JP2007167539A - 遊技機の回転体駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技機の回転体を駆動する駆動源の小型化を図るとともに、駆動源の回転を正確且つ確実に回転体に伝達する。
【解決手段】遊技機の回転体駆動装置において、回転体11の駆動源17と回転体11との間には、駆動源17の駆動軸18と回転体11の回転軸14とに巻き掛けられる無端帯21を有し、この無端帯21によって駆動軸18の回転を回転軸14に伝達する駆動力伝達手段30が設けられ、無端帯21のうちの張り側には、当該無端帯21に当接し且つ無端帯21の張力が増す方向に付勢された従動ローラ31を有する張力緩衝手段30が設けられ、従動ローラ31は、無端帯21の張力が急激に変化するときに、これを抑制するように変位する。
【選択図】図5
【解決手段】遊技機の回転体駆動装置において、回転体11の駆動源17と回転体11との間には、駆動源17の駆動軸18と回転体11の回転軸14とに巻き掛けられる無端帯21を有し、この無端帯21によって駆動軸18の回転を回転軸14に伝達する駆動力伝達手段30が設けられ、無端帯21のうちの張り側には、当該無端帯21に当接し且つ無端帯21の張力が増す方向に付勢された従動ローラ31を有する張力緩衝手段30が設けられ、従動ローラ31は、無端帯21の張力が急激に変化するときに、これを抑制するように変位する。
【選択図】図5
Description
本発明は、外周面に数字、絵柄などの識別情報が配列された回転体を備える遊技機の回転体駆動装置に関するものである。
従来から、周面に数字や絵などの図柄が描かれた回転体を、遊技者の始動操作によって回転させたのち、遊技者の停止操作によって停止させて、停止時点での図柄合わせにより当選を決定する遊技機が知られている(パチンコ機やスロットマシン等)。このような遊技機の回転体を駆動する回転体駆動装置としては、特許文献1等に、モータ取付板に取り付けられたモータが、回転体の筐体(リールドラム)内に配置されて、モータの駆動軸が筐体の回転軸となるように、駆動軸に直接筐体が取り付けられる構成が記載されており、モータの回転(回転数)がそのまま回転体に伝達されている(ダイレクトドライブ)。
しかしながら、特許文献1のような構造では、駆動源であるモータに大きな回転体を直結して駆動しているから、回転体の駆動や制動に必要なトルクをモータが出力するためには、モータを大型化させる必要がある。その結果、回転体駆動装置にモータ以外の部品を取り付けるためのスペースが少なくなるうえに、モータのコストが嵩み、全体の重量も増加する。
そこで、特許文献2等には、回転体の回転軸とモータの駆動軸とに無端帯を掛け渡して、モータの回転を、無端帯を介して回転体に伝達する駆動力伝達手段を設けることで、モータの配置の自由度を高める構成が記載されいる。また、特許文献2では、モータにステッピングモータを用い、その駆動ステップ数を制御することで、回転体の周面の図柄を適正な位置に精度良く停止させるようにしている。
この特許文献2の駆動力伝達手段では、モータの回転数を減速して回転体に伝達するように構成することで、モータを小型化してそのトルクも小さくすることが可能となり、小スペース化に加えて、モータのコスト削減を図ることができる。
特開2002−248199号公報(図4参照)
特開2003−325730号公報(図4及び図6参照)
しかしながら、トルクの小さいモータを採用すると、駆動源の起動時には、モータのトルクに対して回転体の負荷が大きすぎる過負荷の状態となり、特にステッピングモータの場合には、モータの回転がモータの制御パルスに同期できない脱調が生じ、回転体の駆動に不具合を生じるという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するものであり、遊技機の回転体を駆動する駆動源の小型化を図るとともに、駆動源の回転を正確且つ確実に回転体に伝達することのできる遊技機の回転体駆動装置の実現を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における回転体駆動装置は、外周面に数字、絵柄などの識別情報が配列された回転体と、この回転体を駆動する駆動源とが備えられる遊技機の回転体駆動装置において、前記駆動源と前記回転体との間には、前記駆動源の駆動軸と前記回転体の回転軸とに巻き掛けられる無端帯を有し、この無端帯によって前記駆動軸の回転を前記回転軸に伝達する駆動力伝達手段が設けられ、前記無端帯のうちの張り側には、当該無端帯に当接し且つ無端帯の張力が増す方向に付勢された従動ローラを有する張力緩衝手段が設けられ、前記従動ローラは、前記無端帯の張力が急激に変化するときに、これを抑制するように変位することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載に遊技機の回転体駆動装置において、前記駆動源は、その駆動軸を前記回転軸と実質上平行にして前記回転体の内部に配置され、前記駆動力伝達手段は、前記駆動源の回転数を減速して前記回転体に伝達されるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機の回転体駆動装置において、前記張力緩衝手段には、前記従動ローラが先端に取り付けられ且つ基端が回動自在に支持されたアーム体が備えられ、このアーム体には、当該従動ローラを前記無端帯側に付勢する弾性体が連結されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機の回転体駆動装置において、前記張力緩衝手段には、前記従動ローラが先端に取り付けられ且つ基端が固定された板バネからならアーム体が備えられ、前記アーム体の弾性力によって前記従動ローラは前記無端帯側に付勢されていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の遊技機の回転体駆動装置において、前記張力緩衝手段には、前記従動ローラを付勢する付勢力の調節手段が備えられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、駆動力伝達手段として駆動軸と回転軸とに無端帯を巻き掛けているから、回転体を駆動源で駆動しているときには、無端帯に張り側と弛み側が生じる。この無端帯における張り側に、当該無端帯に当接し且つ無端帯の張力が増す方向に付勢された従動ローラを有する張力緩衝手段が設けられているから、駆動源の起動時に前記無端帯の張り側の張力が急激に増加するように変化すると、この変化を緩衝するように従動ローラが付勢力に抗して変動する。これにより、起動時に無端帯に掛かる大きな張力が低減され、回転体が駆動源に対して過負荷となることを避けることができ、駆動源を安定して回転開始させることができる。
また、駆動力伝達手段を用いて、駆動軸の回転を回転体の回転軸に伝達しているから、駆動軸と回転軸とを直結する場合に比べて、駆動源を任意の位置に設置でき、駆動源の配置の自由度が増すという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、駆動源を回転体の内部に収容するように配置するから、回転体駆動装置全体として小型に構成することができる。また、駆動力伝達手段は、駆動源の回転数を減速して回転体に伝達するから、駆動源のトルクを小さくして小型化を図れるうえに、前記張力緩衝手段を備えているから、トルクの小さい駆動源でも大きな負荷の回転体を起動時から安定して回転させることができる。つまり、回転体の内部に収容される駆動源に小型のものを採用できるから、回転体駆動装置内の限られた空間を、その他の部品の配置に有効に活用することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、アーム体に連結されたコイルバネは、定常状態では、従動ローラを無端帯の張力が増すように押圧付勢しているが、無端帯の張力が急激に変化すると、瞬時に、コイルバネの伸縮状態が無端帯の張力を緩衝するように変化して、無端帯の張力の変化を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、アーム体をなす板バネは、定常状態では、従動ローラを無端帯の張力が増すように押圧付勢しているが、無端帯の張力が急激に変化すると、瞬時に、アーム体が無端帯の張力を緩衝するように弾性的に変位して、無端帯の張力の変化を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、従動ローラを付勢する付勢力の調節手段が張力緩衝手段に設けられているから、駆動源や回転軸の取付誤差等により、従動ローラと無端帯との当接位置や、無端帯の初期張力(従動ローラが当接しない状態の張力)にバラツキがあっても、前記付勢力を常に適正な値に調節しておくことができる。また、付勢力が経時変化しても、調節手段で適切な値に設定しなおすことができる。
以下に、本発明の第1実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。実施形態は、遊技機としてのスロットマシン100に搭載される回転体駆動装置10に適用したものである。
スロットマシン100は、図1及び図2に示すように、ボックス形状の本体フレーム102の前面に、各種の表示を行ったりスイッチを配置した前面パネル103を備えている。前記本体フレーム102の中空内部には、その上段位置に、本発明の回転駆動装置10と、制御回路を含む回路基板105などが組み込まれ、下段位置には、多数枚のメダルを収容するメダル放出機106などが組み込まれている。
回転駆動装置10の詳細については後述するが、この回転駆動装置10には、周面に図柄を有する3つの回転体11(図1及び図3の左側から順に、第1回転体11a、第2回転体11b、第3回転体11cとする)が備えられている。そして、回転駆動装置10は、本体フレーム102内にて、その間口方向に掛け渡されるように配置された搭載板107の上に載置される。
