JP3111247U - 機器類の支柱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱を管杭の底面に垂直に立設させることが容易で、工事期間中に支柱を三脚等で別途支持しなくても、支柱が傾斜することもなく、そのため、支柱周辺に確保が必要な作業エリアが少なくて済む、機器類の支柱装置を提供する。
【解決手段】中空筒状体と、筒状体の上端近傍に設けられた支柱本体支持部と、筒状体の下端近傍であって筒状体に対して支柱本体支持部と直線芯合わせ位置に設けられ、支柱の下端部と当接して支柱下端部を所定位置からずれないようにして支持する支柱下端支持部と、上端面開放側から挿入され支柱本体支持部と支柱下端支持部とにより同時に支持され筒状体の底面に垂直に立設される支柱と、筒状体に支柱を立設させた状態で筒状体内部に投入固化され重量基礎部を成す硬化体と、を備える。
【選択図】図4

Description

本考案は、照明灯や信号機等の支柱を地面に立設する際に、それらを支持する機器類の支柱装置に関するものである。
従来、照明灯や信号機等の支柱を地面に立設する際に、地面に縦穴を掘削し、該縦穴内の底部に砕石を入れて、縦穴に、例えば管杭を嵌入固定し、その管杭内に中込め砕石又は中込コンクリートを充填して管内基礎を形成し、さらにその管杭内に支柱の下端部を挿入して管内基礎に支持せしめ、更に該支柱の下端部と管杭内周面に、例えば中込めコンクリートを注入して支柱を固定する工法がとられていた。しかし、上記工法による場合には、管杭を縦穴の内周面で直接拘束する構造を採っているが、縦穴が傾斜して掘削されると、これに応じて管杭も傾いて立設され、支柱の直立に支障を来たす問題や、地盤による管杭並びに支柱支持強度に信頼性を欠き、縦穴内周面が部分的に崩れ落ちて巣を形成する問題があった。これらの問題に対して、例えば、特許文献1による提案がされている。
特開2004−190241
しかしながら、この特許文献1の地面立設主柱の基礎構造によれば、管杭の上端側では支柱を支持バー等で支持しているが、支柱の下端側においては支柱の下端面を管内基礎の上面と当接させて支持し直立させているだけなので、支柱が下端部側で動いて傾斜することもあり、立設工事の際には、中込コンクリートの注入作業から該コンクリートが固化するまでの間の数日間に亘って、支柱の地面からある程度上側部分を三脚等で別途支持して支柱が傾斜することを防止せざるを得なかった。そのため、管杭の埋設工事が終了した後でも、コンクリートの注入から固化するまでの期間中は支柱を中心として、三脚の脚を広げた程度の範囲内は作業エリアとして確保する必要があった。さらに、通行人がその作業エリア内に侵入して怪我をしたりコンクリート固化の妨げにならないように、そのエリアの周辺には立ち入りを規制する措置も必要となる等、特に通行量の多い歩道等での工事が困難になる問題や、通行人等の妨げになったりする等の問題があった。また、特許文献1によれば、縦穴を掘削して管杭を埋設した後に、管杭内の途中まで中込砕石を充填するため、その砕石の確保・運搬、および充填作業にいたる工程が必要で工期も長くなり、コストも高くなるという問題があった。さらに、特許文献1によれば、管杭の上端側に設けられた支持バーで支柱を支持する際には、管杭を嵌入固定後に支持バーに支柱を溶接する作業或いは、螺子止めする作業が必要となり、現場での作業が複雑になるという問題や、その分工期も延びまたコストも高くなるという問題があった。
本考案は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、工事期間中に支柱を三脚等で別途支持しなくても、支柱が傾斜することもなく、そのため、支柱周辺に確保が必要な作業エリアが少なくて済む、機器類の支柱装置を提供することにある。また、本考案の他の目的は、管杭内に中込砕石等の充填が不要で、なおかつ、支柱を管杭の底面に垂直に立設させることが容易な機器類の支柱装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本考案は、地上上空側に突出された支柱16の上端側に機器類24を取り付ける機器類の支柱装置であり、軸心22を縦方向にして地中に埋設され少なくとも上端面46を開放する中空筒状体10と、筒状体10の上端26近傍に設けられ筒状体の軸心22に沿って筒状体内部に立てられる支柱16の上下中間部40と当接して該支柱16を支持する支柱本体支持部12と、筒状体10の下端28近傍であって筒状体10に対して支柱本体支持部12と直線芯合わせ位置に設けられ、支柱の下端30部と当接して支柱下端30部を所定位置からずれないようにして支持する支柱下端支持部14と、上端面46開放側から挿入され支柱本体支持部12と支柱下端支持部14とにより同時に支持され筒状体の底面32に垂直に立設される支柱16と、筒状体10に支柱16を立設させた状態で筒状体内部に投入固化され重量基礎部を成す硬化体18と、を備えた機器類の支柱装置から構成される。
