JP2007142939A - 復調器 - Google Patents

復調器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007142939A
JP2007142939A JP2005335722A JP2005335722A JP2007142939A JP 2007142939 A JP2007142939 A JP 2007142939A JP 2005335722 A JP2005335722 A JP 2005335722A JP 2005335722 A JP2005335722 A JP 2005335722A JP 2007142939 A JP2007142939 A JP 2007142939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
data
unit
change amount
phase difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005335722A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Endo
滋 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Communication Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Communication Technologies Ltd filed Critical Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority to JP2005335722A priority Critical patent/JP2007142939A/ja
Publication of JP2007142939A publication Critical patent/JP2007142939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】周波数誤差に影響されず、かつ復調シンボルパターンに依存しないジッタのない高精度のシンボルクロックを再生するシンボルクロック再生部を有する復調器を提供する。
【解決手段】シンボルクロック再生部6は、位相差データを求める位相差分部10と、位相差データを保持する位相差遅延部11と、第1区間の位相差変化量データを求める第1区間変化量演算部12と、第2区間の位相差変化量データを求める第2区間変化量演算部13と、差分絶対値データを求める2区間変化量差分部14と、シンボルタイミング保持部16と、最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部15と、N進サンプルカウンタ17と、シンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部18と、シンボルクロックを出力するシンボルクロック選択部19とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線信号を復調する復調器に係り、特に、周波数誤差や復調シンボルパターンに伴って発生するジッタを防止したシンボルクロックを再生するシンボルクロック再生部を有する復調器に関する。
従来、PHS(Personal Handyphone System;パーソナルハンディホンシステム)に適用されているπ/4シフトDQPSK(π/4Differential Quadrature Phase Shift Keying;基準位相を2ビット毎にπ/4ずらした直交位相変調)変調の復調器には、データ伝送単位であるシンボル期間に、2ビットデータ、即ち4値のデータに対応した4種類の位相を遷移させた変調信号から、遷移した位相変化量を検出してデータを復調する方式(例えば、「特許文献1」参照)が採用されている。
データの復調には、受信変調信号のシンボルタイミングにおける1シンボル間に遷移した位相変化量を検出することが必要となり、このシンボルタイミングを検出し、データ復調のためのクロックを再生するのが復調器のシンボルクロック再生部(回路)である。
復調器のシンボルクロック再生部(回路)は、例えば、位相差に対してゼロレベルと、ゼロレベル以外の2つの閥値レベルを設定し、位相差が3つの閾値レベルを横切る時点を検出し、この検出点からシンボルクロックを再生するものが知られている。
図12に従来のπ/4シフトDQPSK変調方式の復調アイパターン説明図を示す。π/4シフトDQPSK変調方式における復調データの位相差は、シンボル点において、常に4値(+π3/4、+π/4、−π/4、−π3/4)の何れかを取るため、位相差の遷移は、図12に示すようになる。ここで●点はシンボル点を示す。
ここで、2つのシンボル点間の位相差遷移に注目すると、0、+π/2、π/2を横切るポイントは、2つのシンボル点間の中心付近となる。この横切るポイントは、遷移前後の位相差により、シンボル点間の中心から前後する場合もある。
このため、位相差が上記3点(0、+π/2、π/2)を横切るタイミングを検出し、検出した時の位相差遷移から、シンボルクロックの位相を制御してシンボルクロックの再生がなされている。
特開平8−163194号公報
従来のシンボルクロック再生部(回路)は、位相差が0、+π/2、−π/2を横切るポイントが、理想的な状態においても、位相差遷移によって2シンボル点間の中心からバラツキがあるため、実際の使用環境においては、復調シンボルパターンによって、再生したシンボルクロックのジッタが大きくなる場合がある。
また、周波数誤差によって生じる位相オフセットが位相差にある場合には、ジッタが大きくなり易くなる。
このため、好適なシンボルクロックを再生できないという課題がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は周波数誤差に影響されず、かつ復調シンボルパターンに依存しないジッタのない高精度のシンボルクロックを再生するシンボルクロック再生部を有する復調器を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る復調器は、アンテナで受信した高周波の無線信号が中間周波数に周波数変換され、RF部から供給される位相変調信号を、位相検波して位相データを出力する位相検波部と、位相検波部からの位相データに基づいてシンボルクロックを発生するシンボルクロック再生部と、位相検波部からの位相データとシンボルクロック再生部からのシンボルクロックとに基づいて受信データに復調するデータ復調器と、からなる復調器において、シンボルクロック再生部は、位相変調信号を1シンボル周期当たりN回の等間隔にサンプリングした位相データから、N回サンプル間の位相差データを求める位相差分部と、位相差分部で求められた位相差データをNサンプル分保持する位相差遅延部と、N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量データを演算で求める第1区間変化量演算部と、位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第2区間の位相差変化量データを演算で求める第2区間変化量演算部と、第1区間変化量演算部で演算された位相差変化量データと、第2区間変化量演算部で演算された位相差変化量データの差分絶対値データを求める2区間変化量差分部と、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データを1シンボル周期に当たるNサンプル分毎に大小比較し、最小値の保持、および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部と、サンプリング点の時間的基準であるサンプル番号を示すN進サンプルカウンタと、最小変化量検出部が出力した最小変化量検出信号のタイミングにより、N進サンプルカウンタが示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