JP2007151951A - 遊技機監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技制御装置のマイコン等の不正な交換を防止する。
【解決手段】 ホールコンピュータ20は、遊技機10からIDデータを取得すると(S21:YES)、その分類コードを判別し(S22)、分類コードにエラーがあれば(S23:NO)、分類コードエラーを表示部23に表示する(S24)。分類コードにエラーがなければ(S23:YES)、ID照合データと照合して識別コードの適否を判定し(S25)、その判定結果を表示部23に表示する(S26)。遊技制御装置11又はワンチップマイコンを不正に交換された場合には正しいIDデータが失われるので、ホールコンピュータ20は、遊技機10から送出されたIDデータが適正でないと判定し、表示する。遊技制御装置11等を不正に交換した場合には直ちに判明し、そうした不正を防ぐことができる。
【選択図】 図5
【解決手段】 ホールコンピュータ20は、遊技機10からIDデータを取得すると(S21:YES)、その分類コードを判別し(S22)、分類コードにエラーがあれば(S23:NO)、分類コードエラーを表示部23に表示する(S24)。分類コードにエラーがなければ(S23:YES)、ID照合データと照合して識別コードの適否を判定し(S25)、その判定結果を表示部23に表示する(S26)。遊技制御装置11又はワンチップマイコンを不正に交換された場合には正しいIDデータが失われるので、ホールコンピュータ20は、遊技機10から送出されたIDデータが適正でないと判定し、表示する。遊技制御装置11等を不正に交換した場合には直ちに判明し、そうした不正を防ぐことができる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技機の適否を監視するためのシステムに関する。
現在の遊技機において、不正防止は非常に重要な課題となっている。
例えば不正ROMへの交換や基板の取り替えも度々発生している。現状のROMの真偽確認は、主に基板やROMに異常がないかの目視確認が中心であるが、目視では簡単に判別できないものも多く存在し、決して簡単な作業ではない。また、遊技店内の遊技機のすべてを常時監視できるわけではなく、不正の発見が遅れると深刻な被害も起きかねない。
例えば不正ROMへの交換や基板の取り替えも度々発生している。現状のROMの真偽確認は、主に基板やROMに異常がないかの目視確認が中心であるが、目視では簡単に判別できないものも多く存在し、決して簡単な作業ではない。また、遊技店内の遊技機のすべてを常時監視できるわけではなく、不正の発見が遅れると深刻な被害も起きかねない。
この対策として、遊技機内部に監視装置を設け、演算処理装置内の識別情報の正当性を判断し、正当性が認められた場合に遊技制御の動作許可を行う方法も提案されている(例えば特開平10−137419号公報)。
特開平10−137419号公報
しかし、特許文献1の技術であっても、識別情報の監視装置自体を解読され、改竄されてしまうと監視の意味をなくしてしまう。
請求項1記載の遊技機監視システムは、
遊技の進行を司る遊技制御装置であって、自身が装備されている遊技機を識別するためのIDデータを記憶し、電源投入時又は断電時に前記IDデータを送出する遊技制御装置を備えた遊技機と、
前記遊技機から送出された前記IDデータを予め保持しているID照合データと照合して該IDデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により適正でないと判定された前記IDデータを送信した前記遊技機を特定可能な形態で前記判定手段の判定結果を表示する表示手段と
を含んで構成されることを特徴とする。
遊技の進行を司る遊技制御装置であって、自身が装備されている遊技機を識別するためのIDデータを記憶し、電源投入時又は断電時に前記IDデータを送出する遊技制御装置を備えた遊技機と、
前記遊技機から送出された前記IDデータを予め保持しているID照合データと照合して該IDデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により適正でないと判定された前記IDデータを送信した前記遊技機を特定可能な形態で前記判定手段の判定結果を表示する表示手段と
を含んで構成されることを特徴とする。
