JP2007142704A - 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Takashi Ono
隆 小野
Takashi Imai
貴 今井
Akira Otsuji
明 大辻
Norio Sugiyama
徳生 椙山
Akiko Sugano
明子 菅野
Kaori Nakagawa
香織 中川
Ryoji Kayatani
亮治 鹿屋谷
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Abstract

【課題】MFPの状態に応じて、ファクシミリの通信を通信装置が最適に実行することができ、通信装置とスキャナ/プリンタとが分離したシステムにおいても、ファクシミリ通信処理を最適に行うことができる画像通信システムにおける通信装置を提供する。
【解決手段】送信指示受付手段によって画像データの送信指示を受付けた場合、読取を指示された画像処理装置の状態情報が、記憶された状態情報によって読取部動作不能状態であると判別された場合、読取指示手段による読取指示を行わず、一方、読取を指示された画像処理装置の状態情報が、記憶された状態情報によって読取部動作可能状態であると判別された場合、読取指示手段による読取指示を行い、画像データ受信手段によって、画像処理装置が読み取った画像データを、画像処理装置から受信し、受信した画像データを、通信回線に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークで接続された通信装置と複数台の画像処理装置とからなる通信システムにおいて、通信装置と画像処理装置との間で画像データの送受信を行う画像通信システムにおける通信装置に関する。
従来のFAX付き電話は、コードレス電話機能、信頼性の高いFAX/TEL自動切換え機能等、電話機能に関して非常に高い実用性を有しているが、反面スキャナ機能、プリンタ機能については、高速高解像度化についていっていない。一方、FAX、スキャナ、プリンタが一体となった複合MFP(Multi Function Peripheral)は、スキャナ機能、プリンタ機能に長けているが、電話機能の面でFAX付き電話に及んでいない。したがって、電話、FAX、スキャナ、プリンタの全ての機能を満足させるためには、ユーザは、FAX付き電話とMFPとの双方を購入しなければならないという欠点がある。
このような欠点を克服するためには、FAX付き電話からスキャナ、プリンタ機能を削除した通信装置と、通信機能を排除したMFPとを、個々の装置のコストダウンを図りながら、これら双方を、ネットワークケーブルに接続する構成にする必要がある。これによって、従来と同等の操作性であって、FAX送信/受信機能を実現することができる。
従来、FAX通信機能を持つ複数のMFPがネットワークケーブルに接続さている場合における受信ジョブの処理方法(フォルダ/プリンタへの配信方法)が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この従来のシステムでは、MFP毎に通信機能を有する。
また、ネットワークケーブルで接続されている親機とコードレス子機とからなる複写装置で、コードレス子機に原稿をセットし、ファクシミリ送信処理指令を実行する場合を考える。この場合、コードレス子機が読み取った画像データを、親機を経由し、ファクシミリ送信指令に含まれている相手先に、ファクシミリ送信する複写装置が知られている(たとえば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の発明において、親機には、通信制御部とプリンタ部とが搭載され、コードレス子機には、スキャナ部が搭載されている。
特開2001−45208号公報 特開平8−279865号公報
上記従来例である通信部とプリンタとスキャナとが一体型であるMFPでは、通信部が、スキャナ/プリンタ部の状態を把握し、画像データを管理することは容易である。しかし、上記従来例は、通信装置と、スキャナ/プリンタによって構成されているMFPとを分離することによって、MFPの状態を通信装置が把握することが困難になり、従来どおりのFAX送信/受信処理を行うことが困難であるという問題がある。
本発明は、MFPの状態に応じて、ファクシミリの通信を通信装置が最適に実行することができ、通信装置とスキャナ/プリンタとが分離したシステムにおいても、ファクシミリ通信処理を最適に行うことができる画像通信システムにおける通信装置を提供する。
本発明は、コードレス電話機能とファクシミリ通信機能とを具備する通信装置と、少なくともスキャナ機能を具備する複数の画像処理装置と、無線接続によって上記通信装置との間で制御信号と音声信号とを送受信するコードレス子機と、上記通信装置と上記画像処理装置とを接続するネットワークとを有する通信システムにおける通信装置において、
上記複数の画像処理装置のそれぞれに状態変化が発生したときに、上記ネットワークを介して、上記各画像処理装置の状態情報を、上記各画像処理装置から受信する状態情報受信手段と;
上記状態情報受信手段が受信した上記各画像処理装置の状態情報を上記画像処理装置毎に記憶する状態情報記憶手段と;
上記コードレス子機から画像データの送信指示を受付ける送信指示受付手段と;
上記複数の画像処理装置のうちで指定された画像処理装置に、上記画像データの原稿の読取を指示する読取指示手段と;
画像データを、上記ネットワーク経由で受信する画像データ受信手段と;
を有する通信装置であって、
上記送信指示受付手段によって画像データの送信指示を受付けた場合、
上記読取を指示された画像処理装置の状態情報が、上記記憶された状態情報によって読取部動作不能状態であると判別された場合、上記読取指示手段による読取指示を行わず、
上記読取を指示された画像処理装置の状態情報が、上記記憶された状態情報によって読取部動作可能状態であると判別された場合、上記読取指示手段による読取指示を行い、上記画像データ受信手段によって、上記画像処理装置が読み取った画像データを、上記画像処理装置から受信し、上記受信した画像データを、通信回線に送信する送信手段と;
を有することを特徴とする。
本発明によれば、MFPの状態に応じて、ファクシミリの通信を通信装置が最適に実行することができ、通信装置とスキャナ/プリンタとが分離したシステムにおいても、ファクシミリ通信を最適に行うことができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である通信システムCS1を示す図である。
通信システムCS1は、通信装置としての通信BOX100と、コードレス子機200(200−1、200−2)と、画像処理装置としてのMFP300(300−1、300−2)と、ネットワークルータ400とを有する。また、通信システムCS1は、一般的なPC(パーソナルコンピュータ)500と、ネットワークケーブル600とを有する。なお、通信BOX100に、公衆回線700が接続されている。
上記構成要素は、IEEE802.3で規定されているネットワークでそれぞれ接続されている。また、コードレス子機200は、無線によって通信BOX100と接続されている。実施例1において、MFP300は、ネットワークケーブル600に複数接続可能である。したがって、通信システムCS1では、2台の画像処理装置を、MFP300−1、300−2として記載しているが、それ以上の接続も可能であり、また1台のみを接続するようにしてもよい。
図2は、通信BOX100を示すブロック図である。
通信BOX100は、ファクシミリ通信のための画像読取部と画像記録部とを削除したファクシミリ機能付き通信装置である。通信BOX100は、コードレス子機200−1、200−2とのやり取りを行う無線インタフェースと、他の装置との間でファクシミリ通信やコードレス子機200−1、200−2を使用して通話するための公衆回線700とのインタフェースとを有する。通信BOX100は、ネットワークケーブル600によって接続されているPC500やMFP300−1、300−2と通信を行うためのインタフェースを有する。
