JP2007159684A - 指先刺激装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誰でも簡単に取り扱い可能で、手の指先を確実に刺激することができ、この指先刺激により、体温を健康な人と同程度に安定させる可能性のある指先刺激装置を提供する。
【解決手段】指先刺激装置300は、手の指先を配置する指先配置部331〜335と、指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材341〜345とを備える。また、指先刺激装置300は、手の指先を配置する指先配置部331〜335と、指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材341〜345と、視認可能に配置された青紫色光を発する青紫色光発生部材361〜365とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば手の指先を刺激する指先刺激装置に関するものである。
一般に、体内の深部温度が37.2℃のとき、その人の体内では、生命維持活動に欠かせない酵素が最も活発に働くことが知られている。また、我々が知る体温の平均は、直腸・舌下で36.5〜36.7℃、脇の下で36.2〜36.3℃くらいが平熱といわれている。
もし、体内の酵素が活発に働けるだけの体温が維持できないと、当然、酵素の活動が鈍ってくる。場合によっては病気になることもある。
例えば、低血圧の人は、一日の体温はある程度変動するために、体温は朝が最も低く、その後だんだんと上昇していく。健康な人なら、朝でも体温は少なくとも35℃以上はあるが、低血圧の人は、朝の体温が35℃に達しないほど低いことが多い。
このため、低血圧の人は、朝のうちは体温が低いために酵素が十分に働かず、気力が出てこない、という現象になりやすいといわれている。つまり、低血圧の人が朝に弱いといわれるのは、体温が低いために体内の酵素が十分に働かず、そのために朝に弱くなってしまうのである。
このような体温の低い状態が、朝だけで終わらずその後も持続すると、癌や膠原病、アレルギー、胃潰瘍などの病気の原因を作ってしまうことにもなりかねない。
また逆に、高熱が出ると、脳細胞が壊れるといわれるが、それは、脳細胞が熱自体で壊されるのではなく、熱が高くなると脳が必要とする酸素量が多くなり、その酸素が充分に供給できずに細胞が壊れることになるのである。
高熱が出ると身体が緊張状態になるので、血流が悪くなり、そのため脳への血行も悪くなり、脳が酸素不足になる。高熱で小児が痙攣を起こすのは、この酸素不足のためである。
また、「冷え性」は、実は身体が冷えるのではなく、冷房などで身体の表面から熱が奪われるとき大切な身体の深部の熱を逃がさないようにするために、身体の表面が冷気にさらされる環境では、自律神経が体表の血管を収縮させ、毛穴も閉じて、放熱をできるだけ避けて身体の深部の体温を維持しようとするために起こるのである。
このように、体内の深部温度をつねに37.2℃に維持するために、人間は常に体温調節を行っている。暑い日は汗をかいて気化熱を放出し、体温が必要以上に上がるのを防ぐ。また、寒い日は肌や血管が収縮して、できるだけ熱が外に出るのを防ぐ。この体温のコントロールを行っているのが「自律神経」である。
自律神経は、無意識のうちに体内の全ての調整を行っている神経で、交感神経と副交感神経がある。
心臓の働きや呼吸が速くなったり、血圧を上げ、血流を増やして、活動のための酸素を全身に送ろうとするのが交感神経の役目である。副交感神経はそれとは逆に、心臓をゆったり動かし、身体全体をリラックスさせる働きをしている。昼間は主に交感神経が働き、夜寝ている時は副交感神経が主に働いていると考えてよい。
自律神経は、心臓の働きや血管の拡張・弛緩などを調整して血圧や血流を支配している。あるいは、それぞれの細胞が「働く」か「働かない」かを決めるのが「自律神経」である。自律神経は体中のほぼ「全部」の細胞を支配しており、そのときの行動にふさわしい細胞が働き、そうでない細胞が休むということを決めている。
例えば、興奮したときは、心臓や血管の細胞を働かせて身体を活動状態にするよう交感神経が指令を出す。例えば、ものを食べるときは、大切な消化吸収に関係する細胞は働いてその他は休むように副交感神経が指令する。
体温を維持するエネルギーは全身を巡っている血液がもたらす。食事をするとそれが消化・分解されて肝臓に運ばれ、エネルギーに変換される。運動でも筋肉で熱が作られる。これらの熱エネルギーは血液によって全身の細胞に分配される。したがって、なんらかの原因で血流が途絶えてしまうと、血液が充分に供給されず、体温が下がってしまう。
血液が途絶えてしまう原因のひとつが、交感神経の緊張である。例えば、仕事が忙しく、睡眠不足で一生懸命仕事をしていると、交感神経の緊張状態が続く。但し普通は、交感神経の緊張状態がある程度続いても、その後は副交感神経が作用して、身体は均衡状態に戻る。
しかし、無理ばかりしていると、副交感神経が働く余裕が無くなり、身体が緊張しっぱなしになってしまう。交感神経は血管が収縮するように作用するので、このような無理を続ける人は血管が細くなっている。細い血管に流れる血液量は少ないから、全身の血液循環量が減って、体温も下がってしまうのである。
一方、いつも副交感神経が優位に働いていればよいかというと、そうともいえない。副交感神経は血管を拡張させるので、血液が大量に血管に入り込むことになる。その大量の血液を動かすには手間がかかるので、この場合もかえって血液の流れが悪くなってしまうのである。
自律神経の面から見ると、交感神経と副交感神経どちらが極度に優位になっても、身体のバランスが破綻して、低体温になり、さまざまな病気を招くといえる。
また、血液量などの体内調整は、自律神経だけで行われているわけではない。自律神経系と内分泌系(ホルモンの分泌)、そして「免疫系」という3つの調整システムがお互いに作用しあって行われている。したがって、体温は、自律神経だけでなく免疫系とも密接に関わっている。
交感神経が優位になると、白血球中のリンパ球の割合が少なくなる。そして、交感神経優位の状態が続きさらに低体温になると、リンパ球の割合はさらに減ってしまう。これは、リンパ球が副交感神経の支配を受けており、白血球中の顆粒球は交感神経の支配を受けているからである。
そして、低体温から脱して体温が上昇すると、今度は副交感神経が優位になり、リンパ球の割合が高くなっていく。しかし、リンパ球があまり増えすぎても逆に体温は低下してしまう。体温が低い状態は、酵素の働きが悪くなっている状態であるから、当然さまざまな病気に罹りやすくなる。
ストレスは、交感神経を緊張させて低体温の原因になる。ストレスは、精神的、肉体的に負荷がかかった状態のことで、全身の筋肉に血液を大量に送らねばならないような状態にあい、交感神経を興奮させる要因のことである。
肉体的なことばかりでなく、精神的な「悩み」「心配」「驚き」「悲しみ」「イライラ」などの動揺があると、交感神経は緊張する。但し通常は、交感神経の緊張に代わり副交感神経が作用して、均衡が崩れることはない。
しかし、弱いストレスでも長期にわたって継続すると、副交感神経がうまく身体を元へ戻せなくなることがある。こうなると交感神経優位になり、低体温になるというわけである。大病をした人の経緯を聞くと、例外なく大きなストレスを抱えている。この交感神経優位の状態が長く続くことは、危険なことである。
免疫力を担っているのは、「顆粒球」と「リンパ球」である。低体温が続くと、免疫力が低下してしまう。免疫力は、細菌やウィルス、体内で作られた有害な物質を処理して、体内を常に生存に適した状態に保とうとする能力である。その能力が低下すると、さまざまな不調が現れてくる。
免疫システムは、大雑把に言えば、顆粒球とリンパ球で成り立っている。これらの免疫細胞が最も効率よく働くうえで大切なことは、体温なのである。
体温が通常の範囲にある人(病気でない人)を採血して顆粒球とリンパ球の状態を調べると、体温が高い人ほどリンパ球の数が多いことが判っている。リンパ球は身体に害を及ぼすものを排除するものであるから、このリンパ球が多ければ、身を守る力が高いということになる。
以上のように、本来、体内の深部温度が37.2℃のとき脇の下で36.2〜36.3℃くらいとされる平熱が、35℃程度またはそれ以下である「低体温」の人は、体内の深部温度が37.2℃には及ばずもっと低いことが明らかである。
そして、このような「低体温」の人の場合、体温のコントロールを行っている「自律神経」の働きが正常でなく、全身の血流が滞りがちで、「免疫力」も低下している可能性が高い。とくに、慢性的に低体温の人は、平熱が正常値である健康な人に比べて、免疫力が低く、病気に罹りやすいといえる。
