JP2007140069A - 断熱性発現粘着ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】高温のお茶、コーヒー、スープ等が注入される紙カップ壁面に貼り付けて使用する断熱性発現粘着ラベルにおいて、当該ラベルがカップ壁面から不用意に脱落することを防止する。
【解決手段】四辺形の対向する2辺に沿って形成した端縁接着部22と、端縁接着部間の中央に形成した中央接着部21と、中央接着部と端縁接着部との間に形成した中間接着部23と、によって、非熱収縮性基材11と熱収縮性フィルム12とを積層する。熱収縮性フィルム12の外面に、中央接着部の両側に位置する中央粘着剤層31と、四辺形の対向する2辺に沿って位置する端縁粘着剤層32とを形成する。積層体の全厚を貫通させてラベル中央に横方向H形の切目線を形成する。四辺形の積層体の対向する2辺に沿って端縁粘着剤層32を設けているので、紙カップ等を取り扱う際に、断熱性発現粘着ラベルが剥離して脱落することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、高温のお茶、コーヒー、スープ等をカップに注いだ際に、カップ表面に貼着されている粘着ラベルが部分的に収縮して、波状のしわが発生することにより断熱性を発現する断熱性発現粘着ラベルに関する。
従来、断熱性を発現する粘着ラベルを貼り付けた断熱容器としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の断熱容器は、薄肉容器と、その周壁部に固着された積層体とから構成される。積層体は、熱収縮率の互いに異なる台紙と熱収縮フィルムが、間隔をおいた複数の貼合せ部で接着されていて、熱収縮率の大きい熱収縮フィルムの側で周壁部に固着されている。容器に高温のコーヒー等を注ぐと、その熱により熱収縮フィルムが縮み、その結果、波状のしわが発生して断熱性を有するに至る。
積層体において、台紙と熱収縮フィルムとを連結する複数の貼合せ部のうち、少なくとも1つの貼合せ部には、略I字状の切目線が設けられている。熱収縮フィルムが縮む際、このI字状切目線の部分が窓の如く開いて、これにより視覚的な訴求効果を高めている。
しかしながら、上記の断熱容器においては、積層体の左右方向の中央部に所定巾を有する固着部が上下方向に設けられており、当該固着部おいてのみ積層体が容器の周壁に固定される構成であるため、次のような欠点がある。
すなわち、積層体における熱収縮率の大きい熱収縮フィルムを内側にして積層体を薄肉容器の外面に取り付けた際に、積層体の左右方向の両側端部が固着されていないため、薄肉容器の外面に取り付けられた積層体が左右方向の両側端部で浮いてしまい、その結果、薄肉容器の取扱い中に積層体が剥離して脱落してしまうおそれがある。
特開2001−240152号公報
したがって、本発明の目的は、紙カップ等の側面に貼り付けた状態で紙カップ内に高温のお茶、コーヒー、スープ等を注入した際に、カップ表面に貼着されている粘着ラベルが部分的に収縮して波状のしわが発生することにより断熱性を発現することができ、且つ紙カップ等の側面に貼り付けた際に粘着ラベルの左右方向両側端部においても紙カップに接着した状態となるので、紙カップの取扱中に粘着ラベルが剥離して脱落することのない断熱性発現粘着ラベルを提供することである。
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えた断熱性発現粘着ラベルを提供する。
本発明の断熱性発現粘着ラベルは、非熱収縮性基材と熱収縮性フィルムとを積層してなる四辺形の積層体で構成される。非熱収縮性基材と熱収縮性フィルムは、「四辺形の対向する2辺に沿って形成した端縁接着部」と「端縁接着部間の中央に形成した中央接着部」と「中央接着部と端縁接着部との間に形成した中間接着部」とによって接着されている。
また、熱収縮性フィルムの外面には、「中央接着部の両側に位置する中央粘着剤層」と「四辺形の対向する上記2辺に沿って位置する端縁粘着剤層」とが形成されている。そして、「中央接着部内に延在する縦切目線」と「中央接着部に隣接する両側の中間接着部間を結ぶように縦切目線の上下端縁を通過して延在する横切目線」とが、上記積層体の全厚を貫通して形成されている。
また、本発明により、上記断熱性発現粘着ラベルの中央粘着剤層および端縁粘着剤層を離型紙で被覆してなる断熱性発現粘着ラベル製品を製造する方法が提供される。
