JP2007151460A - 長命草を用いた機能性食品、及びその製造方法 - Google Patents

長命草を用いた機能性食品、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 長命草の青臭さや苦みを低減して、香りが良く摂取が容易であり、有用な栄養素や機能性成分を豊富に含有する機能性食品を提供する。
【解決手段】 長命草を主原料とし、この長命草を乾燥して得られた乾燥物から抽出したエキスを、シクロデキストリンで包接してなる包接体エキス、又は当該包接体エキスを乾燥して得られた包接体エキス末からなる機能性食品とする。また、長命草を乾燥して得られた乾燥物、又は包接体エキスもしくは包接体エキス末に、少なくともクロレラ、ニガウリ、多穀麺、ニガナ、ケール、大麦若菜、プルーン、又はトレハロースのいずれかを添加してなる機能性食品とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、長命草の青臭さや苦みを低減して、香りが良く摂取が容易であり、有用な栄養素や機能性成分を豊富に含有する機能性食品、及びその製造方法に関する。
長命草(学名:Peucedanum japonicum Thanb,和名:ボタンボウフウ)は、主として沖縄県の海岸の岩石地、砂礫地などの日当たりのよい場所に自生するセリ科の常緑多年生草木である。この長命草は、栄養が豊富で滋養強壮に優れ、料理に使われたり、乾燥させてお茶として用いられてきた。また、古くから万病に効く薬草としても用いられてきた。
すなわち、長命草は、カロチン、ビタミンC、ビタミンE等を多く含み、抗酸化作用を備えるとともに、喘息、肝臓病、腎臓病、高血圧、動脈硬化、神経痛、リウマチ、肋膜炎、咳、百日咳、解熱などに有効であることが知られている。
このため、このような長命草の優れた機能性を有効に活用するための様々な提案が行われている。
例えば、特許文献1には、長命草と茶類が備えた作用を組み合わせて、相乗効果として高い健康効果を発揮する組成物が記載されている。すなわち、茶類の乾燥調整物又は茶抽出物と、長命草の乾燥調整物又は長命草抽出物とを混合して得られる組成物を、種々の食品等に配合して利用することが提案されている。
これによって、茶の色が変わることなく味がマイルドになり、旨みが増し、飲みやすくなるとともに、長命草のもつ各種機能性が加えられた健康効果の高い茶食品等を得ることができるとされている。
また、特許文献2には、長命草等を用いた新規な植物性抗腫瘍性成分を含む健康食品等が記載されている。すなわち、琉球ヨモギ、ウコンイソマツ及び長命草からなる群から選択される少なくとも1種以上の植物体の乾燥粉末又はその抽出物を有効成分とする抗腫瘍剤、食品添加物及び健康食品が提案されている。
これによれば、新規な植物性抗腫瘍剤、食品添加物及び健康食品が提供でき、これらを摂取することにより、癌を予防及び治療することが可能とされている。
特開2005−137210号公報 特開2005−179193号公報
しかしながら、長命草から抽出したエキスには、独特の青臭さや苦みがある。このため、長命草には、優れた効能があるにも拘わらず、この青臭さや苦みが、長命草の摂取の妨げとなる場合があった。このような問題は、上述した従来の組成物や健康食品等では、解決することができなかった。
このため、長命草から青臭さや苦みを除去して、その摂取をしやすくした食品の提供が望まれていた。
また、このような長命草の優れた成分の吸収性を向上させるなど、有用な栄養素や機能性成分を豊富に含有する、長命草を用いた機能性食品の提供も期待されている。
そこで、本発明の発明者らは、鋭意研究した結果、長命草を乾燥させ、得られた乾燥物から抽出したエキスを、シクロデキストリンで包接することで、長命草の青臭さや苦みが大きく低減することを見いだした。
また、長命草の乾燥物又は抽出物に、特定の機能性素材を添加することで、その機能性を更に向上させることに成功し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、長命草の抽出エキスをシクロデキストリンで包接し、特定の機能性素材を添加することで、長命草の青臭さや苦みを低減し、香りが良く摂取が容易であるとともに、有用な栄養素や機能性成分を豊富に含有する、長命草を用いた機能性食品、及びその製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の長命草を用いた機能性食品は、長命草を主原料とし、この長命草を乾燥して得られた乾燥物から抽出したエキスを、シクロデキストリンで包接してなる包接体エキス、又は当該包接体エキスを乾燥して得られた包接体エキス末からなる構成としてある。