従来、自律神経の交感神経または副交感神経の興奮を安定させるためには、自律神経への最も効果的と考えられる部位に「赤外線」や「電気パルス」、「鍼灸」などの物理的な刺激を与える方法が知られている。
また、視覚からの「光パルス」の照射により「自律神経」の興奮の安定化が図れることが理解される(東海大学工学部:「周期的点滅光刺激に対する脳波と末梢血流の応答」による)。
何故、光による視覚刺激が「自律神経」に刺激を与え「体温」調節に有効なのかというと、東海大学工学部の研究者は、脳内には、種々の周波数の自発性リズムを生成する振動子(リズム発生源)が多数存在し、それらが互いに相互作用することにより脳波を発生させているという米国の研究論文に基づいている(P.Andersen and S.A.A.andersson:Physiological Basis of the Alpha Rhythm,Appleton-Century Crofts,N;Y.,1968 による)。
また、これらの振動子は、通常は不規則に活動しているが、中枢神経系に起源する内部的な刺激や外部からの感覚刺激が加わると互いに結合して同期した活動を示し、脳波に明確な誘発リズムを発生する(Erol Basar:Brain Function and Oscillation,Springer,1998,1999 の研究による)。
以上の研究を基に東海大学では、周期的に点滅する光による視覚刺激に対する脳内振動子の応答と光刺激が、心拍周期や末梢血流などの心血管系パラメータのゆらぎに及ぼす効果について研究を行った。
これは、彼らが光刺激に対する脳内振動子の引き込み現象のうち、特に刺激光の点滅周波数によるアルファ波の引き込み現象に注目し、刺激光の点滅周波数と心拍周期の変動および末梢血流ゆらぎに内在する体温調節リズムの変化との関係を考察し、光刺激が自律神経系の活動に及ぼす効果について検討したことにほかならない。
まず体温の上昇とは、末梢血管における血流量の上昇によってなされる。つまり体温上昇の際には、心拍数が充分な血液量を維持させるだけのリズムで拍動する必要がある。体温の上昇の過程には、心拍数を上昇させるという段階が含まれる。
心肺系の役割は、身体の各組織及び器官への適当に酸素化された血液の潅流を維持することにある。この動作は自律神経系によって注意深く調節され、自律神経系は動脈血圧や酸素含有量などを連続的に感知し、これらを狭い範囲に維持するように呼吸、心出力、及び血管抵抗の変化を行う。自律神経系は、それが調節する効果器器官と共同してフィードバック及び制御系として作用する(特公平2−57933による)。
本発明者らは以上の研究成果から、「パルス光による視覚神経への刺激」が「脳波の引き込み現象」を誘発し、結果として末梢血管運動に変化を与え、それが血圧に変動を与え、自律神経系の調節を起こさせて、心拍数のゆらぎ(増減)に影響を与えることを期待した。
1975年Kitneyの研究に「An Analysis of the Nonlinear Behaviour of the Human Thermal Vasomotor control System」がある。その中で、ヒトの体温調節系が血管運動の変化を介して指尖血流に約20秒(〜0.05Hz)の周期をもつリズムを引き起こすことを、末梢血流ゆらぎのパワースペクトル密度の解析により明らかにしている。
また、Akselrodは1981年に「Power Spectrum Analysis of Heart Rate Fluctuations;A Quantitative Probe of Beat-To-Beat Cardiovascular Control」の中で、心拍周期ゆらぎのパワースペクトル密度に見られる0.05Hz近傍のピークは約20秒の周期を持つ体温調節リズムに対応するピークであり、末梢血管運動のゆらぎに起因して、それが血圧の変動を引き起こし、自律神経系の調節を介して心拍ゆらぎに反映されたと考えている。
東海大学の実験では、3Hzの光刺激が他の周波数での刺激より大きな末梢血流ゆらぎを及ぼしていることが判明している。しかも心拍周期に関しては、3Hzの光刺激により「増大」し刺激後もその状態を保持しているとある。
またこの研究の結論は、体温調節中枢は視床下部にあり、光による感覚刺激により体温調節中枢が刺激を受け、その結果血管交感神経の興奮が誘起され、交感神経系とレニン・アンジオテンシン系を含む時間遅れを伴った圧反射フィードバック機構が、末梢血流ゆらぎの低周波成分の強度変化に振動現象をもたらした、と結論付けている。
ここで注目すべきは「体温調節中枢」とはすなわち、「自律神経」の中枢である「視床下部」である。視床下部は心臓の機能を亢進させる「交感神経」と心臓の機能を抑制する「副交感神経」の中枢であり、同時に「体温」や食欲、睡眠、代謝、血圧の制御を行っている。
この部位が「光による感覚刺激」により刺激を受けるという事実は、光による自律神経中枢への刺激に他ならず、すなわち体温や血圧調整へのスイッチともなりえると考えられる。
そして、従来から、「自律神経」を調節する方法として、東洋医学では「鍼灸」が知られている。鍼灸師が、患者の不調を聞いて適切なツボに鍼灸を施すことで、自律神経に効果的な「刺激」を与え、患者の不調を和らげるものであり、これによって、体調快復に効果のあることが知られている。
また、人体のツボ療法に用いる治療器があることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−244464号公報
しかしながら、前者のような鍼灸の場合、一般の人(素人)が自分で自分に鍼灸を施すことは難かしく、とくに、安全で効果的な「刺激」を与えることは困難であるという課題がある。
また、後者のようなツボ療法用治療器の場合、ツボの位置を含むある範囲に切れ目を入れた施療衣を着用するので、取り扱いが面倒で不便であるうえ、着用の仕方や切れ目の大きさにより、ツボに効果的な「刺激」を与えられるか否か不明であるという課題がある。
この発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、誰でも簡単に取り扱い可能で、手の指先を確実に刺激することができ、この指先刺激により、自律神経に安全で効果的な刺激を与えて、体温のコントロールを図ることのできる指先刺激装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、指先刺激に加えて視覚刺激を効果的に与えることで、体温調節を行い末梢血流の増加を促すことのできる指先刺激装置を提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る指先刺激装置は、手の指先を配置する指先配置部と、前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材と、を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項2に係る指先刺激装置は、手の指先を配置する指先配置部と、前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材と、視認可能に配置された青紫色光を発する青紫色光発生部材と、を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項3に係る指先刺激装置は、手の指先を配置する指先配置部と、前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材と、視認可能に配置された光パルスを発する光パルス発生部材と、を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項4に係る指先刺激装置は、請求項1,2または3記載の指先刺激装置において、前記近赤外線発生部材は、間欠的にON/OFFして近赤外線を発生する近赤外線LEDを備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項5に係る指先刺激装置は、請求項1〜4のいずれか1項記載の指先刺激装置において、前記近赤外線の波長は、好ましくは820〜920nmの範囲内にあり、さらに好ましくは870nm近辺にあることを特徴とするものである。