本発明の製造方法は、「非熱収縮性基材と熱収縮性フィルムとを、所定間隔で並列して帯状に塗布した複数の接着剤層を介して積層する工程」と「前記熱収縮性フィルムの非熱収縮性基材とは反対側の全面に、粘着剤層を介して離型紙を貼り合わせる工程」と「得られた積層物を、上記ラベルが複数一列に連続してなる細長い帯状体に切断する工程」と「上記帯状体から離型紙を剥離するとともに、そこに露出する粘着剤層に対して間隔をおいてのり殺し剤をパターンコートすることで、当該パターンコート領域外に上記中央粘着剤層および端縁粘着剤層を形成する工程」と「上記パターンコートを行った後の粘着剤層上に、上記剥離させた離型紙を再度貼り合わせる工程」と「上記工程までで得られた積層物を所定形状に打ち抜くとともに、縦切目線および横切目線を切込み形成する工程」とからなる。
上記構成を有する本発明の断熱性発現粘着ラベルにおいては、これを紙カップ等の側面に貼り付けた状態で、当該カップ内に高温のお茶、コーヒー、スープ等を注入すると、カップ表面に貼着された粘着ラベルの熱収縮性フィルムが収縮して、非熱収縮性基材と熱収縮性フィルムを接着している接着部間にて非熱収縮性基材に波状のしわ(膨出部)が発生し、その結果、非熱収縮性基材と紙カップ等の側面間に空気層が形成されて断熱性が発現する。したがって、紙カップ等を手でもっても熱くないという、断熱効果が得られる。
また、本発明の断熱性発現粘着ラベルでは、四辺形の積層体の対向する2辺に沿って端縁粘着剤層を設けているので、当該ラベルを紙カップ等に貼り付けた状態において、ラベル両端縁部が紙カップ等に接着した状態となる。このため、紙カップ等を取り扱う際に、断熱性発現粘着ラベルが剥離して脱落することがなく、取扱いが容易となる。
前記中間接着部は、中央接着部の両側にそれぞれ2つ形成されることが好ましい。その場合には、断熱性発現粘着ラベルを貼り付けた紙カップ等に熱湯を注入した際に、積層された非熱収縮性基材と熱収縮性フィルムとの接着部間において、非熱収縮性基材が6か所で波状に膨出するため、優れた断熱性が得られる。
前記熱収縮性フィルムとしては、横1軸延伸ポリエステルフィルム、横1軸延伸ポリプロピレンフィルム、横1軸延伸ポリスチレンフィルムのいずれかを採用することが好ましい。当該熱収縮性フィルムは、その延伸方向を上記端縁接着部に直交させて配置される。
そのような構成を採用した場合には、熱収縮性フィルムが横方向に収縮するので、上記端縁接着部と平行に延在する波状の膨出部を出現させるのに都合がよい。
本発明においては、前記中央粘着剤層および端縁粘着剤層は、紙カップ面への接着強度が100g/20mm以上3000g/20mm以下(JIS Z−0237)の範囲にあり、100℃の雰囲気下での紙カップ面への接着強度が250g/20mm以上あることが好ましい。
断熱性発現粘着ラベルを貼り付けた紙カップ等の取扱中ないしは紙カップ等に熱湯を注入する際に、断熱性発現粘着ラベルが紙カップ等から剥離して脱落することを確実に防止するためには、各粘着剤層がこのような物性を有することが好ましい。
また、本発明の製造方法によれば、熱収縮性フィルムの全面に形成した粘着剤層(代表的には30μm程度)上に間隔をおいて帯状にのり殺し剤(代表的には数μm)をパターンコートしているため、当該面に残る凸凹は数μmとなる。これは、殆ど凹凸のない実質上フラットな面であって、その結果、巻きムラの発生を防ぐことができる。
仮に、間隔をおいて帯状に構成される中央粘着剤層および端縁粘着剤層を、熱収縮性フィルム上に直接パターンコートする場合には、各粘着剤層塗布部と非塗布部とに30μm程度の膜厚差が生じてしまうため、製造工程の流れ方向に直交する方向の精度は±3mmの公差となってしまう。それに対して、本発明のようにのり殺しをコートすれば、±1mm以下の精度とすることが可能となる。
また、のり殺しのコートは印刷で行うことができるため、ラベル形状等に変更があったとしても、印刷版を変更するだけで対応が可能である(粘着剤層をパターン形成する場合には、粘着剤塗工ダイスをその都度変更する必要がある。)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の断熱性発現粘着ラベルの一実施形態を示す平面図、図2は図1のI−I線断面図、図3は図1の断熱性発現粘着ラベルを紙カップに貼着した状態の斜視図、図4は紙カップに貼着した断熱性発現粘着ラベルの断熱性を発現させた状態を示す斜視図である。
