JP2017217184A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サブ制御部は、傾き演出とナビ演出とを実行することが可能となっている。ナビ演出には3択ナビ用のナビ画像のように表示中に傾き演出を実行すると矢印の方向が変化する矢印画像が含まれる。また、ナビ演出には6択ナビ用のナビ画像のように表示中に傾き演出を実行すると並ぶ方向が変化する押し順画像が含まれる。サブ制御部は、ナビ演出の実行中には傾き演出の実行を制限し、傾き演出を実行しないようになっている。
【選択図】図5
Description
遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって、
前記遊技機の正面に設けられた表示領域(例えば、液晶表示器51、151、251や遊技補助表示器12の画面)に示唆表示(例えば、ナビ演出、ナビ報知)を行う示唆表示手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS301〜S305の処理、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理)と、
前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御(例えば、液晶表示器51の画面に傾いた状態の画像を表示する制御、回転軸551〜553を回転中心として液晶表示器51自体を回転させて画面を傾いた状態にする制御)を行う回動制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS101〜S103の処理)とを備え、
前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置(例えば、通常位置)から所定の回動量(例えば、所定量、許容範囲)を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示(例えば、ナビ画像513、514の表示)が含まれ、
前記回動制御手段は、前記示唆表示手段によって前記表示領域に前記内容変化示唆表示を行っているときには、前記表示領域を前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態で該内容変化示唆表示が行われることを制限する(例えば、サブ制御部91がステップS101〜S103の処理を実行する)。
遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって、
前記遊技機の正面に設けられた表示領域(例えば、液晶表示器51、151、251や遊技補助表示器12の画面)に示唆表示(例えば、ナビ演出、ナビ報知)を行う示唆表示手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS301〜S305の処理、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理)と、
前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御(例えば、画面に傾いた状態の画像を表示する制御、画面自体を傾いた状態にする制御)を行う回動制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS101〜S103の処理)とを備え、
前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置(例えば、通常位置)から所定の回動量(例えば、所定量、許容範囲)を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示(例えば、ナビ画像513、514の表示)が含まれ、
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって前記表示領域が前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態になっているときには、前記内容変化示唆表示を行うことを制限する(例えば、サブ制御部91が傾き演出の実行中にはナビ画像513、514を表示するナビ演出の実行を制限する処理を実行する)。
前記回動制御手段は、前記回動制御として、前記示唆表示手段を可動させる制御を行ってもよい(例えば、回転軸551〜553を回転中心として液晶表示器51自体を回転させて画面を傾いた状態にする制御を行ってもよい)。
前記回動制御手段は、前記回動制御として、前記示唆表示手段に回動させた状態の前記示唆表示を行わせる制御を行ってもよい(例えば、液晶表示器51の画面に傾いた状態の画像を表示する制御を行ってもよい)。
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって回動不能な非回動表示領域(例えば、第2表示領域153)に前記内容示唆表示を行うことが可能であってもよい(例えば、サブ制御部91がステップS301〜S305、S111の処理を実行してもよい)。
前記表示領域には、前記回動制御によって前記遊技機を正面視している遊技者の視認性が低減する視認性低減領域(例えば、傾き画像512の左右両側の上下両端部512a〜512dを表示する領域)と、前記回動制御によって前記遊技機を正面視している遊技者の視認性が低減しない非視認性低減領域(例えば、傾き画像512の中央部を表示する領域)とが含まれ、
