JP2017217184A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の誤認を防止する。
【解決手段】サブ制御部は、傾き演出とナビ演出とを実行することが可能となっている。ナビ演出には3択ナビ用のナビ画像のように表示中に傾き演出を実行すると矢印の方向が変化する矢印画像が含まれる。また、ナビ演出には6択ナビ用のナビ画像のように表示中に傾き演出を実行すると並ぶ方向が変化する押し順画像が含まれる。サブ制御部は、ナビ演出の実行中には傾き演出の実行を制限し、傾き演出を実行しないようになっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球等の遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口等の始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機等がある。
このような遊技機の一例として、中央の液晶パネルの左右両側に隣接する液晶パネルが該液晶パネルの左右方向中央部において上下方向に延びる回転軸を回転中心としてそれぞれ回転(回動)することにより、遊技者がこれらの液晶パネルを正面から見たときの所謂立体感(奥行き感、前側への張り出し感)を増長するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−180942号公報
特許文献1に記載の技術では、例えば、液晶パネルにおいて矢印の画像を表示して遊技者に対して矢印が指し示すものを案内しているときに液晶パネルを回転させると矢印の方向が変化して案内しているものとは異なるものを矢印が指し示してしまうことで遊技者が誤認する虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、遊技者の誤認を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る遊技機は、
遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって、
前記遊技機の正面に設けられた表示領域(例えば、液晶表示器51、151、251や遊技補助表示器12の画面)に示唆表示(例えば、ナビ演出、ナビ報知)を行う示唆表示手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS301〜S305の処理、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理)と、
前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御(例えば、液晶表示器51の画面に傾いた状態の画像を表示する制御、回転軸551〜553を回転中心として液晶表示器51自体を回転させて画面を傾いた状態にする制御)を行う回動制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS101〜S103の処理)とを備え、
前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置(例えば、通常位置)から所定の回動量(例えば、所定量、許容範囲)を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示(例えば、ナビ画像513、514の表示)が含まれ、
前記回動制御手段は、前記示唆表示手段によって前記表示領域に前記内容変化示唆表示を行っているときには、前記表示領域を前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態で該内容変化示唆表示が行われることを制限する(例えば、サブ制御部91がステップS101〜S103の処理を実行する)。
このような構成によれば、表示領域に内容変化示唆表示を行っているときに表示領域を基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態で内容変化示唆表示が行われることが制限されるので、基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態の表示領域に内容変化示唆表示が行われることによる遊技者の誤認を防止できる。
(2)上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る遊技機は、
遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって、
前記遊技機の正面に設けられた表示領域(例えば、液晶表示器51、151、251や遊技補助表示器12の画面)に示唆表示(例えば、ナビ演出、ナビ報知)を行う示唆表示手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS301〜S305の処理、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理)と、
前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御(例えば、画面に傾いた状態の画像を表示する制御、画面自体を傾いた状態にする制御)を行う回動制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS101〜S103の処理)とを備え、
前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置(例えば、通常位置)から所定の回動量(例えば、所定量、許容範囲)を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示(例えば、ナビ画像513、514の表示)が含まれ、
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって前記表示領域が前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態になっているときには、前記内容変化示唆表示を行うことを制限する(例えば、サブ制御部91が傾き演出の実行中にはナビ画像513、514を表示するナビ演出の実行を制限する処理を実行する)。
このような構成によれば、表示領域が基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態になっているときに内容変化示唆表示を行うことが制限されるので、基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態の表示領域に内容変化示唆表示が行われることによる遊技者の誤認を防止できる。
(3)上記(1)または(2)の遊技機において、
前記回動制御手段は、前記回動制御として、前記示唆表示手段を可動させる制御を行ってもよい(例えば、回転軸551〜553を回転中心として液晶表示器51自体を回転させて画面を傾いた状態にする制御を行ってもよい)。
このような構成によれば、示唆表示手段が実際に可動することに遊技者が興味を抱くようになり、示唆表示手段を可動させない遊技機よりも遊技の興趣が向上する。
(4)上記(1)から(3)の何れかの遊技機において、
前記回動制御手段は、前記回動制御として、前記示唆表示手段に回動させた状態の前記示唆表示を行わせる制御を行ってもよい(例えば、液晶表示器51の画面に傾いた状態の画像を表示する制御を行ってもよい)。
このような構成によれば、示唆表示手段を可動させずに表示領域を回動させることができるので、示唆表示手段を可動させて表示領域を回動させる遊技機よりも製作費用を低減しつつ遊技者に対して意外性のある示唆表示を行うことができる。
(5)上記(1)から(4)の何れかの遊技機において、
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって回動不能な非回動表示領域(例えば、第2表示領域153)に前記内容示唆表示を行うことが可能であってもよい(例えば、サブ制御部91がステップS301〜S305、S111の処理を実行してもよい)。
このような構成によれば、基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態の表示領域に内容変化示唆表示が表示されることが制限されているときにも非回動表示領域に内容示唆表示を行うことを担保できる。
(6)上記(1)から(5)の何れかの遊技機において、
前記表示領域には、前記回動制御によって前記遊技機を正面視している遊技者の視認性が低減する視認性低減領域(例えば、傾き画像512の左右両側の上下両端部512a〜512dを表示する領域)と、前記回動制御によって前記遊技機を正面視している遊技者の視認性が低減しない非視認性低減領域(例えば、傾き画像512の中央部を表示する領域)とが含まれ、
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって前記表示領域が前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動しているときには、前記非視認性低減領域に前記示唆表示を行ってもよい(例えば、サブ制御部91がステップS103の処理を実行して傾き画像512を表示してもよい)。
このような構成によれば、表示領域が基準位置から所定の回動量を越えて回動しているときにも非視認性低減領域に示唆表示を行うことができるので、回動制御によって示唆表示が妨げられることを防止できる。
(7)上記(1)から(6)の何れかの遊技機において、
異常を検出する異常検出手段による異常検出を報知する異常検出報知手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS201〜S204の処理)を更に備え、
前記回動制御手段は、前記異常検出報知手段によって異常検出を報知するときに前記表示領域を回動させていれば前記表示領域を前記基準位置に復帰させてもよい(例えば、サブ制御部91がステップS201〜S203の処理を実行してもよい)。
このような構成によれば、異常検出を報知するときに表示領域を回動させていれば表示領域を基準位置に復帰させるので、回動制御によって異常検出の報知が妨げられることを防止できる。
(8)上記(1)から(7)の何れかの遊技機において、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
表示内容(例えば、メダルの払出枚数、エラーコード)を変更可能な表示手段(例えば、遊技補助表示器12)と、
前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段(例えば、メイン制御部41が実行する遊技補助表示器12の表示制御処理)とを更に備え、
前記表示制御手段は、
所定内容(例えば、メダルの払出枚数)とは異なる表示内容として前記導出操作手段の操作態様を識別可能な操作態様情報(例えば、ナビ番号)を前記表示手段に表示させることが可能であり(例えば、メイン制御部41が遊技補助表示器12にナビ番号を表示させることが可能であり)、
操作態様情報を前記表示手段に表示させた後、所定内容を前記表示手段に表示させる場合に、前記表示手段の表示内容を一旦初期化してから所定内容を表示させてもよい(例えば、遊技補助表示器12にナビ番号を表示させた後、所定内容としてメダルの払出枚数を表示させる場合に、遊技補助表示器12の表示内容を一旦初期化して非表示の状態としてから所定内容を表示させてもよい)。
このような構成によれば、所定内容を表示させる表示手段を利用して操作態様情報を表示させることにより新たな表示手段を設けることなく、所定内容も操作態様情報も表示することができるとともに、操作態様情報を表示手段に表示させた後、所定内容を表示手段に表示させる場合に、表示手段の表示内容を一旦初期化してから所定内容を表示させるので、表示手段に表示された表示内容が操作態様情報であるか、所定内容であるか、が誤認されてしまうことを防止できる。
