JP2001251450A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2001251450A
JP2001251450A JP2000058926A JP2000058926A JP2001251450A JP 2001251450 A JP2001251450 A JP 2001251450A JP 2000058926 A JP2000058926 A JP 2000058926A JP 2000058926 A JP2000058926 A JP 2000058926A JP 2001251450 A JP2001251450 A JP 2001251450A
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repeater
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JP2000058926A
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Hiroyasu Yoshikawa
弘康 吉川
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適な通信経路を選択することができる回線
選択テーブルを自動的に生成できる。 【解決手段】 専用線やインターネットに接続された複
数の中継機を用いてデータを中継して伝送する中継通信
システムのためのファクシミリ装置20が提供される。
主制御部1は、ファクシミリ装置20から公衆電話回線
を介して直接に最終宛先のファクシミリ装置までの通信
料金(Pz)と、ファクシミリ装置20から公衆電話回
線を介して通信料金が最も安価である第1の中継機まで
の通信料金(Pa)と、第1の中継機から専用線又はイ
ンターネットを介して接続された第2の中継機から、公
衆電話回線を介して最終宛先のファクシミリ装置までの
通信料金が最も安価であるときの通信料金(Pb)とに
基づいて、最終宛先毎に、最も安価でデータを伝送する
ことができる第1の中継機を決定して格納してなる回線
選択テーブルを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ中継
機能付きの中継機に回線接続された通信端末装置、並び
に、複数種の通信回線に接続された少なくとも1つのフ
ァクシミリ中継機能付きの中継機を介して画像通信する
画像中継システムのための中継機の通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ画像などのファクシ
ミリ中継機能付きの少なくとも1つの中継機を介して画
像通信する画像中継システムが実用化されている。この
画像中継システムにおいては、発信端末のファクシミリ
装置において、操作部を用いて中継機の電話番号と最終
宛先の電話番号を入力し、これらの電話番号のデータを
例えばSUBアドレス信号に挿入して伝送することによ
り、ファクシミリ画像などの画像データを中継伝送する
ことができる。
【0003】この従来例の画像中継システムにおいて
は、遠隔の複数の相手先に送信したいときに、遠距離通
信は中継機までの1回で済むので、通信料金を節約する
ことができる。また、1回の操作で複数の宛先に送信で
きるので、同じ操作を繰り返す必要がないという利点を
有していた。
【0004】また、使用する回線は公衆電話回線(PS
TN)に限定され、発信端末装置や中継機において、例
えば、当該公衆電話回線で複数の電気通信事業者(いわ
ゆる、キャリアと呼ばれる。)の通信回線のうちの安価
なルート又は最適なルートを自動的に選択するためのL
CR(Least Cost Routing)テーブル又はACR(Auto
matic Carrier Routing)テーブルを用いて回線選択し
ていた。ここで、LCRテーブルやACRテーブルのデ
ータは、その中継機の操作部を用いて手動で入力してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例の画像中継システムにおいては、上述のように、操
作者が、安価な通信を行うために最適な中継機の電話番
号を手動で選択した後、入力しなければならず、操作が
煩雑であるという問題点があった。また、中継機におい
て回線選択するときに用いるLCRテーブルやACRテ
ーブルのデータについても、その中継機の操作部を用い
て手動で入力しなければならず、操作が煩雑であるとい
う問題点があった。
【0006】本発明の目的は以上の問題点を解決し、最
適な中継機の電話番号を手動で選択し入力することを必
要とせず、最適な通信経路を選択することができる回線
選択テーブルを自動的に生成できる通信端末装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の通信端末装置は、第1の通信料金体系を有する第1
の通信回線と、上記第1の通信料金体系よりも高い第2
の通信料金体系を有する第2の通信回線とに接続された
複数の中継機を用いてデータを中継して伝送する中継通
信システムのための通信端末装置であって、所定の回線
選択テーブルを参照して回線選択を行ってデータを送信
する送信手段と、(a)当該通信端末装置から第2の通
信回線を介して直接に最終宛先の通信端末装置までデー
タを伝送するときの通信料金(Pz)と、(b)当該通
信端末装置から第2の通信回線を介して通信料金が最も
安価でデータを伝送することができる第1の中継機まで
の通信料金(Pa)と、(c)上記第1の中継機から第
1の通信回線を介して接続された第2の中継機から、第
2の通信回線を介して最終宛先の通信端末装置までの通
信料金が最も安価でデータを伝送することができるとき
の通信料金(Pb)とに基づいて、最終宛先毎に、デー
タを最も安価で最終宛先までに伝送することができる第
1の中継機を選択して格納してなる回線選択テーブルを
生成する生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る請求項2記載の通信端
末装置は、第1の通信料金体系を有する第1の通信回線
と、第2の通信料金体系を有する第2の通信回線と、上
記第1の通信料金体系及び上記第2の通信料金体系より
も高い第3の通信料金体系を有する第3の通信回線とに
接続された複数の中継機を用いてデータを中継して伝送
する中継通信システムのための通信端末装置であって、
所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行ってデ
ータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末装置か
ら第3の通信回線を介して直接に最終宛先の通信端末装
置までデータを伝送するときの通信料金(Pz)と、
(b)当該通信端末装置から第3の通信回線を介して通
信料金が最も安価でデータを伝送することができる第1
の中継機までの通信料金(Pa)と、(c)上記第1の
中継機から第1又は第2の中継回線を介して接続された
第2の中継機から、第3の通信回線を介して最終宛先の
通信端末装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送
