JP2007173224A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半田上がり防止性能に優れた電子部品の製造方法を提供すること。
【解決手段】半田付けされる端子部2と接点部3とを有するコネクタ1などの電子部品の製造方法において、少なくとも前記接点部3において導電性金属材料からなる基材上に表面メッキ層を形成してから、酸素濃度を上昇させた空気中で前記端子部2と前記接点部3の間に形成された前記表面メッキ層にレーザー光線を照射することによって、前記表面メッキ層を構成する金属をその下側に存在する金属中に拡散させて合金層を形成するとともに該合金層の表面に金属酸化物層を形成し、該金属酸化物層が形成された酸化領域4で前記表面メッキ層を分断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半田付けされる端子部と接点部とを有する電子部品の製造方法に関する。特に、少なくとも前記接点部において導電性金属材料からなる基材上に表面メッキ層が形成された電子部品であって、半田上がりが抑制された電子部品の製造方法に関する。
コネクタやスイッチなどのように接点を有する電子部品において、その端子部を配線基板の回路端子に半田付けして接続する際に、半田が這い上がって接点部に到達してしまい、接点の性能を低下させてしまう場合があった。このような半田上がりが発生すると、接触抵抗が増加して接触不良を引き起こすだけでなく、接点部付近の基材のバネ弾性にも悪影響を与え、コネクタの接合強度が低下するおそれもあった。近年では、電子部品の小型化が進行して接点部から端子部までの距離が短くなってきているので、半田上がりの防止が一段と重要になってきている。特に、多ピンコネクタなどのように狭いピッチで多数のコネクタが配置されるような場合には、コネクタ間の間隙が狭くなるにしたがって、その隙間を伝って半田が這い上がりやすくなるので、その効果的な防止策が望まれている。
特許文献1には、複数の電子部品端子と、この電子部品端子を収容し固定する絶縁体とからなる電子部品において、前記電子部品端子の端子部の表面局部に酸化皮膜を設けたことを特徴とする電子部品端子の半田上がり防止構造が記載されている。ここで設けられる酸化皮膜は半田に対する濡れ性が小さいので、回路基板側から這い上がってきた半田が酸化皮膜で停止して接点部まで到達することがないので、回路基板に端子部を半田付けする際に半田上がりを防止することができるとされている。接点部を構成する金属材料として各種の銅合金が記載されていて、これらの銅合金の表面を酸化することによって酸化皮膜が形成されている。このような酸化皮膜は局部的に加熱することによって形成することができ、熱エネルギーを集中できる手段としてレーザー光線が挙げられている。そして、加熱する際の雰囲気としては大気中やオゾンガス等の酸化性ガス雰囲気が好ましいことが記載されている。
また現在、銅又は銅合金からなる基材の表面にニッケルからなる下地メッキ層を形成し、その上に金からなる表面メッキ層が形成されたコネクタ用端子が広く大量に生産されている。金は接触抵抗が極めて小さいため、金メッキ層を表面に有することで、接点の電気特性の良好な端子を得ることができる。また、金は半田に対する濡れ性が良好であるので、端子の半田付け性が良好である一方で、前記半田上がりの問題も有している。このような半田上がりの問題を解決するために、近年では、金メッキ層にレーザー光線を照射することによって半田上がりを防止する領域を設ける手法が提案され、そのようなコネクタ用端子が市場に出回るようになってきている。金はレーザー光線での加熱程度の熱では容易に酸化されないので、レーザー光線の照射領域では、加熱された金が下地メッキ層のニッケル中に拡散して、金とニッケルとの合金を形成していると考えられる。ニッケルは金よりは半田濡れ性が悪いので、合金形成によって半田濡れ性を低下させることができていると考えられる。また、加熱によって、表面のニッケルが酸化されている可能性もある。
このようにニッケルメッキ層の上に金メッキ層が形成されたコネクタ用端子に対してレーザー光線を照射することによって、半田上がり防止性は向上する。しかしながら、電子部品の小型化が進行し、多ピンコネクタの端子間のピッチが狭くなるにしたがって、半田上がり防止性能が不十分となる場合が発生するようになってきた。したがって、さらに半田上がり防止性能の向上したコネクタが望まれている。
特開平8−213070号公報
