JP2007161139A - カーテンエアバッグ取付構造およびその取付用留め部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実かつ安定的に仮止めすることができその取付作業性を向上させることができるとともにカーテンエアバッグの固定状態を確認することができる。
【解決手段】車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグ51が留め部材7と車体パネル4との間に取着される。留め部材7は、車室側から車体パネル4側に突出してカーテンエアバッグ51の所定箇所を仮止めする仮止突片71と、車室側から車体パネル4側に突出してこの仮止突片71による仮止め状態からカーテンエアバッグ51の所定箇所を固定状態に移行させるとともにこの固定状態に移行したことを視認可能に構成された固定機構部73とをそれぞれ個別に備える。車体パネル4には、これらの仮止突片71と固定機構部73とが挿入されて係止される係止孔41,42が設けられている
【選択図】図7

Description

本発明は、車両の側突時等に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグの車体パネルに対する取付構造およびその取付用留め部材に関する。
近年、自動車等の車両においては、側突時等に膨張展開させてサイドウィンドをカーテン状に覆って乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置がルーフサイドの内装材内に内蔵されたものが見受けられるようになっている。このカーテンエアバッグは、側突時等に瞬時に膨張展開させるため瞬間的な荷重が作用し易く、従ってこのような荷重が作用した場合でも脱落しないように、通常、クリップなどの留め部材によってルーフサイドに強固に取り付けられている。
例えば、特許文献1には、ルーフサイドレールの車室側面に設けられた内装材と、この内装材の内部に形成されたバッグ収納室内に折り畳まれた状態で収納されたカーテンエアバッグと、このカーテンエアバッグより延設された取付片と、車幅方向外方に突出し上記内装材と取付片とを一挙に上記ルーフサイドレールに取り付けるとともにクリップが設けられた係止手段とを備えたカーテンエアバッグの取付構造が開示されている。そして、この取付構造では、上記クリップに、上記内装材を上記ルーフサイドレールに係止する第1係止部と、上記取付片を係止する第2係止部とを形成して、上記カーテンエアバッグの展開時に、上記取付片に作用する引張力を上記第2係止部に作用させて、上記第1係止部におけるルーフサイドレールに対する取付強度を向上させるように構成されている。
特開2005−132276号公報
ところで、この種の取付構造では、上記のようにカーテンエアバッグの取付強度を向上させることが求められているのはもちろんのこと、加えてその取り付けに当たっての作業性を向上させることも求められている。
ここで、この作業性を向上させるための一手段として、この取付構造において、カーテンエアバッグをルーフサイドレールに仮止めして、それから本止めできるように構成させることが挙げられる。しかしながら、上記特許文献1に記載の取付構造では、係止手段を取付片の係止孔に直接差し込んで本止めするように構成されており、仮止めすることができず、取付作業性を十分に向上させることができないものであった。
また、仮止めする場合でもこの仮止めが確実かつ安定して行われることが望ましい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、確実かつ安定的に仮止めすることができその取付作業性を向上させることができるとともに、カーテンエアバッグが仮止め状態から固定されたことを確認することができるカーテンエアバッグ取付構造およびその取付用留め部材を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明に係るカーテンエアバッグ取付構造は、車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグが留め部材と車体パネルとの間に取着されたカーテンエアバッグ取付構造において、上記留め部材は、車室側から上記車体パネル側に突出して上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、車室側から上記車体パネル側に突出してこの仮止め機構部による仮止め状態から上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定状態に移行させるとともにこの固定状態に移行したことを視認可能に構成された固定機構部とをそれぞれ個別に備え、車体パネルには、これらの仮止機構部と固定機構部とがそれぞれ挿入されて係止される係止孔が個別に設けられていることを特徴とするものである。
この発明によれば、カーテンエアバッグを車体パネルに取着するための上記留め部材は、車室側から上記車体パネル側に突出して上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、車室側から上記車体パネル側に突出して上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とをそれぞれ別個に備え、車体パネルには、これらの仮止機構部と固定機構部とがそれぞれ挿入されて係止される係止孔が個別に設けられているので、上記仮止機構部および係止孔を仮止めに特化してこの仮止めに適するように構成することができ、このカーテンエアバッグの仮止めを確実かつ安定的に行うことができる。このように仮止めを確実かつ安定的に行うことにより、カーテンエアバッグの取付作業性を向上させることができる。しかも、上記固定機構部は、カーテンエアバッグの所定箇所を仮止機構部による仮止状態から所定の固定状態に移行させることができ、この固定状態に移行したことを視認可能に構成されているので、カーテンエアバッグが仮止状態から固定状態に移行したことを目視によって確認することができ、これによりカーテンエアバッグを確実に固定することができる。
