JP2007168726A - 移動農機の変速操作装置 - Google Patents

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Hideaki Nakagawa
秀明 中川
Satoshi Fuku
聡 富久
Yasumasa Kuroda
恭正 黒田
Koji Ninomiya
浩二 二宮
Masao Miyauchi
正男 宮内
Yoshio Sumita
善男 住田
Tatsuya Shimoyama
達也 下山
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Abstract

【課題】移動農機の変速操作装置において、調整作業を容易にする。
【解決手段】走行変速ギヤ及び耕耘変速ギヤを内部に有する伝動ケースの上部外周部に、左右方向の上下回動軸及び上下方向の左右回動軸回りにシフトアームを回動自在に設ける。伝動ケースの左右幅内上方に前後方向に沿わせて変速レバーを設け、この変速レバーの前側端部をシフトアームに連結して操作可能に構成する。伝動ケースの上部を覆うケースカバーには変速レバー案内用のガイド溝を設ける。伝動ケースの上部には、走行変速ギヤシフト用の左右方向の走行シフト軸と耕耘変速ギヤシフト用の左右方向の耕耘シフト軸を上下に移動自在に並設して、その端部を伝動ケースの左右一側から突出させ、その突出部にシフトアームの係合する凹部を構成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、耕耘機やトラクタ等に実施する移動農機の変速操作装置に関するものである。
従来技術として、耕耘機の変速操作装置において、車体の走行速度を高低に変速する変速レバーを設け、この変速レバーの操作により耕耘装置を正転耕耘と逆転耕耘とに切り替えるものは公知である(特許文献1)。
また、変速レバーの案内装置において、左右に分割した左右ケースを接合して伝動ケースを構成し、この左右ケースの内部に一体的に成形する案内リブの先端を対向接近させて変速レバーのシフタの案内部とし、この案内部の両側に第一シフタ軸と第二シフタ軸を設け、第一シフタ軸、第二シフタ軸の中立位置に前記案内部を対向配置したものは公知である(特許文献2)。
特許第2658016号公報 特許第2560767号公報
前記特許文献1の発明では、変速レバーと変速ギヤ作動用の変速シフタとの間を複雑な連動機構により連係するので、構造が複雑になり組立て作業時の変速位置の調整作業が煩雑となる不具合があり、また、前記特許文献2の発明では、変速レバーのシフタの案内部が伝動ケースの内部に構成されているので、外側からの変速位置の調整作業がやりにくいという不具合があった。そこで、この発明はこのような不具合を解決しようとするものである。
請求項1の発明は、走行変速ギヤ(14a,14b)及び耕耘変速ギヤ(21a,21b)を内部に有する伝動ケース(2)の上部外周部に、左右方向の上下回動軸(31a)及び上下方向の左右回動軸(31b)回りに回動自在なシフトアーム(34)を設け、前記伝動ケース(2)の左右幅内上方部位に前後方向に沿わせて設けている変速レバー(33)の前側端部を前記シフトアーム(34)に連結して操作可能に構成し、前記伝動ケース(2)の上部を覆うケースカバー(36)には変速レバー(33)案内用の走行変速用の左右方向のガイド上溝(36a)、耕耘変速用の左右方向のガイド下溝(36b)、これらガイド上下溝(36a,36b)の中間部を接続するガイド縦溝(36c)を設け、前記伝動ケース(2)の上部には、前記走行変速(ギヤ14a,14b)シフト用の左右方向の走行シフト軸(37)及び前記耕耘変速ギヤ(21a,21b)シフト
用の左右方向の耕耘シフト軸(38)を上下に並設して移動自在に構成し、該走行シフト軸(37)及び耕耘シフト軸(38)の端部を伝動ケース(2)の左右一側から突出させてその突出部に前記シフトアーム(34)係合用の凹部(37b,38b)を構成し、前記シフトアーム(34)のシフト部を前記伝動ケース(2)の左右一側に沿わせて後方に延出し前記凹部(37b,38b)に係合可能に構成したことを特徴とする移動農機の変速操作装置とする。
