JP2000184612A - Dc―dcコンバ―タの制御方法、dc―dcコンバ―タの制御回路、及び、dc―dcコンバ―タ - Google Patents

Dc―dcコンバ―タの制御方法、dc―dcコンバ―タの制御回路、及び、dc―dcコンバ―タ

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JP2000184612A
JP2000184612A JP28728899A JP28728899A JP2000184612A JP 2000184612 A JP2000184612 A JP 2000184612A JP 28728899 A JP28728899 A JP 28728899A JP 28728899 A JP28728899 A JP 28728899A JP 2000184612 A JP2000184612 A JP 2000184612A
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Hisaichi Takimoto
久市 滝本
Toshiyuki Matsuyama
俊幸 松山
Hidekiyo Ozawa
秀清 小澤
Kiyonari Kitagawa
聖也 喜多川
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの上昇を抑えて、電源の供給能力を最大
限に利用することができるDC−DCコンバータの制御
回路を提供する。 【解決手段】電圧検出用増幅回路22は、ACアダプタ
4の直流電源電圧Vinと、第1の基準電圧Vref1とを比
較してそれらの差電圧を増幅した検出信号SG9を生成
する。そして、PWM比較回路16は、前記検出信号S
G9と、三角波発振回路17から出力される三角波信号
SG7とを比較し、該比較結果に基づいて出力トランジ
スタ3をオンオフ動作させるデューティ制御信号SG8
のデューティ比を変更して、ACアダプタ4の供給電力
(Vin・I0 )に応じてバッテリBTに供給する電力
(Vout2・I2 )を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯用電子
機器のシステムの動作電源と、同電子機器に搭載される
バッテリへの充電電源を生成するDC−DCコンバータ
の制御方法、DC−DCコンバータの制御回路、及び、
DC−DCコンバータに関するものである。
【0002】近年の携帯用電子機器、例えばノートパソ
コンでは、外付けのACアダプタから供給される直流電
源に基づいてシステムに供給する動作電源を生成しなが
ら、バッテリを充電するように構成されているものがあ
る。このような電子機器には、動作電源及び充電電源を
生成するDC−DCコンバータが備えられる。DC−D
Cコンバータは、一般にシステムの消費電流とバッテリ
の充電電流とを加算した電流値が、ACアダプタの電流
供給能力より小さくなるように設定される。これは、そ
の加算した電流値がACアダプタの電流供給能力より大
きくなると、該アダプタの過電流リミッタが出力を停止
するように作動するためである。そして、このようなD
C−DCコンバータでは、ACアダプタの電流供給能力
を最大限に利用することが要求されている。
【0003】
【従来の技術】図4は、携帯用電子機器に搭載される従
来のDC−DCコンバータ1の一例を示す。
【0004】DC−DCコンバータ1は、1チップの半
導体集積回路装置上に形成された制御回路2と複数個の
外付け素子とから構成されている。制御回路2の出力信
号SG1は、出力スイッチとしての出力トランジスタ3
に供給される。この出力トランジスタ3はエンハンスメ
ント形PチャネルMOSトランジスタで構成され、その
ゲートに出力信号SG1が供給される。出力トランジス
タ3のソースには、電子機器に外付けされるACアダプ
タ4からの直流電源電圧Vinが抵抗R1を介して供給さ
れる。又、この直流電源電圧Vinは、抵抗R1及びダイ
オードD1を介して出力端子EX1に供給される。出力
端子EX1は、図示しない電子機器のシステムに接続さ
れている。そして、この出力端子EX1からは出力電圧
Vout1がシステムの動作電源として出力される。
【0005】出力トランジスタ3のドレインは、出力コ
イル5及び抵抗R2を介して充電用出力端子EX2に接
続されている。充電用出力端子EX2は、バッテリBT
に接続されるとともに、ダイオードD2を介して出力端
子EX1に接続される。そして、この充電用出力端子E
X2からはバッテリ電圧としての出力電圧Vout2が出力
される。
【0006】又、出力トランジスタ3のドレインは、シ
ョットキーダイオードよりなるフライホイールダイオー
ド6のカソードに接続されている。フライホイールダイ
オード6のアノードはグランドGNDに接続されてい
る。出力コイル5と抵抗R2との間のノードは、平滑化
容量7を介してグランドGNDに接続されている。即
ち、この平滑化容量7と出力コイル5とで出力電圧Vou
t2を平滑化する平滑回路が構成されている。
【0007】制御回路2は、第1,第2の電流検出用増
幅回路11,12、第1〜第3の誤差増幅回路13〜1
5、PWM比較回路16、三角波発振回路17、出力回
路18を備えている。
【0008】第1の電流検出用増幅回路11の反転入力
端子は抵抗R1の低電位側端子に接続され、非反転入力
端子は抵抗R1の高電位側端子に接続される。該増幅回
路11は、ACアダプタ4の供給電流I0 の電流値を検
出し、その電流値に応じた第1の電圧信号SG2を次段
の第1の誤差増幅回路13に出力する。この場合、該増
幅回路11は、供給電流I0 が増加すると第1の電圧信
号SG2のレベルを高くし、供給電流I0 が減少すると
第1の電圧信号SG2のレベルを低くする。尚、供給電
流I0 は、出力端子EX1からシステムに出力される出
力電流I1 と、充電用出力端子EX2からバッテリBT
に出力、即ち抵抗R2を流れる充電電流I2 とを加算し
たものである。
【0009】第1の誤差増幅回路13の反転入力端子に
は第1の電圧信号SG2が入力され、非反転入力端子に
は第1の基準電圧Vref1が入力される。第1の誤差増幅
回路13は、第1の電圧信号SG2と第1の基準電圧V
ref1とを比較し、両電圧の差電圧を増幅した第1の誤差
信号SG3を次段のPWM比較回路16に出力する。こ
の場合、該誤差増幅回路13は、第1の電圧信号SG2
のレベルが高くなると第1の誤差信号SG3のレベルを
低くし、第1の電圧信号SG2のレベルが低くなると第
1の誤差信号SG3のレベルを高くする。
【0010】第2の電流検出用増幅回路12の反転入力
端子は抵抗R2の低電位側端子に接続され、非反転入力
端子は抵抗R2の高電位側端子に接続される。該増幅回
路12は、バッテリBTに供給される充電電流I2 の電
流値を検出し、その電流値に応じた第2の電圧信号SG
4を次段の第2の誤差増幅回路14に出力する。この場
合、該増幅回路12は、充電電流I2 が増加すると第2
の電圧信号SG4のレベルを高くし、充電電流I2 が減
少すると第2の電圧信号SG4のレベルを低くする。
【0011】第2の誤差増幅回路14の反転入力端子に
は第2の電圧信号SG4が入力され、非反転入力端子に
は第2の基準電圧Vref2が入力される。第2の誤差増幅
回路14は、第2の電圧信号SG4と第2の基準電圧V
ref2とを比較し、両電圧の差電圧を増幅した第2の誤差
信号SG5を次段のPWM比較回路16に出力する。こ
の場合、該誤差増幅回路14は、第2の電圧信号SG4
