JP2007170647A - ゴムホース - Google Patents

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Abstract

【課題】内圧及び座屈に抵抗するための構成を簡単にすると共に、寿命に達したときの焼却処分や耐座屈層の形成を容易にすることができるゴムホースを提供する。
【解決手段】内側を流体が流れる内面ゴム層2と、補強コード層3とを備える。補強コード層3に内面ゴム層3を螺旋状に取り巻く二段の小径の補強コード4a、4bを埋設する。二段の補強コード4a、4bのホース中心軸方向に対する傾斜角度を65°〜85°に設定する。両段の補強コード4a、4bの傾斜方向を互いに交差するよう設定する。二段の補強コード4a、4bがねじれることなく内圧を受け持ちつつ、座屈に効果的に抵抗する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば生コンクリートの圧送に使用するよう、補強コードを埋設してなる補強コード層を備えたゴムホースに関するものである。
一般に、生コンクリートの打設に使用される先端ホースなどは、内側を流れる流体による内圧に対して補強されると共に、曲げ変形や負圧による座屈に対して補強されたゴムホースを使用することが多い。ここで、ゴムホースの座屈とは、ゴムホースが曲げ変形することや内圧が負圧になることによってゴムホースが楕円状に押し潰されたように変形する挙動である。
図3にゴムホースの断面構造の一例を示す。このゴムホースは、内側を生コンクリートなどの流体が流れる内面ゴム層101と、流体圧を受け持つ二層の耐圧層102と、座屈を防止してホース断面を円形に保つ耐座屈層103と、耐座屈層103を保護する二層のブレーカー104と、ホース表面を覆う外面ゴム層105とを内側からこの順に設けて構成されている。
耐圧層102は、補強コードをホース中心軸に対して傾斜させつつ周方向に配列してなり、二層の耐圧層102の補強コードの傾斜方向が互いに交差するよう設定されている。耐座屈層103は、中間ゴム106に太い硬鋼線107を埋設してなり、太い硬鋼線107が耐圧層102を螺旋状に取り巻いて座屈を防止する。螺旋状の硬鋼線107が内圧を受けることによるゴムホースのねじれは、耐圧層102の強度を十分に高めることによって防止される。ブレーカー104は、耐圧層102と同じ構成とされ、曲げ変形させたときに硬鋼線107が外面ゴム層105を突き破って飛び出すことを防止する。
なお、特許文献1には、内面ゴム層、耐圧層、耐座屈層、ブレーカー及び外面ゴム層を備え、油その他の流体の輸送に使用される補強ゴムホースが開示されている。
特開平5−322073
ところが、上記のゴムホースは、内圧を受け持つために耐圧層を設け、座屈を防止するために耐座屈層を設け、耐座屈層の硬鋼線の飛び出しを防止するためにブレーカーを設けるなど、求められる機能ごとに別の層を設けているので、層数が多くなり、その分、ゴムホースの製造コストが高くなると共に、肉厚が厚くなって重量も重くなる。
また、耐座屈層に太い硬鋼線を埋設したゴムホースは、その硬鋼線を切断しにくくかつ十分に焼却できないため、内面ゴム層が損耗して寿命に達したときの焼却処分が難しく、そのまま廃棄埋め立て処理されている。さらに、太い硬鋼線は、螺旋状に成型するのに多大な設備と工数を要すると共に、撥ね返りが強くて成型しにくい分、耐座屈層の形成を難しくする。
本発明は、内圧及び座屈に抵抗するための構成を簡単にすると共に、寿命に達したときの焼却処分や耐座屈層の形成を容易にすることができるゴムホースの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るゴムホースは、内圧の変動によってホース中心軸方向に伸縮可能なゴムホースであって、内側を流体が流れる内面ゴム層と、この内面ゴム層を螺旋状に取り巻く二段の補強コードを埋設してなる補強コード層とを備えたものであり、二段の補強コードのホース中心軸方向に対する傾斜角度を65°〜85°に設定すると共に、両段の補強コードの傾斜方向を互いに交差するよう設定したものである。
