JP2007149950A - 磁場中成形方法及び焼結体の製造方法 - Google Patents

磁場中成形方法及び焼結体の製造方法 Download PDF

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Abstract


【課題】生産コストを低減しつつ、高い配向度を得ることができる磁場中成形方法を提供する。
【解決手段】上パンチ30、下パンチ20及びダイ10により、磁場が印加された磁性粉末Pを加圧成形する磁場中成形方法において、磁性粉末Pを供給する工程と、下パンチ20を相対的に下降するアンダーフィルを行う工程と、上パンチ30を、磁性粉末Pの上方に所定の間隙を形成するように、ダイ10に対して下降する工程(c)と、磁性粉末Pに磁場を印加する工程と、下パンチ20に対して上パンチ30を相対的に降下させる工程と、を備え、磁性粉末Pの嵩密度(g/cm)をDb、工程(c)における上パンチ30、下パンチ20及びダイ10により形成された空間における磁性粉末Pの充填密度(g/cm)をDpとすると、工程(c)において50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、磁性粉末に磁場を印加しつつ加圧成形することにより成形体を作製する磁場中成形方法に関し、特に短縮された成形サイクルタイムにおいて高い配向度を得ることができる磁場中成形方法に関するものである。
磁場中成形は、例えば異方性焼結磁石を製造する過程の一工程として行われる。異方性焼結磁石として代表的なR−Fe−B系焼結磁石(RはYを含む希土類元素)は、RFe14化合物からなる主相結晶粒とRリッチの粒界相とを含む組織を有するが、その残留磁束密度(Br)を高めるためには、主相結晶粒の磁化容易軸方向への配向度を磁場中成形において高める必要がある。
従来、磁場中成形を行う場合、磁性粉末を成形装置のキャビティ(成形空間)内に供給するには、フィーダボックス(またはフィーダカップ)をキャビティ上にスライドさせ、フィーダボックス内の粉末自重を利用してキャビティ内に落下させていた。このような従来のフィーダボックスを用いた充填法によれば、粉末をキャビティ内に確実に充填でき、しかも、充填粉末の体積を「摺り切り」によってほぼ一定に制御することが可能である。
図1及び図2は摺り切り充填により磁性粉末を行う場合の1回の磁場中成形の工程を示している。
磁場中成形を開始する際には、ダイ10、下パンチ20及び上パンチ30からなる金型を初期状態に設定する(図1(1))。金型は初期状態において、下パンチ20はダイ10に対して所定の位置に配置することにより、下パンチ20とダイ10によりキャビティを形成する。このとき、上パンチ30はダイ10の上方に退避している。図示しない粉末供給装置により磁性粉末を前記キャビティに供給するに足りる空間を形成するためである。
金型が初期状態において、図示しない粉末供給装置を用いて、下パンチ20とダイ10により形成されているキャビティに磁性粉末Pをダイ10の上面まで供給する(図1(2))。粉末供給装置としては、フィーダボックスを用いてキャビティに摺り切り充填する方式を想定している。
磁性粉末Pをキャビティに供給した後に、ダイ10を上昇することにより下パンチ20を相対的に下降させる(図1(3))。そうすると、ダイ10内における磁性粉末Pの上面に空間が形成される。このように下パンチ20を相対的に下降させる動作をアンダーフィルと称する。
アンダーフィルを行なった後に上パンチ30を、その加圧面がダイ10内のダイホールに挿入されるように下降させる(図1(4))。上パンチ30は、磁性粉末Pの上端から所定の空間を形成するように下降される。上パンチ30は、その下端がダイ10の上面と一致する位置まで下降してもよいし、ダイ10のダイホールに挿入されてもよい。
ここでキャビティ上部が開放された状態で磁性粉末Pに磁場を印加すると、磁性粉末Pがキャビティから飛び出すことがあり、この磁性粉末Pの飛び出しを防止するために、上パンチ30の下降を行う。上パンチ30をダイ10のダイホールに挿入させる。ただし、磁性粉末Pの飛び出し防止だけを目的とするのであれば、上パンチ30を磁性粉末Pの上端に接触させてもよいが、それでは磁場印加による磁性粉末Pの配向性を阻害する。そこで、アンダーフィルを行なう。