前記構成によると、伝動ケース(2)の左右幅内上方部位に前後方向に沿わせた変速レバー(33)を左右方向あるいは前後方向に操作することにより、シフトアーム(34)の伝動ケース(2)の左右一側に沿わせて後方に延出してシフト部を操作し、走行シフト軸(37)及び耕耘シフト軸(38)の伝動ケース(2)から左右一側に突出している凹部(37b,38b)に係合させ、変速レバー(33)をガイド上溝(36a)、ガイド下溝(36b)、ガイド縦溝(36c)に沿って操作すると、走行変速ギヤ(14a,14b)及び耕耘変速ギヤ(21a,21b)をシフトし、走行変速及び耕耘変速をすることができる。
請求項2の発明は、左右方向の走行シフト軸(37)の突出部と耕耘シフト軸(38)の突出部との間に変速もつれ防止具(39)を配設し、該変速もつれ防止具(39)には中立位置にある走行シフト軸(37)の凹部(37b)と耕耘シフト軸(38)の凹部(38b)との間を案内する切欠き溝(39a)を設けシフトアーム(34)を案内するように構成したことを特徴とする請求項1記載の移動農機の変速操作装置とする。
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、シフトアーム(34)を変速もつれ防止具(39)の切欠き溝(39a)を通って中立位置にある走行シフト軸(37)の凹部(37b)と耕耘シフト軸(38)の凹部(38b)とに確実に案内することができる。
請求項1の発明は、変速レバー(33)を伝動ケース(2)の左右幅内上方を通して後方に延出しているので、伝動ケース(2)の上方を覆っているケースカバー(36)に変速レバー(33)のガイド上溝(36a,36b,36c)が収まり、伝動ケース(2)の側方までケースカバー(36)を広げる必要もなく、コンパクトで見栄えの良いものにすることができる。また、変速レバー(33)が走行中に畔や石垣などの障害物に当たる怖れもなく、変速が不用意に変わる不具合も解消することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、走行シフト軸(37)の凹部(37b)、耕耘シフト軸(38)の凹部(38b)、シフトアーム(34)及び変速もつれ防止具(39)を伝動ケース(2)の外側に設けているので、変速調整作業を容易に行なうことができる。
以下図面に基づきこの発明の実施の形態について説明する。
図1にはこの発明を具備する耕耘機の側面図が図示されている。耕耘機1の機体部を、伝動ケース2と、この伝動ケース2の下部から前方に延出しているエンジンフレーム3と、伝動ケース2の上部から後側斜め下方に延出している耕耘伝動ケース4と、伝動ケース2の上部から後側斜め上方に延出したハンドル5により構成している。なお、伝動ケース2と耕耘伝動ケース4とを一体構成としている。
そして、伝動ケース2の下端部に左右車輪6,6付きの左右車軸7,7を軸架し、耕耘伝動ケース4の下端部には、左右耕耘軸、耕耘爪からなる耕耘装置8を設け、エンジンフレーム3にはエンジン9を搭載している。
次に、図2に基づき伝動ケース2の伝動構成について説明する。
伝動ケース2の上部には、主軸11、走行伝動軸12及び耕耘伝動軸13を側面視で三角形をなすように軸架し、主軸11にはエンジン9からベルト伝動装置(図示省略)を介して動力が伝達される。また、主軸11の右側部には一体構成の大小の変速ギヤ14a,14bをスプライン嵌合し、主軸11の左側部には主軸ギヤ15を固着している。
また、走行伝動軸12の右側部には、後進第二ギヤ20b、一体構成の大小のギヤ16a,16bを楔着し、左側部には大径のギヤ17a、小径のギヤ17bを一体回転するように取り付け、ギヤ17bからギヤ18、チエン伝動装置19を介して車軸7,7に動力を伝達している。
