送られる空気を遮断する閉鎖部、およ
び前記他のエアーバッグから空気が排出される際に、こ
の排出空気を前記排気部を通さずに排気する排出部を、
前記給気孔の移動軌跡に対応して1以上設けたことを特
徴とする請求項1に記載のエアーマッサージ機。 - 【請求項3】 前記閉鎖部および前記排出部をそれぞれ
複数ずつ同数設けるとともに、前記給気孔および前記排
気溝の移動軌跡が同じであって、この軌跡上に対応して
前記各閉鎖部と前記各排出部とを交互に等間隔で配した
ことを特徴とする請求項2に記載のエアーマッサージ
機。
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KR200471381Y1 (ko) | 2012-06-29 | 2014-02-18 | 김성욱 | 안마기의 분배기 |
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-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000307967A patent/JP3795739B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR200471381Y1 (ko) | 2012-06-29 | 2014-02-18 | 김성욱 | 안마기의 분배기 |
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JP3795739B2 (ja) | 2006-07-12 |
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