JP2007174663A - アナログ増幅器、増幅器モジュールおよび測定デバイスの出力信号を補正する方法 - Google Patents

アナログ増幅器、増幅器モジュールおよび測定デバイスの出力信号を補正する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチングにより引き起こされる、増幅器の入力信号中のジャンプに追随する際における、その物理的に制限された機能に起因する、アナログ増幅器の伝達エラーを補正するための方法を提供すること。
【解決手段】少なくとも1つのセンサ、ならびにセンサおよびアナログ増幅器に接続され、少なくとも1つの変調器および/またはマルチプレクサと、アナログ増幅器と、回路チェーン中におけるアナログ増幅器に続く少なくとも1つの処理ステージとを含む信号処理ユニットを含む測定デバイスにおいて、前記処理ステージは、スイッチングジャンプが起こる時点に応じて、アナログ増幅器と処理ステージとの間に配置され、タイムアウトコントローラによって制御されるスイッチを用いて所定のタイムアウトフェーズ存続期間中にアナログ増幅器から分離され、かつ/またはスイッチングジャンプが起こる時点に応じて、前記処理ステージは、所定のタイムアウトフェーズ存続期間中にタイムアウトコントローラによってブロックされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、その信号が信号処理ユニット中で増幅され、変換され、出力デバイスに伝送される方法、増幅器モジュール、および測定デバイスに関する。
アナログ増幅器、とりわけ演算増幅器および差動増幅器は、例えば温度センサ、湿度センサ、力センサ、または圧力センサの出力信号が変換され、処理される信号処理ユニット中において使用される。ほとんどの場合には、センサおよび信号処理ユニットは、いわゆる測定デバイス中へと組み合わされ、産業環境中で使用される。信号処理ユニットに対して非常に厳しい要件を課す有力なグループの測定デバイスが、力測定デバイス、とりわけ重量測定デバイスである。
熱解析機器、バランス測定機器、湿度測定機器などの重量測定デバイスは、精度または測定分解能に課される要件に応じて異なる設計に基づいた力測定セルを組み込んでいる。比較的経済的な設計についての代表的な一例が、変形体と歪みゲージとを有する力測定セルである。
一般的な傾向として、歪みゲージに基づいた力測定セルおよび力測定デバイスは、抵抗測定の原理に従って機能する。力測定セルおよび力測定デバイスは、歪みゲージの抵抗が、歪み、すなわち相対的な長さの変化に比例しており、また長さの変化が、次には力測定セルに作用する力に比例するという現象を利用している。高精度な測定を実施するために、歪みゲージは、多くの場合にブリッジ回路の形で接続される。
ブリッジ回路、ならびに半ブリッジ回路は、ブリッジ回路中で使用される抵抗のうちの少なくとも1つがその抵抗値に関して可変である回路構成としての当技術分野の知られている状態に属するものである。この条件は、知られているセンサの多くによって満たされる。例えば、歪みゲージの電気的抵抗は、歪みゲージが受けている歪みに依存して変化する。
コスト的な理由のために、また簡潔にするために、ユーザは、一般的に測定デバイスのためにDC電源を選択し、したがってDC増幅も選択するが、一般的に知られている技法上の制限に起因して、この選択は、多くの場合に短所を、具体的にはアナログ増幅器中の熱電圧エラーや電圧オフセットエラーなどのDC電圧エラー、ならびに全体回路中における過大な低周波数ノイズを有することもある。異なる材料および温度が接続ジョイントに関与する場合には、熱電圧が、抵抗ブリッジからアナログ増幅器につながる必要とされるケーブルの接続ジョイントにおいて発生する可能性がある。これらのエラーは、受け入れることができる許容限度よりも低く保持される必要があり、あるいは換言すれば、測定信号は、エラー電圧とは明確に異なって見えることが必要である。
回路チェーン中に続くアナログ増幅器中の熱電効果、ノイズ効果、温度効果などの前述の測定エラーは、多くの場合に追加のAC変調技法およびAC増幅技法の適用によって低下させられる。この変調および増幅の技法についてはまた、EP0760936B2号に開示されている。搬送波周波数ジェネレータは、ブリッジ回路に供給されるAC電圧信号(方形波AC電圧信号)を生成する。ブリッジの出力信号は、対称的な差動増幅器を経由して復調器へと渡される。切換スイッチの形態の復調器は、搬送波周波数ジェネレータによって制御される。
スイッチ型増幅器を有するアナログ増幅器回路は、多数の用途において使用される。この構成においては、測定ブリッジ回路から到着する2つの信号は、それぞれ2つのアナログ切換スイッチを用いて1つの測定フェーズ中に1つの演算増幅器に対して供給される。しかし、第2の測定フェーズ中には、信号接続は、クロスオーバされ(cross over)、そのために各信号は、それぞれ他の増幅器に対して供給されるようになる。センサ信号のこの交互の切換えは、例えば入力スイッチと同相で動作する2つのさらなるアナログ切換スイッチを用いて再び反転され、2つの増幅されたセンサ信号を直接経路上と、クロスオーバ経路上に交互に置くことになる。
これらの概念は、多数の利点をもたらす。
第1に、演算増幅器のオフセット電圧ドリフトは、抑制することができる。非スイッチ型差動増幅器においては、差動増幅器の2つの出力信号が互いに他方から差し引かれた後にも、出力信号はまた、増幅されたセンサ信号に加えて、差動増幅ファクタが乗ぜられたこれら2つの演算増幅器のオフセット電圧差も含んでいる。スイッチ型差動増幅器においては、第1の演算増幅器のオフセット電圧が、1つのフェーズ中に第1のセンサ信号に加えられるが、第2の演算増幅器のオフセット電圧は、第2のセンサ信号に加えられる。第2の測定フェーズ中のセンサ信号は、センサ信号が演算増幅器に供給される前にクロスオーバされるので、同じセンサ信号は、今や他の演算増幅器の各オフセット電圧を受け取ることになる。したがって、スイッチ型増幅器のオフセット電圧差は、測定フェーズごとにその極性を変化させる。測定フェーズが、例えば十分に高い周波数で互いに続く場合には、極性変化は、低域通過フィルタを用いて信号から除去を可能にするのに十分に高速になる。
第2の利点として、1/fノイズを抑制することができる。あらゆる演算増幅器は、ある種の周波数しきい値より低いところでおおよそ1/f−関係に従う、ノイズのかなりの増大を示す。多数の用途においては、例えば歪みゲージの力測定セルを有する力測定デバイスにおいては、例えば0Hzから1Hzの範囲内における静的または非常にゆっくり変化する信号だけが対象となる。非スイッチ型差動増幅器では、これらの低周波数において優位を占める1/fノイズが、測定信号の上に重ね合わされ、それによって増幅されたセンサ信号の品質は、ひどく損なわれる。スイッチ型差動増幅器では、差動増幅器またはセンサの入力における切換スイッチは、静的または低周波数のセンサ信号が、周波数範囲において、スイッチコントローラのスイッチオーバ信号と折り重ねられ、また何よりもスイッチオーバ信号の周波数まで引き上げられるようにする。後者が、1/f−周波数しきい値よりも十分に高い場合には、周波数範囲におけるこのポイントでずっと小さい、演算増幅器のホワイトノイズ(white noise)だけが折り重ねられたセンサ信号上に重ね合わされる。ホワイトノイズは、エンジニアリング科学および自然科学において、その振幅が電力密度スペクトル上で一定である物理ノイズとして知られている。ランダム信号の電力は、その電力密度スペクトルを全抵抗上で(負の無限大から正の無限大まで)積分することによって得られる。したがって、理論的な意味におけるホワイトノイズは、無限の信号エネルギーを有する。しかし、実際の場合においては、ホワイトノイズの電力密度は、非常に高い周波数において低下する。
