JP2007171598A - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

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尚史 岡田
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Abstract

【課題】マイクロミラーアレイを2次元の共焦点ピンホールとして使用しつつ軸外の像においても適正な合焦を得ることを可能とし、部品点数の削減および制御の簡易化を図るとともに、走査をさらに高速化する。
【解決手段】対物レンズ6と、該対物レンズ6の像位置に配置されるマイクロミラーアレイ4と、該マイクロミラーアレイ4および対物レンズ6を介して標本Aを照明する光源2と、マイクロミラーアレイ4上の標本像をリレーするリレーレンズ5,7と、該リレーレンズ5,7によりリレーされた標本像を撮像する撮像素子8とを備え、該撮像素子8の撮像面8aが、リレーレンズ5,7の後側焦点面Fに対して、リレーレンズ5の前側焦点面Fに対するマイクロミラーアレイ4の傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されている共焦点顕微鏡1を提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、共焦点顕微鏡に関し、特に、マイクロミラーアレイをピンホールとして使用するものに関するものである。
従来、小型のミラー(マイクロミラー)を2次元配列してなるマイクロミラーアレイを共焦点ピンホールとして使用し、高速走査を行う共焦点顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−199063号公報
しかしながら、特許文献1のマイクロミラーアレイは、複数のマイクロミラーを2次元配列しているにもかかわらず、同時にオン状態とされるマイクロミラーが一方向に配列された1以上の列に限られて、1次元の共焦点ピンホールを構成するに留まっている。これは、マイクロミラーアレイを構成する各マイクロミラーが、オン状態となったときに、配列平面上においてそれぞれ同一方向に傾斜させられて、標本側から入射されてきた蛍光を光検出器側に指向させるためである。すなわち、光検出器側からみると、マイクロミラーアレイが光軸に対して傾斜していることになり、全てのマイクロミラーを共焦点ピンホールとして使用して2次元画像を形成する場合、軸外の像の合焦が得られないからである。
このため、特許文献1においては、2次元的な蛍光画像を取得するためには、マイクロミラーアレイにより1次元の共焦点ピンホールを構成するに留める一方、同時にオン状態とされるミラーの列とは直交する軸線回りに揺動させられるガルバノミラーを用意することしている。
しかしながら、2次元配列された複数のマイクロミラーを有するマイクロミラーアレイを1次元の共焦点ピンホールとしての使用に限定するのは無駄であり、ガルバノミラーを用意する分、部品点数が増加し、また、ガルバノミラーの制御が増加する分、制御が複雑になるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、マイクロミラーアレイを2次元の共焦点ピンホールとして使用しつつ軸外の像においても適正な合焦を得ることを可能とし、部品点数の削減および制御の簡易化を図るとともに、走査をさらに高速化することができる共焦点顕微鏡を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、対物レンズと、該対物レンズの像位置に配置されるマイクロミラーアレイと、該マイクロミラーアレイおよび対物レンズを介して標本を照明する光源と、前記マイクロミラーアレイ上の標本像をリレーするリレーレンズと、該リレーレンズによりリレーされた標本像を撮像する撮像素子とを備え、マイクロミラーアレイによりピンホールを形成して共焦点画像を得る共焦点顕微鏡において、前記撮像素子の撮像面が、前記リレーレンズの後側焦点面に対して、前記リレーレンズの前側焦点面に対する前記マイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されている共焦点顕微鏡を提供する。
本発明によれば、光源から発せられた光がマイクロミラーアレイにおいて反射された後、対物レンズを介して標本に照射される一方、標本からの光が対物レンズおよびマイクロミラーアレイを介して戻るとともに、リレーレンズを介してリレーされ、撮像素子により撮像される。マイクロミラーアレイがピンホールを構成するので、標本における対物レンズの焦点位置近傍から戻る光のみが光検出器側に指向され、光検出器において共焦点画像を取得することが可能となる。
