JP2007162800A - フランジ付パイプ及びその製造方法 - Google Patents

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幸孝 国本
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Abstract

【課題】製造コストを抑えるとともに、機密性を確保することができるフランジ付パイプを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の排気管1は、フランジ10と、パイプ11とから構成されている。フランジ10の上面側には、フランジ10の上面を押圧保持する第1鍔部11aが、下面側には、フランジ10の下面を押圧保持する第2鍔部11cがそれぞれ形成されている。第1鍔部11a及び第2鍔部11cは、フランジ10にかしめられている。これにより、第1鍔部11aと第2鍔部11cによってフランジ10が押圧保持され、溶接することなく固定される。そのため、製造コストを抑えることができる。また、第2鍔部11cは、遠心方向に拡径されて形成されている。そのため、第2鍔部11c、ガスケット3、及びシリンダヘッド2が、互いに密着することができる。これにより、機密性を確保することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パイプの一端にフランジが固定されているフランジ付パイプ及びその製造方法に関する。
車両に搭載されたエンジンの排気ガスは、排気マニホールド及び排気管を介して排気浄化装置に送られ、浄化されたあと大気に排出される。排気マニホールドや排気管は、エンジンや排気浄化装置との接続のため、また、互いの接続のためにフランジを備えている。このようなフランジを備えた排気マニホールドや排気管として、例えば特開平10−18838号公報や特開平11−336540号公報に開示されているものがある。これらの排気マニホールドや排気管では、フランジが溶接によって固定されている。
特開平10−18838号公報 特開平11−336540号公報
このように溶接によってフランジを固定する場合、消費するエネルギー量が多く、他の工法に比べ製造コストを低減することが困難である。また、溶接において不具合が発生した場合、機密性を確保できず、排気ガスが漏る可能性もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、製造コストを抑えるとともに、機密性を確保することができるフランジ付パイプを提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、パイプの中間部及び端部に、遠心方向に拡径された第1及び第2鍔部を形成し、これら鍔部によってフランジを押圧保持することで、従来必要とされた溶接を廃止するとともに、機密性も確保できることに思いつき、本発明を完成するにに至った。
すなわち、本発明のフランジ付パイプは、金属製のパイプと、該パイプが挿通する通孔を有し、該パイプの一端に固定されるフランジとからなるフランジ付パイプにおいて、該パイプは、該フランジの一面側から他面側に該通孔を挿通し、該フランジの該一面側の該パイプの中間部が遠心方向に拡径されて該フランジの該一面を押圧保持する第1鍔部と、該フランジの該他面側の該パイプの端部が遠心方向に拡径されて該フランジの該他面を押圧保持する第2鍔部とからなることを特徴とする。
この構成によれば、製造コストを抑えるとともに、機密性を確保することができる。パイプの中間部に、フランジの一面を押圧保持する第1鍔部を、また、パイプの端部に、フランジの他面を押圧保持する第2鍔部をそれぞれ設けることで、フランジをパイプに固定することができる。そのため、フランジの固定のために従来必要とされた溶接を廃止することができる。これにより、製造過程において消費されるエネルギー量が抑えられ、製造コストを低減することができる。また、パイプの端部の第2鍔部は、遠心方向に拡径されて形成されている。そのため、フランジを介して他部材に接続した場合、第2鍔部が相手部材と密着することができる。これにより、機密性を確保することができる。
本発明のフランジ付パイプを構成する第1鍔部は、パイプの中間部の軸方向中央部が最大外周径部となる二重円形リング板状とすることができる。これにより、パイプの全周に渡ってフランジの一面を確実に押圧保持することができる。