この発明の請求項6に係る指先刺激装置は、請求項2記載の指先刺激装置において、前記青紫色光発生部材は、間欠的にON/OFFして青紫色光を発生する青紫色LEDを備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項7に係る指先刺激装置は、請求項2または請求項6記載の指先刺激装置において、前記青紫色光の波長は、好ましくは390〜420nmの範囲内にあり、さらに好ましくは405nm近辺にあることを特徴とするものである。
この発明の請求項8に係る指先刺激装置は、請求項3記載の指先刺激装置において、前記光パルス発生部材は、好ましくは3Hz近辺の光パルスを発生することを特徴とするものである。
この発明の請求項9に係る指先刺激装置は、請求項1,2または3記載の指先刺激装置において、前記指先配置部に配置された指先に振動を与える振動発生部材をさらに備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項10に係る指先刺激装置は、請求項9記載の指先刺激装置において、前記振動発生部材は、振動を発生する振動子どうしの軸線を交差させてうなりを発生することを特徴とするものである。
この発明の請求項11に係る指先刺激装置は、請求項1,2または3記載の指先刺激装置において、前記指先配置部は、装置本体表面の開口から内部へ指先を挿入可能な指先挿入部を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項12に係る指先刺激装置は、請求項11記載の指先刺激装置において、前記近赤外線発生部材は、前記指先挿入部の底から所定高さにおいて、当該指先挿入部の内部へ進入した初期位置から、指先に押されることで後退可能な可動部材に、間欠的にON/OFFして近赤外線を発生する近赤外線LEDを備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項13に係る指先刺激装置は、請求項1,2または3記載の指先刺激装置において、前記指先配置部は、装置本体表面の開口から内部へ延びる指先挿入部と、前記指先挿入部の内部に配置されて指先を挿入可能で、近赤外線を透過し、かつ、柔軟性を有する弾性部材であって、前記指先挿入部との間の気密空間が加圧されることで指先に密着可能な弾性部材と、を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項14に係る指先刺激装置は、請求項13記載の指先刺激装置において、前記近赤外線発生部材は、前記指先挿入部の底から所定高さに、間欠的にON/OFFして近赤外線を発生する近赤外線LEDを備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項15に係る指先刺激装置は、請求項11または請求項13記載の指先刺激装置において、前記装置本体は実質的に球体であり、左手の第1指および右手の第1指に共用する1個と、左手の第2指〜第5指および右手の第2指〜第5指に共用する4個との合わせて5個の指先挿入部を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項16に係る指先刺激装置は、請求項1,2または3記載の指先刺激装置において、前記指先配置部は、当該指先配置部が一方の焦点領域であり、かつ、他方の焦点領域に前記近赤外線発生部材が配置される楕円筒形状の反射部材を備えたことを特徴とするものである。
この発明は以上のように、手の指先を配置する指先配置部と、前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材とを備えた構成としたので、手の指先を確実に刺激することができ、この指先刺激により、自律神経に安全で効果的な刺激を与えて、体温のコントロールを図ることができ、しかも、誰でも簡単に取り扱うことができる。
また、この発明は、指先刺激に加えて視覚刺激を効果的に与えることで、体温調節を行い末梢血流の増加を促すことができる。
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図18は、この発明による指先刺激装置の第1の実施形態を示す図である。
この指先刺激装置300は、図1に示すように、互いに着脱可能な半球面状の上ケース310Uと下ケース310Lとにより、実質的に球体状に構成されたものである。図4に示すように、上ケース310Uと下ケース310Lとの境界付近には、外形が円形の支持板320が配置される。
支持板320の中央には、中空円筒321が取り付けられ、中空円筒321の上端は上ケース310Uに当接するまで延びる長さに形成される。この中空円筒321は、光を透過するプラスチック製のものである。
また、支持板320には、中空円筒321に外接する5つの指先挿入部331〜335が取り付けられる。指先挿入部331〜335は実質的に筒状のものであり、その上端は上ケース310Uに当接するまで延びる長さに形成され、上ケース310Uに形成された5つの開口311〜315に取り付けられる。これらの指先挿入部331〜335はいずれも、光を透過するプラスチック製のものである。
図6に示すように、支持板320の上面には、中空円筒321の下端を位置決めする凹所321rが形成され、また、指先挿入部331,332,333,334,335の下端を位置決めする凹所331r,332r,333r,334r,335rが形成される。これにより、中空円筒321および指先挿入部331,332,333,334,335の位置決めが容易にできる。
1つの指先挿入部331は、親指の指先を挿入するものであり、他の4つの指先挿入部332,333,334,335より大きい直径の円筒形に形成されている。他の4つの指先挿入部332,333,334,335は、親指を除く4本の指先を挿入するものであり、右手と左手に共用するため、すべて同じ直径の円筒形に形成されている。
指先挿入部331,332,333,334,335の下方部分には、挿入される各指先をおのおの一定方向に向かうようガイドする傾斜したガイド部331a,332a,333a,334a,335aが形成されている。
図3,図13に示すように、親指用指先挿入部331のガイド部331aは、中空円筒321の中心から親指用指先挿入部331の中心を通って延びる直線の延長方向へ向かうよう指先をガイドする。
また、親指以外の指先挿入部332,333,334,335のガイド部332a,333a,334a,335aは、親指用指先挿入部331の中心から各指先挿入部332,333,334,335の中心を通って延びる直線の延長方向へ向かうよう各指先をガイドする。
図4に示すように、ガイド部331aの向かい側所定高さには、指先挿入部331の実質的に半周分の長さの窓孔331bが形成されている。
また、図5に示すように、ガイド部332aの向かい側所定高さには、指先挿入部332の実質的に半周分の長さの窓孔332bが形成されている。図示してないが、残りのガイド部333a,334a,335aの向かい側所定高さにも、同様に、指先挿入部333,334,335の実質的に半周分の長さの窓孔333b,334b,335b(図示省略)が形成されている。
そして、これらの窓孔331b,332b,333b,334b,335bは、すべて同じ高さに配置される。この高さは、各指先挿入部331,332,333,334,335に指先が挿入されるとき、指先の爪の生えぎわが位置する高さに設計される。
図11(a),図14に示すように、親指用の指先挿入部331の窓孔331bは、中空円筒321の中心から親指用指先挿入部331の中心を通って延びる直線上に、ピン331cを備えている。窓孔331bは、このピン331cを挟んでその両側に同じ長さだけ形成される。
また、図14に示すように、指先挿入部332,335の窓孔332b,335bは、親指用指先挿入部331の中心から各指先挿入部332,335の中心を通って延びる直線(図13参照)上に、ピン332c,335cを備えている。図14では、本来の位置からずらして図示してある。窓孔332b,335bは、このピン332c,335cを挟んでその両側に同じ長さだけ形成される。
図示してないが、同様に、指先挿入部333,334の窓孔333b,334bは、親指用指先挿入部331の中心から各指先挿入部333,334の中心を通って延びる直線(図13参照)上に、ピン333c,334c(図示省略)を備えている。窓孔333b,334bは、このピン333c,334cを挟んでその両側に同じ長さだけ形成される。
図11(b)に示すように、親指用の指先挿入部331の窓孔331bには、窓孔331bの高さ(上下間隔)に所要のクリアランスをもって挿入可能な高さを有するLEDユニット341が配置される。
