JP2014066130A - H鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法 - Google Patents

H鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法 Download PDF

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Abstract

【課題】型枠を設置するときの型枠支保工が不要で施工精度を確保し大量に施工でき、施工スピードが確保でき、結果的にコストを削減することのできるH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法を提供する。
【解決手段】整地工程S1の後で行う砕石敷き工程S2と、砕石敷き工程S2の後で行うコンクリート基礎打設工程S3と、コンクリート基礎打設工程S3と共に又は後で行う架台設置工程S5と、を備えたH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法である。コンクリート基礎打設工程は、型枠としてH鋼の平面部を少なくとも一つ配置して構成し、H鋼を含む型枠にコンクリートを打設してコンクリート基礎を構築する。
【選択図】図10

Description

本発明は、H鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法に係り、特に、太陽光による発電用パネルを大量に設置するのに好適なH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法に関する。
一般に、太陽光発電所は、基礎の上に架台を形成し、この架台の上に発電用パネルを載置して構成されている。そして、発電用パネルを支える架台と基礎を構築するには、杭基礎、コンクリート基礎等の基礎部を構築し、基礎の上に後から専用金具等を用いて架台を構築し、この架台の上に発電用パネルを設置している。通常コンクリート基礎を打設する際には、コンクリート基礎を打設する場所を整地した上で、木製、又は金属製の型枠材を用いて構築する。このとき、コンクリート基礎の打設作業における狂いが生じないように、型枠材に対して型枠支保工を施している。この型枠支保工には、複数の金物等を使用することになるが、型枠を用いてコンクリート基礎を構築し、さらに架台組み立てなどを段階的に施工している。
例えば、先端にかえしを有する矢じり部を設けた杭を所定の深さまで地中に打ち込み、該杭の後部に、該杭の径より大きい径の支持部を設けて該支持部を埋設し、この支持部に前記架台を保持する支柱を設け、前記杭で風による引抜き荷重を支え、前記支持部で太陽電池アレイ等の荷重を支えるようにした技術が知られている(特許文献1、請求の範囲、段落0005、0006、図1参照)。また、複数個のブロック上にL字形のフレーム材を組んで架台本体を構成し、その架台本体上に太陽電池モジュール(発電用パネル)を設ける技術も知られている(特許文献2、請求項、図1、図2参照)。
ソーラーパネル架台用基礎型枠施工工法として、工場において予め2枚の短板型枠パネルと2枚の長板型枠パネルを平面視で長方形のコンクリート型枠に予め組み付ける第1工程と、現場において前記複数のコンクリート型枠を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル側においてそれぞれ連結バーで互いに接続固定する第2工程と、複数接続固定された各コンクリート型枠にコンクリートを打設する第3工程と、打設したコンクリートが固まった時点で複数連結固定されたコンクリート型枠をクレーン等で持ち上げて型抜きし、次の施工場所に設置する第4工程と、以後は上記第3工程と第4工程を繰り返すことにより多数のソーラーパネル架台用基礎を施工していく技術が知られている(特許文献3、請求項6、段落0017参照)。
さらに、均しコンクリート形成工程と、外殻部仮置き工程と、アンカーボルト位置決定工程と、外殻部位置調整工程と、外殻部固定工程と、架台コンクリート充填工程と、保持部材撤去工程と、を備えた太陽電池パネル基礎架台の施工方法が知られている(特許文献4、請求項3、段落0010、図2乃至図5参照)。
特公平06−082857号公報 特開平11−177114号公報 特許第5005839号公報 特開2012−064866号公報
特許文献1の技術によれば、地面を掘削する必要がなく、杭の後部に杭の径より大きい径の支持部を設け、この支持部で太陽電池アレイ等の荷重を支えるものであるから支持部は小さなものでよく、建設コストが安く、しかも簡単な工事で太陽電池アレイを設置することのできるものである。
特許文献2の技術によれば、複数個のブロックと、これらブロック上に設けられた複数本のフレーム材から成り太陽電池モジュールを支持する架台本体とを備えたので、部材量の削減、工事費の低減、工期の短縮などを達成しながら、厳しい風荷重、積雪荷重、地震荷重等に十分に耐えることのできる標準化された太陽電池モジュールの設置用架台を提供できる。
