JP2007167177A - カウンターの接合構造 - Google Patents

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Mitsuo Inoguchi
光男 井野口
Hiromi Aono
博美 青野
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Abstract

【課題】接合すべき両カウンターの接合作業を簡単に行うことができると共に、高精度な接合状態が容易に得られるカウンターの接合構造を提供する。
【解決手段】キャビネットの上面に配置される一対のカウンターを、両カウンターの接合端部に固着した接合具を介して接合するカウンターの接合構造であって、前記接合具は、両カウンターの高さ方向の位置調整機能を有する第1接合具と、両カウンターの奥行方向の位置調整機能を有する第2接合具とを備える。第1接合具は互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、上方向調整手段と下方向調整手段を有して複数個配置される。第2接合具は互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、少なくとも手前方向調整手段と奥方向調整手段を有して少なくとも1個配置される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、システムキッチン等のキャビネット上面に配置されるカウンターに係わり、特に複数枚のカウンターを接合するためのカウンターの接合構造に関する。
従来、例えばシステムキッチンにおいては、内部に引出や収納庫が設けられた状態で枠組み構成されたキャビネットを有し、このキャビネットの上面にはシンク等を有するカウンターが配置されている。この時、カウンターがL型カウンターの場合には、複数のカウンターをコーナ部で接合することによって構成されており、この種のカウンターの接合構造しては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示のものが知られている。
特許文献1に開示の接合構造は、一対のカウンターの接合端部裏面に桟材をそれぞれ固着し、この桟材に設けた複数個のボルト貫通孔にボルトを貫通させてナットを締め付けることにより、両カウンターを平面視でL型に接合するようにしたものである。また、特許文献2に開示の接合構造は、一対のカウンターの接合端部裏面に複数個の接続金具をそれぞれ固着し、この接続金具にそれぞれ設けたボルト穴にボルトを貫通させてナットを締め付けることにより両カウンターを接合すると共に、接続金具をてこの作用で傾けることにより両カウンターの高さ調整を行うようにしたものである。
特開平7−124027号公報 特開平6−181822号公報
しかしながら、特許文献1に開示の接合構造においては、接合される両カウンターの高さ調整や奥行方向等の位置調整等が難しく接合作業の作業性が劣ると共に、両カウンターが面一状態でその接合線等が目立たない高精度な接合状態を得ることが難しい。また、特許文献2に開示の接合構造においては、接続金具をドライバー等で傾けて変形させることにより、両カウンターの高さ調整が可能になるものの、所定の剛性を有する接続金具の変形作業自体が面倒で微妙な高さ調整も困難であると共に、奥行方向等の位置調整も困難で、高精度な接合状態を得ることが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、接合すべき両カウンターの接合作業を簡単に行うことができると共に、高精度な接合状態が容易に得られるカウンターの接合構造を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、キャビネットの上面に配置される一対のカウンターを、両カウンターの接合端部に固着した接合具を介して接合するカウンターの接合構造であって、前記接合具は、両カウンターの高さ方向の位置調整機能と両カウンターの奥行方向の位置調整機能とを備えることを特徴とする。
また、前記接合具は、請求項2に記載の発明のように、両カウンターの高さ方向の位置を調整する第1接合具と、両カウンターの少なくとも奥行方向の位置を調整する第2接合具と、で構成されていることが好ましい。そして、この場合、前記第1接合具は、請求項3に記載の発明のように、両カウンターの接合端部にそれぞれ固着されて互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、上方向調整手段と下方向調整手段を有して複数個配置されていることが好ましく、また、前記第2接合具は、請求項4に記載の発明のように、両カウンターの接合端部にそれぞれ固着されて互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、少なくとも手前方向調整手段と奥方向調整手段を有して少なくとも1個配置されていることが好ましい。