JP2015198751A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】環状に巻きかけた配線に掛かる負荷を軽減して、配線の破損を防止する。【解決手段】支持アームに配設されると共に電気部品が配設され、駆動手段の駆動に伴って待機位置および可動位置の間で往復回転可能な可動体61と、支持アームに設けられて可動体61の回転軸線を囲う環状に延在する環状挿通部136と、導入口140aを介して環状挿通部136内へフィルムハーネスFを導入させる配線導入部140とを備え、フィルムハーネスFを保持する配線保持部70,71が環状挿通部136の内側に臨むよう可動体61に設けられ、フィルムハーネスFを待機位置から可動位置への可動体61の回転方向へ環状に延在させたもとで配線保持部70,71に保持して、可動体61の回転に伴いフィルムハーネスFの径を縮小・拡大させる。配線保持部70,71は、環状挿通部136においてフィルムハーネスFと対向する端縁部が曲面状に形成された。【選択図】図13

Description

この発明は、動作による演出が行なわれる可動演出装置を備えた遊技機に関するものである。
遊技機の一種としてのパチンコ機は、遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状に形成された枠状装飾体(所謂センター役物)が配設されており、この枠状装飾体の開口部を介して複数の図柄を変動表示して図柄変動演出を行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾体の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞部や、当り遊技の発生時等に開放する特別入賞部を設けるよう構成されたものが多数提案されている。このようなパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞部に入賞することにより、当り遊技を発生させるか否かに関する抽選を行うと共に、この抽選結果を遊技者に報せるリーチ演出等の各種の遊技演出を前記図柄表示装置で行って、当該図柄表示装置に所定の組み合わせで図柄が停止することにより前記特別入賞部が開放して多数の賞球を獲得し得るようになっている。
このようなパチンコ機では、図柄変動演出を行う図柄表示装置の他に、所要の動作により可動演出を行う可動演出装置を配設し、当該可動演出装置に備えた可動体を図柄表示装置で行われる遊技演出に合わせて動作させることにより、視覚的な演出効果を高めるよう構成されたものが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特開2012−187155号公報 特開2012−205758号公報
ここで、前記可動体と共に発光装置等の電気部品を一体で移動させる場合に、可動体の動作に際して電気部品に接続する配線が屈曲することによる断線等の破損を防止するため当該配線を環状に巻いて、可動体が待機位置から作動位置へ移動する際に環状に巻いた配線の径を拡大させて負荷を低減させる構成が特許文献1に開示されている。この構成であれば、可動体の動作に伴う配線の断線を効果的に防止できるものの、配線がそのまま環状に巻かれて、当該配線の環状部分が支持されていないため、可動体の動作に伴い環状部分が緩んだりして配線形状が安定しない問題がある。これに対して、特許文献2では、筒状に形成した突部に配線を巻きかけるよう構成されて、配線の環状部分が支持されているため、可動体の動作に伴い環状部分が緩む問題はない。一方で、特許文献2では、筒状の突部に環状に巻きかけた配線を屈曲させて、当該配線を環状に挿通する環状空間の外部に引き出し、環状空間の外部で配線が固定されている。このため、可動体を回転させた際に、環状空間の外部に引き出すために屈曲させた屈曲部分に応力が集中する懸念がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、環状に巻きかけた配線に掛かる負荷を軽減して、配線の破損を防止し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
動作により演出を行う可動演出手段(60A,60B)を備えた遊技機において、
前記可動演出手段(60A,60B)は、
支持部(121,122)と、
前記支持部(121,122)に配設されると共に電気部品(66)が配設され、駆動手段(150)の駆動に伴って待機位置および可動位置の間で往復回転可能な可動体(61,62)と、
前記支持部(121,122)に設けられて前記可動体(61,62)の回転軸線を囲う環状に延在し、配線(F)を環状に挿通可能な環状挿通部(136)と、
前記支持部(121,122)に設けられて前記環状挿通部(136)の外周側に配線(F)の導入口(140a)が連通し、当該導入口(140a)を介して環状挿通部(136)内へ配線(F)を導入させる配線導入部(140)とを備え、
前記電気部品に接続する配線(F)を保持する配線保持部(70,71)が前記環状挿通部(136)の内側に臨むよう前記可動体(61,62)に設けられ、
前記配線導入部(140)の導入口(140a)を介して環状挿通部(136)に導入された配線(F)が前記待機位置から可動位置への可動体(61,62)の回転方向へ環状に延在させたもとで前記配線保持部(70,71)に保持されて、当該待機位置から可動位置への可動体(61,62)の回転に伴い環状挿通部(136)における配線(F)の径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体(61,62)の回転に伴い環状挿通部(136)における配線(F)の径が拡大するよう構成されると共に、
前記配線保持部(70,71)は、前記環状挿通部(136)において前記可動体(61,62)の回転軸線を中心に巻かれる配線部分と対向する端縁部が曲面状に形成されたことを要旨とする。
このように、可動体に設けた配線保持部を環状挿通部の内側に臨ませて、当該環状挿通部で環状に延在させた配線を当該配線保持部に保持することで、環状挿通部から外部に引き出すために配線を屈曲させる必要がない。従って、可動体を回転させた際に、配線の屈曲部分に応力が集中して断線等が生ずるのを効果的に防止し得る。しかも、環状挿通部内で環状に巻かれた配線と対向する配線保持部の端縁部を曲面状に形成したことで、環状挿通部の内側で移動する配線保持部と接触に伴って配線が摩耗したり、傷つけられるのを効果的に防止することができる。
請求項2に係る発明は、
前記待機位置での配線保持部(70,71)は、前記可動位置での配線保持部(70,71)よりも前記配線導入部(140)の導入口(140a)に近接して位置するよう構成されて、該導入口(140a)を介して配線導入部(140)から導入された配線(F)を前記環状挿通部(136)において環状に1周回させたもとで配線保持部(70,71)に保持するよう構成されたことを要旨とする。
このように、待機位置から可動位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が拡大するよう構成したことで、待機位置にある状態で配線に掛かる負荷が軽減され、配線の断線防止を効果的に防止し得る。更に、可動位置における配線保持部よりも待機位置における配線保持部の方が配線導入部の導入口に近接して位置することで、環状挿通部内において配線を1周回させるだけでよく、可動体に配設される電気部品に接続する配線の配線長を短くできる。
請求項3に係る発明は、
前記環状挿通部(136)は、前記可動体(61,62)の回転軸線方向の一方へ開口するよう前記支持部(121,122)に設けられて、支持部(121,122)に着脱可能に取り付けられたカバー部材(143)により当該環状挿通部(136)の開口部を塞ぐよう構成されると共に、
前記カバー部材(143)には、前記可動体(61,62)の回転軸線を中心とする周方向に離間する位置に、前記環状挿通部(136)に貫通する窓口(143a)が形成されたことを要旨とする。
このように、環状挿通部の開口部を塞ぐカバー部材に窓口を形成して、当該環状挿通部内を目視し得るよう構成したことで、可動体の回転動作に伴う配線の断線や摩耗等の発生を外部から容易に確認でき、可動体の回転動作の確認やメンテナンス作業等を効率的に行い得る。
請求項4に係る発明は、
前記配線導入部(140)は、前記環状挿通部(136)の接線方向へ連続するよう設けられて、前記可動体(61,62)に接続する配線として厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネス(F)が前記可動体(61,62)の回転軸線方向と幅方向とが平行になる姿勢で当該配線導入部(140)に挿通されることを要旨とする。
このように、厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネスを用いることで、環状挿通部内で環状に巻いた配線に掛かる負荷を軽減し得ると共に、可動体の回転に合わせて速やかに環状に巻いた配線の径を縮小・拡大させることができる。
請求項5に係る発明は、
前記可動体(61,62)に設けられた1つの磁石(75)と、
前記可動体(61,62)の往復移動に伴い可動体(61,62)に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体(61,62)が待機位置にある状態で前記磁石(75)が磁着する第1の磁着部材(93)と、
前記可動体(61,62)の往復移動に伴い可動体(61,62)に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体(61,62)が可動位置にある状態で前記磁石(75)が磁着する第2の磁着部材(113)とを備え、
前記可動体(61,62)に設けた1つの磁石(75)が前記第1の磁着部材(93)および第2の磁着部材(113)の夫々に磁着することで、往復移動に伴って当該可動体(61,62)が待機位置および可動位置の両方の位置で保持されるよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動体が待機位置にある状態において当該可動体に設けた1つの磁石が第1の磁着部材に磁着すると共に、可動体が可動位置にある状態において当該1つの磁石が第2の磁着部材に磁着するよう構成したことで、待機位置および可動位置の何れの状態にあっても可動体の姿勢安定性を高めることができる。このとき、可動体に1つの磁石を設けるだけでよいため、可動演出装置のコストを押し上げることはない。また、1つの可動体の動作に伴って1つの磁石が移動するだけであるから、遊技機に備えられる磁気センサの設置位置を過剰に制約することはなく、可動演出装置の設計自由度が向上する。
請求項6に係る発明は、
前記支持部(121,122)は、駆動手段(150)の駆動に伴って往復移動するよう構成されると共に、当該支持部(121,122)の往復移動に伴い前記可動体(61,62)が支持部(121,122)に対して姿勢変位するよう構成され、
前記駆動手段(150)の駆動に伴って前記支持部(121,122)が往復移動することで、前記可動体(61,62)が待機位置および可動位置の間を往復移動するよう構成されたことを要旨とする。
このように、駆動手段の駆動に伴って往復移動する支持部に対して可動体が姿勢変位するよう構成することで、可動体の動作範囲を拡大することができる。また、可動体の動作範囲を拡大しても、1つの磁石により可動体を待機位置および可動位置の夫々で安定して保持することができる。
請求項7に係る発明は、
前記可動演出手段(60A,60B)は、
前記駆動手段(150)が配設されるベース部(80)を備え、当該ベース部(80)に対して前記支持部(121,122)が往復移動するよう構成され、