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、半田上がり防止性能に優れた電子部品の製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題は、半田付けされる端子部と接点部とを有する電子部品の製造方法において、少なくとも前記接点部において導電性金属材料からなる基材上に表面メッキ層を形成してから、酸素濃度を上昇させた空気中で前記端子部と前記接点部の間に形成された前記表面メッキ層にレーザー光線を照射することによって、前記表面メッキ層を構成する金属をその下側に存在する金属中に拡散させて合金層を形成するとともに該合金層の表面に金属酸化物層を形成し、該金属酸化物層が形成された酸化領域で前記表面メッキ層を分断することを特徴とする電子部品の製造方法を提供することによって解決される。このとき、前記表面メッキ層が、金、パラジウム又はスズを主成分とすることが好適である。
また、前記基材上に下地メッキ層を形成し、その上に前記表面メッキ層を形成してから、前記レーザー光線を照射することによって、前記表面メッキ層を構成する金属を前記下地メッキ層を構成する金属中に拡散させて前記合金層を形成する方法が、本発明の好適な実施態様である。このとき、前記下地メッキ層が、ニッケル、パラジウム又は銅を主成分とすることが好適である。
本発明の製造方法において、前記レーザー光線を照射する際の酸素濃度が24体積%以上であることが好適である。また、前記酸化領域の幅が0.01〜0.8mmであることも好適である。前記電子部品がコネクタ用端子であることが本発明の好適な実施態様である。
本発明の製造方法の好適な実施態様は、端子部と接点部とを有する電子部品の基材となる部分が接続部分を介して多数連結されたテープを長手方向に移動させながら連続的に前記表面メッキ層を形成し、その後、テープの両側に配置された2本のレーザーを用いて進行方向の斜め前方と斜め後方の2方向から前記表面メッキ層に前記レーザー光線を照射する方法である。このとき、前記テープの導入口と導出口を備えた覆いの中に酸素供給手段を設け、前記覆いの中で前記レーザー光線を照射することが好ましい。前記レーザー光線をパルス照射し、連続するパルスによって照射された領域が相互に重なるようにすることも好ましい。また、前記レーザー光線が照射されるテープ表面におけるレーザースポットの形状が、テープ長手方向の径がその垂直方向の径よりも小さい形状であることも好ましい。
本発明の製造方法によれば、半田上がり防止性能に優れた電子部品を提供することができる。特に、当該電子部品が、端子間ピッチの狭いコネクタ用端子などであっても効果的に半田上がりを防止することができる。
以下、図面を用いて本発明を説明する。図1は、本発明の製造法によって製造されたコネクタ1の一例であり、図2はそれを配線基板上に半田付けして実装したときの状態を示した図である。図3はレーザー光線を照射しないコネクタ1の例であり、図4はそれを配線基板上に半田付けして実装したときの状態を示した図である。
図1のコネクタ1の例に示されるように、本発明の製造方法によって製造される電子部品は、端子部2と接点部3を有している。接点部3は、表面メッキ層で覆われ、他の電子部品と接触して電気的に接続される。このとき、接点部3が他の電子部品と接触する状態は特に限定されず、点接触でも、線接触でも、面接触でも構わない。端子部2は配線基板などに半田付けによって接続される部分である。そして、接点部3と端子部2との間に半田上がりを防止するための酸化領域4が形成されている。図2に示されるように、本発明の製造方法によって製造されるコネクタ1では、半田付けの際に半田5が酸化領域4で遮られて接点部3に到達しない。これに対し、図3のようにレーザー光線を照射しないコネクタ1の場合、半田付けの際に図4に示されるように半田5が接点部3に到達してしまう場合があった。
本発明の電子部品を構成する基板は導電性金属材料からなるものであればよく、その材料は特に限定されない。なかでも、導電性能などの観点から、銅又は銅を主成分とする合金が好適に使用される。ここで、「主成分とする」とは50重量%以上含有するという意味であり、70重量%以上含有することが好ましい。