この場合において、本発明によれば、撮像素子の撮像面が、リレーレンズの前側焦点面に対するマイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に、リレーレンズの後側焦点面に対して傾斜しているので、撮像素子の撮像面をリレーレンズによる標本像の結像面に近接させることができる。したがって、軸外においても適正な合焦を得ることが可能となるため、マイクロミラーアレイのみにより2次元の共焦点ピンホールを構成しても、鮮明な2次元画像を取得することができる。そして、このようにすることで、ガルバノミラーを不要とし、部品点数を削減するとともに、制御を簡易化し、かつ、マイクロミラーアレイのみにより高速走査を実現することができる。
また、本発明は、対物レンズと、該対物レンズの像位置に配置されるマイクロミラーアレイと、該マイクロミラーアレイおよび対物レンズを介して標本を照明する光源と、前記マイクロミラーアレイ上の標本像をリレーするリレーレンズと、該リレーレンズによりリレーされた標本像を撮像する撮像素子とを備え、マイクロミラーアレイによりピンホールを形成して共焦点画像を得る共焦点顕微鏡において、前記撮像素子の前段に、プリズムが配置され、該プリズムの入射面が、前記リレーレンズの後側焦点面に対して、前記リレーレンズの前側焦点面に対する前記マイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されている共焦点顕微鏡を提供する。
本発明によれば、光源から発せられた光がマイクロミラーアレイにおいて反射された後、対物レンズを介して標本に照射される一方、標本からの光が対物レンズおよびマイクロミラーアレイを介して戻るとともに、リレーレンズを介してリレーされ、プリズムにより屈折させられた後に撮像素子により撮像される。マイクロミラーアレイがピンホールを構成するので、標本における対物レンズの焦点位置近傍から戻る光のみが撮像素子側に指向され、撮像素子において共焦点画像を取得することが可能となる。
この場合において、本発明によれば、プリズムの入射面が、リレーレンズの前側焦点面に対するマイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に、リレーレンズの後側焦点面に対して傾斜しているので、入射された光を屈折させて、リレーレンズによる標本像の結像面を光軸に直交する方向に変換することができる。したがって、プリズムを透過した光の撮像素子の撮像面への入射方向を、撮像面に直交する方向に近づけつつ、リレーレンズによる標本像の結像面と撮像素子の撮像面とを一致させることができ、軸外においても適正な合焦を得ることが可能となる。
その結果、マイクロミラーアレイのみにより2次元の共焦点ピンホールを構成しても、鮮明な2次元画像を取得することができる。そして、このようにすることで、ガルバノミラーを不要とし、部品点数を削減するとともに、制御を簡易化し、かつ、マイクロミラーアレイのみにより高速走査を実現することができる。さらに、プリズムを透過した光の撮像素子の撮像面への入射方向を、撮像面に直交する方向に近づけるので、撮像素子における量子化効率の低下を防止することができる。
上記発明においては、マイクロミラーアレイ上の標本像を目視で観察するための接眼レンズを備え、該接眼レンズの焦点面が、前記リレーレンズの後側焦点面に対して、前記リレーレンズの前側焦点面に対する前記マイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されていることとしてもよい。
このようにすることで、接眼レンズの焦点面に、リレーレンズによる標本像の結像面を近づけることができ、接眼レンズを介して目視により観察される画像においても、軸外において適正な合焦を得ることが可能となり、観察し易さを向上することができる。
本発明によれば、マイクロミラーアレイを2次元の共焦点ピンホールとして使用しつつ軸外の像においても適正な合焦を得ることを可能とし、部品点数の削減および制御の簡易化を図るとともに、走査をさらに高速化することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る共焦点顕微鏡1について、図1および図2を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る共焦点顕微鏡1は、図1に示されるように、照明光源2と、該照明光源2からの照明光Lを偏向するビームスプリッタ3と、該ビームスプリッタ3により偏向された照明光Lを入射させるマイクロミラーアレイ4と、該マイクロミラーアレイ4に照明光Lを集光させる第1のリレーレンズ5と、マイクロミラーアレイ4により反射された照明光Lを標本Aに集光する対物レンズユニット(対物レンズ)6と、標本Aから発せられ、対物レンズユニット6、マイクロミラーアレイ4、第1のリレーレンズ5およびビームスプリッタ3を介して戻る戻り光を集光する第2のリレーレンズ7と、該第2のリレーレンズ7の焦点位置に配置される撮像素子8とを備えている。また、マイクロミラーアレイ4には制御装置9が接続され、撮像素子8にはモニタ10が接続されている。