この発明において、上記カーテンエアバッグは、衝突時に膨張するバッグ部と、衝突時に膨張しない非膨張部とを備えるのが好ましい(請求項2)。
このように構成すれば、衝突時に膨張するバッグ部を効果的に配置して効率よく短時間で上記バッグ部を膨張させることができる。
上記カーテンエアバッグは、上記仮止機構部および上記固定機構部のそれぞれと係合して車体側壁に取り付けるための構造が設けられており、例えば上記仮止機構部と上記固定機構部とのいずれもが挿入される挿入孔が設けられているものであってもよいが、上記仮止機構部と上記固定機構部とがそれぞれ挿入される挿入孔がそれぞれ個別に設けられているのが好ましい(請求項3)。
このように構成すれば、カーテンエアバッグは、各挿入孔に上記仮止機構部および上記固定機構部のそれぞれが挿入係合されることにより、仮止め或いは固定されるため、カーテンエアバッグをさらに適正に車体パネルに取り付けることができる。
上記留め部材は、その具体的構成が特に限定されるものではないが、上記仮止機構部と一体に形成された保持部を有し、この保持部に上記固定機構部が保持されていることが好ましい(請求項4)。
このように構成すれば、上記固定機構部が保持される保持部を上記仮止機構部とともに形成することができ、これにより上記留め部材を簡単に構成することができるとともに上記仮止機構部と上記固定機構部とを一体的に設けることができる。
上記固定機構部はその具体的構成が特に限定されるものではないが、例えば、上記固定機構部は、上記車体パネル側に突出するとともにこの突出方向に移動可能に構成され移動されることにより先端部が上記係止孔に挿入される留め本体部と、この留め本体部に対してその突出方向に移動可能に構成されるとともにこの移動により上記係止孔に挿入された該留め本体部を車体パネルに固定するロック部とを備えるのが好ましい(請求項5)。
このように構成すれば、上記留め本体部が上記車体パネル側に突出するとともにこの突出方向に移動可能に構成され、移動されることにより先端部が上記係止孔に挿入されるので、上記仮止機構部による仮止めに際し上記車体パネル側に突出する留め本体部が邪魔になることがなく、仮止め作業を円滑に行うことができ、作業性を向上させることができる。また、この留め本体部が移動されることにより、その先端部が上記係止孔に挿入され、上記ロック部が留め部材の突出方向に移動されることにより上記係止孔に挿入された該留め本体部が車体パネルに固定されるので、このロック部材の位置によりカーテンエアバッグが仮止状態にあるか、或いは固定状態にあるかを判断することができ、カーテンエアバッグの固定状態を容易且つ簡便に確認することができる。
この場合、上記留め本体部はその突出方向基端部にその突出方向への移動により上記保持部に当接してその移動を規制する位置決め部を有し、一方、上記ロック部はその基端部に上記ロック部の移動により上記留め本体部の位置決め部に近接移動するヘッド部を有するのが好ましい(請求項6)。
このように構成すれば、上記位置決め部が上記保持部に当接することにより上記留め本体部が上記係止孔に挿入されたことを把握することができる。しかも、ロック部の基端部に上記ヘッド部が設けられているので、このヘッド部と上記位置決め部との相対位置関係により上記留め本体部が確実に車体側壁に固定されたことを確認することができ、この確認作業の信頼性を向上させることができる。
上記留め本体部は、その具体的構成が特に限定されるものではないが、この留め本体部はその突出方向に延びる筒状に形成されるとともにその突出方向先端部に軸方向に沿ってスリットが形成され、この留め本体部の中空部に上記ロック部が移動可能に挿入され、このロック部を上記留め本体部の突出方向に移動させることによりこの留め本体部の先端部が上記スリットによって外方に拡開して該留め本体部が上記係止孔に係止されるように構成されているのが好ましい(請求項7)。
このように構成すれば、上記ロック部を上記留め本体部の突出方向に移動させるだけで、簡単に留め本体部を上記車体パネルの係止孔に係止させることができ、簡単な構成で確実にカーテンエアバッグを固定することができる。しかも、上記ロック部と留め本体部との相対位置関係を把握するだけでカーテンエアバッグが固定状態にあるか否かを判別することができ、簡単且つ確実に確認作業を行うことができる。
この場合、上記留め本体部の中空部はその先端部が先細り状に形成され、一方、上記ロック部は軸体として構成され、上記固定機構部は、このロック部を上記留め本体部の突出方向に移動させることによりまず該留め本体部をその突出方向に移動させ、続いて該留め本体部の先端部を外方に拡開させるように構成されているのが好ましい(請求項8)。
このように構成すれば、上記ロック部を移動させるだけで留め本体部もその突出方向に移動させることができ、一連の作業で留め本体部の移動および固定が可能となり、固定機構部によるカーテンエアバッグの固定作業を簡便に行うことができる。
また、この発明において、上記保持部は上記留め本体部を挿入する留め本体挿入孔を有し、上記留め本体部はその突出方向への移動前の初期位置で上記留め本体挿入孔の周縁に係合する係合部が設けられているのが好ましい(請求項9)。
すなわち、上記保持部が上記留め本体部を移動可能に保持している場合には、カーテンエアバッグの固定前において、この保持部から留め本体部が脱落することが懸念されるが、上記のように構成すれば、上記留め本体部はその固定前において係合部によって留め本体挿入孔に係合されているので、その脱落を有効に防止することができる。
