JP2007142711A - カレントミラー回路、電流制御回路、および、led駆動用半導体集積回路 - Google Patents

カレントミラー回路、電流制御回路、および、led駆動用半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 非常に高い精度のミラー比を実現できるカレントミラー回路を提供する。また、駆動電流を非常に高い精度で制御することのできるLED駆動用半導体集積回路を提供する。
【解決手段】 カレントミラー回路において、転写元の電流を流す第1電流経路(L0)と、転写先の電流を流す第2電流経路(L1)と、制御端子への入力により電流量を変化させるとともに互いの制御端子が結合された第1電流回路(M1,M2)および第2電流回路(M3,M4)と、第1電流経路(L0)と第2電流経路(L1)の接続を前記第1電流回路と前記第2電流回路とで互い違いに切り換えるスイッチ回路(SW1,SW2)と、第1および第2電流回路の制御端子の接続を切り換えるスイッチ回路(SW3,SW4)とを備え、これらスイッチ回路を所定周期で切り換えるように構成した。また、LED駆動用半導体集積回路において駆動電流を生成するために、上記のカレントミラー回路を基準電流を転写する回路として用いた。
【選択図】 図2

Description

この発明は、カレントミラー回路やそれを用いた電流制御回路の精度を向上させる技術に関し、LED駆動用半導体集積回路に利用して有用な技術に関する。
以前より、チャージポンプ式の昇圧回路によりLEDの駆動電圧を生成し、この駆動電圧により複数のLED(発光ダイオード)に駆動電流を流すようにしたLEDドライバIC(半導体集積回路)が製品化されている。このようなLEDドライバICの中には、各LEDの駆動電流を一定の電流に制御する複数の電流制御回路を搭載し、例えば外付け抵抗により設定された基準電流に応じてその所定倍(例えば1600倍)の電流がLEDに流れるようにされたものがある。
上記の電流制御回路としては、例えば図8に示すように、駆動電流ILEDを流す出力トランジスタQ1、駆動電流ILEDの大きさを検出する抵抗値の小さな抵抗R2、外付け抵抗Rsetにより設定された基準電流Isetを転写するカレントミラー回路58、カレントミラー回路58により転写された電流Ibの検出電圧Vbと駆動電流ILEDの検出電圧Vとを比較して出力トランジスタQ1を制御する差動アンプ(定電流制御アンプ)D1等から構成することが出来る。このような構成によれば、例えば、カレントミラー回路58のミラー比を1:4とし、電流検出用の抵抗R1,R2の抵抗値の比を200:1とし、抵抗R31,R32により駆動電流ILEDの検出電圧Vを2分割して定電流制御アンプD1に送ることで、LEDの駆動電流ILEDを基準電流Isetの1600倍に制御することが出来る。
また、本願発明に関連する従来技術として、特許文献1には、差動アンプの非反転入力側の回路素子と反転入力側の回路素子との両者が入れ替わるように配線接続を切り換える複数のスイッチを設け、これらスイッチを所定周期で切り換えることで、差動アンプの入力オフセット電圧を低減する技術が開示されている。
特開昭59−149408号公報
近年、上記のようなLEDドライバICにおいて、LEDに流される電流値の誤差は例えば±2%など高い精度が求められている。しかしながら、このような電流精度は簡単に得られるものではなく、電流値の誤差を大きくしている要因として、電流制御回路のカレントミラー回路58のミラー比の誤差や、定電流制御を行う差動アンプD1の入力オフセット電圧などが影響していると考えられる。
さらに、電流制御回路においては、駆動電流ILEDを検出するために出力トランジスタQ1とグランド線との間に抵抗R2を設け、その一端の電圧を駆動電流ILEDの検出電圧Vとして用いているが、この抵抗R2は出力電流をそのまま流すため抵抗値を非常に小さくしなければならない。通常、半導体チップに形成されたグランド線の配線抵抗は非常に小さいため設計上無視されているが、図8のような構成では、抵抗R2の抵抗値が小さいため抵抗R2の一端に接続されるグランド線の配線抵抗が無視できない大きさとなり、これにより駆動電流ILEDの検出電圧Vに比較的大きな誤差が含まれてしまうという課題もある。
このような事情から配線抵抗を考慮して上記の抵抗R2の抵抗値を決定することも考えられるが、図5に示すように、LEDドライバICの半導体チップ10A上には、複数の電流制御回路のブロック31A〜34Aが形成されており、グランドパッドPGNDから各電流制御回路のブロック31A〜34Aまで伸びるグランド線LGNDの配線長は、各ブロック31A〜34Aごとに異なりその配線抵抗の値は同一にならない。そのため、複数の電流制御回路を備えるLEDドライバICでは、各電流制御回路ごとに抵抗R2の抵抗値を変える必要が生じるし、また、回路ブロックのレイアウトを変更するたびに回路の素子定数を変更しなければならない。したがって、グランド線の配線抵抗を考慮して抵抗R2の抵抗値を決定することは、半導体集積回路の設計工程を非常に煩雑にするため好ましくないと考えられた。
