JP2007154607A - 谷瓦及び住宅用屋根 - Google Patents

谷瓦及び住宅用屋根 Download PDF

Info

Publication number
JP2007154607A
JP2007154607A JP2005355032A JP2005355032A JP2007154607A JP 2007154607 A JP2007154607 A JP 2007154607A JP 2005355032 A JP2005355032 A JP 2005355032A JP 2005355032 A JP2005355032 A JP 2005355032A JP 2007154607 A JP2007154607 A JP 2007154607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valley
roof
tile
trough
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005355032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4787612B2 (ja
Inventor
Junichi Inafune
順一 稲船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005355032A priority Critical patent/JP4787612B2/ja
Publication of JP2007154607A publication Critical patent/JP2007154607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4787612B2 publication Critical patent/JP4787612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】屋根の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも谷瓦の良好なる葺設状態を保持する。
【解決手段】一対の谷瓦11A,11Bにおいて、各々の谷線側の端部に設けた重合部のうち一方を支軸部23とするとともに、他方を支軸部23に被せられる被せ部28とした。この場合、谷瓦11Aの支軸部23上に谷瓦11Bの被せ部28が上方から被せられ、両谷瓦11A,11Bが一体化される。この状態で、谷瓦11Bの被せ部28は、谷瓦11Aの支軸部23の外周面に沿って図のX方向にずらし可能であり、そのずらしによって各谷瓦11A,11Bの上面角度が調節可能となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、屋根の谷線を挟んで対向配置される谷瓦及び住宅用屋根に関するものである。
住宅等の屋根構造には種々のものがあり、例えば、異なる2つの屋根面が接続されて谷部が構成されるものがある。図6は、屋根50の谷部51の外観を示す斜視図である。この屋根50の谷部51では各屋根面の端部が斜めになることから、通常とは異なる屋根瓦が用いられる。図6において、谷部51に対向配置されるのが谷瓦52であり、他が通常の平板瓦53である。谷部51において、対向する谷瓦52の間には、谷部51を流れる雨水等を流すための谷樋54が設けられている。谷瓦52は、平板瓦53の一部を切除して用いられるのが一般的であり、屋根面の境界部分に合わせて各々一枚ずつ現物合わせで切断が行われる。そのため、瓦の切断作業が煩雑であることなどに起因して瓦葺きの作業性が悪く、更に切断部分で品質のばらつきが生じるおそれがあった。
上記問題に対し、谷側となる谷瓦の外端縁軒側を切り欠いて斜辺部を形成し、この斜辺部を勾配屋根と勾配屋根との境界部分に沿って当接可能に設けるようにした技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。こうして斜辺部を形成した谷瓦を用いることにより、各勾配屋根の境界部に沿わせて谷瓦を順次葺設することができ、作業性の改善などを図ることができるとしていた。
しかしながら、上記従来技術では、各勾配屋根の境界部(谷線)を挟む一対の谷瓦は当接により順次葺設され、その際、各勾配屋根の境界部における当接部分にばらつきが生じるおそれがあった。そのため、屋根の外観上の品質が低下するといった不都合が生じる。また、葺設後における長期の使用などにより瓦の位置ズレなどが生じると、やはり屋根の外観上の品質が低下するといった不都合が生じる。