前記ベース部(80)に前記第1の磁着部材(93)を配設すると共に、前記支持部(121,122)に前記第2の磁着部材(113)を配設するよう構成されたことを要旨とする。
このように、駆動手段が設けられるベース部に第1の磁着部材を配設することで、待機位置ではベース部に対して可動体を安定した姿勢で保持し得ると共に、ベース部に対して往復移動する支持部に第2の磁着部材を配設することで、可動位置では支持部に対して可動体を安定した姿勢で保持することができる。このため、待機位置ではベース部と可動体の一体感を高め得ると共に、可動位置では支持部と可動体の一体感を高め得る。
請求項8に係る発明は、
前記ベース部(80)に対して前記支持部(121,122)の一方端部側が揺動可能に支持されると共に、当該支持部(121,122)の他方端部側に、支持部(121,122)の揺動軸線と平行な軸線を中心として回転可能に前記可動体(61,62)の長手方向の中間位置が支持され、
前記待機位置において前記支持部(121,122)の揺動軸(88)から離間する外方に位置するよう前記磁石(75)が前記可動体(61,62)に配設されて、当該待機位置にある磁石(75)が前記ベース部(80)に配設された前記第1の磁着部材(93)に磁着するよう構成されたことを要旨とする。
このように、待機位置において支持部の揺動軸から離間する外方位置において磁石を第1の磁着部材に磁着させることで、可動体を小さな磁力で待機位置に安定的に保持することができる。
本発明に係る遊技機によれば、環状に巻いた配線に掛かる負荷を軽減し得ると共に、可動体の動作に伴う配線の損傷を効果的に防止できる。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 (a)は遊技盤を示す正面図であって可動体が可動位置に移動した状態を二点鎖線で示し、(b)は上下の可動演出装置を配設した設置部材を示す正面図である。 実施例に係る上部可動演出装置の分解斜視図である。 実施例に係る上部可動演出装置の分解斜視図であって、装置本体から可動体および支持アームを分解した状態を示す。 実施例に係る上部可動演出装置の正面図であって、支持アームおよび可動体が待機位置にある状態を示す。 実施例に係る上部可動演出装置の正面図であって、支持アームおよび可動体が可動位置にある状態を示す。 (a)は第1可動体の背面図であり、(b)は第1可動体を背面側から見た分解斜視図であり、(c)は第1可動体における磁石の設置部を拡大して示す分解斜視図である。 実施例に係る装置本体を示す正面図であって、第1可動体の設置部位を拡大して示す。 (a)は第1支持アームを前側から見た分解斜視図であり、(b)は、第1支持アームを後側から見た分解斜視図である。 実施例に係る上部可動演出装置を第1支持アームのギア収容部の形成位置で縦断した要部を拡大して示す正面図であって、(a)は支持アームおよび可動体が待機位置にある状態を示し、(b)は支持アームおよび可動体が可動位置にある状態を示す。 実施例に係る上部可動演出装置を第1支持アームの配線収容部の形成位置で縦断した要部を拡大して示す背面図であって、(a)は支持アームおよび可動体が待機位置にある状態を示し、(b)は支持アームおよび可動体が可動位置にある状態を示す。 図10のA−A線断面図である。 実施例に係る第1支持アームの配線収容部を示す拡大図であって、(a)は支持アームおよび可動体が待機位置にある状態を示し、(b)は支持アームおよび可動体が可動位置にある状態を示す。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機10を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12(図示せず)が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立(後述する第1または第2の始動入賞部35,41の始動入賞口へのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄(飾図という)を表示部17aに変動表示させて図柄変動演出を行う図柄表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成してもよい。なお、球受け皿14,15については、上下2枚の球受け皿14,15を備えるものに限らず、1枚の球受け皿14,15のみを設ける構成であってもよい。
前記図柄表示装置17は、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用される。実施例に係る図柄表示装置17は、前記飾図を変動表示可能な図柄表示部(図示せず)が横並び状に3列設けられており、図柄変動演出の開始に伴い各列の飾図が予め定められた変動方向(例えば上から下への縦方向、右から左への横方向等)へ変動表示し、所定のタイミングで各列の飾図が全て停止表示されることで、1回の図柄変動演出が終了するようになっている。実施例では、基本的に飾図が縦方向へ変動表示されるよう構成されている。なお、図柄表示装置17としては、ドラム式の図柄表示装置17やドットマトリックス式の図柄表示装置17等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置17を採用し得る。
前記前枠13の右下方位置には、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられている。前記操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を操作することで、遊技領域22に打ち出されたパチンコ球が枠状装飾体50の左側を流下する所謂「左打ち」と、当該パチンコ球が枠状装飾体50の右側を流下する所謂「右打ち(ゴム打ち)」とを打ち分け得るようになっている。
(遊技盤20について)
実施例の前記遊技盤20は、図2に示すように、パチンコ球が流下可能な遊技領域22が前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)21と、該板状部材21の裏側に配設され、当該板状部材21との間に収容空間47を画成する設置部材(収容空間画成部材)45とから構成されている。前記板状部材21は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域22が画成されている。実施例の板状部材21は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間47を板状部材21の前面側から透視し得るようになっている。また、前記板状部材21と設置部材45との間の収容空間47には、可動体61,62の動作により演出を行う可動演出装置60A,60Bが設置されている。なお、前記収容空間47には、可動演出装置60A,60Bの他に、発光により演出を行う発光演出装置(図示せず)等の各種部材が設置されている。すなわち、透明な板状部材21を介して遊技盤20の前面側から収容空間47内に配設した可動演出装置60A,60Bやその他の部材を遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記図柄表示装置17は、設置部材45の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材45に設けた開口部(可視部)45cおよび枠状装飾体50(後述)の開口部50aに配設された透明パネル51を介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。
前記案内レール23は、図2に示すように、板状部材21の左下部から右上部に至るよう左方向に膨出する円弧状に形成された外レール24と、板状部材21の右上部、右下部および左上部に至るよう右方向に膨出する円弧状に形成された内レール25とから構成されている。前記内レール25は、外レール24の右上端部に連接して板状部材21の右上部から下部に亘って配設され、左端縁が右方に凹む円弧状に形成された盤面飾り部材25aと、板状部材21の下部から左上部に亘って配設されて盤面飾り部材25aの下端部に連接し、前記外レール24の右方(内側)に離間して位置するレール部材25bとから構成され、該外レール24およびレール部材25bにより1個のパチンコ球が通過可能な発射通路26が画成されている。ここで、前記内レール25を構成するレール部材25bは、前記板状部材21の左上部に開放端が臨むよう配置されて、外レール24との間に遊技領域22に開口する発射口を画成するよう構成され、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が発射通路26の下方開口から飛翔して、当該発射口から遊技領域22内に打ち出されるようになっている。
前記板状部材21には、前後に貫通する図示しない装着口が前記遊技領域22内の適宜位置に開設されて、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品が配設されている。なお、実施例の遊技盤20には、遊技盤設置部品として枠状装飾体50、第1の始動入賞部35、第2の始動入賞部41、特別入賞部42、普通入賞部38、ゲート部43等を設置する装着口が形成されている。そして、前記遊技盤20の板状部材21において遊技領域22の最下部位置に、該遊技領域22の最下部位置まで流下したパチンコ球を遊技盤20の外部に排出するアウト口30が開設されている。なお、前記アウト口30は、遊技領域22の最下部位置に形成されており、枠状装飾体50の左側および右側を流下したパチンコ球が共に到来し得るよう構成されている。すなわち、前記打球発射装置から発射されて遊技領域22を流下するパチンコ球が前記遊技盤設置部品に設けられた入球部(第1の始動入賞部35、第2の始動入賞部41、特別入賞部42、普通入賞部38、ゲート部43等)に入球することにより、入球した入球部に応じた賞球の払い出しや図柄変動演出の実行等の所定の遊技が行われ、遊技領域22の最下部まで流下したパチンコ球がアウト口30を介して機外に排出されるよう構成される。なお、前記装着口の形成数は、板状部材21に対して取り付けられる遊技盤設置部品の配設位置や配設数等に応じて適宜に決定される。
また、前記板状部材21には、前記遊技領域22内に多数の遊技釘32が設けられると共に、後述する枠状装飾体50の左側方に、遊技領域22を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する回転案内部材33が回転自在に支持されており、遊技釘32や回転案内部材33との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成されている。前記回転案内部材33は、所謂「風車」とも称される部材であって、該回転案内部材33の回転に伴ってパチンコ球を弾くように左右方向へ放出する部材である。
実施例の前記板状部材21には、図2に示すように、前記案内レール23で囲まれた遊技領域22の略中央の大部分が開口する装着口に、前後に開口する枠状に形成された枠状装飾体50が取り付けられ、該枠状装飾体50の開口部50aの後方に、前記設置部材45の開口部45cが位置するようになっている。すなわち、前記枠状装飾体50の開口部50aの後方に前記図柄表示装置17の表示部17aが位置するよう構成されている。なお、枠状装飾体50は、前記板状部材21の前面よりも前方へ突出する枠状に形成されて、当該枠状装飾体50により前記遊技領域22を左右の球流下領域に区切るよう構成されている。
