JP2008221525A - 液体噴射装置、画像記録装置、および、画像記録装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクを噴射する記録ヘッド31と、記録ヘッド31のノズル形成面を封止するキャップと、キャップをヘッドのノズル形成面に圧接させるキャップ駆動モータ124と、キャップ内のインクを排出する吸引ポンプ123と、ノズル形成面を払拭する弾性ブレードと、を備えたプリンタ1は、制御部100の制御により、キャップがノズル形成面から離隔した状態でインクを噴射するフラッシング動作と、フラッシング動作により噴射されたインクを吸引ポンプ123により排出する空吸引動作とを実行し、空吸引動作時に、弾性ブレードによりノズル形成面を払拭する。
【選択図】図7
Description
この構成によれば、フラッシング動作によりキャップに溜まった液体を吸引して排出する空吸引動作を行う際に、ワイピングが行われて液体噴射ヘッドのノズル形成面が払拭されるので、空吸引動作を行う毎にノズル形成面に付着した余分の液体が除かれ、メニスカスが整えられる。これにより、比較的短時間で実行可能な空吸引動作を実行すれば、液体噴射ヘッドの噴射性能が良好に保たれるので、例えばノズルから強制的に多量の液体を排出させるクリーニング動作等の時間のかかるメンテナンスの回数を減らすことができる。このため、ノズルの噴射特性を適正に保ちながら、メンテナンスによる使用中断時間を大幅に短縮することが可能となる。
この場合、フラッシング動作および空吸引動作とは別にクリーニング動作を実行可能なため、通常時はフラッシング動作と空吸引動作によってノズルの噴射特性を適正に保ち、必要な場合に限ってクリーニング動作を行うという使用法が可能になる。クリーニング動作には、フラッシング動作や空吸引動作時のワイピングとは異なり、液体が流れる経路全体をメンテナンスできるという効果がある。このため、フラッシング動作や空吸引動作とは別に、必要な場合にのみクリーニング動作を実行することで、ノズルの噴射特性をより適正に保つことが可能となる。
この場合、フラッシング動作の実行によりキャップに所定量以上の液体が溜まる毎に空吸引動作が実行され、この空吸引動作を実行する際にワイピングが行われる。このため、定期的なワイピングが行われるので、ノズル噴射特性を常に適正に保つことができる。
ここで、キャップに溜まった液体が所定量に達したことを検出する方法としては、ノズルから噴射された液体の量を直接的に計量する方法の他、フラッシング動作の実行回数をもとに液体の噴射量を間接的に求める方法が挙げられる。
この構成によれば、フラッシング動作によりキャップに溜まったインクを吸引して排出する空吸引動作を行う際に、ワイピングが行われて記録ヘッドのノズル形成面が払拭されるので、空吸引動作を行う毎にノズル形成面に付着した余分のインクが除かれ、メニスカスが整えられる。これにより、比較的短時間で実行可能な空吸引動作を実行すれば、記録ヘッドの噴射性能が良好に保たれるので、例えばノズルから強制的に多量のインクを排出させるクリーニング動作等の時間のかかるメンテナンスの回数を減らすことができる。このため、ノズルの噴射特性を適正に保ちながら、メンテナンスによる使用中断時間を大幅に短縮することが可能となる。
この方法によれば、フラッシング動作によりキャップに溜まったインクを吸引して排出する空吸引動作を行う際に、ワイピングが行われて記録ヘッドのノズル形成面が払拭されるので、空吸引動作を行う毎にノズル形成面に付着した余分のインクが除かれ、メニスカスが整えられる。これにより、比較的短時間で実行可能な空吸引動作を実行すれば、記録ヘッドの噴射性能が良好に保たれるので、例えばノズルから強制的に多量のインクを排出させるクリーニング動作等の時間のかかるメンテナンスの回数を減らすことができる。このため、ノズルの噴射特性を適正に保ちながら、メンテナンスによる使用中断時間を大幅に短縮することが可能となる。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンタの外観斜視図であり、図2は図1に示したプリンタのロール紙収容部カバーとカートリッジ装着部カバーとを開いた状態の斜視図であり、図3は図2に示したプリンタから本体ケースを取り外した状態の斜視図である。
画像記録装置および液体噴射装置としてのプリンタ1は、記録媒体および被噴射体としてロール状に巻かれたロール紙20を用い、このロール紙の印刷面に液体のカラーインクを噴射することで、文字を含む画像を記録するものである。
前面パネル11には、ロール紙収容部カバー13およびカートリッジ装着部カバー14が各々開閉可能に設けられている。また、前面パネル11の側部には、プリンタ1の電源をオン/オフさせる電源スイッチ15、プリンタ1の動作状態に応じて点灯/点滅するLED等を備えた表示部16、および、オペレータが操作するスイッチやボタン等が並ぶ操作パネル17等が設けられている。
