JP2006234128A - 樹脂配管のフランジ部構造 - Google Patents

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Koichi Watanabe
耕一 渡辺
Tetsuo Takano
哲郎 高野
Akira Aoto
晃 青砥
Toshiyuki Suzuki
稔幸 鈴木
Junichi Matsubara
淳一 松原
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Abstract

【課題】内部を流通する流体に影響を受けることなく、長期に渡って高いシール性を確保して樹脂配管を接続でき、小型化が可能な樹脂配管のフランジ部構造を提供する。
【解決手段】樹脂配管1のOリング6の外周に当接して接続端部2に外嵌される金属製の環状体3は、被接続体12と強固に締結しても容易に変形せず、この環状体3およびつば部4が締結によって生じるOリング6の軸方向および外周方向の反力を受けるとともに、この反力が作用し続ける樹脂部分の経時的なクリープによる変形を抑制するので、長期に渡って高いシール性を確保することができ、Oリング6の外周に樹脂が存在しないので小型化が可能であり、金属製の環状体3は樹脂配管1の管路1aを流通する流体に接触しないので、流体による影響を受けることもない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂配管のフランジ部構造に関し、さらに詳しくは、内部を流通する流体に影響を受けることなく、長期に渡って高いシール性を確保して樹脂配管を接続でき、小型化が可能な樹脂配管のフランジ部構造に関するものである。
近年、軽量化を図るためにエンジンのインテークマニホールドに樹脂が使用されるようになり(例えば、特許文献1参照)、また、燃料電池に使用される配管やマニホールドには、軽量化や内部を流通する流体によって金属イオンの溶出を防ぐ等の目的で、樹脂が使用されるようになり、樹脂配管の用途が広がりつつある。
特許文献1では、接続端部に樹脂配管と一体化して拡径した樹脂フランジ部を有する樹脂配管のフランジ部構造が示されており、この樹脂フランジ部をアルミ製のフランジで覆い、このアルミ製のフランジと金属製のシリンダヘッドフランジとをボルトで締結して樹脂配管を接続している。
この樹脂配管のフランジ部構造では、拡径した樹脂フランジ部を設けるとともに、ボルトによる締結力等によって樹脂フランジ部が、容易に変形しないようにするため、樹脂フランジ部を大きく拡径させる必要があり、小型化するのは困難であった。また、Oリング等を使用せず、樹脂フランジ部と金属製のシリンダヘッドフランジとの当接によって接続されるので、高いシール性を確保できないことがあった。
他の従来の樹脂配管のフランジ部構造を図4に例示する。この樹脂配管1の接続端部2には、樹脂配管1の軸方向に貫通する貫通孔10を有し、外側に拡径した樹脂フランジ部9が形成され、接続端部2の端面にはOリング6が設けられている。貫通孔10には金属カラー11が嵌め込まれて、ワッシャ8を介して締結ボルト7が金属カラー11を挿通して、被接続体12のボルト穴13に螺合して締結することによって、樹脂フランジ部9の変形を防止しつつ、Oリング6でシール性を保って樹脂配管1と被接続体12とを接続している。
しかしながら、この構造では、締結する際のOリング6の反力および管路1aを流通する流体の圧力等によって樹脂フランジ部9が変形してシール性が確保できないという問題があり、この反力等によって生じる経時的な樹脂のクリープで樹脂フランジ部9が変形してシール性を長期的に確保できないという問題もあった。
また、Oリング6外周部分の樹脂の強度低下を防ぐために、Oリング6から所定の距離をあけて締結ボルト7が挿通する貫通孔10を設ける必要があるので、樹脂フランジ部9が大径となり、フランジ部構造を小型化できないという問題があった。
特に、燃料電池のマニホールドのような樹脂配管では、内部を流通する流体に応じて使用できる樹脂が限定されるといった制約があり、高強度の樹脂が使用できない場合には、上記した問題がより深刻なものとなっていた。
特開2003−254181号公報
