JP2007139500A - マイクロチップおよびマイクロ総合分析システム - Google Patents
マイクロチップおよびマイクロ総合分析システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007139500A JP2007139500A JP2005331500A JP2005331500A JP2007139500A JP 2007139500 A JP2007139500 A JP 2007139500A JP 2005331500 A JP2005331500 A JP 2005331500A JP 2005331500 A JP2005331500 A JP 2005331500A JP 2007139500 A JP2007139500 A JP 2007139500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- reaction
- micropump
- microchip
- liquids
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
【解決手段】反応試薬を含む2以上の液体をマイクロポンプにより送液して合流させる合流部と、該合流部の下流に設けられ上記の液体同士の反応が行われる反応部と、該反応部のさらに下流にある大気連通口とを少なくとも備えたマイクロチップにおいて、上記の2以上の液体を合流させた後、上記大気連通口を閉じ、上記マイクロポンプの少なくとも1つの作動開始および作動停止を繰り返すことにより、流路中の液体が前後動し、上記の液体同士の反応が促進される。
【選択図】なし
Description
ンサーなど)を微細化して1チップ上に集積化したシステムが開発されている(特許文献
1)。これは、μ−TAS(Micro Total Analysis System:マイクロ総合分析システム
)、バイオリアクタ、ラブ・オン・チップ(Lab-on-chips)、バイオチップなどと呼ばれ、医療検査・診断分野、環境測定分野、農産製造分野などで、その応用が期待されている。このような、自動化、高速化および簡便化された分析チップの使用は、煩雑な工程、熟練した手技、機器類の操作が必要とされてきた遺伝子検査に対して、コスト、必要試料量、所要時間を抑えるのみならず、時間および場所を選ばない分析を可能とするなど、多大な恩恵をもたらすと言える。
反応試薬を含む2以上の液体をマイクロポンプにより送液して合流させる合流部と、該合流部の下流に設けられ上記の液体同士の反応が行われる反応部と、該反応部のさらに下流にある大気連通口とを少なくとも備えており、
上記の2以上の液体を合流させた後、上記大気連通口を閉じ、上記マイクロポンプの少
なくとも1つの作動開始および作動停止を繰り返すことにより、流路中の液体が前後動し、上記の液体同士の反応が促進されるマイクロチップと、
システム本体と
を備え、そのシステム本体は、少なくとも
ベース本体と、
そのベース本体内に配置され、該チップに連通させるための流路開口を有するチップ接続部と、該マイクロポンプとを含むマイクロポンプユニットと、
大気連通口を開閉する装置と、
少なくとも該マイクロポンプユニットの機能と大気連通口を開閉する装置とを制御する制御装置と、
を備え、
該マイクロポンプが、
流路抵抗が差圧に応じて変化する第1流路と、
差圧の変化に対する流路抵抗の変化割合が第1流路よりも小さい第2流路と、
第1流路および第2流路に接続された加圧室と、
該加圧室の内部圧力を変化させるアクチュエータと、
該アクチュエータを駆動する駆動装置と
を備えるマイクロポンプであることを特徴としている。
上記の2以上の液体とは、例えば、検体もしくは検体から抽出したDNAの溶液または検体から抽出したRNAから逆転写反応により合成したcDNAの溶液と、反応試薬を含む試薬溶液とであり、これらの液体により微細流路において遺伝子増幅反応が行われる。
図1は、本発明のマイクロ総合分析システムの一実施形態における構成を示した概念図である。図示したように、かかる実施形態では、マイクロチップ2とともに、このチップ
を収容する装置として、システム装置本体1がある。この装置は、反応のために用いられ
るペルチェ3(冷却装置)と、ヒーター4(加熱装置)と、送液用のマイクロポンプ11、駆動液タンク10およびチップ接続部を有するマイクロポンプユニットと、それらの送液、温度、反応の各制御に関わる制御装置(図示せず)と、光学検出系(ホトダイオード5、L
ED6など)を含み、測定データの収集および処理をも受け持つ検出処理装置(図示せず
)とを備えている。マイクロ総合分析システムは、マイクロチップ2以外の構成要素を一
体化してシステム装置本体1とし、マイクロチップ2をこのシステム装置本体1に着脱する
ように構成することが望ましい。
とも称されるものと同等である。通常、このチップの縦横のサイズは数十mm、高さは数mm程度である。そこには、微細加工技術により微細流路が形成されている。微細流路に連通している試薬収容部内、検体収容部内にある各種の液体は、マイクロポンプに連通させるための流路開口を有するポンプ接続部12を介して各収容部に連通された上記マイクロポンプ11によって送液される。
クロポンプがシステム装置本体1に組み込まれる。これら複数のマイクロポンプと、マイ
クロチップ2に連通させるための流路開口を有するチップ接続部とを含むマイクロポンプ
ユニットが、システム装置本体1のベース本体内に配置されている。図示したように、マ