のレベルが高くなると第2の誤差信号SG5のレベルを
低くし、第2の電圧信号SG4のレベルが低くなると第
2の誤差信号SG5のレベルを高くする。
【0012】第3の誤差増幅回路15の反転入力端子に
は出力電圧Vout2が入力され、非反転入力端子には第3
の基準電圧Vref3が入力される。第3の誤差増幅回路1
5は、出力電圧Vout2と第3の基準電圧Vref3とを比較
し、両電圧の差電圧を増幅した第3の誤差信号SG6を
次段のPWM比較回路16に出力する。この場合、該誤
差増幅回路15は、出力電圧Vout2が高くなると第3の
誤差信号SG6のレベルを低くし、出力電圧Vout2が低
くなると第3の誤差信号SG6のレベルを高くする。
【0013】PWM比較回路16の第1非反転入力端子
には第1の誤差信号SG3が入力され、第2非反転入力
端子には第2の誤差信号SG5が入力される。又、該比
較回路16の第3非反転入力端子には第3の誤差信号S
G6が入力され、反転入力端子には三角波発振回路17
からの三角波信号SG7が入力される。
【0014】PWM比較回路16は、第1〜第3非反転
入力端子に入力される第1〜第3の誤差信号SG3,S
G5,SG6のうちでレベルが最も小さい信号と、反転
入力端子に入力される三角波信号SG7とを比較する。
そして、PWM比較回路16は、その比較において、三
角波信号SG7のレベルの方が大きくなる期間ではLレ
ベル、三角波信号SG7のレベルの方が小さくなる期間
ではHレベルとなるパルス信号をデューティ制御信号S
G8として次段の出力回路18に出力する。
【0015】出力回路18は、PWM比較回路16から
出力されたデューティ制御信号SG8の反転信号を出力
信号SG1として出力トランジスタ3のゲートに供給す
る。このように構成されたDC−DCコンバータ1で
は、制御回路2から出力される出力信号SG1に基づい
て出力トランジスタ3がオンオフ動作され、供給電流I
0 、充電電流I2 、出力電圧Vout2がそれぞれ所定値で
一定となるように制御される。
【0016】詳述すると、例えば、ACアダプタ4の供
給電流I0 が増加すると、増幅回路11から出力される
第1の電圧信号SG2のレベルが高くなる。すると、第
1の誤差増幅回路13は、第1の電圧信号SG2と第1
の基準電圧Vref1との比較に基づいて第1の誤差信号S
G3のレベルを低くする。
【0017】このとき、仮に第1の誤差信号SG3のレ
ベルが、PWM比較回路16に入力される第1〜第3の
誤差信号SG3,SG5,SG6のうちで最も小さくな
ると、該比較回路16は、第1の誤差信号SG3と三角
波信号SG7とを比較する。上記したように、第1の誤
差信号SG3のレベルが低くなると、PWM比較回路1
6では、三角波信号SG7のレベルが該誤差信号SG3
を超える期間が長くなり、三角波信号SG7のレベルが
該誤差信号SG3以下となる期間が短くなる。つまり、
PWM比較回路16のデューティ制御信号SG8は、そ
のHレベルとなる期間が短くなる(デューティ比が低く
なる)。
【0018】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が低くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は高くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が短くなる。そのため、充電電流I2 が減
少し、供給電流I0 が減少する。
【0019】供給電流I0 が減少すると、第1の電圧信
号SG2のレベルが低くなる。すると、第1の誤差増幅
回路13は、第1の電圧信号SG2と第1の基準電圧V
ref1との比較に基づいて第1の誤差信号SG3のレベル
を高くする。
【0020】第1の誤差信号SG3のレベルが高くなる
と、PWM比較回路16では、三角波信号SG7のレベ
ルが該誤差信号SG3を超える期間が短くなり、三角波
信号SG7のレベルが該誤差信号SG3以下となる期間
が長くなる。つまり、PWM比較回路16のデューティ
制御信号SG8は、そのHレベルとなる期間が長くなる
(デューティ比が高くなる)。
【0021】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が高くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は低くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が長くなる。そのため、充電電流I2 が増
加し、供給電流I0 が増加する。このような動作を繰り
返すことにより、DC−DCコンバータ1は、ACアダ
プタ4の供給電流I0 が所定値に収束、即ち供給電流I
0 の電流値に応じた電圧値の第1の電圧信号SG2が第
1の基準電圧Vref1に収束するように動作する。
【0022】次に、例えば、バッテリBTへの充電電流
I2 が増加すると、増幅回路12から出力される第2の
電圧信号SG4のレベルが高くなる。すると、第2の誤
差増幅回路14は、第2の電圧信号SG4と第2の基準
電圧Vref2との比較に基づいて第2の誤差信号SG5の
レベルを低くする。
【0023】このとき、仮に第2の誤差信号SG5のレ
ベルが、PWM比較回路16に入力される第1〜第3の
誤差信号SG3,SG5,SG6のうちで最も小さくな
ると、該比較回路16は、第2の誤差信号SG5と三角
波信号SG7とを比較する。上記したように、第2の誤
差信号SG5のレベルが低くなると、PWM比較回路1
6では、三角波信号SG7のレベルが該誤差信号SG5
を超える期間が長くなり、三角波信号SG7のレベルが
該誤差信号SG5以下となる期間が短くなる。つまり、
PWM比較回路16のデューティ制御信号SG8は、そ
のHレベルとなる期間が短くなる(デューティ比が低く
なる)。
【0024】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が低くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は高くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が短くなる。そのため、充電電流I2 が減
少する。
【0025】充電電流I2 が減少すると、第2の電圧信
号SG4のレベルが低くなる。すると、第2の誤差増幅
回路14は、第2の電圧信号SG4と第2の基準電圧V
ref2との比較に基づいて第2の誤差信号SG5のレベル
を高くする。
【0026】第2の誤差信号SG5のレベルが高くなる
と、PWM比較回路16では、三角波信号SG7のレベ
ルが該誤差信号SG5を超える期間が短くなり、三角波
信号SG7のレベルが該誤差信号SG5以下となる期間
が長くなる。つまり、PWM比較回路16のデューティ
制御信号SG8は、そのHレベルとなる期間が長くなる
(デューティ比が高くなる)。
【0027】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が高くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は低くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が長くなる。そのため、充電電流I2 が増
加する。このような動作を繰り返すことにより、DC−
DCコンバータ1は、バッテリBTへの充電電流I2が