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって前記表示領域が前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動しているときには、前記非視認性低減領域に前記示唆表示を行ってもよい(例えば、サブ制御部91がステップS103の処理を実行して傾き画像512を表示してもよい)。
異常を検出する異常検出手段による異常検出を報知する異常検出報知手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS201〜S204の処理)を更に備え、
前記回動制御手段は、前記異常検出報知手段によって異常検出を報知するときに前記表示領域を回動させていれば前記表示領域を前記基準位置に復帰させてもよい(例えば、サブ制御部91がステップS201〜S203の処理を実行してもよい)。
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
表示内容(例えば、メダルの払出枚数、エラーコード)を変更可能な表示手段(例えば、遊技補助表示器12)と、
前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段(例えば、メイン制御部41が実行する遊技補助表示器12の表示制御処理)とを更に備え、
前記表示制御手段は、
所定内容(例えば、メダルの払出枚数)とは異なる表示内容として前記導出操作手段の操作態様を識別可能な操作態様情報(例えば、ナビ番号)を前記表示手段に表示させることが可能であり(例えば、メイン制御部41が遊技補助表示器12にナビ番号を表示させることが可能であり)、
操作態様情報を前記表示手段に表示させた後、所定内容を前記表示手段に表示させる場合に、前記表示手段の表示内容を一旦初期化してから所定内容を表示させてもよい(例えば、遊技補助表示器12にナビ番号を表示させた後、所定内容としてメダルの払出枚数を表示させる場合に、遊技補助表示器12の表示内容を一旦初期化して非表示の状態としてから所定内容を表示させてもよい)。
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
報知を行うことが可能な報知手段(例えば、遊技補助表示器12)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
前記可変表示部の変動表示が開始した後、有効化条件が成立したときに前記導出操作手段の操作(例えば、停止操作)を有効化する導出操作有効化手段(例えば、メイン制御部41が実行する停止操作を有効化する処理)と、
前記報知手段にて前記導出操作手段の操作態様を識別可能な操作態様情報(例えば、ナビ番号)を報知させる制御(例えば、ナビ報知)を行うことが可能な報知制御手段(例えば、メイン制御部41が実行するナビ報知を行う処理)と、
を含み、
前記導出操作有効化手段は、前記導出操作手段の操作(例えば、停止操作)が有効化された状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときに、電力供給の再開後に改めて有効化条件が成立するまで前記導出操作手段の操作を有効化せず(例えば、メイン制御部41は、停止操作受付が有効化されているときに電断があった場合には、電断復帰時に有効化条件が成立するまで停止操作受付を有効化せず)、
前記報知制御手段は、前記導出操作手段の操作が有効化された状態、かつ前記報知手段にて操作態様情報を報知させる制御を行っている状態で電力供給が停止された後、電力供給が再開されたときに、前記導出操作手段の操作が有効化されるよりも早いタイミングで前記報知手段にて操作態様情報を報知させる制御を再開してもよい(例えば、メイン制御部41は、停止操作受付が有効化されているときに電断があった場合には、電断復帰時に有効化条件が成立する前にナビ報知を再開してもよい)。
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段の操作態様(例えば、押し順、停止順)を識別可能に報知することが可能な操作態様報知手段(例えば、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理、サブ制御部91がナビ演出を実行する処理)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
表示結果が導出される前に、導出が許容される表示結果を決定する事前決定手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部抽選処理)と、
前記事前決定手段の決定結果が報知の対象となる報知対象結果(例えば、報知対象役、AT役、押し順役、押し順リプレイ、押し順ベル)となったときに遊技者にとって有利な有利操作態様(例えば、正解押し順、遊技者にとって有利な停止順)が報知される報知状態(例えば、AT)に制御する報知状態制御手段(例えば、メイン制御部41がATに制御する処理)と、
前記事前決定手段の決定結果に関する特定制御情報(例えば、第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド)を前記演出制御手段に対して送信する特定制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41が実行するステップSf1〜Sf12の処理)とを含み、
前記特定制御情報送信手段は、前記報知状態に制御されているか否かに関わらず、前記事前決定手段の決定結果が前記報知対象結果となったときに、前記報知対象結果となった旨は特定できるが前記有利操作態様を特定できない前記特定制御情報を前記演出制御手段に対して送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSf4〜Sf10の処理を実行して第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に送信してもよい)。
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段の操作態様(例えば、押し順、停止順)を識別可能に報知することが可能な操作態様報知手段(例えば、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理、サブ制御部91がナビ演出を実行する処理)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
表示結果が導出される前に、導出が許容される表示結果を決定する事前決定手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部抽選処理)と、
前記事前決定手段の決定結果毎に各々異なる数値(例えば、当選番号)を設定する数値設定手段(例えば、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルが記憶されているメイン制御部41のROM41c)と、
前記数値設定手段により設定された数値に応じて所定制御(例えば、内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等)を行う所定制御手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等の各処理)と、
前記事前決定手段の決定結果が報知の対象となる報知対象結果(例えば、報知対象役、AT役、押し順役、押し順リプレイ、押し順ベル)となったときに遊技者にとって有利な有利操作態様(例えば、正解押し順、遊技者にとって有利な停止順)が報知される報知状態(例えば、AT)に制御する報知状態制御手段(例えば、メイン制御部41がATに制御する処理)と、
前記事前決定手段の決定結果に関する特定制御情報(例えば、第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド)を前記演出制御手段に対して送信する特定制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41が実行するステップSf1〜Sf12の処理)とを含み、
前記報知対象結果となったときに前記数値設定手段により設定される数値として、所定の数値範囲(例えば、2〜19、23〜34)からなる連続する数値が割り当てられており(例えば、押し順リプレイには当選番号として2〜19、押し順ベルには当選番号として23〜34がそれぞれ割り当てられており)、
前記特定制御情報送信手段は、少なくとも前記報知状態以外の状態において、前記数値設定手段により設定された数値が、前記所定の数値範囲であるときに、前記報知対象結果となった旨は特定できるが前記有利操作態様を特定できない前記特定制御情報を前記演出制御手段に対して送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSf4〜Sf10の処理を実行して第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に送信してもよい)。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施形態1について、図面を用いて説明すると、本実施形態のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとから構成されている。筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1、図3に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄(所定の順序でそれぞれ21個ずつ描かれている互いに識別可能な複数種類の図柄のうちの3つの図柄)が前面扉1bに設けられた透視窓3からそれぞれ見えるように配置されている。
本実施形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。詳しくは、後述する内部抽選、AT(アシストタイム)抽選等において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち、設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。なお、設定値は1、3、6や、1、4、H(High)等の3段階や、1〜7の7段階で設定してもよく、6段階に限定する必要はない。なお、本実施形態では、前面扉1bが開放された状態で遊技店の店員等による各スイッチ37、39の操作によって、設定値を変更可能な設定変更モードに移行したり、設定値を確認可能な設定確認モードに移行したりすることが可能となっている。
サブ制御部91は、メイン制御部41がゲームの進行が可能な状態、すなわち、上述のゲーム制御処理が実行可能となった後に、図5に示す傾き演出実行処理を行う。まず、サブ制御部91は、実行する演出として傾き演出が選択されたか否かを判定する(ステップS101)。なお、このように制御するために、本実施形態では、サブ制御部91は、メイン制御部41から内部抽選処理の結果を示す内部当選コマンドを受信したときに、遊技状態に応じて実行する演出を選択するようになっている。
図5に戻り、サブ制御部91は、ナビ演出が実行中でない場合(ステップS102;N)、傾き演出を実行し(ステップS103)、処理を終了し、ナビ演出が実行中である場合(ステップS102;Y)、処理を終了する。
ここで、ナビ演出には、内容変化示唆表示の一例としての3択ナビ用のナビ画像513のように、例えば、遊技者に対して右ストップスイッチ8Rを操作すると有利な結果が得られることを示唆するために右向きの矢印画像を表示することがある。このような画像の表示中に傾き演出を実行すると(表示領域が所定の回動量を超えて回動すると)、矢印画像の矢印の方向が変化してしまい、矢印方向から遊技者が示唆されている内容を遊技者が誤認する虞がある。具体的には、図10(A)に示すように、3択ナビ用のナビ画像513を傾けて表示すると、矢印方向が右方向から右斜め下方向に変化してしまい、各種スイッチの配置によっては、遊技者が右ストップスイッチ8Rとは異なるスイッチを操作する虞がある。また、矢の先端部分が画面の枠を越えて遊技者が視認不能となるまで画像を回転させると、遊技者が矢印画像によって示唆されている内容を認識不能となる虞もある。
このため、サブ制御部91は、ナビ演出の実行中には傾き演出の実行を制限し、傾き演出を実行しないようになっている。
このようにすることで、傾き演出によって傾いた状態のナビ画像513、514が表示されることによる遊技者の誤認を防止できる。
なお、本実施形態のように、サブ制御部91は、ナビ演出の実行中には傾き演出を実行しないようにすることが好ましいが、傾き演出による傾きの程度によってはナビ演出の実行中であっても傾き演出の実行を制限しなくてもよい。例えば、画像の基準位置からの移動量(回動量、回転量、傾斜角度)が示唆内容の誤認を招く可能性がない程度であれば(許容範囲(所定量)を超えていなければ)、ナビ画像513、514を傾けてもよい。
このようにすることで、液晶表示器51自体を可動させて表示領域を回転させるスロットマシンよりも製作費用を低減しつつ遊技者に対して意外性のある演出を実行できる。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、液晶表示器51に傾き画像512を表示させることにより、液晶表示器51の表示領域を回転させたが、表示領域の回転方法はこれに限定されず、例えば、液晶表示器51自体を可動させてもよい。具体的には、液晶表示器51を基準位置(通常位置)に移動させた状態で通常画像511を表示し(図11(A)参照)、回転軸551を回転中心として液晶表示器51を回転させてから傾き画像512に表示を変化させて所定期間に亘って傾き画像512を表示する傾き演出を実行してもよい(図11(B)参照)。なお、このように制御するために、サブ制御部91が液晶表示器51の回転制御を行うことが可能な構成(回転制御装置等)を設ける必要がある。
このようにすることで、液晶表示器51が実際に可動することに遊技者が興味を抱くようになり、液晶表示器51を可動させないスロットマシンよりも遊技の興趣が向上する。
このようにすることで、傾き演出で各画像の表示が妨げられることを防止でき、各画像によって遊技者に遊技状態や内部当選結果等を示唆できる。
なお、本実施形態では、傾き画像512の中央部に各画像を表示して画面の枠を越えて表示されなくなることを防止しているが、各画像が示唆する内容を遊技者が認識可能な限りにおいて、各画像の一部が液晶表示器51の画面の枠を越えて表示されないようになってもよい。例えば、キャラクタの一部(帽子、衣服)の色が判別可能であれば示唆内容を遊技者が認識可能である場合において、当該部分が全て画面に表示されていなくてもよい(キャラクタ画像の一部が画面の枠を越えて表示されなくなっていてもよい)。
このようにすることで、傾き演出で異常検出の報知が妨げられることを防止できる。
なお、本実施形態のように、サブ制御部91は、異常検出報知画像515を表示するときには傾き演出を実行しないことが好ましいが、傾きの程度によっては傾き演出の実行中に異常検出報知画像515を表示してもよい。例えば、画像の基準位置からの移動量が異常検出報知515を認識可能な程度であれば(許容範囲(所定量)を超えていなければ)、異常検出報知画像515を傾けてもよい。
上記実施形態1では、サブ制御部91は、ナビ画像513、514が表示されるナビ演出の実行中に傾き演出の実行を制限したが、遊技者の誤認を防止できる限りにおいてナビ画像513、514が表示されるナビ演出と傾き演出とを同時実行してもよい。以下、ナビ演出と傾き演出とを同時実行可能な実施形態2について説明する。
なお、本実施形態では、上記実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
このようにすることで、傾き演出によって傾いた状態のナビ画像513、514が表示されることによる遊技者の誤認を防止できる。
このようにすることで、傾き演出の実行中で第1表示領域152にナビ画像513、514を表示するナビ演出の実行を制限されているときにも第2表示領域153にナビ画像513、514を表示するナビ演出を実行することを担保できる。
上記実施形態1、2では、メイン制御部41は、サブ制御部91に1種類の内部当選コマンドを送信しているが、複数種類の内部当選コマンドを送信してもよい。以下、複数種類の内部当選コマンドを送信する実施形態3について説明する。
なお、本実施形態では、上記実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
本実施形態では、抽選対象役の種類毎に当選番号が予め割り当てられており、持ち越されることがある抽選対象役、すなわち特別役の種類毎の当選番号が設定された特別役当選番号テーブルと、持ち越されることがない抽選対象役、すなわち一般役の種類毎の当選番号が設定された一般役当選番号テーブルとがメイン制御部41のROM41cの所定領域に格納されている。
このように、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルでは、内部抽選の抽選対象役と当選番号とが対応して設定されている。
このように、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルでは、報知対象役(AT役、ナビ対象役)の一例としての押し順役(リプレイGR1〜GR26、押し順リプレイ、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4、押し順ベル)を除く内部抽選の抽選対象役と送信用当選番号とが対応して設定されているのに対して、押し順役については送信用当選番号によってそれぞれグループ化されて設定されている。
ここで、従来のスロットマシンでは、サブ制御部は、ATに制御しているか否かに関わらず、内部当選コマンドに基づいて遊技者にとって有利となる操作手順を特定可能であるので、サブ制御部側に不正がなされると、メイン制御部においてATに制御する旨が決定されていないにも関わらず、内部当選コマンドから有利な操作手順が特定され、当該操作手順がサブ制御部により報知されてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態のメイン制御部41は、内部抽選結果を特定可能な内部当選コマンドとして、内部抽選結果として特別役の当選状況を特定可能な第1の内部当選コマンド及び一般役の当選状況を特定可能な第2の内部当選コマンドを設定し、設定された当該コマンドをサブ制御部91に対して送信可能であり、ATに制御されているか否かに関わらず、報知対象役に当選したときに、報知対象役が当選した旨は特定できるが有利な停止順を特定することができないように第2の内部当選コマンドを設定する。
このようにすることで、メイン制御部41側でATに制御しているか否かに関わらず、共通の第2の内部当選コマンドを送信するので、第2の内部当選コマンドの送信に係る処理を簡素化でき、第2の内部当選コマンドから内部抽選結果に応じた有利な停止順が特定されないので、サブ制御部91側に不正がなされてもATに制御されていない状態で遊技者にとって有利な停止順がナビ演出により報知されてしまうことを防止できる。
また、内部抽選結果が報知対象役となったときに設定される当選番号として、所定の数値範囲からなる連続する数値が割り当てられているとともに、メイン制御部41は、内部抽選結果が報知対象役であるか否かを、所定制御を行う際に用いられる当選番号が報知対象役に対して割り当てられた所定の数値範囲内にあるか否かにより判定できるため、第2の内部当選コマンドを送信する際の処理を簡素化できる。
上記実施形態1〜3では、液晶表示器51、151の画像を傾けているが、これに限定されず、例えば、遊技補助表示器12の表示を傾けてもよい。以下、遊技補助表示器12の表示を傾けることが可能な実施形態4について説明する。
なお、本実施形態では、上記実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
本実施形態では、図19(A)に示すように、メイン制御部41は、スタート操作が行われると、各リールモータ32L、32C、32Rの励磁パターンとして始動パターンを設定し、停止状態にある各リールモータの各励磁相の励磁状態を始動パターンに基づいて変化させることで各リールの回転を開始させる。始動パターン設定時、ステップ数カウンタを初期化してステップ数の計数を開始する。また、励磁パターンを始動パターンから定速パターンに切り替えることで、リールの回転を所定の定速回転に制御する。その後、リールが正常に回転している場合、ステップ数カウンタが所定のステップ数(400ステップ)に達する前にリールが少なくとも1周することでリール基準位置が検出される。そして、回転中の全リールについて、リールモータの励磁パターンを定速パターンに切り替え且つリール基準位置が検出されると、回転中のリールの停止操作受付の有効化条件が成立したと判定する。有効化条件成立時、メイン制御部41は、回転中のリールの停止操作受付を有効化し、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されると、該当リールについての停止操作を有効に受け付け、当該リールの停止制御を開始する。
一方、再始動制御を行ったリールが正常に回転せずにステップ数カウンタが所定のステップ数を超える場合、ステップ数カウンタを初期化して再始動制御を繰り返し、当該リールについて連続して最大3回、再始動制御を行ったにも関わらず、ステップ数カウンタが所定のステップ数となる前にリール基準位置が検出されなかった場合、回転中の全リールを停止させ、エラー制御を開始してゲーム進行を不能化させる(図21参照)。
また、メイン制御部41は、複数のリールが回転中である状態において、何れかのリールについてステップ数カウンタが所定のステップ数を超えた場合、他のリールについてリール基準位置が検出されることなくステップ数カウンタが所定のステップ数を超えたか否かに関わらず、当該リールから順次リールの再始動制御を行い、例えば、複数のリールについて異なる時期にリールの回転状態に異常が生じたような場合も、後に異常が判断されるリールの再始動を待たずに異常が判断されたリールから順次再始動されることとなる。
また、本実施形態の遊技補助表示器12は、図23に示すように、第1〜第8セグメントをそれぞれ点灯/消灯可能な2つの表示器12L、12Rからなり、それぞれのセグメントを赤色に点灯させることが可能な表示器である。遊技補助表示器12の各セグメントは、遊技制御基板40上に設けられた所定の出力バッファに格納されている点灯態様データに基づいて、LED駆動回路47により駆動されることで、所定の点灯態様での点灯状態または消灯状態に制御されるようになっている。