することができるときの通信料金(Pb)とに基づい
て、最終宛先毎に、データを最も安価で最終宛先までに
伝送することができる第1の中継機を選択して格納して
なる回線選択テーブルを生成する生成手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】さらに、本発明に係る請求項3記載の通信
端末装置は、第1の通信料金体系を有する第1の通信回
線に接続されかつ上記第1の通信料金体系よりも高い第
3の通信回線に接続された複数の中継機を含む第1の中
継機群と、第2の通信料金体系を有する第2の通信回線
に接続されかつ上記第2の通信料金体系よりも高い第3
の通信回線に接続された複数の中継機を含む第2の中継
機群とのうちの一方を用いてデータを中継して伝送する
中継通信システムのための通信端末装置であって、所定
の回線選択テーブルを参照して回線選択を行ってデータ
を送信する送信手段と、(a)当該通信端末装置から第
1の通信回線を介して通信料金が最も安価でデータを伝
送することができる第1の中継機群のうちの1つの中継
機までの通信料金(Pa)と、(b)第1の中継機群の
うちの別の1つの中継機から第3の通信回線を介して最
終宛先の通信端末装置までの通信料金が最も安価でデー
タを伝送することができるときの通信料金(Pb)と、
(c)当該通信端末装置から第3の通信回線を介して通
信料金が最も安価でデータを伝送することができる第2
の中継機群のうちの1つの中継機までの通信料金(P
c)と、(d)第2の中継機群のうちの別の1つの中継
機から第3の通信回線を介して最終宛先の通信端末装置
までの通信料金が最も安価でデータを伝送することがで
きるときの通信料金(Pd)とに基づいて、最終宛先毎
に、データを最も安価で最終宛先までに伝送することが
できる、当該通信端末装置から接続される中継機を選択
して格納してなる回線選択テーブルを生成する生成手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】またさらに、請求項4記載の通信端末装置
は、請求項2又は3記載の通信端末装置において、上記
生成手段は、上記第1の通信回線の回線速度が上記第2
の通信回線の回線速度よりも速い場合に、当該最終宛先
に対して、上記第1の通信回線に接続された中継機を優
先して選択することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0012】<実施形態>図1は、本発明に係る実施形
態である、ファクシミリ中継機能及びACRテーブル生
成機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロ
ック図である。
【0013】この実施形態のファクシミリ装置20は、
第1の通信料金体系を有する専用線と、第2の通信料金
体系を有するインターネットと、上記第1の通信料金体
系及び上記第2の通信料金体系よりも高い第3の通信料
金体系を有する公衆電話回線(PSTN)とに接続され
た複数の中継機を用いてデータを中継して伝送するもの
であり、RAM7内のACRテーブル7aを参照して回
線選択を行ってファクシミリの画像データを送信し、主
制御部1は、図4のACRテーブル生成処理を実行する
ことにより、ACRテーブル7aを次の2つの場合に分
けて自動的に生成してRAM7に格納することを特徴と
している。 (I)いずれかの中継機が専用線とインターネットの両
方の通信回線に接続されているとき、図5及び図6の第
1のACRテーブル生成処理を行う。 (II)専用線とインターネットの両方の通信回線に接続
された中継機がないとき、図7乃至図9の第2のACR
テーブル生成処理を行う。
【0014】第1のACRテーブル生成処理では、主制
御部1は、(a)当該ファクシミリ装置20から公衆電
話回線を介して直接に最終宛先のファクシミリ装置まで
データを伝送するときの通信料金(Pz)と、(b)当
該ファクシミリ装置20から公衆電話回線を介して通信
料金が最も安価でデータを伝送することができる第1の
中継機までの通信料金(Pa)と、(c)上記第1の中
継機から専用線又はインターネットを介して接続された
第2の中継機から、公衆電話回線を介して最終宛先の通
信端末装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送す
ることができるときの通信料金(Pb)とに基づいて、
最終宛先毎に、データを最も安価で最終宛先までに伝送
することができる第1の中継機を選択して(図6のステ
ップS31)格納してなるACRテーブルを生成するこ
とを特徴としている。
【0015】また、第2のACRテーブル生成処理で
は、主制御部1は、(a)当該ファクシミリ装置20か
ら公衆電話回線を介して直接に最終宛先のファクシミリ
装置までデータを伝送するときの通信料金(Pz)と、
(b)当該ファクシミリ装置20から公衆電話回線を介
して通信料金が最も安価でデータを伝送することができ
る、専用線に接続された第1の中継機群のうちの1つの
中継機までの通信料金(Pa)と、(c)第1の中継機
群のうちの別の1つの中継機から公衆電話回線を介して
最終宛先のファクシミリ装置までの通信料金が最も安価
でデータを伝送することができるときの通信料金(P
b)と、(d)当該ファクシミリ装置から公衆電話回線
を介して通信料金が最も安価でデータを伝送することが
できる、インターネットに接続された第2の中継機群の
うちの1つの中継機までの通信料金(Pc)と、(e)
第2の中継機群のうちの別の1つの中継機から公衆電話
回線を介して最終宛先のファクシミリ装置までの通信料
金が最も安価でデータを伝送することができるときの通
信料金(Pd)とに基づいて、最終宛先毎に、データを
最も安価で最終宛先までに伝送することができる、当該
ファクシミリ装置から接続される中継機を選択して(図
9のステップS61,S62,S63)格納してなるA
CRテーブルを生成することを特徴としている。
【0016】さらに、主制御部1は、好ましくは、専用
線の回線速度がインターネットの回線速度よりも速い場
合に、最終宛先に対して、専用線に接続された中継機を
優先して選択する(図6のステップS33,図9のステ
ップS63の不等号)ことを特徴としている。
【0017】専用線やインターネットは、一定の使用料
金は必要であるが、それ以外については、いくら使って
も使用料金は同じである。送信時に料金がかかるのは、
公衆電話回線(PSTN)を使用したときである。詳細
後述するACRテーブル生成処理では、専用線又はイン
ターネットでの料金を0円(無料)と仮定したときのP
STNの料金比較に基づき、当該ファクシミリ装置20
から接続すべき中継機を選択する。この実施形態におい
ては、専用線又はインターネットをより多く使用しなが
ら、完全従量制の回線経路である公衆電話回線(PST
N)をより少なく使用しながら、最終宛先にファクシミ
リの画像データを送信する。この実施形態における操作
及び処理の簡単な流れは以下のようになる。 (1)発信者Aが受信者Zの電話番号(ZZZZZ)を
入力して送信を行う。操作方法はいつもと同じである。 (2)専用線又はインターネットを経由して、受信者Z