本発明の製造方法においては、少なくとも前記接点部3において導電性金属材料からなる基材上に表面メッキ層を形成する。表面メッキ層を構成する材料は特に限定されるものではないが、接点部3の接触抵抗を低減させることのできる金属材料が好適に使用される。具体的には、金、パラジウム又はスズを主成分とする金属材料が好適に使用される。ここで、「主成分とする」とは50重量%以上含有するという意味であり、金、金合金、パラジウム、パラジウム合金、スズ及びスズ合金のいずれを使用しても良い。接触抵抗が少なく耐久性に優れる点からは金又はパラジウムを主成分とする金属材料が好適に使用され、端子部での半田付け性能の面からはスズを主成分とする金属材料が好適に使用される。これらの中でも、特に金又は金を主成分とする合金が好適に使用される。金又は金合金中の金の含有量は、接触抵抗の面から50重量%以上であることが好ましく、80重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましく、実質的に金のみからなることが最適である。金の含有量が高くなるほど、半田濡れ性が良好になって酸化されにくくなるので、本発明の製造方法を採用する利益が大きい。表面メッキ層の厚さは通常0.001〜6μmであり、好適には0.02〜2μmである。
表面メッキ層は前記基材上に直接形成されていても良いが、前記基材上に一旦下地メッキ層を形成してから、その上に前記表面メッキ層を形成することが好ましい。こうすることによって、密着性が良好で均質な表面メッキ層を形成することが容易である。下地メッキ層を構成する材料は特に限定されるものではないが、ニッケル、パラジウム又は銅を主成分とする金属材料が好適に使用される。ここで、「主成分とする」とは50重量%以上含有するという意味であり、ニッケル、ニッケル合金、パラジウム、パラジウム合金、銅及び銅合金のいずれを使用しても良い。なかでも、ニッケル又はパラジウム−ニッケル合金が好適に使用される。パラジウム−ニッケル合金としては、パラジウム含有量が50〜90重量%で残りがニッケルであるものが好適に使用される。表面メッキ層との相性や、酸化生成物の半田上がり防止性能の面から、下地メッキ層の材料としてはニッケルが最適であり、さらにこのときの表面メッキ層の材料が金又は金合金であることが最適な組合せである。下地メッキ層の厚さは通常0.1〜15μmであり、好適には0.5〜8μmである。
前記端子部2においては、上記表面メッキ層は必ずしも形成されていなくても良く、用途によって表面メッキ層の形成を省略することもできる。しかしながら、半田に対する濡れ性や耐食性などを考慮すれば端子部2においても表面メッキ層が形成される方が好ましい。特に、電子部品の寸法が小さくなると、接点部3のみに選択的に表面メッキ層を形成することが困難になってくるので、接点部3と端子部2の両方に表面メッキ層を形成してから、本発明の方法によって酸化領域4を形成する方が信頼性の高い電子部品を製造しやすい。
本発明の製造方法では、酸素濃度を上昇させた空気中で端子部2と接点部3の間に形成された表面メッキ層にレーザー光線を照射して、酸化領域4を形成し、当該酸化領域4で前記メッキ層を分断することが大きな特徴である。これによって、半田濡れ性の低い酸化領域4で半田の這い上がりを極めて効果的に防止することができる。すなわち、酸素濃度を上昇させた空気中でレーザー光線を照射することによって酸化領域4の半田濡れ性を顕著に低減することができることを見出した。
ここで、酸素濃度を上昇させた空気とは、通常の空気(酸素濃度が約21体積%)に比べて積極的に酸素濃度を増加させた空気のことをいう。半田濡れ性の低減効果をより十分なものとするためには、酸素濃度は24体積%以上であることが好ましく、28体積%以上であることがより好ましく、32体積%以上であることがさらに好ましい。酸素濃度は100体積%であっても構わないが、高すぎる酸素濃度雰囲気での加熱処理には危険が伴うおそれがあること、完全に密封された空間内でレーザー照射するためには装置が複雑になること、作業環境の酸素濃度が高くなりすぎると労働環境上の問題が発生することなどの理由により、酸素濃度が100体積%でない方が実用的である。したがって、酸素濃度は好適には90体積%以下であり、より好適には80体積%以下である。
表面メッキ層に照射されるレーザー光線の種類は特に限定されず、表面メッキ層を構成する金属をその下側に存在する金属中に拡散させて合金層を形成させることのできる温度まで加熱できるものであればよい。ガスレーザー、固体レーザー、半導体レーザーなどを使用することもできる。具体的には、比較的高出力を得られやすい炭酸ガスレーザーやYAGレーザーなどを使用することが好適である。なかでも表面メッキ層に金を使用する場合、金は赤外域での反射率が高く吸収率が低いので、可視光又は紫外光レーザー、特に可視光レーザーを使用することが好ましい。具体的には、YAGレーザーの第二高調波(532nm)が、最適なレーザー光線として挙げられる。