実開平5−71316号公報
本発明は、屋根の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも良好なる葺設状態を保持することができる谷瓦及び住宅用屋根を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施の形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明の谷瓦(谷瓦11,31)は、屋根(屋根10)の谷線(谷線La)を挟んで対向配置されるものである。その一対の谷瓦において、谷線側の端部同士を当接させるとともに、その当接部分に、該当接状態を保持しかつ両谷瓦における瓦上面の角度を調節可能とする角度可変手段を設けた。かかる場合、角度可変手段によって、両谷瓦における上面角度(すなわち、両谷瓦の折り曲げ角度)が調節されることにより、作業者の熟練等を要することなく簡易に葺設作業を行うことができる。その際、屋根面に応じた角度調節が容易に実施できる。また、谷瓦の葺設後は、角度可変手段によって両谷瓦の当接状態が保持
され、位置ズレが生じにくいものとなる。以上により、屋根の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも対向配置される一対の谷瓦の良好なる葺設状態を保持することができる。
また、第2の発明では、一対の谷瓦(11A,11B)において各々の谷線側の端部に設けた重合部のうち一方を支軸部(支軸部23)とするとともに、他方を支軸部に被せられる被せ部(被せ部28)とした。なお、支軸部及び被せ部が角度可変手段に相当する。本構成によれば、支軸部及び被せ部の重なり部分では、支軸部の外周面に沿って被せ部の重複範囲をずらすことができ、その重複範囲のずらしによって両谷瓦の上面角度(すなわち、両谷瓦の折り曲げ角度)が調整できる。この場合、一対の谷瓦の重合部(支軸部及び被せ部)によって、作業者の熟練等を要することなく簡易に葺設作業を行うことができる。その際、屋根面に応じた角度調節が容易に実施できる。また、谷瓦の葺設後は、支軸部及び被せ部の係合によって位置ズレが生じにくいものとなる。以上により、屋根の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも対向配置される一対の谷瓦の良好なる葺設状態を保持することができる。
ここで、支軸部の外周面の径と被せ部の内周面の径とが等しくそれが不変であると、支軸部及び被せ部のそれぞれの軸線がほぼ同一となり、一対の谷瓦を組み合わせた時の展開角度(方向の異なる2つ屋根面の展開角度)が、屋根の傾斜角度に対してほぼ一義的に決まることとなる。この点、支軸部及び被せ部のそれぞれの軸線をずらすことができれば、屋根の傾斜角度を同一としたまま谷瓦の展開角度を変更することができる。図5は、その理由を説明するための模式図である。図5は、一対の谷瓦K1,K2を屋根葺設状態と同じ状態として真上から見た時の概略図であり、図中のL1,L2は各谷瓦K1,K2の支軸部及び被せ部の各軸線を示している。図5において、(a)は各谷瓦K1,K2の支軸部及び被せ部の各軸線L1,L2がほぼ同一となる場合を、(b)は各谷瓦K1,K2の支軸部及び被せ部の各軸線L1,L2が相違する場合を、それぞれ示している。
つまり、図5の(a),(b)を見比べると、各軸線L1,L2が一致する場合と、相違する場合とで各谷瓦K1,K2の平面展開角度(θ1,θ2)が相違することが分かる。かかる場合、図5の(a),(b)いずれの状態にも変更できれば、谷瓦の平面展開角度(屋根面の展開角度)が違っていても谷瓦の葺設が可能となる。逆に言えば、屋根の傾斜角度が違っていても谷瓦の葺設が可能となる。
一対の谷瓦において支軸部及び被せ部のそれぞれの軸線をずらすための構成として、次の各構成が適用されると良い。
(1)支軸部をその延設方向において等径で設けるのに対し、被せ部をその延設方向の一側に拡径して設ける。
(2)支軸部の外周面の径に対し、被せ部の内周面の径を大きくする。
上記各構成によれば、一対の谷瓦において支軸部及び被せ部のそれぞれの軸線が角度調整できるようになり、谷瓦の展開角度(屋根面の展開角度)、又は屋根の傾斜角度が異なる場合であっても谷瓦を好適に葺設することができる。
