JP2007134405A - Led駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】昇圧要否判定回路14は、チャージポンプ回路21の昇圧が必要な場合に昇圧必要信号を出力し、それが不要な場合は昇圧不要信号を出力する。昇圧停止信号発生回路3は、チャージポンプ回路21の昇圧動作中にその昇圧動作を停止させる昇圧停止信号を出力する。制御回路4は、昇圧必要信号が出力されるときにチャージポンプ回路21を昇圧動作させ、昇圧停止信号が出力されるときにチャージポンプ回路21の昇圧動作を停止させ、チャージポンプ回路21の昇圧動作の停止時に、昇圧不要信号が出力される場合にはその昇圧動作をそのまま停止させる一方、昇圧必要信号が出力される場合にはその昇圧動作を再開させる。
【選択図】図1
Description
このため、従来のLED駆動装置では、LEDを点灯するために、電池の電圧と、その電池で動作するチャージポンプ回路の昇圧電圧とを、選択的に切り換えて使用するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、チャージポンプ回路の昇圧動作による使用にいったん切り換えられると、例えば、その動作中に電池電圧が上昇したり、温度変化などによってLEDの順方向降下電圧が低下したり、LEDの駆動電流自体を変化させたような場合には、昇圧動作を停止させても所望電流でLEDが駆動可能であるにも関わらず、その昇圧動作の停止が可能であるかの判定が困難となる。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、チャージポンプ回路の昇圧動作の切り換えをLEDに流れる電流で行う場合において、その昇圧動作の開始後に、各種の条件で昇圧動作が不要になったときには、その昇圧動作を確実に停止できるようにしたLED駆動装置を提供することにある。
すなわち、第1の発明は、直流電源を用いてLEDを点灯、または前記直流電源で動作するチャージポンプ回路の昇圧動作により前記LEDを点灯するLED駆動装置であって、前記LEDを所望の設定電流で点灯するようにLEDを駆動するLED駆動回路と、前記LEDに流れる電流が設定値以下か否かを判定し、設定値以下の場合には電流不足信号を出力する電流判定回路と、前記チャージポンプ回路の昇圧動作中にその昇圧動作を停止させる昇圧停止信号を生成する昇圧停止信号発生回路と、前記電流判定回路からの電流不足信号および前記昇圧停止信号発生回路からの昇圧停止信号に基づき、前記チャージポンプ回路の昇圧動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記電流判定回路から電流不足信号が出力されるときに前記チャージポンプ回路を昇圧動作させて前記LEDを点灯させ、前記昇圧停止信号発生回路から昇圧停止信号が出力されるときに前記チャージポンプ回路の昇圧動作を停止させ、前記チャージポンプ回路の昇圧動作の停止時に、前記電流不足信号が出力されない場合にはその昇圧動作をそのまま停止させる一方、前記電流不足信号が出力される場合にはその昇圧動作を再開させるようになっており、前記昇圧停止信号発生回路は、前記昇圧停止信号を定期的または非定期的に生成するようになっている。
第3の発明は、第1の発明において、前記LEDが使用される周囲の光量を検出する光センサと、前記光センサの検出光量に応じて前記LED駆動回路に設定する設定電流値を変更させ、かつ、前記光センサの検出光量が変化したときに、前記昇圧停止信号発生回路に対して昇圧停止信号の生成指示を出力する調光回路とを、さらに備えている。
第6の発明は、第4の発明において、前記複数の電流判定回路を単一の電流判定回路に置き換え、前記単一の電流判定回路は、前記各LEDに流れる全体の電流を検出し、その検出電流が所望の設定値以下か否かを判定し、設定値以下の場合には電流不足信号を出力するようになっており、前記昇圧要否判定回路は、前記単一の電流判定回路から電流不足信号が出力されない場合に前記昇圧不要信号を出力し、前記単一の電流判定回路から電流不足信号が出力される場合に前記昇圧必要信号を出力するようになっている。
第8の発明は、第4、第5または第6の発明において、前記LEDが使用される周囲の光量を検出する光センサと、前記光センサの検出光量に応じて前記LED駆動回路に設定する設定電流値を変更させ、かつ、前記光センサの検出光量が変化したときに、前記昇圧停止信号発生回路に対して昇圧停止信号の生成指示を出力する調光回路とを、さらに備えている。