本発明の長命草を用いた機能性食品をこのような構成とすると、長命草エキスの青臭さや苦みの成分を、シクロデキストリンで包接することで低減でき、長命草の香りを向上することができる。
このため、機能性が高いにも拘わらず、その青臭さや苦みゆえに摂取が困難な場合があった長命草を、摂取しやすいものとすることが可能となる。
また、本発明の長命草を用いた機能性食品は、上記のシクロデキストリンが、少なくともαシクロデキストリン、βシクロデキストリン、又はγシクロデキストリンのいずれかである構成としてある。
シクロデキストリンとしてこれらを用いることで、長命草エキスの青臭さや苦みを効果的に低減することが可能となる。
また、本発明の長命草を用いた機能性食品は、長命草を乾燥して得られた乾燥物、又は包接体エキスもしくは包接体エキス末に、少なくともクロレラ、ニガウリ、多穀麺、ニガナ、ケール、大麦若菜、プルーン、又はトレハロースのいずれかを添加してなる構成としてある。
本発明の長命草を用いた機能性食品をこのような構成とすると、クロレラなどの機能性素材を長命草に添加して機能性食品を得ることができる。
このため、長命草の高い機能性に、上記各種機能性素材の効能が付加されて、その相乗効果によって、長命草のみでは得ることのできない高い機能性を得ることが可能となる。
また、本発明の長命草を用いた機能性食品の製造方法は、長命草を乾燥し、得られた乾燥物からエキスを抽出し、次いで得られたエキスをシクロデキストリンで包接する方法としてある。
長命草を用いた機能性食品の製造方法をこのような方法とすると、長命草エキスをシクロデキストリンで包接した機能性食品を得ることができる。
このため、青臭さや苦みのない、長命草を用いた機能性食品を提供することが可能となる。
また、本発明の長命草を用いた機能性食品の製造方法は、長命草を乾燥して得られた乾燥物、又は上記包接したエキスもしくはこのエキスを乾燥して得られたエキス末に、少なくともクロレラ、ニガウリ、多穀麺、ニガナ、ケール、大麦若菜、プルーン、又はトレハロースのいずれかを添加する方法としてある。
長命草を用いた機能性食品の製造方法をこのような方法とすると、長命草に上記各種機能性素材を添加した機能性食品を得ることができる。
このため、各機能性素材の有効成分と、長命草の有効成分との相乗効果を備えた機能性食品を提供することが可能となる。
本発明によれば、長命草の青臭さや苦みを低減し、香りが良く摂取が容易であり、有用な栄養素や機能性成分を豊富に含有する機能性食品を提供することが可能となる。
本発明は、長命草を用いた機能性食品及びその製造方法であって、長命草の抽出エキスをシクロデキストリンで包接し、特定の機能性素材を添加することを特徴とする。以下、本発明の実施形態を具体的に説明する。
(長命草)
本発明で使用する長命草は、特に限定されるものではなく、沖縄や九州、その他の地域で自生又は栽培されているセリ科の常緑多年生草木である長命草であれば、その品種はいずれでもよい。
長命草は、カロチン、ビタミンC、ビタミンE等を多く含み、抗酸化作用を備えるとともに、喘息、肝臓病、腎臓病、高血圧、動脈硬化、神経痛、リウマチ、肋膜炎、咳、百日咳、解熱などに有効であることが知られている。
なお、長命草には、ルチン(ビタミンP)、クロロゲン酸類(クロロゲン酸,ネオクロロゲン酸)が含まれている。
ルチンは、血管を丈夫にする成分であり、日本そば(韃靼そば)等に多く含まれている。主たる効能として、血管障害予防、冷え性改善、抗酸化作用などが知られている。
クロロゲン酸類は、コーヒーなどに多く含まれており、主たる効能として、抗酸化作用、抗脂肪作用、糖尿病予防作用、発ガン物質の生成阻止作用等が知られている。
(クロレラ)
本発明に使用するクロレラは、特に限定されるものではないが、例えば(財)日本健康・栄養食品協会による「クロレラ規格基準」に定義されている各種クロレラ等を用いることができる。
クロレラは、酸性体質を弱アルカリ性体質に変えるという効能を有する。また、細菌やウイルスに対する抵抗力の増強作用、造血促進作用、肝臓及び腎臓活動促進作用、タンパク質合成促進作用、脂肪代謝の正常化作用等の効能を有することも知られている。
このようなクロレラを長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、クロレラに含まれるアミノ酸成分などの摂取が容易になるとともに、クロレラの薬理作用により相乗効果を促進することが可能となる。
(ニガウリ)
本発明に使用するニガウリは、特に限定されるものではなく、沖縄や九州あるいは、東南アジア、アフリカ、中国、ラテンアメリカ、中央アメリカ等において栽培されているウリ科の一年生蔓性植物であるニガウリであれば、その品種はいずれでもよい。