通信BOX100は、制御部101と、ROM102と、RAM103と、バッファメモリ104と、符号復号化処理部105と、通信制御部106と、モデム107と、クロスポイントスイッチ部108とを有する。また、通信BOX100は、無線制御部109と、ネットワーク制御部110と、システムバス111と、アンテナ112と、電話帳メモリ113と、WEBページメモリ114とを有する。
制御部101は、ROM102に記憶されているプログラムに従って、通信BOX100の全体を制御する制御部である。
ROM102は、制御部101の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納し、制御部101は、ここに格納されている制御プログラムに従って、通信BOX100の動作を制御する。実施例1では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されているOSプログラムの管理下で、スケジューリングやタスク切り替え等のソフトウエア制御が行われる。
RAM103は、演算処理や、オペレータが登録した設定値、装置の管理データ等の記憶、通信BOX100をルータ400に接続したときに取得するアドレスの記憶に使用される。また、RAM103は、ネットワークケーブル600に接続されているMFP300−1、300−2のアドレスの記憶等に使用される。また、RAM103には、図22に示すように、コードレス子機200−1、200−2毎に、ファクシミリ受信したデータの出力先MFP情報が、優先順位を付けられて記憶されている。また、RAM103には、コードレス子機の対応がない場合も、ファクシミリ受信したデータの出力ができるように、ディフォルト値として、出力先MFP情報が、優先順位を付けられて記憶されている。
バッファメモリ104は、ネットワークケーブル600を通じて送られてくる画像データ、データパケットの蓄積、公衆回線を介して送受信されるファクシミリ画像データの蓄積を行う。
符号復号化処理部105は、動作モードに応じてMFP300−1、300−2から受信した画像データ、または公衆回線から受信した画像データを、MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等の圧縮伸張する符号復号化処理を行う。
通信制御部106は、公衆回線700と通信BOX100とを接続するためのインタフェースである。通信制御部106は、局交換機からの呼出信号を検出するリンガー検出回路と、ダイヤル生成回路と、2線−4線変換を行うためのトランス回路等で構成されている。コードレス子機200−1、200−2による通話の音声信号、ファクシミリ通信の変調信号は、通信制御部106を通じて、公衆回線700との間で送受信される。
モデム107は、デジタルデータを、ファクシミリ通信のために変復調する。
クロスポイントスイッチ部108は、制御部101による制御によって、通信制御部106を介して送受信されるアナログ信号を、動作モードによって、モデム107と、後述する無線制御部109との間で切り替える。
無線制御部109は、RFモジュールを含み、無線によって接続されているコードレス子機200−1、200−2との間で通信するために、制御データと音声信号とを変調し、無線送信可能な形式に変換し、アンテナ112に送る。また、無線制御部109は、アンテナから無線受信した信号を復調し、制御データは、制御部101に出力し、アナログ信号(音声信号)は、クロスポイントスイッチ部108に出力する。
コードレス子機200が使用されると、通信BOX100とコードレス子機200−1、200−2とが無線によって接続され、音声パスが形成される。
ネットワーク制御部110は、IEEE802.3等によって規定されているネットワークで通信制御を行う。
ネットワーク制御部110は、ネットワーク毎に接続され、TCP/IP等の規格に沿ってプロトコル制御を行い、MFP300−1、300−2からのデータパケットの受信と、MFP300−1、300−2へのデータパケットの送信とを実行する。また、ネットワーク制御部110は、データパケットを受信すると制御部101に通知する。
電話帳メモリ113は、図21に示すように、コードレス子機200−1、200−2毎に、登録された通信相手先名称、電話番号、FAX番号等をテーブル形式で記憶する。
システムバス111は、制御部101と各ブロックとを接続するシステムバスである。
WEBページメモリ114は、コードレス子機200−1、200−2の表示部に表示するメモリであり、HTML形式で記述された各種設定メニュー画面を記憶するWEBページメモリである。
公衆回線700は、これを通じて電話の通話やファクシミリ通信を行う。
図3は、コードレス子機200を示すブロック図である。
なお、コードレス子機200−1の構成と、コードレス子機200−2の構成とは互いに同じであり、コードレス子機200は、コードレス子機200−1と200−2との総称である。
コードレス子機200は、無線接続によって通信装置との間で制御信号と音声信号とを送受信する子機の例である。コードレス子機200は、制御部201と、ROM202と、RAM203と、ベースバンド部204と、無線部205と、アンテナ206と、表示部207と、操作部208とを有する。また、無線制御部109は、スピーカ209と、レシーバ210と、マイク211と、EEPROM212と、システムバス213とを有する。
制御部201は、コードレス子機200の全体の制御を行う。
ROM202は、制御部201の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納し、ここに格納されている制御プログラムに従って、制御部201がコードレス子機200の動作を制御する。
RAM203は、演算処理、表示部207に表示する画像データを格納し、通信BOX100から受信した電話帳データ等を記憶する。
操作部208は、ダイヤル番号等を入力するダイヤルキー、通話キー、送信キー、電話帳キー等の機能キーによって構成されている。
表示部207は、操作部208の操作に従って、各種設定画面、入力されたダイヤル番号、コードレス子機200、通信BOX100の動作状況等を表示する。
ベースバンド部204は、モデム・コンパンダ、秘話・アンプ機能を有し、制御データと音声信号とを、伝送効率のよい形式に変復調する。ベースバンド部204からの変調信号を、後述する無線部205を介して、通信BOX100に伝送する。また、無線部205からの変調信号を復調し、制御信号は、制御部201に出力し、音声信号はスピーカ209へ出力する。
無線部205は、ベースバンド部204からの変調信号を、無線送信可能な形式に変換し、アンテナ206に送り、また、アンテナ206から無線受信した信号に基づいて、変調信号を取り出し、ベースバンド部204に出力する。
マイク211は、通話音声信号を入力する。スピーカ209は、音声信号の拡声出力と着信音等を鳴動させる。レシーバ210は、通話音声信号を出力する。
EEPROM212は、コードレス子機200−1、200−2と、通信BOX100との間の無線通信を確立するためのシステムの呼出符号(システムID)、コードレス子機200−1、200−2の各コードレス子機番号ID等を記憶する。
システムバス213は、制御部201と各ブロックと接続するシステムバスである。
図4は、MFP300を示すブロック図である。
なお、MFP300−1の構成と、MFP300−2の構成とは互いに同じであり、MFP300は、MFP300−1と300−2との総称である。
MFP300は、少なくともプリンタ機能を具備する画像処理装置の例である。
また、コードレス子機200は、複数の画像処理装置のそれぞれに、所定の処理を実行する優先順位を付与する優先順位付与手段を有する。
MFP300は、制御部301と、ROM302と、RAM303と、バッファメモリ304と、操作部305と、読取処理部306と、読取部307と、記録処理部308と、記録部309と、表示部310とを有する。また、MFP300は、符号復号化処理部311と、ネットワーク制御部312と、システムバス323とを有する。また、読取部307で読み取った画像データをネットワークケーブル600に出力し、ネットワークケーブル600から受信した画像データを記録部309で記録し、さらに、読取部307で読み取った画像データを、記録部309で記録できるものである。
制御部301は、システム制御部であり、MFP300−1、300−2の装置全体を制御する。
ROM302は、制御部301の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納し、制御部301は、ここに格納されている制御プログラムに従って端末装置の動作を制御する。実施例1では、ROM302に格納されている各制御プログラムは、ROM302に格納されているOSプログラムの管理下でスケジューリングやタスク切り替え等のソフトウエア制御が行われる。
RAM303は、演算処理や、オペレータが登録した設定値や装置の管理データ等の記憶、また、MFP300−1、300−2をルータ400に接続したときに取得するアドレスの記憶等に使用される。
バッファメモリ304は、読み取った画像データや受信した画像データを蓄積し、また、ネットワークケーブル600を介して送受信されるデータパケットを蓄積する。
操作部305は、各種入力キーで構成され、オペレータが各種入力操作を行う。
表示部310は、LED、LCD等で構成され、読み取りモードを設定するために表示し、各種設定のために表示し、MFP300−1、300−2の動作状況を表示する。
読取処理部306は、読取部307において光電変換素子が原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換した画像信号を、2値化処理、中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。また、読取処理部306は、ROM302に格納されている制御プログラムのスキャン制御タスクプログラムによって制御される。
読取部307は、CCDやコンタクトイメージセンサ等の光電変換素子によって構成されている。記録処理部308は、記録部309が画像データを記録するために、記録画像データに解像度変換処理やスムージング処理を行う。また、記録部309に紙無し、紙ジャム、トナー(またはインク)切れ等の障害が発生したときに、記録部309から障害情報を受け取り、制御部301に通知する。記録処理部308は、ROM302に格納されている制御プログラムのプリンタ制御タスクプログラムによって制御される。
記録部309は、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等で構成され、記録紙検知手段、トナー(またはインク)検知手段、ジャム検知手段を有する。符号復号化処理部311は、動作モードに応じて画像データを、MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等の圧縮伸張する符号復号化処理を行う。
ネットワーク制御部312は、IEEE802.3等によって規定されているネットワークケーブル600での通信制御を行い、ネットワーク制御部312は、ネットワークケーブル600に接続されている。ネットワーク制御部312は、TCP/IP等の規格に沿ってプロトコル制御を行い、MFP300−1、300−2が取得したアドレスを宛先にしてデータパケットを受信し、MFP300−1、300−2からのデータパケットを送信する。また、ネットワーク制御部312は、データパケットを受信すると制御部301に通知する。
システムバス323は、制御部301と各ブロックとを接続する。
ネットワークケーブル600は、ルータ400に接続される。
図5は、実施例1において、通信BOX100の受信動作を示すフローチャートである。
待機状態において、通信BOX100は、公衆回線700から到来する呼出信号を監視する(S1)、着信があると、通信制御部106によってナンバーディスプレイ等の発信者ID検出手段が相手先情報を取得する(S2)。そして、回線状態を監視し、CNG等のファクシミリ信号を監視し(S3)、ファクシミリ着信でなければ、通話処理(S4)へ移行し、通話終了後に、通信制御部106は、回線を開放する(S7)。
CNGなどを検出し、着信がファクシミリ着信であれば、ファクシミリ前手順において、相手からのファクシミリ手順信号(TSI、NSS等)によって、相手先情報を取得し(S5)、ファクシミリ受信処理を行う(S6)。受信終了後に、回線を開放し(S7)、受信画像自動出力処理(S8、図6)を行う。
図6は、実施例1における受信画像の出力動作を示すフローチャートである。
通信BOX100は、待機状態において出力する受信画像の有無を判断し(S11)、出力する受信画像があれば、相手先情報(ファクシミリ受信画像の送信元情報)の有無を判断する(S12)。相手先情報が無ければ、予め図22のように設定されている通常時出力されるべきディフォルト値として記憶されているMFPの情報を読み出し、どのMFPに出力をするのかを決定する。決定されたMFP300−1または、300−2へ受信画像を出力する(S14)。受信出力した旨を、全てのコードレス子機200−1、200−2へ通知する(S15)。図22のように設定されている場合、MFP300−1に優先的に出力される。しかし、MFP300−1が何らかの事情で出力できないエラー状態の場合などには、MFP300−2に出力するようにしてもよい。
相手先情報を検出し(S12)、取得した相手先情報が、電話帳に登録されていると判断すると(S13)、図21に示すテーブルを参照し、コードレス子機情報を読み出し、相手先情報に対応するコードレス子機200−1、200−2を決定する。次に、図22に示すテーブルを参照し、決定されたコードレス子機に対応するMFP300に関する情報を読み出す。MFP300−1または300−2を決定し、決定されたMFP300へ、受信画像を自動出力する(S16)。そして、受信画像を出力した旨を、電話帳に登録されているコードレス子機のうちで、相手先情報と対応するコードレス子機200にのみ、通知する(S17)。図21において相手先がCのような場合、このCの相手先番号を登録しているコードレス子機は、200−1、200−2の2つになる。このような場合、コードレス子機200−1、200−2に、付加した優先順位に従い、それぞれMFP300−1、300−2に出力するようにしてもよい。また、どちらかのMFPのみに出力するようにしてもよい。いずれの場合も、どのMFPに出力したのかを、コードレス子機200−1、200−2の両方に通知を行う。
実施例1は、複数の画像処理装置のそれぞれに、所定の処理を実行する優先順位を、付与する優先順位付与手段を、上記コードレス子機が有する通信システムの例である。
上記コードレス子機は、上記優先順位を付与するために、複数の画像処理装置をコードレス子機に表示する表示手段と、表示されている複数の画像処理装置から、手動で、上記優先順位を指定する優先順位指定手段とを有するコードレス子機の例である。上記優先順位付与手段は、上記手動で指定された優先順位を付与する手段である。
実施例2は、通信BOX1100がファクシミリ受信したら、受信した画像データを通信BOX1100が一旦、記憶し、コードレス子機1200に「受信有り」を表示させる。ユーザは、コードレス子機1200を使用して、出力先のMFP1300を指定し、受信した画像データを、指定されたMFP1300で記録させる指示を、通信BOX1100に対して行う。通信BOX1100は、コードレス子機1200からの指示によって、指定されたMFP1300で記録させるよう、MFP1300に画像データを転送する実施例である。
実施例2である通信システムCS2は、通信BOX1100と、コードレス子機1200−1、1200−2と、MFP1300−1、1300−2と、ルータ1400と、PC1500と、ネットワークケーブル1600と、公衆回線1700とを有する。
通信システムCS2、通信BOX1100、コードレス子機1200−1、1200−2は、それぞれ、通信システムCS1、通信BOX100、コードレス子機200−1、200−2に対応する。MFP1300−1、1300−2、ルータ1400、PC1500、ネットワークケーブル1600、公衆回線1700は、それぞれ、MFP300−1、300−2、ルータ400、PC500、ネットワークケーブル600、公衆回線700に対応している。基本的にはそれぞれ同じ構成であるので、その詳細な構成の説明を省略する。
図7は、子機1200−1の構成を示す図である。
子機1200−1は、表示部207と操作部208とを有する。
子機1200−2の構成は、子機1200−1の構成と同じである。
図8は、実施例2において、通信BOX1100内のバッファメモリ104のメモリマップを示す図である。
バッファメモリ104は、ファクシミリ画像格納領域801、蓄積画像格納領域802、蓄積データリスト格納領域803によって構成されている。
実施例2において、通信BOX1100がファクシミリデータを受信した際に、MFP1300−1、1300−2への記録指示を、自動的に行うか否かを、予め設定する。
実施例2では、自動プリントを選択せずに、受信時リアルタイムにユーザが動作を決定できるようにした実施例である。
通信BOX1100は、通信制御部106において、リンガ検知によって、外部端末からの電話やファクシミリの着信を、常に検出している。リンガ信号を検出すると、通信制御部106は、回線を捕捉し、公知のFAX/TEL切替手段によって、CNG信号を検出したかどうかに応じて、接続先の外部端末が電話であるかファクシミリであるかを判別する。
接続先の外部端末が電話であると判定すると、通信BOX1100からコードレス子機1200−1、1200−2に電話着信通知を出す。この電話着信通知を受けたコードレス子機1200−1、1200−2は、スピーカ209から着信音を鳴動させる等の電話着信処理を行い、以降は、公知の電話動作を行う。この電話動作のシーケンス図は、図10に示す通りである。
接続先の外部端末がファクシミリ装置であると判定した場合を、図9、図11を用いて説明する。図9、図11ともに、S104までは同一である。通信BOX1100は、ファクシミリ受信処理に入る。G3等の公知の通信手順によって画像データを受信し、バッファメモリ104内のファクシミリ画像格納領域801に、上記受信した画像データを一旦、格納する。そして、符号化復号化部105において受信した符号化方式からMFP1300−1、1300−2転送用の符号化方式に変換し、バッファメモリ104内の蓄積画像格納領域802に格納する。
実施例2では、MFP1300−1、1300−2と通信BOX1100との間の画像フォーマットは、JBIGでやりとりし、蓄積画像格納領域802内の画像は、JBIGで格納する。
画像処理が終了すると、通信BOX1100は、コードレス子機1200−1、1200−2に、着信表示要求(S101)を送信する。表示すべき内容は、通信BOX1100内のWEBページメモリ114に、htmlフォーマットで格納され、着信表示要求S101には、このURLが付加されている。コードレス子機1200−1、1200−2は、それぞれ、表示部207に上記htmlで「ファクシミリ受信しました」のメッセージを表示し、同時に着信音を鳴らし、プリントキー受け付けモードになる。
ここで、コードレス子機1200−1を持つユーザが、たとえばMFP1300−1を出力先として指定し、プリントキーを押下する(S102)。このときに、コードレス子機1200−1は、通信BOX1100に画像出力指示通知を出し(S103)、これを受けた通信BOX1100は、MFP1300−1に、画像記録開始要求を発行する(S104)。
MFP1300−1は、画像記録開始要求を受信すると(S104)、現在記録可能であるか否かを、画像記録開始確認で、通信BOX1100に応答する(S105)。MFP1300−1が記録可能な状態である場合、通信BOX1100からコードレス子機1200−1に画像出力指示応答を出す(S106)。これと同時に、コードレス子機1200−2に、着信表示キャンセル要求を出し(S107)、コードレス子機1200−2に表示されている「ファクシミリ受信しました」を消し、通常の待機モードに戻す。
記録可能である場合、通信BOX1100は、バッファメモリ104内の蓄積画像格納領域802に格納した画像データを、所定サイズのパケットに分割し、MFP1300−1に転送を開始する(S108)。MFP1300−1は、受け取った画像データを、一旦、バッファメモリ304に蓄積し、1ページ分に該当する画像データを転送終了した時点で、符号復号化処理部311において、JBIGフォーマット画像を記録可能な形式に変換し、記録する。この処理を、受信枚数分の記録が終了するまで実行する。
全枚数の記録が終了すると、MFP1300−1は、通信BOX1100に、記録終了通知を発行し(S109)、これを受けた通信BOX1100は、先にプリントキーを押下したコードレス子機1200−1に対し、記録終了表示要求を発行する(S110)。コードレス子機1200−1は、表示部に、一定時間、「プリント終了しました」を表示した後に、待機画面に戻り、受信処理を終了する。
ここで、記録が終了した後に、通信BOX1100に残った受信画像データを、すぐに消去するか否かを、予め登録するようにしてもよい。消去する設定にしてあれば、記録終了通知を受け取った時点で(S109)、バッファメモリ104内の画像蓄積格納領域802から、対応する画像を消去する。また、データを残しておく設定にしてあれば、通信BOX1100において、残ったデータのアドレス、サイズ等の管理情報をバッファメモリ104内の蓄積データリスト格納領域803に登録する。蓄積データリスト格納領域803では、受信データのほかに、受信日時、送信者等のファクシミリ受信に付随するデータをまとめて管理する。
なお、着信表示要求(S101)を受けたコードレス子機1200−1、1200−2が、一定時間着信表示を行う。そして、どのコードレス子機1200からも、プリントキー入力がなかった場合にも、通信BOX1100は、受信データを、バッファメモリ104内の画像蓄積格納領域802に格納したままにし、蓄積データリスト格納領域803にこの受信データを登録する。
また、画像記録開始要求に対して、MFP1300−1が使用中や、紙なし等の理由で記録できない場合、通信BOX1100に、画像記録開始確認で記録不可の旨を返信する(S301)。
記録不可の場合、またはMFP1300−1が電源オフ状態で応答が返らない場合、通信BOX1100は、プリントキーを押下したコードレス子機1200−1に、記録不可表示要求を発行する(S302)。これを受けて、コードレス子機1200−1は、「プリンタをチェックして下さい」の画面を表示する。
コードレス子機1200−1のユーザが、MFP1300−1の状態を点検し、不具合を直してからプリントキーを再度押下すると、図9に示す通常処理シーケンスに従って、記録処理が実行される。または、S102に戻り、MFP1300−1の代りにMFP1300−2を指定し直してもよい。MFP1300−2がプリント可能状態であれば、図9に示す通常処理シーケンスに従って、記録処理が実行される。
また、所定の一定期間、どのコードレス子機1200からもプリントキーが押下されない場合、通信BOX1100は、蓄積メモリ内に画像を保持し、蓄積データリストに、このデータを登録する。
上記プリンタエラーや初期設定等によって、蓄積データリストにデータが蓄積されている場合、それぞれデータがある旨を、コードレス子機1200−1、1200−2に通知する。そして、コードレス子機1200−1、1200−2いずれからの指示によって、記録等の処理を行う。
プリンタエラー、記録指示なし等で、プリンタにまだ記録出力したことがないデータが蓄積されていれば、一定周期で、受信時と同様の「受信あり」表示を出し、ユーザが記録を実行するか、または表示を取り消す指示を入力するまで続ける。この状態で、さらに新しいデータを受信すれば、最新の受信に関する表示を優先する。