また、耕耘伝動軸13の左側部には一体構成の大小の耕耘変速ギヤ21a,21bを回転自在で且つ左右移動自在に設け、耕耘伝動軸13の右側部には大小のギヤ25a,25b及び後進第一ギヤ20aを楔着している。また、耕耘伝動軸13の下方には第二耕耘伝動軸22を軸架し、この第二耕耘伝動軸22には大小のギヤ23a,23bを楔着し、第二耕耘伝動軸22から耕耘チエン伝動装置24を介して耕耘軸8に動力を伝達している。
前記構成によると、走行シフタ(図示省略)により主軸11の変速ギヤ14a,14bを左右にシフトさせることにより、ギヤ群が種々に噛み合い、前進高速、前進低速及び後進の走行変速がなされる。また、耕耘シフタ(図示省略)により耕耘伝動軸13の耕耘変速ギヤ21a,21bを左右にシフトすることにより、高速耕耘、低速耕耘の耕耘変速がなされる。
また、耕耘変速ギヤ21a,21bの穴部に銅製のブッシュ26を嵌合し、耕耘変速ギヤ21a,21bをブッシュ26を介して耕耘伝動軸13に取り付け、大径の耕耘変速ギヤ21aを主軸11の主軸ギヤ15に噛み合わせている。前記構成によると、耕耘変速ギヤ21a,21bはブッシュ26を介して左右に移動するので、耕耘負荷がかかっても焼き付き等の不具合を防止することができる。
次に、図3及び図4に基づき、前記変速ギヤ14a,14bと、ギヤ16a、ギヤ17a、ギヤ25a,25bとの噛み合い構成、及び、耕耘変速ギヤ21a,21bと、ギヤ23a,23bとの噛み合い構成について説明する。
図3に示すように、ギヤの歯部における左右両側面の放射方向中心線28aから前後両側端縁に向けて順次低くなる傾斜状の前後傾斜面28b,28cを構成し、歯部の左右両側面の放射方向中心線28a部分に平面状のチャンファーを形成しないようにしている。
そして、前記変速ギヤ14a,14bに噛み合うギヤ16a、ギヤ17a、ギヤ25a,25b、及び、耕耘変速ギヤ21a,21bに噛み合うギヤ23a,23bを軸に嵌合支持するにあたり、軸方向のガタよりも回転方向のガタを大に構成し、ギヤの歯部先端同士が接触した際にギヤが軸心方向に対して傾くことにより回転分力が発生し、円滑に噛み合うようにしている。
次に、図5乃至図8に基づき変速レバー33の操作構成について説明する。
伝動ケース2の上部には左右方向の上下回動軸31a回りに回動自在にレバーブラケット32を取り付け、このレバーブラケット32に上下方向の左右回動軸31b回りに回動自在にシフトアーム34の前側端部を取り付け、そのシフトアーム34の後側部を伝動ケース2の例えば右側方に沿うように後方に向けて延出している。また、変速レバー33を伝動ケース2の左右方向中心部に前後方向に沿わせて配置し、シフトアーム34の前側部の中央寄りに屈折した基部屈折部34aに、変速レバー33の左右方向に屈折した先端屈折部33aを当接連係している。
また、変速レバー33の先端屈折部33aに接続する後側部を、伝動ケース2の上部突出部に沿うように上方に屈曲する屈曲部33bとし、これに続いて後方斜め上方に延出する後側延出部33cに構成し、この屈曲部33b及び後側延出部33cを平面視で前記伝動ケース2の左右中心部に位置するように構成している。そして、変速レバー33の屈曲部33bとシフトアーム34の中途部との間を補強部材35により連結し、変速レバー33とシフトアーム34との関連構成がくずれないように強固に保持している。
また、伝動ケース2の上部を覆うようにケースカバー36を配設しボルト・ナットで固着している。このケースカバー36には、走行変速用の左右方向のガイド上溝36aと、耕耘変速用の左右方向のガイド下溝36bと、ガイド上下溝36a,36bの中間部を接続するガイド縦溝36cとを構成し、これらのガイド溝36a,36b,36cに変速レバー33の後側延出部33c中途部を移動自在に嵌入している。そして、ガイド上溝36aの中立位置とガイド下溝36bの中立位置とをガイド縦溝36cにより接続し、シフトアーム34が中立位置にあるときにのみ、変速レバー33はガイド縦溝36cを通ってガイド上溝36a、ガイド下溝36bに移動できるように構成している。
前記構成によると、変速レバー33のを上方に回動してガイド上溝36aの中立位置に移動し、次いで、変速レバー33を左右に操作することにより、高速走行、低速走行及び後進走行の走行変速をすることができる。また、変速レバー33をガイド上溝36aの中立位置からガイド縦溝36cを経てガイド下溝36bの中立位置に移動させ、次いで、ガイド下溝36bに沿って左右に操作することにより、耕耘軸8を高速耕耘あるいは低速耕耘に変速することができる。
また、シフトアーム34が中立位置にあるときにのみ、変速レバー33はガイド縦溝36cを通って走行変速用のガイド上溝36aあるいは耕耘変速用のガイド下溝36cへ移動するように構成しているので、変速もつれを防止することができる。また、変速レバー33案内用のガイド上溝36a、ガイド下溝36b及びガイド縦溝36cを構成したケースカバー36を伝動ケース2に直接取り付けているので、これらガイド溝36a,36b,36cのずれや誤差がなく、変速もつれを確実に防止することができる。
また、変速レバー33の後側延出部33cを伝動ケース2の左右幅内上方を通して後方に延出しているので、伝動ケース2の上方を覆っているケースカバー36内に変速レバー33が収まり、伝動ケース2の側方までケースカバー36を広げる必要もなく、コンパクトで見栄えの良いものにすることができる。また、変速レバー33が走行中に畔や石垣などに当たる怖れもなく、変速が不用意に変わる不具合も解消することができる。
また、伝動ケース2の上部には、左右方向の走行シフト軸37と耕耘シフト軸38を上下に移動自在に設け、走行シフト軸37には前記変速ギヤ14a,14b変速用の走行シフタステー37aを設け、耕耘シフト軸38には前記耕耘変速ギヤ21a,21b変速用の耕耘シフタステー38aを設けている。この走行シフト軸37及び耕耘シフト軸38の端部を伝動ケース2の例えば右側から突出させ、この突出部に前記シフトアーム34の係合する凹部37b,38bを構成している。
また、左右方向の走行シフト軸37の突出部と耕耘シフト軸38の突出部との間には変速もつれ防止具39を配設し、この変速もつれ防止具39を伝動ケース2に取付ボルトで固着している。この変速もつれ防止具39には、中立位置にある走行シフト軸37の凹部37bと耕耘シフト軸38の凹部38bとが対向する部位に切欠き溝39aを設けている。しかして、シフトアーム34は変速もつれ防止具39の切欠き溝39aを通って中立位置にある走行シフト軸37の凹部37bあるいは耕耘シフト軸38の凹部38bに確実に係合し、変速操作を円滑に行なうことができる。また、変速もつれ防止具39及びシフトアーム34を伝動ケース2の外側に設けているので、これらの変速調整作業が容易となる。
次に、図9及び図10に基づき燃料タンク41の燃料パイプ42について説明する。
エンジン9の上方に燃料タンク41を配設し、この燃料タンク41の底面を前下がりの傾斜面に構成し、燃料タンク41をエンジンカバー43により覆っている。燃料タンク41には上部取出口41a及び下部取出口41bを前後方向にずらせて設けている。この下部取出口41bに不透明燃料パイプ42aの上端部を接続し、不透明燃料パイプ42aの下端部を燃料コック44を介してエンジン4の燃料供給部に接続している。上部取出口41aには透明燃料パイプ42bの上端部を接続し、透明燃料パイプ42bの下端部を三方向ジョイント45を介して不透明燃料パイプ42aの中途部に接続している。
前記構成により燃料のエアー噛みを防止し、透明燃料パイプ42bにより燃料の残量を確認することができる。
次に、図11及び図12によりエンジンカバー43について説明する。エンジンカバー43を前側カバー43aと後側カバー43bとに分割構成し、これら前側カバー43a、後側カバー43bを横断面逆U字状に構成している。そして、前側カバー43a、後側カバー43bの前後接合部を上下方向の凹溝部51aと凸条部51bに構成し、この凹溝部51aと凸条部51bとを上下方向に移動することにより嵌合し接合するように構成している。
前記のように、前側カバー43aと後側カバー43bの接合部に凹溝部51aと凸条部51bを構成したので、カバーの強度を向上させることができ、また、前側カバー43aと後側カバー43bの着脱が容易となる。