ニガウリは、ビタミンCの含有量が多く、夏ばて防止効果や健胃効果を有する。また、カリウム、リン、鉄、カルシウムなどのミネラル類もバランス良く含んでいる。また、ポリペプチドやサポニン、モモジンも含まれており、血糖降下作用、抗ガン作用の効能を有することでも知られている。
このようなニガウリを長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、ニガウリに含まれる天然ビタミン成分などの摂取が容易になるとともに、ニガウリの薬理作用により相乗効果を促進することが可能となる。
(多穀麹)
本発明に使用する多穀麹は、原料として大麦、あわ、ひえ、きび、タカキビ、紫黒米、米粉として、アスペルギルス・オリゼの麹菌を用いて生産されるものであれば、特に限定されるものではない。多穀麹は、タンパク質を分解するプロテアーゼ活性を有することで知られている。
このような多穀麹を長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、現代人に不足している酵素を補うことができ、便秘や肌荒れを防止することが可能となる。
(ニガナ)
本発明に使用するニガナ(学名:Crepidiastrum lanceolatum Nakai,和名:ほそばわだん,方言名:ンジャナ)は、海岸の砂地や岩上に自生するキク科植物であれば、特に限定されるものではない。ニガナには、解熱、胃腹痛、胃潰瘍、胃痙攣、回虫駆除、心臓病に対する薬理効果があることが知られている。
このようなニガナを長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、ニガナに含まれる天然ビタミン成分などの摂取が容易になるとともに、ニガナの薬理作用により相乗効果を促進することが可能となる。
(ケール)
本発明に使用するケールは、特に限定されるものではなく、アブラナ科のキャベツの一種であるケールであれば、その品種はいずれでもよい。農作物としては、主として青汁用に栽培されている。ケールは、抗酸化物質などの機能性成分に富み、肝炎、腎炎、胃潰瘍、高血圧、動脈硬化、貧血、糖尿病、痛風、喘息、白内障などに対して効果のあることが知られている。
このようなケールを長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、ケールに含まれる天然ビタミン成分などの摂取が容易になるとともに、ケールの薬理作用により相乗効果を促進することが可能となる。
(大麦若菜)
本発明に使用する大麦若菜は、特に限定されるものではなく、イネ科の大麦、小麦、ライ麦の幼穂形成開始期のものであって、草丈がおよそ20〜30cmのものの葉や葉柄、茎等を採取したものであればよい。
大麦若菜は、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラル類を多く含み、ガンや、脳溢血、心臓疾患、肝臓疾患などに対して効果のあることが知られている。また、傷や炎症、膵炎に対する有効性も知られている。さらに、ビタミンB1、ビタミンC、カロチンなどを多く含み、体内の新陳代謝を活性化する効能を有するとともに、生体賦活作用を有することでも知られている。
このような大麦若菜を長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、大麦若菜に含まれる天然ビタミン成分などの摂取が容易になるとともに、大麦若菜の薬理作用により相乗効果を促進することが可能となる。
(プルーン)
本発明に使用するプルーンは、特に限定されるものではなく、バラ科のセイヨウスモモの一種であるプルーンであれば、その品種はいずれでもよい。プルーンには、ビタミンA,B1,B2、ナイアシン、パントテン酸、ピリドキシンなどのビタミン類が豊富に含まれ、カリウムや、リン、カルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれている。また、貧血や便秘に効果があることも知られている。
このようなプルーンを長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、プルーンに含まれる天然ミネラル成分などの摂取が容易になるとともに、プルーンの薬理作用により相乗効果を促進することが可能となる。
(ミネラル)
本発明に使用するミネラルは、特に限定はないが、例えばカルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、セレン等を用いることができる。
(ビタミン)