差動増幅器の出力において第2の切換スイッチを用いて、センサ信号は、周波数特性に関してDCドメインまたは低周波数ドメインへともう一度折り重ねられる。さらに、演算増幅器の1/fノイズは、第2の切換スイッチにより、スイッチオーバ周波数に対して上方に折り重ねられる。このノイズは、その後に低域通過フィルタを用いて抑制することができる。
以上で説明している概念は、望ましい任意の形状の変調についてその主要な有効性が保持される。センサ信号は、例えば差動増幅器に対する入力の位置で正弦波変調することができる。差動増幅器の出力の位置で、信号は、その後に正弦波で制御された復調器を用いて復元することができる。
正弦波信号は、例えばAC電圧源が使用可能な場合に、あるいは長い接続距離にわたっての信号の保全が主要な関心事である場合に選択される。実際には、より低価格をもたらす回路設計のための技術的要件がより少ないことに起因して、方形波信号を用いた変調が定着してきている。このタイプの変調は、多くの場合アナログスイッチを用いて実現される。
方形波AC変調では、例えばアナログスイッチを用いて増幅器の入力信号は、瞬間的に変化する。しかし、アナログ増幅器は、限られた帯域幅と立ち上がり時間しか有さないので、増幅器の出力信号は、これらの入力信号に速やかに追随することはできない。立ち上がり時間が、制限要素である場合、増幅器の出力信号は、ほぼ時間の線形関数として増加していくことになる。帯域幅が、制限要素である場合には、増幅器の出力信号は、ほぼ指数関数的減衰を伴う過渡的発振を行うことになる。いずれにしても、増幅器の出力信号が、増幅ファクタが乗ぜられた増幅器の入力信号に等しいという仮定は、過渡的発振中にはもはや正しくないことになる。しかし、仮定は、一定の増幅ファクタに基づいている。帯域幅と立ち上がり時間が一定である限り、増幅器出力信号中においてこれらによって引き起こされた伝達エラー(transfer error)は、一定であると考えることができる。これらの伝達エラーは、例えば固定量としてのスケールファクタに組み込むことができ、したがって消滅することになる。
力測定セルの変形体についての新しい、非常に均一な材料、高度な製造方法、ならびに高精度の歪みゲージが、歪みゲージ技術にも基づいた高分解能の力測定セルを製造することを可能にしてきている。高分解能の力測定セルの性能を利用するためには、信号処理ユニットは、新しい要件に合うように適合化される必要がある。
同じ構造の異なるアナログ増幅器についての広範囲にわたる連続した研究により、アナログ増幅器の帯域幅と立ち上がり時間は、場合によってはユニットごとの、結果の広範な分散を示すという結論、またさらにアナログ増幅器は、同等な温度条件下で異なるように動作する(図11参照)という結論が導かれた。この場合における用語「ユニット間の分散」は、同じ構造の要素の動作における、お互いに他に対する偏差を意味する。このようにして、研究により、過渡的減衰の速度、したがって結果として生じる振幅エラーが可変であるという結論が導かれてきている。したがって、スケールファクタについても同様に可変であり、同様にユニット間の分散と、温度の影響を受ける。これらの伝達エラーは、ユニット間の分散を個別にバランスさせること、および温度の影響の補償を実施することにより、除去する必要がある。この種のプロシージャは、コストをかなり増加させ、製造プロセスならびに製品をより高価なものにしてしまう。
EP0760936B2号 U.Tietze、Ch.Schenk、「Halbleiterschaltungs−technik」(Semiconductor Circuit Design)、第12版、第1増刷、Springer Verlag、Berlin 2002年、Chapter7
したがって、本発明の目的は、測定デバイスの信号処理ユニットの一部分である少なくとも1つのアナログ増幅器の物理的に制限された動作機能に起因する伝達エラーの補正のための方法を開発することにある。さらなる目的は、この方法に従って動作する増幅器モジュールおよび測定デバイスを開発することにある。
この目的を満たす解決方法は、それぞれ請求項1、請求項11、および請求項12に説明される方法、増幅器モジュール、および特徴を有する測定デバイスによってもたらされる。本発明の有利なさらなる開発された実施形態については、追加の請求項中で説明されている。
本発明による方法は、スイッチングによってもたらされる増幅器の入力信号中の急激な不連続、すなわちジャンプに追随する際におけるその物理的に制限された機能に起因するアナログ増幅器の伝達エラーを補正する役割を果たす。信号処理ユニットは、少なくとも1つの変調器および/またはマルチプレクサと、アナログ増幅器と、アナログ増幅器に続く少なくとも1つの処理ステージを含んでおり、ここで
a)スイッチングするジャンプが起こる時点に応じて、アナログ増幅器の後続の処理ステージは、所定のタイムアウトフェーズ中にアナログ増幅器から分離され、かつ/または
b)スイッチングするジャンプが起こる時点に応じて、アナログ増幅器の後続の処理ステージは、所定のタイムアウトフェーズ中にブロックされる。
タイムアウトを制御するための構成は、スイッチングするジャンプを検出し、それによってタイムアウトフェーズをトリガするための手段を含んでいる。測定デバイスに、スイッチオーバコントローラを含む変調器および/またはマルチプレクサが装備されている場合、タイムアウトコントローラのタイムアウト信号は、スイッチオーバコントローラのスイッチオーバ信号に応じてトリガすることができる。
アナログ増幅器は、ある程度はユニットごとの結果の広範な分散を示すので、またさらにアナログ増幅器は、同等な温度条件下で異なるように動作するので、タイムアウトフェーズの存続期間は、アナログ増幅器の立ち上がり時間に応じてあらかじめ決定されることが好ましい。タイムアウトフェーズの長さが、2と7の間のファクタが乗ぜられたアナログ増幅器の立ち上がり時間に等しい場合、増幅器の出力信号中のユニット間の分散と温度の影響は、アナログ増幅器に続く処理ステージの信号出力より遅くならないうちに、大幅に除去されるようにすることができる。アナログ増幅器の立ち上がり時間は、(単位v/μsの)スルーレート(slew rate)から計算することができ、スルーレートは通常、増幅器の製造業者のデータシート中にリストアップされる。
帯域幅が、増幅器の制限要素である場合には、出力信号は、特性の時定数を有する指数関数にほぼ従うことになる。理想的には、タイムアウトフェーズの長さは、4と10の間のファクタが乗ぜられる、アナログ増幅器の時定数に等しい。時定数は、例えば計算により、あるいは測定によって見出すことができる。
理にかなった解決方法としては、タイムアウトフェーズの長さは、したがって2と10の間のファクタが乗ぜられた、増幅器の立ち上がり時間または時定数に等しく、いずれの場合にも決定は、2つのうちのどちらがより大きな値であるかによって左右されることになる。
