JP2007135373A - コンバータ装置およびその出力制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコンバータユニットを並列に接続した構成を有し、直流電力を入力とし安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力するコンバータ装置において、低負荷率時の効率を向上させる。
【解決手段】各コンバータユニット21に、運転動作モードと待機動作モードの2つの動作モードの間で切り替える動作モード切替回路7を設ける。各コンバータユニット21ごとに異なる運転開始電圧と目標出力電圧を設定し、各コンバータユニット21の運転モード切替制御回路6は、コンバータ装置20の出力電圧の値が運転開始電圧以下であることを検出した場合に運転動作モードに遷移し、電流検出回路5で検出された出力電流の値があらかじめ設定された運転停止電流以下であることを検出した場合に待機動作モードに遷移するように、動作モード切替回路7を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力を入力として、安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力するコンバータ装置と、そのようなコンバータ装置における出力制御方法とに関する。
なんらかの直流電源からの相対的に電圧が安定しない直流電力(入力直流電力)から、電圧が安定に制御された直流電力(出力直流電力)を得るために、コンバータ装置(電力変換装置)が使用される。コンバータ装置は電力用半導体素子やインダクタ、コンデンサ(キャパシタ)を用いて構成されるが、単一のコンバータ装置のみを使用して大きな直流電力を出力しようとすると、大容量用の半導体素子やインダクタ、コンデンサを使用する必要が生じ、その実現性やコスト面で不利となる。そこで、相対的に小容量のコンバータ装置(これをコンバータユニットと呼ぶ)を複数台用意し、これらのコンバータユニットを並列に接続することによって、大容量のコンバータ装置を実現することが一般的である。
図5は、複数台のコンバータユニットを並列に接続して構成された従来のコンバータ装置の構成の一例を示す図である。
直流電力が入力する入力端1と、電圧が安定に制御された直流電力を出力する出力端2との間に、複数のコンバータユニット50が並列に接続している。図示したものでは、3台のコンバータユニット51によってコンバータ装置50が構成されている。図示した例では、入力端1の1対の端子は、一方が正側、他方が負側となっており、出力端2の一対の端子も、一方が正側、他方が負側となっている。もちろん、これらの端子の極性は逆のものであってもよい。
各コンバータユニット51では、コンバータ装置50の入力端1の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ接続する入力端子52A、52Bと、コンバータ装置50の出力端2の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ接続する出力端子53A、53Bとを備え、入力端子52Bと出力端子53Bとは相互に直接接続している。入力端子53Aと出力端子53Bとの間には、入力端子53A側から順に、半導体素子によるスイッチ9、インダクタ10とが直列に設けられており、スイッチ9とインダクタ10との共通接続点と入力端子52B(すなわち出力端子53B)の間にはダイオード11が挿入されている。出力端子53A,53Bに対して、コンデンサ12及び電圧検出回路13が並列に設けられている。電圧検出回路13は、出力端子53A,53Bでの直流出力電圧を検出するものである。さらにコンバータユニット51は、電圧検出回路13によって検出された電圧に基づいてスイッチ9のオンオフを制御する電圧制御回路14を備えている。