次に、図13及び図14に基づき耕耘伝動ケース4の耕耘装置8部の構成について説明する。
伝動ケース2の上部から後方に向けて耕耘フレーム56を延出し、耕耘フレーム56の後部には筒体状の尾輪保持具57及び第二保持具58を前後に並列して取り付け、尾輪保持具57には尾輪59を上下調節自在に支持し、第二保持具58には抵抗棒60を上下調節自在に支持している。また、耕耘伝動ケース4の下部と耕耘フレーム56の後側端部との間を左右取付枠体63,63で連結補強し、この左右取付枠体63,63の下側部に尾輪69の嵌入する凹部63a,63aを形成している。
また、耕耘フレーム56の左右両側には左右耕耘カバー62,62を配置して耕耘装置8を覆い、左右耕耘カバー62,62の前側部を耕耘伝動ケース4側のブラケットにボルト・ナットで取り付け、耕耘フレーム56にヒンジ64,…を介して左右耕耘カバー62,62の後側部内端を上下回動自在に取り付けている。
前記構成により、耕耘フレーム56を強固に構成し、また、尾輪59を左右取付枠体63,63の凹部63a,63aに嵌入させることにより、高く移動させて耕耘作業の仕上がりを良くすることができる。また、左右耕耘カバー62,62の左右両側を高く回動調節し、耕耘装置8により耕土を左右両側に跳ね上げる際には、凹部63a,63aを通して耕土を高く跳ね上げることができる。
また、尾輪59と抵抗棒60を別々に上下調節して固定できるので、固い圃場を耕耘する際には、尾輪59を高く調節し、抵抗棒60を低く調節することにより、耕耘装置8の浮き上がりを防止しながら耕耘作業をすることができる。また、軟弱な圃場では、尾輪59を低く調節し、抵抗棒60を高く調節することにより、耕耘深度を一定に保持しながら、円滑に耕耘作業をすることができる。
また、従来装置として、耕耘伝動ケース4の耕耘装置8の後方に尾輪59及び抵抗棒60を前後に並列配置したものは公知である(例えば、実用新案登録第2569132号公報)。しかし、この従来装置は、側面視で耕耘装置8の回転軌跡の後方に尾輪59及び抵抗棒60を配置する構成であるので、機体長さが長くなり操縦がしにくいという問題点があった。
しかし、前記構成とすることにより、耕耘装置8の回転軌跡内に側面視で尾輪59を入り込むように接近して配置しているので、機体の前後長さを短くし、前記不具合を解消することができる。
次に、図15及び図16に基づき耕耘カバー62の他の実施形態について説明する。
伝動ケース2の下部に耕耘装置8を設け、耕耘装置8の上方を耕耘カバー62で覆っている。この耕耘カバー62は、中央カバー62a、左右カバー62b,61cに分割構成している。中央カバー62aの後側端部中心部には抵抗棒取付筒体66を上下方向に沿わせて溶接して取り付け、抵抗棒取付筒体66に抵抗棒60を上下調節自在に取り付けている。中央カバー62aの前側部を耕耘伝動ケース4上部の左右取付板4a,4bにボルト・ナットで取り付けている。
また、耕耘伝動ケース4の下部から斜め後側上方に向けて取付フレーム65を延出し、この取付フレーム65の後側端部と中央カバー62a側の抵抗棒取付枠体66とをボルト・ナットで固着している。そして、中央カバー62aの左右両側部にヒンジ64,…を介して左右カバー62b,62cを上下回動調節自在に取り付けている。
また、左右カバー62b,62cの前側部及び後側部を耕耘装置8の外周部に沿うように下方に向けて屈曲し、中央カバー62aの後側端部を下方に向けて屈曲し、そして、中央カバー62a後側部の屈曲度合いを左右カバー62a,62b後側部のそれよりも大きくしている。
前記構成によると、中央カバー62a自体を耕耘フレームにしたので構成を簡単化することができ、また、中央カバー62aの後側端部には中央カバー62aの抵抗棒取付枠体66を取り付けて、耕耘伝動ケース4と抵抗棒取付枠体66とを取付フレーム65により連結しているので、中央カバー62aを強固に構成することができる。また、中央カバー62a及び左右カバー62b,62cの後側端部を下方に屈曲し、且つ、中央カバー62aの屈曲度合いを大きくしたので、カバー全体がコンパクト化し、作業者の足元のスペースを広くし運転をしやすくすることができる。