また、前記板状部材21には、前記枠状装飾体50の下方位置(アウト口30の直上位置)に形成された装着口に、遊技領域22を流下するパチンコ球が入賞可能な第1の始動入賞部35が配設されている。第1の始動入賞部35は、パチンコ球が入賞可能な第1始動入賞口が遊技領域22内で常に上方開口する常時開放型の入賞部とされ、遊技盤20の遊技領域22を流下するパチンコ球の流下態様に応じて任意のタイミングで第1始動入賞口にパチンコ球が入球(入賞)し得るよう構成されている。また、前記板状部材21には、前記第1の始動入賞部35の左側方(枠状装飾体50の左下方位置)に形成された装着口(図示せず)に、遊技領域22を流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞部38が複数設けられた普通入賞ユニット37が配設されている。なお、各普通入賞部38は、前記第1の始動入賞部35と同様に、パチンコ球が入賞可能な普通入賞口が遊技領域22内で常に上方開口する常時開放型の入賞部とされ、遊技盤20の遊技領域22を流下するパチンコ球の流下態様に応じて任意のタイミングで普通始動入賞口にパチンコ球が入球(入賞)し得るようになっている。
そして、前記板状部材21には、前記第1の始動入賞部35の右側方(枠状装飾体50の右下方位置)に形成された装着口(図示せず)に、ゲート部43、第2の始動入賞部41および特別入賞部42を有する複合入賞ユニット40が配設されている。前記ゲート部43は、パチンコ球が通過可能なゲート入口およびゲート出口が遊技領域22内で常に上下に開口する常時開放型の入球部とされ、遊技盤20の遊技領域22を流下するパチンコ球の流下態様に応じて任意のタイミングでゲート入口をパチンコ球が入球(通過)して、ゲート出口を介して遊技領域22に排出されるようになっている。また、第2の始動入賞部41は、パチンコ球が入賞可能な第2始動入賞口を駆動手段の駆動に伴って開放可能に開閉部材41aで閉鎖する開閉型の入賞部とされており、遊技盤20の遊技領域22を流下するパチンコ球の流下態様および駆動手段の駆動による開閉部材41aの開放動作タイミングに応じて第2始動入賞口にパチンコ球が入賞し得るよう構成されている。同様に、特別入賞部42は、パチンコ球が入賞可能な特別入賞口を駆動手段の駆動に伴って開放可能に開閉部材42aで閉鎖する開閉型の入賞部とされており、遊技盤20の遊技領域22を流下するパチンコ球の流下態様および図示しない駆動手段の駆動による開閉部材42aの開放動作タイミングに応じて特別入賞口にパチンコ球が入賞し得るよう構成されている。なお、図2には、第2の始動入賞部41および特別入賞部42の入賞口が対応の開閉部材41a,42aで閉鎖された状態を示している。
そして、前記第1の始動入賞部35、第2の始動入賞部41、特別入賞部42および普通入賞部38の夫々は、各対応の入賞口に入賞したパチンコ球を検出する入賞検出センサ(図示せず)を備えており、各入賞検出センサがパチンコ機10の裏側に配設された制御基板に配線接続されている。そして、第1および第2の始動入賞部35,41が備える入賞検出センサの何れかによるパチンコ球の検出(パチンコ球を検出した検出信号の入力)に伴い特図当り判定条件(当り判定条件)が成立するようになっている。そして、特図当り判定条件が成立することで、特図当り(大当りや小当り)を生起させるか否かに関する特図当り判定が行われ、該判定結果が当りであった場合に、図柄表示装置17で行われる図柄変動演出の結果として所定の当り表示(例えば同一図柄の3つ揃い等)で飾図が確定停止表示されて、前記特別入賞部42の開閉部材42aを開放する遊技者に有利な当り遊技が付与されるよう構成されている。また、実施例のパチンコ機10では、前記入賞検出センサがパチンコ球を検出することで賞球払出条件が成立するよう構成されており、当該賞球払出条件の成立に伴ってメイン制御基板が図示しない払出制御装置に制御信号を出力して、所定数の賞球が前記上球受け皿14または下球受け皿15に払い出されるようになっている。
また、前記ゲート部43には、該ゲート口に入球して当該ゲート部43を通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ(図示せず)が設けられている。このゲートセンサは、パチンコ機10の裏側に配設された制御基板に配線接続されており、該ゲートセンサからメイン制御基板への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り判定条件が成立するようになっている。そして、普図当り判定条件の成立に伴って普図当りを生起させるか否かに関する普図当り判定が行われ、該判定結果が当りの判定であった場合に、前記第2の始動入賞部41の開閉部材41aを開放作動されて、当該第2始動入賞口が開放するよう構成されている。なお、実施例では、前記ゲートセンサがパチンコ球を検出することによっては賞球払出条件が成立しないよう設定されており、パチンコ球のゲート部43の通過に伴って賞球が払い出されないようになっている。
(設置部材45について)
前記設置部材45は、前記板状部材21の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板45aと、該背面板45aの外周縁部から前方に突出する外周壁部45bとから前方に開口した箱状に形成されて(図2(b)参照)、該外周壁部45bの開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材45とがネジにより固定される。また、前記設置部材45の背面板45aには、前記枠状装飾体50の開口部50aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部45cが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板45aの裏側に前記図柄表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部45cを介して図柄表示装置17の表示部17aが設置部材45(遊技盤20)の前側に臨むようになっている。そして、前記設置部材45における前記開口部45cの上方位置および下方位置の夫々に可動演出装置60A,60Bが設置されている。なお、前記開口部45cの上方に位置する可動演出装置を上部可動演出装置60Aと指称し、開口部45cの下方に位置する可動演出装置を下部可動演出装置60Bと指称して区別する場合がある。
(可動演出装置60A,60Bについて)
前記上下の可動演出装置60A,60Bは、図2〜図6に示すように、前記設置部材45に配設される装置本体80と、当該装置本体80に対して変位可能に配設された支持アーム(支持部材)121,122と、当該支持アーム121,122に対して変位可能に配設された可動体61,62と、駆動モータ(駆動手段)150および支持アーム121,122を連繋接続して駆動モータ150の駆動に伴い装置本体80に対して支持アーム121,122を変位させる駆動伝達手段100,101と、支持アーム121,122の動作に伴い当該支持アーム121,122に対して可動体61,62を変位させる作動手段110,111とを備えている。すなわち、上下の可動演出装置60A,60Bの可動体61,62は、駆動モータ150を駆動することで駆動伝達手段100,101を介して移動する前記支持アーム121,122と一体的に装置本体80に対して相対的に変位すると共に、当該支持アーム121,122の移動に伴い前記作動手段110,111を介して支持アーム121,122に対して相対的に変位するよう構成されている。ここで、実施例の上下の可動演出装置60A,60Bは、前記支持アーム121,122の一方端部側が装置本体80に対して揺動可能に枢支され、当該支持アーム121,122の他方端部側に前記可動体61,62が回転可能に枢支されており、当該支持アーム121,122の揺動に伴って可動体61,62が回転するよう構成されている。
ここで、前記上部可動演出装置60Aは、図2、図5、図6に示すように、前記支持アーム121,122および可動体61,62を左右対称となる関係で備えており、右側の支持アーム121を動作することで対応する右側の可動体61が動作すると共に、左側の支持アーム122を動作することで対応する左側の可動体62が右側の可動体61と左右対称に動作するようになっている。同様に、前記下部可動演出装置60Bは支持アーム121,122および可動体61,62を左右対称となる関係で備え,左右の支持アーム121,122および可動体61,62が左右対称に動作するよう構成される。なお、以下の説明において、上下の可動演出装置60A,60Bにおいて右側に位置する支持アームおよび可動体を第1支持アーム121および第1可動体61と指称し、左側に位置する支持アームおよび可動体を第2支持アーム122および第2可動体62と指称する場合がある。
なお、実施例の上部可動演出装置60Aおよび下部可動演出装置60Bは、基本的に上下対称な構成に形成されていることから、以下の説明では、上部可動演出装置60Aの構成について詳細に説明して、下部可動演出装置60Bに関しては同一の構成部材に対して同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、上下の可動演出装置60A,60Bにおいて、第1および第2支持アーム121,122および第1および第2可動体61,62の夫々は、基本構成が同一の左右対称部材に形成されていることから、支持アーム121,122および可動体61,62に関しては、上部可動演出装置60Aにおける第1支持アーム121および第1可動体61について詳細に説明し、他の支持アームおよび可動体については同一の構成部材に対して同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
前記上部可動演出装置60Aは、図2に示すように、前記設置部材45の開口部45cよりも上方に位置するよう装置本体80が背面板45aに取り付けられている。そして、前記駆動モータ150を駆動することで、前記上部可動演出装置60Aにおける前記第1可動体61および第2可動体62の夫々が前記設置部材45の開口部45cの外方(上方)に退避した待機位置(図2(b)、図5参照)と、当該開口部45cの前方臨む可動位置(図2(a)、図6参照)との間で移動するよう構成されている。なお、上部可動演出装置60Aは、待機位置において第1可動体61および第2可動体62の長手方向が左右に延在し、待機位置において第1支持アーム121の揺動軸88(後述)から右下方へ向けて当該第1可動体61の長手方向が延在すると共に、待機位置において第2支持アーム122の揺動軸88(後述)から左下方へ向けて当該第2可動体62の長手方向が延在する姿勢に変位するようになっている。同様に、前記下部可動演出装置60Bは、前記設置部材45に開設された開口部45cよりも下方に位置するよう装置本体80が設置部材45に取り付けられ、駆動モータ150の駆動に伴って下部可動演出装置60Bの第1可動体61および第2可動体62の夫々が待機位置から可動位置へ移動するのに伴って、前記上部可動演出装置60Aの第1可動体61および第2可動体62の夫々と上下対称となるよう姿勢変位するようになっている。なお、図2(a)には、可動位置に移動した上下の可動演出装置60A,60Bにおける各可動体61,62を二点鎖線で示してある。
(第1可動体61について)
次に、第1可動体61の構成について説明する。図7に示すように、前記第1可動体61は、前面を形成する光透過性の前面カバー体96と、前面カバー体96の裏側に配設されて当該前面カバー体96との間に基板収容部65を画成する後カバー体64とを備え、前後のカバー体により前記板状部材と平行な方向に長手方向が延在する箱状部材に形成されている。そして、後のカバー体により画成される前記基板収容部65に、前面カバー体96に向けて光を照射する発光体が実装された発光体基板66が収容されており、当該発光体基板66の発光体を発光させることで前面カバー体96を透過した光が遊技盤20の前方へ照射されるようになっている。なお、発光体としてはLED等の従来公地の発光体を採用することができる。