また、ロール紙収容部カバー13の上部には、画像が記録されたロール紙20を排出するための排紙口13Aが開口している。
また、カートリッジ装着部カバー14の内側にはカートリッジ装着部22が形成され、インクカートリッジ23が装着される。インクカートリッジ23は、プリンタ1で使用される黒、シアン、マゼンタ、イエローの4色の液体インクをそれぞれ貯留した4つのインクパック(図示略)を収容する。また、インクカートリッジ23には、後述するように廃インクを貯留する廃インク収容部(図示略)が設けられている。インクカートリッジ23は、プリンタ1に対して着脱可能であり、カートリッジ装着部カバー14を前方に開くことで、インクカートリッジ23の交換等が可能となる。
キャリッジ30は、インクを噴射するノズルを備えた液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド31(図4)を搭載する。記録ヘッド31は、例えばピエゾ素子を用いたアクチュエータを駆動して、ノズル32Aからインクをロール紙20に向けて噴射し、画像を記録する。
キャリッジ30には、インクカートリッジ23内のインクパックからインクを供給するインク供給チューブ35が接続されている。インク供給チューブ35は各色のインクを通す複数のチューブが連結された構成を有し、このインク供給チューブ35により供給されたインクは、キャリッジ30が搭載するダンパユニット36および背圧調整ユニット37を介して、記録ヘッド31に供給される。
キャリッジ30は、ロール紙20へ画像を記録する記録動作中はキャリッジガイド軸24に沿った移動可能範囲内を往復移動し、待機状態においては、図3中に右端で示すホームポジションに位置する。ホームポジションは、次に説明するプラテン27上から外れた位置にある。記録ヘッド31からインクを噴射しない時間が所定時間(例えば、3秒)以上継続した場合、プリンタ1は、キャリッジ30をホームポジションに移動させて、待機状態に移行する。
キャリッジ30が搭載する記録ヘッド31は、プラテン27の上方において、ロール紙20に対してインクを噴射する。
図4は、キャッピング装置40の要部構成を示す斜視図である。図4には、理解の便宜のため、キャッピング装置40に対向する記録ヘッド31のノズル形成面32を、合わせて図示する。
この図4に示すように、キャッピング装置40は、記録ヘッド31のノズル形成面32を封止可能に形成されたキャップ42と、キャップ42を支持するホルダ41とを備えて構成される。キャップ42は、ゴム、エラストマー等の弾性材料によって構成される枠体42Aを備えている。枠体42Aは、所定量のインクを貯留可能な容器として構成され、この枠体42A内には、例えばポリビニルアルコール、発砲ウレタン等の材料からなる多孔体、或いは、ポリエチレンテレフタレート等の繊維からなる不織布が、インク吸収体43として敷設されている。枠体42Aの外形は、ノズル形成面32に開口するノズル32Aを収めることが可能なサイズの略矩形とされている。
インク吸収体43の略中央にはインク排出孔44が開口している。このインク排出孔44は、枠体42Aの底に形成された孔に連通し、さらに、後述する吸引ポンプ123(図7)により負圧を発生するインク吸引機構(図示略)に繋がっている。
上述のようにプリンタ1が待機状態に移行すると、ホルダ41が上昇してノズル32Aを封止し、ノズル32Aにおけるインクの乾燥が防止される。
ノズル形成面32に開口する多数のノズル32Aのうち、記録動作において使用されないノズル32Aあるいは使用頻度の低いノズル32Aにおいては、インクが乾燥等により増粘して噴射不良を起こす事態が生じることがある。フラッシング動作は、この噴射不良を防止するために実行され、フラッシング動作により全ノズル32Aの開口端付近のインクが新しいインクに置き換えられる。フラッシング動作は、記録動作の実行中、所定時間が経過する毎に、キャリッジ30をホームポジションに移動させて実行される。
フラッシング動作でノズル32Aから打ち捨てられたインクは、キャップ42に貯留される。キャップ42には、フラッシング動作が実行される毎に貯留されるインクの量が増し、インク吸収体43により保持可能な量を超えることがある。このため、プリンタ1は、フラッシング動作によりノズル32Aから噴射されたインクの量を、例えば噴射回数をカウントすることで計量し、インクの量が所定量に達する毎にキャップ42内のインクをインク排出孔44から排出する空吸引動作を行う。この空吸引動作は、ホルダ41が下降していて、ノズル32Aが封止されていない状態で吸引ポンプ123を駆動することにより行われる。