また、その際に、支柱本体支持部12が、筒状体の上端開放面46に横架され、その両端を筒状体の上端縁48に固定して設けられた棒部材42と、該棒部材42に基部54、54を取り付けられて内側に支柱16を嵌挿させる環状空間56を形成するU字杆44と、を含む構成としてもよい。
また、支柱下端支持部14が、支柱本体支持部12を嵌挿して下降される支柱の下端30を受けて位置決めする位置決め構造78を有する構成としてもよいし、その際、位置決め構造78が、筒状体の円形下端開放面62に直径方向に横架され、その両端を筒状体の下端縁66に固定して設けられた2個のアングル部材58a、58bと、該アングル部材58a、58bに直角状に固定された複数の他のアングル部材60a、60bと、を含む構成としてもよい。
本考案の装置によれば、地上上空側に突出された支柱の上端側に機器類を取り付ける機器類の支柱装置であり、軸心を縦方向にして地中に埋設され少なくとも上端面を開放する中空筒状体と、筒状体の上端近傍に設けられ筒状体の軸心に沿って筒状体内部に立てられる支柱の上下中間部と当接して該支柱を支持する支柱本体支持部と、筒状体の下端近傍であって筒状体に対して支柱本体支持部と直線芯合わせ位置に設けられ、支柱の下端部と当接して支柱下端部を所定位置からずれないようにして支持する支柱下端支持部と、上端面開放側から挿入され支柱本体支持部と支柱下端支持部とにより同時に支持され筒状体の底面に垂直に立設される支柱と、筒状体に支柱を立設させた状態で筒状体内部に投入固化され重量基礎部を成す硬化体と、を備えた構成であるから、工事期間中に支柱を三脚等で別途支持しなくても支柱が傾斜することもないので、支柱周辺に三脚等の設置スペースを確保する必要もなく、工事に必要な作業エリアが少なくて済む。また、支柱下端面は支柱下端支持部と当接して支柱が支持されるので、管杭内に中込砕石等の充填を行う必要がなく、工期短縮や低コスト化を図ることができる。
また、支柱本体支持部が、筒状体の上端開放面に横架され、その両端を筒状体の上端縁に固定して設けられた棒部材と、該棒部材に基部を取り付けられて内側に支柱を嵌挿させる環状空間を形成するU字杆と、を含む構成であるから、該筒状体を地中に埋設した後に、支柱を該U字杆に嵌挿させるだけで、支柱の上下中間部で支柱を支持できるので、現場での作業が容易となり、工期短縮や低コスト化を図ることができる。
支柱下端支持部が、支柱本体支持部を嵌挿して下降される支柱の下端を受けて位置決めする位置決め構造を有する構成であるから、該支柱本体支持部に支柱を嵌挿した後に、支柱の下端部を支柱下端支持部の所定の場所に当接させれば、支柱の下端部の位置が決まり、その位置から支柱の下端部が動くこともなく、したがって工事期間中も支柱は傾斜することもないので、三脚等で支柱を別途支持する必要もないので、支柱周辺に必要な作業エリアが少ない工事の実効化を図ることができる。また、支柱を該筒状体の底面に垂直に立設させる作業の容易化を図ることができる。
また、位置決め構造が、筒状体の円形下端開放面に直径方向に横架され、その両端を筒状体の下端縁に固定して設けられた2個のアングル部材と、該アングル部材に直角状に固定された複数の他のアングル部材と、を含む構成であるから、該アングル部材で支柱下端部を囲むようにすることで、容易に支柱下端部の位置を決めることができるとともに、支柱下端部の動きを確実に規制することができる。また、簡単な部材で構成されているので、機器類の支柱装置を低コストで提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本考案を実施するための最良の形態について説明する。本実施形態において、機器類の支柱装置は、中空筒状体10と、支柱本体支持部12と、支柱下端支持部14と、支柱16と、硬化体18と、を含む。図1ないし図4に示すように、中空筒状体10は、地中に埋設されて支柱装置の基礎枠部となる、支柱基礎枠部である。