するシンボルタイミング保持部と、シンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部と、シンボルクロック源生成部が生成したN個のシンボルクロック源からシンボルタイミング保持部が出力したシンボルタイミングデータに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力するシンボルクロック選択部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係るシンボルクロック再生部は、位相変調信号を1シンボル周期当たりN回の等間隔にサンプリングした位相データから、N回サンプル間の位相差データを求める位相差分部と、位相差分部で求められた位相差データをNサンプル分保持する位相差遅延部と、N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量データを演算で求める第1区間変化量演算部と、位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第2区間の位相差変化量データを演算で求める第2区間変化量演算部と、第1区間変化量演算部で演算された位相差変化量データと、第2区間変化量演算部で演算された位相差変化量データの差分絶対値データを求める2区間変化量差分部と、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データを1シンボル周期に当たるNサンプル分毎に大小比較し、最小値の保持、および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部と、サンプリング点の時間的基準であるサンプル番号を示すN進サンプルカウンタと、最小変化量検出部が出力した最小変化量検出信号のタイミングにより、N進サンプルカウンタが示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するシンボルタイミング保持部と、シンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部と、シンボルクロック源生成部が生成したN個のシンボルクロック源からシンボルタイミング保持部が出力したシンボルタイミングデータに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力するシンボルクロック選択部とを備えたので、1シンボル期間毎に、差分絶対値データの最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出することができる。
また、この発明に係るシンボルクロック再生部は、シンボル周期の回数を計数するM進シンボルカウンタと、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データをシンボル周期で加算し、積算絶対値データとしてNサンプル分保持する変化量積算部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係るシンボルクロック再生部は、シンボル周期の回数を計数するM進シンボルカウンタと、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データをシンボル周期で加算し、積算絶対値データとしてNサンプル分保持する変化量積算部とを備えたので、複数シンボル期間に亘って積算した差分絶対値データから最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出することができる。
この発明に係るシンボルクロック再生部は、位相変調信号を1シンボル周期当たりN回の等間隔にサンプリングした位相データから、N回サンプル間の位相差データを求める位相差分部と、位相差分部で求められた位相差データをNサンプル分保持する位相差遅延部と、N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量データを演算で求める第1区間変化量演算部と、位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第2区間の位相差変化量データを演算で求める第2区間変化量演算部と、第1区間変化量演算部で演算された位相差変化量データと、第2区間変化量演算部で演算された位相差変化量データの差分絶対値データを求める2区間変化量差分部と、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データを1シンボル周期に当たるNサンプル分毎に大小比較し、最小値の保持、および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部と、サンプリング点の時間的基準であるサンプル番号を示すN進サンプルカウンタと、最小変化量検出部が出力した最小変化量検出信号のタイミングにより、N進サンプルカウンタが示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するシンボルタイミング保持部と、シンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部と、シンボルクロック源生成部が生成したN個のシンボルクロック源からシンボルタイミング保持部が出力したシンボルタイミングデータに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力するシンボルクロック選択部とを備えたので、1シンボル期間毎に、差分絶対値データの最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出することができ、位相変化の変化量をNサンプル毎に相対的に比較してシンボルタイミングを検出しているため、送信器と受信機の周波数誤差による位相オフセットの影響を受けず、復調シンボルパターンに依存しない、ジッタの無い最適なシンボルクロックを発生することができる。
また、この発明に係るシンボルクロック再生部は、シンボル周期の回数を計数するM進シンボルカウンタと、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データをシンボル周期で加算し、積算絶対値データとしてNサンプル分保持する変化量積算部とを備えたので、複数シンボル期間に亘って積算した差分絶対値データから最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出することができ、複数シンボル回数の積算を行い、差分絶対値データを平滑化して、雑音に対する余裕度を有するシンボルクロックを発生することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明の基本的な技術思想は、「位相変調信号を1シンボル周期あたりN回の等間隔にサンプリングした位相データから、N回のサンプル間位相差、つまり1シンボル間の位相差データを求め、この位相差データをNサンプル分保持する。N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、先に保持したNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量データと、第2区間の位相差変化量データをそれぞれ演算し、2区間の位相差変化量データの差分絶対値を求める。この差分絶対値が最小となるタイミングを、Nサンプル期間毎に、サンプリング点の時間的基準として用いるN進カウンタのカウンタ値であるサンプル番号から、シンボルタイミングとして検出する。また、シンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源から、先に検出したシンボルタイミングに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力する。ここで、差分絶対値が最も小さいサンプルタイミングとは、1シンボル間の位相差変化量の変動が最も少ないタイミング、即ちシンボル変化点であり、このタイミングを境に位相差変化量が変動していることから、このタイミングをシンボルタイミングとする。」ものである。