特許文献3の技術によれば、生産性の向上により少人数での工期短縮が可能でスケジュール調整が容易であり、かつ労災リスクを低減できるという効果、工場で精度良く制作された複数のコンクリート型枠が連結バーで精度良く連結された状態で用いられるため、各ソーラーパネル架台用基礎のレベル精度を高めることができる。
特許文献4によれば、外殻部を均しコンクリートの上に仮置きし、外殻部に対するアンカーボルトの位置を決定し、アンカーボルトを第1保持部材で保持した後に、隣り合う外殻部のアンカーボルトを所定の間隔に第2保持部材で保持して、外殻部の位置を調整しているため、隣り合う架台コンクリートに設置されたアンカーボルトの間隔を一定とすることができ、アンカーボルトの施工精度を安定させることができる。第1保持部材および第2保持部材を使用することによって、アンカーボルトの位置決めおよび外殻部の位置調整を容易に行うことができるため、アンカーボルトの位置決めや外殻部の位置調整にかかる手間を省くことができ、工期を短縮することができる。
しかし、特許文献1の技術では杭を地中に打ち込む必要があり、特許文献2の技術では複数のブロックを調達する必要があり、特許文献3の技術では、コンクリート型枠を工場で製作し施工現場へ移動する必要があり、特許文献4の技術では、均しコンクリートを形成するために、均しコンクリート型枠ユニットを用いる必要があり、さらに外殻部仮置き工程などが必要となる。
上記いずれの技術においても、コンクリート基礎を構築するときには基礎の施工精度を確保するために型枠支保工を施す必要があり、この型枠支保工には、多数の金物などを利用し手間がかかるという不都合があった。また、基礎の施工精度によって、その上に載置する架台の設置について、後付で調整金物や調整プレートの様な各々部材を必要としたり、架台の一部をコンクリートに打ち込み、打ち込んだ部材に調整部材をセットしたうえで架台を取り付ける必要があった。
そこで、地盤の掘削が不要で、軽量で強度を備え無駄がなく、型枠支保工の必要がなく、設置精度が高く、型枠を設置するときの調整が不要で、施工精度を確保し大量に施工でき、施工スピードが確保できるコンクリート基礎工法が望まれていた。
通常、架台には、太陽光による発電用パネルの角度を調整する為と施工精度の狂いを調整出来ることを目的に、調整部材を使用しているが、本発明者らは、鋭意研究し、大容量の太陽光発電所を建設する場合、建設場所の所定領域は太陽に向けて一定の角度で太陽光による発電用パネルを設置するため、太陽光による発電用パネルの角度は一定で、架台の角度を変えることがないこと、施工精度が保たれ、修整する必要が無ければ、変動を前提とした角度調整部材(部品)が必要ないこと、架台を構成する脚部の間隔を調整したり、部材(部品)の断面形状や強度を特定することで、架台の組み立て部材(部品)を減らし、工期とコストの削減が可能であること、などの知見を得て、本発明をなすに至ったものである。
本発明の目的は、軽量で強度を備え無駄がなく、設置精度が高く、型枠を設置するときの型枠支保工が不要で施工精度を確保し大量に施工でき、施工スピードが確保でき、結果的にコストを削減することのできるH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法を提供することにある。
本発明の他の目的は、太陽光発電用に好適なH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法を提供することにある。
前記課題は、本発明のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法によれば、整地工程の後で行う砕石敷き工程と、砕石敷き工程の後で行うコンクリート基礎打設工程と、コンクリート基礎打設工程と共に又は後で行う架台設置工程と、を備えたH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法であって、コンクリート基礎打設工程は、型枠としてH鋼の平面部を少なくとも一つ配置して構成し、前記H鋼を含む型枠にコンクリートを打設してコンクリート基礎を構築すること、により解決される。
本発明では、型枠としてH鋼の平面部を少なくとも一つ配置して構成し、前記H鋼を含む型枠にコンクリートを打設してコンクリート基礎を構築するので、従来の型枠のように、型枠構成部材の調整を行う必要がなく、H鋼の平面部を利用するので、基礎コンクリートの「通り」・「高さ」・「幅」の施工精度の確保ができる。また、H鋼をそのまま移動することにより、大量に施工でき、施工スピードを確保することが可能となる。さらに本発明は、置き基礎工法であり、地下掘削を必要としない。
このとき、コンクリート基礎打設工程は、型枠として配置するH鋼の台座を設置する台座設置工程を備え、台座設置工程の後で、H鋼からなる型枠を配置すると好適である。
このように台座設置工程によって台座を設置することにより、コンクリート基礎を構築するときに、型枠の平面を出すことがより可能となり、H鋼を水平面上に配置することができ、コンクリート基礎を平面上に精度よく構築設置することが可能となる。
さらに、架台設置工程は、脚部と横材と斜め材とからなる架台を形成する工程であって、脚部は、H鋼に延直上の伸びる支持部材に懸架された保持部材に保持された脚部を型枠内に垂下した状態で、型枠内にコンクリート打設し、脚部をコンクリート基礎に埋設して形成する脚部埋設工程を含むように構成すると好適である。
このように、H鋼に延直上の伸びる支持部材に懸架された保持部材に保持された脚部を型枠内に垂下した状態で、型枠内にコンクリート打設し、脚部をコンクリート基礎に埋設されるので、型枠内に打設されるコンクリートの所定位置で正確に設置することが可能となる。
さらに、脚部埋設工程は、複数の脚部の上方に所定長さの横材が取り付けられ、横材が取り付けられた脚部をコンクリート基礎に埋設して形成すると好適である。
このように、予め複数の脚部の上方に所定長さの横材が取り付けられ、横材が取り付けられた脚部が、コンクリート基礎に埋設されるので、コンクリート打設と同時に脚部と横材が一緒に形成でき、精度よく且つ施工スピードを速くすることが可能となる。
また、コンクリート基礎打設工程はロ型のコンクリート基礎を構築するとよい。
このようにロ型のコンクリート基礎にすると、地盤沈下に対応することが可能となる。
つまり、ロ型のコンクリート基礎は、コンクリート基礎と架台一体構造となっているため、架台に取り付ける装置(例えば発電用パネル)などが一緒に沈下することになり、ねじれなどによって生じる装置(発電用パネル)などの損傷がなくなり、地盤沈下発生時に修正可能な構造とすることが可能となる。
さらに、砕石敷き工程の前に整地工程を行うと、より好適である。
このように、整地工程を行うと、砕石敷き工程が、より精度よく平面として形成することが可能となる。
また、架台設置工程の後で行う発電用パネル設置工程を行うと好適である。
このようにすると、発電用パネルが設置できて、太陽光発電所のために、短期間で大量施工を可能とすることができる。
本発明によれば、従来の型枠のように、型枠構成部材の調整を行う必要がなく、H鋼の平面部を利用するので、基礎コンクリートの「通り」・「高さ」・「幅」の施工精度の確保ができる。また、H鋼をそのまま移動することにより、型枠支保工を必要としないで大量に施工でき、施工スピードを確保することが可能となる。
また横材と脚部とを有する架台を形成するときに、コンクリート打設と同時に脚部が埋設されるので、打設されるコンクリートの所定位置で正確に設置することが可能となる。そして本発明は、置き基礎工法であり、地下掘削を必要としない。
さらに横材が取り付けられた脚部がコンクリート基礎に埋設されるので、コンクリート打設と同時に脚部と横材が一緒に形成でき、精度よく且つ施工スピードを速くすることが可能となる。
またロ型のコンクリート基礎にすると、コンクリート基礎と架台一体構造となっているため、架台に取り付ける装置(例えば発電用パネル)などが一緒に沈下することになり、ねじれなどによって生じる装置(発電用パネル)などの損傷がなくなり、地盤沈下発生時に修正可能な構造とすることが可能となる。
架台の上に発電用パネルを設置すると、太陽光発電所のために、短期間で大量施工を可能とすることができる。
整地・砕石敷き工程の説明図である。 台座の説明図である。 H鋼からなる型枠の妻側からの説明図である。 横材と脚部との連結された状態の説明図である。 図4AのX側から見た説明図である。 横材の端部から見た拡大説明図である。 H鋼からなる型枠を配置した状態の説明図である。 横材と脚部とをコンクリート基礎に埋設するときの説明図である。 横材と脚部と斜め材をコンクリート基礎に埋設するときの説明図である。 横材の上に斜め材を取り付けた状態の説明図である。 架台に発電用パネルを取り付けた状態の概略説明図である。 架台と発電用パネルの取付状態の詳細説明図である。 図8BのZ−Zから見た説明図である。 太陽光発電所建設の概略説明図である。 H鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法の説明図である。 ロ型のコンクリート基礎の工程の説明図である。 ロ型のコンクリート基礎の説明図である。 ロ型のコンクリート基礎に横材を取り付けた説明図である。 ロ型のコンクリート基礎に横材及び斜め材を取り付けた説明図である。 ロ型のコンクリート基礎に横材及び斜め材と発電用パネルを取り付ける説明図である。 ロ型のコンクリート基礎に発電用パネルを取り付けたときの説明図である。 図16の発電用パネル設置状態の説明図である。 図17のY側からみた説明図である。 ロ型のコンクリート基礎の不等沈下の説明図である。 不等沈下の基礎修正の説明図である。 不等沈下の基礎修正の説明図である。 不等沈下の基礎修正の説明図である。 不等沈下の基礎修正の説明図である。 不等沈下の基礎修正の説明図である。 不等沈下の基礎修正の説明図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1は整地・砕石敷き工程の説明図、図2は台座の説明図、図3はH鋼からなる型枠の妻側からの説明図、図4Aは横材と脚部との連結された状態の説明図、図4Bは図4AのX側から見た説明図、図4Cは横材の端部から見た拡大説明図、図4DはH鋼からなる型枠を配置した状態の説明図、図5は横材と脚部とをコンクリート基礎に埋設するときの説明図、図6は横材と脚部と斜め材をコンクリート基礎に埋設するときの説明図、図7は横材の上に斜め材を取り付けた状態の説明図、図8Aは架台に発電用パネルを取り付けた状態の概略説明図、図8Bは架台と発電用パネルの取付状態の詳細説明図、図8Cは図8BのZ−Zから見た説明図、図9は太陽光発電所建設の概略説明図、図10はH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法の説明図、図11はロ型のコンクリート基礎の工程の説明図、図12はロ型のコンクリート基礎の説明図、図13はロ型のコンクリート基礎に横材を取り付けた説明図、図14はロ型のコンクリート基礎に横材及び斜め材を取り付けた説明図、図15はロ型のコンクリート基礎に横材及び斜め材と発電用パネルを取り付ける説明図、図16はロ型のコンクリート基礎に発電用パネルを取り付けたときの説明図、図17は図16の発電用パネル設置状態の説明図、図18は図17のY側からみた説明図、図19はロ型のコンクリート基礎の不等沈下の説明図、図20乃至図25は不等沈下の基礎修正の説明図である。
一般に、太陽光発電所の建設の場合には、建設地における地域、条件、環境に合わせて計画するが、架台やコンクリート基礎については、建設場所における各種条件に合わせて、部材の断面、基礎の形状、材質などを含めて標準構造などを考慮して設計されることになる。
本発明では調整部材を削減する事で、一定の角度となる架台を多数製造し、施工精度を確保し、横材や斜め材の材質を特定のものにして、軽量で必要十分な断面として形成し、容易に組み立て易い構造とし、下記に説明するような構造、使用資機材、施工工程等によって、太陽光発電所建設における発電用パネルを支える「架台」・「基礎」について大量に量産する際、その「コストの低減」・「施工精度」・「施工スピード」を確保できる。
本実施形態における太陽光発電では、従来技術と同様に、コンクリート基礎10と、架台20と、発電用パネル30とを構成要素としている。なお本明細書では、発電用パネルは太陽電池モジュール、太陽光パネルと同義として使用する。
図6はコンクリート基礎10の上に架台20を形成するときの状態を示すもので、台座50(図2参照)を設置した後で、台座50に合わせて所定間隔をおいてコンクリート基礎10,10を設置し、このコンクリート基礎10,10の上に架台20を形成している。
本実施形態で用いる台座50は、図2で示すように、所定長さのL型鋼を部分的に切除して軽量化したものを用いており、本体51と、この本体51の面(L型の底面に相当する面)の所定位置に貫通孔52が所定間隔で複数(図の例では2か所)設けられており、また台座50の辺側(L型の縦側)には、切除されない部分が規制部53として形成されている。そして、台座50の本体51の貫通孔52の上から係止部46aを備えたピン46(本実施形態ではL字ピン)を地中に打ち込み、台座50を固定する。このようにして、台座50の上にH鋼を配置できるように構成している。
架台20は、図6乃至図8Cで示すように、脚部21(21a,21b)と、横材22(22a,22b)と、斜め材23を主要構成要素とし、付属としてボルト、ナット、ワッシャー、連結材、太陽光による発電用パネル30を抑える留め金具等を用いて形成されており、横材22(22a,22b)の所定長さにおいて、複数の脚部21(21a,21b)は、コンクリート基礎10,10に埋設され、複数の脚部21(21a,21b)の上方位置に、所定長さのアルミ材(アルミ合金など)からなる横材22(22a,22b)が連結されている。複数の脚部21(21a,21b)は、図8A及び図8Bで示すように、断面L字状の鋼材からなる長尺体から構成されている。
このとき、横材22は、どの位置の横材22も脚部21や斜め材23の設置位置が同一の位置として設置できるように寸法割り付けを設計の段階で計画して置く。つまり、それぞれの脚部21aは脚部21bより長さが小さ(短か)く形成されているが、脚部21aは全て同じ高さ位置になるように形成され、それぞれの脚部21bも同じ高さになるように形成されている。
横材22aは、図4Aで示すように、長尺体からなる本体22aと、この本体22aと連結された脚部21aとから構成されており、長尺体からなる本体22aは所定位置で、連結部材42によって連結されて、所定の長さに形成することができる。本実施形態では、横材22に脚部21と連結材41を、予め片側だけ既定の位置に取り付けておくものである。
そして、それぞれの脚部21(21a,21b)には横材22(22a,22b)がボルト等の連結材41により締結されている。横材22aは、上面部22aが、図4B及び図4Cで示すように、所定の角度(固定角度)で脚部21aから脚部21b方向に向けて上方に傾斜して形成されている。この上面部22aには、発電用パネル30を取り付けるための斜め材23を取り付けるための取付孔22aが形成されている。この上面部22aに形成された取付孔22aは、所定間隔で複数穿孔されている。本実施形態では、発電用パネル30に合わせて、均等に配設できるように横材22(22a,22b)、斜め材23の長さなどが決定される。
一方、図6で示すように、脚部21bに連結された横材22bは、上面部22bが所定の角度で脚部21a方向に向けて下方に傾斜して形成され、この上面部22bには、発電用パネル30を取り付けるため、斜め材23を取り付けるための取付孔22bが形成されている。この横材22bも、上面部22bの傾斜方向や脚部21bの長さが異なるが、上記横材22aと同様に構成されている。
斜め材23は、図6で示すように、アルミ材(アルミ合金など)からなるもので、脚部21aと脚部21bに連結された横材22a,22bの上面部22aと及び上面部22bの上に配置される。具体的には、図7、図8A〜図8Cで示すように、横材22a,22bの上面部22aと上面部22bの上に配置された斜め材23の所定位置に、発電用パネル30を両側から固定するパネル固定具43(図8B参照)が、ボルトナット43aなどによって固定されている。そして、発電用パネル30の固定するために、パネル固定具43の他に、発電用パネル30の中間部を押える押え材44aを固定するボルトナットなどの固定手段44が設けられ、これらによって発電用パネル30が固定されるように構成されている。図7、図8A〜図8Cの例は一例であるので、斜め材23,パネル固定具43,押え材44a,固定手段44などは、発電用パネル30の形状や大きさに合わせて適宜改変して適用するものである。
そして、台座50に合わせてコンクリート基礎10を形成し、コンクリート基礎10の上に架台20を設置して、この架台20の上に一定の方向に向いた発電用パネル30を、図9で示すように、整然として配列させ、さらに各発電用パネル30間に配線L等を行い、太陽光発電所を建設するものである。
次に、本実施形態におけるH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法について説明する。
本実施形態のコンクリート基礎工法は、図10で示すように、整地工程S1と、砕石敷き工程S2と、コンクリート基礎打設工程S3と、脚部埋設工程S4と、架台設置工程S5と、発電用パネル設置工程S6と、を主要工程としている。
先ず、太陽光発電所となる建設予定地の整地工程S1を行う。この整地工程S1を行う場所は、図1の(a)のような太陽光を遮る建造物や植林などがない平坦な地面Gのある場所が好ましい。この建設予定地の地面Gに敷地全体の整地を行うものである。整地工程S1は、建設予定地の凹凸箇所を平坦にし、盛土など一般に行う整地工程である。
次に、図1の(b)で示すように、砕石敷き工程S2を行う。本実施形態では、砕石として再生砕石を用いて砕石敷き工程S2を行う。この砕石敷き工程S2では、コンクリート打設が可能なように、一般的なコンクリート基礎工事と同様な工程を行うものである。このとき水平で所定の高さ(計画高さ)になるように調整する。本実施態様では軟弱地盤の強化を図ったうえで、地上置き型のコンクリート基礎10を形成するための施工を行う。図1の(b)は、コンクリート基礎10を形成するための施工を行って、砕石敷きG2を形成した状態を説明するものである。
次にコンクリート基礎10を形成するために、基礎のコンクリート基礎打設工程S3を行う。
本実施形態のコンクリート基礎打設工程S3は、計画しているコンクリート基礎10の位置に合わせ、上述したような専用のH鋼の台座50を設置する。台座50は、図3で示すように、所定の間隔をおいて二本のH鋼61,61を配設するときに、H鋼61の下面を支持するためのものであり、本実施形態では、H鋼61の配設位置に合わせて、対向して2つ用いている。
そして、台座50に合わせて規制部53に沿って、不図示のクレーン等を使用し、H鋼61の平面部62,62が対向するように設置する。このとき、二本のH鋼61の妻側(端面側)には、堰止め用の型枠70を設置する。これにより、二本のH鋼61,61と堰止めの型枠70によって、所定幅で所定長さの型枠が形成される。また堰止め用の型枠70は、平面部62,62の上端に設けたキャッチクランプなどのクランプ類47,47によって、取り付けられる。なお、前述のピン46の係止部46a(図2参照)は、H鋼61の両側端部63a,63bの空間部に位置するために邪魔にならないように構成できる。
次に、脚部埋設工程S4を行う。脚部埋設工程S4は、図5で示すように、H鋼61の両側端部63a,63bの間の上方位置に、キャッチクランプなどのクランプ類48aと懸架部48bと柱部48cとを使用した門型48を設置する。この門型48によって、架台20の計画高さに合わせて、脚部21(21a,21b)と横材22(22a,22b)とを配置する(図5では脚部21aを示している)。本実施形態の門型48の懸架部48bは、単管パイプを用いている。
なお、予め横材22a、脚部21a、連結材41を組んで置き、横材22a、脚部21a、連結材41を先に設置した門型48の上に載置する。このとき所定の位置に設置するが、粘着テープ等の簡易な仮止手段によって動かないように仮押さえをして、図3で示すようなH鋼61と堰止め用の型枠70で形成された型枠の内側の上部位置で、脚部21(21a,21b)が埋設される位置になるように配置する。例えば、紐等を使用して脚部21(21a,21b)が垂直になるように固定する。
次に、架台設置工程S5を行う。この架台設置工程S5は、脚部21a,21b、横材22a,22b、連結材41、斜め材23などを用いて、架台20を構築する工程であり、脚部21a,21bは、脚部埋設工程S4によってコンクリート基礎10に埋設されることになる。
次に、横材22と隣接する横材22とを連結部材(連結金物)42によって連結し、所定の長さにする。このとき、10m程度の間隔と必要に応じて、仮押さえとして斜め材23を横材22に取り付け、前後の横材22の間隔を既定の位置に設置する。
上述のように、H鋼61と堰止め用の型枠70で形成された型枠の内側の上部位置で、脚部21(21a,21b)が垂直になるようにした状態で、生コン打設ポンプ車などから基礎コンクリート用生コンを打設する。このとき、打設の際には生コン締固め用バイブレーターなどを用いて十分に締固めを行い、生コンが均一に且つ空洞が生じないようにして既定の寸法を確保出来る様に仕上げる。
なお、鉄筋等を入れる場合は打設前に鉄筋等を設置して置く。また、並行して次の隣に面するコンクリート基礎10の位置に前述の各工程と同様に別の台座50を設置して置き、型枠としてのH鋼61を配置する準備を行っておく。
コンクリートの硬化を確認し、型枠支保工している各種金物等を取り外し、クレーン等によりH鋼61を吊上げ、そのまま隣のレーンに当たる基礎の位置に先に設置した台座50に合わせて設置していく。本実施形態のように行うと、重量物であるH鋼61の移動距離を短くして、型枠の撤去と設置を同時に行うことになり、効率よく進める事が可能となる。H鋼61を外した後の打設されたコンクリート基礎10には、養生を施しコンクリートの品質を確保する。
なお、使用した堰止め用の型枠70も同様に設置するが、この作業も繰り返し同じ資材を使用し効率よく作業を進める事が出来る。このようにして、上記各工程を繰り返す。
そして、架台20を形成した後で、太陽光による発電用パネル30を、金物を使用して設置する。また上記実施形態では、各コンクリート基礎を形成するときに2本のH鋼の間にコンクリートを打設した例で説明したが、型枠にH鋼を1本使用し、この1本のH鋼を基準として架台の構成要素である脚部や横材を精度よく形成することも可能である。
次に、発電用パネル設置工程S6を行う。この発電用パネル設置工程S6は、図8A〜図8Cで示すように、横材22a,22bの上面部22a,及び上面部22bの上に斜め材23を配置されており、この斜め材23に、パネル固定具43とボルトナット43aを用いて発電用パネル30を固定する。なお、発電用パネルは、公知のものを用いることができる。
上述のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法は、スパイラル作業工程によって行うことができる。例えば、施工作業をグループAとグループBの2つのグループとして、個別に連続して行う。つまり、作業内容を分割して専業制の作業形態をとることで、熟練化を進め、手戻りをなくすることで工程短縮が可能となる。つまり、グループAは型枠設置に従事する。グループBはコンクリート打設に従事する。
そして、型枠は発電所の場所として、南と北の双方で使用するため2式準備する。グループAは型枠設置までをグループBに先行して、南・北・南・北と交互に移動し作業を行う。
一方、グループBのコンクリート打設は、グループAを追いかけ、翌日にコンクリートを打設する。なお、コンクリート打設にはポンプ車を使用して、打設効率と移動効率と生コンの配分効率を上げて作業を行う。
グループAはグループBのコンクリート打設翌日に、脱枠しその隣の列の型枠を設置する。以上のように、例えば第1日目にグループAによって第1の型枠設置、第2日目にはグループAの第2の型枠設置及びグループBのコンクリート打設、第3日目にグループAの第1の型枠の脱枠と第3の型枠設置、グループBの第2のコンクリート打設、第4日目にグループAの第2の型枠の脱枠と第4の型枠設置、グループBの第3のコンクリート打設というように、作業を行うものである。このようなスパイラル作業工程によると、型枠の移動は最小限で済むため、作業の効率化を図ることが可能となる。
次に、本発明の他の実施形態を、図11乃至図18に基づいて説明する。本実施形態では、コンクリート基礎としてロ型のコンクリート基礎を用いた例について説明する。なお、前記実施形態と同じ部材等には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のロ型コンクリート基礎81は、図12で示すように、所定位置で傾斜を形成するために、ロ型の長尺の基礎である対向する辺の部分に複数の脚部82,83を埋設している。複数の各脚部82は同じ高さであり、複数の各脚部83は同じ高さとしており、複数の各脚部82は複数の各脚部83より高くしている。そして、各脚部82,83上には、図13で示すように、横材84が取り付けられている。
本実施形態の脚部82,83と横材84との連結には、ボルトナット等の締結具を用いているが、脚部82,83と横材84の連結部分の一方或いは双方(本実施形態では脚部82,83側)に、上下方向の長穴(不図示)が形成されており、この長穴で若干(10cm程度迄)の上下方向の位置の調整が可能なように構成されている。
本実施形態のロ型コンクリート基礎81は、図11で示すように、ロ型の長尺の基礎の部分は、上述のように脚部82,83を形成するための精度を確保するために、前記したH鋼を型枠にした工法と同じであるが、ロ型の短尺の部分は、さほど精度を要求されないため、一般的な型枠材を配置してロ型の型枠を形成することが可能である。
つまり、二本のH鋼61の間に型枠72を設置し、H鋼61と型枠72によって、ロ型の外周側の型枠を形成する。またロ型が所定の幅となるように、ロ型の内側の型枠74を形成する。この内側の型枠74は、精度を外周側のH鋼を基準として確保できるために、メタルフォームや木枠など従来の型枠を用いている。なお符号75は型枠74を支持する部材である。
また、図14で示すように、横材84,84の間に斜め材85を傾斜させて配置するが、本実施形態では、H鋼61にキャッチクランプを使用して単管パイプを固定し脚部82,83を取り付けた横材84を設置する。これらの詳細は、前記した実施形態と同様に行う。
なお、本実施形態のように、脚部82と横材84、脚部83と横材84を予め一体に形成して、生コンを打設するときに脚部82,83を埋設してロ型コンクリート基礎81と一緒に形成するようにしてもよいし、横材84を後付して形成してもよい。
以上のように、本実施形態は、いわゆる置き基礎工法であり、地下掘削を必要とせず、ロ型構造体での面全体で加重を支えるため地盤沈下が想定される軟弱地に適している。
そして図15乃至図18で示すように、発電用パネル30を取り付ける。本実施形態におけるH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法では、ロ型コンクリート基礎81の形成工程で、ロ型の短尺の部分に、ロ型の長尺の基礎の部分との連結のための型枠材を用いるところが異なるが、他の工程は、前記した工程と同様である。
以上のようにロ型コンクリート基礎81にすると、地盤沈下対応の構造として好適になる。
より詳細に説明すると、本実施形態のロ型のコンクリート基礎を用いると地盤沈下に対応することが可能となる。
つまり、ロ型コンクリート基礎81は、ロ型コンクリート基礎81と架台を構成する脚部82,83と横材84と斜め材85が一体構造となっており、図15乃至図18で示すように、その上に発電用パネル30が取り付けられるため、図19で示すような地盤沈下等が生じても、ロ型コンクリート基礎81と架台の各部材が一体となっているために、ロ型コンクリート基礎81自体が、ずれ等を生じないので、発電用パネル30自体に地盤沈下等で生じるねじれ等の外力が加わらず、発電用パネル30の損傷がなくなり、地盤沈下発生時に修正可能な構造とすることが可能となる。
つまり、ロ型コンクリート基礎81は、変状する地面Gに対し、部分的に沈下があっても、面でとらえ対応するため、仮に基礎が傾く事があっても、基礎自体で応力を受けるため、基礎上の架台や発電用パネルに一切負荷が生じないものである。図19はロ型コンクリート基礎81の不等沈下を説明するもので、図19のように不等沈下が発生した場合に、全面で対応できるため、発電用パネルへの損傷が生じない。
図20〜図25はロ型コンクリート基礎81の地盤の不等沈下に対して基礎を修正するときの説明図である。
本実施形態のロ型コンクリート基礎81を用いた発電用パネル30において、地盤沈下した場合のロ型コンクリート基礎81の修正について説明する。
不等沈下が、ロ型コンクリート基礎81の両端で数センチ〜10cm以下の場合には、長穴で調整可能な場合があり、このような場合には、脚部82,83と横材84との連結用のボルトナットを長穴の範囲で調整することができる。