本発明の好ましい実施形態においては、アナログ増幅器の後続の処理ステージは、アナログ増幅器と処理ステージとの間に配置されたスイッチを用いてアナログ増幅器から分離され、ここでスイッチは、タイムアウトコントローラ回路によって作動させられる。
本発明のさらなる実施形態においては、信号処理ユニットは、アナログ増幅器の後続の復調スイッチを含んでいる。変調器のスイッチオーバコントローラは、変調された信号の同期式復調を行うために復調スイッチを作動させ、またタイムアウトコントローラは、タイムアウト信号を加えることにより、タイムアウトフェーズ中に復調スイッチを高抵抗レベルに、または高抵抗状態に保持する。
もちろん、アナログ増幅器の後続の処理ステージは、アナログ/デジタル変換器回路であってもよく、ここでタイムアウトフェーズは、トリガ信号スイッチを作動させるタイムアウトコントローラによって生成され、またトリガ信号スイッチは、タイムアウトフェーズ中にA/D変換のために必要となるトリガ信号を中断させる。
アナログ増幅器の後続の処理ステージが、アナログ/デジタル変換器回路である場合には、タイムアウトフェーズは、タイムアウトコントローラと、A/D変換のために必要とされるトリガ信号を生成するトリガ信号ジェネレータとを組み合わせることにより、生成することができる。トリガ信号ジェネレータとタイムアウトについてのこの組み合わされた制御を用いて、タイムアウトコントローラによって生成されるタイムアウト信号は、タイムアウトフェーズの存続期間中にトリガ信号上に重ね合わされ、あるいはトリガ信号の生成は抑制され、または遅延を伴って作動させられる。
変調器および/またはマルチプレクサにはスイッチオーバコントローラが装備されることが有利であり、そのためにタイムアウトコントローラのタイムアウト信号は、スイッチオーバコントローラのスイッチオーバ信号に応じて生成することができるようになる。
通常は、少なくとも1つのセンサの出力信号が、増幅器の入力信号として増幅器に対して送られる。もちろん少なくとも2つのセンサの出力信号を、マルチプレクサを用いて少なくとも1つのアナログ増幅器に対して逐次的に送ることも可能である。
本発明の有利な実施形態においては、増幅器の入力信号、またはセンサの入力電圧は、変調器を用いて方形波電圧信号として変調されることが好ましい。
前述の信号処理モジュールは、多数の測定デバイス中において使用するための増幅器モジュールとして設計することもできる。この増幅器モジュール、または一体化された増幅器モジュールは、少なくとも1つのスイッチオーバコントローラを有する少なくとも1つの変調器および/またはマルチプレクサと、変調器および/またはマルチプレクサの後続のチェーン中において続いている少なくとも1つのアナログ増幅器と、アナログ増幅器の後に続いている少なくとも1つの処理ステージとを含んでおり、ここで処理ステージは、所定のタイムアウトフェーズ存続期間を有する、増幅器の出力信号中におけるタイムアウトフェーズを生成する役割を果たす少なくとも1つのタイムアウト手段を含んでいる。
信号処理ユニットはまた、少なくとも1つの信号処理ユニットに加えて少なくとも1つのセンサを含む測定デバイス中において構成することもできる。信号処理ユニットは、スイッチオーバコントローラを有する変調器および/またはマルチプレクサを含んでいる。変調器および/またはマルチプレクサには、少なくとも1つのアナログ増幅器が続いており、また増幅器には、少なくとも1つの処理ステージが続いている。信号処理ユニットは、所定のタイムアウトフェーズ存続期間を有する、増幅器の出力信号中のタイムアウトフェーズを生成する役割を果たす少なくとも1つのタイムアウト手段をさらに含んでいる。
測定デバイスの一実施形態においては、変調器は、アナログ増幅器の直前に配置され、増幅器の入力信号の変調を行う役割を果たして、オフセット電圧ドリフトおよび1/fノイズに関する前述の問題を回避する。
測定デバイスの好ましい実施形態においては、変調器は、構成中において少なくとも1つのセンサの前に配置され、ここで変調器は、センサの供給電圧の変調と、したがって増幅器の入力信号の変調を行う役割を果たす。
本発明の特に好ましい実施形態においては、タイムアウトデバイスは、信号処理デバイスに属するスイッチと、スイッチに接続されたタイムアウトコントローラから構成される。理想的には、スイッチオーバコントローラのスイッチオーバ信号は、タイムアウトコントローラを作動させるのに適した性質のものであり、そのために入力信号中のスイッチングするジャンプの検出には、追加の要素が必要ではないようになる。
タイムアウトコントローラは、異なるやり方で制御信号を生成することができる。タイムアウト信号を生成する機能は、例えば追加の信号ジェネレータと、信号ジェネレータの信号とスイッチオーバ信号とを組み合わせる排他的論理和要素によって実施することができる。信号ジェネレータの信号とスイッチオーバ信号は、排他的論理和要素の信号入力端子に向けられる。排他的論理和要素は、U.Tietze、Ch.Schenk、「Halbleiterschaltungs−technik」(Semiconductor Circuit Design)、第12版、第1増刷、Springer Verlag、Berlin 2002年、Chapter7中において説明されているいわゆる排他的論理和機能を実施する。入力値が等しくなくなるとすぐに、排他的論理和要素の出力は、1の値を取る。したがって、タイムアウトフェーズとフェーズ存続期間は、スイッチオーバ信号に対する信号ジェネレータの信号のフェーズオフセットによって制御される。
本発明を実現する前述の方法の代わりに、もちろん信号ジャンプの発生についての適切な検出器を用いて増幅器の入力信号を監視することが可能である。検出器がスイッチングするジャンプを検出するとすぐに、対応する信号が、タイムアウトコントローラに送られ、タイムアウトフェーズをトリガする。
さらなる一実施形態においては、測定デバイスは、復調スイッチが回路チェーン中でアナログ増幅器の後に続くように配置された復調スイッチを含んでいる。変調器のスイッチオーバコントローラに接続された復調スイッチは、復調スイッチ中で一体化された高インピーダンススイッチングステージを含んでおり、あるいは復調スイッチは、高インピーダンス状態に保持することができる。復調スイッチは、タイムアウトコントローラに接続され、ここでスイッチオーバコントローラのスイッチオーバ信号は、高インピーダンススイッチングステージのタイムアウト制御を作動させるのに適した性質のものであり、タイムアウトコントローラによって生成されるタイムアウト信号は、スイッチオーバ信号上で組み合わせ、または重ね合わせることができる。
測定デバイス中においてアナログ増幅器の後に続く処理ステージが、アナログ/デジタル変換器回路である場合、タイムアウト手段は、トリガ信号スイッチと、トリガ信号スイッチに接続されたタイムアウトコントローラであってもよく、ここでトリガ信号スイッチは、A/D変換のために必要とされるトリガ信号を中断する。理想的には、この場合にも、スイッチオーバコントローラのスイッチオーバ信号は、タイムアウトコントローラを作動させ、またはトリガするために使用される。
アナログ増幅器の後続の処理デバイスがアナログ/デジタル変換器回路である測定デバイス中のさらなるタイムアウト手段は、A/D変換のために必要とされるトリガ信号のうちの1つまたは複数の信号を生成する役割を果たす組み合わされたトリガ信号ジェネレータおよびタイムアウトコントローラとから成ることが可能であり、ここでスイッチオーバコントローラのスイッチオーバ信号は、タイムアウトコントローラを作動させるのに適しており、またタイムアウトコントローラは、トリガ信号を解放し、またはブロックする役割を果たす。