に一番近い公衆電話回線(PSTN)の中継機Yに送信
する。 (3)公衆電話回線(PSTN)の中継機Yから受信者
ZにPSTN経由で送信する。 このために、発信端末および中継機に公衆電話回線(P
STN)、専用線又はインターネットを選択するための
ACRテーブル7aを図4のACRテーブル生成処理を
用いて自動的に生成して登録する。
【0018】図1において、ファクシミリ装置20は、
従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとと
もに、ファクシミリ中継機能及びACRテーブル生成機
能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成
されており、バス13を介して以下のハードウェア各部
と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々
のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、C
CD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値
に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録
部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファ
クシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメ
ージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記
録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCR
Tディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリ
装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイ
メージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行
う。
【0019】操作部5は、当該ファクシミリ装置20を
操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、
短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種
のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部
4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5
の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成し
てもよい。
【0020】ROM6は、当該ファクシミリ装置20の
動作に必要であって主制御部1によって実行される種々
のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当
該プログラムは、少なくとも、図3の自機及び中継情報
テーブル生成処理、図4乃至図9のACRテーブル生成
処理を含む。また、RAM7は、SRAM又はフラッシ
ュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリア
として使用されてプログラムの実行時に発生する一時的
なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュ
メモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のため
に電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われ
ない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべ
きイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶す
る。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスク
メモリで構成してもよい。
【0021】ここで、RAM7は、表1に示す形式で、
最終宛先の市外局番毎に最適な中継機への通信回線及び
中継機の宛先を格納したACRテーブル7aを備える。
なお、ACRテーブル7aに格納されていない市外局番
の最終宛先には、公衆電話回線(PSTN)L1を用い
て直接に、すなわち中継機を介することなく、画像デー
タを送信する。
【0022】
【表1】 ACRテーブル7aの格納項目 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 最終宛先の市外局番,中継機への通信回線、中継機の宛先 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0023】主制御部1は、最終宛先のファクシミリ装
置に対して、発信端末としてファクシミリ送信すると
き、もしくは中継機としてファクシミリ中継送信すると
きに、ACRテーブル7aを参照して次の中継機にダイ
ヤルして、もしくは最終宛先に直接にダイヤルして画像
データを送信する。
【0024】また、RAM7にはさらに、自機及び中継
情報テーブル7bと、料金テーブル7cと、短縮ダイヤ
ルテーブル7dとを含む。ここで、自機及び中継情報テ
ーブル7bは、図3の自機及び中継情報テーブル生成処
理で生成されるテーブルであって、(a)自機の市外局
番と、(b)専用線で接続された中継機と、その市外局
番と、(c)インターネットで接続された中継機と、そ
の市外局番とを格納する。さらに、料金テーブル7cに
は、各市外局番間の公衆電話回線を利用時の料金がテー
ブルの形式で予め格納され、短縮ダイヤルテーブル7d
には、短縮ダイヤル番号又はワンタッチ番号と、最終宛
先の電話番号との対でテーブル形式で予め格納される。
【0025】ファックスモデム10は、NCU11aを
介して公衆電話回線L1に接続され、もしくはNCU1
1bを介して専用回線L2の専用線(LC)に接続さ
れ、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機
能を有するモデムであり、FSK信号として受信される
発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力
する。NCU(ネットワーク制御回路:Network Contro
l Unit)11aは例えばアナログの公衆電話回線L1の
直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダ
イヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応
じてファックスモデム10を公衆電話回線L1に接続す
る。ここで、NCU11aは、発信電話番号通知サービ
スにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号
の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知
サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信
することができる。
【0026】また、NCU11bは、例えばアナログの
専用回線L2の直流ループなどの閉結及び開放の動作を
行う専用線用ネットワーク接続機能を有するハードウェ
ア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を専
用回線L2に接続する。なお、NCU11aや11bを
所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装
置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝
送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続
するようにしてもよい。
【0027】LANインターフェース12は、当該ファ
クシミリ装置20を、例えばイーサネット(登録商標)
などのローカル・エリア・ネットワーク30に接続する
ために、信号やデータの信号変換やプロトコル変換を行
うインターフェース回路であり、LAN30にはメール
サーバ装置31とルータ装置32が接続される。さら
に、ルータ装置30は、専用回線L3、及び所定のイン
ターネットのプロバイダのルータ装置41を介してイン
ターネット網40に接続されている。当該ファクシミリ
装置20から画像データをメール本文に添付してメール
送信するときは、LANインターフェース12からLA
N30を介して一旦メールサーバ装置31に送信した
後、メールサーバ装置31が当該インターネットメール
を、LAN30、ルータ装置32、専用回線L3、イン
ターネットプロバイダのルータ装置41、インターネッ
ト網40、及び相手先のメールサーバ装置(図示せ
ず。)を介して最終宛先又は中継機である相手先のファ
クシミリ装置にメール送信する。なお、インターネット
網40への回線接続は、専用回線L3に限らず、公衆電
話回線L1を用いたダイヤルアップ接続でもよい。
【0028】さらに、発信端末のファクシミリ装置や中
継機のファクシミリ装置において、公衆電話回線が接続
されているが、専用線又はインターネットが接続されて
いない場合もある。
【0029】以上のように構成された本実施形態のファ
クシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ
通信機能に加えて、ファクシミリ中継機能及びACRテ
ーブル生成機能を有している。ファクシミリ通信機能に
おいて、画像読取部2により読み取られたドットイメー
ジデータはファクシミリ通信の規格で定められているM
H,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェア
により符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送
信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信
した符号化データもソフトウェアによりイメージデータ
に復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出
力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要
に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータ
を必要に応じて出力する。
【0030】図3は、図1のファクシミリ装置の主制御
部1によって実行される自機及び中継情報テーブル生成
処理を示すフローチャートである。図3において、ま
ず、ステップS1において自機の市外局番を入力し、ス
テップS2において未入力である専用線で接続された中
継機があるか否かが判断され、YESであるときは、ス
テップS3において当該中継機の市外局番を入力してス
テップS2に戻る。一方、ステップS2でNOであると
きは、ステップS4において未入力であるインターネッ
トで接続された中継機があるか否かが判断され、YES
であるときは、ステップS5において当該中継機の市外
局番を入力してステップS4に戻る。一方、ステップS
4でNOであるときは、ステップS6において入力され
たデータをRAM7内の自機及び中継情報テーブル7b
に格納して、当該自機及び中継情報テーブル生成処理を
終了する。
【0031】図4は、図1のファクシミリ装置の主制御
部1によって実行されるACRテーブル生成処理を示す
フローチャートである。なお、料金Pa,Pb,Pc,
Pdの初期値として、例えば、きわめて大きな値=1
0,000円が設定される。これは、当該回線がないと
きに設定されないようにし、また、図5のステップS2
4,S28、図7のステップS44,S48、及び図8
のステップS52,S56で最初に計算された料金を最
も安い料金として格納するためである。
【0032】図4において、ステップS11において自
機及び中継情報テーブル7bに基づいて、いずれかの中
継機が専用線及びインターネットに接続されているか否
かが判断され、YESであるときは、ステップS12に
おいて図5及び図6の第1のACRテーブル生成処理を
実行した後、ステップS14に進む。一方、ステップS
11でNOであるときは、ステップS13において図7
乃至図9の第2のACRテーブル生成処理を実行した
後、ステップS14に進む。ステップS14では、未入
力の最終宛先機の市外局番があるか否かが判断され、Y
ESのときはステップS11に戻る一方、NOであると
きは、当該ACRテーブル生成処理を終了する。
【0033】図5及び図6は、図4のサブルーチンであ
る第1のACRテーブル生成処理(ステップS12)を
示すフローチャートである。
【0034】図5において、まず、ステップS21にお
いて最終宛先機の市外局番を入力し、次いで、ステップ
S22において料金テーブル7cに基づいて自機と最終
宛先機間の公衆電話回線(PSTN)の料金Pzを計算
し、さらに、ステップS23において料金テーブル7c
に基づいて自機と、専用線又はインターネットで接続さ
れた発呼側中継機との間の公衆電話回線(PSTN)の
料金Paを計算する。そして、ステップS24において
計算された料金Paは、RAM7内の一時テーブルに先
に格納された料金Paより安く、いままでで最も安い料
金か否かが判断され、YESのときは、ステップS25
において発呼側中継機の電話番号又はインターネットア
ドレスと発呼側料金PaをRAM7内の一時テーブルに
記憶した後、ステップS26に進む。一方、ステップS
24でNOであれば、直接にステップS26に進む。ス
テップS26では、すべての中継機について料金Paを
計算したか否かが判断され、NOのときはステップS2
3に戻る一方、YESのときはステップS27に進む。
【0035】次いで、ステップS27において料金テー
