JPH10186759A - 画像形成装置の駆動伝達装置 - Google Patents

画像形成装置の駆動伝達装置

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JPH10186759A
JPH10186759A JP8341202A JP34120296A JPH10186759A JP H10186759 A JPH10186759 A JP H10186759A JP 8341202 A JP8341202 A JP 8341202A JP 34120296 A JP34120296 A JP 34120296A JP H10186759 A JPH10186759 A JP H10186759A
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Hideki Goto
英樹 後藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0876Control or adjustment of actuators
    • F16H2007/0887Control or adjustment of actuators the tension being a function of load

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常使用時の正確な駆動伝達を確保しつつ、
急激な負荷変動時にも良好な画像形成を行うことができ
る画像形成装置の駆動伝達装置を提供すること。 【構成】 同一の駆動源によって駆動される第1の被駆
動物と第2の被駆動物を有し、駆動源と第2の被駆動物
の間をベルト(無端状伝達手段)310によって連結す
ることによって駆動力を伝達する画像形成装置の駆動伝
達装置において、前記ベルト310の張り側にコロ(ア
イドラー)402を設け、該コロ402の状態を固定さ
れた第1の状態又はベルト310に対して付勢されつつ
位置移動可能な第2の状態に切り替えるためのソレノイ
ド(切替手段)410を設ける。本発明によれば、通常
使用時にはコロ402を第1の状態に切り替えてこれを
固定アイドラーとして使用し、急激な負荷変動時には同
コロ402第2の状態に切り替えてこれをテンショナー
として使用することができるため、通常使用時の正確な
駆動伝達を確保しつつ、急激な負荷変動時にも良好な画
像形成を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置に用いられる駆動伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に一般的な複写機の断面図を示す。
【0003】図6において、100はカセットであり、
このカセット100内のシートはピックアップローラ1
01と給紙ローラ102及び分離ローラ103の作用に
よって1枚ずつ分離給送されてレジストローラ106に
導かれる。又、104は手差しトレイであり、シートが
1枚ずつローラ105を介してレジストローラ106に
導かれる。
【0004】112は感光ドラム、113は読取光学
系、114は現像器、115は転写帯電器、116は分
離帯電器であり、これらは画像形成部を構成している。
又、117は画像形成されたシートを搬送する搬送ベル
ト、118は定着装置、119は搬送ローラ、120は
フラッパである。
【0005】而して、画像形成されたシートはフラッパ
120によって排出ローラ121に導かれ、ソータ12
2内に搬送される。尚、ソータ122に代えて排出トレ
イを装着する場合もある。
【0006】一方、130は原稿自動給送装置であっ
て、該原稿自動給送装置130によって原稿が1枚ずつ
プラテン131上に位置決めされて前記読取光学系11
3によって読み取られる。そして、プラテン131上に
配置された1枚の原稿に対して、画像が感光ドラム11
2に形成される毎に、設定されたコピー枚数分のシート
がカセット100から給送される。ここで、感光ドラム
112上の画像とシートの位置合わせはレジストローラ
106によって行われる。
【0007】そして、必要枚数のコピーが形成される
と、その原稿はプラテン131上から排出され、次の原
稿がプラテン131上に位置決めされる。以下、同様の
作用が繰り返される。
【0008】又、200は中間トレイであって、この中
間トレイ200は、シートの両面に画像を形成する場合
或はシートの片面に重ねて画像を形成する(多重)場合
に画像が形成されたシートを一旦ストックするためのも
のである。201は搬送ローラ、202は正逆転ロー
ラ、203はフラッパ、204は搬送ローラである。
【0009】而して、両面コピーの場合には、パス20
6,207を通って中間トレイ200にシートが導か
れ、このときシートは画像面が上を向いている。又、多
重コピーの場合には、パス207を通って中間トレイ2
00にシートが導かれ、このときシートは画像面が下を
向いている。
【0010】そして、中間トレイ200に積載されたシ
ートは、ピックアップローラ209、給紙ローラ210
及び分離ローラ211の作用によって1枚ずつ分離され
て再給送される。再給送されたシートは、搬送ローラ2
13及びレジストローラ106を経て画像形成部へと導