また、図12に示すように、指先挿入部332の窓孔332bには、窓孔332bの高さ(上下間隔)に所要のクリアランスをもって挿入可能な高さを有するLEDユニット342が配置される。
図示してないが、同様に、指先挿入部333,334,335の窓孔333b,334b,335bには、窓孔333b,334b,335bの高さ(上下間隔)に所要のクリアランスをもって挿入可能な高さを有するLEDユニット343,344,345が配置される。
窓孔331b,332b,333b,334b,335bの高さ(上下間隔)はすべて等しいため、LEDユニット341,342,343,344,345の高さはすべて同一のものである。
図10に示すように、LEDユニット341,342,343,344,345は実質的にすべて同じ三日月形をしたものである。LEDユニット342,343,344,345はすべて同一のものであり、LEDユニット341はそれよりやや大きい。
すなわち、LEDユニット341の長さは、指先挿入部331の外径に実質的に等しく、背面は、指先挿入部331の外形の曲率に実質的に等しく、これより大きい曲率の前面側に、4つの近赤外線LED341aが前面の曲率中心に向けて配置されている。
また、LEDユニット342,343,344,345の長さは、指先挿入部332,333,334,335の外径に実質的に等しく、背面は、指先挿入部332,333,334,335の外形の曲率に実質的に等しく、これより大きい曲率の前面側に、おのおの4つの近赤外線LED342a,343a,344a,345aが、前面の曲率中心に向けて配置されている。
近赤外線LED341a,342a,343a,344a,345aが発生する近赤外線の波長は、好ましくは820〜920nmの範囲内にあり、さらに好ましくは870nm近辺にある。そして、指先の爪の生えぎわ近傍を照射して指先を刺激するため、このような近赤外線LED341a,342a,343a,344a,345aは、間欠的にON/OFFさせることが好ましい。
これらのLEDユニット341,342,343,344,345は、底面中央に、左右間の中心軸線に沿って長溝341b,342b,343b,344b,345bを備えている。この長溝341b,342b,343b,344b,345bをピン331c,332c,333c,334c,335cに係合することで、各LEDユニット341,342,343,344,345は、その前面側に配置された近赤外線LED341a,342a,343a,344a,345aが、窓孔331b,332b,333b,334b,335bから各指先挿入部331,332,333,334,335の内部に進入できるようになっている。
このようなLEDユニット341,342,343,344,345は、図15に示すように、適宜のクッション部材355をサンドイッチ状に挟み込んだ上サポート板350Uと下サポート板350Lとによって、所定位置に保持される。
図7に示すように、下サポート板350Lは、円形の板材から中空円筒321および5つの指先挿入部331,332,333,334,335の配置領域351を切り落とした形状のものである。また、下サポート板350Lは、上面に複数のダボ352を備えている。
図8に示すように、上サポート板350Uは、円形の板材から中空円筒321および5つの指先挿入部331,332,333,334,335の配置領域353を切り落とした形状のものである。
図9に示すように、クッション部材355は、各窓孔331b,332b,333b,334b,335bの高さ(上下間隔)に実質的に等しい厚さを有する円形のクッション材から、中空円筒321および5つの指先挿入部331,332,333,334,335の配置領域356を切り落とした形状のものである。また、クッション部材355は、下サポート板350Lのダボ352に対応する複数の孔357を備えている。
このようなクッション部材355としては、例えば、低反発ウレタン製のクッション材を用いることが好ましい。
図4,図5に示すように、下サポート板350Lは、各窓孔331b,332b,333b,334b,335bの下面から張り出す高さに取り付けられる。また、上サポート板350Uは、各窓孔331b,332b,333b,334b,335bの上面から張り出す高さに取り付けられる。
さらに、クッション部材355は、下サポート板350Lのダボ352に孔357を係合して、図15に示すように、上下サポート板350U、350L間にサンドイッチ状に挟み込まれる。
そして、このクッション部材355によって、各LEDユニット341,342,343,344,345は、その背面が指先挿入部331,332,333,334,335の外形と重なる位置に保持される。
すなわち、クッション部材355は、外力のかからない初期状態において、指先挿入部331,332,333,334,335内に進入限界まで進入した状態の5つのLEDユニット341,342,343,344,345の背面と密着している。また、クッション部材355の作用は、外力がかかるとそれに応じて大きく圧縮または変形可能であり、かつ、外力が取り除かれるとゆっくりと初期位置まで復元可能である。
これにより、LEDユニット341,342,343,344,345は、指先挿入部331,332,333,334,335に指先が挿入されるとき、挿入される指先に押されることでクッション部材355を圧縮・変形しながら、その挿入を妨げないように後方へスライドする。
このとき、LEDユニット341,342,343,344,345は、ピン331c,332c,333c,334c,335cのまわりに揺動可能であるため、この揺動と後方スライドとの複合した動きにより、近赤外線LED341a,342a,343a,344a,345aが、各指先の爪の生えぎわ位置に容易に位置決めされることができる。
そのため、近赤外線LED341a,342a,343a,344a,345aを動作させると、使用者の各指先の爪の生えぎわに近赤外線が照射される。
また、指先挿入部331,332,333,334,335から指先が抜き取られると、LEDユニット341,342,343,344,345は、圧縮・変形状態から初期状態まで復元するクッション部材355の作用により、自動的に前方へスライドして初期位置に復帰する。
また、この指先刺激装置300は、図3,図13に示すように、中空円筒321の上端付近に、5つの青紫色LED361,362,363,364,365を備えている。
青紫色LED361,362,363,364,365が発生する青紫色光の波長は、好ましくは390〜420nmの範囲内にあり、さらに好ましくは405nm近辺にある。
そして、使用者の視覚を刺激するため、このような青紫色LED361,362,363,364,365は、間欠的にON/OFFさせることが好ましい。
図3、図4に示すように、青紫色LED361,362,363,364,365は、中空円筒321の円周方向に沿って、互いに隣接する指先挿入部331,332,333,334,335相互間の中間位置において、すべて同じ高さに配置される。そして、その位置でいずれも外向きに発光する。
そのため、青紫色LED361,362,363,364,365を動作させると、指先挿入部331,332,333,334,335の上端が取り付けられた上ケース310Uの開口311,312,313,314,315から青紫色光が上方へ拡がり、使用者に視認される。
さらに、この指先刺激装置300は、図4に示すように、中空円筒321の内部に振動部370が配置され、振動部370は支持板320に固定されている。この振動部370は、実質的に円盤状で中心軸線のまわりに回転させることで振動を発生する2個の振動子370a,370b(図示省略)を、それらの中心軸線を互いに直交させて配置したものである。そのため、振動部370を動作させると、うなりを発生する。
また、図3、図11に示すように、指先挿入部331〜335の任意のもの、例えば親指用指先挿入部331には、指先が挿入されたとき検知するフォトセンサ375が設けてある。使用者が指先挿入部331〜335に指先を挿入したとき、フォトセンサ375がこれを検知して、指先刺激装置300のあらかじめ決められた1サイクルの動作シーケンスの開始条件として用いる。
図16、図17に示すように、支持板320の下部には、プリント基板381、バッテリ382等を備えている。
図1に示すように、上ケース310Uの側部には、図示しないACアダプタの他、バッテリチェックLEDとそれを表すマーク383、電源ON表示LEDとそれを表すマーク384、メロディ/バイブ切替表示LEDとそれを表すマーク385が設けられている。図18は指先刺激装置300のブロック図を示す。