前記照明光源2は、例えば、水銀ランプ、ハロゲンランプあるいはレーザ光源等が採用される。本実施形態においては、例えば、レーザ光Lを出射するレーザ光源2を用いるものとする。
また、前記ビームスプリッタ3としては、例えば、レーザ光Lを反射し、戻り光としての蛍光Fを透過するビームスプリッタを採用する。
前記マイクロミラーアレイ4は、複数の小型のミラー4aを縦横2次元に配列したものである。各ミラー4aは制御装置9によりその向きを制御されるようになっている。ここでは、マイクロミラーアレイ4は、対物レンズユニット6の光軸に直交し、かつ、対物レンズユニットの後側焦点位置に配置されており、第1のリレーレンズ5を介して入射されるレーザ光Lを対物レンズユニット6の光軸方向に反射するミラー4aの状態をオン状態、それ以外の状態をオフ状態としている。
すなわち、図2(a)に示されるように、全てのミラー4aがオフ状態では、第1のリレーレンズ5からミラー4aに入射されるレーザ光Lは、対物レンズユニット6の光軸方向とはかけ離れた方向に反射され、同図(b)に示されるように、オン状態となったミラー4aによってのみ、レーザ光Lが対物レンズユニット6の光軸方向に反射されるようになっている。そして、ミラー4aがオン状態となった部分のレーザ光Lのみが標本Aに入射される結果、標本Aから戻る蛍光Fも、ミラー4aがオン状態となった部分のみが第1のリレーレンズ5の光軸方向に戻ることができるようになっている。
前記対物レンズユニット6は、オン状態となったミラー4aにより反射されたレーザ光Lを集光する結像レンズ11と、該結像レンズ11により集光されたレーザ光Lをさらに集光して標本Aに結像させる一方、標本Aにおいて発生した蛍光Fを集光する対物レンズ12とを備えている。標本Aにレーザ光Lが照射されると、標本A内の蛍光物質が励起されて蛍光Fが発せられ、発せられた蛍光Fは、対物レンズ12および結像レンズ11により集光された後に、マイクロミラーアレイ4上に結像されるようになっている。
ここで、標本Aに配置されている対物レンズ12の焦点位置と、マイクロミラーアレイ4上に配置されている結像レンズ11の後側焦点位置とは、互いに共役な位置関係に配置され、かつ、各ミラー4aは十分に小さく構成されているので、オン状態となっているミラー4aは、共焦点ピンホールを構成するようになっている。
これにより、対物レンズ12の焦点位置から発せられた蛍光Fのみがマイクロミラーアレイ4によって、第1のリレーレンズ5の光軸に沿う方向に反射されるようになっている。
上述したように、マイクロミラーアレイ4は、対物レンズユニット6の結像レンズ11による標本像の結像面に一致しているので、第1のリレーレンズ5の光軸に沿う方向から見ると、第1のリレーレンズ5の焦点面Fに対して角度θだけ傾斜して配置されている。
前記撮像素子8は、CCDカメラまたはCMOSカメラ等の2次元撮像素子である。
本実施形態においては、撮像素子8の撮像面8aが、第2のリレーレンズ7の後側焦点面Fに対して角度φだけ傾斜して配置されている。撮像素子8の撮像面8aの傾斜方向は、前記マイクロミラーアレイ4の傾斜方向とは逆方向である。したがって、角度θと角度φとはその符号が相違している。また、角度θと角度φとは以下の関係を有することが好ましい。
tanθ=−m・tanφ (1)
ここで、mはリレーレンズ5,7の倍率である。倍率mは、マイクロミラーアレイ4のアレイ面と撮像素子8の撮像面8aとの大きさの比で決定され、倍率mが大きい方が撮像素子8の傾斜角φは小さくなる。また、マイクロミラーアレイ4の傾斜角θは、ミラー4aの配列平面を基準としている。