イクロチップ2をシステム装置本体1に装着し、面同士で重ね合わせることにより、該チップのポンプ接続部をマイクロポンプユニットにあるチップ接続部に接続するようになっている。
ンプ接続部をマイクロポンプユニットのチップ接続部に接続させた場合に作動制御させるようにしてもよい。
少なくとも前記のマイクロポンプユニットの機能を制御する制御装置(図示せず)が、本発明システムの装置本体に組み込まれている。この制御装置は、さらに、加熱装置および/または冷却装置による温度調節を管理する機能、検出処理装置における測定データの記録および処理機能などを統合して担い、システムを統括的に制御支配するようにしてもよい。マイクロポンプ11による送液の順序、容量、タイミングの制御、あるいは加熱装置および/または冷却装置による温度制御などの諸条件は、あらかじめプログラムの内容として設定しておき、マイクロ総合分析システムに搭載されたマイクロコンピュータ等のソフトウェアに従ってそれらの制御を行うことができる。
ンプ11、検出処理装置および制御装置とが一体化されたシステム装置本体1にチップを装着した状態で行なわれる。装着したチップに試料を注入してから、あるいは試料を注入したチップを装置本体に装着してから分析を開始してもよい。試料および試薬類の送液、前処理、混合に基づく所定の反応および光学的測定が、一連の連続的工程として自動的に実施され、測定データが、必要な条件、記録事項とともにファイル内に格納される形態が望ましい。
本発明のシステム装置本体は、ベース本体とともに、そのベース本体内に配置され、マイクロチップに連通させるための流路開口を有するチップ接続部と、複数のマイクロポンプとを含むマイクロポンプユニットを構成単位として有している。マイクロポンプは、例えば複数のマイクロポンプがフォトリソグラフィー技術などにより形成されたチップ状のポンプユニットとして、システム装置本体に組み込まれていてもよい。
れた基板74と、マイクロチップのポンプ接続部近傍とを上下に重ね合わせることによって、ポンプをマイクロチップ2に接続することができる。また、前述したように、1枚のシリコン基板に複数のポンプを形成することも可能である。この場合、チップ2と接続したポートの反対側のポートには、駆動液タンク10が接続されていることが望ましい。ポンプが複数個ある場合、それらのポートは共通の駆動液タンクに接続されてもよい。
ステム装置本体1に属し、駆動液タンク10と連通している。マイクロポンプ11は、マイク
ロチップ2とは、両者が互いに所定の形態で接合したときに、マイクロポンプユニットに
あるチップ接続部のポート73と、マイクロチップにあってマイクロポンプに連通させるための流路開口を有するポンプ接続部12とが連結してマイクロチップの流路と連通するようになる。
本発明のマイクロチップは、化学分析、各種検査、試料の処理・分離、化学合成などに利用されるように、各流路エレメントまたは構造部が、機能的に適当な位置に微細加工技術により配設されている。このチップには、流体収容部として検体液を収容する検体収容部のほか、各試薬を収容するための複数の試薬収容部が設けられ、この試薬収容部には所定の反応に用いる試薬類、洗浄液、変性処理液などが収容される。これは、場所や時間を問わず迅速に検査ができるように、予め試薬が収容されていることが望ましいためである。チップ内に内蔵される試薬類は、蒸発、漏失、気泡の混入、汚染、変性などを防止するため、その収容部の表面が密封処理されている。
マイクロチップは、加工成形性、非吸水性、耐薬品性、耐熱性、廉価性などに優れていることが望まれており、チップの構造、用途、検出方法などを考慮して、チップの材料を適切に選択することが求められる。その材料としては従来公知の様々なものが使用可能であり、個々の材料特性に応じて通常は1以上の材料を適宜組み合わせて、基板および流路エレメントが成形される。
導率が小さく、マイクロチップの局所的に加熱される領域にこれらの材料を用いることにより、面方向への熱伝導が抑制され、加熱領域のみ選択的に加熱することができる。
マイクロチップの微細流路は、基板上に目的に応じて予め設計された流路配置に従って形成される。流体が流れる流路は、例えば幅数十〜数百μm、好ましくは50〜100μm、深さ25〜200μm程度、好ましくは50〜100μmに形成されるマイクロメーターオーダー幅の微細流路である。流路幅が50μm未満であると、流路抵抗が増大し、流体の送出および検出上不都合である。幅500μmを超える流路ではマイクロスケール空間の利点が薄まる。
前述のように、本発明のマイクロチップは、典型的には、別途のシステム本体に装着するようにして使用するため、マイクロチップの大気連通口を開閉する装置(大気連通口開閉装置)も、このシステム本体に備えられていることが望ましい。
気連通口開閉装置56がマイクロチップの大気連通口36の開口部を覆うよう作動し、大気連通口36を開ける場合は、この装置が外れるように作動する。図3(b)に示すように、部材の一部が大気連通口の中に入り込む態様も取りうる。また、図3(c)に示すように、Oリング等の密着部材を用いることも可能である。
マイクロチップにおける通常の送液を行う際には、大気連通口は開かれている。流路内に存在する空気などの気体は液体に押され、下流にある大気連通口から抜けてゆくため、液体は前進することが可能である。
液体を前後動させることが可能なマイクロポンプを用いて、流路内の液体の前進および後退を繰り返した場合、ポンプ特性のバラツキ(例えば前進用および後退用の送液量の違い)や流路の濡れ具合のバラツキなどにより、液体は徐々に前進または後退してゆき、所定外の場所に流れる不具合が発生することがある。しかし、上述のような大気連通口の開閉を用いた方法では、ポンプ特性や流路の濡れ具合による影響を受けず、液体がほとんど同じ位置で前進および後退を繰り返す。