図12は、実施例2において、「データを残しておく」を設定した場合であって、出力終了後に、蓄積データリストにデータが残っている場合の動作を示すシーケンス図である。
コードレス子機1200−1または1200−2のプリントキーを押下する(この例では、コードレス子機1200−1でプリントキー押下する)(S401)。これによって、コードレス子機1200−1は、通信BOX1100に、画像選択指示通知し(S402)、蓄積データリストのデータ一覧を要求する。通信BOX1100は、画像選択指示応答によって(S403)、蓄積データリストに存在しているデータの一覧を、指示されたコードレス子機1200−1に送り、これを受けたコードレス子機1200−1が、一覧表示する。
ユーザは、一覧表示から、所望の画像を選択し、プリントキーを押下すると(S404)、以降は、通常の記録時と同じ処理で、再び画像を記録することができる。これと同様に、たとえばリスト一覧を表示した状態で、所定のキーを押下すると、不要になったデータを消去し、または、電子メールで所定アドレスに転送する等、各種の処理を実行することができる。
なお、同時に複数のコードレス子機1200から、プリントキーを受け付けた場合、通信BOX1100が、最初に画像出力指示通知を受け付けたコードレス子機1200のキーを採用する。
また、着信表示要求に基づいて表示させるデータには、「受信あり」以外にも、受信したデータ形式(カラー/白黒、画像サイズ)の画像情報や、送信元等の通信情報を表示するように設定する。ユーザは、その情報を元に記録を行うか、蓄積しておくか、消去するか等を決定するようにしてもよい。
さらに、コードレス子機1200の表示部が充実している場合、受信データのイメージを、コードレス子機1200の表示部に、実際に表示するようにしてもよい。
実施例2によれば、通信BOX1100に記録部を設けなくても、外部のMFP1300−1、1300−2の記録部309を利用して、PC1500等を介することなく、ファクシミリ受信を記録することができる。
実施例3は、MFPに状態変化が発生すると、ネットワークを介して、通信BOXに状態情報を通知し、通信BOXは、MFPから受信した状態情報を保存し、管理する。通信BOXが、通信回線を介して、画像データを受信した場合に、画像データの出力先として予め登録されているMFPの記録部が、上記管理していた状態情報に基づいて、正常状態であると判断したとする。この場合は、通信BOXの送信手段が上記画像データを、上記MFPに送信する。上記MFPは、通信BOXから画像データを、ネットワーク経由で受信し、この受信した画像データの印刷を開始する。一方、MFPの記録部が異常状態であると判断した場合に、通信BOXは、画像データをメモリに蓄積する実施例である。
実施例3である通信システムCS3は、通信BOX2100と、コードレス子機2200−1、2200−2と、MFP2300−1、2300−2と、ルータ2400と、PC2500と、ネットワークケーブル2600と、公衆回線2700とを有する。
また、通信システムCS3、通信BOX2100、コードレス子機2200−1、2200−2は、それぞれ、通信システムCS1、通信BOX100、コードレス子機200−1、200−2に対応する。MFP2300−1、2300−2、ルータ2400、PC2500、ネットワークケーブル2600、公衆回線2700は、それぞれ、MFP300−1、300−2、ルータ400、PC500、ネットワークケーブル600、公衆回線700に対応する。そして、基本的にはそれぞれ同じ構成であるので、その詳細な構成の説明を省略する。
図13は、実施例3において、MFP2300の状態変化があったときに、MFP2300が通信BOX2100へ、状態情報通知する動作を示すフローチャートである。
つまり、状態変化があれば(S501)、通信BOX2100へ状態情報通知を行なう処理を実行する(S502)。この状態情報は、通信BOX2100のRAM103に格納される。
図14は、実施例3において、MFP2300から通信BOX2100に状態情報の通知があると、通信BOX2100がMFP2300の状態情報を更新する動作を示すフローチャートである。
つまり、通信BOX2100が、MFP2300−1、2300−2から状態情報の通知を受けたかどうかを監視し(S601)、通知が来た場合には、状態情報格納用のメモリに格納されている状態情報を更新する(S602)。この状態情報は、通信BOX2100のRAM103に、MFP2300−1、2300−2毎に格納されている。
図15は、実施例3において、通信BOX2100が行うファクシミリ受信処理動作を示すフローチャートである。
通信BOX2100側は、CNG検知等によってファクシミリの到来を監視する(S701)。CNGを検知したらファクシミリ開始手順を行いファクシミリ受信処理を開始する(S702)。ここで通信回線から画像データを受信し、メモリに一旦、蓄積する。
次に、画像データの出力先が、たとえばMFP2300−1である場合、MFP2300−1が正常であるかどうかを調べる。この出力先のMFPは、図22のテーブルによって決定される。その場合、状態情報更新処理(S602)において格納したメモリ内のMFP2300−1の状態情報を調べる(S703)。出力先のMFP2300−1が正常であれば、MFP2300−1に画像データを送信し(S704)、その後に、MFP2300−1の状態情報を監視する(S705)。MFP2300−1が画像データを印刷中であれば、印刷が正常に行われているか監視を続け、印刷を終了してアイドル状態に戻れば、正常終了とみなす。次にメモリに保存しておいた受信画像データの削除等正常終了処理を行い(S706)、S701に戻る。
エラー状態を検知したら受信画像データをメモリに保管する(S707)。なお、印刷処理中のMFP2300−1が、通信BOX2100へ状態通知する場合(S601)、状態情報の更新が行われる(S602)。なお、画像データの出力先がMFP2300−2である場合も、上記と同じように処理される。
なお、MFP2300−1でファクシミリ受信データの印字がエラー終了した場合、MFP2300−2の状態情報を調べ、MFP2300−2が正常状態であれば、MFP2300−2を出力先としてもよい。その場合、ステップS707でメモリに保管した受信画像データをMFP2300−2に転送する。
図16は、実施例3において、MFP2300−1、2300−2がファクシミリ受信する動作を示すフローチャートである。
MFP2300−1、2300−2は、ネットワークケーブル2600経由で、通信BOX2100から画像データが到来したかどうかを監視し(S801)、到来した場合、画像データの印刷処理を開始する(S802)。次に、印刷処理が正常に終了したかどうかを監視し(S803)、正常終了すれば、印刷動作をスタンバイに戻すための正常終了処理を行い(S804)、S801に戻る。エラーが発生した場合、印刷ジョブのキャンセル処理やエラーに応じたエラー終了処理を行い(S805)、S801に戻る。
図17は、実施例3において、通信BOX2100がファクシミリ送信処理を行う動作を示すフローチャートである。
実施例3において、ファクシミリの送信指示は、コードレス子機2200−1または2200−2から、通信BOX2100に対して行われる。また、読取指示は、コードレス子機2200−1または2200−2から、通信BOX2100経由で、MFP2300−1またはMFP2300−2に対して行われる。
まず、コードレス子機2200−1または2200−2から、ファクシミリ送信が指示されたかどうかを監視する(S901)。ファクシミリ送信が指示され、図22のテーブルを参照し、読取先として登録されているMFP2300−1、2300−2のうちで、読取を行うことが決定されたMFPの読取部の状態が正常であるかどうかを判別する。つまり、読取を行うMFPが、たとえばMFP2300−1であると決定された場合、MFP2300−1の読取部の状態が正常であるかどうかを判別する。この場合、状態情報更新処理(S602)において格納したメモリ内のMFP2300−1の状態情報を調べる(S902)。