第11の発明は、第9の発明において、前記LEDが使用される周囲の光量を検出する光センサと、前記光センサの検出光量に応じて前記LED駆動回路に設定する設定電流値を変更させ、かつ、前記光センサの検出光量が変化したときに、前記昇圧停止信号発生回路に対して昇圧停止信号の生成指示を出力する調光回路とを、さらに備えている。
このような構成からなる本発明によれば、チャージポンプ回路の昇圧動作の切り換えをLEDに流れる電流で行う場合において、その昇圧動作の開始後に、各種の条件で昇圧動作が不要になったときには、その昇圧動作を確実に停止できる。
(第1実施形態)
本発明のLED駆動装置の第1実施形態の構成について、図1のブロック図を参照して説明する。
この第1実施形態に係るLED駆動装置は、液晶表示装置のバックライトなどに使用されるLEDを駆動するものであり、図1に示すように、LED駆動部1と、LED印加電圧発生部2と、昇圧停止信号発生回路3と、制御回路4とを備え、これらは2次電池などの直流電源5により動作するようになっている。
LED11−1〜11−n1は、液晶表示装置のバックライトなどに使用される場合には、白色LEDからなる。このLED11−1〜11−nの各アノードは共通接続され、その共通接続部にLED印加電圧発生部2の出力電圧V2が印加されるようになっている。また、LED11−1〜11−nのカソードは、それぞれ対応するLED駆動回路12−1〜12−nに接続されるようになっている。
電流判定回路13−1〜13−nは、それぞれ対応するLED11−1〜11−nの流れる電流をそれぞれ検出し、その各検出電流がその設定電流値以下の場合に、電流不足信号S1をそれぞれ昇圧要否判定回路14に出力するようになっている。
ここで、昇圧要否判定回路14は、例えば、電流判定回路13−1〜13−nのいずれからも電流不足信号S1が出力されない場合には昇圧不要信号を出力し、そのうちの少なくとも1つから電流不足信号S1が出力される場合には昇圧必要信号を出力する。
そして、チャージポンプ回路21が昇圧動作するときには、スイッチ22が開いた状態となって、その昇圧電圧がLED印加電圧発生部2の出力電圧V2となる。一方、チャージポンプ回路21が昇圧動作をしないときには、スイッチ22が閉じた状態となって、直流電源5の電圧V1がLED印加電圧発生部2の出力電圧V2となる。
昇圧停止信号発生回路3は、チャージポンプ回路21の昇圧動作中にその昇圧動作を一時的(強制的)に停止させる昇圧停止信号S3を生成するものであり、チャージポンプ回路21の昇圧動作中に、その昇圧停止信号S3を定期的(周期的)または非定期的(非周期的)に生成して出力するようになっている。
次に、図1に示すLED駆動回路12−1〜12−nと、これらと一組となる各電流判定回路13−1〜13−nの具体的な構成について、第1〜第3の例について図2〜図4を参照して説明する。
図2は、第1の例であり、LED駆動回路12−1は、MOSトランジスタQ1、電流検出抵抗R1、および差動増幅回路A1から構成される。また、電流判定回路13−1は、差動増幅回路A2から構成される。
このような構成からなるLED駆動回路12−1では、LED11−1に流れる電流が設定電流値になるように、差動増幅回路A1がフィードバック制御をおこなう。すなわち、差動増幅回路A1は、電流検出抵抗R1に流れる電流による検出電圧が設定電流値に対応する設定電圧値VAになるように、MOSトランジスタQ1のゲート電圧を制御する(図2参照)。
図3は、第2の例であり、LED駆動回路12−1は図2の第1の例と同様に構成される。また、電流判定回路13−1は、差動増幅回路A3から構成される。
図4は、第3の例であり、LED駆動回路12−1は図2の第1の例と同様に構成される。また、電流判定回路13−1は、定電流源I2と、MOSトランジスタQ2と、抵抗R2と、インバータINVとから構成される。
さらに、抵抗R2の抵抗値R2と、LED駆動回路12−1を構成する抵抗R1の抵抗値R2との関係は、R2=R1×nになるように構成される。
この動作例では、チャージポンプ回路21の昇圧動作が開始され、その後に、直流電源5の電圧、温度、LEDの設定電流などに変化がないために、チャージポンプ回路21の昇圧動作が継続され、その昇圧電圧によりLED駆動部1が動作を継続する場合について説明する。