このシステムに含まれる各遊技機には、例えばシリアルナンバーのように各遊技機を識別可能なIDが与えられ、そのIDデータが遊技機の遊技の進行を司る遊技制御装置(例えば遊技制御装置のワンチップマイコンやROM)に記憶されている。遊技の進行を司るための遊技制御装置の構成は、当然ながら遊技機の種類等に応じたものになるが、例えば弾球遊技機であれば可変入賞装置の開閉制御や大当たり抽選等を行う制御装置であり、スロットマシンであればボーナス抽選や入賞の抽選を行う制御装置である。
そして、遊技機の遊技制御装置は電源投入時又は断電時にIDデータを送出する。言うまでもないが、電源投入時とは電源が投入された直後、断電時とは断電によって電圧が低下したが未だ遊技制御装置(そのCPU)が動作可能なときである。このIDデータの送出は、例えば遊技制御装置の電源投入時処理又は断電時処理の一部として行えばよい。
そして、遊技機の遊技制御装置は電源投入時又は断電時にIDデータを送出する。言うまでもないが、電源投入時とは電源が投入された直後、断電時とは断電によって電圧が低下したが未だ遊技制御装置(そのCPU)が動作可能なときである。このIDデータの送出は、例えば遊技制御装置の電源投入時処理又は断電時処理の一部として行えばよい。
一方、各遊技機とは別の装置(例えばホールコンピュータや請求項3のサーバコンピュータ)には判定手段が備わっており、遊技機から送出されたIDデータを直接又は中継装置等を介して間接的に取得し、例えば遊技機の設置時に遊技機メーカー又は第3者機関から提供されて記憶しているID照合データと照合して、そのIDデータが適正であるか否かを判定する。
また、遊技店には表示手段(例えばホールコンピュータのモニタ)が設置されており、判定手段により適正でないと判定されたIDデータを送信した遊技機を特定可能な形態で、判定手段の判定結果を表示する。この表示は、各遊技機の適否判定を一覧表示する形態でもよいし、その適正でないと判定された遊技機(その台番号等)を表示するだけでもよい。
遊技制御装置全体、ワンチップマイコン或いはROMを不正に交換された場合には正しいIDデータが失われるので、判定手段によって適正でないと判定され、表示手段に表示されるから、遊技制御装置等を不正に交換した場合には直ちに判明する。これにより、そうした不正を防ぐことができる。
遊技制御装置によるIDデータの送出は電源投入時又は断電時に行えば充分であるが、電源投入時と断電時の双方で行えば、電源断時に送信されたIDデータと次回の電源投入時に送信されたIDデータとを比較することができ、この比較だけでも上述の適否の判定を行える場合がある。
判定手段及び表示手段は、請求項2に記載のように、遊技店の管理装置、例えばホールコンピュータに備えることができる。
また、請求項3に記載のように、判定手段は、複数の遊技店からアクセス可能なサーバコンピュータに備えておき、各遊技店には、自店に設置されている遊技機から送出されたIDデータをサーバコンピュータに送信し、サーバコンピュータから判定手段の判定結果を取得する通信装置と、この通信装置によって取得された判定結果を表示する表示手段とを設置してもよい。請求項3の構成の場合、遊技店の管理装置、例えばホールコンピュータを通信装置として機能させることができる。
また、請求項3に記載のように、判定手段は、複数の遊技店からアクセス可能なサーバコンピュータに備えておき、各遊技店には、自店に設置されている遊技機から送出されたIDデータをサーバコンピュータに送信し、サーバコンピュータから判定手段の判定結果を取得する通信装置と、この通信装置によって取得された判定結果を表示する表示手段とを設置してもよい。請求項3の構成の場合、遊技店の管理装置、例えばホールコンピュータを通信装置として機能させることができる。
サーバコンピュータは、設置や管理を第3者機関が行うものでもよいし、遊技機メーカーが自社製の遊技機を集中監視するために設置、管理するものでもよいし、複数の遊技店を持つ遊技場会社が自社の遊技機を集中監視するために設置、管理するものでもよい。
請求項3記載の遊技機監視システムにおいては、請求項4に記載のように、サーバコンピュータを複数にして(設置場所は1箇所でもよいし、分散してもよい。)、遊技店の通信装置は、IDデータに含まれているサーバ選択コードに基づいてサーバコンピュータを選択して、その選択されたサーバコンピュータにIDデータを送信し、同サーバコンピュータから判定結果を取得する構成にできる。