図2、5に示すように、中空筒状体10は、軸心22を縦方向にして、その上端26が略GLとなる深さで地中に埋設され、中空筒状体10内に立設した支柱16を支持している。図1,3,4において、中空筒状体10は、略60cm程度の直径で、略80cm〜100cm程度の高さの両端が開放し、その上下開放面46、62が平行となっている中空円筒体で形成される。中空筒状体10の形状・寸法は、本実施形態の形状に限らず、上端近傍と下端近傍に支柱本体支持部12および支柱下端支持部14をそれぞれ設けることができれば中空角筒体等の形状であってもよいし、支柱の高さ及び径や、支柱および機器類を含めた重量に応じた重量基礎部を形成できる所要の寸法であればよい。また、本実施形態において、中空筒状体10は、鋼管製で形成されるが、該筒状体内にコンクリートを充填しても形状を維持できる剛性があれば、ステンレス製、合成樹脂製であってもよい。本実施形態において、中空円筒体の壁面には凹凸を設けていないが、必要に応じて強度向上のため凹凸を設けた壁面であってもよいし、その凹凸が円筒体周壁面にスパイラル状に周回して形成されていてもよい。
本実施形態において、支柱16は、その上端側に照明灯や信号機等の交通標識等の機器類24を取り付ける機器類取り付け部材である。図4,5に示すように、支柱16は、筒状体の底面32に垂直に立設させ、後述の支柱本体支持部12および支柱下端支持部14とで同時に支持されて、該筒状体の軸心22に沿って筒状体上端34から上方に突出して設けられている。そして、本実施形態においては、支柱16の上端側に機器類取り付け用の梁部材36を設けて、その梁部材36に信号機24を取り付けている。本実施形態において、支柱16は、略6m程度の長さのスティール製円筒パイプで形成されるが、本実施形態の支柱に限らず、照明灯・信号機等の機器類を取り付けるための所要の高さを有し、機器類を取り付けても曲がったりせず、台風程度の強風でも毀損しない程度の強度を有するものであれば、ステンレス製その他の金属製、あるいは合成樹脂製で形成されていてもよい。また、円筒パイプに限らず角筒パイプであってもよい。
本実施形態において、支柱本体支持部12は、上述した支柱16の上下中間部40を支持する支柱本体支持手段である。図1,2,4に示すように、支柱本体支持部12は、筒状体の上端26近傍に設けられて、支柱16の上下中間部40、より詳しくは、支柱下端30から上方に筒状体の上端26の高さ位置の上下中間部分40と当接して、支柱16を支持している。本実施形態において、支柱本体支持部12は、棒部材42と、U字杆44と、を含む。図1,2,4に示すように、棒部材42は、後述のU字杆44を所定の位置に設けるための、取り付け部材である。図1,2,4において、棒部材42は、筒状体の上端開放面46の直径よりやや短い長さの断面L字状の長板部材を、筒状体の上端開放面46に横架して形成される。具体的には、筒状体の軸心22と支柱16の軸心とを一致させて支柱16を立設させた場合に、該長板部材の断面L字の縦板材の外側面52が支柱16の周側面と接する態様で、その両端を筒状体の上端縁48に溶接で固定して設けられている。棒部材42の形状は、本実施形態の断面L字状の長板部材に限らず、後述のU字杆を所定の位置に設けることができれば、丸棒材、角棒材、薄板材等であってもよい。本実施形態において、棒部材は、スティール製で形成されるが、筒状体の上端に固定できて、後述のU字杆44を棒部材の所定の位置に設けることができ、支柱を支持できる程度の強度があれば、ステンレス製その他の金属製、合成樹脂製であってもよい。
本実施形態において、U字杆44は、棒部材42に取り付けられて、支柱16を嵌挿させる環状保持空間56を形成する環状保持空間形成部である。図1,4に示すように、U字杆44は、両端基部54、54の所要範囲の外周に螺子切りをした断面丸長棒材を、U字の円弧径が支柱16の径に略等しくなるように該断面丸棒材の長さ方向の中心近傍において折曲して形成される。そして、該U字杆は、該U字杆44の両端基部54、54を上述した断面L字の縦板材50に取り付けた場合に、筒状体の軸心22が該U字杆44と該縦板材50とで形成される環状面55の中心を通り、該環状面55と筒状体の上下端開放面46、62とが平行となる態様で、該縦板材50に螺子45で固定している。したがって、U字杆44と、棒部材42とで、その内側に支柱16を嵌挿させる環状空間56を形成する。本実施形態において、U字杆44は、断面丸長棒をU字状に折曲して形成されるが、支柱に嵌挿されて支柱上下中間部を支持できれば、薄板材をU字状に打ち抜いて形成してもよい。また、本実施形態において、U字杆44は、該棒部材42と螺子止めで固定されているが、螺子止めに限るものではなく、溶接で固定されていてもよい。また、本実施形態において、U字杆は、スティール製で形成されるが、該棒部材に固定できて、該環状空間に支柱を嵌挿させて支持できる強度があれば、ステンレス製その他の金属製、あるいは、合成樹脂製であってもよい。