また、前記第1可動体61(後カバー体64)の後面には、長手方向の略中間位置に、前記作動手段を構成する前記第1支持アーム121の連繋ギア111に噛合する回転ギア68が取り付けられると共に、当該回転ギア68の中心に開設された軸固定孔68aに、前後方向へ延在する回転軸69が固定されている。そして、前記回転ギア68の後方へ突出する回転軸69が前記第1支持アーム121の軸受け筒部127(後述)に前方から挿通されて、当該第1支持アーム121に対して第1可動体61が回転軸69を中心として回転可能に支持されるようになっている。ここで、実施例の第1および第2可動体61,62は、前記回転軸69を中心として略180°の回転範囲で正逆回転し得るよう構成されている。すなわち、第1可動体61は、待機位置から可動位置へ向けて回転軸69を中心とする右回転方向へ180°回転すると共に、可動位置から待機位置へ向けて回転軸69を中心とする左回転方向へ180°回転するよう構成され、第2可動体62は、待機位置から可動位置へ向けて回転軸69を中心とする左回転方向へ180°回転すると共に、可動位置から待機位置へ向けて回転軸69を中心とする右回転方向へ180°回転するよう構成されている。
図7、図12に示すように、前記後カバー体64には、前記回転軸69から径方向に離間する位置に、前記基板収容部65に貫通するスリット孔64aが形成されている。そして、前記基板収容部65に収容された発光体基板66に接続するフィルムハーネス(配線)Fが、前記後カバー体64のスリット孔64aを介して第1可動体61の後方へ延出するようになっている。このフィルムハーネスFは、平板状に形成した複数の導線を平行に並べて絶縁体で覆うよう形成されたものであって、その厚み方向に容易に可撓変形させ得るようになっている。
また、前記後カバー体64には、図7に示すように、前記スリット孔64aの開口縁から後方へ延出する配線支持部70が形成されると共に、当該配線支持部70に対向する配線挟持片71が取り付けられて、スリット孔64aから可動体61,62の後方へ引き出されたフィルムハーネスFが、当該配線支持部70および配線挟持片71の間に挟持保持されるようになっている。すなわち、配線支持部70および配線挟持片71がフィルムハーネスFを保持する保持手段として機能しており、以下の説明において配線保持部70,71と指称する場合がある。ここで、前記フィルムハーネスFは、前記配線支持部70および配線挟持片71による保持位置において延在方向を90度転換するよう捩るように折り曲げられて、前記第1支持アーム121の環状挿通部136(後述)内において、前記回転軸69を中心とする環状にフィルムハーネスFを撓ませ得るようになっている。すなわち、前記フィルムハーネスFを環状挿通部136内で環状に延在させることで、前記第1可動体61の回転動作に伴ってケーブルに作用する負荷を軽減すると共に、フィルムハーネスFを折り曲げた重なり部を前記配線支持部70および配線挟持片71により挟持固定することで、フィルムハーネスFの折り曲げ部に応力が集中するのを防止して防いで、断線等の発生を防ぐよう構成されている。
(磁石75について)
また、図7に示すように、前記第1可動体61には、前記回転軸69から当該第1可動体61の長手方向の一端部に離間した位置に磁石75が配設されている。そして、前記待機位置において前記装置本体80に設けられた第1の板金部材93(後述)に第1可動体61の磁石75が磁着すると共に、前記可動位置において前記第1支持アーム121に設けられた第2の板金部材133(後述)に当該第1可動体61の磁石75が磁着するよう構成されている。すなわち、前記第1可動体61に設けた1つの磁石75が前記第1および第2の板金部材93,133の夫々に磁着することで、当該第1可動体61の往復回転移動に伴って待機位置および可動位置の両方の位置で保持されるようになっている。
ここで、前記第1可動体61には、前記待機位置において、前記第1支持アーム121を装置本体80に支持する揺動軸88(後述)から離間する外方に位置するよう磁石ホルダ76が形成されて、当該磁石ホルダ76に前記磁石75が配設されるようになっている。すなわち、実施例では、前記待機位置において前記第1支持アーム121の揺動軸88から最も離間する第1可動体61の端部に磁石75が配置されており、重力作用(自重)により待機位置から可動位置に変位しようとする力に抗して第1可動体61および第1支持アーム121を待機位置に安定的に保持するために必要とされる磁石75の磁力を最小限にし得るよう構成されている。
前記磁石ホルダ76は、図7に示すように、前記後カバー体64の後面から後方へ突出するよう形成されると共に、前面(前カバー体63側)に磁石75の挿入口76aが開口するよう形成されて、当該挿入口76aを介して磁石75が磁石ホルダ76の内部に内挿されるようになっている。そして、前記磁石ホルダ76の挿入口76aがキャップ部材78で塞がれて、磁石ホルダ76からの磁石75の脱落を防ぐよう構成されている。なお、前記キャップ部材78は、前記挿入口76aを介して磁石ホルダ76の内部に差し込まれる差込部78aと、該挿入口76aに隣接して形成された係合孔77に差し込まれて係脱可能に係合する係合爪部78bとを備えており、係合爪部78bを係合孔77に係合させることで、挿入口76aを介して差し込まれた差込部78aにより磁石ホルダ76の所定位置に磁石75が保持されるようになっている。
(装置本体80について)
前記装置本体80は、図4〜図6、図8に示すように、前記設置部材45における前記背面板45aの前面に固定される板状の後側基体部81と、当該後側基体部81の前面側に離間して対向するよう配設される板状の前側基体部82とを備え、当該前後の基体部81,82の間に設置空間80aが画成された横長の矩形箱状に形成されている。そして、前記前後の基体部81,82の間の設置空間80aに、前記支持アーム121,122、可動体61,62、駆動伝達手段100,101、作動手段110,111および駆動モータ150の夫々が収容配置されている。ここで、前記前後の基体部81,82の間の設置空間80aは、装置本体80の少なくとも下方(設置部材45に開設した開口部側の方向)へ開口するよう構成されており、前記駆動モータ150を駆動させた際に、待機位置から可動位置への移動に伴って当該設置空間80aの下方開口を介して第1および第2支持アーム121,122および第1および第2可動体61,62が装置本体80の下方へ突出して前記図柄表示装置17の表示部17aの前側に移動し得るようなっている。なお実施例では、前記後側基体部81の外周部から前方へ突出するよう設けられた複数の固定突部81aの突出端部に前記前側基体部82が固定されるよう構成されて、前記装置本体80の外周部が上下方向および左右側方に開口するようになっており、装置本体80の上下および左右側方から設置空間80a内を確認し得るようになっている。
また、前記装置本体80には、図3に示すように、前記前側基体部82の前面側に、前記第1および第2可動体61,62に配設された発光体基板66および駆動モータ150が接続される接続基板95が配設されており、当該接続基板95に制御装置(図示せず)が接続されるようになっている。更に、前記接続基板95の前面側に、前側基体部82および接続基板95の前面を被覆する前面カバー体96が配設されている。すなわち、前記第1および第2可動体61,62に配設された発光体基板66および駆動モータ150は、接続基板95を介して制御装置に電気的に接続されている。また、前記接続基板95の前面には、前記前面カバー体96へ向けて光を照射する発光体(図示せず)が実装されており、前記制御装置からの制御信号に基づいて、第1および第2可動体61,62の発光体基板66に設けられた発光体および接続基板95の発光体が発光および消灯するようになっている。
図4、図6、図8に示すように、前記後側基体部81には、前記設置部材45に固定される平板部83における左右方向の略中央上部位置に、当該平板部83の後方へ突出すると共に前方および上方へ開口する凹状に形成された段差部84が設けられている。そして、前記段差部84の前方に、前記駆動伝達手段を構成する複数の従動ギア100が回転可能に枢支されている。また、前記段差部84の前方には、当該段差部84との間に従動ギア100を枢支する支持板85が前記平板部83の前側に離間して対向するよう配設されると共に、当該支持板85の前面に、前記駆動モータ150が設置されるモータ設置板86が取り付けられている。そして、前記支持板85に形成された前後に貫通するモータ軸通孔85aおよびモータ設置板86に形成された前後に貫通するモータ軸通孔86aの夫々を介して、前記段差部84と支持板85との間の空間に前記駆動モータ150の駆動軸150aが突出するよう構成されて、当該空間内で駆動軸150aに取り付けられた駆動ギア151が前記従動ギア100と噛合するようになっている。ここで、前記支持板85の左右側方に位置する従動ギア100の夫々は、前記平板部83よりも前方へ突出する大きさに形成されており、前記第1および第2支持アーム121,122の夫々に対応して設けられた後述する揺動板101のギア部と噛合するよう構成されており、駆動モータ150を駆動することで各揺動板101が揺動すると共に、当該揺動板101の揺動に伴って各第2支持アーム121,122が待機位置および可動位置の間で揺動するようになっている。
前記前側基体部82には、前記後側基体部81における駆動モータ150の配設位置に対応して前後に貫通するモータ支持孔82aが形成されており、前後の基体部81,82を組み付けた際に、前記モータ設置板86に配設された駆動モータ150の後端部がモータ支持孔82aに嵌合して支持されるようになっている。すなわち、前記前側基体部82に設けたモータ支持孔82aに駆動モータ150を嵌合させることで、装置本体80の前後方向の厚みをコンパクトにして、上部可動演出装置60Aの小型化を図っている。
また、前記後側基体部81(平板部83)の前面には、図4に示すように、前記段差部84(モータ設置板86)の下方位置に、前方へ突出する支持突部87が形成されて、当該支持突部87の突出端部に、前記作動手段を構成する作動板110(後述)が取り付けられている。前記作動手段の作動板110は、前記支持突部87の突出高さ分だけ前記後側基体部81の平板部83の前方へ離間して位置しており、当該平板部83と作動板110との間に前記揺動板101が配置されている。そして、前記支持突部87の左右の端部に、前方へ開口する筒状部87aが夫々形成されており、当該左右の筒状部87aの夫々に固定された揺動軸88に対して前記第1および第2支持アーム121,122が揺動可能に支持されている。なお、前記左右の筒状部87aに固定された揺動軸88は、前記作動板110に形成された前後に貫通する通孔110aを介して、当該作動板110の前方へ突出するよう構成されて、当該作動板110の前方へ突出する揺動軸88の端部に各支持アーム121,122が支持されている。また、前記後側基体部81(平板部83)の前面において前記支持突部87を挟む左右両側方には、前方へ開口する軸支持孔89が夫々形成されており、当該軸支持孔89に支持された支軸90の夫々に、前記揺動板101が揺動可能に支持されている。