この発明の目的は、例えば上述の電流制御回路に搭載されるようなカレントミラー回路において、非常に高い精度のミラー比を実現することのできるカレントミラー回路を提供することにある。
この発明のその他の目的は、設定電流に応じて出力電流を制御する電流制御回路において、その電流精度をより向上することにある。
この発明のその他の目的は、LEDドライバICにおいて、LEDの駆動電流の精度として例えば±2%と云った高い精度を実現することの出来るLEDドライバICを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、カレントミラー回路において、転写元の電流が流される電流経路側に形成された回路素子と、これら回路素子と対称的に転写先の電流が流される電流経路側に形成された回路素子とが、所定周期で互い違いに入れ替わるように、配線の接続を切り換えることで、回路素子の製造バラツキにより生じるミラー比の誤差を見えなくするようにしたものである。
すなわち、本発明のカレントミラー回路は、転写元の電流を流す第1電流経路(L0)と、転写先の電流を流す第2電流経路(L1)と、制御端子に入力される制御電圧により電流量を変化させる第1電流回路(M1,M2)と、制御端子に入力される制御電圧により電流量を変化させるとともに当該制御端子と前記第1電流回路の制御端子とが結合された第2電流回路(M3,M4)と、前記第1電流経路の接続を前記第1電流回路または前記第2電流回路に切り換える第1スイッチ回路(SW1)と、前記第2電流経路の接続を前記第2電流回路または前記第1電流回路に切り換える第2スイッチ回路(SW2)とを備え、前記第1スイッチ回路および前記第2スイッチ回路による接続の切換えにより、前記第1電流回路(M1,M2)と前記第2電流回路(M3,M4)のうち一方が前記第1電流経路(L0)に接続され、他方が前記第2電流経路(L1)に接続されるように構成したものである。
また具体的には、前記第1電流回路(M1,M2)の制御端子が接続されることで当該第1電流回路に外部から入力される電流を流させる第1接続点(MOSトランジスタM1,M2の各ドレイン端子)と、前記第2電流回路(M3,M4)の制御端子が接続されることで当該第2電流回路に外部から入力される電流を流させる第2接続点(MOSトランジスタM3,M4の各ドレイン端子)と、前記第1電流回路の制御端子と前記第2電流回路の制御端子との結合点を前記第1接続点または前記第2接続点に切り換える第3スイッチ回路(SW3,SW4)とが設けられ、前記第3スイッチ回路は、前記第1スイッチ回路および前記第2スイッチ回路と同期して切り換えられるようにすると良い。
このような手段によれば、例えば発振回路のパルス信号により、上記の第1スイッチ回路と第2スイッチ回路とを所定周期でスイッチングしてやることで、第1電流回路と第2電流回路の回路素子に製造バラツキなどがあったとしても、このバラツキの影響を平均化させて高精度なミラー比を得ることが出来る。また、第3スイッチ回路により、第1電流回路および第2電流回路として様々な回路構成の電流回路に対応することが出来る。
なお、第1電流回路および第2電流回路を各々1個のMOSトランジスタで構成した場合には、制御端子となるMOSトランジスタの共通ゲート端子を、例えば第1電流経路(L0)の経路端など第1電流経路の電流を流させる電位点に接続させることで、第3スイッチ回路を省いて構成することも出来る。
さらに具体的には、前記第1電流回路および前記第2電流回路はそれぞれ2個のMOSFETが直列に接続されたカスコード構成であり、前記第3スイッチ回路は、前記第1電流回路および前記第2電流回路の電源ライン側にそれぞれ接続された2個のMOSFET(M1,M3)のゲート端子の結合点を、これら2個のMOSFETのうち前記第1電流回路側のMOSFET(M1)のドレイン端子又は前記第2電流回路側のMOSFET(M3)のドレイン端子に接続を切り換えるスイッチ(SW4)と、前記第1電流回路および前記第2電流回路の前記第1または第2電流経路との接続側にそれぞれ接続された2個のMOSFET(M2,M4)のゲート端子の結合点を、これら2個のMOSFETのうち前記第1電流回路側のMOSFET(M2)のドレイン端子又は前記第2電流回路側のMOSFET(M4)のドレイン端子に接続を切り換えるスイッチ(SW3)とから構成すると良い。
なお、ここで電源ライン側とは、Pチャネル形MOSトランジスタであれば電源電圧側、Nチャネル形MOSトランジスタであればグランド側を意味する。