上記仮止機構部は、その具体的構成が特に限定されるものではないが、例えば、この仮止機構部は、上記車体パネル側に突出する仮止本体部と、この仮止本体部の先端部から上方に突出するフック部とを有するのが好ましい(請求項10)。
すなわち、上記仮止め本体部を車体パネルの係止孔に挿入することによってもこの仮止本体部と係止孔の周縁部とが係合することにより、カーテンエアバッグを車体パネルに仮止めすることができるが、上記のように構成すれば、上記仮止本体部が上記車体パネルの係止孔から脱落しそうになっても上記フック部が係止孔の周縁部に確実に係合して上記仮止本体部、ひいては上記留め部材の脱落を効果的に防止することができる。
この場合、上記仮止機構部は、上記仮止本体部の先端部から下方に突出する補助フック部を有するのが好ましい(請求項11)。
このように構成すれば、上記補助フック部が車体パネルの係止孔に係合することにより上記留め部材の脱落をさらに効果的に防止することができる。
この発明に係る他のカーテンエアバッグ取付構造は、車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグが留め部材と車体パネルとの間に取着されたカーテンエアバッグ取付構造において、上記留め部材は、上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、この仮止め機構部による仮止め状態で上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とを備え、この固定機構部は、車室側から上記車体パネル側に延びその延出方向先端部に軸方向に沿ったスリットが設けられた筒状に形成されるとともにその延出方向に移動可能に構成され、この移動によりその先端部が上記車体パネルに係合される留め本体部と、この留め本体部の中空部に挿入されてその延出方向に移動可能に構成されるとともにこの延出方向に移動させることにより上記留め本体部の先端部を上記スリットによって外方に拡開させて該留め本体部を上記車体パネルに係止するように構成されたロック部とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、上記固定機構部は、上記留め本体部と上記ロック部とを備えるので、上記仮止機構部による仮止めに際し上記車体パネル側に突出する留め本体部が邪魔になることがなく、仮止め作業を円滑に行うことができ、作業性を向上させることができるとともに、上記ロック部材の位置によりカーテンエアバッグが仮止状態にあるか、或いは固定状態にあるかを判断することができ、カーテンエアバッグの固定状態を容易且つ簡便に確認することができる。しかも、上記ロック部を上記留め本体部の突出方向に移動させるだけで、簡単に留め本体部を上記車体パネルの係止孔に係止させることができ、簡単な構成で確実にカーテンエアバッグを固定することができる。
この発明に係るカーテンエアバッグ取付用留め部材は、車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグを車体パネルに取着するカーテンエアバッグ取付用留め部材において、車室側から上記車体パネル側に突出して上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、車室側から上記車体パネル側に突出してこの仮止め機構部による仮止め状態で上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とをそれぞれ個別に備え、上記仮止機構部および固定機構部は、それぞれ車体パネルに個別に設けられた係止孔に挿入可能に構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明に係る他のカーテンエアバッグ取付用留め部材は、車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグを車体パネルに取着するカーテンエアバッグ取付用留め部材において、上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、この仮止め機構部による仮止め状態で上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とを備え、この固定機構部は、車室側から上記車体パネル側に延びその延出方向先端部に軸方向に沿ったスリットが設けられた筒状に形成されるとともにその延出方向に移動可能に構成され、この移動によりその先端部が上記車体パネルに係合される留め本体部と、この留め本体部の中空部に挿入されてその延出方向に移動可能に構成されるとともにこの延出方向に移動させることにより上記留め本体部の先端部を上記スリットによって外方に拡開させて該留め本体部を上記車体パネルに係止するように構成されたロック部とを備えることを特徴とするものである。
これらの発明によれば、上記カーテンエアバッグ取付構造と同様に、確実かつ安定的に仮止めすることができその取付作業性を向上させることができるとともに、カーテンエアバッグが仮止め状態から固定されたことを容易に確認することができる。
この発明によれば、確実かつ安定的に仮止めすることができその取付作業性を向上させることができるとともに、カーテンエアバッグが仮止め状態から固定されたことを容易に確認することができるという利点がある。
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は当実施形態に係るカーテンエアバッグ取付構造が設けられる車体側部を示す概略図である。
