JP7341452B2 - 遊技機用演出装置及びこれを備えた遊技機 - Google Patents
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Description
可動役物を移動させたときに生じるフレキシブルフラットケーブルの余剰分による弛みやテンションの増大による断線、曲げ等が発生し易く、これらを解消するための工夫が必要となる。
また、可動役物内に備えた回路基板と可動役物外に配設された回路基板がケーブルにより接続され、可動役物の回転軸上に設けられた巻回部にケーブルの一端が巻回され、可動役物の移動方向に移動可能に設けられた反転部を介して他端が回路基板と接続された遊技機も提案されている(特許文献2:特許第5912815号公報)。
更には、液晶可動役物ユニットの前後方向の回転軸を中心にフレキシブルフラットケーブルの一端側が巻き付けられる第1巻付部と、左右方向の回転軸を中心にフレキシブルフラットケーブルの他端側が巻き付けられる第2巻付部を備え、液晶可動役物ユニットの移動に応じて各巻付部におけるケーブルの巻き付けを緩めたり締めたりすることで、配線長の余剰分を吸収する遊技機も提案されている(特許文献3:特開2016-202210号公報)。
特許文献2に開示された遊技機は、可動役物の回転軸上にケーブルの巻回部が設けられているため、可動役物が回転するだけではなく変位するものについては適用できず、可動役物の適用する態様が限られてしまう。
特許文献3に開示された遊技機は、液晶可動役物ユニットが前後方向回転軸若しくは左右方向回転軸のいずれか若しくは双方を中心に回転した後、第1巻付部を回転させてから第2巻付部を回転させてフレキシブルフラットケーブルの弛みを吸収することになるため、可動役物ユニットの変位にケーブルの巻取り動作が追従できないおそれがある。
これにより、巻取部と可動体とを電気的に配線接続するフラットケーブルは、可動体が変位する範囲で中間部を第二固定部により巻心部より外側で固定することができるので、フラットケーブルを巻取部から可動体までの適正な線長に容易に設定して組み付けることができる。また、巻取部は可動体の移動動作に連動して正逆いずれかの方向に回転するため、フラットケーブルには可動体の変位に伴って無理な負荷が作用することはなく、可動体の変位に即応した引き出し及び巻取りを実現でき、可動体の変位に追従してフラットケーブルをコンパクトに巻取り収納することができる。
これにより、第二固定部による固定位置から前記可動体の最大変位量に対応するケーブル長が前記第二巻取部に巻き取られているので、可動体が原点位置(第一位置)においては所定長(適正な線長)のフラットケーブルが第二巻取部に弛むことなく巻き取られており、可動体が最大変位位置(第二位置)まで変位すると、第二巻取部に巻き取られた所定長(適正な線長)のフラットケーブルが、可動体の変位に連動して弛むことなく引き出されるので、フラットケーブルを無理なく引き出すことができる。また、第一巻取部にフラットケーブルの一端を第一固定部に固定して余剰分を弛緩した状態で巻き取り、他端を可動体に接続し、可動体を最大変位位置に変位した状態でフラットケーブルの中間部を弛みなく第二固定部で押さえ固定するので、ケーブルの接続部に負荷が作用せずに配線作業がし易い。また、フラットケーブルの中間部を第二固定部で弛みなく固定することにより、可動体の移動に追従して第二巻取部が回転し、フラットケーブルがタイムラグなく第二巻取部から引き出されるかまたは巻き取られるので、可動体を支障なく移動させることができる。
これにより、可動体の変位動作と第二巻取部の回転動作の同期をとって行うことで、フラットケーブルに無理な負荷が作用することなく引き出し及び巻き取りを行うことができる。
これにより、可動体の変位速度と第二巻取部におけるフラットケーブルの引き出し或いは巻き取り速度を一定にすることで、フラットケーブルに負荷が作用することなくケーブル引き出し動作或いは巻取動作を安定して行うことができる。
これにより、可動体が原点位置(第一位置)から移動し第二巻取部が従動回転することで第二巻取部の周壁外面に巻き取られたフラットケーブルの移動相当分が可動体の移動に即応して弛みなく引き出され、周壁内面側で第1巻取部に弛緩した状態で巻かれたフラットケーブルの余剰分が緊張状態となるように第1巻取部に巻き取られる。また、可動体が最大変位位置(第二位置)から原点位置へ戻ると、引き出されたフラットケーブルが第二巻取部の周壁外面に弛みなく巻き取られ、周壁内面側で第1巻取部に緊張状態で巻き取られたフラットケーブルが弛緩した状態に戻る。よって、可動体の移動に伴うフラットケーブルの引き出し動作若しくは巻き取り動作がタイムラグを生ずることなく実行され、フラットケーブルに無理な負荷が作用することはない。