正常であれば、MFP2300−1に読取指示コマンドを送信し(S903)、異常状態であれば、ファクシミリ送信を中止するための処理を行う(S908)。MFP2300−1が読取処理を行っている間に、MFP2300−1の読取部の状態を監視する(S904)。
エラー終了した場合、ファクシミリ送信中止処理を実行する(S908)。読取処理が正常に終了した場合、読み取った画像データがMFP2300−1から到来するのを待ち(S905)、画像データを受信したら、ファクシミリ送信用の符号化処理等のデータ変換処理を行う(S906)。その後に、通信制御部106が、ファクシミリ送信処理を行う(S907)。なお、ファクシミリ送信宛先の指定は、コードレス子機2200−1または2200−2が行う。また、読取を行うMFPがMFP2300−2であると指示された場合も、上記と同じように処理が行われる。
次に、MFP2300−1がコードレス子機2200−1または2200−2によって指定された場合の動作について説明する。
図18は、実施例3において、MFP2300−1、2300−2がファクシミリ送信処理を行う動作示すフローチャートである。
通信BOX2100が送信した読取指示コマンドを、MFP2300−1が受信したかどうかを監視し(S1001)、読取指示コマンドを受信すれば、読取部を駆動し、読取処理を開始する(S1002)。読取処理中に、読取部が正常に読み取りを終了するかどうかを監視し(S1003)、正常に終了した場合には、読み取った画像データを通信BOX2100へ送信する(S1004)。読取部が読取処理中に異常状態になった場合、その旨を通信BOX2100に通知する等のエラー終了処理を行い、終了する(S1005)。なお、コードレス子機2200−1または2200−2によって指定されたMFPが、MFP2300−2である場合も、上記と同じように処理が行われる。
このように、実施例3において、MFP2300−1、2300−2に状態変化が発生した場合に、ネットワークケーブル2600経由で、通信BOX2100に状態情報の通知を行う。また、通信BOX2100が、MFP2300−1、2300−2の状態情報を保存し、管理する。これによって、通信BOX2100が、ファクシミリを受信した場合に、受信した画像データを、MFP2300−1、2300−2に送信し、印刷させるか、メモリに保存するか等、最適な処理を行うことができる。
また、MFP2300−1、2300−2が印字中に、エラーが発生した場合、その旨を、通信BOX2100に通知することによって、画像データを通信BOXのメモリに保存しておくことができる。また、他の正常状態であるMFP2300に、ファクシミリ受信画像データを転送し、正常に印字を行うことができる。正常に終了した場合は、通信BOXのメモリに保存されている画像データを消去する等の処理を、最適に行うことができる。
また、ファクシミリの送信処理においても、通信BOX2100が、MFP2300−1、2300−2の読取部の状態を確認することによって、読取部がエラー状態である場合に、ファクシミリ送信を速やかに中止することができる。ファクシミリ送信を行うユーザは、他の正常状態であるMFP2300を読取装置として指定し、使用するように、速やかに変更することができる。
また、ファクシミリ送信のために、MFP2300−1、2300−2が原稿を読み取り中に、読取部にエラーが発生した場合にも、その旨を通信BOX2100に通知し、ファクシミリ送信を速やかに中止することができる。ユーザは、速やかにエラーを解除することができるし、急を要する場合などは、他の正常状態であるMFP2300を読取装置として指定し使用することができる。
実施例4は、コードレス子機とMFPとの対応についての実施例である。
第4の通信システムは、通信BOX100と、コードレス子機200−1、200−2と、MFP300−1、300−2と、ルータ400と、PC500と、ネットワークケーブル600と、公衆回線700とを有する。
第4の通信システムを構成する通信BOX100と、コードレス子機200−1、200−2と、MFP300−1、300−2と、ルータ400と、PC500と、ネットワークケーブル600と、公衆回線700は、実施例1における各構成と同じである。よって、それぞれの詳細な構成の説明を省略する。
なお、コードレス子機200の代わりに、コードレス子機1200、2200を使用するようにしてもよい。
次に、実施例4の動作について説明する。
ネットワーク上に、MFP300が、複数、存在する場合、MFP300とコードレス子機200と対応付け、操作されたコードレス子機200に対応するMFP300に原稿の読み取りを行わせるようにしてもよい。また、1つのMFP300をファクシミリ送信専用にしてもよい。
次に、実施例4において、コードレス子機200とMFP300とを対応付ける場合における子機登録の動作について説明する。
具体的には、コードレス子機200−1とMFP300−1とを関連付けて登録する場合について説明する。
初期状態では、コードレス子機200(200−1、200−2)は、無線によって通信BOX100と接続されているのみであり、ネットワークに接続されているMFP300とは関連付けされていない。
DHCP機能を有するネットワークルータ400によって、MFP300−1をネットワークに接続した時点で、プラグアンドプレイが実現される。
つまり、DHCP機能を有するネットワークルータ400によって、ネットワークにMFP300を物理的に接続すれば、TCP/IP等、通信に必要な設定が、自動的に行われる。ここで、MFP300−1のIPアドレスが決定される。
そして、DHCP機能を有するネットワークルータ400で配布されたIPアドレスに基づいて、アドレス解決を行いたい通信BOX100は、接続したMFP300−1のMACアドレスを知ることができる。この場合の手段として、たとえばARP(Address Resolution Protocol)がある。
上記ARPでは、IPアドレスからMACアドレスを知るというアドレス解決を望む通信BOX100が、相手先に「このIPアドレスをもつMFP300−1は、MACを返して下さい」というブロードキャストパケットというパケットを、LAN内全体に送る。そして、ARPブロードキャストを行う。
その後、LAN内に存在している全てのMFP300が、ブロードキャストパケットを受信し、そのIPアドレスを持たない無関係のMFP300は、そのパケットを破棄する。最終的に、特定のIPアドレスを持つMFP300が見つかった場合、そのMFP300との間で、1対1でユニキャストを行い、通信が確立する。なお、そこでの詳細なやりとりは、上記実施例とは直接な関係がないので、その説明を割愛する。
なお、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)という別の手段によって、IPアドレスとMACアドレスとの関係を決定するようにしてもよい。
図19は、実施例4におけるMACアドレスの参考フォーマットを示す図である。
MACアドレスの形式は、48ビットのコードであり、24ビットのベンダコードと24ビットのノード番号(製造メーカによって管理・提供されている他の機器と重複しない管理コード)との48ビットで構成されている。
図19に示すフォーマットは、3〜24ビットは、ベンダ識別子と呼ばれ、製造メーカ毎に特定の数字が割り当てられ、25〜48ビットは、メーカが製造したネットワークインタフェース毎に違う数字を割り当てられた構造である。
実施例4によれば、通信BOX100のネットワーク制御部110は、接続されているMFP300−1のMACアドレスのベンダ識別子部分に基づいて、メーカを割り出すことができる。
そして、接続された装置が、MFP300であると認識することができる。
そして、コードレス子機200−1にそのメーカデータの送信を行うことによって、コードレス子機200では、LAN上における所定のメーカの接続された製品のみを表示させることができる。
図20は、実施例4において、コードレス子機200とMFP300とを対応付けるときに、表示部207が表示する例を示す図である。
操作部208の各キーを押下することによって、複数のMFP300の中から、所望のMFP300を選択し、決定する。
図20(1)は、実施例4におけるコードレス子機200とMFP300との対応付け画面を示す図である。
図20(2)は、実施例4において、現在利用することができるMFP300の一覧を示す画面であり、図20(1)を表示した後に選択される画面である。ここでは、上記MACアドレスのベンダ識別子部分からメーカを割り出し、A社製のMFP製品のみを表示している。もちろん、他社製のMFPを表示するようにしてもよい。
また、MACアドレスのノード番号から、その製品がスキャナ/プリンタであることと、スキャナ/プリンタの性能とを表示するようにしてもよい。
図20(3)は、実施例4における決定画面であり、図20(2)を表示した後に表示される画面である。
ここで、現在使用している子機200−1を、MFP300−1に対応付けする決定を行う。
子機200−1とMFP300−1との対応付けを、通信BOX100が記憶する。つまり、通信BOX100のRAM103が、子機200−1とMFP300−1との対応付けを記憶する。具体的には、オペレータが登録した設定値、通信BOX100の管理データ等、通信BOX100をネットワークルータ400に接続したときに取得するアドレスを記憶し、演算処理等を行う。また、ネットワークに接続されているMFP300のアドレス、MFP300と子機200との対応付けを記憶し、演算処理等を行う。
以上、子機200−1とMFP300−1との対応付けを1対1で行ったが、MFP300の優先順位付けを行い、子機200−1に対して複数のMFP300−1、300−2を対応付けてもよい。この場合、図22に示すように通信BOX100に記憶される。
また、通信BOX100の電話帳メモリ113は、図21に示すように、コードレス子機200毎に登録されている通信相手先名称、電話番号、ファクシミリ番号等を記憶する。
コードレス子機200−1で登録された電話帳データは、通信BOX100の電話帳メモリ113において、コードレス子機200毎に記憶される。そして、MFP300−1からファクシミリ送受信を行う場合、通信BOX100の電話帳メモリ113を参照することによって、コードレス子機200−1の電話帳データを使用することができる。
また、上記対応付けした以降は、コードレス子機200からMFP300に操作する場合、子機200からの指示内容を、通信BOX100が受け、通信BOX100は、受け取った内容に基づいて、対応付けられているMFP300に所定の指示を発行する。
たとえば、コードレス子機200−1からMFP300−1にファクシミリ送信を指示する場合について説明する。
コードレス子機200−1は、通信BOX100に、入力した相手先番号情報やファクシミリ送信指示情報を送信する。通信BOX100は、相手先番号情報、ファクシミリ送信指示情報等を受信すると、相手先番号情報を一旦、通信BOX100のバッファメモリ104に記憶し、ネットワーク制御部110を通じて、読み取り開始命令を、MFP300−1に送信する。
実施例4によれば、従来のファクシミリ付き電話における親機と子機とにおける1対1の対応のように扱うことができ、同様の操作性を維持しつつ、ファクシミリ送信/受信を実現することができる。
また、実施例4によれば、対応付けする場合、子機200とMFP300とが、1対1で通信するユニキャストだけではなく、子機200とMFP300とが、1対特定多数で通信するマルチキャストも可能である。
実施例4によれば、コードレス電話機能、留守番電話機能、信頼性の高いファクシミリ/電話切替え機能等の高機能な電話機能を、通信BOX100によって実現することができる。そして、ファクシミリ送信時の原稿の読み取りを、高性能な読取部を有するMFP300を利用して実現できる。したがって、通信BOX100、MFP300のそれぞれの構成がシンプルであり、低コストで高機能な電話機能とパーソナルコンピュータための高性能な画像入出力機能とを、ユーザに提供することができる。
また、実施例4によれば、MFP300のスキャナ機能、プリンタ機能が陳腐になったときに、ユーザは、MFP300だけを買い換えれば足りるので、進歩の早いMFP300を買い替えするユーザの経済的負担を軽くすることができる。
さらに、実施例4によれば、ネットワークに複数のMFP300を接続した場合、通信BOX100を経由することによって、各MFP300からファクシミリ送信が可能になる。したがって、通信BOX100に設けられている1つのファクシミリ通信機能によって、複数のファクシミリ装置が存在していると同じ結果を得ることができる。
また、実施例4によれば、複数の子機200が存在する場合、MFP300と対応付けするので、従来のファクシミリ付き電話における親機と子機とが1対1で対応しているのと同様に扱うことができる。そして、同様の操作性で、ファクシミリ送信/受信を実現することができ、また電話帳データについても対応付けすることができる。
実施例4において、画像処理装置が、公衆回線に送信のみ実行する装置、公衆回線に受信のみを実行する装置、公衆回線に送信と受信とを実行する装置、公衆回線に送信も受信も実行しない装置のうちのいずれであるかを、上記画像処理装置に登録する。
ところで、コードレス子機200は、画像処理装置に、原稿読取を指示する手段の例である。ネットワーク制御部110は、コードレス子機が出力した原稿読取指示信号に基づいて画像処理装置が読み取った原稿読取信号を受信する受信手段の例である。バッファメモリ104は、画像処理装置から受信した原稿読取信号を蓄積するメモリの例である。
また、通信制御部106は、画像処理装置から受信した原稿読取信号を、回線を介して、送信する送信手段の例である。制御部201、ROM202は、画像処理装置に、原稿の読み取りを指示する読取指示信号を発生する読み取り信号発生手段の例である。無線部205は、読取指示信号を、画像処理装置に送信する送信手段の例である。
さらに、ネットワーク制御部312は、コードレス子機からの原稿読取指示信号を、通信装置を介して受信する原稿読取指示信号受信手段の例である。読取部307は、受信した原稿読取指示に基づいて、原稿を読み取る原稿読取手段の例である。ネットワーク制御部312は、原稿を読み取った読取データを、通信装置に送信する送信手段の例である。
本発明の実施例5は、上記実施例の機能を実現するプログラムを、システムまたは装置に、直接または遠隔から供給し、そのシステムまたは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行する実施例である。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
この場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタによって実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給する記録媒体として、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカードがある。また、プログラムを供給する記録媒体として、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)等がある。
プログラムを供給する場合、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによって供給できる。また、圧縮され自動インストール機能を含むファイルを、ハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても、プログラムを供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせるようにしてもよい。このようにすれば、その鍵情報を使用することによって暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、上記実施例の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行う。このようにすれば、その処理によっても上記実施例の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後に、そのプログラムの指示に基づいて実行するようにしてもよい。これによって、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても上記実施例の機能が実現される。
