JP2007137410A - 車両用ドアの被覆部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア下端部の内板側も覆うことにより、ドア下端部の傷つき防止用塗装を廃止できる車両用ドアの被覆部材を提供すること。
【解決手段】車体の側面を構成する外板61と内板62からなるドア60の、該外板61の下端部を覆うとともに、前記外板61の下縁601よりも下方に延出する室外側被覆部材20と、該室外側被覆部材20の下縁に、薄肉ヒンジ部11を介して回動可能に連結された室内側被覆部材30とにより被覆部材10を構成し、室内側被覆部材30を上方に回動して、該室内側被覆部材30を前記内板62に固定することにより、ドア60の下端部内外を室外側被覆部材20と室内側被覆部材30とで覆うようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドアの下部を覆う車両用ドアの被覆部材に関する。
自動車の走行時に飛び石や跳ね上げられた泥等からドアの下端部を保護するために、ドアの下端部を覆う被覆部材がある。この被覆部材として特開2003−200864号公報(以下、特許文献1という)に記載されたものがある。この特許文献1に記載された被覆部材は、特許文献1中の図4の断面図に示すように、外板60を構成するドア外板61とドア内板62のうちの、ドア外板61の下縁601よりも下方に延出してその下端部を覆うメイン被覆部材20と、このメイン被覆部材20に結合され、メイン被覆部材20の下縁24とドア外板61の下縁601との間の隙間を塞ぎつつ被覆部材10をドア外板61に保持するサブ被覆部材30とから構成されたものである。
特開2003−200864号公報
ところが、この従来の被覆部材10では、メイン被覆部材20、サブ被覆部材30ともドアの外側に取り付けられるため、ドア内板側の下部を飛び石等から保護するために、ドア下部に傷つき防止用塗装(耐チップ塗装)を施さなければならず、塗装コストがかかるという問題がある。
また、ドアの長さと略同一のメイン被覆部材20とサブ被覆部材30という大型の2部品を別々に組付けるため、組立工数が多くかかるという問題もある。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、安価にドア下部の内側面を保護できる車両用ドアの被覆部材を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の車両用ドアの被覆部材は、ドア下部の室外面を覆う室外側被覆部材と、ドア下部の室内面を覆い、ドア下部の縁に沿って室外側被覆部材に連結された室内側被覆部材とを備えることを特徴とする。
この車両用ドアの被覆部材によれば、ドア下部の室内外面を、室外側被覆部材と室内側被覆部材とで覆うことができるため、ドア下部の室内外面の飛び石等による傷つきを防止できる。したがって、従来のようなドア下部の室内面に塗布していた傷つき防止用塗装を廃止できる。
請求項2に係る発明の車両用ドアの被覆部材は、請求項1に記載の車両用ドアの被覆部材において、室外側被覆部材と室内側被覆部材が相互に薄肉ヒンジ部を介して連結されており、室外側被覆部材および室内側被覆部材にそれぞれドアに係止される係止部が設けられ、室外側被覆部材にこれに設けられた係止部よりも下方位置でドアの室外面に当接する当接部が設けられていることを特徴とする。
この車両用ドアの被覆部材によれば、室外側被覆部材と室内側被覆部材を一体に成形することができるため、安価に製造することができる。また、室外側被覆部材および室内側被覆部材をドアに装着するには、室外側被覆部材をドアの室外面に重ねてその係止部をドアに係止した後、薄肉ヒンジ部を変形させつつ室内側被覆部材をドアの室内面に重なる位置に回動させてその係止部をドアに係止させればよい。室内側被覆部材を回動させるときは、室外側被覆部材の下部をドア側に押し付けてその当接部をドアに当接させておくことにより、室外側被覆部材を安定させることができ、これにより室内側被覆部材の係止部を確実にドアの定位置へ導くことができる。
請求項3に係る発明の車両用ドアの被覆部材は、請求項1に記載の車両用ドアの被覆部材であって、前記室内側被覆部材の下端が直線上に配置されており、前記室外側被覆部材の下端が車両前後方向において、前記室内側被覆部材の下端と同じ高さと前記室内側被覆部材の下端よりも低い位置との間で変化しており、前記室外側被覆部材の下端が前記室内側被覆部材の下端と同じ高さにある範囲では、前記室外側被覆部材の下端が前記室内側被覆部材の下端に薄肉ヒンジ部を介して連結され、前記室外側被覆部材の下端が前記室内側被覆部材の下端よりも低い位置にある範囲では、前記室外側被覆部材がその下端から上方へ延出する延出部を備え、この延出端が前記室内側被覆部材の下端に薄肉ヒンジ部を介して連結されていることを特徴とする。
この車両用ドアの被覆部材によれば、室外側被覆部材の下端の高さ方向の位置が、車両前後方向で室内側被覆部材の下端の位置より低い部分が形成された被覆部材であっても、室外側被覆部材と室内側被覆部材とを直線上に回動中心を持つ薄肉ヒンジ部を介して回動可能に連結することができ、室外側被覆部材のデザイン上の自由度が拡大する。
本発明によれば、安価にドア下部の内側面を保護できる車両用ドアの被覆部材を提供することができる。
次に、本発明に係る車両用ドアの被覆部材の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態の車両用ドアの被覆部材は、車体の側面を構成するドアに設けられたものである。
ここで、図1は、ドアに被覆部材を取り付けた車両全体を示す斜視図である。図2は、ドアに取り付ける前の被覆部材の斜視図であり、図3は、ドアに取り付けた状態の被覆部材の断面図である。
第1の実施の形態の車両用ドアの被覆部材について説明する。この車両用ドアの被覆部材10は、図1の斜線部で示すように、車両の側面を構成するドア60に取り付けられ、該ドア60の下部を覆うものである。
ドア60は内部に中空部を形成するように周縁で互いに結合された外板61と内板62とから構成されている。そして、外板61の室外側の面がドア60の室外面を構成し、内板62の室内側の面がドア60の室内面を構成している。
被覆部材10は、図3、図4の断面図に示すように、ドア60下部の室外面を覆う室外側被覆部材20と、前記ドア60下部の室内面を覆い、該ドア60下部の縁に沿って前記室外側被覆部材20に連結された室内側被覆部材30とを備える。
室外側被覆部材20は、図2乃至図4に示すように、ドア60の外板61の下端部から下縁601より下方に延在して該外板61の下部を覆い、外板61の前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部21と、該本体部21の外板61に対向する面に一体成形され、外板61と本体部21との間隙内に設けられたブラケット部40とを備えている。
ブラケット部40は、図5に示すように、本体部21に一体成形され、外板61に向かって起立する脚部41と、該脚部41から本体部21にほぼ平行に曲がり、外板61に沿って上下方向に延在する取付部42とで構成されている。取付部42の上部にはクリップ50が挿入される半円形の切欠部43aが設けられた係止部43が設けられている。
取付部42の係止部43よりも下方位置には外板61側に突出し、外板61に当接する当接部45が設けられている。
切欠部43aに、クリップ50の頭部51と鍔部52とで係止部43の板厚を挟むように、クリップ50が挿入され、該クリップ50の脚部53が外板61に設けられた取付孔61aに嵌入されて、係止部43が外板61に係止される。即ち、室外側被覆部材20が外板61に固定される。
取付部42の下部は、外板61の室内側への凹みに応じて上部より室内側に突出しており、その所定の高さ位置には、前述の当接部45が設けられている。
室内側被覆部材30は、ドア60下部の縁に沿って前記室外側被覆部材20の下縁に、薄肉ヒンジ部11を介して回動可能に一体成形され、車両前後方向で前記室外側被覆部材20の長さと略同一長さの本体部31と、薄肉ヒンジ部11を介して上方に回動された状態で、前記薄肉ヒンジ部11と反対側の上端部に設けられ、該本体部31の面から車両外方向に起立して設けられた複数の係止部33とを備えている。
本体部31の下部には、薄肉ヒンジ部11を介して上方に回動された状態で、その下部を車両内側に湾曲させて、該室内側被覆部材30の上部と車体骨部材であるロッカパネル70とにより形成される間隙kの下部開口の下方に延在するように屈曲部35が形成されている。
そして、前記室内側被覆部材30は、上方に回動された状態で、図4に示すように、係止部33を内板62に設けられた取付孔62aに嵌入させて、内板62に固定される。
ロッカパネル70は、図3、図4に示すように、ドア60の下端部に最も近い外側面71の下端71aが、ドア60の下縁601より若干上方にあり、この下端71aから車両内側に向かって徐々に下がる傾斜面72が形成されたものである。
このロッカパネル70の傾斜面72には、図3、図4に二点鎖線で示すように、断面L字形の、寒冷地で冬季に雪等が付着するのを防止する保護部材80が取り付けられる。
保護部材80は、傾斜面72から離間して該傾斜面72と略平行な下壁82と、該下壁82の車両外側端から上方に延在し、その先端が傾斜面72に当接するように設けられた縦壁81とから、断面L字状に形成されたものである。
縦壁81は、下壁82の車両外側端となす角部が、前記室内側被覆部材30の屈曲部35から薄肉ヒンジ部11に向かう傾斜面36と略平行に、車両外側に向かう凸部となるように形成されている。
前記室内側被覆部材30の屈曲部35から薄肉ヒンジ部11に向かう傾斜面36と、保護部材80の縦壁81とにより形成される間隙tは、前記室内側被覆部材30とロッカパネル70とにより形成される間隙kと略同一で、両間隙t、kは「く」字状に形成されて、雪や泥等の上方への侵入を阻止するようになっている。
また、室外側被覆部材20と室内側被覆部材30の前端、後端は、図6の前端の例で示すように、外板61の前端に取り付けられ、車両内側に向かって折り曲げられたブラケット63に、室内側被覆部材30の前端で車両外側に立設されたフランジ31aを重ねて、ボルト等で締め付けられている。
なお、室外側被覆部材20の前端は、該前端に近い部位に設けられた前記ブラケット部40により、外板61に固定されているので、前端では、車両内側に曲がるフランジが設けられているだけで、特に固定はされていない。
以上のように構成された被覆部材10をドア60に取り付ける作業を説明する。ドア60を開いた状態(即ち、ドア60をロッカパネル70から離した状態(図略))にして、図3、図4に示すように、室外側被覆部材20に対して室内側被覆部材30が薄肉ヒンジ部11を介して開いた状態で、まず、室外側被覆部材20の本体部21をドア60の外板61の室外面に重ねて、その係止部43の切欠部43aに挿入されているクリップ50を、外板61の取付孔61aに、本体部21を外側から押圧して嵌入させることにより、係止部43をドア60に係止させて室外側被覆部材20をドア60に固定する。
その後、室外側被覆部材20の下部をドア60側に押し付けてその当接部45をドア60に当接させておくことにより、室外側被覆部材20を安定させて、薄肉ヒンジ部11を変形させつつ室内側被覆部材30をドア60の内板62に重なる位置に回動させて、図4に示すように、室内側被覆部材30の上端部に設けた係止部33を内板62の所要位置に設けた取付孔62aにあてがい、その係止部33を取付孔62aに嵌入させることにより、係止部33をドア60の内板62に係止させて室内側被覆部材30をドア60に固定する。
そして、図6に示すように、室内側被覆部材30の前後端に設けられているフランジ31aをブラケット63にネジにより締め付けて、被覆部材10のドア60への取り付け作業が完了する。
したがって、この第1の実施の形態の車両用ドアの被覆部材によれば、ドア60の外板61と内板62の下端部を、それぞれ室外側被覆部材20と室内側被覆部材30とにより被覆するので、ドア60の下端部内外の傷つき防止用塗装が廃止できるとともに、室内側被覆部材30の屈曲部35を車両内側に湾曲させて、室内側被覆部材30の垂直壁34と車体骨部材70とにより形成される間隙kの下部開口を、そのまま真下に開口させないため、間隙kに雪等の付着を防止させることができる。
次に、第2の実施の形態の車両用ドアの被覆部材について説明する。この被覆部材910は、図7に示すように、前記第1の実施の形態の被覆部材10に対して、室外側被覆部材20は略同一であり、室内側被覆部材30の断面形状を単純なものとして、この成形型のコストダウン並びにドア内板の下部断面を厚くすることを可能にしたものである。なお、第1の実施の形態と同一の部分は説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
被覆部材910は、前記第1の実施の形態と略同一の室外側被覆部材20と、薄肉ヒンジ部11を介して回動可能に一体成形された室内側被覆部材930とから構成されている。
室内側被覆部材930は、ドア下部の縁に沿って前記室外側被覆部材20の下縁に、薄肉ヒンジ部11を介して回動可能に一体成形され、車両前後方向で前記室外側被覆部材20の長さと略同一長さの本体部931と、薄肉ヒンジ部11を介して上方に回動された状態で、前記薄肉ヒンジ部11と反対側の上端部に設けられ、該本体部931の面から車両外方向に起立して設けられた複数の係止部33とを備えている。
本体部931は、薄肉ヒンジ部11を介して上方に回動された状態で、下端が車両外側に傾斜する傾斜面936と、該傾斜面936の上端から連続する垂直壁934とを備えている。
そして、前記室内側被覆部材930は、上方に回動された状態で、図7に示すように、係止部33を内板962に設けられた取付孔962aに嵌入させて、内板962に固定される。
一方、ロッカパネル970の下部の傾斜面972には、第1の実施の形態と略同一の縦壁981と下壁982とからなるL字断面の保護部材980が、第1の実施の形態と同様に取り付けられている。
縦壁981の下部が車両外方向に突出するように傾斜しているので、ロッカパネル970と垂直壁934とにより形成される間隙kの下方に延在し、本体部931の傾斜面936との間隙tが車両外方に傾斜して形成されるため、この間隙kの下部開口が直接下方に開口せず、傾斜する縦壁981により塞がれる。
以上のように構成された第2の実施の形態の車両用ドアの被覆部材910をドア960に取り付ける作業は、第1の実施の形態の被覆部材10をドア60に取り付けるのと全く同一である。
したがって、この第2の実施の形態の被覆部材によれば、室内側被覆部材30の断面形状を単純なものとして、この成形型のコストダウン並びにドア内板の下部断面を厚くすることを可能にするとともに、室内側被覆部材30の下部に傾斜面936を設け、保護部材980の縦壁981を車体外方に突出するようにしたので、室外側被覆部材930の垂直壁934と車体骨部材970とにより形成される間隙kの下部開口を、そのまま真下に開口させないため、間隙kに雪等の付着を防止させることが可能となった。
次に、第3の実施の形態の車両用ドアの被覆部材について説明する。この被覆部材810は、図8乃至図10に示すように、室外側被覆部材820と、薄肉ヒンジ部11を介して回動可能に一体成形された室内側被覆部材830とから構成されている。
室内側被覆部材830は前記第1の実施の形態の室内側被覆部材30と同様に、その下端が略直線上に配置された薄肉ヒンジ部11を備えているが、室外側被覆部材820は車両前後方向において、最下端が薄肉ヒンジ部11より低い部分を備え、この低い部分で下端から上方へ延出する延出部823により薄肉ヒンジ部11に連結されているものである。なお、第1の実施の形態と同一の部分は説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
室外側被覆部材820は、図9乃至図10に示すように、ドア860の外板861の下端部から下縁601より下方に延在して該外板861の下部を覆い、外板861の前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部821と、該本体部821の外板861に対向する面に一体成形され、外板861と本体部821との間隙内に設けられたブラケット部840とを備えている。
室外側被覆部材820は、図8に示すように、その下端822が車両前後方向において、室内側被覆部材830の下端と同じ高さと、室内側被覆部材830の下端よりも低い位置との間で変化しており、室外側被覆部材820の下端822が室内側被覆部材830の下端と同じ高さにある範囲(範囲C)では、図9に示すように、室外側被覆部材820の下端822が室内側被覆部材830の下端に薄肉ヒンジ部11を介して連結され、室外側被覆部材820の下端822が室内側被覆部材830の下端よりも低い位置にある範囲(範囲Dの斜線部)では、室外側被覆部材820がその下端822から上方へ延出する延出部823を備え、この延出部823の、下端822と反対側の端部が室内側被覆部材830の下端に薄肉ヒンジ部11を介して連結されている。
室内側被覆部材830は、ドア下部の縁に沿って前記室外側被覆部材820の下縁に、室内側被覆部材830の下端に成形された薄肉ヒンジ部11を介して回動可能に一体成形され、車両前後方向で前記室外側被覆部材820の長さと略同一長さの本体部831と、薄肉ヒンジ部11を介して上方に回動された状態で、前記薄肉ヒンジ部11と反対側の上端部に設けられ、該本体部831の面から車両外方向に起立して設けられた複数の係止部(図略)とを備えている。
以上のように構成された第3の実施の形態の車両用ドアの被覆部材810をドア860に取り付ける作業は、第1の実施の形態の被覆部材10をドア60に取り付けるのと全く同一である。
室内側被覆部材830の下端に直線上に薄肉ヒンジ部11が配置されているので、室外側被覆部材820の下端が室内側被覆部材830の下端より低い位置に成形された室外側被覆部材820であっても、室外側被覆部材820をドア外板861に取り付けた後、室内側被覆部材830を上方に回動することができ、ドア内板862に固定することができる。
したがって、この第3の実施の形態の被覆部材によれば、室外側被覆部材820の下端822が室内側被覆部材830の下端と同じ高さと室内側被覆部材830の下端よりも低い位置との間で変化する様な形状の場合でも、室内側被覆部材830の下端に薄肉ヒンジ部11を介して一体成形できるので、室外側被覆部材820のデザイン上の自由度を拡大させることが可能となった。
このように、本発明の車両用ドアの被覆部材によれば、室内側被覆部材と室内側被覆部材とによりドアの下縁を被覆するので、該ドアの下端部、特にドアの室内側をも飛び石等から保護することができるとともに、車体骨部材に取り付けた保護部材と室内側被覆部材とにより、ドアと車体骨部材との間隙に雪等が付着するのを防止できる。
また、室外側被覆部材と室内側被覆部材とを薄肉ヒンジ部を介して回動可能に一体成形するので、部品点数が削減でき、車体への取り付けも容易となる。
