JP2023020652A - 電源装置、無停電電源システム及び電源装置の駆動方法 - Google Patents

電源装置、無停電電源システム及び電源装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】双方向の電力供給の多少が異なる場合に適用できる電源装置、無停電電源システム及び電源装置の駆動方法を提供する。【解決手段】電源装置は、並列に接続された複数段の電圧変換部を備え、前記複数段の一部の電圧変換部は双方向に電圧変換可能であり、他の電圧変換部は一方向に電圧変換可能であり、前記複数段の電圧変換部は、前記一方向への電圧変換の場合、インターリーブ方式で駆動される。【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置、無停電電源システム及び電源装置の駆動方法に関する。
供給する電力の多少に応じて、同一の電源回路を所要の数だけ並列に接続する電源方式が用いられている。特許文献1には、2つの双方向チョッパ回路が並列に接続された直流電圧変換器が開示されている。
特開2018-19491号公報
特許文献1のような直流電圧変換器において、双方向の電力供給が同程度である場合には、いずれの方向の電力供給に対しても、双方向チョッパ回路内のスイッチングデバイスに対する負荷が同程度になる。そのため、一方向及び他方向の負荷に合わせてスイッチングデバイスの性能(例えば、定格性能)を無駄なく使うように双方向チョッパ回路を構成することができる。しかし、一方向と他方向とで電力供給の多少が異なる場合、電力供給の多い負荷に合わせてスイッチングデバイスを選択すると、電力供給の少ない方向に対しては、スイッチングデバイスの性能が過剰となってしまう。
本発明は、一方向及び他方向の電力供給の多少が異なる場合に適用できる電源装置、無停電電源システム及び電源装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電源装置は、並列に接続された複数段の電圧変換部を備え、前記複数段の一部の(第1の)電圧変換部は双方向に電圧変換可能であり、他の(第2の)電圧変換部は一方向に電圧変換可能であり、前記複数段の電圧変換部は、前記一方向への電圧変換の場合、インターリーブ方式で駆動される。
上記態様によれば、一方向及び他方向の電力供給の多少が異なる場合に適用できる。
無停電電源システムの構成を示す図である。 電源装置の構成の第1例を示す図である。 電源装置の昇圧動作(状態1)を示す図である。 電源装置の昇圧動作(状態2)を示す図である。 電源装置の降圧動作(状態1)を示す図である。 電源装置の降圧動作(状態2)を示す図である。 電源装置の動作一覧を示す図である。 電源装置の構成の第2例を示す図である。 電源装置の放電時の動作を示す図である。 電源装置の充電時の動作を示す図である。 電源装置の動作一覧を示す図である。
電源装置は、並列に接続された複数段の電圧変換部を備え、前記複数段の一部の(第1の)電圧変換部は双方向に電圧変換可能であり、他の(第2の)電圧変換部は一方向に電圧変換可能であり、前記複数段の電圧変換部は、前記一方向への電圧変換の場合、インターリーブ方式で駆動される。
電源装置の駆動方法は、並列に接続された複数段の電圧変換部の一部の電圧変換部により双方向に電圧変換し、他の電圧変換部により一方向に電圧変換し、前記複数段の電圧変換部により前記一方向に電圧変換する場合、前記複数段の電圧変換部をインターリーブ方式で駆動する。
並列に接続された複数段の電圧変換部の一部の電圧変換部は、双方向に電圧変換可能である。一部の電圧変換部は、双方向の電力供給が同程度であってもよい。複数段の他の電圧変換部は、一方向に電圧変換可能である。一方向の電力供給に対しては、一部の電圧変換部と他の電圧変換部(すなわち、複数段の電圧変換部全体)で電力を供給することができ、他方向(一方向と反対の方向)の電力供給に対しては、一部の電圧変換部だけで電力を供給することができる。これにより、双方向の電力供給の多少が異なる場合に、好適に適用できる。
他の電圧変換部を、一方向だけの電力供給が可能となるように構成すれば、スイッチングデバイスの性能が過剰となることを防止できる。
複数段の電圧変換部は、一方向への電圧変換の場合、インターリーブ方式で駆動される。インターリーブ方式で駆動することにより、負荷を複数段の電圧変換部に分散させることができ、複数段の電圧変換部のスイッチングデバイスのサイズを低減したり定格を下げたりでき、低コスト化を実現できる。
電源装置は、前記一部の電圧変換部が複数の電圧変換部を有し、それら電圧変換部は、双方向にインターリーブ方式で駆動してもよい。インターリーブ方式で駆動することにより、双方向の電力供給による負荷を電圧変換部に分散させることができ、電圧変換部それぞれのスイッチングデバイスのサイズを低減したり定格を下げたりでき、低コスト化を実現できる。