各図中、参照数字1は断熱性発現粘着ラベル、21は中央接着部、22は端縁接着部、23は中間接着部、31は中央粘着剤層、32は端縁粘着剤層、4は縦切目線、5は横切目線、6は紙カップ、7は膨出部、10は積層体、11は非熱収縮性基材、12は熱収縮性フィルムをそれぞれ表す。
本発明の一実施形態に係る断熱性発現粘着ラベル1は、図1に示すように横長の四辺形である。図2に示したように、ラベル1は、非熱収縮性基材11と熱収縮性フィルム12とが、中央接着部21と、端縁接着部22と、中間接着部23とにより接着されてなる積層体10で構成されている。
端縁接着部22は、四辺形の対向する2辺に沿って形成した接着部である。中央接着部21は、端縁接着部22、22間の中央位置に縦方向の帯状に形成した接着部である。中間接着部23は、中央接着部21と端縁接着部22との間に縦方向の帯状に形成した接着部である。
なお、本発明においては、ラベル1の外形は四辺形であれば図示したものに限らない。また、帯状に延びる各接着部21、22、23は、必ずしも、ラベル1の上端縁から下端縁まで連続的に延在している必要もない。
横長四辺形のラベル1の左右方向中央部には、縦切目線4と横切目線5からなる横向H形切目線が形成されている。縦切目線4は、ラベルの上下端縁より所定距離だけ内側の位置間に形成されていて、中央接着部21の幅方向略中央位置においてラベルの上下方向に沿って直線状に延在している。横切目線5は、縦切目線4の上下の端縁に接するように中央接着部21からのその両隣の中間接着部23のほぼ中央位置にまで延在している。
横向H形切目線を形成する縦切目線4と横切目線5は、非熱収縮性基材11と熱収縮性フィルム12からなる積層体10全体を貫通するように形成されている。
熱収縮性フィルム12の外面(カップの周壁面に取り付けられる側の面)においては、中央部の縦切目線4の両側に、それぞれ所定の間隔をおいて中央粘着剤層31が縦方向の帯状に形成されている。また、四辺形の対向する2辺に沿って、それぞれ端縁粘着剤層32が縦方向の帯状に形成されている。
図示した例では、中間接着部23は、中央接着部21と端縁接着部22との間において、それぞれ2つ、等間隔にラベル上端縁から下端縁まで延在するように縦方向に帯状に形成している。しかし、中間接着部23の本数は、1本であっても、あるいは3本以上であってもよく、その数は任意に設定できる。中間接着部23は、中央接着部21と端縁接着部22との間に略等間隔で形成するのが好ましい。
なお、断熱性発現粘着ラベル1は、熱収縮性フィルム12に形成された中央粘着剤層31と端縁粘着剤層32の表面に離型紙(図示せず)を積層した状態で提供される。ラベル1を紙カップ等の壁面に固定する際に、この離型紙を剥がして、露出した中央粘着剤層31と端縁粘着剤層32にて当該ラベル1を固定する。
図示した例では、熱収縮性フィルムの外面の特定の位置にだけ、帯状に中央粘着剤層31および端縁粘着剤層32を形成しているが、熱収縮性フィルムの外面の全面に粘着剤層を形成した後に、粘着剤層を必要としない領域に対して印刷により樹脂層を形成(のり殺し)して、その間に帯状の粘着剤層(中央粘着剤層および端縁粘着剤層)が露出する構成としてもよい。
断熱性発現粘着ラベル1は、紙カップ等の容器の壁面に図3に示すように貼着して使用されるものであり、図3中には現れない向こう側の壁面にも同様のラベル1が略対称に貼着される。
断熱性発現粘着ラベル1を紙カップの壁面に貼着すると、当該ラベル1は、中央粘着剤層31と両側端の端縁粘着剤層32とにより紙カップに固定されるので、紙カップの取扱中に断熱性発現粘着ラベル1が剥離して脱落することがない。
ラベル1の左右両端が紙カップの壁面に確実に固定されるように、端縁粘着剤層32は、その幅寸法を2mm以上とすることが好ましい。
図3に示したように断熱性発現粘着ラベル1が貼着された紙カップに、高温のお茶、コーヒー、スープ等を注入すると、当該ラベル1を構成する熱収縮性フィルムが横方向に収縮して、非熱収縮性基材11に縦方向の波状の膨出部7が形成される。
ラベル中央において上下の横切目線5、5間に挟まれた領域では、中央接着部21とこれに隣接する両側の中間接着部23との間の非熱収縮性基材11が収縮することで、縦切目線4の部分が左右に分離する。その結果、非熱収縮性基材11に波状の膨出部7が形成されて、縦切目線4の箇所に紙カップの壁面が露出する(図4参照)。