レーザー光線を適当な寸法に絞り込んで表面メッキ層に照射する。表面メッキ層でのレーザースポットの寸法は、形成される酸化領域4の幅などを考慮して決定される。酸化領域4にレーザー光線を照射するに際しては、レーザー光線を走査しても構わないし、レーザー光線を固定しておいて表面メッキ層を有する基材を移動させても構わない。また、レーザー光線は連続的に照射しても構わないし、間歇的に照射(パルス照射)しても構わない。一般的には、レーザーの寿命や効率を考慮すればパルス照射するほうが好ましい場合が多い。このとき、連続するパルスによって照射された領域が相互に重なるようにすることが好ましく、こうすることによって連続的に酸化領域4を形成することができる。
レーザー光線が照射された領域では、表面メッキ層を構成する金属がその下側に存在する金属中に拡散して合金層が形成されるとともに該合金層の表面に金属酸化物層が形成される。したがって、基材上に直接表面メッキ層が形成されている場合には、表面メッキ層を構成する金属が基材を構成する金属中に拡散して合金層を形成する。また、基材上に下地メッキ層を介して表面メッキ層が形成されている場合には、表面メッキ層を構成する金属が下地メッキ層を構成する金属中に拡散して合金層を形成する。そして、このようにして形成された合金層の表面が酸化されて金属酸化物層が形成される。このとき、表面メッキ層を構成する金属が、当該合金層中に5〜80重量%含有されることが好ましい。十分な表面メッキ層の厚みを有する場合には、通常、当該合金層中における表面メッキ層を構成する金属の含有量が5重量%以上となる。表面メッキ層を構成する金属の含有量は、より好適には10重量%以上であり、さらに好適には20重量%以上である。一方、当該合金層中における表面メッキ層を構成する金属の含有量が80重量%を超える場合には、半田上がり抑制効果が低下するおそれがあり、当該金属の含有量は、より好適には60重量%以下であり、さらに好適には50重量%以下である。ここで、前記合金層における上記含有量はできるだけ表面に近い位置であって、最表面の金属酸化物層に由来する酸素濃度が概ねゼロになった位置での合金の組成である。
従来法のように、空気(酸素濃度が約21体積%)中でレーザー照射した場合であっても、金属の相互拡散による合金層の形成は行われていたと考えられる。しかしながら、合金層表面における金属酸化物層の形成は不十分であり、その結果、半田上がり抑制効果も不十分であったことが、今回、本発明者の検討によって明らかになった。その理由は必ずしも明らかではないが、ニッケル下地メッキ層中に金が拡散して形成されたニッケル−金合金の場合には、ニッケルよりも半田濡れ性が上昇するとともに、酸化もされにくくなるためではないかと考えられる。また、レーザー光線の照射による加熱は、通常極めて短時間であり、その間に酸化反応を十分に進行させることが困難であることも理由の一つであると考えられ、この点はパルス照射する場合に特に問題である。今回、酸素濃度を上昇させた空気中でレーザー光線を照射することによって、初めて十分な金属酸化物皮膜が形成され、半田濡れ性を大きく低減させられることがわかった。したがって、酸素濃度を上昇させた空気中でレーザー照射することが極めて有効であり、通常の酸素濃度の空気中でレーザー照射した場合には不十分であった半田濡れ性を顕著に低減させることができた。
また、本発明の製造方法によって形成される酸化領域4は、半田濡れ性のみならずフラックス濡れ性をも低減させることができる。したがって、半田上がりのみならずフラックス上がりも抑制することが可能である。一般に、半田上がりよりもフラックス上がりの方が抑制困難な場合が多いので、この点でも本発明の製造方法は有用である。フラックス上がりを防止することによって、接点部の汚染を効果的に防止することができ、電子部品の信頼性を向上させることができる。近年では半田の脱鉛化が進み、それに伴ってリフロー炉の温度が高くなり、高温で焼き付いたフラックスの洗浄が困難になっており、この点からも本発明の製造方法は有用である。
合金層の表面に形成される金属酸化物層においては酸素原子の含有率が上昇している。そして最表面の酸素原子濃度が高く、表面から離れて深い位置になるほど酸素原子濃度は低下する。酸素濃度を上昇させた空気中でレーザー照射した場合には、空気(酸素濃度が約21体積%)中でレーザー照射した場合に比べて、最表面での酸素原子濃度が上昇するし、酸素原子の含有される深さも深くなる。そうは言っても、酸素濃度が上昇している深さは、通常10nm程度以下であり、表面近傍のごく薄い範囲だけで酸化反応が進行しているようである。このようにして金属酸化物層が形成された領域が酸化領域4であり、これが表面メッキ層を分断する。表面メッキ層を分断するとは、端子部2側の表面メッキ層と接点部3側の表面メッキ層とが実質的に繋がらないようにすることをいう。したがって、分断すべき位置において部品の表面を一周するように酸化領域4が設けられることが好ましい。
