JP2005151340A - Faxゲートウェイ装置、fax装置およびfax通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 FAX装置60から電話回線20を介して送信されて来るFAXデータをインターネットに転送するオンランプ機能を有するMFP100、200と、インターネットを介して送信されて来るFAXデータを電話回線20を介してFAX装置70に転送するオフランプ機能を有するMFP300、400を含むシステム1において、MFP300は、自己のインターネットアドレスと電話番号を示す装置情報をインターネットメールを用いてMFP100に送り、MFP100は、MFP300からの装置情報を保存すると共に、その装置情報をインターネットメールを用いてMFP200に送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、FAXゲートウェイ装置がシステムに新たに追加されても、その装置のインターネットアドレス等の登録作業による管理者の手間を従来よりも少なくできるFAXゲートウェイ装置、FAX装置およびFAX通信システムを提供することを目的とする。
さらに、前記装置情報記憶手段に前記装置情報を格納するに際して当該装置情報が格納済みであるか否かを判断する判断手段を備え、前記装置情報送信手段は、前記判断手段により格納済みでないことが確認されると、前記装置情報を送信することを特徴とする。
さらに、前記転送手段は、前記FAXデータを前記第2のFAXゲートウェイ装置を経由して前記FAX受信装置まで送信させるのに、前記複数の第2のFAXゲートウェイ装置の内、いずれの装置を用いるのが通信料金面において有利になるのかを求め、求めた装置を、前記転送先とすべき装置とすることを特徴とする。
本発明に係るFAXゲートウェイ装置は、FAX送信装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介してFAX受信装置に転送する機能を有する複数の第2のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムにおける第1のFAXゲートウェイ装置であって、前記第2のFAXゲートウェイ装置それぞれの、前記通信回線上のアドレスを示す第1の情報と、前記電話回線上のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報を示す第2の情報とを含む装置情報を取得する装置情報取得手段と、装置情報記憶手段と、前記装置情報取得手段により取得された装置情報を前記装置情報記憶手段に格納させる装置情報格納手段と、前記装置情報に基づいて、前記複数の第2のFAXゲートウェイ装置の中から、前記FAXデータの転送先とすべき装置を決め、決めた装置宛に前記FAXデータを転送する転送手段と、前記第2の情報を前記FAX送信装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
さらに、前記送信手段は、前記FAX送信装置に対して発呼を行い、当該FAX送信装置と通信を行っている間に、前記第2の情報を送信することを特徴とする。
また、前記通信回線は、インターネットであり、前記装置情報取得手段は、前記第2のFAXゲートウェイ装置からインターネットメールにより前記第2の情報を取得することを特徴とする。
本発明に係るFAX装置は、第1と第2のFAX装置と、前記第1のFAX装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介して前記第2のFAX装置に転送する機能を有する複数の第2のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムにおける第2のFAX装置であって、前記第2のFAXゲートウェイ装置それぞれの、前記電話回線上のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報を示すアドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、アドレス情報記憶手段と、前記アドレス情報取得手段が取得したアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段に格納させるアドレス情報格納手段と、前記第1のFAX装置と前記電話回線を介してFAX通信している間に、前記アドレス情報を含む信号を前記第1のFAX装置に送る送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るFAX通信システムは、FAX送信装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1と第2のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介してFAX受信装置に転送する機能を有する複数の第3のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムであって、前記第3のFAXゲートウェイ装置は、それぞれが、前記通信回線上の自己のアドレスと、前記電話回線上の自己のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報とを含む装置情報を前記第1のFAXゲートウェイ装置に送信する第1の送信手段を備え、前記第1のFAXゲートウェイ装置は、前記第3のFAXゲートウェイ装置からの前記装置情報を受信する第1の受信手段と、第1の記憶手段と、前記装置情報を前記第1の記憶手段に格納させる第1の格納手段と、前記装置情報に基づいて、前記複数の第3のFAXゲートウェイ装置の中から、前記FAXデータの転送先とすべき装置を決め、決めた装置宛に前記FAXデータを転送する転送手段と、前記装置情報を、前記第2のFAXゲートウェイ装置に送信する第2の送信手段と、を備え、前記第2のFAXゲートウェイ装置は、前記第1のFAXゲートウェイ装置からの前記装置情報を受信する第2の受信手段と、第2の記憶手段と、前記装置情報を前記第2の記憶手段に格納させる第2の格納手段と、を備えることを特徴とする。
したがって、第1のFAXゲートウェイ装置それぞれの管理者は、FAX通信システムに第2のFAXゲートウェイ装置が新たに追加された場合であっても、当該第2のFAXゲートウェイ装置の装置情報を、第1のFAXゲートウェイ装置の、例えば操作パネル等から手入力すると共に他の第1のFAXゲートウェイ装置の管理者に知らせるといった面倒な操作を行う必要がなくなるという効果を奏する。
したがって、第1のFAXゲートウェイ装置それぞれの管理者は、当該第2のFAXゲートウェイ装置の装置情報を、第1のFAXゲートウェイ装置の、例えば操作パネル等から手入力するといった面倒な操作を行う必要がなくなる。
さらに、前記装置情報が格納済みでないことが確認されると、前記装置情報を送信する構成にしている。
また、他のいずれか一の第1のFAXゲートウェイ装置の前記通信回線上のアドレスを取得し、それを別の第1のFAXゲートウェイ装置に送信する構成としている。
これにより、第1のFAXゲートウェイ装置の管理者にとって、他の第1のFAXゲートウェイ装置のアドレスを、例えば操作パネル等から手入力するといった面倒な操作を行う必要がなくなる。
したがって、第3のFAXゲートウェイ装置の管理者にとって、第2のFAXゲートウェイ装置の装置情報を、例えば操作パネル等から手入力するといった面倒な操作を行う必要がなくなる。
さらに、前記装置情報をインターネットメールを用いて取得し、インターネットメールを用いて他の第1のFAXゲートウェイ装置に送信する構成にしている。
また、受付手段により受け付けられた情報を前記装置情報として取得する構成にしている。
本発明に係る第1のFAXゲートウェイ装置は、第2のFAXゲートウェイ装置それぞれの電話回線上のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報を取得し、取得した情報をFAX送信装置に送信する構成にしている。
本発明に係る第2のFAX装置は、第2のFAXゲートウェイ装置それぞれのアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報を、第1のFAX装置と電話回線を介してFAX通信している間に第1のFAX装置に送る構成にしている。
本発明に係る第2のFAXゲートウェイ装置は、通信回線上の自己のアドレスと、電話回線上の自己のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報とを含む装置情報を第1のFAXゲートウェイ装置に送信する構成にしている。
本発明に係るFAX通信システムは、第3のFAXゲートウェイ装置それぞれが、装置情報を第1のFAXゲートウェイ装置に送信し、第1のFAXゲートウェイ装置が、第3のFAXゲートウェイ装置からの装置情報を受信すると、第1の記憶手段に格納させると共に第2のFAXゲートウェイ装置に送信し、第2のFAXゲートウェイ装置が、第1のFAXゲートウェイ装置からの装置情報を受信すると、第2の記憶手段に格納させる構成にしている。
1.FAX通信システムの構成
図1は、FAX通信システム(以下、単に「システム」という。)1の構成の一例を示す図である。
MFP100〜400は、原稿画像を読み取って画像データを得るスキャン機能、読み取って得られた画像データに基づいて用紙にプリント(印刷)するコピー機能に加えて、FAX送受信機能を備えている。また、MFP100〜400は、LAN101〜401、インターネット50を介して、ここではTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて互いに各種データのやりとりが可能になっており、LAN101〜401に接続されたメールサーバ102、202、302、402、ルータ103、203、303、403を介してメールを送受信するメール送受信機能を有している。
一方、MFP300、400は、インターネット50を介して送信されて来るメールに含まれるFAXデータを、FAX伝送制御手順に基づいて公衆回線20を介してFAX装置(送信先)に転送させるオフランプ機能を備えており、MFP100〜400は、それぞれがFAXゲートウェイ装置を兼ねるものである。
なお、同図では、オンランプとしてMFP100、200を、オフランプとしてMFP300、400を示しているが、配置されるオンランプ、オフランプの数は、これに限定されないことは言うまでもなく、単数、複数のそれぞれの組合わせとすることができる。以下、MFP100、200を「オンランプ」、MFP300、400を「オフランプ」と称する場合がある。
(1)システム1に、新たなオフランプ(例えば、MFP400)が追加された場合の処理
(1−1)MFP400において実行される処理
MFP400は、電話回線上のアドレスとしての自己の電話番号と、電話回線とは異なる通信回線(ここではインターネット50)上のアドレスとしてのドメイン名とを含む装置情報(以下、「オフランプ情報」という。)を各オンランプの内の一のオンランプ(例えば、MFP100)にメールで通知する(以下、オフランプからオンランプにオフランプ情報を通知するメールを「オフランプ情報通知メールF」という。)。
MFP100は、受信したオフランプ情報を記憶すると共に、自己をオンランプとして利用するFAX装置(ここでは60)にそのオフランプ情報を通知する。また、他のオンランプ(ここでは、MFP200)にメールで通知する(以下、一のオンランプから別のオンランプにオフランプ情報を通知するメールを「オフランプ情報通知メールN」という。)。
MFP200は、受信したオフランプ情報を記憶すると共に、自己をオンランプとして利用するFAX装置(ここでは、80)に当該オフランプ情報を通知し、さらに別のオンランプが存在すれば、当該別のオンランプに当該オフランプ情報をオフランプ情報通知メールNで通知する。
FAX装置60、80は、受信したオフランプ情報を記憶する。
(2)送信元をFAX装置60、送信先をFAX装置70とした場合に、送信元から送信先にFAX送信する場合において実行される処理
(2−1)送信元のFAX装置60において実行される処理
FAX装置60は、(a)公衆回線20のみを用いて送信する場合と、(b)オンランプ、オフランプを用いて送信する場合(以下、「インターネットFAXモードによる送信」という。)の内、通信料金が安くなる方を選択する経路選択処理を行う。この経路選択は、上記(1−4)において記憶したオフランプ情報に基づいて、例えば上記特許文献1の技術を用いて行われる。(a)が選択された場合には、FAX装置70宛にFAXデータを送り、(b)が選択された場合には、MFP100に送信することになる。
MFP100は、FAX装置60からのインターネットFAXモードによる送信要求を受け付けると、FAX装置60からのFAXデータを、(a)オフランプとしてのMFP300を介してFAX装置70に転送する場合と、(b)MFP400を介して転送する場合の内、通信料金が安くなる方を選択する経路選択処理を行う。この経路選択は、上記(1−2)において記憶したオフランプ情報に基づいて、例えば特許文献1の技術により行われる。(a)が選択された場合には、MFP300宛にFAXデータを含むメールを送信し、(b)が選択された場合には、MFP400宛に当該メールを送信する。
MFP300または400は、MFP100からの上記メールを受信すると、そのメールに含まれるFAXデータを送信先のFAX装置70にFAX送信する。
このように本システム1では、新たなオフランプが追加されると、当該オフランプ情報が各オンランプ、FAX装置に自動的に通知され、記憶されて行く構成になっている。これにより、送信元のFAX装置およびオンランプでは、当該オフランプ情報に基づいて経路選択処理を実行でき、一方でオンランプ、FAX装置の管理者にとっては、当該オフランプ情報の登録作業の手間を省くことができるものである。
2.FAX装置60の構成
図2は、FAX装置60の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、FAX装置60は、主な構成要素として、制御部61、スキャナ部62、プリンタ部63および操作パネル64を備えている。
プリンタ部63は、公知の電子写真方式により、画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。
操作パネル64は、FAX装置60を操作するために必要なFAX送信開始キー、ダイヤル用テンキー、ワンタッチダイヤルキー、表面にタッチパネルが積層された液晶表示部等を備える。
制御部61は、CPU611、モデム612、NCU613、ROM614、RAM615およびNVRAM616を備えている。
NVRAM616は、不揮発性メモリであり、オンランプ情報テーブル621、オフランプ情報テーブル622および自装置情報格納部623を備えている。
図3は、オフランプ情報テーブル622の構成を示す図である。
同図に示すように、オフランプ情報テーブル622には、オフランプの番号欄、電話番号欄および最寄のオフランプ欄が設けられている。新たなオフランプが追加されると、後述のオフランプ情報更新処理(ステップS434、S453)において、そのオフランプについて、識別のための番号が番号欄に、電話番号が電話番号欄にそれぞれ書き込まれる。また、最寄のオフランプ欄には、後述の最寄のオフランプ情報更新処理(ステップS435、S454)において、各オフランプの中から自装置に最も近いオフランプとして選択された欄に、最寄のオフランプであることを示すフラグ「1」が書き込まれる。同図の例では、オフランプ番号「1」のオフランプが最寄のものであることが解る。なお、最寄のオフランプ以外のものについては「0」が書き込まれる。
ROM614には、FAX装置60の制御プログラムが格納されている。
CPU611は、ROM614から必要なプログラムを読み出して、FAX送受信の全体動作を制御する。具体的には、FAX送信の場合には、まず経路選択処理を実行する。
そして、スキャナ部62により原稿画像の読み取りを開始させ、得られたFAXデータを公知のMH等の符号化方式に従って符号化した後、モデム612、NCU613を介して、決められた相手先の装置に送信させる。
一方、FAX受信の場合には、相手先からのFAXデータを復号化して、その復号化されたデータをプリンタ部63に送って、画像の印刷出力を実行させる。また、FAX送受信時に、オフランプ情報更新処理(ステップS434)等を実行する。さらに、操作パネル64からのキー入力を受付け、どのキーが操作者により押されたのかを判断し、また液晶表示部に宛先登録メニュー画面等を表示させる。
なお、他のFAX装置70、80は、FAX装置60と基本的に同様の構成なので、これらについてはその説明を省略する。
3.MFP100の構成
図4は、MFP100の構成を示すブロック図である。
スキャナ部130は、上記スキャナ部62、プリンタ部140は、上記プリンタ部63と基本的に同様である。
操作パネル150は、図5に示すように、表示部151、テンキー152、クリアキー153、ストップキー155、スタートキー156、オフランプ情報入力モードキー157、オンランプアドレス入力モードキー158および確定キー159を備えている。
オフランプ情報入力モードキー157は、オフランプ情報入力モードに移行させるためのキーであり、オンランプアドレス入力モードキー158は、オンランプアドレス入力モードに移行させるためのキーである。
I/F部112は、LANカード、LANボードといったLAN101に接続するためのインターフェースである。
モデム113は上記モデム612と、NCU114はNCU613と同機能を有するものである。
CPU111は、ROM115から必要なプログラムを読み出して、スキャン、コピー、FAX送受信、メール送受信、オンランプとしての各動作を制御する。具体的には、スキャンの場合には、スキャナ部130に原稿の画像データの読み取り動作を実行させ、コピーの場合には、スキャナ部130の読み取り動作により得られた画像データをプリンタ部140に送って、画像の印刷出力を実行させる。FAX送受信については、上記FAX装置60と同様である。
また、後述のように、オンランプ情報をオンランプ情報通知メールで他のオンランプに通知し、さらに他のオンランプからのオンランプ情報通知メールを受信して、オンランプ情報を得る処理も行う。
RAM116は、CPU111が制御プログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
NVRAM117は、不揮発性メモリであり、オフランプ情報テーブル118、オンランプ情報テーブル119、送信元情報テーブル120、オフランプ情報送信済情報テーブル121、オフランプ情報送信要求テーブル122および自装置情報格納部123を備えている。
同図に示すように、オフランプ情報テーブル118には、オフランプ番号欄、電話番号欄およびドメイン名欄が設けられている。システム1に新たなオフランプが追加されると、後述の入力処理(ステップS210)またはオフランプ情報更新処理(ステップS238)において、そのオフランプの識別番号、ここでは1、2・・、およびこれに対応する電話番号と、ドメイン名(インターネット、LAN等の通信回線上におけるアドレスに相当するものであれば、これに限られずIPアドレス等を用いることができる。)とがオフランプ情報テーブル118に書き込まれる。この意味でオフランプ情報テーブル118は、オフランプ情報(装置情報)を記憶する装置情報記憶手段として機能するものである。
図7は、オンランプ情報テーブル119の構成を示す図である。
同図に示すように、オンランプ情報テーブル119には、オンランプ番号欄およびアドレス欄が設けられている。
オンランプ情報テーブル119に格納されている情報は、システム1に新たに追加されたオフランプのオフランプ情報を他のオンランプに通知する際の宛先として読み出される。この意味でオンランプ情報テーブル119は、他のオンランプの通信回線上のアドレスを記憶する宛先情報記憶手段として機能するものである。
同図に示すように、送信元情報テーブル120には、送信元番号欄および送信元電話番号欄が設けられている。
送信元番号欄には、自己(MFP100)をオンランプとして利用する送信元のFAX装置(図1では、FAX装置60だけであるが、複数であっても良く、図8では、複数の場合の例を示している。)ごとに付与した識別番号、ここでは1、2・・が、送信元電話番号欄には、送信元番号に対応する装置の電話番号が、それぞれ後述の送信元情報更新処理(ステップS269)において書き込まれるようになっている。ここでは、送信元番号「0」の装置をFAX装置60とする。
図9は、オフランプ情報送信済み情報テーブル121の構成を示す図である。
同図に示すように、オフランプ情報送信済み情報テーブル121には、オフランプ番号欄および送信元番号欄が設けられている。
図10は、オフランプ情報送信要求テーブル122の構成を示す図である。
同図に示すように、オフランプ情報送信要求テーブル122には、送信元番号欄およびオフランプ番号欄が設けられている。
このオフランプ情報送信要求テーブル122は、オフランプ情報を送信元(FAX装置)に送信するにあたり、どのオフランプのオフランプ情報が未送信であるのかを判断するためのものであり、オフランプ情報送信要求作成処理においてオフランプ情報送信済み情報テーブル121の内容に基づいて作成される。
図4に戻って、自装置情報格納部123には、操作パネル150から操作者により入力された自装置(MFP100)の電話番号、アドレスのデータが格納される。
4.MFP300の構成
図11は、MFP300の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、MFP300は、主な構成要素として、制御部310、スキャナ部320、プリンタ部330および操作パネル340を備えている。
操作パネル340は、図12に示すように、表示部341、テンキー342、クリアキー343、ストップキー345、スタートキー346、自局番号入力モードキー347、オンランプアドレス入力モードキー348および確定キー349を備えている。
自局番号入力モードキー347は、操作者からの自装置(MFP300)の電話番号の入力を受け付ける自局番号入力モードに移行させるためのキーである。操作者は、このモードにおいて自装置の電話番号とドメイン名を入力することができる。
I/F部312、モデム313、NCU314は、上記MFP100のI/F部112、モデム113、NCU114と同機能を有するものである。
ROM315には、MFP300の制御プログラムが格納されている。
メール送受信としては、オフランプ情報通知メールFをオンランプに送信する。
また、オフランプとして動作する場合には、オンランプとしてのMFP、ここでは100または200からの、FAXデータを添付ファイルとして含むメールを、例えばSMTPに従いインターネット50、LAN301を介して受信し、受信したメールに含まれる送信先情報(具体的には、FAX装置70の電話番号を示す情報)とFAXデータを抽出する。そして、抽出したFAXデータを符号化し、その符号化されたFAXデータをFAX伝送制御手順に基づいて送信先、ここではFAX装置70にFAX送信する。
RAM316は、CPU311が制御プログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
NVRAM317は、不揮発性メモリであり、操作者により入力された自局電話番号を示す情報、自局ドメイン名を示す情報および一のオンランプのアドレスを示す情報が格納される。
5.オフランプ(MFP300、400)において実行される処理内容
図13は、オフランプ、ここではMFP300の制御部310において実行される処理内容のメインルーチンの内容を示すフローチャートである。
初期化処理の後、入力処理(ステップS110)、メール送受信処理(ステップS130)、FAX送信処理(ステップS140)を順次実行する。
図14に示すように、制御部310は、操作パネル340において操作者による入力があったか否かを判断する(ステップS111)。ここで、入力がないと判断すると(ステップS111で「NO」)、そのままメインルーチンにリターンする。
入力があったと判断すると(ステップS111で「YES」)、その入力が自局番号入力モードキー347の押下によるものであるか否かを判断する(ステップS112)。自局番号入力モードキー347が押下されたことを判断すると(ステップS112で「YES」)、自局番号入力モードに移行し(ステップS113)、メインルーチンにリターンする。その際、表示部341に自局電話番号の入力受付画面を表示させて操作者からのキー入力を受け付ける。
一方、自局番号入力モードキー347の押下ではなく、オンランプアドレス入力モードキー348が押下されたことを判断すると(ステップS112で「NO」、S114で「YES」)、オンランプアドレス入力モードに移行し(ステップS115)、メインルーチンにリターンする。
同図に示すように、制御部310は、上記ステップS123におけるメール送信要求がセットされていることを判断すると(ステップS131で「YES」)、自局電話番号と自局ドメイン名が登録されていれば(NVRAM317内の所定の領域に書き込まれていれば)、これらのデータをオフランプ情報として読み出すと共に、オンランプアドレスとしてNVRAM317に書き込まれているデータを読み出す。そして、メッセージ本体に、オフランプ情報の通知メールである旨を示すメッセージと、読み出したオフランプ情報とを含むメールであって、宛先を、読み出したオンランプのアドレスとしたオフランプ情報通知メールFを作成し、作成したメールをインターネット50を介して送信する(ステップS132)。この意味で、制御部310は、ステップS132の処理を実行する場合に、オフランプ情報(装置情報)をオンランプに送信する送信手段として機能するものである。
同図に示すように、制御部310は、上記ステップS133で転送要求がセットされていることを判断すると(ステップS141で「YES」)、上記抽出された送信先情報に示される電話番号を用いて送信先のFAX装置に発呼する発呼処理を行う(ステップS142)。
6.オンランプ(MFP100、200)において実行される処理内容
図18は、オンランプ、ここではMFP100の制御部110において実行される処理内容のメインルーチンの内容を示すフローチャートである。
初期化処理の後、入力処理(ステップS210)、メール送受信処理(ステップS230)、FAX送受信処理(ステップS250)を順次実行する。
図19に示すように、制御部110は、操作パネル150において操作者による入力があったか否かを判断する(ステップS211)。ここで、入力がないと判断すると(ステップS211で「NO」)、そのままメインルーチンにリターンする。
入力があったと判断すると(ステップS211で「YES」)、その入力がオフランプ情報入力モードキー157の押下によるものであるか否かを判断する(ステップS212)。オフランプ情報入力モードキー157が押下されたことを判断すると(ステップS212で「YES」)、オフランプ情報入力モードに移行し(ステップS213)、メインルーチンにリターンする。その際、表示部151にオフランプ情報の入力受付画面を表示させて操作者からのキー入力を受け付ける。操作者は、入力受付画面からオフランプの電話番号とドメイン名を順次入力することができ、確定キー159の押下で入力完了を指示することができる。以下、他の入力モードにおいても同様に他の入力モードに移行した場合には、そのモードの入力受付画面を表示させて入力を受け付け、確定キー159の押下で入力を完了するものとする。
ルーチンが一巡し、キー入力があり(ステップS211で「YES」)、その入力がオフランプ情報入力モードキー157、オンランプアドレス入力モードキー158によるものでなく(ステップS212で「NO」、S214で「NO」)、オフランプ情報入力モードに移行していることを判断すると(ステップS216で「YES」)、確定キー159が押下されていなければ(ステップS217で「NO」)、操作者がオフランプの電話番号またはドメイン名の入力操作を行っている途中であるとして、入力されたキー等の受付けを行い(ステップS221)、メインルーチンにリターンする。この意味で、制御部110は、ステップS221の処理を実行する場合に、オフランプ情報(装置情報)の入力を受け付ける受付手段として機能するものである。
一方、一致しないと判断すると(ステップS218で「NO」)、新たなオフランプのオフランプ情報ということになるので、オフランプ情報テーブル118に、当該オフランプの電話番号、ドメイン名を示す情報を新たなレコードとして追加(登録)して、オフランプ情報送信要求をセット、具体的にはオフランプ情報送信フラグを「1」にして(ステップS219)、ステップS220に移る。この意味で、制御部110は、ステップS219の処理を実行する場合に、装置情報を格納させるための装置情報格納手段として機能し、ステップS218の処理を実行する場合に、装置情報が格納済みであるか否かを判断する判断手段としての機能するものである。
一方、一致しないと判断すると(ステップS224で「NO」)、新たなオンランプであるので、オンランプ情報テーブル119に、当該オンランプのアドレスを示す情報を新たなレコードとして追加(登録)して、オンランプ情報送信要求をセット、具体的にはオンランプ情報送信フラグを「1」にして(ステップS225)、ステップS226に移る。この意味で、制御部110は、ステップS223、S227の処理を実行する場合に、オンランプの通信回線上のアドレスを取得する宛先情報取得手段として機能し、ステップS225の処理を実行する場合に、取得されたアドレスを宛先情報記憶手段としてのオンランプ情報テーブル119に格納させる宛先情報格納手段として機能するものである。
同図に示すように、制御部110は、上記ステップS219でオフランプ情報送信要求がセットされていることを判断すると(ステップS231で「YES」)、オフランプ情報テーブル118に書き込まれているオフランプ情報、すなわち全オフランプの電話番号とドメイン名を示す情報を読み出すと共に、オンランプ情報テーブル119に書き込まれている全オンランプのアドレスを示す情報を読み出す。そして、メッセージ本体に、オフランプ情報の通知メールである旨を示すメッセージと、読み出したオフランプ情報とを含むメールであって、宛先を、読み出した各オンランプのアドレスとしたオフランプ情報通知メールNを作成し、作成したメールをLAN101、インターネット50を介して送信する(ステップS232)。
また、オフランプ、オンランプ情報送信要求がセットされていないことを判断すると(ステップS233で「NO」)、その他の送信処理(ステップS235)を行う。この処理としては、例えばオンランプとして、FAX装置(送信元)からインターネットFAXモードによる送信要求を受け付けると、FAXデータを添付ファイルとして含むメールを、経路選択処理において決定したオフランプに送信する処理を行う。この意味で、制御部110は、ステップS235の処理を実行する場合に、FAXデータを、決定されたオフランプへ転送する転送手段として機能するものである。
ステップS236では、メールを受信したか否かを判断し、受信したことを判断すると(ステップS236で「YES」)、そのメールにオフランプ情報が含まれているか否か、すなわちオフランプ情報通知メールFまたはNであるか否かを判断する(ステップS237)。この判断は、受信したメールのメッセージ本体に、オフランプ情報の通知メールであることを示すメッセージが含まれているか否かにより行われる。この意味で、制御部110は、ステップS236の処理を実行する場合に、オフランプ情報(装置情報)受信手段として機能するものである。
