JP2007170147A - 支柱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】支柱の根本部分が破断したとしても実際の倒壊には至らず、重大事故への発展を未然に防止して安全性を確保することができる支柱装置を提供する。
【解決手段】地表部1に基礎3を介して立設される鋼管製の支柱2の内部に、前記基礎3とその上方部との間に跨って配置するように内柱5を設ける。そして前記内柱5の外周面と支柱2の内周面との間には適度な隙間Gを設ける。支柱2の根本部分が腐食して破断したときには内柱5でその支柱2を支えて倒壊を防止する。この際、支柱2は前記隙間Gに基づいてやや傾く。このため支柱2の根本部分の破断をその傾きにより外観的にかつ客観的に判断することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】地表部1に基礎3を介して立設される鋼管製の支柱2の内部に、前記基礎3とその上方部との間に跨って配置するように内柱5を設ける。そして前記内柱5の外周面と支柱2の内周面との間には適度な隙間Gを設ける。支柱2の根本部分が腐食して破断したときには内柱5でその支柱2を支えて倒壊を防止する。この際、支柱2は前記隙間Gに基づいてやや傾く。このため支柱2の根本部分の破断をその傾きにより外観的にかつ客観的に判断することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、道路沿いや街路沿いなどの地表部に立設して信号機や標識などを支持する支柱装置に関する。
なお、この発明で言う地表部とは、土地の表面部分をはじめとして、コンクリート、モルタル、アスファルトなどで舗装された舗装部分、あるいは多数のブロック材やタイル材を敷き詰めて舗装された舗装部分などを含む。
例えば交通用の信号機や道路標識は、道路沿いの地表部に立設された鋼管製の支柱の上端部に取り付けられて支持されている。鋼管製の支柱はその下端部の所定長さの部分が地中にコンクリートなどの基礎を介して埋設されている。
ところが、このような支柱は長期間に渡って風雨に晒され、このため徐々に腐食が生じる。特に、コンクリート製の基礎の上面と接する根本部分では、支柱がその基礎と絶えず擦れ合って表面に傷が付き、腐食が生じ易くなる。鋼管製の支柱には、表面に耐食性の亜鉛メッキや塗装が施されているのが、支柱にはその上端部の信号機や道路標識による大きな荷重が加わっているため強風時や地震時などに大きく揺れて基礎と強く擦れ、このため比較的早期に根本部分のメッキ膜や塗装膜が剥がれ、傷が付き、腐食が進行する。
そして、数年乃至は数十年を経るうちには、腐食の浸透深さが相当大きくなって、突然支柱が根本部分で破断し、倒壊してしまうことがある。支柱に対しては定期的に目視による点検が行なわれるが、腐食の浸透度合は外観的な目視による点検では的確に把握するが困難であり、このため支柱の倒壊を予測することが難しい。
大きな荷重を支えている支柱は、腐食の浸透に応じて徐々に傾くのではなく、ある日突然、根本部分が破断して一気に倒壊する。そして支柱の上端部の信号機や道路標識は道路側や歩道側に突出するように取り付けられており、このため支柱はその道路側や歩道側に向って倒壊し、その倒壊によって走行中の通行車両や歩行者に甚大な被害が及び、重大事故に発展してしまう恐れがある。
ところで、予め支柱の根本部分の腐食を見込んで支柱を早期に交換するようにすれば、支柱の倒壊を未然に防止することができるが、しかしこのような手段では支柱を比較的頻繁に交換しなければならず、作業的にもコスト的にも不利となる。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、支柱の根本部分が破断したとしても実際の倒壊には至らず、重大事故への発展を未然に防止して安全性を確保することができる支柱装置を提供することにある。
この発明は、地表部に基礎を介して立設される筒状の金属製の支柱の内部に、前記基礎とその上方部との間に跨って配置するように内柱を挿入し、前記内柱の外周面と支柱の内周面との間に適度な隙間を設けるようにした支柱装置である。
このような支柱装置においては、長年の経過により、支柱の根本部分の腐食が進み、強風や地震などによる外力を受けるなどして、基礎の上面と接する根本部分において支柱が破断したような場合に、支柱の根本部分の内部に内柱が設けられているため、支柱はその内柱に支えられて地表部への倒壊が免れる。したがって、通行車両や歩行者への被害を防止して安全を確保し、重大事故への発展を未然に防止することができる。
そして、内柱の外周面と支柱の内周面との間に隙間が設けられているため、支柱の根本部分が破断したときには支柱がやや傾く。このためその傾きにより支柱の破断の発生を外観的にかつ客観的に判断することができ、その破断を見逃すような不都合がない。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図に示す符号1は、例えば道路沿いの地表部であり、この地表部1に円筒状の鋼管からなる支柱2が立設されている。支柱2の下端部は地表部1に打設されたコンクリートの基礎3に埋設され、また支柱2の上端部には例えば交通用の信号機4が取り付けられている。 支柱2の内部には例えば鋼管からなる内柱5が挿入されている。この内柱5は、支柱2の下部の基礎3に埋設された部分とその基礎3から突出して上方に延びる部分とに跨って配置するように挿入されている。そして基礎3に埋設された部分において、支柱2と内柱5とに渡って支持シャフト6が貫挿され、この支持シャフト6により内柱5が支柱2の内部に支持されている。また、基礎3から突出する部分において、支柱2と内柱5とに渡って連結シャフト7が貫挿され、この連結シャフト7により支柱2と内柱5とが連結されている。
内柱5の外周面と支柱2の内周面との間には適度な隙間Gが設けられている。例えば支柱2の外径が100〜200mmのような場合、内柱5と支柱2の間の隙間Gは3〜10mm程度とする。