当該酸化領域4の幅は特に限定されないが、0.01〜0.8mmであることが好ましい。酸化領域4の幅が0.01mm未満の場合には、幅が狭すぎて半田上がり防止効果が不十分になりやすく、より好適には0.05mm以上であり、さらに好適には0.1mm以上である。一方、酸化領域4の幅が0.8mmを超える場合には、空気(酸素濃度が約21体積%)中でのレーザー照射でも十分に半田上がり防止効果を得ることができ、敢えて本発明の製造方法を採用する利益が小さくなる。そういった面からは、より好適には0.5mm以下であり、さらに好適には0.3mm以下である。電子部品の小型化に対応するために、形成される酸化領域4の幅を狭くした場合であっても、半田上がりを十分に抑制できる点に、本発明の製造方法を採用する大きなメリットがある。
コネクタ等の極めて小型の電子部品にメッキを施す場合に、電子部品の一つずつに対して別個にメッキを施したのでは生産効率が低い。したがって、電子部品の基材となる部分が接続部分を介して多数連結されたテープ(フープ)を使用して、連続的にメッキ処理を施す方法が広く行われている。本発明の製造方法においても、そのようなテープを用いて連続的に製造することが好ましい。そのようなテープ6の形状を図5に示す。図5は酸化領域4を形成した後のテープ6の一部分を示したものである。端子部2と接点部3を有するコネクタ1は切断線7を境に接続部分8とに接続されていて、接続部分8はテープ状に連続している。テープ6にはコネクタ1が多数連結されていて、コネクタ1の全面を含むメッキ境界9までが表面メッキ層で覆われている。そして、端子部2と接点部3との間に半田上がりを防止するための酸化領域4が形成されている。
まず、金属テープをコネクタ1及び接続部分8の形状に打ち抜き、打ち抜かれたテープ6を長手方向(図5の例では横方向)に移動させながら、連続的にメッキを施す。下地メッキ層を形成しないのであれば、基材上に直に表面メッキ層を形成する。下地メッキ層を形成するのであれば、基材上に下地メッキ層を形成してからその上に表面メッキ層を形成する。このとき、下地メッキ層を複数層形成しても構わない。また、適宜洗浄やエッチングなどの操作を施しても良い。メッキ方法は特に限定されず、テープ全体に対してメッキを施しても良いが、金などの高価な金属を使用する場合には部分的にメッキを施す方が好ましい。この場合、液面の高さを制御して所望の部分だけをメッキ液に浸漬する方法、マスクを用いてマスクに覆われていない部分だけにメッキ液を接触させる方法などを採用することができる。
表面メッキ層を形成してから、テープ6を長手方向に移動させながら、端子部2と接点部3の間に形成された表面メッキ層にレーザー光線を照射する。このときの照射方法は特に限定されないが、テープ6の両側に配置された2本のレーザー10,11を用いて進行方向の斜め前方と斜め後方の2方向から表面メッキ層にレーザー光線を照射することが好ましい。具体的には図6に示すように、テープ6の進行方向(図中の矢印)の斜め後方から、固定された第一レーザー10によってレーザー光線を照射し、進行方向の斜め前方から、固定された第二レーザー11によってレーザー光線を照射する。コネクタ1は金属テープを打ち抜くことによって製造されているので、酸化領域4を形成しようとするコネクタ1の表面は、テープ6の表裏面と、それらに垂直な2つの切断面とから構成される。したがって、第一レーザー10からレーザー光線を照射することによって表裏面のうちの片方の面と、2つの切断面のうちの一方の面に対して帯状に照射することができる。また、第二レーザー11からレーザー光線を照射することによって表裏面のうちの残りの一方の面と2つの切断面のうちの残りの面に対して帯状に照射することができる。これによって、4つの面の全てに対してレーザー光線を照射することが可能であり、2台のレーザー10,11によって連続的に酸化領域4を形成し、表面メッキ層を分断することができる。
レーザー光線とテープ6の進行方向とのなす角度θが45度であるときに4つの面の全てに対してレーザー光線を同じ強度で照射することが可能である。したがってθが45度から大きく相違しない角度で照射することが好ましく、θはより好適には20〜70度であり、さらに好適には30〜60度である。通常切断面よりもテープ6の表裏面の方が面積が広く、また、第一レーザー10及び第二レーザー11のレイアウト上の制約もあって、特に好適にはθは40〜60度である。第一レーザー10と第二レーザー11とで角度θを相違させても構わない。
