JP5890571B1 - 遊技機用可動表示ユニット及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置用配線と移動ベース側発光装置用配線とが絡まないようにする。【解決手段】遊技機筺体に取り付けられる取付ベース103と、取付ベース103に移動可能な状態で支持された移動ベース102と、移動ベース102に取り付けられた表示装置101と、表示装置用配線106とを備えた遊技機用可動表示ユニット100を、移動ベース102に取り付けられた移動ベース側発光装置105と、移動ベース側発光装置用配線107と、移動ベース102の後面側に設けられた内側ケーシング108と、内側ケーシング108を囲った状態に設けられた外側ケーシング109とをさらに備えたものとし、表示装置用配線106及び移動ベース側発光装置用配線107のうち、一方を内側ケーシング108の内側を通って後方へ引き出し、他方を内側ケーシング108の外面と外側ケーシング109の内面との隙間を通って後方へ引き出した。【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技機筺体に対して移動可能な表示装置を有する遊技機用可動表示ユニットと、この遊技機用可動表示ユニットを備えた遊技機とに関する。
回胴式遊技機やパチンコ遊技機等の遊技機では、液晶ディスプレイ等の表示装置を備えた機種が主流となっている。従来の遊技機において、表示装置は、遊技機筺体の前扉に対して動かない状態で固定されることが一般的であったが、近年では、表示装置を前扉に対して移動可能な状態で取り付け、遊技状態等に応じて表示装置の姿勢や位置を変化させるようにした機種(以下においては、「表示装置可動型の遊技機」と呼ぶことがある。)も登場している(例えば、特許文献1の図41〜43を参照。)。表示装置可動型の遊技機では、より大きなインパクトを遊技者に与えて演出効果を高めることが可能となっている。
ところが、表示装置可動型の遊技機では、遊技機筺体に対して移動する表示装置と、遊技機筺体に対して移動しない機器(例えば、表示装置に制御信号を出力するための制御用電子基板)とを、電気配線で接続する必要があるところ、当該電気配線に、表示装置の移動に起因する撓み具合の変化や捩じれ具合の変化が生じる構造となっていた。このため、表示装置可動型の遊技機では、表示装置が移動する際に、前記電気配線がその周囲の部材に絡んだり、大きく折れ曲がって破断したりする虞があった。
このような実状に鑑みてか、これまでには、表示装置に接続される電気配線に、相対的に回動可能な一対のコネクタ(以下、「回動型のコネクタ」と呼ぶことがある。)を介在させた遊技機も提案されている(例えば、特許文献2の図3における固定側コネクタ62及び回転側コネクタ63を参照。)。これにより、表示装置を回動させる際における前記電気配線の形態の変化を小さく抑えることが可能になる。
ところが、表示装置に接続される電気配線に回動型のコネクタを介在させた遊技機にあっては、回動型のコネクタを設ける分、コストが増大するという欠点があった。特に、前記電気配線の本数が多い場合には、回動型のコネクタの構造が複雑になるため、コストが大幅に増大する虞がある。また、回動型のコネクタにおける一方のコネクタと他方のコネクタとは、それぞれに設けられた電気接点を機械的に接触させる構造となっていた。このため、遊技機に生じた振動等によって、上記の電気接点が非接触の状態となり、前記電気配線が切断した状態となる虞もあった。
このように、従来の表示装置可動型の遊技機は、表示装置に接続する電気配線に起因する種々の問題を抱えている。このため、従来の表示装置可動型の遊技機は、表示装置に接続する電気配線の本数を増やしにくいだけでなく、表示装置とともに移動する部材(移動ベース)に他の電子部品(表示装置以外の電子部品)を取り付けるといったことも容易ではなかった。表示装置以外の他の電子部品を移動ベースに取り付けると、当該他の電子部品用の電気配線が必要となり、表示装置用の電気配線と前記他の電子部品用の電気配線とが絡むリスクが高まるからである。
特開平09−019552号公報 特開2005−329085号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、表示装置可動型の遊技機において、表示装置とともに移動する部材に、表示装置以外の他の電子部品を設けても、表示装置用の電気配線と、前記他の電子部品用の電気配線とが絡まないようにすることのできる遊技機用可動表示ユニットを提供するものである。また、当該遊技機用可動表示ユニットを備えた遊技機を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
遊技機の筺体に対して取り付けられる取付ベースと、
取付ベースに対して移動可能な状態で取付ベースの前面側に支持された移動ベースと、
移動ベースの前面側に取り付けられた、演出画像を表示するための表示装置と、
表示装置に電力又は制御信号を伝達する表示装置用配線と、
を備え、
移動ベースの移動に伴って表示装置が移動するようにした遊技機用可動表示ユニットであって、
移動ベースに取り付けられた移動ベース側発光装置と、
移動ベース側発光装置に電力又は制御信号を伝達する移動ベース側発光装置用配線と、
移動ベースの後面側に設けられた内側ケーシングと、
内側ケーシングの外周部を囲った状態に設けられた外側ケーシングと、
をさらに備え、
移動ベースから後方へ引き出される表示装置用配線及び移動ベース側発光装置用配線のうち、いずれか一方の配線が内側ケーシングの内側を通って後方へ引き出され、他方の配線が内側ケーシングの外面と外側ケーシングの内面との隙間を通って後方へ引き出された
ことを特徴とする遊技機用可動表示ユニット
を提供することによって解決される。
かかる構成によって、移動ベースに発光装置(移動ベース側発光装置)を設けるだけでなく、表示装置用配線が通る空間や、移動ベース側発光装置用配線が通る空間を、他の空間から仕切ることが可能になる。このため、表示装置用配線と移動ベース側発光装置用配線とが絡まないようにすることが可能になる。また、表示装置用配線や移動ベース側発光装置用配線が、その周囲の他の部材等に干渉しないようにすることも可能になる。したがって、表示装置用配線や移動ベース側発光装置用配線の折れ曲がりや捩じれに起因する断線を防止することも可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいては、表示装置用配線を、フレキシブルプリント基板(FPC)とすると好ましい。表示装置用配線は、通常、多数本の信号線を有するところ、フレキシブルプリント基板を用いると、柔軟性を有する帯状基板に、多数本の信号線をコンパクトに集約できるからである。また、フレキシブルプリント基板は、捩じれや折れ曲がりに対する許容度が必ずしも高くないため、表示装置用配線をフレキシブルプリント基板とすると、本発明の構成を採用する意義が高まるからである。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいては、表示装置用配線が、内側ケーシングの内側を通って後方へ引き出され、移動ベース側発光装置用配線が、内側ケーシングの外面と外側ケーシングの内面との隙間を通って後方へ引き出されるようにすると好ましい。上述したように、表示装置用配線は、通常、多数本の信号線を有することに加えて、フレキシブルプリント基板とされる場合があるため、表示装置用配線には、折れ曲がりや絡みに起因する問題が生じやすいところ、移動ベースにおける変位が小さい箇所に表示装置用配線を配することによって、表示装置用配線に上記の問題が生じにくくすることが可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいて、表示装置用配線が、内側ケーシングの内側を通って後方へ引き出されるようにする場合には、内側ケーシングを、表示装置の後面に一体化した状態で設け、外側ケーシングを、移動ベースに一体化した状態で設けると好ましい。