更に、前記後側基体部81(平板部83)には、図4、図6に示すように、前記軸支持孔89に支持された支軸90に支持された左右の揺動板101を挟む左右両側方に、前記第1および第2支持アーム121,122を支持する左右の揺動軸88を中心とする円弧状に延在する円弧状ガイド孔91が前後に貫通するよう形成されている。そして、右側に位置する円弧状ガイド孔91に前記第1支持アーム121に形成されたガイド軸129(後述)が前方から挿入されると共に、左側に位置する円弧状ガイド孔91に前記第2支持アーム122に形成されたガイド軸129(後述)が前方から挿入され、当該ガイド軸129が円弧状ガイド孔91内を移動し得る範囲で第1および第2支持アーム121,122が揺動可能になっている。
また、図4、図6、図8に示すように、前記後側基体部81(平板部83)の左右の両端部位置には、磁石75が磁着可能な第1の板金部材(第1の磁着部材)93が配設されており、前記第1および第2可動体61,62が待機位置にある状態で、各可動体61,62に設けられた磁石75(後述)が対応する左右の第1の板金部材93に磁着するよう構成されている。すなわち、第1の板金部材93は、可動体61,62の往復移動に伴い当該可動体61,62に対して相対的に変位する装置本体80に設けられている。ここで、第1の板金部材93は、前記後側基体部81に固定される固定板部93aと、当該固定板部93aの下端から前方へ向けて延在する磁着板部93bとからなるL字状に磁石が時着可能な金属板を屈曲して形成されており、可動位置から待機位置へ第1可動体61を移動した際に、前記第1支持アーム121の移動方向(下方から上方への移動方向)と同じ向きとなる下方側から当該第1可動体61の磁石75が対応する磁着板部93bに移動して磁着するようになっている。
更に、図4、図6に示すように、前記後側基体部81(平板部83)の左右の両端下部位置には、前記作動板110の配設位置方向および下方へ開口するガイド部97が設けられており、可動位置から待機位置へ移動する際に前記支持アーム121,122に形成されたガイド突片145(後述)を案内するようになっている。ここで、ガイド部97は、前記後側基体部81(平板部83)に形成された後ガイド面97aと、当該後ガイド面97aに対向配置される支持体97bに形成された前ガイド面97cとから構成されている。また前記後ガイド面97aおよび前ガイド面97cは、下方へ向かうにつれて相互に離間するよう湾曲させて形成されており、可動位置から待機位置へ移動する際に下方から移動する前記支持アーム121,122のガイド突片145を容易に受け入れ得るようになっている。また、右側のガイド部97の上方には、第1支持アーム121に形成された位置検出片146を検出する位置検出センサ98が配設されており、当該位置検出センサ98が位置検出片146を検出することで、第1および第2支持アーム121,122の待機位置を検出するようになっている。
(揺動板101について)
前記揺動板101は、図4、図8、図9に示すように、前記装置本体80の軸支持孔89に支持された支軸90が挿通される通孔102aが形成された平板状の支持基板102と、当該支持基板102に形成されて前記従動ギア100に噛合する揺動ギア部103と、当該支持基板102に形成されて前記支持アーム121,122の作動孔128(後述)に挿入される作動軸104とを備えている。具体的には、右側の揺動板101の作動軸104が第1支持アーム121の作動孔128に挿入されると共に、左側の揺動板101の作動軸104が第2支持アーム122の作動孔128に挿入されて、前記駆動モータ150を駆動して従動ギア100が回転するのに伴って当該左右の揺動板101が前記支軸190を中心として回転して、対応の支持アーム121,122を揺動させるようになっている。なお、前記揺動ギア部103は、前記支持基板102の後面に形成され、前記作動軸104は、支持基板102の前面外周部に前方へ突出するよう形成されて、当該作動軸104が対応する作動孔128の後方から挿入されるよう構成されている。ここで、前記装置本体80の左右の支軸90に支持される左右の揺動板101は、左右対称な形状に形成されると共に、駆動モータ150の駆動に伴い逆回転方向へ回転するよう構成されており、当該左右の揺動板101に伴って第1および第2支持アーム121,122の夫々を逆回転方向へ同期的に揺動させるようになっている。すなわち、待機位置から可動位置へ向けて移動する際に、第1支持アーム121は揺動軸88を中心として右回転方向へ揺動する一方、第2支持アーム122は揺動軸88を中心として左回転方向へ揺動し、可動位置から待機位置へ向けて移動する際に、第1支持アーム121は揺動軸88を中心として左回転方向へ揺動する一方、第2支持アーム122は揺動軸88を中心として右回転方向へ揺動するよう構成されている。
(作動板110)
また、前記作動板110は、図4、図8に示すように、横長の平板状に形成されて、前記左右の揺動板101の前側に重なるように配置されている。そして、前記作動板110の左右の側端部に、前記揺動軸88を中心とする円弧状に延在する作動ギア部110bが設けられており、当該左右の作動ギア部110bに支持アーム121,122に設けられた前記連繋ギア111が噛合するよう構成されている。具体的には、前記作動板110の右側端部の作動ギア部110bに第1支持アーム121の連繋ギア111が噛合すると共に、当該作動板110の左側端部の作動ギア部110bに第2支持アーム122の連繋ギア111が噛合するようになっている。すなわち、前記支持アーム121,122の揺動に伴って作動ギア部110bに噛合した連繋ギア111が回転され、当該連繋ギア111に回転ギア68が噛合する前記可動体61,62の夫々が回転軸69を中心として回転されるようになっている。すなわち、待機位置から可動位置への第1支持アーム121の揺動に伴って第1可動体61が回転軸69を中心として右回転方向に回転する一方、待機位置から可動位置への第2支持アーム122の揺動に伴って第2可動体62が回転軸69を中心として左回転方向に回転し、可動位置から待機位置への第1支持アーム121の揺動に伴って第1可動体61が回転軸69を中心として左回転方向に回転する一方、可動位置から待機位置への第2支持アーム122の揺動に伴って第2可動体62が回転軸69を中心として右回転方向に回転するよう構成されている。
(第1および第2支持アーム121,122について)
次に、前記第1および第2支持アーム121,122について説明する。ここで、前記第1支持アーム121および第2支持アーム122は、左右対称となる形状および構成で形成されていることから、以下の説明では、右側に位置する第1支持アーム121について説明し、第2支持アーム122については、同一の構成について同一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、前記第1支持アーム121は、図3に示すように、前記右側の揺動軸88から径方向へ延在するよう設けられると共に、前記第2支持アーム122は、前記左側の揺動軸88から径方向へ延在するよう設けられている。そして、前記揺動軸88の枢支側端部と反対側に位置する端部に、各対応の第1可動体61および第2可動体62の夫々が回転可能に支持されている。
前記第1支持アーム121は、図9に示すように、前記装置本体80に設けた揺動軸88に枢支される第1のアーム体123と、該第1のアーム体123の後方に配設される第2のアーム体125とを備え、当該第1のアーム体123および第2のアーム体125の間に、前記作動手段を構成する連繋ギア111を収容する収容部(以下、ギア収容部130という)を画成されるよう構成されている。前記第1のアーム体123および第2のアーム体125は、前後方向に部分的に重なるよう構成されており、当該第2のアーム体125の外方へ突出する第1のアーム体123の端部側(前後に重なり合わない端部側)に、前後に貫通する第1軸孔123aが形成されて、当該第1軸孔123aに前記揺動軸88が後方から挿通されることで、第1支持アーム121が装置本体80に対して揺動可能に支持されるようになっている。また、前記第1のアーム体123の側方へ突出する第2のアーム体125の端部側(前後に重なり合わない端部側)に、当該第2のアーム体125から後方へ突出する軸受け筒部127が形成されており、当該軸受け筒部127に前後に貫通する第2軸孔127aが形成されて、当該第2軸孔127aに対して前記第1可動体61の回転軸69が前方から挿通されることで、第1支持アーム121に対して第1可動体61が回転可能に支持されるようになっている。
また、図9、図11に示すように、前記第2のアーム体125には、前記第2軸孔127aの形成側端部から外方へ延出するよう平板状の位置検出片146が形成されており、前記第1支持アーム121が待機位置にある状態で前記装置本体80に設けられた位置検出センサ98に検出されるようになっている。すなわち、左右対称に一体的に第1および第2支持アーム121,122が動作する際に、第1支持アーム121に設けた位置検出片146を位置検出センサ98が検出することで、両支持アーム121,122(第1および第2可動体61,62)の待機位置が検出されるようになっている。また、前記位置検出片146の突出端部には、当該位置検出片146の端部に沿って前後方向に延在するガイド突片145が形成されており、可動位置から待機位置へ移動する際に当該ガイド突片145が装置本体80のガイド部97に案内されるようになっている。
また、図10に示すように、前記ギア収容部130は、前記第1軸孔123a側および第2軸孔127a側の夫々で開口するよう第1および第2のアーム体123,125の間に画成されている。すなわち、前記ギア収容部130に収容された連繋ギア111は、前記第1軸孔123a側および第2軸孔127a側の開口を介して当該ギア収容部130の外方へ露出するよう構成され、当該ギア収容部130の開口から露出する連繋ギア111に前記作動板110のギア部および前記第1可動体61の回転ギア68が噛合するよう構成されている。すなわち、前記第1支持アーム121が揺動軸88を中心として回転(揺動)することで、前記作動板110の作動ギア部110bに噛合する連繋ギア111が回転され、当該連繋ギア111が回転することで、連繋ギア111に噛合する回転ギア68が回転されて、前記第1可動体61が回転軸69を中心等して回転するようになっている。なお、前記ギア収容部130には、前後方向に延在する支軸111aを中心として回転可能な状態で収容された2つの連繋ギア111が相互に噛合するよう構成されて、一方の連繋ギア111に作動板110の作動ギア部110bに噛合し、他方の連繋ギア111に第1可動体61の回転ギア68に噛合するようになっている。
前記第2のアーム体125には、図9、図11に示すように、前記第1軸孔123a側の上端部に、前後に関数する作動孔128が開設されている。この作動孔128は、前記揺動軸88の径方向へ所定長さ延在する長孔状に形成されており、前記揺動板101の作動軸104が当該作動孔128に対して後方から挿入されるようになっている。これにより、前記揺動板101の回転に伴って前記第1支持アーム121が揺動軸88を中心として揺動するようになっている。そして、前記第1支持アーム121(第2のアーム体125)の後面には、前記装置本体80の円弧状ガイド孔91と前後方向に整列する位置に、後方へ向けて突出するガイド軸129が形成されて、当該円弧状ガイド孔91の前方からガイド軸129が摺動可能に挿入されている。すなわち、前記円弧状ガイド孔91に沿ってガイド軸129が移動することで、前記揺動軸88を中心として前記第1支持アーム121を安定して揺動させ得ると共に、当該円弧状ガイド孔91の延在方向の両端部にガイド軸129が当接する範囲で第1支持アーム121が揺動することで、待機位置および可動位置の間を移動可能に構成されている。
(第2の板金部材133について)
