JP2007158149A - 半導体装置 - Google Patents

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耕一郎 藤田
John Twynam
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Abstract

【課題】 生産コストの削減並びに接触抵抗及び寄生容量の低減を実現する半導体装置を作製する。
【解決手段】 第1領域、第2領域、及びそれらを分離する所定の高さの第3領域からなる主表面を有する第1半導体層50と、第1半導体層50上に形成され、それとは異なる格子定数を持つ第2半導体層52とを含み、第1半導体層50及び第2半導体層52の第3領域部分は、第1領域との境界に第1凹凸部及び第2領域との境界に第2凹凸部を有し、さらに、第1半導体層50上の第1領域と第3領域との境界部分に第1凹凸部と相補的な形状を持つ側部を有する第1電極56と、第1半導体層50上の第2領域と第3領域との境界部分に第2凹凸部と相補的な形状を持つ側部を有する第2電極58とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体層中に2次元電子ガス層が形成される半導体装置に関し、特に、電極の形状とその設置位置とに特徴のある半導体装置に関する。
近年、インターネット等の飛躍的な発達に伴い、高度情報化社会がますます発展してきている。そして、この様な高度情報化社会においては、音速通信及び大容量記録媒体が必要となる。
現在、通信及び記録媒体で重要な役割を果たしている半導体は、GaNに代表される窒化物系III−V族化合物半導体である。窒化物系III−V族化合物半導体は、光通信、CD(Compact Disc)、及びLD(Laser Disc)等に実用化されている半導体レーザに使用されている。この窒化物系III−V族化合物半導体は、可視光線〜紫外線の発光・受光デバイス用材料としてだけではなく、その高い破壊電界強度から、高温環境下及び冷却不要のデバイス用材料としても開発が進められている。さらに、窒化物系III−V族化合物半導体は高い電子移動度により既存の半導体の電子速度を凌駕すると予測されるので、高周波ハイパワー電子デバイスとして開発されている。
窒化物系III−V族化合物半導体装置の一例を図1に示す。本例の装置は、ヘテロ接合電界効果トランジスタ(Hetero-junction Field Effect Transistor:HFET)又は高移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)と呼ばれているものである。
この半導体装置は、Siからなる基板30と、基板30上に形成された例えばGaN及びAlNの超格子構造等からなるバッファ層32と、バッファ層32上に形成されたGaNからなる第1半導体層34と、第1半導体層34に形成されたAlGaNからなる第2半導体層36とを含む。
この半導体装置においては、さらに、第1半導体層34と第2半導体層36の界面近傍の第1の半導体層34中に2次元電子ガス層38が生じる。この2次元電子ガス層38は、第1の半導体層34に、よりバンドギャップの大きな第2の半導体層36を接合する事で生じる格子歪みに起因するピエゾ分極及び自発分極によって発生する。
さらに、この半導体装置は、第2半導体層の上に形成されたソース電極40と、ドレイン電極42と、ゲート電極44とを含む。ゲート電極44は、ショットキー電極であり、ソース電極40及びドレイン電極42はオーミック電極である。
ここで、ゲート電極44に関し所望のしきい値電圧を得るためには、第2半導体層36は厚い方が好ましい。しかし、第2半導体層36が抵抗成分となるので、ソース電極40及びドレイン電極42の接触抵抗を低減するためには、第2半導体層36は薄い方が好ましい。
そこで、特許文献1、2、及び3に開示の様に、ゲート電極44の下の第2半導体層36を厚くし、ソース電極40及びドレイン電極42の下の第2半導体層36をエッチングによって薄くした構造が提案されている。
また、特許文献4に開示の様に、接触抵抗を低減して動作電圧の低減化を図るために、電極の下部に接する面の半導体層に凹凸を設ける構造が提案されている。
さらに、寄生容量の低減化のために、特許文献5に開示の様に、ソース電極40及びドレイン電極42のゲート電極に臨む面に凹凸を設ける構造が提案されている。
従来技術においては、上述した様な構造を持つ半導体装置を作成する事により、接触抵抗の低減による動作電圧の低減化及び寄生容量の低減化が実現されている。
特開2003−59946 特開2003−100778 特開2005−129696 特開2002−16312 特開2001−135645
しかし、上述した特許文献1〜3に開示の様にソース電極又はドレイン電極を薄くする方法及び特許文献4に開示の様に半導体層の電極に接する面に凹凸を設ける構造では、まずコストの面で問題が生じる。例えば、電極をある一定の面積のウェハから取るとする。この場合、電極を薄くするのみ又は電極の上面に凹凸を設けるのみでは、ある一定の面積のウェハから取れるデバイスの数は従来と変わらない。そのため、デバイスの単価を下げる事はできない。また、電極を薄くするのみでは、電極の面積が大きいので、半導体装置をスイッチング素子として使用すると、寄生容量が増える。それゆえ、スイッチング速度が低下し電力のロスが大きくなるという問題もある。
これらの問題点を解決するために特許文献5では、ソース電極及びドレイン電極のゲート電極に臨む面に凹凸を設ける構造が提案されている。この方法によると、寄生容量の低減を図る事ができる。しかし、この様にすると、ソース電極及びドレイン電極の面積が減少し、その結果、接触抵抗が増加するという問題点がある。そのため、この様な半導体装置をスイッチング素子として使用すると、接触抵抗が増加し、電力変換効率の低下及び発熱量の増加の原因となる。
そこで、本発明においては、生産コストの削減並びに接触抵抗及び寄生容量の両者の低減を実現する様な半導体装置を作成する事を目的とする。
半導体で形成される半導体装置であって、第1の領域、第1の領域とは分離された第2の領域、及び第1の領域と第2の領域とを分離する所定の高さを持つ第3の領域からなる主表面を有する第1の半導体で形成された第1の半導体層と、主表面上の第3の領域上に形成され、第1の半導体とは異なる格子定数を持つ第2の半導体からなる第2の半導体層とを含む。第1の半導体層及び第2の半導体層の、第3の領域部分は、第1の領域との境界に所定形状の第1の凹凸部を、第2の領域との境界に所定形状の第2の凹凸部を、それぞれ有する。半導体装置はさらに、第1の領域上に第3の領域と接するように形成されており、第3の領域との境界部分に、第1の凹凸部と相補的な形状を持つ様に形成された側部を有する第1の電極と、第2の領域上に第3の領域と接するように形成されており、第3の領域との境界部分に、第2の凹凸部と相補的な形状を持つ様に形成された側部を有する第2の電極とを含む。