図1はこの発明に係る復調器が適用される移動体通信システム基地局の実施の形態システム構成図である。図1において、移動体通信システム基地局1は、無線信号を送受信するアンテナ2と、アンテナ2から受信した無線信号を検波および復調するために、高周波数から中間周波数に周波数変換し、位相変調信号として出力するとともに、変調器8で変調された位相変調信号を無線信号として送信するために、中間周波数から高周波数に変換するRF(Radio Frequency、無線周波数)部3と、位相変調信号から受信データを取り出す復調器4と、送信データを変調して位相変調信号にする変調器8とから構成されている。また,復調器4は、RF部3から出力された位相変調信号を検波し、位相データを出力する位相検波部5、位相検波部5が出力した位相データからシンボルタイミングを検出し、シンボルクロックを出力するシンボルクロック再生部6、位相検波部5が出力した位相データとシンボルクロック再生部6が出力したシンボルクロックに基づいて受信データに復調するデータ復調部7を備える。
図2はこの発明に係るシンボルクロック再生部の一実施の形態要部ブロック構成図である。図2において、シンボルクロック再生部6は、位相検波部5において、位相変調信号を1シンボル周期当たりN回の等間隔にサンプリングされた位相データから、N回サンプル間の位相差データを求める位相差分部10と、位相差分部10にて求められた位相差データをNサンプル分保持する位相差遅延部11と、N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、位相差遅延部11にて保持されたNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量である第1区間変化量データを演算する第1区間変化量演算部12と、位相差遅延部11にて保持されたNサンプル分の位相差データから、第2区間の位相差変化量である第2区間変化量データを演算する第2区間変化量演算部13と、第1区間変化量データと第2区間変化量データの差分絶対値データを求める2区間変化量差分部14と、1シンボル周期に当たるNサンプル分の差分絶対値データの大小を比較し、最小値の保持、および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部15と、最小変化量検出部15が出力した最小変化量検出信号のタイミングにより、N進サンプルカウンタ17が示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するシンボルタイミング保持部16と、サンプリング点の時間的基準を示すサンプル番号を出力するN進サンプルカウンタ17と、周期がNサンプル、つまりシンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部18と、シンボルクロック源生成部18が生成したN個のシンボルクロック源から、シンボルタイミング保持部16が出力したシンボルタイミングデータに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力するシンボルクロック選択部19とを備える。
図3はこの発明に係るシンボルクロック再生部の第1実施例ハードウェア構成図である。なお、本実施例では、1シンボル当たりのサンプリング数Nを8として説明する。まず、シンボルクロック再生部6のハードウェア構成図を用いて、位相差分部10、位相差遅延部11、第1区間変化量演算部12、第2区間変化量演算部13および2区間変化量差分部14について説明する。
位相差分部10は、位相データをサンプリングレートでシフトする8段のシフトレジスタ30と、位相データから、シフトレジスタ30の8段シフトした出力データを減算する減算器31とにより構成する。位相差分部10に入力される位相データは、位相変調信号を1シンボル周期当たり8回の等間隔にサンプリングされたものであり、8サンプル分で1シンボル周期となるため、シフトレジスタ30によって8サンプル分遅延され、出力された信号は、1シンボル遅延した位相データとなる。減算器31は、遅延前の位相データから1シンボル遅延した位相データを減算し、8サンプル間、つまり1シンボル間の位相差データを求める。
位相差遅延部11は、位相差分部10から出力された位相差データをサンプリングレートでシフトする8段のシフトレジスタ32で構成する。シフトレジスタ32の4段目では4サンプル分遅延した位相差データを、8段目では8サンプル分遅延した位相差データを出力する。
第1区間変化量演算部12は、位相差遅延部11のシフトレジスタ32の4段シフトした位相差データから、位相差遅延部11のシフトレジスタ32の8段シフトした位相差データを減算する減算器33で構成し、第2区間変化量演算部13は、位相差分部10の減算器31から出力された位相差データから位相差遅延部11のシフトレジスタ32の4段シフトした位相差データを減算する減算器34で構成する。
第1区間変化量演算部12は、4サンプル遅延した位相差データから8サンプル遅延した位相差データを減算しており、これは8サンプル前、即ち1シンボル前から、4サンプル前、即ち1/2シンボル前までの位相差変化量データを求めている。第2区間変化量演算部13は、遅延前の位相差データから4サンプル遅延した位相差データを減算しており、これは4サンプル前、即ち1/2シンボル前から、現時点までの位相差変化量データを求めている。
つまり、1シンボル前から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、第1区間変化量演算部12は、第1区間の位相差変化量データを出力し、第2区間変化量演算部13は、第2区間の位相差変化量データを出力していることとなる。
2区間変化量差分部14は、第1区間変化量演算部12の位相差変化量データから、第2区間変化量演算部13の位相差変化量データを減算する減算器35と、減算結果から符合を削除し絶対値とするABS回路36とで構成する。
2区間変化量差分部14は、第1区間変化量演算部12が出力する第1区間変化量データから第2区間変化量演算部13が出力する第2区間変化量データを、減算器35で減算し、第1区間と第2区間の変化量の差分である変化量差分データを求めた後、ABS回路36により変化量差分データの正負符号を削除し、差分絶対値データとして出力する。なお、第2区間変化量データから第1区間変化量データを減算して、変化量差分データを求め、差分絶対値データとして出力してもよい。
シンボルタイミングにおける位相差データと、その1シンボル前の位相差データにおいて、2シンボル間を時間的に中心で分割すると、分割された各々の位相差変化量は同じ、もしくはほぼ同じとなることから、シンボルタイミングにおける2区間変化量差分部14の出力である差分絶対値データは、0(零)、もしくは0に近い値となる。
また、シンボルタイミングで位相差変化量が変化するため、シンボルタイミング以外のタイミングでは、2シンボル間を時間的に中心で分割したときの各々の位相差変化量は、同じにはならず、2区間変化量差分部14の出力である差分絶対値データは、前述のシンボルタイミング時の差分絶対値データに比べて大きくなる。
本発明では、この2区間変化量差分部14の出力である差分絶対値データが、1シンボル期間中で最小となるサンプルタイミングを検出し、そのタイミングをシンボルタイミングにする方式としている。
本実施例では、1シンボル周期を偶数の8回でサンプリングしているため、1シンボル前から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とする場合に、中心で等分割できるが、1シンボル周期を奇数回でサンプリングする場合でも、次に示す構成により、偶数回でサンプリングする場合と同様に動作させることができる。