この車体側部には、フロントピラー1、センタピラー2、リヤピラー3が車体前側から順次配設され、各ピラー1,2,3の上端部に車両前後方向に延びるルーフサイドレール4の所定箇所が接合一体化されている。ルーフサイドレール4の下端部には、図3に示すように、インナーパネル4aとアウターパネル4bとの接合フランジ4cを被覆する被覆部12が嵌着され、この被覆部12に設けられた係合突出部12aにこれらのルーフサイドレール4を含むルーフ等を覆うトリム6の端部が係合されている。また、フロントピラー1のサイドドアガラス側の端部にも、ルーフサイドレール4と同様に被覆部(不図示)が設けられるとともに、この被覆部の係合突出部(不図示)にピラーガーニッシュ1aの端部が係合されている。
トリム6とルーフサイドレール4との間、およびフロントピラー1とピラーガーニッシュ1a(図1参照)との間には、車両の側突時等に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグ51を有するカーテンエアバッグ装置5が装備されている。そして、トリム6およびピラーガーニッシュ1aは、このカーテンエアバッグ51の膨張展開に伴ってカーテンエアバッグ51に内部から押圧されることによりその端部が係合突出部12a等を乗り越えて下方に開放可能に構成されている。
図2は、トリムを取り外した状態でカーテンエアバッグ装置を示す斜視図である。このカーテンエアバッグ装置5は、カーテンエアバッグ51と、このカーテンエアバッグ51にガスを供給するインフレータ52と、カーテンエアバッグ51の前端部を引張するテザー53とを備え、このカーテンエアバッグ51が車両前後方向に複数個配設された留め部材7によってルーフサイドレール4の車室側の側面に取り付けられている。
カーテンエアバッグ51は、2枚のシートの周縁部を縫合することにより車両前後方向に細長い袋状に形成され、コンパクトに折り畳まれた状態で上記トリム6の内側に収納されている。このカーテンエアバッグ51は、その上端縁に沿って配設されたガス供給チューブ13(図3参照)のガス供給孔から供給された高圧ガスによって膨張展開するように構成されている。具体的には、このカーテンエアバッグ51は、サイドドアガラスに対応して配設されたカーテン本体54と、このカーテン本体54をルーフサイドレール4に取り付けるためのバッグ取付片55とを備え、折り畳み状態でトリム6内に収納されている(図3参照)。
このカーテン本体54は、図1に示すように、少なくともシート8のヘッドレスト81の側方に配設され、衝突時に膨張するバッグ部511が設けられるとともに、このバッグ部511同士の間、或いはバッグ部511の周辺部には、衝突時に膨張しない非膨張部512が設けられている。この非膨張部512は、2枚のシートが重合状態で縫合され、ガス供給チューブ13からのガスの供給を遮断するように構成されるとともに、バッグ部511によって被覆されていないドアガラスに対応して配設されている。従って、カーテン本体54は、この非膨張部512にガスが供給されないためバッグ部511を効率的に膨張させることができるとともに、この非膨張部512がサイドガラスに対応して設けられているので例えば側突に伴うドアガラスの車室側への飛散を効果的に防止することができる。
バッグ取付片55は、図4に明示するように、カーテン本体54から連設された略矩形状のシート片であり、カーテン本体54の長手方向に沿って複数個(ここでは3個)配設されている。すなわち、バッグ取付片55は、ルーフサイドレール4の前端部、中央部であってセンタピラー2よりもやや前寄りの位置、および後端部にそれぞれ対応して設けられている。このバッグ取付片55は、留め部材7の後述する仮止突片71が係止される一対の縦長矩形状の仮止用挿入孔55aが車両前後方向に並設されるとともに、留め部材7の後述する留め本体731の先端部が係止される略円形の固定用挿入孔55bが上記仮止用挿入孔55a間に形成されている。すなわち、留め部材7の仮止突片71および留め本体731にそれぞれ対応して個別に挿入孔55a,55bが設けられている。
なお、仮止用挿入孔55aおよび固定用挿入孔55bは、この留め部材7の仮止突片71および留め本体731に対応して形成されるものであり、その形状は特に限定されるものではない。また、このバッグ取付片55は、例えば二つ折りされるなど、カーテン本体54に比べてその強度を向上させるように構成されてもよい。
一方、インフレータ52は、イグナイタ、着火剤、ガス発生剤、フィルタ等を備え、図示しない衝突センサからの信号を受けて高圧のガスを発生させるものであり、上記ガス供給チューブ13に接続されることにより当該ガスをカーテンエアバッグ51のバッグ部511に供給するように構成されている。このインフレータ52は、図2に示すように、細長い円筒状に形成され、その長手方向が車両前後方向に沿った状態でセンタピラー2に対応するルーフサイドレール4の所定箇所に固定されている。この固定構造は、特に限定されるものではないが、当実施形態では、インフレータ52の外周形状に沿うように形成された前後一対のブラケット10によってルーフサイドレール4の車室側の側面に固定されたインフレータ用の支持ブラケットにボルト結合されている。
テザー53は、カーテン本体54の前側上端部を緊張させてカーテン本体54の表面の法線方向に張力を発生させるものである。このテザー53は、その後端がカーテン本体54の前端における上端部に縫合されているとともに、その前端がボルト11によってフロントピラー1の下端部に固定されている。
このカーテンエアバッグ51は、上記したように留め部材7によってルーフサイドレール4に取り付けられている。図4は、この留め部材を含めたカーテンエアバッグの取付構造を分解して示す斜視図である。