次に、パルス照射する場合のレーザースポット12の形状について図7を用いて説明する。レーザー照射に際しては、レーザー光線をパルス照射し、連続するパルスによって照射される領域が相互に重なるようにすることが好ましい。言い換えれば、レーザー光線が照射されるテープ6表面におけるレーザースポット12のテープ6長手方向のピッチpが、レーザースポット12のテープ6長手方向の径d1よりも小さいのが好ましいということである。均質な酸化領域4を確実に形成するためには、ピッチpが長手方向の径d1の3/4倍以下であることが好ましく、1/2倍以下であることがより好ましい。一方、レーザー光線の照射エネルギーの有効な活用や、レーザー10,11の寿命等を考慮すれば、前記ピッチpが前記長手方向の径d1の1/100倍以上であることが好ましく、1/20倍以上であることがより好ましい。上記ピッチpは、レーザー10,11の発振周波数とテープ6の送り速度で調整することができる。テープ6の送り速度は、通常1〜50m/分であり、好適には3〜20m/分である。また、レーザー10,11の発振周波数は通常0.1〜40kHzであり、好適には1〜20kHzである。
レーザー光線が照射されるテープ6表面におけるレーザースポット12の、テープ6長手方向に垂直な方向の径d2が、形成される酸化領域4の幅にほぼ相当する。したがって、テープ6長手方向に垂直な方向の径d2の好適な範囲は、酸化領域4の幅の好適な範囲と同じである。レーザースポット12の形状は円形であっても構わないが、レーザー光線が照射されるテープ6表面におけるレーザースポット12の形状が、テープ6長手方向の径d1がその垂直方向の径d2よりも小さい略楕円形状であることが好ましい。例えば、円形のレーザービームが45度の角度でテープ6表面に照射された場合、テープ6表面ではテープ6長手方向の径d1がその垂直方向の径d2の21/2倍(約1.4倍)になるが、予め縦方向に長いレーザービームに成形して、テープ6表面に照射されたときに、テープ6長手方向の径d1がその垂直方向の径d2よりも小さくなるようにする。こうすることによって、レーザービームのうちの強度の高い中心部分が縦方向に伸ばされ、横方向に連続的にパルス照射する際に、強度の高い中心部分同士が重なるのを防止することができる。その結果、酸化領域4の中心部に照射されるレーザー光線の積算強度が局所的に大きくなりすぎない。レーザー光線の積算強度が大きくなりすぎると、照射面の平滑性が損なわれたり、下地メッキ層の下側の基材がむき出しになってしまうおそれがある。テープ6表面におけるレーザースポット12の、テープ6長手方向の径d1がその垂直方向の径d2の0.8倍以下であることがより好ましく、0.6倍以下であることがより好ましい。一方、レーザースポット12が縦長すぎるとビームの成形が困難になる上に、ムラが発生しやすいので、テープ6表面におけるレーザースポット12の、テープ6長手方向の径d1がその垂直方向の径d2の0.1倍以上であることが好ましく、0.2倍以上であることがより好ましい。このような楕円ビームは、一方向だけに光を絞るシリンドリカルレンズを球面レンズと適宜組み合わせることなどによって得ることができる。
レーザー照射するに際しては、テープ6の導入口と導出口を備えた覆いの中に酸素供給手段を設けてその覆いの中でレーザー光線を照射することが好ましい。テープは連続的に処理されるので、酸素濃度を上昇させた雰囲気を維持するために、テープ6の導入と導出の可能な覆いの中で照射される。このとき、導入口と導出口は完全にシール可能にしても構わないが、テープ6が接触しない程度の狭い隙間を設けることが好ましい。また同時に酸素濃度の検出手段も設けて、酸素濃度を監視しながら、酸素の供給を調整して一定の酸素濃度に保つようにすることがより好ましい。
以上のような方法によって、表面メッキ層が形成され、酸化領域4が形成されたテープ6が連続的に生産される。こうして得られたテープ6から、切断線7でコネクタ1と接続部分8とが切り離されて、回路基板上などの端子に半田付けされる。このとき、必要に応じてコネクタ1を屈曲させたり、樹脂で固定したりしてもよい。以上では、コネクタ1を例として説明したが、本発明の製造方法が採用される電子部品は特に限定されない。コネクタ、IC用端子など、各種の電子部品の製造に用いることができる。これらの電子部品の中でも、小型のもの、例えば狭ピッチの多ピンコネクタなどの製造方法として特に好適である。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