マイクロチップにおいて、一例としてICAN法による遺伝子増幅反応を行う場合を考
える。合流部からの各液体が層流の形で微細流路内を流れると、微細流路の幅が狭いために拡散により迅速に混合される一方、増幅対象のDNAへの反応試薬の供給が、流路に沿った1次元方向に限定される。このため、合流液が静的な状態では、両液の界面付近でお互いに近接しているDNAおよび試薬同士が反応したのちの進行が遅くなりがちであり、増幅に寄与しない反応試薬を多数残すこととなる。
図4は、本発明におけるマイクロポンプおよび大気連通口開閉装置の制御系統を示した図である。図示したように、マイクロポンプ51は増幅器52、D/A変換器53を介してマイクロコンピュータ54に接続されている。大気連通口開閉装置56も同様に、D/A変換器53を介してマイクロコンピュータ54に接続されている。
本発明のマイクロ総合分析システムは、特に遺伝子または核酸(DNA、RNA)の検査に好適に用いることができる。その場合、マイクロ流体チップの微細流路は、PCR法またはICAN(Isothermal chimera primer initiated nucleic acid amplification)法による遺伝子増幅に適した構成とされるが、遺伝子検査以外の生体物質についても基本的な流路構成はほぼ同一になるといえる。通常は検体前処理部、試薬類、プローブ類を変更すればよく、その場合、送液エレメントの配置、数などは変化するであろう。当業者であれば、例えばイムノアッセイ法のために必要な試薬類などをマイクロ流体チップに搭載し、若干の流路エレメントの変更、仕様の変更を含む修正を施すことにより、分析の種類を容易に変更することができる。ここにいう遺伝子以外の生体物質とは、各種の代謝物質、ホルモン、タンパク質(酵素、抗原なども含む)などをいう。
検体もしくは検体から抽出したアナライト(例えば、DNA、RNA、遺伝子)が注入される検体収容部と、
検体の前処理を行う検体前処理部と、
プローブ結合反応、検出反応(遺伝子増幅反応または抗原抗体反応なども含む)などに用いる試薬が収容される試薬収容部と、
ポジティブコントロールが収容されるポジティブコントロール収容部と、
ネガティブコントロールが収容されるネガティブコントロール収容部と、
プローブ(例えば、遺伝子増幅反応により増幅された検出対象の遺伝子にハイブリダイズさせるプローブ)が収容されるプローブ収容部と、
これらの各収容部に連通する微細流路と、
前記各収容部および流路内の液体を送液する別途のマイクロポンプに接続可能なポンプ接続部と、が設けられている。
液と、プローブ収容部21fに収容されたプローブとを送液し、流路内で混合してプローブ
と結合(またはハイブリダイゼーション)させ、この反応生成物に基づいて生体物質の検出を行う。また、ポジティブコントロール収容部21hに収容されたポジティブコントロー
ルおよびネガティブコントロール収容部21iに収容されたネガティブコントロールについ
ても、上記と同様にして反応および検出を行う。
マイクロ流体チップの検体収容部は、検体注入部に連通し、検体の一時収容および混合部への検体供給を行う。検体の注入は、例えば検体収容部の上面に設けられた検体注入部から行う。この検体注入部は、ゴム状材質などの弾性体からなる栓が形成されているか、あるいはポリジメチルシロキサン(PDMS)などの樹脂、強化フィルムで覆われていることが望ましい。例えば、当該ゴム材質の栓を突き刺したニードルまたは蓋付き細孔を通したニードルでシリンジ内の検体を注入する。
マイクロチップの試薬収容部には、目的とする反応方法や検出方法に応じた必要な試薬
類が予め所定の量だけ封入されている。したがって使用時にその都度、試薬を必要量充填する必要はなく、即使用可能の状態になっている。検体中の生体物質を分析する場合に必要な試薬類は、従来と同じものである。例えば、検体に存在する抗原を分析する場合、それに対する抗体(好ましくはモノクローナル抗体)を含有する試薬が使用される。抗体は、好ましくはビオチンおよびFITCで標識されている。遺伝子検査用の試薬類としては、遺伝子増幅に用いられる各種試薬、検出に使用されるプローブ類、発色試薬などが挙げられ、必要であれば、前記の検体前処理に使用する前処理試薬も含まれる。
マイクロポンプから駆動液を供給することにより各収容部から検体液および試薬液を押し出してこれらを合流させることによって、遺伝子増幅反応、アナライトのトラップまたは抗原抗体反応といった分析に必要な反応が開始される。
DNA増幅方法としては、改良点も含めて各種文献などに記載され、多方面で盛んに利用されているPCR法を使用することができる。PCR法においては、3つの温度間で昇降させる温度管理が必要になるが、適切な装置を使用してマイクロ流体チップの温度制御を行えばよい。マイクロ流体チップにおいては、微細流路において熱サイクルを高速に切り替えることが可能であり、DNAの増幅を手作業で行うよりもはるかに短時間で行うことができる。また、近年開発されたICAN法(タカラバイオ(株)、登録商標)は、50〜65℃における任意の一定温度の下にDNA増幅を短時間で実施できるため(特許第3433929号)、本発明システムにおいても好適な増幅技術である。
マイクロ流体チップの微細流路における反応部位よりも下流側には、アナライト、例えば増幅された遺伝子を検出するための検出部が設けられている。少なくともその検出部の基板は、光学的測定を可能とするために透明な材質、好ましくは透明なプラスチックとなっている。