測定デバイスの少なくとも1つのセンサは、湿度センサ、温度センサ、圧力センサ、歪みゲージを有する力測定セル、または電磁力補償の原理による力測定セルであってもよい。
信号処理ユニットの設計に応じて、増幅器の出力信号は、信号がジャンプをタイムアウトすることにより「クリーンアップ(clean up)」された後に、様々な手段によって理想的なアナログ増幅器またはデジタル増幅器から期待される、増幅器の出力信号の形式に持ち込むことができる。アナログの種類の信号処理ユニットにおいて、増幅器の出力信号を適合させる最も簡単な方法は、R/C低域通過部材を用いるものである。これは、古典的なサンプル・アンド・ホールドの概念によるものである。タイムアウトフェーズの失われた信号の部分がブリッジされないが固定された電圧、例えば0.0ボルトに設定される場合、回路チェーン中におけるA/D変換器に続くプロセッサを用いて補正ファクタを適用することにより、A/D変換器を離れるデジタル化された測定信号を補正することがもちろん可能でもある。
高精度測定デバイスにおいては、必要とされる精度を満たすために非常な高精度で機能する増幅器を使用することが、今まで必要であった。これらの高精度で高速な増幅器は、非常に高価であり、大量の電流を消費する。したがって、本発明による方法を使用することにより、測定デバイスの精度を損なわずに非常に費用対効果の大きいあまり高精度でない増幅器を使用する問題のない方法が提供される。これは、信号処理ユニットが、回路チェーン中において互いに後に続くいくつかの増幅器を有し、また増幅器のすべてのエラーが、増幅器チェーンの端部において単一のタイムアウト手段を用いて除去される場合に、特に当てはまる。
もちろん、個別の各増幅器は、それ自体のタイムアウト手段を有することも可能である。このタイプの設計概念が、前述の方法を実施するように動作可能である一体化された増幅器モジュールとして実装されることが理想的である。
本発明について、以降では図面を参照してより詳細に説明している。
図1は、ホイートストーンブリッジ回路の形式で示されるセンサ10を有する測定デバイス50の概略的な図を与えるものである。実際のセンサ要素は、その電気抵抗の量が可変である必要があり、そのためにその抵抗値は、理想的な場合に測定すべきパラメータに対する線形依存性を示し、または少なくとも知られている体系的な関係に従ってパラメータに従うようになる。知られているように、フルブリッジ回路中の4個の体系的に表された抵抗R、R、R、Rのうちの少なくとも1つ、または半ブリッジ中の2個の抵抗R、Rのうちの少なくとも1つは、可変である。力測定セルの歪みゲージは、この種の回路構成についての一例を表すものである。動作電圧Uが、ホイートストーンブリッジ回路のノードKおよびKに印加される。これら2つのノードKおよびKは、これらがちょうど名前が付けられている、逐次的な順序で互いに他の後に続くように接続された異なる処理ステージMO、DOP、DMO、SW、SH、AD、AEを含む信号処理ユニット20に接続されている。信号処理ユニットの第1の処理ステージは、少なくとも2つのスイッチング接点SK、SKを有する変調器MOであり、ここでスイッチング接点SKは、ノードKに接続され、スイッチング接点SKは、ノードKに接続されている。スイッチング接点SK、SKのスイッチ位置に応じて、ノードKおよびKは、常に電気的には互いに分離されているが、差動増幅器DOPのうちの第1の増幅器OPの増幅器信号入力端子、または第2の増幅器OPの増幅器信号入力端子に交互に接続される。差動増幅器DOPには、回路チェーン中において復調器DMOが続き、復調器DMOの設計は、変調器MOの設計と同じである。したがって、復調器DMOは、同様に少なくとも2つの入力端子と、少なくとも2つの出力端子と、少なくとも2つのスイッチング接点SK、SKとを有し、スイッチング接点SKは、増幅器OPの増幅器出力端子に接続され、スイッチング接点SKは、増幅器OPの増幅器出力端子に接続されている。4つのスイッチング接点SK、SK、SK、SKは、スイッチオーバコントローラを用いて同期式に作動させられる。復調器DMOには、復調器DMOと少なくとも同じ数のスイッチング接点SK、SKを有するスイッチSWが回路チェーン中において続いている。これら2つのスイッチング接点SK、SKのそれぞれは、復調器DMOの一方の出力端子に接続され、これらの出力端子を、後続の処理ステージSH、AD、AEに接続するか、またはこれらの出力端子を高インピーダンスにスイッチングする。したがって、復調器DMOの出力端子は、後続の処理ステージSH、AD、AEに接続されるか、またはこれらから分離されるかのいずれかになる。スイッチング接点SK、SKは、タイムアウトコントローラASを用いて作動させられる。好適にはタイムアウトコントローラASは、信号接続Sを用いてスイッチオーバコントローラUSに接続され、そのためにスイッチオーバコントローラUSのスイッチオーバ信号SSWが、同時にタイムアウト信号Sをトリガする役割を果たすようになる。トリガは、スイッチング接点SK、SKを高インピーダンスに設定する。タイムアウトフェーズ存続期間は、固定量として定義し、メモリに記憶することができる。しかし、タイムアウトコントローラASはまた、タイムアウトフェーズの存続期間を初期化中に計算することを可能にし、その結果存続期間が動作フェーズ中には固定された設定のままであるようにする、プロセッサやメモリなどの手段を含むこともできる。タイムアウトフェーズの終わりに、スイッチング接点SK、SKは、リセットされ、そのために復調器DMOの出力端子が再び後続の処理ステージSH、AD、AEに接続されるようになる。もちろん、タイムアウトフェーズ存続期間は、タイミング部材を用いてハードウェアの形で定義することもできる。したがって、タイムアウトサイクルは、変調器MOおよび復調器DMOのスイッチオーバサイクルに従う。後続の処理ステージSH、AD、AEは、信号のさらなる処理を行う役割を果たすにすぎず、信号経路ごとの1つのR/C低域通過部材から成るサンプル・アンド・ホールド処理ステージSHは、タイムアウトフェーズ上でブリッジする役割を果たす。アナログ信号は、通常アナログ/デジタル変換器回路ADを用いてデジタル信号に変換され、さらに演算処理するためのプロセッサに対して、またはインジケータユニットAEに対して向けられる。本実施例においては、2つのA/D変換器AD、ADのうちの一方が各信号経路に割り当てられる。図1に示されるすべての信号については、図4との関連で詳細に説明することにする。
センサ10と信号処理ユニット20を有する測定デバイス50が、図2に概略的に示されている。すべての要素は、図1の要素に対応し、タイムアウトコントローラASが、もっと特別に詳細に示されている。タイムアウトコントローラASは、信号ジェネレータSGと排他的論理和要素EXORから構成される。信号ジェネレータの信号SSGとスイッチオーバ信号SSWは、排他的論理和要素EXORの信号入力端子に向けられる。入力値SSG、SSWが等しくなくなるとすぐに、タイムアウト信号Sは、スイッチング接点SK、SKを作動させる。これが、どのようにしてタイムアウトフェーズ、tからt、tからt、tからt...が、スイッチオーバ信号SSWに対する信号ジェネレータの信号SSGのフェーズオフセットを用いて設定されるフェーズ存続期間と共に生成されるかである。図2に示される信号のすべてについて、図4の関連で以下に詳細に説明することにする。