前面パネル103には、第1回転体11aと第2回転体11bと第3回転体11cとに連続する3つの図柄を外部に表示するための窓部110と、各回転体11の回転を開始させるためのレバーもしくはスイッチであるスタータ112と、メダル投入口114と、メダル払出口116と、メダル受け皿118と、遊技者が第1回転体11a、第2回転体11b、及び第3回転体11cをそれぞれ停止させるためのストップボタン121、122、123とが備えられている。なお、各回転体11の停止は、これらストップボタン121〜123の操作に基づく手動停止の場合の他に、図示しない切換スイッチにより、自動停止(スタータ112の操作に基づき、制御回路によって、乱数などにより、窓部110に表示すべき図柄を決定し、自動的に各回転体11を順次停止させるモード)に切り換えられるように構成してもよい。
一般には、窓部110は、ガラス等の透明部材が用いられており、図1に示すように、横及び斜めに入賞ラインが表示されている。遊技者は、まず1枚または複数枚のメダルをメダル投入口114に投入した後に、スタータ112を操作することで、全回転体11の回転を開始させる。次に、ストップボタン121〜123を押下することで、各回転体11の回転を任意の順序で停止させていく。
ゲームは、メダルの投入枚数に従い直線上(例えば、メダル1枚投入時は水平な入賞ライン3本のうち真ん中1本、メダル2枚投入時は水平な入賞ライン3本、メダル3枚投入時は水平な入賞ライン3本と斜め方向の入賞ライン2本の合計5本の直線上)に特定の図柄が揃うと、「役」や「大当たり」(ボーナスゲームやビッグ・ボーナスゲーム)となり、それに応じたゲームの開始になったり、所定の枚数のメダルをメダル払出口116からメダル受け皿118へ排出する。なお、メダルの排出に代わって、スロットマシンをクレジット処理の状態にしておくと、メダルの払い出しは、所定度数(例えば50度数)に達するか、または前面パネル103上の終了ボタンが操作されるまではなされず、前面パネル103上のクレジット表示器(図示せず)に現在のクレジット度数(メダル枚数に相当)が表示される。
次に、本発明の回転体駆動装置10の構成について詳細に説明する。回転体駆動装置10では、図3に示すように、略短筒状の3つの回転体11a〜11cが、その回転軸線Oに沿って並設されている。各回転体11は、その一方の端面(周面に直交する面)に沿ってそれぞれ立設された支持部材12で個別に支持され、3つの支持部材12は、図示していない外枠部材によって連結されている。
1つの支持部材12は、側面視コの字状を呈しており、前記回転体11の端面と平行な基部12aと、回転体12の周面よりも外側となる上下にてこの周面と平行になるように基部12aから延設された脚部12b、12bとを有している。脚部12bが図示しない外枠部材に固定されることにより、支持部材12は保持されている。
基部12aの回転体11側の面には、回転体11を連結するための補助支持部材13が固着されており、補助支持部材13には、基部12aと間隔をあけて平行な略板状の取付部13aが設けられている。この取付部13aは、基部12aの中央部分に穿設された開口部12cによって一方の面が外方に露出するようになっており、便宜上、取付部13aの開口部12c側の面を表面、その反対側の面を裏面と記載する。後述する駆動力伝達手段20及び張力緩衝手段30は、基部12aと取付部13aとの間に形成された空間12dに収容される、すなわち、これらの手段は開口部12cより外方へ突出しないように構成されており、駆動力伝達手段20及び張力緩衝手段30の配置が、隣接する回転体11の配置に支障を来たさないように配慮している。
取付部13aの中央には、その表裏面を貫通するように回転体11の回転軸14が取り付けられており、回転軸14は取付部13aに固定された軸受15に回転可能に保持されている。取付部13aの裏面における下方寄りの位置には、駆動源となるモータ17が固定され、モータ17の駆動軸18が取付部13aの表面側に突出している。モータ17には、ステッピングモータを適用している。取付部13aの表面側には、駆動軸18の駆動を回転軸14に伝達するための駆動力伝達手段20が配置されている。
取付部13aの裏面側に突出した回転軸14の先端には、回転体11のリールドラム16が固定されている。リールドラム16は、肉抜きされた短筒状でその中心から外周へ放射状に延びる複数本の桟部16aが設けられ、リールドラム16の外周面には、数字、絵などの図柄が表面あるいは裏面に所定間隔で描かれたリールテープ19が巻き付けられている。
駆動力伝達手段20は、駆動軸18と回転軸14とに巻き掛けられる無端帯21によって、駆動軸18の回転を回転軸14に伝達するように構成されている。無端帯21はタイミングベルトであって、駆動軸18と回転軸14とには、それぞれタイミングベルトに係合する外周面を有するプーリ22,23が固定されている。プーリ22、23は、駆動軸18側のプーリ22よりも、回転軸14側のプーリ23が大径に形成されており、モータ17の回転数が減速されて回転体11に伝達される。