前記他の電圧変換部は、前記一方向と反対の方向への電圧変換をしなくてもよい。他の電圧変換部は、反対の方向への電圧変換をしないので、そのための回路を具備する必要がなく、部品点数の削減や当該回路による電力損失の削減が可能となる。
前記一部の電圧変換部は、昇降圧コンバータでもよく、前記他の電圧変換部は、昇圧コンバータでもよい。一方向に対しては、一部の電圧変換部と他の電圧変換部(すなわち、複数段の電圧変換部全体)で昇圧することができ、反対の方向に対しては、一部の電圧変換部で降圧することができる。
電源装置において、前記一方向と反対の方向に供給される電力は、前記一方向に供給される電力より小さくてもよい。
例えば、一方向に対しては、バッテリの電圧を昇圧してバッテリを放電させて電力を供給し、反対の方向に対しては、降圧してバッテリを充電できる。バッテリに対し、充電電力(充電電流)は放電電力(放電電流)よりも小さい。
前記複数段の電圧変換部は、前記一方向に電力を供給する場合、前記複数段の電圧変換部それぞれの出力電圧が所定電圧になるように駆動してもよい。
複数段の電圧変換部は、出力電圧が所定電圧になるように駆動される。インターリーブ駆動する際に、出力電流を検出して電流駆動する必要がないので、電流駆動に必要な回路や素子、例えば、オン・オフ期間を制御できるスイッチングデバイスやその制御回路が不要となり、代わりにダイオードを用いることができる。これにより、部品点数の削減や低コスト化が可能となる。
電源装置は、第1入出力端に一端が接続された第1インダクタ及び第2インダクタを備え、前記一部の電圧変換部は、直列に接続された降圧側スイッチングデバイス及び昇圧側スイッチングデバイスを備え、前記第1インダクタの他端は、前記降圧側スイッチングデバイスの一端と前記昇圧側スイッチングデバイスとの接続点に接続され、前記降圧側スイッチングデバイスの他端は、第2入出力端に接続され、前記他の電圧変換部は、直列に接続されたダイオード及びスイッチングデバイスを備え、前記第2インダクタの他端は、前記ダイオードのアノードと前記スイッチングデバイスとの接続点に接続され、前記ダイオードのカソードは、前記第2入出力端に接続されてもよい。
一部の電圧変換部は、2つのスイッチングデバイスを備えるのに対して、他の電圧変換部は、1つのスイッチングデバイスと1つのダイオードを具備する。他の電圧変換部は、反対の方向に対して電圧変換しないので、スイッチングデバイスに代えてダイオードを用いることができる。これにより、部品点数の削減や低コスト化が可能となる。また、ダイオードを用いることにより、スイッチングデバイスを制御する制御回路での電力損失を削減でき、電源装置の変換効率を向上させることができる。
無停電電源システムは、前述の電源装置と、交流を直流に変換する交流・直流変換装置と、前記交流・直流変換装置に接続され、直流を交流に変換する直流・交流変換装置と、前記電源装置の第1入出力端子に接続されたバッテリとを備え、前記電源装置の第2入力端子が、前記交流・直流変換装置と前記直流・交流変換装置との接続点に接続されてもよい。
スイッチングデバイスの無駄な使われ方を防止できる無停電電源システムを実現できる。
以下、図面を参照しながら、電源装置、無停電電源システム及び電源装置の駆動方法の実施形態を説明する。
図1は無停電電源システム100の構成を示す図である。無停電電源システム(「無停電電源装置」ともいう)100は、交流・直流変換装置(「AC/DCコンバータ」ともいう)20、直流・交流変換装置30(「DC/ACインバータ」ともいう)、バッテリ40、電源装置(「DC/DCコンバータ」ともいう)50、及び制御部60を備える。無停電電源システム100には、例えば、交流電源10が正常時におけるインバータ給電、交流電源10が異常時におけるバッテリ給電などの運転モードを有する。
交流電源10が正常時の場合、交流・直流変換装置20は、交流電源10から供給される交流電圧(例えば、AC100V、AC120Vなど)を直流電圧に変換し、変換した直流電圧を直流・交流変換装置30及び電源装置50へ出力する。この場合、交流・直流変換装置20と直流・交流変換装置30とを繋ぐバス(電路)は、電圧値が所定値になるように、交流・直流変換装置20によって電圧制御される。
直流・交流変換装置30は、交流・直流変換装置20から供給される直流電圧を交流電圧に変換し、変換した交流電圧を負荷200へ出力する。直流・交流変換装置30が変換した交流電圧の変動は、交流電源10の電圧変動(例えば、±10%)に対して、例えば、(±2%)内に抑えられる。電源装置50は、交流・直流変換装置20から供給される直流電圧を降圧し、降圧した直流電圧をバッテリ40に供給することでバッテリ40を充電することができる。
交流電源10が異常時の場合、電源装置50は、バッテリ40から供給される直流電圧を昇圧し、昇圧した直流電圧を直流・交流変換装置30へ出力する。この場合、交流・直流変換装置20と直流・交流変換装置30とを繋ぐバス(電路)は、電圧値が所定値になるように、電源装置50によって電圧制御される。また、バッテリ40は、放電状態となる。直流・交流変換装置30は、電源装置50から供給される直流電圧を交流電圧に変換し、変換した交流電圧を負荷200へ出力する。
電源装置50は、双方向のDC/DCコンバータであり、バッテリ40の放電時には、昇圧動作を行い、バッテリ40の充電時には、降圧動作を行う。
制御部60は、マイクロプロセッサ、及びメモリ等を備え、交流・直流変換装置20、直流・交流変換装置30、及び電源装置50の動作を制御する。
図2は電源装置50の構成の第1例を示す図である。電源装置50は、第1インダクタ51、第1電圧変換部501、第2インダクタ54、及び第2電圧変換部502を備える。第1電圧変換部501は、降圧側スイッチングデバイス52及び昇圧側スイッチングデバイス53を備え、第2電圧変換部502は、ダイオード55及びスイッチングデバイス56を備える。電源装置50は、複数(図2では、2つ)の第1電圧変換部501、第2電圧変換部502を備え、第1電圧変換部501は、一部の電圧変換部に相当し、第2電圧変換部502は、他の電圧変換部に相当する。
具体的には、第1入出力端Lに一端が接続された第1インダクタ51及び第2インダクタ54を備える。第1電圧変換部501は、直列に接続された降圧側スイッチングデバイス52及び昇圧側スイッチングデバイス53を備え、第1インダクタ51の他端は、降圧側スイッチングデバイス52の一端と昇圧側スイッチングデバイス53との接続点に接続され、降圧側スイッチングデバイス52の他端は、第2入出力端Hに接続されている。
第2電圧変換部502は、直列に接続されたダイオード55及びスイッチングデバイス56を備え、第2インダクタ54の他端は、ダイオード55のアノードとスイッチングデバイス56との接続点に接続され、ダイオード55のカソードは、第2入出力端Hに接続されている。
降圧側スイッチングデバイス52、昇圧側スイッチングデバイス53、及びスイッチングデバイス56は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)でもよく、あるいはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのデバイスであってもよい。
第1入出力端Lと端子Gとの間にはバッテリ40が接続され、第2入出力端Hと端子Gとの間には、交流・直流変換装置20と直流・交流変換装置30とを繋ぐバスが接続される。
次に、電源装置50の動作について説明する。以下では、バッテリ40の放電時の昇圧動作、バッテリ40の充電時の降圧動作について説明する。
図3は電源装置50の昇圧動作(状態1)を示す図である。制御部60は、昇圧側スイッチングデバイス53をオフにし、スイッチングデバイス56をオンにする。昇圧側スイッチングデバイス53をオフにすることにより、第1インダクタ51に蓄積されたエネルギーが降圧側スイッチングデバイス52を通じて第2入出力端H側に流れる。一方、スイッチングデバイス56をオンにすることにより、第1入出力端子L側から第2インダクタ54、スイッチングデバイス56を介して電流が流れ、第2インダクタ54にエネルギーが蓄積される。
図4は電源装置50の昇圧動作(状態2)を示す図である。制御部60は、昇圧側スイッチングデバイス53をオンにし、スイッチングデバイス56をオフにする。スイッチングデバイス56をオフにすることにより、第2インダクタ54に蓄積されたエネルギーがダイオード55を通じて第2入出力端H側に流れる。一方、昇圧側スイッチングデバイス53をオンにすることにより、第1入出力端子L側から第1インダクタ51、昇圧側スイッチングデバイス53を介して電流が流れ、第1インダクタ51にエネルギーが蓄積される。
以降、昇圧側スイッチングデバイス53をオフにし、スイッチングデバイス56をオンにする状態1と、昇圧側スイッチングデバイス53をオンにし、スイッチングデバイス56をオフにする状態2とを交互に繰り返すことにより、電源装置50(具体的には、第1電圧変換部501と第2電圧変換部502の両方)は、昇圧動作を続ける。第1電圧変換部501と第2電圧変換部502とは、位相をずらして同期運転を行い、第2入出力端H側に供給する電力(電流)を分散する、いわゆるインターリーブ方式で駆動される。降圧側スイッチングデバイス52と昇圧側スイッチングデバイス53は、相補動作で駆動することもできる。
図5は電源装置50の降圧動作(状態1)を示す図である。制御部60は、降圧側スイッチングデバイス52をオンにする。降圧側スイッチングデバイス52をオンにすることにより、第2入出力端H側から、降圧側スイッチングデバイス52、第1インダクタ51を通じて、第1入出力端L側に電流が流れる。このとき、第1インダクタ51にエネルギーが蓄積される。第2電圧変換部502は、電圧変換を行わない。具体的には、ダイオード55は、第2入出力端H側から第1入出力端L側へ電流が流れるのを阻止する。スイッチングデバイス56はオフのままである。
図6は電源装置50の降圧動作(状態2)を示す図である。制御部60は、降圧側スイッチングデバイス52をオフにする。第1インダクタ51に蓄積されたエネルギーが、昇圧側スイッチングデバイス53、第1インダクタ51を通じて、電流として流れ、第1入出力端L側に電流が流れる。第2電圧変換部502は、電圧変換を行わない。具体的には、ダイオード55は、第2入出力端H側から第1入出力端L側へ電流が流れるのを阻止する。スイッチングデバイス56はオフのままである。
以降、降圧側スイッチングデバイス52をオンにする状態1と、降圧側スイッチングデバイス52をオフにする状態2とを交互に繰り返すことにより、電源装置50(具体的には、第1電圧変換部501)は、降圧動作を続ける。第2電圧変換部502は、電圧変換動作を行わない。降圧側スイッチングデバイス52と昇圧側スイッチングデバイス53は、相補動作で駆動することもできる。
図7は電源装置50の動作一覧を示す図である。バッテリ40の放電時は、第1電圧変換部501及び第2電圧変換部502は、それぞれ昇圧動作を行うとともに、インターリーブ方式によって駆動される。バッテリ40の充電時は、第1電圧変換部501は、降圧動作を行うが、第2電圧変換部502は、電圧変換を行わない。
上述のように、電源装置50は、並列に接続された、第1電圧変換部501及び第2電圧変換部502を備える。第1電圧変換部501は、双方向に電圧変換可能である。第1電圧変換部501は、双方向の電力供給が同程度であってもよい。第2電圧変換部502は、一方向(バッテリ40の放電方向)に電圧変換可能である。一方向の電力供給に対しては、第1電圧変換部501と第2電圧変換部502(すなわち、複数段の電圧変換部全体)で電力を供給することができ、他方向、すなわち一方向と反対の方向(バッテリ40の充電方向)の電力供給に対しては、第1電圧変換部501だけで電力を供給することができる。これにより、電源装置50は、双方向の電力供給の多少が異なる場合に、好適に適用できる。
第2電圧変換部502を、一方向だけの電力供給が可能となるように構成すれば、スイッチングデバイスの性能が過剰となることを防止できる。
並列に接続された複数段のチョッパ回路を備える電源装置では、供給する電力の多少に応じて、例えば、ユニット化されたチョッパ回路を所要の数だけ並列に接続する場合がある。この場合、同一の構成のチョッパ回路を用いることが一般的であり、一部のチョッパ回路の構成を異なる構成とする必然性はない。また、同一の構成のユニット化されたチョッパ回路を所要の数だけ並列に接続すれば、双方向に同程度の電力を供給することができるので、一部のチョッパ回路の構成を異なる構成とする必然性はない。
第1電圧変換部501及び第2電圧変換部502は、一方向への電圧変換の場合、インターリーブ方式で駆動することができる。インターリーブ方式で駆動することにより、負荷を第1電圧変換部501及び第2電圧変換部502に分散させることができ、第1電圧変換部501及び第2電圧変換部502のスイッチングデバイスのサイズの低減を低減したり、定格を下げたりでき、低コスト化を実現できる。また、バッテリ40に対するリップル電流を抑制することができ、バッテリ40への負担を軽減し、長寿命化を図ることができる。
第2電圧変換部502は、反対の方向への電圧変換をしないので、そのための回路を具備する必要がなく、部品点数の削減や当該回路による電力損失の削減が可能となる。
電源装置50は、一方向と反対の方向に供給される電力は、一方向に供給される電力より小さくてもよい。充電電力(充電電流)は放電電力(放電電流)よりも小さい。例えば、電源装置50は、一方向に対しては、バッテリ40の電圧を昇圧してバッテリ40を放電させて電力を供給し、反対の方向に対しては、降圧してバッテリ40を充電できる。
第1電圧変換部501及び第2電圧変換部502は、一方向と反対方向への電圧変換の場合、出力電圧が所定電圧になるように駆動される。反対方向の電流は小さいので、効率よく駆動するのに出力電流を検出して電流駆動する必要がなく、電流駆動に必要な回路や素子、例えば、オン・オフ期間を制御できるスイッチングデバイスやその制御回路が不要となり、代わりにダイオードを用いることができる。並列に接続された複数段の電圧変換部のうちの所要の電圧変換部の構成を異なる構成にすることができる。上述の例では、第2電圧変換部502は、降圧側スイッチングデバイスの代わりにダイオード55を用いることができる。これにより、部品点数の削減や低コスト化が可能となる。
第1電圧変換部501は、2つのスイッチングデバイスを備えるのに対して、第2電圧変換部502は、1つのスイッチングデバイスと1つのダイオードを具備する。第2電圧変換部502は、反対の方向に対して電圧変換しないので、スイッチングデバイスに代えてダイオードを用いることができる。これにより、部品点数の削減や低コスト化が可能となる。また、ダイオードを用いることにより、スイッチングデバイスを制御する制御回路での電力損失を削減でき、電源装置50の変換効率を向上させることができる。
例えば、電源装置50によってバッテリ40をフロート充電(バッテリ40を常に満充電状態にする充電)する場合の1素子当たりの電力損失が約450mWであるのに対し、2つの電圧変換部をインターリーブ方式で駆動してバッテリ40をフロート充電する場合の1素子当たりの電力損失は約700mWとなる。本実施の形態によれば、フロート充電を継続した場合でも、電力損失を低減できる。
図8は電源装置150の構成の第2例を示す図である。図2に示す第1例では、電源装置50は、第1電源変換部501、及び第2電圧変換部502の2つの電圧変換部を備える構成であったが、第2例では、第1電圧変換部571、第2電圧変換部572、第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574を備える。第1電圧変換部571、及び第2電圧変換部572は、降圧側スイッチングデバイス及び昇圧側スイッチングデバイスを備える。第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は、降圧側スイッチングデバイスに代えてダイオードを備える。各電圧変換部の動作は第1例の場合と同様であるので説明は省略する。
図9は電源装置150の放電時の動作を示す図である。第1電圧変換部571、第2電圧変換部572、第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は、昇圧動作を行うとともに、多相インターリーブ方式で駆動される。この場合、電源装置50の第2入出力端子Hに接続されたバスの電圧が所定値になるように電圧制御されるので、放電電流を検出して各電圧変換部が供給する電流を調整する必要がない。これにより、第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は、降圧側スイッチングデバイスに代えてダイオードを用いることができる。第1電圧変換部571、及び第2電圧変換部572は、降圧側スイッチングデバイスのオン・オフ期間を調整することにより、放電電流の大小を調整できる。
図10は電源装置150の充電時の動作を示す図である。第1電圧変換部571、及び第2電圧変換部572は、降圧動作を行うとともに、インターリーブ方式で駆動される。第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は、電圧変換の動作を行わない。充電電流は、放電電流よりも少ないので、第1電圧変換部571、及び第2電圧変換部572だけで電力を供給し、第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は動作しないようにすることができる。すなわち、第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は放電時には動作させ、充電時には動作させる必要がないので、降圧側スイッチングデバイスに代えてダイオードを用いることができる。
降圧側スイッチングデバイスを用いる場合には、降圧側スイッチングデバイスだけでなく、降圧側スイッチングデバイスのオン・オフを制御する制御回路も必要となるため、部品点数が多くなり、電力損失も多くなる。しかし、ダイオードを用いる構成であれば、部品点数が少なくなり、低コスト化が可能であり、電力損失も低減されるので電源装置150の電圧変換効率を向上させることができる。
図11は電源装置150の動作一覧を示す図である。バッテリ40の放電時は、第1電圧変換部571、第2電圧変換部572、第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は、それぞれ昇圧動作を行うとともに、多相インターリーブ方式によって駆動される。バッテリ40の充電時は、第1電圧変換部571、及び第2電圧変換部572は、それぞれ降圧動作を行うとともに、インターリーブ方式によって駆動される。第3電圧変換部573、及び第4電圧変換部574は、電圧変換を行わない。
上述のように、第1電圧変換部571、及び第2電圧変換部572(一部の電圧変換部)それぞれを、双方向にインターリーブ方式で駆動してもよい。インターリーブ方式で駆動することにより、負荷を一部の電圧変換部に分散させることができ、一部の電圧変換部それぞれのスイッチングデバイスのサイズを低減したり、定格を下げたりでき、低コスト化を実現できる。
図8の例では、電圧変換部を4個備える構成であったが、代替的に、電源装置150は、3個、あるいは5個以上の電圧変換部を備えてもいい。この場合、双方向の電力供給をインターリーブ方式で行う電圧変換部の数は適宜設定してもよく、一方向だけの電力供給をインターリーブ方式で行う電圧変換部の数も適宜設定してもよい。
10 交流電源
20 交流・直流変換装置
30 直流・交流変換装置
40 バッテリ
50、150 電源装置
51 第1インダクタ
52 降圧側スイッチングデバイス
53 昇圧側スイッチングデバイス
54 第2インダクタ
55 ダイオード
56 スイッチングデバイス
60 制御部
200 負荷
501、571 第1電圧変換部
502、572 第2電圧変換部
573 第3電圧変換部
574 第4電圧変換部

Claims (9)

  1. 並列に接続された複数段の電圧変換部を備え、
    前記複数段の一部の電圧変換部は双方向に電圧変換可能であり、
    他の電圧変換部は一方向に電圧変換可能であり、
    前記複数段の電圧変換部は、
    前記一方向への電圧変換の場合、インターリーブ方式で駆動される、
    電源装置。
  2. 前記一部の電圧変換部が複数の電圧変換部を有し、それら電圧変換部は、双方向にインターリーブ方式で駆動される、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記他の電圧変換部は、
    前記一方向と反対の方向への電圧変換をしない、
    請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記一部の電圧変換部は、
    昇降圧コンバータであり、
    前記他の電圧変換部は、
    昇圧コンバータである、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電源装置。
  5. 前記一方向と反対の方向に供給される電力は、前記一方向に供給される電力よりも小さい、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 前記複数段の電圧変換部は、
    前記一方向に電力を供給する場合、前記複数段の電圧変換部それぞれの出力電圧が所定電圧になるように駆動される、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電源装置。
  7. 第1入出力端に一端が接続された第1インダクタ及び第2インダクタを備え、
    前記一部の電圧変換部は、
    直列に接続された降圧側スイッチングデバイス及び昇圧側スイッチングデバイスを備え、
    前記第1インダクタの他端は、前記降圧側スイッチングデバイスの一端と前記昇圧側スイッチングデバイスとの接続点に接続され、
    前記降圧側スイッチングデバイスの他端は、第2入出力端に接続され、
    前記他の電圧変換部は、
    直列に接続されたダイオード及びスイッチングデバイスを備え、
    前記第2インダクタの他端は、前記ダイオードのアノードと前記スイッチングデバイスとの接続点に接続され、
    前記ダイオードのカソードは、前記第2入出力端に接続されている、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電源装置と、
    交流を直流に変換する交流・直流変換装置と、
    前記交流・直流変換装置に接続され、直流を交流に変換する直流・交流変換装置と、
    前記電源装置の第1入出力端子に接続されたバッテリと
    を備え、
    前記電源装置の第2入力端子が、前記交流・直流変換装置と前記直流・交流変換装置との接続点に接続された、
    無停電電源システム。
  9. 並列に接続された複数段の電圧変換部の一部の電圧変換部により双方向に電圧変換し、
    他の電圧変換部により一方向に電圧変換し、
    前記複数段の電圧変換部により前記一方向に電圧変換する場合、前記複数段の電圧変換部をインターリーブ方式で駆動する、
    電源装置の駆動方法。
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