アナライトまたは目的遺伝子のDNAを分析する方法は特に限定されないが、好ましい態様として基本的には以下の工程で行われる。
(3) 上記微細流路の金コロイドの濃度を光学的に測定する。
2 マイクロチップ
3 ペルチェ(冷却装置)
4 ヒーター(加熱装置)
5 ホトダイオード
6 LED
10 駆動液タンク
11 マイクロポンプ
12 ポンプ接続部
13 送液制御部
15 微細流路
15a〜15d 微細流路
16 逆止弁
17a 試薬貯留部
17b 検体貯留部
18 試薬収容部
18a〜18c 試薬収容部
20 検体収容部
21a 反応停止液収容部
21b 変性液収容部
21c ハイブリダイゼーションバッファー収容部
21d 洗浄液収容部
21e 金コロイド収容部
21f プローブDNA収容部
21g インターナルコントロール用プローブDNA収容部
21h ポジティブコントロール収容部
21i ネガティブコントロール収容部
21jバッファー収容部
22 検出部
23 廃液貯留部
31 検体収容部
32 試薬収容部
33 合流部
34 微細流路
35 反応部
36 大気連通口
41 上側基板
42 基板
43 振動板
44 圧電素子
45 加圧室
46 第1流路
47 第2流路
48 第1液室
49 第2液室
51 マイクロポンプ
52 増幅器
53 D/A変換器
54 マイクロコンピュータ
55 タイマー
56 大気連通口開閉装置
57 Oリング
71 シリコン基板
72 ポート
73 ポート
Claims (4)
- 反応試薬を含む2以上の液体をマイクロポンプにより送液して合流させる合流部と、該合流部の下流に設けられ上記の液体同士の反応が行われる反応部と、該反応部のさらに下流にある大気連通口とを少なくとも備えたマイクロチップであって、
上記の2以上の液体を合流させた後、上記大気連通口を閉じ、上記マイクロポンプの少なくとも1つの作動開始および作動停止を繰り返すことにより、流路中の液体が前後動し、上記の液体同士の反応が促進されることを特徴とするマイクロチップ。 - 上記の前後動の後、閉じていた大気連通口を開け、流路中の液体をさらに下流に送液することを特徴とする請求項1に記載のマイクロチップ。
- 上記の2以上の液体が、検体もしくは検体から抽出したDNAの溶液または検体から抽出したRNAから逆転写反応により合成したcDNAの溶液と、遺伝子増幅反応に用いられる試薬を含有する溶液とを少なくとも含むことを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロチップ。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のマイクロチップと、
システム本体と
を備え、そのシステム本体は、少なくとも
ベース本体と、
そのベース本体内に配置され、該チップに連通させるための流路開口を有するチップ接続部と、該マイクロポンプとを含むマイクロポンプユニットと、
大気連通口を開閉する装置と、
少なくとも該マイクロポンプユニットの機能と大気連通口を開閉する装置とを制御する制御装置と、
を備え、
該マイクロポンプが、
流路抵抗が差圧に応じて変化する第1流路と、
差圧の変化に対する流路抵抗の変化割合が第1流路よりも小さい第2流路と、
第1流路および第2流路に接続された加圧室と、
該加圧室の内部圧力を変化させるアクチュエータと、
該アクチュエータを駆動する駆動装置と
を備えるマイクロポンプであることを特徴とするマイクロ総合分析システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005331500A JP4687413B2 (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | マイクロチップにおける2種類以上の液体の混合方法およびマイクロ総合分析システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005331500A JP4687413B2 (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | マイクロチップにおける2種類以上の液体の混合方法およびマイクロ総合分析システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007139500A true JP2007139500A (ja) | 2007-06-07 |
JP4687413B2 JP4687413B2 (ja) | 2011-05-25 |
Family
ID=38202566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005331500A Expired - Fee Related JP4687413B2 (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | マイクロチップにおける2種類以上の液体の混合方法およびマイクロ総合分析システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4687413B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115732A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | マイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置 |