上記のように構成された指先刺激装置300は、使用者が、指先挿入部331,332,333,334,335に5本の指を挿入すると、親指の挿入をフォトセンサ375が検知し、これと、電源スイッチがONされることで、指先刺激装置300のあらかじめ決められた1サイクルのシーケンス動作を開始する。
すなわち、各LEDユニット341,342,343,344,345の近赤外線LED341a,342a,343a,344a,345aがパルス発光し、使用者の各指先の爪の生えぎわに近赤外線を照射する。
また、青紫色LED361,362,363,364,365がパルス発光し、上ケース310Uの開口311,312,313,314,315から上方へ拡がる青紫色光が使用者の視覚を刺激する。
この青紫色光パルスは、3Hzまたはその近辺の光パルスであることが好ましい。この条件に適合するなら、青紫色光に限らず、例えば赤色光などでもよい。すなわち、青紫色LED361,362,363,364,365として表される青紫色発生部材は、光パルス発生部材として定義することが可能である。
また、振動部370が使用者の各指先を振動させる。指先を振動させる(揉む)ことで、血管が拡張することが期待される。
図19〜図25は、本発明の効果を検証するため、7人の被験者に対して、指先刺激装置300を用いて約2週間の基礎代謝推移を調べたグラフである。
被験者は、1日1回照射のグループと1日2回照射のグループに分け、それぞれの結果を図19〜図22、および図23〜図25に示す。
「破線」は回帰直線であり、その95%信頼性限界を「点線」で示してある。
母集団に対する、回帰直線は、信頼性限界線で囲まれた範囲内で様々に配置を変える可能性がある。
1日1回のグループ(図19〜図22)は、信頼性限界内で回帰直線の「傾き」は「正」にも「負」にもなりうることが見て取れ、何れも有意な増加は無いと判断される。
1日2回のグループ(図23〜図25)は、いずれも基礎代謝が急角度で増加する傾向にある。信頼性限界内で回帰直線の傾きは常に「正」であり、有意な増加が現れていると判断される。
以上の実験結果から、指先刺激装置300を1日2回以上使用することで、基礎代謝促進効果が現れることが理解される。
この基礎代謝の増加は、指先刺激装置300を用いて指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射することで生じる指先刺激により、自律神経に安全で効果的な刺激を与えて、体温のコントロールを図ることを一因として、生起されたものと考えられる。
また、この基礎代謝の増加は、指先刺激に加えて、指先刺激装置300を用いて視覚刺激を効果的に与えることで、体温調節を行い末梢血流の増加を促すことを一因として、生起されたものと考えられる。
図26〜図29は、この発明による指先刺激装置の第2の実施形態を示す図である。
この指先刺激装置400は、第1の実施形態の指先刺激装置300と同様に、互いに着脱可能な半球面状の上ケース410Uと下ケース410L(図示省略)とにより、実質的に球体状に構成されたものである。
指先刺激装置400は、指先挿入部431,432,433,434,435が、上・指先挿入部431U,432U,433U,434U,435Uと、下・指先挿入部431L,432L,433L,434L,435Lとに分割されている点で指先刺激装置300と相違する。
上・指先挿入部431U,432U,433U,434U,435Uは、上ケース410Uの開口に一体に固定される。
一方、下・指先挿入部431L,432L,433L,434L,435Lは、実質的に円筒状のものである。図28に示すように、下・指先挿入部431Lは、円形の底面が、支持板420に形成された円形の凹所431rに位置決めされ、軸線のまわりに回動可能に保持される。
また、図29に示すように、下・指先挿入部432Lは、円形の底面が、支持板420に形成された円形の凹所432rに位置決めされ、軸線のまわりに回動可能に保持される。図示してないが、残りの下・指先挿入部433L,434L,435Lも同様に、円形の底面が、支持板420に形成された円形の凹所433r,434r,435r(図示省略)に位置決めされ、軸線のまわりに回動可能に保持される。
図28に示すように、下・指先挿入部431Lには、挿入される指先を一定方向に向けてガイドする傾斜したガイド部431aが形成されている。ガイド部431aの向かい側には、窓孔431bが形成されている。そして、窓孔431bには、LEDユニット441が配置される。
図29に示すように、下・指先挿入部432Lには、挿入される指先を一定方向に向けてガイドする傾斜したガイド部432aが形成されている。ガイド部432aの向かい側には、窓孔432bが形成されている。そして、窓孔432bには、LEDユニット442が配置される。
図示してないが、残りの下・指先挿入部433L,434L,435Lにも同様に、挿入される指先を一定方向に向けてガイドする傾斜したガイド部433a,434a,435a(図示省略)が形成されている。ガイド部433a,434a,435aの向かい側には、窓孔433b,434b,435b(図示省略)が形成されている。そして、窓孔433b,434b,435bには、LEDユニット443,444,445が配置される。
このような、LEDユニット441,442,443,444,445を備えた下・指先挿入部431L,432L,433L,434L,435Lは、軸線のまわりに回動可能であるため、指先が挿入されるとき、挿入される指先の向きに応じて、下・指先挿入部431L〜435Lの任意のものが必要な角度だけ回動して指先の向きに合わせることが可能である。
これにより、LEDユニット441,442,443,444,445の向きを、指先の向きに容易に合わせることができるため、近赤外線LED441a,442a,443a,444a,445a(図示省略)を動作させると、使用者の各指先の爪の生えぎわに近赤外線が適正な向きでかつ効率良く照射される。
上記のように構成された指先刺激装置400は、第1の実施形態の指先刺激装置300と同様にして、あらかじめ決められた1サイクルのシーケンス動作を実行する。
この指先刺激装置400の場合も、指先刺激装置300と同様に、指先刺激により、自律神経に安全で効果的な刺激を与えて、体温のコントロールを図ることが可能であることが理解される。
また、指先刺激に加えて、指先刺激装置400を用いて視覚刺激を効果的に与えることで、体温調節を行い末梢血流の増加を促すことが理解される。
そして、指先刺激装置400を使用することで、基礎代謝促進効果が現れることが理解される。
図30〜図45は、この発明による指先刺激装置の第3の実施形態を示す図である。
この指先刺激装置500は、図30に示すように、互いに着脱可能な半球面状の上ケース510Uと下ケース510Lとにより、実質的に球体状に構成されたものである。そして、内部にはメインハウジング520が配置される。
図30に示すように、5本の指先を挿入する指先挿入部が、上・指先挿入部531U〜535Uと、下・指先挿入部531L〜535Lとに分割されている。これらの指先挿入部は、図37に示すように配置されるものであるが、図30では便宜上、上・指先挿入部531U,532Uと、下・指先挿入部531L,532Lとを対向して示してある。
上・指先挿入部531U〜535U(533U,534U,535Uは図示省略)は、上ケース510Uの開口に一体に固定される。一方、下・指先挿入部531L〜535Lは、メインハウジング520に設けられる。
図33に示すように、メインハウジング520の中央には、ポンプ収納部521が形成される。ポンプ収納部521の周囲に、5つの下・指先挿入部531L〜535Lが形成される。
1つの下・指先挿入部531Lは、その上・指先挿入部531Uとともに(以下、同様のため省略)、親指の指先を挿入するものであり、他の4つの下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lより大きい直径の円筒形に形成されている。他の4つの下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lは、親指を除く4本の指先を挿入するものであり、右手と左手に共用するため、すべて同じ直径の円筒形に形成されている。
図34,図35に示すように、下・指先挿入部531Lの下方部分には、挿入される指先を一定方向に向かうようガイドする傾斜したガイド部531aが形成されている。図示してないが、他の下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lの下方部分にも、挿入される各指先をおのおの一定方向に向かうようガイドする傾斜したガイド部532a,533a,534a,535a(図示省略)が形成されている。