また、第2鍔部は、パイプの端部の先端が外周端となる円形リング板状とすることができる。これにより、パイプの全周に渡ってフランジの他面を確実に押圧保持することができる。フランジを介して他部材に接続した場合、パイプの全周に渡って相手部材と確実に密着することができる。なお、第2鍔部は、パイプの端部の軸方向中央部が最大外周径部となる二重円形リング板状であってもよい。
本発明のフランジ付パイプの製造方法は、金属製のパイプと、該パイプが挿通する通孔を有し、該パイプの一端に固定されるフランジとからなるフランジ付パイプの製造方法において、該パイプの中間部を遠心方向に拡径して該フランジの一面を押圧保持するための第1鍔部を形成する第1鍔部形成工程と、該パイプを該フランジの該一面側から他面側に該通孔に挿通させる組付工程と、該パイプの端部を遠心方向に拡径して該フランジの該他面を押圧保持するための第2鍔部を形成する第2鍔部形成工程と、該パイプの該中間部と該端部との間を軸方向に弾性変形させ該第1鍔部及び該第2鍔部によって該フランジを押圧保持させるかしめ工程とからなることを特徴とする。
この方法によれば、製造コストを抑えるとともに、機密性を確保できるフランジ付パイプを製造することができる。第1鍔部形成工程において、フランジの一面を押圧保持する第1鍔部を形成することができる。組付工程において、パイプをフランジに組付けることができる。第2鍔部形成工程において、フランジの他面を押圧保持する第2鍔部を形成することができる。かしめ工程において、弾性変形の反力により、第1鍔部と第2鍔部によってフランジを押圧保持することができる。そのため、フランジの固定のために従来必要とされた溶接工程を廃止することができる。これにより、製造過程において消費されるエネルギー量が抑えられ、製造コストを低減することができる。また、パイプの端部の第2鍔部は、遠心方向に拡径されて形成されている。そのため、フランジを介して他部材に接続した場合、第2鍔部が相手部材と密着することができる。これにより、機密性を確保することができる。
本発明のフランジ付パイプの製造方法を構成する第1鍔部形成工程は、パイプの中間部を拡管し軸方向に圧縮することで第1鍔部を形成する工程とすることができる。これにより、第1鍔部を確実に形成することができる。
また、第2鍔部形成工程は、パイプの端部を拡管することで第2鍔部を形成する工程とすることができる。これにより、第2鍔部を確実に形成することができる。なお、第2鍔部形成工程は、パイプの端部を拡管し先端を軸心側に折り返すことで第2鍔部を形成する工程としてもよい。
なお、本明細書でいう第1及び第2鍔部は、鍔部をそれぞれ区別するために便宜的に導入したものである。
本実施形態は、本発明に係るフランジ付パイプを、車両に搭載されたエンジンの排気ガスを排出する排気管に適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態における排気管のフランジ周辺の断面図を図1に、上面図を図2に、下面図を図3に、エンジンに取付けられた排気管のフランジ周辺の断面図を図4に、図4におけるボルト締付け後の排気管のフランジ周辺の断面図を図5に、第1鍔部形成工程におけるパイプの端部周辺の断面図を図6に、上面図を図7に、組付工程におけるパイプの端部及びフランジ周辺の断面図を図8に、上面図を図9に、下面図を図10にそれぞれ示す。そして、図1〜図10を参照して構成、製造方法、効果の順で具体的に説明する。
まず、具体的構成について説明する。図1〜図3に示すように、排気管1は、フランジ10と、パイプ11とから構成されている。
フランジ10は、金属からなる略楕円板状の部材である。フランジ10の中央部には、パイプ11が挿通する通孔10aが設けられている。通孔10aの内径は、パイプ11の外径よりわずかに大きな寸法に設定されている。また、通孔10aの両側には、ボルトが挿通するボルト孔10b、10cが設けられている。さらに、フランジ10の下面には、後述するパイプ11の第2鍔部11cが収容されるリング状の溝部10dが、通孔10aの周縁部に沿って形成されている。溝部10dの深さは、第2鍔部11cの下面が溝部10d以外のフランジ10の下面と同一面になるような寸法に設定されている。
パイプ11は、金属からなる薄肉円筒状の部材である。パイプ11は、排気経路に合わせて湾曲している。パイプ11は、フランジ10の上面側から下面側に挿通している。フランジ10の上面側には、パイプ11の中間部が遠心方向に拡径されてフランジ10の上面を押圧保持する第1鍔部11aが形成されている。第1鍔部11aは、パイプ11の中間部の軸方向中央部が最大外周径部11bとなる二重円形リング板状の部位である。また、フランジ10の下面側には、パイプ11の端部が遠心方向に拡径されて溝部10dに収容され、フランジ10の下面を押圧保持する第2鍔部11cが形成されている。第2鍔部11cは、パイプ11の端部の先端が外周端となる円形リング板状の部位である。第1鍔部11aと第2鍔部11cは、フランジ10にかしめられている。これにより、第1鍔部11aと第2鍔部11cによってフランジ10が押圧保持され、溶接することなく、パイプ11にフランジ10が固定される。このとき、第2鍔部11cの下面は、フランジ10の下面と同一面となっている。