(9)上記(1)から(8)の何れかの遊技機において、
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
報知を行うことが可能な報知手段(例えば、遊技補助表示器12)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
前記可変表示部の変動表示が開始した後、有効化条件が成立したときに前記導出操作手段の操作(例えば、停止操作)を有効化する導出操作有効化手段(例えば、メイン制御部41が実行する停止操作を有効化する処理)と、
前記報知手段にて前記導出操作手段の操作態様を識別可能な操作態様情報(例えば、ナビ番号)を報知させる制御(例えば、ナビ報知)を行うことが可能な報知制御手段(例えば、メイン制御部41が実行するナビ報知を行う処理)と、
を含み、
前記導出操作有効化手段は、前記導出操作手段の操作(例えば、停止操作)が有効化された状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときに、電力供給の再開後に改めて有効化条件が成立するまで前記導出操作手段の操作を有効化せず(例えば、メイン制御部41は、停止操作受付が有効化されているときに電断があった場合には、電断復帰時に有効化条件が成立するまで停止操作受付を有効化せず)、
前記報知制御手段は、前記導出操作手段の操作が有効化された状態、かつ前記報知手段にて操作態様情報を報知させる制御を行っている状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときに、前記導出操作手段の操作が有効化されるよりも早いタイミングで前記報知手段にて操作態様情報を報知させる制御を再開してもよい(例えば、メイン制御部41は、停止操作受付が有効化されているときに電断があった場合には、電断復帰時に有効化条件が成立する前にナビ報知を再開してもよい)。
このような構成によれば、導出操作手段の操作が有効化された状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときに、電力供給の再開後に改めて有効化条件が成立するまでの期間において導出操作手段の操作を有効化しないので、電力供給が再開した後、正常回転であるかが不明な状況において表示結果が導出されてしまうことを防止できる。また、導出操作手段の操作が有効化された状態、かつ報知手段にて操作態様情報を報知させる制御を行っている状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときに、導出操作手段の操作が有効化されるよりも早いタイミングで報知手段にて操作態様情報を報知させる制御を再開させるので、遊技者が操作態様情報が報知されていることを知らずに誤って操作態様情報により識別される操作態様以外の操作態様にて導出操作手段を操作してしまうことを防止できる。
(10)上記(1)乃至(9)の何れかの遊技機において、
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段の操作態様(例えば、押し順、停止順)を識別可能に報知することが可能な操作態様報知手段(例えば、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理、サブ制御部91がナビ演出を実行する処理)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
表示結果が導出される前に、導出が許容される表示結果を決定する事前決定手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部抽選処理)と、
前記事前決定手段の決定結果が報知の対象となる報知対象結果(例えば、報知対象役、AT役、押し順役、押し順リプレイ、押し順ベル)となったときに遊技者にとって有利な有利操作態様(例えば、正解押し順、遊技者にとって有利な停止順)が報知される報知状態(例えば、AT)に制御する報知状態制御手段(例えば、メイン制御部41がATに制御する処理)と、
前記事前決定手段の決定結果に関する特定制御情報(例えば、第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド)を前記演出制御手段に対して送信する特定制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41が実行するステップSf1〜Sf12の処理)とを含み、
前記特定制御情報送信手段は、前記報知状態に制御されているか否かに関わらず、前記事前決定手段の決定結果が前記報知対象結果となったときに、前記報知対象結果となった旨は特定できるが前記有利操作態様を特定できない前記特定制御情報を前記演出制御手段に対して送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSf4〜Sf10の処理を実行して第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に送信してもよい)。
このような構成によれば、遊技制御手段と演出制御手段とを備え、遊技制御手段から送信された特定制御情報から事前決定手段の決定結果に関する情報が特定される構成において、遊技制御手段側で操作手順報知手段により遊技者にとって有利な有利操作手順が報知される報知状態に制御するとともに、遊技制御手段は、報知状態に制御されているか否かに関わらず、事前決定手段の決定結果が報知対象結果となったときに、報知対象結果となった旨は特定できるが有利操作態様を特定できない特定制御情報を演出制御手段に対して送信するので、遊技制御手段側で報知状態に制御しているか否かに関わらず、特定制御情報から事前決定手段の決定結果に応じた有利操作手順が特定されることはないため、特定制御情報の送信に係る処理を簡素化できるとともに、演出制御手段側に不正がなされても報知状態に制御されていない状態で有利操作態様が報知されてしまうことを防止できる。
(11)上記(1)乃至(10)の何れかの遊技機において、
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段の操作態様(例えば、押し順、停止順)を識別可能に報知することが可能な操作態様報知手段(例えば、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理、サブ制御部91がナビ演出を実行する処理)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
表示結果が導出される前に、導出が許容される表示結果を決定する事前決定手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部抽選処理)と、
前記事前決定手段の決定結果毎に各々異なる数値(例えば、当選番号)を設定する数値設定手段(例えば、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルが記憶されているメイン制御部41のROM41c)と、
前記数値設定手段により設定された数値に応じて所定制御(例えば、内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等)を行う所定制御手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等の各処理)と、
前記事前決定手段の決定結果が報知の対象となる報知対象結果(例えば、報知対象役、AT役、押し順役、押し順リプレイ、押し順ベル)となったときに遊技者にとって有利な有利操作態様(例えば、正解押し順、遊技者にとって有利な停止順)が報知される報知状態(例えば、AT)に制御する報知状態制御手段(例えば、メイン制御部41がATに制御する処理)と、
前記事前決定手段の決定結果に関する特定制御情報(例えば、第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド)を前記演出制御手段に対して送信する特定制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41が実行するステップSf1〜Sf12の処理)とを含み、
前記報知対象結果となったときに前記数値設定手段により設定される数値として、所定の数値範囲(例えば、2〜19、23〜34)からなる連続する数値が割り当てられており(例えば、押し順リプレイには当選番号として2〜19、押し順ベルには当選番号として23〜34がそれぞれ割り当てられており)、
前記特定制御情報送信手段は、少なくとも前記報知状態以外の状態において、前記数値設定手段により設定された数値が、前記所定の数値範囲であるときに、前記報知対象結果となった旨は特定できるが前記有利操作態様を特定できない前記特定制御情報を前記演出制御手段に対して送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSf4〜Sf10の処理を実行して第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に送信してもよい)。
このような構成によれば、遊技制御手段と演出制御手段とを備え、遊技制御手段から送信された特定制御情報から事前決定手段の決定結果に関する情報が特定される構成において、遊技制御手段側で操作手順報知手段により遊技者にとって有利な有利操作手順が報知される報知状態に制御するとともに、遊技制御手段は、少なくとも報知状態以外の状態において事前決定手段の決定結果が報知対象結果となったときに、報知対象結果となった旨は特定できるが有利操作態様を特定できない特定制御情報を演出制御手段に対して送信するので、遊技制御手段側で報知状態に制御しているか否かに関わらず、特定制御情報から事前決定手段の決定結果に応じた有利操作手順が特定されることはないため、演出制御手段側に不正がなされても報知状態に制御されていない状態で有利操作態様が報知されてしまうことを防止できる。また、報知対象結果となったときに数値設定手段により設定される数値として、所定の数値範囲からなる連続する数値が割り当てられているとともに、遊技制御手段は、報知対象結果であるか否かを、所定制御を行う際に用いられる数値が報知対象結果に対して割り当てられた所定の数値範囲であるか否かにより判定できるため、特定制御情報を送信する際の処理を簡素化できる。
なお、上記(10)または(11)の遊技機において、導出操作手段の操作態様は、複数の異なる操作タイミングのうち何れかの操作タイミングで操作する操作態様、複数の操作順のうち何れかの操作順で操作する操作態様、これらの組合せによる操作態様等が該当する。
