JP2007142282A - 集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズによる誤動作を防止するために必要な量のデカップリング容量を確実に配置することができ、機能セルの配置後にデカップリング容量が不足して、機能セルの再配置を行う必要が生じる虞がない集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出し(S26)、機能セル及び算出した値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域を有する仮想セルを作成し(S28)、仮想セルをチップ内に配置し(S30)、その後に仮想セルの配置領域にデカップリング容量セルを配置する(S31)。
【選択図】図5

Description

本発明は、電源のノイズによる誤動作を防止するためのデカップリング容量を備える半導体集積回路のレイアウト方法及びコンピュータに該レイアウト方法を実行させるコンピュータプログラムに関する。
近年、半導体集積回路は微細化及び高集積化が進んでおり、これに伴って動作電圧の低電圧化及び動作周波数の高速化等が進んでいる。例えば、半導体集積回路を製造するプロセスのルールは0.1μm以下となり、これに伴って動作電圧は1.2V以下になり、また動作周波数は数百MHz以上となっている。高速化により半導体集積回路ではノイズが増加し、また、低電圧化によりノイズに対する耐性は悪化するため、ノイズによる回路の誤動作が発生しやすくなるという問題がある。
ノイズによる回路の誤動作を防止するために、回路の電源間にデカップリング容量を設ける方法がある。従来、CAD段階におけるデカップリング容量の配置は、まずフリップフロップ、論理ゲート素子、クロックバッファ及びI/Oセル等の機能セルを適宜の規則に従ってチップ内に配置し、その後に機能セルが配置されない空き領域に対して行われていた。この場合、機能セル及びデカップリング容量の配置後に、十分な量のデカップリング容量が配置されているか否かを検証し、デカップリング容量が十分に配置されていない場合には、デカップリング容量を配置する空き領域を広げるように、機能セルの配置を再度行う必要があった。
特許文献1においては、予めノイズの低減に必要なデカップリング容量を見積もり、必要なデカップリング容量をチップのデッドスペースとなるコーナーエリア及びI/Oセルの周囲へ優先的に配置する半導体集積回路のレイアウト方法及びこの方法でレイアウトされた半導体集積回路が提案されている。
また、特許文献2においては、チップ内に機能セルの配置を行った後、チップを複数の領域に分割して領域毎に必要なデカップリング容量の量を決定し、必要量に応じて各領域を増大又は縮小させて、デカップリング容量を各領域に配置する方法が提案されている。
特開2004−055954号公報 特開2002−288253号公報
しかしながら、従来のデカップリング容量を配置する方法においては、機能セル配置後の空き領域にデカップリング容量を配置しており、また、特許文献1に記載の半導体集積回路のレイアウト方法においては、チップのコーナーエリア及びI/Oセルの周囲へデカップリング容量を配置しているため、特にデカップリング容量を必要とする機能セル、例えばフリップフロップ及びクロックバッファ等の電源ノイズの発生源となる機能セルの近傍に、デカップリング容量が配置されず、デカップリング容量が効率的に機能しない虞がある。
また、従来及び特許文献2に記載のデカップリング容量を配置する方法においては、チップ内にまず機能セルを配置した後で、デカップリング容量を配置しているため、デカップリング容量を配置する空き領域が不足した場合には、空き領域を確保するためにレイアウトを修正しなければならず、レイアウトの作業に時間を要するという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出しておき、算出した値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び機能セルを有する仮想セルを作成し、仮想セルをチップ内に配置した後で、仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置することにより、必要な量のデカップリング容量を最適な位置に確実に配置することができ、デカップリング容量の不足に起因する配置の再実行を減少でき、また、チップ内に仮想セルを配置する場合に、仮想セルの配置が行いやすい集積回路のレイアウト方法、及びこのレイアウト方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出しておき、算出した値のデカップリング容量及び機能セルを有する仮想セルを作成して、仮想セルをチップ内に配置することにより、必要な量のデカップリング容量を最適な位置に確実に配置することができ、デカップリング容量の不足に起因する配置の再実行を減少できる集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、機能セルに所定の値のデカップリング容量又は所定の値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域を付加したものを予めセルライブラリとして用意しておき、デカップリング容量の必要量に応じて、デカップリング容量又は配置領域を