かかる構成によって、表示装置用配線を予め内側ケーシングの内側に収容した状態で、取付ベースに対して移動ベースを組み付けることができるようになり、取付ベースに対する移動ベースの組付作業を容易に行うことが可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいては、表示装置用配線における内側ケーシングの内側に収容された部分に、前後方向に略垂直な面上で略円弧状に湾曲された湾曲部を設け、前記湾曲部における表示装置に近い側の端部を移動ベース側に保持し、前記湾曲部における表示装置から遠い側の端部を取付ベース側に保持し、取付ベースに対して移動ベースが移動する際に前記湾曲部の撓み具合が変化するようにすることも好ましい。かかる構成によって、移動ベースが移動する際における表示装置用配線の変形を規制しやすくすることが可能になる。このため、表示装置用配線の折れ曲がりや捩じれを小さく抑えることが可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいて、移動ベースは、取付ベースに対して回動可能な状態で支持されたものとすると好ましい。かかる構成によって、遊技機筺体に対して表示装置を回動させる演出を実行することが可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいて、移動ベースを取付ベースに対して回動可能なものとする場合には、外側ケーシングの外周面に外接するための複数のローラを、取付ベースに設け、当該複数のローラを、移動ベースを回動させる際の軸受として機能させることも好ましい。かかる構成によって、取付ベースに対して移動ベースを円滑に回動させるだけでなく、移動ベースの回転軸の振れを抑えることも可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいては、取付ベースに係合部を設け、移動ベースが所定の基準位置(例えば、移動ベースに取り付けられた表示装置が水平となる位置)となったときに前記係合部が係合する被係合部を、外側ケーシングの外周面に形成すると好ましい。かかる構成によって、移動ベースに多少の位置ずれが生じた場合であっても、移動ベースを所定の基準位置に確実に復帰させることが可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいては、取付ベースの前面における、移動ベースが所定の基準位置にあるときには移動ベースで覆われ、且つ、移動ベースが当該基準位置から所定変位量を超えて移動したときに移動ベースで覆われなくなる箇所に、当該箇所を発光させる取付ベース側発光装置を設けることも好ましい。かかる構成によって、表示装置の周辺における演出エリアを実質的に拡大することが可能になる。したがって、より多様な演出を行うことができるようになり、遊技機の演出効果をより高めることが可能になる。
本発明の遊技機用可動表示ユニットにおいては、
移動ベースを駆動するための移動ベース駆動手段と、
表示装置用配線に接続されて表示装置に電力又は制御信号を出力するための表示装置用電子基板と、
移動ベース側発光装置用配線に接続されて移動ベース側発光装置に電力又は制御信号を出力するための移動ベース側発光装置用電子基板と、
をさらに備え、
取付ベース、移動ベース、表示装置、表示装置用配線、移動ベース側発光装置、移動ベース側発光装置用配線、内側ケーシング、外側ケーシング、移動ベース駆動手段、表示装置用電子基板及び移動ベース側発光装置用電子基板が組み合わされてユニット化された
ものとすることも好ましい。
かかる構成によって、遊技機筺体に対して遊技機用可動表示ユニットを容易に取り付けることが可能になる。
回胴式遊技機の正面図である。 遊技機用可動表示ユニットの前方斜視図である。 遊技機用可動表示ユニットの後方斜視図である。 遊技機用可動表示ユニットを分解した状態を示した前方斜視図である。 遊技機用可動表示ユニットを分解した状態を示した後方斜視図である。 表示装置が基準位置にあるときの遊技機用可動表示ユニットを示した正面図である。 表示装置が基準位置から移動したときの遊技機用可動表示ユニットを示した正面図である。 後側カバー、表示装置用配線及び移動ベース側発光装置用配線を取り除いた状態の遊技機用可動表示ユニットを示した背面図である。 取付ベース、後側カバー、表示装置用配線及び移動ベース側発光装置用配線を取り除いた状態の遊技機用可動表示ユニットをz軸に垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。 取付ベース及び後側カバーを取り除いた状態の遊技機用可動表示ユニットを示した後方斜視図である。 遊技機用可動表示ユニットにおける表示装置用配線の周辺を抜き出して示した、(a)前方斜視図及び(b)正面図である。 他の実施態様の遊技機用可動表示ユニットにおける取付ベースのガイドスリット周辺を拡大して示した背面図である。
本発明の遊技機用可動表示ユニットの好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、説明の便宜上、本発明の遊技機用可動表示ユニットを回胴式遊技機に組み込む場合について説明するが、本発明の遊技機用可動表示ユニットは、回胴式遊技機に組み込む場合に限定されない。本発明の遊技機用可動表示ユニットは、パチンコ遊技機等、回胴式遊技機以外の遊技機においても好適に採用することができる。
1. 回胴式遊技機
まず、回胴式遊技機の概要について説明する。図1は、回胴式遊技機10の正面図である。以下においては、説明の便宜上、図中のx軸方向正側を「右」とし(図1の紙面に垂直な方向(y軸方向)の奥側(y軸方向負側)から見ると右側になる。)、x軸方向負側を「左」とし(図1の紙面に垂直な方向(y軸方向)の奥側(y軸方向負側)から見ると左側になる。)、y軸方向正側を「前」とし、y軸方向負側を「後」とし、z軸方向正側を「上」とし、z軸方向負側を「下」として説明する。x軸、y軸及びz軸の向きは、図1以外の他の図面においても共通であり、「右」、「左」、「前」、「後」、「上」及び「下」という語句が意味するところは、特に断りのない限り、他の図面においても同様である。
回胴式遊技機10は、図1に示すように、その筺体における前扉10aの前面側に、メダルを投入するためのメダル投入口11と、メダルを払い出すためのメダル払出口12と、その外周面に図柄が描かれた3本のリール13,14,15と、演出画像を表示するためのメイン表示ユニット16及びサブ表示ユニット17と、照明演出を行うための発光ランプ(図示省略)と、音声演出を行うためのスピ−カー18等を備えたものとなっており、操作部として、1遊技当たりの最大枚数(通常3枚)のメダルをベットするためのマックスベットボタン19と、ベットするメダルを1枚ずつ増加するためのシングルベットボタン20と、リール13,14,15の回転を開始するためのスタートレバー21と、リール13,14,15の回転をそれぞれ停止するための3個のストップボタン22,23,24と、演出を切り替えるためのチャンスボタン25と、クレジットされたメダルを払い戻すための払戻しボタン26等を有するものとなっている。
この回胴式遊技機10は、メダルのクレジット枚数が所定枚数以上となった状態でスタートレバー21が操作されると、役抽選が実行されるとともにリール13,14,15が一斉に回転を開始し、ストップボタン22,23,24がそれぞれ操作されると、操作されたストップボタン22,23,24に対応するリール13,14,15の回転が停止していき、全てのリール13,14,15が停止したときにリール窓10aの有効ライン上に表示される図柄の組み合わせが役抽選で当選した役に対応したものとなっていた場合(入賞した場合)に、その役に応じた枚数のメダルが払い出され、メダルのクレジット枚数が上限値に達しているときには、筺体内に格納されたホッパーユニット(図示省略)から送出されたメダルがメダル払出口12を通じて払い出されるようになっている。メダルのクレジット枚数は、メダルのクレジット枚数が上限値に達していないときに、メダル投入口11にメダルが投入される、又は、入賞によってメダルが払い出されると増加するようになっている。
ところで、本実施態様の回胴式遊技機10において、メイン表示ユニット16及びサブ表示ユニット17の画像表示部(表示装置)には、遊技の進行に応じた演出画像が表示されるようになっている。メイン表示ユニット16及びサブ表示ユニット17の表示装置には、通常、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等の薄型ディスプレイが用いられる。本実施態様の回胴式遊技機10において、メイン表示ユニット16及びサブ表示ユニット17の表示装置には、いずれも液晶ディスプレイを採用している。
