JP2010073728A - 半導体集積回路レイアウト設計方法及び半導体集積回路レイアウト設計装置 - Google Patents

半導体集積回路レイアウト設計方法及び半導体集積回路レイアウト設計装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路のレイアウト設計において、バックバイアス制御のためのTAPセルを用いる場合であっても、他のマクロセルやスタンダードセルを効率よく配置し、効率の良い配線を行い、ECOによる改訂時の制約にはならず、信号配線とのショートやデザインエラーを発生させない設計とする。
【解決手段】本発明は、半導体集積回路のレイアウト設計に用いられるマクロセルライブラリに、ファンクション機能を内部に備えた、バックバイアス機能を構成するためのファンクションTAPセルを格納しておく工程を含む半導体集積回路レイアウト設計方法である。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路(LSI)におけるレイアウト設計方法及びレイアウト設計装置に関し、特に、自動配置配線CADツール等を用いてASIC(Application Specific IC)等の設計を行う際のレイアウト設計方法及びレイアウト設計装置に関する。
一般的に半導体集積回路は、概略、図4(1)に示す手順により回路設計される。まず、仕様設計(アルゴリズム設計)(S01)、機能分割(アーキテクチャ設計)(S02)が為され、続いて動作設計(ハードウエア設計)(S03)が為される。動作設計(S03)では、動作合成(S04)の上、RTL(Register Transfer Level)検証(S05)が行われ、当該検証で適切と判断されるまで、動作設計(S03)(及び、動作合成(S04))が繰り返される。
続いて、RTL設計/低消費電力化(S06)が為される。RTL設計/低消費電力化(S06)では、論理合成(S07)の上、タイミング解析(S08)が行われ、当該解析で適切と判断されるまで、RTL設計/低消費電力化(S06)(及び、論理合成(S07))が繰り返される。
続いて、テスト容易化設計(S09)が為される。更に、レイアウト設計(S10)が為される。レイアウト設計(S10)では、サインオフ検証(S11)が行われ、当該検証で適切と判断されるまで、レイアウト設計が繰り返される。
図4(1)に示される手順のうち、レイアウト設計S10は、更に図4(2)に示す工程を含む。つまり、
(S101)作成するレイアウトの回路情報が記されたネットリストを読み込む工程、
(S102)デザインサイズの作成等のフロアプランを行う工程、
(S103)作成されたフロアプラン上に、マクロセルライブラリやスタンダードセルライブラリなどから読み出したセル情報に従って、IOセル、マクロセル及びスタンダードセルを位置情報に従って配置する工程、
(S104)上述のセルに電源を供給する電源配線のレイアウトを行う工程、
(S105)信号配線のレイアウトを行う工程、及び、
(S106)DRCエラーの除去・データ変換等の後処理を行う工程
を含んでいる。
上記のレイアウト設計では、自動配置配線CADツールと呼ばれるレイアウト生成ツールが用いられる。これは、インバータ(inverter)やナンド(NAND)などの基本セルをデータベースに予め登録しておき、そのデータベースから所望の基本セルのデータを読み出して、所定領域に配置配線することで所望の仕様に適合する半導体集積回路の設計を得るものである。
なお、上記工程S103で利用されるマクロセルやスタンダードセル等(即ち、MOS等のファンクション機能を有するセル)の構造等の情報は、通常、予めレイアウトライブラリとしてのデータベースとして準備されており、自動配置配線CADツールは、このレイアウトライブラリを参照することによりセル配置を行う。
ところで、微細化が急激に進む半導体集積回路においては、リーク電流の増大によるチップ全体での消費電力の増加が現在問題となっている。そこで、低消費電力化を図る設計手法の一つとして、バックバイアス制御による手法(バックバイアス設計手法)が広く用いられている(図5(1)参照)。この設計手法は、バックゲート(基盤)バイアスに閾値電圧が高くなる方向、つまりマイナス電位を印加することにより、トランジスタのチャネル部に流れる電流を抑制し、各トランジスタ内でのリーク電流を減少させることで、チップ全体の消費電力を削減するものである。具体的には、GND(接地)とVCC(電源電圧)との間に図5(1)に示すような回路を構成して、VPW(Pウエル電圧)にはGNDより少し低い電圧(GND−α[V]の電圧、例えば、0V−0.1V=−0.1Vの電圧)を印加し、VNW(Nウエル電圧)にはVCCより少し高い電圧(VCC+α[V]の電圧、例えば、1V+0.1V=1.1Vの電圧)を印加する。
上述の自動配置配線CADツールを用いてバックバイアス設計を行う場合には、バックゲートにバイアスをかける構造を持ったTAP(Test Access Port;テスト・アクセス・ポート)セルと呼ばれるマクロセルをチップ上に等間隔で多数配置し、それらTAPセルをチップ上で結線し、通常の電源とは異なる電圧を外部端子からバックバイアス専用として印加することが一般的である。つまり、TAPセルは、図5(1)に示す回路構成を局所的に実現するマクロセルである。
図5(2)は、一般的なTAPセル2により実現されるレイアウトを示した図である。図5(2)に示すTAPセル2は多層メタル層を有し、メタル2(第2のメタル層)にはVCC電極とGND電極が、夫々セルの上下端に配置されている。更に、メタル1(第1のメタル層)にはVNW電極とVPW電極とが上下方向に渡って配置され、VNW電極は一つのスルーホールを介してセルにおけるNウエルと繋がり、VPW電極は別のスルーホールを介してセルにおけるPウエルと繋がっている。
ここで、上述のようにTAPセルを等間隔で多数配置するのは、一つのTAPセルは局所的にバックバイアス電圧を印加するに過ぎず、従って基板全体にバックバイアス電圧を供給するために、一定間隔で基板全体にバックバイアス電圧を印加する必要があるからである。これにより、安定した電圧が基板全体に供給されるようになる。なお、配置間隔の距離の設定は、一般に設計ルールにより異なる。
なお、以下の特許文献1は、バックバイアス技術の製造プロセスの一つを開示するものである。
特開2004−200359公報
自動配置配線CADツールを用いるレイアウト設計でバックバイアス設計手法を採用する際、上述のように基板全体に等間隔で多数配置されるTAPセルを通常利用する。そうすると、製品の仕様を満たす設計をするために、若しくは配線の効率を向上させる設定をするために、あるマクロセルが所定の位置に配置されることが望ましい場合であっても、その所定の位置がTAPセルが配置されるべき領域であれば、マクロセルやスタンダードセルの位置をずらす、又は、そのTAPセルの配置をずらす等の必要が生じる。つまり、TAPセルの存在が、効率的なマクロセルやスタンダードセルの配置及び配線の障害になったり、ECO(Engineering Change Order)による改訂時の制約になったりすることがある。一方、マクロセルやスタンダードセルの配置によってTAPセルの位置をずらすとなると、TAPセルへのバックバイアス用電源の配線も併せて修正する必要がある。このとき、配線長が増加することで信号配線とのショートやデザインエラーが発生しやすくなってしまう。
本発明は、半導体集積回路のレイアウト設計において、バックバイアス制御のためのTAPセルを用いる場合であっても、他のマクロセルやスタンダードセルを効率よく配置し、効率の良い配線を行い、ECOによる改訂時の制約にはならず、信号配線とのショートやデザインエラーを発生させない設計を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために為されたものである。本発明に係る請求項1に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法は、
情報処理装置を用いた半導体集積回路のレイアウト設計方法であって、
情報処理装置の記憶手段に、レイアウト設計時に、配置される所定の機能を実現するために配置されるマクロセルを複数格納したマクロセルライブラリが格納されており、
前記マクロライブラリにおいて、特定のファンクション機能と、バックバイアスを与える機能とを構成するためのマクロセルであるファンクションTAPセルを準備するステップを含む。
本発明に係る請求項2に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法は、
更に、
マクロセルの配置及びセル間の配線を行う前に、前記記憶手段から上記ファンクションTAPセルとTAPセルを読み出し、それらのセル予め等間隔でレイアウト上に配置するステップを含む、請求項1に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法である。
本発明に係る請求項3に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法は、
更に、
マクロセルの初期配置時に、クロック配線間の領域に予め配置される所定のファンクション機能を有するマクロセルを、同等のファンクション機能を備えたファンクションTAPセルと置き換えるステップ
を含む請求項2に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法である。
本発明に係る請求項4に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法は、
更に、
レイアウト設計終了後のシミュレーションにおいて、予め配置されているファンクションTAPセルを用いて配線を修正するステップを含む、請求項2に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法である。
本発明に係る請求項5に記載の半導体集積回路レイアウト設計装置は、
半導体集積回路のレイアウト設計時に、配置される所定の機能を実現するために配置されるマクロセルを複数格納したマクロセルライブラリを格納する記憶手段と
前記記憶手段からマクロセルを読み出し、レイアウト上に配置する制御手段とを備え、
前記マクロライブラリは、特定のファンクション機能と、バックバイアスを与える機能とを構成するためのマクロセルであるファンクションTAPセルを含む、
半導体集積回路レイアウト設計装置である。
本発明により、半導体集積回路のレイアウト設計において、バックバイアス制御のためのTAPセルを用いる場合でも、他のマクロセルやスタンダードセルを効率よく配置し、効率の良い配線を行い、ECOによる改訂時の制約にはならず、信号配線とのショートやデザインエラーを発生させない設計を実現できる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
1.回路設計装置の構成
本実施の形態の回路設計装置は自動配置配線CADツールを用いて、回路設計のための所定の機能を実現する。回路設計装置の機能は、一般的なコンピュータ(即ち、制御装置、演算装置、記憶装置、入力装置及び出力装置を含む情報処理装置、例えば、デスクトップコンピュータ)において、ハードウエアとソフトウエアとの協働により実現されるものである。但し、コンピュータ以外のハードウエアで実施されることも可能である。
図1に、本発明の実施の形態における回路設計装置の概略の構成図を示す。回路設計装置50は、所定のソフトウエアを実装する一般的なコンピュータにより構成される。回路設計装置50は、制御部55、出力部60、入力部70及び記憶部80を含む。更に、制御部55は、レイアウト設計部100を含む。入力部70は例えばマウスやキーボードであり、外部からの操作による各種命令やデータの取得を行う。入力部70は例えば外部ネットワークと接続されたネットワークであってもよい。出力部60は、各種データの外部(例えばディスプレイやプリンタ)への出力を行う。記憶部80は、各種データ、特に、セル情報を含むマクロセルライブラリ90やスタンダードセルライブラリ95を格納する。制御部55は、回路設計に係る各種データ制御を行い、レイアウト設計部100は、レイアウト設計に係る各種データ制御を行う。
1.1 ファンクションTAPセル
図4(2)に示すセル配置工程(S103)では、マクロセルライブラリ90やスタンダードセルライブラリ95において事前に用意されたセル情報が利用される。このため、回路設計装置50の記憶部80は、セル情報を含むマクロセルライブラリ90やスタンダードセルライブラリ95を格納している。特に、本実施の形態の設計装置50は、バックバイアス制御のためのTAP機能(図5(2)参照)を備えた従来のTAPセルに加えて、所定のファンクション機能を備えたTAPセル(以下、「ファンクションTAPセル」という。)を、マクロセルのセル情報としてマクロセルライブラリ90に格納している。
ファンクションTAPセルに付加されるファンクション機能は、例えば、インバータ、バッファ、またはディレイ回路等の機能であり、それ以外にも種々の機能が考えられる。但し、レイアウト配置の柔軟性を考慮すると、付加するファンクション機能は簡素なものであるのが好ましい。また、他のマクロセルを効率よく配置し、効率の良い配線を行い、ECOによる改訂時の制約にはならず、信号配線とのショートやデザインエラーを発生させない設計を作成する、という本発明の目的からは、簡素なファンクション機能であれば余すところなくファンクションTAPセル化することが好ましい。
図2は、本実施の形態の回路設計装置50が格納するマクロセルライブラリ90に含まれるファンクションTAPセルのレイアウトの一例を示した図である。図2に示すファンクションTAPセル2’は、TAP機能に加えてファンクションとしてインバータ機能を付加したマクロセルである。図2に示すファンクションTAPセル2’は、図5(2)に示すTAPセル2と同様に、多層メタル層を有し、メタル1(第1のメタル層)にはVCC電極とGND電極が、夫々セルの上下端に配置されている。更に、メタル2(第2のメタル層)にはVNW電極とVPW電極とが上下方向に渡って配置され、VNW電極は一つのスルーホールを介してセルにおけるNウエルと繋がり、VPW電極は別のスルーホールを介してセルにおけるPウエルと繋がっている。
上述のバックバイアス制御のためのTAP機能のための回路部分に加えて、図2に示すファンクションTAPセル2’は、ファンクション機能のためのファンクション回路4を含む。図2に示すファンクション回路4は、メタル1の独立部分、POLY部分、メタル1のVCC電極とGND電極との夫々の変形部分を含み、ファンクションとしてインバータ機能を有する。
ファンクションTAPセルのセル情報は、他のマクロセルやスタンダードセルと同様に、予め準備されている。例えば、当該セル情報は、図4(1)に示す回路設計の前に、設計装置50において、外部からの操作により作成されてマクロセルライブラリ90に格納される。また、ファンクションTAPセルのセル情報は、外部から導入されてもよく、例えば、設計装置50に接続する各種ネットワークを介して外部サーバからダウンロードされ、マクロセルライブラリ90に予め格納されておいてもよい。
本実施形態では、TAPセルに所定の回路機能を付加したファンクションTAPセルを予めマクロセルライブラリに用意しておく。このファンクションTAPセルを用いてレイアウト設計を行うことで後述するように、柔軟性のあるレイアウト設計が可能となる。
2.回路設計装置の動作
以下、本実施の形態の回路設計装置50の動作について説明する。
前述のように半導体集積回路設計では、図4(1)に示すようにまず、仕様設計(アルゴリズム設計)(S01)、機能分割(アーキテクチャ設計)(S02)、動作設計(ハードウエア設計)(S03)、動作合成(S04)、RTL検証(S05)、RTL設計/低消費電力化(S06)、論理合成(S07)、タイミング解析(S08)、及び、テスト容易化設計(S09)の各手順が実行される。回路設計装置50の制御部55は上記各手順における所定の処理を記憶部80に格納されたライブラリ等を参照しながら実行する。
その後、レイアウト設計(S10)が実行される。レイアウト設計(S10)は、図4(2)に示すように、
(S101)作成するレイアウトの回路情報が記されたネットリストを読み込む工程、
(S102)デザインサイズの作成等のフロアプランを行う工程、
(S103)作成されたフロアプラン上に、マクロセルライブラリやスタンダードセルライブラリなどから読み出したセル情報に従って、IOセル、マクロセル及びスタンダードセルを位置情報に従って配置する工程、
(S104)上述のセルに電源を供給する電源配線のレイアウトを行う工程、
(S105)信号配線のレイアウトを行う工程、及び、
(S106)DRCエラーの除去・データ変換等の後処理を行う工程
を含んでいる。
ここで、上記の「セル配置」工程(S103)における回路設計装置50の動作について説明する。「セル配置」工程における回路設計装置50の機能は特に制御部55のレイアウト設計部100により実現される。
「セル配置」工程(S103)において、レイアウト設計部100は、回路本来の機能を与えるために配置される通常の(他の)マクロセルを配置する前に、複数のファンクションTAPセルと、従来からあるTAPセルとを、配置情報に基づいて基板全体に予め等間隔に配置する。この配置情報は、例えば、入力部70を介してユーザ操作に基づき取得してもよいし、また、事前に与えられた設計ルールに基づき決定してもよい。または、上流の工程から取得してもよい。ここでの等間隔は、横方向に一定の間隔を空け縦方向に連続して(TAP)セルが配置されることの他に、縦方向にも一定の間隔を空けて(例えば、2段毎に)配置されること、若しくは一定の間隔を以て千鳥状に(TAP)セルが配置されることを含む。
また、セル配置のための位置情報は、入力部70からの入力操作により取得されるものに限定されず、例えば、設計装置50に接続する各種ネットワークを介して外部サーバからダウンロードされるもの等であってもよい。
セル配置工程(S103)の後、本実施の形態では、配置されたセル(ファンクションTAPセル、TAPセル、及び他のセル)に電源を供給するための電源配線のレイアウトを行う工程(S105)、信号配線のレイアウトを行う工程(S105)、及び後処理工程(S106)が制御部55により実行される。
更に、レイアウト設計(S10)の手順後、サインオフ検証(S11)が実行される。
2.1 TAPセルのレイアウト例
図3(1)は、以上のようにして、TAPセル2を等間隔で配置したレイアウト10の例を示した図である。各TAPセル2には、バックバイアス制御のための電源がメタル2(第2のメタル層)にて供給されている。加えて、図3(1)の中央近傍にあるセルAとセルBとが、メタル3(第3のメタル層)にて配線されている。
ここで、セルAとセルBに係る配置配線状況が良好でないような場合、必要に応じて、TAPセル2をファンクションTAPセル2’に置き換えると、バックバイアス機能を損なうことなく、当該配置配線状況を改善できるという効果がある。また、ECO(Engineering Change Order)による改訂を行う際にも、ファンクションTAPセルを用いることで、新たなセルを別途追加すること無くメタル配線の修正のみで、改訂への対応が容易に可能となり得る。このことは、他のマクロセルの配置混雑度の高い領域では、特に有用である。
例えば、図3(1)のレイアウト10において、レイアウト設計終了後のシミュレーションにより、セルAとセルBの間に、タイミングエラー改善などのためECOによる改訂でバッファセルを挿入する必要が生じるような場合がある。ところが、そのような場合でも、セルや配線の混雑の状況によっては、TAPセルを移動せずにセルA又はセルBの近傍にバッファセルを挿入することが困難であることがある。そのようなときに、ファンクション機能(この場合は、バッファ機能)を含むファンクションTAPセルを、当初から配置しておくならば、容易に配線を修正できる。図3(2)は、バッファ機能を含むファンクションTAPセル2”を利用して図3(1)に示すレイアウトの配線の繋ぎ換えをした平面図である。この場合、レイアウト設計部50は、配線の繋ぎ換えの要否について、ユーザ指示に基づき判断してもよいし、また、判断基準を記憶部80に事前に格納しておき、その判断基準に基づき自動的に判断してもよい。
上記の図3(1)に示すような場合には、通常のTAPセルを適宜ファンクションTAPセル”に置き換えるようにしてもよい。
また、自動配置配線CADツールでのレイアウト設計において、設計がかなり進んだ段階において、レイアウトが製品の仕様に合致しないために変更が必要になることがある。例えば、製品の仕様上、複数のポイントで出力タイミングを合わせるためにクロックラインの位相を調整することが必要になることがある。そのような場合に備えて、レイアウト設計部50は、マクロセルの初期配置時に、クロック配線間の領域に予め配置しておくバッファセル等の所定の機能を有するマクロセルを、同等の(例えば、バッファ等の)ファンクション機能を備えたファンクションTAPセルと置き換えておいてもよい。その際、レイアウト設計部50は、置換の要否について、ユーザ指示に基づき判断してもよいし、また、判断基準(例えば、仕様に関する情報)を記憶部80に事前に格納しておき、その判断基準に基づき自動的に判断してもよい。
なお、(TAPセルからファンクションTAPセルへの)セルの置き換え、及びECOによる改訂で繋ぎ換えを行うには、ネットリスト(図4(2)S101参照)のセル情報の修正が必要となる。一方、ファンクションTAPセルをダミーセルとして予めネットリストに記述しておけば、配線の接続の繋ぎ換えのみで済ませることができる。
本発明の設計装置の概略の構成図である。 本発明に係るレイアウト設計方法で利用するマクロセルライブラリに含まれるセル情報の一例であるファンクションTAPセルのレイアウトの平面図である(例は、インバータ回路である)。 TAPセルが等間隔で配置されたレイアウトの一部の簡略平面図(図3(1)と、バッファ機能を含むファンクションTAPセルを利用して図3(1)に示すレイアウトの配線の繋ぎ換えをした平面図である(図3(2))。 一般的な半導体集積回路の回路設計の手順(図4(1))と、レイアウト設計の工程である(図4(2))。 バックバイアスの回路図(図5(1))と、バックバイアス用TAPセルのレイアウト例(図5(2))である。
符号の説明
2・・・TAPセル、2’、2”・・・ファンクションTAPセル、4・・・ファンクション回路、6・・・POLY部分、50・・・設計装置、55・・・制御部、60・・・出力部、70・・・入力部、80・・・記憶部、90・・・マクロセルライブラリ、95・・・スタンダードセルライブラリ、100・・・レイアウト設計部。

Claims (5)

  1. 情報処理装置を用いた半導体集積回路のレイアウト設計方法であって、
    情報処理装置の記憶手段に、レイアウト設計時に、配置される所定の機能を実現するために配置されるマクロセルを複数格納したマクロセルライブラリが格納されており、
    前記マクロライブラリにおいて、特定のファンクション機能と、バックバイアスを与える機能とを構成するためのマクロセルであるファンクションTAPセルを準備するステップを含む、
    半導体集積回路レイアウト設計方法。
  2. 更に、
    マクロセルの配置及びセル間の配線を行う前に、前記記憶手段から上記ファンクションTAPセルとTAPセルを読み出し、それらのセルを予め等間隔でレイアウト上に配置するステップを含む、請求項1に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法。
  3. 更に、
    マクロセルの初期配置時に、クロック配線間の領域に予め配置される所定のファンクション機能を有するマクロセルを、同等のファンクション機能を備えたファンクションTAPセルと置き換えるステップ
    を含む請求項2に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法。
  4. 更に、
    レイアウト設計終了後のシミュレーションにおいて、予め配置されているファンクションTAPセルを用いて配線を修正するステップを含む、請求項2に記載の半導体集積回路レイアウト設計方法。
  5. 半導体集積回路のレイアウト設計時に、配置される所定の機能を実現するために配置されるマクロセルを複数格納したマクロセルライブラリを格納する記憶手段と
    前記記憶手段からマクロセルを読み出し、レイアウト上に配置する制御手段とを備え、
    前記マクロライブラリは、特定のファンクション機能と、バックバイアスを与える機能とを構成するためのマクロセルであるファンクションTAPセルを含む、
    半導体集積回路レイアウト設計装置。
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