ブル7cに基づいて最終宛先機と専用線又はインターネ
ットで接続された着呼側中継機との間の公衆電話回線
(PSTN)の料金Pbを計算し、ステップS28にお
いて計算された料金Pbは、RAM7内の一時テーブル
に先に格納された料金Pbより安く、いままでで最も安
い料金か否かが判断され、YESのときは、ステップS
29において着呼側中継機の電話番号又はインターネッ
トアドレスと着呼側料金PbをRAM7内の一時テーブ
ルに記憶した後、ステップS30に進む。一方、ステッ
プS28でNOであれば、ステップS30においてすべ
ての電話番号について料金Pbを計算したか否かが判断
され、NOのときはステップS27に戻る一方、YES
のときは図6のステップS31に進む。
【0036】図6のステップS31において、料金Pz
>(Pa+Pb)であるか否かが判断され、YESのと
きは、ステップS32において着呼側中継機の局番は自
機の市外局番と同じか否かが判断され、NOであると
き、ステップS33において中継機は専用線とインター
ネットの両方に接続されているか否かが判断され、NO
であるとき、ステップS34において中継機は専用線に
接続されず、インターネットに接続されているか否かが
判断される。ここで、ステップS31でNO又はステッ
プS32でYESであるときは、ステップS35におい
て最終宛先機の市外局番と、経路情報(公衆電話回線
(PSTN))と、中継機情報(中継機なし)とをAC
Rテーブル7aに格納し、元のメインルーチンに戻る。
また、ステップS33でYES又はステップS34でN
Oであるときは、ステップS36において最終宛先機の
市外局番と、経路情報(専用線)と、発呼側中継機の番
号をACRテーブル7aに格納して元のメインルーチン
に戻る。さらに、ステップS34でNOであるときは、
ステップS37において最終宛先機の市外局番と、経路
情報(インターネット)と、発呼側中継機のネットワー
クアドレス(電子メールで画像データを送信するとき
は、インターネットの電子メールのアドレス)をACR
テーブル7aに格納して元のメインルーチンに戻る。
【0037】図7乃至図9は、図4のサブルーチンであ
る第2のACRテーブル生成処理を示すフローチャート
である。
【0038】図7のステップS41において最終宛先機
の市外局番を入力し、次いで、ステップS42において
料金テーブル7cに基づいて自機と最終宛先機間の公衆
電話回線(PSTN)の料金Pzを計算し、さらに、ス
テップS43において料金テーブル7cに基づいて自機
と専用線で接続された発呼側中継機との間の公衆電話回
線(PSTN)の料金Paを計算する。そして、ステッ
プS44において計算された料金Paは最も安い料金か
否かが判断され、YESであるときは、ステップS45
において発呼側中継機の電話番号と発呼側料金PaをR
AM7内の一時テーブルに記憶してステップS46に進
む。一方、ステップS44でNOであるときは、直接に
ステップS46に進む。そして、ステップS46におい
てすべての中継機について料金Paを計算したか否かが
判断され、NOのときはステップS43に戻る一方、Y
ESのときはステップS47に進む。
【0039】次いで、ステップS47において料金テー
ブル7cに基づいて最終宛先機と専用線で接続された着
呼側中継機との間の公衆電話回線(PSTN)の料金P
bを計算し、ステップS48において計算された料金P
bは最も安い料金か否かが判断され、ステップS49に
おいて着呼側中継機の電話番号と、着呼側料金PbをR
AM7内の一時テーブルに記憶してステップS50に進
む。一方、ステップS48でNOであるときは、直接に
ステップS50に進む。そして、ステップS50におい
てすべての電話番号について料金Pbを計算したか否か
が判断され、NOのときはステップS47に戻る一方、
YESのときは図8のステップS51に進む。
【0040】さらに、図8のステップS51において料
金テーブル7cに基づいて自機とインターネットで接続
された発呼側中継機との間の公衆電話回線(PSTN)
の料金Pcを計算し、ステップS52において計算され
た料金Pcは最も安い料金か否かが判断され、YESで
あるときは、ステップS53において発呼側中継機のイ
ンターネットアドレスと発呼側料金PcをRAM7内の
一時テーブルに記憶してステップS54に進む。一方、
ステップS52でNOであるときは、直接にステップS
54に進む。そして、ステップS54においてすべての
中継機について料金Pcを計算したか否かが判断され、
NOのときはステップS51に戻る一方、YESのとき
はステップS55に進む。
【0041】次いで、ステップS55において料金テー
ブル7cに基づいて最終宛先機とインターネットで接続
された着呼側中継機との間の公衆電話回線(PSTN)
の料金Pdを計算し、ステップS56において計算され
た料金Pdは最も安い料金か否かが判断され、YESで
あるときは、ステップS57において着呼側中継機のイ
ンターネットアドレス(電子メールで画像データを送信
するときは、インターネットの電子メールのアドレス)
と着呼側料金PdをRAM7内の一時テーブルに記憶し
てステップS58に進む。一方、ステップS56でNO
であるときは、直接にステップS58に進む。そして、
ステップS58においてすべての電話番号について料金
Pdを計算したか否かが判断され、NOのときはステッ
プS55に戻る一方、YESのときは図9のステップS
61に進む。
【0042】さらに、図9のステップS61において、
料金Pz>(Pa+Pb)であるか否かが判断され、N
Oであるときは、ステップS62において料金Pz>
(Pc+Pd)であるか否かが判断される。ステップS
61でYESであるときは、ステップS63において、
料金(Pa+Pb)>(Pc+Pd)であるか否かが判
断される。ここで、ステップS63でNOであるとき
は、自機から専用線に接続された発呼側中継機、専用
線、専用線に接続された着呼側中継機を介して最終宛先
機まで画像データを伝送する回線経路が最も安価である
と判断して、ステップS64において最終宛先機の市外
局番と、経路情報(専用線)と、発呼側中継機の番号を
ACRテーブル7aに格納して元のメインルーチンに戻
る。また、ステップS63でNO又はステップS62で
YESであるときは、自機からインターネットに接続さ
れた発呼側中継機、インターネット網40、インターネ
ット網40に接続された着呼側中継機を介して最終宛先
機まで画像データを伝送する回線経路が最も安価である
と判断して、ステップS65において最終宛先機の市外
局番と、経路情報(インターネット)と、発呼側中継機
のインターネットアドレス(電子メールで画像データを
送信するときは、インターネットの電子メールのアドレ
ス)をACRテーブル7aに格納して元のメインルーチ
ンに戻る。さらに、ステップS62でNOであるとき
は、ステップS66において最終宛先機の市外局番と経
路情報(公衆電話回線(PSTN))と、発呼側中継機
の情報をACRテーブル7aに格納して元のメインルー
チンに戻る。
【0043】なお、図6のステップS33、及び図9の
ステップS63の処理においては、専用線の回線速度が
インターネットの回線速度よりも速いとした場合に、最
終宛先に対して、専用線に接続された中継機を優先して
選択している。これにより、専用線を選択したときは、
即時性や信頼性、セキュリティなどが特に優れた専用線
を介して画像データを伝送できるという利点がある。
【0044】
【実施例】図2は、実施例に係る画像蓄積中継システム
の回線構成の一例を示すブロック図である。当該実施例
の画像蓄積中継システムにおいて、図2に示すように、
大阪(市外局番06)に置かれたファクシミリ装置20
Bと、名古屋(市外局番052)に置かれたファクシミ
リ装置20Cとの間に専用線が設けられ、そして、中継
機のファクシミリ装置20Aを京都(市外局番075)
に設置する場合について考える。最終宛先を松本(市外
局番0263)とした場合には、京都(市外局番07
5)の中継機のファクシミリ装置20Aで計算される料
金の一例は以下の通りである。
【0045】
【表2】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 経路A:075→0263のPSTN経由料金=90円 経路B:075→06のPSTN経由料金=20円 経路C:075→052のPSTN料金=30円 経路D:06→052は専用線経由なので無料 経路E:052→0263のPSTN経由料金=40円 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (注)PSTN経由料金は3分間昼間の通信料の一例である。
【0046】この実施例においては、第2のACRテー
ブル生成処理が実行され、各料金は以下のように計算さ
れる。
【数1】Pz=90円
【数2】Pa=20円(075→06)
【数3】Pb=40円(052→0263)
【数4】Pa+Pb=60円
【0047】従って、この実施例のACRテーブル生成
処理の一例では、(a)京都(075)から大阪(0
6)までPSTNを用い、(b)大阪(06)から名古
屋(052)まで専用線を用い、(c)名古屋(05
2)から松本(0263)までPSTNを用いる回線経
路が最も安い回線経路である。ただし、専用線の費用を
無料としている。すなわち、京都(075)から松本
(0263)に対して直接にPSTN経由で送信するよ
りも、専用線を活用して大阪、名古屋経由で中継すると
きの発呼側中継機(大阪)までの料金Paと、着呼側中
継機(名古屋)から最終宛先(松本)までの料金Pbと
の加算料金が安くなるという例である。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、第1のACRテーブル生成処理では、(a)当該フ
ァクシミリ装置20から公衆電話回線を介して直接に最
終宛先のファクシミリ装置までデータを伝送するときの
通信料金(Pz)と、(b)当該ファクシミリ装置20
から公衆電話回線を介して通信料金が最も安価でデータ
を伝送することができる第1の中継機までの通信料金
(Pa)と、(c)上記第1の中継機から専用線又はイ
ンターネットを介して接続された第2の中継機から、公
衆電話回線を介して最終宛先の通信端末装置までの通信
料金が最も安価でデータを伝送することができるときの
通信料金(Pb)とに基づいて、最終宛先毎に、データ
を最も安価で最終宛先までに伝送することができる第1
の中継機を選択して(図6のステップS31)格納して
なるACRテーブルを生成している。従って、公衆電話
回線や専用線又はインターネットなどの複数の通信回線
を備えたファクシミリ中継システムなどの中継システム
において、自動的に有効でかつ最適なACRテーブルを
生成することができる。これにより、中継機情報やAC
Rテーブルのデータを入力する必要がないので、人件費
を大幅に削減できる。
【0049】また、第2のACRテーブル生成処理で
は、(a)当該ファクシミリ装置20から公衆電話回線
を介して直接に最終宛先のファクシミリ装置までデータ
を伝送するときの通信料金(Pz)と、(b)当該ファ
クシミリ装置20から公衆電話回線を介して通信料金が
最も安価でデータを伝送することができる、専用線に接
続された第1の中継機群のうちの1つの中継機までの通
信料金(Pa)と、(c)第1の中継機群のうちの別の
1つの中継機から公衆電話回線を介して最終宛先のファ
クシミリ装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送
することができるときの通信料金(Pb)と、(d)当
該ファクシミリ装置から公衆電話回線を介して通信料金
が最も安価でデータを伝送することができる、インター
ネットに接続された第2の中継機群のうちの1つの中継
機までの通信料金(Pc)と、(e)第2の中継機群の
うちの別の1つの中継機から公衆電話回線を介して最終
宛先のファクシミリ装置までの通信料金が最も安価でデ
ータを伝送することができるときの通信料金(Pd)と
に基づいて、最終宛先毎に、データを最も安価で最終宛
先までに伝送することができる、当該ファクシミリ装置
から接続される中継機を選択して(図9のステップS6
1,S62,S63)格納してなるACRテーブルを生
成している。従って、公衆電話回線以外に、専用線やイ
ンターネットなどの複数種の通信回線を備えたファクシ
ミリ中継システムなどの中継システムにおいて、自動的
に有効でかつ最適なACRテーブルを生成することがで
きる。これにより、中継機情報やACRテーブルのデー
タを入力する必要がないので、人件費を大幅に削減でき
る。
【0050】さらに、主制御部1は、好ましくは、専用
線の回線速度がインターネットの回線速度よりも速い場
合に、最終宛先に対して、専用線に接続された中継機を
優先して選択(図6のステップS33,図9のステップ
S63の不等号)している。従って、優先して専用線を
選択したときは、即時性や信頼性、セキュリティなどが
特に優れた専用線を介してデータを伝送できるという利
点がある。
【0051】<変形例>以上の実施形態においては、フ
ァクシミリ装置20の例について述べているが、本発明
はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網な
どの公衆網、専用回線、及び/又はインターネットに接
続された、例えばデータ通信装置などを含む通信端末装
置に適用することができる。
【0052】以上の実施形態においては、ファクシミリ
中継システムの例について説明しているが、本発明はこ
れに限らず、画像データのみならず、種々のデータを伝
送する中継システムに適用することができる。
【0053】以上の実施形態においては、公衆電話回線
と、専用線と、インターネットに接続されたファクシミ
リ装置20について説明しているが、少なくとも1つ又
は複数種の通信回線に接続するように構成してもよい。
専用線については、アナログ電話回線に限定されず、例
えば、デジタル回線、ATM通信回線やフレームリレー
通信回線などの種々の通信回線に適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の通信端末装置によれば、第1の通信料金体系を
有する第1の通信回線と、上記第1の通信料金体系より
も高い第2の通信料金体系を有する第2の通信回線とに
接続された複数の中継機を用いてデータを中継して伝送
する中継通信システムのための通信端末装置であって、
所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行ってデ
ータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末装置か
ら第2の通信回線を介して直接に最終宛先の通信端末装
置までデータを伝送するときの通信料金(Pz)と、
(b)当該通信端末装置から第2の通信回線を介して通
信料金が最も安価でデータを伝送することができる第1
の中継機までの通信料金(Pa)と、(c)上記第1の
中継機から第1の通信回線を介して接続された第2の中
継機から、第2の通信回線を介して最終宛先の通信端末
装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送すること
ができるときの通信料金(Pb)とに基づいて、最終宛
先毎に、データを最も安価で最終宛先までに伝送するこ
とができる第1の中継機を選択して格納してなる回線選
択テーブルを生成する生成手段とを備える。従って、公
衆電話回線や専用線又はインターネットなどの複数の通
信回線を備えたファクシミリ中継システムなどの中継シ
ステムにおいて、自動的に有効でかつ最適な回線選択テ
ーブルを生成することができる。これにより、中継機情
報や回線選択テーブルのデータを入力する必要がないの
で、人件費を大幅に削減できる。
【0055】また、本発明に係る請求項2記載の通信端
末装置によれば、第1の通信料金体系を有する第1の通
信回線と、第2の通信料金体系を有する第2の通信回線
と、上記第1の通信料金体系及び上記第2の通信料金体
系よりも高い第3の通信料金体系を有する第3の通信回
線とに接続された複数の中継機を用いてデータを中継し
て伝送する中継通信システムのための通信端末装置であ
って、所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行
ってデータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末
装置から第3の通信回線を介して直接に最終宛先の通信
端末装置までデータを伝送するときの通信料金(Pz)
と、(b)当該通信端末装置から第3の通信回線を介し
て通信料金が最も安価でデータを伝送することができる
第1の中継機までの通信料金(Pa)と、(c)上記第
1の中継機から第1又は第2の中継回線を介して接続さ
れた第2の中継機から、第3の通信回線を介して最終宛
先の通信端末装置までの通信料金が最も安価でデータを
伝送することができるときの通信料金(Pb)とに基づ
いて、最終宛先毎に、データを最も安価で最終宛先まで
に伝送することができる第1の中継機を選択して格納し
てなる回線選択テーブルを生成する生成手段とを備え
る。従って、公衆電話回線や専用線又はインターネット
などの複数の通信回線を備えたファクシミリ中継システ
ムなどの中継システムにおいて、自動的に有効でかつ最
適な回線選択テーブルを生成することができる。これに
より、中継機情報や回線選択テーブルのデータを入力す
る必要がないので、人件費を大幅に削減できる。
【0056】さらに、本発明に係る請求項3記載の通信
端末装置によれば、第1の通信料金体系を有する第1の
通信回線に接続されかつ上記第1の通信料金体系よりも
高い第3の通信回線に接続された複数の中継機を含む第
1の中継機群と、第2の通信料金体系を有する第2の通
信回線に接続されかつ上記第2の通信料金体系よりも高
い第3の通信回線に接続された複数の中継機を含む第2
の中継機群とのうちの一方を用いてデータを中継して伝
送する中継通信システムのための通信端末装置であっ
て、所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行っ
てデータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末装
置から第1の通信回線を介して通信料金が最も安価でデ
ータを伝送することができる第1の中継機群のうちの1
つの中継機までの通信料金(Pa)と、(b)第1の中
継機群のうちの別の1つの中継機から第3の通信回線を
介して最終宛先の通信端末装置までの通信料金が最も安
価でデータを伝送することができるときの通信料金(P
b)と、(c)当該通信端末装置から第3の通信回線を
介して通信料金が最も安価でデータを伝送することがで
きる第2の中継機群のうちの1つの中継機までの通信料
金(Pc)と、(d)第2の中継機群のうちの別の1つ
の中継機から第3の通信回線を介して最終宛先の通信端
末装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送するこ
とができるときの通信料金(Pd)とに基づいて、最終
宛先毎に、データを最も安価で最終宛先までに伝送する
ことができる、当該通信端末装置から接続される中継機
を選択して格納してなる回線選択テーブルを生成する生
成手段とを備える。従って、公衆電話回線以外の専用線
やインターネットなどの複数種の通信回線を備えたファ
クシミリ中継システムなどの中継システムにおいて、自
動的に有効でかつ最適な回線選択テーブルを生成するこ
とができる。これにより、中継機情報や回線選択テーブ
ルのデータを入力する必要がないので、人件費を大幅に
削減できる。
【0057】またさらに、請求項4記載の通信端末装置
によれば、請求項2又は3記載の通信端末装置におい
て、上記生成手段は、上記第1の通信回線の回線速度が
上記第2の通信回線の回線速度よりも速い場合に、当該
最終宛先に対して、上記第1の通信回線に接続された中
継機を優先して選択する。従って、優先して専用線など
の第1の通信回線を選択したときは、即時性や信頼性、
セキュリティなどが特に優れた専用線などの第1の通信
回線を介してデータを伝送できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態である、ファクシミリ
中継機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 実施例に係るファクシミリ中継システムの回
線構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 図1のファクシミリ装置の主制御部1によっ
て実行される自機及び中継情報テーブル生成処理を示す
フローチャートである。
【図4】 図1のファクシミリ装置の主制御部1によっ
て実行されるACRテーブル生成処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】 図4のサブルーチンである第1のACRテー
ブル生成処理の第1の部分を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図4のサブルーチンである第1のACRテー
ブル生成処理の第2の部分を示すフローチャートであ
る。
【図7】 図4のサブルーチンである第2のACRテー
ブル生成処理の第1の部分を示すフローチャートであ
る。
【図8】 図4のサブルーチンである第2のACRテー
ブル生成処理の第2の部分を示すフローチャートであ
る。
【図9】 図4のサブルーチンである第2のACRテー
ブル生成処理の第3の部分を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…主制御部、 2…画像読取部、 3…画像記録部、 4…表示部、 5…操作部、 6…ROM、 7…RAM、 7a…ACRテーブル、 7b…自機及び中継情報テーブル、 7c…料金テーブル、 7d…短縮ダイヤルテーブル、 8…画像メモリ、 10…ファックスモデム、 11a,11b…NCU、 12…LANインターフェース、 13…バス、 20,20A,20B,20C,20Z…ファクシミリ
装置、 30…ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、 31…メールサーバ装置、 32…ルータ装置、 40…インターネット網、 41…インターネットのプロバイダのルータ装置、 L1…公衆電話回線、 L2,L3…専用回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA30 AA35 AB20 AB25 AB43 AC29 AC43 AF03 AF05 AF08 BC01 BD09 5C075 AB90 BA08 BA09 CD07 DD04 GG02 GG09 5K025 AA08 BB06 KK08 5K036 AA15 BB01 BB04 JJ03 JJ05 5K101 KK01 KK02 LL01 NN03 NN21 NN48 PP10 RR19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の通信料金体系を有する第1の通信
    回線と、上記第1の通信料金体系よりも高い第2の通信
    料金体系を有する第2の通信回線とに接続された複数の
    中継機を用いてデータを中継して伝送する中継通信シス
    テムのための通信端末装置であって、 所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行ってデ
    ータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末装置か
    ら第2の通信回線を介して直接に最終宛先の通信端末装
    置までデータを伝送するときの通信料金(Pz)と、
    (b)当該通信端末装置から第2の通信回線を介して通
    信料金が最も安価でデータを伝送することができる第1
    の中継機までの通信料金(Pa)と、(c)上記第1の
    中継機から第1の通信回線を介して接続された第2の中
    継機から、第2の通信回線を介して最終宛先の通信端末
    装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送すること
    ができるときの通信料金(Pb)とに基づいて、最終宛
    先毎に、データを最も安価で最終宛先までに伝送するこ
    とができる第1の中継機を選択して格納してなる回線選
    択テーブルを生成する生成手段とを備えたことを特徴と
    する通信端末装置。
  2. 【請求項2】 第1の通信料金体系を有する第1の通信
    回線と、第2の通信料金体系を有する第2の通信回線
    と、上記第1の通信料金体系及び上記第2の通信料金体
    系よりも高い第3の通信料金体系を有する第3の通信回
    線とに接続された複数の中継機を用いてデータを中継し
    て伝送する中継通信システムのための通信端末装置であ
    って、 所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行ってデ
    ータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末装置か
    ら第3の通信回線を介して直接に最終宛先の通信端末装
    置までデータを伝送するときの通信料金(Pz)と、
    (b)当該通信端末装置から第3の通信回線を介して通
    信料金が最も安価でデータを伝送することができる第1
    の中継機までの通信料金(Pa)と、(c)上記第1の
    中継機から第1又は第2の中継回線を介して接続された
    第2の中継機から、第3の通信回線を介して最終宛先の
    通信端末装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送
    することができるときの通信料金(Pb)とに基づい
    て、最終宛先毎に、データを最も安価で最終宛先までに
    伝送することができる第1の中継機を選択して格納して
    なる回線選択テーブルを生成する生成手段とを備えたこ
    とを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 第1の通信料金体系を有する第1の通信
    回線に接続されかつ上記第1の通信料金体系よりも高い
    第3の通信回線に接続された複数の中継機を含む第1の
    中継機群と、第2の通信料金体系を有する第2の通信回
    線に接続されかつ上記第2の通信料金体系よりも高い第
    3の通信回線に接続された複数の中継機を含む第2の中
    継機群とのうちの一方を用いてデータを中継して伝送す
    る中継通信システムのための通信端末装置であって、 所定の回線選択テーブルを参照して回線選択を行ってデ
    ータを送信する送信手段と、(a)当該通信端末装置か
    ら第1の通信回線を介して通信料金が最も安価でデータ
    を伝送することができる第1の中継機群のうちの1つの
    中継機までの通信料金(Pa)と、(b)第1の中継機
    群のうちの別の1つの中継機から第3の通信回線を介し
    て最終宛先の通信端末装置までの通信料金が最も安価で
    データを伝送することができるときの通信料金(Pb)
    と、(c)当該通信端末装置から第3の通信回線を介し
    て通信料金が最も安価でデータを伝送することができる
    第2の中継機群のうちの1つの中継機までの通信料金
    (Pc)と、(d)第2の中継機群のうちの別の1つの
    中継機から第3の通信回線を介して最終宛先の通信端末
    装置までの通信料金が最も安価でデータを伝送すること
    ができるときの通信料金(Pd)とに基づいて、最終宛
    先毎に、データを最も安価で最終宛先までに伝送するこ
    とができる、当該通信端末装置から接続される中継機を
    選択して格納してなる回線選択テーブルを生成する生成
    手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記生成手段は、上記第1の通信回線の
    回線速度が上記第2の通信回線の回線速度よりも速い場
    合に、当該最終宛先に対して、上記第1の通信回線に接
    続された中継機を優先して選択することを特徴とする請
    求項2又は3記載の通信端末装置。
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