JP2019068526A - コンバータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】急な負荷変動に対応可能なコンバータシステムを提供する。【解決手段】コンバータシステム100は、変換部3と制御回路4とを備える。変換部3は、互いに電気的に並列に接続されている複数の電力変換回路30を有する。複数の電力変換回路30の各々は、動作モードとして、電力変換回路30が出力する個別電力が、個別電力の下限に近づくように、スイッチング素子をスイッチング制御する第1モードと、個別電力が下限よりも大きな所定の電力閾値PTH以上となるように、スイッチング素子をスイッチング制御する第2モードと、を有する。制御回路4は、出力電力に応じて、複数の電力変換回路30のうちで第2モードを行わせる電力変換回路30の数を変更する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般にコンバータシステムに関し、より詳細には、電気的に並列に接続される複数の電力変換回路を備えたコンバータシステムに関する。
従来、並列に接続され、一方向又は双方向に電力を変換する複数の電源装置を備えた並列型電源装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の並列型電源装置では、複数の電源装置が各々コントローラを備えている。そして、複数のコントローラのうちの一つが、複数の電源装置のうちの稼働する台数を、複数の電源装置に流れる電流又は複数の電源装置の電力の合計値に応じて決定している。
特開2015−27210号公報
並列に接続された複数の電源装置(電力変換回路)を備えた並列型電源装置(コンバータシステム)では、出力電力が増加して稼働中の電源装置の定格電力の合計を超えた場合等に、稼働する電源装置の台数を増加させる必要がある。しかしながら、電源装置(電力変換回路)は、停止している状態から電力を出力可能な状態となるまでに、例えばスイッチング素子のデューティを徐々に上昇させる時間等が必要であり、所定の起動時間が必要である。このため、例えば短時間で消費電力が急増する場合等、急な負荷変動に対応するのが困難であった。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、急な負荷変動に対応可能なコンバータシステムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るコンバータシステムは、変換部と、制御回路と、を備える。前記変換部は、一対の入力端子から入力される直流の入力電力を直流の出力電力に変換して一対の出力端子から出力する。前記制御回路は、前記変換部の動作を制御する。前記変換部は、複数の電力変換回路を有する。前記複数の電力変換回路の各々は、スイッチング素子を備えている。前記複数の電力変換回路は、前記一対の入力端子と前記一対の出力端子との間に互いに電気的に並列に接続されている。前記出力電力は、前記複数の電力変換回路の各々から前記一対の出力端子に出力される個別電力の合計である。前記複数の電力変換回路の各々は、前記制御回路の制御に応じて行う動作モードとして、第1モードと第2モードとを有する。前記第1モードは、前記個別電力が、出力可能な前記個別電力の下限に近づくように、前記スイッチング素子をスイッチング制御する動作モードである。前記第2モードは、前記個別電力が前記下限よりも大きな所定の電力閾値以上となるように、前記スイッチング素子をスイッチング制御する動作モードである。前記制御回路は、前記出力電力に応じて、前記複数の電力変換回路のうちで前記第2モードを行わせる電力変換回路の数を変更する。
本開示のコンバータシステムは、急な負荷変動に対応可能という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係るコンバータシステムを備えた電力システムのブロック図である。 図2は、同上のコンバータシステムの電力変換回路の回路図である。 図3は、同上のコンバータシステムの電力変換回路の変換効率の特性を示す説明図である。
(実施形態)
以下、本実施形態のコンバータシステム100を添付の図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のコンバータシステム100を備えた電力システムのブロック図である。図1に示すように、コンバータシステム100は、一対の第1端子1と、一対の第2端子2と、変換部3と、制御回路4と、を備えている。なお、本実施形態では、電力システムが一般的な戸建て住宅に用いられる場合を例として説明するが、これに限らず、電力システムは集合住宅の各住戸、事業所等に用いられてもよい。
変換部3は、一対の第1端子1と一対の第2端子2との間に電気的に接続されている。変換部3は、一対の入力端子(一対の第1端子1と一対の第2端子2とのうちの一方)から入力される直流の入力電力を、直流の出力電力に変換して、一対の出力端子(一対の第1端子1と一対の第2端子2とのうちの他方)から出力する。
本実施形態の電力システムでは、一対の第1端子1の間に、蓄電池5が電気的に接続されている。蓄電池5は、例えば鉛蓄電池又はリチウムイオン電池等からなる。また、一対の第2端子2にはインバータ(AC−DCコンバータ)6の一端が電気的に接続されている。インバータ6の他端には、交流電源(例えば、商用電源等の系統電源)7及び負荷機器8が接続されている。