次に、図17及び図18に基づき抵抗棒60及び尾輪59の他の実施形態について説明する。
耕耘カバー62の中央後側部に抵抗棒取付筒体66を上下方向に沿わせて溶接固着し、抵抗棒取付筒体66に抵抗棒60を上下調節自在に取り付け、抵抗棒60の下端部に前側端部を先鋭にした安定板60aを設けている。そして、取付ボックス67の後側部には支持フォーク68を介して尾輪59を左右方向に首振り自在に支持し、取付ボックス67の前側穴部67aを安定板60aの後部に嵌合支持し、固定ボルト69により着脱自在に固着している。
前記構成によると、耕耘作業時には、抵抗棒60から取付ボックス67及び尾輪59を取り外し、抵抗棒60により耕耘深度を規制しながら耕耘作業を行なう。また、路上走行時には、抵抗棒60の安定板60aに取付ボックス67を介して尾輪59を取り付けることにより、耕耘装置8を持ち上げた状態で、左右車輪6,6及び尾輪59により耕耘機1を支持し、楽に走行することができる。
また、抵抗棒60の安定板60aに尾輪59を取り付けるにあたり、図19のように構成してもよい。即ち、取付板70の後側部には支持フォーク68を介して尾輪59を左右方向に首振り自在に支持し、取付板70の前側端部及び左右端部にバネ材からなる前側係止具71a,左右係止具71b,71cを設けている。
しかして、抵抗棒60側の安定板60aの下面に取付板70を沿わせて、前側係止具71a,左右係止具71b,71cにより係止することにより、抵抗棒60への尾輪59の着脱を簡単迅速に行なうことができる。
次に、図20に基づき車軸耕耘型耕耘装置8の残耕処理装置について説明する。耕耘伝動ケース4の下部には耕耘爪等からなる耕耘装置8を設けている。この耕耘伝動ケース4の左右下側端面には、左右残耕処理板76,76をボルト・ナットにより取り付けている。この左右残耕処理板76,76の後側残耕処理板76a,76aは、ケース下端縁から下方に少し突出した状態でケースの左右下端部を所定間隔を介在させた状態で覆い、且つ、その下端縁を前上り傾斜に構成している。また、左右残耕処理板76,76に接続する前側残耕処理板76b,76bは、ケース前端縁よりも前方まで延出し且つその下端縁を前上り傾斜状に構成し、また、平面視で中央寄りに屈曲構成し、その先端部を側面視及び平面視で尖鋭に構成している。
そして、耕耘伝動ケース4の下部には左右残耕処理板76,76の左右外側には左右空間部77a,77bを介在させ左右ケース保護板78,78をボルト・ナットにより固着し、左右ケース保護板78,78の下端縁を左右残耕処理板76,76の下端縁よりも上方に位置させている。
前記構成によると、左右残耕処理板76,76の前側残耕処理板76b,76bの尖鋭部により土を砕いて前進し、砕いた土を下方空間部77a及び左右空間部77b,77bから排出するので土がつまることがなく、また、左右残耕処理板76,76の左右両側に左右ケース保護板78,78を設けているので、左右残耕処理板76,76の耐久性を高めることができる。
次に、図21に基づき耕耘機の他の実施形態について説明する。
耕耘伝動ケース4の下部に耕耘装置8を設け、耕耘伝動ケース4の上部には支柱81を取り付け、支柱81の下部前側部にモータ(図示省略)を収納している収納ボックス82を設け、モータ(図示省略)から耕耘伝動ケース4内の伝動装置(図示省略)を経由して耕耘装置8に動力を伝達するように構成し、支柱81の上部にはハンドル83を取り付けている。
また、支柱81の上部あるいは側面に差込みプラグ(図示省略)を設けている。また、発電機84にはコードリール85に巻き付けたコード86の一端を接続し、コード86の他端にコンセント87を取り付け、このコンセント87を支柱81側の差込みプラグ(図示省略)に差込み、供電するようにしている。また、支柱81内には変圧器(図示省略)を設けて、AC100Vの電流をAC100V以外の電圧に変圧しながらモータ(図示省略)に供給している。また、背負い具88,88付きのバッテリパック89を用意し、バッテリパック89のコンセント87aを支柱81側の前記差込みプラグ(図示省略)に差込み可能に構成している。
