JP2007145375A - ピロータイプの包装容器における開口部作製方法およびピロータイプの包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、医療現場やクリーンルーム等高いレベルでの衛生管理が必要なエリアに使用される清掃用シートの包装容器に関するものである。
【解決手段】 本発明の包装容器は、清掃用シートを挿入した後、包装容器の開口部となる重ね合わせ部を前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近の温度を調整することにより、完全に溶けて溶着されない状態にして押圧する。その後、前部シール部および後部シール部は、センターシール部より高い温度により、シールを完全に行なう。前記ピロータイプの包装容器は、内部の前記清掃用シートを取り出した後、押さえることにより内部と外部が開放されないように閉じる。また、前記開口部となる重ね合わせ部は、押圧されて一方向に折り倒される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイパーその他の清掃用シートが包装されるピロータイプの包装容器における開口部作製方法およびピロータイプの包装容器に関するものである。特に、本発明は、医療現場やクリーンルーム等高いレベルでの衛生管理が必要なエリアに使用される清掃用シートの包装容器に関するものである。また、本発明は、光学機器のレンズや眼鏡等を拭くのに適した清掃用シートの包装容器に関するものである。
ピロータイプの包装容器は、センターシールを裏面にして、表面である天面部分にミシン目または開口部等が形成されている。内部に収容された清掃用シートは、前記ミシン目または開口部から取り出される。
また、ピロータイプの包装容器は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムや紙等で製袋した容器であり、天面部分にミシン目を入れておき、使用時に前記ミシン目を開封して、内部に収容されている清掃用シート等を取り出していた。
また、医療現場で使用する包装容器は、特開2003−285874号公報に記載されているように、シール蓋をいったん開封した後にも、使い残した消毒綿を密封状態で適正に保存でき、取り出しも簡便に行えるものがある。
特開2003−285874号公報
ピロータイプの包装容器は、一旦、開封を行うと、前記開口部が開いた状態になり、周囲のゴミ等が落下して、内部の清掃用シートに付着するため、汚れを極端に嫌う医療現場またはクリーンルーム等には不向きであった。前記医療現場またはクリーンルーム等で使用するピロータイプの包装容器は、前記ゴミ等を避けるために、開口部をヒートシールするか、折り込んだ状態で、接着テープや接着剤を用いて封緘していた。
しかし、前記ピロータイプの包装容器は、開口部の開閉を繰り返すことにより前記接着剤にゴミが付着して、取り出す際に前記清掃用シートにも付着するようになる。また、開口部としたミシン目は、内部の清掃用シートが少なくなるにしたがい、開口部が大きく開いた状態になるため、内部の清掃用シートにゴミや埃が付着し易くなり、不適等であった。
以上のような課題を解決するために、本発明は、ピロータイプの包装容器における開口部を開封した後の清掃用シートをゴミや埃等の汚れから保護し、清潔な状態を保った状態で、開封後の封緘、再開封を簡単に行うことができるピロータイプの包装容器における開口部作製方法およびピロータイプの包装容器を提供することを目的とする。
本発明のピロータイプの包装容器は、通常、裏面にあった重ね合わせ部からなるセンターシール部に着目し、このセンターシール部を表面にし、この部分に開口部を設けたピロータイプの包装容器における開口部作製方法およびピロータイプの包装容器を提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記ピロータイプの包装容器が二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、前記清掃用シートを挿入した後、前記包装容器の開口部となる重ね合わせ部を前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近で溶着させ、完全に溶けて溶着されない状態にして押圧し、前記押圧された重ね合わせ部を一方向に折り倒すことを特徴とする。
(第2発明)
第2発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記ピロータイプの包装容器がラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、その開口部となる重ね合わせ部に溶着を弱めるインクを塗布し、前記清掃用シートを挿入した後、前記重ね合わせ部を押圧し、前記押圧された重ね合わせ部を一方向に折り倒すことを特徴とする。
(第3発明)
第3発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記ピロータイプの包装容器が二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、前記包装容器の開口部となる重ね合わせ部を通常の2倍ないし3倍の幅にし、前記清掃用シートを挿入した後、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒すことを特徴とする。
(第4発明)
第4発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記ピロータイプの包装容器が二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、前記包装容器の重ね合わせ部を通常の2倍ないし3倍の幅にし、前記重ね合わせ部の付け根近傍で、包装部にミシン目を設け、前記清掃用シートを挿入した後、前記ミシン目を隠すように、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒すことを特徴とする。
(第5発明)
第5発明のピロータイプの包装容器は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記清掃用シートを包装する二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、前記包装容器の開口部となるとともに、前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近で溶着させ、完全に溶けて溶着されない状態になっており、一方向に折り倒された重ね合わせ部とを備えていることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明のピロータイプの包装容器は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記清掃用シートを包装するラミネートフィルム、または単体フィルムと、前記包装容器の開口部となるとともに、溶着を弱めるインクが塗布されており、前記清掃用シートを挿入した後に一方向に折り倒された重ね合わせ部とを備えていることを特徴とする。
(第7発明)
第7発明のピロータイプの包装容器は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記清掃用シートを包装する二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、前記包装容器の開口部となるとともに、通常の2倍ないし3倍の幅からなり、一方向に折り倒された重ね合わせ部とを備えていることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明のピロータイプの包装容器は、汚れを嫌う清掃用シートを包装するものであり、前記清掃用シートを包装する二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、前記包装容器における通常の2倍ないし3倍の幅からなり、一方向に折り倒された重ね合わせ部と、前記重ね合わせ部の付け根近傍で、前記押圧された重ね合わせ部が一方向に折り倒されることにより隠れるミシン目とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、重ね合わされたセンターシール部に弱い接着性を持たせることにより、清掃用シートを容易に取り出すことができるとともに、前記清掃用シートを取り出した後にピロータイプの包装容器の開口部からゴミや埃が入らないように閉めることができる。
本発明によれば、センターシール部に開口部を設けるとともに、前記重ね合わされたセンターシール部を折り倒すことにより、開封後であっても、ゴミや埃が入らないように封緘することができ、再度内部の清掃用シートの取り出しも容易である。
本発明によれば、裏面にあったセンターシール部に着目し、前記裏面を表面にして、開口部とすることにより、ゴミや埃が入り難く、取り出しを容易にすることができた。
(第1発明)
第1発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、医療現場やクリーンルームにおいて使用する汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器に関するものである。前記ピロータイプの包装容器は、二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、通常裏面に設けられているシール部を表の開口部にすることにより、挿入されている前記清掃用シートを容易に取り出すことができるとともに、部屋内のゴミ等が付着し難いものである。
前記ピロータイプの包装容器は、前記清掃用シートを挿入した後、前記包装容器の開口部となる重ね合わせ部を前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近の温度を調整することにより、完全に溶けて溶着されない状態にして押圧する。すなわち、ラミネートフィルム、または単体フィルムは、センターシール部を開口部とし、この部分が完全に溶着されない状態にして、前記清掃用シートを取り出すのを容易にした。
その後、前部シール部および後部シール部は、センターシール部より高い温度により、シールを完全に行なう。前記ピロータイプの包装容器は、内部の前記清掃用シートを取り出した後、押さえることにより内部と外部が開放されないように閉じる。また、前記開口部となる重ね合わせ部は、押圧されて一方向に折り倒された状態で、前後方向がシールされる。前記折り倒された状態で前後方向をシールすると、前記センターシール部は、折り倒された状態が維持される。前記センターシール部と前後方向のシール部とでは、前後方向のシール部の方が高い温度で処理されることはいうまでもない。
第1発明のピロータイプの包装容器における開口部は、溶着による接着性が弱くなっても、重ね合わせ部を押圧して、一方向に折り倒すことにより、内部にゴミが入り難く、前記清掃用シートの表面が清潔になる。したがって、第1発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法により作製したピロータイプの包装容器は、医療現場あるいはクリーンルーム等で使用する、あるいは光学機器に使用するレンズや眼鏡を拭く際に最適である。
本発明は、ピロータイプの包装容器において、通常底面であり、表から見えない部分に着目し、この部分の折り曲げ部から前記清掃用シートを取り出すことにより、開口部が開いた状態のままになることがないようにできる。
(第2発明)
第2発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、前記ピロータイプの包装容器にラミネートフィルム、または単体フィルムを使用するとともに、その開口部となる重ね合わせ部に溶着を弱めるインクを塗布した点で、第1発明と異なっている。前記包装容器の重ね合わせ部において、ラミネートフィルム、または単体フィルムは、前記重ね合わせ部を融点付近で溶着させ、完全に溶けて溶着されない状態にして押圧することが必ずしも容易でない場合がある。
そこで、第2発明は、たとえば、印刷用インクの性質に着目して、前記開口部の内側に塗布した。すなわち、第2発明は、前記重ね合わせ部に塗布された印刷用インクにより、この部分が多少融点を超えたとしても、完全に溶着されない状態になる。その後、前記重ね合わせ部は、一方向に折り倒すことにより、開封後のゴミ等の侵入を防いでいる。特に、単体フィルムは、重ね合わせ部において、熱が低い状態で溶着し易いため、前記溶着を弱めるインクを塗布すると効果的である。
(第3発明)
第3発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、前記ピロータイプの包装容器が二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、前記包装容器の開口部となる重ね合わせ部を通常の2倍ないし3倍の幅、たとえば、40mmから50mm程度、にした点で、第1発明および第2発明と異なっている。前記重ね合わせ部は、幅が短いとゴミ等が入り易く、長いと前記清掃用シートが取り出し難いので、前記の幅とした。
第3発明の開口部は、溶着や接着剤の塗布による接着を行わずに、前記清掃用シートを挿入した後、一方向に折り倒す前記重ね合わせ部の幅を前記のように通常の2倍ないし3倍にしている。前記幅の長い重ね合わせ部は、内部の清掃用シートを取り出した後、折り倒されるため、この部分からゴミ等が入り難い構造になっている。
(第4発明)
第4発明のピロータイプの包装容器における開口部作製方法は、前記ピロータイプの包装容器が二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、前記包装容器の重ね合わせ部を通常の2倍ないし3倍の幅にするとともに、前記重ね合わせ部の付け根近傍の包装部にミシン目を設けた点で、第3発明と異なっている。前記フィルムは、最初にミシン目が入れられる。
第4発明のミシン目は、包装容器内部の清掃用シートを取り出した後、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒すことにより、開口部であるミシン目が隠れるため、ゴミが内部に入り難い。
(第5発明)
第5発明のピロータイプの包装容器は、二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近で溶着させ、完全に溶けて溶着されない状態になっており、一方向に折り倒された重ね合わせ部とから構成されている。前記重ね合わせ部は、前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近で溶着させ、完全に溶けて溶着されない状態になっているため、一旦開いた後であっても、弱い接着性により閉じることができる。
第5発明のピロータイプの包装容器は、その開口部にラミネートフィルム、または単体フィルムの性質を巧みに応用したものであり、前記開口部を閉じた後も、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒すことにより、接着性の弱さによっても、前記開口部からゴミ等の侵入を防ぐことができる。
(第6発明)
第6発明のピロータイプの包装容器は、ラミネートフィルム、または単体フィルムから構成されているとともに、重ね合わせ部に溶着を弱める、たとえば、印刷用インクが塗布されている。特に、単体フィルムは、第5発明のように、重ね合わせ部において、溶着し易いため、前記印刷用インク等を塗布することで、完全に溶着するのを防止している。
さらに、第6発明のピロータイプの包装容器は、前記包装容器の開口部における接着性が弱くなった後であっても、重ね合わせ部が一方向に折り倒されているため、汚れを嫌う清掃用シートの取り出しを行う際に、内部にゴミ等がさらに入り難くしている。
(第7発明)
第7発明のピロータイプの包装容器は、二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムから構成されており、前記包装容器の開口部が通常の2倍ないし3倍の幅、たとえば、40mmから50mm程度、にするとともに、重ね合わせ部を一方向に折り倒している。第7発明は、重ね合わせ部を接着させずに、幅を長くするとともに、一方向に折り倒すことにより、清掃用シートが取り出し易く、また、ゴミ等の侵入を防いでいる。
(第8発明)
第8発明のピロータイプの包装容器は、前記ピロータイプの包装容器が二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムから構成されている。前記包装容器の重ね合わせ部は、それぞれが通常の2倍ないし3倍の幅からなり、前記重ね合わせ部の付け根近傍の包装部にミシン目が設けられている。また、前記ミシン目は、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒すことにより隠れるようにする。
第8発明のミシン目は、包装容器内部の清掃用シートを取り出した後、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒すことにより、開口部であるミシン目が隠れるため、ゴミが内部に入り難く、清掃用シートが取り出し易い。
図1は本発明の第1実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する斜視図である。図2は図1のピロータイプの包装容器の断面図である。図1および図2において、ピロータイプの包装容器11は、二種類の素材を貼り合わせたラミネートフィルムからなる。前記ラミネートフィルムは、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルム等を使用する。前記ピロータイプの包装容器11は、清掃用シート12を包み、上方を重ね合わせた後、ヒートシール加工を行なう。
前記ヒートシールは、重ね合わせ部111を融点付近の温度に設定して、前記ラミネートフィルムが完全に溶けて溶着されない程度で押圧する。前記重ね合わせ部111は、完全に溶融されないため、前記清掃用シート12を取り出す際に、互いに剥がされるとともに、取り出し後であっても、接着性が多少残っており、再封緘が可能である。また、前記重ね合わせ部111は、開口部分に裂けや毛羽立ちにより、細かいフィルムのくずが発生して、前記清掃用シート12に付着しない程度の温度に調整される。
その後、前記重ね合わせ部111は、裏面に設けられた際と同様に、折り曲げられる。さらに、前部シール部112および後部シール部113は、従来と同様に完全に溶融された状態でシールされる。図1および図2に示されたピロータイプの包装容器11は、ラミネートフィルム13が示されているが、単体フィルムであっても同様のものを得ることができる。
図3は本発明の第2実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する断面図である。図3において、ピロータイプの包装容器31は、第1実施例と同様な素材からなる単体フィルム33である。前記ピロータイプの包装容器31は、清掃用シート32を包み、上方を重ね合わせ部311とし、前記重ね合わせ部311の少なくとも一方の面に、溶着を弱める、たとえば、印刷用インクが塗布または印刷されたインク塗布部312が形成されている。
前記ヒートシールは、重ね合わせ部311の温度を溶融点以上にしても、前記インクにより、単体フィルム33が完全に溶けて溶着されない。したがって、前記重ね合わせ部311は、完全に溶着されないため、前記清掃用シート32を取り出す際に、互いに剥がされる。その後、前記重ね合わせ部311は、裏面に設けられた際と同様に、折り曲げられる。さらに、図3に示されたピロータイプの包装容器31は、単体フィルム33が示されているが、ラミネートフィルムであっても同様のものを得ることができる。
図4は本発明の第3実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する断面図である。図4において、ピロータイプの包装容器41は、第1実施例または第2実施例と同様な素材からなるラミネートフィルム、または単体フィルムである。第3実施例におけるピロータイプの包装容器41は、清掃用シート42を包装した後、重ね合わせ部411の幅が第1実施例または第2実施例より広くなっている点で異なる。
前記重ね合わせ部411の幅は、たとえば、15mmから40mm程度であり、狭くするとゴミ等が入り易く、広くすると清掃用シート42の取り出しが困難になる。
図5(イ)は本発明の第4実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する断面図で、(ロ)は同じく平面図である。図5(イ)および(ロ)において、ピロータイプの包装容器51は、第1実施例ないし第3実施例と同様な素材からなるラミネートフィルム、または単体フィルムであり、上部に重ね合わせ部511と、前部シール部513および後部シール部514が備えられている。第4実施例におけるピロータイプの包装容器51は、清掃用シート52を包装した後、重ね合わせ部511の幅が第3実施例とほぼ同じになっている。
第4実施例は、前記重ね合わせ部511の付け根近傍にミシン目512が設けられている点で、第1実施例ないし第3実施例と異なっている。前記清掃用シート52は、前記ミシン目512を破くことにより、取り出される。前記ピロータイプの包装容器51は、前記ミシン目512から前記清掃用シート52を取り出した後、前記ミシン目512が重ね合わせ部511により隠されるため、ゴミ等が入らない。
本発明の製造方法は、製造ライン上に素材であるフィルムが載置された後、前記フィルム上に清掃用シートが重ねられる。次に、前記フィルムは、清掃用シートを側部から包むようにするとともに、上部で重ね合わされる。前記重ね合わせ部は、前述のように、完全に溶着されない程度の温度でシールされる。その後、前記重ね合わせ部は、折り倒されるとともに、前後部が前記温度よりやや高い温度でシールされる。前後部のシールにより、前記重ね合わせ部は、折り倒された状態を維持する。
以上、本実施例を詳述したが、本発明は、前記本実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明のピロータイプの包装容器の素材、印刷用インクは、周知または公知のものを使用する。
また、本発明のピロータイプの包装容器のセンターシール部、前後のシール部、およびミシン目は、周知または公知の製造ラインおよび装置を使用することができるため、詳細が省略されている。溶着を弱めるインクは、印刷用インク以外に、メジウム、ニス、またはインク薄め液のようなものでも良い。
本発明の第1実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する斜視図である。(実施例1) 図1のピロータイプの包装容器の断面図である。 本発明の第2実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する断面図である。(実施例2) 本発明の第3実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する断面図である。(実施例3) (イ)は本発明の第4実施例で、ピロータイプの包装容器を説明する断面図で、(ロ)は同じく平面図である。(実施例4)
符号の説明
11・・・ピロータイプの包装容器
111・・・重ね合わせ部
112・・・前部シール部
113・・・後部シール部
114・・・溶着部
12・・・清掃用シート
13・・・ラミネートフィルム
31・・・ピロータイプの包装容器
311・・・重ね合わせ部
312・・・インク塗布部
32・・・清掃用シート
33・・・単体フィルム
41・・・ピロータイプの包装容器
411・・・重ね合わせ部
42・・・清掃用シート
51・・・ピロータイプの包装容器
511・・・重ね合わせ部
512・・・ミシン目
513・・・前部シール部
514・・・後部シール部
52・・・清掃用シート

Claims (8)

  1. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器における開口部作製方法において、
    前記ピロータイプの包装容器は、二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、
    前記清掃用シートを挿入した後、前記包装容器の開口部となる重ね合わせ部を前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近で接着させ、完全に溶けて溶着されない状態にして押圧し、
    前記押圧された重ね合わせ部を一方向に折り倒す
    ことを特徴とするピロータイプの包装容器における開口部作製方法。
  2. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器における開口部作製方法において、
    前記ピロータイプの包装容器は、ラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、その開口部となる重ね合わせ部に溶着を弱めるインクを塗布し、
    前記清掃用シートを挿入した後、前記重ね合わせ部を押圧し、
    前記押圧された重ね合わせ部を一方向に折り倒す
    ことを特徴とするピロータイプの包装容器における開口部作製方法。
  3. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器における開口部作製方法において、
    前記ピロータイプの包装容器は、二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、
    前記包装容器の開口部となる重ね合わせ部を通常の2倍ないし3倍の幅にし、
    前記清掃用シートを挿入した後、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒す
    ことを特徴とするピロータイプの包装容器における開口部作製方法。
  4. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器における開口部作製方法において、
    前記ピロータイプの包装容器は、二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムからなり、
    前記包装容器の重ね合わせ部を通常の2倍ないし3倍の幅にし、
    前記重ね合わせ部の付け根近傍で、包装部にミシン目を設け、
    前記清掃用シートを挿入した後、前記ミシン目を隠すように、前記重ね合わせ部を一方向に折り倒す
    ことを特徴とするピロータイプの包装容器における開口部作製方法。
  5. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器において、
    前記清掃用シートを包装する二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、
    前記包装容器の開口部となるとともに、前記ラミネートフィルム、または単体フィルムの融点付近で接着させ、完全に溶けて溶着されない状態になっており、一方向に折り倒された重ね合わせ部と、
    を備えていることを特徴とするピロータイプの包装容器。
  6. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器において、
    前記清掃用シートを包装するラミネートフィルム、または単体フィルムと、
    前記包装容器の開口部となるとともに、溶着を弱めるインクが塗布されており、前記清掃用シートを挿入した後に一方向に折り倒された重ね合わせ部と、
    を備えていることを特徴とするピロータイプの包装容器。
  7. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器において、
    前記清掃用シートを包装する二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、
    前記包装容器の開口部となるとともに、通常の2倍ないし3倍の幅からなり、一方向に折り倒された重ね合わせ部と、
    を備えていることを特徴とするピロータイプの包装容器。
  8. 汚れを嫌う清掃用シートを包装するピロータイプの包装容器において、
    前記清掃用シートを包装する二種類以上の素材を貼り合わせたラミネートフィルム、または単体フィルムと、
    前記包装容器における通常の2倍ないし3倍の幅からなり、一方向に折り倒された重ね合わせ部と、
    前記重ね合わせ部の付け根近傍で、前記押圧された重ね合わせ部が一方向に折り倒されることにより隠れるミシン目と、
    を備えていることを特徴とするピロータイプの包装容器。
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