無端帯21には、駆動源の回転時に、駆動源の駆動方向(矢印A)に応じて、無端帯21の張力が緊張する張り側21aと、張力が弛む弛み側21bとが生じる。一般的に、無端帯21の弛み側21bには、無端帯の弛みを防止するための張力緩衝手段(テンショナー)が配置されることが知られているが、本発明では、張力緩衝手段30を、無端帯21の張り側21aに設けている。張力緩衝手段30は、図5に示すように、無端帯21に当接し且つ無端帯21の張力が増す方向に付勢された従動ローラ31を有している。従動ローラ31は、基端32aが取付部13aに回動自在に支持されたアーム体32の先端32bに回動自在に取り付けられており、無端帯21の走行に伴って、従動回転する。ここでは、従動ローラ31は、無端帯21の輪の外側から内側に向かって無端帯21を押圧して、その張力を高めている。
アーム体32には、従動ローラ31を無端帯21側に付勢する弾性体として、コイルバネ33が連結されている。コイルバネ33は、アーム体32における従動ローラ31の反対側に、圧縮されて配置されている。コイルバネ33の両端の開口に遊嵌されるように、アーム体32に第1係合突部34が、取付部13aに第2係合突部35が、それぞれ設けられており、これら第1係合突部34、第2係合突部35間にコイルバネ33は保持されている。
回転体11には、その回転位置を検出するためのセンサ40が、回転体毎に取り付けられている。このセンサ40は、図4に示すように、光を発射する発光素子41と、その光を受光する受光素子42とから構成され、リールドラム16の桟部16aから突出して設けられた1つの遮蔽板43が、回転によって発光素子の光を遮ることにより、回転体11の原点位置を把握するようにしている。
この第1実施形態では、モータ17に1回転が48分割されたステッピングモータを採用し、回転体11は1周が252分割(ステップ)されるように構成するとともに、リールテープ19の周面には21絵柄が表示されている。すなわち、回転体11の12ステップを1つの絵柄に対応させているので、絵柄の表示を制御し易くしてしている。
このように構成されたスロットマシン100では、遊技者が1または数枚のメダルをメダル投入口114より投入して、スタータ112を操作すると、モータ17が起動して、駆動力伝達手段20によって、回転が回転体11に伝達され、リールテープ19が回転し始める。このとき、無端帯21における張り側21bでは、静止状態から、回転体が負荷となって急激に張力が増加するが、張力緩衝手段30が、無端帯21の張り側21aに設けられ、あらかじめ従動ローラ31が無端帯21の張力が増す方向に付勢されているため、無端帯21の張力によって、無端帯21自体が従動ローラ31を、コイルバネ33の付勢力に抗して変動させる。
これにより、従動ローラ31が無端帯21に対して掛ける張力が低減するから、無端帯21に掛かる張力が全体として軽減され、モータ17に掛かる過負荷の状態を瞬時に解放させることができる。そして、モータ17の回転数が所定の速度に達して定速になると、無端帯21の張り側21bに掛かる張力も減少して安定するから、コイルバネ33の復元力によって従動ローラ31も当初に設定した無端帯21への押圧位置に戻る。
前述したような張力緩衝手段30を設けていない場合は、モータ17が小型でそのトルクが小さいと、モータ17の起動トルクに対して回転体11が過負荷となって、起動時に、モータ17内での制御ステップに駆動軸18が追従せずに、脱調が発生し易い。しかしながら、前述したように、張力緩衝手段30の従動ローラ31を、あえて無端帯21の張り側21bに付勢して設けることにより、モータ17における脱調を確実に防止することができるので、モータ17に安心して小型モータを採用することができる。
その結果、回転体駆動装置10において、回転体11の内部にモータ17を配置しても、モータ以外のスペースを広く確保することができ、回転体11の内部空間を、照明装置等の演出用部材や装飾用部材や、その他の任意の部材の配置に大いに活用することが可能となる。もちろん、回転体11の外側にモータを配置する必要がないため、回転体駆動装置10全体としても、コンパクトに構成することができる。また、小型モータはトルクの大きな大型モータに比べて、部品コストが安価である上、重量も軽量化することができるという利点も有している。
この第1実施形態の張力緩衝手段30では、図6に示すように、従動ローラ31を付勢する付勢力の調節手段50を設けて、従動ローラ31によって無端帯21に掛けられる押圧力の大きさを調節するようにしてもよい。調節手段50は、コイルバネ33の一端に遊嵌される第2係合突部35を、取付部13aに固定された固定片51に対して螺合するように螺合部52を構成しており、第2係合突部35に雄ねじを固定片51に雌ネジをそれぞれ形成し、固定片51からの第2係合突部35の突出量を可変にすることで、第1係合突部34と第2係合突部35との間隔を調節できるようにしている。
この調節手段50を設けることにより、モータ17やその他の部材の取付誤差によって、駆動軸18と回転軸14との距離や、従動ローラ31と無端帯との位置関係が変動しても、常に適正な付勢力で、従動ローラ31を無端帯21側に付勢することができる。従って、確実にモータ17の脱調を防止できるとともに、安定した回転力を駆動軸18から回転軸14に伝達することができる。もちろん、付勢力が経時変化しても、所望の値に再設定することができる。
張力緩衝手段30の構成は、図5に示す形態に限定するものではなく、様々な応用が可能である。例えば、従動ローラ31が無端帯21の張力の増す方向に付勢する形態の別例として、図7に示すように、無端帯21の輪の内側にコイルバネ33を配置して、輪の内側から外側に向かって、従動ローラ31が無端帯21を押圧するように付勢される構成にしてもよい。この場合にも、図示していないが、コイルバネ33を取り付ける部分の長さを可変にして、付勢力の調節が可能となるようにすることができる。
次に、張力緩衝手段30の第2実施形態について、図8を用いて説明する。第2実施形態では、アーム体132自体が板バネを材料としており、アーム体132の基端132aは取付部13aに固定され、先端132bに従動ローラ31が取り付けられている。そして、アーム体132の弾性力によって、従動ローラ31を無端帯21側に付勢するように構成している。この場合には、第1実施形態で示したようなコイルバネ33及びそれを保持するための構造が不要となり、部品点数を削減することができる。
この第2実施形態のアーム体132には、付勢力の調節手段150として、アーム体132の中途部にて、アーム体132を無端帯21側に押圧するように当接する当接片151が設けられている。この当接片151は、外周に雄ネジが形成されており、取付部13aに穿設した長穴152を介して取付部13aの裏面側に配したナット(図示せず)に螺合するように構成されている。当接片151とナットとの羅合を緩めることで、当接片151を長穴152に沿ってスライドさせることができるので、当接片151とナットとの螺合位置を調節し、無端帯21に対して適切な付勢力をアーム体132が発揮するように設定することができる。その他の作用効果は第1実施形態と同様である。
10 回転体駆動装置
11 回転体
12 支持部材
13 補助支持部材
14 回転軸
16 リールドラム
17 モータ
18 駆動軸
19 リールテープ
20 駆動力伝達手段
21 無端帯
22、23 プーリ
30 張力緩衝手段
31 従動ローラ
32 アーム体
33 コイルバネ
34 第1係合突部
35 第2係合突部
50、150 付勢力の調節手段
100 スロットマシン
11 回転体
12 支持部材
13 補助支持部材
14 回転軸
16 リールドラム
17 モータ
18 駆動軸
19 リールテープ
20 駆動力伝達手段
21 無端帯
22、23 プーリ
30 張力緩衝手段
31 従動ローラ
32 アーム体
33 コイルバネ
34 第1係合突部
35 第2係合突部
50、150 付勢力の調節手段
100 スロットマシン
Claims (5)
- 外周面に数字、絵柄などの識別情報が配列された回転体と、この回転体を駆動する駆動源とが備えられる遊技機の回転体駆動装置において、
前記駆動源と前記回転体との間には、前記駆動源の駆動軸と前記回転体の回転軸とに巻き掛けられる無端帯を有し、この無端帯によって前記駆動軸の回転を前記回転軸に伝達する駆動力伝達手段が設けられ、
前記無端帯のうちの張り側には、当該無端帯に当接し且つ無端帯の張力が増す方向に付勢された従動ローラを有する張力緩衝手段が設けられ、
前記従動ローラは、前記無端帯の張力が急激に変化するときに、これを抑制するように変位することを特徴とする遊技機の回転体駆動装置。 - 前記駆動源は、その駆動軸を前記回転軸と実質上平行にして前記回転体の内部に配置され、前記駆動力伝達手段は、前記駆動源の回転数を減速して前記回転体に伝達されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載に遊技機の回転体駆動装置。
- 前記張力緩衝手段には、前記従動ローラが先端に取り付けられ且つ基端が回動自在に支持されたアーム体が備えられ、このアーム体には、当該従動ローラを前記無端帯側に付勢する弾性体が連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の回転体駆動装置。
- 前記張力緩衝手段には、前記従動ローラが先端に取り付けられ且つ基端が固定された板バネからならアーム体が備えられ、前記アーム体の弾性力によって前記従動ローラは前記無端帯側に付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の回転体駆動装置。
- 前記張力緩衝手段には、前記従動ローラを付勢する付勢力の調節手段が備えられていることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機の回転体駆動装置。
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2005
- 2005-12-26 JP JP2005372247A patent/JP2007167539A/ja active Pending
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