このようなコンバータユニット51では、入力端子52A,52Bに直流電圧を印加し、スイッチ9をオン(ON)にすると、インダクタ10内の磁束が増加してこのインダクタ10に磁気エネルギーが蓄積されるとともに、コンデンサ12が充電され、かつ、直流電力が出力端子53A,53Bに現れるようになる。また、スイッチ9をオフ(OFF)とすれば、インダクタ10に蓄えられた磁気エネルギー11がダイオード11を介して、出力端子53A,53Bに直流電力として出力される。ここでスイッチ9のオン時間およびオフ時間を変化させることにより、出力端子53A、53Bにおける直流出力電圧を変化させることができる。電圧検出回路13により直流出力電圧を検出し、この直流出力電圧が一定になるよう電圧制御回路14によりスイッチ9のオンオフ時間比率を制御することにより、コンバータユニット51は、一定の直流電圧(目標出力電圧)を有する直流電力を出力する。
コンバータユニット51において、スイッチ9、インダクタ10、ダイオード11、コンデンサ12、電圧検出回路13及び電圧制御回路13は、入力直流電力を、目標出力電圧に電圧制御された出力直流電力に変換する変換部を構成する。このような変換部自体は、コンバータ装置あるいはコンバータユニットにおいて、ごく一般的な構成のものである。
図5に示したコンバータ装置50では、各コンバータユニット51において同じ出力電圧となるように制御を行うことによって、コンバータ装置50としても、安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力する。この場合、コンバータ装置50は、全てのコンバータユニット51からの出力を和して、負荷に電気エネルギーを供給する。
ところで、各コンバータユニット51については、無出力(負荷が接続されていない状態)から定格出力までの出力範囲において、一定の安定した出力電圧を出力するように構成することができる。しかしながら、共通部分における損失や、コンバータユニットを構成する回路の特性から、コンバータユニットでは、負荷率の小さいときの効率は低く、負荷率が大きくなるにつれて効率が高くなる傾向がある。また、出力電流がコンバータユニット装の定格容量に対して非常に小さいときには、インダクタ10に供給される電気エネルギーが小さくなって、そのため、出力電圧が不安定になる特性がある。
このように小負荷時に効率が低下し、また、極端に負荷が小さい場合に出力電圧が不安定になる、というコンバータユニットの特性は、複数台のコンバータユニットを並列に接続して構成された従来のコンバータ装置にも引き継がれる。図6は、このような従来のコンバータ装置における効率と出力電流との関係の一例を示すグラフであり、図7は、出力電圧と出力電流との関係の一例を示す図である。図6は、出力電流が小さい領域、すなわち低負荷率では効率が低いことを示している。図7において、Vtはコンバータ装置の目標出力電圧であるが、Imin’より小さい出力電流では目標出力電圧Vtを維持できずに出力電圧が不安定となっていることが示されている。また、Imax’はコンバータ装置の最大出力電流値(垂下電流値)であり、この電流よりも出力電流が大きくなると、出力電圧が低下する。
なお、直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ装置であって、複数のインバータユニットを並列に接続して構成したものとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開平6−276749号公報
上述した従来のコンバータ装置では、各コンバータユニットごとに出力電圧を検出し、その検出結果に応じて各コンバータユニット内でフィードバック制御を行っている。それぞれのコンバータユニットの出力が並列に接続されているので、各コンバータユニットは、コンバータ装置全体としての出力電流の増減に応じて、ほぼ均等に出力電流を増減させる。したがって、各コンバータユニットの運転状態は、コンバータ装置が最大出力時のみ定格出力になる。コンバータ装置の最大出力は、その最大負荷に対してさらに余裕をもって設定されるのが一般的であるから、各コンバータユニットは、ほとんどの時間帯でその定格出力未満で動作することになる。
ところで、コンバータユニット自体は、その定格出力において効率が最も高くなるように製作されているものが多い。そのため、複数のコンバータユニットを備えるコンバータ装置の効率は、各コンバータユニットにおける最大効率より、常時、低い状態になっている。
本発明は、上述したような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、コンバータユニットが複数並列に接続されて構成されたコンバータ装置であって、高効率で動作させることができるコンバータ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、コンバータユニットが複数並列に接続されて構成されたコンバータ装置を高効率で動作させることができる出力制御方法を提供することにある。
本発明のコンバータ装置は、直流電力を入力とし安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力するコンバータユニットが複数並列に接続されて構成されるコンバータ装置において、コンバータ装置の出力電圧を検出する電圧検出回路を備え、各コンバータユニットは、直流電力の出力を行う運転動作モードと直流電力の出力を行わない待機動作モードの2つの動作モードの間で切り替え可能であり、入力直流電力を、目標出力電圧に電圧制御された出力直流電力に変換する変換部と、そのコンバータユニットの出力電流を検出する電流検出回路と、電圧検出回路で検出された出力電圧の値があらかじめ設定された運転開始電圧以下であることを検出した場合に運転動作モードに遷移し、電流検出回路で検出された出力電流の値があらかじめ設定された運転停止電流以下であることを検出した場合に待機動作モードに遷移するように、そのコンバータユニットの動作モードを運転動作モードと待機動作モードのいずれとすべきかを決定する動作モード切替制御回路と、動作モード切替制御回路での判定結果に応じてそのコンバータユニットの動作モードを切り替える動作モード切替回路と、を有し、コンバータユニットごとに異なる運転開始電圧と目標出力電圧が設定されていることを特徴とする。
本発明の出力制御方法は、直流電力を入力とし安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力するコンバータユニットが複数並列に接続されて構成されるコンバータ装置の出力制御方法において、各コンバータユニットは、入力直流電力を、目標出力電圧に電圧制御された出力直流電力に変換する変換部を有して、直流電力の出力を行う運転動作モードと直流電力の出力を行わない待機動作モードの2つの動作モードの間で切り替え可能であり、各コンバータユニットごとに異なる運転開始電圧と目標出力電圧を設定し、各コンバータユニットごとに、コンバータ装置の出力電圧の値があらかじめ設定された運転開始電圧以下であることを検出した場合に運転動作モードに遷移し、電流検出回路で検出された出力電流の値があらかじめ設定された運転停止電流以下であることを検出した場合に待機動作モードに遷移することを特徴とする。
本発明では、各コンバータユニットごとに異なる運転開始電圧と目標出力電圧とを設定することにより、負荷が増大して現在運転中のコンバータユニットが定格容量の総和を越えるたびに、順次、待機動作中であったコンバータユニットが起動する動作が可能となる。また、コンバータユニットの出力電流が運転停止電流以下となった場合に、そのコンバータユニットを待機動作モードとすることで、運転中の残りのコンバータユニットの負荷率が高まって、効率が向上する。このようにして本発明によれば、コンバータ装置全体としての効率を高く保ったまま運転することが可能になる。
また、コンバータ装置における出力電流が小さいときには運転中のコンバータユニットの台数も減少するため、より小さな負荷に対しても安定した電力を供給することが可能になる。
本発明によれば、コンバータ装置の出力状態に関わらず、運転中のコンバータユニットを常に高い負荷率で運転することが可能になり、このことから、コンバータ装置の定格出力に対して低負荷率で運転中のコンバータ装置の効率を高めることが可能になる。また、コンバータ装置の定格出力に対して出力電流が極めて小さい場合であっても安定した出力電流が維持できるようになり、消費電力の少ない装置、もしくは広範に消費電力が変動する装置への電力供給が可能であるコンバータ装置を提供できる。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の一形態のコンバータ装置の構成を示すブロック図である。
図1に示したコンバータ装置20は、直流電力が入力する入力端1と、電圧が安定に制御された直流電力を出力する出力端2と、出力端2における出力直流電圧を検出してこの値を表わす出力電圧信号を出力する電圧検出回路4と、入力端1と出力端2との間に相互に並列になるように接続された複数台のコンバータユニット21と、を備えている。図示したものでは、3台のコンバータユニット21が並列に接続されている。
本実施形態では、コンバータ装置20からの出力電流の大きさに応じて、実際に運転されるコンバータユニットの数を増減するようにしている。そのため、各コンバータユニット21は、図5に示した従来のコンバータ装置50におけるコンバータユニット51と同様のものであるが、出力を行わない待機動作と出力を行う運転動作との2モードの動作モードを備えている点で従来のコンバータ装置50でのコンバータユニット51とは異なっている。具体的には、コンバータユニット21は、図5に示したコンバータユニット51に対し、待機動作と運転動作の2つの動作モードを切り替える動作モード切替回路7と、コンバータユニット21からの出力電流の値を検出してこの値を表わす出力電流信号を出力する電流検出回路5と、動作モード切替回路7での動作モードの切り替えを制御する動作モード切替制御回路6とを追加したものである。電流検出回路5は、コンバータユニット21内において出力端子53Aにおける電流を検出するように設けられている。動作モード切替制御回路6は、電流検出回路5からの出力電流信号と電圧検出回路4からの出力電圧信号とに基づいて演算処理を行うことによって2つの動作モードのいずれとすべきかを判定し、その判定結果に基づいて動作モード切替回路7に動作切替信号を送出する。動作モード切替回路7は、入力端子52Aとスイッチ9との間の電流経路内に設けられ、動作モード切替制御回路6からの動作切替信号に応じてコンバータユニット21の動作モードを切り替える。
本実施形態においては、コンバータユニット21の待機動作から運転動作への動作モードの切替は、コンバータ装置10の出力電圧があらかじめ設定した運転開始電圧を下回ることにより行われる。運転動作となったコンバータユニット21では、あらかじめ設定した目標出力電圧を維持するよう出力制御がなされる。ここで、複数のコンバータユニット21のそれぞれのあらかじめ設定された運転開始電圧とあらかじめ設定した目標出力電圧とについて、各コンバータユニット間で差を設けることにより、コンバータ装置としての起動時には1台のコンバータユニットのみが運転動作モードであって、負荷が増え運転中のコンバータユニットが定格容量を越えるたびに、順次、次のコンバータユニットが起動する動作を行うことが可能となり、コンバータ装置全体としてみて動作中のコンバータユニットの効率を高く保ったまま運転することができる。また、コンバータユニット21の運転動作から待機動作への切替は、そのコンバータユニット21の出力電流があらかじめ設定された運転停止電流値を下回るたびに行われる。この運転停止電流値としては、そのコンバータユニットに設定された目標出力電圧を安定して保てる最小の出力電流Iminを用いることができる。上述したようにコンバータユニット21間で目標出力電圧に差が設けてあるので、最後に動作状態となったコンバータユニットの目標出力電圧が一番小さく、それに対応してそのコンバータユニットからの出力電流が一番小さいはずなので、負荷が減少した場合には、運転動作モードに切り替わったのとは逆の順で、順次、コンバータユニットが待機動作モードに切り替わることとなる。
図2は、図1に示したコンバータ装置20における出力制御の手順を詳細に示すフローチャートである。ここでは、コンバータ装置20に含まれる3台のコンバータユニット21を、それぞれ、第1のコンバータユニット、第2のコンバータユニット、第3のコンバータユニットと呼ぶことにする。また、各コンバータユニットにおけるスイッチ9がオンである時間をTonで表わすことにする。Tonの時間を長めるとインダクタ10に蓄えられるエネルギーが増加するので、出力電圧が増加する。ここでTon1〜Ton3は、それぞれ、第1乃至第3のコンバータユニットにおけるスイッチのオン時間である。
以下の説明では、コンバータ装置20において、第1のコンバータユニットから起動させるものとする。したがって、第1のコンバータユニットは、常時運転すべきものであるので、運転開始電圧は定義されない。第2及び第3のコンバータユニットの運転開始電圧をそれぞれVs2、Vs3とする。ただし、Vs2>Vs3である。第1乃至第3のコンバータユニットにおけるあらかじめ設定された目標出力電圧をそれぞれVt1、Vt2、Vt3とする。ただし、Vt1>Vt2>Vt3である。これら運転開始電圧と出力目標電圧との関係は、Vt1>Vt2>Vs2>Vt3>Vs3である。実際にはこれらの電圧間の差は、コンバータ装置20の負荷に対する影響が生じないように、小さな値に設定する。
図2に示すように、ステップ101においてコンバータ装置20が起動すると、第1のコンバータユニットが起動し(ステップ102)、まず、Ton1を初期値(例えば0)に設定する(ステップ103)。次に、電圧制御回路14によるフィードバック制御によるTon1の更新処理が行われる。具体的にはまず、コンバータ装置20の出力電圧Vと第1のコンバータユニットの出力目標電圧Vt1との差に所定の係数α1を乗じたものをTon1に加えることによって、Ton1’を求める(ステップ104)。そして、動作モード切替制御回路6は、コンバータ装置20の出力電圧Vが第2のコンバータユニットの運転開始電圧Vs2を上回っているかを判定する(ステップ105)。V>Vs2であれば、第2のコンバータユニットを運転開始する必要がないので、Ton1=Ton1’とTon1を更新し(ステップ106)、ステップ104に戻る。
一方、ステップ105でV≦Vs2であれば、第2のコンバータユニットを起動し(ステップ107)、Ton2を初期値に設定する(ステップ108)。その後、第2のコンバータユニットの出力電流A2が運転停止電流Acを超えているかを判別する(ステップ109)。A2≦Acであれば、第2のコンバータユニットを待機動作にして(ステップ110)、ステップ104に戻る。これに対してA2>Acであれば、第1のコンバータユニットにおけるステップ104〜106と同様のステップ111〜113を実行する。なおステップ112では、動作モード切替制御回路6が、出力電圧Vが第3のコンバータユニットの運転開始電圧Vs3を上回っているかを判定し、V≦Vs3であれば、ステップ114に移行する。
ステップ114では、第3のコンバータユニットを起動し、その後、Ton3を初期値に設定する(ステップ115)。その後、第3のコンバータユニットの出力電流A3が運転停止電流Acを超えているかを判別する(ステップ116)。A3≦Acであれば、第3のコンバータユニットを待機動作にして(ステップ117)、ステップ109に戻る。これに対してA2>Acであれば、第1のコンバータユニットにおけるステップ104、106と同様にしてTon3を更新するステップ118、119を実行する。
図3は、上述したコンバータ装置20の動作を、コンバータ装置20の出力電圧と出力電流の関係により示すものである。コンバータ装置20が起動すると、まず第1のコンバータユニットが起動するが、負荷が増えるにしたがって出力電圧Vが低下すると、それに伴ってTon1を長くすることによって出力電圧が第1のコンバータユニットの目標出力電圧Vt1に維持される。さらに負荷が増えて第1のコンバータユニットの出力電流がImaxを超えるとコンバータユニットの電圧垂下特性によって目標出力電圧Vt1を維持できなくなり、出力電圧Vが低下する。出力電圧VがVs2を下回ると、第2のコンバータユニットが起動し、出力電圧を目標出力電圧Vt2に維持するように出力制御される。さらに負荷が増えで第1及び第2のコンバータユニット2台の定格出力を上回ると、コンバータ装置20の出力電圧VはVt2を維持できなくなり低下する。出力電圧VがVs3を下回ると第3のコンバータユニットが起動し、出力電圧をVt3に維持するように制御される。
このような状態から直流負荷が減少した時は、まず、第3のコンバータユニットから出力電流が減少する。そして、第3のコンバータユニットの出力電流が運転停止電流値(例えば、安定した出力電圧を維持できる最小の電流値Imin)を下回ることにより、第3のコンバータユニットが運転動作から待機動作へ切替わる。さらに負荷が減少すれば、同様に第2のコンバータユニットも待機動作へ切り替わることとなり、コンバータ装置におけるコンバータユニット運転台数が順次減少する。