図3は、センサ110を有し、信号処理ユニット120を有する測定デバイス150を概略的に示している。図1の復調器DMOとスイッチSWがない点以外は、他のすべての要素は、図1の要素に対応する。回路中の個々の処理ステージの構成に関して、図1との違いは単に、センサ150が今や変調器MOと差動増幅器DOPとの間に配置されて、AC電圧で動作させられる測定ブリッジ回路の前述の利点からの恩典を得るようになっていることにすぎない。図1の回路と比べて図3に示される回路の顕著な違いは単に、図1の関連で説明された復調器DMOとスイッチSWの処理ステージは今や、互いに組み合わされていることにすぎない。復調スイッチDMSW中には、高インピーダンスのスイッチングステージSP3が一体化されており、高インピーダンスのスイッチングステージSP3は、復調スイッチDMSWの信号出力におけるスイッチング接点SK、SKのそれぞれのこれら2つのスイッチング位置SP1とSP2との間に配置されている。スイッチングステージSP3を使用する代わりに、スイッチング接点SK、SKが、スイッチング位置SP1とSP2との間の高インピーダンス状態に保持される場合、ユーザは、同じ目的を達成することができる。スイッチオーバコントローラUSならびにタイムアウトコントローラASは、スイッチング接点SK、SKに作用し、そのためにタイムアウトフェーズが、例えばコントローラ要素ASおよびUSの制御信号を互いに重ね合わせることにより、生成されるようになる。
図4は、図1、2および3中で生じる最も重要な信号プロファイルを示すものである。第1のグラフは、スイッチオーバ制御信号SSWの可能な時間プロファイルを示している。第2のグラフは、第1の増幅器OPの出力における第1の出力信号SO1を示している。図11にも示され、説明の関連する部分において以下で詳細に説明しているように、立ち上がり時間と帯域幅は制限されており、これは出力信号に影響を及ぼすことが明らかに分かる。同様に、スルーレートα、αは、周期ごとに変化し得ることが明らかに分かる。
第3のグラフは、第2の増幅器OPの第2の出力信号SO2を示している。この場合にも、限られた立ち上がり時間と帯域幅の影響が明らかに分かる。第4のグラフは、可能なタイムアウト信号Sを示し、ここでは低いアクティブなスイッチングレベルで示されている。第5のグラフは、スイッチング接点SK、SKが、第1のグラフで示されるスイッチオーバ信号SSWによって同様に作動させられる場合に、第1の出力信号SO1Cが復調器DMOの後に現れる形式で第1の復調された出力信号SO1Cを表す。タイムアウトフェーズtからt、tからt、およびtからt...の間の第1の復調された出力信号SO1C中の一時的スランプE、E、Eが、明らかに分かる。破線は、第1の出力信号SO1Cが、復調され、サンプル・アンド・ホールド処理ステージSHのRC低域通過フィルタを用いてフィルタされた後に、第1のA/D変換器ADの入力に現れるときの出力信号SO1CFを示している。個々のサンプルフェーズSMとホールドフェーズHOが、同様にグラフ中に示され、サンプリングと保持のフェーズが、どのようにしてタイムアウト信号Sに従って交代するかを明らかに示す。第6のグラフは、同様に復調器の後の対応する第2の復調された出力信号SO2Cと、第2のA/D変換器ADの入力における関連する復調され、フィルタされた第2の出力信号SO2CFとを示している。
図5に概略的に示されるそのセンサ210とその信号処理ユニット220を有する測定デバイス250は、センサ210から復調器DMOの信号出力端子までの回路中の処理ステージと構成に関して図1中に示される実施形態と同様な設計である。ここでも、差動増幅器DOPが、2つの増幅器OPおよびOPと共に使用される。スイッチSWとサンプル・アンド・ホールド回路SHの2つの処理ステージの代わりに、復調器DMOの信号出力端子のそれぞれは、各A/D変換器AD、ADの信号入力端子に直接に接続される。ある種のA/D変換器が使用される場合には、サンプル・アンド・ホールド処理ステージSHは、省略することができる。タイムアウトフェーズを生成するために、タイムアウトコントローラASは、タイムアウトフェーズの存続期間にわたってトリガ信号ジェネレータTRとA/D変換器AD、ADとの間のトリガ信号接続221を中断するトリガ信号スイッチTSWを作動させる。知られているように、A/D変換器がトリガ信号を受け取る場合に限り、A/D変換器は、その機能を実施する。したがって、トリガ信号接続221を中断させることにより、A/D変換はブロックされる。後続の処理ステージは、図1と同じタイプのもの、すなわちさらに演算を処理するためのプロセッサまたはインジケータユニットAEである。図5に示される信号のすべてについて、以下に続く図6の説明中で詳細に説明することにする。
図6は、図5中で生じる最も重要な信号プロファイルを示すものである。第1のグラフは、スイッチオーバ制御信号SSWの可能な時間プロファイルを示している。第2のグラフは、第1の増幅器OPの出力における第1の出力信号SO1を示している。同様な表現で、第3のグラフは、第2の増幅器OPの第2の出力信号SO2を示している。第4のグラフは、可能なタイムアウト信号Sを示しており、ここでは低いアクティブなスイッチングレベルで示されている。第5のグラフは、スイッチング接点SK、SKが、第1のグラフで示されるスイッチオーバ信号SSWによって同様に作動させられる場合に、第1の出力信号SO1Cが復調器DMOの後に現れる形式で第1の復調された出力信号SO1Cを表す。タイムアウトフェーズtからt、tからt、およびtからt...の間の第1の復調された出力信号SO1C中の一時的スランプE、E、Eが、明らかに分かる。第7のグラフは、A/D変換器AD、ADについての可能なトリガ信号STRを示している。明らかに分かるように、トリガ信号スイッチTSWを作動させるタイムアウト信号Sは、タイムアウトフェーズtからt、tからt、およびtからt...の間にA/D変換器のトリガを抑制する。
図7に示される測定デバイス350は、実質的に図5の実施形態と同じ構成要素を有する。回路中の構成は、同様に図5に類似しており、以上で説明している。図7が示すように、タイムアウトおよびトリガ信号STRAは、トリガ信号ジェネレータと、タイムアウトコントローラとを含む組み合わされたユニットTRAS中で生成することもできる。この構成では、図5のトリガ信号スイッチTSWが、除去されている。この種の組み合わされたコントローラは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアを用いて実現することができる。例えば、タイムアウト信号Sは、トリガ信号STRの生成に直接に作用することができ、すなわち抑制を引き起こすことができる。組み合わされたトリガ信号STRAでは、A/D変換器AD、ADのA/D変換は、タイムフェーズtからt、tからt5、...の間イネーブルにされ、タイムアウトフェーズtからt、tからt、tからt...の間ブロックされる。図8に示されるように、単一の組み合わされたトリガ信号STRAだけが、各変調器フェーズ中にA/D変換器について生成される。しかし、変換の開始は、A/D変換器の入力端子における信号にエラーがないように、タイムアウトコントローラによって制御することができる。スイッチオーバコントローラUSが、組み合わされたコントローラTRASに一体化される場合には、コントローラ構成要素のさらなる一体化さえ、同様に可能となる。