また、前記第1支持アーム121のギア収容部130には、図9、図10に示すように、前記待機位置における第1支持アーム121の下壁部に、磁石75が磁着可能な第2の板金部材(第2の磁着部材)133が配設されている。前記第2の板金部材133は、前記第1支持アーム121に対して回転変位する前記第1可動体61の磁石ホルダ76(磁石75)が対向する位置に配設されて、第1可動体61が可動位置に移動した際に、第1可動体61の磁石75が当該第2の板金部材133に磁着するようになっている。従って、待機位置から可動位置への右回転方向への回転(上方から下方への移動)に伴い、第1支持アーム121の下壁部に対して、第1可動体61の磁石75が下方から第2の板金部材133に近接移動して磁着するようになっている。すなわち、第2の板金部材133は、前記可動体61,62の往復移動に伴い当該可動体61,62に対して相対的に変位する支持アーム121,122に設けられている。なお、前記第2の板金部材133は、磁石が磁着可能な金属板から形成されて、前方へ開口するよう前記第2のアーム体125に形成された形成されたスリット溝125aに前側から差し込むことで取り付けられている。
(フィルムハーネスFの収容構造について)
また、前記第1支持アーム121(第2のアーム体125)の後面には、図9、図11〜図13に示すように、後方へ開口する円筒状の配線収容部135が形成されており、当該配線収容部135の内側中心位置に前記軸受け筒部127が後方へ突出するよう設けられている。そして、前記配線収容部135の底面に、前記軸受け筒部127を中心とした円弧状に延在する円弧状孔部131が前後に貫通するよう形成されており、軸受け筒部127の第2軸孔127aに第1可動体61の回転軸69を挿通した際に、当該第1可動体61に設けられた前記配線保持部70,71が円弧状孔部131を介して配線収容部135の内側まで挿通されるようになっている。すなわち、前記第1支持アーム121は、前記配線収容部135の内周面135aと軸受け筒部127の外周面127bとの間に、前記第1可動体61の回転軸69線(回転軸69)を囲う環状に延在する配線挿通部が画成されると共に、当該環状挿通部136の内側に前記第1可動体61の配線保持部70,71が臨む(位置する)よう構成されており、環状挿通部136内において軸受け筒部127の周りを環状に延在させたフィルムハーネスFが配線保持部70,71に挟持保持されるようになっている。
前記第1支持アーム121には、図11、図13に示すように、前記配線収容部135(環状挿通部136)に連通する配線導入部140が形成されており、前記接続基板95に接続したフィルムハーネスFを、当該配線導入部140を介して配線収容部135まで案内するようになっている。ここで、前記配線導入部140は、前記待機位置にある状態で前記第1のアーム体123の上端部から後方へ延出する外壁部124と、当該第1のアーム体123の外壁部124に対向する前記第2のアーム体125の外壁部126との間にスリット状に画成され、前記ギア収容部130の外縁部(上縁部)に沿って延在するよう形成されている。そして、前記第1軸孔123aの形成側端部で開口する配線導入部140の開口を介して、前記接続基板95から導出したフィルムハーネスFを配線導入部140に導入し得るようになっている。また、前記配線導入部140は、前記配線収容部135の内周面135aに形成されたスリット状の導入口140aを介して当該配線収容部135(環状挿通部136)に連通するよう構成されており、当該導入口140aを介して配線導入部140から環状挿通部136にフィルムハーネスFを導入し得るようになっている。すなわち、前記配線導入部140は、前記環状挿通部136の接線方向へ連続するよう設けられて、当該配線導入部140に、前記第1可動体61の回転軸線方向と幅方向とが平行になる姿勢で前記フィルムハーネスFが挿通されている。従って、配線導入部140の導入口140aを介して環状挿通部136に導入されたフィルムハーネスFを、厚み方向に撓ませて前記回転軸69を中心とした環状に前記軸受け筒部127の外周周りに巻き付けるよう無理なく環状に延在させ得るようになっている。
ここで、図11、図13に示すように、前記配線導入部140の導入口140aを介して環状挿通部136に導入されたフィルムハーネスFは、当該環状挿通部136において前記待機位置から可動位置への第1可動体61の回転方向(すなわち第1可動体61では右回転方向であり)へ軸受け筒部127の外周に環状に巻き付けるよう延在させたもとで、環状挿通部136(配線収容部135)内で前記配線保持部70,71に保持されてている。ここで、前記フィルムハーネスFは、前記待機位置から可動位置への第1可動体61の回転を許容し得るよう弛ませた状態で軸受け筒部127の外周側に環状に延在するよう構成されており、第1可動体61の回転に伴い軸受け筒部127に巻き付けたフィルムハーネスFの巻き付けが弛んだり(弛緩)、巻き取られる(収縮)ことで、当該第1可動体61の往復回転運動を許容している。すなわち、待機位置から可動位置へ第1可動体61を回転させるのに伴って環状挿通部136で環状に延在するフィルムハーネスFが巻き取られて径が縮小すると共に、可動位置から待機位置へ第1可動体61を回転させるのに伴って当該フィルムハーネスFの巻き付けが弛んで径が拡大するよう構成されている。このように、前記フィルムハーネスFを配線収容部135内で軸受け筒部127に環状に巻き付けることで、前記第1可動体61の回転動作に伴ってケーブルに作用する負荷を軽減し、断線等の発生を防止している。
また、図13に示すように、前記配線保持部70,71は、前記第1可動体61が可動位置にある状態よりも待機位置にある状態で前記配線導入部140の導入口140aに近接して位置するよう構成されている。すなわち、前記第1可動体61が待機位置にある状態では、前記軸受け筒部127(回転軸69)よりも配線導入部140の導入口140a側に前記配線保持部70,71が位置し、第1可動体61が可動位置にある状態では、当該軸受け筒部127(回転軸69)を挟んで配線導入部140の導入口140aと反対側に配線保持部70,71が位置するようになっている。従って、第1可動体61が待機位置から可動位置に移動する際に、前記配線保持部70,71が配線導入部140の導入口140aから離間するよう移動するのに伴ってフィルムハーネスFが巻き取られ(環状に巻いた径が縮小し)、第1可動体61が可動位置から待機位置に移動する際に、配線保持部70,71が配線導入部140の導入口140aに近接するよう移動するのに伴ってフィルムハーネスFが弛む(環状に巻いた径が拡大する)ようになっている。すなわち、第1可動体61が待機位置にある状態でフィルムハーネスFが最も弛んだ状態となるよう構成されている。
ここで、前記配線導入部140の導入口140aから配線収容部135内に導入されたフィルムハーネスFは、前記第1可動体61が待機位置にある状態で、前記環状挿通部136内において前記軸受け筒部127(回転軸69)を中心として環状に1周回させた状態で前記第1可動体61の前記配線保持部70,71に挟持保持されるよう構成されている。なお、フィルムハーネスFを環状に1周回させた状態としては、当該フィルムハーネスFが完全に1周回する状態であるだけでなく、前記第1可動体61が待機位置にある状態で前記回転軸69および配線導入部140の導入口140aを結ぶ線分L(図13参照)を超えるように環状に巻かれた状態にあればよい。
図7、図13に示すように、前記配線保持部70,71における前記軸受け筒部127から離間する外側面(配線収容部135の内周面135aに対向する配線挟持片71)には、前記第1可動体61の回転方向の両端部を曲面状に湾曲させて曲面部72が形成されている。すなわち、前記配線保持部70,71は、前記環状挿通部136において前記フィルムハーネスFと対向する側面側における回転方向の両端縁部が曲面状に形成されており、待機位置および可動位置の間で第1可動体61を回転させた際に配線保持部70,71の曲面部72がフィルムハーネスFを滑らかに誘導することで、当該フィルムハーネスFの傷つきや摩耗を防ぐようになっている。このように、配線保持部70,71におけるフィルムハーネスFと対向する端縁部に曲面部72を形成することで、待機位置におけるフィルムハーネスFの余剰長さを最小限にしている。
また、図9、図12に示すように、前記第1支持アーム121の後面には、前記配線収容部135(環状挿通部136)の後方開口および配線導入部140の後方開口を塞ぐ裏カバー部材143が配設されており、当該配線収容部135や配線導入部140からのフィルムハーネスFの脱落を防止している。この裏カバー部材143における前記配線収容部135(環状挿通部136)の被覆部分には、前記第1可動体61の回転軸69を中心とする周方向に離間する位置に、前後に貫通する複数(実施例では4つ)の窓口143aが形成されている。前記窓口143aは、前記配線収容部135(環状挿通部136)の内側で開口するよう形成されており、当該窓口143aを介して第1支持アーム121の外側から環状挿通部136内のフィルムハーネスFを目視により確認し得るようになっている。
(実施例の作用について)
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用に関して説明する。
前記パチンコ機10の前面に設けられた前記操作ハンドル16を遊技者が回転操作すると、打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記遊技盤20に設けた案内レール23により画成された遊技領域22内に打ち出されて、遊技領域22に打ち出されたパチンコ球が遊技盤20上に設けた遊技釘32等に接触して流下方向を変更しながら流下する。そして、前記遊技領域22を流下する過程で、パチンコ球が第1または第2の始動入賞部35,41の始動入賞口に入賞することを契機として大当り抽選が行われると共に、制御装置の制御に基づいて前記図柄表示装置での図柄変動演出が開始され、大当りに当選した場合には、図柄変動演出の結果として図柄表示装置17に所定の当り表示(例えば同一図柄の3つ揃い等)が表示されて大当りが発生する。大当りが発生すると、図柄表示装置17に表示された図柄組み合わせに応じて、前記遊技盤20の下方に設けられた特別入賞部42が開放されると共に、制御装置の制御に基づいて図柄表示装置17において大当り遊技演出が行なわれる。
そして、前記図柄表示装置17で展開される図柄変動演出や大当り遊技演出等に合わせて、制御装置からの制御信号に基づいて前記上下の可動演出装置60A,60Bを作動させて、当該上部可動演出装置60Aが備える第1および第2可動体61,62や、下部可動演出装置60Bが備える第1および第2可動体61,62の夫々を待機位置および可動位置の間で動作演出が行なわれる。また、前記上下の可動演出装置60A,60Bでは、前記図柄表示装置17で展開される図柄変動演出や大当り遊技演出等に合わせて、前記各可動体61,62が備える発光体基板66の発光体が制御装置からの制御信号に基づいて発光されて、発光演出が行なわれるようになっている。
ここで、前記上下の可動演出装置60A,60Bの第1および第2可動体61,62は、磁石ホルダ76に1つの磁石75が配設されており、当該各第1および第2可動体61,62が待機位置にある状態では装置本体80に配設された第1の板金部材93の磁着板部93bに当該磁石75が磁着し、各第1および第2可動体61,62が可動位置にある状態では各対応の第1および第2支持アーム121,122に配設された第2の板金部材133に同じ磁石75が磁着して、往復移動に伴って各可動体61,62が待機位置および可動位置の両方の位置で磁力により保持されるよう構成してある。このように各可動体61,62に設けた磁石75が第1の板金部材93および第2の板金部材133に磁着することで、当該磁石75の磁力により待機位置および可動位置の何れの位置にあっても可動体61,62の姿勢安定性を高めることができる。従って、上下の可動演出装置60A,60Bの各第1および第2可動体61,62が待機位置にある状態で、当該上下の可動演出装置60A,60Bに振動が伝わったとしても、各可動体61,62が待機位置から移動することを防止できる。