図6に示される形状のテープ6(フープ)を用いて試験を行った。使用したテープ6の素材は銅合金のMX96R−EHMであり、その組成は、Sn:5.5〜6.7重量%、Ni:8.0〜10.0重量%、Fe:0.6重量%以下、Pb:0.05重量%以下、Mn:0.6重量以下で、残量がCuである。また、テープ6の厚さは0.15mmである。テープ6の最大幅(接続部分8の下端からコネクタ1の先端まで)は6.39mmである。このテープを8m/分の速度でリールから送り出した。まず、脱脂及び酸洗を行ってから、定法に従って下地メッキ層であるニッケルメッキ層を電気メッキによって3μm程度の厚さに、テープの全面に形成した。引き続き下地メッキ層の上に、コネクタ1の全面を含むメッキ境界9の部分まで、表面メッキ層である金メッキ層を電気メッキによって0.1μm程度の厚さに形成した。このとき、メッキ境界9から接続部分8側の部分には、マスクを用いて金メッキ液が接触しないようにした。
こうして下地メッキ層と表面メッキ層が形成されたテープ6を、テープ6の導入口と導出口を備え、その内部に酸素供給ノズルと酸素モニターとを配置した覆いの中に導入した。レーザー光線とテープ6の進行方向とのなす角度θは45度とした。当該覆いの中で酸素濃度を調整し、酸素濃度を40体積%に維持した。その中で出力9WのYAGレーザーの第二高調波(532nm)を周波数5kHzでパルス照射した。したがって、レーザースポット12のテープ6長手方向のピッチpは、0.027mmである。レーザー光線が照射されたテープ6表面におけるレーザースポット12の形状は、テープ6長手方向の径d1が約0.14mmで、その垂直方向の径d2が約0.30mmの略楕円形状であった。これは縦横の比が3:1のレーザービームを45度の角度で照射したことによってテープ6表面に形成されたレーザースポットの形状である。したがって、前記ピッチpは前記長手方向の径d1の1/5程度であった。
こうして幅約0.3mmの銀色の酸化領域4が、金色の表面メッキ層を分断して形成された。得られた酸化領域4を、日本電子株式会社製電子プローブマイクロアナライザ「JXA8100」を用いて、金、ニッケル、酸素及び銅について表面での分布状況について観察したところ、酸化領域4では、表面メッキ層が残っている周辺の領域と比べて金の含有量が減少し、ニッケルの含有量が増加していた。また、酸素及び銅の含有はほとんど確認されなかった。このことから、表面メッキ層中の金が下地メッキ層のニッケル中に拡散していることがわかった。また、酸素については電子プローブマイクロアナライザで有意に検出できるほどの量は含まれていなかった。そして、金又はニッケルの分布状況を示した写真からは、パルス照射に由来する縦長の楕円が横方向に少しずつずれながら重なっている様子が認められた。
また、酸化領域4の表面をオージェ分析したところ、最表面付近では酸素濃度が高いものの数nm程度の深さで大きく減少し、10nmの深さでは酸素濃度はほとんどゼロになることがわかった。すなわち、酸化領域4の表面には確かに金属酸化物層が形成されているものの、その厚さは極めて薄いことがわかった。また、酸素濃度が概ねゼロになった位置での合金の組成は、金が約35重量%で、ニッケルが約65重量%であった。オージェ分析は、日本電子株式会社製フィールドエミッションオージェマイクロプローブ(FE−AUGER)「JAMP−9500F」を用いて測定した。
JISC 60068−2−54に記載された半田付け試験方法(平衡法)に準拠して以下の条件で試験を行い、試験開始(試料にかかる力が0)から、再度試料にかかる力が0になるまでの時間(濡れ上がり時間)を測定したところ、5秒間の測定時間の間に試料にかかる力が0になることはなく、半田濡れ性が低いことがわかった。この時間が短いほど半田濡れ性が良好である。
半田:Sn−3Ag−0.5Cu
フラックス:NA−200/エタノール=1:1
温度:245℃
浸漬速度:2mm/秒
浸漬深さ:0.8mm
浸漬時間:5秒
測定レンジ:10mN
比較例1
酸素濃度を上昇させる代わりに、通常の空気(酸素濃度が約21体積%)中でレーザー照射した以外は実施例1と同様にして試験を行った。その結果、実施例1と同様に幅約0.3mmの銀色の酸化領域4が、金色の表面メッキ層を分断して形成された。X線マイクロアナライザでの観察は行わなかった。実施例1と同様に酸化領域4の表面をオージェ分析したところ、最表面付近では酸素濃度が高いものの実施例1よりは低く、また酸素原子の含有される深さも実施例1よりは浅かった。すなわち、酸化領域4の表面には金属酸化物層が形成されているものの、その形成は、実施例1に比べて不十分であることがわかった。酸素濃度が概ねゼロになった位置での合金の組成は、実施例1と大差なかった。また、実施例1と同様に半田付け試験を行ったところ、濡れ上がり時間が約1.0秒であり、実施例1に比べて半田が濡れ上がりやすかった。