例えば、上記のクリーニング動作、或いは、待機状態から記録動作への移行時に、ノズル形成面32を封止していたキャップ42が下降すると、キャップ42がノズル形成面32から離隔するときにキャップ42内に流れ込む気流によって、ノズル32Aから微量のインクが吸い出されてノズル形成面32に付着することがある。このようにノズル形成面32に付着したインク滴は噴射不良の原因となる可能性があるので、拭い去ることが望ましい。また、記録動作中等にノズル形成面32に塵埃等の異物が付着した場合も、ノズル32Aの噴射性能に悪影響を与える可能性がある。このためプリンタ1は、ノズル形成面32に付着したインクを弾性ブレード45により払拭するワイピング動作を行う。
ワイピング動作においては、まず、ホームポジションにキャリッジ30が位置した状態で、キャリッジ駆動モータ25の動作によりキャリッジ30が準備位置に移動する。この準備位置は、例えば図6に示すように、ホームポジションから1.4mmの位置である。
ここで、キャップ駆動モータ124が動作して、ホルダ41とともに弾性ブレード45が上昇する。さらに、キャリッジ駆動モータ25の動作によりキャリッジ30が移動して、ワイピング開始位置に達すると、図5(B)に示すように弾性ブレード45の上端がノズル形成面32に密着する。ワイピング開始位置は、例えば図6に示すように、ホームポジションから6mmの位置である。このワイピング開始位置は、キャップ42と弾性ブレード45との距離等により決定される。
その後、キャリッジ30がワイピング終了位置まで移動したところで、弾性ブレード45がノズル形成面32から離れ、ワイピング動作が終了する。ワイピング終了位置は、例えば図6に示すように、ホームポジションから34mmの位置である。このワイピング終了位置は、ノズル形成面32のサイズ等により決定される。
このワイピング動作により、例えばノズル形成面32に付着した不適切なインク滴32Bが除かれ、ノズル形成面32のメニスカスが整えられるので、ノズル32Aが良好な噴射性能を発揮できる。また、ノズル形成面32に付着した異物を除去することもできるので、プリンタ1の故障や汚損を確実に防止できるという効果もある。
図7は、プリンタ1の制御系の構成を示す機能ブロック図である。
この図7に示すように、プリンタ1は、プリンタ1の各部を制御する制御部100と、制御部100の制御に従って各種モータ等を駆動する一方、各種センサの検出状態を制御部100に出力するドライバ回路部110とを有する。
記録ヘッドドライバ111は、制御部100の制御に従って記録ヘッド31が備えるアクチュエータを駆動し、ノズル形成面32から必要量のインクを噴射させる。
ドット抜け検出判定器112は、ノズル32Aにおける噴射不良(いわゆるドット抜け)を検出して、検出結果を制御部100に出力する。
キャリッジ駆動ドライバ113は、キャリッジ駆動モータ25に駆動電流を出力して、キャリッジ駆動モータ25を制御部100により指示された量だけ動作させる。
ベルト位置検出回路114は、ベルト位置センサ121の検出値を読み取って制御部100に出力する。このベルト位置センサ121は、駆動ベルト26に平行に配設されたリニアスケール(図示略)を読み取って駆動ベルト26の駆動位置、すなわちキャリッジ30の位置を検出するセンサである。
吸引ポンプドライバ116は、制御部100の制御に従って、例えばチューブポンプとして構成される吸引ポンプ123を駆動し、インク排出孔44からインクを吸い出してインクカートリッジ23の廃インク収容部に移送させる。
キャップ駆動ドライバ117は、制御部100の制御に従ってキャップ駆動モータ124を駆動し、ホルダ41を必要量だけ上昇または下降させる。
バルブドライバ118は、吸引ポンプ123によりインクを吸引するためのインク流路に配設された開閉バルブ125を開閉させる。
インク検出回路119は、インクセンサ126により検出される各色のインクの残量を取得して、制御部100に出力する。このインクセンサ126は、インクカートリッジ23に収容されたインクパック内の各色のインク残量を検出する。
さらに、制御部100は通信インタフェース130に接続され、この通信インタフェース130を介して、ホストコンピュータ5との間で制御情報等を送受信する。
通信インタフェース130は、ホストコンピュータ5に接続されるコネクタと、このコネクタを介して所定の通信プロトコルを実行するインタフェース回路等を備えている。通信インタフェース130とホストコンピュータ5との間は、例えば、IEEE1284、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等の規格に準じた形式で接続される。なお、通信インタフェース130は、有線または無線通信回線により構成されるLAN(Local Area Network)を介してホストコンピュータ5に接続される構成としてもよい。この場合、プリンタ1に対して複数のホストコンピュータ5が接続されていてもよい。
図8に示すように、制御部100は、フラッシング制御部100A、タイマ100B、フラッシングカウンタ100Cの各機能部を備えるとともに、フラッシング設定値100Dおよび空吸引設定値100Eの各データを記憶している。
プリンタ1においては、ノズル32Aの噴射不良を予防するため記録動作を一定時間行う毎にフラッシング動作が行われる。フラッシング制御部100Aは、フラッシング動作の実行が必要と判別した場合は、記録動作をいったん中断して、キャリッジ駆動ドライバ113によりキャリッジ駆動モータ25を駆動させてキャリッジ30をホームポジションに移動させ、記録ヘッドドライバ111により記録ヘッド31を駆動させてインクを噴射させる。ここでは全てのノズル32Aから微量のインクが噴射される。
また、フラッシング制御部100Aは、フラッシング動作の実行回数が所定回数に達し、キャップ42に規定量以上のインクが貯留したと判別した場合は、吸引ポンプドライバ116により吸引ポンプ123を駆動させて、キャップ42に溜まったインクを排出させる。この空吸引動作の実行時に、フラッシング制御部100Aは、合わせてワイピング動作を実行する。フラッシング制御部100Aは、キャリッジ駆動ドライバ113によりキャリッジ駆動モータ25を駆動させてキャリッジ30をホームポジションに移動させ、続いてキャリッジ30をホームポジションから移動させながら、キャップ駆動ドライバ117によりキャップ駆動モータ124を駆動させて弾性ブレード45を上昇させる。そして、キャリッジ駆動ドライバ113によりキャリッジ駆動モータ25を駆動させ、ノズル形成面32を弾性ブレード45によって払拭させる。
この図9及び図10に示す動作において、キャップ駆動ドライバ117とキャップ駆動モータ124はキャップ駆動手段として機能し、キャップ駆動ドライバ117と弾性ブレード45とはワイピング手段として機能する。また、吸引ポンプドライバ116と吸引ポンプ123とは、ともに吸引手段として機能する。また、制御部100は、制御手段として機能する。
フラッシング動作の終了後、制御部100は、記録を実行するタイミングか否か、すなわち記録ヘッド31からインクを吐出するタイミングか否かを判別し、インクを吐出すべきタイミングであれば、用紙Pにインクを吐出して(ステップS13)、ステップS14に移行する。また、インクを吐出するタイミングでなければ(ステップS12;No)、そのままステップS14に移行する。
ステップS14で、制御部100は、タイマ100Bのカウント値を参照し、タイマ100Bのカウント値が、予め設定されたフラッシング設定値100Dに達した場合(ステップS14;Yes)、制御部100は、フラッシング動作を実行する(ステップS15)。このフラッシング動作は、上述したステップS11と同様の動作である。
そして、制御部100は、記録が終了したか否かを判別し(ステップS16)、記録が終了していなければステップS12に戻り、記録が終了した場合は、タイマ100Bのカウント値をリセットしてカウントを停止し(ステップS17)、記録動作を終了する。
続いて、制御部100は、フラッシングの実行回数を示すフラッシングカウンタ100Cのカウント値をインクリメント(+1)し(ステップS22)、タイマ100Bのカウントを開始させる(ステップS23)。
ここで、制御部100は、フラッシングカウンタ100Cのカウント値が、予め設定された空吸引設定値100Eに達したか否かを判別し(ステップS24)、空吸引設定値100Eに達した場合は、キャップ駆動ドライバ117を制御して弾性ブレード45を上昇させ、キャリッジ駆動ドライバ113を制御してキャリッジ30を移動させて、ワイピング動作を実行し(ステップS25)、続いて吸引ポンプドライバ116を制御して空吸引動作を実行する(ステップS26)。
また、フラッシングカウンタ100Cのカウント値が、予め設定された空吸引設定値100Eに達していなかった場合(ステップS24;No)、制御部100は、そのままフラッシング動作を終了する。
また、クリーニング動作の実行回数の低下に伴い、メンテナンスに要するインクの消費量を節約できるという利点がある。
例えば、上記実施形態において、プリンタ1は、黒、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクを使用するインクジェット式プリンタとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記4色に加えて濃色および淡色のインクを用いてもよいし、黒および赤の2色のインクのみ、或いは黒インクのみを用いる構成としてもよい。
また、上記実施形態において、プリンタ1として、ピエゾ素子を用いたアクチュエータによりインクを吐出するインクジェット式プリンタを例示したが、他の方法によりインクを吐出する記録ヘッドを用いても良い。例えばインク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)によりインクを吐出する記録ヘッドを用いても良い。
また、プリンタ1は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により図7に示す各機能部を実現するものであって、具体的なハードウェアの実装形態やソフトウェアの仕様等は任意である。その他のプリンタ1の具体的な細部構成についても任意に変更可能である。
さらに、本発明の液体噴射装置は、インクを噴射して画像を記録するプリンタ1等のインクジェット式画像記録装置や、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を、前述した記録ヘッド31に相当する液体噴射ヘッドから被噴射体に噴射して、液体を被噴射体に付着させる装置にも適用可能である。例えば、液体噴射ヘッドとして上述した記録ヘッド31以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等を備えた装置が挙げられる。
Claims (5)
- 被噴射体に向けてノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止するキャップと、
前記キャップを、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止する封止位置に移動させるキャップ駆動手段と、
前記キャップ内に貯留した液体を吸引して排出する吸引手段と、
前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイピング手段と、
前記キャップが前記封止位置から離隔した状態で前記液体噴射ヘッドにより液体を前記キャップに向けて噴射するフラッシング動作と、前記フラッシング動作により前記キャップに溜まった液体を前記吸引手段により排出する空吸引動作と、を実行させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記空吸引動作を実行する際に、前記ワイピング手段により前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭させること、
を特徴とする液体噴射装置。 - 前記制御手段は、前記キャップ駆動手段により前記キャップを封止位置に移動させて、前記吸引手段により液体を吸引させるクリーニング動作を実行可能であること、
を特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。 - 前記制御手段は、前記フラッシング動作により前記キャップに溜まった液体が所定量に達する毎に前記空吸引動作を実行させること、
を特徴とする請求項1または2記載の液体噴射装置。 - 記録媒体に向けてノズルからインクを噴射する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドのノズル形成面を封止するキャップと、
前記キャップを前記記録ヘッドのノズル形成面に圧接させるキャップ駆動手段と、
前記キャップ内に貯留したインクを吸引して排出する吸引手段と、
前記記録ヘッドのノズル形成面を払拭するワイピング手段と、
前記キャップが前記記録ヘッドのノズル形成面から離隔した状態で前記記録ヘッドによりインクを前記キャップに向けて噴射するフラッシング動作と、前記フラッシング動作により前記キャップに溜まったインクを前記吸引手段により排出する空吸引動作と、を実行させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記空吸引動作を実行する際に、前記ワイピング手段により前記記録ヘッドのノズル形成面を払拭させること、
を特徴とする画像記録装置。 - 記録媒体に向けてノズルからインクを噴射する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドのノズル形成面を封止するキャップと、
前記キャップを前記記録ヘッドのノズル形成面に圧接させるキャップ駆動手段と、
前記キャップ内に貯留したインクを吸引して排出する吸引手段と、
前記記録ヘッドのノズル形成面を払拭するワイピング手段と、
前記キャップが前記記録ヘッドのノズル形成面から離隔した状態で前記記録ヘッドによりインクを前記キャップに向けて噴射するフラッシング動作と、前記フラッシング動作により前記キャップに溜まったインクを前記吸引手段により排出する空吸引動作と、を実行させる制御手段と、を備えた画像記録装置を動作させて、
前記制御手段により、前記空吸引動作を実行する際に、前記ワイピング手段により前記記録ヘッドのノズル形成面を払拭させること、
を特徴とする画像記録装置の制御方法。
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