マイクロミラーアレイ4が第1のリレーレンズ5の光軸に対して傾斜しているので、そのマイクロミラーアレイ4上に結像された標本像を第1,第2のリレーレンズ5,7でリレーする場合に、リレーされた像も光軸に対して傾くことになる。したがって、撮像素子8の撮像面8aを傾斜させることにより、第2のリレーレンズ7による標本像の結像面に撮像素子8の撮像面8aを近接させ、あるいは一致させることができるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る共焦点顕微鏡1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る共焦点顕微鏡1を用いて標本Aの蛍光画像を取得するには、レーザ光源2を作動させてレーザ光Lを出射させ、ビームスプリッタ3および第1のリレーレンズ5を介してマイクロミラーアレイ4に入射させる。また、制御装置9を作動させ、マイクロミラーアレイ4のオン状態になるミラー4aを高速に順次切り替えていく。これにより、オン状態となったミラー4aのみにより反射されたレーザ光Lが、結像レンズ11および対物レンズ12を介して標本Aに照射され、標本A内の蛍光物質を励起させて蛍光Fが発生する。オン状態のミラー4aが切り替えられることにより、レーザ光Lのスポットが標本A上において順次2次元的に走査されていくことになる。
発生した蛍光Fは、対物レンズ12および結像レンズ11を介して戻り、マイクロミラーアレイ4の配列平面に結像させられる。そして、レーザ光Lを照射したオン状態のミラー4aと同一のミラー4aによって第1のリレーレンズ5の光軸に沿う方向に反射され、第1のリレーレンズ5、ビームスプリッタ3および第2のリレーレンズ7を介して結像される。
本実施形態に係る共焦点顕微鏡1においては、リレーレンズ5,7の光軸方向から見てマイクロミラーアレイ4の配列平面が傾斜しているので、該マイクロミラーアレイ4の配列平面に結像される結像レンズ11の標本像が第1、第2のリレーレンズ5,7によりリレーされて結像される標本像も光軸に対して傾斜する。本実施形態によれば、撮像素子8の撮像面8aが、第1のリレーレンズ5の焦点面F1に対するマイクロミラーアレイ4の傾斜方向とは逆方向に、第2のリレーレンズ7の焦点面F2に対して傾斜しているので、第2のリレーレンズ7による結像面を撮像素子8の撮像面8aに近接させ、軸外においても合焦ズレの少ない2次元蛍光画像を取得することができる。特に、上記式(1)の関係を満たすように角度θ、φを設定することにより、合焦ズレのない鮮明な共焦点蛍光画像を取得し、モニタ10に表示することができる。
このように、本実施形態に係る共焦点顕微鏡1によれば、ガルバノミラーを不要として部品点数を削減し、また、マイクロミラーアレイ4を駆動するだけで済むので、制御を簡易化することができる。また、オン状態とするミラー4aを切り替えて標本A上を走査させることに代えて、全てのミラー4aをオン状態とすることにより、明視野観察を行うことができる。さらに、特定の領域のミラー4aを常にオン状態にしておくことにより、特定領域の明視野像を常に取得することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る共焦点顕微鏡1′について、図3を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る共焦点顕微鏡1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る共焦点顕微鏡1′は、図3に示されるように、第2のリレーレンズ7と撮像素子8との間に第2のビームスプリッタ13を配置して、第2のリレーレンズ7により集光された蛍光Fを撮像素子8側と接眼レンズ14側とに分岐している点で、第1の実施形態に係る共焦点顕微鏡1と相違している。
本実施形態によれば、接眼レンズ14も撮像素子8と同様にして、第2のリレーレンズ7の焦点面Fに対して角度φだけ傾斜している。接眼レンズ14の傾斜方向は、マイクロミラーアレイ4の傾斜方向とは逆方向である。一方、撮像素子8に向かう蛍光Fは、ビームスプリッタ13により1回反転されているので、実質的には撮像素子8もマイクロミラーアレイ4の傾斜方向とは逆方向に傾斜していることになる。
このように構成された本実施形態に係る共焦点顕微鏡1′によれば、撮像素子8の撮像面8aおよび接眼レンズ14が、いずれも、第2のリレーレンズ7による標本像の結像面Fに近接あるいは一致する位置に配置されるので、軸外においても合焦ズレの少ない鮮明な蛍光画像を取得、あるいは、目視観察することができるという利点がある。
次に、本発明の第3の実施形態に係る共焦点顕微鏡1″について、図4を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る共焦点顕微鏡1′と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る共焦点顕微鏡1″は、図4に示されるように、第2のビームスプリッタ13と撮像素子8との間、および第2のビームスプリッタ13と接眼レンズ14との間に、それぞれプリズム15,16を配置している点で、第2の実施形態に係る共焦点顕微鏡1′と相違している。