本発明に使用するビタミンは、特に限定はないが、例えばビタミンC,E,B群等を用いることができる。
(トレハロース)
本発明に使用するトレハロースは、特に限定されないが、例えば、椎茸や海草、水産物などの天然物に含まれるものを用いることができる。トレハロースは、二糖類の糖質であり、カルシウムやマグネシウム等のアルカリ土類金属と相互作用して、複合体を形成する。そして、これらのミネラルを単独で摂取した場合に比較し、Mgの場合でおよそ1.5倍に体内吸収率が高まることが動物試験で確認されている。
このようなトレハロースを長命草に添加するにより、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、長命草に含まれる又は長命草に添加したミネラルの体内への吸収を、促進させることが可能となる。
(シクロデキストリン)
本発明に使用するシクロデキストリンとしては、例えばαシクロデキストリン、βシクロデキストリン、γシクロデキストリンなどを用いることができる。αシクロデキストリンは、グルコースが6個環状に結合したもの、βシクロデキストリンは、グルコースが7個環状に結合したもの、γシクロデキストリンは、グルコースが8個環状に結合したものである。これらは、長命草エキスの成分をその空洞部分に包接することができるため、長命草エキスの包接に好適に用いることができる。
(製造方法)
次に、本発明の長命草を用いた機能性食品の製造方法を、図1を用いて説明する。同図は、本発明の長命草を用いた機能性食品の製造方法の工程を示すブロック図である。
本発明の長命草を用いた機能性食品は、長命草の抽出エキスをシクロデキストリンで包接し、上記の各種機能性素材を添加することができれば、特に限定されるものではないが、同図に示すように、(A)乾燥工程、(B)粉砕工程、(C)抽出工程、(D)包接工程、(E)粉末化工程、(F)添加工程を有する方法とすることが好ましい。
以下、これらの各工程について順に説明する。
(A)乾燥工程
長命草を水洗いし、汚れを落としてから乾燥させる。この乾燥方法としては、熱風乾燥又は冷風乾燥等を用いることができる。
熱風乾燥による場合、長命草の有効成分を損なうことなく、効率的に乾燥させるため、温風乾燥機等を用いて、乾燥温度50〜60℃で行うことが好ましい。
また、冷風乾燥による場合、長命草の有効成分を損なうことなく、効率的に乾燥させるため、冷風乾燥機等を用いて、乾燥温度10℃程度で行うことが好ましい。
(B)粉砕工程
次に、長命草を乾燥して得られた乾燥物を、微粉砕して粉末化し、微粉砕長命草末を得る。この長命草の乾燥物の粉砕にあたっては、例えば気流式粉砕機等を用いることができる。このとき、粉末のサイズとしては、200メッシュ全通過程度とすることが好ましい。
(C)抽出工程
また、長命草を乾燥して得られた乾燥物から、所定の抽出溶媒を用いて、長命草エキスを抽出する。抽出溶媒としては、例えば、水、エタノ−ル等を使用することができる。
抽出溶媒として、水を用いる場合、その温度としては、80〜90℃とすることが好ましい。このようすれば、ルチン、クロロゲン酸、ネオクロロゲン酸の抽出を短時間で行うことができるとともに、苦みを低減した長命草エキスを得ることが可能となる。
そして、長命草の乾燥物に抽出溶媒を加えた溶液を濾過して濃縮し、長命草エキスを生成する。
(D)包接工程
次に、長命草エキスにシクロデキストリンを添加し、長命草エキスをシクロデキストリンで包接して、長命草包接体エキスを生成する。
このように長命草エキスをシクロデキストリンで包接することで、長命草に含まれる青臭さや苦みが低減し、香りのよい長命草エキスを得ることが可能となる。
(E)粉末化工程
次に、粉末状の機能性食品等を製造する場合には、長命草エキスを乾燥させて、粉末化する。この長命草エキスの粉末化は、例えばスプレードライヤーなどを用いて行うことができる。これによって、包接体エキス末を生成することができる。
(F)添加工程
最後に、上記の工程によって得られた種々の形態の長命草に、それぞれ各種機能性素材を添加して加工し、機能性食品を製造する。
すなわち、微粉砕長命草末、長命草包接体エキス、長命草包接体エキス末のそれぞれに、各種機能性素材を添加して、液体、粉末、顆粒、錠剤、カプセル等に加工し、様々な機能性食品を完成させる。
機能性素材としては、上述したクロレラ、ニガウリ、多穀麺、ニガナ、ケール、大麦若菜、プルーン、ビタミン、ミネラル、又はトレハロースのいずれかを用いることができる。また、これらのうち、二種以上を用いることもできる。
このように、これらの機能性素材を長命草に添加することで、各機能性素材の有効成分と、長命草の有効成分との相乗効果を得ることができる。