実施形態1に係るスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 サブ制御部が実行する傾き演出実行処理の制御内容を示すフローチャートである。 傾き演出の一例を示す図である。 ナビ画像の一例を示す図である。 サブ制御部が実行する異常検知報知処理の制御内容を示すフローチャートである。 異常検知報知画像の一例を示す図である。 (A)ナビ演出(3択ナビ)実行中に傾き演出を実行したときの一例を示す図、(B)ナビ演出(6択ナビ)実行中に傾き演出を実行したときの一例を示す図、(C)傾き演出実行中に異常検知報知画像を表示したときの一例を示す図である。 実施形態1に係る傾き演出の変更例を示す図である。 実施形態2に係る液晶表示器の一例を示す説明図である。 実施形態2に係るサブ制御部が実行するナビ演出実行処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施形態2に係るサブ制御部が実行する傾き演出実行処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施形態2に係るナビ演出及び傾き演出の同時実行の一例を示す図である。 実施形態2に係るナビ演出及び傾き演出の同時実行の変更例を示す図である。 (A)特別役当選番号テーブルの一例を示す図、(B)一般役当選番号テーブルの一例を示す図である。 実施形態3に係るメイン制御部が実行する内部当選コマンド設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 リール回転処理における停止操作有効化条件の成立タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 リール回転処理における停止操作有効化条件の成立タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 リール回転処理におけるリール回転エラーの成立タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 電断復帰後のリール回転処理における停止操作有効化条件の成立タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 実施形態4に係る遊技補助表示器の構成を示す図である。 ナビ報知による表示態様を示す図である。 エラー報知による表示態様を示す図である。 ゲーム中の遊技補助表示器の表示切替タイミングの説明図である。 電断前後の遊技補助表示器の表示切替タイミングの説明図である。 エラー発生時の遊技補助表示器の表示切替タイミングの説明図である。 傾き演出の変更例1を示す図である。 傾き演出の変更例2を示す図である。
[実施形態1]
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施形態1について、図面を用いて説明すると、本実施形態のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとから構成されている。筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1、図3に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄(所定の順序でそれぞれ21個ずつ描かれている互いに識別可能な複数種類の図柄のうちの3つの図柄)が前面扉1bに設けられた透視窓3からそれぞれ見えるように配置されている。
前面扉1bには、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数(3)を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
また、前面扉1bには、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数や、エラー発生時の内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可能な情報等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1、2、3とそれぞれ設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、2BETLED15、3BETLED16、メダル投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作(スタート操作)が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回ゲーム開始から一定期間経過せずリール回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
本実施形態のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、MAXBETスイッチ6の操作によってクレジットを使用して賭数を設定する。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLNが有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態(ゲームが開始可能な状態)となる。なお、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定されるラインである。本実施形態では、リール2L、2C、2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNのみが入賞ラインとして定められている。なお、入賞役として、入賞ラインLNに役として定められた所定の図柄の組合せが揃ったときに入賞するとともに、所定の図柄組合せが揃うことにより無効ラインLM1〜LM4の何れかに所定の図柄組合せよりも認識しやすい指標となる図柄の組合せが揃うことにより、無効ラインLM1〜LM4の何れかに揃った図柄の組合せによって入賞したように見せることが可能な役を含む。
ゲームが開始可能な状態でスタート操作が行われると、各リール2L、2C、2Rが回転し、図柄が連続的に変動する。この状態でストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rが停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。
スロットマシン1には、図4に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。遊技制御基板40には、メイン制御部41、制御用クロック生成回路42、乱数用クロック生成回路43、スイッチ検出回路44、モータ駆動回路45、ソレノイド駆動回路46、LED駆動回路47、電断検出回路48、リセット回路49が搭載され、遊技の進行に関する処理を行うととともに、遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。演出制御基板90には、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
[設定値について]
本実施形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。詳しくは、後述する内部抽選、AT(アシストタイム)抽選等において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち、設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。なお、設定値は1、3、6や、1、4、H(High)等の3段階や、1〜7の7段階で設定してもよく、6段階に限定する必要はない。なお、本実施形態では、前面扉1bが開放された状態で遊技店の店員等による各スイッチ37、39の操作によって、設定値を変更可能な設定変更モードに移行したり、設定値を確認可能な設定確認モードに移行したりすることが可能となっている。
また、本実施形態におけるスロットマシンでは、内部抽選結果に基づくAT抽選処理に当選したときに、メイン制御部41により、内部抽選結果に応じて遊技者にとって有利となる停止順を報知するナビ報知を実行可能な報知期間となるATに制御可能となっている。メイン制御部41は、ATに制御している場合には、遊技状態に応じたナビ対象役に当選することにより、ナビ報知を実行するとともに、サブ制御部91に対して押し順コマンドを送信することで、ナビ演出を実行させる。遊技状態に応じたナビ対象役とは、例えば、押し順リプレイや押し順ベルが共通のナビ対象役である。また、本実施形態においてメイン制御部41は、ATに制御していない通常状態であっても、一定の条件を満たすことにより、ナビ報知を実行し、ナビ演出を実行させることが可能である。
本実施形態のナビ報知は、遊技補助表示器12の点灯態様を変化させることにより遊技者にとって有利な停止順を識別可能に報知する。なお、ナビ報知の態様は、このような態様に限らず、遊技者が当選状況に応じて識別可能な態様であればよい。また、ナビ報知以外の報知にも用いられる遊技補助表示器12によるものに限らず、専用の表示器を用いて実行するものでも良い。本実施形態のナビ演出は、ナビ報知により報知された遊技者にとって有利な停止順を、液晶表示器51からのナビ画像の表示と、演出効果LED52からのナビ照明光の出力と、スピーカ53、54からのナビ音声の出力とによって報知する。
以上のように、ナビ報知及びナビ演出では、遊技者にとって有利となる停止順が識別可能に報知される。本実施形態においてメイン制御部41は、抽選条件が成立した場合にATに制御するか否かを決定する抽選を行う。また、メイン制御部41は、AT終了時に、複数のゲーム数から規定ゲーム数を選択するとともに、ATの終了時から継続してATに制御されないゲーム数を計数する。そして、メイン制御部41は、AT抽選処理に当選すること、または、ATに継続して制御されないゲーム数が規定ゲーム数(所謂天井ゲーム数)に到達することでATに制御する。
また、メイン制御部41は、ゲーム制御処理を行って1回のゲームを制御する。ゲーム制御処理では、まず、賭数設定やクレジット精算・賭数精算するためのBET処理が行われ、賭数設定後、スタート操作が行われると乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定する内部抽選処理が行われる。内部抽選後、リール回転処理が行われ、前回ゲームのリール回転開始から規定期間(4.1秒)経過していることを条件に、リール回転開始後にストップスイッチ8L〜8Rを有効化し、停止操作に応じてリールの回転を停止させる。リール回転処理終了後、入賞ライン上の図柄組合せに基づいて入賞等が発生したか否かを判定する入賞判定処理が行われる。入賞判定処理終了後、払出処理が行われ、入賞の発生に応じてメダルの払出しまたはクレジット加算が行われるとともに、入賞ライン上の図柄組合せに応じて遊技状態が移行される。これにより、1ゲーム分のゲーム制御処理が終了し、次の1ゲーム分のゲーム制御処理が開始する。また、メイン制御部41は、内部抽選処理実行中において、AT抽選処理を行い、ATに当選したときにATに制御し、付与されたATのナビストック数の間、ナビ報知及びナビ演出のための制御を行う。
また、サブ制御部91は、上述のナビ演出だけでなく、遊技状態に応じた各演出(例えば、予告演出や内部当選示唆演出やバトル演出等の煽り演出、ボーナス確定演出、ボーナス中演出、ナビ演出、デモ演出、後述する傾き演出)を実行する。
サブ制御部91は、メイン制御部41がゲームの進行が可能な状態、すなわち、上述のゲーム制御処理が実行可能となった後に、図5に示す傾き演出実行処理を行う。まず、サブ制御部91は、実行する演出として傾き演出が選択されたか否かを判定する(ステップS101)。なお、このように制御するために、本実施形態では、サブ制御部91は、メイン制御部41から内部抽選処理の結果を示す内部当選コマンドを受信したときに、遊技状態に応じて実行する演出を選択するようになっている。
ここで、傾き演出とは、液晶表示器51の表示領域を基準位置から移動(回動、回転)させる制御(回動制御、回転制御)を行う演出の一例である。本実施形態の傾き演出は、例えば、通常時の演出において、示唆表示の一例として、キャラクタ画像及び太陽や地面や木等の背景画像を表示する通常画像511を液晶表示器51の画面全体(基準位置の表示領域)に表示しているときに(図6(A)参照)、液晶表示器51の画面中央から前後方向に延びる回転軸551を回転中心として通常画像511を回転させて傾けた状態の傾き画像512に表示を変化させて傾き画像512を所定期間に亘って表示する演出である(図6(B)参照)。本実施形態の傾き画像512は、地面が傾いてキャラクタ画像のキャラクタが体勢を崩した状態に変化し、「グラッ」との文字画像が追加表示された画像である。なお、本実施形態の傾き画像512は、通常画像511と同一の倍率の画像であり、左右両側の上下両端部(視認性低減領域)512a〜512dが、液晶表示器51の画面の枠を越えて表示されないようになっている(遊技者が視認不能となっている)。