所定値に収束、即ち充電電流I2 の電流値に応じた電圧
値の第2の電圧信号SG4が第2の基準電圧Vref2に収
束するように動作する。
【0028】次に、例えば、バッテリBTの出力電圧V
out2が高くなると、第3の誤差増幅回路15は、出力電
圧Vout2と第3の基準電圧Vref3との比較に基づいて第
3の誤差信号SG6のレベルを低くする。
【0029】このとき、仮に第3の誤差信号SG6のレ
ベルが、PWM比較回路16に入力される第1〜第3の
誤差信号SG3,SG5,SG6のうちで最も小さくな
ると、該比較回路16は、第3の誤差信号SG6と三角
波信号SG7とを比較する。上記したように、第3の誤
差信号SG6のレベルが低くなると、PWM比較回路1
6では、三角波信号SG7のレベルが該誤差信号SG6
を超える期間が長くなり、三角波信号SG7のレベルが
該誤差信号SG6以下となる期間が短くなる。つまり、
PWM比較回路16のデューティ制御信号SG8は、そ
のHレベルとなる期間が短くなる(デューティ比が低く
なる)。
【0030】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が低くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は高くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が短くなる。そのため、充電電流I2 が減
少し、出力電圧Vout2が低くなる。
【0031】出力電圧Vout2が低くなると、第3の誤差
増幅回路15は、出力電圧Vout2と第3の基準電圧Vre
f3との比較に基づいて第3の誤差信号SG6のレベルを
高くする。
【0032】第3の誤差信号SG6のレベルが高くなる
と、PWM比較回路16では、三角波信号SG7のレベ
ルが該誤差信号SG6を超える期間が短くなり、三角波
信号SG7のレベルが該誤差信号SG6以下となる期間
が長くなる。つまり、PWM比較回路16のデューティ
制御信号SG8は、そのHレベルとなる期間が長くなる
(デューティ比が高くなる)。
【0033】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が高くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は低くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が長くなる。そのため、充電電流I2 が増
加し、出力電圧Vout2が高くなる。このような動作を繰
り返すことにより、DC−DCコンバータ1は、バッテ
リBTの出力電圧Vout2が所定値に収束、即ち出力電圧
Vout2が第3の基準電圧Vref3に収束するように動作す
る。
【0034】ところで、上記したACアダプタ4の電流
−電圧特性図を図5に示す。ACアダプタ4は、直流電
源電圧Vinを一定としながら、供給電流I0 を増加させ
る。次いで、供給電流I0 が過電流値IlimL、即ち図5
における点P1に到達すると、過電流リミッタが作動
し、ACアダプタ4は直流電源電圧Vinを下降させる。
そして、供給電流I0 が最大許容値IlimH、即ち図5に
おける点P2に到達すると、ACアダプタ4はシャット
ダウン状態に切り替わり、出力を停止する。そのため、
直流電源電圧Vinが下降し、供給電流I0 が減少する。
【0035】このようなACアダプタ4を使用するDC
−DCコンバータ1では、図5に示すように、バッテリ
BTの出力電圧Vout2、及びバッテリBTへの充電電流
I2の大きさが設定される。即ち、DC−DCコンバー
タ1は、出力電圧Vout2を直流電源電圧Vinより低い所
定の電圧値一定としながら、充電電流I2 を増加させ
る。次いで、充電電流I2 がACアダプタ4の変化直線
に到達する直前の電流値、即ち図5における点P3に到
達すると、DC−DCコンバータ1は、充電電流I2 を
一定としながら、出力電圧Vout2を下降させる。
【0036】このようにしてACアダプタ4の電流供給
能力を最大限に利用するように、DC−DCコンバータ
1が設定、主に第1〜第3の基準電圧Vref1〜Vref3が
決定されている。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したD
C−DCコンバータ1はACアダプタ4用に設定がなさ
れているため、ACアダプタ4と電流供給能力が異なる
ACアダプタを使用するとき、以下の(1)(2)に示
すような問題が発生する。
【0038】(1)ACアダプタ4の電流供給能力より
小さい電流供給能力のACアダプタを使用する場合。 この場合では、ACアダプタ4用に設定した供給電流I
0 が、今回使用するACアダプタの電流供給能力より大
きいため、該ACアダプタは過電流状態になり易く、そ
の都度シャットダウン状態に切り替わってしまう。従っ
て、DC−DCコンバータ1を搭載する電子機器には、
このようなACアダプタを使用することができない。
【0039】(2)ACアダプタ4の電流供給能力より
大きい電流供給能力のACアダプタを使用する場合。 この場合では、ACアダプタ4用に設定した供給電流I
0 が最大値となっても、今回使用するACアダプタの電
流供給能力はACアダプタ4のそれより大きいため、今
回使用するACアダプタの電流供給能力を最大に利用す
ることができない。
【0040】そこで、例えば図6に示すように、予め電
圧値の異なる基準電圧を複数個用意しておいて、ACア
ダプタの電流供給能力に応じて1つの基準電圧を第1の
基準電圧Vref1として選択して、ACアダプタの供給電
流I0 を設定することが考えられる。この場合、複数個
の基準電圧のうちでいずれか1つを選択するスイッチS
Wを設けるとともに、ACアダプタの電流供給能力に応
じてスイッチSWを切替制御する信号を出力するように
構成する必要がある。従って、ACアダプタを特別な仕
様にする必要があり、コストが高くなるという問題が新
たに生じてしまう。
【0041】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、コストの上昇を抑え
て、ACアダプタの供給能力を最大限に利用することが
できるDC−DCコンバータの制御方法、DC−DCコ
ンバータの制御回路、及び、DC−DCコンバータを提
供することにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、電源の直流電源電圧が検出され、その検出され
た電圧によりバッテリに供給する電力が調整される。従
って、電源の供給能力を最大限に利用することができ
る。しかも、電源の種類に応じて回路構成を変更する必
要がないため、コストの上昇を抑えることができる。
【0043】請求項2,3に記載の発明によれば、DC
−DCコンバータ及びその制御回路に備えられた検出回
路は、電源の直流電源電圧を検出し、調整回路は検出回
路にて検出された電圧によりバッテリに供給する電力を
調整する。従って、電源の供給能力を最大限に利用する
ことができる。しかも、電源の種類に応じて回路構成を
変更する必要がないため、コストの上昇を抑えることが
できる。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、ACアダ
プタの直流電源電圧と、基準電圧とが比較されてそれら
の差電圧を増幅した検出信号が生成される。そして、そ
の検出信号と、三角波発振回路から出力される三角波信