図22は、オフランプ情報更新処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず受信したメールのメッセージ本体からオフランプ情報(オフランプの電話番号とドメイン名)を抽出する(ステップS241)。そして、抽出されたオフランプ情報がオフランプ情報テーブル118に格納済みであるか否かを判断する(ステップS242)。オフランプ情報テーブル118に格納済みであると判断すると(ステップS242で「YES」)、そのままメール送受信処理のサブルーチンにリターンする。
すなわち、MFP100は、新たなオフランプのオフランプ情報が、自装置において入力された場合(ステップS210)と、他のオフランプ、オンランプを含む装置からのメールに含まれていた場合(ステップS236、S237、S238)のいずれであっても、オフランプ情報を取得したとして、その取得したオフランプ情報を他のオンランプに送信する処理を実行することになる。この意味で、制御部110は、ステップS210、ステップS236、S241の処理を実行する場合に、オフランプ情報(装置情報)取得手段として機能し、ステップS243の処理を実行する場合には、装置情報を格納させるための装置情報格納手段として機能する。また、ステップS232の処理を実行する場合に、装置情報を他のオンランプに送信する装置情報送信手段として機能し、ステップS242を実行する場合に、装置情報が格納済みであるか否かを判断する判断手段として機能するものである。
図21に戻って、受信したメールにオフランプ情報が含まれていないと判断すると(ステップS237で「NO」)、次にオンランプ情報が含まれているか否か、すなわちオンランプ情報通知メールであるか否かを判断する(ステップS239)。この判断は、受信したメールのメッセージ本体に、オンランプ情報の通知メールであることを示すメッセージが含まれているか否かにより行われる。なお、このメールには、上記ステップS235において送信されたオンランプ情報通知メールも含まれる。
図23は、オンランプ情報更新処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず受信したメールのメッセージ本体からオンランプ情報を抽出する(ステップS245)。そして、抽出されたオンランプ情報(オンランプのアドレス)がオンランプ情報テーブル119に格納済みであるか否かを判断する(ステップS246)。オンランプ情報テーブル119に格納済みであると判断すると(ステップS246で「YES」)、そのままメール送受信処理のサブルーチンにリターンする。
すなわち、MFP100は、新たなオンランプのオンランプ情報が、自装置において入力された場合(ステップS210)と、他のオンランプからのオンランプ情報通知メールに含まれていた場合(ステップS236、S239、S240)のいずれであっても、オンランプ情報を取得したとして、その取得したオンランプ情報を他のオンランプに通知することになる。これにより、各オンランプは、他のオンランプからの通知により新たなオンランプのアドレスを知得できることになり、上記オフランプ情報の場合と同様に、オンランプの管理者全てが、オンランプが追加される毎にそのアドレスをいちいち手入力するといった面倒な操作を行わなくても済むようになる。
図24、25は、FAX送受信処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
図24に示すように、制御部110は、オフランプ情報送信要求作成処理を実行する(ステップS251)。
そして、オフランプ情報送信済み情報テーブル121を参照して、送信元番号を「A」、オフランプ番号を「B」としたときに、送信元番号A=「0」の送信元に、オフランプ番号B=「0」のオフランプ情報が送信済みであるか否かを判断する(ステップS285)。図9の例では、送信元番号「0」の欄とオフランプ番号「0」の欄の交差するマス目部分1213の値が「1」であるので、送信済みということになる。
オフランプ番号「B」、ここでは番号「1」のオフランプが存在すると判断すると(ステップS288で「YES」)、ステップS285に戻って、送信元番号「0」の送信元に、オフランプ番号「1」のオフランプ情報が送信済みであるか否かを判断する。図9の例では、マス目部分1214の値が「0」であるので、未送信ということになる。
ステップS288でオフランプ「B」が存在しないと判断すると、ステップS289に移り、その時点でオフランプ情報送信要求テーブル122のオフランプ番号欄に、オフランプ番号が書き込まれているか否か(送信要求がセットされているか否か)を判断する。
一方、送信要求がセットされていないと判断すると(ステップS289で「NO」)、Bを「0」にセットし直し、「A」の値に「1」をインクリメントして(ステップS290)、送信元番号「A」の送信元のFAX装置が存在するか否かを判断する(ステップS291)。この判断は、オフランプ情報送信済み情報テーブル121の送信元番号欄の番号を参照し、Aの値が存在するか否かにより行われる。
オフランプ情報送信要求がセットされている、すなわちオフランプ情報送信要求テーブル122に送信元番号とオフランプ番号が書き込まれていると判断すると(ステップS252で「YES」)、その送信元番号に対応するFAX装置の電話番号を送信元情報テーブル120から読み出して、そのFAX装置に発呼する処理を実行する(ステップS253)。例えば、送信元番号「0」(FAX装置60)の場合、図8に例示する送信元情報テーブル120では、その電話番号は「06−1234−5678」になる。発呼処理により、MFP100は、FAX装置60と公衆回線20を介して接続されることになる。続いて、オフランプ情報送信1処理(ステップS254)、オフランプ情報送信済み情報更新処理(ステップS255)を実行する。
同図に示すように、まず変数Bを「0」にセットする(ステップS292)。
そして、オフランプ番号「0」のオフランプのオフランプ情報の送信要求があるか否かを判断する(ステップS293)。この判断は、オフランプ情報送信要求テーブル122のオフランプ番号欄に番号「0」が書き込まれているか否かにより行われる。以下、解りやすくするため、図10に例示するオフランプ情報送信要求テーブル122の内容を参照しながら説明することにする。
ここでは送信要求があると判断し(ステップS293で「YES」)、オフランプ番号「1」のオフランプの電話番号をオフランプ情報テーブル118から読み出して、オフランプの電話番号を通知するための信号であることを示す情報と、読み出した電話番号を示す情報とを所定のビット位置に含むNSC信号を生成して(ステップS294)、生成したNSC信号を送信する(ステップS295)。
図28は、オフランプ情報送信済み情報更新処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。この処理は、オフランプ情報送信済み情報テーブル121の内容を更新する処理である
同図に示すように、まず変数Bを「0」にセットする(ステップS298)。
ここでは送信要求があると判断し(ステップS299で「YES」)、オフランプ情報送信済み情報テーブル121において、オフランプ番号「1」に対応する送信元番号「A」、上記例では「0」のマス目部分1214の値「0」を「1」に書き換えて、送信済みとする(ステップS300)。
ステップS257では、着信の有無を判断する。着信が無いと判断すると(ステップS257で「NO」)、メインルーチンにリターンする。
一方、着信が有ったと判断すると(ステップS257で「YES」)、相手先、例えばFAX装置60とFAX伝送制御手順に基づく信号のやりとりの中で、TSI信号を受信済みであるか否かを判断する(ステップS258)。この判断は、ステップS260においてセットされるTSI信号フラグ「0(未受信)」「1(受信済み)」を参照することにより行われる。ここで、受信済みであると判断すると(ステップS258で「YES」)、図25に示すステップS261に移る。
ステップS261では、Fコードに基づくPWD(password)信号を受信済みであるか否かを判断する。この判断は、ステップS264においてセットされるパスワードフラグ「0(未受信)」「1(受信済み)」を参照することにより行われる。ここで、受信済みであると判断すると(ステップS261で「YES」)、ステップS267に移る。
ここで一致しないと判断すると(ステップS263で「NO」)、システム1内に含まれない未確認の装置との通信である可能性があるので、回線を強制的に切断して(ステップS266)、メインルーチンにリターンする。
図29は、オフランプ情報送信2処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
未送信であると判断すると(ステップS307で「NO」)、オフランプ番号「1」の電話番号をオフランプ情報テーブル118から読み出して、その電話番号を通知するための信号であることを示す情報と、読み出した電話番号を示す情報とを所定のビット位置に含むNSF(Non-Standard Facilities)信号を生成し(ステップS310)、生成したNSF信号を送信する(ステップS311)。
ステップS309でオフランプ番号「D」のオフランプが存在しないと判断されるまで、ステップS307〜S312の処理を繰り返し行い、オフランプ番号「D」のオフランプが存在しないと判断されると(ステップS309で「NO」)、FAX送受信処理のサブルーチンにリターンする。
図25に戻って、ステップS267では、DCS(Digital Command Signal)信号を受信したか否かを判断する。まだ受信していないと判断すると(ステップS267で「NO」)、その他の信号の受信処理を行って(ステップS270)、図24のステップS258に戻る。
パスワード受信済み、すなわちパスワードフラグ「1」であると判断すると(ステップS268で「YES」)、送信元情報更新処理(ステップS269)を実行して、ステップS272に移る。
同図に示すように、まず変数Cを「0」にセットする(ステップS313)。
そして、送信元情報テーブル120を参照して、送信元番号を「C」としたときに、送信元番号C=「0」の送信元の電話番号が、上記ステップS260で一時記憶しておいた、TSI信号で示される電話番号と一致しているか否かを判断する(ステップS314)。
一方、一致していない判断すると(ステップS314で「NO」)、現在のCの値に「1」をインクリメントして(ステップS315)、、ここでは「1」として、送信元番号「1」のFAX装置が存在するか否かを判断する(ステップS316)。この判断は、オンランプ情報送信済み情報テーブル121の送信元番号欄の番号を参照し、Cの値が存在するか否かにより行われる。
一方、存在しないと判断すると(ステップS316で「NO」)、上記一時記憶しておいた電話番号を示す情報を送信元情報テーブル120に新たな送信元情報として書き加え(ステップS317)、その後パスワードフラグを「0」にリセットすると共に上記一時記憶しておいた情報を消去して、FAX送受信処理のサブルーチンにリターンする。このように、Fコードを使ってパスワード認証されたFAX装置の電話番号だけが、送信元のFAX装置として送信元テーブル120に書き加えられるので、不要なFAX装置にオフランプ情報が送信されてしまうといったことがなくなる。
一方、パスワードを受信していない、すなわちパスワードフラグが「0」のままであると判断すると(ステップS268で「NO」)、相手機がオフランプ情報の送信対象として認証されていないFAX装置であるとして、強制的に回線を切断し(ステップS271)、メインルーチンにリターンする。なお、ルーチンが一巡して、ステップS261で「NO」、S262で「NO」、S267で「YES」になった場合でも、S268で「NO」になって、回線が切断されることになる。
図31は、FAX装置60〜80において実行される処理内容のメインルーチンの内容を示すフローチャートである。上記したように、各FAX装置は、FAX送信と受信の両機能を有しているので、同図では、一のFAX装置が送信側として動作する場合と、受信側として動作する場合の両方を示している。例えば、送信元をFAX装置60、送信先をFAX装置80とした場合には、ステップS420のFAX受信処理をFAX装置80において実行される受信処理と、ステップS430のFAX送信処理をFAX装置60において実行される送信処理としてとらえることができる。
初期化処理の後、入力処理(ステップS410)、受信側として動作する場合のFAX受信処理(ステップS420)、送信側として動作する場合のFAX送信処理(ステップS430)を順次実行する。
図32は、FAX受信処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、着信の有無を判断し、着信があったことを判断すると(ステップS431で「YES」)、オフランプ情報テーブル622を参照し、最寄のオフランプ欄に「1」が書き込まれているオフランプ(最寄のオフランプ)の電話番号を読み出して、そのデータを所定のビット位置に含むNSF信号を生成し、生成したNSF信号を、相手機とのFAX伝送制御手順に基づく信号のやりとりの中で送信する(ステップS432)。この意味で、FAX装置の制御部は、ステップS432の処理を実行する場合に、オフランプの電話回線上のアドレスとしての電話番号を示すアドレス情報を送信する送信手段として機能するものである。
続いて、相手機からNSC、TSI信号を受信したか否かを判断する(ステップS433)。このNSC信号等は、相手機が、例えばオフランプの場合(ステップS143)に送信されて来るものである。
同図に示すように、まず変数Aを「0」、Bを「1」にセットする(ステップS438)。
存在することを判断すると(ステップS439で「YES」)、次にオフランプ番号B、ここでは「1」のオフランプが存在するか否かを判断する(ステップS441)。
存在することを判断すると(ステップS441で「YES」)、自己とオフランプ番号Aのオフランプ間の距離Sa、自己とオフランプ番号Bのオフランプ間の距離Sbを求める(ステップS443)。この距離を求める方法は、公知の内容なので詳細な説明を省略するが、概略すると、例えば電話番号の局番について、その局番間のおおよその距離を示す情報を格納したテーブルを予め用意しておき、自己の局番と、対象のオフランプの局番とから、当該テーブルに書き込まれている両局番間の距離情報を読み出すものである。
一方、Sa>Sbでない、すなわちSa≦Sbであれば(ステップS444で「NO」)、現在のBの値に「1」をインクリメントして(ステップS446)、ステップS447に移る。上記例では、Aの値が「0」のまま、新たなBの値が「2」になる。
また、ステップS441において、存在しないことを判断すると、ステップS442に移って、オフランプ番号A、すなわち「0」のオフランプを最寄のオフランプであるとして、当該オフランプの、オフランプ情報テーブル622の最寄のオフランプ欄に「1」を書き込んで、FAX受信処理のサブルーチンに戻る。
DCS信号を未受信であると判断すると(ステップS436で「NO」)、ステップS433に戻って、S433〜S435までの処理を繰り返し行う。
一方、DCS信号の受信を判断すると(ステップS436で「YES」)、DCS、その他の信号に基づくFAX受信処理を実行し、相手機からFAXデータを受信して、必要に応じ印刷等の処理を行った後(ステップS437)、メインルーチンにリターンする。
同図に示すように、送信要求があるか否かを判断する(ステップS449)。ここでは、例えば原稿がスキャナ部62にセットされ、送信先のFAX装置の電話番号が入力されている状態で、FAX送信開始キーが押下されたときに、送信要求ありと判断する。
送信要求ありと判断すると(ステップS449)、セットされた原稿画像の読み取り動作を開始した後、入力された送信先の電話番号に基づいて経路選択処理を実行する(ステップS450)。この経路選択処理は、上記の公知の技術に基づいて行われるが、オンランプとして利用できる装置の電話番号はオンランプ情報テーブル621から読み出され、オフランプとして利用できる各装置の電話番号はオフランプ情報テーブル622からそれぞれ読み出されて、経路選択に供されることになる。
回線接続後、相手機からNSF信号を受信したか否かを判断する(ステップS452)。このNSF信号は、例えば上記ステップS311、S432で送信されたものである。
この処理は、上記ステップS434と同様のものであり、具体的には、受信したNSF信号からオフランプの電話番号を示す情報を抽出し、その電話番号がオフランプ情報テーブル622に格納済みであるか否かを判断する。格納済みであると判断すると、そのまま最寄のオフランプ情報更新処理(ステップS454)に移る。一方、未格納であると判断すると、新たなオフランプ情報ということになるので、その電話番号を示す情報をオフランプ情報テーブル622に新たなレコードとして書き加えてステップS454に移るものである。
一方、NSF信号を未受信であると判断すると(ステップS452で「NO」)、ステップS455に移る。
ステップS455では、相手機からDIS(Digital Identification Signal)信号を受信したか否かを判断する。
一方、DIS信号を受信したことを判断すると(ステップS455で「YES」)、DIS、その他の信号に基づくFAX送信処理を実行し、相手機にFAXデータを送信して(ステップS457)、メインルーチンにリターンする。
オンランプは、当該オフランプ情報を受信(取得)すると、これを記憶すると共に他のオンランプ、FAX装置に通知し、他のオンランプからオフランプ情報を受信すると、その受信したオフランプ情報を記憶すると共に別のオンランプに通知し、経路選択処理に利用する。また、FAX装置は、受信したオフランプ情報を受信(取得)すると、これを記憶し、経路選択処理に利用する構成にしている。すなわち、システム1内において、オフランプ情報が各オンランプ、FAX装置に順次通知、格納されて行く構成になっている。
また、オンランプは、操作者からのオフランプ情報の入力を受け付けると、受け付けたオフランプ情報を記憶すると共に他のオンランプ、FAX装置に送信する。すなわち、いずれか一のオンランプの操作者によりオフランプ情報が入力されれば、オフランプ情報が他のオンランプ、FAX装置に通知されて行く構成になっている。
さらに、オンランプは、操作者からの、いずれかのオンランプのオンランプ情報(アドレス)の入力を受け付けると、受け付けたオンランプ情報を記憶すると共に他のオンランプに通知し、他のオンランプからオンランプ情報を受信すると、それを記憶すると共に別のオンランプに通知するようにしている。すなわち、いずれか一のオンランプの操作者によりオンランプ情報が入力されれば、オンランプ情報が他のオンランプに通知されて行く構成になっている。
そして、本システム1のFAX装置は、FAX通信中にオフランプから当該オフランプの電話番号の情報を取得すると、取得した電話番号を記憶すると共に、取得した電話番号からどのオフランプが最寄のオフランプであるかを判断し、他のFAX装置とのFAX通信時に、その最寄のオフランプの電話番号を通知するようにしている。これにより、FAX装置は、FAX通信時にも、相手機からオフランプの電話番号を取得することができ、その意味でFAX装置の各管理者にとってみれば、その情報を自己が入力する必要がなくなり便宜になる。
この場合のプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、オフランプ情報には、オフランプの電話番号を示す情報が含まれ、この電話番号を通信料金を算出するための情報として用いたが、オンランプは、経路選択処理においてオフランプのおおよその所在位置が解れば良いので、そのことからすれば電話番号に限定されることはなく、例えばオフランプの緯度、経度といった位置情報を用いることも可能である。この場合、オフランプは、GPS(Global Positioning System)に基づいて自己の所在位置を示す緯度等の情報を取得し、オフランプ情報に、その情報と、当該オフランプのアドレスとしてのドメイン名を示す情報とを含めれば良い。オンランプでは、おおよその各市町村について、その緯度、経度と、電話番号の局番とを対応付けたテーブルを予め用意しておけば、各オフランプの緯度等の情報から当該オフランプの局番を知ることができる。この意味で、緯度等の情報は、オフランプの電話番号の局番(オフランプの電話回線上のアドレス)を求めるための情報として用いられることになる。
(3)上記実施の形態では、システム1に、オンランプとして同機能を有する2つのMFP100、200が配されるとしたが、例えばオンランプ機能(電話回線を介して受信したFAXデータをインターネットに転送する中継機能)のみを有する他のFAXゲートウェイ装置を加えて、MFP100を基点として当該他のFAXゲートウェイ装置にオフランプ情報が送信される構成とすることもできる。
(6)FAX装置としては、I−TUT勧告のG規格に基づくファクシミリ伝送制御手順に従って公衆回線を介して通信する装置であれば、G3FAX装置に限られず、例えばG4FAX装置を用いる構成とすることもできる。この場合、FAXゲートウェイ装置としてのMFPも、G4ファクシミリ手順に基づいて相手先のFAX装置とFAXデータの送受信を行う構成になる。
20 公衆電話回線(公衆回線)
50 インターネット
60、70、80 G3ファクシミリ装置
61、110、310 制御部
64、150、340 操作パネル
100、200 オンランプ機能を有するMFP
101、201、301、401 LAN
118、622 オフランプ情報テーブル
119、616 オンランプ情報テーブル
120 送信元情報テーブル
300、400 オフランプ機能を有するMFP
317 NVRAM
Claims (17)
- FAX送信装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する第1の転送機能を有する複数の第1のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介してFAX受信装置に転送する第2の転送機能を有する複数の第2のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムにおける第1のFAXゲートウェイ装置であって、
前記第2のFAXゲートウェイ装置それぞれの、前記通信回線上のアドレスと、前記電話回線上のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報とを含む装置情報を取得する装置情報取得手段と、
装置情報記憶手段と、
前記装置情報取得手段が取得した装置情報を前記装置情報記憶手段に格納させる装置情報格納手段と、
前記装置情報に基づいて、前記複数の第2のFAXゲートウェイ装置の中から、前記FAXデータの転送先とすべき装置を決め、決めた装置宛に前記FAXデータを転送する転送手段と、
前記装置情報を、他の少なくとも一の第1のFAXゲートウェイ装置に送信する装置情報送信手段と、
を備えることを特徴とするFAXゲートウェイ装置。 - 前記装置情報取得手段は、前記装置情報を他の装置から取得することを特徴とする請求項1に記載のFAXゲートウェイ装置。
- 前記装置情報記憶手段に前記装置情報を格納するに際して当該装置情報が格納済みであるか否かを判断する判断手段を備え、
前記装置情報送信手段は、
前記判断手段により格納済みでないことが確認されると、前記装置情報を送信することを特徴とする請求項2に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 第1のFAXゲートウェイ装置が3台以上存在し、
第1のFAXゲートウェイ装置は、それぞれが、
他のいずれか一の第1のFAXゲートウェイ装置の前記通信回線上のアドレスを取得する宛先情報取得手段と、
宛先情報記憶手段と、
前記宛先情報取得手段が取得したアドレスを前記宛先情報記憶手段に格納させる宛先情報格納手段と、