図4はこの発明に係る位相差遅延部の1シンボル周期を9回でサンプリングした場合の実施例ハードウェア構成図である。図4において、位相差遅延部11は、位相差分部10から出力された位相差データをサンプリングレートでシフトする9段のシフトレジスタ37にて構成する。なお、第1区間変化量演算部12、第2区間変化量演算部13および2区間変化量差分部14は、図3に示す構成と同じである。
第1区間変化量演算部12は、4サンプル遅延した位相差データから9サンプル遅延した位相差データを減算しており、これは9サンプル前、即ち1シンボル前から4サンプル前までの位相差変化量データを求めている。第2区間変化量演算部13は、遅延前の位相差データから5サンプル遅延した位相差データを減算している。
1シンボル前から現時点までの期間を、中心の1サンプルが重なるように、前半の第1区間と後半の第2区間としているため、2区間変化量差分部14の出力である第1区間と第2区間の変化量の差分絶対値データは、中心1サンプル(5サンプル目)の位相差変化量を除いた各4サンプル分の位相差変化量の差分絶対値となる。
このことは、1シンボル周期を偶数回でサンプリングした場合において、シンボルタイミングにおける位相差データと、その1シンボル前の位相差データの2シンボル間を時間的に中心で分割したときに、中心に隣接した2サンプルの位相差変化量が等しい場合と結果的に同じになる。
次に、位相差分部10の動作について説明する。図5はこの発明に係る位相データおよび位相差データの一実施例波形図である。なお、波形の●点はサンプル点を表し、グラフの横軸は時間、縦軸は角度を表す。
図5において、波形図は、位相差分部10内の信号波形の一例であり、位相データ、1シンボル遅延位相データおよび位相差データを示す。位相差分部10に入力された位相データは、1シンボル当たり8回でサンプリングされ、シンボル毎に位相が−π/4、+π3/4と順に遷移し、○点はシンボル点を示す。この位相データを8段のシフトレジスタ30にて8サンプル分、即ち1シンボル分遅延したものが1シンボル遅延位相差データとなり、位相データからlシンボル遅延位相データを減算器31により減算した結果が位相差データになる。
続いて、図5に示すa〜hの8個のサンプル点について、位相差遅延部11、第1区間変化量演算部12および第2区間変化量演算部13の信号波形の一例を、図6〜図8を用いて説明する。なお、図6〜図8の●点はサンプル点、グラフの横軸は時間、縦軸は角度を表す。
図6はこの発明に係る位相差データと第1区間変化量データおよび第2区間変化量データの一実施例波形対応図である。図6において、図6(1)は、位相差分部10から出力される位相差データであり、図6(2)〜図6(9)は、図5に示すa〜hの8個のサンプル点における、位相差遅延部11、第1区間変化量演算部12および第2区間変化量演算部13の各々の状悲を示している。また、図6(1)〜図6(9)において、グラフの縦軸は角度を表しているが、各々の波形の角度は連続していないものとする。
図7はこの発明に係る位相差データと第1区間変化量データ、第2区間変化量データおよび変化量差分データの一実施例波形対応図である。なお、図7は、位相差分部10から出力される位相差データと、図5に示すa〜hの8個のサンプル点における、第1区間変化量演算部12から出力される第1区間変化量データ、第2区間変化量演算部13から出力される第2区間変化量データ、および第1区間変化量データから第2区間変化量データを2区間変化量差分部14内の減算器35で減算した変化量差分データの4つの波形を示す。また、図7において、グラフの縦軸は角度を表しているが、位相差データの波形と、他3つの波形の角度は連続していないものとする。
図8この発明に係る位相差データと差分絶対値データの一実施例波形対応図である。なお、図8は、位相差分部10から出力される位相差データと、図5に示すa〜hの8個のサンプル点における、2区間変化量差分部14内の変化量差分データを2区間変化量差分部14内のABS回路36により正負符号を削除して絶対値とした差分絶対値データの2つの波形を示す。また、図8において、グラフの縦軸は角度を表しているが、位相差データの波形と、差分絶対値データの波形の角度は連続していないものとする。
はじめに、サンプル点aの状態を、図6(2)を用いて説明する。図6(2)の波形は、位相データと位相差遅延部11の8段のシフトレジスタ32に保持された8サンプル分の位相差データを合わせた計9サンプル分のサンプル点a時点における位相差データを示す。この9サンプル分の位相差データを、前半5サンプルの第1区間、後半5サンプルの第2区間に等分割し、第1区間の位相差データの変化量である第1区間変化量と、第2区間の位相差データの変化量である第2区間変化量をベクトル表示として矢印で示す。
図6(2)に示す通り、第1区間変化量は、位相差データの値が減少しているため、負のベクトル(下向き)となっており、第2区間変化量は、位相差データの値が増加しているため、正のベクトル(上向き)となっている。
また、図7の第1区間変化量、第2区間変化量および差分変化量を表示した波形に示すように、サンプル点aにおいては、負の第1区間変化量から正の第2区間変化量を減算しているため、差分変化量は負の値になる。
さらに、図8の差分絶対値を表示した波形に示すように、サンプル点aにおける差分絶対値は、負の値である差分変化量の絶対値(マイナス符合が削除)になる。
次に、サンプル点b〜hの状態を、図6(3)〜図6(9)、図7および図8を用いて説明する。図6(3)〜図6(9)は、それぞれサンプル点b〜hの状態を表しており、サンプル点b〜hの時間変化に従い、第1変化量は、負から正の値に変化し、第2変化量は、正から負に変化している。この一連の状態変化は、図7に示す第1区間変化量、第2区間変化量および差分変化量の波形、および図8に示す差分絶対値の波形のようになる。
この結果、サンプル点a〜hの8サンプル、つまり1シンボル期間中で、サンプル点eのタイミングにおいて、第1区間変化量と第2区間変化量が同じ値になり、差分変化量および差分絶対値が「0」になるため、サンプル点eのタイミングをシンボルタイミングとして検出する。このサンプル点eは、図5の位相データのシンボル点と一致しており、本処理においてシンボル点を正しく検出できることが分かる。
続いて、図3に示すハードウェア構成図および図9のシンボルクロック出力動作のタイミングチャート図を用いてN進サンプルカウンタ17、最小変化量検出部15、シンボルタイミング保持部16、シンボルクロック源生成部18およびシンボルクロック選択部19の構成および動作について順に説明する。
N進サンプルカウンタ17は、図3のハードウェア構成で示すように、Nが「8」であるため、8進のカウンタ40と、比較器41で構成する。カウンタ40は、常時サンプリングレートでカウントアップしており、比較器41にてカウンタ40の出力値が「N−1」を検出すると、カウンタ値を「0」に戻すため、カウンタ40の出力値は「0」〜「7」迄の値を取るように動作する。
このカウンタ40の出力値をサンプル番号とし、シンボルクロック再生部6全体のサンプリングタイミングの時間的基準としている。図9(2)にサンプル番号のタイミングチャートを示す。
最小変化量検出部15は、図3のハードウェア構成で示すように、2区間変化量差分部14からの出力である差分絶対値データの最小値を保持するレジスタ42と、このレジスタ42の出力と差分絶対値データの大小を比較する比較器43と、N進サンプルカウンタ17のカウンタ出力値であるサンプル番号が「0」か否かを検出する比較器44と、入力端子に比較器43および比較器44の出力が接続されるOR回路45から構成する。最小変化量検出部15は、N進サンプルカウンタ17のサンプル番号「0」〜「7」の8サンプル期間毎に、期間内で最小の差分絶対値データを保持するとともに、最小の差分絶対値データ検出時のタイミングを最小変化量検出信号として出力する。
まず、N進サンプルカウンタ17のカウンタ値出力であるサンプル番号から、比較器44で検出したサンプル番号「0」のタイミングにより、OR回路45を介して最小変化量検出信号に最小値検出を意味する「1」を出力するとともに、2区間変化量差分部14から出力された差分絶対値データを最小差分絶対値データとしてレジスタ42に保持する。