この留め部材7は、図4に示すように、カーテンエアバッグ51のバッグ取付片55を貫通してこの留め部材7をルーフサイドレール4に仮止めすることによってカーテンエアバッグ51を該ルーフサイドレール4に係合させて仮止めする仮止機構部としての一対の仮止突片71と、この仮止突片71と一体に形成された保持部72と、この保持部72に保持され、仮止め状態にあるカーテンエアバッグ51を固定(本止め)するための固定機構部73とを備え、これら71,72,73が一つのユニットを構成している。
仮止突片71は、図5に示すように、保持部72の幅方向両端部にルーフサイドレール4側に突出して設けられている。この仮止突片71は、キノコ状に形成され、1枚のプレートを屈曲形成することにより保持部72と一体形成されている。
具体的には、この仮止突片71は、ルーフサイドレール4側に突出する板状の仮止本体部711と、この仮止本体部711の先端部から上方に突出するフック部712と、仮止本体部711の先端部からフック部712と逆方向、すなわち下方に突出する補助フック部713とを有し、これらの仮止本体部711、フック部712および補助フック部713がバッグ取付片55の仮止用挿入孔55aに挿通されてルーフサイドレール4の後述する仮止用係止孔41に係止可能に構成されている。この仮止突片71の先端部、すなわちフック部712および補助フック部713を含む先端部は、その高さが仮止用係止孔41の上下長さよりも高くなるように寸法設定されるとともに、この仮止突片71を仮止用係止孔41に挿入する場合には仮止突片71をその延出方向に対して若干上下に回動させて傾倒状態で仮止用係止孔41に挿入可能なように寸法設定されている。従って、この仮止突片71を仮止用係止孔41に係合させた状態では、仮止本体部711をその延出方向反対側に向かって引き抜こうとすると、フック部712および補助フック部713が仮止用係止孔41の周縁部に係合して仮止突片71の脱落を効果的に防止するものとなされている。
保持部72は、図5に明示するように、略矩形状の平板体であり、そのルーフサイドレール4側の面部がバッグ取付片55の面部に対向して該取付片55に対して面接触するように構成されている。この保持部72は、上記したようにその幅方向両側に仮止突片71が突設されているとともに、その中央部に固定機構部73を挿通保持するための略円形状の保持孔721が設けられている。従って、この保持部72は、仮止突片71の間に固定機構部73が配置されるように構成されている。
この固定機構部73は、図4に示すように、ルーフサイドレール4側に突出する円筒状の留め本体(留め本体部に相当)731と、この留め本体731の中空部731aに挿入される軸体としてのロックピン(ロック部に相当)732とを備え、それぞれ合成樹脂により所定の強度を有するように成形されている。
留め本体731は、ルーフサイドレール4側に延びる中空軸部733を備え、この中空軸部733を保持部72の保持孔721に挿入することにより該保持部72によって留め本体731の突出方向に移動可能に保持されている。図6に示すように、この中空軸部733の先端部、すなわちルーフサイドレール4側の端部には、径方向外方に膨出する環状膨出部734が設けられ、この環状膨出部734には保持孔721の周縁部と係合する環状の係合溝735が設けられている。この係合溝735は、ルーフサイドレール4側の側壁がその底面に対して略垂直に起立して中空軸部733の車室側への移動を拘束するものとなされ、一方その基端部側の側壁が傾斜面として形成され、中空軸部733をルーフサイドレール4側に移動させた場合に、この係合状態が解除されるように構成されている。そして、留め本体731は、この移動に伴って、中空軸部733がバッグ取付片55の固定用挿入孔55bおよびルーフサイドレール4の後述する固定用係止孔42に挿入係合するように構成されている。
また、中空軸部733の基端部、すなわち車室側の端部には、径方向外方に突出する位置決めフランジ(位置決め部に相当)736が設けられ、留め本体731がその突出方向に移動された場合にこの位置決めフランジ736が保持部72に当接してその移動を規制するものとなされている。従って、この位置決めフランジ736が保持部72に当接することにより留め本体731がバッグ取付片55の固定用挿入孔55bおよびルーフサイドレール4の固定用係止孔42に係合されていることを確認することができる。
さらに、中空軸部733は、その先端から位置決めフランジ736に至るまでの間に軸方向に沿ってスリット733aが設けられ、このスリット733aによってスリット733a間の中空軸部733の部位が径方向外方に弾性変形して拡開可能に構成されている。当実施形態では、このスリット733aは、左右対称状に2個設けられているが、このスリット733aの本数は特に限定されるものではなく、例えば等間隔に3本以上の複数本、或いは1本だけ設けられるものであってもよい。ただし、中空軸部733の先端部をより確実に拡開させるためには、上記スリット733aを複数本設けるのが好ましい。なお、中空軸部733は、その先端部が先細り状に形成され、バッグ取付片55の固定用挿入孔55bおよびルーフサイドレール4の固定用係止孔42に挿入し易いように形成されている。
一方、留め本体731の中空部731aは、図6に示すように、その先端部が先端に向かうに従って漸次縮径して縮径部733bとして形成され、ロックピン732がその軸方向の移動に伴って縮径部733bに差し掛かることによって中空軸部733の先端部を径方向外方に拡開させるように構成されている。
この中空部731aには、上記したように、ロックピン732が挿入されている。ロックピン732は、留め本体731を確実にルーフサイドレール4の固定用係止孔42に係止固定させるものであり、当実施形態では図8に示す初期位置からその軸方向に沿ってルーフサイドレール4側に移動させることにより留め本体731の先端部を拡開させてこの留め部材7をルーフサイドレール4に係止固定するものとなされている。