サーバコンピュータを複数にすることによって、各サーバコンピュータの負荷を軽減させることができ、例えばサーバコンピュータの負荷が重く監視装置の適否結果に時間がかかったりするのを予防できる。
サーバ選択コードは、例えば遊技機メーカー、地域等を示すコードであるが、これに基づいてサーバコンピュータを選択可能である限りにおいて、特段の制限はない。また、IDデータに含まれている他のコードをサーバ選択コードとして兼用してもよい。
例えばサーバ選択コードが遊技機メーカーを示すコードであり、それによって選択されるサーバコンピュータがその遊技機メーカーの遊技機専用であれば、判定手段による照合を迅速化できる。また、IDデータ中の遊技機メーカーに関するデータは送信不要になる。或いはサーバ選択コードが、遊技機メーカーを示すコード以外であっても、同様に照合の迅速化を図ることができる。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例1]
本実施例の遊技機監視システムの概要は図1に示す通りであり、遊技店に設置されている各遊技機(パチンコ機、スロットマシン等)10には、遊技の進行を司る遊技制御装置11が装備されている。各遊技制御装置11にはワンチップマイコン(図示は省略)が備えられており、そのワンチップマイコンがプログラムに従って動作することで遊技制御装置11の各種機能が発揮される。
[実施例1]
本実施例の遊技機監視システムの概要は図1に示す通りであり、遊技店に設置されている各遊技機(パチンコ機、スロットマシン等)10には、遊技の進行を司る遊技制御装置11が装備されている。各遊技制御装置11にはワンチップマイコン(図示は省略)が備えられており、そのワンチップマイコンがプログラムに従って動作することで遊技制御装置11の各種機能が発揮される。
このワンチップマイコンのROM(図示せず)には、各ワンチップマイコン、すなわち遊技制御装置11及び遊技機10を識別可能なIDデータが記録されている。本実施例の場合、図2に示すとおり、1個のIDデータは、遊技機の製造元であるメーカーを特定するメーカーコード、そのメーカーでの型式(機種)を特定する型式コード、該型式の個別の遊技機を特定する識別コードによって構成されている。メーカーコード及び型式コードは複数の遊技機10で重複するのが普通であるが、識別コードは、少なくとも同一の型式コードが付された遊技機10同士で重複することはない。
図1に示すように、遊技店には管理装置であるホールコンピュータ20が設置されている。ホールコンピュータ20には通信部21、監視部22、表示部23が設けられている。ホールコンピュータ20の記憶装置(例えばハードディスク)には、遊技店の全ての遊技機10のIDデータ(図2参照)の一覧がID照合データとして格納されている。
各遊技機10は、通信部21と接続されており、遊技機10から送出される信号を通信部21にて受信できる。
なお、ホールコンピュータ20と遊技機10との通信は、遊技機10からホールコンピュータ20への一方向通信であり、そのための一方向通信回路が遊技機10に設けられている。従って、ホールコンピュータ20から遊技機10(特に遊技制御装置11)に信号を送ることはできない。この一方向通信回路は、遊技機の外部接続端子板又は遊技制御装置11に設けられるのが普通であるが、ホールコンピュータ20に設けてあってもよい。
なお、ホールコンピュータ20と遊技機10との通信は、遊技機10からホールコンピュータ20への一方向通信であり、そのための一方向通信回路が遊技機10に設けられている。従って、ホールコンピュータ20から遊技機10(特に遊技制御装置11)に信号を送ることはできない。この一方向通信回路は、遊技機の外部接続端子板又は遊技制御装置11に設けられるのが普通であるが、ホールコンピュータ20に設けてあってもよい。
監視部22は、ホールコンピュータ20のCPUによって実現される機能である。
表示部23は、ホールコンピュータ20のモニタである。
遊技制御装置11(厳密にはワンチップマイコン)は、図3に示す処理を行う。
表示部23は、ホールコンピュータ20のモニタである。
遊技制御装置11(厳密にはワンチップマイコン)は、図3に示す処理を行う。