本実施形態によれば、コンバータ装置についてのこのような出力制御方法を用いることにより、コンバータ装置としての負荷率に関わらず、コンバータ装置は常に最適なコンバータユニット台数による運転が可能となり、コンバータ装置の低負荷率運転時の変換効率の向上が可能になる。図4は、本実施形態のコンバータ装置と従来技術によるコンバータ装置との効率の違いを比較して示したものである。本実施形態のコンバータ装置では、低負荷率のときには運転中のコンバータユニットの台数が少ないため、従来のものに比べ、効率が向上する。また、本実施形態のコンバータ装置では、出力電流が極端に小さい状態であっても、従来のものと比べ、安定した出力電圧を維持することが可能となる。
本発明の実施の一形態のコンバータ装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すコンバータ装置における出力制御方法を示すフローチャートである。 図1に示すコンバータ装置の出力電圧−出力電流特性を示すグラフである。 図1に示すコンバータ装置と従来のコンバータ装置との効率の差を説明するグラフである。 従来のコンバータ装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来のコンバータ装置の効率−出力電流特性の一例を示すグラフである。 従来のコンバータ装置の出力電圧−出力電流特性の一例を示すグラフである。
符号の説明
1 入力端
2 出力端
4,13 電圧検出回路
5 電流検出回路
6 動作モード切替制御回路
7 動作モード切替回路
9 スイッチ
10 インダクタ
11 ダイオード
12 コンデンサ
14 電圧制御回路
20,50 コンバータ装置
21,51 コンバータユニット

Claims (4)

  1. 直流電力を入力とし安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力するコンバータユニットが複数並列に接続されて構成されるコンバータ装置において、
    前記コンバータ装置の出力電圧を検出する電圧検出回路を備え、
    前記各コンバータユニットは、
    直流電力の出力を行う運転動作モードと直流電力の出力を行わない待機動作モードの2つの動作モードの間で切り替え可能であり、
    入力直流電力を、目標出力電圧に電圧制御された出力直流電力に変換する変換部と、
    当該コンバータユニットの出力電流を検出する電流検出回路と、
    前記電圧検出回路で検出された出力電圧の値があらかじめ設定された運転開始電圧以下であることを検出した場合に前記運転動作モードに遷移し、前記電流検出回路で検出された出力電流の値があらかじめ設定された運転停止電流以下であることを検出した場合に前記待機動作モードに遷移するように、当該コンバータユニットの動作モードを前記運転動作モードと前記待機動作モードのいずれとすべきかを決定する動作モード切替制御回路と、
    前記動作モード切替制御回路での判定結果に応じて当該コンバータユニットの動作モードを切り替える動作モード切替回路と、
    を有し、
    前記コンバータユニットごとに異なる運転開始電圧と目標出力電圧が設定されていることを特徴とする、コンバータ装置。
  2. 前記運転停止電流は、前記コンバータユニットが前記目標出力電圧に電圧制御された直流電力を出力できる下限の出力電流値である、請求項1に記載のコンバータ装置。
  3. 直流電力を入力とし安定に制御された直流電圧を有する直流電力を出力するコンバータユニットが複数並列に接続されて構成されるコンバータ装置の出力制御方法において、
    前記各コンバータユニットは、入力直流電力を、目標出力電圧に電圧制御された出力直流電力に変換する変換部を有して、直流電力の出力を行う運転動作モードと直流電力の出力を行わない待機動作モードの2つの動作モードの間で切り替え可能であり、
    前記各コンバータユニットごとに異なる運転開始電圧と目標出力電圧を設定し、
    前記各コンバータユニットごとに、前記コンバータ装置の出力電圧の値があらかじめ設定された運転開始電圧以下であることを検出した場合に前記運転動作モードに遷移し、前記電流検出回路で検出された出力電流の値があらかじめ設定された運転停止電流以下であることを検出した場合に前記待機動作モードに遷移することを特徴とする、出力制御方法。
  4. 前記運転停止電流は、前記コンバータユニットが前記目標出力電圧に電圧制御された直流電力を出力できる下限の出力電流値である、請求項3に記載の出力制御方法。
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