この構成によれば、二段の補強コードの傾斜方向を互いに交差させるので、補強コード層がねじれることなく内圧を受け持ち、さらに、傾斜角度を65°〜85°に設定した二段の補強コードが効果的に座屈に抵抗する。これにより、補強コード層が内圧及び座屈に抵抗するので、ゴムホースの層数を少なくしてその構成を簡単にすることができ、さらに、その補強コードも小径に設定することができる。ここで、傾斜角度を65°よりも小さくすると座屈を抑えにくくなり、傾斜角度を85°よりも大きくすると、内圧を抑えにくくなる。
内圧の変動によってゴムホースがその中心軸方向に伸縮するので、生コンクリート打設用の先端ホースのように内圧が脈動する場合であっても、ゴムホースの伸縮によって内圧の変動を吸収することができる。内圧の変動によってゴムホースを伸縮させるには、コード傾斜角度を静止角度(54°44′)よりも大きく設定して、コード角度を変化させながらゴムホースを伸縮させればよく、コード傾斜角度を65°〜85°に設定すれば十分である。ここで、静止角度(54°44′)は、内圧の変動による角度変化のない補強コードの傾斜角度である。
また、コード傾斜角度を十分に大きく設定したゴムホースは、ホース中心軸方向に伸縮しやすく、かつ容易に曲げることができるため、コンクリート打設などの作業性を向上させることができる。なお、ゴムホースがその中心軸方向に伸びることによってコード傾斜角度が小さくなるが、その状態においても、補強コードは、座屈を十分に防止することができる程度の傾斜角度のままである。
二段の補強コードをホース厚さ方向に互いに間隔をあけて配置すれば、ゴムホースの伸縮や曲げ変形によって補強コードが角度変化するとき、両段の補強コード間に介在するゴムのせん断変形がクッションとなり、両段の補強コードの相対的な変位を吸収してゴムホースの耐久性を高めることができる。
補強コードの種類、コード径及びコードピッチは、ゴムホース径や内圧、曲げ変形の曲率半径などの要求特性によって適宜設定されるが、補強コードをコード径がφ0.5mm〜φ1.5mmである単線のスチールコードとして、1.25mm〜5mmのコードピッチに設定すれば、実用上、内圧及び座屈に十分に抵抗させることができる。なお、φ0.5mm〜φ1.5mmの単線のスチールコードは、成型しやすくかつ容易に切断及び焼却できる程度の太さである。
補強コードにゴムとの接着性を高める表面処理を施せば、補強コードを周囲のゴムと接着させて、ゴムホースを曲げ変形させたときの補強コードの飛び出しや、負圧が作用したときのゴムのみの潰れを防止することができるので、従来のゴムホースに設けられていたブレーカーを省略することができる。表面処理としては、ゴムとの接着性を高めるブラスメッキを例示できるが、他にも、ブロンズメッキや表面に凹凸を形成する処理、接着剤処理などを採用可能である。
補強コードを配置するには、内面ゴム層の外側に複数枚の未加硫ゴムシートを巻き付けながら、それらの間に補強コードを巻き付け介在させて、これを加硫成形することができるが、補強コードを未加硫ゴムで被覆した状態で内面ゴム層に螺旋状に巻き付ければ、複数枚の未加硫ゴムシートを巻き付ける工程を省略することができる。
さらに、複数条の補強コードを未加硫ゴムで被覆して内面ゴム層に螺旋状に巻き付けることにより、補強コードをより短時間で配置することができると共に、その条数の選択により、補強コードの傾斜角度を調節することもできる。
以上のとおり、本発明によると、補強コード層が内圧及び座屈の両方に抵抗するので、ゴムホースの層数を少なくしてその構成を簡単にすることができる。これにより、ゴムホースの製造コストを安くすると共に、ゴムホースの肉厚を薄くして重量を軽減し、コンクリート打設などの作業性を向上させることができる。また、その補強コードを小径にすることができるので、寿命に達したときの焼却処分や補強コード層の形成を容易にすることができる。
以下、本発明に係るゴムホースを実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明に係るゴムホースを示す図であり、(a)は軸方向断面図、(b)は要部断面図である。
ゴムホース1は、内圧の変動によってホース中心軸方向に伸縮可能とされ、例えば圧送ポンプに接続されて生コンクリートなどの流体の圧送に使用される先端ホースであり、内側を流体が流れる管状の内面ゴム層2と、流体による内圧を受け持つと共に、ホース断面を円形に保つよう曲げ変形や負圧による座屈を防止する補強コード層3とから構成されている。
補強コード層3は、内面ゴム層2を螺旋状に取り巻く二段の補強コード4a、4bを周囲のゴム5に埋設及び接着してなり、二段の補強コード4a、4bのホース中心軸に対する傾斜方向が互いに交差するよう設定されている。二段の補強コード4a、4bは、ホース厚さ方向に互いに間隔(a)を空けて配置され、ホース中心軸に対する傾斜角度(β、−β)が65°〜85°の範囲内で、望ましくは70°〜80°に設定されて、静止角度(54°44′)よりも大きくされている。
補強コード4a、4bは、ゴム5との接着性を高めるブラスメッキが施された単線のスチールコードとされ、そのカーボン量が0.4%〜0.9%程度、コード径がφ0.5mm〜φ1.5mm程度とされて、1.25mm〜5mm程度のコードピッチ(p)で螺旋状に形成される。ここで、1.25mm〜5mmのコードピッチ(p)は、2本/cm〜8本/cmの本数密度に相当する。なお、補強コード4a、4bは、ゴム5との接着性を高めるための接着剤を塗布したものなどであってもよい。
補強コード4a、4bの傾斜角度(β、−β)、間隔(a)、コード径及びコードピッチ(p)は、補強コード4a、4bの5°以上の角度変化を可能とするよう設定するのがよい。これにより、内圧が脈動するような場合、ゴムホース1が内圧の変動によってホース中心軸方向に伸縮し、内圧の変動を吸収する。
ゴム5は、そのゴム硬さ(Hs)を硬めである70〜85に設定されて、補強コード4a、4bの間に介在し、補強コード4a、4bと一体となって座屈に抵抗すると共に、そのせん断変形によって補強コード4a、4bの相対的な変位を吸収する。ここで、ゴム硬さは、JIS K 6301に規定されたスプリング式A型試験機により定義される硬さである。ゴム5のうち、外側の補強コード4bよりも外側の部位は、その厚さ(t)を例えば1mm程度に設定され、ホース表面を被覆する外面ゴム層として機能する。
次に、補強コード4a、4bを配置する様子を説明する。図2は補強コードを巻き付ける様子を示す断面図である。まず、複数条の補強コード4a、4bと未加硫ゴム6とを同時押し出しすることにより、例えば5〜20程度の条数の補強コード4a、4bを未加硫ゴム6で被覆してなる幅25mmの帯状のトッピングユニット7a、7bを構成する。なお、平行に並べた複数条の補強コード4aを接着ゴムで被覆し、これに未加硫ゴム6をトッピングして帯状のトッピングユニット7a、7bを構成することもできる。
次いで、図2に示すように、一段目のトッピングユニット7aを内面ゴム層2の周りに螺旋状に巻き付けて、一段目の補強コード4aを配置し、その周りに二段目のトッピングユニット7bを螺旋状に巻き付けて、二段目の補強コード4bを配置する。その際、一段目のトッピングユニット7aをホース中心軸方向一側から他側(図2における右側から左側)に向けて巻き付け、進行方向だけを反転させて二段目のトッピングユニット7bを一段目のトッピングユニット7aと同一方向に巻き付けることにより、補強コード4a、4bのホース中心軸に対する傾斜方向を互いに交差させる。
ここで、トッピングユニット7における補強コード4a、4bの条数及びピッチ(p)を調節することにより、ホース中心軸に対する傾斜角度(β、−β)を所望の角度に設定することができる。なお、三枚の未加硫ゴムシートを巻き付けながら、その間に補強コード4a、4bを介在させることもできる。
上記構成によれば、二段の補強コード4a、4bをその傾斜方向を互いに交差させて配置するので、螺旋状の補強コード4a、4bに内圧が作用することによるねじれが生じず、補強コード層3が内圧及び座屈の両方に抵抗することができる。これにより、ゴムホース1の層数を少なくしてその構造を簡単にすると共に、その肉厚を薄くしてゴムホース1の軽量化を図ることができる。
二段の補強コード4a、4bを交差させ、特に、補強コード4a、4bとして硬鋼線の単線を使用するので、補強コード層3の内圧及び座屈に対する抵抗が大きく、そのコード径を小径に設定することができる。さらに、小径の補強コード4a、4bが周囲のゴム5に接着しているので、使用済み製品を一般の破砕機で簡単に切断することができ、焼却により補強コード4a、4bを灰分にすることができる。
補強コード4a、4bのホース中心軸に対する傾斜角度(β)を65°〜85°の大きい角度に設定するので、ゴムホース1がその中心軸方向に伸縮しやすく、かつ曲げ変形しやすい。このゴムホース1の変形しやすさが、ゴムホース1の軽量化が図れることに加味されるので、例えばゴムホース1を生コン打設用先端ホースとして用いる場合、人力による生コンクリート打設の作業性を高めることができる。
さらに、傾斜角度(β)が静止角度(54°44′)よりも十分に大きいので、内圧の変動によってゴムホース1が伸縮し、内圧の脈動を吸収して生コンクリート打設などの作業性を高めることができる。
補強コード4a、4bの傾斜角度(β)が変化して小さくなることにより、座屈に対する抵抗が低下するが、例えば、70°に設定された傾斜角度(β)が内圧によって65°に変化したとしても、十分な座屈性能を保持することができる。また、ゴムホース1の伸縮や曲げ変形により、補強コード4a、4bのコード角度が変化して二段の補強コード4a、4b間に介在するゴム5がせん断変形するが、補強コード4a、4bの間隔(a)を十分な大きさに設定することにより、両コード間の変位を吸収するクッションとすることができる。
補強コード4a、4bのコードピッチ(p)やコード径を調整することにより、ゴムホース1を所望の性能に設定することができる。また、補強コード4a、4bがゴム5と接着しているので、内面ゴム層及び外面ゴム層が摩耗しても、補強コード4a、4bが飛び出すことがない。
次に、本発明に係るゴムホースと従来のゴムホースとを比較する。いずれのゴムホースも、内径がφ76mmであり、内面ゴム層2は、ゴム硬さ(Hs)が60の天然ゴムで、その厚さが3mmである。
本発明のゴムホースである発明品は、内面ゴム層2の外側に、補強コード4a、4bに未加硫ゴム6をトッピングしてなるトッピングユニット7a、7bを二段に巻き付け、これらを加硫成形したものである。補強コード4a、4bは、コード径がφ0.8mmで引張強度が1200Nである硬鋼線(単線)にブラスメッキを施したものであり、周囲のゴム5に加硫接着される。未加硫ゴム6は、ゴム硬さ(Hs)が70の天然未加硫ゴムである。
一段目(内側)のトッピングユニット7aは、ホース中心軸に対する傾斜角度(β)を75°に設定して内面ゴム層2の外側に巻き付けるものであり、幅が85mmで、補強コード4aの条数が21条、厚さが2.6mmである。二段目(外側)のトッピングユニット7bは、ホース中心軸に対する傾斜角度(−β)を−75°に設定してトッピングユニット7aの外側に巻き付けるものであり、その幅は、外側に巻き付ける分、トッピングユニット7aよりも幅広の88mmである。トッピングユニット7bの補強コード4bの条数は22条、厚さは2.6mmである。これにより、補強コード4a、4bは、そのコードピッチ(p)が4mm、本数密度が2.5本/cmで、その引張強度が3000N/cmに設定される。ゴムホース1の肉厚は8.2mmである。
従来品は、内面ゴム層2の外側に、耐圧層を構成する二枚のプライを巻き付け、その外側に中間ゴムを構成する未加硫ゴムシートを巻き付けると共に、螺旋状の硬鋼線を配置し、その外側に、ブレーカーを構成する二枚のプライ及び外面ゴム層を構成する未加硫ゴムシートを巻き付け、これらを加硫成形したものである。
耐圧層及びブレーカーを構成するプライは、ナイロンコードにトッピングゴムをトッピングしたものであり、ホース中心軸に対する傾斜角度を75°に設定すると共に、一対のプライの傾斜方向を互いに交差させて巻き付けられる。このプライは、厚さが1.0mm、幅が85mm、ナイロンコードの本数密度が8本/cmで、引張強度が1200N/cmである。ナイロンコードは、そのコード径が0.5mmで、引張強度が150Nである。トッピングゴムは、ゴム硬さ(Hs)が70の天然未加硫ゴムである。
中間ゴムは、ゴム硬さ(Hs)が60の天然ゴムであり、その厚さが2.6mmである。硬鋼線は、コード径がφ2.6mmで、コードピッチが17mmであり、中間ゴムに非接着に埋設される。外面ゴム層は、ゴム硬さ(Hs)が60の天然ゴムであり、その厚さが2mmである。ゴムホースの肉厚は11.6mmである。
発明品及び従来品を曲げてその挙動を調べたところ、発明品は、曲げ半径が200mmのとき、塑性変形することなく、かつ使用可能な程度の変形を生じた。従来品は、曲げ半径が300mmのとき、わずかに変形を生じ、曲げ半径が200mmのとき、硬鋼線の塑性変形に至る座屈を生じた。なお、発明品及び従来品のいずれも、5%伸びの繰り返しに対して、内面ゴム層2の平均的な寿命である100時間の運転に相当する20万回を上回る30万回の繰り返しに耐えることができ、真空吸引による負圧に対して、−1MPaの負圧に耐えることができた。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、トッピングユニット7a、7bは、複数条の補強コード4a、4bを未加硫ゴム6で被覆したものに限らず、一条の補強コード4a、4bを未加硫ゴム6で被覆したものであってもよい。また、補強コード4a、4bは、単線のスチールコードに限らず、他のコードを採用することもできる。
本発明に係るゴムホースを示す図であり、(a)は軸方向断面図、(b)は要部断面図 補強コードを巻き付ける様子を示す断面図 従来のゴムホースの断面図
符号の説明
1 ゴムホース
2 内面ゴム層
3 補強コード層
4a、4b 補強コード
5 ゴム
6 未加硫ゴム
7a、7b トッピングユニット

Claims (7)

  1. 内圧の変動によってホース中心軸方向に伸縮可能なゴムホースであって、
    内側を流体が流れる内面ゴム層と、該内面ゴム層を螺旋状に取り巻く二段の補強コードを埋設してなる補強コード層とを備え、
    前記二段の補強コードは、ホース中心軸方向に対する傾斜角度が65°〜85°に設定されると共に、両段の補強コードの傾斜方向が互いに交差するよう設定されたことを特徴とするゴムホース。
  2. 前記二段の補強コードは、ホース厚さ方向に互いに間隔をあけて配置されたことを特徴とする請求項1に記載のゴムホース。
  3. 前記補強コードは、コード径がφ0.5mm〜φ1.5mmである単線のスチールコードとされ、1.25mm〜5mmのコードピッチに設定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴムホース。
  4. 前記補強コードは、ゴムとの接着性を高める表面処理が施されたとされたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のゴムホース。
  5. 前記補強コードは、前記表面処理としてのブラスメッキが施されたことを特徴とする請求項4に記載のゴムホース。
  6. 前記補強コードは、未加硫ゴムで被覆されて前記内面ゴム層に螺旋状に巻き付けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のゴムホース。
  7. 前記補強コードは、複数条とされたことを特徴とする請求項6に記載のゴムホース。
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