排気管1は、図4に示すように、エンジンのシリンダヘッド2にガスケット3を介してボルト4、5によって取付けられる。
ガスケット3は、略楕円板状の部材である。ガスケット3の中央部には、内径がパイプ11の内径と同一寸法である通孔3aが設けられている。また、通孔3aの周縁部は、二重円形リング板状に成形されている。さらに、通孔3aの両側には、ボルトが挿通するボルト孔3b、3cが設けられている。
そして、図5に示すように、ボルト4、5を締付けることで、通孔3aの周縁部がたわみ、反力が発生する。その反力で、第2鍔部11cの下面とガスケット3との間、及びシリンダブロック2とガスケット3との間でシール圧が発生し、排気管1とシリンダヘッド2との機密性が確保される。そのため、シリンダブロック2の排気ポート2aから排出される排気ガスが、シリンダブロック2と排気管1の接続部分から漏れることはない。
次に具体的製造方法について説明する。排気管1は、第1鍔部形成工程、組付工程、第2鍔部形成工程、かしめ工程を、この順に経て製造される。
第1鍔部形成工程は、図6及び図7に示すように、パイプ11の端部から軸方向に所定寸法離れた中間部に、第1鍔部11aを形成する工程である。第1鍔部11aは、パイプ11の中間部を遠心方向に拡管し、さらに軸方向に圧縮して形成される。これにより、パイプ11の中間部の軸方向中央部が最大外周径部11bとなる二重円形リング板状の部位である第1鍔部11aが形成される。
組付工程は、図8〜図10に示すように、第1鍔部11aの形成されたパイプ11を
フランジ10に組付ける工程である。パイプ11は、フランジ10の通孔10aに上面側から下面側向かって挿通され組付けられる。フランジ10の上面には、第1鍔部11aが当接した状態で、パイプ11が保持されている。また、フランジ10の下面側には、パイプ11の端部が下方に突出している。
第2鍔部形成工程は、フランジ10に組付けられ、フランジ10の下面側に突出したパイプ11の端部に、図1〜図3に示すように、第2鍔部11cを形成する工程である。第2鍔部11cは、パイプ11の端部を拡管しフランジ10の溝部11dに収容するようにして形成される。これにより、円形リング板状の第2鍔部11cが形成される。
かしめ工程は、第1鍔部11aと第2鍔部11cをフランジ10にかしめる工程である。第1鍔部11aの上面を下方に向かって、第2鍔部11cの下面を上方に向かってそれぞれ同時に押圧し、パイプ11の第1鍔部11aと第2鍔部11cの間の部位を軸方向に弾性変形させる。この弾性変形の反力により、第1鍔部11aと第2鍔部11cによってフランジ10が押圧保持される。このとき、第2鍔部11cの下面は、フランジ11の下面と同一面となっている。
最後に、具体的効果について説明する。第1実施形態の排気管によれば、製造コストを抑えるとともに、機密性を確保することができる。パイプ11の中間部に、フランジ10の上面を押圧保持する第1鍔部11aを、また、パイプ11の端部に、フランジ10の下面を押圧保持する第2鍔部11cをそれぞれ設けることで、フランジ10をパイプ11に固定することができる。そのため、フランジ10の固定のために従来必要とされた溶接を廃止することができる。これにより、製造過程において消費されるエネルギー量が抑えられ、製造コストを低減することができる。また、パイプ11の端部の第2鍔部11cは、遠心方向に拡径されて形成されている。そのため、エンジンのシリンダヘッド2に、ガスケット3を介して排気管1を取付け場合、第2鍔部11c、ガスケット3、及びシリンダヘッド2が、互いに密着することができる。これにより、機密性を確保することができる。
また、第1鍔部11aを二重円形リング板状とすることで、パイプ11の全周に渡って、フランジ10の上面を確実に押圧保持することができる。
さらに、第2鍔部11cを円形リング板状とすることで、パイプ11の全周に渡って、フランジ10の下面を確実に押圧保持することができる。また、エンジンのシリンダヘッド2に、ガスケット3を介して取付けた場合、パイプ11の全周に渡ってガスケット3と確実に密着することができる。
第1実施形態の排気管の製造方法によれば、製造コストを抑えるとともに、機密性を確保できる排気管を製造することができる。第1鍔部形成工程において、フランジ10の上面を押圧保持する第1鍔部11aを形成することができる。組付工程において、パイプ11をフランジ10に組付けることができる。第2鍔部形成工程において、フランジ10の下面を押圧保持する第2鍔部11cを形成することができる。かしめ工程において、弾性変形の反力により、第1鍔部11aと第2鍔部11cによってフランジ10を押圧保持することができる。そのため、フランジ10の固定のために従来必要とされた溶接工程を廃止することができる。これにより、前述したように、製造コストを低減するとともに、機密性を確保することができる。
また、パイプ11の中間部を遠心方向に拡管し、さらに軸方向に圧縮する第1鍔部形成工程により、第1鍔部11aを確実に形成することができる。
さらに、パイプ11の端部を拡管しフランジ10の溝部11dに収容する第2鍔部形成工程により、第2鍔部11cを確実に形成することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における排気管のフランジ周辺の断面図を図11に、下面図を図12に、エンジンに取付けられた排気管のフランジ周辺の断面図を図13に、図13におけるボルト締付け後の排気管のフランジ周辺の断面図を図14にそれぞれ示す。
第2実施形態における排気管は、第1実施形態における排気管に対して、第2鍔部を円形リング板状から二重円形リング板状に変更したものである。ここでは、第1実施形態における排気管との相違部分である第2鍔部の構成及び製造方法についてのみ説明し、共通する部分ついては、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構成について説明する。図11及び図12に示すように、フランジ10の下面には、後述するパイプ11の第2鍔部11dが収容されるリング状の溝部10eが、通孔10aの周縁部に沿って形成されている。溝部10eの深さは、排気管1を取付けたとき、第2鍔部11dの下面が溝部10e以外のフランジ10の下面と同一面になるような寸法に設定されている。
フランジ10の下面側には、パイプ11の端部が遠心方向に拡径されてフランジ10の下面を押圧保持する第2鍔部11dが形成されている。第2鍔部11dは、パイプ11の端部の軸方向中央部が最大外周径部11eとなる二重円形リング板状の部位である。これにより、第1鍔部11aと第2鍔部11dによってフランジ10が押圧保持され、溶接することなく、パイプ11にフランジ10が固定される。このとき、第2鍔部11cの下面は、フランジ10の下面から下方に突出しているが、排気管1を取付けたとき、フランジ10の下面と同一面になるように設定されている。
排気管1は、図13に示すように、エンジンのシリンダヘッド2にガスケット6を介してボルト4、5によって取付けられる。
ガスケット6は、略楕円薄板状の部材である。ガスケット6の中央部には、内径がパイプ11の内径と同一寸法である通孔6aが設けられている。さらに、通孔6aの両側には、ボルトが挿通するボルト孔6b、6cが設けられている。
そして、図15に示すように、ボルト4、5を締付けることで、第2鍔部11dがたわみ、反力が発生する。その反力で、第2鍔部11dの下面とガスケット6との間、及びガスケット6とシリンダブロック2との間でシール圧が発生し、排気管1とシリンダヘッド2との機密性が確保される。そのため、シリンダブロック2の排気ポート2aから排出される排気ガスが、シリンダブロック2と排気管1の接続部分から漏れることはない。
次に具体的製造方法について説明する。第2鍔部形成工程は、フランジ10に組付けられ、フランジ10の下面側に突出したパイプ11の端部に、図11〜図12に示すように、第2鍔部11dを形成する工程である。第2鍔部11dは、パイプ11の端部を遠心方向に拡管し、さらに先端を軸心側に折り返して形成される。これにより、パイプ11の端部の軸方向中央部が最大外周径部11eとなる二重円形リング板状の部位である第2鍔部11dが形成される。
最後に、具体的効果について説明する。第2実施形態の排気管によれば、第2鍔部11dを二重円形リング板状とすることで、パイプ11の全周に渡って、フランジ10の下面を確実に押圧保持することができる。また、ガスケットの構成にかかわらず、確実にシール圧を発生させることができる。
第2実施形態の排気管の製造方法によれば、パイプ11の端部を拡管し、さらに先端を軸心側に折り返す第2鍔部形成工程により、第2鍔部11dを確実に形成することができる。
なお、第1及び第2実施形態では、パイプ11が円筒状である例を挙げているが、これに限られるものではない。パイプの軸方向に直交する方向の断面形状が、楕円状であってもよい。また、多角形状であってもよい。この場合においても、同様にして排気管を構成することができる。
また、第1及び第2実施形態では、エンジンのシリンダヘッド2に排気管1を取付けたとき、第2鍔部11c、11dが溝部10d、10eに収容され、その下面がフランジ10の下面と同一面になるように設定されている例を挙げているが、これに限られるものではない。第2鍔部11c、11dの下面が、フランジ10の下面より下方に突出していてもよい。そのため、溝部10d、10eがなくてもよい。この場合においても、ガスケットを介して機密性を確保することができる。
第1実施形態における排気管のフランジ周辺の断面図である。 排気管のフランジ周辺の上面図である。 排気管のフランジ周辺の下面図である。 エンジンに取付けられた排気管のフランジ周辺の断面図である。 図4におけるボルト締付け後の排気管のフランジ周辺の断面図である。 第1鍔部形成工程におけるパイプの端部周辺の断面図である。 第1鍔部形成工程におけるパイプの端部周辺の上面図である。 組付工程におけるパイプの端部及びフランジ周辺の断面図である。 組付工程におけるパイプ端部及びフランジ周辺の上面図である。 組付工程におけるパイプの端部及びフランジ周辺の下面図である。 第2実施形態における排気管のフランジ周辺の断面図である。 排気管のフランジ周辺の下面図である。 エンジンに取付けられた排気管のフランジ周辺の断面図である。 図13におけるボルト締付け後の排気管のフランジ周辺の断面図である。
符号の説明
1・・・排気管、10・・・フランジ、10a・・・通孔、10b、10c・・・ボルト孔、10d、10e・・・溝部、11・・・パイプ、11a・・・第1鍔部、11b、11e・・・最大外周径部、11c、11d・・・第2鍔部、2・・・シリンダヘッド、2a・・・排気ポート、3、6・・・ガスケット、3a、6a・・・通孔、3b、3c、6b、6c・・・ボルト孔、4、5・・・ボルト

Claims (8)

  1. 金属製のパイプと、該パイプが挿通する通孔を有し、該パイプの一端に固定されるフランジとからなるフランジ付パイプにおいて、
    該パイプは、該フランジの一面側から他面側に該通孔を挿通し、該フランジの該一面側の該パイプの中間部が遠心方向に拡径されて該フランジの該一面を押圧保持する第1鍔部と、該フランジの該他面側の該パイプの端部が遠心方向に拡径されて該フランジの該他面を押圧保持する第2鍔部とからなることを特徴とするフランジ付パイプ。
  2. 前記第1鍔部は、前記パイプの前記中間部の軸方向中央部が最大外周径部となる二重円形リング板状であることを特徴とする請求項1に記載のフランジ付パイプ。
  3. 前記第2鍔部は、前記パイプの前記端部の先端が外周端となる円形リング板状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフランジ付パイプ。
  4. 前記第2鍔部は、前記パイプの前記端部の軸方向中央部が最大外周径部となる二重円形リング板状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフランジ付パイプ。
  5. 金属製のパイプと、該パイプが挿通する通孔を有し、該パイプの一端に固定されるフランジとからなるフランジ付パイプの製造方法において、
    該パイプの中間部を遠心方向に拡径して該フランジの一面を押圧保持するための第1鍔部を形成する第1鍔部形成工程と、該パイプを該フランジの該一面側から他面側に該通孔に挿通させる組付工程と、該パイプの端部を遠心方向に拡径して該フランジの該他面を押圧保持するための第2鍔部を形成する第2鍔部形成工程と、該パイプの該中間部と該端部との間を軸方向に弾性変形させ該第1鍔部及び該第2鍔部によって該フランジを押圧保持させるかしめ工程とからなることを特徴とするフランジ付パイプの製造方法。
  6. 前記第1鍔部形成工程は、前記パイプの前記中間部を拡管し軸方向に圧縮して前記第1鍔部を形成することを特徴とする請求項5に記載のフランジ付パイプの製造方法。
  7. 前記第2鍔部形成工程は、前記パイプの前記端部を拡管して前記第2鍔部を形成することを特徴とする請求項5又は6に記載のフランジ付パイプの製造方法。
  8. 前記第2鍔部形成工程は、前記パイプの端部を拡管し先端を軸心側に折り返して第2鍔部を形成することを特徴とする請求項5又は6に記載のフランジ付パイプの製造方法。
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