このような手段によれば、カスコード型のカレントミラー回路により、第1電流回路と第2電流回路に印加される外部電圧の差異に起因するMOSFETのチャネル長変調効果等による誤差も除去した上で、上記のスイッチングによる素子バラツキの影響を低減することが出来る。
また、本発明の電流制御回路は、上記課題を解決するために、出力電流を流す出力トランジスタ(Q1)と、前記出力電流を電圧に変換する電流検出手段と、基準電流(Iset)を転写する上述のカレントミラー回路(18)と、前記カレントミラー回路の転写先の電流を電圧に変換する第1抵抗(R1)と、前記第1抵抗により変換された電圧と前記電流検出手段により変換された電圧とを比較してこれらの電圧が等しくなるように前記出力トランジスタの制御端子に制御電圧を供給する第1差動アンプ(D1)とを備えたものである。
また、前記電流検出手段として、出力電流を流す第2抵抗(R2)と、この第2抵抗の両端の電位を入力してこの電位差に比例した電圧を出力する減算回路(41)とを備えたものである。
このような構成により、カレントミラー回路のミラー比の精度向上に加えて、配線抵抗による出力電流の検出誤差をなくし、これらにより出力電流の精度をより向上することが出来る。
ここで望ましくは、出力トランジスタ(Q1)を制御する差動アンプ(D1)や減算回路(41)を構成する第2差動アンプ(D2)は、反転入力側と非反転入力側の回路素子を所定周期で互いに入れ替えるように配線接続をスイッチングする構成を付加すると良い。
このような構成により、差動アンプ(D1,D2)を構成する素子の製造バラツキに起因する差動アンプの入力オフセットを低減させ、出力電流の精度をより向上させることができる。
また、本発明のLED駆動用半導体集積回路(10)は、上記課題を解決するため、複数のLEDをそれぞれ外付け可能な複数の接続端子(LED1〜LED4)と、電源電圧からLEDの駆動電圧(Vout)を生成する駆動電圧生成回路(12)と、前記複数の接続端子に流される各LEDの駆動電流をそれぞれ制御する上述の電流制御回路(11)と、この電流制御回路に含まれる前記カレントミラー回路(18)、前記第1差動アンプ(D1)、ならびに前記第2差動アンプ(D2)の各スイッチ回路および各スイッチを所定周期で切り換える信号を生成する発振回路(13)とを備えたものである。
ここで、スイッチの切換信号を生成する発振回路は、駆動電圧生成回路(12)の動作クロック信号の生成を兼ねたものとしても良い。
このような構成により、非常に高い精度でLEDの駆動電流を制御することが可能となる。
なお、この項目の説明において、実施形態との対応関係を示す符号を括弧書きで記したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に従うと、カレントミラー回路において回路素子の製造バラツキの影響を平均化して、ミラー比の精度を非常に高くできるという効果がある。
また、電流制御回路およびLED駆動用半導体集積回路において、出力電流の精度を非常に高くすることが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態のLEDドライバIC10の全体構成を示すブロック図である。
この実施の形態のLEDドライバIC10は、特に制限されるものではないが、携帯電話、デジタルカメラ等の液晶表示装置のバックライトとなる複数(例えば4個)の白色LEDを駆動するものである。このLEDドライバIC10は、1個の半導体チップ上に、リチウムイオン電池等から供給される電源電圧VINを昇圧してLEDの駆動電圧Voutを生成するチャージポンプ回路12と、チャージポンプ回路12等に例えば1MHzの動作クロックCL1を供給する発振回路13と、基準電圧を生成する基準電圧発生器15と、LEDのカソードがそれぞれ接続される複数の接続端子LED1〜LED4と、接続端子LED1〜LED4の電圧の中から最低の電圧を選択する最低LED電圧セレクタ16と、このセレクタ16により選択された最低電圧に基づきチャージポンプ回路12の倍率を切り換える信号を生成する比較器21,22と、LEDに流れる駆動電流を一定になるように制御する電流制御回路11と、外部からの制御信号CNT1〜CNT3により電流制御回路11の動作制御を行うLEDイネーブルロジック部17等を形成してなる。
上記の電流制御回路11には、抵抗Rsetを外付けして基準電流Isetを設定するための基準電流設定端子SETと、基準電圧発生器15から供給された基準電圧Vaに基づいて基準電流Isetを生成する基準電流生成部(25,Rset)と、この基準電流生成部で生成された基準電流Isetを転写するカレントミラー回路18と、カレントミラー回路18により転写された電流Ibを電圧に変換する抵抗R1と、カレントミラー回路18の転写電流Ibを所定倍(例えば1600倍)にした駆動電流ILEDを流すように電流制御を行う複数の定電流制御部31〜34が設けられている。
