JP4590810B2 - 倒壊防止機能付きポール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地表面に立設され、上部に照明器具、標識、看板等が設けられて屋内外で使用されるポールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のポールは、材質は鋼管に塗装等の表面処理を施したものを使用しているが、永年使用中に外面は雨や道路の融雪剤、犬の尿等がかかるうえ、内面は地中や地面からの湿気により、それぞれ腐食が進行する。このため、ポール自身の肉厚が減少し、最終的(寿命時)には風や外部の振動、ポール自身の重量等の荷重に耐えられなくなり倒壊する恐れがあった。倒壊する部位については、最も大きな荷重が働き、且つ腐食の要因の影響を最も受けやすい地表面付近のポール地際部が殆どである。
【0003】
従来の埋め込み方式によるポールは、図12(a)(b)に示すように、ポール40をコンクリート基礎50に埋め込むことにより立設した構造となっている。ポール40の先端には照明器具60が取付けられている。この埋め込み方式によるポール40においては、倒壊する部位は、地表面から±100mm以内の部分が殆どである。
【0004】
また、従来のベースプレート方式によるポールは、図13(a)(b)に示すように、ポール40をベースプレート41及びアンカーボルト42を用いてコンクリート基礎50に固定して立設した構造となっている。ポール40の先端には照明器具60が取付けられている。このベースプレート方式のポール40においては、倒壊する部位は、ベースプレート41の上端(補強リブ(不図示)を有するものはその上端)から上に100mm以内の部分が殆どである。
【0005】
これらのポール40においては、通常、メンテナンスの機会は多くて年に1〜2回程度であるうえ、特にポール40の内面の腐食については外から見えないため、その状況が分かりにくく、腐食状況の確認には専門の設備及び知識が必要である。このため、ポール40の寿命やその倒壊を予知することは困難なものであった。
【0006】
そこで、従来、ポール40の倒壊防止策として、以下のような対策が施されている。
(1)ポール40自体の材質、表面処理、もしくは仕上げを耐腐食性の優れたものにする。
(2)腐食を見込んで、ポール40自体の肉厚を予め十分厚いものにしておく。
(3)ポール40の地際部分に補強部材を設ける。これは、埋め込み方式においては、図14(a)(b)に示すように、地表面の下部から上部に亘るポール40の地際部分の外面に、溶接により補強板43を設けたり、図15(a)(b)に示すように、地表面の下部から上部に亘るポール40の地際部分の内面に、溶接により補強板43を設けるものである。また、ベースプレート方式においては、図16(a)(b)に示すように、ベースプレート41上から、ポール40の地際部分の外面に、溶接により補強板43を設けたり、図17(a)(b)に示すように、ポール40の地際部分の内面に、溶接により補強板43を設けるというものである。
(4)ポール40の地際部分に、防食テープ巻き、タール系塗料の塗布、もしくはグラスファイバー樹脂巻き等の防食の処理を施す。
(5)ポール40に開口部を有するものにおいては、ポール40の施工時に、ポール40の開口部からポール40の内面にコンクリートやモルタル、或いは乾燥硬化する樹脂等を流し込んで、地表面から上方までポール40の内部を充填し、湿気から守る。
(6)ポール40の設置後、ポール40の劣化が認められた際に、ポール40の地際部分に補強部材を設ける。これは、埋め込み方式においては、図18(a)(b)に示すように、コンクリート基礎50の一部51を改修し、地表面の下部から上部に亘るポール40の地際部分の外面に、溶接により分割された複数枚の補強板43を設けたり、図19(a)(b)に示すように、コンクリート基礎50の一部51を改修し、地表面の下部から上部に亘るポール40の地際部分の外周に、分割された複数枚の補強板43を繋ぎ合せて設け、ポール40と補強板43との間にコンクリートやモルタルを充填するものである。また、ベースプレート方式においては、図20(a)(b)に示すように、ベースプレート41上から、ポール40の地際部分の外面に、溶接により分割された複数枚の補強板43を設けたり、図21(a)(b)に示すように、ポール40の地際部分の外周に、分割された複数枚の補強板43を繋ぎ合せて設け、ポール40と補強板43との間にコンクリートやモルタルを充填するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(1)及び(2)の対策においては、ポール40自体の重量が大きくなり施工が困難になると共に、価格増も大きくなる。また、上記(3)及び(4)の対策においては、製作時の技術レベルによっては、補強板43や防食処理部とポール40の外面との間に隙間を生じることになり、この隙間に水分等が浸入するとかえってポール40の腐食を助長する恐れがあることから、高い技術レベルを必要とするうえ、製品の外観も見苦しいものとなる。上記(5)の対策においては、ポール40の内部への充填材の充填時に、ポール40の内径によっては内部の充填状況の確認が困難な場合があるうえ、一旦、ポール40の開口部又はその他の部位からポール40の内部に雨水等が浸入した場合には、水が抜けずに常時ポール40の下部に水分が溜まり湿気を助長する恐れがある。