次に、サンプル番号「1」のタイミングで、2区間変化量差分部14から出力された差分絶対値データと、レジスタ42に保持された最小差分絶対値データの大小を比較器43により比較し、レジスタ42に保持されたデータの方が小さい場合は、OR回路45を介して最小変化量検出信号に最小値未検出を意味する「0」を出力し、レジスタ42のデータは更新しない。
また、レジスタ42に保持されたデータの方が大きい場合には、OR回路45を介して最小変化量検出信号に「1」を出力し、2区間変化量差分部14から出力された差分絶対値データをレジスタ42に保持する。サンプル番号「2」〜「7」までの期間も、サンプル番号「1」の時と同手順で動作する。以上により、サンプル番号「0」〜「7」の期間中において、レジスタ42には、最小である差分絶対値データが保持されるとともに、最小の差分絶対値データを検出した後の最小変化量検出信号は、「0」出力となるため、最小変化量検出信号が最後に「1」になった時のサンプル番号が、最小差分絶対値データを検出したときのタイミングとなる。
図9(3)〜図9(5)に、差分絶対値データ、最小差分絶対値データおよび最小変化量検出タイミングのタイミングチャートを示す。このタイミングチャートでは、期間a〜hに当たるサンプル番号「0」〜「7」の期間中で、期間eの差分絶対値データが最小であるため、レジスタ42に保持された最小差分絶対値データは、期間eの差分絶対値データとなり、最小変化量検出信号は、期間eで「1」、その後の期間f〜hの期間では「0」となる。
シンボルタイミング保持部16は、図3のハードウェア構成で示すように、最小変化量検出部15の出力である最小変化量検出信号に基づいて最小サンプル番号を保持するレジスタ46と、その保持した最小サンプル番号をシンボルタイミングとして取り込むレジスタ47と、N進サンプルカウンタ17のカウンタ出力値であるサンプル番号が「N−1」か否かを検出する比較器48と、比較器48の出力を1サンプル遅延させるレジスタ49から構成する。
シンボルタイミング保持部16では、最小変化量検出部15が出力する最小変化量検出信号が「1」のタイミングで、サンプル番号をレジスタ46に最小サンプル番号として取り込む。最小変化量検出部15において、サンプル番号が「0」〜「7」の期間中に、最小変化量検出信号が最後に「1」になった時に、最小差分絶対値データを検出したときのタイミングとなるため、レジスタ46には、最小差分絶対値データを検出したときのサンプル番号が最小サンプル番号として保持されることになる。
この最小サンプル番号が確定するのは、サンプル番号「7」の次のサンプルタイミング、つまりサンプル番号「0」の時であるため、N進サンプルカウンタ17のカウンタ値出力であるサンプル番号から比較器48で検出したサンプル番号「7」のタイミングを、レジスタ49で1サンプル分遅延させたタイミングにて、レジスタ46が保持している最小サンプル番号をシンボルタイミングデータとしてレジスタ47に取り込む。
この保持したシンボルタイミングデータは、前1シンボル期間であるサンプル番号「0」〜「7」迄の8個のサンプリングタイミング中で、差分絶対値データが最も小さいタイミングであり、このタイミングを境に位相差の変化量が変動していると言える。即ち、このタイミングがシンボル変化点であり、検出した最適なシンボルタイミングになる。
図9(6)〜図(7)に、最小サンプル番号、シンボルタイミングデータのタイミングチャートを示す。このタイミングチャートでは、期間a〜hに当たるサンプル番号「0」〜「7」の期間で、期間eの差分絶対値データが最小であるため、最小サンプル番号には、期間eの時のサンプル番号であるサンプル番号「4」が保持される。
最小サンプル番号は、期間iのサンプル番号「0」のタイミングで確定するため、期間jのサンプル番号「1」のタイミングで、最小サンプル番号として保持されたサンプル番号「4」を、シンボルタイミングデータとして保持する。
また、比較器48は、機能的にN進サンプルカウンタ17の比較器41と同じなので、比較器48を省略して比較器41の出力を使用しても良い。
シンボルクロック源生成部18は、図3のハードウェア構成で示すように、N進サンプルカウンタ17に同期して、0相シンボルクロック源を生成するRSフリップフロップ50と、0相シンボルクロック源から1〜7相のシンボルクロック源を生成する7段のシフトレジスタ51と、N進サンプルカウンタ17のカウンタ出力値であるサンプル番号が「0」か否かを検出する比較器52および「N/2」か否かを検出する比較器53から構成する。
RSフリップフロップ50のセット/リセット入力には、N進サンプルカウンタ17のカウンタ値出力であるサンプル番号から比較器52で検出したサンプル番号「0」のタイミングをセット入力し、比較器53にて検出したサンプル番号「4」のタイミングをリセット入力して、RSフリップフロップ50の出力をシンボル周期で変化する。
このRSフリップフロップ50の出力を0相シンボルクロック源とし、サンプルレートで動作する7段のシフトレジスタ51に入力し、シフトレジスタ51の1〜7段目の出力を各々1相シンボルクロック源〜7相シンボルクロック源とする。0相シンボルクロック源〜7相シンボルクロック源は、各々N進サンプルカウンタ17のサンプル番号「0」〜「7」に対応したシンボルクロック源となっている。
図9(8)〜図9(15)に0相シンボルクロック源〜7相シンボルクロック源のタイミングチャートを示す。シンボルクロック選択部19は、図3のハードウェア構成で示すように、選択器54で構成する。シンボルクロック選択部19は、シンボルタイミング保持部16から出力されるシンボルタイミングデータが示す最小サンプル番号により、シンボルクロック源生成部18の出力である0相シンボルクロック源〜7相シンボルクロック源の1つを選択し、シンボルクロックとして出力する。
図9(16)にシンボルクロックのタイミングチャートを示す。このタイミングチャートでは、期間jで、シンボルタイミングデータが「5」から「4」に変化しているため、シンボルクロックも同じタイミングで、5相シンボルクロック源から4相シンボルクロック源に切り替わる。
本実施例では、位相変化の変化量をNサンプル毎に相対的に比較してシンボルタイミングを検出しているため、送信器と受信機の周波数誤差による位相オフセットの影響を受けず、復調シンボルパターンに依存しないでシンボルタイミングを検出できる。即ち、移動体通信システム基地局の復調器におけるシンボルクロック再生部として、非常に有効である。
このように、この発明に係るシンボルクロック再生部6は、位相変調信号を1シンボル周期当たりN回の等間隔にサンプリングした位相データから、N回サンプル間の位相差データを求める位相差分部10と、位相差分部10で求められた位相差データをNサンプル分保持する位相差遅延部11と、N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、位相差遅延部11に保持されたNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量データを演算で求める第1区間変化量演算部12と、位相差遅延部11に保持されたNサンプル分の位相差データから、第2区間の位相差変化量データを演算で求める第2区間変化量演算部13と、第1区間変化量演算部12で演算された位相差変化量データと、第2区間変化量演算部13で演算された位相差変化量データの差分絶対値データを求める2区間変化量差分部14と、2区間変化量差分部14が求めた差分絶対値データを1シンボル周期に当たるNサンプル分毎に大小比較し、最小値の保持、および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部15と、サンプリング点の時間的基準であるサンプル番号を示すN進サンプルカウンタ17と、最小変化量検出部15が出力した最小変化量検出信号のタイミングにより、N進サンプルカウンタ17が示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するシンボルタイミング保持部16と、シンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部18と、シンボルクロック源生成部18が生成したN個のシンボルクロック源からシンボルタイミング保持部16が出力したシンボルタイミングデータに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力するシンボルクロック選択部19とを備えたので、1シンボル期間毎に、差分絶対値データの最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出することができ、位相変化の変化量をNサンプル毎に相対的に比較してシンボルタイミングを検出しているため、送信器と受信機の周波数誤差による位相オフセットの影響を受けず、復調シンボルパターンに依存しない、ジッタの無い最適なシンボルクロックを発生することができる。