WO2010050208A1 (ja) | 2008-10-28 | 2010-05-06 | 藤倉化成株式会社 | 液体流路装置とその製造方法 |
US9283562B2 (en) | 2008-06-26 | 2016-03-15 | Fujikura Kasei Co., Ltd. | Liquid channel device and production method therefor |
JP2017029152A (ja) * | 2009-09-21 | 2017-02-09 | アコーニ バイオシステムズ インコーポレイテッド | 一体型カートリッジ |
CN108072648A (zh) * | 2016-11-15 | 2018-05-25 | 杭州绿洁水务科技股份有限公司 | 一种用于检测总氮总磷的微流控芯片集成系统 |
CN110093407A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-08-06 | 凡知医疗科技(江苏)有限公司 | 一种基于微流控的基因即时诊断方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149958A (ja) * | 1991-03-01 | 1993-06-15 | Biotrack Inc | 突然の流体の流れに対して改良された安定性を有する細管ストツプ−フロー連結部 |
JP2000027813A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Rikagaku Kenkyusho | 微量液体制御機構 |
JP2003220322A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-05 | Minolta Co Ltd | 液体混合機構 |
JP2003533682A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | テカン・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト | 双方向流動遠心ミクロ流体装置 |
JP2004053370A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Canon Inc | 化学分析方法および装置 |
JP2004108285A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Foundation For The Promotion Of Industrial Science | マイクロ流体デバイス |
JP2005037368A (ja) * | 2003-05-12 | 2005-02-10 | Yokogawa Electric Corp | 化学反応用カートリッジおよびその作製方法および化学反応用カートリッジ駆動システム |
-
2005
- 2005-11-16 JP JP2005331500A patent/JP4687413B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149958A (ja) * | 1991-03-01 | 1993-06-15 | Biotrack Inc | 突然の流体の流れに対して改良された安定性を有する細管ストツプ−フロー連結部 |
JP2000027813A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Rikagaku Kenkyusho | 微量液体制御機構 |
JP2003533682A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | テカン・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト | 双方向流動遠心ミクロ流体装置 |
JP2003220322A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-05 | Minolta Co Ltd | 液体混合機構 |
JP2004053370A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Canon Inc | 化学分析方法および装置 |
JP2004108285A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Foundation For The Promotion Of Industrial Science | マイクロ流体デバイス |
JP2005037368A (ja) * | 2003-05-12 | 2005-02-10 | Yokogawa Electric Corp | 化学反応用カートリッジおよびその作製方法および化学反応用カートリッジ駆動システム |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115732A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | マイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置 |