削減して仮想セルを作成することにより、簡単に仮想セルを作成することができる集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、機能セルに必要なデカップリング容量の値に応じて、機能セルにデカップリング容量又は配置領域を付加して仮想セルを作成することにより、仮想セルが必要量のデカップリング容量を確実に備えることができる集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の大きさの単位領域を用意しておき、単位容量セル又は単位領域を付加又は削減して仮想セルを作成することにより、仮想セルの作成が簡単に行える集積回路のレイアウト方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
第1発明に係る集積回路のレイアウト方法は、複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウト方法において、各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出するステップと、該ステップで算出された値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び前記機能セルを有する仮想セルを作成するステップと、前記仮想セルを配置するステップと、前記仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置するステップとを備えることを特徴とし、第6発明に係るコンピュータプログラムは、複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウトをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出させるステップと、コンピュータに、前記ステップで算出された値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び前記機能セルを有する仮想セルを作成させるステップと、コンピュータに、前記仮想セルを配置させるステップと、コンピュータに、前記仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明においては、予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出し、算出した値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び機能セルを有する仮想セルを作成し、仮想セルをチップ内に配置した後に、仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置する。予め仮想セル内に必要なデカップリング容量を配置するための領域が含まれているため、仮想セルを配置することによりで確実にデカップリング容量が配置される。また、機能セル及び配置領域で仮想セルを作成するため、仮想セルのデータ量が少なくなり、仮想セルの配置が行いやすくなる。
第2発明に係る集積回路のレイアウト方法は、複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウト方法において、各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出するステップと、該ステップで算出された値のデカップリング容量及び前記機能セルを有する仮想セルを作成するステップと、前記仮想セルを配置するステップとを備えることを特徴とし、第7発明に係るコンピュータプログラムは、複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウトをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出させるステップと、コンピュータに、前記ステップで算出された値のデカップリング容量及び前記機能セルを有する仮想セルを作成させるステップと、コンピュータに、前記仮想セルを配置させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明においては、予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出し、算出した値のデカップリング容量及び機能セルを有する仮想セルを作成し、仮想セルをチップ内に配置する。予め仮想セル内に必要なデカップリング容量が含まれているため、仮想セルを配置するのみで確実にデカップリング容量が配置される。
第3発明に係る集積回路のレイアウト方法は、前記仮想セルを作成するステップより以前に、所定の値のデカップリング容量又は所定の大きさの配置領域が付加された機能セルを含むセルライブラリを作成するステップを備え、前記仮想セルを作成するステップは、前記セルライブラリに含まれる前記機能セルに付加された前記所定の値のデカップリング容量又は前記所定の大きさの配置領域を、必要なデカップリング要領の値に応じて削減し、前記仮想セルを作成することを特徴とし、第8発明に係るコンピュータプログラムは、前記仮想セルを作成するステップより以前に、コンピュータに、所定の値のデカップリング容量又は所定の大きさの配置領域が付加された機能セルを含むセルライブラリを作成させるステップを備え、前記仮想セルを作成するステップは、前記セルライブラリに含まれる前記機能セルに付加された前記所定の値のデカップリング容量又は前記所定の大きさの配置領域を、必要なデカップリング要領の値に応じて削減し、前記仮想セルを作成させるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、機能セルに所定の値のデカップリング容量又は所定の値のデカップリング容量の配置に必要な所定の大きさの配置領域を付加したものを予めライブラリとして用意し、デカップリング容量の必要量に応じて所定の値のデカップリング容量又は所定の大きさの配置領域を削減して仮想セルを作成する。デカップリング容量を削減するのみの処理であるため、簡単に仮想セルが作成できる。
第4発明に係る集積回路のレイアウト方法は、前記仮想セルを作成するステップが、必要なデカップリング容量の値に応じて、前記機能セルにデカップリング容量又は配置領域を付加し、前記仮想セルを作成することを特徴とし、第9発明に係るコンピュータプログラムは、前記仮想セルを作成させるステップが、必要なデカップリング容量の値に応じて、前記機能セルにデカップリング容量又は配置領域を付加し、前記仮想セルを作成させるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、機能セルに必要なデカップリング容量の値に応じて、機能セルにデカップリング容量又は配置領域を付加して仮想セルを作成する。予め別のライブラリを作成しておくことなく、確実に必要量のデカップリング容量を備える仮想セルが作成できる。
第5発明に係る集積回路のレイアウト方法は、前記仮想セルを作成するステップが、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の値のデカップリング容量の配置に必要な単位領域を付加又は削減して、前記仮想セルを作成することを特徴とし、第10発明に係るコンピュータプログラムは、前記仮想セルを作成させるステップが、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の値のデカップリング容量の配置に必要な単位領域を付加又は削減して、前記仮想セルを作成させるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の大きさの単位領域を付加又は削減して仮想セルを作成する。単位容量セルの付加又は削減のみで仮想セルを作成するため、仮想セルの作成が簡単に行える。
第1発明及び第6発明による場合は、予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出しておき、算出した値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び機能セルを有する仮想セルを作成し、仮想セルをチップ内に配置した後で、仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置することにより、予め仮想セル内に必要なデカップリング容量を配置する領域が含まれているため、仮想セルを配置することで最適な位置に確実にデカップリング容量が配置でき、デカップリング容量が不足してレイアウトの修正を行うことがないため、集積回路のレイアウト期間を短縮することができる。また、仮想セルのデータ量が少なくなるため、仮想セルの配置が行いやすく、集積回路のレイアウト期間を短縮することができる。
第2発明及び第7発明による場合は、予め各機能セル毎に必要なデカップリング容量の値を算出しておき、算出した値のデカップリング容量及び機能セルを有する仮想セルを作成して、仮想セルをチップ内に配置することにより、予め仮想セル内に必要なデカップリング容量が含まれているため、仮想セルを配置するのみで最適な位置に確実にデカップリング容量が配置でき、デカップリング容量が不足してレイアウトの修正を行うことがないため、集積回路のレイアウト期間を短縮することができる。
第3発明及び第8発明による場合は、機能セルに所定の値のデカップリング容量又は所定の値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域を付加したものを予めライブラリとして用意しておき、デカップリング容量の必要量に応じてデカップリング容量又は配置領域を削減して仮想セルを作成することにより、仮想セルの作成はデカップリング容量又は配置領域を削減するのみの処理であるため、簡単に仮想セルが作成でき、集積回路のレイアウト期間を短縮することができる。
第4発明及び第9発明による場合は、機能セルに必要なデカップリング容量の値に応じて、機能セルにデカップリング容量又はデカップリング容量の配置に必要な配置領域を付加して仮想セルを作成することにより、確実に必要量のデカップリング容量又は配置領域を備える仮想セルが作成でき、予め別のライブラリを作成しておく必要がないため、別のライブラリを作成する手間がなく、また別のライブラリを保存するディスク領域を必要としない。
第5発明及び第10発明による場合は、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の大きさの単位領域を用意しておき、単位容量セル又は単位領域を付加又は削減して仮想セルを作成することにより、単位容量セル又は単位領域の付加又は削除のみで仮想セルを作成できるため、仮想セルの作成を簡単に行うことができ、集積回路のレイアウト期間を短縮することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る半導体集積回路のレイアウトを示す模式的平面図であり、ロジックセルが複数レイアウトされている部分を一部拡大して図示してある。図において20は半導体集積回路であり、半導体集積回路20には、フリップフロップ及びクロックバッファ等の常にクロックと共に動作し、ノイズの発生源になりやすいロジックセル1と、フリップフロップ間に配され、フリップフロップ間に伝達される信号の論理演算を行うNAND及びNOR等のノイズの発生源になりにくいロジックセル2とが半導体チップ上に多数配されている。
また、半導体集積回路20には、電源配線又は接地配線に接続される複数のグローバル配線3が並設してあり、2つのグローバル配線3の間にロジックセル1及び2が配され、両側のグローバル配線3に接続されている。また、ノイズの発生源になりやすいロジックセル1の周辺には、ノイズを削減するためのデカップリング容量セル4が複数配されている。デカップリング容量セル4は、例えばp型半導体基板上に形成されたp型ウェルと、p型ウェルに絶縁膜を挟んで対向するシリコンのゲート電極とで構成されるコンデンサを用いる。
図2は、本発明に係るレイアウトプログラムを実行するコンピュータの構成を示すブロック図である。図2において50はコンピュータの主演算処理を行うCPUであり、CPU50には表示装置51、入力装置52、メモリ53及び記憶装置54が接続されている。表示装置51はCRTディスプレイ又は液晶ディスプレイ等であり、CPU50から与えられるデータに基づいてレイアウト画像を表示する。入力装置52はキーボード及びマウス等であり、設計者からの入力をCPU50に与えるものである。メモリ53は、SRAM又はDRAM等で構成され、CPU50にて実行されるプログラム及びこのプログラムが処理を行うデータ等を一時的に記憶するものである。
記憶装置54は、ハードディスク、フラッシュメモリ又は光ディスク等により構成される不揮発性の記憶装置であり、プログラム55、回路データ56及びセルライブラリ57等が記憶されている。プログラム55は回路データ56を基にして半導体集積回路20のレイアウトを自動で行うものであり、プログラム55が行う処理の詳細は後述する。回路データ56は、動作検証及びタイミング検証等が終了したレイアウト対象の回路の構成が記録されたデータであり、所謂ネットリストの形式で記憶装置54に記憶されている。セルライブラリ57は、半導体集積回路20に配置されるフリップフロップ、NAND素子及びNOR素子等の各セルの平面形状を有しており、プログラム55はセルライブラリ57から各セルの平面形状を読み出してレイアウトを行う。
図3は、本発明の実施の形態1に係るセルライブラリ57の作成工程を示すフローチャートであり、既存のセルライブラリを修正し、本発明に係るレイアウト方法によりプログラム55がレイアウトを行うためのセルライブラリ57を作成する工程を示している。
また、図4は、本発明の実施の形態1に係るセルライブラリ57に含まれるセルの平面形状の作成過程を示す模式図であり、1つのセルを図示している。なお、セルライブラリ57の作成は、プログラム55に含まれるライブラリ作成機能により自動的に行われるものである。
セルライブラリ57の作成は、まず既存のセルライブラリの読み込みから行う(ステップS1)。既存のセルライブラリには、図4(a)に示すように、2本のグローバル配線3、3を含む複数のロジックセル1及び2(図4にはロジックセル1のみ図示してある)の平面形状が登録されており、従来のレイアウトプログラムはこのセルライブラリに登録されている平面形状に基づいてレイアウトを行うものである。
次いで、セルライブラリ57を用いて作成される半導体集積回路20の動作条件の読み込みを行う(ステップS2)。動作条件は、セルライブラリ57を用いて作成される半導体集積回路20の動作周波数、電源電圧及びノイズの許容量等であり、設計者によって予め定められるものである。動作条件の読み込みは、設計者が予め動作条件を記述したファイルを用意しておき、このファイルを読み込むことにより行うか、又は設計者が入力装置52から入力した値を直接読み込むことにより行う。このとき読み込む動作条件は、セルライブラリ57により作成される半導体集積回路20を動作させると想定される動作条件の中で最も厳しい動作条件とする。
次いで、既存のセルライブラリに含まれる複数のロジックセル1及び2から、1つのロジックセル1を選択し(ステップS3)、選択したロジックセル1に関して処理を開始する。まず、ステップS2で読み込んだ動作条件に基づいて、選択したロジックセル1に必要なデカップリング容量の容量値Cdを算出する(ステップS4)。必要なデカップリング容量の容量値Cdは、以下の式により算出する。
Figure 2007142282
なお、(1)式において、fは動作周波数であり、vddは電源電圧であり、Δvはノイズの許容値である。これらはステップS2にて読み込んだ動作条件であり、最も厳しい値が与えられる。また、Pは読み込んだ動作条件で選択したロジックセル1を動作させた場合に消費される消費電力であり、自動的に算出される。Scellは選択したロジックセル1の面積であり、βは選択したロジックセル1の単位面積当たりの寄生電源容量であり、これらの情報はステップS1にて読み込んだ既存のセルライブラリ中に含まれている。
次いで、算出したデカップリング容量の容量値Cdに基づいて、必要なデカップリング容量セル4の数Ndを算出する(ステップS5)。デカップリング容量セル4は、一定の領域として例えば最小のNAND素子を1つ配置することが可能な面積を有する領域に、容量値の等しいコンデンサをそれぞれ配したものであり、一定の領域毎にデカップリング容量を配することで、半導体集積回路20のレイアウトを効率よく行うことができる。デカップリング容量セル4の数Ndは以下の(2)式により算出する。
Figure 2007142282
なお、(2)式において、Cnは1つのデカップリング容量セル4の容量値である。また、デカップリング容量セル4の数Ndは整数であるので、算出結果が少数となる場合には、切り上げて整数にする。
次いで、必要なデカップリング容量セル4の数Ndに応じて、デカップリング容量セル4を配置するための配置領域5を選択したロジックセル1の周囲に付加する(ステップS6)。このとき、配置領域5をロジックセル1に付加する位置は、予め定められた優先順位又はステップS6時に設計者が指定する優先順位等に従って決定される。例えば、略矩形をなすロジックセル1の各辺に対して設計者が優先順位を決定し、優先順位の高い辺に対して配置領域5を付加する。更に、配置領域5を付加した後のセル全体の形状が矩形に近い形状となるように付加することが好ましいが、略L字型又は略十字型等の他の形状であってもよい。図4(b)は配置領域5が付加されたロジックセル1であり、この場合、ロジックセル1を囲んで22個の配置領域5が設けられている。また、このときに、デカップリング容量セル4のためのグローバル配線3を付加しておく。
次いで、配置領域5が付加されたロジックセル1を、1つの仮想セル10としてセルライブラリ57に登録する(ステップS7)。これにより、1つのロジックセル1に対する処理は終了するため、既存のセルライブラリに含まれるロジックセル1全てについて処理が終了したか否かを調べ(ステップS8)、未処理のロジックセル1が存在する場合には(S8:NO)、ステップS3へ戻り、他のロジックセル1を選択して配置領域5の付加処理を行う。全てのロジックセル1の処理が終了した場合は(S8:YES)、セルライブラリ57の作成処理を終了する。なお、デカップリング容量が必要ないロジックセル2は、これらの処理は行わず、既存のセルライブラリから新しいセルライブラリ57にコピーするのみでよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係るセルライブラリ57を用いて行うレイアウト工程を示すフローチャートである。レイアウト工程は、まず記憶装置54からセルライブラリ57を読み込むことから行う(ステップS21)。次いで、同様に記憶装置54からレイアウトを行う半導体集積回路20の回路データ56を読み込み(ステップS22)、更に動作条件の読み込みを行う(ステップS23)。動作条件の読み込みは、設計者が予め動作条件を記述したファイルを用意しておき、このファイルを読み込むことにより行うか、又は設計者が入力装置52から入力した値を直接読み込むことにより行う。このとき読み込む動作条件は、回路データ56の半導体集積回路20を実際に動作させる条件のうちの最も厳しい条件である。
次いで、読み込んだセルライブラリ57、回路データ56及び動作条件に基づいて、セルライブラリ57に含まれる各セルが消費する消費電力の算出を行う(ステップS24)。このとき、回路データ56を用いて半導体集積回路20の動作をシミュレートしながら消費電力の算出を行って、より正確な消費電力を得ることができる。
次いで、セルライブラリ57に含まれる複数の仮想セル10から1つの仮想セルを選択し(ステップS25)、選択した仮想セル10に関しての処理を開始する。まず、ステップS23で読み込んだ動作条件及びステップS24で算出した消費電力に基づいて、選択した仮想セル10に必要なデカップリング容量の容量値Cdを算出する(ステップS26)。デカップリング容量の容量値Cdの算出は、上述の(1)式を用いて行う。次いで、算出したデカップリング容量の容量値Cdに基づいて、必要なデカップリング容量セル4の数Ndを、上述の(2)式により算出し(ステップS27)、デカップリング容量セル4の数Ndの算出後、算出結果に基づいて仮想セル10のシュリンクを行う(ステップS28)。
図6は、本発明の実施の形態1に係る仮想セル10のシュリンク例を示す模式図である。図6において(a)がシュリンク前の仮想セル10であり、(b)がシュリンク後の仮想セル10である。シュリンク前の仮想セル10、即ちセルライブラリ57に登録されている仮想セル10が、デカップリング容量セル4を配置するための配置領域5をロジックセル1の周囲に22個配した構造であり、ステップS27にて必要なデカップリング容量セル4の数Ndが10個と算出された場合、不必要な12個の配置領域5を削除してシュリンクを行っている。このとき、配置領域5の削除は、予め定められたアルゴリズム又は予め定められた優先順位に従って行われる。アルゴリズム又は優先順位を、例えば、シュリンク後の仮想セル10の形状が配置の行いやすい形状となるように定めておくことにより、限られたチップ面積により多くの仮想セル10を配置することができる。
仮想セル10のシュリンクを行った後、全ての仮想セル10についてシュリンク処理を終了したか否かを調べ(ステップS29)、未処理の仮想セル10が存在する場合(S29:NO)、ステップS25へ戻って別の仮想セル10を選択し、選択した仮想セル10のシュリンク処理を行う。全ての仮想セル10のシュリンク処理が終了した場合(S29:YES)、シュリンク後の仮想セル10の配置を行って(ステップS30)、半導体集積回路20のレイアウトを行う。このとき、デカップリング容量セル4が必要ないロジックセル2も仮想セル10と共に配置する。
図7は、本発明に係る半導体集積回路20の仮想セル10の配置例を示す模式的平面図である。仮想セル10は、ロジックセル1の種類に応じて必要なデカップリング容量の容量値が異なるため、大きさ及び形状がそれぞれ異なっており、半導体集積回路20では、複数の種類の仮想セル10及びロジックセル2が、セル間の配線(図示せず)を通すスペースは確保しつつ、可能な限り近接するように配されている。
次いで、仮想セル10の配置領域5にデカップリング容量セル4を配置し(ステップS31)、レイアウト工程を終了する。
図8は、本発明に係る半導体集積回路20のデカップリング容量セル4配置後の構成を示す模式的平面図である。デカップリング容量セル4は仮想セル10内に予め設けられていた配置領域5にそれぞれ配置する。これにより、ノイズの発生源となりやすいロジックセル1の近傍にデカップリング容量セル4が確実に配され、ノイズを削減することができる。
以上のように、ロジックセル1のノイズを抑制するために必要なデカップリング容量の容量値を予め算出し、デカップリング容量セル4を配置するための配置領域5をロジックセル1に予め付加して仮想セル10を作成し、仮想セル10を配置してレイアウトを行うことにより、必要なデカップリング容量を確実に配置することができるため、レイアウト終了後にデカップリング容量の不足が発生し、再レイアウトを行う必要が生じることがない。
なお、本実施の形態においては、フリップフロップ及びクロックバッファ等のロジックセル1にのみデカップリング容量セル4を付加する方法を示したが、これに限るものではなく、NAND及びNOR等のロジックセル2にもデカップリング容量セル4を付加してもよい。また、レイアウトを行うプログラム55が図3のフローチャートに示すセルライブラリ57を作成する機能を有している構成を示したが、これに限るものではなく、セルライブラリ57を作成する専用のプログラムを別途用意する構成であってもよい。また、プログラム55が図5に示すフローチャートのステップS24の消費電力の算出を行う構成としたが、これに限るものではなく、消費電力の算出を別のプログラムにて行い、算出結果のみをステップS24にて読み込む構成であってもよい。
また、図3に示すフローチャートのステップS2にて読み込む動作条件を、半導体集積回路を動作させると想定される動作条件の中で最も厳しい条件としたが、これに限るものではなく、半導体集積回路を動作させると想定される動作条件に対してある程度の幅を持たせた条件であってもよく、また、半導体集積回路を動作させると想定される動作条件そのものであってもよい。また、図5に示すフローチャートにおいては、ステップS24〜S29の仮想セルのシュリンク処理を必ず行う構成を示したが、これに限るものではなく、ステップS23にて読み込んだ動作条件が、ステップS21にて読み込んだセルライブラリの動作条件と一致する場合には、ステップS24〜S29の処理を省略して、セルライブラリ中の仮想セルのシュリンク処理を行うことなく、ステップS30の配置処理を行う構成としてもよい。
(変形例) 図9は、本発明の実施の形態1の変形例に係るセルライブラリ57に含まれるセルの平面形状を示す模式図であり、実施の形態1の図4(b)に対応するものである。図4(b)ではロジックセル1の周囲にデカップリング容量を配置するための配置領域5を付加してあるが、図9ではロジックセル1の周囲にデカップリング容量セル4を付加してある。
ロジックセル1の周囲にデカップリング容量セル4を付加したセルライブラリ57を作成するために、図3に示すセルライブラリ作成工程のフローチャートのステップS6において、ロジックセル1に配置領域5の付加を行う処理に代えて、ロジックセル1にデカップリング容量セル4の付加を行う。
また、ロジックセル1の周囲にデカップリング容量セル4が付加されたセルライブラリ57を用いてレイアウトを行う場合、図5に示すレイアウト工程のフローチャートにおいて、ステップS31の仮想セル10の配置領域5にデカップリング容量セル4を配置する処理を行う必要がないため、ステップS30にて仮想セル10の配置を行ってレイアウト工程を終了する。
以上のように、ロジックセル1にデカップリング容量セル4を付加してセルライブラリ57を作成しておき、レイアウトを行う場合であっても、必要なデカップリング容量を確実に配置することができるため、レイアウト終了後にデカップリング容量の不足が発生し、再レイアウトを行う必要が生じることがない。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、予め仮想セル10を含んだセルライブラリ57を作成し、レイアウト工程において仮想セル10のシュリンクを行ったが、実施の形態2においては、予めセルライブラリ57を作成せず、レイアウト工程においてロジックセル1に配置領域5を付加して仮想セル10の作成を行う。図10は、本発明の実施の形態2に係るレイアウト工程を示すフローチャートである。
レイアウト工程は、まず記憶装置54からセルライブラリを読み込むことから行う(ステップS41)。このとき読み込むセルライブラリは、仮想セル10を含んだセルライブラリ57ではなく、ロジックセル1及び2のみの平面形状が登録された既存のセルライブラリである。次いで、記憶装置54からレイアウトを行う半導体集積回路20の回路データ56を読み込み(ステップS42)、更に動作条件の読み込みを行う(ステップS43)。このとき読み込む動作条件は、回路データ56の半導体集積回路20を実際に動作させる条件のうちの最も厳しい条件である。これらの読み込み後、読み込んだセルライブラリ、回路データ56及び動作条件に基づいて、半導体集積回路20の動作をシミュレートしながら、各ロジックセル1及び2が消費する消費電力の算出を行う(ステップS44)。
次いで、セルライブラリに含まれる複数のロジックセル1から1つのロジックセルを選択し(ステップS45)、選択したロジックセル1に関しての処理を開始する。まず、動作条件及び消費電力に基づいて、選択したロジックセル1に必要なデカップリング容量の容量値Cdを(1)式により算出し(ステップS46)、算出したデカップリング容量の容量値Cdに基づいて、必要なデカップリング容量セル4の数Ndを(2)式により算出する(ステップS47)。デカップリング容量セル4の数Ndの算出後、算出結果に基づいてロジックセル1にデカップリング容量セル4を配置するための配置領域5を付加して(ステップS48)、仮想セル10を作成する。
図11は、本発明の実施の形態2に係る仮想セル10の作成例を示す模式図である。図11において(a)がロジックセル1の単体であり、(b)がロジックセル1に配置領域5が付加された仮想セル10である。ステップS47にて必要なデカップリング容量セル4の数Ndが9個と算出された場合に、9個の配置領域5をロジックセル1の周囲に付加している。このとき、配置領域5の付加は、予め定められたアルゴリズム又は優先順位に従って行われる。アルゴリズム又は優先順位を、例えば、配置領域5の付加後の仮想セル10の形状が正方形又は長方形等の配置を行いやすい形状となるように定めておくことにより、限られたチップ面積により多くの仮想セル10を配置することができる。
ロジックセル1に配置領域5の付加を行った後、全てのロジックセル1について配置領域5の付加処理を終了したか否かを調べ(ステップS49)、未処理のロジックセル1が存在する場合(S49:NO)、ステップS45へ戻って別のロジックセル1を選択し、選択したロジックセル1に対する配置領域5の付加処理を行う。
全てのロジックセル1の配置領域5の付加処理が終了した場合(S49:YES)、ロジックセル1に配置領域5を付加して作成された仮想セル10の配置を行って(ステップS50)、半導体集積回路20のレイアウトを行う。このとき、デカップリング容量セル4が必要ないロジックセル2も仮想セル10と共に配置する。次いで、仮想セル10の配置領域5にデカップリング容量セル4を配置し(ステップS51)、レイアウト工程を終了する。
以上のように、レイアウト工程においてロジックセル1にデカップリング容量セル4を配置するための配置領域5を付加して仮想セル10を作成する場合であっても、実施の形態1と同様に、必要なデカップリング容量を確実に配置することができるため、レイアウト終了後にデカップリング容量の不足が発生し、再レイアウトを行う必要が生じることがない。
なお、実施の形態1の変形例と同様に、仮想セル10を作成する場合に、配置領域5をロジックセル1に付加するのではなく、デカップリング容量セル4をロジックセル1に付加してもよい。
実施の形態2に係るレイアウト方法のその他の構成は、実施の形態1に係るレイアウト方法の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明に係る半導体集積回路のレイアウトを示す模式的平面図である。 本発明に係るレイアウトプログラムを実行するコンピュータの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るセルライブラリの作成工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るセルライブラリに含まれるセルの平面形状の作成過程を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るセルライブラリを用いて行うレイアウト工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る仮想セルのシュリンク例を示す模式図である。 本発明に係る半導体集積回路の仮想セルの配置例を示す模式的平面図である。 本発明に係る半導体集積回路のデカップリング容量セル配置後の構成を示す模式的平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係るセルライブラリに含まれるセルの平面形状を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るレイアウト工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る仮想セルの作成例を示す模式図である。
符号の説明
1、2 ロジックセル
3 グローバル配線
4 デカップリング容量セル
5 配置領域
10 仮想セル
20 半導体集積回路
50 CPU
54 記憶装置
55 プログラム
56 回路データ
57 セルライブラリ

Claims (10)

  1. 複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウト方法において、
    各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出するステップと、
    該ステップで算出された値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び前記機能セルを有する仮想セルを作成するステップと、
    前記仮想セルを配置するステップと、
    前記仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置するステップと
    を備えることを特徴とする集積回路のレイアウト方法。
  2. 複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウト方法において、
    各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出するステップと、
    該ステップで算出された値のデカップリング容量及び前記機能セルを有する仮想セルを作成するステップと、
    前記仮想セルを配置するステップと
    を備えることを特徴とする集積回路のレイアウト方法。
  3. 前記仮想セルを作成するステップより以前に、
    所定の値のデカップリング容量又は所定の大きさの配置領域が付加された機能セルを含むセルライブラリを作成するステップを備え、
    前記仮想セルを作成するステップは、前記セルライブラリに含まれる前記機能セルに付加された前記所定の値のデカップリング容量又は前記所定の大きさの配置領域を、必要なデカップリング要領の値に応じて削減し、前記仮想セルを作成する請求項1又は請求項2に記載の集積回路のレイアウト方法。
  4. 前記仮想セルを作成するステップは、必要なデカップリング容量の値に応じて、前記機能セルにデカップリング容量又は配置領域を付加し、前記仮想セルを作成する請求項1又は請求項2に記載の集積回路のレイアウト方法。
  5. 前記仮想セルを作成するステップは、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の値のデカップリング容量の配置に必要な単位領域を付加又は削減して、前記仮想セルを作成する請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の集積回路のレイアウト方法。
  6. 複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウトをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出させるステップと、
    コンピュータに、前記ステップで算出された値のデカップリング容量の配置に必要な配置領域及び前記機能セルを有する仮想セルを作成させるステップと、
    コンピュータに、前記仮想セルを配置させるステップと、
    コンピュータに、前記仮想セルの配置領域にデカップリング容量を配置させるステップと
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 複数の機能セルを配置する集積回路のレイアウトをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、各機能セルに必要なデカップリング容量の値を算出させるステップと、
    コンピュータに、前記ステップで算出された値のデカップリング容量及び前記機能セルを有する仮想セルを作成させるステップと、
    コンピュータに、前記仮想セルを配置させるステップと
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 前記仮想セルを作成させるステップより以前に、
    コンピュータに、所定の値のデカップリング容量又は所定の大きさの配置領域が付加された機能セルを含むセルライブラリを作成させるステップを備え、
    前記仮想セルを作成させるステップは、前記セルライブラリに含まれる前記機能セルに付加された前記所定の値のデカップリング容量又は前記所定の大きさの配置領域を、必要なデカップリング要領の値に応じて削減し、前記仮想セルを作成させるようにしてある請求項6又は請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記仮想セルを作成させるステップは、必要なデカップリング容量の値に応じて、前記機能セルにデカップリング容量又は配置領域を付加し、前記仮想セルを作成させるようにしてある請求項6又は請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記仮想セルを作成させるステップは、一定の値のデカップリング容量を有する単位容量セル又は一定の値のデカップリング容量の配置に必要な単位領域を付加又は削減して、前記仮想セルを作成させるようにしてある請求項6乃至請求項9のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム。
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