LED駆動回路12−1〜12−nは、LED11−1〜11−nに流れる各電流が各設定電流値になるように、LED11−1〜11−nの電流制御をそれぞれ行う。このため、LEDに流れる電流は例えば図5(D)に示す実線のようになり、その設定電流値は同図の破線のようになる。
そして、図5(A)に示すように昇圧停止信号S1が出力されると(Hレベルになると)、制御回路4は、チャージポンプ回路21の昇圧動作を一時的に停止させ、これと同時にスイッチ22を閉じる。このため、LED印加電圧発生部2の出力電圧V2は、図5(C)に示すように、昇圧電圧から直流電源5の電圧まで低下する。
この信号に基づき、制御回路4は、チャージポンプ回路21の昇圧動作を再び再開し、これと同時にスイッチ22を開く。このため、LED印加電圧発生部2の出力電圧V2は、図5(C)に示すように、直流電源5の電圧から昇圧電圧まで上昇する。
以上のように、この第1実施形態では、LEDに流れる電流が所定値以下の場合にチャージポンプ回路21の昇圧動作を行い、その昇圧電圧によりLEDを点灯させるようにした。さらに、その昇圧動作の期間中には、定期的または非定期的に昇圧動作を強制停止し、その昇圧動作が不要な場合には昇圧動作を停止し、その昇圧動作が必要な場合には昇圧動作を再開するようにした。
ここで、各種の条件とは、昇圧動作中において、直流電源の電圧が上昇する場合、温度変化によりLEDの順方向電圧が低下する場合、またはLEDに流れる設定電流が変更される場合、などである。
本発明のLED駆動装置の第2実施形態の構成について、図6のブロック図を参照して説明する。
この第2実施形態に係るLED駆動装置は、液晶表示装置のバックライトなどに使用されるLEDを駆動するものであり、図6に示すように、LED駆動部1と、LED印加電圧発生部2と、昇圧停止信号発生回路3Aと、制御回路4と、光センサ6と、自動調光回路7とを備え、これらは2次電池などの直流電源5により動作するようになっている。
この第2実施形態は、図1に示す第1実施形態の構成を基本とし、これに光センサ6と自動調光回路7とを追加するとともに、図1に示す昇圧停止信号発生回路3を昇圧停止信号発生回路3Aに変更するようにしたものである。従って、第1実施形態と同一の構成要素には同一符号を付すことにより、その説明はできるだけ省略する。
自動調光回路7は、光センサ6からの光検出信号に応じてLED11−1〜11−nの発光量を調節するためのものであり、その光検出信号に応じてLED駆動回路12−1〜12−nの設定電流値をそれぞれ変更するようになっている。
昇圧停止信号発生回路3Aは、チャージポンプ回路21が昇圧動作の期間中に、自動調光回路7から変化信号を受け取ると、これによりチャージポンプ回路の昇圧動作を一時的に停止させる昇圧停止信号S3を生成し、この生成した信号を制御回路4に出力するようになっている。
次に、このような構成からなる第2実施形態の動作について、図6および図7を参照して説明する。
いま、昇圧要否判定回路14が、チャージポンプ回路21の昇圧動作が必要であると判定した場合には、昇圧要否判定回路14から出力される昇圧要否判定信号S2は、例えば図7(B)に示すようにLレベルからなる昇圧必要信号となる。この信号に基づき、制御回路4は、チャージポンプ回路21の昇圧動作を開始させ、これと同時にスイッチ22を開く。
LED駆動回路12−1〜12−nは、LED11−1〜11−nに流れる各電流が各設定電流値(図7(D)の破線部)になるように、LED11−1〜11−nの電流制御をそれぞれ行う。このため、LEDに流れる電流は例えば図7(D)に示す実線のようになる。
このため、昇圧要否判定回路14から出力される昇圧要否判定信号S2は、例えば図7(B)に示すようにHレベルからなる昇圧不要信号となる。従って、チャージポンプ回路21は、昇圧動作を継続する。
また、このときには、自動調光回路7は、その変化した旨を示す変化信号を昇圧停止信号発生回路3Aに出力する。昇圧停止信号発生回路3Aは、その変化信号を受け取ると、これによりチャージポンプ回路21の昇圧動作を一時的に停止させる昇圧停止信号S3を制御回路4に出力する(図7(A)参照)。
ここで、LED駆動部1は直流電源5の電圧V1で駆動することになるが、LED駆動回路12−1〜12−nに設定する設定電流値は上記のように低下している。このため、電流判定回路13−1〜13−nからは、電流不足号S1は出力されない。従って、チャージポンプ回路21の昇圧動作は不要であるので、昇圧要否判定回路14からの昇圧要否判定信号S2は、Hレベルの昇圧不要信号のままである(図7(B)参照)。
以上のように、この第2実施形態では、LEDに流れる電流が所定値以下の場合にチャージポンプ回路21の昇圧動作を行い、その昇圧電圧によりLEDを点灯させるようにした。さらに、その昇圧動作の期間中に光センサ6の光量が変化した場合には、その変化に応じて設定電流値を変更するとともに、昇圧動作を強制停止し、その昇圧動作が不要な場合には昇圧動作を停止するようにした。
このため、第2実施形態によれば、チャージポンプ回路の昇圧動作の切り換え制御をLEDに流れる電流で行う場合において、LEDの使用環境に応じて昇圧動作を適切に行うことができる。
本発明のLED駆動装置の第3実施形態の構成について、図8のブロック図を参照して説明する。
この第3実施形態に係るLED駆動装置は、液晶表示装置のバックライトなどに使用されるLEDを駆動するものであり、図8に示すように、LED駆動部1Aと、LED印加電圧発生部2と、昇圧停止信号発生回路3と、制御回路4とを備え、これらは2次電池などの直流電源5により動作するようになっている。
この第3実施形態は、図1に示す第1実施形態の構成を基本とし、図1に示すLED駆動部1を図8に示すLED駆動部1Aに置き換えるようにしたものである。従って、第1実施形態と同一の構成要素には同一符号を付すことにより、その説明は省略する。
すなわち、LED駆動部1Aは、図1のLED駆動部1のLED11−1〜11−nを、LED直列接続回路15−1〜15−nに置き換えるようにしたものである。
電流判定回路13−1〜13−nは、それぞれ対応するLED直列接続回路15−1〜15−nに流れる電流をそれぞれ検出し、その各検出電流がその設定電流値以下の場合に、電流不足信号S1をそれぞれ昇圧要否判定回路14に出力するようになっている。
このような構成からなる第3実施形態の動作は、図1の第1実施形態の動作と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
また、このような構成からなる第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を実現できる。
本発明のLED駆動装置の第4実施形態の構成について、図9のブロック図を参照して説明する。
この第4実施形態に係るLED駆動装置は、液晶表示装置のバックライトなどに使用されるLEDを駆動するものであり、図9に示すように、LED駆動部1Bと、LED印加電圧発生部2と、昇圧停止信号発生回路3と、制御回路4とを備え、これらは2次電池などの直流電源5により動作するようになっている。
この第4実施形態は、図1に示す第1実施形態の構成を基本とし、図1に示すLED駆動部1を図9に示すLED駆動部1Bに置き換えるようにしたものである。従って、第1実施形態と同一の構成要素には同一符号を付すことにより、その説明は省略する。
すなわち、LED駆動部1Bは、図1のLED駆動部1の電流判定回路12−1〜12−nを、電流判定回路16に置き換えるようにしたものである。
昇圧要否判定回路14は、電流判定回路16からの電流不足信号S4が出力された場合に、昇圧要否判定信号S2として昇圧必要信号を生成出力し、それが出力されない場合には昇圧不要信号を生成出力するようになっている。
従って、上記の動作を除けば、第4実施形態は、図1の第1実施形態の動作と同様に動作するので、その動作の説明は省略する。
また、このような構成からなる第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を実現できる。
本発明のLED駆動装置の第5実施形態の構成について、図10のブロック図を参照して説明する。
この第5実施形態に係るLED駆動装置は、液晶表示装置のバックライトなどに使用されるLEDを駆動するものであり、図10に示すように、LED駆動部1と、LED印加電圧発生部2Aと、昇圧停止信号発生回路3と、制御回路4Aと、電圧検出回路8とを備え、これらは2次電池などの直流電源5により動作するようになっている。
この第5実施形態は、図1に示す第1実施形態の構成を基本とし、図1に示すLED印加電圧発生部2と制御回路4をLED印加電圧発生部2Aと制御回路4Aに置き換え、かつ、電圧検出回路8を追加したものである。従って、第1実施形態と同一の構成要素には同一符号を付すことにより、その説明は省略する。
そして、チャージポンプ回路21A、21はいずれか一方が選択的に昇圧動作をし、この昇圧動作時にはスイッチ22が開いた状態となって、その昇圧電圧がLED印加電圧発生部2の出力電圧となる。一方、チャージポンプ回路21A,21Bがいずれも昇圧動作をしないときには、スイッチ22が閉じた状態となって、直流電源5の電圧がLED印加電圧発生部2の出力電圧となる。
電圧検出回路8は、直流電源5の電圧を検出し、この検出電圧を制御回路4Aに出力するようになっている。
制御回路4Aは、昇圧要否判定回路14からの昇圧要否判定信号S2、昇圧停止信号発生回路3からの昇圧停止信号S3、および電圧検出回路8の検出電圧に基づき、チャージポンプ回路21A、21Bの選択的な昇圧動作およびスイッチ22の開閉動作をそれぞれ制御するようになっている。この制御の詳細は、後述する。
いま、昇圧要否判定回路14が、チャージポンプ回路21Aまたは21Bの昇圧動作を必要とすると判定した場合には、昇圧要否判定回路14からは昇圧要否判定信号S2として昇圧必要信号が出力される。
ここで、電源電圧5の電圧が所定値よりも低下していない場合には、チャージポンプ回路21Aが選択され、それが所定値よりも低下している場合には、チャージポンプ回路21Bが選択される。
LED駆動回路12−1〜12−nは、LED11−1〜11−nに流れる各電流が各設定電流値になるように、LED11−1〜11−nの電流制御をそれぞれ行う。電流判定回路13−1〜13−nは、LED11−1〜11−nに流れる各電流を検出し、その各電流を設定基準値と比較するが、その各電流が設定基準値以上であるので、電流不足信号S1はいずれからも出力されない。このため、昇圧要否判定回路14からは昇圧要否判定信号S2として昇圧不要信号が出力される。
そして、その昇圧停止信号S1が出力されると、制御回路4Aは、現在、昇圧動作中のチャージポンプ回路21Aまたは21Bの昇圧動作を一時的に停止させ、これと同時にスイッチ22を閉じる。このため、LED印加電圧発生部2Aの出力電圧V2は、昇圧電圧から直流電源5の電圧まで低下する。
その信号に基づき、制御回路4Aは、チャージポンプ回路21Aまたは21Bの昇圧動作を再び再開し、これと同時にスイッチ22を開く。このため、その昇圧動作により直流電圧5の電圧の1.5倍または2倍の昇圧電圧が得られ、この昇圧電圧でLED駆動部1は駆動される。
以上のように、この第5実施形態では、LEDに流れる電流が所定値以下の場合にチャージポンプ回路21Aまたは21Bが選択的に昇圧動作を行い、その昇圧電圧によりLEDを点灯させるようにした。さらに、その昇圧動作の期間中には、定期的または非定期的に昇圧動作を強制停止し、その昇圧動作が不要な場合には昇圧動作を停止し、その昇圧動作が必要な場合には昇圧動作を再開するようにした。
(その他の実施形態)
図6に示す第2実施形態は、図1に示す第1実施形態を基本にし、さらに光センサ6や自動調光回路7を追加するようにしたものである。
また、第2実施形態では、昇圧停止信号発生回路が昇圧停止信号を発生する条件として、LEDの周囲の光量を検出し、その変化時とした。すなわち、LEDの周囲環境の変化時とした。
Claims (12)
- 直流電源を用いてLEDを点灯、または前記直流電源で動作するチャージポンプ回路の昇圧動作により前記LEDを点灯するLED駆動装置であって、
前記LEDを所望の設定電流で点灯するようにLEDを駆動するLED駆動回路と、
前記LEDに流れる電流が設定値以下か否かを判定し、設定値以下の場合には電流不足信号を出力する電流判定回路と、
前記チャージポンプ回路の昇圧動作中にその昇圧動作を停止させる昇圧停止信号を生成する昇圧停止信号発生回路と、
前記電流判定回路からの電流不足信号および前記昇圧停止信号発生回路からの昇圧停止信号に基づき、前記チャージポンプ回路の昇圧動作を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、
前記電流判定回路から電流不足信号が出力されるときに前記チャージポンプ回路を昇圧動作させて前記LEDを点灯させ、
前記昇圧停止信号発生回路から昇圧停止信号が出力されるときに前記チャージポンプ回路の昇圧動作を停止させ、
前記チャージポンプ回路の昇圧動作の停止時に、前記電流不足信号が出力されない場合にはその昇圧動作をそのまま停止させる一方、前記電流不足信号が出力される場合にはその昇圧動作を再開させるようになっており、
前記昇圧停止信号発生回路は、前記昇圧停止信号を定期的または非定期的に生成するようになっていることを特徴とするLED駆動装置。 - 前記昇圧停止信号発生回路は、前記LEDの周囲環境の変化または前記LEDが適用される電子機器の所定の操作に応じて前記昇圧停止信号を生成するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