また上記遊技機用演出装置を備えることで、遊技者の興趣を増大させて、液晶画面表示等の演出効果を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
パチンコ機1の背面側には図示しない主制御基板が設けられ、遊技動作を統括制御する。主制御基板は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装されており、CPUがROMに格納された各種プログラムやデータをRAMに読み出して実行することにより、遊技動作を統括制御する。主制御基板には図示しない球払出装置の払い出し動作を制御する払出制御基板、液晶表示装置15の画像表示を制御する画像処理基板、パチンコ機1に電源を供給する電源基板などが電気的に接続されて設けられている。
尚、第二固定部25bは、ビス等の固定具を緩めることによりケーブル長が調整可能な固定具を用いることにより、第一巻取部23aに弛緩して巻き取られたケーブルの余剰分を引き出したり戻したりすることで第二巻取部23bから引き出されるケーブル長の微調整も容易に行える。
また可動体20に形成された外歯車部20cと第一伝達歯車27a及びこれと同径の第二伝達歯車27bが噛み合っているので、可動体20の変位動作速度と第二巻取部23bにおけるフラットケーブル24の引き出し或いは巻き取り速度を一定にすることで、フラットケーブル24に負荷が作用することなくフラットケーブル24の引き出し動作或いは巻取動作を安定して行うことができる。
第二巻取部23bが筒孔23hと第一筒状部23dが嵌め合うように、取付ベース21に組み付けられ、第一巻取部23aの外側に第二巻取部23bが同心状に組み付けられる。このとき、図7に示すように、第一筒状部23dと第二筒状部23fとの間に形成される空間部が、後述するフラットケーブル24の収納部23iとなる。また、巻取歯車28は、歯車軸21cに嵌め込まれた第二伝達歯車27bと噛み合うように組み付けられる。第二伝達歯車27bは可動体20の外歯車部20cと噛み合うように組み付けられる。
具体的には、フラットケーブル24の一端部24aは、ロール部24cが第一筒状部23dの外周に嵌め込まれて、一端部24a近傍が第一スリット23eより径方向仕切り壁23cに沿って重ね合わせた状態で、第一固定部25aとの間に挟み込まれて固定される。第一固定部25aは、例えばL型アングル材が用いられ、第一筒状部23dの筒孔内で取付ベース21に対してねじ止めすることでフラットケーブル24の一端部24a近傍が仕切り壁23cとの間で確実に固定されて組み付けられる。そして、図2及び図6に示すように、フラットケーブル24の一端部24aはコネクタ部24dが設けられ、図2に示す中継基板29と接続されて図示しない画像処理基板と電気的に接続される。このとき、フラットケーブル24を第一固定部25aで第一筒状部23dに完全固定することで、コネクタ部24dに負荷がかかることはない。
また、第一巻取部23aにフラットケーブル24の余剰分が弛緩した状態で巻き取られているため、収納部23i内で可動体20の動きに合わせて第一巻取部23aに巻き取ったり巻取りを緩めたりして、フラットケーブル24の一端部24aのコネクタ部24d(接続部)に負荷をかけることはない。
遊技盤ユニット7に演出装置14が液晶表示装置15を囲んで配置された遊技機においては、遊技者の興趣を増大させて、液晶画面表示等の演出効果を高めることが可能となる。
また、第二固定部25bは、フラットケーブル24の中間部を第二巻取部23bに対して固定していたが、例えば板ばね等の弾性部材を用いて所定のテンションまでは移動せずに固定しそれ以上のテンションが作用した際にケーブルの移動を許容するように固定することも可能である。これにより、フラットケーブル24の引き出し及び巻き取りに際して、予め引き出し可能に定めたケーブル長に誤差等が生じてもフラットケーブル24に負荷が作用するのを回避し誤差を吸収することができる。
また、演出装置14は、遊技盤ユニット7の一部として内枠に設けられていたが、前面枠5側に設けてもよい。この場合にも、演出装置14は、液晶表示装置15の液晶画面と重ねて配置することで演出効果を高めることができる。
Claims (5)
- 取付ベースと、