図10はこの発明に係るシンボルクロック再生部の別実施の形態要部ブロック構成図である。図10において、シンボルクロック再生部70は、位相差分部10と、位相差遅延部11と、第1区間変化量演算部12と、第2区間変化量演算部13と、2区間変化量差分部14と、M進シンボルカウンタ71と、変化量積算部72と、最小変化量検出部73と、シンボルタイミング保持部74と、N進サンプルカウンタ17と、シンボルクロック源生成部18と、シンボルクロック選択部19とを備える。
シンボルクロック再生部70は、M進シンボルカウンタ71、変化量積算部72、最小変化量検出部73およびシンボルタイミング保持部74が図2に示すシンボルクロック再生部6と異なる以外、位相差分部10、位相差遅延部11、第1区間変化量演算部12、第2区間変化量演算部13、2区間変化量差分部14、N進サンプルカウンタ17、シンボルクロック源生成部18およびシンボルクロック選択部19がシンボルクロック再生部6と共通なので、共通部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
なお、シンボルタイミングの検出について、シンボルクロック再生部6は、1シンボル期間毎に差分絶対値データの最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出するのに対し、シンボルクロック再生部70は、複数シンボル期間に亘って積算した差分絶対値データから最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出する点が異なる。
図10において、M進シンボルカウンタ71は、シンボル回数を計数し、シンボル番号を出力するものであり、変化量積算部72は、2区間変化量差分部14が出力する差分絶対値データをN進サンプルカウンタ17が出力する「0」〜「N−1」のサンプル番号毎に、M進シンボルカウンタ71が出力するシンボル番号により、Mシンボル期間分積算して、積算絶対値データとしてNサンプル分保持する。
最小変化量検出部73は、変化量積算部72が出力した積算絶対値データの大小を比較し、最小値の保持および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する。
シンボルタイミング保持部74は、最小変化量検出部73から出力される最小変化量検出信号のタイミングに基づいて、N進サンプルカウンタ17が示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するものである。
図11はこの発明に係るシンボルクロック再生部の第2実施例ハードウェア構成図である。なお、本実施例では、1シンボル当たりのサンプリング数Nの値を8、積算するシンボル回数に当たるMの値を4として説明する。
図11のハードウェア構成図を用いて、M進シンボルカウンタ71、変化量積算部72、最小変化量検出部73、シンボルタイミング保持部74の構成および動作について順に説明する。
M進シンボルカウンタ71は、図11のハードウェア構成図において、Mが「4」であるため、4進のカウンタ80と、比較器81と、比較器82と、AND回路83と、OR回路84から構成する。カウンタ80は、外部からの入力信号である受信区間有効信号が受信区間有効を意味する「1」の時に、比較器81でN進サンプルカウンタ17のカウンタ値出力であるサンプル番号が「N−1」を検出すると、カウントアップし、比較器82でカウンタ80の出力値が「M−1」を検出すると、カウンタ値を「0」に戻すため、カウンタ80の出力値は、「0」〜「3」迄の値を取るように動作する。
このカウンタ80の出力値をシンボル番号とし、変化量積算部72で積算する差分絶対値データの積算シンボル回数を計数するために使用される。また、受信区間有効信号が受信区間無効を意味する「0」の時は、カウンタ80のカウンタ値は「0」となり、カウントアップは行われない。さらに、受信区間有効信号は、変化量積算部72で差分絶対値データを積算する際に、受信区間でない無効データを取り除くために用いられる。
また、比較器82で検出しているシンボル番号が「M−1」のため、カウンタ80は、M進シンボルカウンタとして動作するが、比較器82で検出するシンボル番号を可変にできるように構成すれば、システムの運用に合わせて積算シンボル回数を可変にすることができる。ここで、Mの値を1とした場合、シンボルクロック再生部70は、結果的に図3に示す第1実施例1と同じ動作となるため、第2実施例は、機能的に第1実施例を含んだものと言える。
変化量積算部72は、図11のハードウェア構成図に示すように、メモリ90の出力値を1サンプル遅延するレジスタ91と、比較器95で検出したM進シンボルカウンタ71の出力値であるシンボル番号が「0」のタイミングでは「0」を出力し、シンボル番号が「0」を除くタイミングでは、レジスタ91の出力値を出力する選択器92と、2区間変化量差分部14の出力である差分絶対値データと選択器92の出力を加算し、積算絶対値データとして出力する加算器93と、加算器93の出力である積算絶対値データをN進サンプルカウンタ17の出力値であるサンプル番号が指示した領域に書込み、加算器94の出力である読み出しサンプル番号が指示した領域からメモリに保持されたデータを読み出しするNサンプル分のデータを保持できる2ポート構成のメモリ90と、N進サンプルカウンタ17の出力値であるサンプル番号に「1」を加算し、メモリ90の読み出しサンプル番号として出力する加算器94と、M進シンボルカウンタ71のカウンタ出力値であるシンボル番号が「0」か否かを検出する比較器95により構成する。
図11において、M進シンボルカウンタ71の出力値であるシンボル番号が「0」の期間には、積算シンボル回数の1シンボル目である、M進シンボルカウンタ71のカウンタ値出力であるシンボル番号から比較器95で検出したシンボル番号「0」のタイミングの期間では、選択器92の出力は「0」となり、加算器93の出力は2区間変化量差分部14の出力である差分絶対値データになる。
この加算器93の出力を積算絶対値データとし、N進サンプルカウンタ17の出力値であるサンプル番号が指示した領域に書き込むことにより、メモリ90には、サンプル番号に対応したN個の積算絶対値データが保持される。また、N進サンプルカウンタ17の出力値であるサンプル番号に「1」を加算して読み出したサンプル番号で指示された領域のデータがメモリ90から読み出され、レジスタ91により1サンプル分遅延される。つまり、書き込むサンプル番号と、メモリに保持されたデータを1サンプル遅延したレジスタ91出力のサンプル番号は同じになる。
また、シンボル番号が「1」を超える積算シンボル回数が2シンボル目以降の期間においては、レジスタ91の出力が選択器92の出力となる。このため、2シンボル目以降の期間は、メモリ90に保持されたデータと差分絶対値データを加算器93で加算し、その結果をメモリ90に書き込みしていくことにより、サンプル番号毎にシンボル周期で差分絶対値データを積算していくこととなる。