本実施形態において、支柱下端支持部14は、支柱の下端30を受けて支柱下端部の支持をする支柱下端支持手段である。図2,3,4に示すように、支柱下端支持部14は、筒状体10の下端28近傍に設けられて、支柱の下端30部と当接して支柱16を支持している。本実施形態において、支柱下端支持部14は、2個のアングル部材(以下「Aアングル部材」という。)58a、58bと、他のアングル部材(以下「Bアングル部材」という。)60a、60bと、を含む位置決め構造を有している。本実施形態において、Aアングル部材58a、58bは、筒状体の円形下端開放面62において支柱下端30の位置を決めるための位置決め部材である。図2、3、4において、Aアングル部材58a、58bは、筒状体の円形下端開放面62の直径よりやや短い長さの断面L字状の長板部材を、筒状体の円形下端開放面62に直径方向に横架して形成される。具体的には、図2,3,4に示すように、筒状体の軸心22と支柱16の軸心とを一致させて該円形下端開放面62に垂直に支柱16を立設させた場合に、該長板部材の断面L字の縦板材の内側面74a、74bどうしが対向する平行面で支柱下端30を挟持し、かつ、断面L字の横板材76a、76bの上側面が、それぞれ支柱下端30と当接する態様で、筒状体の円形下端開放面62に直径方向に横架して、それぞれの両端を筒状体の下端縁66に溶接で固定されて設けられている。
本実施形態において、Bアングル部材60a、60bは、上述したAアングル部材58a、58bに直角に設けられて、支柱下端30の動きを規制する規制部材である。図2,3,4に示すように、Bアングル部材60a、60bは、支柱下端30の直径と同じ長さの断面L字状の長板部材を、上述したAアングル部材58a、58bと直角方向で、該Aアングル部材58a、58bに固定して設けている。具体的には、Bアングル部材60a、60bは、図2,3,4に示すように、筒状体の軸心22と支柱16の軸心とを一致させて該円形下端開放面62に垂直に支柱16を立設させた場合に、該長板部材の断面L字の縦板材の外側面52c、52dどうしが、対向する平行面で支柱下端30を挟持する態様で、該横板材76c、76dをAアングル部材の横板材76a、76bに螺子80止めして固定して設けられている。
したがって、図3に示すように、支柱下端30は、該断面L字の縦板材70a、70b、70c、70dで囲まれて横方向の動きが規制され、また、該断面L字の横板材76a、76bと当接して下降する動きが規制され、所定の位置にその位置を決めることができる。すなわち、これらの部材によって位置決め構造80を形成する。そのため、本考案の機器類の支柱装置によれば、工事期間中に支柱を三脚等で別途支持しなくても支柱が傾斜することもないので、工事期間中の作業エリアを少なくできる。また、上述したAアングル部材の断面L字の横板材76a、76bの上側面が、それぞれ支柱下端30と当接して支柱を支持しているので、筒状体10内に中込砕石等の充填を行う必要がなく、工期短縮や低コスト化を図ることができる。
さらに、筒状体10の軸心は、筒状体の上端26では支柱本体支持部12のU字杆44で形成される環状面55の中心を通り、筒状体の下端28では支柱下端支持部14の上述した正四角形の中心を通るので、支柱下端支持部14は支柱本体支持部12と直線芯合わせ位置に設けられ、支柱本体支持部12を嵌挿して下降される支柱の下端30を受けて位置決めできる。したがって、筒状体10に支柱16を立設させる作業を容易におこなうことができる。本実施形態において、A、Bアングル部材はスティール製で形成されるが、支柱の荷重を受けても変形しない程度の強度があれば、ステンレスその他の金属製、合成樹脂製であってもよい。
本実施形態において、硬化体18は、地中に埋設されて筒状体10と一体に支柱装置の重量基礎部を形成する基礎重量形成手段である。本実施形態において、硬化体18は、図5に示すように、筒状体10の内部に支柱16を立設させた状態でコンクリート材を充填・硬化させて形成される。そして、硬化後は支柱下端部と一体となって重量基礎部を形成し、機器類24を支柱に取り付けた状態でも支柱16が倒壊しないように支持している。