図24(B)に示すように、払出枚数表示データを出力バッファに設定する際、メダルの払出枚数を表示させるように各セグメントを点灯状態とし、第8セグメントを含む他のセグメントを消灯状態とする払出枚数表示データを出力バッファに設定することで、遊技補助表示器12にメダルの払出枚数を表示する。例えば、8枚のメダルが払い出されるとき、表示器12Rの第1〜第7セグメントを点灯させる一方で、表示器12Lの全セグメント及び表示器12Rの第8セグメントを消灯させる。これにより、上述のようにナビ報知での点灯態様と払い出しメダル枚数の報知での点灯態様とが異なり、ナビ報知が行われているか、払い出されるメダルの枚数の報知が行われているかが誤認されない。
本実施形態では、図26(A)に示すように、メイン制御部41は、賭数が設定されるときに出力バッファを初期化し、遊技補助表示器12の全てのセグメントを消灯させて非表示に制御する。そして、スタート操作が行われると、リール2L、2C、2Rの回転制御を開始させる。この際、RAM41cの所定領域を参照して標準押し順のナビ番号「0」が設定されており、ナビ報知を行わない場合には、全セグメントを消灯させた状態で維持する。そして、第3停止操作が行われて全リールが停止されたときに、小役の入賞が発生していれば、払い出されるメダルの枚数を払出枚数表示データとして出力バッファに設定し、払い出されるメダルの枚数を表示させる。そして、次のゲームの賭数が設定されることで、出力バッファを再び初期化して遊技補助表示器12を非表示に制御する。これにより、ナビ報知を行わないゲームでは、賭数設定から払い出しが開始されるまでの期間、遊技補助表示器12が非表示に制御され、全リール2L、2C、2Rが停止されてメダルの払い出しが開始されたときから賭数が設定されるか待機条件(一定時間操作がない、精算操作が行われる)が成立して待機状態に移行するまでの期間、メダルの枚数を表示させるように制御されることとなる。なお、再遊技役が入賞している場合やハズレの場合、出力バッファに払出枚数表示データを設定しないことで、遊技補助表示器12の点灯態様を非表示で維持して、1ゲーム中の全ての期間に亘って、点灯態様を非表示に制御する。
そして、当該リールが所定の定速回転となったときに、該当するリールのストップスイッチによる停止操作の受け付けを有効化する。
このようにすることで、正常回転であるかが不明な状況においてリールが停止されてしまうことを防止しつつ、ナビ報知が行われずに遊技者が誤って有利操作態様以外の操作態様でストップスイッチを操作してしまうことを防止できる。
このようにすることで、メイン制御部41は、遊技補助表示器12の出力バッファにナビ報知表示データを設定してナビ報知を行っている状態で、各種エラーが検出された場合には、ナビ報知が終了されて所定の待機期間が経過したときに、遊技補助表示器12の出力バッファにエラー表示データを設定することで、ナビ報知が開始されてから終了されるまでの期間においてエラー報知が行われることを制限できる。
このようにすることで、メイン制御部41側が直接制御する表示器にナビ番号を表示させる場合に、新たな表示手段を設けることなく、所定内容としてメダルの払出枚数等を表示させる遊技補助表示器12を利用してナビ番号を表示させることにより、所定内容もナビ番号も表示することができ、遊技補助表示器12にナビ番号を表示させた後、所定内容を表示させる場合に、遊技補助表示器12の表示内容を一旦初期化して非表示としてから所定内容を表示させるので、ナビ番号と所定内容との誤認を防止できる。
なお、上記実施形態では、遊技者にとって有利な特典としてのAT等に関する制御をメイン制御部41が行う構成であるが、遊技者にとって有利な特典に関する制御の一部または全部をサブ制御部91が行う構成としても良い。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうち何れか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値の何れを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、且つ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値の何れをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
Claims (2)
- 遊技を行う遊技機であって、
前記遊技機の正面に設けられた表示領域に示唆表示を行う示唆表示手段と、
前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御を行う回動制御手段とを備え、
前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示が含まれ、
前記回動制御手段は、前記示唆表示手段によって前記表示領域に前記内容変化示唆表示を行っているときには、前記表示領域を前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態で該内容変化示唆表示が行われることを制限する、遊技機。 - 遊技を行う遊技機であって、
前記遊技機の正面に設けられた表示領域に示唆表示を行う示唆表示手段と、
前記表示領域を回動した状態に制御する回動制御を行う回動制御手段とを備え、
前記示唆表示には、前記表示領域が基準位置から所定の回動量を越えて回動した状態で表示されると前記遊技機を正面視している遊技者に対して示唆する内容が変化する内容変化示唆表示が含まれ、
前記示唆表示手段は、前記回動制御手段によって前記表示領域が前記基準位置から前記所定の回動量を越えて回動した状態になっているときには、前記内容変化示唆表示を行うことを制限する、遊技機。
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