サブ表示ユニット17は、通常時においては、遊技者から見えない位置にある一方、特定の演出を行うときには、遊技者から見える位置に移動するようになっている。本実施態様の回胴式遊技機10において、サブ表示ユニット17は、支持アーム27によって昇降可能な状態で支持されており、通常時においては、図1における破線部Aに示すように、前扉10aの上枠部10aの後面側に隠れた位置にある一方、特定の演出を行うときには、図1における実線部Bに示すように、メイン表示ユニット16の画像表示部の前面側に重なる位置まで下降するようになっている。サブ表示ユニット17を下降させる時期は、特に限定されない。サブ表示ユニット17を下降させる時期としては、ボーナス遊技時やフリーズ演出時等が例示される。
以下においては、上記のサブ表示ユニット17を例に挙げて、本発明の遊技機用可動表示ユニットを説明する。しかし、本発明の遊技機用可動表示ユニットは、上記のサブ表示ユニット17で採用する場合に限定されず、他の表示ユニット(例えば、上記のメイン表示ユニット16)で採用することもできる。
2. 遊技機用可動表示ユニット(サブ表示ユニット)
続いて、遊技機用可動表示ユニットについて説明する。図2は、遊技機用可動表示ユニット100の前方斜視図である。図3は、遊技機用可動表示ユニット100の後方斜視図である。図4は、遊技機用可動表示ユニット100を分解した状態を示した前方斜視図である。図5は、遊技機用可動表示ユニット100を分解した状態を示した後方斜視図である。図6は、表示装置101が基準位置にあるときの遊技機用可動表示ユニット100を示した正面図である。図7は、表示装置101が基準位置から移動したときの遊技機用可動表示ユニット100を示した正面図である。図8は、後側カバー104、表示装置用配線106及び移動ベース側発光装置用配線107を取り除いた状態の遊技機用可動表示ユニット100を示した背面図である。図9は、取付ベース103、後側カバー104、表示装置用配線106及び移動ベース側発光装置用配線107を取り除いた状態の遊技機用可動表示ユニット100をz軸に垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。図10は、取付ベース103及び後側カバー104を取り除いた状態の遊技機用可動表示ユニット100を示した後方斜視図である。図11は、遊技機用可動表示ユニット100における表示装置用配線106の周辺を抜き出して示した、(a)前方斜視図及び(b)正面図である。
本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100は、図4及び図5に示すように、表示装置101と、移動ベース102と、取付ベース103と、後側カバー104と、移動ベース側発光装置105(図4)と、表示装置用配線106と、移動ベース側発光装置用配線107と、内側ケーシング108(図5)と、外側ケーシング109と、移動ベース駆動手段110と、表示装置用電子基板(図示周略)と、移動ベース側発光装置用電子基板(図示省略)等の部品を備えたものとなっており、これらの部品が組み合わされてユニット化されたものとなっている。後述するように、表示装置101は、移動ベース102に対して固定され、移動ベース102は、取付ベース103に対して移動可能な状態で支持されている。このため、遊技機用可動表示ユニット100では、図6及び図7に示すように、取付ベース103に対して移動ベース102が移動(回動)した際に、表示装置101も、移動ベース102の移動(回動)に伴って取付ベース103に対して移動(回動)するようになっている。
2.1 表示装置
表示装置101は、その前面側に設けられた画面101a(図4)に演出画像を表示するためのものとなっている。表示装置101は、移動ベース102に対して移動できない状態で移動ベース102の前面側に取り付けられる。表示装置101は、既に述べた通り、移動ベース102を移動(回動)させることによって、取付ベース103に対して移動(回動)させることができるようになっている。表示装置101を回動させる時期は、特に限定されない。遊技機用可動表示ユニット100を出現させる時期(サブ表示ユニット17を下降させる時期)としては、ボーナス遊技時やフリーズ演出時等が挙げられることについては、上述したが、この場合、遊技機用可動表示ユニット100が出現している略全時間帯において表示装置101が移動(回動)するようにしてもよいし、遊技機用可動表示ユニット100が出現している時間帯の一部の時間帯のみで表示装置101が移動(回動)するようにしてもよい。また、表示装置101に表示する演出画像や、遊技者の操作等に連動して表示装置101が移動(回動)するようにしてもよい。表示装置101は、通常、薄型ディスプレイが用いられるが、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、液晶ディスプレイを用いている。
2.2 移動ベース
移動ベース102は、図4及び図5に示すように、取付ベース103の前面側に支持される。移動ベース102は、既に述べた通り、取付ベース103に対して移動可能な状態で支持される。移動ベース102は、取付ベース103に対して移動できる状態で支持されるのであれば、その支持態様は特に限定されない。移動ベース102は、例えば、取付ベース103に対してスライド(平行移動)可能な状態で支持してもよい。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース102は、前後方向に平行な軸L(図4)を中心として回動可能な状態で取付ベース103に支持させている。具体的には、以下の支持構造を採用している。
すなわち、図5に示すように、移動ベース102の背面側に設けられた複数のガイド突起102aを、取付ベース103に設けられた複数のガイドスリット103aにそれぞれ挿入した後、取付ベース103の後側からそれぞれのガイド突起102aの後端部に抜止部材102d(図3)を取り付けることで、移動ベース102を取付ベース103に支持させている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、軸Lを中心とした回転対称な位置に計4本のガイド突起102aを設けており(図5では、一番下側に位置する1本のガイド突起102aが外側ケーシング109で隠れた状態となっているため、3本のガイド突起102aのみ現れている。)、それぞれのガイド突起102aに対応する箇所に計4本のガイドスリット103aを設けている。それぞれのガイドスリット103aは、軸Lを中心とした円弧に沿って設けられている。このため、移動ベース102が取付ベース103に対して回動する際には、それぞれのガイド突起102aがそれぞれのガイドスリット103aによって案内されながら移動できるようになっている。抜止部材102d(図3)は、ガイドスリット103aを通過できない寸法形状を有している。このため、抜止部材102dをガイド突起102aの後端部に取り付けた状態にあっては、ガイド突起102aをガイドスリット103aから前方へ引き抜くことができず、移動ベース102を取付ベース103から分離することができないようになっている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、上記の支持構造を採用することによって、軸Lを中心として移動ベース102を回動可能な状態としながらも、移動ベース102を取付ベース103から分離することができない状態で支持させている。
移動ベース102の形態は、表示装置101を固定でき、且つ、後述する移動ベース側発光装置105を取り付けることができるのであれば特に限定されない。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース102は、その中央部に開口部102bを有する板状に形成している。開口部102bは、後述する表示装置用配線106及び移動ベース側発光装置用配線107を、移動ベース102の前面側から後面側へ引き出すための部分となっている。移動ベース側発光装置105は、板状の移動ベース102の前面側における表示装置101に重ならない箇所に取り付けるようになっている。移動ベース102の側縁部には、後述する移動ベース駆動手段110の歯車110c(図6)に係合するための歯車部102c(図6)が設けられている。
2.3 取付ベース
取付ベース103は、回胴式遊技機10(図1を参照。)の筺体に対して取り付けられる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、取付ベース103は、前扉10a(図1を参照。)の上枠部10aに対し昇降可能な状態で取り付けている。取付ベース103の形態は、回胴式遊技機10の筺体に対して直接的又は間接的に取り付けることができ、且つ、移動ベース102を移動(本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では回動)可能な状態で支持できるものであれば特に限定されない。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、図4及び図5に示すように、取付ベース103は、その中央部に開口部103hを有する板状に形成している。開口部103hは、後述する表示装置用配線106及び移動ベース側発光装置用配線107を、取付ベース103の前面側から後面側へ引き出すための部分となっている。既に述べたように、取付ベース103には、複数本のガイドスリット103aが軸Lを中心とした回転対称な位置に円弧状に設けられている。
また、取付ベース103の背面側には、図5に示すように、複数のローラ103b,103c,103dが設けられている。これらのローラ103b,103c,103dは、軸Lを中心とした略回転対称な位置に配され、外側ケーシング109の外周面に外接される。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、3個のローラ103b,103c,103dを設けている。ローラ103bは、外側ケーシング109における下側左方の外周面に外接し、ローラ103cは、外側ケーシング109における下側右方の外周面に外接し、ローラ103dは、外側ケーシング109における上側の外周面に外接するようになっている。
後述するように、外側ケーシング109は、移動ベース102の背面側中央部に一体化した状態で設けられ、移動ベース102が取付ベース103に対して回動する際の軸部材として機能するところ、上記のように、ローラ103b,103c,103dを外側ケーシング109に外接させることにおり、ローラ103b,103c,103dを、移動ベース102が回動する際の軸受(前記軸部材(外側ケーシング109)の軸受)として機能させることができるようになっている。このため、取付ベース103に対して移動ベース102を円滑に回動させるだけでなく、前記軸部材(外側ケーシング109)の振動を抑えることも可能となっている。
ところで、上述した複数のローラ103b,103c,103dのうち、一部のローラ103dは、内向き(軸Lに向かう向き)に付勢された付勢ローラとなっている。付勢ローラは、複数個設けてもよいが、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、上側のローラ103dのみを付勢ローラとしている。この付勢ローラ103dは、後述する係合部として機能するようになっている。
付勢ローラ103dを内向きに付勢する機構は、特に限定されない。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、軸体103eを中心として揺動可能な状態で支持された揺動部材103fの一側(軸体103eに対して一側)にローラ103dを設けている。揺動部材103fの他側(軸体103eに対して前記一側とは反対側)には、付勢部材103g(本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100ではコイルバネ)の下端部が連結されており、揺動部材103fの他側が付勢部材103gによって上向きに引っ張られた状態となっている。このため、揺動部材103fの一側に設けられたローラ103dは、下向き(内向き)に付勢された状態となっている。
2.4 後側カバー
後側カバー104は、取付ベース103における開口部103hの後面側を覆うための部材となっている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、後側カバー104は、図4及び図5に示すように、略円形の背板部104aと、背板部104aの周縁から前方に起立して設けられた側壁部104bとで形成されている。側壁部104bの前端部は、取付ベース103の後面における開口部103hの周部に固定される。このため、後側カバー104は、取付ベース103に対して動かない状態となる。背板部104aの中央部には開口部104cが設けられている。開口部104cは、図3に示すように、後述する表示装置用配線106及び移動ベース側発光装置用配線107を、後側カバー104の前面側から後面側へ引き出すための部分となっている。また、後側カバー104の背板部104a及び側壁部104bにおける左上部分には、開放部104dが設けられている。開放部104dは、上述した揺動部材103f及び付勢部材103gが後側カバー104に干渉しないようにするための部分となっている。
2.5 移動ベース側発光装置
移動ベース側発光装置105は、図4に示すように、移動ベース102に取り付けられている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース側発光装置105は、移動ベース102における表示装置101と前後方向に重ならない箇所、より具体的には移動ベース102における左縁部と右縁部とに複数個ずつ取り付けている。移動ベース102における移動ベース側発光装置105が設けられる箇所(移動ベース102の左縁部及び右縁部)の前面側には、図示省略のレンズカバーが取り付けられている。このように、移動ベース102に移動ベース側発光装置105を設けることにより、移動ベース102においても照明演出を行うことが可能になる。したがって、遊技機用可動表示ユニット100において、より多様な演出を実行することが可能になる。移動ベース側発光装置105の種類は特に限定されない。移動ベース側発光装置105としては、発光ダイオード(LED)等の発光素子や、白熱電球等、発光体単体で構成されるものから、ドットマトリックスディスプレイや7セグメントディスプレイ等、複数の発光体からなる発光体群で構成されるもの等が挙げられる。また、液晶ディスプレイ等の表示装置であっても、その画面等が発光するのであれば、移動ベース側発光装置105として用いることができる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、移動ベース側発光装置105として発光ダイオード(LED)を用いている。
2.6 表示装置用配線
表示装置用配線106は、表示装置101に制御信号を伝達するためのもの(以下、「表示装置用信号線」と呼ぶことがある。)となっており、複数本の信号線によって構成されている。表示装置用信号線106の先端部(図11におけるコネクタ106a)は、表示装置101に接続され、表示装置用信号線106の基端部(図11におけるコネクタ106b)は、図示省略の表示装置用電子基板に接続される。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、表示装置用電子基板は、後側カバー104の後面側に動かない状態で取り付けられるようになっている。このため、表示装置用信号線106は、移動ベース102の前面側から後側カバー104の後方へ引き出されるようになる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、表示装置用信号線106は、後述する内側ケーシング108の内側(図9に示す網掛けハッチング部βを参照。以下、内側ケーシング108の内側の空間のことを「空間β」と表記することがある。)を通って後方へ引き出されるようになっている。
表示装置用配線106は、上記の機能を発揮できるのであれば、その種類は限定されず、各種のケーブル等を採用することができる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、表示装置用配線106を、薄い帯状を為すフレキシブルプリント基板(FPC)としている。これにより、多数本の信号線からなる表示装置用配線106をコンパクトに集約することができる。
内側ケーシング108の内側で表示装置用信号線106をどのように配するかは、表示装置用信号線106の捩じれ具合又は折れ曲がり具合や、内側ケーシング108の内側に配される表示装置用信号線106以外の他の部材の配置等を考慮して適宜決定される。具体的には、表示装置用信号線106の捩じれ具合や折れ曲がり具合が表示装置用信号線106に断線等が生じない程度に収まり、且つ、表示装置用信号線106が前記他の部材に絡まないように、表示装置用信号線106を配すると好ましい。既に述べたように、表示装置用信号線106の基端側は、取付ベース103に対して移動しない上記の表示装置用電子基板に接続される一方、表示装置用信号線106の先端側は、取付ベース103に対して回動する表示装置101に接続されるため、表示装置用信号線106の基端側と先端側は、表示装置101の回動に伴って相対的に移動する。このため、表示装置用信号線106は、その基端側と先端側とに上記の相対的な移動が生じても、表示装置用信号線106に無理な折れ曲がりや捩じれが生じたり、前記他の部材に絡んだりしないように、表示装置用信号線106を配すると好ましい。表示装置用信号線106として上記のフレキシブルプリント基板を採用する場合には、捩じれや折れ曲がりに対する許容度があまり高くないため、特に注意を要する。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、内側ケーシング108の内側の表示装置用信号線106を以下のように構成することで、表示装置用信号線106に無理な折れ曲がりや捩じれが生じたり、表示装置用信号線106が前記他の部材に絡んだりしないようにしている。
すなわち、表示装置用信号線106における内側ケーシング108の内側に収容される部分に、図11に示すように、前後方向(y軸方向)に略垂直な面(x−z面)上で略円弧状に湾曲された湾曲部106cを設けている。湾曲部106cの先端部(コネクタ106aに近い側の端部)には、第一保持部材111を取り付けており、湾曲部106cの基端部(コネクタ106bに近い側の端部)には、第二保持部材112を取り付けている。第一保持部材111は、移動ベース102(図4及び図5を参照。)側の部材(移動ベース102、又は、移動ベース102に対して移動しない状態で移動ベース102に取り付けられた部材)に対して移動しない状態で固定される。一方、第二保持部材112は、取付ベース103(図4及び図5を参照。)側の部材(取付ベース103、又は、取付ベース103に対して移動しない状態で取付ベース103に取り付けられた部材)に対して移動しない状態で固定される。湾曲部106cの曲率中心は、移動ベース102の回動軸L(図6及び図7を参照。)に略重なるようにしている。また、表示装置用信号線106における第一保持部材111に保持された部分よりも先端側は、ある程度撓んだ余裕のある状態としている。
内側ケーシング108の内側に収容される表示装置用信号線106を上記のように構成することによって、取付ベース103に対して表示装置101が回動した場合であっても、主に湾曲部106cの撓み具合が変化するだけで、当該回動に起因した表示装置用信号線106の先端部と基端部との変位を吸収することが可能になる。このため、表示装置用信号線106に意図しない折れ曲がりや捩じれが生じないようにすることが可能になる。また、表示装置101が回動する際における表示装置用信号線の変形を規制することができるので、内側ケーシング108の内側における表示装置用信号線106が前記他の部材に絡まないようにすることも容易となっている。表示装置用信号線106における他の箇所(第一保持部材111又は第二保持部材112で保持されていない箇所)は、上記の効果を阻害しない範囲で、表示装置101や移動ベース102や取付ベース103や内側ケーシング108等の部材に保持させてもよい。
ところで、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、表示装置101に電力を供給するための配線(図示省略。以下、当該配線を「表示装置用電力線」と呼ぶことがある。)は、表示装置用信号線106とは独立して別個に設けている。これは、表示装置用電力線は、表示装置用信号線とは、要求される仕様が異なることに起因している。すなわち、表示装置用信号線106に流される電流は微小であるため、表示装置用信号線は、細く形成でき、且つ、それ程高い絶縁性も要求されないため、上記のフレキシブルプリント基板に集約することが可能であるのに対し、表示装置101の消費電力はある程度大きく、表示装置用電力線はある程度太く形成する必要があり、且つ、ある程度高い絶縁性が要求されるため、上記のフレキシブルプリント基板に集約するのに適していないからである。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、表示装置用電力線は、表示装置用信号線106と干渉しない状態で、内側ケーシング108の内側を通って後側カバー104の開口部104cから後方へ引き出されるようになっている。表示装置用電力線の先端側は、表示装置101の電力端子に接続され、表示装置用電力線の後端側は、上記の表示装置用電子基板又は表示装置用電源(図示省略)に接続される。
以上では、表示装置用信号線106と表示装置用電力線とを独立して別個に設ける場合について説明したが、表示装置101が小型で消費電力が小さく、表示装置用電力線を表示装置用信号線106と同等の仕様とできる場合等には、表示装置用信号線106と表示装置用電力線とを表示装置用配線106として集約することもできる。
2.7 移動ベース側発光装置用配線
移動ベース側発光装置用配線107は、移動ベース102に取り付けられたそれぞれの移動ベース側発光装置105に電力を供給するためのもの(以下において、「移動ベース側発光装置用電力線」と呼ぶことがある。)となっている。移動ベース側発光装置用電力線107の先端部は、移動ベース側発光装置105に接続され、移動ベース側発光装置用電力線107の基端部は、図示省略の移動ベース側発光装置用電子基板に接続される。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース側発光装置用電子基板は、後側カバー104の後面側に動かない状態で取り付けられるようになっている。このため、移動ベース側発光装置用電力線107は、移動ベース102の前面側から後側カバー104の後方へ引き出されるようになる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース側発光装置用電力線107は、後述する内側ケーシング108の外面と外側ケーシング109の内面との隙間(図9に示す網掛けハッチング部γを参照。以下、当該隙間を「空間γ」と表記することがある。)を通って後方へ引き出されるようになっており、内側ケーシング108の内側(図9に示す網掛けハッチング部βを参照。)を通って後方へ引き出される表示装置用信号線106と絡みにくい状態となっている。換言すると、移動ベース側発光装置用電力線107が通る空間γを、内側ケーシング108によって、表示装置用信号線106が通る空間βから仕切ることで、移動ベース側発光装置用電力線107と表示装置用信号線106との絡みを防止している。
また、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、上述したように、移動ベース側発光装置105は、移動ベース102の左縁部と右縁部とに分けて設けられるため、移動ベース側発光装置用電力線107の先端側(移動ベース側発光装置105に接続される端部側)は、図4に示すように、移動ベース102の左縁部の移動ベース側発光装置105に電力を供給するための第一配線107aと、移動ベース102の右縁部の移動ベース側発光装置105に電力を供給するための第二配線107bとに分岐した状態に設けられている。移動ベース側発光装置105は、移動ベース102の左縁部と右縁部とに複数個ずつ設けられるため、第一配線107aと第二配線107bは、それぞれ複数本の電力線によって構成されている。これに対し、移動ベース側発光装置用配線107の基端側(移動ベース側発光装置用電子基板に接続される端部側)は、図3に示すように、第一配線107aと第二配線107bとが重ねられた状態(1本にまとめられた状態)で、後側カバー104の開口部104cから後方へ引き出されるようになっている。第一配線107aと第二配線107bとにおける内側ケーシング108の後側となる部分には、撓み部107c(図10を参照。)を設けており、移動ベース102が取付ベース103に対して回動する際に移動ベース側発光装置用電力線107が受ける変位を撓み部107cで吸収するようにしている。
ところで、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース側発光装置用電力線107における第一配線107aと第二配線107bは、図10に示すように、内側ケーシング108の外面における対向する箇所を這わせており(第一配線107aは内側ケーシング108の外面左側を這わせ、第二配線107bは内側ケーシング108の外面右側を這わせており)、内側ケーシング108の後側で重ねる(1本にまとめる)ようにしているが、第一配線107aと第二配線107bは、内側ケーシング108の外面と外側ケーシング109の内面との隙間γ(図9を参照。)で重ねた状態(1本にまとめた状態)としてから後方へ引き出すようにしてもよい。また、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、第一配線107aと第二配線107bとにおける内側ケーシング108の後側となる部分に撓み部107cを設けていたが、この撓み部107cは、他の箇所(例えば、第一配線107aと第二配線107bにおける隙間γに位置する箇所)に設けてもよい。さらに、移動ベース側発光装置用電力線107は、移動ベース側発光装置用電力線107における上記の変位の吸収を阻害しない範囲で、移動ベース102や後側カバー104や内側ケーシング108や外側ケーシング109等の部材に保持させてもよい。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース側発光装置用電力線107は、移動ベース102と外側ケーシング109と後側カバー104とに保持させている(図3における保持部104e及び図4における保持部102e,109aを参照。)。
移動ベース側発光装置用配線107は、各種のケーブル等を採用することができるが、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、移動ベース側発光装置用配線107を、複数本の電力線を帯状に束ねたハーネスケーブルとしている。それぞれの移動ベース側発光装置105は、上記のハーネスケーブルを構成する複数本の電力線のうち、それに対応した電力線に電流を流すことによって点灯するようになっている。すなわち、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、全部の移動ベース側発光装置105を一斉に点灯(点滅を含む。)又は消灯させるだけでなく、一部の移動ベース側発光装置105のみを点灯又は消灯させることが可能となっている。このため、移動ベース側発光装置用電力線107は、移動ベース側発光装置105に制御信号を伝達する信号線(移動ベース側発光装置用信号線)としての機能をも有するものとなっている。
2.8 内側ケーシング
内側ケーシング108は、図9に示すように、移動ベース102の後面側に設けられる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、図5に示すように、表示装置101の後面に一体化した状態で内側ケーシング108を設けており、表示装置101を移動ベース102の前面側に組み付ける際に移動ベース102における開口部102b(図4を参照。)に内側ケーシング108を挿入することで、内側ケーシング108が移動ベース102の後面側に位置する(図9を参照。)ようにしている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、内側ケーシング108の本体部108aにおける前端部から外方に突出して設けた上下一対の取付片部108bを表示装置101の上縁部と下縁部に固定することで、内側ケーシング108を表示装置101の後面側中央部に一体化させている。このように、内側ケーシング108を表示装置101に一体化させておくことで、表示装置用信号線106を予め内側ケーシング108の内側に収容した状態で、取付ベース103に対して移動ベース102を組み付けることができるようになる。このため、取付ベース103に対する移動ベース102の組付作業をより容易に行うことが可能となっている。
内側ケーシング108の本体部108aの形態は、表示装置用信号線106を這わせる空間と移動ベース側発光装置用電力線107を這わせる空間とを仕切ることができるのであれば、特に限定されない。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、内側ケーシング108の本体部108aは、背板部108aと、背板部108aの周縁部から前方に起立する略円筒状の側壁部108aとで構成されている。内側ケーシング108の背板部108aには、開口部108cが設けられている。この開口部108cは、表示装置用信号線106を後方へ引き出すための部分となっている。表示装置用信号線106が他の部材に干渉等しない範囲であれば、内側ケーシング108の背板部108aや側壁部108aには、開口部108c以外にも開口部を設けたり、凹凸等を設けたりすることもできる。
2.9 外側ケーシング
外側ケーシング109は、図9に示すように、移動ベース102の後方に配され、内側ケーシング108の外周部を囲った状態に設けられる。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、外側ケーシング109は、図4及び図5に示すように、移動ベース102の後面に一体化した状態で設けている。具体的には、移動ベース102における開口部102bの周部から後方に突出した状態となるように、外側ケーシング109を移動ベース102に固定している。また、移動ベース側発光装置用電力線107は、上述したように、保持部109a(図4)によって、外側ケーシング109の内面に保持された状態となっている。このように、外側ケーシング109を移動ベース102に一体化させるとともに、移動ベース側発光装置用電力線107を外側ケーシング109の内面に保持させておくことで、移動ベース側発光装置用電力線107を予め外側ケーシング109の内側に保持させた状態で、取付ベース103に対して移動ベース102を組み付けることができるようになる。このため、取付ベース103に対する移動ベース102の組付作業をより容易に行うことが可能となっている。
外側ケーシング109の形態は、外側ケーシング109の内面と内側ケーシング108の外面との間に隙間(移動ベース側発光装置用電力線107を這わすことのできる空間)を確保した状態で内側ケーシング108の外周部を囲うことができるのであれば、特に限定されない。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、外側ケーシング109は、図5に示すように、略円形を為す背板部109bと、背板部109の周部から前方に起立した略円筒状の側壁部109cとで構成されている。外側ケーシング109の背板部109bには、開口部109dが設けられている。この開口部109dは、表示装置用信号線106及び移動ベース側発光装置用電力線107を後方へ引き出すための部分となっている。移動ベース側発光装置用電力線107が他の部材に干渉等しない範囲であれば、外側ケーシング109の背板部109bや側壁部109cには、開口部109d以外の開口部を設けたり、凹凸等を設けたりすることもできる。
また、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、外側ケーシング109の外面に、被係合部109eが設けられている。この被係合部109eは、移動ベース102が所定の基準位置となったとき(本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、移動ベース102が図6に示す水平位置となったとき)に付勢ローラ103d(係合部)が係合するための部分となっている。被係合部109eは、付勢ローラ103d(係合部)に係合可能であれば、その形態を特に限定されないが、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、円筒面状に凹んだ凹溝(凹部)としている。当該凹溝の内面(円筒面)の曲率半径は、円柱状を為す付勢ローラ103d(係合部)の外面(円筒面)の曲率半径よりも僅かに大きく設定している。加えて、付勢ローラ103dは、既に述べた通り、付勢部材103gによって内向き(軸Lに向かう向き)に付勢されている。
このため、図7に示すように基準位置から回動して変位した状態にある移動ベース102を、図6に示す基準位置の近く(被係合部109eが付勢ローラ103d(係合部)に重なる位置)まで回動させた際に、付勢ローラ103d(係合部)の付勢力によって、付勢ローラ103d(係合部)が被係合部109eの最深部に係合された状態となるまで外側ケーシング109を強制的に回動させることで、移動ベース102を基準位置に確実に復帰させることが可能となっている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、被係合部109eを凹部とし、係合部103d(付勢ローラ)を凸部としたが、被係合部109eと係合部103dの凹凸関係は、逆転させてもよい。また、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、係合部103d(付勢ローラ)を被係合部109eに向かって付勢したが、被係合部109eを係合部103dに向かって付勢してもよい。さらに、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、係合部103dを内向きに付勢したが、被係合部109eを外向きに付勢するようにしても、同様の作用効果を得ることができる。さらに、本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、移動ベース102が水平位置となったとき(表示装置101が水平位置となったとき)を基準位置としたが、水平位置以外を基準位置とすることもできる。
2.10 移動ベース駆動手段
移動ベース駆動手段110は、移動ベース102を駆動するためのものとなっている。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100においては、移動ベース駆動手段110は、図6及び図7に示すように、軸Lを中心として移動ベース102を回転駆動するためのものとなっている。移動ベース駆動手段110は、移動ベース102に所望の動作をさせることができるものであれば、その具体的な構成を特に限定されない。本実施態様の遊技機用可動表示ユニット100において、移動ベース駆動手段110は、モータ110a(図5)と、モータ110aの出力軸の回転に伴って回転する歯車110b,110c(図4)とで構成されている。モータ110a及び歯車110b,110cは、図4及び図5に示すように、取付ベース103に取り付けている。歯車110b,110cのうち、歯車110cは、図6における拡大部に示すように、移動ベース102の歯車部102bに外接するように配される。このため、モータ110aが駆動されて歯車110cが回転すると、歯車部102cが歯車110cの回転力を受けることによって、移動ベース102が回動するようになっている。モータ110aには、正逆回転可能なものを使用しており、移動ベース102を図6の紙面に向かって時計方向と反時計方向とのいずれにも回動させることができるようにしている。このように、移動ベース駆動手段110によって移動ベース102を回動させることによって、表示装置101を回動させることが可能になり、より多様な演出を行うことができるようになっている。
2.11 その他
ところで、取付ベース103の前面における、移動ベース102が所定の基準位置にあるときには移動ベース102で覆われ、且つ、移動ベース102が当該基準位置から所定変位量を超えて移動したときに移動ベース102で覆われなくなる箇所(図7における網掛けハッチング部αを参照。以下、当該箇所を「領域α」と表記する。)には、領域αを発光させるための取付ベース側発光装置(図示省略)を設けることもできる。これにより、表示装置101の周辺における演出エリアを実質的に拡大して、より多様な演出を行うことができるようになり、演出効果をより高めることが可能になる。取付ベース103における取付ベース側発光装置が設けられる箇所の前面側には、レンズカバー(図示省略)を設けることもできる。取付ベース側発光装置の種類は特に限定されない。取付ベース側発光装置としては、発光ダイオード(LED)等の発光素子や、白熱電球等、発光体単体で構成されるものから、ドットマトリックスディスプレイや7セグメントディスプレイ等、複数の発光体からなる発光体群で構成されるもの等が挙げられる。また、液晶ディスプレイ等の表示装置であっても、その画面等が発光するのであれば、取付ベース側発光装置として用いることができる。
取付ベース側発光装置を設ける場合、1箇所の領域αにつき取付ベース側発光装置を1つのみ設けてもよいが、複数個設けると好ましい。これにより、よりインパクトのある演出を行うことが可能になる。また、複数個の取付ベース側発光装置を設けるということは、その分、取付ベース側発光装置に電力又は制御信号を伝達する配線(取付ベース側発光装置用配線)の本数も増えることになり、取付ベース側発光装置用配線が表示装置用配線106(図5)や移動ベース側発光装置用配線107(図5)等に干渉等するリスクが高まるところ、本発明の遊技機用可動表示ユニット100では、上記のように、内側ケーシング108や外側ケーシング109によって表示装置用配線106や移動ベース側発光装置用配線107が他の部材に干渉しにくい構成となっているため、本発明の構成を採用する意義をさらに高めることも可能になる。
また、上述した遊技機用可動表示ユニット100(図2〜10に示した遊技機用可動表示ユニット100)では、図8に示すように、取付ベース103に付勢ローラ103d(係合部)を設け、移動ベース102が所定の基準位置の近くまで回動してきたときに、外側ケーシング109の外周面に形成された被係合部109eに付勢ローラ103d(係合部)が係合することによって、移動ベース102を基準位置に確実に復帰させることができるようにしていた。しかし、移動ベース102を基準位置に復帰させる手段(基準位置復帰手段)は、上記の構造のものに限定されない。例えば、図12に示す構造を採用することもできる。図12は、他の実施態様の遊技機用可動表示ユニット100における取付ベース103のガイドスリット103aの周辺を拡大して示した背面図である。図12は、図8における破線部Cに相当する部分を拡大したものとなっている。図12(a)は、後述するスライド部材113が退避位置にあるときを示しており、図12(b)は、スライド部材113が突出位置にあるときを示している。
図12に示す他の実施態様の遊技機用可動表示ユニット100では、その取付ベース103の背面側に、スライド部材113と、スライド部材駆動手段114と、スライド部材検知手段115とが設けられている。スライド部材113は、図12(a)に示す退避位置から図12(b)に示す突出位置までスライドさせることが可能な状態で、取付ベース103の背面側に取り付けられている。スライド部材113には、凹部113aと、スライド部材ガイド用スリット113bと、被検知片113cとが設けられている。凹部113aは、スライド部材113が突出位置にあるとき(図12(b)に示す状態のとき)に、ガイド突起102aの外周面に係合するための部分となっている。スライド部材ガイド用スリット113bは、スライド部材113をスライド方向(図12の例ではz軸方向)に案内するための部分となっている。図12の例では、2本のスライド部材ガイド用スリット113bを平行に設けている。それぞれのスライド部材ガイド用スリット113bには、取付ベース103の背面側に設けられたスライド部材ガイド用突起102fが挿入されている。これにより、スライド部材113は、そのスライド方向に安定して案内されるようになっている。被検知片113cは、スライド部材113が所定の位置(図12の例では退避位置)となったときに、スライド部材検知手段115に検知させるための部分となっている。スライド部材駆動手段114は、スライド部材113をスライドさせるためのものとなっている。図12の例においては、スライド部材駆動手段114としてモータを用いている。当該モータの出力軸には、図示省略のギア等の動力伝達手段が設けられており、当該動力伝達手段によってスライド部材113を突出方向(図12(a)における矢印Dの向き)にスライドさせるようになっている。スライド部材検知手段115は、スライド部材113の位置を検知するためのものとなっている。スライド部材検知手段115には、通常、光電センサが用いられる。
図12に示す遊技機用可動表示ユニット100は、上記のような構造を有しており、移動ベース102が所定の基準位置の近くまで回動してきたときに、スライド部材113を突出位置にスライドさせ、その凹部113aをガイド突起102aに係合させることによって、移動ベース102を基準位置に確実に復帰させるものとなっている。すなわち、図12に示す遊技機用可動表示ユニット100では、その凹部113a、ガイド突起102a及びスライド部材駆動手段114が、それぞれ、図8に示す遊技機用可動表示ユニット100における係合部103d、被係合部109e及び付勢部材103gに類する機能を発揮するようになっている。スライド部材113は、ガイドスリット103aよりも内側(取付ベース103の中心寄り)から外向きにスライドさせるようにしてもよいが、ガイドスリット103aの内側には、後側カバー104(図5)等の部材が設けられるため、スペースを確保しにくい。このため、図12の例において、スライド部材113は、ガイドスリット103aの外側から内向きにスライドさせるようにしている。
10 回胴式遊技機
10a 前扉
10a リール窓
10a 上枠部
11 メダル投入口
12 メダル払出口
13 リール(左リール)
14 リール(中リール)
15 リール(右リール)
16 メイン表示ユニット
17 遊技機用可動表示ユニット(サブ表示ユニット)
18 スピーカー
19 マックスベットボタン
20 シングルベットボタン
21 スタートレバー
22 ストップボタン(左リール用ストップボタン)
23 ストップボタン(中リール用ストップボタン)
24 ストップボタン(右リール用ストップボタン)
25 チャンスボタン
26 払戻しボタン
27 支持アーム
100 遊技機用可動表示ユニット
101 表示装置
101a 画面
102 移動ベース
102a ガイド突起
102b 開口部
102c 歯車部
102d 抜止部材
102e 保持部
102f スライド部材ガイド用突起
103 取付ベース
103a ガイドスリット
103b ローラ
103c ローラ
103d ローラ(付勢ローラ且つ係合部)
103e 軸体
103f 揺動部材
103g 付勢部材
103h 開口部
104 後側カバー
104a 背板部
104b 側壁部
104c 開口部
104d 開放部
104e 保持部
105 移動ベース側発光装置
106 表示装置用信号線(表示装置用配線)
106a コネクタ
106b コネクタ
106c 湾曲部
107 移動ベース側発光装置用電力線(移動ベース側発光装置用配線)
107a 第一配線
107b 第二配線
107c 撓み部
108 内側ケーシング
108a 本体部
108a 背板部
108a 側壁部
108b 取付片部
108c 開口部
109 外側ケーシング
109a 保持部
109b 背板部
109c 側壁部
109d 開口部
109e 被係合部
110 移動ベース駆動手段
110a モータ
110b 歯車
110c 歯車
111 第一保持部材
112 第二保持部材
113 スライド部材
113a 凹部
113b スライド部材ガイド用スリット
113c 被検知片
114 スライド部材駆動手段
115 スライド部材検知手段

Claims (11)

  1. 遊技機の筺体に対して取り付けられる取付ベースと、
    取付ベースに対して移動可能な状態で取付ベースの前面側に支持された移動ベースと、
    移動ベースの前面側に取り付けられた、演出画像を表示するための表示装置と、
    表示装置に電力又は制御信号を伝達する表示装置用配線と、
    を備え、
    移動ベースの移動に伴って表示装置が移動するようにした遊技機用可動表示ユニットであって、
    移動ベースに取り付けられた移動ベース側発光装置と、
    移動ベース側発光装置に電力又は制御信号を伝達する移動ベース側発光装置用配線と、
    移動ベースの後面側に設けられた内側ケーシングと、
    内側ケーシングの外周部を囲った状態に設けられた外側ケーシングと、
    をさらに備え、
    移動ベースから後方へ引き出される表示装置用配線及び移動ベース側発光装置用配線のうち、いずれか一方の配線が内側ケーシングの内側を通って後方へ引き出され、他方の配線が内側ケーシングの外面と外側ケーシングの内面との隙間を通って後方へ引き出された
    ことを特徴とする遊技機用可動表示ユニット。
  2. 表示装置用配線が、フレキシブルプリント基板とされた請求項1記載の遊技機用可動表示ユニット。
  3. 表示装置用配線が、内側ケーシングの内側を通って後方へ引き出され、
    移動ベース側発光装置用配線が、内側ケーシングの外面と外側ケーシングの内面との隙間を通って後方へ引き出された
    請求項1又は2記載の遊技機用可動表示ユニット。
  4. 内側ケーシングが、表示装置の後面に一体化した状態で設けられ、
    外側ケーシングが、移動ベースに一体化した状態で設けられた
    請求項3記載の遊技機用可動表示ユニット。
  5. 表示装置用配線における内側ケーシングの内側に収容された部分に、前後方向に略垂直な面上で略円弧状に湾曲された湾曲部が設けられ、
    前記湾曲部における表示装置に近い側の端部が移動ベース側に保持され、
    前記湾曲部における表示装置から遠い側の端部が取付ベース側に保持され、
    取付ベースに対して移動ベースが移動する際に前記湾曲部の撓み具合が変化するようにされた請求項1〜4いずれか1つに記載の遊技機用可動表示ユニット。
  6. 移動ベースが、取付ベースに対して回動可能な状態で支持された請求項1〜5いずれか1つに記載の遊技機用可動表示ユニット。
  7. 外側ケーシングの外周面に外接するための複数のローラが、取付ベースに設けられ、
    当該複数のローラが、移動ベースを回動させる際の軸受として機能する
    請求項6記載の遊技機用可動表示ユニット。
  8. 取付ベースに係合部が設けられ、
    移動ベースが所定の基準位置となったときに前記係合部が係合する被係合部が、外側ケーシングの外周面に形成された
    請求項1〜7いずれか1つに記載の遊技機用可動表示ユニット。
  9. 取付ベースの前面における、移動ベースが所定の基準位置にあるときには移動ベースで覆われ、且つ、移動ベースが当該基準位置から所定変位量を超えて移動したときに移動ベースで覆われなくなる箇所に、当該箇所を発光させる取付ベース側発光装置が設けられた請求項1〜8いずれか1つに記載の遊技機用可動表示ユニット。
  10. 移動ベースを駆動するための移動ベース駆動手段と、
    表示装置用配線に接続されて表示装置に電力又は制御信号を出力するための表示装置用電子基板と、
    移動ベース側発光装置用配線に接続されて移動ベース側発光装置に電力又は制御信号を出力するための移動ベース側発光装置用電子基板と、
    をさらに備え、
    取付ベース、移動ベース、表示装置、表示装置用配線、移動ベース側発光装置、移動ベース側発光装置用配線、内側ケーシング、外側ケーシング、移動ベース駆動手段、表示装置用電子基板及び移動ベース側発光装置用電子基板が組み合わされてユニット化された
    請求項1〜9いずれか1つに記載の遊技機用可動表示ユニット。
  11. 請求項1〜10いずれか1つに記載の遊技機用可動表示ユニットを備えた遊技機。
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