図8に示される信号プロファイルSSW、SO1、SO2、SO1C、SO2CおよびSは、図6中の同じ記号によって識別される信号プロファイルに正しく対応している。第7のグラフは、A/D変換器についての可能な組み合わされたトリガ信号STRAを示している。グラフにより、タイムアウトフェーズtからt、tからt、tからt...の終了後に、すなわち増幅器の出力信号のうちの、間違った部分の後に、どのようにしてタイムアウト信号Sが、A/D変換器の開始をトリガするかが明らかになる。変換時間tAD1、tAD2、tAD3、...は、破線により示される。これらの時間間隔中に、変換すべき信号SO1C、SO2Cは、増幅器の過渡的発振によって悪影響を及ぼされてはいけない。
図9は、複数のセンサ、または力測定セル410、411、412、413、414を有し、マルチプレクサMXが装備された信号処理ユニット420を有する測定デバイス450を概略的に示している。測定デバイス450と、信号処理ユニット420について一般的に適用可能なこのさらなる構成では、増幅器の入力信号S中のスイッチングジャンプに追随する、信号処理ユニットの物理的に限られた機能に起因するアナログ増幅器OPの伝達エラーは、同様に本発明による方法によって防止される。例えばいくつかのセンサ410、411、412、413、414のセンサ信号が、マルチプレクサMXを介して増幅器OPに逐次的に供給される場合には、増幅器の出力信号S中のこのタイプの伝達エラーが、生じる可能性がある。この場合には、増幅器の出力は、スイッチング接点SKの各スイッチングイベントの後に新しい値を設定する必要がある。前述の方法と同様に、後続の処理ステージは、図1、2および3に示されるように、影響を受けた信号部分E1、E2、E3のそれぞれの間に、分離することができる。もちろん、さらなる処理はまた、図5または図6中に示されるように、タイムアウトフェーズtからt、tからt、tからt...の間に組み合わされたトリガ信号タイムアウトスイッチTRASを用いて、後続の処理ステージ、すなわちこの場合にはアナログ/デジタル変換器ADをブロックすることにより、抑制することもできる。信号接続Sを用いて、組み合わされたトリガ信号タイムアウトスイッチTRASは、マルチプレクサMXのスイッチオーバコントローラUSと調和させられ、それによって組み合わされたトリガ信号STRAのタイムアウトフェーズは、スイッチオーバ信号SWXと同期させられる。
図10は、図9中で生じる最も重要な信号プロファイル、すなわちSSWX、S、SおよびSTRAを示すものである。第1のグラフは、マルチプレクサスイッチオーバ制御信号SSWXの可能な時間プロファイルを示しており、値は、16進数コードで示されている。
第2のグラフは、増幅器の可能な出力信号Sを表している。このグラフも、同様に増幅器OPの立ち上がり時間と帯域幅が、どのようにして制限されるかと、これが増幅器の出力信号Sに対して及ぼす影響を明らかに示している。増幅器の出力信号Sは、異なる測定セルの出力信号から構成されるので、異なる信号周期の各振幅は、同様に互いに異なる。第3のグラフは、組み合わされたトリガ信号タイムアウトコントローラが、外部に対して送っていないが、組み合わされたトリガ信号STRAを生成する内部処理を行う役割を果たす可能なタイムアウト信号Sを示している。
第4のグラフは、A/D変換器についての組み合わせられたトリガ信号STRAを示している。グラフは、影響を受けた増幅器の出力信号Sの欠陥のある信号部分E、E、Eの終了後に、どのようにしてタイムアウト信号Aが、A/D変換器の開始をトリガするかを明らかにする。変換時間間隔tAD1、tAD2、tAD3、...は、破線により示される。これらの時間間隔中に、変換すべき信号は、増幅器の過渡的発振によって悪影響を及ぼされてはいけない。
図11は、同じ構造の増幅器中のユニット間の分散と、温度の影響を示す役割を果たす、当技術分野の既存の状態による増幅器回路の異なる信号プロファイルを示すものである。時刻tにおける増幅器の入力信号SOPinのジャンプと、時刻tにおけるさらなるジャンプと共に、理論的な増幅器の出力信号SOPoutTは、同様にジャンプのように時間遅延なしに増幅器の入力信号SOPinに追随する。しかし実際には、増幅器は、その機能の物理的制限に起因して全く異なった動作を示す。増幅器は、スルーレートαから計算することができるある種の立ち上がり時間τを有する。しかし、フィードバック抵抗およびフィードバックキャパシタによって深刻な影響を受け、ほぼ指数関数に従う、増幅器の過渡的応答動作が、応答信号のこの理論的な立ち上がりに重ね合わされる。これは、例えば増幅器の20°Cの動作温度において、出力信号グラフSOPout1に従う増幅器の出力信号をもたらす。この信号が、引き続き低域通過フィルタを用いて平滑化される場合、結果として生じる信号は、一般に信号グラフSOPoutFのように成形される。測定が、同じ温度で第2の同様に構築された増幅器上で行われる場合、第2の増幅器は、例えば図11中の出力信号のグラフSOPout2によって表されるように第1の増幅器からずれた出力信号を有しているかも知れない。1つの同じ構成要素を伴う実験はまた、過渡的動作が異なる動作温度と共に大きく変化することになるという結論をもたらしている。したがって、60°Cの動作温度における第1の増幅器の出力信号は、例えば出力信号グラフSOPout3に従う可能性がある。明らかに、これらの3つのグラフのフィルタされた増幅器の出力信号はまた、異なる振幅を有することになる。
本発明による方法は、歪みゲージ力測定トランスデューサを有する測定デバイスに適用可能であるばかりでなく、本発明による方法が、電磁力補償の原理に従って動作する測定デバイス中において使用することもできることは、自明である。さらに、湿度センサ、温度センサ、電界効果トランジスタセンサなどのセンサのどのような出力信号も、アナログ増幅器を用いて増幅することができ、また本発明による方法を用いて、増幅器の出力信号については、スイッチングアクティビティに起因する増幅器の入力信号におけるジャンプに追随するアナログ増幅器の物理的に制限された機能に起因する、アナログ増幅器の伝達エラーをなくすることが可能である。