図37に示すように、親指用下・指先挿入部531Lのガイド部531aは、ポンプ収納部521の中心から親指用下・指先挿入部531Lの中心を通って延びる直線の延長方向へ向かうよう指先をガイドする。
また、親指以外の下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lのガイド部532a,533a,534a,535aは、親指用下・指先挿入部531Lの中心から各下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lの中心を通って延びる直線の延長方向へ向かうよう各指先をガイドする。
これらのガイド部531a,532a,533a,534a,535aの向きは、第1の実施形態の指先刺激装置300について図13に示した内容と同様であるので、参照されたい。
図34に示すように、ガイド部531aの向かい側所定高さには、LEDユニット541が配置され、留め具541bでその位置に固定される。図示してないが、他のガイド部532a,533a,534a,535aの向かい側所定高さにも、LEDユニット542,543,544,545(図示省略)が配置され、共通の留め具542b(図37参照)でその位置に固定される。これらのLEDユニット541,542,543,544,545は、すべて同じ高さに配置される。この高さは、各下・指先挿入部531L,532L,533L,534L,535Lに指先が挿入されるとき、指先の爪の生えぎわが位置する高さに設計される。
図34,図35に示すように、下・指先挿入部532Lには、近赤外線を透過し、かつ、柔軟性を有する弾性部材で構成されるゴムサック531Rが収容される。図示してないが、他の下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lにも、シリコンゴム製のゴムサック532R,533R,534R,535R(図示省略)が収容される。このような弾性部材としてシリコンゴムを用いること、すなわち、シリコンゴム製のゴムサックとすることが好ましい。
ゴムサック531Rは、ガイド部531aの傾斜に沿って密着する形状を有する。また、LEDユニット541側の側面(周面)および底面は、下・指先挿入部531Lの対応する側面(周面)および底面との間に気密空間531sが形成されるように、形状・寸法が設計されている。図示してないが、他のゴムサック532R,533R,534R,535Rの形状・寸法も同様に設計され、そのため、ガイド部532a,533a,534a,535aの傾斜に沿って密着し、また、LEDユニット542,543,544,545側の側面(周面)および底面は、下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lの対応する側面(周面)および底面との間に気密空間532s,533s,534s,535s(図示省略)が形成される。
図33,図35に示すように、下・指先挿入部531L,532L,533L,534L,535Lには、ゴムサック531R,532R,533R,534R,535Rとの間に気密空間531s,532s,533s,534s,535sが形成される側面に、その壁面にゴムサック531R,532R,533R,534R,535Rが密着することを防止する溝531g,532g,533g,534g,535gが縦長に形成されている。
また、ゴムサック531Rは、LEDユニット541に対応する位置に、レンズ部531lを備えている。このレンズ部531lは、LEDユニット541の近赤外線LED541aから発する近赤外線を収束させて、指先の爪の生えぎわに照射するはたらきをする。他のゴムサック532R,533R,534R,535Rも、LEDユニット542,543,544,545に対応する位置に、同様のはたらきをするレンズ部532l,533l,534l,535lを備えている。
メインハウジング520は、少なくとも、ゴムサック531R,532R,533R,534R,535Rのレンズ部531l,532l,533l,534l,535lに対応する箇所、すなわち、近赤外線LED541a,542a,543a,544a,545a(LEDユニット541,542,543,544,545)に対応する箇所が、近赤外線を透過する材料で構成される。
近赤外線LED541a,542a,543a,544a,545aが発生する近赤外線の波長は、好ましくは820〜920nmの範囲内にあり、さらに好ましくは870nm近辺にある。そして、指先の爪の生えぎわ近傍を照射して指先を刺激するため、このような近赤外線LED541a,542a,543a,544a,545aは、間欠的にON/OFFさせることが好ましい。
図36に示すように、ゴムサック531Rの固定方法は、上ケース510Uに固定した上・指先挿入部531Uの下面が、ゴムサックのフランジ531fを上から押し付けることで、ゴムサック531Rを下・指先挿入部531Lに固定する。図示してないが、他のゴムサック532R,533R,534R,535Rも、上ケース510Uに固定した上・指先挿入部532U,533U,534U,535Uの下面が、ゴムサックのフランジ532f,533f,534f,535f(図示省略)を上から押し付けることで、下・指先挿入部532L,533L,534L,535Lに固定される。
図38に示すように、気密空間531sは、メインハウジング520の下部に形成された空気通路523を介して、ポンプ収納部521に設置されたポンプ522に連結されている。図示してないが、他の気密空間532s,533s,534s,535sも、メインハウジング520の下部に形成されたそれぞれの空気通路523を介して、ポンプ522に連結されている。
すなわち、ポンプ522は、空気通路523を介して、すべての気密空間531s,532s,533s,534s,535sに連結されている。また、すべての気密空間531s,532s,533s,534s,535sは、空気通路523を介して、排気口を備た電磁弁524に連結されている。
そのため、モータを駆動しポンプ522を作動させると、加圧空気が各気密空間531s,532s,533s,534s,535sに送り込まれて気密空間531s,532s,533s,534s,535sが拡がり、それによって、ゴムサック531R,532R,533R,534R,535Rが指先を包むように変形することで、レンズ部531l,532l,533l,534l,535lを指先の爪の生えぎわ位置に密着させることができる。このとき、ポンプ522のモータ電流を監視し最適圧力で加圧を停止して、その加圧状態を維持することが可能である。
この加圧状態で、LEDユニット541,542,543,544,545の近赤外線LED541a,542a,543a,544a,545aから発した近赤外線は、ゴムサック531R,532R,533R,534R,535Rのレンズ部531l,532l,533l,534l,535lを通して、指先の爪の生えぎわに適正に照射される。
ゴムサック531R,532R,533R,534R,535Rの加圧を解除するときは、電磁弁524を作動させることで、気密空間531s,532s,533s,534s,535s内の加圧空気は排気される。
また、ポンプ522による加圧、加圧停止、電磁弁524による排気を1サイクルとしてこれを繰り返すことで、指先の押圧および指揉みを実現することが可能である。
図39〜図41に示すように、上ケース510Uと下ケース510Lとの着脱は、メインハウジング520の下方に一体的に固定される下部ハウジング550に配置した着脱機構によって実現される。
着脱機構は、ベース板551を備え、このベース板551の中央に、回動プレート552が回動軸552aのまわりに回動可能に取り付けられている。
また、ベース板551の周囲3箇所に、ロックピン553が揺動可能に取り付けられている。ロックピン553は、コイルバネ553aの付勢力により、下部ハウジング550の周面に形成した開口550aから所定位置まで外方へ突出するようになっている。
各ロックピン553のプーリ553bおよび回動プレート552のプーリ552bに、バイオメタル554が巻回され、バイオメタル554の両端は端子板554aに固定され、端子板554aはベース板551に固定されないため、ワイヤケーブル554bで回動プレート552の回動軸552aに連結されている。
回動プレート552の1つのプーリ552bは、バネ552cにより長孔552dに沿ってバイオメタル554を引き込む方向に付勢されていて、そのため、バイオメタル554の弛みを防止するようになっている。
そして、バイオメタル554に通電すると、バイオメタル554が収縮して長さが短くなることで、図41に示すように、ロックピン553を揺動させて、下部ハウジング550の周面開口550aから内方へ収容するようになっている。
バイオメタル554の端子板554aに代えて、図42に示す端子板554cのように、ベース板551にネジ554dで固定する構成としてもよい。この場合は、ワイヤケーブルが不要となる。
図43〜図45に示すように、上ケース510Uと下ケース510Lとの着脱が行われる。すなわち、上ケース510Uと下ケース510Lとが装着されているときは、図44に示すように、ロックピン553は、下ケース510Lのロック用リング555の下方にあって、コイルバネ553aの付勢力により、下部ハウジング550の周面開口550aから外方へ突出してロック用リング555の下方に入り込んでいる。
一方、上ケース510Uと下ケース510Lとを分離するときは、バイオメタル554に通電し、ロックピン553を揺動させて、下部ハウジング550の周面開口550aから内方へ収容する。
するとこのとき、図30に示すように、メインハウジング520に設けた押し下げプランジャ556が下ケース510Lを押し下げることで、図43、図45に示すように、下ケース510Lのロック用リング555がロックピン553の下方に移動し、ロックが解除される。
また、この指先刺激装置500は、図30に示すように、上・指先挿入部531U〜535Uの上端付近に、5つの青紫色LED561〜565(561,562だけ図示する)を備えている。
青紫色LED561〜565が発生する青紫色光の波長は、好ましくは390〜420nmの範囲内にあり、さらに好ましくは405nm近辺にある。
そして、使用者の視覚を刺激するため、このような青紫色LED561〜565は、間欠的にON/OFFさせることが好ましい。
青紫色LED561〜565を動作させると、上・指先挿入部531U〜535Uが固定された上ケース510Uの開口から青紫色光が上方へ拡がり、使用者に視認される。
さらに、この指先刺激装置500は、図33,図37に示すように、メインハウジング520の内部に振動部(振動子570a,570b)が配置されている。両振動子570a,570bは、実質的に円盤状で中心軸線のまわりに回転させることで振動を発生するものであり、中心軸線を互いに直交させて配置したことで、振動部(振動子570a,570b)を動作させると、うなりを発生する。
また、図示してないが、上・指先挿入部531U〜535Uの任意のもの、例えば親指用上・指先挿入部531Uと他のいずれか1つの上・指先挿入部には、指先が挿入されたとき検知するフォトセンサが設けてある。使用者が上・指先挿入部531U〜535Uに指先を挿入したとき、フォトセンサがこれを検知して、指先刺激装置500のあらかじめ決められた1サイクルの動作シーケンスの開始条件として用いる。
図33に示すように、メインハウジング520の側部には、バッテリチェックLEDとそれを表すマーク583、電源ON表示LEDとそれを表すマーク584、メロディ/バイブ切替表示LEDとそれを表すマーク585が設けられている。これらのLEDおよびマーク583,584,585は、上ケース510Uの光透過性の側部を通して、外方から視認可能である。
また、この指先刺激装置500は、図31,図32に示すように、指先刺激装置500を載せるクレードル590を備えている。このクレードル590は、バッテリ交換時に、指先刺激装置500を上下反転して載せたとき、上ケース510Uの上・指先挿入部531U〜535Uに嵌合する凸部591を備えている。
すなわち、指先刺激装置500を上下反転してクレードル590に載せると、クレードル590側から指先刺激装置500側へバイオメタル554用の電力が供給され、バイオメタル554が収縮して、押し下げプランジャ556によりロックが解除される。これにより、下部ハウジング550内に設置してあるバッテリを交換することができる。
この指先刺激装置500の場合も、指先刺激により、自律神経に安全で効果的な刺激を与えて、体温のコントロールを図ることが可能であることが理解される。
また、指先刺激に加えて、指先刺激装置500を用いて視覚刺激を効果的に与えることで、体温調節を行い末梢血流の増加を促すことが理解される。
そして、指先刺激装置500を使用することで、基礎代謝促進効果が現れることが理解される。
図46〜図48は、この発明による指先刺激装置の第4の実施形態を示す図である。
この指先刺激装置600は、楕円筒ミラー601を用いる。図46に示すように、一方の焦点601aから出た光はすべて他方の焦点601bに集まるという楕円筒ミラー601の特性を利用して、指先の爪の生えぎわ位置に、近赤外線を照射するものである。
すなわち、図47に示すように、一方の焦点601aの位置(図47(a)参照)に、近赤外線LED602を配置(図47(b)参照)し、他方の焦点601bの位置(図47(a)参照)に、指先610を配置(図47(b)参照)する。
図48に示すように、5つの楕円筒ミラー601の一方の焦点をすべて共通のものとして近赤外線LED602を配置し、他方の焦点611,612,613,614,615にそれぞれ親指ほか4指を配置するように構成することで、この指先刺激装置600は、片手5指すべての指先の爪の生えぎわ位置に、近赤外線を照射することができる。
上記の指先刺激装置300,400,500,600は、いずれも、図49(a)に示すように、近赤外線LEDを指先の爪側に配置することで、指先の爪の生えぎわ位置に、近赤外線を直射方式で照射するものである。
これに対し、図49(b)に示すように、近赤外線LEDを指先の腹側に配置し、爪側に反射板(鏡など)を配置することで、指先の爪の生えぎわ位置に、近赤外線を反射方式で照射することも可能である。
図50は、この発明による指先刺激装置の第5の実施形態を示す図である。
この指先刺激装置700は、反射板として金属またはメタライズド(メッキ)樹脂701を使用し、これにスライム状ジェル702を貼り合わせて粘着性反射部材703を作成する。この粘着性反射部材703を指先の爪の生えぎわ位置に貼り、近赤外線LED704の照射面に指先の腹側で触れることで、図49(b)に示すように、指先の爪の生えぎわ位置に、近赤外線を反射方式で照射することができる。
また、この指先刺激装置700は、青紫色LEDが発する青紫色光を適宜のプリズムでリング状に発光させることで得られる、青紫色発光リング705を備えている。
この発明による指先刺激装置の第1の実施形態を示す正面図である。 第1の実施形態を示す平面図である。 指先挿入部の配置を示す平面図である。 図3のIV−IV線に沿ってとられた縦断面図である。 図3のV−V線に沿ってとられた縦断面図である。 支持板を示す平面図である。 下サポート板を示す(a)平面図および(b)正面図である。 上サポート板を示す平面図である。 クッション部材を示す平面図である。 LEDユニットを示す(a)平面図および(b)正面図である。 図4の指先挿入部に(a)ピンおよび(b)LEDユニットを配置した状態を示す縦断面図である。 図5の指先挿入部にLEDユニットを配置した状態を示す縦断面図である。 各指先挿入部にLEDユニットを配置した状態を示す平面図である。 各指先挿入部にLEDユニットを配置した状態を示す正面図である。 クッション部材を配置した状態を示す正面図である。 第1の実施形態の展開正面図である。 第1の実施形態の内部を示す組立図である。 第1の実施形態のブロック図である。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例1を示すグラフである。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例2を示すグラフである。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例3を示すグラフである。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例4を示すグラフである。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例5を示すグラフである。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例6を示すグラフである。 