また、中央粘着剤層31よりも側端側において、積層体10の非熱収縮性基材11が収縮することにより、端縁粘着剤層32が紙カップ面から剥離するとともに、隣接する中間接着部23同士の間の領域、および中間接着部23と端縁接着部22との間の領域においても、それぞれ非熱収縮性基材11からなる膨出部7が形成される。
以上の結果、ラベル中央部よりも両側において、それぞれ3箇所(合計6個)の膨出部7が形成された状態となり、膨出部7と紙カップ6との間に形成された空気層により優れた断熱性が得られる。
図示の例では、中間接着部23を中央接着部21の両側にそれぞれ2か所設けているので、6か所の膨出部7が形成される構成となっている。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例えば、中間接着部の本数を変えれば、非熱収縮性基材により形成される波状の膨出部の数を変えることができる。断熱性発現粘着ラベルの左右方向の巾を広くするとともに中間接着部の数を増やせば、膨出部の数が増えて、断熱性を有する領域を広げることが可能となる。
非熱収縮性基材11としては、非熱収縮性を有するものであれば特に限定されないが、一般的にはアート紙等の紙、合成紙等が使用される。熱収縮性フィルム12としては、横(TD)方向に1軸延伸された横1軸延伸ポリエステルフィルム、横1軸延伸ポリプロピレンフィルム、横1軸延伸ポリスチレンフィルム等が使用できる。
横1軸延伸プラスチックフィルムを使用することにより、断熱性発現粘着ラベルを横方向のみに収縮させることができる。すなわち、当該熱収縮性フィルムの延伸方向を端縁接着部22に直交させて配置すれば、図1中左右方向に熱収縮性フィルムが収縮するので、端縁接着部22と平行に延在する波状の膨出部7を出現させるのに都合がよい。
本発明の断熱性発現粘着ラベルに使用する粘着剤層を形成する粘着剤組成物としては、耐熱性に優れたアクリル系樹脂からなる粘着剤組成物を使用するのが好ましく、粘着剤層の紙カップ面への接着強度が100g/20mm以上3000g/20mm以下(JIS Z−0237)の範囲にあり、100℃の雰囲気下での紙カップ面への接着強度が250g/20mm以上であることが好ましい。
また、粘着剤層は、断熱性発現粘着ラベルを紙カップ等の容器の外面に貼着して容器に熱湯を注入した際に、断熱性発現粘着ラベルが容器から脱落しない程度の耐熱性が必要である。
本発明の断熱性発現粘着ラベル1は、一例として、次の手順で製造できる。
(1)両面アート紙等を非収縮性基材11として使用し、当該基材11の表面側に基準線を印刷する。この基準線は、後述するように、1つのラベルのほぼ全幅に対応している。
(2)両面アート紙の裏面上の所定位置に、所定間隔で並列に、かつ製造工程の流れ方向に延在する複数の帯状領域に渡って接着剤を塗布し、その上に熱収縮性フィルム12を積層する。並列する各帯状領域に塗布された接着剤は、それぞれ、上記の中央接着部21と、端縁接着部22と、中間接着部23とを構成する。
(3)積層した熱収縮性フィルム12の基材11とは反対側の全面に粘着剤層を形成し、当該粘着剤層面上に離型紙を貼り付ける。
(4)得られた積層物を基準線に沿って切断して、細長い帯状体とする。この帯状体は、複数のラベル1が一列に連続したものであって、後述するように、最終的には個々のラベル毎に分断される。
(5)上記帯状体の裏側から離型紙を剥離しながら、露出した粘着剤層に、のり殺し剤を間隔をおいてパターンコートする。のり殺し剤をコートした領域においては粘着層の粘着性が失われるので、当該コート領域外の領域(つまり、中央粘着剤層31および端縁粘着剤層32)だけが粘着性を有することとなる。
(6)のり殺し剤のパターンコートが終了した後、上記剥離させた離型紙を再度貼り合わせる。この後、当該離型紙を剥がすと、中央粘着剤層31および端縁粘着剤層32が露出するので、この状態でラベル1を紙コップ等の壁面に固定することができる。
(6)必要に応じて、非収縮性基材11としての両面アート紙の表面に絵柄を印刷する。
(7)以上の工程で得られた帯状の積層物を図1に示したような四辺形のラベル形状に打ち抜くと同時に、縦切目線4および横切目線5を切込み形成する。