さらに、前記第1接合具と第2接合具は、請求項5に記載の発明のように、補強板を介して接合すべき両カウンターの接合端部裏面に予めそれぞれ固着されていることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、一対のカウンターの接合端部裏面に固着された接合具が、両カウンターの高さ方向と奥行方向の位置調整機能を備えるため、接合具の使用により、両カウンターの接合作業を簡単に行うことができると共に、両接合具の機能により、接合部が面一で接合線が目立たない等の高精度な接合状態を容易に得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、接合具が、両カウンターの高さ方向の位置を調整する第1接合具と、両カウンターの少なくとも奥行方向の位置を調整する第2接合具とで構成されているため、それぞれ別体の両接合具により、両カウンターの高さや位置調整を簡単かつ確実に行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、第1接合具が両カウンターの接合端部にそれぞれ固着されて互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、上方向調整手段と下方向調整手段を有して複数個配置されているため、両カウンターの高さ調整を両カウンターの全域において行うことができて、一層高精度な接合状態を得ることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、第2接合具が、両カウンターの接合端部にそれぞれ固着されて互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、少なくとも手前方向調整手段と奥方向調整手段を有して少なくとも1個配置されているため、両カウンターの奥行方向の位置調整を確実かつ簡単に行うことができて、一層高精度な接合状態を得ることができる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、第1接合具と第2接合具が補強板を介して両カウンターの接合端部裏面に予めそれぞれ固着されているため、補強板によりカウンターの接合端部を補強して接合強度を高めることができて、より一層高精度な接合状態を得ることができると共に、両接合具をカウンターの接合端部裏面の所定位置に確実に固着できて、施工現場における両カウンターの接合作業の能率向上等を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明に係わるカウンターの接合構造の一実施形態を示し、図1が該接合構造を採用したシステムキッチンの斜視図、図2がカウンターの接合部分の分解平面図、図3が接合状態の斜視図、図4及び図5が各接合具の分解斜視図、図6及び図7がカウンターの接合方法の説明図である。
図1に示すように、システムキッチン1は、引出4が引き出し可能に配設された一対のキャビネット2、3を有し、一方のキャビネット2の例えば右端部に他方のキャビネット3が直交状態で連結されることにより、平面視でL字形状に構成されている。そして、この両キャビネット2、3の上面には、キャビネット2側にシンク5が設けられると共にキャビネット3側にコンロ6が設けられて平面視でL字形状を呈する一対のカウンター7、8が配置されている。
これらのカウンター7、8は、例えば人造大理石によって構成され、その接合端部7a、8aが接合線9を介して接合されている。すなわち、図2に示すように、カウンター7の接合端部7aの端面は、直線部と例えば角度α=45度の凸状の傾斜部により形成され、カウンター8の接合端部8aの端面は、カウンター7の端面形状に対応した直線部と角度α=45度の凹み状の傾斜部により形成されている。そして、両カウンター7、8の接合端部7a、8aの裏面には、例えば人造大理石等で形成された補強板10を介して3個の第1接合具11と1個の第2接合具12が固着されており、この両接合具11、12によって本発明の接合具が構成されている。
前記第1接合具11は、図3及び図4に示すように、鋼板の折り曲げ加工で形成された一対の接合部材11a、11bを有し、その一方の接合部材11aがカウンター7に補強板10を介して固着され、他方の接合部材11bがカウンター8に補強板10を介して固着されている。この時、一方の接合部材11aは、断面略コ字状に形成されて固着用の4個の貫通孔13aが穿設された水平な固着部13と、この固着部13に立設されてネジ孔14aと長孔14bを有する垂直部14と、この垂直部14から水平方向で固着部13と同一方向に延設されてネジ孔15aと各種作業用の開口15bを有する水平部15等を有している。
また、他方の接合部材11bは、固着用の4個の貫通孔16aが穿設された水平な固着部16と、この固着部16に立設されてネジ孔17aと長孔17bを有する垂直部17と、この垂直部17から水平方向で固着部16と反対方向に延設されてネジ孔18aと長孔18bを有する水平部18等を有している。なお、接合部材11aの垂直部14の高さ寸法が接合部材11bの垂直部17の高さ寸法より所定寸法小さく設定されること等により、接合部材11bの垂直部17と水平部18で形成される空間内に、接合部材11aの垂直部14と水平部15が嵌挿して係合するように構成されている。