第1の実施形態の指先刺激装置を用いて得られた被験者の基礎代謝推移の実験例7を示すグラフである。 この発明による指先刺激装置の第2の実施形態を示す平面図である。 第2の実施形態を示す要部の正面図である。 図26のXXVIII−XXVIII線に沿ってとられた縦断面図である。 図26のXXIX−XXIX線に沿ってとられた縦断面図である。 この発明による指先刺激装置の第3の実施形態を展開して示す概略的縦断面図である。 第3の実施形態に用いるクレードルの概略的縦断面図である。 第3の実施形態を示す展開図である。 メインハウジングの斜視図である。 指先挿入部の一部断面にした斜視図である。 指先挿入部の断面図である。 ゴムサックを指先挿入部に固定する様子を示す断面図である。 メインハウジングにLEDユニットを取り付けた状態を示す(a)一方から見た斜視図、(b)他方から見た斜視図、(c)概略的平面図である。 第3の実施形態を概略的に示す要部の断面図である。 開閉機構の一例を示す(a)平面図および(b)A部の拡大図である。 回動プレートを示す(a)正面図および(b)要部の斜視図である。 開閉機構の作動状態を示す要部の平面図である。 開閉機構の他の例を示す(a)平面図および(b)B部の拡大図である。 ロック用リングとロックピンとの関係を示す(a)要部の斜視図および(b)断面図である。 ロック位置にあるときの(a)斜視図および(b)断面図である。 解除位置にあるときの(a)斜視図および(b)断面図である。 この発明による指先刺激装置の第4の実施形態の原理を示す平面図である。 第4の実施形態を示す(a)原理斜視図および(b)適用斜視図である。 第4の実施形態を5本の指に適用するときの原理的平面図である。 近赤外線LEDの(a)直射方式と(b)反射方式を示す模式図である。 この発明による指先刺激装置の第5の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
300,400 指先刺激装置
310U,410U 上ケース
310L 下ケース
311〜315 開口
320,420 支持板
321,421 中空円筒
331〜335,431〜435 指先挿入部(指先配置部)
431U〜435U 上・指先挿入部
431L〜435L 下・指先挿入部
331a〜335a,431a〜435a ガイド部
331b〜335b,431b〜435b 窓孔
331c〜335c ピン
321r,331r〜335r,421r,431r〜435r 凹所
341〜345,441〜445 LEDユニット
341a〜345a 近赤外線LED
341b〜345b 長溝
350U,450U 上サポート板
350L,450L 下サポート板
351,353 配置領域
352 ダボ
355,455 クッション部材
356 配置領域
357 孔
361〜365,461〜465 青紫色LED
370 振動部
375,475 フォトセンサ
381 プリント基板
382 バッテリ
383〜385 マーク
500 指先刺激装置
510U 上ケース
510L 下ケース
520 メインハウジング
521 ポンプ収納部
522 ポンプ
523 空気通路
524 電磁弁
531U〜535U 指入孔
531L〜535L 指先挿入部
531a〜535a ガイド部
531R〜535R ゴムサック
531s〜535s 気密空間
531l〜535l レンズ部
531f〜535f フランジ
531g〜535g 溝
541〜545 LEDユニット
541a〜545a 近赤外線LED
541b,542b 留め具
550 下部ハウジング
550a 開口
551 ベース板
552 回動プレート
552a 回動軸
552b プーリ
552c バネ
552d 長孔
553 ロックピン
553a コイルバネ
553b プーリ
554 バイオメタル
554a 端子板
554b ワイヤケーブル
554c 端子板
554d ネジ
555 ロック用リング
556 押し下げプランジャ
561〜565 青紫色LED
570a,570b 振動子(振動部)
583〜585 マーク
590 クレードル
591 凸部
600 指先刺激装置
601 楕円筒ミラー
601a,601b 焦点
602 近赤外線LED
610 指先
611〜615 焦点
700 指先刺激装置
701 反射板
702 スライム状ジェル
703 粘着性反射部材
704 近赤外線LED
705 青紫色発光リング

Claims (16)

  1. 手の指先を配置する指先配置部と、
    前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材と、
    を備えたことを特徴とする指先刺激装置。
  2. 手の指先を配置する指先配置部と、
    前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材と、
    視認可能に配置された青紫色光を発する青紫色光発生部材と、
    を備えたことを特徴とする指先刺激装置。
  3. 手の指先を配置する指先配置部と、
    前記指先配置部に配置された指先の爪の生えぎわ近傍部位に近赤外線を照射する近赤外線発生部材と、
    視認可能に配置された光パルスを発する光パルス発生部材と、
    を備えたことを特徴とする指先刺激装置。
  4. 前記近赤外線発生部材は、間欠的にON/OFFして近赤外線を発生する近赤外線LEDを備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の指先刺激装置。
  5. 前記近赤外線の波長は、好ましくは820〜920nmの範囲内にあり、さらに好ましくは870nm近辺にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の指先刺激装置。
  6. 前記青紫色光発生部材は、間欠的にON/OFFして青紫色光を発生する青紫色LEDを備えたことを特徴とする請求項2記載の指先刺激装置。
  7. 前記青紫色光の波長は、好ましくは390〜420nmの範囲内にあり、さらに好ましくは405nm近辺にあることを特徴とする請求項2または請求項6記載の指先刺激装置。
  8. 前記光パルス発生部材は、好ましくは3Hz近辺の光パルスを発生することを特徴とする請求項3記載の指先刺激装置。
  9. 前記指先配置部に配置された指先に振動を与える振動発生部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の指先刺激装置。
  10. 前記振動発生部材は、振動を発生する振動子どうしの軸線を交差させてうなりを発生することを特徴とする請求項9記載の指先刺激装置。
  11. 前記指先配置部は、装置本体表面の開口から内部へ指先を挿入可能な指先挿入部を備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の指先刺激装置。
  12. 前記近赤外線発生部材は、前記指先挿入部の底から所定高さにおいて、当該指先挿入部の内部へ進入した初期位置から、指先に押されることで後退可能な可動部材に、間欠的にON/OFFして近赤外線を発生する近赤外線LEDを備えたことを特徴とする請求項11記載の指先刺激装置。
  13. 前記指先配置部は、
    装置本体表面の開口から内部へ延びる指先挿入部と、
    前記指先挿入部の内部に配置されて指先を挿入可能で、近赤外線を透過し、かつ、柔軟性を有する弾性部材であって、前記指先挿入部との間の気密空間が加圧されることで指先に密着可能な弾性部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の指先刺激装置。
  14. 前記近赤外線発生部材は、前記指先挿入部の底から所定高さに、間欠的にON/OFFして近赤外線を発生する近赤外線LEDを備えたことを特徴とする請求項13記載の指先刺激装置。
  15. 前記装置本体は実質的に球体であり、左手の第1指および右手の第1指に共用する1個と、左手の第2指〜第5指および右手の第2指〜第5指に共用する4個との合わせて5個の指先挿入部を備えたことを特徴とする請求項11または請求項13記載の指先刺激装置。
  16. 前記指先配置部は、当該指先配置部が一方の焦点領域であり、かつ、他方の焦点領域に前記近赤外線発生部材が配置される楕円筒形状の反射部材を備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の指先刺激装置。
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