具体的には、ロックピン732は、その先端部が先細り状に形成された円柱状の軸体であり、軸方向に沿って移動可能に留め本体731に支持されている。このロックピン732は、その基端部(車室側の端部)に径方向外方に突出するヘッド部737が設けられている。このヘッド部737は、ロックピン732を図8に示す初期位置からルーフサイドレール4側に移動させた場合に図7に示すように留め本体731の位置決めフランジ736に当接してロックピン732のそれ以上の押し込みを規制するものであるとともに、このヘッド部737と位置決めフランジ736との位置関係を確認することにより留め部材7が仮止状態にあるか、或いは固定状態にあるかを目視によって確認することができるようになっている。また、このロックピン732は、その長さが図8に示す初期位置からヘッド部737が位置決めフランジ736に当接するまでの間に留め本体731の縮径部733bに達して留め本体731の先端部を拡開させることができる長さに設定されている。すなわち、このロックピン732の長さは、留め本体731の係合溝735から位置決めフランジ736までのストロークよりも長く設定されている。
ここで、ルーフサイドレール4の仮止用係止孔41および固定用係止孔42について説明する。このルーフサイドレール4の仮止用係止孔41および固定用係止孔42は、それぞれ仮止突片71および固定機構部73に対応してこのルーフサイドレール4の車室側の側壁に貫設されている。これらの仮止用係止孔41および固定用係止孔42は、バッグ取付片55の挿入孔55a,55bと同様に、それぞれ個別に形成され、バッグ取付片55がルーフサイドレール4の側壁に重ね合わされた場合に各挿入孔55a,55bに一致するように構成されている。すなわち、仮止用係止孔41は上下方向に細長く形成され車両前後方向に一対形成され、この仮止用係止孔41の間に略円形の固定用係止孔42が形成されている。
このルーフサイドレール4に対するカーテンエアバッグ51の取付方法について、図4および図8ないし図10を用いて説明する。このカーテンエアバッグ51を取り付けるに当たっては、まずカーテンエアバッグ51をサイドドアガラスの所定箇所に配設し、そのバッグ取付片55をそれぞれルーフサイドレール4の車室側の側壁に、各挿入孔55a,55bを各係止孔41,42に一致させた状態で配設するとともに、順次留め部材7によって仮止めする。この留め部材7による仮止めは、仮止突片71を図4の矢印に示す方向に若干回動させることによりこの仮止突片71を保持部72および固定機構部73とともに傾倒させ、この仮止突片71の先端部における全高が低くなる姿勢で、バッグ取付片55の仮止用挿入孔55aおよびルーフサイドレール4の仮止用係止孔41に挿通させる。そして、この傾倒姿勢から逆に回動させて元通りの姿勢に戻すことにより、この留め部材7を図8に示す仮止め状態とする。
なお、この留め部材7は、本止めされるまでの初期状態では、図8に示すように、留め本体731の係合溝735が保持部72の保持孔721の周縁部に係合された状態にあり、この留め本体731の先端部は、その先細り部分が保持部72から若干突出した状態となっている。従って、留め部材7の固定機構部73がルーフサイドレール4側に突出して上記仮止作業時にこの固定機構部73が邪魔になるといった事態を抑制してその仮止作業性を向上させることができる。また、ロックピン732は、上記初期状態では、図8に示すように、先端部の先細り部分738が中空軸部733の縮径部733bに当接した状態となっている。
この留め部材7の仮止作業を各バッグ取付片55について行うことにより、カーテンエアバッグ51をルーフサイドレール4に仮止めすることができる。
この仮止状態では、固定機構部73と別個に形成された仮止突片71がバッグ取付片55の仮止用挿入孔55aを通してルーフサイドレール4の仮止用係止孔41に係止されるとともに、保持部72のルーフサイドレール4側の面部でバッグ取付片55の一面と面接触しているので、この仮止突片71を仮止めに特化してこの仮止めに適するように構成することができ、カーテンエアバッグ51の仮止めを確実かつ安定的に行うことができる。しかも、この仮止め突片71にはフック部712および補助フック部713が設けられるとともにその先端部が仮止用係止孔41の長さよりも長く形成されているので、仮止突片71が車室側に抜出しそうになると、このフック部712および補助フック部713の少なくともいずれか一方が仮止用係止孔41の周縁部に係合してその抜出を確実に防止することができる。
従って、このカーテンエアバッグ51の取付作業において、仮止作業を簡便に行うことができるとともに、例えば留め部材7が落下して作業をし直す必要がなく、しかも仮に誤って仮止突片71を非対応の仮止用係止孔41に係止させた場合でもこの仮止突片71を挿入手順と逆の手順で簡単に仮止状態を解除することができ、その作業性を向上させることができる。
この留め部材7による仮止状態から固定状態に移行するには、ロックピン732を車室側からルーフサイドレール4側に押圧するだけでよい。すなわち、ロックピン732を上記のように押圧すると、まずこのロックピン722が留め本体731とともに軸方向ルーフサイドレール4側に移動する。このロックピン722とともに移動する留め本体731は、図9に示すようにその位置決めフランジ736が保持部72に当接することによりその移動を停止する。
この図9の状態では、留め本体731がルーフサイドレール4の固定用係止孔42に係止された状態にあり、この係止状態を上記位置決めフランジ736の保持部72による位置で容易に確認することができる。また、この状態では、ロックピン722のヘッド部737と位置決めフランジ736とは離間した状態にあり、ロックピン722をさらに押圧し続けると、ロックピン722の先細り部分738が縮径部733bに押し入ることにより留め本体731の先端部が径方向外方に拡開し、ロックピン722のヘッド部737が上記位置決めフランジ736に当接した状態になる。