また、前記支軸部を、瓦重なり部分の上端から下端まで連続して形成すると良い。本構成によれば、支軸部に雨樋(谷樋)としての機能を付加することができる。
また、第3の発明では、一対の谷瓦(31A,31B)において屋根の谷線に沿って斜めに切除された端面を有し、前記谷線を挟んで対向する瓦同士で前記端面を当接させ、かつその当接部位の裏面側に弾性体よりなる連結部材(連結シート35)を接合した。なお、連結部材が角度可変手段に相当する。かかる場合、連結部材の弾性変形によって両谷瓦
の上面角度(すなわち、両谷瓦の折り曲げ角度)が調整できるため、作業者の熟練等を要することなく簡易に葺設作業を行うことができる。その際、屋根面に応じた角度調節が容易に実施できる。また、谷瓦の葺設後は、連結部材によって位置ズレが生じにくいものとなる。以上により、屋根の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも対向配置される一対の谷瓦の良好なる葺設状態を保持することができる。
ここで、前記連結部材を、各谷瓦の対向部分における一方の端部から他方の端部まで連続して設けると良い。本構成によれば、連結部材によって雨樋(谷樋)としての機能を付加することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は谷部を有する住宅用屋根の一部を示す斜視図であり、図2は屋根上に葺設される屋根瓦のうち特に谷瓦の構成を示す斜視図である。なお、図1には屋根瓦の葺設状況を概略で示しており、実際の谷瓦形状については図2を参照されたい。
図1において、屋根10は2つの屋根面を有しており、両屋根面の間の境界部が谷部となっている。図のLaが谷線である。屋根10には多数の瓦が葺設されている。そのうち谷線Laを挟んで対向配置される左右一対の瓦が谷瓦11であり、それ以外が平板瓦12である。平板瓦12は概ね平面視矩形状をなしているのに対し、谷瓦11は谷線Laに接する部位の一部が切除されたような変形四角形状をなしている。周知のとおり、左右方向に並ぶ平板瓦12は各々の瓦端部に重合部を有しており、その重合部が上下に重ね合わされた状態で葺設されている。
次に、谷瓦11の特徴的な構成について図2を用いて説明する。谷瓦11は左右一対の組み合わせで構成されるものとなっており、図2の(a)には左右の谷瓦11を分離させた状態を、同(b)には左右の谷瓦11を接合させた状態を示している。この場合、左右の谷瓦11は非対称形状をなしており、以下説明の便宜上、図の左側の谷瓦11を「谷瓦11A」、図の右側の谷瓦11を「谷瓦11B」とも称することとする。
谷瓦11Aは、上面がほぼフラットに成形された本体部21を有しており、その本体部21の図の左端部(すなわち平板瓦12との重合部分)には上側重合部22が形成されている。屋根10上においては、谷瓦11Aの上側重合部22と該谷瓦11Aに隣接する平板瓦12の下側重合部(図示略)とが上下に重ね合わされた状態で谷瓦11Aが葺設されるようになっている。また、本体部21の右端側(すなわち、他方の谷瓦11Bとの重合部分)には、断面略円弧状をなしかつ瓦端部に沿って図の上下方向に延びる支軸部23が形成されている。
一方、谷瓦11Bは、前記谷瓦11Aと同様、上面がほぼフラットに成形された本体部26を有しており、その本体部26の図の右端部(すなわち平板瓦12との重合部分)には下側重合部27が形成されている。屋根10上においては、谷瓦11Bの下側重合部27と該谷瓦11Bに隣接する平板瓦12の上側重合部(図示略)とが上下に重ね合わされた状態で谷瓦11Bが葺設されるようになっている。また、本体部26の左端側(すなわち、他方の谷瓦11Aとの重合部分)には、断面略円弧状をなし、前記谷瓦11Aとの接合時にその支軸部23に被せられる被せ部28が形成されている。
この場合、支軸部23はその延設方向において等径で設けられるのに対し、被せ部28はその延設方向の一側に拡径して設けられる。つまり、被せ部28は図の下方ほど拡径されており、その拡径部分では支軸部23よりも径寸法が大きくなっている。
上記構成の谷瓦11A,11Bは、図2の(b)に示すように、谷瓦11Aの支軸部23を下に、谷瓦11Bの被せ部28を上にして各々の端部が重ね合わされる。このとき、支軸部23上に被せ部28が被せられ、両谷瓦11A,11Bが一体化される。この状態で、谷瓦11Bの被せ部28は、谷瓦11Aの支軸部23の外周面に沿って図のX方向にずらし可能であり、そのずらしによって各谷瓦11A,11Bの上面角度(すなわち、両谷瓦の折り曲げ角度)が調節可能となっている。