(8)最後に、くず巻き上げ、および巻き取りを行う。
なお、別例として、熱収縮性フィルム面12の基材11とは反対側の面に直接、所定間隔で並列に、かつ製造工程の流れ方向に延在する中央粘着剤層31および端縁粘着剤層32を形成してもよく、その場合には、のり殺しの工程を省略することができる。
のり殺し剤としては、印刷インキにシリコーン化合物、アルキルぺンダントポリマー及び縮合ワックスなどの剥離剤を混合したものを使用することができ、凸版を使って粘着剤層上に印刷して形成される。このように印刷インキにシリコーン等を混合したのり殺し剤で粘着剤層の粘着性を封じることができる。
本発明の一実施形態に係る断熱性発現粘着ラベルを示す平面図。 図1のI−I線断面図。 図1の断熱性発現粘着ラベルを紙カップに貼着した状態の斜視図。 紙カップに貼着した断熱性発現粘着ラベルの断熱性を発現させた状態を示す斜視図。
符号の説明
1 断熱性発現粘着ラベル
21 中央接着部
22 端縁接着部
23 中間接着部
31 中央粘着剤層
32 端縁粘着剤層
4 縦切目線
5 横切目線
6 紙カップ
7 膨出部
10 積層体
11 非収縮性基材
12 熱収縮性フィルム

Claims (5)

  1. 非熱収縮性基材(11)と熱収縮性フィルム(12)とを積層してなる四辺形の積層体(10)で構成される断熱性発現粘着ラベル(1)であって、
    非熱収縮性基材(11)と熱収縮性フィルム(12)とが、四辺形の対向する2辺に沿って形成した端縁接着部(22)と、端縁接着部間の中央に形成した中央接着部(21)と、中央接着部と端縁接着部との間に形成した中間接着部(23)と、によって接着されており、
    熱収縮性フィルム(12)の外面に、中央接着部の両側に位置する中央粘着剤層(31)と、四辺形の対向する上記2辺に沿って位置する端縁粘着剤層(32)とが形成され、
    中央接着部内に延在する縦切目線(4)と、中央接着部に隣接する両側の中間接着部間を結ぶように縦切目線の上下端縁を通過して延在する横切目線(5)と、が上記積層体(10)の全厚を貫通して形成されていることを特徴とする、断熱性発現粘着ラベル。
  2. 前記中間接着部(23)は、中央接着部(21)の両側にそれぞれ2つ形成されたことを特徴とする、請求項1記載の断熱性発現粘着ラベル。
  3. 前記熱収縮性フィルム(12)は、横1軸延伸ポリエステルフィルム、横1軸延伸ポリプロピレンフィルム、横1軸延伸ポリスチレンフィルムのいずれかであって、
    当該熱収縮性フィルム(12)は、その延伸方向を上記端縁接着部(22)に直交させて配置したことを特徴とする、請求項1または2記載の断熱性発現粘着ラベル。
  4. 前記中央粘着剤層(31)および端縁粘着剤層(32)は、紙カップ面への接着強度が100g/20mm以上3000g/20mm以下(JIS Z−0237)の範囲にあり、100℃の雰囲気下での紙カップ面への接着強度が250g/20mm以上あることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の断熱性発現粘着ラベル。
  5. 請求項1記載の断熱性発現粘着ラベル(1)の中央粘着剤層(31)および端縁粘着剤層(32)を離型紙で被覆してなる断熱性発現粘着ラベル製品を製造する方法であって、
    非熱収縮性基材(11)と熱収縮性フィルム(12)とを、所定間隔で並列して帯状に塗布した複数の接着剤層を介して積層する工程と、
    前記熱収縮性フィルム(12)の非熱収縮性基材(11)とは反対側の全面に、粘着剤層を介して離型紙を貼り合わせる工程と、
    得られた積層物を、上記ラベル(1)が複数一列に連続してなる細長い帯状体に切断する工程と、
    上記帯状体から離型紙を剥離するとともに、そこに露出する粘着剤層に対して間隔をおいてのり殺し剤をパターンコートすることで、当該パターンコート領域外に上記中央粘着剤層(31)および端縁粘着剤層(32)を形成する工程と、
    上記パターンコートを行った後の粘着剤層上に、上記剥離させた離型紙を再度貼り合わせる工程と、
    上記工程までで得られた積層物を所定形状に打ち抜くとともに、縦切目線(4)および横切目線(5)を切込み形成する工程と、からなる製造方法。
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