電源が投入されて動作を開始すると、RAM初期値設定処理(S1)を行う。次に、図示省略のRAMクリアスイッチが操作されたか否か(RAMを消去するか否か)を判断し(S2)、肯定判断ならRAM消去処理を行ってRAMを消去し(S3)、IDデータをホールコンピュータ20に送出する(S4)。
S2で否定判断のときは、停電時処理にて設定されたRAM保証値が1であるか否かを判断し(S5)、否定判断ならS3、S4を実行する。肯定判断のときは、SUM値作成処理(S6)を行ってから、SUM値が0であるか否かを判断する(S7)。否定判断ならS3、S4を実行し、肯定判断ならRAMにバックアップされた状態に復帰させるための電源復帰処理(S8)を実行してからS4を実行する。
S4に続いては、割込禁止を行い(S8)、NMIフラグが0か否かを判断する(S9)。NMIフラグは、図示省略の断電検出回路で断電(電圧の低下)が検出されて遊技制御装置11のワンチップマイコンにNMI信号が入力されたこと、つまり断電を示している。
NMIフラグが0のとき、すなわち断電でないときは(S9:YES)、初期値乱数更新処理1(S10)、初期値乱数更新処理2(S11)及び初期値乱数更新処理3(S12)を実行してから、割込許可になる(S13)。S13からS8の間(割込許可の状態)でタイマ割込(INT信号の入力)があると遊技の進行を制御するための遊技制御処理(公知であるから説明は省略)を行った後にS8へと移行し、上述のS8〜S13を繰り返す。
一方、断電に伴ってNMIフラグがセットされたときは(S9:NO)、SUM値作成処理(S14)を行い、データの退避が正常に行われたことを保証するRAM保証値を1にして(S15)、RAMライトプロテクト処理(S16)を行ってから、IDデータをホールコンピュータ20に送出する(S17)。
なお、ここでは電源投入時及び電源断時にホールコンピュータ20へIDデータを送出する構成としているが、電源投入時のみIDデータを送出する構成(S17を削除する)や電源断時のみIDデータを送出する構成(S4を削除する)とすることも可能である。
また、遊技機10に設けられた遊技制御装置11又は図示省略の電源基板にリセットスイッチを備える場合は、図3の電源投入時処理を図4に示すように変更すればよい。すなわち、電源投入時又はリセットスイッチ操作時に遊技制御装置11のワンチップマイコンにリセット信号が入力されれば(Sa1:YES)、セキュリティチェック(Sa2)を行ってから、電源投入によるリセット信号の入力か否かを判断し(Sa3)、電源投入によるリセット信号の入力なら(Sa3:YES)S1以下の処理を実行する。一方、リセットスイッチ操作によるリセット信号の入力なら(Sa3:NO)、RAMクリアスイッチが操作されたか否かを判断し(Sa4)、肯定判断ならS3、S4を、否定判断ならS4を実行する。
図3のS4、S17及び図4のS4のIDデータを出力する処理によって、遊技機10(遊技制御装置11)が送出したIDデータを、ホールコンピュータ20が受信した際の処理は図5に示す通りである。
まず、IDデータを取得したか否かを判断し(S21)、取得していなければリターンする。
IDデータを取得したときは(S21:YES)、その分類コード(図2参照)を判別して(S22)、例えばメーカーコードと型式コードとに整合性がない等、分類コードにエラーがあれば(S23:NO)、分類コードエラーを表示部23に表示する(S24)。
IDデータを取得したときは(S21:YES)、その分類コード(図2参照)を判別して(S22)、例えばメーカーコードと型式コードとに整合性がない等、分類コードにエラーがあれば(S23:NO)、分類コードエラーを表示部23に表示する(S24)。
分類コードにエラーがなければ(S23:YES)、ID照合データと照合して識別コードの適否を判定し(S25)、その判定結果を表示部23に表示する(S26)。
以上のように、このシステムに含まれる各遊技機10には、各遊技機10を識別可能なIDが与えられ、そのIDデータが遊技制御装置11のワンチップマイコンに記憶されている。そして、遊技制御装置11は電源投入時及び断電時にIDデータを送出する。
以上のように、このシステムに含まれる各遊技機10には、各遊技機10を識別可能なIDが与えられ、そのIDデータが遊技制御装置11のワンチップマイコンに記憶されている。そして、遊技制御装置11は電源投入時及び断電時にIDデータを送出する。
一方、ホールコンピュータ20は、遊技機10から送出されたIDデータを取得すると、記憶しているID照合データと照合して、そのIDデータが適正であるか否かを判定し、その判定結果を表示部23に表示する。
遊技制御装置11又はワンチップマイコンを不正に交換された場合には正しいIDデータが失われるので、ホールコンピュータ20は、遊技機10から送出されたIDデータが適正でないと判定して表示するから、遊技制御装置11等を不正に交換した場合には直ちに判明する。これにより、そうした不正を防ぐことができる。
遊技制御装置11によるIDデータの送出を電源投入時及び断電時に行うので、電源断時に送信されたIDデータと次回の電源投入時に送信されたIDデータとを比較することができ、この比較だけでも上述の適否の判定を行える場合がある。
また、電源投入時及び断電時にIDデータを送出する構成と併せて、規定時間が経過した時にIDデータを送出するように構成しても差し支えない。このようにすることで、遊技機10とホールコンピュータ20を結ぶ配線を外していたとしても、規定時間が経過してもIDデータを受信しないことから異常と判断し、遊技機10が正常が否かを確認することもできる。
また、遊技機10からホールコンピュータ20へのIDデータの送出に関するアクセスデータ履歴や、ID照合データ等に関する情報は、ホールコンピュータ20に記憶される構成としてもよい。
遊技機10からホールコンピュータ20への配線の間でIDデータを盗み見られたり、改ざんされたりすることも想定されるので、遊技機10でIDデータの暗号化などの処理を、ホールコンピュータ20で暗号化されたデータを元のIDデータに戻すための復号化などの処理を行うように構成することが望ましい。
[実施例2]
図6に示す例は、実施例1の監視部22をホールコンピュータ20とは別に備えた監視装置(例えばパソコン)22aに設け、該監視装置22aとホールコンピュータ20とを接続するよう構成している。その他の構成は実施例1と同様である。
[実施例2]
図6に示す例は、実施例1の監視部22をホールコンピュータ20とは別に備えた監視装置(例えばパソコン)22aに設け、該監視装置22aとホールコンピュータ20とを接続するよう構成している。その他の構成は実施例1と同様である。
この遊技機監視システムでは、遊技機10(遊技制御装置11)が送出したIDデータをホールコンピュータ20(通信部21)が受信し、それを監視装置22aに転送する。すると、監視装置22aは図5と同様の処理を行って、IDデータをID照合データと照合して、その適否を判定し、その判定結果をホールコンピュータ20に送って表示部23に表示させる。このように構成することにより、仮にホールコンピュータ20に不具合が発生しても、遊技機10からホールコンピュータ20へのアクセスデータ履歴やID照合データ等に関する情報が記憶保持されることとなる。また、上記したアクセス履歴やID照合データ等に関する情報は、ホールコンピュータ20でも記憶するように構成することで、記憶保持を確実なものとすることができる。
[実施例3]
図7に示す例は、実施例1の監視部22を遊技店の外部に設置したサーバコンピュータ22bに設け、該サーバコンピュータ22bにホールコンピュータ20がアクセスする構成としてある。サーバコンピュータ22bは、例えば第3者機関又は遊技機メーカーが設置し、管理する。ホールコンピュータ20とサーバコンピュータ22bは電話回線、若しくは専用線で結ばれている。その他の構成は実施例1と同様である。
[実施例3]
図7に示す例は、実施例1の監視部22を遊技店の外部に設置したサーバコンピュータ22bに設け、該サーバコンピュータ22bにホールコンピュータ20がアクセスする構成としてある。サーバコンピュータ22bは、例えば第3者機関又は遊技機メーカーが設置し、管理する。ホールコンピュータ20とサーバコンピュータ22bは電話回線、若しくは専用線で結ばれている。その他の構成は実施例1と同様である。
図3のS4、S17及び図4のS4のIDデータを出力する処理によって、遊技機10(遊技制御装置11)が送出したIDデータを、ホールコンピュータ20が受信し、これをサーバコンピュータ22bに送信する。そのIDデータをサーバコンピュータ22bが受信した際の処理は図8に示す通りである。
まず、IDデータを取得したか否かを判断し(S31)、取得していなければリターンする。
IDデータを取得したときは(S31:YES)、ID照合データと照合してIDデータの適否を判定する(S32)。この照合で識別コードのエラーがあれば(S33:NO)、このエラー情報をサーバコンピュータ22bに記録する(S34)。
IDデータを取得したときは(S31:YES)、ID照合データと照合してIDデータの適否を判定する(S32)。この照合で識別コードのエラーがあれば(S33:NO)、このエラー情報をサーバコンピュータ22bに記録する(S34)。
識別コードのエラーがないとき(S33:YES)又はS34に続いては、ID照合データとの照合による適否の判定結果を、IDデータを送信してきたホールコンピュータ20に送信する(S35)。
図9に示すように、ホールコンピュータ20は、サーバコンピュータ22bからIDデータの適否の判定結果を受信すると(S41)、この判定結果を表示部23に表示する(S42)。
以上のように、このシステムに含まれる各遊技機10には、各遊技機10を識別可能なIDが与えられ、そのIDデータが遊技制御装置11のワンチップマイコンに記憶されている。そして、遊技制御装置11は電源投入時及び断電時にIDデータを送出する。
ホールコンピュータ20は、遊技機10から送出されたIDデータを取得すると、これをサーバコンピュータ22bに送信する。
サーバコンピュータ22bは、記憶しているID照合データと照合して、そのIDデータが適正であるか否かを判定し、その判定結果をホールコンピュータ20に送信する。
サーバコンピュータ22bは、記憶しているID照合データと照合して、そのIDデータが適正であるか否かを判定し、その判定結果をホールコンピュータ20に送信する。
判定結果を受信したホールコンピュータ20は、この判定結果を表示部23に表示する。
遊技制御装置11又はワンチップマイコンを不正に交換された場合には正しいIDデータが失われるので、サーバコンピュータ22bは、受信したIDデータが適正でないと判定して判定結果をホールコンピュータ20に送信し、ホールコンピュータ20が判定結果を表示するから、遊技制御装置11等を不正に交換した場合には直ちに判明する。これにより、そうした不正を防ぐことができる。
遊技制御装置11又はワンチップマイコンを不正に交換された場合には正しいIDデータが失われるので、サーバコンピュータ22bは、受信したIDデータが適正でないと判定して判定結果をホールコンピュータ20に送信し、ホールコンピュータ20が判定結果を表示するから、遊技制御装置11等を不正に交換した場合には直ちに判明する。これにより、そうした不正を防ぐことができる。
遊技制御装置11によるIDデータの送出を電源投入時及び断電時に行うので、電源断時に送信されたIDデータと次回の電源投入時に送信されたIDデータとを比較することができ、この比較だけでも上述の適否の判定を行える場合がある。
また、ホールコンピュータ20では遊技機10から送出されたIDデータをそのままサーバコンピュータ22bへ送信するように構成しているが、ホールコンピュータ20からサーバコンピュータ22bへIDデータを送信する際に、遊技場に割り当てられたコードを付加する等の処理を行うようにしてもよい。
また、実施例1又は2と異なり、遊技場の外へとIDデータを送信する構成となるため、遊技機10からホールコンピュータ20を介してサーバコンピュータ22bへIDデータを電話回線で送出する際には、インターネットなどのネットワークを利用した通信の途中で第三者に盗み見られたり、改ざんされないよう暗号化などの処理を施すように構成することが強く望まれる。その際、サーバコンピュータ22bには、暗号化されたデータを元のIDデータに戻すための復号化などの処理を行う性能を有する必要がある。
[実施例4]
図10に示す例は、実施例3のサーバコンピュータ22bを複数にした例である。サーバコンピュータ22bが複数ある以外は実施例3と同様の構成である。
[実施例4]
図10に示す例は、実施例3のサーバコンピュータ22bを複数にした例である。サーバコンピュータ22bが複数ある以外は実施例3と同様の構成である。
本実施例の場合、図3のS4、S17及び図4のS4のIDデータを出力する処理によって、遊技機10(遊技制御装置11)が送出したIDデータを、ホールコンピュータ20が受信し、これをサーバコンピュータ22bに送信する点は実施例3と同じであるが、その際に複数のサーバコンピュータ22bのいずれかを選択する点が実施例3とは異なる。
すなわち、図11に示すように、ホールコンピュータ20は、IDデータを取得したか否かを判断し(S51)、取得していなければリターンする。