ホイートストーンブリッジの形式で示されるセンサを有し、スイッチと、スイッチに接続されたタイムアウトコントローラとを含むタイムアウト手段が装備された信号処理ユニットを有する測定デバイスを概略的に示す図である。 信号ジェネレータと排他的論理和要素を含むタイムアウトコントローラを有する、図1の測定デバイスを示す図である。 ホイートストーンブリッジの形式で示されるセンサを有し、復調器中に一体化された高インピーダンススイッチングステージと、復調器に接続されたタイムアウトコントローラとを含むタイムアウト手段が装備された信号処理ユニットを有する測定デバイスを概略的に示す図である。 図1、2および3において生じる最も重要な信号プロファイルを示す図である。 ホイートストーンブリッジの形式で示されるセンサ、または力測定セルを有し、トリガ信号スイッチと、トリガ信号スイッチに接続されたタイムアウトコントローラとを含むタイムアウト手段が装備された信号処理ユニットを有し、トリガ信号スイッチが、A/D変換のために必要とされるトリガ信号ジェネレータのトリガ信号を中断する測定デバイスを概略的に示す図である。 図5において生じる最も重要な信号プロファイルを示す図である。 ホイートストーンブリッジの形式で示されるセンサ、または力測定セルを有し、トリガ信号スイッチとタイムアウトコントローラとの組合せを含むタイムアウト手段が装備された信号処理ユニットを有し、タイムアウトコントローラがトリガ信号の解放およびブロックを引き起こす測定デバイスを概略的に示す図である。 図7において生じる最も重要な信号プロファイルを示す図である。 いくつかのセンサまたは力測定セルを有し、マルチプレクサと、トリガ信号スイッチとタイムアウトコントローラの組合せを表すタイムアウト手段とが装備された信号処理ユニットを有し、タイムアウトコントローラが、トリガ信号の解放とブロックを引き起こす測定デバイスを概略的に示す図である。 図9において生じる最も重要な信号プロファイルを示す図である。 従来技術の状態による増幅器回路の異なる信号プロファイルを表して、異なるユニット間の特性における分散を示し、温度の影響を示す図である。
符号の説明
10、110、210 センサ
20、120、220、420 信号処理ユニット
50、150、250、350、450 測定デバイス
221 トリガ信号接続
410、411、412、413、414 センサまたは力測定セル
AD アナログ/デジタル変換器回路
AD 第1のA/D変換器
AD 第2のA/D変換器
AE インジケータユニット
AS タイムアウトコントローラ
DMO 復調器
DMSW 復調スイッチ
DOP 差動増幅器
、E、E 一時的スランプ
EXOR 排他的論理和要素
HO ホールドフェーズ
、K、K、K ノード
MO 変調器
MX マルチプレクサ
OP アナログ増幅器、増幅器
OP 第1の増幅器
OP 第2の増幅器
、R、R、R 抵抗
S 増幅器入力信号
タイムアウト信号
SG 信号ジェネレータ
SH サンプル・アンド・ホールド処理ステージ
SK スイッチング接点
SK、SK、SK、SK、SK、SK、SK、SK スイッチング接点
信号接続
SM サンプルフェーズ
増幅器出力信号
O1 第1の出力信号
O1C 第1の復調された出力信号
O1CF 第1の復調されフィルタされた出力信号
O2 第2の出力信号
O2C 第2の復調された出力信号
O2CF 第2の復調されフィルタされた出力信号
P1、SP2 スイッチ位置
P3 高インピーダンススイッチングステージ
SG 信号ジェネレータ信号
SW スイッチオーバ信号、スイッチオーバ制御信号
SWX マルチプレクサスイッチオーバ制御信号
TR トリガ信号
TRA タイムアウトおよびトリガ信号、組み合わされたトリガ信号
SW スイッチ
AD1、tAD2、tAD3、... 変換時間期間
TR トリガ信号ジェネレータ
TRAS トリガ信号ジェネレータとタイムアウトコントローラを含む組み合わされたユニット、組み合わされたコントローラ、組み合わされたトリガ信号タイムアウトスイッチ
TSW トリガ信号スイッチ
US スイッチオーバコントローラ
α スルーレート
τ 立ち上がり時間

Claims (20)

  1. 信号処理ユニット(20)が、少なくとも1つの変調器(MO)および/またはマルチプレクサ(MX)と、アナログ増幅器(OP、DOP)と、回路チェーン中において前記アナログ増幅器(OP、DOP)に続く少なくとも1つの処理ステージ(AD、AE)とを含み、スイッチングによって引き起こされる増幅器入力信号(S、S)におけるジャンプに追随する際に、その物理的に制限された機能に起因する前記アナログ増幅器(OP、DOP)の伝達エラーを補正するための方法であって、
    a)前記スイッチングジャンプが起こる時点に応じて、前記アナログ増幅器(OP、DOP)の後続の前記処理ステージ(AD、AE)が、所定のタイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)中に前記アナログ増幅器(OP、DOP)から分離され、かつ/または
    b)前記スイッチングジャンプが起こる時点に応じて、前記アナログ増幅器(OP、DOP)の後続の前記処理ステージ(AD、AE)が、所定のタイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)中にブロックされることを特徴とする方法。
  2. 前記所定のタイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)が、2と10の間のファクタが乗ぜられた、前記アナログ増幅器(OP、DOP)の立ち上がり時間(τ)または時定数に対応することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アナログ増幅器(OP、DOP)の後続の前記処理ステージ(AD、AE)が、スイッチ(SW)を用いて前記アナログ増幅器(OP、DOP)から分離され、前記スイッチ(SW)が、前記アナログ増幅器(OP、DOP)と前記処理ステージ(AD、AE)との間に配置され、タイムアウトコントローラ(AS)によって作動させられることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記信号処理ユニット(120)が、回路チェーン中において前記アナログ増幅器(OP、DOP)に続く復調スイッチ(DMSW)を備え、前記変調器(MO)のスイッチオーバコントローラ(US)が、変調された信号の同期式復調のために前記復調スイッチ(DMSW)に作用し、タイムアウトコントローラ(AS)が、前記タイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)中にタイムアウト信号(S)を用いて前記復調スイッチ(DMSW)を高インピーダンススイッチングレベル(SP3)に、または高インピーダンス状態に保持することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記アナログ増幅器に続く前記処理ステージが、アナログ/デジタル変換器回路(AD)であり、タイムアウトフェーズを生成するために、タイムアウトコントローラ(AS)が、トリガ信号スイッチ(TSW)を作動させ、前記トリガ信号スイッチ(TSW)が、前記タイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)中にA/D変換のために必要とされるトリガ信号(STR)を中断することを特徴とする、請求項1から4の一項に記載の方法。
  6. 前記アナログ増幅器に続く前記処理ステージが、アナログ/デジタル変換器回路(AD)であり、タイムアウトフェーズを生成するために、タイムアウトコントローラ(AS)がA/D変換のために必要とされる信号を生成するトリガ信号ジェネレータ(TR)と一緒に、組み合わされたトリガ信号ジェネレータ/タイムアウトコントローラユニット(TRAS)を形成し、前記タイムアウトコントローラ(AS)によって生成されるタイムアウト信号(S)が、前記タイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)中にトリガ信号(STR)上に重ね合わされ、またはトリガ信号(STR)の生成が抑制されることを特徴とする、請求項1から4の一項に記載の方法。