本発明の半導体装置によると、オーミック電極である第1の電極及び第2の電極の上面の面積を低減する事ができる。よって、ある一定の面積のウェハから取る事のできるデバイスの数が増える。その結果、デバイスの単価を下げる事ができる。
また、この半導体装置は電極の面積が小さいため、寄生容量を低減できる。そのため、この半導体をスイッチング素子として使用する場合には、スイッチング速度が速くなる。その結果、電力変換効率を向上する事ができる。
さらに、この半導体装置では、オーミック電極が基板に埋込まれている。そのため、第1半導体層と第2半導体層との境界の第1半導体層側に生じた2次元電子ガス層とオーミック電極との接触部分を大きく取る事ができる。その結果、接触抵抗を低減する事ができる。
さらに好ましくは、この半導体装置はさらに、第3の領域上の第2の半導体層上に形成された第3の電極を含む。
この半導体装置によると、コストの削減、電力効率の向上、及び接触抵抗の低減を可能とするFET(Field Effect Transistor)を実現する事ができる。
好ましくは、第1の凹凸部の凸部又は第2の凸部又はその双方が矩形形状を有する。
この半導体装置によると、矩形形状の凹凸を設ける事によって、第1の電極の面積又は第2の電極の面積又はその双方の面積を低減する事ができるので、デバイスの単価を下げる事ができる。また、寄生容量を低減する事ができるので、電力変換効率を向上する事ができる。さらに、第3の領域中の第1の半導体中に生ずる2次元電子ガス層とオーミック電極との接触部分を大きく取る事ができるので、接触抵抗を低減する事ができる。
好ましくは、第1の凹凸部の凸部又は第2の凹凸部の凸部又はその双方が三角形形状を有する。
この半導体装置によると、三角形形状の凹凸を設ける事によって、第1の電極の面積又は第2の電極の面積又はその双方の面積を低減する事ができるので、デバイスの単価を下げる事ができる。また、寄生容量を低減する事ができるので、電力変換効率を向上する事ができる。さらに、第3の領域中の第1の半導体中に生ずる2次元電子ガス層とオーミック電極との接触部分を大きく取る事ができるので、接触抵抗を低減する事ができる。
好ましくは、第1の電極の上部が、第3の領域と第1の領域との境界を覆うように形成され、又は、第2の電極の上部が、第3の領域と第2の領域との境界を覆うように形成される。
この半導体装置によると、半導体層のエッチング工程及びオーミック電極形成工程でのマスクの合わせずれ並びに作製装置に起因する原因等で、電極の位置がずれて形成されたとしても、電極と2次元電子ガス層との接触が悪くなりにくい。それゆえ、2次元電子ガス層とオーミック電極との接触が不十分になる事を防ぐ事ができる。その結果、半導体装置の性能を上げる事ができる。
好ましくは、第3の領域と第1の領域との境界を成す面、又は第3の領域と第2の領域との境界を成す面、又はその双方が、当該境界から遠ざかるに従って、第1の領域又は第2の領域の高さが低くなる様に形成された曲面を成す。
この半導体装置によると、第1の電極又は第2の電極又はその双方と2次元電子ガス層との接触面を広く取る事ができる。それゆえ、この電極と2次元電子ガス層との接触が不十分になる事を防ぐ事ができる。その結果、半導体装置の性能を上げる事ができる。
さらに好ましくは、この半導体装置は、さらに第3の領域上の第2の半導体層上の、第1の電極、第2の電極、及び第3の電極のいずれも形成されていない部分に形成された保護膜を含む。
この半導体装置によると、保護膜によって半導体層がゴミ及び湿度等から保護される。それゆえ、良いコンディションで、半導体装置を動作させる事ができる。その結果、半導体装置の性能を上げる事ができる。
好ましくは、第1の半導体層と第2の半導体層との境界面がヘテロ接合を形成する。
この半導体装置によると、第1の半導体層と第2の半導体層との境界付近に、効果的に2次元電子ガス層を形成する事ができる。従って、電極と2次元電子ガス層の接触により、接触抵抗の効果的な低減を実現する事ができる。
好ましくは、この半導体装置は、第1の半導体層が、第1のIII−V族化合物半導体で形成され、第2の半導体層が第1のIII−V族化合物半導体とは格子定数の異なる第2のIII−V族化合物半導体で形成される。
この半導体装置によると、広く使用されているIII−V族化合物半導体において、コストを削減する事、接触抵抗を低減する事、及び寄生容量を低下させる事ができる。その結果、この様に広く使用されているIII−V族化合物半導体の性能を上げる事ができる。
さらに好ましくは、第1のIII−V族化合物半導体が、第1の窒化物系III−V族化合物半導体を含み、第2のIII−V族化合物半導体が第1の窒化物系III−V族化合物半導体とは格子定数の異なる第2の窒化物系III−V族化合物半導体を含む。
窒化物系III−V族化合物半導体は、リセス工程が未確立で、オーミック電極下に高濃度にドーピングされたキャップ層を挿入する事ができない。そこで、オーミック電極の接触抵抗が高くなりがちである。この半導体装置によると、この様な窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導体装置においても、オーミック電極と2次元電子ガス層とを広い面積で接触させる事により、従来よりも接触抵抗を低減させる事ができる。その結果、半導体装置の性能を上げる事ができる。
本発明の半導体装置を用いる事により、電極の上面の面積を低減する事ができる。よって、ある一定の面積のウェハから取れるデバイスの数が増えるため、デバイスの単価を下げる事ができる。
また、この半導体装置は電極の面積が小さいため、寄生容量を低減できる。そこで、スイッチング素子として使用する場合には、スイッチング速度が速くなるため電力変換効率を向上する事ができる。
さらに、電極が基板に埋込まれているので、2次元電子ガス層とオーミック電極の接触部分を大きく取れる。よって、接触抵抗を低減する事ができる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成及び製造方法について図を参照して説明する。本実施の形態は、AlGaN/GaN系HFETに関するものである。
<構成>
まず、本実施の形態に係る半導体装置の構成について図を参照して説明する。