また、上部可動演出装置60Aおよび下部可動演出装置60Bを単独で動作させて待機位置から可動位置に移動させた際には、左右対称に動作する第1および第2可動体61,62を、磁石75の磁力により可動位置において左右対称に揃った姿勢に安定して保持することができ、見栄えのよい可動演出を行うことができる。そして、上部可動演出装置60Aおよび下部可動演出装置60Bを同時に動作させて待機位置から可動位置に移動させた際には、各可動演出装置60A,60Bにおいて上下および左右対称に動作する第1および第2可動体61,62を、磁石75の磁力により上下および左右対称に揃った姿勢に安定して保持することができ、より一層見栄えのよい可動演出を行うことができ、遊技の興趣を高め得る。
前記上下の可動演出装置60A,60Bにおける各可動体61,62は、各可動体61,62が備える1つの磁石75で待機位置および可動位置の夫々に保持させることができるから、可動演出装置60A,60Bのコストを押し上げることはない。また、1つの可動体61,62が動作する際に1つの磁石75が移動するだけであるから、パチンコ機10に備えられる磁気センサの設置位置を過剰に制約することはなく、可動演出装置60A,60Bの設計自由度を向上することができる。
前記上下の可動演出装置60A,60Bは、駆動モータ150の駆動に伴って往復揺動する第1および第2支持アーム121,122の夫々に前記第1および第2可動体61,62が配設されて、当該第1および第2支持アーム121,122の往復揺動に伴い対応する第1および第2可動体61,62が回転(姿勢変位)するよう構成されている。このように、駆動モータ150の駆動に伴って往復揺動する各支持アーム121,122に対して対応の可動体61,62が回転(姿勢変位)するよう構成することで、可動体61,62を定位置で動作させる構成よりも動作範囲を拡大することができると共に、可動体61,62の動作を複雑にすることができるから、可動演出による演出効果の向上を図り得る。そして、可動体61,62の動作範囲を拡大しても、1つの磁石75により各可動体61,62を待機位置および可動位置の夫々で安定して磁着保持することができるから、見栄えのよい可動演出を行うことができ、遊技の興趣を高め得る。
また、第1および第2支持アーム121,122が揺動可能に支持される装置本体80に前記第1の板金部材93を配設し、各支持アーム121,122に第2の板金部材133を配線したことで、待機位置では装置本体80に対して各可動体61,62を安定した姿勢で保持し得ると共に、可動位置では支持アーム121,122に対して可動体61,62を安定した姿勢で保持することができる。このため、待機位置では装置本体80と可動体61,62の一体感を高め得ると共に、可動位置では支持アーム121,122と可動体61,62の一体感を高め得る。また、待機位置において第1の板金部材93に磁石75を磁着させて装置本体80に対して各可動体61,62を安定して保持することで、当該各可動体61,62が配設された支持アーム121,122の装置本体80に対する安定性を高めることができる。すなわち、各可動体61,62に磁石75を設けることで支持アーム121,122を安定した姿勢で保持することができるから、当該支持アーム121,122を待機位置で保持する磁石75を別途設ける必要はなく、コスト削減や磁石75の配設設数の抑制を図ることができる。
更に、前記支持アーム121,122の一方端部側を前記装置本体80に対して揺動可能に支持すると共に、当該支持アーム121,122の他方端部側に、支持アーム121,122の揺動軸88線と平行な軸線を中心として回転可能に対応の可動体61,62の長手方向の中間位置を支持することで、支持アーム121,122の揺動に伴って上下方向に変位する端部において可動体61,62を回転させることができる。このとき、支持アーム121,122のギア収容部130に配設した連繋ギア111が、装置本体80に設けた作動ギアに沿って移動することで、各支持アーム121,122に対応する可動体61,62を回転させることができ、各可動体61,62を動作させるための駆動手段を別に備える必要がないから、支持アーム121,122や可動体61,62の小型化・軽量化を図ることができる。
そして、待機位置では前記支持アーム121,122の揺動軸88から離間する外方に位置するよう対応する可動体61,62の端部に磁石75が配設されており、当該磁石75が前記装置本体80の第1の板金部材93に磁着する。このため、待機位置において支持アーム121,122の揺動軸88から最も離間する端部位置(外方位置)において磁石75を第1の板金部材93に磁着させることで、各支持アーム121,122および可動体61,62を保持するのに必要とされる磁石75の磁力を極力小さくできる。すなわち、小さな磁力で各支持アーム121,122および可動体61,62を待機位置に安定的に保持することができる。そして、可動体61,62に設けられる磁石75の磁力を小さくすることで、支持アーム121,122や可動体61,62の動作に伴って移動する磁石75が影響を及ぼす範囲を極力抑えることができるから、当該磁石75がパチンコ球の挙動に影響を与えるのを防止することができると共に、磁気センサの設置位置を過剰に制約することはなく、可動演出装置60A,60Bの設計自由度を高めることが可能となる。
また、実施例に係る上部可動演出装置60Aでは、可動位置から待機位置に変位させた際には前記各支持アーム121,122の夫々が下方から上方へ向けて移動すると共に、回転動作する各可動体61,62における磁石75の配設端部(磁石ホルダ76)が下方から上方へ向けて移動しつつ第1の板金部材93(磁着板部93b)に対して近接して磁石75が磁着するよう構成されている。すなわち、可動位置から待機位置に変位させる際に支持アーム121,122における可動体61,62の配設端部が移動する方向と、第1の板金部材93に対して磁石75が近接移動する方向とを一致させることで、駆動モータ150の駆動を停止した際に支持アーム121,122が慣性力で上方へ揺動する勢いを利用して磁石75を第1の板金部材93に対して相対的に近づけることができ、第1の板金部材93に対して磁石75を確実に磁着させるこことができる。反対に、実施例に係る上部可動演出装置60Aでは、待機位置から可動位置に変位させる際には前記各支持アーム121,122の夫々が上方から下方へ向けて移動すると共に、回転動作する各可動体61,62における磁石75の配設端部(磁石ホルダ76)が下方から上方へ向けて移動しつつ第2の板金部材133(磁着板部93b)に対して近接して磁石75が磁着するよう構成されている。すなわち、待機位置から可動位置に変位させる際に支持アーム121,122における可動体61,62の配設端部が移動する方向と、第2の板金部材133に対して磁石75が近接移動する方向とを逆向きにすることで、駆動モータ150の駆動を停止した際に支持アーム121,122が慣性力で下方へ揺動する勢いを利用して磁石75を第2の板金部材133に対して相対的に近づけることができ、第2の板金部材133に対して磁石75を確実に磁着させるこことができる。なお、下部可動演出装置60Bについても、待機位置から可動位置への移動および可動位置から待機位置への移動に伴って磁石75を対応する板金部材93,133に対して相対的に近接移動させることができ、上部可動演出装置60Aと同じことがいえる。
ここで、前記各可動体61,62に配設された発光体基板66を装置本体80((前側基体部82)に配設した接続基板95に接続するフィルムハーネスFは、可動体61,62の回転軸69を囲繞するよう対応の支持アーム121,122に設けられた前記配線収容部135の環状挿通部136に一定方向に延在するよう軸受け筒部127に巻き付けられている。このため、前記可動体61,62が待機位置および可動位置に回転移動するのに伴って、軸受け筒部127に対するフィルムハーネスFの巻き付け部分が収縮・弛緩するよう撓む。従って、前記可動体61,62の回転に伴いフィルムハーネスFに対して屈曲動作する負荷が掛からないから、ケーブル内部の導線の断線を防止でき、当該可動体61,62を繰り返し往復回転運動させ得る。このように、厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネスFを用いることで、環状挿通部136内で環状に巻いたフィルムハーネスFに掛かる負荷を軽減し得ると共に、可動体61,62の回転に合わせて速やかに環状に巻いたケーブルの径を縮小・拡大(収縮・弛緩)させることができる。
しかも、前記フィルムハーネスFは、配線収容部135の外周面127bに開口する配線導入部140の導入口140aを介して環状挿通部136に導入されて、当該環状挿通部136の内側に突出する各可動体61,62の配線保持部70,71に保持されているから、可動体61,62の回転に伴うケーブルの変形が環状挿通部136の内部(すなわち軸受け筒部127に対する巻き付け部分)に限定されるから、フィルムハーネスFの屈曲部や予期しない部位に負荷が掛かるのを防止でき、当該フィルムハーネスFの断線を効果的に防止し得る。すなわち、可動体61,62に設けた配線保持部70,71を環状挿通部136の内側に臨ませて、当該環状挿通部136で環状に延在させたフィルムハーネスFを当該配線保持部70,71に保持することで、環状挿通部136から外部に引き出すためにケーブルを屈曲させる必要がない。従って、可動体61,62を回転させた際に、配線の屈曲部分に応力が集中して断線等が生ずるのを効果的に防止し得る。そして、配線導入部140の導入口140aを配線収容部135の外周面127bに開口させることで、フィルムハーネスFを屈曲させることなく配線導入部140から配線収容部135(環状挿通部136)に導入することができ、可動体61,62の回転に伴ってフィルムハーネスFの径が縮小・拡大(収縮・弛緩)する際に、当該ケーブルにおける配線導入部140から配線収容部135(環状挿通部136)への導入部分に過剰な負荷が掛かるのを防ぐことができる。
また。前記配線保持部70,71は、前記環状挿通部136において前記可動体61,62の回転軸69線を中心に巻かれるケーブル部分と対向する端縁部に曲面状に湾曲した曲面部72が設けられている。このように、環状挿通部136内で環状に巻かれたフィルムハーネスFと対向する配線保持部70,71の端縁部を曲面状に形成したことで、環状挿通部136の内側で移動する配線保持部70,71と接触に伴って配線が摩耗したり、傷つけられるのを効果的に防止することができ、ケーブルの断線をより効果的に防止することができる。そして、前記フィルムハーネスFは、前記軸受け筒部127の外側に環状に延在する環状挿通部136内で巻き付けられているから、可動体61,62の回転動作時に弛緩したフィルムハーネスFの巻き付け部分を常に配線収容部135(環状挿通部136)内に収容でき、ケーブルの噛み込みによる断線等の不具合を防ぐことができる。
また、前記配線収容部135(環状挿通部136)の後方開口を、前記各支持アーム121,122の後面に配設した裏カバー部材143で塞ぐよう構成したことで、軸受け筒部127に巻き付けたフィルムハーネスFの巻き付け部分が収縮・弛緩するよう撓んだ際に配線収容部135(環状挿通部136)から脱落するのを防止できる。同様に、前記裏カバー部材143により配線導入部140の後方開口を塞いでいるから、支持アーム121,122が揺動した際に配線導入部140からフィルムハーネスFが脱落するのを確実に防止することができる。更に、前記配線収容部135(環状挿通部136)の開口部を塞ぐ裏カバー部材143には、可動体61,62の回転方向にに離間する複数位置に、当該環状挿通部136に開口する窓口143aを形成して、当該環状挿通部136内を外部から目視し得るよう構成したことで、可動体61,62の回転動作に伴う配線の断線や摩耗等の発生を外部から容易に確認でき、可動体61,62の回転動作の確認やメンテナンス作業等を効率的に行い得る。
また、実施例に係る上下の可動演出装置60A,60Bでは、前記各可動体61,62が待機位置にある状態では、前記軸受け筒部127(回転軸69)よりも配線導入部140の導入口140a側に配線保持部70,71が位置し、各可動体61,62が可動位置にある状態では、当該軸受け筒部127(回転軸69)を挟んで配線導入部140の導入口140aと反対側に配線保持部70,71が位置している。すなわち、待機位置から可動位置への可動体61,62の回転に伴い環状挿通部136におけるフィルムハーネスFの径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体61,62の回転に伴い環状挿通部136におけるフィルムハーネスFの径が拡大するようになっているおり、待機位置においてフィルムハーネスFが最も弛んだ状態とされている。従って、遊技が行われる過程において可動体61,62が保持される時間が長くなる待機位置にある状態においてフィルムハーネスFに掛かる負荷を軽減することができ、当該ケーブルの断線を効果的に防止し得る。更に、可動位置における配線保持部70,71よりも待機位置における配線保持部70,71の方が配線導入部140の導入口140aに近接して位置させることで、環状挿通部136内においてフィルムハーネスFを1周回させるだけでケーブルに掛かる負荷の軽減を図り断線を防止しつつ当該ケーブルの配線長を最小限まで短くできる。このように、可動体61,62に配設される発光体基板66に接続するフィルムハーネスFの配線長を、当該可動体61,62の回動作を許容する範囲で短くしつつ、可動体61,62の動作に伴う当該ケーブルの損傷を効果的に防止することができる。
(変更例)
なお、遊技機としては、実施例に示したものに限らず、種々の構成を採用可能である。
(1) 実施例では、可動体を待機位置および可動位置の間で往復回転するよう構成したが、当該可動体を直線的に移動するよう構成してもよく、待機位置および可動位置の間で可動体が往復移動する構成であればよい。
(2) 実施例では、可動体が配設される支持部(支持アーム)を揺動軸を中心として揺動するよう構成したが、当該支持部を直線的に移動するよう構成してもよく、待機位置および可動位置の間で支持部が往復移動する構成であればよい。
(3) 実施例では、可動体を支持部(支持アーム)に配設して、当該可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置(装置本体および支持部)に第1の磁着部材および第2の磁着部材を配設するよう構成したが、可動体を装置本体に配設して可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する装置本体に第1および第2の磁着部材を配設するようにしてもよい。
(4) 実施例では、第1および第2の磁着部材として可動体の磁石が磁着可能な金属板を採用したが、当該第1および第2の磁着部材に磁石を採用して可動体の磁石と磁着するよう構成することもできる。この場合には、磁石の配設数が増加するものの、1つの可動体の動作に伴って1つの磁石が移動するだけであるから、実施例と同様に遊技機に備えられる磁気センサの設置位置を過剰に制約することはなく、可動演出装置の設計自由度の向上を図り得る。
(5) 実施例では、可動演出装置を設置部材に配設するよう構成したが、当該可動演出装置を板状部材に配設してもよく、また、中枠(本体枠)や前枠(装飾枠)等の遊技機の枠体に対して配設するようにしてもよい。また、可動演出装置をスロットマシン機(回胴式遊技機)に採用する場合には、当該スロットマシン機の本体をなす筐体や筐体の開口を塞ぐ扉体に対して可動演出装置を配設する構成も採用可能である。
(6) 実施例では、可動位置から待機位置に変位させた際に支持部における可動体の配設端部が移動する方向に前記磁石が前記第1の磁着部材に対して近接移動して磁着するよう構成したがが、支持部における可動体の配設端部が移動する方向と反対方向に磁石が第1の磁着部材に対して近接移動するようにしてもよい。
(7) 実施例では、可動体の回転軸が挿通される軸受け筒部の周りに環状挿通部を形成して配線(フィルムハーネス)を巻き付けるようにしたが、当該軸受け筒部とは別に配線の巻き付け部を形成してもよい。
(8) 実施例では、可動体を支持部(支持アーム)に配設して、当該可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置(装置本体および支持部)に第1の磁着部材および第2の磁着部材を配設するよう構成したが、可動体を装置本体に配設して、当該装置本体に環状挿通部を形成するようにしてもよい。また、環状挿通部を可動体に設けるようにしてもよい。
(9) 前記可動体に配設される電気部品としては、実施例に示した発光体基板に限られるものではなく、電気的に作動する部品であればよく、また可動体に配設される電気部品の設置数も適宜に決定される。
(10) 実施例では、遊技盤を透明板から構成したが、これに限られるものではなく、遊技盤を合板や合成樹脂材等により不透明に形成するようにしてもよい。
(11) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
また本願には、例えば次のような技術的思想が含まれている。
請求項8記載の構成を含む遊技機に関し、
前記可動体(61,62)には、可動位置から待機位置に変位させた際に前記支持部(121,122)における可動体(61,62)の配設端部が移動する方向に前記磁石(75)が前記第1の磁着部材(93)に対して近接移動して磁着するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動位置から待機位置に変位させる際に支持部における可動体の配設端部が移動する方向と、第1の磁着部材に対して磁石が近接移動する方向とを一致させることで、支持部が揺動に伴って磁石を第1の磁着部材に向けて付勢することができ、第1の磁着部材に対して磁石を確実に磁着させるこことができる。
60A 上部可動演出装置(可動演出手段)
60B 下部可動演出装置(可動演出手段)
61 第1可動体(可動体)
62 第2可動体(可動体)
66 発光体基板(電気部品)
75 磁石
80 装置本体(ベース部)
93 第1の板金部材(第1の磁着部材)
121 第1支持アーム(支持部)
122 第2支持アーム(支持部)
133 第2の板金部材(第2の磁着部材)
136 環状挿通部
140 配線導入部
140a 導入口
143 裏カバー部材(カバー部材)
143a 窓口
150 駆動モータ(駆動手段)
F フィルムハーネス(配線)

Claims (8)

  1. 動作により演出を行う可動演出手段を備えた遊技機において、
    前記可動演出手段は、
    支持部と、
    前記支持部に配設されると共に電気部品が配設され、駆動手段の駆動に伴って待機位置および可動位置の間で往復回転可能な可動体と、
    前記支持部に設けられて前記可動体の回転軸線を囲う環状に延在し、配線を環状に挿通可能な環状挿通部と、
    前記支持部に設けられて前記環状挿通部の外周側に配線の導入口が連通し、当該導入口を介して環状挿通部内へ配線を導入させる配線導入部とを備え、
    前記電気部品に接続する配線を保持する配線保持部が前記環状挿通部の内側に臨むよう前記可動体に設けられ、
    前記配線導入部の導入口を介して環状挿通部に導入された配線が前記待機位置から可動位置への可動体の回転方向へ環状に延在させたもとで前記配線保持部に保持されて、当該待機位置から可動位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が拡大するよう構成されると共に、
    前記配線保持部は、前記環状挿通部において前記可動体の回転軸線を中心に巻かれる配線部分と対向する端縁部が曲面状に形成された
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記待機位置での配線保持部は、前記可動位置での配線保持部よりも前記配線導入部の導入口に近接して位置するよう構成されて、該導入口を介して配線導入部から導入された配線を前記環状挿通部において環状に1周回させたもとで配線保持部に保持するよう構成された請求項1記載の遊技機。
  3. 前記環状挿通部は、前記可動体の回転軸線方向の一方へ開口するよう前記支持部に設けられて、支持部に着脱可能に取り付けられたカバー部材により当該環状挿通部の開口部を塞ぐよう構成されると共に、
    前記カバー部材には、前記可動体の回転軸線を中心とする周方向に離間する位置に、前記環状挿通部に貫通する窓口が形成された請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記配線導入部は、前記環状挿通部の接線方向へ連続するよう設けられて、前記可動体に接続する配線として厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネスが前記可動体の回転軸線方向と幅方向とが平行になる姿勢で当該配線導入部に挿通される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記可動体に設けられた1つの磁石と、
    前記可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体が待機位置にある状態で前記磁石が磁着する第1の磁着部材と、
    前記可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体が可動位置にある状態で前記磁石が磁着する第2の磁着部材とを備え、
    前記可動体に設けた1つの磁石が前記第1の磁着部材および第2の磁着部材の夫々に磁着することで、往復移動に伴って当該可動体が待機位置および可動位置の両方の位置で保持されるよう構成された請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記支持部は、駆動手段の駆動に伴って往復移動するよう構成されると共に、当該支持部の往復移動に伴い前記可動体が支持部に対して姿勢変位するよう構成され、
    前記駆動手段の駆動に伴って前記支持部が往復移動することで、前記可動体が待機位置および可動位置の間を往復移動するよう構成された請求項5記載の遊技機。
  7. 前記可動演出手段は、
    前記駆動手段が配設されるベース部を備え、当該ベース部に対して前記支持部が往復移動するよう構成され、
    前記ベース部に前記第1の磁着部材を配設すると共に、前記支持部に前記第2の磁着部材を配設するよう構成された請求項6記載の遊技機。
  8. 前記ベース部に対して前記支持部の一方端部側が揺動可能に支持されると共に、当該支持部の他方端部側に、支持部の揺動軸線と平行な軸線を中心として回転可能に前記可動体の長手方向の中間位置が支持され、
    前記待機位置において前記支持部の揺動軸から離間する外方に位置するよう前記磁石が前記可動体に配設されて、当該待機位置にある磁石が前記ベース部に配設された前記第1の磁着部材に磁着するよう構成された請求項7記載の遊技機。
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