  7. 前記変調器(MO)および/または前記マルチプレクサ(MX)に、スイッチオーバコントローラ(US)が装備され、タイムアウトコントローラ(AS)のタイムアウト信号(S)が、前記スイッチオーバコントローラ(US)のスイッチオーバ信号(SSW)に応じて生成することができることを特徴とする、請求項1から6の一項に記載の方法。
  8. 少なくとも1つのセンサ(10、110、...)の出力信号が、前記増幅器(OP、DOP)に対して増幅器入力信号(S、S)として供給されることを特徴とする、請求項1から7の一項に記載の方法。
  9. 前記変調器(MO)を用いて、前記増幅器入力信号(S、S)、または前記センサの入力電圧が、交互に変化する方形波電圧信号として変調されることが好ましいことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 少なくとも2つのセンサ(410、411、...)の出力信号が、前記マルチプレクサ(MX)を用いて、前記少なくとも1つのアナログ増幅器(OP)に対して逐次的に供給されることを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
  11. 増幅器モジュールが、少なくとも1つのスイッチオーバコントローラ(US)を有する少なくとも1つの変調器(MO)および/またはマルチプレクサ(MX)と、回路チェーン中において前記変調器(MO)および/またはマルチプレクサ(MX)の後に続く少なくとも1つのアナログ増幅器(OP)と、回路チェーン中において前記アナログ増幅器(OP)の後に続く少なくとも1つの処理ステージとを備え、前記処理ステージが、増幅器出力信号中に所定のタイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)を伴うタイムアウトフェーズを生成する役割を果たす少なくとも1つのタイムアウト手段を含むことを特徴とする、請求項1から10の一項に記載の方法を実施するように動作可能な増幅器モジュールまたは一体化された増幅器モジュール。
  12. 少なくとも1つの信号処理ユニット(20)と、少なくとも1つのセンサ(10)とを有し、前記信号処理ユニット(20)が、スイッチオーバコントローラ(US)を有する変調器(MO)および/またはマルチプレクサ(MX)を備え、少なくとも1つのアナログ増幅器(OP、OP)が、回路チェーン中において前記変調器(MO)および/またはマルチプレクサ(MX)の後に続き、少なくとも1つの処理ステージ(AD、AE)が、回路チェーン中において前記アナログ増幅器(OP、OP)に続く、請求項1から10の一項に記載の方法を実施するように動作可能な測定デバイス(50、150、...)であって、
    前記少なくとも1つの信号処理ユニット(20)が、増幅器出力信号(SO1CF、SO2CF)中において、所定のタイムアウトフェーズ存続期間(tからt、tから...)を伴うタイムアウトフェーズを生成する役割を果たす少なくとも1つのタイムアウト手段を備えることを特徴とする、測定デバイス(50、150、...)。
  13. 前記変調器(MO)が、前記アナログ増幅器(DOP)の直前に配置され、前記変調器(MO)が、増幅器入力信号(S、S)の変調を行う役割を果たすことを特徴とする、請求項12に記載の測定デバイス(50)。
  14. 前記変調器(MO)が、前記少なくとも1つのセンサ(110)の前に配置され、前記変調器(MO)が、前記センサ(10)および/または力測定セル(10)の供給電圧(U)の変調を行う役割を果たし、それによって増幅器入力信号(S、S)の変調を行う役割を果たすことを特徴とする、請求項12に記載の測定デバイス(150)。
  15. 前記タイムアウト手段が、前記信号処理ユニット(20)に割り当てられたスイッチ(SW)と、前記スイッチ(SW)に接続されたタイムアウトコントローラ(AS)とから成り、前記スイッチオーバコントローラ(US)のスイッチオーバ信号(S)が、前記タイムアウトコントローラ(AS)を作動させることができることを特徴とする、請求項12から14の一項に記載の測定デバイス(50)。
  16. 前記タイムアウトコントローラ(AS)が、信号ジェネレータ(SG)と排他的論理和要素(EXOR)とを備え、信号ジェネレータ信号(SSG)をスイッチオーバ信号(SSW)と組み合わせることにより、前記排他的論理和要素(EXOR)が、タイムアウト信号(SA)を生成する役割を果たすことを特徴とする、請求項15に記載の測定デバイス(50)。
  17. 前記測定デバイス(150)が、回路チェーン中において前記アナログ増幅器(DOP)に続くように構成された復調スイッチ(DMSW)を備えることを特徴とし、さらに前記復調スイッチ(DMSW)が、前記変調器(MO)の前記スイッチオーバコントローラ(US)に接続され、前記タイムアウト手段が、前記復調スイッチ(DMSW)に接続されたタイムアウトコントローラ(AS)と、前記復調スイッチ(DMSW)中に一体化された高インピーダンススイッチングステージ(SP3)、または高インピーダンス状態に保持することができるスイッチング接点(SK、SK)を有する復調スイッチ(DMSW)とから成り、前記スイッチオーバコントローラ(US)のスイッチオーバ信号(SSW)が、前記高インピーダンススイッチングステージ(SP3)の前記タイムアウトコントローラ(AS)を作動させる適切な性質があり、前記タイムアウトコントローラ(AS)によって生成されるタイムアウト信号(S)が、スイッチオーバ信号(SSW)上に重ね合わせることができ、またはタイムアウト信号(S)が、スイッチオーバ信号(SSW)と組み合わせることができることを特徴とする、請求項12から14の一項に記載の測定デバイス(150)。
  18. 回路チェーン中において前記アナログ増幅器に続く前記処理ステージが、アナログ/デジタル変換器回路(AD)であり、前記タイムアウト手段が、トリガ信号スイッチ(TSW)と、前記トリガ信号スイッチ(TSW)に接続されたタイムアウトコントローラ(AS)とから成り、前記トリガ信号スイッチ(TSW)が、A/D変換のために必要とされるトリガ信号(STR)を中断し、さらに前記スイッチオーバコントローラ(US)のスイッチオーバ信号(SSW)が、前記タイムアウトコントローラ(AS)を作動させるのに適した性質のものであることを特徴とする、請求項12から14の一項に記載の測定デバイス(250)。
  19. 回路チェーン中において前記アナログ増幅器に続く前記処理ステージが、アナログ/デジタル変換器回路(AD)であり、前記タイムアウト手段が、A/D変換のために必要とされるトリガ信号(STRA)を生成する役割を果たす組み合わされたトリガ信号ジェネレータおよびタイムアウトコントローラ(TRAS)から成り、前記スイッチオーバコントローラ(US)のスイッチオーバ信号(SSW)が、前記タイムアウトコントローラ(AS)を作動させるのに適した性質のものであり、前記タイムアウトコントローラ(AS)が、トリガ信号(STRA)を解放またはブロックする役割を果たすことを特徴とする、請求項12から14の一項に記載の測定デバイス(350)。
  20. 前記少なくとも1つのセンサが、湿度センサ、温度センサ、圧力センサ、歪みゲージを有する力測定セル、または電磁力補償の原理による力測定セルであることを特徴とする、請求項12から19の一項に記載の測定デバイス(350)。
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