前記アドレスを、前記他のいずれか一の第1のFAXゲートウェイ装置とは異なる第1のFAXゲートウェイ装置に送信する宛先情報送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記第1の転送機能を有する第3のFAXゲートウェイ装置が存在し、
前記装置情報送信手段は、前記装置情報を前記第3のFAXゲートウェイ装置に送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記転送手段は、
前記FAXデータを前記第2のFAXゲートウェイ装置を経由して前記FAX受信装置まで送信させるのに、前記複数の第2のFAXゲートウェイ装置の内、いずれの装置を用いるのが通信料金面において有利になるのかを求め、求めた装置を、前記転送先とすべき装置とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記通信回線は、インターネットであり、
前記通信回線上のアドレスは、前記第2のFAXゲートウェイ装置のインターネットアドレスであり、
前記電話回線上のアドレスは、前記第2のFAXゲートウェイ装置の電話番号またはその局番であり、
前記装置情報取得手段は、前記装置情報をインターネットメールを用いて取得し、
前記装置情報送信手段は、前記装置情報をインターネットメールを用いて送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記装置情報の、ユーザからの入力を受け付ける受付手段を備え、
前記装置情報取得手段は、前記受付手段により受け付けられた情報を前記装置情報として取得することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - FAX送信装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介してFAX受信装置に転送する機能を有する複数の第2のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムにおける第1のFAXゲートウェイ装置であって、
前記第2のFAXゲートウェイ装置それぞれの、前記通信回線上のアドレスを示す第1の情報と、前記電話回線上のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報を示す第2の情報とを含む装置情報を取得する装置情報取得手段と、
装置情報記憶手段と、
前記装置情報取得手段により取得された装置情報を前記装置情報記憶手段に格納させる装置情報格納手段と、
前記装置情報に基づいて、前記複数の第2のFAXゲートウェイ装置の中から、前記FAXデータの転送先とすべき装置を決め、決めた装置宛に前記FAXデータを転送する転送手段と、
前記第2の情報を前記FAX送信装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするFAXゲートウェイ装置。 - 前記送信手段は、
前記FAX送信装置からの発呼により前記FAX送信装置と通信している間に、前記第2の情報を送信することを特徴とする請求項9に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記送信手段は、
前記FAX送信装置に対して発呼を行い、当該FAX送信装置と通信を行っている間に、前記第2の情報を送信することを特徴とする請求項9または10に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記通信回線は、インターネットであり、
前記装置情報取得手段は、前記第2のFAXゲートウェイ装置からインターネットメールにより前記第2の情報を取得することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 前記第2の情報の入力を受け付ける受付手段を備え、
前記装置情報取得手段は、
前記受付手段が受け付けた情報を前記第2の情報として取得することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のFAXゲートウェイ装置。 - 第1と第2のFAX装置と、前記第1のFAX装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介して前記第2のFAX装置に転送する機能を有する複数の第2のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムにおける第2のFAX装置であって、
前記第2のFAXゲートウェイ装置それぞれの、前記電話回線上のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報を示すアドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、
アドレス情報記憶手段と、
前記アドレス情報取得手段が取得したアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段に格納させるアドレス情報格納手段と、
前記第1のFAX装置と前記電話回線を介してFAX通信している間に、前記アドレス情報を含む信号を前記第1のFAX装置に送る送信手段と
を備えることを特徴とするFAX装置。 - FAX送信装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介してFAX受信装置に転送する機能を有する複数の第2のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムにおける第2のFAXゲートウェイ装置であって、
前記通信回線上の自己のアドレスと、前記電話回線上の自己のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報とを含む装置情報を前記第1のFAXゲートウェイ装置に送信する送信手段を備えることを特徴とするFAXゲートウェイ装置。 - 前記装置情報と、前記第1のFAXゲートウェイ装置の前記通信回線上におけるアドレスの入力を受け付ける受付手段を備え、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けたアドレス宛に前記装置情報を送信することを特徴とする請求項15に記載のFAXゲートウェイ装置。 - FAX送信装置から電話回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線と異なる通信回線に転送する機能を有する第1と第2のFAXゲートウェイ装置と、前記通信回線を介して送信されて来るFAXデータを、前記電話回線を介してFAX受信装置に転送する機能を有する複数の第3のFAXゲートウェイ装置とを含むFAX通信システムであって、
前記第3のFAXゲートウェイ装置は、それぞれが、
前記通信回線上の自己のアドレスと、前記電話回線上の自己のアドレスまたは当該アドレスを求めるための情報とを含む装置情報を前記第1のFAXゲートウェイ装置に送信する第1の送信手段を備え、
前記第1のFAXゲートウェイ装置は、
前記第3のFAXゲートウェイ装置からの前記装置情報を受信する第1の受信手段と、
第1の記憶手段と、
前記装置情報を前記第1の記憶手段に格納させる第1の格納手段と、
前記装置情報に基づいて、前記複数の第3のFAXゲートウェイ装置の中から、前記FAXデータの転送先とすべき装置を決め、決めた装置宛に前記FAXデータを転送する転送手段と、
前記装置情報を、前記第2のFAXゲートウェイ装置に送信する第2の送信手段と、を備え、
前記第2のFAXゲートウェイ装置は、
前記第1のFAXゲートウェイ装置からの前記装置情報を受信する第2の受信手段と、
第2の記憶手段と、
前記装置情報を前記第2の記憶手段に格納させる第2の格納手段と、
を備えることを特徴とするFAX通信システム。
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