前記取付ベースに第一位置と第二位置との間を変位可能に設けられる可動体と、
前記取付ベース又は前記可動体のいずれかに設けられ、前記可動体の移動動作に連動して正逆いずれかの方向に回転する巻取部と、
前記巻取部に一端側が固定され他端が前記可動体又は前記取付ベースのいずれかに接続され、前記巻取部に所定長引き出し可能に巻き取られて電気的に配線接続されるフラットケーブルと、を備え、
前記巻取部は、前記フラットケーブルの一端側を巻心部に固定する第一固定部と、前記可動体又は前記取付ベースに接続する他端から所定ケーブル長で前記フラットケーブルの中間部を巻心部より外側で固定する第二固定部とを備えるとともに、前記第一固定部に一端が固定された前記フラットケーブルの余剰分が弛緩した状態で巻き取られる第一巻取部と、前記第一巻取部と同心状に配置され前記可動体の移動に連動して回転する第二巻取部と、を備え、前記第二固定部による固定位置から前記可動体の最大変位量に対応するケーブル長が前記第二巻取部に巻き取られることを特徴とする遊技機用演出装置。 - 前記可動体を原点位置から最大変位位置まで移動させる駆動源と、前記駆動源より駆動伝達する駆動伝達機構を備え、前記駆動源は前記可動体を変位させる動作と同期をとって前記第二巻取部を回転させる請求項1記載の遊技機用演出装置。
- 少なくとも前記可動体又は前記取付ベースのいずれかには歯面が形成されており、駆動歯車又は該駆動歯車と噛み合う第一従動歯車が前記歯面と噛み合い、前記第二巻取部に同心状に設けられた巻取歯車又は該巻取歯車と噛み合う第二従動歯車が前記歯面と噛み合っている請求項2記載の遊技機用演出装置。
- 前記巻取部は、前記取付ベース又は前記可動体に固定された第一巻取部を中心としてこれを同心状に囲む周壁を有する第二巻取部が回転可能に組み付けられており、前記フラットケーブルの一端側の余剰分が弛緩した状態で前記第一巻取部に巻き取られ、前記周壁に設けられた開口部の近傍で前記第二固定部により周壁内面に押し当てられたまま前記フラットケーブルの他端側が前記開口部を通じて周壁外面に引き出されて前記可動体の移動相当分が巻き取られている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機用演出装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機用演出装置を備えたことを特徴とする遊技機。
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JP2019017886A JP7341452B2 (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | 遊技機用演出装置及びこれを備えた遊技機 |
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Publications (2)
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JP2020124322A JP2020124322A (ja) | 2020-08-20 |
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ID=72084425
Family Applications (1)
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JP2019017886A Active JP7341452B2 (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | 遊技機用演出装置及びこれを備えた遊技機 |
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JP2014110991A (ja) | 2013-10-30 | 2014-06-19 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
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JP2015198751A (ja) | 2014-04-07 | 2015-11-12 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
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