JP3950863B2 - ファクシミリ装置およびファクシミリネットワークシステム - Google Patents

ファクシミリ装置およびファクシミリネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明はローカルエリアネットワーク等のネットワークから公衆回線網に接続されたファクシミリ装置へ原稿の送信を行うファクシミリ装置およびこれら異なった通信網に接続されたファクシミリ装置間で原稿の送信を行うファクシミリネットワークシステムに関する。
公衆回線を利用して文字や画像を送受信することのできるファクシミリ装置は、従来からオフィスで広く使用されており、近時は家庭でも広く普及している。また、一方ではローカルエリアネットワーク(LAN)に接続した環境下で、電子メールを利用する形態でこれら文字や画像の記された文書をファクシミリとして送信し、受信側でプリントアウトして出力するファクシミリ装置もオフィスで広く使用されるようになっいる。
前者の従来から存在するファクシミリ装置は、公衆回線を利用して画像を送信する技術の進展と共に進化し、G3(Group3)あるいはG4(Group4)ファクシミリ装置が一般に使用されている。これに対してローカルエリアネットワーク等のネットワークに接続されるファクシミリ装置は、ネットワークに接続される他のファクシミリ装置と通信を行う場合に限定すれば、次のような幾つかのメリットを有する。
(1)公衆回線を使用しないので、通信回線の使用量が不要あるいは安価となる。
(2)公衆回線との接続口を必要としないので、ローカルエリアネットワーク等のネットワークを張り巡らした通信環境ではファクシミリ装置の増設や配置の変更が簡単であり、オフィスのレイアウトの変更に何ら障害とならない。
しかしながら、この一方で公衆回線を利用するG3あるいはG4ファクシミリ装置と通信しようとすると、これらの安価なファクシミリ装置にG3あるいはG4ファクシミリ通信機能を加え、かつそれらの台数分の通信回線を用意する必要が生じる(たとえば特許文献1および特許文献2参照)。
特開2003−152949号公報(第0037段落、図2)。 特開2003−348288号公報(第0009段落、図2)。
このようにネットワークで使用するファクシミリ装置であっても、公衆回線に接続されたファクシミリ装置に原稿を送信する可能性のある装置ではG3あるいはG4ファクシミリ装置と通信する機能をこれらのすべてに備える必要があり、装置の回路構成が複雑化してコストダウンを図る上で障害となる。また、これらのファクシミリ装置の台数だけ公衆回線の契約を行う必要があるので、回線の維持に要する経済的な負担が大きくなる。また、回線の配置やオフィスのレイアウトにも配慮する必要があった。
そこで本発明の目的は、ネットワークに接続するファクシミリ装置で公衆回線に接続されたファクシミリ装置に対して原稿を送信することができ、しかもそれ自身が公衆回線に接続する必要のないファクシミリ装置およびこのようなファクシミリ装置を使用して公衆回線に接続されたファクシミリ装置に原稿を送信するファクシミリネットワークシステムを提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)原稿を読み取る原稿読取手段と、(ロ)この原稿読取手段によって読み取られた画像情報を基に所定の画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、(ハ)公衆回線にのみ接続された公衆回線型ファクシミリ装置に対して画像ファイル生成手段の生成した画像ファイルで表わされる原稿の画像情報を送信する公衆回線型ファクシミリ装置送信モードを選択する公衆回線型ファクシミリ装置送信モード選択手段と、(ニ)この公衆回線型ファクシミリ装置送信モード選択手段によって公衆回線型ファクシミリ装置送信モードが選択されたとき、公衆回線以外のネットワークと公衆回線の双方に接続されて画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを所定の信号形式に変換して公衆回線に送信する他のファクシミリ装置の前記したネットワーク上のアドレスと、前記した他のファクシミリ装置によって中継される公衆回線型ファクシミリ装置の電話番号の双方を、中継先および最終宛先の宛先情報として入力する宛先情報入力手段と、(ホ)公衆回線型ファクシミリ装置送信モードが選択されている状態で、画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを公衆回線型ファクシミリ装置を最終宛先として指定した形で前記した他のファクシミリ装置に送信する通信手段とをファクシミリ装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、公衆回線型ファクシミリ装置送信モードが選択されたとき、画像ファイルを公衆回線以外のネットワークと公衆回線の双方に接続された前記した他のファクシミリ装置に送信し、ここで画像ファイルを所定の信号形式に変換させて、これを中継する形で、最終宛先として公衆回線型ファクシミリ装置に送信させることにしている。これにより、前記したネットワーク内に最低限1つの中継用のファクシミリ装置があれば、これをネットワーク上のアドレスで指定して画像ファイルを送信することで公衆回線に接続された公衆回線型ファクシミリ装置に原稿を送信することができる。
請求項3記載の発明では、(イ)公衆回線のみに接続された公衆回線型ファクシミリ装置と、(ロ)公衆回線以外のネットワークのみに接続されこのネットワーク間で原稿を読み取って得られた画像ファイルの通信を行うネットワーク型ファクシミリ装置と、(ハ)前記したネットワークと公衆回線の双方に接続され、ファクシミリの受信を行ったとき電話番号が宛先情報として付加されているかを判別する電話番号付加有無判別手段と、この電話番号付加有無判別手段が電話番号が宛先情報として付加されていると判別したとき受信した画像ファイルを公衆回線型ファクシミリ装置が受信することのできるラスタスキャン方式で読み取って生成したファクシミリ信号に変換する画像ファイル・ファクシミリ信号変換手段と、この画像ファイル・ファクシミリ信号変換手段によって変換したファクシミリ信号を電話番号を宛先情報として送信する送信手段を備えた中継型ファクシミリ装置と、(ニ)前記したネットワークのみに接続され、中継型ファクシミリ装置を中継する形で公衆回線型ファクシミリ装置を宛先として画像ファイルを送信する中継依頼型ファクシミリ装置とをファクシミリネットワークシステムに具備させる。
すなわち請求項3記載の発明では、ファクシミリネットワークシステムに、公衆回線のみに接続された公衆回線型ファクシミリ装置と、公衆回線以外のネットワークの間だけでファクシミリ通信が可能なネットワーク型ファクシミリ装置と、前記したネットワークと公衆回線の双方に接続されると共に中継機能を有する中継型ファクシミリ装置と、中継型ファクシミリ装置を中継する形で公衆回線型ファクシミリ装置を宛先として画像ファイルを送信する中継依頼型ファクシミリ装置とを具備させることにしている。中継型ファクシミリ装置は、電話番号付加有無判別手段を備えており、この電話番号付加有無判別手段が電話番号が宛先情報として付加されていると判別したとき受信した画像ファイルをファクシミリ信号に変換して電話番号を宛先情報として公衆回線型ファクシミリ装置に送信することにしている。ネットワーク型ファクシミリ装置は必ずしもシステムを構成する必要はないが、これを加えることで公衆回線型ファクシミリ装置に原稿を送信する必要性のない装置の構成をシンプルにしてシステム全体のコストダウンを図ることができる。
以上説明したように本発明によれば、公衆回線にのみ接続された公衆回線型ファクシミリ装置に対する中継機能を備えたファクシミリ装置に対して公衆回線以外のネットワークを介して送信することで、それ自身は公衆回線以外のネットワークのみに接続されたファクシミリ装置から公衆回線型ファクシミリ装置に原稿を送信することができ、経済的なシステムを構成することができるだけでなく、オフィス等のファクシミリ装置を設置する場所のレイアウトに自由度が増大する。また、必要な場合には中継型ファクシミリ装置の中継の実施に条件を付けたり、送信処理を行った原稿の画像ファイルを保存させる機能を追加することで公衆回線に流れ出す情報の規制を行うことも可能になる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例におけるファクシミリ装置を使用したファクシミリネットワークシステムの概要を表わしたものである。このファクシミリネットワークシステム100は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク通信網101と、公衆電話交換網(PSTN:Public Switched Telephone Network)等の公衆回線網102の2つの通信網の間でファクシミリ通信が可能なシステムである。公衆回線網102には、従来から一般的に使用されてきた公衆回線型ファクシミリ装置103が接続されている。この公衆回線型ファクシミリ装置103は、アナログ電話回線を利用するファクシミリ装置であり、一般にはG3(Group3)あるいはG4(Group4)ファクシミリ装置が使用されている。G4ファクシミリ装置は、G3ファクシミリ装置よりも高速で通信が可能であるが、送信側と受信側の双方の装置がISDN(Integrated Service Digital Network:総合サービスディジタル網)で使用されることが前提となる。
一方、事業所等におけるLAN等のネットワーク通信網101の普及に伴って、ネットワーク通信網101内で限定的に使用されるネットワーク型ファクシミリ装置104も普及している。ネットワーク型ファクシミリ装置104は、たとえば工場内にこれを配置すると、同じ工場内等の同一ネットワーク通信網101内のファクシミリ装置と比較的高速に文書を通信することができる。また、外部の公衆回線網102に接続された公衆回線型ファクシミリ装置103との間の通信機能を備えていないので、内部の文書が間違って外部に送信されるといったおそれもない。
本実施例のファクシミリネットワークシステム100には、このように従来から存在する公衆回線型ファクシミリ装置103およびネットワーク型ファクシミリ装置104の他に、ネットワーク通信網101にIP(Internet Protocol)中継型ファクシミリ装置105と、IP通信型ファクシミリ装置106の2種類のファクシミリ装置105、106が設置されている。これら2種類のファクシミリ装置105、106も、原稿の読み取りや送信および画像情報の受信や記録といった通常のファクシミリ装置としての機能を備えている。IP通信型ファクシミリ装置106の方は、IP通信によってIP中継型ファクシミリ装置105と通信する機能を備えている。IP中継型ファクシミリ装置105は、公衆回線網102と通信する機能を備えており、それ自身で公衆回線型ファクシミリ装置103との間のファクシミリ通信を行うことができるだけでなく、IP通信型ファクシミリ装置106から要求があると、その送信する画像情報を中継して、公衆回線型ファクシミリ装置103に送信したり、その逆に公衆回線型ファクシミリ装置103から送られてくる画像情報を中継してIP通信型ファクシミリ装置106に送信する機能も備えている。
図2は、IP中継型ファクシミリ装置の回路構成とその周辺の構成を表わしたものである。IP中継型ファクシミリ装置105は、図1に示したネットワーク通信網101を構成するLANケーブル111に接続されたLANインタフェース部112と、公衆回線網102に接続された通信部113を備えている。LANインタフェース部112および通信部113は、バス114を介して、プリンタ部115、スキャナ部116、操作部117、メイン制御部118、情報メモリ119および画データメモリ120と接続されている。
ここで、LANインタフェース部112は、LANで使用される通信プロトコルに従って、このIP中継型ファクシミリ装置105をLANケーブル111に接続するためのネットワーク通信機能を果たすようになっている。通信部113は、データの送受信のための符号化および復号化回路や通信モデム(変復調装置)、網制御回路等を備え、公衆回線網102との通信を行うようになっている。プリンタ部115は、たとえば図示しないサーマルヘッドを使用した感熱記録部や感光体ドラムを使用したゼログラフィによる静電記録部を備え、受信した画データをプリントアウトするようになっている。スキャナ部116は、図示しない1次元イメージセンサを備えており、原稿上の画データの読み取りを行う。操作部117は、オペレータが送信先をダイヤルしたり送信の際のモードを選択するといった操作を行うための図示しないボタンスイッチや液晶等のディスプレイあるいはタッチパネル装置によって構成されている。
メイン制御部118は、図示しないCPU(中央処理装置)や制御プログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)等から構成されており、IP中継型ファクシミリ装置105の各種制御を行うようになっている。情報メモリ119は、各種のデータを格納するメモリ領域であるが、その一部に、送信の指示を行うファクシミリ装置のそれぞれのIPアドレスを格納した情報テーブル121を備えている。画データメモリ120は、所定のブロック単位で画データを格納し、また読み出すためのメモリである。この画データメモリ120には、圧縮符号化された後の画データの量や、ページごとの画データのサイズ(容量)や解像度といった原稿の画データに付属するデータも格納される。
図3は、IP通信型ファクシミリ装置の回路構成とその周辺の構成を表わしたものである。IP通信型ファクシミリ装置106は、図2で示したIP中継型ファクシミリ装置105と同様にLANケーブル111に接続されたLANインタフェース部131を備えている。LANインタフェース部131は、バス130を介してプリンタ部132、スキャナ部133、操作部134、メイン制御部135、情報メモリ136および画データメモリ137と接続されている。ここで、プリンタ部132、スキャナ部133、情報メモリ136および画データメモリ137は、図2に示したIP中継型ファクシミリ装置105のプリンタ部115、スキャナ部116、情報メモリ119および画データメモリ120と実質的に同一の回路構成となっている。
IP通信型ファクシミリ装置106の操作部134は、IP中継型ファクシミリ装置105の操作部117と実質的に同一であるが、その操作パネルの一部にワンタッチボタン138が付属している。ワンタッチボタン138はこれを押下することで、LANインタフェース部131によるIP通信によってIP中継型ファクシミリ装置105へ接続し、これを中継した公衆回線網102への通信処理が実行されるようになっている。LANインタフェース部131とメイン制御部135は、この通信制御に対応する回路構成となっている。
図4は、公衆回線型ファクシミリ装置の構成を表わしたものである。公衆回線型ファクシミリ装置103は、公衆回線網102に接続された通信部141を備えている。通信部141は、バス142を介して、プリンタ部143、スキャナ部144、操作部145、メイン制御部146および画データメモリ147と接続されている。これらは、図2に示したIP中継型ファクシミリ装置105の通信部113、プリンタ部115、スキャナ部116、操作部117、メイン制御部118および画データメモリ120と実質的に同一の回路構成となっている。
ただし、公衆回線型ファクシミリ装置103は、IP中継型ファクシミリ装置105と異なり、電子メールで画像ファイルの受信を行わないので、TIFF(Tagged Image File Format)等の形式の画像ファイルを作成したり、このような画像ファイルを受信して記録を行うといった機能は必要としない。これに対して、IP中継型ファクシミリ装置105はIP通信型ファクシミリ装置106からTIFF等の形式の画像ファイルを受信するので、これを公衆回線型ファクシミリ装置103に送信する際に従来のラスタスキャン型の画像形式に変換する機能を備えている。
なお、図1に示したネットワーク型ファクシミリ装置104は、図2に示したIP中継型ファクシミリ装置105から通信部113と情報メモリ119を削除した回路構成となっており、その図示を省略する。
以上のような構成のファクシミリネットワークシステム100でIP通信型ファクシミリ装置106から、公衆回線型ファクシミリ装置103に原稿を送信する場合を次に説明する。本実施例では衆回線型ファクシミリ装置103がG3規格の装置であるとする。
図5は、IP通信型ファクシミリ装置から公衆回線型ファクシミリ装置に原稿を送信する場合の制御の様子を表わしたものである。ユーザは、IP通信型ファクシミリ装置106に原稿(図示せず)をセットすると、操作部134のワンタッチボタン138を押下する(ステップS201:Y)。ユーザがこれ以外の処理を行った場合には(ステップS201:N)、ネットワーク通信網101内の他のネットワーク型ファクシミリ装置104と通信を行う場合等であり、本発明と直接関係しないので、その説明を省略する。
ユーザがワンタッチボタン138を押下すると、情報メモリ136からネットワーク通信網101内のIP中継型ファクシミリ装置105のIPアドレスが獲得される(ステップS202)。ネットワーク通信網101内にはIP中継型ファクシミリ装置105が複数存在する場合があり、ユーザはこの場合に操作部134の図示しないディスプレイに表示された情報からIP中継型ファクシミリ装置105のうちの1つを選択することができる。自動的な選択が行われてもよい。
次にユーザは前記したディスプレイの指示により送信先の公衆回線型ファクシミリ装置103の電話番号を操作部134を用いてダイヤルするので、メイン制御部135はこれを情報メモリ136内の所定の領域に格納する(ステップS203)。この後、メイン制御部135は操作部134の図示しない送信ボタンが押されるか、中止ボタンが押されるかを待機する(ステップS204、S205)。
送信ボタンが押された場合には(ステップS204:Y)、セットした送信原稿の読み取りが行われ(ステップS206)、これを基にしてTIFF等の形式の画像ファイルが作成される(ステップS207)。メイン制御部135は送信する電子メールにこの画像ファイルを添付して、ステップS202で獲得したIP中継型ファクシミリ装置105に対してLANインタフェース部131からSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて送信する(ステップS208)。これがネットワーク通信網101内でのファクシミリ送信である。このときの電子メールの宛先は「FAX[宛先電話番号]@[IP中継型ファクシミリ装置のIPアドレス]」となる。電子メールは、この宛先における[IP中継型ファクシミリ装置のIPアドレス]に送信される。
この後、メイン制御部135は該当のIP中継型ファクシミリ装置105からファクシミリの通信結果(通信が成功した場合だけでなく失敗した場合も含む)が受信されるのを待機する(ステップS209)。そして、通信結果が送られてきたら(Y)、送信が完了したことやエラーが発生したことのようにユーザに必要な情報について操作部134の前記したディスプレイに表示する。また、送信の相手先の公衆回線型ファクシミリ装置103の能力あるいは機能に関する情報が通信結果に含まれている場合には、これをその公衆回線型ファクシミリ装置103の電話番号のリストあるいはこれに対応するワンタッチキーに付属させる形で学習結果として記憶して(ステップS210)、一連の送信処理を終了させる(エンド)。
なお、ステップS204およびステップS205でユーザが送信ボタンを押すことなく中止ボタンを押した場合には(ステップS205:Y)、原稿の送信が行われることなく処理が終了する(エンド)。また、この図ではワンタッチボタン138を押してから送信ボタンを押すことにしたが、先に送信ボタンを押してからワンタッチボタン138を押すように原稿の送信の際の操作の順序が各種異なっていてもよいことは当然である。
図6は、IP中継型ファクシミリ装置の中継による送信処理の流れを表わしたものである。IP中継型ファクシミリ装置105は、LANインタフェース部112でファクシミリの受信を行ったら(ステップS221:Y)、メイン制御部118はこれに公衆回線網102に接続された通信端末の電話番号が付いているかどうかをチェックする(ステップS222)。先に示した電子メールの宛先としての「FAX[宛先電話番号]@[IP中継型ファクシミリ装置のIPアドレス]」の形式となっていれば、その[宛先電話番号]が公衆回線網102に接続された通信端末の電話番号である(Y)。これ以外の場合には、自身のIP中継型ファクシミリ装置105を最終宛先とする原稿が受信されたことになる(ステップS222:N)。そこで、この場合には送られてきた画像ファイルを用いてプリンタ部115が原稿の画像をプリントアウトすることになる(ステップS223)。
ところで受信したファクシミリが公衆回線型ファクシミリ装置103宛である場合(ステップS222:Y)、メイン制御部118は宛先として指定された電話番号をダイヤルして発呼する(ステップS224)。これに対して送信先の公衆回線型ファクシミリ装置103が着信した場合には(ステップS225:Y)、その公衆回線型ファクシミリ装置103のファクシミリ(FAX)受信機能の確認を行う(ステップS226)。たとえばG3機能で受信することができるとか、A4用紙のみでの受信が可能であるといったことがプロトコルによって確認される。
メイン制御部118は、得られた受信機能に合わせて、受信した画像ファイルを走査ラインごとのファクシミリ信号に変換する(ステップS227)。そして、これを順次、相手先の公衆回線型ファクシミリ装置103に公衆回線網102を使用して送信する(ステップS228)。この処理は通信部113が行う。受信した原稿の全部の送信が終了したら(ステップS229:Y)、公衆回線型ファクシミリ装置103から受信が正常に終了した等の送信結果の通知を受けて(ステップS230:Y)、この通信結果および相手先の公衆回線型ファクシミリ装置103の能力あるいは機能を送信元のIP通信型ファクシミリ装置106に送信して(ステップS231)、処理を終了させる(エンド)。
なお、公衆回線型ファクシミリ装置103への送信の途中で通信障害等のエラーが発生して通信が続行できなくなった場合には(ステップS229:N、ステップS232:Y)、その旨の送信結果を送信元のIP通信型ファクシミリ装置106に送信することになる(ステップS231)。また、ステップS224で相手先の公衆回線型ファクシミリ装置103に発呼したにも係わらず他のファクシミリ通信中等の理由で着信が行われない場合には(ステップS225:N)、再度のダイヤルが可能な規定時間内(あるいは規定した発呼回数内)であれば(ステップS233:Y)、再びステップS224の処理が行われる。これに対して規定時間外となったり規定した発呼回数を超えても着信が行われないような場合には(ステップS233:N)、その結果をIP通信型ファクシミリ装置106に送信して(ステップS231)、処理を終了させることになる(エンド)。
なお、以上説明した実施例では公衆回線型ファクシミリ装置103同士が通信を開始する場合のようにIP中継型ファクシミリ装置105が公衆回線型ファクシミリ装置103にファクシミリの送信を開始する前にその能力あるいは機能を確認することにしたが(ステップS226)、これによる学習結果を反映させて、IP通信型ファクシミリ装置106がIP中継型ファクシミリ装置105に原稿を送信するときにこれらの情報を付加して送信することで、IP中継型ファクシミリ装置105が公衆回線型ファクシミリ装置103に原稿を送信する際の能力あるいは機能の確認処理を省略あるいは簡素化することができる。また、これらの送信先のファクシミリ装置についての学習機能をG4ファクシミリ装置との通信時に同様に適用できることはもちろんである。
本実施例では、この他に次のような効果が生じる。今、A社とB社の本社がそれぞれ東京に存在して、A社の支社が大阪に存在するものとする。A社の大阪支社からB社の東京本社にファクシミリで送信を行うものとする。図1に示す公衆回線網102のみを使用するとすると、このファクシミリ通信によって東京・大阪間の距離に応じた比較的高い通信料金が発生する。
ところが、A社の東京本社とA社の大阪支社がネットワーク通信網101で繋がっており、A社の東京本社にIP中継型ファクシミリ装置105が配置されているものとする。本実施例では、A社の大阪支社からB社の東京本社にファクシミリで送信する際に、A社の大阪支社からA社の東京本社にIP通信型ファクシミリ装置106を使用して送信を行い、東京のIP中継型ファクシミリ装置105がこれを中継してB社の東京本社に送信することができる。これにより、公衆回線網102は東京都内だけ使用すればよく、経済的な通信が可能になる。
本発明の一実施例におけるファクシミリネットワークシステムの概要を表わしたシステム構成図である。 本実施例でIP中継型ファクシミリ装置の回路構成とその周辺の構成を表わしたブロック図である。 本実施例でIP通信型ファクシミリ装置の回路構成とその周辺の構成を表わしたブロック図である。 本実施例で公衆回線型ファクシミリ装置の構成を表わしたブロック図である。 本実施例でIP通信型ファクシミリ装置から公衆回線型ファクシミリ装置に原稿を送信する場合の流れ図である。 本実施例でIP中継型ファクシミリ装置の中継による送信処理を表わした流れ図である。
符号の説明
100 ファクシミリネットワークシステム
101 ネットワーク通信網
102 公衆回線網
103 公衆回線型ファクシミリ装置
105 IP中継型ファクシミリ装置
106 IP通信型ファクシミリ装置
112、131 LANインタフェース部
113、141 通信部
115、132、143 プリンタ部
116、133、144 スキャナ部
117、134、145 操作部
118、135、146 メイン制御部
119、136 情報メモリ
120、137、147 画データメモリ
138 ワンタッチボタン

Claims (6)

  1. 原稿を読み取る原稿読取手段と、
    この原稿読取手段によって読み取られた画像情報を基に所定の画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    公衆回線にのみ接続された公衆回線型ファクシミリ装置に対して前記画像ファイル生成手段の生成した画像ファイルで表わされる前記原稿の画像情報を送信する公衆回線型ファクシミリ装置送信モードを選択する公衆回線型ファクシミリ装置送信モード選択手段と、
    この公衆回線型ファクシミリ装置送信モード選択手段によって公衆回線型ファクシミリ装置送信モードが選択されたとき、前記公衆回線以外のネットワークと前記公衆回線の双方に接続されて前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを所定の信号形式に変換して公衆回線に送信する他のファクシミリ装置の前記ネットワーク上のアドレスと、前記他のファクシミリ装置によって中継される前記公衆回線型ファクシミリ装置の電話番号の双方を、中継先および最終宛先の宛先情報として入力する宛先情報入力手段と、
    公衆回線型ファクシミリ装置送信モードが選択されている状態で、前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記公衆回線型ファクシミリ装置を最終宛先として指定した形で前記他のファクシミリ装置に送信する通信手段
    とを具備することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記他のファクシミリ装置は、ファクシミリの受信を行ったとき電話番号が宛先情報として付加されているかを判別する電話番号付加有無判別手段と、この電話番号付加有無判別手段が電話番号が宛先情報として付加されていると判別したとき受信した画像ファイルを前記公衆回線型ファクシミリ装置が受信することのできるラスタスキャン方式で読み取って生成したファクシミリ信号に変換する画像ファイル・ファクシミリ信号変換手段を具備することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 公衆回線のみに接続された公衆回線型ファクシミリ装置と、
    前記公衆回線以外のネットワークのみに接続されこのネットワーク間で原稿を読み取って得られた画像ファイルの通信を行うネットワーク型ファクシミリ装置と、
    前記ネットワークと前記公衆回線の双方に接続され、ファクシミリの受信を行ったとき電話番号が宛先情報として付加されているかを判別する電話番号付加有無判別手段と、この電話番号付加有無判別手段が電話番号が宛先情報として付加されていると判別したとき受信した画像ファイルを前記公衆回線型ファクシミリ装置が受信することのできるラスタスキャン方式で読み取って生成したファクシミリ信号に変換する画像ファイル・ファクシミリ信号変換手段と、この画像ファイル・ファクシミリ信号変換手段によって変換したファクシミリ信号を前記電話番号を宛先情報として送信する送信手段を備えた中継型ファクシミリ装置と、
    前記ネットワークのみに接続され、前記中継型ファクシミリ装置を中継する形で前記公衆回線型ファクシミリ装置を宛先として画像ファイルを送信する中継依頼型ファクシミリ装置
    とを具備することを特徴とするファクシミリネットワークシステム。
  4. 前記中継型ファクシミリ装置は、前記ネットワークに複数存在し、前記中継依頼型ファクシミリ装置は複数の中継型ファクシミリ装置から1つを選択することのできるものであることを特徴とする請求項3記載のファクシミリネットワークシステム。
  5. 前記公衆回線型ファクシミリ装置と中継型ファクシミリ装置は、G3またはG4ファクシミリ装置としての通信機能と通信の宛先の前記公衆回線型ファクシミリ装置の能力についての学習機能を備えていることを特徴とする請求項3記載のファクシミリネットワークシステム。
  6. 前記ネットワークはローカルエリアネットワークであることを特徴とする請求項3記載のファクシミリネットワークシステム。
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