IDデータを取得したときは(S51:YES)、その分類コード(図2参照)を判別して(S52)、例えばメーカーコードと型式コードとに整合性がない等、分類コードにエラーがあれば(S53:NO)、分類コードエラーを表示部23に表示する(S54)。
IDデータを取得したときは(S51:YES)、その分類コード(図2参照)を判別して(S52)、例えばメーカーコードと型式コードとに整合性がない等、分類コードにエラーがあれば(S53:NO)、分類コードエラーを表示部23に表示する(S54)。
分類コードにエラーがなければ(S53:YES)、分類コードに対応するサーバコンピュータ22b、例えばメーカーコードに対応する遊技機メーカーのサーバコンピュータ22bを選択し、この選択したサーバコンピュータ22bにIDデータを送信する(S55)。
IDデータを受信したサーバコンピュータ22bの処理は図8に示す通りであり、IDデータの適否の判定結果を受信したホールコンピュータ20の処理は図9に示す通りである。
このように構成しても実施例3と同様の効果が得られる。
また、サーバコンピュータ22bを複数にしてあるので、各サーバコンピュータ22bの負荷を軽減させることができ、例えばサーバコンピュータ22bの負荷が重くて適否判定に時間がかかったりするのを予防できる。
また、サーバコンピュータ22bを複数にしてあるので、各サーバコンピュータ22bの負荷を軽減させることができ、例えばサーバコンピュータ22bの負荷が重くて適否判定に時間がかかったりするのを予防できる。
また、サーバコンピュータ22bの選択は、例えば遊技機メーカーコードに基づいてなされ、それによって選択されるサーバコンピュータ22bがその遊技機メーカーの遊技機専用であれば、照合を迅速化できる。また、IDデータ中のメーカーコードの送信を省略することができる。
10・・・遊技機、
11・・・遊技制御装置、
20・・・ホールコンピュータ、
21・・・通信部、
22・・・監視部、
22a・・・監視装置、
22b・・・サーバコンピュータ、
23・・・表示部。
11・・・遊技制御装置、
20・・・ホールコンピュータ、
21・・・通信部、
22・・・監視部、
22a・・・監視装置、
22b・・・サーバコンピュータ、
23・・・表示部。
Claims (4)
- 遊技の進行を司る遊技制御装置であって、自身が装備されている遊技機を識別するためのIDデータを記憶し、電源投入時又は断電時に前記IDデータを送出する遊技制御装置を備えた遊技機と、
前記遊技機から送出された前記IDデータを予め保持しているID照合データと照合して該IDデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により適正でないと判定された前記IDデータを送信した前記遊技機を特定可能な形態で前記判定手段の判定結果を表示する表示手段と
を含んで構成されることを特徴とする遊技機監視システム。 - 請求項1記載の遊技機監視システムにおいて、
前記判定手段及び前記表示手段が遊技店の管理装置に備わっていることを特徴とする遊技機監視システム。 - 請求項1記載の遊技機監視システムにおいて、
前記判定手段は、複数の遊技店からアクセス可能なサーバコンピュータに備えられており、
各遊技店には、自店に設置されている前記遊技機から送出された前記IDデータを前記サーバコンピュータに送信し、前記サーバコンピュータから前記判定手段の判定結果を取得する通信装置と、該通信装置によって取得された前記判定結果を表示する表示手段とが設置されている
ことを特徴とする遊技機監視システム。 - 請求項3記載の遊技機監視システムにおいて、
前記サーバコンピュータは複数あり、
前記通信装置は、前記IDデータに含まれているサーバ選択コードに基づいて選択される前記サーバコンピュータに前記IDデータを送信する
ことを特徴とする遊技機監視システム。
Priority Applications (1)
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- 2005-12-07 JP JP2005353871A patent/JP2007151951A/ja active Pending
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