これら定電流制御部31〜34は、LEDの接続端子LED1〜LED4にそれぞれ対応して複数設けられており、各LEDの駆動電流ILEDを各接続端子LED1〜LED4からグランド端子へ流すものである。
上記の基準電流生成部は、基準電圧Vaが非反転入力端子に入力された差動アンプ25aと、差動アンプ25aの出力電圧を受けて電流を流すMOSトランジスタ25bとからなるバッファ回路を備え、MOSトランジスタ25bのドレイン電圧が差動アンプ25aの反転入力端子へフィードバックされることにより、MOSトランジスタ25bのドレイン電圧が基準電圧Vaと一致するように外付けの抵抗Rsetを介して基準電流Isetを流すようになっている。
図2には、上記電流制御回路11においてカレントミラー回路18の部分を具体的にし示した回路図を、図3には、カレントミラー回路18のスイッチングによる配線の切り換わり状態を表わした説明図を示す。
この実施の形態のカレントミラー回路18は、電流経路L0に流れる基準電流Isetを1:1のミラー比で精度高く出力側の電流経路L1に転写するものであり、入力側と出力側とでそれぞれ2つのPチャネル形MOSFETを直列に接続したカスコード型カレントミラー回路の構成に、スイッチSW1〜SW4を設けたものである。
すなわち、このカレントミラー回路18は、電流設定端子SETと接続されて基準電流Isetが流される第1電流経路L0と、転写電流Ibを流す第2電流経路L1と、2個のPチャネル形MOSトランジスタM1,M2をカスコード接続してなる第1電流回路と、同様に2個のPチャネル形MOSトランジスタM3,M4をカスコード接続してなる第2電流回路とを備える。第1電流回路と第2電流回路の動作電圧VREG側に接続された2個のMOSトランジスタM1,M3は互いのゲート端子が結合され、また、グランド側に接続された左右2個のMOSトランジスタM2,M4は互いのゲート端子が結合されている。
さらに、このカレントミラー回路18は、第1電流経路L0の出力端を左右の何れかの電流回路の入力端(MOSトランジスタM2又はM3のドレイン端子)に切り換える第1スイッチSW1と、第2電流経路L1の入力端を左右の何れかの電流回路の出力端に切り換える第2スイッチSW2と、動作電圧VREG側の2個のMOSトランジスタM1,M3の共通ゲート端子をこれらのMOSトランジスタM1,M3の何れかのドレイン端子に切り換える第3スイッチSW3と、電流入出力側の2個のMOSトランジスタM2,M4の共通ゲート端子をこれらのMOSトランジスタM2,M4の何れかのドレイン端子に切り換える第4スイッチSW4とを備えている。
上記の第1と第2の電流回路は、その一端側に動作電圧VREGが供給され、他端側に電流経路L0,L1の何れかが接続されて、電源ライン(動作電圧VREG)からグランド線へ電流を流すものであり、2個のMOSトランジスタM1,M2(或いはM3,M4)の各ゲート端子の電圧によりその電流量が決定される。また、各MOSトランジスタM1,M2(或いはM3,M4)は、ダイオード接続すなわちゲート端子をドレイン端子に接続することで、外部から入力される電流をそのまま各MOSトランジスタM1,M2(或いはM3,M4)の非飽和領域の動作で流し、さらに、第1電流回路のMOSトランジスタM1,M2と、第2電流回路のMOSトランジスタM3,M4のゲート端子同士を結合し、同一のゲート電圧を印加することによって、素子サイズ比に応じた電流がそれぞれ第1電流回路と第2電流回路とに流れるようになっている。
この実施の形態では、第1と第2電流回路において、動作電圧VREG側に接続された左右2個のMOSトランジスタM1,M3、並びに、グランド側に接続された左右2個のMOSトランジスタM2,M4は、それぞれ同一の素子構造および素子サイズになるように設計されている。
上記のスイッチSW1〜SW4は、例えば、複数のMOSトランジスタや複数のバイポーラトランジスタを適宜組み合わせて構成することが出来る。これら第1〜第4のスイッチSW1〜SW4には、発振回路13から供給される動作クロックCL1が入力され、この動作クロックCL1により第1〜第4のスイッチSW1〜SW4が同期して切り換えられるようになっている。
そして、これら第1〜第4のスイッチSW1〜SW4のスイッチングにより、図3(a)に示すように、左側の電流回路が第1電流経路L0に、右側の電流回路が第2電流経路L1に接続されて、第1電流経路L0に流れる基準電流Isetが第2電流経路L1に転写される状態と、図3(b)に示すように、右側の電流回路が第1電流経路L0に、左側の電流回路が第2電流経路L1に接続されて、第1電流経路L0に流れる基準電流Isetが第2電流経路L1に転写される状態と、が所定周期で切り換えられるようになっている。
このようなカレントミラー回路18によれば、同一の素子構造および素子サイズで形成されたMOSトランジスタM1,M3、並びに、MOSトランジスタM2,M4に、例えば製造バラツキによってマッチングのズレが生じていた場合でも、出力側の素子と入力側の素子とがスイッチングされて切り換わることでマッチングのズレの影響が平均化され、それにより正確なミラー比1:1が得られるようになっている。
なお、スイッチSW1〜SW4を構成するトランジスタはそれぞれ飽和領域で動作され、流れる電流はMOSトランジスタM1〜M4の動作によって決まるため、スイッチSW1〜SW4による入力側と出力側とのマッチングのズレの影響は無視できる。
また、スイッチSW1〜SW4により切り換えられた各状態の回路は、カスコード型のカレントミラー構成となっているので、チャネル長変調効果によるミラー比の誤差も除去されて、正確なミラー比1:1が得られるようになっている。
図4は、上記電流制御回路11における定電流制御部31の部分を具体的に表わした回路図である。
定電流制御部31は、LEDの接続端子LEDとグランド端子との間に接続されLEDの駆動電流ILEDを流すNチャネル形の出力MOSトランジスタQ1と、駆動電流ILEDを電圧変換する検出抵抗R2と、この検出抵抗R2の両端N10,N11の電位差に比例した電圧を出力する減算回路41と、出力MOSトランジスタQ1のゲート端子に制御電圧を印加する差動アンプD1等から構成される。
上記の減算回路41は、差動アンプD2の2つの入力端子に検出抵抗R2の両端N10,N11の電位を受け、差動アンプD2の出力を抵抗R12を介して負帰還させた構成であり、反転入力端子に接続された抵抗R11と負帰還抵抗R12との抵抗値の比率により、二入力の電位差を所定倍(この実施の形態では例えば等倍)に増幅して出力する。抵抗R13は、差動アンプD2に微小な出力電流を流して差動アンプD2を安定動作させるためのものである。
駆動電流ILEDが流される検出抵抗R2は、損失を減らすため非常に小さな抵抗値(例えば5Ω以下、具体的には3.5Ωなど)にされている。
差動アンプD1は、その非反転入力端子に転写電流Ibを電圧に変換する検出抵抗R1の一端の電圧が印加され、反転入力端子には上記減算回路41の出力電圧が印加される。そして、これら2つの入力電圧が等しくなるように出力MOSトランジスタQ1が制御されて駆動電流ILEDを流すようになっている。すなわち、抵抗R1と抵抗R2の抵抗値の比により、転写電流Ibの所定倍の大きさの駆動電流ILEDが流れるようにされ、具体的には、抵抗R1と抵抗R2の抵抗値を1600:1とすることで、駆動電流ILEDは転写電流Ibの1600倍の大きさに制御される。
図5には、半導体チップ上における定電流制御部とグランド線の配置を表わしたレイアウト図を示す。
半導体チップ10A上において、上述の抵抗R1や抵抗R2は、各定電流制御部のブロック31A〜34Aの中にそれぞれ形成されるとともに、グランドパッドPGNDからチップの辺に沿って配置されたグランド線LGNDに各ブロック31A〜34Aの近傍において接続されている。半導体チップ10A上に形成されるグランド線LGNDには小さな配線抵抗が生じるが、この抵抗値は転写電流Ibを流す抵抗R1のように抵抗値が大きなものにとっては無視できるレベルである一方、駆動電流ILEDを流す抵抗値の小さな抵抗R2にとっては無視できない大きさとなる。従って、抵抗R2の一端N10の電位はグランド電位から抵抗R2の電圧降下分だけ上昇した電位にならず、配線抵抗による電圧降下をも含んだ値となってしまう。
そこで、この実施の形態では、グランド線に接続された抵抗R2の一端N10の電位を電流制御用の差動アンプD1に入力するのではなく、抵抗R2の両端N10,N11の電位差に比例した電圧を差動アンプD1に入力することで、上記グランド線LGNDの配線抵抗による影響が排除されるようになっている。
図6には、定電流制御部31に形成される差動アンプD1,D2の一構成例を、図7には、差動アンプD1,D2のスイッチングによる配線の切り換わりの状態を示した説明図を示す。
上記の差動アンプD1,D2は、特に限定されるものではないが、定電流源51、この定電流源51にソース端子が共通に接続された2個の入力MOSトランジスタM11,M12、当該MOSトランジスタM11,M12の各ドレイン端子と第2電源端子(グランド端子)との間に接続された2個の負荷バイポーラトランジスタB11,B12からなる差動入力段と、この差動入力段の出力を受けて出力電圧OUTを生成する出力段とを備えている。さらに、この実施の形態の差動アンプD1,D2には、差動入力段にて二入力の一方側と他方側とで対称的に設けられている回路素子を互いに入れ替えるように配線接続を切り換えるスイッチSW11〜SW14が設けられている。
上記の差動入力段においては、入力MOSトランジスタM11,M12の何れかのゲート端子に非反転入力端子55の電圧が印加され、もう一方のゲート端子に反転入力端子56の電圧が印加される。そして非反転入力とされた入力MOSトランジスタ(M11又はM12)のドレイン端子の電圧が出力段に送られようになっている。また、バイポーラトランジスタB11,B12は互いのベース端子が結合され、この共通ベース端子が、2つのバイポーラトランジスタB11,B12のうち反転入力とされる側の入力MOSトランジスタ(M11又はM12)に接続されたバイポーラトランジスタのコレクタ端子に接続されて能動負荷として機能する。
出力段は、定電流源52と入力段からの電圧をベース端子に受けるバイポーラトランジスタB13とを直列に接続し、このトランジスタB13のコレクタ側を出力としたものである。
すなわち、この差動アンプD1,D2においては、二入力の一方側と他方側とで対称的に設けられた回路素子として、2個の入力MOSトランジスタM11,M12と、2個のバイポーラトランジスタB11,B12とを有している。
上記のスイッチSW11〜SW14は、非反転入力端子55の接続を2つの入力MOSトランジスタM11,M12の2つのゲート端子の何れかに切り換えるスイッチSW11と、反転入力端子56の接続を2つの入力MOSトランジスタM11,M12のうちスイッチSW11により接続されていない側のゲート端子に切り換えるスイッチSW12と、能動負荷となるバイポーラトランジスタB11,B12のベース端子をバイポーラトランジスタB11,B12の何れかのコレクタ端子に切り換えるスイッチSW13と、出力段との接続を2つの入力MOSトランジスタM11,M12の何れかのドレイン端子に切り換えるスイッチSW14とから構成される。
これらのスイッチSW11〜SW14は、複数のMOSトランジスタ或いは複数のバイポーラトランジスタを適宜組み合わせることで構成可能である。
これらのスイッチSW11〜SW14には、発振回路13から供給される動作クロックCL1が入力され、この動作クロックCL1により各スイッチSW11〜SW14が同期して切り換えられるようになっている。
そして、これらスイッチSW11〜SW14のスイッチングにより、図7(a)に示すように、非反転入力端子55の入力電圧がMOSトランジスタM12に入力され反転入力端子56の入力電圧がMOSトランジスタM11に入力されて差動増幅動作を行う状態と、図7(b)に示すように非反転入力端子55の入力電圧がMOSトランジスタM11に入力され反転入力がMOSトランジスタM12に入力されて差動増幅動作を行う状態と、が所定周期で切り換えられるようになっている。
このような切換動作により、差動アンプD1,D2の一方の入力側と他方の入力側とで対称的に形成されているMOSトランジスタM11,M12やバイポーラトランジスタB11,B12に、製造バラツキによるマッチングのズレがあった場合でも、その影響を平均化させて差動アンプD1,D2の入力オフセット電圧が非常に小さくされる。
以上のように、この実施の形態のLEDドライバIC10によれば、その電流制御回路11において基準電流Isetを転写するカレントミラー回路18のスイッチング動作により正確なミラー比が得られ、さらに、駆動電流ILEDをグランド線の配線抵抗の影響を排して正確に電圧変換する定電流制御部31〜34の構成により駆動電流ILEDの正確な検出電圧が得られ、さらに、出力MOSトランジスタQ1を制御する差動アンプD1や、減算回路41に設けられた差動アンプD2のスイッチング動作により入力オフセット電圧が非常に小さくされるので、これらの相乗効果により、LEDに流れる駆動電流ILEDを非常に高精度に制御することが出来るという効果がある。
また、カレントミラー回路18や差動アンプD1,D2のスイッチングを、チャージポンプ回路12の動作クロックCL1を流用して行っているので、スイッチングのためのクロックを生成する回路を新たに設ける必要がなく、ICの回路面積を小さく出来るという効果がある。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記の実施の形態では、カレントミラー回路として図2の回路構成を例示したが、本発明のカレントミラー回路はそれに限られない。例えば、図2のカスコード接続した2個のMOSトランジスタの部分を1個のMOSトランジスタに置き換えた構成や、MOSトランジスタの代わりにバイポーラトランジスタを用いた構成としても良い。また、MOSトランジスタやバイポーラトランジスタの接続を動作電源側とグランド側とで逆にし、Pチャネル形MOSトランジスタの代わりにNチャネル形MOSトランジスタを、NPNトランジスタの代わりにPNPトランジスタを用いた構成としても良い。
その他、転写元の電流を流すトランジスタと転写先の電流を流すトランジスタとのマッチングを図ってこれらを対称的に形成してなるカレントミラー回路であれば、これら対称的に形成されたトランジスタを互いに入れ替えるように配線形態を切り換えるスイッチを設けることで、本発明を同様に適用することが出来る。また、図2の回路構成において、第3スイッチSW3を省略して、MOSトランジスタM2,M4のゲート端子が常に第1電流経路L0の経路端に接続されるように構成することも出来る。
また、スイッチにより接続形態を所定周期で切り換える差動アンプについても、公知となっている様々な差動アンプの回路構成に対して、二入力の特性が逆になるように配線接続を切り換えるスイッチを設けることで同様に本発明を適用することが出来る。
また、カレントミラー回路18や差動アンプD1,D2をスイッチングさせる信号として、発振回路13の信号を流用するのではなく、専用の発振回路を設けてスイッチング信号を生成させたり、或いは、外部からスイッチング信号を入力するように構成しても良い。
本発明の実施の形態のLEDドライバICの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態の電流制御回路におけるカレントミラー回路の構成を具体的に示した回路図である。 図2のカレントミラー回路の配線の切り換わり状態を説明する図である。 実施の形態の電流制御回路における定電流制御部の構成を具体的に示した回路図である。 半導体チップ上における定電流制御部とグランド線の配置を示すレイアウト図である。 定電流制御部に形成された差動アンプの構成を示す回路図である。 図6の差動アンプの配線の切り換わり状態を説明する図である。 従来のLEDドライバICの電流制御回路を示す回路図である。
符号の説明
10 LEDドライバIC
11 電流制御回路
18 カレントミラー回路
31〜34 定電流制御部
41 減算回路
L0 第1電流経路
L1 第2電流経路
M1〜M4 MOSトランジスタ
SW1〜SW4 スイッチ
R1,R2 検出抵抗
Q1 出力MOSトランジスタ
D1,D2 差動アンプ
51,52 定電流源
M11,M12 MOSトランジスタ
B11,B12 バイポーラトランジスタ
SW11〜SW14 スイッチ
LED1〜LED4 LEDの接続端子
SET 電流設定端子
Iset 基準電流
Ib 転写電流
LED 駆動電流
Rset 外付け抵抗

Claims (12)

  1. カレントミラー回路において、
    転写元の電流が流される電流経路側に形成された第1の回路素子と、
    転写先の電流が流される電流経路側に形成された第2の回路素子と、
    前記第1の回路素子と前記第2の回路素子をスイッチ手段により周期的に入れ替えることを特徴とするカレントミラー回路。
  2. 転写元の電流を流す第1電流経路と、
    転写先の電流を流す第2電流経路と、
    制御端子に入力される制御電圧により電流量を変化させる第1電流回路と、
    制御端子に入力される制御電圧により電流量を変化させるとともに当該制御端子と前記第1電流回路の制御端子とが結合された第2電流回路と、
    前記第1電流経路の接続を前記第1電流回路または前記第2電流回路に切り換える第1スイッチ回路と、
    前記第2電流経路の接続を前記第2電流回路または前記第1電流回路に切り換える第2スイッチ回路とを備え、
    前記第1スイッチ回路および前記第2スイッチ回路による接続の切換えにより、前記第1電流回路と前記第2電流回路のうち一方が前記第1電流経路に接続され、他方が前記第2電流経路に接続されるように構成されていることを特徴とするカレントミラー回路。
  3. 前記第1電流回路の制御端子が接続されることで当該第1電流回路に外部から入力される電流を流させる第1接続点と、
    前記第2電流回路の制御端子が接続されることで当該第2電流回路に外部から入力される電流を流させる第2接続点と、
    前記第1電流回路の制御端子と前記第2電流回路の制御端子との結合点を前記第1接続点または前記第2接続点の何れかに切り換える第3スイッチ回路が設けられ、
    前記第3スイッチ回路は、前記第1スイッチ回路および前記第2スイッチ回路と同期して切り換えられるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のカレントミラー回路。
  4. 前記第1電流回路および前記第2電流回路はそれぞれ2個のMOSFETが直列に接続されたカスコード構成であり、
    前記第1電流回路の2個のMOSFETと前記第2電流回路の2個のMOSFETのうち、電源ライン側に接続された前記第1電流回路のMOSFETと前記第2電流回路のMOSFETのゲート端子が互いに結合され、前記第1電流経路又は第2電流経路と接続される側に接続された前記第1電流回路のMOSFETと前記第2電流回路のMOSFETのゲート端子が互いに結合され、
    前記第3スイッチ回路は、
    前記第1電流回路および前記第2電流回路の電源ライン側にそれぞれ接続された2個のMOSFETのゲート端子の結合点を、これら2個のMOSFETのうち前記第1電流回路側のMOSFETのドレイン端子又は前記第2電流回路側のMOSFETのドレイン端子に切り換えるスイッチと、
    前記第1電流回路および前記第2電流回路の前記第1または第2電流経路との接続側にそれぞれ接続された2個のMOSFETのゲート端子の結合点を、これら2個のMOSFETのうち前記第1電流回路側のMOSFETのドレイン端子又は前記第2電流回路側のMOSFETのドレイン端子に切り換えるスイッチとから構成されることを特徴とする請求項3記載のカレントミラー回路。
  5. 出力電流を流す出力トランジスタと、
    前記出力電流を電圧に変換する電流検出手段と、
    基準電流を転写する請求項1〜4の何れかに記載のカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路の転写先の電流を電圧に変換する第1抵抗と、
    前記第1抵抗により変換された電圧と前記電流検出手段により変換された電圧とを比較してこれらの電圧が等しくなるように前記出力トランジスタの制御端子に制御電圧を供給する第1差動アンプと、
    を備えていることを特徴とする電流制御回路。
  6. 前記電流検出手段は、
    前記出力電流を流す第2抵抗と、
    この第2抵抗の両端の電位を入力してこの電位差に比例した電圧を出力する減算回路と、
    から構成されていることを特徴とする請求項5記載の電流制御回路。
  7. 前記第1差動アンプ、および、前記減算回路に含まれる第2差動アンプの少なくとも一方は、
    一方の入力端子側と他方の入力端子側とで対称的に形成された複数の回路素子を有するとともに、
    これら対称的に形成された複数の回路素子の接続を、一方の入力端子が非反転入力、他方の入力端子が反転入力となって差動増幅信号を出力する接続形態、または、一方の入力端子が反転入力、他方の入力端子が非反転入力となって差動増幅信号を出力する接続形態の何れかに切り換える複数のスイッチと、
    2つの入力端子に接続される2つの配線とこれら2つの入力端子との接続を交互に切り換える2つのスイッチと、を備え、
    前記複数のスイッチおよび2つのスイッチが同期して切換動作するように構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電流制御回路。
  8. 前記第1差動アンプ、および、前記減算回路に含まれる第2差動アンプの少なくとも一方は、
    第1の入力端子を一対の差動入力トランジスタの一方のトランジスタの制御端子または他方のトランジスタの制御端子の何れかに接続を切り換えるスイッチと、
    第2の入力端子を前記一対の差動入力トランジスタの他方のトランジスタの制御端子または一方のトランジスタの制御端子の何れかに接続を切り換えるスイッチと、
    前記一対の差動入力トランジスタが接続された一対の出力点の何れかに出力段を接続させるスイッチと、を備え
    前記の各スイッチが互いに同期して切換動作するように構成されていることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の電流制御回路。
  9. 基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記基準電圧に基づき基準電流を生成するとともに、この基準電流の電流値を設定するための外付け素子が接続される外部端子を有した基準電流生成部とを備え、
    この基準電流生成部で生成された基準電流が前記カレントミラー回路の転写元の電流とされることを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の電流制御回路。
  10. 複数のLEDをそれぞれ外付け可能な複数の接続端子と、
    電源電圧からLEDの駆動電圧を生成する駆動電圧生成回路と、
    前記複数の接続端子に流される各LEDの駆動電流をそれぞれ制御する請求項5〜9の何れかに記載の電流制御回路と、
    この電流制御回路に含まれる前記カレントミラー回路の各スイッチ回路を所定周期で切り換える信号を生成する発振回路と、
    を備えたことを特徴とするLED駆動用半導体集積回路。
  11. 電源電圧からLEDの駆動電圧を生成する駆動電圧生成回路と、
    複数のLEDをそれぞれ外付け可能な複数の接続端子と、
    前記複数の接続端子に流される各LEDの駆動電流をそれぞれ制御する請求項7又は8に記載の電流制御回路と、
    この電流制御回路に含まれる前記カレントミラー回路、前記第1差動アンプ、ならびに前記第2差動アンプの各スイッチ回路および各スイッチを所定周期で切り換える信号を生成する発振回路と、
    を備えたことを特徴とするLED駆動用半導体集積回路。
  12. 前記発振回路は、前記駆動電圧生成回路の動作クロック信号の生成を兼ねたものであることを特徴とする請求項10又は11に記載のLED駆動用半導体集積回路。
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