そして、この第1接合具11は、両接合部材11a、11bの固着部13、16の貫通孔13a、16aから木ネジ19が各補強板10にねじ込まれることにより、各接合部材11a、11bが各補強板10にそれぞれ固着されている。また、図4の二点鎖線で示すように、接合部材11bの水平部18のネジ孔18aに高さ調整ボルト21がねじ込まれてその先端が接合部材11aの水平部15に当接すると共に、接合部材11bの水平部18の長孔18bから接合部材11aの水平部15のネジ孔15aに高さ調整ボルト21がねじ込まれるようになっている。この2個の高さ調整ボルト21や後述する第2接合具12の高さ調整ボルト21により、本発明の上方向調整手段及び下方向調整手段が構成されている。さらに、第1接合具11は、例えばその接合部材11aの垂直部14の長孔14bから接合部材11bの垂直部17のネジ孔17aに連結ボルト20がねじ込まれるようになっており、これにより、両接合部材11a、11bが図3に示す係合状態とされて両カウンター7、8の高さ方向の位置調整が可能となっている。
一方、前記第2接合具12は、図3及び図5に示すように、第1接合具11と同様に鋼板の折り曲げ加工で形成された一対の接合部材12a、12bを有し、その一方の接合部材12aがカウンター7に補強板10を介して固着され、他方の接合部材12bがカウンター8に補強板10を介して固着されている。この時、一方の接合部材12aは、固着用の4個の貫通孔25aが穿設された水平な固着部25と、この固着部25に立設されてネジ孔26aと長孔26bを有する第1垂直部26と、この第1垂直部26の長手方向の端部に固着部25と同一方向に延設された平板状の一対の第2垂直部27と、前記第1垂直部26から水平方向で固着部25と直角でかつ同一方向に延設されてねじ孔28aと作業用の開口28bを有する水平部28等を有している。
また、他方の接合部材12bは、固着用の4個の貫通孔29aが穿設された水平な固着部29と、この固着部29に立設されてネジ孔30aと長孔30bを有する第1垂直部30と、この第1垂直部30の長手方向の端部に固着部29と直角でかつ反対方向に延設されてそれぞれネジ孔31aを有する一対の第2垂直部31と、前記第1垂直部30から水平方向で固着部29と反対方向に延設されてネジ孔32aと長孔32bを有する水平部32等を有している。なお、接合部材12aの第2垂直部27の外面間の寸法が接合部材12bの第2垂直部31の内面間の寸法より小さく設定されること等により、接合部材12bの第1垂直部30と一対の第2垂直部31及び水平部32で形成される空間内に、接合部材12aの第1垂直部26と一対の第2垂直部27及び水平部28が嵌挿して係合するように設定されている。
そして、この第2接合具12は、両接合部材12a、12bの固着部25、29の貫通孔25a、29aから木ネジ19が各補強板10にねじ込まれることにより、各接合部材12a、12bが各補強板10にそれぞれ固着されると共に、図5の二点鎖線で示すように、接合部材12bの水平部32の長孔32bから高さ調整ボルト21が貫通してその先端が接合部材12aの水平部28のねじ孔28aにねじ込まれると共に、水平部32のネジ孔32aから高さ調整ボルト21がねじ込まれてその先端が接合部材12aの水平部28に当接するようになっている。
また、接合部材12bの一対の第2垂直部31の各ネジ孔31aから位置調整ボルト22がそれぞれねじ込まれてその先端が接合部材12aの第2垂直部27にそれぞれ当接し得るようになっており、これにより、両接合部材12a、12bが図3に示す係合状態とされて、両カウンター7、8が奥行方向の位置調整が可能となっている。なお、この例では、第2接合具12にも高さ調整ボルト21による高さ調整機能を設けたが、高さ方向を調整する第1接合具11を等間隔で複数設け、その間に第2接合具12を設けることにより、前記接合部材12bの長孔32bとネジ孔32aを省略して高さ調整機能を省くこともできる。
次に、このように構成された第1接合具11と第2接合具12を使用した両カウンター7、8の接合方法の一例について説明する。先ず、システムキッチン1の製造工場でユーザ要望に対応した形状の一対のカウンター7、8を作製すると共に、この両カウンター7、8の接合端部7a、8a形状に対応した一対の補強板10をそれぞれ作製する。そして、各補強板10に3個の第1接合具11の各接合部材11a、11bと1個の第2接合具12の各接合部材12a、12bを、各接合部材11a、11b、12a、12bの固着部13、16、25、29の貫通孔13a、16a、25a、29aから木ネジ19を補強板10にそれぞれねじ込むことにより固着する。この時、3個の第1接合具11は、図2及び図3に示すように、接合端部7a、8aの手前側と奥側の幅方向両端部の2箇所と、この2箇所間を等分した2箇所の奥側に固着し、1個の第1接合具12は、等分した2箇所の手前側に固着する。
1対の補強板10に合計4個の接合具11、12を固着したら、この各補強板10を各カウンター7、8の接合端部7a、8a裏面に固着する。この固着は、例えば補強板10に予め接着してある両面テープを使用し、この両面テープで位置決めした後に、適宜の接合剤を使用して固着する。これらの固着時に、製造工場において補強板10に第1接合具11や第2接合具12が固着されるため、その位置決めや固着等を例えば機械的に行うことができて、その位置や強度等の固着精度を高めることができ、両カウンター7、8の所定位置に接合具付きの補強板10を確実に固着できることになる。そして、このように構成した接合具付きの補強板10が固着された両カウンター7、8は、前述した木ネジ19、各種ボルト20〜22及び接合剤等の接合作業に必要な備品と共に梱包して、施工現場に出荷される。
施工現場においては、接合具付きの補強板10が固定された両カウンター7、8を設置済みのキャビネット2、3上にそれぞれ載置し、その接合端部7a、8aを図2の矢印イの如く移動させてその端面を当接させる。この端面の当接により、第1接合具11の接合部材11a、11bと第2接合具12の接合部材12a、12bが互いに係合状態となり、この状態で第1接合具11の接合部材11aの垂直部14の長孔14bから接合部材11bの垂直部17のネジ孔17aに連結ボルト20を軽くねじ込んで両接合部材11a、11bを一体化し、その後、接合部材11bの水平部18の長孔18bから接合部材11aの水平部15のネジ孔15aに高さ調整ボルト21をねじ込むと共に、水平部18のネジ孔18aに高さ調整ボルト21をねじ込んでその先端を接合部材11bの水平部15近傍に位置させる。
この作業を3個全ての第1接合具11に対して行い、その後、第2接合部12の両接合部材12a、12bを第1接合具11と同様に、連結ボルト20で軽く連結すると共に、高さ調整ボルト21をそれぞれねじ込む。また、接合部材12bの第2垂直部21のネジ孔21aに位置調整ボルト22をそれぞれねじ込んで、その先端を接合部材12aの第2垂直部27の近傍に位置させる。なお、前述した各ボルト20〜22は、前記各種長孔より大きい外径のワッシャーを有しており、このワッシャーによりボルト20〜22の抜けが防止されるようになっている。また、第1接合具11と第2接合具12の各垂直部14、17、26、30に長孔とネジ孔がそれぞれ設けられており、キャビネット2、3の形態等に応じ例えば図4及び図5の二点鎖線で示すように、連結ボルト20を各垂直部のうちのいずれか一方からねじ込むことができるようになっている。
このようにして第1接合具11と第2接合具12の各接合部材11a、11b、12a、12bが係合状態にされると、この状態で、両カウンター7、8の高さ方向の位置調整作業と奥行方向の位置調整作業が行われる。このうち高さ方向の位置調整作業は、図6に示すように、第1接合具11の2本の高さ調整ボルト21を矢印ロの如く回転操作することにより行われ、この時、2本の高さ調整ボルト21のうち一方の高さ調整ボルト21を緩め他方の高さ調整ボルト21をねじ込む(締め付ける)ことにより、第1接合具11の両接合部材11a、11bの両水平部15、18が矢印ハの如く上下動して、両水平部15、18間の間隔が調整されることになる。そして、この高さ調整作業は、第1接合具11が両カウンター7、8の幅方向に3個配置されていることから、全ての第1接合具11の高さ調整を行うことにより、両カウンター7、8の幅方向の全域が高さ調整されることになる。
一方、両カウンター7、8の奥行方向の位置を調整する場合は、第2接合具12の2本の位置調整ボルト22のうち、両カウンター7、8の接合端部7a、8a端面に発生している隙間の形態に応じて、一方の位置調整ボルト22を緩め他方の位置調整ボルト22を締め付けることにより、第2接合具12の両接合部材12a、12bが図7の矢印ニの如く両カウンター7、8の奥行方向に移動させることにより行われる。この位置調整により、両カウンター7、8の接合端部7a、8aの端面が略密着した状態が得られ、両カウンター7、8の高さ調整(段差調整)と隙間処理が終了する。そして、この状態で、両カウンター7、8の端面間の隙間に接合剤を塗布して、その後各接合具11、12の連結ボルト20を締め付け、接合剤の硬化後に仕上げ処理を行うことで、カウンター7、8の接合作業が完了する。
このように、上記実施形態の接合構造によれば、両カウンター7、8の接合端部7a、8a裏面に、補強板10に固着された高さ方向の位置調整機能を有する第1接合具11と奥行方向の位置調整機能を有する第2接合具12の一対の接合部材11a、11a、12a、12aをそれぞれ固着し、この両接合具11、12の高さ調整ボルト21や位置調整ボルト22の締め付けや緩み操作により、高さ方向や奥行方向の位置を調整して両カウンター7、8を面一状態でかつ隙間が均一の高精度な接合状態を簡単に得ることができる。特に、第1接合具11が3個配置され第2接合具12が1個配置されると共に、第2接合具12も高さ調整機能を有することから、カウンター7、8の幅方向全域の高さ調整等を行うことができて、一層高精度な接合状態を得ることができる。
また、各接合具11、12に取り付けた各種ボルト20〜22の締め付けや緩み操作によって高さ方向や奥行方向の位置調整を容易に行うことができたり、各接合具11、12に設けた作業用の開口15b、32bを利用して各接合具11、12の交換や取付等の各種作業を行うことができたり、各接合具11、12の接合部材11a、11bにそれぞれ設けた長孔やネジ孔により連結ボルト20を所望方向からねじ込むことができたり、高さ調整や位置調整を接合具の1対のボルト21、22で行うことができる等、両カウンター7、8の接合作業自体を容易に行うことができる。さらに、両接合具11、12が固着された補強板10が製造工場等で予め両カウンター7、8に固着されていることから、両接合具11、12の位置を所定位置に確実に固着できて、施工現場における両カウンター7、8の接合作業の能率向上を図ることができる等、従来の接続金具では得られない作業性向上と接合精度向上が同時に得られる等の作用効果を奏することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、一対のカウンター7、8を平面視でL字形状に接合する形態について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、例えば一対のカウンター7、8を直線状に接合する形態にも適用できるし、両カウンター7、8の接合端面(接合線9)の形状も直線部と傾斜部を有する形状に限らず、図2の二点鎖線で示す接合線9aのように全体を直線状に形成することも可能である。また、上記実施形態においては、カウンター7、8の接合端部7a、8a裏面に、両カウンター7、8と同様の人造大理石からなる補強板10を接着剤によりそれぞれ固着したが、例えば補強板10を合板等で形成して接着剤やネジにより両カウンター7、8に固着するようにしても良い。
さらに、上記実施形態においては、第1接合具11を3個使用し第2接合具12を1個使用したが、各接合具11、12の個数はカウンター7、8の幅等に応じて適宜に増減できるし、各接合具11、12自体の形状も高さ方向や奥行方向の位置調整機能を有する適宜の形状を採用することができる。また、上記実施形態においては、両接合具11、12を補強板10を介して両カウンター7、8に予め製造工場で固着したが、接合具11、12を直接カウンター7、8に固着する構造であっても良いし、接合具11、12のカウンター7、8への固着を施工現場で行うことも勿論可能である。
本発明は、システムキッチン等のシステム化されたキッチンへの適用に限らず、例えば各種厨房や個別に設けられるキッチン等の各種カウンターにも適用できる。
本発明に係わる接合構造を採用したシステムキッチンの一実施形態を示す斜視図 同カウンターの接合部分の分解平面図 同接合部分を裏面側から見た斜視図 同第1接合具の分解斜視図 同第2接合具の分解斜視図 同高さ調整方法の説明図 同水平方向調整方法の説明図
符号の説明
1・・・システムキッチン、2、3・・・キャビネット、5・・・シンク、6・・・コンロ、7、8・・・カウンター、7a、8a・・・接合端部、9・・・接合線、10・・・補強板、11・・・第1接合具、11a、11b・・・接合部材、12・・・第2接合具、12a、12b・・・接合部材、13、16、25、29・・・固着部、14,17・・・垂直部、14a、17a・・・ネジ孔、14b、17b・・・長孔、15、18・・・水平部、15a、17a・・・ネジ孔、15b・・開口、18b・・長孔、19・・木ネジ、20・・・連結ボルト、21・・・高さ調整ボルト、22・・・位置調整ボルト、25、29・・・固着部、26、30・・・第1垂直部、26a、30a・・・ネジ孔、26b、30b・・・長孔、27、31・・・第2垂直部、31a・・・ネジ孔、28、32・・・水平部、28a、32a・・・ネジ孔、28b・・・開口、32b・・・長孔。

Claims (5)

  1. キャビネットの上面に配置される一対のカウンターを、両カウンターの接合端部に固着した接合具を介して接合するカウンターの接合構造であって、
    前記接合具は、両カウンターの高さ方向の位置調整機能と両カウンターの奥行方向の位置調整機能とを備えることを特徴とするカウンターの接合構造。
  2. 前記接合具は、両カウンターの高さ方向の位置を調整する第1接合具と、両カウンターの少なくとも奥行方向の位置を調整する第2接合具と、で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカウンターの接合構造。
  3. 前記第1接合具は、両カウンターの接合端部にそれぞれ固着されて互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、上方向調整手段と下方向調整手段を有して複数個配置されていることを特徴とする請求項2に記載のカウンターの接合構造。
  4. 前記第2接合具は、両カウンターの接合端部にそれぞれ固着されて互いに係合可能な一対の接合部材によって構成され、少なくとも手前方向調整手段と奥方向調整手段を有して少なくとも1個配置されていることを特徴とする請求項2に記載のカウンターの接合構造。
  5. 前記第1接合具と第2接合具は、補強板を介して接合すべき両カウンターの接合端部裏面に予めそれぞれ固着されていることを特徴とする請求項2に記載のカウンターの接合構造。
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JP2012163147A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Lixil Corp 取付部材の取付構造

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