本実施形態の変換部3は、蓄電池5の直流電力(第1直流電力)とインバータ6の直流電力(第2直流電力)との間で、電力変換を行うよう構成されている。本実施形態の変換部3は、蓄電池5の直流電力とインバータ6の直流電力との間で、双方向の電力変換を行うことが可能である。ここで、蓄電池5の直流電力(第1直流電力)は、蓄電池5の電圧(一対の第1端子1間の電圧:第1直流電圧V1)と、第1端子1を流れる電流との積である。インバータ6の直流電力(第2直流電力)は、インバータ6の電圧(一対の第2端子2間の電圧:第2直流電圧V2)と、第2端子2を流れる電流との積である。例えば、蓄電池5の放電時、変換部3は、蓄電池5からの第1直流電力を第2直流電力に変換し、インバータ6に出力する。蓄電池5の充電時、変換部3は、インバータ6からの第2直流電力を第1直流電力に変換し、蓄電池5に出力する。
図1に示すように、変換部3は、複数の電力変換回路30を有している。複数の電力変換回路30は、一対の第1端子1と一対の第2端子2との間に、互いに電気的に並列に接続されている。変換部3から出力される出力電力は、複数の電力変換回路30の各々から出力される個別電力の、合計電力である。複数の電力変換回路30の各々の個別電力の大きさ(絶対値)の上限値(各電力変換回路30の定格電力)は、例えば1kWである。複数の電力変換回路30の各々の個別電力の大きさ(絶対値)の下限値は、例えば略0Wである。
本実施形態では、複数の電力変換回路30は、同じ回路構成を有する。図2に、各電力変換回路30の回路構成を示す。各電力変換回路30は、スイッチング素子300(第1スイッチング素子301及び第2スイッチング素子302)と、第1コンデンサ303と、第2コンデンサ304と、インダクタ305と、コントローラ306と、電流センサ307と、を備えている。また、電力変換回路30は、一対の第1端子308と、一対の第2端子309と、を備えている。各電力変換回路30の一対の第1端子308は、コンバータシステム100の一対の第1端子1にそれぞれ電気的に接続されている。各電力変換回路30の一対の第2端子309は、コンバータシステム100の一対の第2端子2にそれぞれ電気的に接続されている。
第1スイッチング素子301及び第2スイッチング素子302の各々は、エンハンスメント型のnチャネルMOSFET(metal-oxide-semi conductorfield-effect transistor)である。第1スイッチング素子301及び第2スイッチング素子302の各々におけるドレイン−ソース間には、寄生ダイオード(ボディダイオード)が存在する。第1スイッチング素子301及び第2スイッチング素子302の各々では、寄生ダイオードのアノードがソース側、カソードがドレイン側である。
第1コンデンサ303の第1端および第2端は、一対の第1端子308にそれぞれ電気的に接続されている。インダクタ305の第1端は、第1コンデンサ303の第1端(高電位側の端子)に電気的に接続されている。第1スイッチング素子301のドレインは、インダクタ305の第2端に電気的に接続されている。第1スイッチング素子301のソースは、第1コンデンサ303の第2端(低電位側の端子)に電気的に接続されている。第1スイッチング素子301のゲートは、コントローラ306に電気的に接続されている。第2スイッチング素子302のソースは、インダクタ305の第2端に電気的に接続されている。第2スイッチング素子302のドレインは、第2コンデンサ304の第1端(高電位側の端子)に電気的に接続されている。第2スイッチング素子302のゲートは、コントローラ306に電気的に接続されている。第2コンデンサ304の第2端(低電位側の端子)は、第1スイッチング素子301のソースに電気的に接続されている。また、第2コンデンサ304の第1端および第2端は、一対の第2端子309にそれぞれ電気的に接続されている。電流センサ307は、シャント抵抗である。電流センサ307は、第2スイッチング素子302及び第2コンデンサ304の接続点と、一方の第2端子2(高電位側の第2端子2)と、の間の電路に介在している。コントローラ306は、シャント抵抗である電流センサ307の両端電圧を計測し、計測した両端電圧からシャント抵抗に流れる電流を求める。
コントローラ306は、例えばマイクロコンピュータを主構成としており、メモリ(図示せず)に記憶されているプログラムを実行することにより各種処理を実行する。プログラムは、予めメモリに記憶されて提供されてもよく、電気通信回線を通して提供されてもよく、記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。コントローラ306は、制御回路4に電気的に接続されている。コントローラ306は、第1スイッチング素子301及び第2スイッチング素子302をスイッチング制御する。コントローラ306は、各スイッチング素子300のゲートにPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力することで、スイッチング素子300をスイッチング制御する。コントローラ306は、制御回路4からの制御信号に応じて、各スイッチング素子300をスイッチング制御する。
電力変換回路30は、第1スイッチング素子301がスイッチング制御され、第2スイッチング素子302がオフ制御されることで、一対の第1端子308に入力される第1直流電圧V1を昇圧して一対の第2端子309から出力する昇圧動作を行う。また、電力変換回路30は、第1スイッチング素子301がオフ制御され、第2スイッチング素子302がスイッチング制御されることで、一対の第2端子309に入力される第2直流電圧V2を降圧して一対の第1端子308に出力する降圧動作を行う。このように、本実施形態では、複数の電力変換回路30の各々は双方向DC−DCコンバータである。