例えば、長命草にクロレラを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、細菌やウイルスに対する抵抗力が強まり、糖尿病、胃潰瘍、水虫、心臓病などに対する効果や、クロレラに含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にニガウリを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、糖尿病、高血圧、健胃、スタミナ増強などに対する効果や、ニガウリに含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草に多穀麺を添加すれば、多穀麺がタンパク質を分解するプロテアーゼ活性を有していることから、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、現代人に不足している酵素を補うことができ、便秘や肌荒れを防止できるとともに、多穀麺に含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にニガナを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、解熱、胃腹痛、胃潰瘍、胃痙攣、回虫駆除、心臓病に対する効果を得ることができるとともに、ニガナに含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にケールを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、肝炎、腎炎、胃潰瘍、高血圧、動脈硬化などに対する効果を得ることができるとともに、ケールに含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草に大麦若菜を添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、生体賦活作用、傷や炎症、膵炎などに対する効果を得ることができるとともに、大麦若菜に含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にプルーンを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、豊富なビタミン、ミネラルによる便秘や貧血などに対する効果や、プルーンに含まれる有効成分を摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にビタミンを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、活性酸素消去や生活習慣病に対する効果や、有効成分であるビタミンを摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にミネラルを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、貧血や骨粗鬆症に対する効果や、有効成分であるミネラルを摂取できるという相乗効果を得ることができる。
また、長命草にトレハロースを添加することで、本発明の長命草を用いた機能性食品を摂取した場合、長命草に含まれるミネラルの吸収性アップに対する効果や、有効成分であるトレハロースとミネラルを摂取できるという相乗効果を得ることができる。
以上の通り、この添加工程(F)によって、例えば、長命草包接体エキスに上記機能性素材の少なくともいずれかのエキス又は粉末を添加し懸濁することで、青汁タイプの健康食品を製造することができる。
なお、これらの機能性素材の添加タイミングについては、図1に示すものに限定されるものではなく、製造する機能性食品の形態の種類によって、種々のものとすることができる。
例えば、粉末状の機能性食品を製造する場合は、粉末化工程(E)により得られた包接体エキス末、又は粉砕工程(B)により得られた微粉砕長命草末に、粉末状の機能性素材を添加して、これらの粉末を混合し、粉末状の機能性食品を得ることができる。
また、乾燥工程(A)により得られた長命草乾燥物に機能性素材の原料を添加し、以降上記説明した各処理を行うことで、機能性素材の成分を添加した粉末状の機能性食品を得ることもできる。
また、顆粒状の機能性食品を製造する場合は、粉末化工程(E)により得られた包接体エキス末、又は粉砕工程(B)により得られた微粉砕長命草末に、粉末状の機能性素材を添加して混合し、造粒することで、顆粒状の機能性食品を得ることができる。