この状態では、図10に示すように、留め本体731の所定部分がルーフサイドレール4の固定用係止孔42の周縁部に係止され、これにより簡単な構成の留め部材7によって確実にカーテンエアバッグ51をルーフサイドレール4に固定(本止め)することができる。しかも、カーテンエアバッグ51の展開時にこの留め部材7に不測の荷重が作用した場合でも環状膨出部734が固定用係止孔42に係止されることによって留め部材7の抜脱をより確実に防止することができ、カーテンエアバッグ51の取付強度に対する信頼性を大幅に向上させることができる。なお、このロックピン722によって留め本体731の先端部を拡開させた際には、所定のクリック感を得ることができ、これにより留め部材7がルーフサイドレール4の固定用係止孔42に確実に係止したことを実感することができる。
また、この図10および図7に示す固定状態では、ロックピン722のヘッド部737が留め本体731の位置決めフランジ736に当接した状態にあり、この当接状態は視認可能なので、カーテンエアバッグ51がルーフサイドレール4に固定されたか否かを目視によって確認することができ、これによりカーテンエアバッグ51を確実に固定することができる。
また、ルーフサイドレール4の車室側壁には、仮止用係止孔41および固定用係止孔42がそれぞれ個別に形成されているので、仮止突片71と固定機構部73とのそれぞれに適合させて係止孔41,42を形成することができ、より確実にカーテンエアバッグ51を仮止めおよび固定(本止め)することができる。
また、仮止突片71と保持部72が一体形成されるとともに、この保持部72の保持孔721に固定機構部73が保持されるので、留め部材7を簡便に製作することができ、この留め部材7の保管、輸送等に関する利便性も向上させることができる。
なお、以上に説明したカーテンエアバッグ取付構造およびその取付用留め部材は、本発明に係る一実施形態であって、この構造の具体的構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。変形例を以下に説明する。
(1)上記実施形態では、仮止突片71が仮止本体部711,フック部712,補助フック部713によって構成されているが、この仮止突片71の具体的構成は特に限定されるものではなく、フック部712,補助フック部713のいずれか一方が省略されるものや、あるいはともに省略されるものであってもよい。この場合でも、仮止本体部711が固定用係止孔42の周縁部に係止されることによってカーテンエアバッグ51をルーフサイドレール4に仮止めすることができる。
当実施形態に係るカーテンエアバッグ取付構造が装備された車体側部を概略的に示す斜視図である。 同取付構造を概略的に示す斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 同取付構造を分解した状態で示す斜視図である。 仮止突片および保持部を示す斜視図である。 留め本体を示す断面図である。 留め部材によるカーテンエアバッグの固定状態を示す断面図である。 留め部材によるカーテンエアバッグの仮止め状態を示す断面図である。 留め部材の留め本体の係合状態を示す断面図である。 留め部材によるカーテンエアバッグの固定状態を示す断面図である。
符号の説明
4 ルーフサイドレール(車体パネル)
5 カーテンエアバッグ装置
7 留め部材
41 仮止用係止孔
42 固定用係止孔
51 カーテンエアバッグ
55 バッグ取付片
55a 仮止用挿入孔
55b 固定用挿入孔
71 仮止突片(仮止機構部)
72 保持部
73 固定機構部
511 バッグ部
512 非膨張部
712 フック部
713 補助フック部
722 ロックピン
731 留め本体
731a 中空部
732 ロックピン
733a スリット
733b 縮径部
735 係合溝(係合部)
736 位置決めフランジ(位置決め部)
737 ヘッド部

Claims (14)

  1. 車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグが留め部材と車体パネルとの間に取着されたカーテンエアバッグ取付構造において、
    上記留め部材は、車室側から上記車体パネル側に突出して上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、車室側から上記車体パネル側に突出してこの仮止め機構部による仮止め状態から上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定状態に移行させるとともにこの固定状態に移行したことを視認可能に構成された固定機構部とをそれぞれ個別に備え、
    車体パネルには、これらの仮止機構部と固定機構部とがそれぞれ挿入されて係止される係止孔が個別に設けられていることを特徴とするカーテンエアバッグ取付構造。