図2に、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面を示す。図2を参照して、この半導体装置は、例えばSiからなる基板30と、基板30の上に形成された例えばGaN及びAlNの超格子構造からなるバッファ層32と、バッファ層32上に形成された例えばGaNからなる第1半導体層50と、第1半導体層50の主表面上に形成された例えばAlGaNからなる第2半導体層52とを含む。この半導体装置においては、第1半導体層50と第2半導体層52との間の界面近傍の半導体層50中に、格子歪に起因するピエゾ分極及び自発分極により2次元電子ガス層54が形成される。図2における第2半導体層52の両端部及びその下部の第1半導体層50の上部は除去され、2次元電子ガス層54の両端部が外部に臨む様に二箇所の段差が形成されている。
この半導体装置はさらに、その一部が、上記した段差部分の一方において2次元電子ガス層54に接する様に第1半導体上に形成された、例えばHf、Al、及びAuの合金からなるソース電極56と、同様にその一部が上記した段差部分の他方において2次元電子ガス層に接する様に第1半導体層上に形成された、例えばHf、Al、及びAuの合金からなるドレイン電極58と、第2半導体層52の上に形成された例えばWN及びAuからなるゲート電極44とを含む。
ソース電極56及びドレイン電極58には、2次元電子ガス層54と接する部分60の存在する面に凹凸が設けられている。図3に、本実施の形態に係る半導体装置の概略上面図を示す。
図3を参照して、ゲート電極44はショットキー電極である。また、ソース電極56及びドレイン電極58はオーミック電極である。オーミック電極の電流が流入又は流出する部位である、ソース電極56及びドレイン電極58のゲート電極44に臨む電極面62に、凹凸を設ける。この凹凸は、電極と半導体層との境界に設けられている。そこで、半導体層に設けられた凹凸と電極に設けられた凹凸とは、相補的な形状を持つ。この凹凸により、電極面62が平面である場合と比較して、2次元電子ガス層とオーミック電極の接触部分が大きくなる。なお、図3に示す一点鎖線2は、図2の断面図を切る断面線である。
この様に、本実施の形態によれば、2次元電子ガス層とオーミック電極の接触部分が大きくなる事により、接触抵抗を低減する事ができる。また、凹凸が設けられた事により、電極の面積が小さくなるので、寄生容量が低減される。さらに、凹凸が設けられた事により、電極の上面の面積が低減されるので、デバイスの単価を下げる事ができる。
<製造方法>
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図を参照して説明する。図4(a)〜(d)に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す。
図4(a)を参照して、まず、例えば、Si基板30の上に、バッファ層32を介し、例えば2μmのノンドープGaNからなる第1半導体層50と例えば30nmのノンドープAl0.25Ga0.75Nからなる第2半導体層52とを分子線エピタキシー(MBE:Molecular Beam Epitaxy)法を用いて、エピタキシャルに形成する。これにより、第1の半導体層のAlGaN側界面近傍に、格子歪みに起因するピエゾ分極及び自発分極による2次元電子ガス層54が発生する。
その後、図示しないが、第2半導体層52上に、フォトレジストが塗布される。その後、フォトマスクを用いた露光法、干渉露光法、又は電子ビーム露光法等により露光が行なわれる。そして、適切な現像液を用いて現像し、フォトレジストの不要部分を除去する事により、ドレイン電極を形成するためのパターンが作成される。このパターンは、ゲート電極44に臨む面に凹凸を有する様に形成される。
図4(b)を参照して、形成されたフォトレジストパターンを用いたフォトリソグラフィ法により、以下の様にエッチング処理が行なわれる。第1半導体層50及び第2半導体層52のうち、オーミック電極であるソース電極56及びドレイン電極58を形成する部分が、CHF3とSF6との混合ガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)法によりエッチング除去される。エッチングは、第2の半導体層52と第1の半導体層50とを合わせて、深さ50nmまで行なわれる。この深さは、2次元電子ガス層54とソース電極56及びドレイン電極58とが接する様な深さである。
なお、第2半導体層52の表面がSiN膜等の保護膜で覆われている場合は、あらかじめ、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する部分をエッチング除去する必要がある。その際には、BHF等を用いたウェットエッチングを用いる事ができる。他に、F及びその化合物等を用いたRIE法等のドライエッチングを用いる事もできる。しかし、窒化物系III−V族化合物半導体層の場合、ドライエッチング後に表面荒れが生じる恐れがある。そこで、この様な窒化物系III−V族化合物半導体の保護膜を除去するためには、ウェットエッチングによる方が望ましい。
次に、図示しないが、第2半導体層52の上面に、フォトレジストが塗布される。その後、フォトマスクを用いた露光法等により露光が行なわれる。そして、適切な現像液を用いてフォトレジストを現像し、不要部分を除去する事によりドレイン電極58及びソース電極56を形成する様なパターンが作成される。
図4(c)を参照して、この様にして形成されたフォトレジストパターンをマスクとするスパッタ法を用いて、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する。ソース電極56及びドレイン電極58は、Hf、Al、Hf、及びAuの順に金属をそれぞれ10nm、100nm、35nm、及び240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法により形成される。堆積の後、窒素雰囲気中にて、800℃で1分間の熱処理を行ない、金属同士を合金化する。この様にして、2次元電子ガス層54と接する様なソース電極56及びドレイン電極58が形成される。
さらに、図4(d)を参照して、同様に、フォトリソグラフィ法とスパッタ法とを用いて、ゲート電極44を形成する。スパッタ法により、WN及びAuの順に金属を、それぞれ50nm、240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法によりゲート電極44を形成する。
図5に、本実施の形態に係るオーミック電極の拡大平面図を示す。図5を参照して、本実施例では、凸部の長さ70を1.5μmとした。この長さは適宜設定すればよいが、0.2μm以上3.0μm以下である事が望ましい。0.2μm以下であれば効果が小さく、3.0μm以上にしても効果がほとんど変わらないためである。
また、凸部の幅72を1.0μmとした。この幅も適宜設定すればよいが、0.2μm以上20.0μm以下である事が望ましい。
<性能評価実験>
図1に示す従来型の半導体装置の接触抵抗値と図2に示す本実施の形態に係る半導体装置の接触抵抗値とを比較した。本発明の発明者等によって製作された従来型の半導体装置の接触抵抗値を計測すると、1.0×10-5Ω/cm2となった。一方、本実施の形態に係る半導体装置の接触抵抗値を計測すると、6.0×10-6Ω/cm2となる。この結果から、本実施の形態に係る半導体装置によると、接触抵抗が従来型よりも、約60%低減される事がわかる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置について図を参照し説明する。この第2の実施の形態に係る半導体装置の断面の構成及びその製造方法は、第1の実施の形態に係る半導体装置と同様である。そこで、断面の構成及び製造方法については、ここでは説明を省略する。
<構成>
上述した様に、本実施の形態に係る半導体装置と第1の実施の形態に係る半導体装置は、同様の方法で作製する事ができるが、オーミック電極の形状がそれぞれ異なっている。そこで、図を参照して、まず、オーミック電極の形状について説明する。
図6に、本実施の形態に係る半導体装置の概略平面図を示す。図6を参照して、ゲート電極44はショットキー電極である。また、ソース電極80及びドレイン電極82はオーミック電極である。オーミック電極の電流が流入又は流出する部位である、ソース電極80及びドレイン電極82のゲート電極44に臨む電極面84に、ノコギリ波形状の凹凸を設ける。このノコギリ波形状の凹凸は、電極と半導体層との境界に設けられている。そこで、半導体層に設けられた凹凸と電極に設けられた凹凸とは、相補的な形状を持つ。この凹凸により、電極面84が平面である場合と比較して、2次元電子ガス層とオーミック電極の接触部分が大きくなる。
この様に、2次元電子ガス層とオーミック電極の接触部分が大きくなる事により、接触抵抗を低減する事ができる。また、凹凸が設けられた事により、電極の面積が小さくなるので、寄生容量が低減される。さらに、凹凸が設けられた事により、電極の上面の面積が低減されるので、デバイスの単価を下げる事ができる。
次に、図を参照して、本実施の形態に係る半導体装置のオーミック電極に設けられたノコギリ波形状の凹凸の形状について詳細に述べる。図7に、本実施の形態に係るオーミック電極の拡大平面図を示す。
図7を参照して、本実施の形態では、凸部の長さ90は1.5μmとした。この長さは適宜設定すればよいが、0.2μm以上3.0μm以下である事が望ましい。0.2μm以下であれば効果が小さく、3.0μm以上では効果がほとんど変わらないためである。
また本実施の形態では、凸部の幅92を2.0μmとした。この幅も適宜設定すればよく、0.2μm以上20.0μm以下である事が望ましい。
<性能評価実験>
図1に示す従来型の半導体装置の接触抵抗値と本実施の形態に係る半導体装置の接触抵抗値を比較した。本発明の発明者等によって製作された従来型の半導体装置の接触抵抗値を計測すると、1.0×10-5Ω/cm2となった。一方、本実施の形態に係る半導体装置の接触抵抗値を計測すると、7.0×10-6Ω/cm2となった。この様な結果から、本実施の形態に係る半導体装置によると、接触抵抗が従来型よりも、約70%低減される事がわかる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の構成及び作製方法について、図を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態同様、AlGaN/GaN系HFETに関するものである。
<構成>
図8及び図9を参照して、本実施の形態に係る半導体装置について説明する。この半導体装置においては、電極部分の形状が特徴的である。そこで、まず、特徴を把握しやすくするために、電極部分の概略平面図を参照して説明する。
図8に、本実施の形態に係る半導体装置の電極部分の概略平面図を示し、図9にその断面図を示す。図8に示す一点鎖線9は、図9の断面図を切る断面線である。特に図8を参照して、この半導体装置の電極部分は、周囲にノコギリ波形状の凹凸が設けられた円形の、例えばHf、Al、及びAuの合金からなるドレイン電極102と、一定距離をおいてドレイン電極102を囲む様に配されたリング状の、例えばWN及びAuの合金からなる部分を有するゲート電極104と、ゲート電極を囲む様に配された、内側の面106にノコギリ波形状の凹凸が設けられたリング状の、例えばHf、Al、及びAuの合金からなるソース電極100とを含む。
このノコギリ波形状の凹凸は、電極と半導体層との境界に設けられている。そこで、半導体層に設けられた凹凸と電極に設けられた凹凸とは、相補的な形状を持つ。
さらに図9を参照して、この半導体装置は、例えばSiからなる基板30と、その基板30上に形成された、例えばGaN及びAlNの超格子構造からなるバッファ層32と、バッファ層32の上に形成された、例えばGaNからなる第1半導体層110と、第1半導体層110の主表面上に形成された、例えばAlGaNからなる第2半導体層112とを含む。この半導体装置では、第1半導体層110と第2半導体層112との間に、格子歪に起因するピエゾ分極及び自発分極により、2次元電子ガス層114が生じる。
第1半導体層110と第2半導体層112との、ドレイン電極102及びソース電極100とが形成される部分には、ドレイン電極102及びソース電極100の平面形状と同じ形状の所定深さの溝が形成され、段差を成している。この溝内にソース電極100及びドレイン電極102が形成されている事により、第1半導体層110及び第2半導体層112のうち、溝が形成されている部分の外周面がソース電極100の内周面に接し、外周面がドレイン電極102の外周面と接している。溝の深さ(段差の高さ)は2次元電子ガス層114より深くなる様に予め定められており、その結果、2次元電子ガス層114の外周面端部及び内周面端部106がそれぞれソース電極100の内周面及びドレイン電極102の外周面に接触する。この接触部106には凹凸が形成されているため、その接触面積は凹凸のない場合と比較して大きくなる。
この様に、2次元電子ガス層114とオーミック電極(ソース電極100及びドレイン電極102)との接触部分が大きくなる事により、接触抵抗を低減する事ができる。また、ソース電極100及びドレイン電極102に凹凸が設けられた事により、電極の面積が小さくなるので、寄生容量が低減される。さらに、凹凸が設けられた事により、電極の上面の面積が低減されるので、デバイスの単価を下げる事ができる。
<製造方法>
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図を参照して説明する。図10(a)〜図11(b)に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す。
図10(a)を参照して、まず、例えば、Si基板30の上に、バッファ層32を介し、例えば2μmのノンドープGaNからなる第1半導体層110と例えば30nmのノンドープAl0.25Ga0.75Nからなる第2半導体層112とを分子線エピタキシーMBE法を用いて、エピタキシャルに形成する。これにより、第1の半導体層110の第2の半導体層112側界面近傍に、格子歪みに起因するピエゾ分極及び自発分極による2次元電子ガス層114が発生する。
その後、図示しないが、第2半導体層112上に、フォトレジストが塗布される。その後、フォトマスクを用いた露光法、干渉露光法、又は電子ビーム露光法等により露光が行なわれる。そして、適切な現像液を用いて現像し、フォトレジストの不要部分を除去する事により、フォトレジストによってソース電極を形成するためのパターンが形成される。このパターンは、2次元電子ガス層114の生じた面に凹凸を形成する様なパターンである。
そして、このフォトレジストパターンをマスクとするエッチングによって、図10(b)に示す様に、選択的に第1半導体層110の一部及び第2半導体層112の一部が除去される。この除去はCHF3とSF6との混合ガスを用いたRIE法により行なわれる。エッチングは、第2の半導体層112と第1の半導体層110とを合わせて、深さ50nmまで行なわれる。この深さは、2次元電子ガス層114とソース電極100とが接する様な深さである。
その後、図10(c)に示す様に、ドレイン電極102を形成する部分が同様の方法で、選択的に除去される。この除去の深さも、ドレイン電極102と2次元電子ガス層114とが接する様な深さである。また、この場合も、ドレイン電極と2次元電子ガス層114とが接する面には凹凸が設けられている。
その後、図示しないが、第2半導体層112の上面に、フォトレジストが塗布される。その後、フォトマスクを用いた露光法等により露光が行なわれる。そして、適切な現像液を用いてフォトレジストを現像し、不要部分を除去する事により、フォトレジストによってドレイン電極102及びソース電極100を形成する様なパターンが作成される。
図11(a)を参照して、この様にして形成されたフォトレジストパターンとスパッタ法によって、ソース電極100及びドレイン電極102が形成される。
ソース電極100及びドレイン電極102は、Hf、Al、Hf、及びAuの順に金属をそれぞれ10nm、100nm、35nm、及び240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法により形成される。堆積の後、窒素雰囲気中にて、800℃で1分間の熱処理を行ない、金属同士を合金化する。この様にして、2次元電子ガス層114と接する様なソース電極100及びドレイン電極102が形成される。
さらに、図11(b)を参照して、同様に、上述した様なフォトリソグラフィ法とスパッタ法とを用いて、ゲート電極104を形成する。スパッタ法により、WN及びAuの順に金属を、それぞれ50nm、240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法によりゲート電極104を形成する。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の構成及び作製方法について、図を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態同様、AlGaN/GaN系HFETに関するものである。
<構成>
まず、本実施の形態に係る半導体装置の構成について図を参照して、説明する。
図12に、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の断面図を示す。図12を参照して、この半導体装置は、例えばSiからなる基板30と、基板30上に形成された例えばGaN及びAlNの超格子構造からなるバッファ層32と、バッファ層32上に形成された例えばGaNからなる第1半導体層50と、第1半導体層50の主表面上に形成された例えばAlGaNからなる第2半導体層52とを含む。この半導体装置においては、第1半導体層50と第2半導体層52との間に、格子歪に起因するピエゾ分極及び自発分極により2次元電子ガス層54が生じる。第1半導体層50及び第2半導体層52との、図12における両端部分には、所定の深さだけ除去されて段差が形成されている。この段差面には、図3に示すソース電極56及びドレイン電極58の電極面62と係合するような形状の凹凸が形成されている。
この半導体装置はさらに、第1〜第3の実施の形態と同様、第1半導体層50及び第2半導体層52の、上記した段差部分の一方上に、2次元電子ガス層54にその一部が接する様に形成された例えばHf、Al、及びAuの合金からなるソース電極120と、同様に上記した段差部分の他方上に、2次元電子ガス層54にその一部が接する様に形成された例えばHf、Al、及びAuの合金からなるドレイン電極122と、第2半導体層52の上に形成された例えばWN及びAuからなるゲート電極44とを含む。
ソース電極120及びドレイン電極122には、2次元電子ガス層と接する部分の存在する面に第1の実施の形態と同様の凹凸が設けられており、この凹凸が第1半導体層50及び第2半導体層52の段差面に形成された凹凸と接している。そこで、半導体層に設けられた凹凸と電極に設けられた凹凸とは、相補的な形状を持つ。
本実施の形態に係る半導体装置では、第1半導体層50の上面に電極形成のためにエッチングで形成された部分の面積よりも、ソース電極120及びドレイン電極122の上面の面積を大きく取っている。これは、半導体層のエッチング工程及びオーミック電極形成工程でのマスクの合わせずれ並びに作製装置に起因する様々な原因等で、2次元電子ガス層54とオーミック電極との接触が不十分になる事を防ぐためである。
<製造方法>
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図を参照して説明する。図13(a)〜(d)に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す。
図13(a)を参照して、まず、例えば、Si基板30の上に、バッファ層32を介し、例えば2μmのノンドープGaNからなる第1半導体層50と例えば30nmのノンドープAl0.25Ga0.75Nからなる第2半導体層52とを、例えばMBE法を用いて、エピタキシャルに形成する。これにより、第1の半導体層の第2半導体層52側界面近傍に、格子歪みに起因するピエゾ分極及び自発分極による2次元電子ガス層54が発生する。
その後、図示しないが、第2半導体層52上に、フォトレジストが塗布される。その後、フォトマスクを用いた露光法、干渉露光法、又は電子ビーム露光法等により露光が行なわれる。そして、適切な現像液を用いてフォトレジストを現像し、不要な部分を除去する事により、ゲート電極44に臨む面に凹凸を形成する様なパターンが作成される。
図13(b)を参照して、形成されたフォトレジストパターンをマスクとして用いて以下の様にエッチング処理が行なわれる。第1半導体層50及び第2半導体層52のうち、オーミック電極であるソース電極120及びドレイン電極122を形成する部分が、CHF3とSF6との混合ガスを用いたRIE法によりエッチング除去される。エッチングは、第2の半導体層52と第1の半導体層50とを合わせて、深さ50nmまで行なわれる。この深さは、2次元電子ガス層54とソース電極120及びドレイン電極122とが接する様な深さである。
その後、図示しないが、第2半導体層52の上面に、フォトリソグラフィ法を用いてソース電極120及びドレイン電極122を形成するためのパターンが作成される。
図13(c)を参照して、上記の様にして形成されたフォトレジストパターンとをマスクとし、スパッタ法を用いて、ソース電極120及びドレイン電極122を形成する。ソース電極120及びドレイン電極122は、Hf、Al、Hf、及びAuの順に金属をそれぞれ10nm、100nm、35nm、及び240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法により形成される。堆積の後、窒素雰囲気中にて、800℃で1分間の熱処理を行ない、金属同士を合金化する。この様にして、2次元電子ガス層54と接する様なソース電極120及びドレイン電極122が形成される。
さらに、図13(d)を参照して、同様に、上述した様なフォトリソグラフィ法とスパッタ法とを用いて、ゲート電極44を形成する。スパッタ法により、WN及びAuの順に金属を、それぞれ50nm、240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法によりゲート電極44を形成する。
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の構成及び作製方法について、図を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態同様、AlGaN/GaN系HFETに関するものである。
<構成>
まず、本実施の形態に係る半導体装置の構成について図を参照して、説明する。
図14に、本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の断面図を示す。図14を参照して、この半導体装置は、例えばSiからなる基板30と、基板30上に形成された例えばGaN及びAlNの超格子構造からなるバッファ層32と、バッファ層32上に形成された例えばGaNからなる第1半導体層50と、第1半導体層50の主表面上に形成された例えばAlGaNからなる第2半導体層52と、第2半導体層52上に形成されたSiNからなる保護膜130とを含む。この半導体装置においては、第1半導体層50と第2半導体層52の間に、格子歪に起因するピエゾ分極及び自発分極により2次元電子ガス層54が生じる。
図14における第2半導体層52の両端部及びその下部の第1半導体層50の上部は除去され、2次元電子ガス層54の両端部が外部に臨む様に二箇所の段差が形成されている。
この半導体装置はさらに、その一部が2次元電子ガス層54に接する様に形成された例えばHf、Al、及びAuの合金からなるソース電極56と、同様にその一部が2次元電子ガス層に接する様に形成された例えばHf、Al、及びAuの合金からなるドレイン電極58と、第2半導体層52の上に形成された例えばWN及びAuからなるゲート電極44とを含む。
ソース電極56及びドレイン電極58には、2次元電子ガス層と接する部分60の存在する面に第1の実施の形態と同様の凹凸が設けられている。そこで、半導体層に設けられた凹凸と電極に設けられた凹凸とは、相補的な形状を持つ。
<製造方法>
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図を参照して説明する。図15(a)〜図16(c)に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す。
図15(a)を参照して、まず、例えば、Si基板30の上に、バッファ層32を介し、例えば2.0μmのノンドープGaNからなる第1半導体層50と例えば30nmのノンドープAl0.25Ga0.75Nからなる第2半導体層52とをMBE法を用いて、エピタキシャルに形成する。これにより、第1の半導体層50の第2半導体層52側界面近傍に、格子歪みに起因するピエゾ分極及び自発分極による2次元電子ガス層54が発生する。
図15(b)を参照して、さらに、第2半導体層52の上面に、プラズマ化学気相成長(プラズマCVD)法により、SiNからなる保護膜130が2.0μm堆積される。そして、フォトレジストパターンを使用して、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する部分以外にマスクが形成される。その後、BHFを用いたウェットエッチングにより、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する部分の保護膜130をエッチング除去する。
その後、図示しないが、第2半導体層52上に、リソグラフィ法により、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する部分を除去するためのパターンが作製される。このパターンは、ソース電極56及びドレイン電極58のゲート電極44に臨む面に凹凸を形成する様なものである。
図15(c)を参照して、形成されたフォトレジストパターンをマスクとして用いて以下の様にエッチング処理が行なわれる。第1半導体層50及び第2半導体層52のうち、オーミック電極であるソース電極56及びドレイン電極58を形成する部分が、CHF3とSF6との混合ガスを用いたRIE法によりエッチング除去される。エッチングは、第2の半導体層52と第1の半導体層50とを合わせて、深さ50nmまで行なわれる。この深さは、2次元電子ガス層54とソース電極56及びドレイン電極58とが接する様な深さである。
その後、図示しないが、第2半導体層52の上面に、フォトリソグラフィ法によりソース電極56及びドレイン電極58を形成するためのパターンが作製される。