また、カプセル状の機能性食品を製造する場合は、粉末化工程(E)により得られた包接体エキス末、又は粉砕工程(B)により得られた微粉砕長命草末に、粉末状の機能性素材を添加して混合し、カプセルに充填することで、カプセル状の機能性食品を得ることができる。
さらに、錠剤状の機能性食品を製造する場合は、粉末化工程(E)により得られた包接体エキス末、又は粉砕工程(B)により得られた微粉砕長命草末に、粉末状の機能性素材を添加して混合し、造粒して顆粒状とし、この顆粒にビタミン類及び成型剤を添加して打錠することで、錠剤状の機能性食品を得ることができる。
以下、本発明の長命草を用いた機能性食品、及びその製造方法について、実施例を挙げてさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1は、長命草から包接体エキスを生成し、これに各種機能性素材を添加して、機能性食品を製造したものである。比較例1は、長命草エキスをシクロデキストリンで包接せずに、各種機能性素材を添加し、機能性食品を製造したものである。実施例2は、長命草から包接体エキス末を生成し、これに各種機能性素材を添加して、機能性食品を製造したものである。比較例2は、長命草エキスをシクロデキストリンで包接せずに、長命草エキス末を生成し、これに各種機能性素材を添加して、機能性食品を製造したものである。実施例3は、長命草から微粉砕長命草末を生成し、これに各種機能性素材を添加して、機能性食品を製造したものである。比較例3は、長命草から微粉砕長命草末を生成し、これに各種機能性素材を添加せずに、機能性食品を製造したものである。
(実施例1)
長命草100gを市水で洗浄した後、温風乾燥機を用いて、50〜70℃で約8〜18時間の間、乾燥した。これによって、10〜20gの長命草乾燥物が得られた。
次に、この長命草乾燥物に市水900gを加え、80〜90℃で抽出・濾過・濃縮した。
これによって、長命草抽出・濃縮エキスが、200g得られた。
次に、この長命草抽出エキスに、シクロデキストリン(シクロケム社製)をエキス固形量1に対して1添加して溶解させた。これによって、シクロデキストリンによる長命草の包接体エキス200gが得られた。
そして、この長命草包接体エキスに、機能性素材としてクロレラを20%添加した。
さらに、クロレラを添加した長命草包接体エキスを粉末化して、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
(比較例1)
実施例1と同様にして生成した長命草エキスを、シクロデキストリンで包接することなく、この長命草エキスにクロレラを実施例1と同様に添加して粉末化し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
(実施例2)
まず、実施例1と同様にして、シクロデキストリンによる長命草の包接体エキス200gを生成した。
次に、この包接体エキスをスプレードライヤーを用いて、乾燥させて粉末化し、長命草の包接体エキス末32gを得た。
そして、この長命草包接体エキス末に、機能性素材としてクロレラを20〜50%添加して混合し、粉末青汁を完成させた。
(比較例2)
実施例1と同様にして生成した長命草エキスを、シクロデキストリンで包接することなく、この長命草エキスをスプレードライヤーを用いて粉末化した。そして得られた長命草エキス末に、クロレラを実施例2と同様に添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
(実施例3)
長命草100gを市水で洗浄した後、温風乾燥機を用いて、50〜70℃で8〜18時間の間、乾燥した。これによって、10〜20gの長命草乾燥物が得られた。
次に、この長命草乾燥物を気流式粉砕機を用いて微粉砕した。これによって、粒子サイズが200メッシュ全通過した微粉砕長命草末8.5〜18gが得られた。この微粉砕長命草末を10等分して、それぞれに以下のように機能性素材を添加し、機能性食品を完成させた。
すなわち、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてクロレラを20〜50%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてニガウリを20〜50%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材として多穀麹を10〜20%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてニガナを20〜50%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてケールを20〜50%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材として大麦若菜を20〜50%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてプルーン末を5〜20%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてミネラルを5〜10%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてビタミン類を5〜10%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