比較例2
実施例1において、レーザー照射を行わず、酸化領域4を有さないコネクタを使用して、実施例1と同様に半田付け試験を行ったところ、濡れ上がり時間が約0.3秒であり、比較例1に比べてさらに半田が濡れ上がりやすかった。
本発明の製造法によって製造されたコネクタの一例を示した図である。 図1のコネクタを配線基板上に半田付けして実装したときの状態を示した図である。 レーザー光線を照射しないコネクタの例を示した図である。 図3のコネクタを配線基板上に半田付けして実装したときの状態を示した図である。 酸化領域を形成した後のテープの一部分を示した図である。 2本のレーザーを用いて表面メッキ層にレーザー光線を照射している状況を示した図である。 パルス照射する場合のレーザースポットの形状を示した図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 端子部
3 接点部
4 酸化領域
6 テープ
8 接続部分
10,11 レーザー
12 レーザースポット
θ レーザー光線とテープの進行方向とのなす角度
p レーザースポットのテープ長手方向のピッチ
d1 レーザースポットのテープ長手方向の径
d2 レーザースポット12のテープ長手方向に垂直な方向の径

Claims (11)

  1. 半田付けされる端子部と接点部とを有する電子部品の製造方法において、少なくとも前記接点部において導電性金属材料からなる基材上に表面メッキ層を形成してから、酸素濃度を上昇させた空気中で前記端子部と前記接点部の間に形成された前記表面メッキ層にレーザー光線を照射することによって、前記表面メッキ層を構成する金属をその下側に存在する金属中に拡散させて合金層を形成するとともに該合金層の表面に金属酸化物層を形成し、該金属酸化物層が形成された酸化領域で前記表面メッキ層を分断することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記表面メッキ層が、金、パラジウム又はスズを主成分とする請求項1記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記基材上に下地メッキ層を形成し、その上に前記表面メッキ層を形成してから、前記レーザー光線を照射することによって、前記表面メッキ層を構成する金属を前記下地メッキ層を構成する金属中に拡散させて前記合金層を形成する請求項1又は2記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記下地メッキ層が、ニッケル、パラジウム又は銅を主成分とする請求項1〜3のいずれか記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記レーザー光線を照射する際の酸素濃度が24体積%以上である請求項1〜4のいずれか記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記酸化領域の幅が0.01〜0.8mmである請求項1〜5のいずれか記載の電子部品の製造方法。
  7. 端子部と接点部とを有する電子部品の基材となる部分が接続部分を介して多数連結されたテープを長手方向に移動させながら連続的に前記表面メッキ層を形成し、その後、テープの両側に配置された2本のレーザーを用いて進行方向の斜め前方と斜め後方の2方向から前記表面メッキ層に前記レーザー光線を照射する請求項1〜6のいずれか記載の電子部品の製造方法。
  8. 前記テープの導入口と導出口を備えた覆いの中に酸素供給手段を設け、前記覆いの中で前記レーザー光線を照射する請求項7記載の電子部品の製造方法。
  9. 前記レーザー光線をパルス照射し、連続するパルスによって照射された領域が相互に重なるようにする請求項7又は8記載の電子部品の製造方法。
  10. 前記レーザー光線が照射されるテープ表面におけるレーザースポットの形状が、テープ長手方向の径がその垂直方向の径よりも小さい略楕円形状である請求項7〜9のいずれか記載の電子部品の製造方法。
  11. 前記電子部品がコネクタ用端子である請求項1〜10のいずれか記載の電子部品の製造方法。
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