JP2007149748A - 接合シート - Google Patents
接合シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007149748A JP2007149748A JP2005338668A JP2005338668A JP2007149748A JP 2007149748 A JP2007149748 A JP 2007149748A JP 2005338668 A JP2005338668 A JP 2005338668A JP 2005338668 A JP2005338668 A JP 2005338668A JP 2007149748 A JP2007149748 A JP 2007149748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- sheet
- die attach
- dicing
- dicing film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】接合シートが低温保管された場合に、ダイアタッチフィルムの表面に傷や窪みが形成され難い接合シートを提供する。
【解決手段】基材シート2と、基材シート2の片面の一部に貼付された硬化性樹脂組成物からなるダイアタッチフィルム3と、ダイアタッチフィルム3を被覆するように、かつダイアタッチフィルム3の外周縁より外側の領域において前記基材シート2に貼付されたダイシングフィルム5とを備え、ダイシングフィルム5が室温よりも低い低温条件下に保管された際のダイシングフィルム5の収縮量をX、ダイシングフィルム5の基材シート2に対する剥離力をYとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが下記式(1)の関係にある、接合シート1。 Y≧9.4X 式(1)
【選択図】図2
【解決手段】基材シート2と、基材シート2の片面の一部に貼付された硬化性樹脂組成物からなるダイアタッチフィルム3と、ダイアタッチフィルム3を被覆するように、かつダイアタッチフィルム3の外周縁より外側の領域において前記基材シート2に貼付されたダイシングフィルム5とを備え、ダイシングフィルム5が室温よりも低い低温条件下に保管された際のダイシングフィルム5の収縮量をX、ダイシングフィルム5の基材シート2に対する剥離力をYとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが下記式(1)の関係にある、接合シート1。 Y≧9.4X 式(1)
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば半導体ウエハをダイシングし、半導体チップを支持部材にダイボンディングするのに用いられる接合シートに関し、より詳細には、基材シートの片面に、ダイアタッチフィルム及びダイシングフィルムが貼付された接合シートに関する。
従来、半導体装置の製造では、半導体ウエハをダイシングすることにより多数の半導体チップが取り出されている。半導体ウエハのダイシングに際しては、円形の粘着シートをダイシングリングに貼付し、ダイシングリング内の粘着シートの粘着層に半導体ウエハが貼付される。上記粘着シートに半導体ウエハが粘着され、固定されている状態で、半導体ウエハのダイシングが行われている。
下記の特許文献1には、このような半導体ウエハをダイシングする際に用いられる半導体ウエハ加工用粘着ラベルシートが開示されている。図4は、特許文献1において、従来技術として示されている半導体ウエハ加工用粘着ラベルシートを示す平面図である。
半導体ウエハ加工用粘着ラベルシート101は、剥離基材102と、剥離基材102上に積層された円形の粘着ラベル103とを有する。円形の粘着ラベル103は、剥離基材102の上面に粘着ラベル層を形成した後に、打抜き加工を施すことにより形成されている。また、凹溝104が円形の粘着ラベル103の外周縁に沿うように設けられており、凹溝104の外側には、粘着ラベル層105が残存している。この半導体ウエハ加工用粘着ラベルシート101は、通常、長尺状のロールに巻回された状態で、ユーザーに供給される。
他方、近年、下記の特許文献2に記載のように、単にダイシングに際して半導体ウエハを粘着力により固定する上記のような半導体ウエハ加工用粘着ラベルに代えて、ダイシング用の粘着シートだけでなく、半導体チップを基板などに固定するためのダイアタッチフィルムが積層されているダイアタッチ用積層シートが種々提案されている。この種のダイアタッチ用積層シートの一例を、図5(a)に部分切欠正面断面図で示す。
図5(a)に示すダイアタッチ用積層シート110は、基材シート111の片面に、円形のダイアタッチフィルム112及び上記半導体ウエハ加工用粘着ラベルに相当する円形のダイシングフィルム113が積層された構造を有する。ダイシングフィルム113は、基材113aと、基材113aの片面に設けられた粘着剤層113bとを有する。ダイシングフィルム113の径は、ダイアタッチフィルム112の径よりも大きくされている。ダイシングフィルム113は、粘着剤層113b側からダイアタッチフィルム112の上面と、ダイアタッチフィルム112の外周縁より外側の領域において基材シート111の上面とに貼付されている。
特開2004−331869号公報
特開2005−162818号公報
特許文献1に記載の半導体ウエハ加工用粘着ラベルシート101は、前述したように、半導体ウエハをダイシングする際に、ダイシングリングを粘着固定した後、半導体ウエハを粘着力により固定するために用いられるものである。
これに対して、上記ダイアタッチ用積層シート110を用いる場合には、基材シート111を剥離することにより、ダイアタッチフィルム112と、ダイアタッチフィルム112よりも径の大きなダイシングフィルム113の外周部分の粘着剤層113bとが露出することになる。この露出した外周部分の粘着剤層113bにダイシングリングを貼付しつつ、ダイアタッチフィルム112に半導体ウエハを接着する。その状態で半導体ウエハだけでなく、ダイアタッチフィルム112をも切断するようにダイシングが行われ、ダイアタッチフィルム112が貼付された半導体チップが半導体ウエハから取り出され、基板等にダイアタッチフィルム112を利用して接着される。従って、半導体チップを半導体ウエハから取り出す工程だけでなく、半導体チップを基板上に搭載する工程までの生産性を高めることができるとともに、半導体チップの小型化に容易に対応することができる。
ところで、上記ダイアタッチフィルム112は、例えば熱硬化性組成物等を用いて構成されていた。このような熱硬化性樹脂組成物からなるダイアタッチフィルム112では、その硬化反応を抑制するために、使用前のダイアタッチ用積層シート110を室温よりも低い低温で保管する必要があった。また、ダイアタッチ用積層シート110を製造業者からユーザーに自動車などで輸送する場合には、太陽光の照射により高温下に晒されるのを防ぐために、例えば5℃以下の低温下に保管しつつ輸送が行われることがあった。近年、ダイアタッチフィルム112に、室温でも硬化反応が進行し易いエポキシ樹脂組成物が用いられてきており、ダイアタッチ用積層シート110を5℃よりもさらに低温で保管する必要性も高まってきている。
しかしながら、ダイアタッチ用積層シート110を例えば5℃以下の低温で保管した場合には、基材シート111及びダイアタッチフィルム112がほとんど収縮しないのに対し、ダイシングフィルム113は大きく収縮しがちであった。この収縮率の違いにより、特にダイシングフィルム113が大きく収縮することに伴って、図5(b)に示すように、ダイアタッチフィルム112とダイシングフィルム113との間に浮きXが生じることがあった。このような浮きXが生じると、ダイアタッチフィルム112の上表面112aに傷がついたり、浮き跡である窪みが形成されることがあった。
ダイアタッチフィルム112の上表面112aに傷や窪みがあると、ダイアタッチフィルム112は、半導体チップを基板等に搭載するための接着剤層として用いられるものであるため、半導体チップの実装不良が発生するという致命的な問題を引き起こすことがあった。
また、図5(c)に示すように、上記ダイシングフィルム113が収縮すると、ダイシングフィルム113に接着されている基材シート111やダイアタッチフィルム112も変形しがちであった。基材シート111やダイアタッチフィルム112が変形することによって、基材シート111とダイアタッチフィルム112との間に浮きYが生じ、ダイアタッチフィルム112の下表面112bに傷や窪みが形成されることがあった。ダイアタッチフィルム112は、上述のように半導体ウエハに貼付されるので、ダイアタッチフィルム112が変形していると、半導体ウエハに確実に貼付できないことがあった。
他方、図4に示した従来の半導体ウエハ加工用粘着ラベルシート101では、基材シートの全面にダイアタッチフィルム及びダイシングフィルムを積層した後、単に凹溝104を形成するように打ち抜くだけでは、ダイアタッチフィルムよりも径の大きなダイシングフィルムをダイアタッチフィルム上に積層することはできない。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、接合シートが低温保管された場合に、ダイアタッチフィルムの表面に傷や窪みが形成され難い接合シートを提供することにある。
本発明に係る接合シートは、ダイアタッチフィルム及びダイシングフィルムが基材シートに支持されている接合シートであって、基材シートと、基材シートの片面の一部に貼付された硬化性樹脂組成物からなるダイアタッチフィルムと、ダイアタッチフィルムを被覆するように、かつダイアタッチフィルムの外周縁より外側の領域において基材シートに貼付されたダイシングフィルムとを備え、ダイシングフィルムが室温よりも低い低温条件下に保管されたときのダイシングフィルムの収縮量をX、ダイシングフィルムと基材シートとの剥離力をYとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが下記式(1)の関係にあることを特徴とする。
Y≧9.4X ・・・式(1)
Y≧9.4X ・・・式(1)
本発明に係る接合シートのある特定の局面では、ダイシングフィルムと基材シートとの剥離力Yは、1.16〜19.3mN/mmの範囲にある。
本発明に係る接合シートは、ダイアタッチフィルム及びダイシングフィルムが基材シートに支持された構造を有する。接合シートは、基材シートと、基材シートの片面の一部に貼付された硬化性樹脂組成物からなるダイアタッチフィルムと、ダイアタッチフィルムを被覆するようにダイアタッチフィルムの外周縁より外側の領域において基材シートに貼付されたダイシングフィルムとを備えている。すなわち、本発明に係る接合シートでは、ダイシングフィルムが、ダイアタッチフィルムの外周縁よりも越えるように延ばされている延長部を有し、該延長部の一面が基材シートの一面に貼付されている。
本発明では、ダイシングフィルムが室温よりも低い低温条件下に保管されたときのダイシングフィルムの収縮量をX、ダイシングフィルムと基材シートとの剥離力をYとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが下記式(1)の関係にある。
Y≧9.4X ・・・式(1)
Y≧9.4X ・・・式(1)
よって、ダイシングフィルムの収縮量Xに応じてダイシングフィルムと基材シートとの接着力Yが上述した式(1)で示す所定の範囲とされているため、ダイシングフィルムが収縮しようとても、ダイシングフィルムが変形し難い。よって、ダイシングフィルムが変形し難いので、ダイアタッチフィルムとダイシングフィルムとの接着界面で浮きが発生し難い。さらに、ダイシングフィルムが変形し難いので、ダイシングフィルムに直接また間接に貼付されている基材シートやダイアタッチフィルムも変形し難い。従って、ダイアタッチフィルムの表面に、特に基材シートが貼付されている側の表面に傷や窪みが形成されるのを防ぐことができる。
ダイシングフィルムと基材シートとの剥離力Yが、1.16〜19.3mN/mmの範囲にある場合には、基材シート上のダイシングフィルム及びダイアタッチフィルムが位置ずれしたり、自然剥離するのを防ぐことができる。また、接合シートを使用する際に、基材シート上のダイシングフィルム及びダイアタッチフィルムを容易に剥離することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る接合シートを模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す接合シートを展開したときの状態を模式的に示す部分切欠平面図であり、図3は、展開された接合シートの一部を模式的に示す部分切欠正面断面図である。
図1〜3に示すように、接合シート1は、長尺状の基材シート2を有する。接合シート1では、基材シート2の上面2aに、円形の平面形状を有するダイアタッチフィルム3、軽剥離フィルム4及びダイシングフィルム5がこの順に積層されている。ダイアタッチフィルム3と軽剥離フィルム4とは、ほぼ同じ円形の形状を有する。ダイシングフィルム5は円形の形状を有し、ダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4よりも大きな径を有する。
ダイシングフィルム5は、基材5aと、基材5aの片面に粘着剤が塗布されて形成された粘着剤層5bとを有する。上記接合シート1では、ダイシングフィルム5は、軽剥離フィルム4の上面に粘着剤層5b側から貼付されている。すなわち、ダイシングフィルム5は、軽剥離フィルム4を介してダイアタッチフィルム3に間接に貼付されている。なお、接合シート1では、必ずしも軽剥離フィルム4が積層されていなくてもよい。この場合、ダイシングフィルム5は、ダイアタッチフィルム3に直接に貼付されることになる。
ダイシングフィルム5は、上述のようにダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4よりも大きな径を有する。ダイシングフィルム5は、ダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4の外周縁よりも越えるように延ばされている延長部5cを有し、該延長部5cの一面が、粘着剤層5bにより基材シート2の上面2aに貼付されている。すなわち、ダイアタッチフィルム3の外周縁より外側の領域において、ダイシングフィルム5が基材シート2の上面2aに貼付されている。
なお、ダイシングフィルム5がダイアタッチフィルム3よりも大きな径を有するのは、接合シート1を半導体ウエハに貼付する際に、ダイアタッチフィルム3の外周縁より外側に位置する延長部5cの粘着剤層5bにダイシングリングを貼付するためである。
基材シート2の長さ方向において、複数のダイアタッチフィルム3、軽剥離フィルム4及びダイシングフィルム5が分散配置されている。本実施形態では、複数のダイアタッチフィルム3、軽剥離フィルム4及びダイシングフィルム5は等間隔に配置されている。
接合シート1は、長尺状の基材シート2がロール状に巻回された構造を有する。また、ダイシングフィルム5の側方には、必ずしも設ける必要はないが、保護シート6,7が設けられている。このように、保護シート6,7が設けられている場合、基材シート1がロール状に巻回されることによってダイシングフィルム5に加わる圧力が、保護シート6,7の存在により軽減される。
なお、接合シートは、例えば正方形の形状の基材シートに、1つのダイアタッチフィルム、1つの軽剥離フィルム及び1つのダイシングフィルムが積層された構造であってもよく、上述のようにロール状に巻回されていなくてもよい。
上記基材シート2は、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどの適宜の合成樹脂フィルムにより形成され得る。また、ダイアタッチフィルムが剥離し易いようダイアタッチフィルム面に離型処理されたものを使用することが好ましい。
上記ダイアタッチフィルム3は、適宜の硬化性樹脂を含む硬化性組成物を用いて構成される。硬化性樹脂としては特に限定されず、例えば、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等が挙げられる。
上記ダイアタッチフィルム3は、電子部品チップとしての半導体チップを基板等に接合するために用いられ、ダイシングに際し、半導体ウエハごと切断される部分である。硬化前の上記硬化性組成物は十分に柔らかく、従って外力等により容易に変形する。もっとも、熱や光のエネルギーを与えて硬化させた後には、ダイアタッチフィルム3は、半導体チップと基板とを強固に接合する。
上記熱硬化性樹脂としては特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。また、上記光硬化性樹脂としては特に限定されず、例えば、感光性オニウム塩等の光カチオン触媒を含有するエポキシ樹脂や感光性ビニル基を有するアクリル樹脂等が挙げられる。これらの硬化性樹脂は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル酸メチル又はアクリル酸ブチル等を主なモノマー単位とするポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂等のホットメルト型接着樹脂が好適に用いられる。
上記エポキシ樹脂が用いられている場合には、エポキシ樹脂と、エポキシ樹脂と反応する官能基を有する固形ポリマーと、エポキシ樹脂硬化剤とを含む硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。この硬化性樹脂組成物を用いてダイアタッチフィルム3を構成すると、チップ/基板間、チップ/チップ間での接合信頼性を高めることができる。
上記エポキシ樹脂としては特に限定されないが、多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂であることが好ましい。多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂を用いると、硬化後の硬化性樹脂組成物では、剛直で分子の運動が阻害されるので、機械的強度や耐熱性に優れるとともに、耐湿性も高められる。
上記多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ジシクロペンタジエンジオキシド、ジシクロペンタジエン骨格を有するフェノールノボラックエポキシ樹脂等のジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂(以下、「ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂」と記す)、1−グリシジルナフタレン、2−グリシジルナフタレン、1,2−ジグリジジルナフタレン、1,5−ジグリシジルナフタレン、1,6−ジグリシジルナフタレン、1,7−ジグリシジルナフタレン、2,7−ジグリシジルナフタレン、トリグリシジルナフタレン、1,2,5,6−テトラグリシジルナフタレン等のナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(以下、「ナフタレン型エポキシ樹脂」と記す)、テトラヒドロキシフェニルエタン型エポキシ樹脂、テトラキス(グリシジルオキシフェニル)エタン、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボネート等が挙げられる。なかでも、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂やナフタレン型エポキシ樹脂が好適に用いられる。
これらの多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。また、上記ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂及びナフタレン型エポキシ樹脂は、それぞれ単独で用いられても良いし、両者が併用されても良い。
上記多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂は、特に限定されるものではないが、重量平均分子量の好ましい下限は500であり、好ましい上限は1000である。多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂の重量分子量が500未満であると、硬化後の硬化性樹脂組成物の機械的強度、耐熱性、耐湿性等が十分に向上しないことがあり、逆に多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂の重量分子量が1000を超えると、硬化後の硬化性樹脂組成物が剛直になりすぎて、脆くなることがある。
上記エポキシ基と反応する官能基を有する固形ポリマーとしては特に限定されないが、例えば、アミノ基、ウレタン基、イミド基、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基等を有する樹脂が挙げられる。なかでも、エポキシ基を有する高分子ポリマーが好ましい。エポキシ基を有する高分子ポリマーを用いると、硬化後の硬化性樹脂組成物の可撓性を高めることができる。
また、多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂とエポキシ基を有する高分子ポリマーとを用いると、この硬化後の硬化性樹脂組成物では、上記多環式炭化水素骨格を主鎖に有するエポキシ樹脂に由来して機械的強度、耐熱性、及び耐湿性が高められるとともに、上記エポキシ基を有する高分子ポリマーに由来して可撓性も高められる。
上記エポキシ基を有する高分子ポリマーとしては、末端及び/又は側鎖(ペンダント位)にエポキシ基を有する高分子ポリマーであれば良く、特に限定されないが、例えば、エポキシ基含有アクリルゴム、エポキシ基含有ブタジエンゴム、ビスフェノール型高分子量エポキシ樹脂、エポキシ基含有フェノキシ樹脂、エポキシ基含有アクリル樹脂、エポキシ基含有ウレタン樹脂、エポキシ基含有ポリエステル樹脂等が挙げられる。なかでも、エポキシ基を多く含む高分子ポリマーを得ることができ、硬化後の硬化性樹脂組成物の機械的強度や耐熱性を高め得ることから、エポキシ基含有アクリル樹脂が好適に用いられる。これらのエポキシ基を有する高分子ポリマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
上記エポキシ樹脂用硬化剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸等の加熱硬化型酸無水物系硬化剤、フェノール系硬化剤、アミン系硬化剤、ジシアンジアミド等の潜在性硬化剤、カチオン系触媒型硬化剤等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂用硬化剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
上記エポキシ樹脂用硬化剤のなかでも、常温で液状の加熱硬化型硬化剤や、多官能であり、当量的に添加量が少量で良いジシアンジアミド等の潜在性硬化剤が好適に用いられる。このような硬化剤を用いることにより、硬化前には常温で柔軟であってハンドリング性が良好なフィルムを得ることができる。
上記常温で液状の加熱硬化型硬化剤の代表的なものとしては、例えば、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルナジック酸無水物、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸等の酸無水物系硬化剤が挙げられる。なかでも、疎水化されていることから、メチルナジック酸無水物やトリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸が好適に用いられる。これらの酸無水物系硬化剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
上記硬化性樹脂組成物においては、硬化速度や硬化物の物性等を調整するために、上記エポキシ樹脂用硬化剤とともに、硬化促進剤を併用しても良い。
上記硬化促進剤としては、特に限定されないが、例えば、イミダゾール系硬化促進剤、3級アミン系硬化促進剤等が挙げられる。なかでも、硬化速度や硬化物の物性等の調整をするための反応系の制御をしやすいことから、イミダゾール系硬化促進剤が好適に用いられる。これらの硬化促進剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
上記イミダゾール系硬化促進剤としては、特に限定されないが、例えば、イミダゾールの1位をシアノエチル基で保護した1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾールや、イソシアヌル酸で塩基性を保護した商品名「2MAOK−PW」(四国化成工業社製)等が挙げられる。これらのイミダゾール系硬化促進剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
酸無水物系硬化剤と例えばイミダゾール系硬化促進剤等の硬化促進剤とを併用する場合は、酸無水物系硬化剤の添加量をエポキシ基に対して理論的に必要な当量以下とすることが好ましい。酸無水物系硬化剤の添加量が必要以上に過剰であると、硬化性樹脂組成物の硬化物から水分により塩素イオンが溶出しやすくなるおそれがある。例えば、硬化後の硬化性樹脂組成物から熱水で溶出成分を抽出した際に、抽出水のpHが4〜5程度まで低くなり、エポキシ樹脂から引き抜かれた塩素イオンが多量に溶出してしまうことがある。
また、アミン系硬化剤と例えばイミダゾール系硬化促進剤等の硬化促進剤とを併用する場合には、アミン系硬化剤の添加量をエポキシ基に対して理論的に必要な当量以下とすることが好ましい。アミン物系硬化剤の添加量が必要以上に過剰であると、硬化性樹脂組成物の硬化物から水分により塩素イオンが溶出しやすくなるおそれがある。例えば、硬化後の硬化性樹脂組成物から熱水で溶出成分を抽出した際に、抽出水のpHが塩基性となり、エポキシ樹脂から引き抜かれた塩素イオンが多量に溶出してしまうことがある。
上記軽剥離フィルム4は、半導体チップとダイアタッチフィルム3との間の界面における迫力に比べて、ダイアタッチフィルム3と軽剥離フィルム4との間の剥離力が小さくなるように剥離力が設定されているフィルムである。このような軽剥離フィルム4としては、上記のような剥離力を実現し得る適宜の材料により形成され得る。
上記軽剥離フィルム4を構成する材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアセテートフィルム等のポリオレフィン系フィルム、ポリ塩化ビニルフィルムなどを挙げることができる。
上記ダイシングフィルム5は、上述のように基材5aと、基材5aの片面に粘着剤が塗布されて形成された粘着剤層5bとを有する。
上記基材5aとしては、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系フィルム、ポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリビニルアセテートフィルム等のポリオレフィン系フィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリイミドフィルムなどの適宜の合成樹脂フィルムが挙げられる。なかでも、室温よりも低い低温下で保管された場合に収縮量が小さいことから、ポリオレフィン系フィルム及びポリ塩化ビニルフィルムが好ましく、環境負荷が小さいのでポリオレフィン系フィルムがより好ましい。
上記粘着剤層5bとしては、上述した式(1)の関係を満たすような剥離力を有するように構成されれば特に限定されず、例えばアクリル系粘着剤やゴム系粘着剤を用いて構成される。
ところで、上記基材シート2は、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどの適宜の合成樹脂フィルムにより形成され得る。また、ダイアタッチフィルムが剥離し易いようダイアタッチフィルム面に離型処理されたものが好ましく使用される。
本実施形態に係る接合シート1の特徴は、ダイシングフィルム5が室温(23℃)よりも低い低温条件下に保管されたときのダイシングフィルムの収縮量をX、ダイシングフィルム5と基材シート2との剥離力をYとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが上述した式(1)の関係を満たすことにある。
上記ダイアタッチフィルム3は硬化性組成物からなるので、その硬化反応を抑制するために、使用前の接合シート1は室温よりも低い低温で保管される。また、接合シート1を製造業者からユーザーに自動車などでユーザーに輸送する場合には、太陽光の照射により高温下に晒されるのを防ぐために、例えば5℃以下の低温下に保管しつつ輸送が行われる。
接合シート1では、上述した式(1)の関係でダイシングフィルム5と基材シート2とが貼付されていることによって、接合シート1が低温保管された場合にダイシングフィルム5が収縮しようとても、ダイシングフィルム5に変形が生じ難い。従って、ダイシングフィルム5が変形し難いので、ダイアタッチフィルム3とダイシングフィルム5に貼付された軽剥離フィルム4との接着界面で浮きが発生し難い。すなわち、図5(b)に示す従来のダイアタッチ用積層シート110のように、ダイシングフィルム113とダイアタッチフィルム112との間の浮きXの発生が防がれている。
さらに、ダイシングフィルム5が変形し難いので、ダイシングフィルム5に直接に貼付されている基材シート2、軽剥離フィルム4、及びダイシングフィルム5に間接に貼付されているダイアタッチフィルム3も変形し難い。従って、接合シート1では、ダイアタッチフィルム3の表面に、特に基材シート2が貼付されている側の表面に傷や窪みが形成され難くされている。すなわち、図5(c)に示す従来のダイアタッチ用積層シート110のように、基材シート111若しくはダイアタッチフィルム112が変形し、基材シート111とダイアタッチフィルム112との間に浮きYが発生することが防がれている。
使用前の接合シート1が実際に保管され得る温度、すなわち5〜−40℃で保管された際の収縮量をXとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが上述した式(1)の関係を満たすことにあることが好ましい。使用前の接合シート1が5℃で保管された際の収縮量をXとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが上述した式(1)の関係を満たすことにあることがより好ましい。使用前の接合シート1が−15℃で保管された際の収縮量をXとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが上述した式(1)の関係を満たすことにあることがさらに好ましい。使用前の接合シート1が−40℃で保管された際の収縮量をXとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが上述した式(1)の関係を満たすことにあることがさらに好ましい。
ダイシングフィルム5と基材シート2との剥離力Yは、1.16〜19.3mN/mmの範囲にあることが好ましい。剥離力Yが1.16mN/mmより小さいと、基材シート2上のダイアタッチフィルム3及びダイシングフィルム5が位置ずれしたり、自然剥離し易くなる。剥離力Yが19.3mN/mmを超えると、接合シート1を使用する際に、基材シート2上のダイアタッチフィルム3及びダイシングフィルム5を剥離することが困難となる。
本発明では、特にダイアタッチフィルム3が低温収縮し易いエポキシ樹脂を含む硬化性樹脂組成物からなる場合にも、収縮量Xと剥離力Yとの関係が上述した式(1)を満たすため、ダイアタッチフィルム3の表面に傷や窪みが形成されるのを効果的に防ぐことができる。
以下、本発明の具体的な実施例及び比較例を挙げることにより、本発明を明らかにする。
上記接合シート1を構成するために、以下のダイアタッチフィルム3、軽剥離フィルム4及びダイシングフィルム5を用意した。
〔基材シート〕
・38−1C:ニッパ株式会社製、長さ50m、幅290mm、シート厚み38μm
・38−1C:ニッパ株式会社製、長さ50m、幅290mm、シート厚み38μm
〔ダイアタッチフィルム〕
・セキスイDAF:積水化学工業社製、直径220mm、フィルム厚み35μm
・セキスイDAF:積水化学工業社製、直径220mm、フィルム厚み35μm
〔軽剥離フィルム〕
・#6221FC:積水化学工業社製、直径220mm、フィルム厚み50μm
・#6221FC:積水化学工業社製、直径220mm、フィルム厚み50μm
〔ダイシングフィルム〕
・#6318B:積水化学工業社製、直径270mm、総厚70μm(基材層60μm、糊層10μm)
・グンゼA:グンゼ社製、直径270mm、総厚100μm(基材層90μm、糊層10μm)
糊粘着力、対SUS粘着力で0.9N/25mm(0.036N/mm)、評価方法はJIS Z 0237の180°引き剥がし粘着力による
・グンゼB:グンゼ社製、直径270mm、総厚100μm(基材層90μm、糊層10μm)
糊粘着力、対SUS粘着力で4N/25mm(0.16N/mm)、評価方法はJIS Z 0237の180°引き剥がし粘着力による
・#6328B:積水化学工業社製、直径270mm、総厚70μm(基材層60μm、糊層10μm)
・#6318B:積水化学工業社製、直径270mm、総厚70μm(基材層60μm、糊層10μm)
・グンゼA:グンゼ社製、直径270mm、総厚100μm(基材層90μm、糊層10μm)
糊粘着力、対SUS粘着力で0.9N/25mm(0.036N/mm)、評価方法はJIS Z 0237の180°引き剥がし粘着力による
・グンゼB:グンゼ社製、直径270mm、総厚100μm(基材層90μm、糊層10μm)
糊粘着力、対SUS粘着力で4N/25mm(0.16N/mm)、評価方法はJIS Z 0237の180°引き剥がし粘着力による
・#6328B:積水化学工業社製、直径270mm、総厚70μm(基材層60μm、糊層10μm)
〔ダイシングフィルムの低温保管時の収縮量Xの評価〕
長さ100mm、幅25mmであるサイズのみが上記ダイシングフィルムを別途用意した。このダイシングフィルムを常温(23℃)、5℃、−15℃、又は−40℃条件下に1日間保管した。
長さ100mm、幅25mmであるサイズのみが上記ダイシングフィルムを別途用意した。このダイシングフィルムを常温(23℃)、5℃、−15℃、又は−40℃条件下に1日間保管した。
しかる後、このダイシングフィルムについて、長さ方向及び幅方向の収縮量Xを下記式(2)により求めた。
(常温保管後のダイシングフィルムの長さ/幅)−(5℃、−15℃、又は−40℃保管後のダイシングフィルムの長さ/幅)=収縮量X・・・式(2)
(常温保管後のダイシングフィルムの長さ/幅)−(5℃、−15℃、又は−40℃保管後のダイシングフィルムの長さ/幅)=収縮量X・・・式(2)
〔ダイシングフィルムの基材シートに対する剥離力Yの評価〕
長さ100mm、幅25mmであるサイズのみが異なる上記ダイシングフィルム5Aと基材シート2Aとを別途用意した。このダイシングフィルム5Aを粘着剤層側から基材シート2Aに貼付し接合体11を得た。
長さ100mm、幅25mmであるサイズのみが異なる上記ダイシングフィルム5Aと基材シート2Aとを別途用意した。このダイシングフィルム5Aを粘着剤層側から基材シート2Aに貼付し接合体11を得た。
この接合体11について、ダイシングフィルム5Aと基材シート2Aとの剥離力YをJIS Z 0237に従って、以下の方法で90°引き剥がし粘着力を評価した。
図3に示すように、接合体11を水平に保ちつつ、接合体11の端部においてダイシングフィルム5Aと基材シート2Aとを引き剥がし、引き剥がされた基材シート2Aを接合体11の下方に設けられたチャック12に垂直となるように固定した。しかる後、ダイシングフィルム5Aを剥離時の温度が常温(23℃)、剥離速度が300mm/分、剥離角度が90゜となるように矢印Zで示す方向に引き剥がした。
〔接合シートにおける浮きの発生の有無の評価〕
基材シート2上にダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4をこの順で積層した。しかる後、さらに、ダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4を被覆するように、軽剥離フィルム4の上面に、ダイシングフィルム5を粘着剤層6側から貼付し接合シート1を得た。
基材シート2上にダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4をこの順で積層した。しかる後、さらに、ダイアタッチフィルム3及び軽剥離フィルム4を被覆するように、軽剥離フィルム4の上面に、ダイシングフィルム5を粘着剤層6側から貼付し接合シート1を得た。
この接合シート1を常温(23℃)、5℃、−15℃、又は−40℃条件下に1日間保管した。しかる後、ダイアタッチフィルムと基材シートとの接着界面、及びダイアタッチフィルムと軽剥離フィルムとの接着界面において浮きが発生しているか否かを目視で観察した。
結果を下記表1に示す。
1…接合シート
2…基材シート
2a…上面
3…ダイアタッチフィルム
4…軽剥離フィルム
5…ダイシングフィルム
5a…基材
5b…粘着剤層
5c…延長部
6,7…保護シート
2…基材シート
2a…上面
3…ダイアタッチフィルム
4…軽剥離フィルム
5…ダイシングフィルム
5a…基材
5b…粘着剤層
5c…延長部
6,7…保護シート
Claims (2)
- ダイアタッチフィルム及びダイシングフィルムが基材シートに支持されている接合シートであって、
基材シートと、前記基材シートの片面の一部に貼付された硬化性樹脂組成物からなるダイアタッチフィルムと、前記ダイアタッチフィルムを被覆するように、かつ前記ダイアタッチフィルムの外周縁より外側の領域において前記基材シートに貼付されたダイシングフィルムとを備え、
前記ダイシングフィルムが室温よりも低い低温条件下に保管されたときの前記ダイシングフィルムの収縮量をX、前記ダイシングフィルムと前記基材シートとの剥離力をYとしたときに、収縮量Xと剥離力Yとが下記式(1)の関係にあることを特徴とする、接合シート。
Y≧9.4X ・・・式(1) - 前記ダイシングフィルムと前記基材シートとの剥離力Yが、1.16〜19.3mN/mmの範囲にある、請求項1に記載の接合シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005338668A JP2007149748A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 接合シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005338668A JP2007149748A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 接合シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007149748A true JP2007149748A (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=38210835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005338668A Pending JP2007149748A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 接合シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007149748A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012039025A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体用フィルムおよび半導体装置の製造方法 |
JP2015530701A (ja) * | 2012-08-03 | 2015-10-15 | エルジー・ケム・リミテッド | 接着フィルム及びこれを利用した有機電子装置の封止製品 |
-
2005
- 2005-11-24 JP JP2005338668A patent/JP2007149748A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012039025A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体用フィルムおよび半導体装置の製造方法 |
JP2015530701A (ja) * | 2012-08-03 | 2015-10-15 | エルジー・ケム・リミテッド | 接着フィルム及びこれを利用した有機電子装置の封止製品 |
US10093785B2 (en) | 2012-08-03 | 2018-10-09 | Lg Chem, Ltd. | Adhesive film and sealing product for organic electronic device using same |
US10626245B2 (en) | 2012-08-03 | 2020-04-21 | Lg Chem, Ltd. | Adhesive film and sealing product for organic electronic device using same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006202927A (ja) | ダイアタッチ用積層シート支持体 | |
JP6274588B2 (ja) | 保護膜形成層付ダイシングシートおよびチップの製造方法 | |
KR101230736B1 (ko) | 반도체 웨이퍼 표면 보호용 점착 테이프 | |
JP5286084B2 (ja) | ダイシング・ダイボンディングテープ及び半導体チップの製造方法 | |
TWI546366B (zh) | And a method for manufacturing a dicing film and a wafer having a protective film forming layer | |
TWI647295B (zh) | 具有保護膜形成層的切割薄片及晶片的製造方法 | |
KR20140040157A (ko) | 웨이퍼가공용 테이프 및 이를 사용한 반도체장치의 제조방법 | |
KR20110079647A (ko) | 자발 권회성 점착 시트 | |
JP2009065191A5 (ja) | ||
JPWO2008132852A1 (ja) | ダイシング・ダイボンディングテープ及び半導体チップの製造方法 | |
JP5580631B2 (ja) | 硬化性組成物、ダイシング−ダイボンディングテープ、接続構造体及び粘接着剤層付き半導体チップの製造方法 | |
KR102398753B1 (ko) | 보호막 형성용 복합 시트 | |
WO2016158959A1 (ja) | 熱硬化性接着シート、及び半導体装置の製造方法 | |
JP2016225375A (ja) | 熱硬化性接着シート、及び半導体装置の製造方法 | |
JPWO2019131888A1 (ja) | 粘着シート及び半導体装置の製造方法 | |
JP2008060352A (ja) | ダイシング・ダイボンディングテープ及び半導体チップの製造方法 | |
JP2016018810A (ja) | ダイシング−ダイボンディングテープ | |
JP5785420B2 (ja) | 保護膜形成用シートおよび半導体チップの製造方法 | |
TWI498955B (zh) | A method for manufacturing a semiconductor wafer with a spin - die tape and an adhesive layer | |
JP5438522B2 (ja) | ダイシング−ダイボンディングテープ及びその製造方法 | |
JP2007149748A (ja) | 接合シート | |
JP2008091839A (ja) | 半導体チップの製造方法 | |
JP5453894B2 (ja) | 接着シート | |
JP2016018811A (ja) | ダイシング−ダイボンディングテープ | |
TWI803567B (zh) | 長條積層片及其捲料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080718 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110719 |