また、室外側被覆部材の下端が室内側被覆部材の下端の薄肉ヒンジ部よりも低い位置を有するものであっても、室外側被覆部材と室内側被覆部材とを薄肉ヒンジ部を介して連結し、一体成形できるので、室外側被覆部材のデザイン上の自由度を拡大することができる。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
たとえば、本実施の形態では、室外側被覆部材と室内側被覆部材とを薄肉ヒンジ部を介して回動可能に一体成形する構造で説明したが、室外側被覆部材と室内側被覆部材を別々に成形してもよい。
本発明は、ドア下部の室外面を覆う室外側被覆部と、前記ドア下部の室内面を覆い、ドア下部の縁に沿って前記室外側被覆部材に連結された室内側被覆部材とを備えるようにしたので、ドアの下縁の室内外面を覆うため、飛び石等による傷つきを防止できる車両用ドアの被覆部材を提供することが可能となった。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた車両全体を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付ける前の被覆部材の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の被覆部材の断面図で、室外側被覆部材を外板に固定する部位の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の被覆部材の断面図で、室内側被覆部材を内板に固定する部位の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材の、室外側被覆部材を外板に固定する部位の平面断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の、前端部の平面断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の被覆部材の断面図で、室外側被覆部材を外板に固定する部位の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の車両の部分側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の被覆部材の断面図で、室外側被覆部材の下端が室内側被覆部材の下端と同一高さにある部位の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用ドアの被覆部材をドアに取り付けた状態の被覆部材の断面図で、室外側被覆部材の下端が室内側被覆部材の下端より低い位置にある部位の断面図である。
符号の説明
10、910、810 被覆部材
11 薄肉ヒンジ部
20、820 室外側被覆部材
21、821 本体部
822 下端部
833 延出部
30、930、830 室内側被覆部材
31、831 本体部
33 係止部
35 屈曲部
40、840 結合部材
43 係止部
45 当接部
50 クリップ
60、960、860 ドア
61、961、861 外板
62、962、862 内板
70、970 ロッカパネル
80、980 保護部材
935 傾斜面
k 間隙
t 間隙

Claims (3)

  1. ドア下部の室外面を覆う室外側被覆部材と、ドア下部の室内面を覆い、ドア下部の縁に沿って室外側被覆部材に連結された室内側被覆部材とを備えることを特徴とする車両用ドアの被覆部材。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアの被覆部材であって、
    室外側被覆部材と室内側被覆部材が相互に薄肉ヒンジ部を介して連結されており、室外側被覆部材および室内側被覆部材にそれぞれドアに係止される係止部が設けられ、室外側被覆部材にこれに設けられた係止部よりも下方位置でドアの室外面に当接する当接部が設けられていることを特徴とする車両用ドアの被覆部材。
  3. 請求項1に記載の車両用ドアの被覆部材であって、
    前記室内側被覆部材の下端が直線上に配置されており、
    前記室外側被覆部材の下端が車両前後方向において、前記室内側被覆部材の下端と同じ高さと前記室内側被覆部材の下端よりも低い位置との間で変化しており、
    前記室外側被覆部材の下端が前記室内側被覆部材の下端と同じ高さにある範囲では、前記室外側被覆部材の下端が前記室内側被覆部材の下端に薄肉ヒンジ部を介して連結され、 前記室外側被覆部材の下端が前記室内側被覆部材の下端よりも低い位置にある範囲では、前記室外側被覆部材がその下端から上方へ延出する延出部を備え、この延出端が前記室内側被覆部材の下端に薄肉ヒンジ部を介して連結されていることを特徴とする車両用ドアの被覆部材。
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