最小変化量検出部73は、図11のハードウェア構成で示すように、変化量積算部72から出力される積算絶対値データの最小値を保持するレジスタ100と、このレジスタ100の出力と積算絶対値データの大小を比較する比較器101と、N進サンプルカウンタ17のカウンタ出力値であるサンプル番号が「0」か否かを検出する比較器102と、M進シンボルカウンタ71のカウンタ出力値であるシンボル番号が「0」か否かを検出する比較器103と、入力端子に比較器102および比較器103の出力が接続されたAND回路104と、入力端子に比較器101とAND回路104の出力が接続されたOR回路105とから構成する。
図11において、最小変化量検出部73は、N進サンプルカウンタ17のカウンタ値出力であるサンプル番号から比較器102で検出したサンプル番号「0」のタイミング、かつ、M進シンボルカウンタ71のカウンタ値出力であるシンボル番号から、比較器103で検出したシンボル番号「0」のタイミングにより、AND回路104およびOR回路105を介して最小変化量検出信号に、最小値検出を意味する「1」を出力するとともに、変化量積算部72から出力された積算絶対値データを、レジスタ100に最小積算絶対値データとして保持する。
次のサンプルタイミングであるシンボル番号「0」で、サンプル番号「1」以降のタイミングでは、変化量積算部72から出力される積算絶対値データと、レジスタ100に保持された最小積算絶対値データの大小を比較器101で比較し、レジスタ100に保持されたデータの方が小さい場合、OR回路105を介して最小変化量検出信号に最小値未検出を意味する「0」を出力し、レジスタ100のデータは更新しない。
また、レジスタ100に保持されたデータの方が大きい場合には、OR回路105を介して最小変化量検出信号に「1」を出力し、変化量積算部72から出力される積算絶対値データをレジスタ100に保持する。
以上により、変化量積算部72から出力される積算絶対値データの中で、レジスタ100には、最小である積算絶対値データが保持されるとともに、最小の積算絶対値データを検出した後の最小変化量検出信号は「0」出力となるため、最小変化量検出信号が最後に「1」になった時のサンプル番号が、最小積算絶対値データを検出したときのタイミングとなる。
シンボルタイミング保持部74は、図11のハードウェア構成で示すように、最小変化量検出部73の出力である最小変化量検出信号に基づいて、最小サンプル番号を保持するレジスタ110と、その保持した最小サンプル番号をシンボルタイミングとして取り込むレジスタ111と、N進サンプルカウンタ17のカウンタ出力値であるサンプル番号が`「N−1」か否かを検出する比較器112と、M進シンボルカウンタ71のカウンタ出力値であるシンボル番号が「M−1」か否かを検出する比較器113と、入力端子に比較器112および比較器113の出力が接続されたAND回路114と、AND回路114の出力を1サンプル遅延させるレジスタ115から構成する。
シンボルタイミング保持部74は、最小変化量検出部73が出力する最小変化量検出信号が「1」のタイミングで、サンプル番号をレジスタ110に最小サンプル番号として取り込む。最小変化量検出部73において、積算する期間中で、最後のシンボル期間となるシンボル番号が「M−1」、つまり図11においては、シンボル番号が「3」の時のサンプル番号が「0」〜「7」の期間中で、最小変化量検出信号が最後に「1」になった時が、最小積算絶対値データを検出したときのタイミングとなるため、レジスタ110には、最小積算絶対値データを検出したときのサンプル番号が最小サンプル番号として保持されることとなる。
この最小サンプル番号が確定するのは、シンボル番号「3」で、サンプル番号「7」の次のサンプルタイミング、つまりシンボル番号「0」で、サンプル番号「0」の時であるため、N進サンプルカウンタ17のカウンタ値出力であるサンプル番号から比較器112で検出したサンプル番号「7」のタイミングと、M進サンプルカウンタ71のカウンタ値出力であるシンボル番号から比較器113で検出したシンボル番号「3」のタイミングを、AND回路114で検出し、その出力をレジスタ115で1サンプル分遅延させたタイミングにて、レジスタ110が保持している最小サンプル番号をシンボルタイミングデータとしてレジスタ111に取り込む。
この保持したシンボルタイミングデータは、前4シンボル期間に、サンプル番号毎に積算した積算絶対値データのサンプル番号「0」〜「7」迄の8個のサンプリングタイミング中で、最も少ないタイミングであり、このタイミングを境に位相差の変化量が変動していると言える。即ち、このタイミングがシンボル変化点であり、検出した最適なシンボルタイミングとなる。また、複数シンボル回数の積算を行うため、差分絶対値データが平滑化され、雑音に対する余裕度を持つことができる。
このように、この発明に係るシンボルクロック再生部70は、シンボル周期の回数を計数するM進シンボルカウンタ71と、2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データをシンボル周期で加算し、積算絶対値データとしてNサンプル分保持する変化量積算部72とを備えたので、複数シンボル期間に亘って積算した差分絶対値データから最小値を検出することにより、シンボルタイミングを検出することができ、複数シンボル回数の積算を行い、差分絶対値データを平滑化して、雑音に対する余裕度を有するシンボルクロックを発生することができる。
なお、第1実施例および第2実施例では、π/4シフトDQPSK変調方式を適用した移動体通信システム基地局の復調器におけるシンボルクロック再生部として取り上げて説明したが、他の位相変調方式の復調器におけるシンボルクロック再生部としても適用することができる。
また、第1実施例および第2実施例は、一例のハードウェア構成図として示したものであり、機能動作が同じである限り、別のハードウェア構成であってもよい。
本発明に係るシンボルクロック再生部は、周波数誤差に影響されず、かつ復調シンボルパターンに依存しないジッタのない高精度のシンボルクロックを再生することができ、移動通信システムの位相変調方式のあらゆる復調器に適用することができる。
この発明に係る復調器が適用される移動体通信システム基地局の実施の形態システム構成図 この発明に係るシンボルクロック再生部の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係るシンボルクロック再生部の第1実施例ハードウェア構成図 この発明に係る位相差遅延部の1シンボル周期を9回でサンプリングした場合の実施例ハードウェア構成図 この発明に係る位相データおよび位相差データの一実施例波形図 この発明に係る位相差データと第1区間変化量データおよび第2区間変化量データの一実施例波形対応図 この発明に係る位相差データと第1区間変化量データ、第2区間変化量データおよび変化量差分データの一実施例波形対応図 この発明に係る位相差データと差分絶対値データの一実施例波形関連対応図 この発明に係るシンボルクロック出力動作の一実施例タイミングチャート図 この発明に係るシンボルクロック再生部の別実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係るシンボルクロック再生部の第2実施例ハードウェア構成図 従来のπ/4シフトDQPSK変調方式の復調アイパターン説明図
符号の説明
1 移動体通信システム基地局
2 アンテナ
3 RF部
4 復調器
5 位相検波部
6,70 シンボルクロック再生部
7 データ復調部
8 変調器
10 位相差分部
11 位相遅延部
12 第1区間変化量演算部
13 第2区間変化量演算部
14 2区間変化量差分部
15,73 最小変化量検出部
16,74 シンボルタイミング保持部
17 N進サンプルカウンタ
18 シンボルクロック源生成部
19 シンボルクロック選択部
30,32 シフトレジスタ
31,33,34,35 減算器
36 ABS回路
37,51 シフトレジスタ
40,80 カウンタ
41,43,44,48,52,53,81,82,95,101,102,103,112,113 比較器
42,46,47,49,91,100,110,111,115 レジスタ
45,84,105 OR回路