プリズム15,16は、その入射面15a,16aが、第2のリレーレンズ7の焦点面Fに対して角度φだけ傾斜している。その傾斜方向は、第2の実施形態における撮像素子8の撮像面8aおよび接眼レンズ14の傾斜方向と同一である。また、撮像素子8の撮像面8aおよび接眼レンズ14は、プリズム15,16を透過した蛍光Fの光軸に直交するように配置されている。
このように構成された本実施形態に係る共焦点顕微鏡1″によれば、第2のビームスプリッタ13を透過した蛍光Fおよび第2のビームスプリッタ13により反射された蛍光Fは、プリズム15,16の傾斜した入射面15a,16aに入射させられることにより屈折され、その結像面を光軸に直交する方向に変換される。したがって、蛍光Fの光軸に直交配置された撮像素子8の撮像面8aに、第2のリレーレンズ7による標本像を結像させることができ、軸外においても合焦ズレの少ない共焦点蛍光画像を取得することができる。また、合焦ズレの少ない鮮明な共焦点蛍光画像を目視観察することもできる。
この場合において、本実施形態によれば、プリズム15の作用によって撮像素子8の撮像面8aに対しほぼ直交する方向から蛍光Fを入射させることができる。したがって、撮像面7aにおける量子化効率の低下を防止することができ、明るい蛍光画像を取得することができる。また、接眼レンズ14においても、プリズム16の作用により接眼レンズ14の光軸に対して略平行に蛍光Fを入射させることができ、接眼レンズ14の径寸法を小さくすることができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、プリズム15,16を例示したが、これに代えて、ブレーズド格子のような光偏向素子を採用してもよい。
また、本発明の構成は、例えば、走査せずに特定の領域だけを照明したり、所定のごく短い時間だけ照明する等の共焦点ではない使用方法も可能である。
本発明の第1の実施形態に係る共焦点顕微鏡を示す全体構成図である。 図1の共焦点顕微鏡に備えられるマイクロミラーアレイの動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る共焦点顕微鏡を示す全体構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る共焦点顕微鏡を示す全体構成図である。
符号の説明
A 標本
焦点面(前側焦点面)
焦点面(後側焦点面)
1 共焦点顕微鏡
2 光源
4 マイクロミラーアレイ
5 第1のリレーレンズ(リレーレンズ)
6 対物レンズユニット(対物レンズ)
7 第2のリレーレンズ(リレーレンズ)
8 撮像素子
12 対物レンズ
14 接眼レンズ
15,16 プリズム
15a,16a 入射面

Claims (3)

  1. 対物レンズと、
    該対物レンズの像位置に配置されるマイクロミラーアレイと、
    該マイクロミラーアレイおよび対物レンズを介して標本を照明する光源と、
    前記マイクロミラーアレイ上の標本像をリレーするリレーレンズと、
    該リレーレンズによりリレーされた標本像を撮像する撮像素子とを備え、
    マイクロミラーアレイによりピンホールを形成して共焦点画像を得る共焦点顕微鏡において、
    前記撮像素子の撮像面が、前記リレーレンズの後側焦点面に対して、前記リレーレンズの前側焦点面に対する前記マイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されている共焦点顕微鏡。
  2. 対物レンズと、
    該対物レンズの像位置に配置されるマイクロミラーアレイと、
    該マイクロミラーアレイおよび対物レンズを介して標本を照明する光源と、
    前記マイクロミラーアレイ上の標本像をリレーするリレーレンズと、
    該リレーレンズによりリレーされた標本像を撮像する撮像素子とを備え、
    マイクロミラーアレイによりピンホールを形成して共焦点画像を得る共焦点顕微鏡において、
    前記撮像素子の前段に、プリズムが配置され、
    該プリズムの入射面が、前記リレーレンズの後側焦点面に対して、前記リレーレンズの前側焦点面に対する前記マイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されている共焦点顕微鏡。
  3. マイクロミラーアレイ上の標本像を目視で観察するための接眼レンズを備え、
    該接眼レンズの焦点面が、前記リレーレンズの後側焦点面に対して、前記リレーレンズの前側焦点面に対する前記マイクロミラーアレイの傾斜方向とは逆方向に傾斜して配置されている請求項1または請求項2に記載の共焦点顕微鏡。
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