つまり、図20のような状態から、全体の沈下や部分的不等沈下があって、図21で示すように、鎖線で示す状態から実線で示す状態に変化した場合に、各脚部82(83)と横材84を調整することができる。また同様に、斜め材85の傾斜を不等沈下前の状態に調整することができる。つまり、長穴での調整範囲までの軽微な傾きが生じた場合には、脚部82,83の長穴(溝穴構造)での調整(アジャスタ調整)により、容易な補正が可能であり、これにより発電用パネル30を設置している現地での簡易な修繕工事での補正ができる。
上述のような、連結用のボルトナットによって、調整できない場合、つまり長穴の範囲で調整できない場合には、図22乃至図25で示すようなロ型コンクリート基礎81自体を持ち上げて修正を行う。
ロ型コンクリート基礎81の修正は、先ず、図22で示すように、4点(a,b,c,d) の高さを測定する。そして、図23乃至図25で示すように、吊り上げ装置Sによって、4点のうち1番目と2番目の低い隅(例えば図22のように、cとd)を一番高い高さの点(例えばa)と同じ高さまで上げる。次に、吊り上げ装置Sによって、1番目と2番目の低い隅(c,d)を持ち上げて、出来たロ型コンクリート基礎81と支持路盤の空間部分に、所定の手段によって、調整材(不図示)を咬ませる。そしてロ型コンクリート基礎81の両側に図25で示すような木製等の枠76,77を設置し、その間に速硬性モルタルを流し込むなどの工程によって、ロ型コンクリート基礎81と支持路盤の間を埋めて調整部90を形成して修正を行う。
なお、前記各実施形態では、高さの異なる脚部を形成するときに、高い脚部と低い脚部の間に空間部(二つの基礎、或いはロ型)を形成しているが、H鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法として、矩形のブロックを一つ用いてコンクリート基礎とするものを形成することができるのは言うまでもない。
10 コンクリート基礎
20 架台
21 脚部
22 横材
23 斜め材
30 発電用パネル
48 門型
50 台座
61 H鋼
62 平面部
70 堰止め用の型枠
72 型枠
74 型枠
81 ロ型コンクリート基礎
82,83 脚部
84 横材
85 斜め材
90 調整部
S1 整地工程
S2 砕石敷き工程
S3 コンクリート基礎打設工程
S4 脚部埋設工程
S5 架台設置工程
S6 発電用パネル設置工程
S 吊り上げ装置
G 地面
G2 砕石敷き

Claims (7)

  1. 整地工程の後で行う砕石敷き工程と、
    該砕石敷き工程の後で行うコンクリート基礎打設工程と、
    該コンクリート基礎打設工程と共に又は後で行う架台設置工程と、を備えたH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法であって、
    前記コンクリート基礎打設工程は、型枠としてH鋼の平面部を少なくとも一つ配置して構成し、前記H鋼を含む型枠にコンクリートを打設してコンクリート基礎を構築することを特徴とするH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
  2. 前記コンクリート基礎打設工程は、前記型枠として配置するH鋼の台座を設置する台座設置工程を備え、該台座設置工程の後で、前記H鋼からなる型枠を配置することを特徴とする請求項1記載のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
  3. 前記架台設置工程は、脚部と横材と斜め材とからなる架台を形成する工程であって、前記脚部は、前記H鋼に延直上の伸びる支持部材に懸架された保持部材に保持された前記脚部を前記型枠内に垂下した状態で、前記型枠内にコンクリート打設し、前記脚部をコンクリート基礎に埋設して形成する脚部埋設工程を含むことを特徴とする請求項1記載のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
  4. 前記脚部埋設工程は、複数の脚部の上方に所定長さの横材が取り付けられ、横材が取り付けられた前記脚部をコンクリート基礎に埋設して形成することを特徴とする請求項3記載のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
  5. 前記コンクリート基礎打設工程はロ型のコンクリート基礎を構築することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
  6. 前記砕石敷き工程の前に整地工程を行うことを特徴とする請求項1記載のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
  7. 前記架台設置工程の後で行う発電用パネル設置工程とを備えたことを特徴とする請求項1記載のH鋼による短期間で大量施工を可能とするコンクリート基礎工法。
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