US9283561B2 (en) | 2008-06-26 | 2016-03-15 | Fujikura Kasei Co., Ltd. | Liquid channel device and production method therefor |
US9283562B2 (en) | 2008-06-26 | 2016-03-15 | Fujikura Kasei Co., Ltd. | Liquid channel device and production method therefor |
US9579653B2 (en) | 2008-06-26 | 2017-02-28 | Fujikura Kasei Co., Ltd. | Liquid channel device and production method therefor |
WO2010050208A1 (ja) | 2008-10-28 | 2010-05-06 | 藤倉化成株式会社 | 液体流路装置とその製造方法 |
CN102150048B (zh) * | 2008-10-28 | 2013-07-10 | 藤仓化成株式会社 | 液体流道装置及其制作方法 |
US8499794B2 (en) | 2008-10-28 | 2013-08-06 | Fujikura Kasei Co., Ltd. | Liquid channel device and production method therefor |
JP2017029152A (ja) * | 2009-09-21 | 2017-02-09 | アコーニ バイオシステムズ インコーポレイテッド | 一体型カートリッジ |
CN108072648A (zh) * | 2016-11-15 | 2018-05-25 | 杭州绿洁水务科技股份有限公司 | 一种用于检测总氮总磷的微流控芯片集成系统 |
CN108072648B (zh) * | 2016-11-15 | 2024-04-09 | 杭州绿洁科技股份有限公司 | 一种用于检测总氮总磷的微流控芯片集成系统 |
CN110093407A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-08-06 | 凡知医疗科技(江苏)有限公司 | 一种基于微流控的基因即时诊断方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4687413B2 (ja) | 2011-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4543986B2 (ja) | マイクロ総合分析システム | |
JP4888394B2 (ja) | マイクロリアクタおよびそれを用いた送液方法 | |
JP4766046B2 (ja) | マイクロ総合分析システム、検査用チップ、及び検査方法 | |
JP2007136322A (ja) | 反応物質同士の拡散および反応を効率化したマイクロリアクタ、およびそれを用いた反応方法 | |
US20050272144A1 (en) | Micro-reactor for improving efficiency of liquid mixing and reaction | |
JP4682874B2 (ja) | マイクロリアクタ | |
JP2007120399A (ja) | マイクロ流体チップおよびマイクロ総合分析システム | |
JPWO2006123578A1 (ja) | 検体中の標的物質を分析するための検査チップおよびマイクロ総合分析システム | |
JP2007071555A (ja) | タンパク質が固定化された基材およびこれを用いるマイクロリアクタ | |
WO2006112498A1 (ja) | 検体を分析するための検査チップおよびマイクロ分析システム | |
JP2006292472A (ja) | マイクロ総合分析システム | |
JP2007083191A (ja) | マイクロリアクタ | |
JP2007136379A (ja) | マイクロリアクタおよびその製造方法 | |
JP4915072B2 (ja) | マイクロリアクタ | |
JP4687413B2 (ja) | マイクロチップにおける2種類以上の液体の混合方法およびマイクロ総合分析システム | |
JPWO2007099736A1 (ja) | マイクロ検査チップ、光学的検出装置およびマイクロ総合分析システム | |
JP2007240413A (ja) | マイクロ流体チップ | |
JP2007139501A (ja) | マイクロチップへの試薬の充填方法 | |
JP2007135504A (ja) | 増幅部位にビーズを保持する核酸検査用マイクロリアクタ | |
JPWO2007058077A1 (ja) | 遺伝子検査方法、遺伝子検査用マイクロリアクタ、および遺伝子検査システム | |
JP5077227B2 (ja) | マイクロチップの流路内における反応方法及び分析装置 | |
JP2006284323A (ja) | マイクロ総合分析システム | |
JP2006266924A (ja) | 検査用マイクロチップおよびそれを用いた検査装置 | |
JPWO2006109397A1 (ja) | 逆流防止構造、それを用いた検査用マイクロチップおよび検査装置 | |
JP2006266925A (ja) | マイクロ総合分析システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |