JP2007169664A - ワニスの含浸方法及びワニスの含浸装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】繊維シート基材1にワニス2を含浸した後、このワニス2により液封された減圧空間3に繊維シート基材1を導入する。この後、減圧空間3から繊維シート基材1を導出しながら減圧空間3を液封するワニス2に繊維シート基材1を導入する。減圧空間3を通過した直後の減圧状態の繊維シート基材1が常圧の外気に曝されることがなくなって、繊維シート基材1に常圧の外気(空気)が作用することがなくなる。
【選択図】図1
Description
長尺の繊維シート基材1としてはガラス繊維シート(日東紡(株)製の「7628H258」)を用いた。ワニス2としては15℃における粘度が2Pa・s(200cps)のエポキシ樹脂ワニス(EBR)を用いた。このエポキシ樹脂ワニスはエポキシ樹脂100質量部に対して溶剤としてメチルエチルケトンを40質量部配合して調製されるものであり、このワニス2は15℃における蒸気圧が2.7kPaである。
減圧空間3の圧力と繊維シート基材1の搬送速度をそれぞれ2.6kPaと2.4m/minに設定した以外は、実施例1と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
掻き落としバー29を用いると共に繊維シート基材1の搬送速度を2.4m/minに設定した以外は、実施例1と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
掻き落としバー29を用いると共に繊維シート基材1の搬送速度を2.6m/minに設定した以外は、実施例2と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
ワニス2として導入側の低粘度のワニス2aと導出側の高粘度のワニス2bを用いた。低粘度のワニス2aとしては15℃における粘度が0.5Pa・s(50cps)のエポキシ樹脂ワニス(EBR)を用いた。このエポキシ樹脂ワニスは実施例1のワニス2を溶剤で希釈して調製したものである。また、高粘度のワニス2bとしては実施例1のワニス2をそのまま用いた。さらに、繊維シート基材1の搬送速度を2.3m/minに設定した以外は、実施例3と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
ワニス2として実施例5と同様に導入側の低粘度のワニス2aと導出側の高粘度のワニス2bを用いた。また、繊維シート基材1の搬送速度を2.5m/minに設定した以外は、実施例4と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
減圧空間3の圧力を常圧(0.1MPa)とした以外は、実施例1と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
減圧空間3の圧力を常圧とした以外は、実施例3と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
減圧空間3の圧力を常圧とした以外は、実施例5と同様にして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。
実施例1において、脱泡を施したワニス2を使用するようにし、また、仕切り板6を用いないようにし、さらに排出口24からのワニス2の排出を行わないようにした。これら以外は実施例1と同様にしてワニス2を繊維シート基材1に含浸した。
排出口24からワニス2を40m3/minで排出した以外は、実施例7と同様にしてワニス2を繊維シート基材1に含浸した。
仕切り板6を用いた以外は、実施例8と同様にしてワニス2を繊維シート基材1に含浸した。
片面含浸工法である特許文献1と同様のワニスの含浸装置を形成した。この含浸装置は図4に示すように、長さL2が600mmのプレートパン50を備えるものであり、プレートパン50の上面には実施例1と同様のワニス2を保持した。また、実施例1と同様のワニス2を貯留した浸漬槽51、搬送ロール52及びスクイズロール53も具備した。そして、プレートパン50上で繊維シート基材1の片面をワニス2に接触させて繊維シート基材1にワニス2を含浸させた後、この繊維シート基材1を浸漬槽51のワニス2に浸漬してさらにワニス2を含浸させ、この後、スクイズロール53を通して繊維シート基材1を引き上げるようにして繊維シート基材1にワニス2を含浸した。そして、この工法により得られる繊維シート基材1のワニス2の未含浸残存率が20%となるために、ラインスピードを0.6m/minとした。
2 ワニス
2a ワニス
2b ワニス
3 減圧空間
4 含浸槽
5 減圧棟
6 仕切り板
8 分割壁
9 除去手段
Claims (12)
- 繊維シート基材にワニスを含浸した後、このワニスにより液封された減圧空間に繊維シート基材を導入し、この後、減圧空間から繊維シート基材を導出しながら減圧空間を液封するワニスに繊維シート基材を導入することを特徴とするワニスの含浸方法。
- 減圧空間に導入する前の繊維シート基材に含浸させるワニスと、減圧空間から導出される繊維シート基材が導入されるワニスとして、種類の異なるものを用いることを特徴とする請求項1に記載のワニスの含浸方法。
- 種類の異なるワニスとして粘度の異なるものを用いることを特徴とする請求項2に記載のワニスの含浸方法。
- 減圧空間中において繊維シート基材の表面に付着した余剰のワニスを除去することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のワニスの含浸方法。
- 減圧空間の圧力が、減圧空間の温度におけるワニスの蒸気圧以上で、且つこの蒸気圧よりも100Pa高い圧力以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のワニスの含浸方法。
- 減圧空間の圧力が、減圧空間の温度におけるワニスの蒸気圧よりも低くすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のワニスの含浸方法。
- ワニスが減圧空間に移動するのを防止するために、ワニスを排除しながら減圧空間をワニスで液封することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のワニスの含浸方法。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載のワニスの含浸方法を行うためのワニスの含浸装置であって、繊維シート基材に含浸させるためのワニスを貯留する含浸槽と、含浸槽に貯留されたワニスで液封される減圧空間が形成される減圧棟とを備えて成ることを特徴とするワニスの含浸装置。
- 減圧空間とワニスとの境界に減圧空間側とワニス側とに移動可能な仕切り板を設けて成ることを特徴とする請求項8に記載のワニスの含浸装置。
- ワニスが減圧空間に移動するのを防止するために、含浸槽からワニスを排除するためのワニス排除手段を具備して成ることを特徴とする請求項8又は9に記載のワニスの含浸装置。
- 減圧空間に導入する前の繊維シート基材に含浸させるワニスと、減圧空間から導出される繊維シート基材が導入されるワニスとを分割するための分割壁を含浸槽に設けて成ることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のワニスの含浸装置。
- 繊維シート基材の表面に付着した余剰のワニスを除去するための除去手段を減圧空間に設けて成ることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載のワニスの含浸装置。
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JP2007078888A JP2007169664A (ja) | 2007-03-26 | 2007-03-26 | ワニスの含浸方法及びワニスの含浸装置 |
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JP2007078888A Pending JP2007169664A (ja) | 2007-03-26 | 2007-03-26 | ワニスの含浸方法及びワニスの含浸装置 |
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