号とが比較され、該比較結果に基づいて出力トランジス
タをオンオフ動作させるデューティ制御信号のデューテ
ィ比が変更されて、ACアダプタの供給電力(システム
に供給する電力と、バッテリに供給する電力とを加算し
た電力)に応じてバッテリに供給する電力が調整され
る。従って、ACアダプタの供給能力を最大限に利用す
ることができる。しかも、ACアダプタを特別な仕様に
する必要がないため、コストの上昇を抑えることができ
る。
【0045】請求項5,6に記載の発明によれば、電圧
検出用増幅回路は、ACアダプタの直流電源電圧と、第
1の基準電圧とを比較してそれらの差電圧を増幅した検
出信号を生成する。そして、PWM比較回路は、前記検
出信号と、三角波発振回路から出力される三角波信号と
を比較し、該比較結果に基づいて出力トランジスタをオ
ンオフ動作させるデューティ制御信号のデューティ比を
変更して、ACアダプタの供給電力(システムに供給す
る電力と、バッテリに供給する電力とを加算した電力)
に応じてバッテリに供給する電力を調整する。従って、
ACアダプタの供給能力を最大限に利用することができ
る。しかも、ACアダプタを特別な仕様にする必要がな
いため、コストの上昇を抑えることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1に従って説明する。尚、説明の便宜上、図
4に示す従来例と同様の構成については同一の符号を付
してその説明を一部省略する。
【0047】図1は、本実施の形態のDC−DCコンバ
ータ20を示す。DC−DCコンバータ20の制御回路
21は、充電電流検出回路を構成する第2の電流検出用
増幅回路12、充電電流検出回路を構成する第2の誤差
増幅回路14、バッテリ電圧検出回路を構成する第3の
誤差増幅回路15、調整回路としてのPWM比較回路1
6、三角波発振回路17、出力回路18に加え、新たに
検出回路としての電圧検出用増幅回路22を備えてい
る。
【0048】電圧検出用増幅回路22の非反転入力端子
にはACアダプタ4からの直流電源電圧Vinが入力さ
れ、反転入力端子には第1の基準電圧Vref1が入力され
る。電圧検出用増幅回路22は、直流電源電圧Vinと第
1の基準電圧Vref1とを比較し、両電圧の差電圧を増幅
した検出信号SG9を次段のPWM比較回路16の第1
非反転入力端子に出力する。この場合、該増幅回路22
は、直流電源電圧Vinが低くなると検出信号SG9のレ
ベルを低くし、直流電源電圧Vinが高くなると検出信号
SG9のレベルを高くする。
【0049】PWM比較回路16は、第1〜第3非反転
入力端子に入力される検出信号SG9及び第2,第3の
誤差信号(出力信号)SG5,SG6のうちでレベルが
最も小さい信号と、反転入力端子に入力される三角波信
号SG7とを比較する。そして、PWM比較回路16
は、その比較において、三角波信号SG7のレベルの方
が大きくなる期間ではLレベル、三角波信号SG7のレ
ベルの方が小さくなる期間ではHレベルとなるパルス信
号をデューティ制御信号SG8として次段の出力回路1
8に出力する。出力回路18は、そのデューティ制御信
号SG8の反転信号を出力信号SG1として出力トラン
ジスタ3のゲートに供給する。
【0050】次に、上記のように構成されたDC−DC
コンバータ20の作用を示す。バッテリBTへの充電電
流I2 が所定値からずれると、従来と同様に、増幅回路
12の第2の電圧信号SG4のレベルが変化し、その変
化に基づいて第2の誤差増幅回路14は第2の誤差信号
SG5のレベルを変化させる。
【0051】このとき、仮に第2の誤差信号SG5のレ
ベルが、PWM比較回路16に入力される検出信号SG
9及び第2,第3の誤差信号SG5,SG6のうちで最
も小さくなると、該比較回路16は、第2の誤差信号S
G5と三角波信号SG7とを比較する。そして、PWM
比較回路16はその比較に基づいたデューティ比のデュ
ーティ制御信号SG8を出力し、出力回路18はデュー
ティ制御信号SG8の反転信号を出力信号SG1として
出力する。
【0052】従って、従来と同様に、出力トランジスタ
3はこの出力信号SG1に基づいてオンオフ動作され、
バッテリBTへの充電電流I2 が所定値に収束するよう
に制御される。
【0053】又、バッテリBTの出力電圧Vout2が所定
値からずれると、従来と同様に、第3の誤差増幅回路1
5は第3の誤差信号SG6のレベルを変化させる。この
とき、仮に第3の誤差信号SG6のレベルが、PWM比
較回路16に入力される検出信号SG9及び第2,第3
の誤差信号SG5,SG6のうちで最も小さくなると、
該比較回路16は、第3の誤差信号SG6と三角波信号
SG7とを比較する。そして、PWM比較回路16はそ
の比較に基づいたデューティ比のデューティ制御信号S
G8を出力し、出力回路18はデューティ制御信号SG
8の反転信号を出力信号SG1として出力する。
【0054】従って、従来と同様に、出力トランジスタ
3はこの出力信号SG1に基づいてオンオフ動作され、
バッテリBTの出力電圧Vout2が所定値に収束するよう
に制御される。
【0055】次に、出力端子EX1からシステムに出力
される出力電流I1 が増加し、この出力電流I1 と充電
電流I2 とを加算した電流、即ち供給電流I0 がACア
ダプタ4の電流供給能力を超えると、ACアダプタ4の
直流電源電圧Vinが低くなる。
【0056】すると、電圧検出用増幅回路22は検出信
号SG9のレベルを低くする。このとき、仮に検出信号
SG9のレベルが、PWM比較回路16に入力される検
出信号SG9及び第2,第3の誤差信号SG5,SG6
のうちで最も小さくなると、該比較回路16は、検出信
号SG9と三角波信号SG7とを比較する。上記したよ
うに、検出信号SG9のレベルが低くなると、PWM比
較回路16では、三角波信号SG7のレベルが該検出信
号SG9を超える期間が長くなり、三角波信号SG7の
レベルが該検出信号SG9以下となる期間が短くなる。
つまり、PWM比較回路16のデューティ制御信号SG
8は、そのHレベルとなる期間が短くなる(デューティ
比が低くなる)。
【0057】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が低くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は高くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が短くなる。そのため、充電電流I2 が減
少し、直流電源電圧Vinが高くなる。
【0058】直流電源電圧Vinが高くなると、電圧検出
用増幅回路22は検出信号SG9のレベルを高くする。
検出信号SG9のレベルが高くなると、PWM比較回路
16では、三角波信号SG7のレベルが該検出信号SG
9を超える期間が短くなり、三角波信号SG7のレベル
が該検出信号SG9以下となる期間が長くなる。つま
り、PWM比較回路16のデューティ制御信号SG8
は、そのHレベルとなる期間が長くなる(デューティ比
が高くなる)。
【0059】デューティ制御信号SG8のデューティ比
が高くなると、出力回路18から出力される出力信号S
G1のデューティ比は低くなり、出力トランジスタ3の
オンする時間が長くなる。そのため、充電電流I2 が増
加し、直流電源電圧Vinが低くなる。このような動作を
繰り返すことにより、DC−DCコンバータ20は、A
Cアダプタ4の直流電源電圧Vinが所定値に収束するよ
うに動作する。
【0060】こうして、本実施の形態のDC−DCコン
バータ20では、ACアダプタ4の供給電流I0 が増加
して直流電源電圧Vinが低下すると、その低下に応じて
バッテリBTへの充電電流I2 を減少させて該バッテリ
BTの出力電圧Vout2を低下させ、ACアダプタ4の供
給電流I0 が減少して直流電源電圧Vinが上昇すると、
その上昇に応じてバッテリBTへの充電電流I2 を増加
させて該バッテリBTの出力電圧Vout2を上昇させる。
つまり、本実施の形態のDC−DCコンバータ20で
は、ACアダプタ4の電力(Vin・I0 )、即ちシステ
ムに供給する電力(Vin・I1 )と、バッテリBTに供
給する電力(Vout2・I2 )とを加算した電力が一定と
なるように、バッテリBTに供給する電力(Vout2・I
2 )が調整される。従って、電子機器に様々な電流供給
能力のACアダプタ4が外付けされても、本実施の形態
のDC−DCコンバータ20はそのACアダプタ4の電
流供給能力に応じてバッテリBTに供給する電力を変化
させるので、ACアダプタ4の電流供給能力を最大に使
い切ることができる。
【0061】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)電圧検出用増幅回路22は、ACアダプタ4の直
流電源電圧Vinと、第1の基準電圧Vref1とを比較し
てそれらの差電圧を増幅した検出信号SG9を生成す
る。PWM比較回路16は、検出信号SG9と、三角波
発振回路17から出力される三角波信号SG7とを比較
し、該比較結果に基づいて出力トランジスタ3をオンオ
フ動作させるデューティ制御信号SG8のデューティ比
を変更してバッテリBTに供給する電力(Vout2・I2
)を調整する。そして、PWM比較回路16は、AC
アダプタ4の供給電力(Vin・I0 )、即ちシステムに
供給する電力(Vin・I1 )と、バッテリBTに供給す
る電力(Vout2・I2 )とを加算した電力が一定となる
ように制御する。従って、本実施の形態では、ACアダ
プタ4の供給能力を最大限に利用するように、バッテリ
BTに供給する電力を調整することができる。しかも、
ACアダプタ4を特別な仕様にする必要がないため、コ
ストの上昇を抑えることができる。
【0062】(2)第2の電流検出用増幅回路12はバ
ッテリBTに供給する充電電流I2を検出し、PWM比
較回路16は該増幅回路12の検出に基づいてバッテリ
BTに供給する充電電流I2 が一定となるように制御す
る。従って、過電流充電によるバッテリBTの破損を防
止することができる。
【0063】(3)第3の誤差増幅回路15はバッテリ
BTの出力電圧Vout2を検出し、PWM比較回路16は
該増幅回路15の検出に基づいてバッテリBTの出力電
圧Vout2が一定となるように制御する。従って、過電圧
充電によるバッテリBTの破損を防止することができ
る。
【0064】(4)本実施の形態のDC−DCコンバー
タ20では、図4に示す従来の回路で使用した第1の電
流検出用増幅回路11及び抵抗R1を省略することがで
きる。特に、抵抗R1は、電力損失を少なくするために
抵抗値が小さく、かつ比較的電流値が大きい供給電流I
0 が流れるために電流容量が大きいものである必要があ
る。このような抵抗R1は比較的高価なものである。従
って、本実施の形態では、コストの低減を図ることがで
きる。
【0065】尚、本発明の実施の形態は以下のように変
更してもよい。上記実施の形態では、電圧検出用増幅回
路22及び第2,第3の誤差増幅回路14,15にそれ
ぞれ第1〜第3の基準電圧Vref1〜Vref3を入力するよ
うにした。これを、図2に示すように、例えば第1〜第
3の基準電圧Vref1〜Vref3のうちで第2の基準電圧V
ref2が一番低い場合、電圧検出用増幅回路22及び第
2,第3の誤差増幅回路14,15にそれぞれ第2の基
準電圧Vref2を入力し、直流電源電圧Vinを第2の基準
電圧Vref2に応じて分圧した分圧電圧を電圧検出用増幅
回路22に供給する分圧回路としての抵抗分割回路23
aと、出力電圧Vout2を第2の基準電圧Vref2を分圧し
た分圧電圧を第3の誤差増幅回路15に供給する分圧回
路としての抵抗分割回路23bを設けてもよい。このよ
うにすれば、第1〜第3の基準電圧Vref1〜Vref3を生
成する電源が1つですむ。
【0066】又、図3に示すように、例えば第1〜第3
の基準電圧Vref1〜Vref3のうちで第1の基準電圧Vre
f1が一番高い場合、第1の基準電圧Vref1を分圧して第
2の基準電圧Vref2を生成する分圧回路としての抵抗分
割回路24aと、第1の基準電圧Vref1を分圧して第3
の基準電圧Vref3を生成する分圧回路としての抵抗分割
回路24bを設けてもよい。このようにすれば、上記と
同様に第1〜第3の基準電圧Vref1〜Vref3を生成する
電源が1つですむ。
【0067】上記実施の形態では、出力トランジスタ3
をPチャネルMOSトランジスタにて実施したが、Nチ
ャネルMOSトランジスタで実施してもよい。この場
合、出力回路18にバッファ回路や、偶数段直列に接続
したインバータ回路を用い、デューティ制御信号SG8
の論理を反転しない出力信号SG1を生成する必要があ
る。又、出力トランジスタ3をバイポーラトランジスタ
で構成してもよい。また、出力スイッチとして出力トラ
ンジスタ3以外のスイッチング素子を用いて実施しても
良い。
【0068】上記実施の形態では、1チップの半導体集
積回路装置上に形成した制御回路21は、第2の電流検
出用増幅回路12、電圧検出用増幅回路22、第2,第
3の誤差増幅回路14,15、PWM比較回路16、三
角波発振回路17、出力回路18等であったが、例え
ば、三角波発振回路17を別の半導体集積回路装置上に
形成し、それを電気的に接続して制御回路21を形成し
てもよい。又、制御回路21を、出力トランジスタ3、
出力コイル5及び容量7よりなる平滑回路等と同じ1チ
ップの半導体集積回路装置上に形成し、1チップの半導
体集積回路装置上にDC−DCコンバータを構成しても
よい。
【0069】上記実施の形態は、ACコンバータ4を電
源の典型として説明したが、本発明の方法又は回路は、
図5のような電流−電圧特性の電源からの直流電源に使
用可能である。したがって、ACコンバータ4である必
要はない。又、電源の名称や種類を問わないものであ
る。例えば、図5のような電流-電圧特性のカーバッテ
リアダプタに具体化して実施してもよい。
【0070】上記実施の形態では、出力トランジスタ3
のオンオフ制御してバッテリBTに供給する電力制御を
PWMで行ったが、PFM(pulse-frequency modulati
on,パルス周波数変調)による制御により行うことも可
能である。PWMは出力トランジスタ3をスイッチング
するパルス幅を変えるものであるが、PFMによる制御
は、パルスの周波数を変えることにより、出力トランジ
スタ3がオンとなる時間を変えるものである。これらの
いずれの方法又は構成を採用した調整回路及び制御回路
を用いて実施してもよい。
【0071】本発明の実施の形態は、以下の発明も開示
している。 (1)「直流電源電圧を発生する電源からの供給電流に
基づいて負荷を動作させるための出力電流を生成すると
ともに、該供給電流を出力スイッチを介してバッテリを
充電するための充電電流として出力し、その出力スイッ
チをオンオフ動作させて、前記バッテリを充電するため
の充電電流を制御するDC−DCコンバータの制御方法
であって、前記電源の直流電源電圧を検出し、前記検出
された電圧により前記バッテリに供給する電力を調整す
るようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータの
制御方法」。
【0072】(2)「直流電源電圧を発生する電源から
の供給電流に基づいて負荷を動作させるための出力電流
を生成するとともに、該供給電流を出力スイッチを介し
てバッテリを充電するための充電電流として出力し、そ
の出力スイッチをオンオフ動作させて、前記バッテリを
充電するための充電電流を制御するDC−DCコンバー
タの制御回路であって、前記電源の直流電源電圧を検出
する回路と、前記検出された電圧により前記バッテリに
供給する電力を調整する回路とを備えたことを特徴とす
るDC−DCコンバータの制御回路」。
【0073】(3)「出力コイルと容量からなる平滑回
路と、オンオフ動作して前記平滑回路を介してバッテリ
に充電電流を供給する出力スイッチとを備え、直流電源
電圧を発生する電源からの供給電流に基づいて負荷を動
作させるための出力電流を生成するとともに、前記出力
スイッチを制御して、前記バッテリを充電するための充
電電流を制御するDC−DCコンバータであって、前記
電源の直流電源電圧を検出する回路と、前記検出された
電圧により前記バッテリに供給する電力を調整する回路
とを備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ」。
【0074】上記の「前記電源の直流電源電圧を検出」
する方法又は構成は、前記電源の直流電源電圧を、前記
制御回路21に入力する方法又は構成に該当しても良
い。又、「前記電源の直流電源電圧を検出」する方法又
は構成は、前記電源の直流電源電圧を電圧検出用増幅回
路22(図1、図2、図3)に入力する構成に該当して
も良い。さらに、電圧の検出は、前記電圧を直接又は間
接的に検出する場合も含むものであり、分圧抵抗等を介
して検出する場合も意味しても良い。又、図1、図2、
図3の電圧検出用増幅回路22で、基準電圧Vref1と比
較し、その基準電圧Vref1との差分をとったもの又はそ
の差分を増幅することを意味しても良い。
【0075】又、実施の形態では、制御回路21内に、
電圧検出用増幅回路22を設けたが、この電圧検出用増
幅回路22を制御回路21の外部に設けて、前記制御回
路21の外部に設けられた電圧検出用増幅回路22の出
力が制御回路21に入力される構成も本発明は含むもの
である。この構成の場合は、前記電圧検出用増幅回路2
2の出力を前記制御回路21が受け取ることが、「前記
電源の直流電源電圧を検出」する方法又は構成に相当し
ても良い。又、1チップで構成された制御回路21の場
合も同様で、制御回路21の外部に設けられた電圧検出
用増幅回路22の出力が1チップで構成された制御回路
21に入力される構成も本発明は含むものである。この
構成の場合は、前記電圧検出用増幅回路22の出力を前
記1チップで構成された制御回路21が受け取ること
が、「前記電源の直流電源電圧を検出」する方法又は構
成に相当する。以上、「電源の直流電源電圧を検出」す
る方法又は構成は、実施の形態で説明した通り、又、上
記の説明の通り、種種の方法又は構成を含むものであ
る。
【0076】さらに、本発明の実施の形態は、以下の方
法又は構成も開示している。 (4)「直流電源電圧を発生する電源からの供給電流に
基づいて負荷を動作させるための出力電流を生成すると
ともに、該供給電流を出力スイッチを介してバッテリを
充電するための充電電流として出力し、その出力スイッ
チをオンオフ動作させて、前記バッテリを充電するため
の充電電流を制御するDC−DCコンバータの制御方法
であって、前記電源の直流電源電圧と基準値との差に応
じて前記検出された電圧により前記バッテリに供給する
電力を調整するようにしたことを特徴とするDC−DC
コンバータの制御方法」。
【0077】(5)「直流電源電圧を発生する電源から
の供給電流に基づいて負荷を動作させるための出力電流
を生成するとともに、該供給電流を出力スイッチを介し
てバッテリを充電するための充電電流として出力し、そ
の出力スイッチをオンオフ動作させて、前記バッテリを
充電するための充電電流を制御するDC−DCコンバー
タの制御回路であって、検出された前記電源の直流電源
電圧により前記バッテリに供給する電力を調整する回路
とを備えたことを特徴とするDC−DCコンバータの制
御回路」。
【0078】(6)「直流電源電圧を発生する電源から
の供給電流に基づいて負荷を動作させるための出力電流
を生成するとともに、該供給電流を出力スイッチを介し
てバッテリを充電するための充電電流として出力し、そ
の出力スイッチをオンオフ動作させて、前記バッテリを
充電するための充電電流を制御するDC−DCコンバー
タの制御回路であって、前記電源の直流電源電圧と基準
値との差に応じて前記バッテリに供給する電力を調整す
る回路とを備えたことを特徴とするDC−DCコンバー
タの制御回路」。
【0079】(7)「出力インダクタンスと容量からな
る平滑回路と、オンオフ動作して前記平滑回路を介して
バッテリに充電電流を供給する出力スイッチとを備え、
直流電源電圧を発生する電源からの供給電流に基づいて
負荷を動作させるための出力電流を生成するとともに、
前記出力スイッチを制御して、前記バッテリを充電する
ための充電電流を制御するDC−DCコンバータにおい
て、前記電源の直流電源電圧と基準値との差に応じて前
記バッテリに供給する電力を調整する回路とを備えたこ
とを特徴とするDC−DCコンバータ」。
【0080】上記(1)〜(7)の各事項における方法
又は構成も上記発明の実施の形態に開示されており、発
明の実施の形態で説明した効果と同様の効果を奏するも
のである。
【0081】更に、上記発明の実施の形態から把握され
る本発明の構成に関する以下の事項を開示する。 (11) 直流電源電圧を発生するACアダプタからの
供給電流に基づいてシステムを動作させるための出力電
流を生成するとともに、該供給電流を出力トランジスタ
を介してバッテリを充電するための充電電流として出力
し、その出力トランジスタをオンオフ動作させるデュー
ティ制御信号のデューティ比を変更して、前記バッテリ
を充電するための充電電流を制御するDC−DCコンバ
ータの制御方法であって、前記ACアダプタの直流電源
電圧と、基準電圧とを比較してそれらの差電圧を増幅し
た検出信号を生成し、その検出信号と、三角波発振回路
から出力される三角波信号とを比較し、該比較結果に基
づいて前記デューティ制御信号のデューティ比を変更し
て、前記ACアダプタの供給電力に応じて前記バッテリ
に供給する電力を調整するようにしたことを特徴とする
DC−DCコンバータの制御方法。従って、ACアダプ
タの供給能力を最大限に利用することができる。しか
も、ACアダプタを特別な仕様にする必要がないため、
コストの上昇を抑えることができる。
【0082】(12) 上記(11)に記載のDC−D
Cコンバータの制御方法において、前記バッテリに供給
する充電電流を検出し、その検出に基づいてバッテリに
供給する充電電流を一定に制御するようにしたことを特
徴とするDC−DCコンバータの制御方法。従って、過
電流充電によるバッテリの破損を防止することができ
る。
【0083】(13) 上記(11)に記載のDC−D
Cコンバータの制御方法において、前記バッテリ電圧を
検出し、その検出に基づいてバッテリ電圧を一定に制御
するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータ
の制御方法。従って、過電圧充電によるバッテリの破損
を防止することができる。
【0084】(14) 直流電源電圧を発生するACア
ダプタからの供給電流に基づいてシステムを動作させる
ための出力電流を生成するとともに、該供給電流を出力
トランジスタを介してバッテリを充電するための充電電
流として出力し、その出力トランジスタをオンオフ動作
させるデューティ制御信号のデューティ比を変更して、
前記バッテリを充電するための充電電流を制御するDC
−DCコンバータの制御回路であって、前記ACアダプ
タの直流電源電圧と、第1の基準電圧とが入力され、両
電圧を比較してそれらの差電圧を増幅した検出信号を生
成する電圧検出用増幅回路と、前記検出信号と、三角波
発振回路から出力される三角波信号とを比較し、該比較
結果に基づいて前記デューティ制御信号のデューティ比
を変更して、前記ACアダプタの供給電力に応じて前記
バッテリに供給する電力を調整するPWM比較回路とを
備えたことを特徴とするDC−DCコンバータの制御回
路。従って、ACアダプタの供給能力を最大限に利用す
ることができる。しかも、ACアダプタを特別な仕様に
する必要がないため、コストの上昇を抑えることができ
る。
【0085】(15) 上記(14)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記バッテリに供給
する充電電流を検出し、その検出に基づいた出力信号を
生成する充電電流検出回路を備え、前記PWM比較回路
は、前記検出信号と前記出力信号のうちのいずれか一方
と、前記三角波信号とを比較し、前記検出信号と三角波
信号との比較結果に基づいて前記デューティ制御信号の
デューティ比を変更して前記ACアダプタの供給電力に
応じて前記バッテリに供給する電力を調整し、前記出力
信号と三角波信号との比較結果に基づいて前記デューテ
ィ制御信号のデューティ比を変更して前記バッテリに供
給する充電電流を一定に制御するようにしたことを特徴
とするDC−DCコンバータの制御回路。従って、AC
アダプタの供給能力を最大限に利用することができ、し
かもバッテリに供給する充電電流が一定に制御されるの
で、過電流充電によるバッテリの破損を防止することが
できる。
【0086】(16) 上記(15)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記充電電流検出回
路は、前記充電電流が流れる抵抗と、前記抵抗の両端の
電圧が入力され、前記充電電流を電圧信号に変換する電
流検出用増幅回路と、前記電圧信号と第2の基準電圧と
が入力され、両電圧を比較してそれらの差電圧を増幅し
た前記出力信号を出力する第2の誤差増幅回路とからな
ることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
【0087】(17) 上記(16)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記電圧検出用増幅
回路に前記第2の基準電圧を第1の基準電圧として供給
するとき、その第2の基準電圧に応じて前記直流電源電
圧の電圧を分圧し、その分圧電圧を前記電圧検出用増幅
回路に供給する抵抗分割回路、又は、前記第2の誤差増
幅回路に前記第1の基準電圧を第2の基準電圧として供
給するとき、その第1の基準電圧に応じて前記電圧信号
の電圧を分圧し、その分圧電圧を前記第2の誤差増幅回
路に供給する抵抗分割回路、を備えたことを特徴とする
DC−DCコンバータの制御回路。従って、複数の基準
電圧を生成する電源が1つですむ。
【0088】(18) 上記(17)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記第1の基準電圧
を分圧して前記第2の誤差増幅回路に供給する第2の基
準電圧を生成する抵抗分割回路、又は、前記第2の基準
電圧を分圧して前記電圧検出用増幅回路に供給する第1
の基準電圧を生成する抵抗分割回路、を備えたことを特
徴とするDC−DCコンバータの制御回路。従って、複
数の基準電圧を生成する電源が1つですむ。
【0089】(19) 上記(14)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記バッテリ電圧を
検出し、その検出に基づいた出力信号を生成するバッテ
リ電圧検出回路を備え、前記PWM比較回路は、前記検
出信号と前記出力信号のうちのいずれか一方と、前記三
角波信号とを比較し、前記検出信号と三角波信号との比
較結果に基づいて前記デューティ制御信号のデューティ
比を変更して前記ACアダプタの供給電力に応じて前記
バッテリに供給する電力を調整し、前記出力信号と三角
波信号との比較結果に基づいて前記デューティ制御信号
のデューティ比を変更して前記バッテリ電圧を一定に制
御するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバー
タの制御回路。従って、ACアダプタの供給能力を最大
限に利用することができ、しかもバッテリ電圧が一定に
制御されるので、過電圧充電によるバッテリの破損を防
止することができる。
【0090】(20) 上記(19)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記バッテリ電圧検
出回路は、前記バッテリ電圧と第3の基準電圧とが入力
され、両電圧を比較してそれらの差電圧を増幅した前記
出力信号を出力する第3の誤差増幅回路であることを特
徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
【0091】(21) 上記(20)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記電圧検出用増幅
回路に前記第3の基準電圧を第1の基準電圧として供給
するとき、その第3の基準電圧に応じて前記直流電源電
圧の電圧を分圧し、その分圧電圧を前記電圧検出用増幅
回路に供給する抵抗分割回路、又は、前記第3の誤差増
幅回路に前記第1の基準電圧を第3の基準電圧として供
給するとき、その第1の基準電圧に応じて前記バッテリ
電圧を分圧し、その分圧電圧を前記第3の誤差増幅回路
に供給する抵抗分割回路、を備えたことを特徴とするD
C−DCコンバータの制御回路。従って、複数の基準電
圧を生成する電源が1つですむ。
【0092】(22) 上記(20)に記載のDC−D
Cコンバータの制御回路において、前記第1の基準電圧
を分圧して前記第3の誤差増幅回路に供給する第3の基
準電圧を生成する抵抗分割回路、又は、前記第3の基準
電圧を分圧して前記電圧検出用増幅回路に供給する第1
の基準電圧を生成する抵抗分割回路、を備えたことを特
徴とするDC−DCコンバータの制御回路。従って、複
数の基準電圧を生成する電源が1つですむ。
【0093】(23) 出力コイルと容量からなる平滑
回路と、オンオフ動作して前記平滑回路を介してバッテ
リに充電電流を供給する出力トランジスタとを備え、直
流電源電圧を発生するACアダプタからの供給電流に基
づいてシステムを動作させるための出力電流を生成する
とともに、前記出力トランジスタをオンオフ動作させる
デューティ制御信号のデューティ比を変更して、前記バ
ッテリを充電するための充電電流を制御するDC−DC
コンバータであって、前記ACアダプタの直流電源電圧
と、基準電圧とが入力され、両電圧を比較してそれらの
差電圧を増幅した検出信号を生成する電圧検出用増幅回
路と、前記検出信号と、三角波発振回路から出力される
三角波信号とを比較し、該比較結果に基づいて前記デュ
ーティ制御信号のデューティ比を変更して、前記ACア
ダプタの供給電力に応じて前記バッテリに供給する電力
を調整するPWM比較回路とを備えたことを特徴とする
DC−DCコンバータ。従って、ACアダプタの供給能
力を最大限に利用することができる。しかも、ACアダ
プタを特別な仕様にする必要がないため、コストの上昇
を抑えることができる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
コストの上昇を抑えて、電源の供給能力を最大限に利用
することができるDC−DCコンバータの制御方法、D
C−DCコンバータの制御回路、及び、DC−DCコン
バータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のDC−DCコンバータの回路
図である。
【図2】 別例のDC−DCコンバータの回路図であ
る。
【図3】 別例のDC−DCコンバータの回路図であ
る。
【図4】 従来のDC−DCコンバータの回路図であ
る。
【図5】 DC−DCコンバータの動作を説明するため
の図である。
【図6】 従来の別のDC−DCコンバータの回路図で
ある。
【符号の説明】
3 出力スイッチとしての出力トランジスタ 4 電源としてのACアダプタ 5 出力コイル 7 容量 16 調整回路としてのPWM比較回路 22 検出回路としての電圧検出用増幅回路 BT バッテリ I0 供給電流 I1 出力電流 I2 充電電流 Vin 直流電源電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 俊幸 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 小澤 秀清 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 喜多川 聖也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源電圧を発生する電源からの供給
    電流に基づいて負荷を動作させるための出力電流を生成
    するとともに、該供給電流を出力スイッチを介してバッ
    テリを充電するための充電電流として出力し、その出力
    スイッチをオンオフ動作させて、前記バッテリを充電す
    るための充電電流を制御するDC−DCコンバータの制
    御方法であって、 前記電源の直流電源電圧を検出し、 前記検出された電圧により前記バッテリに供給する電力
    を調整するようにしたことを特徴とするDC−DCコン
    バータの制御方法。
  2. 【請求項2】 直流電源電圧を発生する電源からの供給
    電流に基づいて負荷を動作させるための出力電流を生成
    するとともに、該供給電流を出力スイッチを介してバッ
    テリを充電するための充電電流として出力し、その出力
    スイッチをオンオフ動作させて、前記バッテリを充電す
    るための充電電流を制御するDC−DCコンバータの制
    御回路であって、 前記電源の直流電源電圧を検出する検出回路と、 前記検出された電圧により前記バッテリに供給する電力
    を調整する調整回路とを備えたことを特徴とするDC−
    DCコンバータの制御回路。
  3. 【請求項3】 出力コイルと容量からなる平滑回路と、 オンオフ動作して前記平滑回路を介してバッテリに充電
    電流を供給する出力スイッチとを備え、 直流電源電圧を発生する電源からの供給電流に基づいて
    負荷を動作させるための出力電流を生成するとともに、
    前記出力スイッチを制御して、前記バッテリを充電する
    ための充電電流を制御するDC−DCコンバータであっ
    て、 前記電源の直流電源電圧を検出する検出回路と、 前記検出された電圧により前記バッテリに供給する電力
    を調整する調整回路とを備えたことを特徴とするDC−
    DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 直流電源電圧を発生するACアダプタか
    らの供給電流に基づいてシステムを動作させるための出
    力電流を生成するとともに、該供給電流を出力トランジ
    スタを介してバッテリを充電するための充電電流として
    出力し、その出力トランジスタをオンオフ動作させるデ
    ューティ制御信号のデューティ比を変更して、前記バッ
    テリを充電するための充電電流を制御するDC−DCコ
    ンバータの制御方法であって、 前記ACアダプタの直流電源電圧と、基準電圧とを比較
    してそれらの差電圧を増幅した検出信号を生成し、 その検出信号と、三角波発振回路から出力される三角波
    信号とを比較し、該比較結果に基づいて前記デューティ
    制御信号のデューティ比を変更して、前記ACアダプタ
    の供給電力に応じて前記バッテリに供給する電力を調整
    するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータ
    の制御方法。
  5. 【請求項5】 直流電源電圧を発生するACアダプタか
    らの供給電流に基づいてシステムを動作させるための出
    力電流を生成するとともに、該供給電流を出力トランジ
    スタを介してバッテリを充電するための充電電流として
    出力し、その出力トランジスタをオンオフ動作させるデ
    ューティ制御信号のデューティ比を変更して、前記バッ
    テリを充電するための充電電流を制御するDC−DCコ
    ンバータの制御回路であって、 前記ACアダプタの直流電源電圧と、第1の基準電圧と
    が入力され、両電圧を比較してそれらの差電圧を増幅し
    た検出信号を生成する電圧検出用増幅回路と、 前記検出信号と、三角波発振回路から出力される三角波
    信号とを比較し、該比較結果に基づいて前記デューティ
    制御信号のデューティ比を変更して、前記ACアダプタ
    の供給電力に応じて前記バッテリに供給する電力を調整
    するPWM比較回路とを備えたことを特徴とするDC−
    DCコンバータの制御回路。
  6. 【請求項6】 出力コイルと容量からなる平滑回路と、
    オンオフ動作して前記平滑回路を介してバッテリに充電
    電流を供給する出力トランジスタとを備え、直流電源電
    圧を発生するACアダプタからの供給電流に基づいてシ
    ステムを動作させるための出力電流を生成するととも
    に、前記出力トランジスタをオンオフ動作させるデュー
    ティ制御信号のデューティ比を変更して、前記バッテリ
    を充電するための充電電流を制御するDC−DCコンバ
    ータであって、 前記ACアダプタの直流電源電圧と、基準電圧とが入力
    され、両電圧を比較してそれらの差電圧を増幅した検出
    信号を生成する電圧検出用増幅回路と、 前記検出信号と、三角波発振回路から出力される三角波
    信号とを比較し、該比較結果に基づいて前記デューティ
    制御信号のデューティ比を変更して、前記ACアダプタ
    の供給電力に応じて前記バッテリに供給する電力を調整
    するPWM比較回路とを備えたことを特徴とするDC−
    DCコンバータ。
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