コントローラ306は、電流センサ307で計測される電流の値が、制御回路4からの制御信号で指定される値となるように、第1スイッチング素子301又は第2スイッチング素子302に出力するPWM信号のデューティを調整する。
上記のように、複数の電力変換回路30の各々は、双方向DC−DCコンバータである。このため、複数の電力変換回路30を備えた変換部3は、第1動作と第2動作とを切り換えて実行可能である。変換部3の第1動作は、一対の入力端子としての一対の第1端子1に入力される直流の入力電力を、直流の出力電力に変換して、一対の出力端子としての一対の第2端子2から出力する動作である。変換部3の第2動作は、一対の入力端子としての一対の第2端子2に入力される直流の入力電力を、直流の出力電力に変換して、一対の出力端子としての一対の第1端子1から出力する動作である。本実施形態では、変換部3の第1動作は、各電力変換回路30に昇圧動作を行わせることで実現される。また、変換部3の第2動作は、各電力変換回路30に降圧動作を行わせることで実現される。
制御回路4は、変換部3の動作を制御する。制御回路4は、複数の電力変換回路30の各々の動作を制御する。制御回路4は、各電力変換回路30のコントローラ306に制御信号を出力することで、各電力変換回路30の動作を制御する。制御信号には、電力変換回路30に昇圧動作を行わせるか或いは降圧動作を行わせるかの情報、電力変換回路30の個別電力の目標値(或いは、電力変換回路30が出力する電流の目標値)の情報等が含まれる。制御回路4は、例えばマイクロコンピュータを主構成としており、メモリ(図示せず)に記憶されているプログラムを実行することにより各種処理を実行する。プログラムは、予めメモリに記憶されて提供されてもよく、電気通信回線を通して提供されてもよく、記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。
複数の電力変換回路30の各々は、制御回路4の制御(制御回路4からの制御信号)に応じて行う動作モードとして、第1〜第3モードを有している。
第1モードは、電力変換回路30の個別電力が、出力可能な個別電力の下限に近づくように、この電力変換回路30のスイッチング素子300(昇圧動作の場合は第1スイッチング素子301、降圧動作の場合は第2スイッチング素子302)をスイッチング制御するモードである。第1モードにおいて、電力変換回路30のコントローラ306は、電力変換回路30の個別電力が下限に近づくように(電流センサ307で計測される電流の値がゼロに近づくように)、PWM信号のデューティを調整する。例えば、コントローラ306は、電力変換回路30を通過する電力が、スイッチング素子300、コンデンサ303、304等で熱等に変換されて消費される程度に小さくなるようなデューティで、スイッチング素子300をスイッチングする。
ここで、「電力変換回路30の個別電力が、出力可能な個別電力の下限に近づくようにスイッチング素子300をスイッチング制御する」とは、一例として、電力変換回路30の個別電力が例えば0Wに近づくようにスイッチング素子300をスイッチング制御することを意味する。但しこれに限らず、電力変換回路30の個別電力が、スイッチング素子300のスイッチング制御を維持しながら取り得る最小値に近づくように、スイッチング素子300をスイッチング制御することであってもよい。例えば、電力変換回路30の個別電力が1W、2W等に近づくように、スイッチング素子300をスイッチング制御することであってもよい。
第2モードは、電力変換回路30の個別電力が、下限よりも大きな所定の電力閾値PTH以上となるように、この電力変換回路30のスイッチング素子300(昇圧動作の場合は第1スイッチング素子301、降圧動作の場合は第2スイッチング素子302)をスイッチング制御するモードである。第2モードにおいて、電力変換回路30のコントローラ306は、電力変換回路30の個別電力の大きさが制御信号で指定される目標値に近づくように(電流センサ307で計測される電流の値が制御信号で指定される目標値に近づくように)、PWM信号のデューティを調整する。ここで、所定の電力閾値PTHは、図3に示す電力変換回路30の変換効率の特性に基づいて、予め定められている。電力変換回路30の変換効率は、図3に示すように、電力変換回路30に入力可能な電力の上限値Plimよりも小さな電力値で最大(最大効率:100%)となり、最大効率(100%)となる電力値よりも小さい範囲では、この電力値から離れるにつれて単調に減少する。電力閾値PTHは、例えば、変換効率が最大効率に対して所定の割合(例えば半分、30%、10%等)となるときの、入力電力の値(図3では、変換効率が最大効率の70%のときの入力電力の値)である。
第3モードは、スイッチング素子300のスイッチング動作を停止するモードである。すなわち、第3モードでは、第1スイッチング素子301及び第2スイッチング素子302の両方がオフ制御される。
制御回路4は、一対の出力端子(第1動作の場合は一対の第2端子2、第2動作の場合は一対の第1端子1)から出力される出力電力に応じて、複数の電力変換回路30のうちで第2モードを行わせる電力変換回路30の数を変更する。出力電力は、一対の出力端子を流れる電流と一対の出力端子間の電圧との積である。例えば、制御回路4は、第1動作の場合、一対の第2端子2と変換部3との間の電路に設けられた電流センサ(例えばカレントトランス)9(図1参照)で計測される電流(負荷電流)と、図示しない分圧抵抗を用いて計測される第2直流電圧V2との積から、出力電力を求める。