【0008】
上記(6)の対策においては、現場工事に加えて、上記(3)及び(4)の対策と同様に高い技術レベルを必要とするうえ、埋め込み方式の場合においては、現地のポール40の地際部のコンクリート基礎50の一部51を改修する工事も伴うため、工事に多大な費用と手間がかかる。また、上記何れの対策も、ポール40の延命が主目的であり、最終的な寿命時期の確認については、専門家による個別診断によるしかなかった。なお、ポールの補強構造において、外力での破壊を防止するための構造が知られている(例えば、特開平5−274904号公報参照)が、上記の課題を解決するものではない。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ポールの寿命時にポールが倒壊することを防止すると共に、ポールの寿命、取替え時期を、専門家以外の者でも明確に知ることができる倒壊防止機能を備えたポールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、地面に立設されたポールにおいて、ポールの内部に、上端が地表面よりも上方まで延設された支持体を、ポール内面との間にやや隙間を設けて配設し、ポールには、片側に張出した構造の付属物取付部が設けられており、支持体は、横方向断面における断面係数が異方性であって、断面係数の高い方向が付属物取付部の張出し方向と略一致するように設けた。
【0011】
この構成においては、ポールが腐食等により地表面付近で破断した場合、ポール内部に配設された支持体は、ポールの倒壊部分をポールが傾いた状態で支持する。このため、ポールが地面に倒壊することがなく、また、ポールの破断していることが専門家以外の一般管理者や周辺住民が見ても容易に分かる。しかも、ポールが腐食等により地表面付近で破断した場合、ポールは、支持体の断面係数の高い方向すなわち強度の高い方向に倒壊しようとする。このため、ポール内部に配設された支持体は、十分な強度でポールの倒壊部分を支持することができる。
【0012】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の倒壊防止機能付きポールにおいて、支持体は、前記ポールよりも耐腐食性に優れた材質、又は表面処理がなされ、もしくはポールと同材料の場合はポールよりも腐食に対する強度が大きい形態とした。
【0013】
この構成においては、ポール内部に配設された支持体はポールよりも腐食が進行しないので、ポールが腐食等により地表面付近で破断した場合、支持体は、依然としてポールを支持するのに十分な強度を保っている。このため、支持体は、十分な強度でポールの倒壊部分を支持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。まず、第1の実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を図1に示す。倒壊防止機能付きポール10は、ポール本体11と、ポール本体11の内部に設けられ、ポール本体11が地表面に倒壊しないように支持する支持体12とから構成されている。ポール本体11は、内部が中空の鋼管に塗装を施したものであり、埋め込み方式により、コンクリート基礎20に立設されている。ポール本体11の上部には照明器具30が取付けられている。
【0017】
支持体12は、鋼管にメッキを施したものであり、図2及び図3に示すように、ポール本体11の内部に、上端が地表面よりも上方まで延設された状態で、ポール本体11の内面との間にやや隙間を設けて配設されている。埋め込み方式により立設されたポール本体11の最も破断し易い個所は、地表面から±100mm以内の地際部分である。従って、支持体12は、その下端が地表面から−100mmを超えるポール本体11の下端と同じ位置で、上端が地表面から100mmを超えるように配設されている。
【0018】
また、通常、地表面にポールを立てる場合、1°以上の傾きがあると、明らかに傾いて見える。従って、ポール本体11が破断していることを見た目に明らかに分からせるために、支持体12の上端位置及びポール本体11の内面と支持体12との隙間は、ポール本体11の倒壊部分を支持したときに、ポール本体11の倒壊部分の傾きが略1°以上となるように設定されている。
【0019】
支持体12の厚みや形状等は、ポール本体11の倒壊部分を支持している状態で、ポール本体11が受ける風荷重、及び照明器具30等の付属物の重量によって発生する曲げ荷重に対して、十分耐え得るように設定されている。また、支持体12は、ポール本体11よりも耐腐食性に優れた材質を用いたり、ポール本体11よりも耐腐食性に優れた表面処理、仕上げがなされたり、もしくはポール本体11と同材料の場合にはポール本体11よりも腐食に対する強度が大きい形態に設定される。なお、ポール本体11の内面と支持体12との隙間により、ポール本体11は長期に亘って風や道路の振動などの繰り返し荷重を受けるが、支持体12はそれらの荷重を受けないため、支持体12は疲労による強度劣化が防がれる。
【0020】
次に、ポール本体11の腐食が進行し、寿命末期にポール本体11の地際部分が破断したときの様子を説明する。ポール本体11の地際部分が破断すると、図4に示すように、支持体12は、ポール本体11の内面との間に隙間があるために、ポール本体11の倒壊部分の荷重により、倒壊しようとする方向と同じ方向に傾く。このとき、支持体12は、その下端部分12−1がポール本体11の内面と接触し、また、上端部分12−2がポール本体11の倒壊部分の内面と接触すると共に、中間部分12−3がポール本体11の内面と接触する。これにより、支持体12は、ポール本体11の倒壊部分を略1°以上の傾きで支持し、ポール本体11が地表面へ倒壊するのを防ぐ。
【0021】
このように、ポール本体11の腐食が進行し、寿命末期にポール本体11の地際部分が破断したとしても、ポール本体11の内部の支持体12が、ポール本体11の倒壊部分を支持し、ポール本体11の地表面への倒壊を防止する。また、支持体12は、ポール本体11の倒壊部分を略1°以上傾いた状態で支持するので、ポール本体11の破断していることが、専門家以外の一般管理者や周辺住民が見ても容易に分かる。
【0022】
次に、第2の実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を図5に示す。倒壊防止機能付きポール10は、上記の実施形態と同様に、ポール本体11と、ポール本体11の内部に設けられ、ポール本体11が地表面に倒壊しないように支持する支持体12とから構成されている。ポール本体11の上部には照明器具30が取付けられている。
【0023】
本実施形態においては、ポール本体11は、ベースプレート方式により、ベースプレート13及びアンカーボルト14を用いてコンクリート基礎20に固定されて立設されている。支持体12は、図6に示すように、ポール本体11の内部に、ポール本体11の内面との間にやや隙間を設けて配設されている。ベースプレート方式により立設されたポール本体11の最も破断し易い個所は、ベースプレート13から上に100mm以内の部分が殆どである。従って、支持体12は、その上端がベースプレート13から100mmを超えるように配設されている。
【0024】
また、支持体12の上端位置及びポール本体11の内面と支持体12との隙間は、上記の実施形態と同様に、ポール本体11の倒壊部分を支持したときに、ポール本体11の倒壊部分の傾きが略1°以上となるように設定されている。本実施形態における他の構成については、上記の実施形態における構成と同様である。
【0025】
このような構成によれば、ポール本体11の地際部分が破断すると、上記の実施形態と同様に、支持体12が、ポール本体11の倒壊部分を支持し、ポール本体11の地表面への倒壊を防止する共に、ポール本体11の破断していることが、専門家以外の一般管理者や周辺住民が見ても容易に分かる。
【0026】
次に、第3の実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を図7に示す。倒壊防止機能付きポール10は、上記の実施形態と同様に、埋め込み方式によりコンクリート基礎20に立設されるポール本体11と、ポール本体11の内部に設けられ、ポール本体11が地表面に倒壊しないように支持する支持体12とから構成されている。
【0027】
本実施形態においては、ポール本体11の上端に、片側に張出した構造の付属物取付部15が設けられており、この付属物取付部15に照明器具30が取付けられている。支持体12は、図8(a)に示すように、断面形状がI形となっている。このような断面形状の支持体12は、図中の矢印で示す方向の断面係数が最も高く、この方向の強度が最も強いものとなっている。ポール本体11の上部に照明器具30等の付属物が片側に張出して設けられている場合には、ポール本端11の破断時に、ポール本体11が照明器具30等の付属物の張出し方向に傾くことが概ね予想される。従って、支持体12は、図8(b)に示すように、最も強度の高い方向を、照明器具30の張出し方向と同じにして、ポール本体11の内部に配設されている。
【0028】
また、支持体12の上端位置及びポール本体11の内面と支持体12との隙間は、上記の実施形態と同様に、ポール本体11の倒壊部分を支持したときに、ポール本体11の倒壊部分の傾きが略1°以上となるように設定されている。本実施形態における他の構成については、上記の実施形態における構成と同様である。
【0029】
また、支持体12は、図9(a)に示すように、断面形状がV形となっているものを用いてもよい。このような断面形状の支持体12では、最も強度の強い方向は、図中の矢印で示す方向となっている。従って、この場合、支持体12は、図9(b)に示すように、最も強度の高い方向を、照明器具30の張出し方向と同じにして、ポール本体11の内部に配設される。また、支持体12の断面形状は、L形、H形、C形等、様々な形状のものを用いることができる。
【0030】
このような構成によれば、ポール本体11の地際部分が破断すると、上記の実施形態と同様に、支持体12が、ポール本体11の倒壊部分を支持し、ポール本体11の地表面への倒壊を防止する共に、ポール本体11の破断していることが、専門家以外の一般管理者や周辺住民が見ても容易に分かる。また、ポール本体11は支持体12の最も強度の強い方向に倒壊しようとするため、支持体12は、十分な強度でポールの倒壊部分を支持し、より確実にポール本体11の地表面への倒壊をより確実に防止する。また、支持体12として、市販の型鋼材でも十分に対応でき、入手性及びコストの面で有効である。また、支持体12の部材の節減にもなる。
【0031】
次に、第4の実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を図10に示す。倒壊防止機能付きポール10は、上記の実施形態と同様に、埋め込み方式によりコンクリート基礎20に立設されるポール本体11と、ポール本体11の内部に設けられ、ポール本体11が地表面に倒壊しないように支持する支持体12とから構成されている。
【0032】
本実施形態においては、ポール本体11の上端に取付けられた照明器具30への電線31を、ポール本体11の内部及び地中を通す構造となっている。図11(a)に示すように、ポール本体11には、地表面よりも下方に埋め込まれる個所に、電線31を通すための電線挿入孔11aが設けられると共に、支持体12にも、ポール本体11の電線挿入孔11aに対応する個所に、電線挿入12aが設けられている。また、支持体12には、電線挿入孔11aと電線挿入孔12aとの位置合せをするための位置決めストッパー12bと、位置合せした電線挿入孔11aと電線挿入孔12aとの位置関係を保持するための保持用セットネジ12cが設けられている。
【0033】
そして、支持体12はポール本体11の内部へ挿入され、支持体12の位置決めストッパー12bがポール本体11の下端に当接することで、ポール本体11と支持体12との上下方向の位置合せがなされる。次に、支持体12を回転させて、電線挿入孔11aと12aとが合わさるように横方向の位置合せし、保持用セットネジ12cによりその位置関係を固定する。その後、電線31が電線挿入孔11a及び12aからポール本体11の内部へ通され、ポール本体11は、支持体12と共に、例えば重機等により吊り上げられて施工され、ポール10が建てられる。本実施形態における他の構成については、上記の実施形態における構成と同様である。
【0034】
また、支持体12には、図11(b)に示すように、保持用セットネジ12cに代えて、支持体12自体の一部を用いた弾性力を利用した保持用突起13dを設けてもよい。支持体12をこのような構成にしても、上記と同様に、電線挿入孔11aと12aとの位置関係を固定することができる。
【0035】
このような構成によれば、ポール本体11の地際部分が破断すると、上記の実施形態と同様に、支持体12が、ポール本体11の倒壊部分を支持し、ポール本体11の地表面への倒壊を防止すると共に、ポール本体11の破断していることが、専門家以外の一般管理者や周辺住民が見ても容易に分かる。また、重機等によりポール本体11を吊り上げて施工する際、ポール本体11内部の支持体12が位置ずれを起こすことがなく、精度よくかつ手際よくポール10を立設することができる。
【0036】
本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、ポール本体の断面形状は、円形に限られず、長円形や多角形であってもよい。また、支持体の断面形状は、ポール本体の断面形状に合わせて、丸及び多角形の管及び棒状のもの、L形、H形、C形、I形、V形等、様々な形状で実施することができる。また、ポールに取付けられる付属物は、照明器具に限らず、標識や看板等であってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、ポールが腐食等により地表面付近で破断した場合、ポール内部に配設された支持体がポールの倒壊部分を支持するため、ポールが地表面に倒壊することを防止し、これにより、ポールの地表面への倒壊による災害を防止することができる。また、ポールの倒壊部分を傾いた状態で支持するため、専門家以外の一般管理者や周辺住民が見てもポールの破断していることが分かり、これにより、ポールの寿命、取替え時期が早期に発見でき、ポールの取替えを行うことが可能となり、安全である。また、支持体がポール内部に設けられるため、ポールの外観を損なわない。しかも、ポールが腐食等により地表面付近で破断した場合、ポールは支持体の強度の高い方向に倒壊するため、支持体は、十分な強度でより確実にポールの倒壊部分を支持し、ポールが地表面に倒壊することを防止できる。
【0038】
また、請求項2の発明によれば、ポールが腐食等により地表面付近で破断した場合、支持体の腐食はポールの腐食よりも進行していないため、支持体は、十分な強度でより確実にポールの倒壊部分を支持し、ポールが地表面に倒壊することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を示す図。
【図2】同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図3】同ポールの横断面図。
【図4】同ポールの倒壊時における支持状態を説明する図。
【図5】本発明の一実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を示す図。
【図6】同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図7】本発明の一実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を示す図。
【図8】(a)は同ポールの支持体の横断面図、(b)は同ポールの横断面図。
【図9】(a)は同ポールの別の支持体の構成を示す横断面図、(b)は同ポールの横断面図。
【図10】本発明の一実施形態による倒壊防止機能付きポールの概略構成を示す図。
【図11】(a)は同ポールの支持体の取付けを説明する図、(b)は同ポールの別の支持体の構成を示す縦断面図。
【図12】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図13】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図14】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図15】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図16】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図17】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図18】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図19】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図20】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【図21】(a)は従来のポールの概略構成を示す図、(b)は同ポールの地際部分の構成を示す縦断面図。
【符号の説明】
10 倒壊防止機能付きポール
11 ポール本体
12 支持体
20 コンクリート基礎
30 照明器具
Claims (2)
- 地面に立設されたポールにおいて、ポールの内部に、上端が地表面よりも上方まで延設された支持体を、ポール内面との間にやや隙間を設けて配設し、ポールには、片側に張出した構造の付属物取付部が設けられており、前記支持体は、横方向断面における断面係数が異方性であって、断面係数の高い方向が前記付属物取付部の張出し方向と略一致するように設けられていることを特徴とする倒壊防止機能付きポール。
- 前記支持体は、前記ポールよりも耐腐食性に優れた材質、又は表面処理がなされ、もしくはポールと同材料の場合はポールよりも腐食に対する強度が大きい形態とされていることを特徴とする請求項1に記載の倒壊防止機能付きポール。
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