JP2007136830A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップ内の吸収材に浮き上がりや盛り上がりが発生しても、その浮き上がりや盛り上がりを解消して、良好な印刷性能を確保することのできる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】ノズル形成面19aのノズル20から液体を噴射する記録ヘッド19と、記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止した状態でノズル20から液体が廃液として排出される際に廃液を受け入れるキャップ23と、キャップ23に収納された状態で、廃液を吸収して保持する吸収マット37と、吸収マット37の収納状態を、記録ヘッド19とは別体構成とされた押圧突部51を吸収マット37の表面に圧接させ、吸収マット37をキャップ23の内底面に向けて押圧することにより調整する収納状態調整機構とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
一般に、液体噴射ヘッドからターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)が広く知られている。このようなプリンタにおいては、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドのノズルからインク溶媒が蒸発することによるインク粘度の上昇や固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入等によりノズルに目詰まりを生じ、印刷不良を引き起こすという問題があった。
そこで、これらの問題を解消するために、通常、プリンタは、記録ヘッドのノズルからノズル内のインク・気泡等を吸引するクリーニング機構(電源オフ時に記録ヘッドを覆うキャッピング機構を兼ねる)を備えている。このクリーニング機構は、クリーニング時にノズル形成面を封止するキャップと、このキャップ内から廃インクに吸引する吸引ポンプとを備えている。そして、通常、キャップ内には、そのキャップ内に吐出された廃インクを吸収保持する、例えば多孔質のパルプ材等からなる吸収材が収容されている。
従って、記録ヘッドのノズル形成面をキャップで封止した状態で吸引ポンプを駆動すると、ノズル形成面とキャップとで形成される空間が負圧状態となり、ノズル内の増粘したインクや気泡等が廃インクとしてキャップ内に吐出される。そして、キャップ内に吐出された廃インクは、吸収材に吸収保持され、さらにはポンプのポンプ作用によりキャップの外部に排出されるようになっている。
ところで、キャップ内の吸収材は、例えばキャップの内面から突出する爪等により固定されているが、例えばプリンタ設置時等の衝撃により、吸収材と爪との係合が外れ、吸収材が浮き上がることがある。また、吸収材は、吸収保持している廃インクや設置環境の湿度の影響により、中央が盛り上がるように膨潤することがある。このような吸収材の浮き上がりや盛り上がりが存在すると、吸収材とキャップの内底面との間に隙間が生じ、キャップ内で廃インクが発泡しやすくなって、良好な記録ヘッドのクリーニングができなくなるおそれがある。また、吸収材が記録ヘッドのノズル形成面に接触して、そのノズル形成面を汚すということも懸念される。
そこで、このような吸収材の浮き上がりや盛り上がりを規制するため、例えば吸収材の上面に当接する板状部材や線状部材をキャップ内に取り付けた構成も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−62202号公報
ところが、従来のプリンタでも、板状部材の隙間、各線状部材の間では、吸収材の盛り上がりが、完全に規制されているわけではない。このため、プリンタの設置環境及び使用頻度、クリーニングの実施頻度によっては、依然として、良好なクリーニングの実施に支障を来したり、記録ヘッドのノズル形成面を汚染したりする懸念が拭えないという問題があった。特に、吸収能力の高い吸収材を用いた場合には、この問題はより顕在化しやくなる。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、キャップ内の吸収材に浮き上がりや盛り上がりが発生しても、その浮き上がりや盛り上がりを解消して、良好な印刷性能を確保することのできる液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ノズル形成面のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、当該液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止した状態で前記ノズルから前記液体が廃液として排出される際に当該廃液を受け入れるキャップと、当該キャップに収納された状態で、前記廃液を吸収して保持する吸収材と、当該吸収材の収納状態を、前記液体噴射ヘッドとは別体構成とされた押圧部材を前記吸収材の表面に圧接させ、当該吸収材を前記キャップの内底面に向けて押圧することにより調整する収納状態調整機構とを備えている。
この構成によれば、キャップ内の吸収材に浮き上がりや盛り上がりが発生しても、その吸収材を収納状態調整機構が備える押圧部材がキャップの内底面に向けて押圧するという簡単な構成で、吸収材の浮き上がりや盛り上がりを解消することができる。従って、浮き上がったり、盛り上がったりした吸収材が液体噴射ヘッドのノズル形成面に接触するおそれを大きく低減することができて、良好な印刷性能を確保することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記収納状態調整機構は、前記キャップが前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止した場合に、前記吸収材の表面が前記ノズル形成面から離間すると共に当該吸収材の裏面が前記キャップの内底面全体に面接触した状態となるように、前記吸収材の収納状態を調整する。
この構成によれば、キャップが液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止した場合に、キャップ内の吸収材は、その表面がノズル形成面から離間すると共に、その裏面がキャップの内底面全体に面接触した状態となるように調整されることになる。従って、吸収材により液体噴射ヘッドのノズル形成面が汚されることがなくなり、また、良好な液体噴射ヘッドのクリーニングができるようになる。
本発明の液体噴射装置において、前記押圧部材は、前記液体噴射ヘッドを保持する保持部材に設けられている。
この構成によれば、吸収材の収納状態の調整を、液体噴射ヘッドのクリーニングと、ほぼ同様の操作で行うことができ、構成の複雑化を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記吸収材に対する前記押圧部材の押圧量を調整する押圧量調整機構を有している。
この構成によれば、吸収材の収納状態に応じて押圧部材の押圧量を調整することで、その吸収材の収納状態をより好適に調整することができる。また、吸収材が過度に圧縮されることが抑制され、吸収材の吸収能力に変化が生じることを回避することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記吸収材と前記押圧部材との一方を、前記吸収材と前記押圧部材との他方に向かって付勢する付勢機構を有している。
この構成によれば、吸収材と押圧部材とを当接させると、付勢機構の付勢力により吸収材が押圧部材で押圧され、吸収材の収納状態を自動的に調整させることができる。
本発明の液体噴射装置は、圧接状態にある前記吸収材と前記押圧部材とを含む空間内の液体を前記キャップの外部に排出する排出機構を有している。
この構成によれば、押圧部材で押圧することにより吸収材から滲出した廃液が、排出機構によりいち早くキャップの外部に排出され、吸収材の再膨潤を抑制することができる。また、液体噴射装置が傾けられた場合にキャップ内から廃液が零れることも抑制できる。
本発明の液体噴射装置において、前記収納状態調整機構は、前記液体噴射ヘッドのクリーニング動作に先立って、前記吸収材の収納状態の調整を行うようになっている。
この構成によれば、クリーニング動作時に、吸収材を所望の収納状態とすることができ、良好なクリーニング動作を確保することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記キャップ内での前記吸収材の収納状態を検出する収納状態検出機構を備え、前記収納状態調整機構は、前記収納状態検出機構の検出結果に基づいて、前記吸収材の収納状態の調整を行う。
この構成によれば、収納状態検出機構の検出結果に従い、収納状態の調整が必要と判断される場合に、適切に収納状態調整機構による調整作業を行うようにできる。
本発明の液体噴射装置は、前記液体噴射ヘッドの使用状況を検出する使用状況検出機構を備え、前記収納状態調整機構は、前記使用状況検出機構の検出結果に基づいて、前記吸収材の収納状態の調整を行うようになっている。
この構成によれば、液体噴射ヘッドの使用状況に応じて、より適切に吸収材の収納状態の調整を行うことができる。
本発明の液体噴射装置において、前記収納状態調整機構は、所定時間が経過する毎に、前記吸収材の収納状態の調整を行うようになっている。
この構成によれば、吸収材の収納状態を定期的に調整することにより、吸収材の収納状態を長期的に良好に保つことができる。
本発明の液体噴射装置において、前記収納状態調整機構は、設置場所の環境条件を検出する環境条件検出機構を備え、当該環境条件検出機構の検出結果に基づいて前記吸収材の収納状態の調整の間隔を変更するようになっている。
例えば、液体噴射装置においては、高温多湿な環境に設置されると、吸収材が膨潤しやすくなる。これに対して、この構成によれば、環境条件検出機構が、液体噴射装置の設置場所が、吸収材が膨潤しやすいような環境であると検出した場合には、吸収材の収納状態の調整間隔を短くすることにより、吸収材の収納状態をより適切に調整することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記収納状態調整機構は、前記吸収材の収納状態の調整を開始するための操作部を備え、当該操作部の操作に基づいて前記吸収材の収納状態の調整を行うようになっている。
この構成によれば、ユーザの要望に応じて、吸収材の収納状態を調整することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という。)11は、平面視矩形状をなすフレーム12を備えている。フレーム12には、プラテン13が架設され、プラテン13上には、紙送りモータ14を有する紙送り機構によりターゲットとしての記録用紙Pが給送されるようになっている。また、フレーム12には、プラテン13の長手方向と平行に、棒状のガイド部材15が架設されている。
ガイド部材15には、保持部材としてのキャリッジ16が、該ガイド部材15の軸線方向に往復移動可能に挿通支持され、キャリッジ16は、フレーム12に設けられたタイミングベルト17を介してキャリッジモータ18に連結されている。そして、キャリッジ16は、キャリッジモータ18の駆動により、ガイド部材15に沿って往復移動されるようになっている。
キャリッジ16の下面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が搭載され、記録ヘッド19の下面のノズル形成面19aには、複数のノズル20が設けられている(図2参照)。キャリッジ16における記録ヘッド19の上側には、インクカートリッジ21が着脱可能に搭載され、インクカートリッジ21内には、液体としての複数色のインクがそれぞれ記録ヘッド19に供給可能に収容されている。
そして、記録ヘッド19に備えられた図示しない圧電素子の駆動により、インクカートリッジ21から記録ヘッド19へと各インクが供給され、該各インクが各ノズル20からプラテン13上に給送された記録用紙Pにそれぞれ噴射されて印刷が行われるようになっている。
フレーム12内の右端部に位置する非印刷領域には、記録ヘッド19のノズル20内からインク・気泡等を廃インク(廃液)として吸引するためのクリーニング機構22が設けられている。図2に示すように、このクリーニング機構22は、非印刷時に記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止するキャップ23と、このキャップ23に排出チューブ24を介して接続される廃インクタンク25と、キャップ23側から廃インクを吸引して廃インクタンク25側に送出する吸引ポンプ26とを備えている。そして、このクリーニング機構22は、キャリッジ16を非印刷領域に移動させた場合に、キャップ23を昇降装置27(図4参照)により上昇させることで、図2に示すように、記録ヘッド19のノズル形成面19aをキャップ23により封止するようになっている。
図2に示すように、キャップ23は、キャップ本体31とキャップホルダ32とからなっている。キャップ本体31は、有底四角箱状をなしており、同じく有底四角箱状をなすキャップホルダ32に対して、底部が収容された状態で、付勢機構としてのバネ33を介して固定されている。また、キャップ本体31は、その周壁31aの上面の全周にわたって、可撓性材料からなる四角枠状のシール部材34が設けられている。キャップ本体31の底壁には、排出チューブ24の上流端(図2では上端)を嵌着可能な筒部35が垂下形成されており、その筒部35にはキャップ本体31内から廃インクを排出するための排出ポート36が貫通形成されている。
キャップ本体31の内部には、多孔質のパルプ材からなる吸収材としての吸収マット37が収納されている。該吸収マット37は、キャップ本体31の周壁31aの内周側に突設された複数の爪31bより、記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止したときに、表面がノズル形成面19aから離間すると共に、裏面がキャップ本体31の内底面全体に面接触するように固定されている。なお、この吸収マット37は、本実施形態に限定されるものではなく、複数枚を積層して配置してもよく、また複数枚を同一面内において並べて配置してもよい。
該吸収マット37には、記録ヘッド19のノズル20から排出された廃インクが吸収保持されるようになっている。そして、廃インクを蓄えた吸収マット37は、キャップ本体31によりノズル形成面19aが封止された際に、廃インク中のインク溶媒によりキャップ本体31内を湿潤状態に保ち、ノズル20からのインクの蒸発を抑制する役割を担っている。なお、キャップ本体31は、溶媒透過性の低い材質からなっており、キャップ本体31からはインク溶媒等が蒸発しないようになっている。
排出チューブ24は、可撓性材料からなり、その上流端がキャップ本体31の筒部35に嵌着される一方、その下流端(図2では下端)は廃インクタンク25内に導入されている。この廃インクタンク25内には、多孔質のパルプ材からなる廃インク吸収体38が複数枚(本実施形態では3枚)積層された状態で収納されている。なお、この廃インク吸収体38の設置枚数は本実施形態に限定されるものではなく適宜変更できる。
図2に示すように、吸引ポンプ26は、キャップ23と廃インクタンク25との間を接続する排出チューブ24の途中に配設されたチューブポンプとなっている。吸引ポンプ26は、プリンタ11のフレーム12に固定された円筒状のケース39を有しており、該ケース39内には円形状をなすポンプホイル40がケース39の軸心に設けられたホイル軸41を中心に回動可能に収容されている。そして、このケース39内に、排出チューブ24の中間部がケース39の内周壁39aに沿うようにして収容されている。
ポンプホイル40には、一対の外側に膨らむ円弧状をなすローラ案内溝42,43がホイル軸41を挟んで対向するように形成されている。各ローラ案内溝42,43は、一端がポンプホイル40の外周側に位置しており、他端がポンプホイル40の内周側に位置している。すなわち、両ローラ案内溝42,43は、それらの一端から他端に向かうほど、徐々にポンプホイル40の外周部から遠ざかるように延びている。両ローラ案内溝42,43内には、一対のローラ44,45が、それぞれ回動軸44a,45aを介して挿通支持されている。なお、両回動軸44a,45aは、それぞれ両ローラ案内溝42,43内を摺動自在になっている。
そして、ポンプホイル40を、正方向(図2の矢印方向)に回動させると、両ローラ44,45が両ローラ案内溝42,43の一端側(ポンプホイル40の外周側)に移動し、排出チューブ24の中間部を上流側から下流側へ順次押し潰しながら(押圧しながら)回動するようになっている。この回動により、吸引ポンプ26より上流側の排出チューブ24の内部が減圧されるようになっている。そして、ノズル形成面19aを封止したキャップ本体31の内部の空気や廃インクは、ポンプホイル40の正方向の回動動作により、徐々に廃インクタンク25方向へ排出されることで、キャップ本体31内に負圧が発生するようになっている。このように、排出チューブ24と吸引ポンプ26とで、キャップ本体31内の廃インクを排出する排出機構が構成されている。
また、ポンプホイル40を逆方向(図2の矢印方向と反対方向)に回動させると、両ローラ44,45が両ローラ案内溝42,43の他端側(ポンプホイル40の内周側)に移動するようになっている。この移動により、両ローラ44,45がそれぞれ排出チューブ24の中間部に軽く接した状態となり、排出チューブ24の内部の減圧状態が解消されるようになっている。
このクリーニング機構22では、記録ヘッド19内のインクを吸引してクリーニングを行う場合、まず記録ヘッド19のノズル形成面19aをキャップ本体31で封止し、該キャップ本体31に排出チューブ24を介して接続された吸引ポンプ26の駆動によりキャップ本体31内に負圧を発生させる。すると、この負圧により記録ヘッド19のノズル20内のインクや気泡が廃インクとして吸引され、この吸引された廃インクは、排出チューブ24内を流通して廃インクタンク25内に回収される。
キャリッジ16の下面には、記録ヘッド19に隣接すると共に、キャリッジ16の移動によりキャップ23と対向可能な位置に、押圧部材としての押圧突部51が記録ヘッド19とは別体構成をなすように設けられている。押圧突部51の下面には、吸収マット37の表面のほぼ全面に当接可能であって、その吸収マット37の表面に圧接した場合には、吸収マット37をキャップ本体31の内底面側に押圧する押圧面52が形成されている。この押圧面52には、キャップ本体31の爪31bに対応するように切り欠き部53が形成されており、押圧面52が吸収マット37に当接した状態で、押圧面52とキャップ本体31の爪31bとが干渉しないようになっている。
押圧突部51の周縁部には環状溝54が設けられており、その環状溝54の外側には押圧量調整機構を構成する四角枠状の規制突条55が形成されている。そして、押圧突部51の押圧面52と吸収マット37の表面とが当接され、吸収マット37がバネ33の付勢力により押圧面52に押圧された状態では、キャップ本体31のシール部材34が押圧突部51の環状溝54内に収容されると共に、キャップ本体31の周壁31aの上面の外側部分が押圧突部51の規制突条55に当接される。
このように、押圧突部51とキャップ本体31とが当接された状態では、キャップ本体31の内部の空間が、押圧突部51の環状溝54の内周面とキャップ本体31のシール部材34との間及び押圧突部51の規制突条55とキャップ本体31の周壁31aとの間のわずかな隙間を介して、外部の空間に連通しているにすぎない。
次に、記録ヘッド19のクリーニング動作及び吸収マット37の押圧動作の動作を制御する制御構成について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、プリンタ11全体の動作を制御する制御部61には、キャリッジ16をタイミングベルト17を介して往復移動させるキャリッジモータ18、ユーザがクリーニング動作を開始させるべく押下されるクリーニングスイッチ62、及びキャップ23を昇降させる昇降装置27が接続されている。
制御部61のメモリには、記録ヘッド19のクリーニングを、所定時間(例えば前回のクリーニング実行から2週間)経過毎、インクカートリッジ21の交換操作毎、及びユーザによりクリーニングスイッチ62が押下される毎に、それぞれ行うためのプログラムが記憶されている。さらに、制御部61のメモリには、記録ヘッド19のクリーニング動作に先立って、キャップ本体31内の吸収マット37の押圧動作を行うためのプログラムが記憶されている。
そして、タイマ(図示略)の監視下、定期的クリーニングの実行間隔の目安として予め設定した上記所定時間が経過すると、あるいは例えばインク種の異なるインクカートリッジ21等の交換が完了すると、あるいはユーザによりクリーニング実行を指令するクリーニングスイッチ62が押下されると、クリーニング開始信号が制御部61に入力される。すなわち、このインクジェット式プリンタ11において、制御部61は、これらのクリーニング開始信号に基づいて、キャリッジモータ18を駆動させて、キャリッジ16を、その押圧突部51の押圧面52がキャップ本体31の吸収マット37に対向するように移動させる。
ついで、制御部61は、昇降装置27を介してキャップ23をキャリッジ16側に上昇させることにより、吸収マット37の表面を押圧突部51の押圧面52に当接させ、バネ33の付勢力により吸収マット37の表面を押圧面52に圧接させる。そして、押圧面52により吸収マット37をキャップ本体31の内底面に向けて押圧する。この押圧動作により、外部からの衝撃によりキャップ本体31の内底面から浮き上がったり、膨潤により中央が盛り上がったりした吸収マット37は、その裏面がキャップ本体31の内底面全体に面接触すると共に、キャップ本体31が記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止した状態でノズル形成面19aと離間する状態となるように調整される。
このとき、制御部61は、吸収マット37の押圧動作と同時に、吸引ポンプ26に対し、ポンプホイル40を正方向(図2の矢印方向)に回動させた状態での運転を指令し、キャップ本体31内に負圧を発生させる。これにより、押圧突部51の押圧により、吸収マット37から滲出した廃インクは、排出チューブ24を介して廃インクタンク25へと排出される。
この一連の吸収マット37の調整動作が終了すると、制御部61は、昇降装置27を介してキャップ23を下降させ、キャリッジ16を、キャリッジモータ18を介して記録ヘッド19がキャップ本体31の吸収マット37に対向するように移動させる。ついで、制御部61は、昇降装置27を介してキャップ23をキャリッジ16側に上昇させ、キャップ本体31により記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止する。そして、制御部61は、吸引ポンプ26に対し、ポンプホイル40を正方向(図2の矢印方向)に回動させた状態での運転を指令し、キャップ本体31内に負圧を発生させ、ノズル20内のインクや気泡を廃インクとしてキャップ本体31内に吸い出させる。吸い出された廃インクは、排出チューブ24を介して廃インクタンク25へと排出され、クリーニングが完了する。
クリーニングが完了すると、制御部61は、昇降装置27を介してキャップ23を下降させ、キャリッジ16を待機状態とする。このように、本実施例においては、制御部61、クリーニング機構22及び押圧突部51により、収納状態調整機構が構成されている。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、吸収マット37を、キャップ23が記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止した場合に、吸収マット37の表面がノズル形成面19aから離間すると共に裏面がキャップ本体31の内底面全体に面接触した状態となるように調整される。このため、キャップ本体31内の吸収マット37に浮き上がりや盛り上がりが発生しても、その浮き上がりや盛り上がりを解消することができる。従って、吸収マット37が記録ヘッド19のノズル形成面19aに接触するおそれを大きく低減することができて、良好な印刷性能を確保することができる。
(2)上記実施形態では、吸収マット37の表面に当接(圧接)して、その吸収マット37をキャップ本体31の内底面に向けて押圧する押圧突部51が記録ヘッド19とは別体構成となるように設けられている。このため、簡単な構成で、吸収マット37の浮き上がりや盛り上がりを解消することができる。
(3)上記実施形態では、押圧突部51が記録ヘッド19を保持するキャリッジ16に設けられている。このため、吸収マット37の収納状態の調整を、記録ヘッド19のクリーニングを行うためにキャリッジ16を非印刷領域に移動させたときに合わせ行うことができ、構成の複雑化を抑制することができる。すなわち、押圧突部51を記録ヘッド19の近傍に配置することで、吸収マット37の調整と記録ヘッド19のクリーニングとを、一連の動作でしかも迅速に行うことができる。
(4)上記実施形態では、吸収マット37に対する押圧突部51の押圧量を規制する規制突条55が設けられている。このため、押圧突部51により吸収マット37が過度に圧縮されることが抑制され、吸収マット37の吸収能力に変化が生じることを回避することができる。
(5)上記実施形態では、吸収マット37が押圧突部51の押圧面52に向かってバネ33により付勢されている。このため、吸収マット37と押圧突部51とを当接させると、バネ33の付勢力により吸収マット37が押圧突部51で押圧され、吸収マット37の状態を自動的に調整させることができる。
(6)上記実施形態では、吸収マット37と押圧突部51とを当接(圧接)させた状態で、キャップ本体31内の廃インクが吸引ポンプ26の作動によりキャップ本体31の外部に排出される。このため、押圧突部51で押圧することにより吸収マット37から滲出した廃インクが、いち早くキャップ本体31の外部に排出され、吸収マット37の再膨潤を抑制することができる。また、吸引ポンプ26の作動により、吸収マット37自体がキャップ本体31の内底面側に引っ張られるため、吸収マット37の調整をより確実に行うことができる。
(7)上記実施形態では、記録ヘッド19のクリーニング動作に先立って、吸収マット37の収納状態の調整が行われる。このため、クリーニング動作時に、吸収マット37を所望の収納状態とすることができ、良好なクリーニング動作を確保することができる。
(8)上記実施形態では、所謂タイマクリーニングを行うための所定時間が経過する毎に、又は所謂交換クリーニングが必要となるインクカートリッジ21が交換される毎に、又はユーザによりクリーニング実行を指令するクリーニングスイッチ62が押下される毎に、吸収マット37の押圧動作が実行される。したがって、このような構成によれば、吸収材の収納状態の調整が必要とされる毎に確実に実行されるため、吸収材の収納状態を長期的に良好に保つことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照して説明する。なお、本実施形態におけるプリンタ11の構成は第1実施形態の場合と同様であるため、その重複説明は省略し、第1実施形態と異なる構成部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態における、吸収マット37の押圧動作の動作を制御する制御構成の概略構成図である。図5に示すように、キャリッジ16の下面における押圧突部51の側方に、キャップ23内での吸収マット37の収納状態(具体的には、盛り上がり状態)を検出する収納状態検出機構としての反射センサ71と、プリンタ11が設置された場所の温度及び湿度を検出する環境条件検出機構としての温湿度センサ72が設けられている。また、制御部61内には、印刷枚数、インク消費量等のプリンタ11の使用状況を、記録ヘッド19の使用状況として記憶及び検出する使用状況検出機構としての使用状況記憶部73が設定されている。さらに、制御部61には、ユーザの押下により吸収マット37の収納状態の調整開始要求を出力する操作部としての調整スイッチ74が接続されている。
この構成においては、制御部61は、基本的には定期的に、また、必要に応じて反射センサ71からの検出信号、温湿度センサ72からの検出信号、使用状況記憶部73から読み出された情報及び調整スイッチ74の押下信号に基づいて、押圧突部51による吸収マット37の押圧動作を行うようになっている。
この制御構成を、さらに詳述すれば、制御部61は、基本的には所定時間をおいて定期的に(すなわち、所謂タイマクリーニングを行う毎に)吸収マット37の押圧動作の開始を指令する。これに加えて、制御部61は、温湿度センサ72からの検出信号が、プリンタ11の設置場所の温度または湿度が吸収マット37の膨潤を加速させる目安として予め設定した所定値を超えて高くなっていることを示す信号である場合には、吸収マット37の押圧動作開始の指令を発する間隔を短くする。
反射センサ71は、キャリッジ16の下面における非印刷領域側の端部に設けられ、キャリッジ16が印刷領域から非印刷領域に移動してキャップ23の真上を通過する際に、キャップ23内の吸収マット37の表面に所定の計測光を照射し、その表面からの反射光を受光して、吸収マット37の表面の盛り上がり状態を検出するようになっている。そして、制御部61は、反射センサ71からの検出信号が、吸収マット37の盛り上がり量が例えばノズル形成面19aに接触する可能性のある調整対象の盛り上がり量として予め設定した所定値を超えていることを示す信号である場合には、押圧突部51がキャップ23の真上となる位置でキャリッジ16を停止させる。そして、制御部61は、直ちに吸収マット37の押圧動作開始の指令を発する。
また、使用状況記憶部73から読み出された印刷枚数又はインク消費量に関する情報がクリーニング実行の目安として予め設定した所定値(例えば、印刷枚数ならば500頁、インク消費量ならばインクカートリッジ10個分)を超えるものである場合には、制御部61は、直ちに吸収マット37の押圧動作開始の指令を発する。
また、ユーザにより吸収マット37の収納状態の調整を促す調整スイッチ74が押下されたとの信号が入力されると、制御部61は、直ちに吸収マット37の押圧動作開始の指令を発する。そして、以上のような各押圧動作開始の指令が発せられると、制御部61は、第1実施形態の場合と同様に、昇降装置27を介してキャップ23をキャリッジ16側に上昇させることにより、吸収マット37の表面を押圧突部51の押圧面52で押圧させ、キャップ本体31内での吸収マット37の収納状態を調整する。
上記第2実施形態によれば、第1実施形態における上記(1)〜(6)の効果に加えて、さらに以下の効果を得ることができる。
(9)上記実施形態では、プリンタ11の設置場所の温度、湿度に基づいて、その温度、湿度が予め設定した所定値を越えている場合には、定期的なクリーニングである所謂タイマクリーニングを行う度毎に実行する吸収マット37の押圧動作の間隔が変更される。ここで、例えば、プリンタ11が高温多湿な環境に設置されると、吸収マット37は膨潤しやすくなる。これに対して、この構成によれば、プリンタ11が、吸収マット37が膨潤しやすいような環境に設置されたとしても、吸収マット37の押圧動作の間隔を短くすることにより、吸収マット37の状態をより適切に調整することができる。
(10)上記実施形態では、記録ヘッド19の使用状況に応じて、印刷枚数やインク消費量が予め設定した所定値を越えている場合には、吸収マット37の押圧動作が実行される。このため、記録ヘッド19の使用状況によって大きく異なる吸収マット37の盛り上がり状態に対応して、より適切に吸収マット37の状態の調整を行うことができる。
(11)上記実施形態では、ユーザによる吸収マット37の収納状態の調整を促す調整スイッチ74の操作に基づいて、吸収マット37の押圧動作が実行される。この構成によれば、ユーザの要望に応じて、吸収マット37の状態をより適切に調整することができる。
(12)上記実施形態では、反射センサ71により吸収マット37の盛り上がり状態を検出して、過剰な盛り上がりが検出されたときには、直ちに吸収マット37の押圧動作が実行される。このため、印刷動作や、記録ヘッド19のクリーニング動作に支障を来すような吸収マット37の盛り上がりを、直ちに解消することができて、良好な印刷性能及びクリーニング性能を維持することができる。
(13)しかも、反射センサ71は、キャリッジ16が印刷領域から非印刷領域に移動してきた場合に、真っ先にキャップ23の上方を通過する位置に設けられ、その反射センサ71の印刷領域側に隣接して押圧突部51が設けられると共に、その押圧突部51の印刷領域側に隣接して記録ヘッド19が設けられている。そのため、反射センサ71により吸収マット37の過剰な盛り上がりが検出された場合には、キャリッジを最小限に移動させるだけで、押圧突部51による吸収マット37の押圧動作と、キャップ23による記録ヘッド19のノズル形成面19aの封止動作という一連の動作を効率的に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・ 上記各実施形態では、押圧突部51の押圧面52が吸収マット37の表面のほぼ全面を押圧する構成としたが、押圧突部51の押圧面52を吸収マット37の表面より小さく形成し、そのような押圧突部51をキャリッジ16と共に小刻みに移動させつつ吸収マット37を押圧するようにしてもよい。
・ 上記各実施形態において、吸収マット37に対する押圧突部51の押圧量を、例えばキャリッジ16の下面の記録ヘッド19とプラテン13上に給送される記録用紙Pとの間隔であるプラテンギャップを変更することにより変更するようにしてもよい。このようにすれば、吸収マット37の浮き上がり状態や盛り上がり状態に応じて押圧突部51による押圧量を変更でき、吸収マット37材の収納状態をより好適に調整することができる。特に、プリンタ11の設置場所が、高温多湿の環境である場合には、プラテンギャップを小さくして、押圧突部51による吸収マット37の押圧量を大きくするとよい。
・ 上記各実施形態では、押圧突部51をキャリッジ16に設けたが、押圧突部51をキャリッジ16とは別体に設けてもよい。例えば、キャップ23の真上に位置するようにフレーム12から延設してもよい。
・ 上記各実施形態では、キャップ23を押圧突部51側に移動させることで押圧突部51により吸収マット37を押圧するようにしたが、押圧突部51を上下移動可能に構成し、その押圧突部51をキャップ23側に移動させることで吸収マット37を押圧するようにしてもよい。
・ 上記各実施形態では、キャップ本体31とキャップホルダ32との間に介装されたバネ33により吸収マット37を押圧突部51側に付勢する構造としたが、これとは異なる場所にバネ等を設け、吸収マット37を押圧突部51側に付勢する構造としてもよい。また、押圧突部51側にバネ等を設け、押圧突部51を吸収マット37側に付勢する構造としてもよい。
・ 上記各実施形態において、吸収マット37に、例えばキャップ本体31の内底面に突設されたピン等を挿通して、例えば引っかけ、熱かしめ等により1カ所または複数カ所において、吸収マット37をキャップ本体31に固定するようにしてもよい。この場合にも、各ピンの間の吸収マット37は、膨潤により盛り上がってくることがあるので、本発明を適用することは有効である。
・ 上記各実施形態では、インクカートリッジ21がキャリッジ16に搭載されたオンキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化したが、これに限らず、オフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化してもよい。
・ 上記各実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するプリンタ11について説明したが、その他の液体噴射装置であってもよい。例えば、ファックス、コピア等を含む印刷装置や、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置
であってもよい。また、液体もインクに限られず、他の液体に応用してもよい。
第1実施形態における、液体噴射装置としてのプリンタの斜視図。 図1の要部簡略断面図であって、記録ヘッドのノズル内のインクを廃インクタンクへ回収する構成を説明するための図。 図1の要部簡略断面図であって、押圧突部により吸収マットを押圧している状態を説明するための斜視図。 吸収マットの押圧動作を制御する制御構成を示す概略構成図。 第2実施形態における、吸収マットの押圧動作を制御する制御構成を示す概略構成図。
符号の説明
11…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、16…保持部材としてのキャリッジ、19…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、19a…ノズル形成面、20…ノズル、22…収納状態調整機構の一部を構成するクリーニング機構、23…キャップ、24…排出機構の一部を構成する排出チューブ、26…排出機構の一部を構成する吸引ポンプ、33…付勢機構としてのバネ、37…吸収材としての吸収マット、51…収納状態調整機構の一部及び押圧部材を構成する押圧突部、55…押圧量調整機構を構成する規制突条、61…収納状態調整機構の一部、収納状態検出機構の一部、環境条件検出機構の一部、及び使用状況検出機構の一部を構成する制御部、71…収納状態検出機構の一部を構成する反射センサ、72…環境条件検出機構の一部を構成する温湿度センサ、73…使用状況検出機構の一部を構成する使用状況記憶部、74…操作部としての調整スイッチ。

Claims (12)

  1. ノズル形成面のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止した状態で前記ノズルから前記液体が廃液として排出される際に当該廃液を受け入れるキャップと、
    当該キャップに収納された状態で、前記廃液を吸収して保持する吸収材と、
    当該吸収材の収納状態を、前記液体噴射ヘッドとは別体構成とされた押圧部材を前記吸収材の表面に圧接させ、当該吸収材を前記キャップの内底面に向けて押圧することにより調整する収納状態調整機構と
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記収納状態調整機構は、前記キャップが前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止した場合に、前記吸収材の表面が前記ノズル形成面から離間すると共に当該吸収材の裏面が前記キャップの内底面全体に面接触した状態となるように、前記吸収材の収納状態を調整することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記押圧部材は、前記液体噴射ヘッドを保持する保持部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記吸収材に対する前記押圧部材の押圧量を調整する押圧量調整機構を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記吸収材と前記押圧部材との一方を、前記吸収材と前記押圧部材との他方に向かって付勢する付勢機構を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 圧接状態にある前記吸収材と前記押圧部材とを含む空間内の液体を前記キャップの外部に排出する排出機構を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記収納状態調整機構は、前記液体噴射ヘッドのクリーニング動作に先立って、前記吸収材の収納状態の調整を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記キャップ内での前記吸収材の収納状態を検出する収納状態検出機構を備え、前記収納状態調整機構は、前記収納状態検出機構の検出結果に基づいて、前記吸収材の収納状態の調整を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. 前記液体噴射ヘッドの使用状況を検出する使用状況検出機構を備え、前記収納状態調整機構は、前記使用状況検出機構の検出結果に基づいて、前記吸収材の収納状態の調整を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  10. 前記収納状態調整機構は、所定時間が経過する毎に、前記吸収材の収納状態の調整を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  11. 前記収納状態調整機構は、設置場所の環境条件を検出する環境条件検出機構を備え、当該環境条件検出機構の検出結果に基づいて前記吸収材の収納状態の調整の間隔を変更することを特徴とする請求項10に記載の液体噴射装置。
  12. 前記収納状態調整機構は、前記吸収材の収納状態の調整を開始するための操作部を備え、当該操作部の操作に基づいて前記吸収材の収納状態の調整を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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