本発明の目的は、内部を流通する流体に影響を受けることなく、長期に渡って高いシール性を確保して樹脂配管を接続でき、小型化が可能な樹脂配管のフランジ部構造を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の樹脂配管のフランジ部構造は、樹脂配管を被接続体に接続するための樹脂配管のフランジ部構造であって、前記樹脂配管の接続端部の端面に設けられるOリングと、該Oリングの外周に当接して前記接続端部に外嵌され、前記被接続体と締結される剛性のある環状体とを備え、前記剛性のある環状体は、内周側に突出して前記樹脂配管の軸方向において前記Oリングと対向し、前記接続端部に係合するつば部を有することを特徴とするものである。
本発明の樹脂配管のフランジ部構造によれば、樹脂配管を被接続体に接続するための樹脂配管のフランジ部構造であって、樹脂配管の接続端部の端面に設けられるOリングと、このOリングの外周に当接して接続端部に外嵌され、被接続体と締結される剛性のある環状体とを備え、剛性のある環状体は、内周側に突出してOリングと樹脂配管の軸方向において対向し、接続端部に係合するつば部を有する構造として、Oリングの一方の軸方向および外周方向を剛性のある環状体で囲むので、この環状体がOリングからの外周方向および軸方向の反力を受けるとともに、被接続体と強固に締結しても剛性があるので容易に変形しないので、Oリングを強く密着させて高いシール性を確保して樹脂配管を被接続体に接続させることができる。また、締結力による反力が作用し続ける樹脂部分は、剛性のある環状体およびそのつば部で囲まれて、経時的なクリープによる変形が抑制されて、長期に渡って高いシール性を確保することができる。
さらに、Oリングの外周に樹脂が存在しないので、構造の小型化が可能となる。また、剛性のある環状体は樹脂配管を流通する流体に接触しないので、流体による影響を受けることもない。
以下、本発明の樹脂配管のフランジ部構造を図に示した実施形態に基づいて説明する。図1は実施形態の縦断面構造を示している。この樹脂配管1の接続端部2の端面にOリング6が装着され、接続端部2の外周には金属製の環状体3が嵌め込まれている。
この金属製の環状体3は、内周側に突出するつば部4を有しており、つば部4は、接続端部2の端面に装着されたOリング6と、樹脂配管1の軸方向において所定の距離をおいて対向する位置まで内周側へ延びており、樹脂配管1の接続端部2の外周に係合している。
金属製の環状体3には、軸方向に貫通する貫通孔5が所定数設けられていて、この貫通孔5を締結ボルト7がワッシャ8を介して挿通し、被接続体12に設けられたボルト穴13に螺合して締結されることによって、樹脂配管1と被接続体12とが接続されている。
この金属製の環状体3は、樹脂配管1を成形する際に、金型にインサートされて樹脂配管1と一体成形されることによって、相互を強固に密着させて接合することができる。別途、樹脂配管1の接続端部2に金属製の環状体3を接合させることも可能である。
この接続状態では、Oリング6は内周側および軸方向一方側(図1では上側)を樹脂に、外周側を金属製の環状体3に、軸方向他方側(図1では下側)は被接続体12に囲まれている。
金属製の環状体3は、締結ボルト7による締結力によって容易に変形しないので、強固に締結することができる。締結によって生じるOリング6からの反力は、Oリング6の外周にある金属製の環状体3および上方にあるつば部4が受けるので、Oリング6を強く被接続体12に押し付けることができ、高いシール性を保って樹脂配管1と被接続体12とを接続することが可能となる。
また、締結力によるOリング6の反力が作用し続ける樹脂部分は、金属製の環状体3およびそのつば部4で囲まれて、経時的なクリープによる変形が抑制されて、長期に渡って高いシール性を確保することができる。
さらに、Oリング6の外周に直接、金属製の環状体3が当接しており、樹脂部分が存在しないので、構造の小型化が可能となる。また、この構造ではOリング6が樹脂配管1を流通する流体をシールするため、Oリング6の外周側には流体が洩れないので、金属製の環状体3は流体による影響を受けることもない。
この実施形態では、剛性のある環状体として金属製の環状体3を用いているが、金属製に限定されず、締結力および締結力によるOリング6の反力によって容易に変形しない金属と同等の剛性のある材質を用いることができ、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維等による複合強化材、セラミック等を使用することができる。
