JP2007142163A - 電子回路基板の生産管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子回路基板に実装される電子部品の温度に関する性質とリフロー炉温度との関係に着目して、生産順を決定する生産管理方法を提供する。
【解決手段】半田によりスクリーン印刷が行われた基板に電子部品を実装する実装装置と、該実装装置によって電子部品が実装された前記基板を、加熱することにより前記半田を溶かして前記電子部品を前記基板に固着させるリフロー炉と、を備えた電子回路基板生産装置において、前記基板に実装される電子部品の温度条件に関する制約条件情報を取得し、前記電子部品をリフローするリフロー炉温度情報を取得し、前記制約条件情報及び前記リフロー炉温度情報に基づいて、前記実装装置により実装される電子部品が前記リフロー炉温度によって破損しないように生産順序を決定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、最適な生産順により電子回路基板を生産する生産管理方法に関する。
従来、生産効率を上げることによって、生産時間を短縮するため、生産される基板の枚数や各基板に実装される部品の類似性から生産順を決めていた。しかし、実際に生産時間を短縮するためには、基板の生産枚数や部品の類似性だけでは充分に生産効率化が図れず、そのほかに生産効率に関係する要因が存在する。そのため、特許文献1に示すように、様々な要因を考慮して生産効率を向上させるための生産方法が知られている。
この特許文献1の生産方法は、まず、最初に実装処理を行うプリント基板Pを基準として、該プリント基板Pに実装される部品に重複して実装される部品の種類が多く、その重複する部品を供給するテープフィーダの位置に重複するもの(部品種一致度)が多い順に生産順序が設定される。次に、前記「部品種一致度」では生産順序の設定ができなかったプリント基板がある場合については、基準基板Pを基準に先に実装処理を行うプリント基板Pの当該処理に使われる部品供給部ユニットのうち重複するもの(部品供給一致度)が多い順にプリント基板Pの生産順序が設定される。また、同様にして、リフロー炉温度が近くてリフロー装置の温度調整が少なくて済む(リフローID)順。また、同様に基板受け台の支持ピンに重複するものが多い(基板受け台ID)順。また、実装部品種からみて段取替えを行うことなく実装処理が可能な(グループ)順。また、例えばプリント基板Pのサイズが近くてコンベヤの間隔調整が短時間で行える(ユーザ設定)順。等が考慮されて生産順序が設定されるようになっている。
特開2005−159160号公報(第12頁、図5)
上記従来の技術では、生産効率を上げるため各種基板種情報を考慮した様々な要因は記載されているが、実装される電子部品種が、リフロー炉における温度条件によって、破損して使用できなくなる等の制約要因については何ら検討されていない。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、電子回路基板に実装される電子部品の温度に関する性質とリフロー炉温度との関係に着目して、生産順を決定する生産管理方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の特徴は、半田によりスクリーン印刷が行われた基板に電子部品を実装する実装装置と、該実装装置によって電子部品が実装された前記基板を、加熱することにより前記半田を溶かして前記電子部品を前記基板に固着させるリフロー炉と、を備えた電子回路基板生産装置において、前記基板の両面に異なった種類の電子部品が実装される場合であって、前記基板に実装される電子部品の温度条件に関する制約条件情報を取得し、前記電子部品を実装した基板面をリフローする基板面リフロー炉温度条件情報を取得し、前記基板の一方の面の基板面リフロー炉温度条件が該基板の他方の面に実装される電子部品の制約条件を超過して該他方の面に実装される電子部品を破損させるおそれがある場合は、まず、基板の一方の面に実装される電子部品を実装し、該実装された基板についてリフローし、その後、前記リフローされた基板について、前記他方の面の電子部品を実装し、該実装された基板を、該他方の面の基板面リフロー炉温度条件で再度のリフローするよう生産順序を決定することである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記制約条件は、実装される電子部品の高温に対する耐熱温度条件を少なくとも含むものであり、前記リフロー炉温度条件は、リフロー炉内最高温度を少なくとも含むものとすることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1において、前記リフロー炉温度条件は、電子部品が実装された基板をリフロー炉内で所定値以上の温度で維持する時間長さを少なくとも含むものであり、前記制約条件は、前記時間長さに対する前記電子部品の耐熱時間長さを少なくとも含むものとすることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1において、前記制約条件は、1回しかリフローすることができないというリフロー回数条件を少なくとも含むものとすることである。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1において、前記リフロー炉温度条件は、電子部品が実装された基板を加熱又は冷却するときの温度勾配条件を少なくとも含むものとすることであり、前記制約条件は、前記温度勾配に対する耐温度勾配条件を少なくとも含むものとすることである。