本発明の実施例1である通信システムCS1を示す図である。 通信BOX100を示すブロック図である。 コードレス子機200を示すブロック図である。 MFP300を示すブロック図である。 実施例1において、通信BOX100の受信動作を示すフローチャートである。 実施例1における受信画像の出力動作を示すフローチャートである。 子機1200−1の構成を示す図である。 実施例2において、通信BOX1100内のバッファメモリ104のメモリマップを示す図である。 実施例2において、ファクシミリ受信処理を示すシーケンス図である。 実施例2の電話着信処理を示すシーケンス図である。 実施例2のファクシミリ受信処理を示すシーケンス図である。 実施例2において、通信BOX1100内のデータの出力処理を示すシーケンス図である。 実施例3において、状態変化があったときに、通信BOX2100へ、状態情報通知する動作を示すフローチャートである。 実施例3において、MFP2300から状態情報の通知があると、状態情報を更新する動作を示すフローチャートである。 実施例3において、通信BOX2100が行うファクシミリ受信処理動作を示すフローチャートである。 実施例3において、MFP2300がファクシミリ受信する動作を示すフローチャートである。 実施例3において、通信BOX2100がファクシミリ送信処理を行う動作を示すフローチャートである。 実施例3において、MFP2300がファクシミリ送信処理を行う動作示すフローチャートである。 実施例4におけるMACアドレスの参考フォーマットを示す図である。 実施例4において、コードレス子機200とMFP300とを対応付けるときに、表示部207が表示する例を示す図である。 子機毎に相手先情報を記憶するテーブルの一例である。 子機毎に出力先MFPを登録するテーブルの一例である。
符号の説明
CS1…通信システム、
100…通信BOX、
200…コードレス子機、
300…MFP、
400…ルータ、
500…PC、
600…ネットワークケーブル、
700…公衆回線。

Claims (5)

  1. コードレス電話機能とファクシミリ通信機能とを具備する通信装置と、少なくともスキャナ機能を具備する複数の画像処理装置と、無線接続によって上記通信装置との間で制御信号と音声信号とを送受信するコードレス子機と、上記通信装置と上記画像処理装置とを接続するネットワークとを有する通信システムにおける通信装置において、
    上記複数の画像処理装置のそれぞれに状態変化が発生したときに、上記ネットワークを介して、上記各画像処理装置の状態情報を、上記各画像処理装置から受信する状態情報受信手段と;
    上記状態情報受信手段が受信した上記各画像処理装置の状態情報を上記画像処理装置毎に記憶する状態情報記憶手段と;
    上記コードレス子機から画像データの送信指示を受付ける送信指示受付手段と;
    上記複数の画像処理装置のうちで指定された画像処理装置に、上記画像データの原稿の読取を指示する読取指示手段と;
    画像データを、上記ネットワーク経由で受信する画像データ受信手段と;
    を有する通信装置であって、
    上記送信指示受付手段によって画像データの送信指示を受付けた場合、
    上記読取を指示された画像処理装置の状態情報が、上記記憶された状態情報によって読取部動作不能状態であると判別された場合、上記読取指示手段による読取指示を行わず、
    上記読取を指示された画像処理装置の状態情報が、上記記憶された状態情報によって読取部動作可能状態であると判別された場合、上記読取指示手段による読取指示を行い、上記画像データ受信手段によって、上記画像処理装置が読み取った画像データを、上記画像処理装置から受信し、上記受信した画像データを、通信回線に送信する送信手段と;
    を有することを特徴とする画像通信システムにおける通信装置。
  2. 請求項1において、
    上記読取指示手段によって読取指示を行い、上記画像処理装置が読取動作を実行している間に、上記画像処理装置の状態を監視する監視手段と;
    上記監視手段によって、上記画像処理装置が読取動作実行中に読取動作不能状態になったことが判別された場合、通信制御処理を速やかに中止する通信制御手段と;
    を有することを特徴とする画像通信システムにおける通信装置。
  3. コードレス電話機能とファクシミリ通信機能とを具備し、スキャナ機能を具備する複数の画像処理装置との間でネットワークを介して接続され、コードレス子機との間で無線接続によって制御信号と音声信号とを送受信する通信装置の制御方法において、
    上記複数の画像処理装置のそれぞれに状態変化が発生したときに、上記ネットワークを介して、上記各画像処理装置の状態情報を上記各画像処理装置から受信する状態情報受信工程と;
    上記状態情報受信工程で受信した上記各画像処理装置の状態情報を、上記画像処理装置毎に、記憶装置に記憶する状態情報記憶工程と;
    上記コードレス子機から画像データの送信指示を受付ける送信指示受付工程と;
    上記複数の画像処理装置のうちで指定された画像処理装置に、上記画像データの原稿の読取を指示する読取指示工程と;
    画像データを、上記ネットワーク経由で受信する画像データ受信工程と;
    を有する通信装置の制御方法であって、
    上記送信指示受付工程において画像データの送信指示を受付けた場合、
    上記読取を指示された画像処理装置の状態情報が、上記記憶された状態情報によって読取部動作不能状態であると判別された場合、上記読取指示工程による読取指示を行わず、
    上記読取を指示された画像処理装置の状態情報が、上記記憶された状態情報によって読取部動作可能状態であると判別された場合、上記読取指示工程による読取指示を行い、上記画像データ受信工程によって、上記画像処理装置が読み取った画像データを、上記画像処理装置から受信し、上記受信した画像データを、通信回線に送信する送信工程と;
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  4. 請求項3において、
    上記読取指示工程において読取指示を行い、上記画像処理装置が読取動作を実行している間に、上記画像処理装置の状態を監視する監視工程と;
    上記監視工程において、上記画像処理装置が読取動作実行中に読取動作不能状態になったことが判別された場合、通信制御処理を中止する通信制御工程と;
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  5. 請求項3または請求項4に記載の通信装置の制御方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130662A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Murata Machinery Ltd ネットワーク複合機、通信端末、及び情報処理システム
CN102082888A (zh) * 2009-11-30 2011-06-01 兄弟工业株式会社 通信设备和通信系统
JP2011227866A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Brother Ind Ltd ファイル自動転送システム、プログラム、及び記録媒体

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