図16(a)を参照して、この様にして形成されたフォトレジストパターンとスパッタ法を用いて、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する。ソース電極56及びドレイン電極58は、Hf、Al、Hf、及びAuの順に金属をそれぞれ10nm、100nm、35nm、及び240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法により形成される。堆積の後、窒素雰囲気中にて、800℃で1分間の熱処理を行ない、金属同士を合金化する。この様にして、2次元電子ガス層54と接する様なソース電極56及びドレイン電極58が形成される。
図16(b)を参照して、図示しないが、ゲート電極44を形成するためのフォトレジストパターンが形成される。その後、BHFを用いたウェットエッチングにより、ゲート電極44を形成する部分の保護膜130がエッチング除去される。
さらに、図16(c)を参照して、同様に、上述した様なフォトリソグラフィ法とスパッタ法とを用いて、ゲート電極44を形成する。スパッタ法により、WN及びAuの順に金属を、それぞれ50nm、240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法によりゲート電極44を形成する。
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の構成及び作製方法について、図を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態同様、AlGaN/GaN系HFETに関するものである。
<構成>
まず、本実施の形態に係る半導体装置の構成について図を参照して、説明する。
図17に、本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の断面図を示す。図17を参照して、この半導体装置は、例えばSiからなる基板30と、基板30上に形成された例えばGaN及びAlNの超格子構造からなるバッファ層32と、バッファ層32上に形成された例えばGaNからなる第1半導体層150と、第1半導体層150の主表面上に形成された例えばAlGaNからなる第2半導体層152とを含む。この半導体装置においては、第1半導体層150と第2半導体層152との間に、格子歪に起因するピエゾ分極により2次元電子ガス層154が生じる。
図17における第2半導体層152の両端部及びその下部の第1半導体層150の上部は除去され、2次元電子ガス層154の両端部が外部に臨む様に二箇所の段差が形成されている。
この半導体装置はさらに、その一部が2次元電子ガス層154に接する様に形成された例えばHf、Al、及びAuの合金からなるソース電極156と、同様にその一部が2次元電子ガス層154に接する様に形成された例えばHf、Al、及びAuの合金からなるドレイン電極158と、第2半導体層152の上に形成された例えばWN及びAuからなるゲート電極44とを含む。
ソース電極156及びドレイン電極158には、第1の実施の形態同様、2次元電子ガス層154と接する部分の存在する面に凹凸が設けられている。そこで、半導体層に設けられた凹凸と電極に設けられた凹凸とは、相補的な形状を持つ。
また、本実施の形態では、第1半導体層150の一部及び第2半導体層152の、ゲート電極156及びドレイン電極158と接する面を曲面にする。これは、2次元電子ガス層154とゲート電極156及びドレイン電極158との接触が不十分になる事を防ぐためである。
<製造方法>
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図を参照して説明する。図18(a)〜(d)に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す。
図18(a)を参照して、まず、例えば、Si基板30の上に、バッファ層32を介し、例えば2μmのノンドープGaNからなる第1半導体層150と例えば30nmのノンドープAl0.25Ga0.75Nからなる第2半導体層152とをMBE法を用いて、エピタキシャルに形成する。これにより、第1の半導体層150の第2半導体層152側界面近傍に、格子歪みに起因するピエゾ分極及び自発分極による2次元電子ガス層154が発生する。
その後、図示しないが、第2半導体層152上に、フォトリソグラフィ法を用いてゲート電極44に臨む面に凹凸を形成するためのパターンが作成される。
図18(b)を参照して、形成されたフォトレジストパターンを用いて以下の様にエッチング処理が行なわれる。第1半導体層150及び第2半導体層152のうち、オーミック電極であるソース電極156及びドレイン電極158を形成する部分が、CHF3とSF6との混合ガスを用いたRIE法によりエッチング除去される。エッチングは、第2の半導体層152と第1の半導体層150とを合わせて、深さ50nmまで行なわれる。この深さは、2次元電子ガス層154とソース電極156及びドレイン電極158とが接する様な深さである。
また、このエッチングの際には、ガスの圧力及びRF(Radio Frequency)パワー等を変更して、第1半導体層150の一部及び第2半導体層152とゲート電極156及びドレイン電極158とが接する面を曲面にする様にエッチングが行なわれる。
その後、図示しないが、第2半導体層152の上面に、フォトリソグラフィ法を用いてドレイン電極158及びソース電極156を形成するためのパターンが作成される。
図18(c)を参照して、この様にして形成されたフォトレジストパターンをマスクとし、スパッタ法を用いて、ソース電極156及びドレイン電極158を形成する。ソース電極156及びドレイン電極158は、Hf、Al、Hf、及びAuの順に金属をそれぞれ10nm、100nm、35nm、及び240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法により形成される。堆積の後、窒素雰囲気中にて、800℃で1分間の熱処理を行ない、金属同士を合金化する。この様にして、2次元電子ガス層154と接する様なソース電極156及びドレイン電極158が形成される。
さらに、図18(d)を参照して、同様に、上述した様なフォトリソグラフィ法とスパッタ法とを用いて、ゲート電極44を形成する。スパッタ法により、WN及びAuの順に金属を、それぞれ50nm、240nmの厚さになる様に堆積させ、リフトオフ法によりゲート電極44を形成する。
なお、本発明の半導体装置には、窒化物系III−V族化合物半導体以外の半導体を使用する事もできる。この場合は、GaAs、AlGaAs、InGaAs、InGaP、又はInP等の半導体材料を使用する事ができる。これらは、ヘテロ接合をする事ができる半導体材料である。
また、窒化物系III−V族化合物半導体を使用する場合には、半導体材料として、AlInN、AlGaInN、BAlGaN、又はBAlGaInN等を用いる事もできる。さらに、基板30にはSiC、サファイア、又はGaN等を用いる事もできる。
電極金属としては、TiHf、Al、Ni、Pd、W、Au、又はPt等を使用する事もできる。本実施の形態に係る半導体装置と同様、2種類以上の金属を用いる際には、積層構造又は合金として使用する事もできる。また、2種類以上の金属で積層構造を作成した後に、熱処理を行なって、金属同士を合金化する事もできる。
また、半導体層の形成にあたっては、有機金属気相成長(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法又はハイドライド気相成長(HVPE:Hydride Vapor Phase Epitaxy)法等の結晶成長方法を使用する事もできる。
また、オーミック電極を形成する際には、電子ビーム(EB:Electron Beam)蒸着法等の蒸着法を使用する事もできる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
従来技術による窒化物系III−V族化合物半導体装置の1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の概略上面図を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るオーミック電極の拡大図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の概略上面図を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るオーミック電極の拡大図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の電極部分の概略平面図を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の断面を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示す断面図である。
符号の説明
44 ゲート電極、50 第1半導体層、52 第2半導体層、54 2次元電子ガス層、56 ソース電極、58 ドレイン電極

Claims (14)

  1. 半導体で形成される半導体装置であって、
    第1の領域、前記第1の領域とは分離された第2の領域、及び前記第1の領域と前記第2の領域とを分離する所定の高さを持つ第3の領域からなる主表面を有する第1の半導体で形成された第1の半導体層と、
    前記主表面上の前記第3の領域上に形成され、前記第1の半導体とは異なる格子定数を持つ第2の半導体からなる第2の半導体層とを含み、
    前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層の、前記第3の領域部分は、前記第1の領域との境界に所定形状の第1の凹凸部を、前記第2の領域との境界に所定形状の第2の凹凸部を、それぞれ有し、
    前記半導体装置はさらに、
    前記第1の領域上に前記第3の領域と接するように形成されており、前記第3の領域との境界部分に、前記第1の凹凸部と相補的な形状を持つ様に形成された側部を有する第1の電極と、
    前記第2の領域上に前記第3の領域と接するように形成されており、前記第3の領域との境界部分に、前記第2の凹凸部と相補的な形状を持つ様に形成された側部を有する第2の電極とを含む、半導体装置。
  2. 前記半導体装置は、さらに、前記第3の領域上の前記第2の半導体層上に形成された第3の電極を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の凹凸部の凸部が矩形形状を有する、請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の凹凸部の凸部が矩形形状を有する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記第1の凹凸部の凸部が三角形形状を有する、請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記第2の凹凸部の凸部が三角形形状を有する、請求項1、請求項2、又は請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1の電極の上部が、前記第3の領域と前記第1の領域との前記境界を覆うように形成されている、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記第2の電極の上部が、前記第3の領域と前記第2の領域との前記境界を覆うように形成されている、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記第3の領域と、前記第1の領域との境界を成す面が、当該境界から遠ざかるに従って、前記第1の領域の高さが低くなるように形成された曲面を成す、請求項7又は請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第3の領域と、前記第2の領域との境界を成す面が、当該境界から遠ざかるに従って、前記第2の領域の高さが低くなるように形成された曲面を成す、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記半導体装置はさらに、前記第3の領域上の前記第2の半導体層上の、前記第1の電極、第2の電極、及び第3の電極のいずれも形成されていない部分に形成された保護膜を含む、請求項2に記載の半導体装置。
  12. 前記第1の半導体層と前記第2の半導体層との境界面がヘテロ接合を形成する、請求項1〜請求項11のいずれかに記載の半導体装置。
  13. 前記第1の半導体層が、第1のIII−V族化合物半導体で形成され、
    前記第2の半導体層が前記第1のIII−V族化合物半導体とは格子定数の異なる第2のIII−V族化合物半導体で形成される、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の半導体装置。
  14. 前記第1のIII−V族半導体が、第1の窒化物系III−V族化合物半導体を含み、
    前記第2のIII−V族半導体が前記第1の窒化物系III−V族化合物半導体とは格子定数の異なる第2の窒化物系III−V族化合物半導体を含む、請求項13に記載の半導体装置。
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