JP2007136996A - シリンジ用外筒の射出成形用金型、シリンジ用外筒の製造方法、シリンジ用外筒およびシリンジ - Google Patents

シリンジ用外筒の射出成形用金型、シリンジ用外筒の製造方法、シリンジ用外筒およびシリンジ Download PDF

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Abstract

【課題】キャビティとコアとの間の溶融樹脂の流れをコントロールして均質な樹脂成形品を得ることができるシリンジ用外筒の射出成形用金型及びシリンジ用外筒の製造方法を提供する。
【解決手段】射出成形用金型1は、ノズル部形成部12を有する天面部形成部11と、円筒部形成部13と、外側金型部2の天面部形成部21に設けられた向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲート25と、溶融樹脂注入ゲート形成位置より天面部形成部11の周縁側となる位置の外側金型部2の内面または/およびコア3の外面に設けられた環状突出部29を有する。環状突出部29が形成された部分の天面部形成部11の間隙幅は、天面部形成部11の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅および円筒部形成部13の間隙幅より狭いものとなっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、シリンジ用外筒の射出成形用金型、シリンジ用外筒の製造方法、シリンジ用外筒およびシリンジに関するものである。
一般に、シリンジ用外筒を形成する場合、シリンジ用外筒の外面形状を形成するための外側金型部(キャビティ)と、シリンジ用外筒の内面形状及び基端形状を成形するためのコアからなる射出成形用金型を用いて、これらの金型の間に溶融樹脂を注入する射出成形方法により行われている。
このような射出成形方法として、特許2901703号公報(特許文献1)には、内金型と外金型の間に溶融合成樹脂を注入して成形する注射筒の製造方法であって、ゲートからの合成樹脂の充填を注射筒の頭部から注射筒の長手軸と平行な方向に行うとともに、該ゲートを注射筒の胴部の筒壁の中心より内側の位置に設けて、ゲートから注入された合成樹脂の少なくとも一部が内金型に当たって合成樹脂の流れが乱されるようにした注射筒の製造方法が開示されている。
また、特許3295201号公報(特許文献2)には、筒体先端面中央に突設したチップ部を有し、熱可塑性樹脂よりなるシリンジ外筒であって、該筒体先端面に成形のためのゲート位置を1点有し、該シリンジ外筒の軸方向から見た該筒体先端面において、中心点をOとし、Oから筒体内壁面までの距離をa、Oからチップ部外壁面と筒体先端面との交線までの距離をb、Oからゲート位置中心までの距離をcとしたときに、Oを中心とした半径がaで中心角が30度でOとゲート位置中心を結ぶ直線に関して線対称な扇形の内側であり且つOを中心とする半径cの円の外側である範囲の板厚の平均値をt1とし、さらに、Oを中心とする半径cの円の内側で且つOを中心とした半径bの円の外側である範囲の板厚の平均値をt2としたときに、下記式t2/t1≧1.2を満足するシリンジ外筒が開示されている。このシリンジ外筒は、ゲート位置と肩部間に薄肉部が形成されている。
特許2901703号公報 特許3295201号公報
1点の溶融樹脂ゲートをシリンジの天面中央となる位置に設けることができれば、天面全体を均等に満たしてから肩部から周方向同時に樹脂が胴部(円筒部形成部)に流入するので、コア倒れが原因である全体のゆがみ(真円度低下、以下「ゆがみ1」)も、各ゲートから射出される樹脂の合流部付近で発生するゆがみ(以下、「ゆがみ2」)も生じにくい。
「ゆがみ1」は、コアの振動(変形)による真円度の低下(楕円形)を示すもので、1点ゲートにおいて議論される真円度の指標とも表現できる。また、「ゆがみ2」は、円筒部における樹脂の合流部両側で曲率が小さくなると、ガスケットの追従性が悪くなることを示すもので、2(多)点ゲートにおいて議論される真円度の指標とも表現できる。
しかし、シリンジとして要求される形態は単一なものではなく、種々のものがあり、要求形態のシリンジを形成するためには、ゲートを天面中央となる部分に設けることができない場合がある。このような場合、ゲート数を1点としたまま、開口位置を中央より偏心させることがある。この場合は、コア倒れが生じ、成形品の円筒部の真円度が極めて低下する。
上記特許文献1および特許文献2のものは、いわゆる1点ゲート方式のものであり、ある程度の改善はされるものの、シリンジ外筒の肩部(天面部と胴部の境界部)付近の天面部にゲートを有するため、天面が樹脂で満たされる前にゲート付近の胴部へ樹脂が流入し、胴部の樹脂配向が乱れ、成形品の真円度を低下させる原因となる。また、ゲートと胴部の中心軸に対して向かい合う位置、言い換えれば、ゲートより遠い位置において、樹脂流の遅れが生じ、これも成形品の真円度(上記した「ゆがみ1」の方)を低下させる原因となる。
そこで、発明者等は、2点ゲート方式を用い検討したが、単に天面2点ゲートとしたのみでは、天面が樹脂で満たされる前にゲート付近の胴部へ樹脂が流入してしまい、胴部の樹脂配向が乱れ、成形品の真円度(上記した「ゆがみ2」の方)を低下させる原因となることは改善されなかった。真円度を確保するためには樹脂圧を低くする必要があったが、低樹脂圧は胴体部に気泡を生じさせる原因となり、真円度の確保と気泡発生防止を両立させるため、成形時には特別の注意を払う必要があった。
特に、製造されたシリンジをプレフィルドシリンジとして用いる場合には、オートクレーブ滅菌されることが多く、熱によってガスケットが塑性変形を起こした場合、「真円度(ゆがみ2)」が低いものであると、外筒胴部内面への追従性が低下し、液漏れなどの原因となることがある。
また、特許文献1は、2〜4点ゲートも開示しているが、この場合、1点ゲート特有の問題は解消されている。しかし、シリンジ外筒の肩部付近の特定された位置にゲートを配置しても天面に樹脂が満たされる前に胴部への樹脂の流入が起こることは回避される訳ではない。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するものであり、キャビティとコアとの間の溶融樹脂の流れをコントロールして均質な樹脂成形品を得ることができるシリンジ用外筒の射出成形用金型及びシリンジ用外筒の製造方法および十分な強度を備えるシリンジ用外筒、シリンジを提供するものである。
上記目的を達成するものは以下のものである。
(1) ノズル部を有する天面部と、該天面部の周縁部と連続する円筒部とを有するシリンジ用外筒の射出成形用金型であり、前記外筒の外側形状を形成するための外側金型部と、該外側金型部内に挿入され、前記外筒の内側形状を形成するためのコアとからなる射出成形用金型であって、該射出成形用金型は、ノズル部形成部を有する天面部形成部と、円筒部形成部と、前記外側金型部の天面部形成部に設けられた向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲートと、前記溶融樹脂注入ゲート形成位置より前記天面部形成部の周縁側となる位置の前記外側金型部の内面または/および前記コアの外面に設けられた環状突出部を有し、前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅は、前記天面部形成部の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅より狭くかつ前記円筒部形成部の間隙幅と等しいもしくは狭いものであるシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(2) 前記射出成形用金型の前記天面部形成部は、前記円筒部形成部との境界を形成する肩部形成部を備えている(1)に記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(3) 前記環状突出部は、前記肩部形成部もしくは該肩部形成部付近でありかつ前記天面部形成部の中央側に設けられている(2)に記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(4) 前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅と前記天面部形成部の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅との比は、1:1.5〜1:2である(1)ないし(3)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(5) 前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅と前記円筒部形成部の間隙幅との比は、1:1〜1:1.5である(1)ないし(4)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(6) 前記環状突出部の幅は、0.1mm〜2mmである(1)ないし(5)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(7) 前記ノズル部形成部は、前記天面部形成部の中心より所定距離前記天面部形成部の周縁部側となる位置に設けられている(1)ないし(6)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(8) 前記射出成形用金型は、前記円筒部形成部の他端部に設けられたフランジ形成部を有している(1)ないし(7)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
(9) 前記溶融樹脂注入ゲートは、前記天面部形成部の周縁部より、2mm〜5mmまたは前記円筒部形成部の内径の2/30〜5/23分の長さ前記天面部形成部の中央側となる位置に設けられている(1)ないし(8)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
また、上記目的を達成するものは以下のものである。
(10) 前記(1)ないし(9)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型を用いて、かつ、前記溶融樹脂注入ゲートより溶融樹脂を射出することにより製造することを特徴とするシリンジ用外筒の製造方法。
(11) 前記溶融樹脂は、メルトインデックスが23以下の低流動性樹脂である(10)に記載のシリンジ用外筒の製造方法。
また、上記目的を達成するものは以下のものである。
(12) 前記(1)ないし(9)のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型を用いて、かつ、前記溶融樹脂注入ゲートより溶融樹脂を射出することにより製造されたシリンジ用外筒。
(13) ノズル部を有する天面部と、該天面部の周縁部と連続する円筒部とを有するシリンジ用外筒であって、該シリンジ用外筒は、前記天面部の周縁部に設けられた環状薄肉部と、該環状薄肉部より前記天面部の中心側に位置する向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲート位置を有し、さらに、前記環状薄肉部における前記天面部の肉厚は、前記天面部の環状薄肉部以外の部分の肉厚より薄くかつおよび前記円筒部の肉厚と等しいもしくは薄いものとなっているシリンジ用外筒。
(14) 前記天面部は、前記円筒部との境界を形成する肩部を備えている(13)に記載のシリンジ用外筒。
(15) 前記環状薄肉部は、前記肩部もしくは該肩部付近でありかつ前記天面部の中央側に位置している(14)に記載のシリンジ用外筒。
(16) 前記環状薄肉部の肉厚と前記天面部の環状薄肉部以外の部分の肉厚との比は、1:1.5〜1:2である(13)ないし(15)のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
(17) 前記環状薄肉部における前記天面部の肉厚と前記円筒部の肉厚との比は、1:1〜1:1.5である(13)ないし(16)のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
(18) 前記環状薄肉部の幅は、0.1mm〜2mmである(13)ないし(17)のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
(19) 前記シリンジ用外筒は、前記円筒部の他端部に形成されたフランジ部を有している(13)ないし(18)のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
(20) 前記溶融樹脂注入ゲート位置は、前記天面部の周縁部より、2mm〜5mmまたは前記円筒部形成部の内径の2/30〜5/19分の長さ前記天面部形成部の中央側となる位置に設けられている(13)ないし(19)のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
また、上記目的を達成するものは以下のものである。
(21) 上記(12)ないし(20)のいずれかに記載のシリンジ用外筒と、該外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、該ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えるシリンジ。
(22) 上記(12)ないし(20)のいずれかに記載のシリンジ用外筒と、該外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、前記シリンジ用外筒のノズル部を封止する封止部材と、前記封止部材と前記シリンジ用外筒と前記ガスケット間により形成される空間に充填された薬剤と、前記ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えるプレフィルドシリンジ。
また、本発明のシリンジ用外筒の射出成形用金型は、ノズル部形成部を有する天面部形成部と、円筒部形成部と、前記外側金型部の天面部形成部に設けられた向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲートと、前記溶融樹脂注入ゲート形成位置より前記天面部形成部の周縁側となる位置の前記外側金型部の内面または/および前記コアの外面に設けられた環状突出部を有し、前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅は、前記天面部形成部の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅より狭くかつ前記円筒部形成部の間隙幅と等しいもしくは狭いものとなっている。
このため、溶融樹脂注入ゲートから注入された溶融樹脂は、天面部形成部の中心側に向かう樹脂流および天面部形成部の周縁部に向かう樹脂流が良好に形成され、円筒部形成部への樹脂流の流れも均一なものとなり、樹脂配向の良好でありかつ真円度の高いシリンジ用外筒を製造することができる。
また、本発明のシリンジ用外筒の製造方法は、上述したシリンジ用外筒の射出成形用金型を用いるものであるので、均質かつ真円度の高いシリンジ用外筒を製造することができる。
本発明のシリンジ用外筒は、 上述したシリンジ用外筒の製造方法により製造されたものであるので、均質かつ真円度が高く、十分な強度を備える。
以下、本発明の実施例であるシリンジ用外筒の射出成形用金型およびシリンジ用外筒の製造方法、シリンジ用外筒およびシリンジについて添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例のシリンジ用外筒の射出成形用金型の断面図である。図2は、図1に示した金型のA−A線断面図である。図3は、図1に示した金型のB−B線断面より、コアを取り外した状態を示す図である。図4は、図1の射出成形用金型の肩部形成部付近の部分拡大図である。
本発明のシリンジ用外筒の射出成形用金型について説明する。
本発明のシリンジ用外筒の射出成形用金型1は、ノズル部形成部12を有する天面部形成部11と、円筒部形成部13と、外側金型部2の天面部形成部21に設けられた向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲート25と、溶融樹脂注入ゲート形成位置より天面部形成部11の周縁側となる位置の外側金型部2の内面または/およびコア3の外面に設けられた環状突出部29を有する。環状突出部29が形成された部分の天面部形成部11の間隙幅は、天面部形成部11の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅より狭くかつ円筒部形成部13の間隙幅と等しいもしくは狭いものとなっている。
この実施例の射出成形用金型1は、図1,図2に示すように、外側金型部2と、コア3と、外筒のフランジ部の端面を形成するための第2の外側金型部4を備えている。なお、第2の外側金型部4は、コア3と一体に形成してもよい。そして、外側金型部内(具体的には、外側金型部2および外側金型部4内)にコア3を挿入することにより外側金型部2の内面とコア3の外面との間にはシリンジ用外筒成形物が成形される空隙10が形成される。
外側金型部2は、図1ないし図4に示すように、ノズル部形成部22を有する天面部形成部21、円筒部形成部23、フランジ部形成部28と、2つの溶融樹脂注入ゲート25a,25bを備えている。外側金型部2は、天面部形成部21と円筒部形成部23との境界を形成する肩部形成部(環状肩部形成部)24を備えている。環状肩部形成部24は、天面部形成部21と円筒部形成部23の境界部であり、独立する部分ではなく、環状肩部形成部24の天面部形成部側部分は、天面部形成部21に属し、環状肩部形成部24の円筒部形成部側部分は、円筒部形成部23に属する。
そして、コア3は、図1、図2および図4に示すように、ノズル部形成部32を有する天面部形成部31、円筒部形成部33、環状肩部形成部34、フランジ部形成部を備えている。環状肩部形成部34は、天面部形成部31と円筒部形成部33の境界部であり、独立する部分ではなく、環状肩部形成部34の天面部形成部側部分は、天面部形成部31に属し、環状肩部形成部34の円筒部形成部側部分は、円筒部形成部33に属する。
そして、射出成形用金型1のノズル部形成部12は、外側金型部2のノズル部形成部22とコア3のノズル部形成部32により構成されている。同様に、射出成形用金型1の天面部形成部11は、外側金型部2の天面部形成部21とコア3の天面部形成部31により構成されている。同様に、射出成形用金型1の円筒部形成部13は、外側金型部2の円筒部形成部23とコア3の円筒部形成部33により構成されている。同様に、射出成形用金型1の環状肩部形成部14は、外側金型部2の環状肩部形成部24とコア3の環状肩部形成部34により構成されている。また、射出成形用金型1のフランジ部形成部15は、外側金型部2のフランジ部形成部28とコア3のフランジ部形成部と第2の外側金型部のフランジ部形成部41により構成されている。
外側金型部2におけるノズル部形成部22は、天面部形成部21に設けられ、先端に液体排出口を有するノズル部52の外面形状を形成する部分である。ノズル部形成部22は、先端側に向かって縮径するように形成され、先端部には、液体排出口形成部が設けられ、基端部には、基端側から順にノズル部側係合部形成部と、ノズル部側螺合部形成部が設けられている。
外側金型部2における天面部形成部21は、上述したノズル部形成部22を有するとともに、その中心に向かって高くなる曲面形状を有するものとなっている。また、この実施例の金型1では、ノズル部形成部は、天面部形成部の中心ではなく、天面部形成部の中心より所定距離後述する肩部形成部側となる位置に設けられている。
外側金型部2における環状肩部形成部24は、上述した天面部形成部21の環状周縁部と後述する円筒部形成部23の一端部の周縁部をつなぐ部分であり、屈曲した形状となっている。
また、外側金型部2における円筒部形成部23は、外筒50の円筒部53の外面形状を形成するための部分である。円筒部形成部23は、実質的に同一内径もしくは一般的な抜きテーパーを有するものとなっている。
そして、本発明の射出成形用金型1では、図1ないし図3に示すように、外側金型部2の天面部形成部21の中心より所定距離周縁側となる位置に設けられた向かい合う2つの溶融樹脂注入ゲート25a、25bを有している。具体的には、この実施例の射出成形用金型1では、外側金型部2の天面部形成部21の周縁部に天面部の中心軸に対しまた、この溶融樹脂注入ゲート25a、25bの位置は、環状肩部形成部(正確には、肩部形成部の屈曲点)より、2〜5mm、天面部形成部21の中央側となる位置に設けられていることが好ましい。特に、2.6〜4.6mmであることが好ましい。また、溶融樹脂注入ゲート25a、25bの位置は、環状肩部形成部(正確には、肩部形成部の屈曲点)より、円筒部形成部の内径の2/30〜5/19分の長さ分、好ましくは、2.6/29.3〜4.6/20分の長さ分、天面部形成部21の中央側となる位置に設けられていることが好ましい。また、外側金型部2は、2つの溶融樹脂注入ゲート25a、25bに樹脂を送るためのランナー26a、26bを備えている。
また、溶融樹脂注入ゲート25a、25bは、図4に示すように、金型1の天面部形成部11内に突出していることが好ましい。言い換えれば、溶融樹脂注入ゲート25a、25bは、図4に示すように、外側金型部2の天面部形成部21より突出していることが好ましい。このようにすることにより、成形品であるシリンジ外筒の天面部表面に形成されるゲート跡が目立たないものとなる。さらに、溶融樹脂注入ゲート25a、25bは、円筒部形成部の中心軸およびコアの中心軸に対して平行に溶融樹脂を吐出させる形状となっている。また、溶融樹脂注入ゲートのゲート形状としては、円状であることが好ましい。また、ゲート径としては、0.8〜3.0mm程度が好ましい。
さらに、この実施例の射出成形用金型1では、天面部形成部21は、溶融樹脂注入ゲート25a、25bを取り囲む環状突出部27a、27bを備えている。なお、図4に示すように、溶融樹脂注入ゲート25aは、環状突出部27aよりもさらに突出するものとなっている。言い換えれば、環状突出部27a、27bは、溶融樹脂注入ゲート25a、25bより突出程度が小さいものとなっている。上述したように、この実施例の金型1では、溶融樹脂注入ゲート25a、25bは、金型1の天面部形成部11内に突出している。このため、溶融樹脂注入ゲート25a、25bの天面部中心側の金型内間隙幅が狭小となり、この狭小部は環状ではなくその影響は少ないが、この狭小部における樹脂の流動性が悪化する可能性もある。上記の環状突出部27a、27bを設けることにより、ゲート跡を成形品表面から完全に奥まった位置とすることができるとともに、環状突出部27a、27b部分の天面部中心側部分に他の部分に比べて狭小な部分が形成されるので、溶融樹脂注入ゲート25a、25bの天面部中心側部分が他の部分に比べて急激な狭小部となることをを防止する。環状突出部27a、27bの外径としては、1.6〜6mm、特に、3〜5mmが好ましい。
上述した実施例の射出成形用金型1では、ゲートは、天面部形成部21の中心に対して等距離かつ向かい合いように2つ配置されたものとなっている。しかし、これに限定されるものではなく、3以上、具体的には、3〜4であってもよい。ゲートを3つ設ける場合には、図5に示す外部金型部2aのように、それぞれのゲート25a,25b,25cが等間隔に配置されることが好ましい。特に、図5に示すように、3つのゲートは、天面部形成部21の中心に対して等距離かつ等角度間隔となるように配置されていることが好ましい。さらに、3つのゲートのうちの一つが、ノズル部形成部と天面部形成部21の中心に対して向かい合うように配置されることが好ましい。また、3つのゲート25a,25b,25cを設ける場合においても、それぞれのゲートの回りに環状突出部27a、27b、27cを設けることが好ましい。
また、この実施例の射出成形用金型1では、図4に示すように、溶融樹脂注入ゲート形成位置より天面部形成部11の周縁側となる位置の外側金型部2の内面または/およびコア3の外面に設けられた環状突出部29を有している。この実施例では、環状突出部29は、外部金型部2に設けられているが、コア3に設けてもよい。そして、環状突出部29が形成された部分の天面部形成部11の間隙幅は、天面部形成部11の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅および円筒部形成部13の間隙幅より狭いものとなっている。なお、天面部形成部11の間隙幅は、円筒部形成部13の間隙幅より狭いことが好ましいが等しいものであってもよい。
そして、この実施例の射出成形用金型1では、環状突出部29は、外部金型部2の天面部形成部21の周縁部であるとともに環状肩部形成部24に位置する部分に設けられている。外側金型部2の環状肩部形成部24は、天面部形成部21と円筒部形成部23の境界部である。
フランジ部形成部15は、円筒部形成部13の基端部に形成され、外筒のフランジ部の外面形状を形成する部分となっている。
また、外側金型部2には、金型内のエアもしくはガスがスムースに抜けるようにエアベントを設けることが好ましい(図示せず)。また、外側金型部4は、フランジ部形成部41を備えている。フランジ部形成部41は、外筒50のフランジ部の基端面形状を形成する部分である。
また、コア3は、図1、図2および図4に示すように、ノズル部形成部32を有する天面部形成部31、円筒部形成部33、環状肩部形成部34、フランジ部形成部を備えている。ノズル部形成部32は、天面部形成部31に形成されノズル部の内面形状を形成する部分である。天面部形成部31は、上述したノズル部形成部32を有するとともに、その中心に向かって高くなる曲面形状を有するものとなっている。また、この実施例の金型1では、ノズル部形成部32は、天面部形成部31の中心ではなく、天面部形成部31の中心より所定距離肩部形成部34側となる位置に設けられている。円筒部形成部33は、外筒50の円筒部53の内面形状を形成する部分である。円筒部形成部33は、図1,図2に示すように、ほぼ同一の外径もしくは抜きテーパーを有するものとなっている。また、コア3のフランジ部形成部付近は、基端側に拡径するテーパー部となっている。
さらに、この実施例の射出成形用金型1では、図4に示すように、環状突出部29部分において外部金型部2とコア3は最も距離が近接したものとなっており、環状突出部29が形成された部分の天面部形成部11の間隙幅は、環状突出部が形成されていない部分の天面部形成部11の間隙幅および円筒部形成部13の間隙幅より狭いものとなっている。
そして、環状突出部29が形成された部分の天面部形成部11の間隙幅と天面部形成部11の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅との比は、1:1.5〜1:2であることが好ましい。特に、1:1.6〜1:1.8であることが好ましい。また、環状突出部29が形成された部分の天面部形成部11の間隙幅と円筒部形成部13の間隙幅との比は、1:1〜1:1.5であることが好ましい。特に、1:1.1〜1:1.3であることが好ましい。また、環状突出部29の幅は、0.1mm〜2mmであることが好ましい。
具体的には、図4に示すように、天面部形成部11は、環状突出部29により形成される環状狭小部63と、この環状狭小部63と連続し、環状狭小部63より間隙幅の広い環状屈曲部64と、環状屈曲部64と連続し、環状屈曲部64より間隙幅の狭い環状基端部65を備えている。環状狭小部63の間隙幅は、上述したように、天面部形成部11のゲート非形成部の周縁部における間隙幅よりも狭いものとなっている。環状狭小部63の間隙幅と天面部形成部11のゲート非形成部の周縁部における間隙幅の差は、0.3〜0.8mm程度であることが好ましく、特に、0.4〜0.7mmが好ましい。そして、この環状狭小部63の間隙幅は、円筒部形成部13の間隙幅よりも狭いものとなっている。また、狭小部63の間隙幅は、基端部65の間隙幅よりも狭いものとなっている。
環状狭小部63の間隙幅と屈曲部64の間隙幅との差は、0〜0.4mm程度であることが好ましく、特に、0.1〜0.3mmが好ましい。また、環状狭小部63の間隙幅と円筒部形成部13の間隙幅の差は、0〜0.4mm程度であることが好ましく、特に、0.1〜0.3mmが好ましい。また、環状狭小部63の間隙幅と天面部形成部11の周縁部の間隙幅の差は、0.3〜0.8mm程度であることが好ましく、特に、0.4〜0.7mmが好ましい。
また、環状肩部形成部24の円筒部形成部側部分は、若干コア3側に突出するものとなっている。このため、環状肩部形成部14は、円筒部形成部23よりも肉薄の薄肉環状肩部形成部となっている。環状肩部形成部14と円筒部形成部13との境界部24aにおける両者の間隙幅の差は、0〜0.2mm程度であることが好ましく、特に、0.01〜0.08mmが好ましい。また、環状突出部29が形成する環状狭小部63の間隙幅は、肩部形成部付近における円筒部形成部13の間隙幅の8/12〜1/1であることが好ましい。
上述した実施例の射出成形用金型1では、環状突出部29は、外部金型部2に設けられているが、コア3に設けてもよい。
図6に示すように、この実施例の射出成形用金型20では、コア3bは、上述したコア3と同様に、ノズル部形成部32を有する天面部形成部31、円筒部形成部33、環状肩部形成部34、フランジ部形成部を備えている。ノズル部形成部32は、天面部形成部31に形成されノズル部の内面形状を形成する部分である。天面部形成部31は、上述したノズル部形成部32を有するとともに、その中心に向かって高くなる曲面形状を有するものとなっている。また、この実施例の射出成形用金型20では、ノズル部形成部32は、天面部形成部31の中心ではなく、天面部形成部31の中心より所定距離肩部形成部34側となる位置に設けられている。そして、天面部形成部31の周縁部に環状突出部39が設けられている。このため、外部金型部2bには、環状突出部は形成されていない。この実施例のコア3bでは、天面部形成部31の周縁部は、コア3bの中心軸に対してほぼ直交するように形成された中心軸に対する垂直面に形成されているとともに、その周縁部に環状突出部39が形成されている。環状突出部39の幅は、0.1mm〜0.6mmであることが好ましい。間隙幅を含むその他の点は、上述した射出成形用金型1において説明したものと同じである。
この実施例の射出成形用金型1における射出樹脂の流れについて、図4を用いて説明する。
ランナー26aを流れた溶融樹脂は、ゲート25aより、天面部形成部11の周縁部に流入する。周縁部61に流入した樹脂流は、環状突出部29により形成された環状狭小部63に流入するが、この環状狭小部63は、その間隙幅が、天面部形成部の他の部分および円筒部形成部13の間隙幅より狭いものとなっている。このため、環状狭小部63への樹脂流入抵抗は、天面部形成部の周縁部への流入抵抗より高く、樹脂流は、天面部形成部の周縁部に流れやすい。そして、天面部形成部から環状狭小部63に流入した樹脂流は、環状屈曲部64,環状基端部65を通過した後、間隙幅の広い円筒部形成部13に流入する。特に、円筒部形成部13の間隙幅は、環状狭小部63の間隙幅より広いものとなっており、樹脂流は、樹脂流速が若干低下し、筒状のほぼ均一な樹脂流となって、フランジ形成部に向かって流れるものとなり、均質かつ真円度の高い外筒を形成できる。
そして、本発明のシリンジ用外筒の製造方法は、上述した外筒の射出成形用金型を用いて、溶融樹脂注入ゲートより溶融樹脂を射出することにより製造するものである。溶融樹脂としては、メルトインデックスが23以下の低流動性樹脂を用いることができる。メルトインデックスは、一定温度および圧力でオリフィスから熱可塑性樹脂を押出し、押出された量を10分間当たりのグラム数に換算して表された数値である。このようなメルトインデックスを持ち、薬剤吸着性が少ない樹脂としては、例えば、環状ポリオレフィン、ポリプロピレンなどがある。
また、本発明のシリンジ用外筒は、上述のシリンジ用外筒の射出成形用金型を用いて、かつ、溶融樹脂注入ゲートより溶融樹脂を射出することにより製造されたシリンジ用外筒である。
次に、本発明のシリンジ用外筒50について説明する。
図7は、本発明の一実施例のシリンジ用外筒の正面図である。図8は、図7に示したシリンジ用外筒の左側面図である。図9は、図7に示したシリンジ用外筒のC−C線断面図である。図10は、図7に示したシリンジ用外筒の拡大平面図である。図11は、図8のシリンジ用外筒の溶融樹脂注入ゲート位置付近の部分拡大断面である。図12は、本発明の一実施例のシリンジの正面図である。
本発明のシリンジ用外筒50は、ノズル部52を有する天面部51と、天面部51の周縁部と連続する円筒部53とを有するシリンジ用外筒である。シリンジ用外筒50は、天面部51に設けられた環状薄肉部59と、環状薄肉部59より天面部51の中心側に位置する向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲート位置55a,55bを有する。そして、環状薄肉部59における天面部51の肉厚は、天面部51の環状薄肉部以外の部分の肉厚より薄くかつ円筒部53の肉厚と等しいもしくは薄いものとなっている。
具体的には、この実施例のシリンジ用外筒50は、ノズル部52を有する天面部51と、円筒部53と、天面部51と円筒部53の境界部である環状肩部54を有する。シリンジ用外筒50は、環状肩部54付近でありかつ環状肩部54より所定距離天面部51の中央側となる位置に設けられた向かい合う2つの溶融樹脂注入ゲート位置55a,55bを有する。環状薄肉部59は、天面部51の周縁部であるとともに環状肩部54となる位置に設けられている。
ノズル部52は、図7,図8に示すように、円筒部53より小径の筒状部となっている。ノズル部52は、先端側に向かって縮径するテーパー部となっているとともに、液体排出用の開口を有するチップ部を備えている。そして、この実施例のシリンジ用外筒50では、ノズル部52は、チップ部の基端部に、後述するシールキャップ80が螺合するためのノズル部側螺合部52aが設けられている。さらに、ノズル部側螺合部52aの基端側には、シールキャップ80と係合するためのノズル部側係合部52bが設けられている。また、ノズル部52は、注射針を取り付け可能な形状となっていることが好ましい。
また、天面部51は、外筒の先端方向に突出する円錐状に形成されている。そして、天面部51に、上述したノズル部52が設けられている。この実施例の外筒50では、ノズル部52は、天面部51の中心ではなく、天面部51の中心より所定距離後述する肩部54側となる位置に設けられている。
環状肩部54は、上述した天面部51の環状周縁部と後述する円筒部53の一端部の周縁部をつなぐ部分であり、屈曲した形状となっている。
そして、本発明の外筒50では、図7ないし図11に示すように、天面部51であり、天面部の中心より所定距離天面部の周縁側となる位置に設けられた向かい合う2つの溶融樹脂注入ゲート位置55a、55bを有している。具体的には、天面部51の周縁部に天面部の中心軸に対して向かい合う位置に設けられた2つの溶融樹脂注入ゲート位置55a、55bを有している。
また、このゲート位置55a、55bの位置は、環状肩部(正確には、肩部の屈曲点)より、2〜5mm、天面部51の中央側となる位置に設けられていることが好ましい。特に、2.6〜4.6mmであることが好ましい。また、溶融樹脂注入ゲート位置55a、55bの位置は、環状肩部(正確には、肩部の屈曲点)より、円筒部53の内径の2/30〜5/19分の長さ分、好ましくは、2.6/29.2〜4.6/20分の長さ分、天面部51の中央側となる位置に設けられていることが好ましい。
また、溶融樹脂注入ゲート位置55a、55bは、図11に示すように、円状凹部となっていることが好ましい。ゲート位置の大きさ(直径)としては、0.8〜3.0mm程度が好ましい。さらに、この実施例の外筒50では、天面部51には、溶融樹脂注入ゲート位置55a、55bを取り囲む環状凹部57a、57bが形成されている。環状凹部57a、57bの外径としては、1.6〜6.0mm、特に、3〜5mmが好ましい。なお、図11に示すように、ゲート位置55aは、環状凹部57aよりもさらに窪んだものとなっている。
上述した実施例の外筒50では、溶融樹脂注入ゲート位置は、天面部51の中心に対して等距離かつ向かい合いように2つ配置されたものとなっている。しかし、これに限定されるものではなく、3以上、具体的には、3〜4であってもよい。ゲートを3つ設ける場合には、それぞれのゲート位置が等間隔に配置されることが好ましい。特に、3つのゲートは、天面部51の中心に対して等距離かつ等角度間隔となるように配置されていることが好ましい。さらに、3つのゲートのうちの一つが、ノズル部52と天面部51の中心に対して向かい合いように配置されることが好ましい。
そして、この実施例の外筒50では、図11に示すように、天面部51の周縁部に設けられた環状薄肉部59を備えている。さらに、外筒50は、この薄肉環状部59と、この薄肉環状部59と連続し、薄肉環状部59より肉厚の環状屈曲部54bと、この環状屈曲部54bと連続し、環状屈曲部54bより肉薄の環状基端部54cを備えている。薄肉環状部59の肉厚は、天面部51の周縁部における肉厚よりも薄いものとなっている。環状肩部54の薄肉環状部59の肉厚と天面部51のゲート非形成部の周縁部における肉厚の差は、0.3〜0.8mm程度であることが好ましく、特に、0.4〜0.7mmが好ましい。また、環状薄肉部59の肉厚は、円筒部53の肉厚より薄いものとなっている。なお、環状基端部54cの肉厚は、円筒部53の肉厚より薄いものが好ましいが同じであってもよい。そして、この実施例の外筒50では、環状基端部54cの肉厚は、円筒部53の肉厚より薄いものとなっている。また、薄肉環状部59の肉厚は、基端部54cの肉厚よりも薄いものとなっている。環状肩部54の薄肉環状部59の肉厚と屈曲部54bとの肉厚の差は、0〜0.4mm程度であることが好ましく、特に、0.1〜0.3mmが好ましい。また、環状肩部54の薄肉環状部59の肉厚と円筒部53の肉厚の差は、0〜0.4mm程度であることが好ましく、特に、0.1〜0.3mmが好ましい。また、環状肩部54の薄肉環状部59の肉厚と天面部51の周縁部における肉厚の差は、0.3〜0.8mm程度であることが好ましく、特に、0.4〜0.7mmが好ましい。
また、この実施例の外筒50では、図11に示すように、環状肩部54は、肩部付近における円筒部53より薄肉の環状肩部となっている。具体的には、外筒50における環状肩部54は、天面部51の周縁部と連続するとともに円筒部53のとの境界部54aまでのびている。このため、環状肩部54は、円筒部53よりも肉薄の薄肉環状肩部となっている。環状肩部54と円筒部53との境界部54aにおける両者の肉厚の差は、0〜0.2mm程度であることが好ましく、特に、0.01〜0.08mmが好ましい。また、肩部54の間隙幅は、肩部付近における円筒部53の間隙幅の0.8mm/1.2mm〜0.8mm/0.8mmであることが好ましい。
さらに、この実施例の外筒50では、フランジ部58を有している。具体的には、フランジ部58は、図7ないし図10に示すように、円筒部53の基端全周より垂直方向に突出するように形成された楕円ドーナツ状の円盤部である。フランジ部58は、図10に示すように、幅広となった2つの把持部58a,58bを備え、さらに、把持部58a,58bの先端面側には、複数のリブが形成されている。また、フランジ部58の基端面は、周縁および外筒基端のリブ部分以外となる部分は凹部(図1参照)となっている。また、フランジ部58の内面形状は、基端側に向かって拡径している。
外筒50の形成材料としては、薬剤吸着性、酸素透過性、水蒸気透過性の少ない材料、また、耐γ性、耐オートクレーブ性など耐滅菌性に優れているものが好ましい。また、本発明の外筒50では、形成材料として、メルトインデックスが23以下の低流動性樹脂が用いられる。メルトインデックスは、一定温度および圧力でオリフィスから熱可塑性樹脂を押出し、押出された量を10分間当たりのグラム数に換算して表された数値である。このようなメルトインデックスを持ち、薬剤吸着性が少ない樹脂としては、例えば、環状ポリオレフィン、ポリプロピレンなどが好ましい。
本発明のシリンジ用外筒は、上述した構成を備えるため、低流動性樹脂により形成されていても均質な樹脂成形品であり、ウェルド、フローマーク等の外観不良もしくは偏肉を持たないものとなっている。
そして、本発明のシリンジ30は、上述したシリンジ用外筒50と、外筒50内に摺動可能に収納されたガスケット71と、ガスケット71の後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子72とを備える。
具体的には、本発明のシリンジ30は、図12に示すように、上述したシリンジ用外筒50と、外筒50の先端部に取り付けられるシールキャップ80と、外筒50内部を液密に摺動可能なガスケット71と、ガスケット71に取り付けられるプランジャー72と、外筒50内部に収納された薬液(図示せず)とを備えている。シールキャップ80は、内部にシリンジ用外筒の先端部をシールするためのシール部材81を備えている。
シールキャップ80は、キャップ状に作製され、先端が開口している。キャップ80は、ノズル部52を収納する収納部と、外筒50に設けられたノズル部側螺合部52aと螺合するキャップ側螺合部(図示せず)と、外筒50に設けられたノズル部側係合部52bと係合するキャップ側係合部(図示せず)とを備えている。そして、先端開口部には、シール部材81が配置されている。ノズル部52の先端開口がシール部材81に当接することによりノズル部52は液密に密封される。また、シール部材81は、通液針等により刺通可能な弾性材料により形成されている。シール部材81の形成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の合成ゴム、SBSエラストマー、SEBSエラストマーなどのスチレン系エラストマー、エチレン−αオレフィン共重合体等のポリオレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等を使用することが好ましい。なお、シールキャップとしては、このような通液針による刺通が可能なものに限定されるものではない。シールキャップ80の形成材料としては、外筒50と同様のものを使用することが好ましいが、前記密封条件を満足する別材料としてもよい。
ガスケット71は、ほぼ同一外径に延びる本体部73と、本体部73に設けられた複数の環状リブ74a,74bを備えている。環状リブ74a,74bは、外筒50の内面に液密に接触する。環状リブは、この実施例では2つであるが、液密性と摺動性を満足するものであれば適宜数としてもよい。また、ガスケット71の先端部は、外筒50の先端内面に当接したときに、両者間に極力隙間が形成されないように、テーパー状に縮径している。
ガスケット71としては、弾性を有するゴム(例えば、ブチルゴム、ラテックスゴム、シリコーンゴムなど)、合成樹脂(例えば、SBSエラストマー、SEBSエラストマー、ポリオレフィンエラストマーなど)により形成されている。
そして、ガスケット71には、その後端部より内部に延びる凹部が設けられている。凹部は、雌ネジ部となっている。凹部は、プランジャー72の先端部に形成された雄ネジ部と螺合可能となっている。なお、プランジャー72は、組み立て段階では取り外しておき、使用時に取り付けるようにしてもよい。
プランジャー72は、本体部75と、本体部75の先端部に設けられた雄ねじ部(図示せず)とを備えている。本体部75は、断面が十字状で軸方向に延びており、基端部には、押圧用の円盤部76と、本体部75の途中に設けられたリブ77とを備えている。プランジャー72の形成材料としては、外筒50と同様のものを使用することが好ましいが、前記を満足する別材料としてもよい。
薬液としては、生理食塩水、高濃度塩化ナトリウム注射液、ビタミン剤、ミネラル類、抗生物質などの薬液、さらには、粉末状もしくは凍結乾燥薬剤が使用される。
これらを用いて、外筒50のノズル部52にシールキャップ80を取り付ける。そして、減圧条件下、シリンジ用外筒内に薬液を充填してガスケット71を基端開口部から打栓する。その後、ガスケット71にプランジャー72を取り付け本発明のシリンジ30の製造が完了する。
図1は、本発明の一実施例のシリンジ用外筒の射出成型用金型の断面図である。 図2は、図1に示した射出成型用金型のA−A線断面図である。 図3は、図1に示した射出成型用金型のB−B線断面より、コアを取り外した状態を示す図である。 図4は、図1の射出成型用金型の肩部付近の部分拡大図である。 図5は、本発明のシリンジ用外筒の射出成型用金型の他の実施例を説明するための説明図である。 図6は、本発明のシリンジ用外筒の射出成型用金型の他の実施例を説明するための説明図である。 図7は、本発明の一実施例のシリンジ用外筒の正面図である。 図8は、図7に示したシリンジ用外筒の左側面図である。 図9は、図7に示したシリンジ用外筒のC−C線断面図である。 図10は、図7に示したシリンジ用外筒の拡大平面図である。 図11は、図8のシリンジ用外筒の溶融樹脂注入ゲート位置付近の部分拡大断面である。 図12は、本発明の一実施例のシリンジの正面図である。
符号の説明
1 射出成型用金型
2 外側金型部
3 コア
25a,25b 溶融樹脂注入ゲート
10 空隙
30 シリンジ
50 シリンジ用外筒

Claims (22)

  1. ノズル部を有する天面部と、該天面部の周縁部と連続する円筒部とを有するシリンジ用外筒の射出成形用金型であり、前記外筒の外側形状を形成するための外側金型部と、該外側金型部内に挿入され、前記外筒の内側形状を形成するためのコアとからなる射出成形用金型であって、該射出成形用金型は、ノズル部形成部を有する天面部形成部と、円筒部形成部と、前記外側金型部の天面部形成部に設けられた向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲートと、前記溶融樹脂注入ゲート形成位置より前記天面部形成部の周縁側となる位置の前記外側金型部の内面または/および前記コアの外面に設けられた環状突出部を有し、前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅は、前記天面部形成部の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅より狭くかつ前記円筒部形成部の間隙幅と等しいもしくは狭いものであることを特徴とするシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  2. 前記射出成形用金型の前記天面部形成部は、前記円筒部形成部との境界を形成する肩部形成部を備えている請求項1に記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  3. 前記環状突出部は、前記肩部形成部もしくは該肩部形成部付近でありかつ前記天面部形成部の中央側に設けられている請求項2に記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  4. 前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅と前記天面部形成部の環状突出部が形成されていない部分の間隙幅との比は、1:1.5〜1:2である請求項1ないし3のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  5. 前記環状突出部が形成された部分の前記天面部形成部の間隙幅と前記円筒部形成部の間隙幅との比は、1:1〜1:1.5である請求項1ないし4のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  6. 前記環状突出部の幅は、0.1mm〜2mmである請求項1ないし5のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  7. 前記ノズル部形成部は、前記天面部形成部の中心より所定距離前記天面部形成部の周縁部側となる位置に設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  8. 前記射出成形用金型は、前記円筒部形成部の他端部に設けられたフランジ形成部を有している請求項1ないし7のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  9. 前記溶融樹脂注入ゲートは、前記天面部形成部の周縁部より、2mm〜5mmまたは前記円筒部形成部の内径の2/30〜5/23分の長さ前記天面部形成部の中央側となる位置に設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型。
  10. 前記請求項1ないし9のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型を用いて、かつ、前記溶融樹脂注入ゲートより溶融樹脂を射出することにより製造することを特徴とするシリンジ用外筒の製造方法。
  11. 前記溶融樹脂は、メルトインデックスが23以下の低流動性樹脂である請求項10に記載のシリンジ用外筒の製造方法。
  12. 前記請求項1ないし9のいずれかに記載のシリンジ用外筒の射出成形用金型を用いて、かつ、前記溶融樹脂注入ゲートより溶融樹脂を射出することにより製造されたことを特徴とするシリンジ用外筒。
  13. ノズル部を有する天面部と、該天面部の周縁部と連続する円筒部とを有するシリンジ用外筒であって、該シリンジ用外筒は、前記天面部の周縁部に設けられた環状薄肉部と、該環状薄肉部より前記天面部の中心側に位置する向かい合う2もしくは略等間隔に配置された3以上の溶融樹脂注入ゲート位置を有し、さらに、前記環状薄肉部における前記天面部の肉厚は、前記天面部の環状薄肉部以外の部分の肉厚より薄くかつおよび前記円筒部の肉厚と等しいもしくは薄いものとなっていることを特徴とするシリンジ用外筒。
  14. 前記天面部は、前記円筒部との境界を形成する肩部を備えている請求項13に記載のシリンジ用外筒。
  15. 前記環状薄肉部は、前記肩部もしくは該肩部付近でありかつ前記天面部の中央側に位置している請求項14に記載のシリンジ用外筒。
  16. 前記環状薄肉部の肉厚と前記天面部の環状薄肉部以外の部分の肉厚との比は、1:1.5〜1:2である請求項13ないし15のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
  17. 前記環状薄肉部における前記天面部の肉厚と前記円筒部の肉厚との比は、1:1〜1:1.5である請求項13ないし16のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
  18. 前記環状薄肉部の幅は、0.1mm〜2mmである請求項13ないし17のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
  19. 前記シリンジ用外筒は、前記円筒部の他端部に形成されたフランジ部を有している請求項13ないし18のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
  20. 前記溶融樹脂注入ゲート位置は、前記天面部の周縁部より、2mm〜5mmまたは前記円筒部形成部の内径の2/30〜5/19分の長さ前記天面部形成部の中央側となる位置に設けられている請求項13ないし19のいずれかに記載のシリンジ用外筒。
  21. 請求項12ないし20のいずれかに記載のシリンジ用外筒と、該外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、該ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えることを特徴とするシリンジ。
  22. 請求項12ないし20のいずれかに記載のシリンジ用外筒と、該外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、前記シリンジ用外筒のノズル部を封止する封止部材と、前記封止部材と前記シリンジ用外筒と前記ガスケット間により形成される空間に充填された薬剤と、前記ガスケットの後端に取り付けられたもしくは取付可能な押子とを備えることを特徴とするプレフィルドシリンジ。
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