図5に戻り、サブ制御部91は、傾き演出が選択されていない場合(ステップS101;N)、ステップS101の処理を繰り返し、傾き演出が選択された場合(ステップS101;Y)、ナビ演出が実行中であるか否かを判定する(ステップS102)。本実施形態のナビ演出は、例えば、示唆表示の一例として、「右から押せ!」との文字画像及び右向きの矢印画像を表示する3択ナビ用のナビ画像513(図7(A)参照)や、「ベルだよ!!」との文字画像やキャラクタ画像や押し順(「1」、「2」、「3」)の文字を円で囲んだ押し順画像を左右方向に並べて表示する6択ナビ用のナビ画像514(図7(B)参照)を表示したり、ナビ照明光やナビ音声を出力したりする演出である。
図5に戻り、サブ制御部91は、ナビ演出が実行中でない場合(ステップS102;N)、傾き演出を実行し(ステップS103)、処理を終了し、ナビ演出が実行中である場合(ステップS102;Y)、処理を終了する。
また、サブ制御部91は、上述のゲーム制御処理が実行可能となった後に、図8に示す異常検知報知処理を行う。まず、サブ制御部91は、メイン制御部41によってスロットマシン1の異常を検知した旨を示すコマンドを受信することにより、異常を検知したか否かを判定する(ステップS201)。なお、このように制御するために、本実施形態では、メイン制御部41が異常を検知可能に構成されており、異常を検知したときにサブ制御部91に異常検知コマンドを送信するようになっている。サブ制御部91は、異常検知していない場合(ステップS201;N)、ステップS201の処理を繰り返し、異常検知した場合(ステップS201;Y)、傾き演出が実行中であるか否かを判定する(ステップS202)。サブ制御部91は、傾き演出が実行中である場合(ステップS202;Y)、傾き演出を終了し(ステップS203)、メイン制御部41によってスロットマシン1が正常復帰した旨を示すコマンドを受信するまで図9に示す異常検知報知画像515を表示し(ステップS204)、処理を終了する。異常検知報知画像515は、「異常を検知しました」、「ホールスタッフを呼んでください」との文字画像を並べた画像である。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、図6に示す傾き演出と図7に示すナビ演出とを実行することが可能となっている。
ここで、ナビ演出には、内容変化示唆表示の一例としての3択ナビ用のナビ画像513のように、例えば、遊技者に対して右ストップスイッチ8Rを操作すると有利な結果が得られることを示唆するために右向きの矢印画像を表示することがある。このような画像の表示中に傾き演出を実行すると(表示領域が所定の回動量を超えて回動すると)、矢印画像の矢印の方向が変化してしまい、矢印方向から遊技者が示唆されている内容を遊技者が誤認する虞がある。具体的には、図10(A)に示すように、3択ナビ用のナビ画像513を傾けて表示すると、矢印方向が右方向から右斜め下方向に変化してしまい、各種スイッチの配置によっては、遊技者が右ストップスイッチ8Rとは異なるスイッチを操作する虞がある。また、矢の先端部分が画面の枠を越えて遊技者が視認不能となるまで画像を回転させると、遊技者が矢印画像によって示唆されている内容を認識不能となる虞もある。
また、ナビ演出には、内容変化示唆表示の一例としての6択ナビ用のナビ画像514のように、各押し順画像の左右方向の並び順で押し順を示唆する画像を表示することがある。このような画像の表示中に傾き演出を実行すると、押し順画像が並ぶ方向が変化して示唆する内容を遊技者が認識不能となる虞がある。例えば、図10(B)に示すように、傾き演出によって画像が90°回転して表示されると、押し順画像が上下方向に並んで表示されてしまい、押し順画像の並び順とストップスイッチ8L、8C、8Rとの対応関係を遊技者が認識不能となる虞がある。また、「ベルだよ!!」との文字画像や「1」の押し順画像の一部が画面の枠を越えて遊技者が視認不能となるまで画像を回転させると、遊技者が各画像によって示唆されている内容を認識不能となる虞もある。
このため、サブ制御部91は、ナビ演出の実行中には傾き演出の実行を制限し、傾き演出を実行しないようになっている。
このようにすることで、傾き演出によって傾いた状態のナビ画像513、514が表示されることによる遊技者の誤認を防止できる。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、ナビ演出の実行中には傾き演出の実行を制限しているが、逆に、傾き演出の実行中にナビ画像513、514が表示されるナビ演出の実行を制限してもよい。例えば、サブ制御部91は、傾き演出の実行中には、ナビ画像513、514の表示を行わずにナビ照明光及びナビ音声の出力のみを行ってもよい。
なお、本実施形態のように、サブ制御部91は、ナビ演出の実行中には傾き演出を実行しないようにすることが好ましいが、傾き演出による傾きの程度によってはナビ演出の実行中であっても傾き演出の実行を制限しなくてもよい。例えば、画像の基準位置からの移動量(回動量、回転量、傾斜角度)が示唆内容の誤認を招く可能性がない程度であれば(許容範囲(所定量)を超えていなければ)、ナビ画像513、514を傾けてもよい。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、液晶表示器51に回転させた状態の画像である傾き画像512を表示させる制御を行うことにより、液晶表示器51の表示領域を回転させている。
このようにすることで、液晶表示器51自体を可動させて表示領域を回転させるスロットマシンよりも製作費用を低減しつつ遊技者に対して意外性のある演出を実行できる。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、液晶表示器51に傾き画像512を表示させることにより、液晶表示器51の表示領域を回転させたが、表示領域の回転方法はこれに限定されず、例えば、液晶表示器51自体を可動させてもよい。具体的には、液晶表示器51を基準位置(通常位置)に移動させた状態で通常画像511を表示し(図11(A)参照)、回転軸551を回転中心として液晶表示器51を回転させてから傾き画像512に表示を変化させて所定期間に亘って傾き画像512を表示する傾き演出を実行してもよい(図11(B)参照)。なお、このように制御するために、サブ制御部91が液晶表示器51の回転制御を行うことが可能な構成(回転制御装置等)を設ける必要がある。
このようにすることで、液晶表示器51が実際に可動することに遊技者が興味を抱くようになり、液晶表示器51を可動させないスロットマシンよりも遊技の興趣が向上する。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、傾き画像512の各画像(キャラクタ画像、太陽や木の画像)が画面の枠を越えて表示されない左右両側の上下両端部512a〜512dを避けた中央部(非視認性低減領域)に表示されている。
このようにすることで、傾き演出で各画像の表示が妨げられることを防止でき、各画像によって遊技者に遊技状態や内部当選結果等を示唆できる。
なお、本実施形態では、傾き画像512の中央部に各画像を表示して画面の枠を越えて表示されなくなることを防止しているが、各画像が示唆する内容を遊技者が認識可能な限りにおいて、各画像の一部が液晶表示器51の画面の枠を越えて表示されないようになってもよい。例えば、キャラクタの一部(帽子、衣服)の色が判別可能であれば示唆内容を遊技者が認識可能である場合において、当該部分が全て画面に表示されていなくてもよい(キャラクタ画像の一部が画面の枠を越えて表示されなくなっていてもよい)。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、異常検出したときには傾き演出を終了してから異常検出報知画像515を表示する。具体的には、図10(C)に示すように、傾き演出によって画像が90°回転して表示されると、異常検出報知画像515の各文字画像を遊技者が認識不能となる虞があるので、傾き演出を終了してから異常検出報知画像515を表示する。
このようにすることで、傾き演出で異常検出の報知が妨げられることを防止できる。
なお、本実施形態のように、サブ制御部91は、異常検出報知画像515を表示するときには傾き演出を実行しないことが好ましいが、傾きの程度によっては傾き演出の実行中に異常検出報知画像515を表示してもよい。例えば、画像の基準位置からの移動量が異常検出報知515を認識可能な程度であれば(許容範囲(所定量)を超えていなければ)、異常検出報知画像515を傾けてもよい。
[実施形態2]
上記実施形態1では、サブ制御部91は、ナビ画像513、514が表示されるナビ演出の実行中に傾き演出の実行を制限したが、遊技者の誤認を防止できる限りにおいてナビ画像513、514が表示されるナビ演出と傾き演出とを同時実行してもよい。以下、ナビ演出と傾き演出とを同時実行可能な実施形態2について説明する。
なお、本実施形態では、上記実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
実施形態2に係るスロットマシン1は、実施形態1の液晶表示器51に替えて液晶表示器151を備える。本実施形態の液晶表示器151には、第1表示領域152と第2表示領域(非回動表示領域)153とが設けられており、傾き画像512t等の傾いた状態の画像を表示するときには、第1表示領域152に表示して第2表示領域153に表示しないように制御される。
また、本実施形態のサブ制御部91は、上述のゲーム制御処理が実行可能となった後に、図13に示すナビ演出実行処理を行う。まず、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信した遊技状態を示す遊技状態コマンドに基づいて、ATに制御されているか否かを判定する(ステップS301)。サブ制御部は、ATに制御されていない場合(ステップS301;N)、ステップS301の処理を繰り返し、ATに制御されている場合(ステップS301;Y)、メイン制御部41から受信した内部当選コマンドに基づいてナビ対象役に内部当選しているか否かを判定する(ステップS302)。サブ制御部91は、ナビ対象役に当選していない場合(ステップS302;N)、ステップS301の処理に戻り、ナビ対象役に当選している場合(ステップS302;Y)、傾き演出が実行中であるか否かを判定する(ステップS303)。サブ制御部91は、傾き演出が実行中でない場合(ステップS303;N)、第1表示領域152にナビ画像513、514を表示するナビ演出を実行し(ステップS304)、傾き演出が実行中である場合(ステップS303;Y)、処理を終了し、第2表示領域153にナビ画像513、514を表示するナビ演出を実行し(ステップS305)、処理を終了する。
また、本実施形態のサブ制御部91は、図14に示す傾き演出実行処理において、まず、ステップS101、S102の処理を実行し、ナビ演出が実行中でない場合(ステップS102;N)、傾き演出を実行し(ステップS103)、処理を終了する。一方、サブ制御部91は、ナビ演出が実行中である場合(ステップS102;Y)、表示中のナビ画像513、514を第1表示領域152から第2表示領域153に表示変更し(ステップS111)、傾き演出を実行し(ステップS103)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、傾き演出の実行中には第1表示領域152にナビ画像513、514を表示するナビ演出の実行を制限している。
このようにすることで、傾き演出によって傾いた状態のナビ画像513、514が表示されることによる遊技者の誤認を防止できる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、傾き画像512を表示しない第2表示領域153にナビ画像513、514を表示するナビ演出を実行可能となっている。具体的には、AT中にナビ対象役に当選したとき、第1表示領域152に傾き演出の実行中であれば第2表示領域153にナビ画像513、514を表示するナビ演出を実行する。また、第1表示領域152にナビ画像513、514を表示するナビ演出の実行中に傾き演出を実行する選択がなされたとき、ナビ画像513、514を第2表示領域153に変更表示してから傾き演出の実行を開始する(図15参照)。
このようにすることで、傾き演出の実行中で第1表示領域152にナビ画像513、514を表示するナビ演出の実行を制限されているときにも第2表示領域153にナビ画像513、514を表示するナビ演出を実行することを担保できる。
なお、本実施形態では、液晶表示器151に第1表示領域152と第2表示領域153とを設けて傾き画像512等を表示するときに第1表示領域152に表示して第2表示領域153に表示しないようにしたが、これに限定されず、例えば、実施形態1の液晶表示器51(第1の液晶表示器)と同様に構成された液晶表示器(第2の液晶表示器)251を用いて(2台の液晶表示器51、251を用いて)、傾き画像512等を表示するときに一方の液晶表示器51の表示領域に表示して他方の液晶表示器251の表示領域(非回動表示領域)に表示しないようにしてもよい(図16参照)。
[実施形態3]
上記実施形態1、2では、メイン制御部41は、サブ制御部91に1種類の内部当選コマンドを送信しているが、複数種類の内部当選コマンドを送信してもよい。以下、複数種類の内部当選コマンドを送信する実施形態3について説明する。
なお、本実施形態では、上記実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
本実施形態のメイン制御部41は、ATに制御している場合には、遊技状態に応じた報知対象役(ナビ対象役)に当選することにより、ナビ報知を実行するとともに、サブ制御部91に対して第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド、押し順コマンドを送信することで、サブ制御部91によるナビ演出を実行させる。
本実施形態では、抽選対象役の種類毎に当選番号が予め割り当てられており、持ち越されることがある抽選対象役、すなわち特別役の種類毎の当選番号が設定された特別役当選番号テーブルと、持ち越されることがない抽選対象役、すなわち一般役の種類毎の当選番号が設定された一般役当選番号テーブルとがメイン制御部41のROM41cの所定領域に格納されている。
図17(A)に示すように、特別役当選番号テーブルでは、当選番号として、はずれの「0」、BBの「1」、RBの「1」がそれぞれ割り当てられている。また、図17(B)に示すように、一般役当選番号テーブルでは、当選番号として、はずれの「0」、通常リプレイの「1」、リプレイGR1〜GR6の「2」〜「7」、リプレイGR11〜GR16の「8」〜「13」、リプレイGR21〜GR26の「14」〜「19」、強チェリーの「20」、弱チェリーの「21」、スイカの「22」、左ベル1〜4の「23」〜「26」、中ベル1〜4の「27」〜「30」、右ベル1〜4の「31」〜「34」、共通ベルの当選番号として「35」がそれぞれ割り当てられている。
このように、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルでは、内部抽選の抽選対象役と当選番号とが対応して設定されている。
また、特別役当選番号テーブルでは、送信用当選番号として、はずれの「0」、BBの「1」、RBの「1」がそれぞれ割り当てられている。また、図17(B)に示すように、一般役当選番号テーブルでは、送信用当選番号として、はずれの「0」、通常リプレイの「1」、リプレイGR1〜GR26の「2」、強チェリーの「20」、弱チェリーの「21」、スイカの「22」、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4の「23」、共通ベルの「35」がそれぞれ割り当てられている。
このように、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルでは、報知対象役(AT役、ナビ対象役)の一例としての押し順役(リプレイGR1〜GR26、押し順リプレイ、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4、押し順ベル)を除く内部抽選の抽選対象役と送信用当選番号とが対応して設定されているのに対して、押し順役については送信用当選番号によってそれぞれグループ化されて設定されている。
本実施形態では、メイン制御部41は、スタート操作が行われたときに、内部抽選処理を実行し、内部抽選にて特別役及び一般役のうち何れかの役が当選している場合には、当選が判定された抽選対象役に対応する当選番号をRAM41bの所定領域に設定し、何れの役も当選していない場合には、はずれに対応する当選番号をRAM41bの所定領域に設定する。一般役の当選を示す当選番号は1ゲーム終了毎にクリアされる一方で、特別役の当選を示す当選番号は当選した特別役が入賞されるまで維持され、当選した特別役が入賞することでクリアされる。
メイン制御部41は、当選番号を設定した後、図18に示す内部当選コマンド設定処理を実行して、RAM41bの所定領域に設定されている内部当選番号に基づいて第1の内部当選コマンド及び第2の内部当選コマンドをコマンドキューに設定し、その後のタイマ割込処理(メイン)により、第1の内部当選コマンド及び第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に対して送信する。具体的には、図18に示すように、メイン制御部41は、内部抽選処理においてRAM41bの所定領域に設定された特別役の当選番号を取得し(ステップSf1)、取得した当選番号を、サブ制御部91に対して送信する送信用当選番号としてRAM41bの所定領域に設定し(ステップSf2)、当該送信用当選番号に基づいて第1の内部当選コマンドをコマンドキューに格納し(ステップSf3)、内部抽選処理においてRAM41bの所定領域に設定された一般役の当選番号を取得し(ステップSf4)、取得した当選番号が、2未満であるか否かを判定する(ステップSf5)。
メイン制御部41は、2未満でない場合(ステップSf5;N)、20未満であるか否かを判定する(ステップSf6)。メイン制御部41は、20未満でない場合(ステップSf6;N)、23未満であるか否かを判定する(ステップSf7)。メイン制御部41は、23未満でない場合(ステップSf7;N)、35未満であるか否かを判定する(ステップSf8)。一方、メイン制御部41は、2未満である場合(ステップSf5;Y)、または、23未満である場合(ステップSf7;Y)、または、35である場合(ステップSf8;N)、当該取得した当選番号を、サブ制御部91に対して送信する送信用当選番号としてRAM41bの所定領域に設定する(ステップSf9)。また、メイン制御部41は、23〜34の何れかである場合(ステップSf8;Y)、送信用当選番号としてRAM41bの所定領域に23を設定する(ステップSf10)。また、メイン制御部41は、2〜19の何れかである場合(ステップSf6;Y)、送信用当選番号としてRAM41bの所定領域に2を設定する(ステップSf11)。一般役の送信用当選番号設定後、メイン制御部41は、当該送信用当選番号に基づいて第2の内部当選コマンドをコマンドキューに格納し、内部当選コマンド設定処理を終了してメイン処理(メイン)に戻る。なお、本実施形態の内部当選コマンド設定処理において設定された第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンドは、その後、タイマ割込処理(メイン)が実行されることで、サブ制御部91に対して順次送信されることとなる。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルに基づいてサブ制御部91に対して第1の内部当選コマンドや第2の内部当選コマンドを送信している。
ここで、従来のスロットマシンでは、サブ制御部は、ATに制御しているか否かに関わらず、内部当選コマンドに基づいて遊技者にとって有利となる操作手順を特定可能であるので、サブ制御部側に不正がなされると、メイン制御部においてATに制御する旨が決定されていないにも関わらず、内部当選コマンドから有利な操作手順が特定され、当該操作手順がサブ制御部により報知されてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態のメイン制御部41は、内部抽選結果を特定可能な内部当選コマンドとして、内部抽選結果として特別役の当選状況を特定可能な第1の内部当選コマンド及び一般役の当選状況を特定可能な第2の内部当選コマンドを設定し、設定された当該コマンドをサブ制御部91に対して送信可能であり、ATに制御されているか否かに関わらず、報知対象役に当選したときに、報知対象役が当選した旨は特定できるが有利な停止順を特定することができないように第2の内部当選コマンドを設定する。
このようにすることで、メイン制御部41側でATに制御しているか否かに関わらず、共通の第2の内部当選コマンドを送信するので、第2の内部当選コマンドの送信に係る処理を簡素化でき、第2の内部当選コマンドから内部抽選結果に応じた有利な停止順が特定されないので、サブ制御部91側に不正がなされてもATに制御されていない状態で遊技者にとって有利な停止順がナビ演出により報知されてしまうことを防止できる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、スタート操作が行われたときに、内部抽選を行い、内部抽選結果に応じて内部抽選結果毎に各々異なる当選番号をRAM41bに設定し、設定された当選番号に応じて内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等を行う構成である。また、メイン制御部41は、内部当選コマンドとして、特別役の当選状況を特定可能な第1の内部当選コマンド及び一般役の当選状況を特定可能な第2の内部当選コマンドを内部当選コマンド設定処理において設定し、設定された当該コマンドをサブ制御部91に対して送信する構成である。ここで、内部当選結果として報知対象役が当選したときの当選番号は、所定の数値範囲(報知対象役として押し順リプレイの当選番号が2〜19、押し順ベルの当選番号が23〜34)からなる連続する数値が割り当てられている。また、メイン制御部41は、内部当選コマンド設定処理を実行し、ATに制御されていてナビ報知が実行される状態以外の状態において、RAM41bに設定された当選番号が、当該所定の数値範囲(2〜19、23〜34)であるときに、報知対象役となった旨は特定できるが遊技者にとって有利な停止順を特定できない第2の内部当選コマンドを設定し、設定された第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に対して送信する。
このようにすることで、メイン制御部41側でATに制御しているか否かに関わらず、第2の内部当選コマンドから内部抽選結果に応じた遊技者にとって有利な停止順が特定されることはないため、サブ制御部91側に不正がなされてもATに制御されていない状態で遊技者にとって有利な停止順がナビ演出により報知されてしまうことを防止できる。
また、内部抽選結果が報知対象役となったときに設定される当選番号として、所定の数値範囲からなる連続する数値が割り当てられているとともに、メイン制御部41は、内部抽選結果が報知対象役であるか否かを、所定制御を行う際に用いられる当選番号が報知対象役に対して割り当てられた所定の数値範囲内にあるか否かにより判定できるため、第2の内部当選コマンドを送信する際の処理を簡素化できる。
[実施形態4]
上記実施形態1〜3では、液晶表示器51、151の画像を傾けているが、これに限定されず、例えば、遊技補助表示器12の表示を傾けてもよい。以下、遊技補助表示器12の表示を傾けることが可能な実施形態4について説明する。
なお、本実施形態では、上記実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
[停止操作受付の有効化について]
本実施形態では、図19(A)に示すように、メイン制御部41は、スタート操作が行われると、各リールモータ32L、32C、32Rの励磁パターンとして始動パターンを設定し、停止状態にある各リールモータの各励磁相の励磁状態を始動パターンに基づいて変化させることで各リールの回転を開始させる。始動パターン設定時、ステップ数カウンタを初期化してステップ数の計数を開始する。また、励磁パターンを始動パターンから定速パターンに切り替えることで、リールの回転を所定の定速回転に制御する。その後、リールが正常に回転している場合、ステップ数カウンタが所定のステップ数(400ステップ)に達する前にリールが少なくとも1周することでリール基準位置が検出される。そして、回転中の全リールについて、リールモータの励磁パターンを定速パターンに切り替え且つリール基準位置が検出されると、回転中のリールの停止操作受付の有効化条件が成立したと判定する。有効化条件成立時、メイン制御部41は、回転中のリールの停止操作受付を有効化し、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されると、該当リールについての停止操作を有効に受け付け、当該リールの停止制御を開始する。
一方、図19(B)に示すように、メイン制御部41は、各リールモータ32L、32C、32Rの回転開始後、少なくとも何れか1つのリールについて、リール基準位置が検出されることなく、ステップ数カウンタが所定のステップ数に達した場合、すなわち回転開始または前回リール基準位置が検出されてからリール1周に要するステップ数分を超えた場合、当該リールの回転状態に異常が生じていると判断して再始動制御を行い、該当リールについて、再度、リールモータの励磁パターンを始動パターンに設定して回転を再始動させ、ステップ数カウンタを初期化する。その後、当該リールが正常に回転される場合には、ステップ数カウンタが所定のステップ数に達する前に、リール基準位置が検出される。そして、回転中の全リールについて励磁パターンを定速パターンに切り替え且つリール基準位置が検出されると有効化条件が成立し、メイン制御部41は、回転中のリールの停止操作の受け付けを有効化する。
また、少なくとも何れか1つのリールを定速回転に制御して停止操作受付が有効化された状態で、例えば瞬停やリールの引っ掛かりや空転でリールが正常に回転しなくなり、リール基準位置が検出されることなくステップ数カウンタが所定のステップ数を超えた場合、メイン制御部41は、当該リールの回転状態に異常が生じていると判断して、全リールの停止操作受付を無効化し、異常が生じていると判断したリールについてステップ数カウンタを初期化して再始動制御を行う。そして、回転中の全リールについて励磁パターンが定速パターンに切り替えられ且つリール基準位置が検出されると有効化条件が成立し、メイン制御部41は、回転中のリールの停止操作の受け付けを有効化する(図20参照)。
一方、再始動制御を行ったリールが正常に回転せずにステップ数カウンタが所定のステップ数を超える場合、ステップ数カウンタを初期化して再始動制御を繰り返し、当該リールについて連続して最大3回、再始動制御を行ったにも関わらず、ステップ数カウンタが所定のステップ数となる前にリール基準位置が検出されなかった場合、回転中の全リールを停止させ、エラー制御を開始してゲーム進行を不能化させる(図21参照)。
本実施形態のメイン制御部41は、バックアップ電源により電力が供給されることで記憶内容を保持することが可能なバックアップ記憶領域を備えており、電断検出回路48の出力に基づいて電断が検出される場合には、メイン制御部41での制御状態をバックアップ記憶領域に記憶させ、電力供給が開始されたときには、電断が検出されたときの制御状態に復帰させることができるようになっている。そして、少なくとも何れか1つのリールを定速回転に制御しており、当該リールの停止操作受付が有効化している状態で、電断が検出された場合には、各リールの回転状態、各リールモータの励磁パターン等を含むデータをバックアップ記憶領域に記憶させるようになっている。そして、メイン制御部41は、電断復帰時には、バックアップ記憶領域に記憶されているデータに基づいて、電断検出時点で回転状態であったリールについて、リールモータの励磁パターンとして電断検出時点での励磁パターンを設定する一方、電断前の状態に関わらず、各リールについて停止操作受付を無効状態として復帰する。その後、再設定による各種制御が行われる。
具体的には、図22(A)に示すように、メイン制御部41は、少なくとも何れか1つのリールを定速回転に制御して停止操作受付が有効化されている状態で電断が発生し、電断復帰時、電断時の励磁パターンとして定速パターンが設定されているが、停止操作の受け付けが無効な状態で復帰することとなる。その後、リールの回転制御を開始することで、復帰時に設定されている励磁パターンである定速パターンに基づいて該当するリールモータの励磁状態を変化させる。これにより、リールが正常に回転される場合には、回転中のリールについてステップ数カウンタが所定のステップ数となる前にリール基準位置が検出されることで有効化条件が成立することとなる。
一方、図22(B)に示すように、電断復帰時に設定されている定速パターンによるリールの回転制御開始後にリールモータのトルクが足りず正常に回転しない場合、当該リールについてリール基準位置が検出されずにステップ数カウンタが所定のステップ数を超える。この場合、当該リールの回転状態に異常が生じていると判断し、該当リールについてステップ数カウンタを初期化して再始動制御を行い、励磁パターンを始動パターンに再度設定し、最初からリールモータの励磁状態を変化させることでリールの回転を再始動させる。その後、当該リールが正常に回転され、回転中の全リールについて励磁パターンが定速パターンに切り替えられ且つリール基準位置が検出されることにより有効化条件が成立する。一方、再始動制御を連続して最大3回行ったにも関わらずリールが正常回転されない場合、全リールを停止させ、エラー制御を開始して、ゲーム進行を不能化させる。
また、メイン制御部41は、複数のリールが回転中である状態において、何れかのリールについてステップ数カウンタが所定のステップ数を超えた場合、他のリールについてリール基準位置が検出されることなくステップ数カウンタが所定のステップ数を超えたか否かに関わらず、当該リールから順次リールの再始動制御を行い、例えば、複数のリールについて異なる時期にリールの回転状態に異常が生じたような場合も、後に異常が判断されるリールの再始動を待たずに異常が判断されたリールから順次再始動されることとなる。
[遊技補助表示器の表示について]
また、本実施形態の遊技補助表示器12は、図23に示すように、第1〜第8セグメントをそれぞれ点灯/消灯可能な2つの表示器12L、12Rからなり、それぞれのセグメントを赤色に点灯させることが可能な表示器である。遊技補助表示器12の各セグメントは、遊技制御基板40上に設けられた所定の出力バッファに格納されている点灯態様データに基づいて、LED駆動回路47により駆動されることで、所定の点灯態様での点灯状態または消灯状態に制御されるようになっている。
メイン制御部41は、遊技補助表示器12の出力バッファに点灯態様データとしてナビ報知表示データを設定することで、遊技補助表示器12にナビ番号を表示させ、ナビ報知を行うことが可能である。また、出力バッファに点灯態様データとして払出枚数表示データを設定することで、遊技補助表示器12に入賞の発生により付与されるメダルの枚数を表示させる払出枚数報知を行うことが可能であり、出力バッファに点灯態様データとしてエラー表示データを設定することで、遊技補助表示器12にエラー発生時にその内容を示すエラーコードを表示させるエラー報知を行うことが可能である。
メイン制御部41のROM41bの所定領域には、遊技補助表示器12を構成する一の表示器に数字、所定の英字を個別に表示させるための点灯態様データや数字とともに所定の記号(本実施形態では、「.」)を表示させるための点灯態様データが表示させる内容毎に定められている点灯態様データテーブルが記憶されている。点灯態様データテーブルには、点灯態様データ毎に予め番号が割り当てられており、一の番号が一の点灯態様データに対応するように設定されている。メイン制御部41は、出力バッファに点灯態様データを設定する際には、表示器12L、12Rに対応して設けられたRAM41cの所定領域に該当する表示器に表示させる表示内容に対応する番号を設定し、表示データ格納処理を実行することで、表示器12L、12Rに所定の内容を表示させることが可能である。これにより、ナビ報知や払出枚数報知やエラー報知を行う場合にも、点灯態様データテーブルに記憶されている点灯態様データに対応する番号を指定することで、共通の点灯態様データを用いて、遊技補助表示器12の各表示器12L、12Rに所定の表示内容を表示させることが可能である。
また、表示データ格納処理では、RAM41cの所定領域の番号を参照し、対応する点灯態様データを点灯態様データテーブルから特定し、特定された点灯態様データを、ナビ報知表示データ、払出枚数表示データ、エラー表示データとして、当該RAM41cの所定領域に対応する表示器の出力バッファに格納するようになっている。これにより、当該出力バッファに格納されている点灯態様データに基づいて、該当する表示器の各セグメントがLED駆動回路47により駆動されることで、所定の表示内容が表示される。
メイン制御部41は、ゲームの開始時に内部抽選が行われたときに、RAM41cの所定領域に設定される内部抽選の結果を参照し、特別役(BB、RB)の何れかが当選しており、かつ所定の特別役のナビ報知の実施条件(特別役の当選後に5ゲームが行われる条件)が成立しているか否かを判定し、特別役のナビ報知の実施条件が成立している場合には、特別役のナビ報知の実施条件が成立したことに伴いナビ報知を行う旨を示すフラグをRAM41cの所定領域に設定し、上述の押し順コマンド設定処理を行う。当該フラグは、押し順コマンド設定処理にて参照されることで、特別役のナビ報知の実施条件が成立した以降であり、かつ当選している特別役を入賞させることが可能なタイミング、すなわち内部抽選の結果がはずれとなったときには、当選している特別役を構成する図柄を示唆するナビ番号(10〜13)が送信用ナビ番号として設定されることとなる。
そして、押し順コマンド設定処理が終了した後に、遊技補助表示器12の点灯態様データの設定処理を行う。設定処理では、特別役が当選していない、または、実施条件が成立していない場合、押し順コマンド送信処理によりRAM41cの所定領域に設定されており、ナビ報知によるリールの停止順を識別可能な送信用ナビ番号(「0」〜「9」)を参照し、当該送信用ナビ番号に対応するナビ報知表示データを出力バッファに設定する。一方、特別役が当選しており、かつ実施条件が成立している場合、押し順コマンド送信処理により設定されており、ナビ報知により示唆する所定の図柄(「青7」「赤7」「白7」「BAR」)を識別可能な送信用ナビ番号(「10」〜「13」)を参照し、当該送信用ナビ番号に対応するナビ報知表示データを選択して出力バッファに設定する。
図24(A)に示すように、メイン制御部41は、ナビ報知表示データ設定時、ナビ番号が標準押し順の番号「0」であり、ナビ報知を行わないときには、ナビ報知表示データとして出力バッファを初期化して、各表示器12L、12Rの第1〜第8セグメントを全て消灯状態に設定して遊技補助表示器12を非表示に制御する。また、ナビ番号が標準押し順以外のナビ番号「1」〜「9」の何れかであり、ナビ報知を行うときには、ナビ番号の数字を表示させる遊技補助表示器12の各セグメントを点灯状態とし、表示器12Rの第8セグメントを点灯状態とし、その他のセグメントを消灯状態とするナビ報知表示データを出力バッファに設定して遊技補助表示器12にナビ番号を表示する。また、特別役に当選し且つ実施条件が成立している場合、特別役に応じた図柄を示唆するナビ番号を含むナビ報知表示データを選択したときには、当該ナビ番号の数字を表示させる遊技補助表示器12の各セグメントを点灯状態とし、表示器12Rの第8セグメントを点灯状態とし、その他のセグメントを消灯状態とするナビ報知表示データを出力バッファに設定して遊技補助表示器12にナビ番号を表示する。これにより、報知される停止順毎に、点灯するセグメントの組合せが異なることで、ナビ番号を識別可能に表示するようになっており、ナビ報知として、内部抽選結果に応じた遊技者にとって有利となる停止順を報知できる。また、特別役に当選し且つ実施条件が成立している場合、当選している特別役に応じた図柄(青7、赤7、白7、BAR)が示唆されるナビ番号(「10」〜「13」)を認識可能に表示することで、遊技者にとって有利な停止操作のタイミングとして特別役を入賞させることが可能な停止操作のタイミングを報知することができる。また、メイン制御部41は、ナビ報知を行うときにナビ番号とともに表示器12Rの第8セグメインを点灯状態に制御する一方、ナビ報知を行わないときに第8セグメインを消灯状態に制御することで、ナビ報知か否かが認識できる。
また、本実施形態のメイン制御部41は、ゲームが進行され、全リール2L、2C、2Rが停止されたときに入賞が発生しているか否かを判定し、払い出しを伴う小役の入賞が発生している場合、払い出されるメダルの枚数を払出枚数表示データとして出力バッファに設定して、遊技補助表示器12に払い出されるメダル枚数を表示させる。
図24(B)に示すように、払出枚数表示データを出力バッファに設定する際、メダルの払出枚数を表示させるように各セグメントを点灯状態とし、第8セグメントを含む他のセグメントを消灯状態とする払出枚数表示データを出力バッファに設定することで、遊技補助表示器12にメダルの払出枚数を表示する。例えば、8枚のメダルが払い出されるとき、表示器12Rの第1〜第7セグメントを点灯させる一方で、表示器12Lの全セグメント及び表示器12Rの第8セグメントを消灯させる。これにより、上述のようにナビ報知での点灯態様と払い出しメダル枚数の報知での点灯態様とが異なり、ナビ報知が行われているか、払い出されるメダルの枚数の報知が行われているかが誤認されない。
本実施形態のメイン制御部41は、ゲームの進行中にエラーを検出したときには、当該エラーの種類に応じて予め定められているエラーコード(E1〜E8、図25参照)をRAM41cの所定領域に設定し、所定のエラー表示条件が成立したとき(リールの回転制御中にエラーを検出した場合には、全てのリールが停止されたときであり、リールの回転制御中以外のときにエラーを検出した場合には、エラーを検出したときである)に、RAM41cに設定されているエラーコードを含むエラー表示データを出力バッファに設定する。図25に示すように、メイン制御部41は、エラー表示データを設定する際、エラーコードの英字及び数字を表示させるように各セグメントを点灯状態とし、その他のセグメントを消灯状態とするエラー表示データを出力バッファに設定することで、遊技補助表示器12にエラーコードを表示させる。そして、所定のエラー解除条件が成立したときに、出力バッファを初期化してエラーコードの表示を終了させる。エラー表示データでは、表示器12Lの第1、2、4、5、7セグメントを点灯させることで、「E」の文字を表示し、表示器12Rのセグメントのうちエラーコードの数字に対応するセグメントを点灯させる一方、表示器12L、12Rの他のセグメントを消灯させる。これにより、遊技補助表示器12にエラーコードを表示させる際には、ナビ報知や払出枚数表示では表示されない英字「E」を表示器12Lに表示させるように点灯態様を制御するので、エラーコードを報知する際の点灯態様は、ナビ報知での点灯態様、払い出しメダル枚数の報知での点灯態様と異なる点灯態様となり、遊技補助表示器12による各種報知が誤認されない。
[遊技補助表示器の点灯態様を切り替えるタイミングについて]
本実施形態では、図26(A)に示すように、メイン制御部41は、賭数が設定されるときに出力バッファを初期化し、遊技補助表示器12の全てのセグメントを消灯させて非表示に制御する。そして、スタート操作が行われると、リール2L、2C、2Rの回転制御を開始させる。この際、RAM41cの所定領域を参照して標準押し順のナビ番号「0」が設定されており、ナビ報知を行わない場合には、全セグメントを消灯させた状態で維持する。そして、第3停止操作が行われて全リールが停止されたときに、小役の入賞が発生していれば、払い出されるメダルの枚数を払出枚数表示データとして出力バッファに設定し、払い出されるメダルの枚数を表示させる。そして、次のゲームの賭数が設定されることで、出力バッファを再び初期化して遊技補助表示器12を非表示に制御する。これにより、ナビ報知を行わないゲームでは、賭数設定から払い出しが開始されるまでの期間、遊技補助表示器12が非表示に制御され、全リール2L、2C、2Rが停止されてメダルの払い出しが開始されたときから賭数が設定されるか待機条件(一定時間操作がない、精算操作が行われる)が成立して待機状態に移行するまでの期間、メダルの枚数を表示させるように制御されることとなる。なお、再遊技役が入賞している場合やハズレの場合、出力バッファに払出枚数表示データを設定しないことで、遊技補助表示器12の点灯態様を非表示で維持して、1ゲーム中の全ての期間に亘って、点灯態様を非表示に制御する。
一方で、図26(B)に示すように、メイン制御部41は、ナビ報知を行う場合には、賭数が設定された状態で開始操作が行われた後、リール2L、2C、2Rの回転制御を開始させるときに、RAM41cの所定領域を参照して、ナビ番号「1」〜「9」の何れかが送信用ナビ番号として設定されている場合、または特別役のナビ報知の実施条件が成立し且つナビ番号「10」〜「13」の何れかが送信用ナビ番号として設定されている場合には、該当するナビ番号を表示させるナビ報知表示データを出力バッファに設定してナビ番号を表示させる。その後、第3停止のストップスイッチの操作が行われ、当該ストップスイッチが離されたときに、遊技補助表示器12の出力バッファを初期化して、遊技補助表示器12の点灯態様を非表示に制御し、所定の待機期間が経過した後に、小役の入賞が発生している場合には、払い出されるメダルの枚数を払出枚数表示データとして出力バッファに設定し、払い出されるメダルの枚数を表示させる。これにより、ナビ報知を行うゲームにおいては、ゲームの開始に伴ってリールの回転開始から第3停止操作のストップスイッチが離されるまでの期間、ナビ番号が継続して表示されるように制御される。そして、出力バッファが初期化されることで、遊技補助表示器12の点灯態様が一旦非表示に制御された後、全リール2L、2C、2Rが停止されて払い出しが開始されてから1以上の賭数が設定されるまでの期間に亘り、メダルの枚数が表示させるように制御される。
また、本実施形態のメイン制御部41は、上述のように、少なくとも何れか1つのリールについて定速回転に制御して停止操作受付を有効化している状態において、回転中のリールの回転状態に異常が生じていると判断した場合には、全リールについて停止操作受付を無効化して、異常が生じていると判断したリールについて再始動制御を行い、その後、全てのリールが正常に回転される場合に、停止操作受付を再び有効化するようになっている。一方、図26(B)に示したように、ナビ報知を行う場合、ゲームに関するリール2L、2C、2Rの回転制御を開始させるときに、遊技補助表示器12の出力バッファにナビ報知表示データを設定した後、第3停止のストップスイッチが離されたときに、出力バッファを初期化するようになっている。これにより、ナビ報知を行う場合には、ゲームに関するリール2L、2C、2Rの回転制御開始時から第3停止のストップスイッチが離されるまでの期間、停止操作受付が有効化されているか否かに関わらず、遊技補助表示器12でのナビ番号の表示を継続させるようになっている。
また、図27に示すように、メイン制御部41は、ゲームの進行に伴い少なくとも1つ以上のリールを回転制御しており、かつ遊技補助表示器12にナビ報知を行っている場合に、電断が検出されたときには、電断に関連する制御を行って、遊技補助表示器12の出力バッファを初期化して、遊技補助表示器12の点灯態様を非表示に制御するとともに、回転制御を行っているリールのリールモータの励磁パターン、励磁制御のステップ数やナビ番号等を含む制御状態をスロットマシン1への電力供給が再開された際に、電断が検出されたときの内容で復帰させることができるように電断処理を行う。その後、電力供給が再開されることで、電断検出時にRAM41cに記憶されていた制御状態に基づいて電断前の制御状態に復帰させるが、制御状態のうち全てのストップスイッチによる停止操作受付状態については、無効に変更して設定する。よって、メイン制御部41は、全ストップスイッチによる停止操作の受け付けが無効化されている状態で復帰することになる。
また、メイン制御部41は、電断復帰時に、ナビ番号、各リールのリールモータの励磁パターン及びステップ数については、電断検出時にRAM41cに記憶されていた内容で復帰させ、電断前の制御状態に復帰した旨を示す復帰コマンドやナビ番号を特定可能な押し順コマンドを含むメイン制御部41側での制御状態を特定可能な各種コマンドをサブ制御部91に送信する。その後、ゲーム開始時と共通の制御を実行し、RAM41cに設定されている制御状態に基づいてゲームを進行させる制御を行うことで、RAM41cに設定されているナビ番号に基づいてナビ報知表示データを出力バッファに設定してナビ番号の表示を再開させるように制御した後、RAM41cに設定されているリールモータの励磁パターンすなわち定速パターンに基づいて、電断前に回転制御していたリールのリールモータを電断検出時の励磁パターンのステップ数から励磁し、該当するリールが再び所定の定速回転となった場合に停止操作受付を有効化する。この際、該当リールを再び所定の定速回転で回転させる制御においては、電断検出時点で設定されている励磁パターン(定速パターン)に基づいて、該当リールモータの回転制御を開始させることとなり、該当リールが正常に回転されない場合には再始動制御が行われる。
そして、当該リールが所定の定速回転となったときに、該当するリールのストップスイッチによる停止操作の受け付けを有効化する。
これに対して、サブ制御部91は、電断から復帰した後、復帰コマンドを受信した後、押し順コマンドを受信することで、押し順コマンドにより特定されるナビ番号に基づいて、メイン制御部41側においてナビ報知が行われることが特定される場合には、ナビ番号に基づく遊技者にとって有利な有利操作態様を特定可能なナビ演出を再開させる。その後、ゲームの進行に応じて受信される各種コマンドに基づいて演出の制御を行うこととなる。これにより、メイン制御部41では、電断から復帰し、押し順コマンド等を送信した後、リールの回転制御を再開して、該当するリールが定速回転となることで、ストップスイッチによる停止操作の受け付けを有効化するのに対して、サブ制御部91では、電断復帰後、押し順コマンドを受信したときにナビ演出を再開させるので、メイン制御部41側において停止操作が有効化されるときには既にナビ演出を行った状態にできる。