図2に他の実施形態を縦断面図で示す。この実施形態では金属製の環状体3が、上端部および軸方向中途にそれぞれ、つば部4a、4bを有している。この構造では、軸方向のOリング6の反力は軸方向中途に突設されたつば部4bが受けることになる。つば部4a、4bの縦断面形状は、矩形に限らず、テーパ状や半円等種々の形状とすることができる。このように、少なくとも1つのつば部4が樹脂配管1の軸方向においてOリング6に対向する位置まで内周側に突出していれば、つば部4の数、位置、形状を適宜、決定することができる。
本発明のフランジ部構造は、例えば、図3に示すような燃料電池自動車に搭載される燃料電池スタック14に接続されるマニホールド18に適用することができる。
この燃料電池スタック14は、複数の積層されたセル15の両側をテンションプレート17で保持されたエンドプレート16で挟みこむ構造をしている。この一方のエンドプレート16には樹脂配管1からなるマニホールド18が、樹脂配管1に外嵌された金属製の環状体3と締結ボルト7よって接続されている。
このマニホールド18によって燃料電池スタック14に燃料ガス、酸化ガス、冷媒等の流体が供給、排出される。
燃料電池自動車に搭載される燃料電池スタック14に流体を供給または排出するマニホールド18に使用する樹脂には、軽量化が求められるとともに狭いスペースに収まるように複雑な形状に成形容易で、内部を流通する流体によって耐食性、耐熱性、耐酸等の性能を満すことが求められ、使用可能な樹脂が限定されて制約が多くなる。
このように使用可能な樹脂に制約があり、剛性の低い樹脂によって樹脂配管1が形成される場合でも、本発明のフランジ構造であれば、樹脂配管1を長期に渡り、高いシール性を保って、被接続体となるエンドプレート16に接続することができる。フランジ部構造の小型化も可能となるので、隣接する樹脂配管等との間隔を小さくすることができ、燃料電池スタック14の小型化も容易となる。
また、金属製の環状体3は、マニホールド18を流通する流体に接触しないので、金属イオンの溶出等、この流体から影響を受けることがない。
本発明の樹脂配管のフランジ部構造を一例を示す縦断面図である。 本発明の樹脂配管のフランジ部構造の他の例を示す縦断面図である。 本発明の樹脂配管のフランジ部構造が燃料電池のマニホールドに適用される一例を示す斜視図である。 従来の樹脂配管のフランジ部構造を例示する縦断面図である。
符号の説明
1 樹脂配管
2 接続端部
3 金属製の環状体
4、4a、4b つば部
5 貫通孔
6 Oリング
7 締結ボルト
8 ワッシャ
9 樹脂フランジ部
10 貫通孔
11 金属製のカラー
12 被取付け体
13 ボルト穴
14 燃料電池スタック
15 セル
16 エンドプレート
17 テンションプレート
18 マニホールド

Claims (5)

  1. 樹脂配管を被接続体に接続するための樹脂配管のフランジ部構造であって、前記樹脂配管の接続端部の端面に設けられるOリングと、該Oリングの外周に当接して前記接続端部に外嵌され、前記被接続体と締結される剛性のある環状体とを備え、前記剛性のある環状体は、内周側に突出して前記樹脂配管の軸方向において前記Oリングと対向し、前記接続端部に係合するつば部を有することを特徴とする樹脂配管のフランジ部構造。
  2. 前記剛性のある環状体が、金属製である請求項1に記載の樹脂配管のフランジ部構造。
  3. 前記剛性のある環状体が、インサート成形によって前記樹脂配管と一体化されている請求項1または2に記載の樹脂配管のフランジ部構造。
  4. 前記剛性のある環状体が、前記被接続体と締結するための締結ボルトが挿通可能な貫通孔を有する請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂配管のフランジ部構造。
  5. 前記樹脂配管が燃料電池自動車に搭載される燃料電池のマニホールドであるとともに、前記被接続体が燃料電池スタックのエンドプレートである請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂配管のフランジ部構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162065A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Honda Motor Co Ltd エンジンの吸気通路構造
JP2010055892A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Toyota Motor Corp 燃料電池

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