  2. 上記カーテンエアバッグは、衝突時に膨張するバッグ部と、衝突時に膨張しない非膨張部とを備えることを特徴とする請求項1記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  3. 上記カーテンエアバッグは、上記仮止機構部と上記固定機構部とがそれぞれ挿入される挿入孔がそれぞれ個別に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  4. 上記留め部材は、上記仮止機構部と一体に形成された保持部を有し、この保持部に上記固定機構部が保持されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  5. 上記固定機構部は、上記車体パネル側に突出するとともにこの突出方向に移動可能に構成され移動されることにより先端部が上記係止孔に挿入される留め本体部と、この留め本体部に対してその突出方向に移動可能に構成されるとともにこの移動により上記係止孔に挿入された該留め本体部を車体パネルに固定するロック部とを備えることを特徴とする請求項4記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  6. 上記留め本体部はその突出方向基端部にその突出方向への移動により上記保持部に当接してその移動を規制する位置決め部を有し、一方、上記ロック部はその基端部に上記ロック部の移動により上記留め本体部の位置決め部に近接移動するヘッド部を有することを特徴とする請求項5記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  7. 上記留め本体部はその突出方向に延びる筒状に形成されるとともにその突出方向先端部に軸方向に沿ってスリットが形成され、この留め本体部の中空部に上記ロック部が移動可能に挿入され、このロック部を上記留め本体部の突出方向に移動させることによりこの留め本体部の先端部が上記スリットによって外方に拡開して該留め本体部が上記係止孔に係止されるように構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  8. 上記留め本体部の中空部はその先端部が先細り状に形成され、一方、上記ロック部は軸体として構成され、上記固定機構部は、このロック部を上記留め本体部の突出方向に移動させることによりまず該留め本体部をその突出方向に移動させ、続いて該留め本体部の先端部を外方に拡開させるように構成されていることを特徴とする請求項7記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  9. 上記保持部は上記留め本体部を挿入する留め本体挿入孔を有し、上記留め本体部はその突出方向への移動前の初期位置で上記留め本体挿入孔の周縁に係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  10. 上記仮止機構部は、上記車体パネル側に突出する仮止本体部と、この仮止本体部の先端部から上方に突出するフック部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  11. 上記仮止機構部は、上記仮止本体部の先端部から下方に突出する補助フック部を有することを特徴とする請求項10記載のカーテンエアバッグ取付構造。
  12. 車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグが留め部材と車体パネルとの間に取着されたカーテンエアバッグ取付構造において、
    上記留め部材は、上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、この仮止め機構部による仮止め状態で上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とを備え、
    この固定機構部は、車室側から上記車体パネル側に延びその延出方向先端部に軸方向に沿ったスリットが設けられた筒状に形成されるとともにその延出方向に移動可能に構成され、この移動によりその先端部が上記車体パネルに係合される留め本体部と、この留め本体部の中空部に挿入されてその延出方向に移動可能に構成されるとともにこの延出方向に移動させることにより上記留め本体部の先端部を上記スリットによって外方に拡開させて該留め本体部を上記車体パネルに係止するように構成されたロック部とを備えることを特徴とするカーテンエアバッグ取付構造。
  13. 車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグを車体パネルに取着するカーテンエアバッグ取付用留め部材において、
    車室側から上記車体パネル側に突出して上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、車室側から上記車体パネル側に突出してこの仮止め機構部による仮止め状態で上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とをそれぞれ個別に備え、
    上記仮止機構部および固定機構部は、それぞれ車体パネルに個別に設けられた係止孔に挿入可能に構成されていることを特徴とするカーテンエアバッグ取付用留め部材。
  14. 車両の衝突時に膨張して車室サイドを保護するカーテンエアバッグを車体パネルに取着するカーテンエアバッグ取付用留め部材において、
    上記カーテンエアバッグの所定箇所を仮止めする仮止機構部と、この仮止め機構部による仮止め状態で上記カーテンエアバッグの上記所定箇所を固定する固定機構部とを備え、
    この固定機構部は、車室側から上記車体パネル側に延びその延出方向先端部に軸方向に沿ったスリットが設けられた筒状に形成されるとともにその延出方向に移動可能に構成され、この移動によりその先端部が上記車体パネルに係合される留め本体部と、この留め本体部の中空部に挿入されてその延出方向に移動可能に構成されるとともにこの延出方向に移動させることにより上記留め本体部の先端部を上記スリットによって外方に拡開させて該留め本体部を上記車体パネルに係止するように構成されたロック部とを備えることを特徴とするカーテンエアバッグ取付用留め部材。
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