制御回路4は、求めた出力電力の値(絶対値)に応じて、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を決定する。例えば制御回路4は、予めメモリに記憶された制御データを参照して、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を決定する。制御データでは、出力電力の値に対して、複数段階の増加用閾値TI及び複数段階の減少用閾値TDが規定されている。
増加用閾値TIは、変換部3が備える電力変換回路30の数を「X」とすると、「X−1」個ある(n=1、・・・、X−1)。制御回路4は、出力電力が、最も小さな(一段階目の)増加用閾値TIよりも小さい場合、1台の電力変換回路30のみに、第2モードを行わせる。制御回路4は、出力電力が、最も小さな増加用閾値TIよりも小さな値から変化してこの閾値TIを超えると、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を2台に増加させる。同様に、制御回路4は、出力電力が、L(L=1、・・・、X−1)番目に小さな増加用閾値TIよりも小さな値から変化してこの閾値TIを超えると、第2モードを行わせる電力変換回路30の数をL+1台に増加させる。
減少用閾値TDは、変換部3が備える電力変換回路30の数をXとすると、「X−1」個ある(n=1、・・・、X−1)。制御回路4は、出力電力が、最も大きな減少用閾値TDX−1よりも大きな場合、X台全ての電力変換回路30に、第2モードを行わせる。制御回路4は、出力電力が、最も大きな減少用閾値TDX−1よりも大きな値から変化してこの閾値TDX−1を下回ると、第2モードを行わせる電力変換回路30の数をX−1台に減少させる。同様に、制御回路4は、出力電力が、M(M=1、・・・、X−1)番目に大きな減少用閾値TDX−Mよりも大きな値から変化してこの閾値TDX−Mを下回ると、第2モードを行わせる電力変換回路の数をX−M台に減少させる。
すなわち、制御回路4は、複数の電力変換回路30のうち第2モードを行う電力変換回路30の数がN(Nは1以上の整数)のとき、出力電力を増加用閾値TIと比較する。制御回路4は、出力電力が増加用閾値TIを超えたときに、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を増加させる。また、制御回路4は、複数の電力変換回路30のうち第2モードを行う電力変換回路30の数がN+1のとき、出力電力を減少用閾値TDと比較する。制御回路4は、出力電力が減少用閾値TDを下回ったときに、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を減少させる。
ここで、第2モードを行う電力変換回路30の数をNからN+1に増加させるための増加用閾値は、第2モードを行う電力変換回路30の数をN+1からNに減少させるための減少用閾値よりも、大きいことが好ましい。すなわち、第2モードを行う電力変換回路30の数を決定するための、出力電力に対する閾値は、ヒステリシス特性を有していることが好ましい。具体的には、第2モードを行う電力変換回路30の数が3個のとき、制御回路4は、出力電力が増加すると、出力電力を増加用閾値TIと比較する。一方、第2モードを行う電力変換回路30の数が4個のとき、制御回路4は、出力電力が減少すると、出力電力を減少用閾値TDと比較する。ここにおいて、第2モードを行う電力変換回路30の数を3から4に増やすときと、第2モードを行う電力変換回路30の数を4から3に減らすときとでは、使用する閾値が違っており、増加用閾値TIの方が、減少用閾値TDよりも大きい。同様に、第2モードを行う電力変換回路30の数を2から3に増やすときと、第2モードを行う電力変換回路30の数を3から2に減らすときとでは、使用する閾値が違っており、増加用閾値TIの方が、減少用閾値TDよりも大きい。
また、第1動作における複数段階の増加用閾値は、第2動作における複数段階の増加用閾値とは別に設定されていてもよい。同様に、第1動作における複数段階の減少用閾値は、第2動作における複数段階の減少用閾値とは別に設定されていてもよい。例えば制御回路4は、第1動作において、第1動作用の第1制御データを参照して、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を決定してもよい。また制御回路4は、第2動作において、第2動作用の第2制御データを参照して、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を決定してもよい。
言い換えれば、制御回路4は、第1動作において、第2モードを行う電力変換回路30の数がN(Nは1以上の整数)のとき、出力電力を第1閾値(第1動作用のN番目に小さな増加用閾値TI)と比較する。制御回路4は、出力電力が第1閾値を超えたときに、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を増加させる。また、制御回路4は、第2動作において、第2モードを行う電力変換回路30の数がNのとき、出力電力を第2閾値(第2動作用のN番目に小さな増加用閾値TI)と比較する。制御回路4は、出力電力が第2閾値を超えたときに、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を増加させる。
上記のように制御回路4は、出力電力に応じて、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を変更している。したがって、特に変換部3からの出力電力が比較的小さい場合、複数の電力変換回路30の全てが均等に個別電力を出力する構成に比べて、変換効率の高い領域で各電力変換回路30を動作させることが可能となる。これにより、変換部3による変換効率を向上させることが可能となる。
次に、複数の電力変換回路30のうちのいずれかに第2モードを行わせる場合、どの電力変換回路30に第2モードを行わせるかについて、説明する。
制御回路4は、例えば、所定の要因に基づいて、第2モードを行わせる電力変換回路30を決定する。所定の要因は、例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積動作時間、複数の電力変換回路30の各々を通過した電力の量である累積通過電力量、複数の電力変換回路30の各々の累積稼働回数から選択される。
例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積動作時間に基づいて第2モードを行わせる電力変換回路30を決定する場合、制御回路4は、累積動作時間が最も小さい電力変換回路30から順に、第2モードを行わせる。電力変換回路30の累積動作時間は、例えば、電力変換回路30の出荷時からの、電力変換回路30が第2モードを行った時間の累積値である。累積動作時間は、例えば、電力変換回路30のコントローラ306が備える計時部によって計測される。
例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積通過電力量に基づいて第2モードを行わせる電力変換回路30を決定する場合、制御回路4は、累積通過電力量が最も小さい電力変換回路30から順に、第2モードを行わせる。電力変換回路30の累積通過電力は、例えば、電力変換回路30の出荷時から累積された、電力変換回路30を通過した電力量の総量である。累積通過電力量は、例えば、電流センサ307を用いて計測された電流と、第2直流電圧V2と、計時部による計時時間から求めることが可能である。
例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積稼働回数に基づいて第2モードを行わせる電力変換回路30を決定する場合、制御回路4は、累積稼働回数が最も小さい電力変換回路30から順に、第2モードを行わせる。電力変換回路30の累積稼働回数は、例えば、電力変換回路30の出荷時からの、電力変換回路30が第2モードを行った回数の累積値である。
これにより、複数の電力変換回路30の寿命を均等化することが可能となる。
なお、制御回路4は、ランダムに又は予め決められた順番に基づいて、第2モードを行わせる電力変換回路30を決定してもよい。
また、制御回路は、所定の要因に基づいて、複数の電力変換回路30のうちで第2モードを行わせる電力変換回路30を変更してもよい。所定の要因は、例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積動作時間、複数の電力変換回路30の各々を通過した電力の量である累積通過電力量から選択される。
例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積動作時間に基づいて第2モードを行わせる電力変換回路30を変更する場合、制御回路4は、複数の電力変換回路30の累積動作時間が略同じになるように、第2モードを行わせる電力変換回路30を変更する。
例えば、複数の電力変換回路30の各々の累積通過電力量に基づいて第2モードを行わせる電力変換回路30を変更する場合、制御回路4は、複数の電力変換回路30の累積通過電力量が略同じになるように、第2モードを行わせる電力変換回路30を変更する。
或いは、制御回路4は、一定時間ごとに、第2モードを行わせる電力変換回路30を変更してもよい。
本実施形態のコンバータシステム100では、複数の電力変換回路30のうちで第2モードを行わない電力変換回路30は、第1モード又は第3モードを行う。本実施形態では、制御回路4は、第2モードを行わない電力変換回路30がある場合(全ての電力変換回路30が第2モードを行っている以外の場合)には、第2モードを行わない電力変換回路30のうちの少なくとも1つに、第1モードを行わせる。
上述のように、第1モードでは、電力変換回路30の個別電力が下限に近づくように、スイッチング素子300がスイッチング制御される。すなわち、第1モードを行う電力変換回路30は、一対の出力端子に出力する個別電力を下限(例えば0W)としながらも、スイッチング素子300のスイッチング制御を維持している。したがって、第1モードを行う電力変換回路30は、スイッチング素子300のスイッチング制御を停止する第3モードを行う電力変換回路30に比べて、短時間で第2モードに移行することが可能である。よって、変換部3の第1動作において、負荷機器8による消費電力が短時間に増加した場合であっても、第1モードを行っている電力変換回路30の動作モードを第2モードに変更することで、変換部3から出力可能な出力電力の上限を短時間で増加させることができる。このため、本実施形態のコンバータシステム100は、急な負荷変動に対応可能となる。
なお、例えば住人の外出中、又は夜間等、出力電力が急変する可能性が低い場合には、第2モードを行わない電力変換回路30の全てに第3モードを行わせてもよい。第1モードを行う電力変換回路30は、スイッチング素子300をスイッチング制御しているため、第2モードを行う電力変換回路30よりは少ないものの、電力の損失を生じる。このため、電力が急変する可能性が低い場合、第2モードを行わない電力変換回路30の全てに第3モードを行わせることで、電力の損失を低減することが可能となる。
また、交流電源(商用電源)7の停電時等の、コンバータシステム100が交流電源7から切り離された自立運転時には、第2モードを行わない電力変換回路30の全てに第1モードを行わせてもよい。コンバータシステム100が交流電源(商用電源)7と連系する連系運転時には、負荷機器8による消費電力が短時間で増加してコンバータシステム100から負荷機器8への電力供給が不足しても、不足分を交流電源7から供給することが可能である。一方、自立運転時には、コンバータシステム100からの電力供給が不足すると、負荷機器8に十分な電力が供給されなくなる可能性がある。このため、自立運転時には、第2モードを行わない電力変換回路30の全てに第1モードを行わせることが好ましい。
制御回路4は、第2モードを行わない電力変換回路30がある場合には、第1モードを行う電力変換回路30の数が常に1つとなるように、複数の電力変換回路30を制御してもよい。例えば、変換部3が、4つの電力変換回路30を備えている場合を想定する。この場合において、例えば、出力電力に応じて1つの電力変換回路30のみが第2モードを行っているとする。このとき、制御回路4は、残りの3つの電力変換回路30のうちのいずれか1つに第1モードを行わせ、2つの電力変換回路30に第3モードを行わせる。そして、出力電力が増加して2つの電力変換回路30に第2モードを行わせる場合には、第1モードを行っていた電力変換回路30を第2モードに移行させ、第3モードを行っていた2つの電力変換回路30のうちのいずれかを第1モードに移行させる。このように変換部3を制御することで、急な負荷変動に対応可能としつつ、変換部3での電力損失を低減することが可能となる。
(変形例)
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
電力変換回路30は、双方向DC−DCコンバータに限られず、一方向に電力を通過させる単方向のDC−DCコンバータでもよい。例えば、コンバータシステム100の一対の第1端子1に、太陽光発電設備が接続されてもよい。
電力変換回路30のトポロジーは、図2の構成に限られない。例えば、電力変換回路30は、インダクタを介してブリッジ接続された4つのスイッチング素子を備えた構成であってもよいし、或いは絶縁形のコンバータであってもよい。
出力電力の値が電力閾値PTHよりも小さい場合には、制御回路4は、1つの電力変換回路30の個別電力が出力電力と等しくなるようにこの電力変換回路30を動作させ、残りの電力変換回路30に第1モード又は第3モードを行わせてもよい。
制御回路4は、複数の電力変換回路30の各々に、第1モードと第2モードとのいずれかを行わせる構成であってもよい。すなわち、電力変換回路30は、動作モードとして第3モードを有していなくてもよい。
制御回路4は、外部の装置から送信される出力電力の指令値に基づいて、第2モードを行わせる電力変換回路30の数を決定してもよい。例えば制御回路4の制御データでは、出力電力の指令値に対して、複数段階の増加用閾値TI及び複数段階の減少用閾値TDが規定されていてもよい。この場合、電流センサ9が省略されてもよい。
電力変換回路30は、コントローラ306を備えていなくてもよい。例えば、制御回路4が直接スイッチング素子300の動作を制御してもよい。
制御回路4は、複数の電力変換回路30を備えた変換部3に後付けで接続されて、複数の電力変換回路30の動作を制御する構成であってもよい。すなわち、制御回路4は、互いに電気的に並列に接続された複数の電力変換回路30を備えた変換部3の動作を制御する制御回路である。変換部3は、一対の入力端子から入力される直流の入力電力を直流の出力電力に変換して、一対の出力端子から出力する。出力電力は、複数の電力変換回路30の各々から一対の出力端子に出力される個別電力の合計である。制御回路4は、複数の電力変換回路30の各々に制御信号を出力することで、変換部3の動作を制御する。制御信号は、第1モード指定信号と、第2モード指定信号とを含む。第1モード指定信号は、電力変換回路30に第1モードを行わせるための信号である。第2モード指定信号は、電力変換回路30に第2モードを行わせるための信号である。電力変換回路30の第1モードは、個別電力が下限となるようにスイッチング素子300をスイッチング制御する動作モードである。電力変換回路30の第2モードは、個別電力が下限よりも大きな所定の電力閾値PTH以上となるように、スイッチング素子300をスイッチング制御する動作モードである。制御回路4は、出力電力に応じて、複数の電力変換回路30のうちで第2モード指定信号を出力する電力変換回路30の数を変更する。
(態様)
以上説明した基本例及び変形例から明らかなように、第1の態様のコンバータシステム(100)は、変換部(3)と、制御回路(4)と、を備える。変換部(3)は、一対の入力端子から入力される直流の入力電力を直流の出力電力に変換して一対の出力端子から出力する。制御回路(4)は、変換部(3)の動作を制御する。変換部(3)は、複数の電力変換回路(30)を有する。複数の電力変換回路(30)の各々は、スイッチング素子(300)を備えている。複数の電力変換回路(30)は、一対の入力端子と一対の出力端子との間に互いに電気的に並列に接続されている。出力電力は、複数の電力変換回路(30)の各々から一対の出力端子に出力される個別電力の合計である。複数の電力変換回路(30)の各々は、制御回路(4)の制御に応じて行う動作モードとして、第1モードと第2モードとを有する。第1モードは、個別電力が下限となるようにスイッチング素子(300)をスイッチング制御する動作モードである。第2モードは、個別電力が下限よりも大きな所定の電力閾値(PTH)以上となるように、スイッチング素子(300)をスイッチング制御する動作モードである。制御回路(4)は、出力電力に応じて、複数の電力変換回路(30)のうちで第2モードを行わせる電力変換回路(30)の数を変更する。
この構成によれば、電力変換回路(30)が動作モードとして第1モードを有しているので、電力変換回路(30)が動作モードとして第1モードを有していない場合に比べて、電力変換回路(30)が第2モードに移行する時間を短縮可能である。したがって、本態様のコンバータシステム(100)によれば、急な負荷変動に対応可能となる。
第2の態様のコンバータシステム(100)では、第1の態様において、制御回路(4)は、以下の制御を行う。すなわち、制御回路(4)は、複数の電力変換回路(30)のうち第2モードを行う電力変換回路の数がN(Nは1以上の整数)のとき、出力電力を増加用閾値(TI)と比較する。制御回路(4)は、出力電力が増加用閾値(TI)を超えたときに、第2モードを行わせる電力変換回路(30)の数を増加させる。また、制御回路(4)は、複数の電力変換回路(30)のうち第2モードを行う電力変換回路(30)の数がN+1のとき、出力電力を減少用閾値(TD)と比較する。制御回路(4)は、出力電力が減少用閾値(TD)を下回ったときに、第2モードを行わせる電力変換回路(30)の数を減少させる。
この構成によれば、制御回路(4)は、出力電力が増加用閾値(TI)を超えたときに、第2モードを行わせる電力変換回路(30)の数を増加させる。これにより、電力変換回路(30)を変換効率の高い領域で動作させることが可能となり、変換部(3)の変換効率を向上させることが可能となる。
第3の態様のコンバータシステム(100)では、第2の態様において、減少用閾値(TD)は、増加用閾値(TI)よりも小さい。
この構成によれば、第2モードを行う電力変換回路(30)の数を決定するための、出力電力に対する閾値が、ヒステリシス特性を有している。これにより、第2モードを行う電力変換回路(30)の数が頻繁に変わるような事態を回避することが可能となり、変換部(3)の動作を安定させることが可能となる。
第4の態様のコンバータシステム(100)では、第1の態様において、複数の電力変換回路(30)の各々は、双方向DC−DCコンバータである。
この構成によれば、変換部(3)に双方向の電力変換を行わせることが可能となる。
第5の態様のコンバータシステム(100)は、第4の態様において、一対の第1端子(1)及び一対の第2端子(2)を備える。制御回路(4)は、変換部(3)の動作を第1動作と第2動作とで切り換えて、変換部(3)に双方向の電力変換を行わせる。第1動作は、一対の入力端子としての一対の第1端子(1)から入力電力を受け取り一対の出力端子としての一対の第2端子(2)から出力電力を出力する動作である。第2動作は、一対の入力端子としての一対の第2端子(2)から入力電力を受け取り一対の出力端子としての一対の第1端子(1)から出力電力を出力する動作である。制御回路(4)は、第1動作において、第2モードを行う電力変換回路(30)の数がN(Nは1以上の整数)のとき出力電力を第1閾値(第1動作用のN番目に小さな増加用閾値TI)と比較する。制御回路(4)は、第1動作において、出力電力が第1閾値を超えたときに第2モードを行わせる電力変換回路(30)の数を増加させる。制御回路(4)は、第2動作において、第2モードを行う電力変換回路(30)の数がNのとき出力電力を第2閾値(第2動作用のN番目に小さな増加用閾値TI)と比較する。制御回路(4)は、第2動作において、出力電力が第2閾値を超えたときに第2モードを行わせる電力変換回路(30)の数を増加させる。
この構成によれば、第1動作時(例えば、蓄電池5を放電する放電動作時)と第2動作時(例えば、蓄電池5を充電する充電動作時)とで、増加用閾値(TI)が独立して設定される。これにより、第1動作時と第2動作時とで電力変換回路(30)の変換効率の特性が異なる場合であっても、第1動作時と第2動作時との各々において、電力変換回路(30)を変換効率の高い領域で動作させることが可能となる。したがって、第1動作時と第2動作時との各々において、変換部(3)の変換効率を向上させることが可能となる。
第6の態様のコンバータシステム(100)は、第1〜第5のいずれかの態様において、制御回路(4)は、所定の要因に基づいて、複数の電力変換回路(30)のうちで第2モードを行わせる電力変換回路(30)を決定する。
この構成によれば、第2モードを行う電力変換回路(30)が所定の要因に基づいて変更されるので、複数の電力変換回路(30)のうちで第2モードを行う電力変換回路(30)が均等化され、複数の電力変換回路(30)の回路部品の寿命が均等化される。結果的に、変換部(3)の寿命を延ばすことが可能となる。
第7の態様のコンバータシステム(100)は、第6の態様において、所定の要因は、複数の電力変換回路(30)の各々の累積動作時間、複数の電力変換回路(30)の各々を通過した電力の量である累積通過電力量、複数の電力変換回路(30)の各々の累積稼働回数から選択される。
この構成によれば、複数の電力変換回路(30)の回路部品の寿命がより均等化され、変換部(3)の寿命を延ばすことが可能となる。
第8の態様のコンバータシステム(100)は、第1〜第7のいずれかの態様において、複数の電力変換回路(30)の各々は、動作モードとして、スイッチング素子(300)のスイッチング動作を停止する第3モードを更に有する。
この構成によれば、電力変換回路(30)第2モードを行わないときに、この電力変換回路(30)に第3モードを行わせることで、変換部(3)での電力の損失を低減することが可能となる。
第9の態様のコンバータシステム(100)は、第8の態様において、制御回路(4)は、複数の電力変換回路(30)のうち第1モードを行わない電力変換回路(30)ごとに、第2モードを行うか第3モードを行うかを決定する。
この構成によれば、複数の電力変換回路(30)のうち第1モードを行わない電力変換回路(30)に、個別に第2モード又は第3モードを行わせることが可能となる。
100 コンバータシステム
1 第1端子
2 第2端子
3 変換部
30 電力変換回路
300 スイッチング素子
4 制御回路
TH 電力閾値
TD 減少用閾値
TI 増加用閾値

Claims (9)

  1. 一対の入力端子から入力される直流の入力電力を直流の出力電力に変換して一対の出力端子から出力する変換部と、
    前記変換部の動作を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記変換部は、各々がスイッチング素子を備えており前記一対の入力端子と前記一対の出力端子との間に互いに電気的に並列に接続されている複数の電力変換回路を有し、前記出力電力は、前記複数の電力変換回路の各々から前記一対の出力端子に出力される個別電力の合計であり、
    前記複数の電力変換回路の各々は、前記制御回路の制御に応じて行う動作モードとして、
    前記個別電力が、出力可能な前記個別電力の下限に近づくように、前記スイッチング素子をスイッチング制御する第1モードと、
    前記個別電力が前記下限よりも大きな所定の電力閾値以上となるように、前記スイッチング素子をスイッチング制御する第2モードと、
    を有し、
    前記制御回路は、前記出力電力に応じて、前記複数の電力変換回路のうちで前記第2モードを行わせる電力変換回路の数を変更する
    コンバータシステム。
  2. 前記制御回路は、
    前記複数の電力変換回路のうち前記第2モードを行う電力変換回路の数がN(Nは1以上の整数)のとき、前記出力電力を増加用閾値と比較し、前記出力電力が前記増加用閾値を超えたときに、前記第2モードを行わせる電力変換回路の数を増加させ、
    前記複数の電力変換回路のうち前記第2モードを行う電力変換回路の数がN+1のとき、前記出力電力を減少用閾値と比較し、前記出力電力が前記減少用閾値を下回ったときに、前記第2モードを行わせる電力変換回路の数を減少させる
    請求項1記載のコンバータシステム。
  3. 前記減少用閾値は、前記増加用閾値よりも小さい
    請求項2記載のコンバータシステム。
  4. 前記複数の電力変換回路の各々は、双方向DC−DCコンバータである
    請求項1記載のコンバータシステム。
  5. 一対の第1端子及び一対の第2端子を備え、
    前記制御回路は、前記変換部の動作を、前記一対の入力端子としての前記一対の第1端子から前記入力電力を受け取り前記一対の出力端子としての前記一対の第2端子から前記出力電力を出力する第1動作と、前記一対の入力端子としての前記一対の第2端子から前記入力電力を受け取り前記一対の出力端子としての前記一対の第1端子から前記出力電力を出力する第2動作とで切り換えて、前記変換部に双方向の電力変換を行わせ、
    前記制御回路は、
    前記第1動作において、前記第2モードを行う電力変換回路の数がN(Nは1以上の整数)のとき前記出力電力を第1閾値と比較して、前記出力電力が前記第1閾値を超えたときに前記第2モードを行わせる電力変換回路の数を増加させ、
    前記第2動作において、前記第2モードを行う電力変換回路の数がNのとき前記出力電力を第2閾値と比較して、前記出力電力が前記第2閾値を超えたときに前記第2モードを行わせる電力変換回路の数を増加させる
    請求項4記載のコンバータシステム。
  6. 前記制御回路は、所定の要因に基づいて、前記複数の電力変換回路のうちで前記第2モードを行わせる電力変換回路を決定する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンバータシステム。
  7. 前記所定の要因は、前記複数の電力変換回路の各々の累積動作時間、前記複数の電力変換回路の各々を通過した電力の量である累積通過電力量、前記複数の電力変換回路の各々の累積稼働回数から選択される
    請求項6記載のコンバータシステム。
  8. 前記複数の電力変換回路の各々は、前記動作モードとして、前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止する第3モードを更に有する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンバータシステム。
  9. 前記制御回路は、前記複数の電力変換回路のうち前記第1モードを行わない電力変換回路ごとに、前記第2モードを行うか前記第3モードを行うかを決定する
    請求項8記載のコンバータシステム。
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