次いで、図示しない電磁コイルに通電することにより、キャビティに供給された磁性粉末Pに磁場を印加する(図1(5))。印加される磁場を白抜き矢印で示すが、この例では、下パンチ20及び上パンチ30による加圧方向と直交する、所謂、横磁場成形を適用している。この磁場印加により、磁性粉末Pは、その磁化容易軸が磁場の印加方向に配向する。
磁場の印加を継続し、かつ下パンチ20及び上パンチ30の間隔を狭くすることにより磁性粉末Pを加圧成形する(図1(6))。加圧成形することができれば、ダイ10、下パンチ20及び上パンチ30の動作は問わない。本実施の形態では、下パンチ20が固定であるため、上パンチ30を下降させることにより加圧成形する。この際、ダイ10を下降させることができる。下パンチ20が昇降可能な磁場中成形装置であれば、下パンチ20を上昇させることによって、加圧成形することができる。この際、上パンチ30を下降させることもできる。さらに、ダイ10の昇・降を伴うこともできる。
加圧成形が終了すると、図示しない電磁コイルから、それまでと逆向きの磁場を成形体(磁性粉末P)に印加することによる脱磁を行う(図2(7))。
所定時間の脱磁を行った後に、磁場印加を停止する(図2(8))。
磁場印加停止後、ダイ10を下降させ、さらに上パンチ30を上昇させることにより、成形体Cをキャビティから排出する(図2(9))。
以上で、磁場中成形の1サイクルの工程が終了する。1サイクルの工程が終了すると、次のサイクルの磁場中成形を行う。
これまで、磁場中成形については成形体内における配向のばらつきに対する対策が種々提案されてきた(例えば、特許文献1〜3)。より磁気特性の高い焼結磁石を得るためである。
特開2002−226701号公報 特開2003−272942号公報 特開2004−2998号公報
特性の向上の要求がなされる一方、低コスト化の要求は常に存在する。磁場中成形を経て製造される焼結磁石についても当然低コスト化の要求が厳しくなされている。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、生産コストを低減しつつ、配向度の高い磁場中成形方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、生産コスト低減を達成するために、磁場中成形におけるサイクルタイム(1回の磁場中成形に要する時間)の短縮に着目した。そこで、磁場中成形における各工程に要する時間について検討したところ、前述したアンダーフィルを行うことにより相当の時間が費やされることが確認された。アンダーフィルを行わなければ磁場中成形のサイクルタイムは短縮されるが、前述したように、配向度、特に成形体上部における配向度を確保するためにはアンダーフィルを行う必要がある。そこで、本発明者等は磁場印加開始時に形成されている、磁性粉末の上面から上パンチまでの間隔(以下、空間高さ)について検討したところ、空間高さと得られた焼結磁石の磁気特性、特に残留磁束密度(Br)に関連があるという新規な知見を得た。この知見はより具体的には、空間高さが大きくなるほど残留磁束密度(Br)が大きくなるというものである。本発明は、この新規な知見に基づくものであり、上パンチ、下パンチ及びダイにより、磁場が印加された磁性粉末を加圧成形する磁場中成形方法において、下パンチ及びダイにより形成される空間に磁性粉末を供給する工程(a)と、下パンチを相対的に下降するアンダーフィルを行う工程(b)と、上パンチを、磁性粉末の上方に所定の間隙を形成するように、ダイに対して下降する工程(c)と、磁性粉末に磁場を印加する工程(d)と、磁場の印加を継続しつつ、下パンチに対して上パンチを相対的に下降させることにより磁性粉末を加圧する工程(e)と、を備え、磁性粉末の嵩密度(g/cm)をDb、工程(c)における上パンチ、下パンチ及びダイにより形成された空間における磁性粉末の充填密度(g/cm)をDpとすると、工程(c)において50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備することを特徴とする磁場中成形方法である。
本発明の磁場中成形方法において、Dp/Dbは、工程(c)において70≦Dp/Db×100≦90(%)の条件を具備することが好ましい。
また、本発明の磁場中成形方法において、磁性粉末は、RFe14化合物(R:希土類金属元素の1種または2種以上)を主成分とし、顆粒の形態をなしているものであることが好ましい。
本発明の磁場中成形方法を焼結体の製造方法に適用することができる。この焼結体の製造方法は、金型キャビティ内において、磁性粉末に磁場を印加した後に、磁場を印加したままで磁性粉末を加圧成形して成形体を作製する工程と、この成形体を焼結する工程と、を備え、加圧成形前の磁場を印加する際に、磁性粉末の嵩密度(g/cm)をDb、上パンチ、下パンチ及びダイにより形成された金型キャビティ内における磁性粉末の充填密度(g/cm)をDpとすると、50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備することを特徴とする。
本発明によれば、磁性粉末の嵩密度(g/cm)をDb、上パンチ、下パンチ及びダイにより形成された金型キャビティ内における磁性粉末の充填密度(g/cm)をDpとすると、50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備することにより、磁場中成形のサイクルタイムを短縮しつつ、高い配向特性を得ることができる。
以下本発明をより具体的に説明する。
磁場中成形方法の各工程については、すでに説明したので、ここでは本発明の特徴部分について言及する。
本発明は、磁性粉末の嵩密度(g/cm)をDb、上パンチ、下パンチ及びダイにより形成された金型キャビティ内における磁性粉末の充填密度(g/cm)をDpとすると、50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備することとしている。なお、嵩密度は、JIS K6891に基づいて測定された値とする。
さて、図3は図1の(4)又は(5)の状態を示している。つまり、図3はアンダーフィルを行った後に上パンチ30を、その加圧面がダイ10内に挿入されるように下降させ、その状態を維持しつつ磁場を印加する状態を示している。
図3において、下パンチ20の上面から上パンチ30の下面までの長さをキャビティ高さLc、磁性粉末Pの上面からダイ10上面までの長さをアンダーフィル高さLfとする。また、磁性粉末Pの上面から上パンチ30までの間隔を空間高さLsとする。また、下パンチ20の上面の面積をAとする。そうすると、横断面積上パンチ30、下パンチ20及びダイ10により形成された金型キャビティの容積は、A×Lcで求めることができる。上記の磁性粉末Pの充填密度(g/cm)Dpは、当該金型キャビティ内に存在する磁性粉末Pの重量を金型キャビティの容積(A×Lc)で除した値として求めることができる。
図4は、Dp/Dbを、その値により2つのケースに分類している。2つのケースは、Dp/Db×100<100%及びDp/Db×100=100%である。なお、図4には、上記2つのケース以外として、磁性粉末Pを充填し、かつアンダーフィルを行った状態の図を掲載している。
さて、Dp/Db×100=100%とは、充填密度Dpと嵩密度Dbが一致していることを意味するから、充填状態の磁性粉末Pの上面に上パンチ30が接触する。このとき、空間高さLsはなくなるから、Ls=0となる。
次に、Dp/Db×100<100%とは、充填密度Dpが嵩密度Dbよりも大きいことを意味するから、充填状態の磁性粉末Pの上面と上パンチ30の下面との間に空間が存在する。この空間の鉛直方向の高さが空間高さLsである。この場合、空間高さLsは正の値(Ls>0)となる。
後述する実施例からも明らかなように、Dp/Db×100の値が小さくなるほど、配向度は高くなる。配向度が高くなると、焼結磁石の場合、残留磁束密度(Br)を向上することができる。一方、磁場中成形のサイクルタイムを考慮すると、Dp/Db×100の値を小さくすることは好ましくない。したがって、本発明では、配向度及びサイクルタイムの両者を考慮して、50≦Dp/Db×100≦95(%)とした。好ましいDp/Dbは70≦Dp/Db×100≦90(%)、さらに好ましいDp/Dbは75≦Dp/Db×100≦90(%)である。
なお、Dp/Db×100の値が100%よりも小さくなるほど配向度は高くなる理由は明らかとなっていないが、磁場印加により各磁性粉末Pが回転運動するが、この回転運動を行うために磁性粉末P全体として占める体積が、磁場印加により膨張しているのではないかと推測している。つまり、磁性粉末P全体として占める体積が膨張すると、空間高さLsが小さい場合には、上パンチ30と磁性粉末Pとの間の間隙が消滅することも考えられる。そうすると、磁性粉末Pの回転が拘束され、磁場印加による配向はしにくくなる。
本発明の磁場中成形方法、例えば、焼結磁石、超磁歪材料に適用することができる。これらの焼結体は、原料合金を作製し、所定の粒度まで粉砕し、粉砕された合金粉末(磁性粉末)を以上説明した磁場中成形方法により成形体を作製し、次いで焼結するという基本的な工程を経て製造される点で共通する。
本発明において、焼結磁石としては、特にR−Fe−B系焼結磁石に適用することができる。このR−Fe−B系焼結磁石は、希土類元素(R)を25〜37wt%含有する。ここで、RはYを含む概念を有しており、したがってY、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuの1種又は2種以上から選択される。Rの量が25wt%未満であると、R−Fe−B系焼結磁石の主相となるR14相の生成が十分ではなく軟磁性を持つα−Feなどが析出し、保磁力が著しく低下する。一方、Rが37wt%を超えると主相であるR14B相の体積比率が低下し、残留磁束密度が低下する。またRが酸素と反応し、含有する酸素量が増え、これに伴い保磁力発生に有効なRリッチ相が減少し、保磁力の低下を招く。したがって、Rの量は25〜37wt%とする。
また、このR−Fe−B系焼結磁石は、ホウ素(B)を0.5〜4.5wt%含有する。Bが0.5wt%未満の場合には高い保磁力を得ることができない。一方で、Bが4.5wt%を超えると残留磁束密度が低下する傾向がある。したがって、Bの上限を4.5wt%とする。好ましいBの量は0.5〜1.5wt%、さらに好ましいBの量は0.8〜1.2wt%である。
このR−Fe−B系焼結磁石は、Coを2.0wt%以下(0を含まず)、望ましくは0.1〜1.0wt%、さらに望ましくは、0.3〜0.7wt%含有することができる。CoはFeと同様の相を形成するが、キュリー温度の向上、粒界相の耐食性向上に効果がある。
また、このR−Fe−B系焼結磁石は、他の元素の含有を許容する。例えば、Al、Cu、Zr、Ti、Bi、Sn、Ga、Nb、Ta、Si、V、Ag、Ge等の元素を適宜含有させることができる。一方で、酸素、窒素、炭素等の不純物元素を極力低減することが好ましい。特に磁気特性を害する酸素は、その量を5000ppm以下、さらには3000ppmと以下とすることが好ましい。酸素量が多いと非磁性成分である希土類酸化物相が増大して、磁気特性を低下させるからである。
本発明は、上記したようなR−Fe−B系焼結磁石に限らず、他の希土類焼結磁石に適用することも可能である。例えば、R−Co系焼結磁石に本発明を適用することもできる。
R−Co系焼結磁石は、Rと、Fe、Ni、Mn及びCrから選ばれる1種以上の元素と、Coとを含有する。この場合、望ましくはさらにCu又は、Nb、Zr、Ta、Hf、Ti及びVから選ばれる1種以上の元素を含有し、特に望ましくはCuと、Nb、Zr、Ta、Hf、Ti及びVから選ばれる1種以上の元素とを含有する。これらのうち特に、SmとCoとの金属間化合物、望ましくはSmCo17金属間化合物を主相とし、粒界にはSmCo系を主体とする副相が存在する。具体的組成は、製造方法や要求される磁気特性等に応じて適宜選択すればよいが、例えば、R:20〜30wt%、特に22〜28wt%程度、Fe、Ni、Mn及びCrの1種以上:1〜35wt%程度、Nb、Zr、Ta、Hf、Ti及びVの1種以上:0〜6wt%、特に0.5〜4wt%程度、Cu:0〜10wt%、特に1〜10wt%程度、Co:残部の組成が好ましい。
以上、R−Fe−B系焼結磁石、R−Co系焼結磁石について言及したが、本発明は他の希土類焼結磁石への適用を妨げるものではない。
希土類焼結磁石は以下のような工程を経て製造することができる。
原料合金は、真空又は不活性ガス、望ましくはアルゴン雰囲気中でストリップキャスト法、その他公知の溶解法により作製することができる。
R−Fe−B系焼結磁石を得る場合、RFe14結晶粒を主体とする合金(低R合金)と、低R合金よりRを多く含む合金(高R合金)とを用いる所謂混合法を適用することもできる。
まず、原料合金は粉砕工程に供される。混合法による場合には、低R合金及び高R合金は別々に又は一緒に粉砕される。粉砕工程には、粗粉砕工程と微粉砕工程とがある。
粗粉砕工程では、原料合金を、粒径数百μm程度になるまで粗粉砕し、粗粉砕粉末を得る。この粗粉砕粉末が本発明における原料合金粉に該当する。粗粉砕は、スタンプミル、ジョークラッシャー、ブラウンミル等を用い、不活性ガス雰囲気中にて行うことが好ましい。粗粉砕に先立って、原料合金に水素を吸蔵させた後に放出させることにより粉砕を行うことが効果的である。なお、水素吸蔵処理、水素放出処理は必須の処理ではない。この水素粉砕を粗粉砕と位置付けて、機械的な粗粉砕を省略することもできる。
粗粉砕工程後、微粉砕工程に移る。微粉砕には主に気流式粉砕機が用いられ、粗粉砕粉末を微粉砕することで、平均粒径2.5〜6μm、望ましくは3〜5μmの微粉砕粉末(粉砕粉)を得る。気流式粉砕機は、高圧の不活性ガスを狭いノズルより開放して高速のガス流を発生させ、この高速のガス流により粗粉砕粉末を加速し、粗粉砕粉末同士の衝突やターゲットあるいは容器壁との衝突を発生させて粉砕する方法である。
混合法による場合、2種の合金の混合のタイミングは限定されるものではないが、微粉砕工程において低R合金及び高R合金を別々に粉砕した場合には、微粉砕された低R合金粉末及び高R合金粉末を窒素雰囲気中で混合する。低R合金粉末及び高R合金粉末の混合比率は、重量比で80:20〜97:3程度とすればよい。低R合金及び高R合金を一緒に粉砕する場合の混合比率も同様である。
以上のようにして得られた微粉砕粉末は、上述した方法による磁場中成形に供される。磁場中成形により得られた成形体を真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結する。焼結温度は、組成、粉砕方法、平均粒径と粒度分布の違い等、諸条件により調整する必要があるが、真空中で、1000〜1200℃で1〜10時間程度焼結すればよい。
さて、焼結後には、得られた焼結体に時効処理を施すことができる。この工程は、保磁力を制御する重要な工程である。時効処理を2段に分けて行う場合には、750〜1000℃、500〜700℃での所定時間の保持が有効である。750〜1000℃での熱処理を焼結後に行うと、保磁力が増大するため、混合法においては特に有効である。また、500〜700℃の熱処理で保磁力が大きく増加するため、時効処理を1段で行う場合には、500〜700℃の時効処理を施すとよい。
また本発明は、RT(ここで、Rは1種類以上の希土類金属、Tは1種類以上の遷移金属であり、yは1<y<4を表す。)で示す組成の焼結体からなる超磁歪材料にも適用することができる。
ここで、Rは、Yを含むランタノイド系列、アクチノイド系列の希土類金属から選択される1種以上を表している。これらの中で、Rとしては、特に、Nd、Pr、Sm、Tb、Dy、Hoの希土類金属が望ましく、Tb、Dyがより一層望ましく、これらを複合して用いることができる。Tは、1種以上の遷移金属を表している。これらの中で、Tとしては、特に、Fe、Co、Ni、Mn、Cr、Mo等の遷移金属が望ましく、Fe、Co、Niが一層望ましく、これらを複合して用いることができる。
組成式RTにおいて、y=2のときにRとTとが形成するRTラーベス型金属間化合物は、キュリー温度が高く、かつ磁歪値が大きいため、磁歪素子として最も適する。ここで、yが1以下では、焼結後の熱処理でRT相が析出して磁歪値が低下する。また、yが4以上では、RT相又はRT相が多くなり、磁歪値が低下する。このため、RT相を多くするために、1<y<4の範囲が望ましい。Rとして複数種の希土類金属を用いてもよく、特に、TbとDyを用いることが望ましい。
本実施の形態において、上記のような磁歪素子は、特開2002−129274号公報に示すような、3種類の異なる組成の原料粉末(以下、原料A、B、Cと適宜称する)を混合して作製するのが好ましい。また、原料粉末となる合金粉の一部には、水素吸蔵処理される原料を含んでいることが好ましい。合金粉に水素を吸蔵させることにより、歪みが生じ、その内部応力によって割れが生ずる。このために、混合される合金粉は、成形体を形成する時に圧力を受け、混合した状態の内部で粉砕されて細かくなり、焼結したときに緻密な高密度焼結体を得ることができるからである。
原料Aは、式(1):(TbDy1−x)Tで表されるものを用いる。ここで、原料AのTは、Fe、Co、Niの群から選択される少なくとも1種類の金属で、特に、TはFe単独でもよい。式(1)において、x、yは、0.35<x≦0.5、1.7≦y≦2.0の範囲とする。
原料Bとして、式(2):Dy1−t(Dyは、TbとHoの双方又はいずれか一方を含むことがあり、tは0.37≦t≦1.0の範囲)で表される組成を有するものを用いる。
さらに、Tを含む原料Cを用いる。Tは、上述したように、Fe、Co、Niの群から選択させる少なくとも1種類の金属であり、この中ではFeが最も好ましい。
原料A、原料B及び原料Cは、最終的に得たい組成となるように秤量、混合してから、粉砕処理される。粉砕処理では、湿式ボールミル、アトライタ、アトマイザー等の粉砕機から適宜選択することができる。特に、アトマイザーが好ましい。衝撃と剪断を同時にかけることができ、粉体の凝集を防ぎ、かつ生産性が高いからである。
混合された原料A、原料B及び原料Cは、焼結前に所望の形状に成形する。この成形が、上述した磁場中成形方法で行われる。この磁場中成形により、主に原料Aを一定方向に揃えて、焼結後の磁歪材料を[111]軸方向に配向させる。
磁場中成形で得られた成形体は焼結される。焼結条件は、1100℃以上で、好ましくは1150〜1250℃で、1〜10時間行うことがよい。焼結の雰囲気は、非酸化性雰囲気が良く、Arガス等の不活性ガス又は真空中がよい。
以上、本発明が適用される材料の例を説明したが、本発明は材料の種類に係らず、磁場中成形が適用される磁性材料に広く適用することができる。
さて、本発明の磁場中成形方法に適用される磁性粉末の形態は特に限定されないが、顆粒の形態をなした磁性粉末に適用することにより好ましい効果を得ることができる。一般に、顆粒は嵩密度が高いために磁場印加による配向度が低くなるといわれているが、後述する実施例に示すように、本発明による空間高さを設けることにより、焼結磁石であれば高い残留磁束密度(Br)を得ることができる。
顆粒は公知の種々の方法により作製することができるが、所謂一次粒子を有機液体で付着させて顆粒を作製することができる。有機液体としては、炭化水素系化合物、アルコール系化合物、エーテル系化合物、エステル系化合物、ケトン系化合物、脂肪酸系化合物、テルペン系化合物の1種又は2種から選択されたものを使用することができる。
磁性粉末に対する有機液体の量は特に制限されないが、有機液体の量が少なすぎると、磁性粉末同士に液体架橋を生じさせるに足る液量を確保することができないために、顆粒化が困難である。一方、有機液体の量が多すぎると、得られた顆粒をそのまま磁場中成形する場合に液体が過剰に存在して成形を阻害するおそれがある。以上より、磁性粉末に対する有機液体の量は1.5〜12wt%とすることを推奨する。より好ましい有機液体の量は1.5〜8wt%、さらに好ましい有機液体の量は2〜6wt%である。なお、有機液体の量が多い場合は、磁場中成形までにその一部を除去すればよいので、量が少ない場合に比べると本質的な問題とは言えない。なお、添加量の好ましい範囲は、有機液体の種類によって変わり、例えばオクタノールなら2〜6wt%、エタノールなら2〜12wt%である。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
ストリップキャスト法により、26.5wt%Nd−5.9wt%Dy−0.25wt%Al−0.5wt%Co−0.07wt%Cu−1wt%B−Feの組成を有する原料合金を作製した。
次いで、室温にて原料合金に水素を吸蔵させた後、Ar雰囲気中で600℃×1時間の脱水素を行なう水素粉砕処理を行なった。
水素粉砕処理が施された合金に、粉砕性の向上並びに成形時の配向性の向上に寄与する潤滑剤を0.05〜0.1%混合した。潤滑剤の混合は、例えばナウターミキサー等により5〜30分間ほど行なう程度でよい。その後、ジェットミルを用いて平均粒径が5.0μmの微粉砕粉末を得た。
以上の微粉砕粉末を造粒装置のチャンバ内に入れ、酸化防止のためチャンバ内部を窒素で満たした。造粒装置は、チャンバ容積が4リットルの高速流動型スパルタンリューザ(ダルトン社製)を用いた。オクタノール添加して造粒を行い、平均粒径350μmの顆粒を作製した。この顆粒におけるオクタノールの残留量は0.5wt%である。
以上の微粉砕粉末及び顆粒を各々磁場中成形した。磁場中成形は、底面を10mm×10mmとするキャビティに微粉砕粉末又は顆粒を10g供給し、アンダーフィル高さを種々変化させて行った。磁性粉末充填から始まる一連の工程毎に要する時間を図5に示すように比較することにより、アンダーフィルを行わない場合に対して、アンダーフィルを行うことにより増加した時間(合計増加時間)を求めた。
図5において、(a)の段がアンダーフィルを行う場合、(b)の段がアンダーフィルを行わない場合を示している。なお、図5において、ダイ10の昇降速度は5mm/sである。上パンチ30は、ダイ10内における昇降速度は5mm/s、ダイ10外における昇降速度は20mm/sである。
図5(a)において、磁性粉末Pを充填後、アンダーフィルを行う。ここで、図5(a)の例ではアンダーフィル高さを68.5mmとしている。したがって、アンダーフィルのためのダイ10の上昇時間(A)は、68.5mm/5mm/sにより、13.7sとなる。
次に、アンダーフィル終了後に上パンチ30をダイ10の上面まで下降させる。上パンチ30はダイ10内に挿入せず、上パンチ30の下面とダイ10の上面が一致する位置まで下降させることとした。このときLf=Lsとなる。この上パンチ30の下降時間をX1とする。
この状態で前述したように磁場を印加した後に、上パンチ30を磁性粉末Pに接触するまで下降させる。このときに上パンチ30の下降に要する時間(B)は、68.5mm/5mm/sより、13.7sとなる。
上パンチ30が磁性粉末Pに接触した後に、さらに上パンチ30を下降させることにより加圧する。加圧終了までの時間をX2とする。
加圧が終了すると、成形体がダイ10から排出(パンチアウト)されるまでダイ10を下降させる。加圧が終了した位置からダイ10が68.5mm下降して当初の位置に戻るのに要する時間(C)は、68.5mm/5mm/sより、13.7sとなる。その後、パンチアウトが完了するまでの時間をX3とする。
パンチアウトが完了した後、上パンチ30を当初の位置に戻るまでの時間をX4とする。
以上の通りであり、アンダーフィルを68.5mmだけ行う図5(a)の場合に、磁性粉末充填完了から上パンチ30を当初の位置に戻すまでに要する時間T1は下記の通りとなる。
T1=X1+X2+X3+X4+13.7(A)+13.7(B)+13.7(C)(s)
次に、アンダーフィルを行わない場合を、図5(b)を参照しつつ説明する。
磁性粉末Pを充填後、上パンチ30を磁性粉末Pに接触するまで下降する。磁性粉末Pに接触するまで下降する過程であって、上パンチ30の下面がダイ10の上面から68.5mmの距離まで下降する時間はX1である。そして、この位置から上パンチ30が磁性粉末Pに接触するまでの時間(D)は、上パンチ30の下降速度が20mm/sであるから、68.5mm/20mm/sより、3.4sである。
上パンチ30が磁性粉末Pに接触した後に、さらに上パンチ30を下降させることにより加圧する。加圧終了までの時間はX2である。加圧が終了すると、成形体がダイ10から排出(パンチアウト)されるまでダイ10を下降させる。ダイ10は当初の位置のままであるから、これに要する時間は、X3である。パンチアウトが完了した後、上パンチ30を当初の位置に戻るまでの時間をX4である。
以上の通りであり、アンダーフィルを行わない図5(b)の場合に、磁性粉末充填完了から上パンチ30を当初の位置に戻すまでに要する時間T2は下記の通りとなる。
T2=X1+X2+X3+X4+3.4(D)(s)
したがって、アンダーフィルを行わない場合に比べアンダーフィルを行うと、ダイ10の上昇時間(A)及び加圧終了後のダイ10の下降時間(C)が純粋に増える。また、ダイ10内で上パンチ30が下降時間する時間は、(B)−(D)だけ増加する。この時間をパンチ下降増加時間とする。
以上の説明にしたがって、アンダーフィル高さを表1及び表2に示す種々の値として、アンダーフィルを行った場合に増加する合計時間(合計増加時間)を求めた。その結果を表1及び表2に示した。なお、表1は微粉砕粉末をそのまま磁場中成形した場合を示し、表2は顆粒を磁場中成形した場合について示してある。また、表1及び表2に、磁石粉末の充填密度Dp、磁石粉末の充填密度Dpと磁性粉末の嵩密度Dbの比Dp/Db、キャビティ高さLc及びアンダーフィル高さLfを記載してある。
Figure 2007149950
Figure 2007149950
表1及び表2に示すように、Dp/Dbが小さくなる、つまりアンダーフィル高さLfを大きくすることにより、アンダーフィルを行うことにより増加する時間が極めて長くなることがわかる。
磁場中成形の後、得られた成形体を真空中およびAr雰囲気中で1080℃まで昇温し4時間保持して焼結を行った。次いで得られた焼結体に800℃×1時間と560℃×1時間(ともにAr雰囲気中)の2段時効処理を施した。
得られた焼結磁石の磁気特性(残留磁束密度(Br))を測定した。その結果を表3に示す。なお、表3における磁石粉末の充填密度Dpと磁石粉末の嵩密度Dbの比Dp/Dbが100%を超える値となっているものは、磁性粉末の上面に上パンチの加圧面が接触した状態からさらに上パンチを下降させ、磁石粉末を加圧した後に磁場を印加したことを意味している。また、Dpと残留磁束密度(Br)との関係を図6に、Dp/Dbと残留磁束密度(Br)との関係を図7に示す。
Figure 2007149950
表3、図6及び図7より以下のことが判明した。
焼結磁石の残留磁束密度(Br)は、磁石粉末の充填密度Dpが2.5g/cm以上になると、焼結磁石の残留磁束密度(Br)が急激に低下する。これは、磁場中成形の対象が微粉砕粉末及び顆粒の両者に共通している。
次に、焼結磁石の残留磁束密度(Br)は、磁石粉末の充填密度Dpと磁石粉末の嵩密度Dbの比Dp/Dbが特定の値以上になると急激に低下する。この特定の値は、微粉砕粉末と顆粒とで相違する。前述したように、Dp/Dbが100%とは、磁性粉末の上面に上パンチの加圧面が接触している状態を示しており、残留磁束密度(Br)はDp/Dbが100%を境界にして変動するものと予想された。しかし、微粉砕粉末の場合、Dp/Dbが130%近傍に残留磁束密度(Br)が大きく変動する。これは、微粉砕粉末の嵩密度が低いことに起因しているものと解される。つまり、嵩密度が低いとキャビティ内に存在する磁石粉末間の空隙が多く存在するため、磁場印加による配向が容易である。これに対して、顆粒は嵩密度が高いため、磁場印加による配向がしにくい。そのため、顆粒の場合には、Dp/Dbが100%を境界にして残留磁束密度(Br)が変動するものと解される。このことは、本発明による磁気特性向上の効果は、顆粒ほど享受しやすいことを示している。Dp/Dbが100%以上の範囲で残留磁束密度(Br)の向上率が、微粉砕粉末に比べて顆粒のほうが高くなっており、このことからも本発明の効果は、顆粒を用いる場合に顕著となる。
磁場中成形工程を説明する図である。 磁場中成形工程を説明する図である。 アンダーフィル高さを説明する図である。 磁石粉末の充填密度Dpと磁石粉末の嵩密度Dbの比Dp/Dbについて説明する図である。 実施例において、アンダーフィルによる増加時間を求める方法を示す図である。 磁石粉末の充填密度Dpと残留磁束密度(Br)との関係を示すグラフである。 磁石粉末の充填密度Dpと磁石粉末の嵩密度Dbの比Dp/Dbと残留磁束密度(Br)の関係を示すグラフである。
符号の説明
10…ダイ、20…下パンチ、30…上パンチ、P…磁性粉末、C…成形体

Claims (4)

  1. 上パンチ、下パンチ及びダイにより、磁場が印加された磁性粉末を加圧成形する磁場中成形方法において、
    前記下パンチ及び前記ダイにより形成される空間に前記磁性粉末を供給する工程(a)と、
    前記下パンチを相対的に下降するアンダーフィルを行う工程(b)と、
    前記上パンチを、前記磁性粉末の上方に所定の間隙を形成するように、前記ダイに対して下降する工程(c)と、
    前記磁性粉末に磁場を印加する工程(d)と、
    前記磁場の印加を継続しつつ、前記下パンチに対して前記上パンチを相対的に下降させることにより前記磁性粉末を加圧する工程(e)と、
    を備え、
    前記磁性粉末の嵩密度(g/cm)をDb、
    前記工程(c)における前記上パンチ、前記下パンチ及び前記ダイにより形成された空間における 前記磁性粉末の充填密度(g/cm)をDpとすると、
    前記工程(c)において50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備することを特徴とする磁場中成形方法。
  2. 前記工程(c)において70≦Dp/Db×100≦90(%)の条件を具備することを特徴とする請求項1に記載の磁場中成形方法。
  3. 前記磁性粉末は、RFe14化合物(R:希土類金属元素の1種または2種以上)を主成分とし、顆粒の形態をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁場中成形方法。
  4. 金型キャビティ内において、磁性粉末に磁場を印加した後に、前記磁場を印加したままで前記磁性粉末を加圧成形して成形体を作製する工程と、
    前記成形体を焼結する工程と、
    を備え、
    前記加圧成形前の前記磁場を印加する際に、
    前記磁性粉末の嵩密度(g/cm)をDb、
    上パンチ、下パンチ及びダイにより形成された前記金型キャビティ内における前記磁性粉末の充填密度(g/cm)をDpとすると、
    50≦Dp/Db×100≦95(%)の条件を具備することを特徴とする焼結体の製造方法。
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