かれ、画像形成後は前述と同様に排出される。
【0011】プラテン131上に配置された1枚の原稿
に対して設定されたコピー枚数に応じて先ず各シートに
ついて片面のコピーがなされ、複数のシートは中間トレ
イ200に積載される。その後、プラテン131上の原
稿の表裏を反転させて再び原稿をプラテン131上に導
き、その像をコピー枚数分だけ読み取る。そして、読み
取られた像は読み取り毎に中間トレイ200から再給送
されるシートに形成され、シートはソータ122内に排
出される。
【0012】ここで、図7に複写機背面の駆動系の構成
を示す。
【0013】複写機背面のほぼ中央部にはメイン駆動部
300が配置されており、該メイン駆動部300を構成
するDCモータ301の回転はギヤ等によって加減速さ
れて本体各部に分配される。尚、DCモータ301は負
荷等による回転速度の変動に応じて電流制御され、常に
定速で回転するように制御されている。
【0014】図8に駆動系の構成を模式的に示す。
【0015】モータ駆動軸302の回転はベルト303
によって感光ドラム駆動軸304に伝達されるととも
に、ギヤG1,G2を介してベルト305によって現像
駆動軸307に伝達され、更にギヤG3によってレジス
トローラ駆動軸306へと伝えられる。又、モータ駆動
軸302の回転はギヤG1,G4を介してベルト309
によって定着器、搬送部に伝えられるとともに、ギヤG
1,G2,G5,G6を介してベルト310によって両
面駆動軸311、給紙駆動軸312及び手差し駆動軸3
13へと伝えられる。
【0016】ここで、各ベルト309,310の緩み側
にはテンショナー314,315がそれぞれ設けられて
おり、このテンショナー314,315によってベルト
309,310に適度な張力が付与されている。尚、図
8において、316,317はプーリに対するベルト3
10の巻き付き角を確保するためにベルト310の経路
を変更するためのアイドラープーリである。
【0017】ところで、前記現像駆動軸307、レジス
トローラ駆動軸306、両面駆動軸311、給紙駆動軸
312及び手差し駆動軸313にはそれぞれ不図示の電
磁クラッチが設けられており、各電磁クラッチはベルト
303,305,309,310等によって伝えられた
駆動力を必要に応じてON/OFF制御している。
【0018】例えば、操作部から両面コピーが指示さ
れ、コピースタートキーが押されると、先ず図7に示し
たDCモータ301が回転を始め、次に給紙駆動部のク
ラッチが連結されて給紙がスタートする。又、所定の画
像形成タイミングで現像クラッチが連結されて図6に示
した感光ドラム112上への現像が始まる。シートがレ
ジストローラ106まで到達すると、画像形成とタイミ
ングを合わせてレジストクラッチが連結され、シートは
感光ドラム112へと送られて画像の転写が行われる。
その後、シートは搬送ベルト117及び定着装置118
を経て両面部へと送られ、2面目のコピースタート指示
によって両面クラッチが連結されて2面目給紙が行われ
る。
【0019】ここで、駆動系の負荷は常に若干の変動を
伴うが、各クラッチが連結した瞬間や搬送ローラ101
〜103、201,202,204間をシートが通過す
る瞬間において大きな変化を示す。特に、厚紙を給紙す
るような際には給紙クラッチが連結された瞬間に急激な
負荷増となり、このような急激な負荷変動によってDC
モータ301の回転制御が追い付かず、該DCモータ3
01の回転速度が変動することがある。DCモータ30
1の回転が一定に保たれたとしても、DCモータ301
と給紙部の間に現像駆動部を挟んだ構成を採用した場合
等には、負荷の急上昇に伴うショックによって現像器1
14の駆動が影響を受けることもある。
【0020】厚紙を複数枚給紙する場合等には、画像形
成と給紙が同時に行われることがあり、給紙の負荷ショ
ックによって画像形成中の画像形成部(レジストローラ
106、現像器114、感光ドラム112等)の回転が
影響を受けると、画像上に局部的な濃淡差(ブレ)とな
って現れることがある。
【0021】このような負荷ショックの画像に対する影
響を防ぐために、図8に示すようにベルト310の張り
側、即ち、ベルト310の回転方向に関して負荷よりも
上流側のアイドラープーリ(両面駆動部に対するアイド
ラープーリ316や給紙駆動部に対するアイドラープー
リ217)を固定するのではなく、図9に示すように、
例えばアイドラープーリ317をバネ320によってベ
ルト310側に付勢する構成が採用されることがある。
このように構成することによって、給紙負荷の急激な上
昇によってプーリ318とプーリ319の間のベルトテ
ンションが上昇したとき、テンショナー317’が矢印
A方向に逃げることによって駆動源や画像形成部に与え
るショックを緩和することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにベルトの張り側にテンショナーを入れることは負
荷ショックの防止には安価で効果的ではあるものの、負
荷変動が小さい通常運転時において被駆動物の正確な速
度制御をする上では弊害となる。即ち、図10に示すよ
うに、正確は速度制御のためには駆動源側のプーリ51
1が例えば3歯分(長さL)だけ回転したときにベルト
510が3歯分移動し、被駆動側のプーリ512も3歯
分(長さL)だけ回転しなければならないが、図11に
示すようにその途中にテンショナー517が介在すると
該テンショナー517の移動によってベルト移動量が吸
収されてしまい、被駆動側のプーリ512の回転量(長
さL’)が駆動源側のプーリ511の回転量(長さL)
に対して減ってしまったり、タイミングが遅れてしまっ
たりする。
【0023】従って、厚紙給紙時等の特殊な場合の画像
ブレを防ぐために、通常時の正確な回転制御を犠牲にせ
ざるを得ず、給紙タイミングに余裕の少ない高速給紙時
等においては前記構成を採用することができない。この
ような場合には、ベルトの張り側に固定のアイドラーを
設けた上で、駆動源として負荷変動に影響を受けないよ
うな高性能モータを使用したり、画像形成部にフライホ
イールを入れる等の高価な対策を採らざるを得なかっ
た。
【0024】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、通常使用時の正確な駆動伝達
を確保しつつ、急激な負荷変動時にも良好な画像形成を
行うことができる画像形成装置の駆動伝達装置を提供す
ることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、同一の駆動源によって駆動
される第1の被駆動物と第2の被駆動物を有し、駆動源
と第2の被駆動物の間を無端状伝達手段によって連結す
ることによって駆動力を伝達する画像形成装置の駆動伝
達装置において、前記無端状伝達手段の張り側に少なく
とも1つのアイドラーを設け、該アイドラーの内の少な
くとも1つの状態を固定された第1の状態又は無端状伝
達手段に対して付勢されつつ位置移動可能な第2の状態
に切り替えるための切替手段を設けたことを特徴とす
る。
【0026】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1の被駆動物と第2の被駆動物は同
一の無端状駆動手段によって駆動され、前記アイドラー
は無端状駆動手段の移動方向に関して第2の被駆動物の
下流で、且つ、第1の被駆動物の上流に配置されるもの
としたことを特徴とする。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、被駆動物の駆動負荷を検知する検知手段
と、該検知手段からの検知信号に基づいて前記切替手段
を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0028】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記制御手段は被駆動物の駆動負荷が所定
値を超えて急激に増加した場合に前記アイドラーを第2
状態に切り替えるように前記切替手段を制御するものと
したことを特徴とする。
【0029】従って、本発明によれば、通常使用時には
アイドラーを第1の状態に切り替えてこれを固定アイド
ラーとして使用することができ、又、急激な負荷変動時
には同アイドラーを第2の状態に切り替えてこれをテン
ショナーとして使用することができるため、通常使用時
の正確な駆動伝達を確保しつつ、急激な負荷変動時にも
良好な画像形成を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0031】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る駆動伝達装置の構成図、図2及び図3はテン
ショナーの作用説明図であり、図1においては図8に示
したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それ
らについての説明は省略する。
【0032】図1において、400はテンショナーであ
り、該テンショナー400は、図2に示すように、軸4
01の回りに回転自在に保持されたコロ402と、支点
軸403の回りに回動可能に支持された保持板404
と、該保持板404をベルト310の方向に付勢するバ
ネ405とで構成されている。
【0033】ところで、上記保持板404にはフック4
06が形成されており、該フック406には係合溝40
6aが形成されており、この係合溝406aがレバー4
07の一端に設けられたピン407aに係合することに
よってフック406がレバー407によって係止されて
いる。
【0034】上記レバー407は支点軸408によって
回動可能に支持されており、該レバー407のピン40
7aが設けられた側とは反対側の端部にリンク409を
介してソレノイド410が連結されている。
【0035】而して、図2に示すようにフック406が
レバー407によって係止されている状態においてソレ
ノイド410にON信号が入力されると、図3に示すよ
うにレバー407は支点軸408を中心として矢印B方
向に回動し、フック406の係止を解除する。このよう
にフック406の係止が解除されると、保持板404は
回動可能となり、バネ405の付勢力によってテンショ
ナーとして機能するようになる。
【0036】負荷変動の小さい普通紙(坪量64g〜8
0g程度)の給紙を行うときや負荷変動の大きい厚紙
(坪量100g〜200g程度)を給紙する場合でも、
給紙動作が画像形成動作に影響を与えない1枚コピー時
等にはフック406は係止されたままでコロ402は固
定のアイドラーとして機能する。このとき、ベルト31
0のピッチは固定され、駆動源の回転は正確にプーリ3
19に伝達されるため、高速給紙時にも100%のプロ
ダクティビティを確保することができる。
【0037】図1に示す操作部420上から厚紙が選択
されると、制御部430からソレノイド410に対して
ON信号が出力され、ソレノイド410が図3の矢印D
方向に引かれる。すると、フック406のレバー407
への係止状態が解除されるため、コロ402はバネ40
5によって付勢されたテンショナーとして作用するよう
になる。
【0038】そして、給紙クラッチが連結されて給紙が
開始されると、プーリ318における負荷トルクは急上
昇し、プーリ318とプーリ319間のベルトテンショ
ンが高くなるが、テンショナー400が図3の矢印C方
向に逃げるため、この衝撃は駆動源であるモータには伝
わらず、トルクのアップ分はコロ402が初期位置から
ベルトテンションがバネ力と釣り合う位置に至るまでの
時間を掛けて徐々にモータに伝わるようになる。このた
め、モータにおいては負荷トルクによる回転速度の減少
分を電流の増加で逐次補いつつ回転を一定に保つことが
できる。従って、画像形成部においては正確な駆動伝達
が行われるためにブレの無い良好な画像が形成される。
この場合、給紙に関しては若干のプロダクティビティの
低下が見られるが、画質よりもプロダクティビティを優
先させたいときには、例えば「速度優先モード」をユー
ザーに選択させることにより、ソレノイド410を励磁
するのを中止して普通紙と同様の制御によってプロダク
ティビティを確保することも可能である。
【0039】而して、給紙動作が終了すると、ソレノイ
ド解除の信号が出力され、レバー407はバネ405の
付勢力によって図3の矢印Cと反対方向に戻され、フッ
ク406の斜面に案内されて図2に示すようにフック4
06の係合溝406aに係合し、再び保持板404を固
定してコロ402も固定する。
【0040】以上のように、本実施の形態によれば、指
示されたコピーモード等の情報に基づいて大きな負荷変
動が予想されるときには、固定アイドラーとして機能す
るコロ402をテンショナーとして機能させることがで
きるため、負荷ショックが画質に与える影響を解消し、
良好な画質のコピーを得ることができる。
【0041】尚、テンショナー部の機構はアイドラーを
固定された第1の状態から付勢されつつ移動可能な第2
の状態に切り換える手段であれば、本実施の形態に示し
た構成に限定されるものではなく、例えば、図4に示す
ように、モータ412によってテンショナー位置規制部
材413の状態を切り換えるような機構を採用すること
ができる。即ち、図4において、414はテンショナー
位置規制部材413と一体に形成されたウォームホイー
ル、415はモータ412によって回転するウォームギ
ヤ、416はテンショナー400を固定位置に規制する
ストッパーであり、モータ412によってウォームギヤ
415を介してウォームホイール414を回動させるこ
とによって、該ウォームホイール414と一体に形成さ
れたテンンショナー位置規制部材413の位置を図4に
実線にて示す位置と鎖線にて示す位置に切り換えること
ができ、アイドラーとしてのコロ402を固定された第
1の状態から付勢されつつ移動可能な第2の状態に切り
換えることができる。
【0042】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5に基づいて説明する。尚、図5は本発明の実
施の形態2に係る駆動伝達装置の構成図であり、本図に
おいては図1及び図8に示したと同一要素には同一符号
を付しており、以下、それらについての説明は省略す
る。
【0043】本実施の形態においては、モータ301に
流される電流値を測定するための電流計440を備えて
おり、その測定値は制御部430に常時送られる。
【0044】モータ301は負荷の上昇による回転数の
低下を電流値を増加させることで一定回転数に維持して
いるが、この電流値をモニターすることにより負荷の変
動を検知することができる。
【0045】而して、制御部430においては、電流計
440によって測定された電流値Iを時間tで1回微分
した値(=dI/dt)、即ち、電流値Iの時間的な変
化割合が所定値を超えた場合には負荷の急激な増加があ
ると判断し、ソレノイド410にON信号を出力する。
そして、実施の形態1に示したように、固定アイドラー
としてのコロ402をテンショナーとして機能させるこ
とで負荷変動が駆動源であるモータ301に与える影響
を解消することができる。
【0046】以上のように、本実施の形態においては負
荷を直接測定して制御を行うため、何らかの事故的な原
因による予想外の衝撃的負荷変動が起こった場合、その
影響が駆動源であるモータ301に伝わるのを防いだ
り、或は伝わる時間を引き延ばして衝撃を緩和すること
ができる。従って、良好な画像形成を行うことができる
のみならず、駆動部のギヤ等に衝撃的な高負荷が加わる
ことによるギヤの破損等を防ぐことができる。
【0047】このような制御は複数枚コピー時の1枚毎
に行っても良く、或は1枚目で高負荷が検知された場合
にはそのジョブが終わるまでテンショナーを機能させる