また、この微粉砕長命草末に、機能性素材としてトレハロース((株)林原生物化学研究所)を3〜5%添加して混合し、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
(比較例3)
実施例3と同様にして生成した微粉砕長命草末に、機能性素材の添加を行うことなく、機能性食品として粉末青汁を完成させた。
実施例1,2,比較例1,2において、それぞれ得られた機能性食品である粉末青汁について、青臭さ、苦み、香りの評価を行った。
その結果、シクロデキストリンにより包接することなく生成した、比較例1の長命草エキスを用いた粉末青汁、比較例2の長命草エキス末を用いた粉末青汁は、青臭く、苦みが強かった。
一方、本発明のシクロデキストリンにより包接して得られた、実施例1の長命草包接体エキスを用いた粉末青汁、実施例2の長命草包接体エキス末を用いた粉末青汁では、ほとんど青臭さがなく、苦みもあまり感じられないものであった。
また、香りについては、シクロデキストリンにより包接することなく生成した、比較例1の長命草エキスを用いた粉末青汁、比較例2の長命草エキス末を用いた粉末青汁は、香りが良くなかったのに対し、本発明のシクロデキストリンにより包接して得られた、実施例1の長命草包接体エキスを用いた粉末青汁、実施例2の長命草包接体エキス末を用いた粉末青汁は、良い香りがするものであった。
以上のことから、本発明の長命草を用いた機能性食品によれば、長命草エキスをシクロデキストリンにより包接することで、長命草エキスが有する青臭さ、苦み、香りを改善できることが分かる。
また、実施例1,実施例2,実施例3,比較例3としてそれぞれ得られた機能性食品である粉末青汁について、機能性の評価を行った。
その結果、各種機能性素材を添加した実施例1〜3における粉末青汁については、機能性素材を添加していない比較例3における粉末青汁と比較すると、各種栄養素を一層豊富に含有するとともに、ミネラルの吸収性に優れ、高い抗酸化作用を有するなど、より高い機能性を備えていることがわかった。
本発明は、長命草を主成分とする粉末青汁に好適に用いることが可能である。また、長命草を主成分とする飲料、顆粒、錠剤、カプセルなどの各種機能性食品として好適に利用することが可能である。
本発明の長命草を用いた機能性食品の製造方法の工程を示すブロック図である。
符号の説明
(A) 乾燥工程
(B) 粉砕工程
(C) 抽出工程
(D) 包接工程
(E) 粉末化工程
(F) 添加工程

Claims (5)

  1. 長命草を主原料とし、この長命草を乾燥して得られた乾燥物から抽出したエキスを、シクロデキストリンで包接してなる包接体エキス、又は当該包接体エキスを乾燥して得られた包接体エキス末からなることを特徴とする長命草を用いた機能性食品。
  2. 前記シクロデキストリンが、少なくともαシクロデキストリン、βシクロデキストリン、又はγシクロデキストリンのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の長命草を用いた機能性食品。
  3. 長命草を乾燥して得られた乾燥物、又は前記包接体エキスもしくは前記包接体エキス末に、少なくともクロレラ、ニガウリ、多穀麺、ニガナ、ケール、大麦若菜、プルーン、又はトレハロースのいずれかを添加してなることを特徴とする請求項1又は2記載の長命草を用いた機能性食品。
  4. 長命草を乾燥し、得られた乾燥物からエキスを抽出し、次いで得られたエキスをシクロデキストリンで包接することを特徴とする長命草を用いた機能性食品の製造方法。
  5. 長命草を乾燥して得られた乾燥物、又は前記包接したエキスもしくはこのエキスを乾燥して得られたエキス末に、少なくともクロレラ、ニガウリ、多穀麺、ニガナ、ケール、大麦若菜、プルーン、又はトレハロースのいずれかを添加することを特徴とする請求項4記載の長命草を用いた機能性食品の製造方法。
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