このような支柱装置においては、長年の経過により、支柱2の根本部分の腐食が進み、強風や地震などによる外力を受けるなどして、基礎3の上面と接する根本部分において支柱2が破断したような場合に基礎3の上方側の支柱2が倒壊しようとする。
ところが、支柱2の根本部分の内部には内柱5が設けられており、このため基礎3の上方側の支柱2はその内柱5に支えられてやや傾くだけで、地表部1への倒壊が免れる。したがって、通行車両や歩行者への被害を防止して安全を確保し、重大事故への発展を未然に防止することができる。
基礎3の上方側の支柱2は、連結シャフト7を介して内柱5と連結されており、このため支柱2が傾いたときの衝撃で内柱5から支柱2が離脱するようなことも防止でき、より安全性を高めることができる。なお、内柱5は支柱2の内部に挿入されているから雨水などに晒されるようなことがなく、このため内柱5に対する腐食は支柱2よりもはるかに長い期間防止することができる。
ところで、支柱2の根本部分が破断すると上述のように支柱2がやや傾く。このためその傾きにより支柱2の破断の発生を外観的にかつ客観的に判断することができる。支柱2と内柱5が密着しているような場合には、支柱2の根本部分が破断しても支柱2がほとんど傾かず、このため支柱2の破断を外観的に判断することが難しいが、支柱2と内柱5との間には隙間Gが設けられており、このため支柱2の破断に応じて支柱2が適度に傾き、したがってその傾きで支柱2の破断を的確に発見することができ、その破断を見逃すようなことがない。
そして、支柱2の破断を発見したときには、既存の支柱2を撤去し、地表部1に新たに支柱2を施工する。このように、支柱2の根本部分が予期せずに破断しても、その倒壊を未然に防止でき、かつ支柱2の傾きによりその破断を客観的に判断でき、このため支柱2の安全を見込んだ交換時期を延長することが可能で、メンテナンス費用を軽減することができる。
なお、前記実施形態では交通用の信号機を支持する支柱を例に挙げたが、支持対象物としては信号機に限らず、道路標識や交通標識、あるいは広告用の看板類、街路灯、鉄道用の信号機類、さらには送電線や送電用機器などであってもよい。
1…地表部
2…支柱
3…基礎
4…信号機
5…内柱
6…支持シャフト
7…連結シャフト
2…支柱
3…基礎
4…信号機
5…内柱
6…支持シャフト
7…連結シャフト
Claims (1)
- 地表部に基礎を介して立設される筒状の金属製支柱と、
この支柱の内部に、前記基礎とその上方部との間に跨って挿入される内柱と、
を具備し、前記内柱の外周面と前記支柱の内周面との間には隙間が設けられることを特徴とする請求項1に記載の支柱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005373303A JP2007170147A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 支柱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005373303A JP2007170147A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 支柱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007170147A true JP2007170147A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38297045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005373303A Pending JP2007170147A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 支柱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007170147A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100956811B1 (ko) | 2009-11-30 | 2010-05-11 | 주식회사 케이원레일 | 전단력 증대기능을 갖는 매립형 난간 지주 고정장치 |
JP2013224512A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | East Japan Railway Co | 柱体の固定構造及び柱体の改修方法 |
WO2019172325A1 (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-12 | 有限会社神奈川技研 | 標識柱の構造、標識柱、及び柱構造 |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2002061419A (ja) * | 2000-08-15 | 2002-02-28 | Kawatetsu Techno Res Corp | 鋼管柱基部構造体 |
JP2003097090A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-04-03 | Matsushita Electric Works Ltd | 倒壊防止機能付きポール |
JP2006063742A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Inaba Denki Seisakusho:Kk | 支柱補強構造 |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005373303A patent/JP2007170147A/ja active Pending
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