ように制御しても良い。後者のように制御することによ
り、例えば、負荷を検知してからテンショナー制御を行
うまでに画像形成部にその影響が伝わってしまうような
場合(シートの搬送スピードが速い場合や画像形成開始
タイミングが早い場合等)にも2枚目以降の画像形成に
対する影響を解消することができる。
【0048】尚、本実施の形態においては、モータの電
流値を測定することによって負荷変動を検知している
が、要は負荷の値をリアルタイムでモニターすることが
可能である任意の手段を用いることができる。例えば、
被駆動物それぞれにトルクコンバータを備え、その出力
によって負荷を検知するような方式を用いても良い。そ
れぞれの被駆動物の負荷をモニターしつつ、各被駆動物
の上流側に状態切り換え可能なテンショナーを配するこ
とにより、負荷の急変動が発生した部分の近傍でその負
荷の急変動の衝撃を吸収することができ、その影響を最
小限に留めることができる。
【0049】又、以上の実施の形態ではベルト駆動系に
本発明を適用した場合について述べたが、無端状の駆動
伝達手段であればチェーン駆動系等の他の任意の駆動系
に対して本発明を適用して同様の効果を得ることができ
る。
【0050】更に、以上の実施の形態では負荷変動の発
生箇所として給紙部を例として説明したが、他の任意の
箇所に負荷の急変動が発生する駆動伝達系に対して本発
明を同様に適用可能であることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、本発明によれば、通常使用時にはアイドラーを
第1の状態に切り替えてこれを固定アイドラーとして使
用することができ、又、急激な負荷変動時には同アイド
ラーを第2の状態に切り替えてこれをテンショナーとし
て使用することができるため、通常使用時の正確な駆動
伝達を確保しつつ、急激な負荷変動時にも良好な画像形
成を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る駆動伝達装置の構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る駆動伝達装置にお
けるテンショナーの作用説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る駆動伝達装置にお
けるテンショナーの作用説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る駆動伝達装置の変
形例を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る駆動伝達装置の構
成図である。
【図6】複写機の断面図である。
【図7】複写機背面の駆動系を示す図である。
【図8】従来の駆動伝達装置の構成図である。
【図9】従来の駆動伝達装置の構成図である。
【図10】従来の駆動伝達装置の作用説明図である。
【図11】従来の駆動伝達装置の作用説明図である。
【符号の説明】
301 モータ(駆動源) 310 ベルト(無端状伝達手段) 400 テンショナー 402 コロ(アイドラー) 410 ソレノイド(切替手段) 430 制御部(制御手段) 440 電流計(検知手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の駆動源によって駆動される第1の
    被駆動物と第2の被駆動物を有し、駆動源と第2の被駆
    動物の間を無端状伝達手段によって連結することによっ
    て駆動力を伝達する画像形成装置の駆動伝達装置におい
    て、 前記無端状伝達手段の張り側に少なくとも1つのアイド
    ラーを設け、該アイドラーの内の少なくとも1つの状態
    を固定された第1の状態又は無端状伝達手段に対して付
    勢されつつ位置移動可能な第2の状態に切り替えるため
    の切替手段を設けたことを特徴とする画像形成装置の駆
    動伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の被駆動物と第2の被駆動物は
    同一の無端状駆動手段によって駆動され、前記アイドラ
    ーは無端状駆動手段の移動方向に関して第2の被駆動物
    の下流で、且つ、第1の被駆動物の上流に配置されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の駆動伝達
    装置。
  3. 【請求項3】 被駆動物の駆動負荷を検知する検知手段
    と、該検知手段からの検知信号に基づいて前記切替手段
    を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置の駆動伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は被駆動物の駆動負荷が所
    定値を超えて急激に増加した場合に前記アイドラーを第
    2状態に切り替えるように前記切替手段を制御すること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置の駆動伝達装
    置。
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