前記構成によると、発電機84あるいはバッテリパック89から耕耘機1に供電し耕耘装置8を駆動することができる。また、発電機84で発電した電力をコード86を経由して耕耘機1に供給したり、あるいは、バッテリパック89を運転者が背負いながらバッテリパック89から電力を耕耘機1に供給しながら耕耘作業をするので、耕耘機1の機体を軽量化することができる。
また、図22に示すように耕耘機のハンドル83に支持部83aを設け、バッテリパック89を支持するように構成してもよい。
耕耘機の側面図 伝動ケースの切断平面図 (A)ギヤの歯部の正面図 (B)ギヤの歯部の側面図 (C)ギヤの歯部の平面図 (D)ギヤの側面図 ギヤの噛み合い状態を示す側面図 伝動ケース部の切断側面図 伝動ケース部の平面図 ケースカバーの平面図 伝動ケース部の平面図 耕耘機の側面図 エンジン部の側面図 (A)エンジンカバーの平面図 (B)エンジンカバーの側面図 (A)エンジンカバーの平面図 (B)エンジンカバーの側面図 耕耘機の側面図 耕耘伝動ケース部の背面図 耕耘機の側面図 耕耘装置部の平面図 (A)耕耘機の斜視図 (B)耕耘装置部の斜視図 (A)尾輪部の斜視図 (B)尾輪部の側面図 (A)尾輪部の斜視図 (B)尾輪部の側面図 (A)耕耘装置部の側面図 (B)耕耘装置部の正面図 (C)耕耘装置部の底面図 耕耘機の斜視図 耕耘機の斜視図
符号の説明
1 耕耘機
2 伝動ケース
14a 走行変速ギヤ
14b 走行変速ギヤ
21a 耕耘変速ギヤ
21b 耕耘変速ギヤ
31a 上下回動軸
31b 左右回動軸
33 変速レバー
34 シフトアーム
36 ケースカバー
36a 走行変速用のガイド上溝
36b 耕耘変速用のガイド下溝
36c ガイド縦溝
37 走行シフト軸
37b 凹部
38 耕耘シフト軸
38b 凹部
39 変速もつれ防止具
39a 切欠き溝

Claims (2)

  1. 走行変速ギヤ(14a,14b)及び耕耘変速ギヤ(21a,21b)を内部に有する伝動ケース(2)の上部外周部に、左右方向の上下回動軸(31a)及び上下方向の左右回動軸(31b)回りに回動自在なシフトアーム(34)を設け、前記伝動ケース(2)の左右幅内上方部位に前後方向に沿わせて設けている変速レバー(33)の前側端部を前記シフトアーム(34)に連結して操作可能に構成し、前記伝動ケース(2)の上部を覆うケースカバー(36)には変速レバー(33)案内用の走行変速用の左右方向のガイド上溝(36a)、耕耘変速用の左右方向のガイド下溝(36b)、これらガイド上下溝(36a,36b)の中間部を接続するガイド縦溝(36c)を設け、前記伝動ケース(2)の上部には、前記走行変速(ギヤ14a,14b)シフト用の左右方向の走行シフト軸(37)及び前記耕耘変速ギヤ(21a,21b)シフト用の左右方向の耕耘シフト軸(38)を上下に並設して移動自在に構成し、該走行シフト軸(37)及び耕耘シフト軸(38)の端部を伝動ケース(2)の左右一側から突出させてその突出部に前記シフトアーム(34)係合用の凹部(37b,38b)を構成し、前記シフトアーム(34)のシフト部を前記伝動ケース(2)の左右一側に沿わせて後方に延出し前記凹部(37b,38b)に係合可能に構成したことを特徴とする移動農機の変速操作装置。
  2. 左右方向の走行シフト軸(37)の突出部と耕耘シフト軸(38)の突出部との間に変速もつれ防止具(39)を配設し、該変速もつれ防止具(39)には中立位置にある走行シフト軸(37)の凹部(37b)と耕耘シフト軸(38)の凹部(38b)との間を案内する切欠き溝(39a)を設けシフトアーム(34)を案内するように構成したことを特徴とする請求項1記載の移動農機の変速操作装置。
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