次に、本実施形態による機器類の支持装置の作用について説明する。まず、支柱を立設させる場所に筒状体10の高さよりやや深い縦穴を掘削する。次に、支柱本体支持部12および支柱下端部支持部14を設けた筒状体10を、筒状体の軸心をGLと垂直にし、筒状体上端26がGLよりやや下側になる程度の深さに埋設する。この際、筒状体の沈降防止のため等の必要に応じて、上記縦穴の底部に砕石を敷設してもよい。次に、支柱下端30部を該U字杆44に嵌挿させながら支柱16を下降させ、支柱下端30部を上述した所定位置に挿入する。その後、筒状体10内にコンクリートを充填し、固化させる。したがって、支柱下端30部を該U字杆44に嵌挿させながら支柱16を下降させ、支柱下端30部を上述した所定位置に挿入するだけで、支柱の上下中間部40および下端30部で同時に支柱16を支持できるので、従来行っていたような、工事現場で支柱と支持バーを溶接する作業が不要となり、作業容易化や工期短縮および低コスト化を図ることができる。また、工事期間中に支柱16を三脚等で別途支持しなくても支柱が傾斜することもないので、支柱周辺に三脚等の設置スペースを確保する必要もなく、工事に必要な作業エリアが少なくて済む。さらに、支柱下端30はAアングル部材の断面L字の横板材76a、76bと当接して支柱が支持されるので、管杭内に中込砕石等の充填を行う必要がなく、工期短縮や低コスト化を図ることができる。
以上説明した本考案の機器類の支持装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の機器類の支持装置は、一般道路のみならず、公園あるいは学校その他の公共施設にいたるまで幅広く活用できる。
本考案の実施形態に係る機器類の支柱装置の上端部の平面図である。 本考案の実施形態に係る機器類の支柱装置のA−A断面図である。 本考案の実施形態に係る機器類の支柱装置のB−B断面図である。 本考案の実施形態に係る機器類の支柱装置の一部を切り欠いた斜視図である。 本考案の実施形態に係る機器類の支柱装置の使用状態の説明図である。
符号の説明
10 筒状体
12 支柱本体支持部
14 支柱下端支持部
16 支柱
18 硬化体
22 筒状体の軸心
24 機器類
26 筒状体の上端
28 筒状体の下端
30 支柱下端
32 筒状体の底面
40 上下中間部
42 棒部材
44 U字杆
46 筒状体の上端面
48 筒状体の上端縁
54 基部
56 環状空間
58a、58b 2個のアングル部材
60a、60b 他のアングル部材
62 円形下端開放面
66 筒状体の下端縁
78 位置決め構造

Claims (4)

  1. 地上上空側に突出された支柱の上端側に機器類を取り付ける機器類の支柱装置であり、
    軸心を縦方向にして地中に埋設され少なくとも上端面を開放する中空筒状体と、
    筒状体の上端近傍に設けられ筒状体の軸心に沿って筒状体内部に立てられる支柱の上下中間部と当接して該支柱を支持する支柱本体支持部と、
    筒状体の下端近傍であって筒状体に対して支柱本体支持部と直線芯合わせ位置に設けられ、支柱の下端部と当接して支柱下端部を所定位置からずれないようにして支持する支柱下端支持部と、
    上端面開放側から挿入され支柱本体支持部と支柱下端支持部とにより同時に支持され筒状体の底面に垂直に立設される支柱と、
    筒状体に支柱を立設させた状態で筒状体内部に投入固化され重量基礎部を成す硬化体と、を備えたことを特徴とする機器類の支柱装置。
  2. 支柱本体支持部が、筒状体の上端開放面に横架され、その両端を筒状体の上端縁に固定して設けられた棒部材と、該棒部材に基部を取り付けられて内側に支柱を嵌挿させる環状空間を形成するU字杆と、を含むことを特徴とする請求項1記載の機器類の支柱装置。
  3. 支柱下端支持部が、支柱本体支持部を嵌挿して下降される支柱の下端を受けて位置決めする位置決め構造を有することを特徴とする請求項2記載の機器類の支柱装置。
  4. 位置決め構造が、筒状体の円形下端開放面に直径方向に横架され、その両端を筒状体の下端縁に固定して設けられた2個のアングル部材と、該アングル部材に直角状に固定された複数の他のアングル部材と、を含むことを特徴とする請求項3記載の機器類の支柱装置。
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