また、前述のとおり被せ部28がその延設方向の一側に拡径して設けられているため、谷瓦11A,11Bにおいて支軸部23及び被せ部28のそれぞれの軸線が角度調整できるようになっている。これにより、屋根面の傾斜角度(瓦葺設角度)を同一にしたまま、谷瓦11A,11Bの平面展開角度(屋根面の展開角度)が変更可能となっている。また逆に言えば、谷瓦11A,11Bの平面展開角度(屋根面の展開角度)を同一にしたまま、屋根面の傾斜角度(瓦葺設角度)が変更可能となっている。
上記構成の谷瓦11A,11Bを屋根10に葺設する際には、一方の屋根面において谷瓦11Aを葺設した後、他方の屋根面において谷瓦11Bを葺設する。このとき、谷瓦11Aの支軸部23上に谷瓦11Bの被せ部28を被せることで、谷部の瓦葺きを行うことができる。この場合特に、谷部の谷瓦11A,11Bを先に葺設し、その後平板瓦12を順次葺設すると良い。なお、谷瓦11A,11Bの重合部分において針金等による固定を適宜行うことも可能である。
以上詳述した本実施の形態によれば、一対の谷瓦11A,11Bの支軸部23及び被せ部28によって、作業者の熟練等を要することなく簡易に葺設作業を行うことができる。その際、屋根面に応じた谷瓦11A,11Bの角度調節が容易に実施できる。また、谷瓦11A,11Bの葺設後は、支軸部23及び被せ部28の係合によって位置ズレが生じにくいものとなる。以上により、屋根10の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも谷瓦11A,11Bの良好なる葺設状態を保持することができる。
谷瓦11A,11Bにおいて支軸部23及び被せ部28のそれぞれの軸線が角度調整できるように構成したため、谷瓦11A,11Bの平面展開角度(屋根面の展開角度)、又は屋根面の傾斜角度が異なる場合であっても谷瓦11A,11Bを好適に葺設することができる。
また、谷瓦11Aの支軸部23を、瓦重なり部分の上端から下端まで連続して形成するようにしたため、該支軸部23に谷樋としての機能を付加することができる。この場合、屋根10の谷部に設けられる谷樋を省略することができ、構成の簡素化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明における第2の実施の形態について説明する。図3は、本実施の形態における一組の谷瓦31の構成を示す斜視図である。なお、本実施の形態の谷瓦31は前記図1において谷瓦11に代えて屋根10に葺設されるものである。
図3の(a)において、谷瓦31は左右一対の谷瓦31A,31Bよりなる。そのうち図の左側の谷瓦31Aには底面に凹状部32が形成されており、屋根10上においては、谷瓦31Aの凹状部32と該谷瓦31Aに隣接する平板瓦12の下側重合部(図示略)とが上下に重ね合わされた状態で谷瓦31Aが葺設されるようになっている。谷瓦31Aの図の右端部(すなわち、他方の谷瓦31Bとの接合部分)は、屋根10の谷線に沿って斜めに切除され、平坦な当接面となっている。
一方、谷瓦31Bの図の右端部(すなわち平板瓦12との重合部分)には下側重合部33が形成されている。屋根10上においては、谷瓦31Bの下側重合部33と該谷瓦31Bに隣接する平板瓦12の上側重合部(図示略)とが上下に重ね合わされた状態で谷瓦31Bが葺設されるようになっている。谷瓦31Bの図の左端部(すなわち、他方の谷瓦31Aとの接合部分)は、前記谷瓦31Aと同様、屋根10の谷線に沿って斜めに切除され、平坦な当接面となっている。
また、各谷瓦31A,31Bの底面にはそれら両者を連結するための連結シート35が貼着されるようになっている。連結シート35は、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)などの弾性材料により成形される四角形状の弾性板状部材であり、接着剤や両面テープ等を用いて瓦底面に貼り付けられる。連結シート35の縦方向の長さは、各谷瓦31A,31Bの対向部分における一方の端部から他方の端部までの長さ(図の上端部から下端部までの長さ)とほぼ同等となっている。
各谷瓦31A,31Bを連結シート35により連結させた状態を図3の(b)に示す。図3の(b)の状態では、各谷瓦31A,31Bの対向する端部が当接している。そして、連結シート35の弾性作用により、各瓦31A,31Bが図のY方向に角度調節可能となっている。
以上第2の実施の形態によれば、連結シート35の弾性変形によって両谷瓦31A,31Bの上面角度(すなわち、両谷瓦の折り曲げ角度)が調整できるため、作業者の熟練等を要することなく簡易に葺設作業を行うことができる。その際、屋根面に応じた谷瓦31A,31Bの角度調節が容易に実施できる。また、谷瓦31A,31Bの葺設後は、連結シート35によって位置ズレが生じにくいものとなる。以上により、屋根10の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも谷瓦31A,31Bの良好なる葺設状態を保持することができる。
連結シート35を、各谷瓦31A,31Bの対向部分における一方の端部から他方の端部まで連続して設けるようにしたため、連結シート35が止水効果を奏し、谷樋としての機能を付加することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記第1の実施の形態では、谷瓦11Aの支軸部23を、瓦重なり部分の上端から下端まで連続して形成したが、これを変更しても良い。例えば、図4に示すように、谷瓦11Aに、分断された状態で複数の支軸部41を設けるようにする。本構成であっても、前記同様、屋根10の谷部における瓦葺き作業を簡略化し、しかも谷瓦11A,11Bの良好なる葺設状態を保持することができる。
上記第1の実施の形態では、支軸部23をその延設方向において等径で設けるとともに、被せ部28をその延設方向の一側に拡径して設けたが、これを変更する。例えば、支軸部23の外周面の径に対し、被せ部28の内周面の径を大きくする。本構成であっても、谷瓦11A,11Bにおいて支軸部23及び被せ部28のそれぞれの軸線が角度調整できるようになり、谷瓦11A,11Bの平面展開角度(屋根面の展開角度)、又は屋根の傾斜角度が異なる場合であっても谷瓦を好適に葺設することができる。
上記第2の実施の形態では、一対の谷瓦31A,31Bを1片の連結シート35により連結したが、複数片に分割した連結シートにより谷瓦31A,31Bを連結することも可
能である。
住宅用屋根の一部を示す斜視図。 第1の実施の形態における谷瓦の構成を示す斜視図。 第2の実施の形態における谷瓦の構成を示す斜視図。 別の形態における谷瓦の構成を示す斜視図。 支軸部及び被せ部の軸線と谷瓦の展開角度との関係を説明するための図。 従来技術における瓦の葺設状態を説明するための図。
符号の説明
10…屋根、11(11A,11B)…谷瓦、23…支軸部、28…被せ部、31(31A,31B)…谷瓦、35…連結シート。

Claims (8)

  1. 屋根の谷線を挟んで対向配置される一対の谷瓦であって、
    前記谷線側の端部同士を当接させるとともに、その当接部分に、該当接状態を保持しかつ両谷瓦における瓦上面の角度を調節可能とする角度可変手段を設けたことを特徴とする谷瓦。
  2. 屋根の谷線を挟んで対向配置される一対の谷瓦であって、
    前記谷線側の端部に上下に重ね合わせ可能な重合部を設け、該重合部の一方を支軸部とするとともに、同重合部の他方を前記支軸部に被せられる被せ部としたことを特徴とする谷瓦。
  3. 前記支軸部をその延設方向において等径で設けたのに対し、前記被せ部をその延設方向の一側に拡径して設けたことを特徴とする請求項2に記載の谷瓦。
  4. 前記支軸部の外周面の径に対し、前記被せ部の内周面の径を大きくしたことを特徴とする請求項2に記載の谷瓦。
  5. 前記支軸部を、瓦重なり部分の上端から下端まで連続して形成したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の谷瓦。
  6. 屋根の谷線を挟んで対向配置される一対の谷瓦であって、
    前記谷線に沿って斜めに切除された端面を有し、前記谷線を挟んで対向する瓦同士で前記端面を当接させ、かつその当接部位の裏面側に弾性体よりなる連結部材を接合したことを特徴とする谷瓦。
  7. 前記連結部材を、各谷瓦の対向部分における一方の端部から他方の端部まで連続して設けたことを特徴とする請求項6に記載の谷瓦。
  8. 2つの屋根面が接続される谷部を有し、該谷部に請求項1乃至7のいずれかに記載の谷瓦を葺設したことを特徴とする住宅用屋根。
JP2005355032A 2005-12-08 2005-12-08 谷瓦及び住宅用屋根 Expired - Fee Related JP4787612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005355032A JP4787612B2 (ja) 2005-12-08 2005-12-08 谷瓦及び住宅用屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005355032A JP4787612B2 (ja) 2005-12-08 2005-12-08 谷瓦及び住宅用屋根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007154607A true JP2007154607A (ja) 2007-06-21
JP4787612B2 JP4787612B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=38239324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005355032A Expired - Fee Related JP4787612B2 (ja) 2005-12-08 2005-12-08 谷瓦及び住宅用屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4787612B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6381118U (ja) * 1986-11-17 1988-05-28
JPH0662044U (ja) * 1993-02-09 1994-09-02 株式会社宇島製作所 谷樋用瓦構造
JPH0813697A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Koji Miyazaki 隅棟瓦

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6381118U (ja) * 1986-11-17 1988-05-28
JPH0662044U (ja) * 1993-02-09 1994-09-02 株式会社宇島製作所 谷樋用瓦構造
JPH0813697A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Koji Miyazaki 隅棟瓦

Also Published As

Publication number Publication date
JP4787612B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4787612B2 (ja) 谷瓦及び住宅用屋根
JP4981823B2 (ja) 金属屋根材及びその敷設構造
JPH108621A (ja) フラット屋根構造
JP6208969B2 (ja) 屋根用パネルの接続構造
JP2009019365A (ja) 太陽光発電システムの屋根構造
JP5917882B2 (ja) 建物の水勾配構造
JP2003184230A (ja) 縦葺屋根構造
JP7224639B2 (ja) 平板スレート屋根の補修構造、補修方法、並びに補修用谷板
JP2021038623A (ja) 屋根材の接続構造
JP7406384B2 (ja) 既存屋根の改修用屋根材
JP5291672B2 (ja) 屋根材
JP5391297B2 (ja) 金属屋根材及びその敷設構造
JP5291777B2 (ja) 屋根材
JPS6317785Y2 (ja)
EP1413687B1 (en) A cavity tray and method of manufacture
JP2943907B2 (ja) 建築外装用断熱下地材
JPH0326820Y2 (ja)
JPH044422B2 (ja)
EP1375766A1 (en) A preformed bituminous joint for sealing cover and method for manufacturing the same
JP2021025263A (ja) 屋根材の接続構造
JP2019100114A (ja) 横葺屋根構造及びカバー部材
JPH08105167A (ja) 屋根接続部の防水構造
JP4439335B2 (ja) 面戸かわら
JP2018168660A (ja) 屋根構造
JPH1193335A (ja) 折板屋根の採光用屋根部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101124

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees