JP3181252B2 - プラスチックフイルム袋及びロ−ル状プラスチックフイルム袋 - Google Patents

プラスチックフイルム袋及びロ−ル状プラスチックフイルム袋

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一彦 田北
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日本フィルム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機、船舶、バ
ス、汽車等の乗り物の座席やその他の衛生的な使用を必
要とする場所に備えたり、あるいは日用雑貨品として使
用することができるプラスチックフイルム袋及びロール
状プラスチックフイルム袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、航空機等の座席に備えられている
汚物用袋(紙ラミ袋)は、一端部が開口され、他端部が
閉鎖された一般的な袋構造に形成され、その開口部は開
口状態のままになっているため、袋内部は密封されてい
ない。
【0003】又、従来のプラスチックフイルム袋につい
ても、一端部が開口され、他端部が剥離不能な完全溶着
による底側シールによって閉鎖された一般的な袋構造に
形成され、袋内部は密封されていない。ただ、このプラ
スチックフイルム袋は、原料となる樹脂を溶融して成形
するため、その袋内部は熱殺菌されているものと等し
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
汚物用袋(紙ラミ袋)は、汚物用としてだけでなく、食
べ残しのお菓子や食べ物を入れる袋としても使用される
ことが多い。従って、袋内部の衛生を確保することが要
求されるが、従来では開口部が開口状態のままで、袋内
部が密封されていないため、この開口部からホコリや菌
が袋内部に侵入する怖れがあり、衛生面で十分とは言い
難い。
【0005】又、従来のプラスチックフイルム袋につい
ても、製造後は問屋、小売店などの市場に流通する。こ
の間に開口部からホコリや菌が袋内部に侵入する怖れが
あり、衛生面で十分とは言い難いという問題があった。
【0006】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、袋内部を密封して衛生を確
保しながら、袋として支障なく使用することができるプ
ラスチックフイルム袋及びロール状プラスチックフイル
ム袋を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のプラスチックフイルム袋(請求項1)は、
一端部が開口されると共に、他端部が剥離不能な完全溶
着による底側シールによって閉鎖されているプラスチッ
クフイルム袋において、開口部を剥離可能な仮溶着によ
って閉鎖する開口側シールが袋部の底側シ−ルから開口
端縁との間の全面に形成されている構成とした。
【0008】従って、このプラスチックフイルム袋で
は、底側シ−ルから開口端縁との間の全面に開口側シー
ルが形成されているため、袋内部は密封状態にある。従
って、開口部からのホコリや菌の侵入を確実に防止して
衛生を確保することができる。
【0009】そして、開口側シールが剥離可能な状態に
仮溶着したものであるため、使用に際し、開口端縁を広
げるようにして開口側シールを剥がせば、開口部が開口
し、通常の袋として使用することができる。
【0010】又、本発明のロール状プラスチックフイル
ム袋(請求項2)は、ロール状に巻き取られた長尺の筒
状プラスチックフイルムに剥離不能な完全溶着による底
側シールが一定間隔で形成され、この底側シールに平行
に近接して破断線が形成され、この破断線の袋部側に、
開口部を剥離可能な仮溶着によって閉鎖する開口側シー
ルが袋部の底側シ−ルから開口端縁となる破断線との間
の全面に形成されている構成とした。
【0011】このロール状プラスチックフイルム袋は、
破断線を介して多数のプラスチックフイルム袋が一連に
連続して形成されたものである。従って、破断線から切
り離せば、1枚分のプラスチックフイルム袋を得ること
ができる。尚、切り離されたプラスチックフイルム袋
は、前記したプラスチックフイルム袋と同様の作用を奏
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係る
プラスチックフイルム袋の正面図である。
【0013】このプラスチックフイルム袋Aは、筒状プ
ラスチックフイルムの底側端部を剥離不能な完全溶着に
よる底側シール1によって閉鎖することにより、一端に
開口部2を有する袋部aが形成され、そして、開口部2
を剥離可能な仮溶着によって閉鎖する開口側シール3が
袋部aの底側シ−ル1から開口端縁20まで全面に形成
されている。
【0014】この場合、底側シール1は、プラスチック
フイルムをその熱軟化点以上の温度で熱溶着することに
より剥離不能な状態に完全溶着したものである。又、開
口側シール3は、プラスチックフイルムをその熱軟化点
以下の温度で熱溶着することにより剥離可能な状態にし
たもので、この実施の形態では、エンボスを形成するよ
うに押し型を押し当てながら熱を加えている。
【0015】尚、プラスチックフイルムとしては、ポリ
エチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム等の熱可塑
性樹脂のものが用いられ、その材質によって熱軟化点が
異なるため、材質に応じた温度で完全溶着又は仮溶着を
施すことになる。
【0016】例えば、ポリエチレンフイルムは、熱軟化
点が115〜140度であるため、完全溶着温度を16
0〜200度、仮溶着温度を85〜120度に設定して
いる。又、ポリプロピレンフイルムは、熱軟化点が15
0〜170度であるため、完全溶着温度を180〜22
0度、仮溶着温度を140〜160度に設定している。
【0017】従って、このプラスチックフィルム袋Aで
は、開口端縁20から底側シ−ル1までの袋部aの全面
が開口側シ−ル3によって閉鎖されているため、袋内部
は完全に密封状態にある。そのため、開口部2からのホ
コリや菌の侵入を完全に防止してより衛生的である。
尚、プラスチックフイルムに抗菌剤入りのフイルムを使
用すれば、より一層の衛生を確保することができる。
【0018】そして、開口側シール3が剥離可能な状態
に仮溶着したものであるため、使用に際し、開口端縁2
0を広げるようにして開口側シール3を剥がせば、開口
部2が開口し、通常の袋として使用することができる。
【0019】次に、図2は本発明の実施の第2形態のロ
ール状プラスチックフイルム袋の斜視図である。このロ
ール状プラスチックフイルム袋Bは、ロール状に巻き取
られた長尺の筒状プラスチックフイルム4に剥離不能な
完全溶着による底側シール1が一定間隔で形成され、こ
の底側シール1に平行に近接してミシン目による破断線
5が形成され、そして、この破断線5の袋部a側の底側
シ−ルから開口端部となる破断線5までの袋部全面に仮
溶着による開口側シール3が形成されたものとなってい
る。
【0020】このロール状プラスチックフイルム袋B
は、破断線5を介して多数のプラスチックフイルム袋A
が一連に連続して形成されたものである。従って、破断
線5から切り離せば、1枚分のプラスチックフイルム袋
Aを得ることができる。尚、切り離されたプラスチック
フイルム袋Aは、前記した実施の形態のプラスチックフ
イルム袋Aと同様の作用を奏する。
【0021】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこれに限定されるものではな
い。例えば、プラスチックフイルムの材質は、熱可塑性
樹脂であればよい。又、底側シールの完全溶着方法及び
開口側シールの仮溶着方法については、プラスチックフ
イルムの材質に応じて外部加熱方式又は内部加熱方式の
いずれを使用してもよい。その加熱温度もプラスチック
フイルムの材質に応じて適宜に設定することができる
し、シール幅も適宜に設定できる。又、プラスチックフ
イルム袋又はロール状プラスチックフイルム袋のいずれ
についても、その製品形状をコンパクトにするために、
2つ折り又は3つ折りにしたり、あるいは両側部にマチ
部を形成したり、これを2つ折り又は3つ折りにしても
よい。又、開口部の近傍にくくり紐等(図示せず)を添
着しておくと、内部にごみや食品等を収容した後、くく
り紐等で開口部を閉鎖することができて好ましい。又、
前記ロ−ル状プラスチックフィルム袋では、破断線を底
側シ−ルの繰り出し側に形成したが、これに限らず、破
断線を底側シ−ルの繰り出し側とは反対側に形成しても
よく、この場合は開口側シ−ルも底側シ−ルの繰り出し
側とは反対側に形成されることになる。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のプラ
スチックフイルム袋又はロール状プラスチックフイルム
袋にあっては、開口側シールによって袋内部を密封する
ことができるため、開口部からのホコリや菌の侵入を防
止して衛生を確保することができる。
【0023】また、開口側シールを剥がせば、開口部が
開口し、通常の袋として使用することができる。このよ
うに、袋内部を密封して衛生を確保しながら、袋として
支障なく使用することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るプラスチックフ
イルム袋の正面図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るロ−ル状プラス
チックフイルム袋の斜視図である。
【符号の説明】
A プラスチックフイルム袋 a 袋部 1 底側シール 2 開口部 20 開口端縁 3 開口側シール B ロール状プラスチックフイルム袋 4 筒状プラスチックフイルム 5 破断線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 30/00 - 33/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が開口されると共に、他端部が剥
    離不能な完全溶着による底側シールによって閉鎖されて
    いるプラスチックフイルム袋において、 開口部を剥離可能な仮溶着によって閉鎖する開口側シー
    ルが袋部の底側シ−ルから開口端縁との間の全面に形成
    されていることを特徴としたプラスチックフイルム袋。
  2. 【請求項2】 ロール状に巻き取られた長尺の筒状プラ
    スチックフイルムに剥離不能な完全溶着による底側シー
    ルが一定間隔で形成され、 この底側シールに平行に近接して破断線が形成され、 この破断線の袋部側に、開口部を剥離可能な仮溶着によ
    って閉鎖する開口側シールが袋部の底側シ−ルから開口
    端縁となる破断線との間の全面に形成されていることを
    特徴としたロール状プラスチックフイルム袋。
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