50 RSフリップフロップ
54,92 選択器
71 M進シンボルカウンタ
72 変化量積算部
83,104,104,114 AND回路
90 メモリ
93,94 加算器

Claims (2)

  1. アンテナで受信した高周波の無線信号が中間周波数に周波数変換され、RF部から供給される位相変調信号を、位相検波して位相データを出力する位相検波部と、前記位相検波部からの位相データに基づいてシンボルクロックを発生するシンボルクロック再生部と、前記位相検波部からの位相データと前記シンボルクロック再生部からのシンボルクロックとに基づいて受信データに復調するデータ復調器と、からなる復調器において、
    前記シンボルクロック再生部は、位相変調信号を1シンボル周期当たりN回の等間隔にサンプリングした位相データから、N回サンプル間の位相差データを求める位相差分部と、
    前記位相差分部で求められた位相差データをNサンプル分保持する位相差遅延部と、
    N回前のサンプリング点から現時点までの期間を前半の第1区間と後半の第2区間とし、前記位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第1区間の位相差変化量データを演算で求める第1区間変化量演算部と、
    前記位相差遅延部に保持されたNサンプル分の位相差データから、第2区間の位相差変化量データを演算で求める第2区間変化量演算部と、
    前記第1区間変化量演算部で演算された位相差変化量データと、前記第2区間変化量演算部で演算された位相差変化量データの差分絶対値データを求める2区間変化量差分部と、
    前記2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データを1シンボル周期に当たるNサンプル分毎に大小比較し、最小値の保持、および最小値を検出したタイミングを識別する信号として最小変化量検出信号を出力する最小変化量検出部と、
    サンプリング点の時間的基準であるサンプル番号を示すN進サンプルカウンタと、
    前記最小変化量検出部が出力した最小変化量検出信号のタイミングにより、前記N進サンプルカウンタが示すサンプル番号をシンボルタイミングデータとして保持するシンボルタイミング保持部と、
    シンボル周期で各位相差が1サンプル分であるN個のシンボルクロック源を生成するシンボルクロック源生成部と、
    前記シンボルクロック源生成部が生成したN個のシンボルクロック源から前記シンボルタイミング保持部が出力したシンボルタイミングデータに対応した1つのシンボルクロック源を選択し、シンボルクロックとして出力するシンボルクロック選択部と、
    を備えたことを特徴とする復調器。
  2. 前記シンボルクロック再生部は、シンボル周期の回数を計数するM進シンボルカウンタと、
    前記2区間変化量差分部が求めた差分絶対値データをシンボル周期で加算し、積算絶対値データとしてNサンプル分保持する変化量積算部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の復調器。
JP2005335722A 2005-11-21 2005-11-21 復調器 Pending JP2007142939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005335722A JP2007142939A (ja) 2005-11-21 2005-11-21 復調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005335722A JP2007142939A (ja) 2005-11-21 2005-11-21 復調器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007142939A true JP2007142939A (ja) 2007-06-07

Family

ID=38205233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005335722A Pending JP2007142939A (ja) 2005-11-21 2005-11-21 復調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007142939A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101447803B1 (ko) 2013-02-12 2014-10-13 중앙대학교 산학협력단 변조 프로파일 생성장치 및 이를 이용한 다중모드 확산대역 클록발생장치
JP2020092309A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 旭化成エレクトロニクス株式会社 復調装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101447803B1 (ko) 2013-02-12 2014-10-13 중앙대학교 산학협력단 변조 프로파일 생성장치 및 이를 이용한 다중모드 확산대역 클록발생장치
JP2020092309A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 旭化成エレクトロニクス株式会社 復調装置
JP7177676B2 (ja) 2018-12-04 2022-11-24 旭化成エレクトロニクス株式会社 復調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI469526B (zh) 循環滑動失真檢測方法及裝置
TW518847B (en) Symbol timing recovery method for low resolution multiple amplitude signals
JP2010041139A (ja) クロック再生回路およびそれを用いる受信機
JP4760329B2 (ja) 同期ワード検出装置、同期ワード検出方法、プログラム及び記録媒体
JP2008154285A (ja) シンボルタイミング検出装置及び無線端末装置
JP2007142939A (ja) 復調器
JP3108364B2 (ja) データ復調装置
JP2004134009A (ja) ウォブル復調装置および方法
KR20060015982A (ko) 타이밍 복구 장치 및 방법
US5774508A (en) Data synchronizer phase detector and method of operation thereof
JP4268180B2 (ja) シンボルタイミング検出装置及び無線端末装置
JP4508961B2 (ja) シンボル判定装置、シンボル判定装置のシンボル判定方法、シンボル判定プログラム及び記録媒体
JP2006245788A (ja) シンボル同期方法及び装置
JP3973332B2 (ja) ディジタル変復調の同期方式
JP4551180B2 (ja) Ask復調装置およびそれを用いた無線装置
JP3783853B2 (ja) Fsk復調信号の中心レベル検出補正回路
JP2010028615A (ja) クロック・データ・リカバリ回路
JP2003218969A (ja) 復調装置
JP4560901B2 (ja) デジタル衛星放送復調装置及び方法
US6959051B2 (en) Clock regenerator for use in demodulating digital modulated signals
JP2009284461A (ja) シンボル同期方法及びデジタル復調装置
JP2008219433A (ja) シンボルクロック再生装置および復調器
JP3518429B2 (ja) デジタルpll装置およびシンボル同期装置
JP5880246B2 (ja) アナログ信号再生装置およびアナログ信号再生方法
JP3339093B2 (ja) クロック再生回路及び多値qam復調器