請求項6に係る発明の特徴は、請求項1において、前記基板は複数種類の基板であり、前記リフロー炉温度条件情報として各基板面に対する基板面リフロー最高温度情報を取得し、リフロー炉内の最高温度を高い温度から段階的に下降させ、各段階におけるリフロー炉内の最高温度が、基板面リフロー最高温度と一致する基板の面を、実装するとともにリフローすることである。
請求項1に係る発明によると、基板の一方の面の基板面リフロー温度条件が他方の面に実装される電子部品の制約条件を超過する場合でも、該他方の面を前記一方の面をリフローした後に実装してリフローする。したがって、基板の一方の面のリフローによって他方の面に実装された電子部品を損なうことがなく、電子回路基板の生産において歩留りを向上させて生産コストを低減することが可能な電子回路基板の生産管理方法を提供することができる。
請求項2に係る発明によると、基板の一方の面にリフローされる際の基板面リフロー最高温度に耐えられない電子部品を該基板の他方の面に実装する場合においても、リフローによって該電子部品を損なうことなく電子回路基板の生産をすることができる。
請求項3に係る発明によると、基板の一方の面にリフローされる際の所定のリフロー時間では耐えられない電子部品を該基板の他方の面に実装する場合でも、リフローにより該電子部品を破損することなく電子回路基板の生産をすることができる。
請求項4に係る発明によると、1回しかリフローできない電子部品を基板の面に実装する場合においても、リフローによって該電子部品を損なうことなく電子回路基板の生産をすることができる。
請求項5に係る発明によると、基板の一方の面にリフローされる際の温度勾配条件では耐えられない電子部品を該基板の他方の面に実装する場合でも、リフローによって該電子部品を損なうことなく電子回路基板の生産をすることができる。
請求項6に係る発明によると、リフロー炉内の最高温度を段階的に下降させながら、基板面リフロー最高温度が一致する基板の面から順に実装してリフローする。したがって、リフローにより電子部品が破損することがなく、リフロー炉の温度設定を容易かつ迅速におこなうことが可能な電子回路基板の生産管理方法を提供することができる。
本発明に係る電子回路基板の生産に使用する生産装置の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は実装装置1とリフロー炉31とを備えた電子回路基板生産装置2の概要を示す正面図であり、図2は第1実施形態の生産順序を決定する手順を示すフローチャートである。
実装装置1は、4台の実装機3が直列に配置され、最上流側の実装機3の上手側には搬入テーブル5が、最下流側の実装機3の下手側には搬出テーブル7が設けられている。各実装機3にはコンベヤベルト9を備えた基板搬送装置11が夫々設けられ、基板搬送装置11によって基板13が搬送方向であるX方向に搬送される。この基板搬送装置11には図略のクランプ装置が備えられ、該クランプ装置によって基板13が実装のため位置決め固定されるようになっている。基板搬送装置11の上側にはX方向に延在する移動台15が、X方向に直交するY方向に延びる図略の固定レールに、X方向とY方向とに移動可能に支持されている。移動台15には部品移載装置17と図略の基板認識カメラとが取り付けられている。
部品移載装置17は、前記移動台15に着脱可能に取り付けられる支持ベース19と、この支持ベース19にX方向及びY方向と直角なZ方向に昇降可能に支持されてボールねじ(図略)を介してサーボモータ(図略)により昇降が制御される部品実装ヘッド21と、この部品実装ヘッド21から下方に突設された吸着ノズル23から構成される。この部品移載装置17によって、図略の部品供給装置に置かれた電子部品が前記位置決め固定された基板13まで運ばれ、基板13の表面に実装されるようになっている。実装された基板13は基板搬送装置11によって下流側にある搬出テーブル7に送られる。搬出テーブル7の下流側には後述するリフロー炉の基板搬送機構が設けられ、実装された基板13が受け渡されるようになっている。
リフロー炉31は、基板13を保持して所定の搬送経路に沿って搬送する基板搬送機構33と、基板13に加熱処理を行う複数の加熱ユニット35と、加熱ユニット35により加熱された基板13を冷却する冷却ユニット37とを備えている。基板搬送機構33は搬送方向に延在する1組の図略のガイドレールを備え、該ガイドレール内に設けられたベルト39により基板13を搬送する。