このように、本実施形態のメイン制御部41は、電断検出時には、遊技補助表示器12の出力バッファを初期化して、遊技補助表示器12を非表示に制御するので、電断検出から電力供給が完全に停止するまでの期間において、ナビ報知によるナビ番号が表示されることがないようになっている。また、電断検出時には、出力バッファを初期化し、電力供給が再開されてメイン制御部41が復帰したときに、出力バッファにナビ報知表示データを再設定するので、電力供給再開からメイン制御部41が復帰するときまでの期間、遊技補助表示器12にナビ報知によるナビ番号が表示されることがないようになっている。
また、メイン制御部41は、スロットマシン1への電力供給が再開されて、メイン制御部41が復帰したときに、出力バッファにナビ報知表示データを再設定し、その後、電断が検出された時に回転制御を行っていたリールを再び所定の定速回転で回転させる制御を行い、該当リールが定速回転となった場合に、当該リールのストップスイッチによる停止操作受付を有効化するので、スロットマシン1への電力供給が再開された際には、ナビ報知によるナビ番号の表示を開始させた後に、ストップスイッチによる停止操作受付が有効化され、ナビ番号の表示が既に行われている状態で、停止操作受付が有効化される。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、遊技補助表示器12にて、遊技者にとって有利な操作態様を報知するナビ報知を行うことが可能である。このような構成では、ナビ報知を行っている状態で電断が発生した場合に、電断復帰後もナビ報知が行われることとなるが、ナビ報知が復帰する前に停止操作を有効化すると、報知される有利な操作態様とは異なる操作態様にて停止操作がされてしまう虞がある。これに対して、本実施形態のメイン制御部41は、有効化条件が成立した状態かつナビ報知を行っている状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときには、電力供給が再開されてから所定の有効化条件が成立するまでの期間、停止操作を受け付けずにナビ報知を再開して有効化条件が成立した後に停止操作を受け付ける。
このようにすることで、正常回転であるかが不明な状況においてリールが停止されてしまうことを防止しつつ、ナビ報知が行われずに遊技者が誤って有利操作態様以外の操作態様でストップスイッチを操作してしまうことを防止できる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、ゲームに関する各種エラー(メダル払出やメダル投入やリール回転に関するエラー)の発生を検出可能になっており、各種エラー検出後に所定のエラー表示条件が成立したとき、エラーコードを遊技補助表示器12に表示させる。図28に示すように、メイン制御部41は、遊技補助表示器12の出力バッファにナビ報知表示データを設定してナビ報知を開始したときから第3停止の操作が行われたストップスイッチが離されて所定の待機期間が経過するまでの制限期間において、ゲームに関する各種エラーを検出した場合、ゲームに関する制御を継続して制限期間が経過したときに、検出されたエラーの内容を示すエラーコードを遊技補助表示器12の出力バッファに設定して遊技補助表示器12にエラーコードを表示させた後、エラー状態に制御する。その後、検出された異常の種類に応じた解除条件が成立することで、ゲームの制御をエラー状態の制御を開始する前の時点から再開する。ゲームの制御を再開することで、第3停止の操作が行われて所定の定期期間が経過した後の制御、すなわち、小役の入賞が発生している場合、払い出されるメダルの枚数を払出枚数表示データとして出力バッファに設定し、払い出されるメダルの枚数を表示させる。
このようにすることで、メイン制御部41は、遊技補助表示器12の出力バッファにナビ報知表示データを設定してナビ報知を行っている状態で、各種エラーが検出された場合には、ナビ報知が終了されて所定の待機期間が経過したときに、遊技補助表示器12の出力バッファにエラー表示データを設定することで、ナビ報知が開始されてから終了されるまでの期間においてエラー報知が行われることを制限できる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、所定内容として遊技者に払い出されるメダルの払出枚数やエラーコードを表示させることが可能な遊技補助表示器12に、所定内容とは異なる表示内容として遊技者にとって有利なストップスイッチの有利操作態様(停止順や停止タイミング)を識別可能なナビ番号を表示させることが可能であり、遊技補助表示器12にナビ番号を表示させた後、所定内容としてメダルの払出枚数を表示させる場合に、遊技補助表示器12の表示内容を一旦初期化して非表示の状態としてから所定内容を表示させる。
このようにすることで、メイン制御部41側が直接制御する表示器にナビ番号を表示させる場合に、新たな表示手段を設けることなく、所定内容としてメダルの払出枚数等を表示させる遊技補助表示器12を利用してナビ番号を表示させることにより、所定内容もナビ番号も表示することができ、遊技補助表示器12にナビ番号を表示させた後、所定内容を表示させる場合に、遊技補助表示器12の表示内容を一旦初期化して非表示としてから所定内容を表示させるので、ナビ番号と所定内容との誤認を防止できる。
なお、上記実施形態では、サブ制御部91は、画面中央を通って前後方向に延びる回転軸551を回転中心として回転させた傾き画像512等を表示させる制御を行うことにより、液晶表示器51の表示領域を回転させているが、これに限定されず、任意の方向に延びる回転軸を回転中心として回転させた状態の画像を表示してもよい。例えば、図29(A)、図29(B)に示すように、画面中央を通って上下方向に延びる回転軸552を回転中心として、液晶表示器51自体を基準位置から回転させた状態で通常画像511を前方や後方(奥行方向)に傾いた状態で表示したり、図30(A)、図30(B)に示すように、画面中央を通って左右方向に延びる回転軸553を回転中心として、液晶表示器51自体を基準位置から回転させた状態で通常画像511を前後方向に傾いた状態で表示したりしてもよい。また、回転軸が延びる方向(向き)については、前後方向や上下方向や左右方向に限定されず、例えば、これらの方向に対して傾斜する任意の方向(斜め方向)であってもよい。さらに、回転軸は画面中央を通る構成に限定されず、液晶表示器51の画面(表示領域)において傾いた状態の画像を表示可能(傾き演出を実行可能)な限りにおいて、任意の位置に設けられてもよい。例えば、上下方向に延びる回転軸552を画面左右両端の何れかに設けたり、左右方向に延びる回転軸553を画面上下両端の何れかに設けたり、画面とは離れた位置に設けたりしてもよい。なお、回転軸の位置や延びる方向を変更した場合であっても、変更後の回転軸を回転中心として、画像を回転させて傾けた状態で表示してもよく、液晶表示器51自体を傾けてもよい。
なお、上記実施形態では、サブ制御部91は、液晶表示器51に回転させた傾き画像512等を表示させる制御を行うことにより、液晶表示器51の表示領域を回転させているが、表示領域に押し順ナビ等の示唆表示を行う限りにおいて表示領域を回転させる装置についてはこれに限定されず、例えば、照明光を照明出力することでナビ表示(示唆表示)を行う7セグメントや16セグメントやドットマトリクスのLED照明装置(例えば、遊技補助表示器12、演出効果LED52等)の表示領域を回転させてもよい。
なお、上記実施形態では、メイン制御部41側で制御するナビ報知と、サブ制御部91側で制御するナビ演出の双方にて遊技者にとって有利な操作手順を識別可能となる構成であるが、メイン制御部41側で制御するナビ報知だけで遊技者にとって有利な操作手順を識別可能となる構成としても良いし、サブ制御部91側で制御するナビ演出だけで遊技者にとって有利な操作手順を識別可能となる構成としても良い。
なお、上記実施形態では、遊技者にとって有利な特典としてのAT等に関する制御をメイン制御部41が行う構成であるが、遊技者にとって有利な特典に関する制御の一部または全部をサブ制御部91が行う構成としても良い。
なお、上記実施形態では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうち何れか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値の何れを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、且つ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値の何れをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
また、上記実施形態では遊技機としてスロットマシンを例に説明したが、上記実施形態で開示した構成、特に、傾き演出やナビ演出を実行する構成を、他の遊技機、例えば、遊技領域に遊技球を発射させることで遊技が行われ、発射された遊技球が遊技領域内に設けられた入賞口に入って入賞が発生することで、賞球として遊技球が払い出されるパチンコ遊技機等に適用しても良い。パチンコ遊技機に適用した場合、AT状態を、例えば、大当り状態や小当り状態に置き換え、ナビ画像513の矢印画像を、例えば、大入賞口に向けられた矢印画像や、右打ちを指示する矢印画像に置き換えてもよい。
1 スロットマシン、2L,2C,2R リール、8L,8C,8R ストップスイッチ、41 メイン制御部、91 サブ制御部、51、151、251 液晶表示器、152 第1表示領域、153 第2表示領域、511 通常画像、512 傾き画像、512a〜512d 傾き画像の左右両側の上下両端部、513 3択ナビ用のナビ画像、514 6択ナビ用のナビ画像、515 異常検知報知画像、551〜553 回転軸

Claims (2)

  1. 遊技を行う遊技機であって、
    前記遊技機の正面に設けられた表示領域に示唆表示を行う示唆表示手段と、
    前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御を行う回動制御手段とを備え、
    前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示が含まれ、
    前記回動制御手段は、前記示唆表示手段によって前記表示領域に前記内容変化示唆表示を行っているときには、前記表示領域を前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態で該内容変化示唆表示が行われることを制限する、遊技機。
  2. 遊技を行う遊技機であって、
    前記遊技機の正面に設けられた表示領域に示唆表示を行う示唆表示手段と、
    前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御を行う回動制御手段とを備え、
    前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示が含まれ、
    前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって前記表示領域が前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態になっているときには、前記内容変化示唆表示を行うことを制限する、遊技機。
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