基板搬送機構33のベルト39の上下には加熱ユニット35を構成する複数の吹出しノズル41が各1列配設されている。この実施形態では上流側の上下4個ずつの吹き出しノズルを有する加熱ユニット35が、基板13を例えば約160℃に予備加熱し、下流側の上下2個ずつの吹き出しノズルを有する加熱ユニット35が基板13を例えば約230℃に本加熱するものである。加熱ユニット35の下流側には上下に2個ずつの吹出しノズル43を有する冷却ユニット37が設けられている。これらの加熱ユニット35及び冷却ユニット37を通過する間に、基板13は所定の温度プロファイルを形成しながら加熱され、基板搬送機構33の出口側にある冷却ユニット37で冷却される。また、基板搬送機構33の出口から前記実装機3の前記搬入テーブル5に、図略の還流搬送装置によって、リフローされた基板13が搬送可能に構成されている。
上記のように構成された電子回路基板生産装置を使用して基板13に電子部品を実装してリフローする方法の第1の実施形態について、図2に示すフローチャートに基づき以下に説明する。
まず電子部品の部品種情報より、基板の表・裏に実装される電子部品について耐熱温度情報を取得する。この実施形態では、図3に示すように、基板Aには表面に耐熱温度が最低値において300℃の電子部品、裏面に同耐熱温度が最低値において250℃の電子部品が夫々実装される(ステップS101)。
次に、基板面リフロー炉温度条件情報としての基板面リフロー最高温度を取得する。リフロー炉31の温度は主に使用される半田の種類に合わせて基板面毎に設定される。例えば鉛の入った半田では、溶融温度が190℃程であり、錫、銀、銅からなるいわゆる鉛フリー半田では溶融温度が220℃程である。また、実装される電子部品が多層、大型である場合や、高密度実装の場合では熱が均一に伝わりにくいため、加熱のための温度勾配を緩やかにしたり、リフロー炉31内の温度を高めに設定したりする等の温度プロファイルが設定されている。本実施形態では図3に示すように、図略の温度プロファイルより設定されている表面の基板面リフロー最高温度は260℃、同じく裏面の基板面リフロー最高温度は220℃となっている(ステップS103)。
次に基板面リフロー最高温度と実装される電子部品の耐熱温度とを実装される基板の両面について比較する。基板面リフロー最高温度は、基板Aの表面は上記のように260℃、同裏面は220℃であるのに対し、電子部品の耐熱温度は、前述のように、基板Aの表面には300℃、同裏面には250℃のものが実装されるようになっている(ステップS105)。
そして、基板Aの一方の面の基板面リフロー最高温度が、基板Aの他方の面に実装される電子部品の耐熱温度より高いものがあるかを判断する。本実施形態では基板Aの裏面に実装される電子部品の耐熱温度より基板Aの表面の基板面リフロー最高温度が高いと判断されステップS109へ移行する(ステップS107)。
そして、先に基板面リフロー最高温度条件を満たす面を生産するよう順番を設定し、該当する基板Aの表面に電子部品を実装し、前記基板面リフロー最高温度260℃でリフローする。次に、基板Aの裏面に電子部品を実装し、基板面リフロー最高温度が220℃となるように設定して基板Aの裏面をリフローする。このように実装してリフローすることにより、実装される電子部品が基板面リフロー最高温度によって破損しないので、歩留りを向上させ生産コストを低減することができる(ステップS109)。
本実施例では該当しないが、ステップS107において、基板の一方の面の基板面リフロー最高温度が、その基板の他方の面に実装される電子部品の耐熱温度より高いものがない場合、基板13の各面を生産効率の良い順に実装・リフローする。リフロー炉31は一般に炉内の温度を上昇させるよりも下降させるのに時間を要するため、低い温度条件でリフローする基板の面から先に実装してリフローする。これにより、トータルの生産時間を短縮して生産コストの削減を図ることができる(ステップS111)。
次に、基板13に電子部品を実装してリフローする方法の第2の実施形態について、図4に示すフローチャートに基づき以下に説明する。本実施形態に使用される電子回路基板生産装置の構成は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
まず電子部品の部品種情報より、基板の表・裏の両面に実装される電子部品について耐熱温度情報を取得する。第2の実施形態においては、図5に示すように、基板Lにおいては耐熱温度300℃と250℃のものが、基板Mにおいては耐熱温度280℃と260℃のものが、基板Nにおいては耐熱温度270℃と230℃のものが夫々表裏に実装されるようになっている(ステップS201)。
次に、基板の面毎に、基板面リフロー炉温度条件情報として基板面リフロー最高温度を取得する。本実施形態では図5に示すように、図略の温度プロファイルにおける基板面リフロー最高温度について、基板Lの表面は270℃、同裏面は220℃。同じく基板Mの表面は250℃、同裏面は230℃、基板Nの表面は240℃、同裏面は210℃でリフローされることが設定されている(ステップS203)。
次に、基板L、基板M、基板Nにおいて、基板の一方の面の基板面リフロー最高温度が、その基板の他方の面に実装される電子部品の耐熱温度より高いものがあるかを判断する。この実施形態では基板L表面の基板面リフロー最高温度が、同裏面に実装される電子部品の耐熱温度が高く、また基板N表面の基板面リフロー最高温度が同裏面に実装される電子部品の耐熱温度よりも高い(ステップS205)。ステップS205において、該当する基板として基板Lと基板NとがありステップS207へ移行する。
ここでは、基板Lと基板Nをグループ化する(ステップS207)。
次に基板面リフロー最高温度が高い順に生産順序を設定する。ここでは、基板Lの表面、基板Nの表面、基板Lの裏面、基板Nの裏面の順に生産順序を設定する(ステップS209)。
そして、基板Lの表面について、実装し、リフロー炉内の最高温度を270℃に設定してリフローする。次に、基板Nの表面について、実装し、リフロー炉内の最高温度を240℃に設定してリフローする。このように、段階的にリフロー炉内の最高温度を下げていって、各段階において基板面リフロー最高温度が一致する基板の面を、実装してリフローする(ステップS211)。
このように設定されている基板面リフロー最高温度の高い基板の面から順に、リフロー炉内の最高温度を段階的に下降させながら実装・リフローすることによって、実装される電子部品の熱による破損を防止するとともに、温度下降に合わせて生産効率良く実装・リフローすることができる。
ステップS207でグループ化されなかった基板Mについては、別に集められて(ステップS213)、生産効率の良い順に実装・リフローする。生産効率として、前記基板面リフロー最高温度が低い順に行うというものの他に、例えば、スクリーンマスクの模様が同じであるか、また該模様が近いものであるため実装のときに基板を支持するサポートピンの位置が同じであるか等が検討される。これによると、スクリーンマスクが同じものや近いものをグループ化して生産することにより、段取り替えを削減し、生産効率を向上させることができる(ステップS215)。
なお、本実施形態では該当しないが、ステップS205において、実装される電子部品が破損する基板がない場合にも、ステップS215へ移行し、各基板の面について生産効率が良い順に実装・リフローする(ステップS215)。
次に、基板13に電子部品を実装してリフローする方法の第3の実施形態について、以下に説明する。本実施形態に使用される電子回路基板生産装置の構成は、第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。また、方法の手順を示すフローチャートは、第1の実施形態とほぼ同様であるので記載を省略する。
本実施形態においては、基板Oには耐熱温度が270℃の電子部品が表裏において夫々実装される。しかし、基板Oの表面には、電子部品の制約情報より、図6に示すように、180℃以上が200秒間まで、裏面には180℃以上で150秒間まで加熱が可能な電子部品が実装されている。また、図略の温度プロファイルにおいてリフロー炉温度条件は、基板Oの表面は180℃以上で180秒間維持されてリフローされ、同裏面は180℃以上で130秒間維持されてリフローされることが設定されている。
この実施形態では、基板Oの表面のリフロー温度条件では、同裏面に実装される電子部品が破損する。そのため、基板Oの表面を実装してリフローし、その後、同裏面を実装し、180℃以上で130秒間維持してリフローする。このように、基板の一方の面にリフローされる際の所定のリフロー時間では耐えられない電子部品を該基板の他方の面に実装する場合でも、リフローにより該電子部品を破損することなく電子回路基板の生産をすることができる。
次に、基板13に電子部品を実装してリフローする方法の第4の実施形態について、以下に説明する。本実施形態に使用される電子回路基板生産装置の構成は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。また、方法の手順を示すフローチャートは、第1の実施形態とほぼ同様であるので記載を省略する。
本実施形態においては、例えば1回しかリフローできない電子部品が、基板Tの裏面に実装される場合である。この場合基板Tの裏面は、まず基板Tの表面を実装してリフローし、その後に実装されて1回だけリフローされる。これによって、再度のリフローによって電子部品が破損することが防止される。
次に、基板13に電子部品を実装してリフローする方法の第5の実施形態について、以下に説明する。本実施形態に使用される電子回路基板生産装置の構成は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。また、方法の手順を示すフローチャートは、第1の実施形態とほぼ同様であるので記載を省略する。
本実施形態においては、図7に示すように、電子部品の制約情報としての耐温度勾配条件より、基板Uの表面には30秒間に100℃以上冷却すると破損する電子部品が、同裏面には50秒間に100℃以上冷却すると破損する電子部品が実装される。また図略の温度プロファイルより、リフロー温度条件として基板Uの表面は40秒間に100℃冷却し、同裏面は60秒間に100℃冷却する温度勾配が設定されている。
この実施形態においては、この基板の表面のリフロー温度条件である40秒間に100℃冷却すると基板Uの裏面に実装される電子部品が破損する。そのため、先に基板Uの表面を実装し、40秒間に100℃の温度勾配で冷却するリフローを行って、その後、同裏面を実装し、60秒間に100℃の温度勾配で冷却するリフローを行う。なお、本実施形態においては、耐温度勾配条件について冷却時のものとしたが、これに限定されず、加熱時の耐温度勾配条件であってもよい。
なお、上記実施形態においては、基板面リフロー炉温度条件及び制約条件を夫々単独の条件で使用とするものとしたが、このように使用するものに限定されず、夫々複数の基板面リフロー炉温度条件及び複数の制約条件を組合わせて生産順序を決定するようにしてもよい。
本発明の実施に使用される電子回路基板生産装置の概略図。 第1の実施形態における生産管理方法のフローチャート。 基板の面に実装される電子部品の耐熱温度とリフロー炉内最高温度を示す図。 第2の実施形態における生産管理方法のフローチャート。 基板の各面に実装される電子部品の耐熱温度とリフロー炉内最高温度を示す図。 第3の実施形態における所定の温度以上でリフローされる時間長さと、基板の面に実装される電子部品の該時間長さに耐えうるリフローされる時間長さとを示す図。 第5の実施形態におけるリフローの温度勾配条件と基板の面に実装される電子部品の耐温度勾配条件とを示す図。
符号の説明
1…実装装置、2…電子回路基板生産装置、13…基板、31…リフロー炉。

Claims (6)

  1. 半田によりスクリーン印刷が行われた基板に電子部品を実装する実装装置と、該実装装置によって電子部品が実装された前記基板を、加熱することにより前記半田を溶かして前記電子部品を前記基板に固着させるリフロー炉と、を備えた電子回路基板生産装置において、
    前記基板の両面に異なった種類の電子部品が実装される場合であって、
    前記基板に実装される電子部品の温度条件に関する制約条件情報を取得し、
    前記電子部品を実装した基板面をリフローする基板面リフロー炉温度条件情報を取得し、
    前記基板の一方の面の基板面リフロー炉温度条件が該基板の他方の面に実装される電子部品の制約条件を超過して該他方の面に実装される電子部品を破損させるおそれがある場合は、
    まず、基板の一方の面に実装される電子部品を実装し、該実装された基板についてリフローし、
    その後、前記リフローされた基板について、前記他方の面の電子部品を実装し、該実装された基板を、該他方の面の基板面リフロー炉温度条件で再度のリフローするよう生産順序を決定すること
    を特徴とする電子回路基板の生産管理方法。
  2. 請求項1において、前記制約条件は、実装される電子部品の高温に対する耐熱温度条件を少なくとも含むものであり、前記基板面リフロー炉温度条件は、基板面リフロー最高温度を少なくとも含むものであることを特徴とする電子回路基板の生産管理方法。
  3. 請求項1において、前記基板面リフロー炉温度条件は、電子部品が実装された基板をリフロー炉内で所定値以上の温度で維持する時間長さを少なくとも含むものであり、前記制約条件は、前記時間長さに対する前記電子部品の耐熱時間長さを少なくとも含むものであることを特徴とする電子回路基板の生産管理方法。
  4. 請求項1において、前記制約条件は、1回しかリフローすることができないというリフロー回数条件を少なくとも含むものであることを特徴とする電子回路基板の生産管理方法。
  5. 請求項1において、前記基板面リフロー炉温度条件は、電子部品が実装された基板を加熱又は冷却するときの温度勾配条件を少なくとも含むものであり、前記制約条件は、前記温度勾配に対する耐温度勾配条件を少なくとも含むものであることを特徴とする電子回路基板の生産管理方法。
  6. 請求項1において、前記基板は複数種類の基板であり、
    前記基板面リフロー炉温度条件情報として各基板面に対する基板面リフロー最高温度情報を取得し、
    リフロー炉内の最高温度を高い温度から段階的に下降させ、各段階におけるリフロー炉内の最高温度が、基板面リフロー最高温度と一致する基板の面を、実装するとともにリフローすることを特徴とする電子回路基板の生産管理方法。
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