- 前記LEDが使用される周囲の光量を検出する光センサと、
前記光センサの検出光量に応じて前記LED駆動回路に設定する設定電流値を変更させ、かつ、前記光センサの検出光量が変化したときに、前記昇圧停止信号発生回路に対して昇圧停止信号の生成指示を出力する調光回路とを、
さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。 - 直流電源を用いてLEDを点灯、または前記直流電源で動作するチャージポンプ回路の昇圧動作により前記LEDを点灯するLED駆動装置であって、
複数のLEDを所望の各設定電流で点灯するように、その各LEDをそれぞれ駆動する複数のLED駆動回路と、
前記各LEDに流れる電流が各設定値以下か否かをそれぞれ判定し、各設定値以下の場合には電流不足信号をそれぞれ出力する複数の電流判定回路と、
前記複数の電流判定回路からの電流不足信号に基づいて、前記チャージポンプ回路の昇圧動作の要否を判定し、その判定に応じて昇圧必要信号または昇圧不要信号を出力する昇圧要否判定回路と、
前記チャージポンプ回路の昇圧動作中にその昇圧動作を停止させる昇圧停止信号を生成する昇圧停止信号発生回路と、
前記昇圧要否判定回路からの出力信号および前記昇圧停止信号発生回路からの昇圧停止信号に基づき、前記チャージポンプ回路の昇圧動作を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、
前記昇圧要否判定回路から昇圧必要信号が出力されるときに前記チャージポンプ回路を昇圧動作させて前記LEDをそれぞれ点灯させ、
前記昇圧停止信号発生回路から昇圧停止信号が出力されるときに前記チャージポンプ回路の昇圧動作を停止させ、
前記チャージポンプ回路の昇圧動作の停止時に、前記昇圧不要信号が出力される場合にはその昇圧動作をそのまま停止させる一方、前記昇圧必要信号が出力される場合にはその昇圧動作を再開させるようになっており、
前記昇圧停止信号発生回路は、前記昇圧停止信号を定期的または非定期的に生成するようになっていることを特徴とするLED駆動装置。 - 昇圧要否判定回路は、前記複数の電流判定回路のうちのいずれからも電流不足信号が出力されない場合に前記昇圧不要信号を出力し、前記複数の電流判定回路のうちの少なくとも1つから電流不足信号が出力される場合に前記昇圧必要信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項4に記載のLED駆動装置。
- 前記複数の電流判定回路を単一の電流判定回路に置き換え、
前記単一の電流判定回路は、前記各LEDに流れる全体の電流を検出し、その検出電流が所望の設定値以下か否かを判定し、設定値以下の場合には電流不足信号を出力するようになっており、
前記昇圧要否判定回路は、前記単一の電流判定回路から電流不足信号が出力されない場合に前記昇圧不要信号を出力し、前記単一の電流判定回路から電流不足信号が出力される場合に前記昇圧必要信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項4に記載のLED駆動装置。 - 前記昇圧停止信号発生回路は、前記LEDの周囲環境の変化または前記LEDが適用される電子機器の所定の操作に応じて前記昇圧停止信号を生成するようになっていることを特徴とする請求項4、請求項5または請求項6に記載のLED駆動装置。
- 前記LEDが使用される周囲の光量を検出する光センサと、
前記光センサの検出光量に応じて前記LED駆動回路に設定する設定電流値を変更させ、かつ、前記光センサの検出光量が変化したときに、前記昇圧停止信号発生回路に対して昇圧停止信号の生成指示を出力する調光回路とを、
さらに備えたことを特徴とする請求項4、請求項5、または請求項6に記載のLED駆動装置。 - 直流電源を用いてLEDを点灯、または前記直流電源で動作するチャージポンプ回路の昇圧動作により前記LEDを点灯するLED駆動装置であって、
前記チャージポンプ回路は、異なる昇圧電圧をそれぞれ生成する複数のチャージポンプ回路からなり、
前記LEDを所望の設定電流で点灯するようにLEDを駆動するLED駆動回路と、
前記LEDに流れる電流が設定値以下か否かを判定し、設定値以下の場合には電流不足信号を出力する電流判定回路と、
前記所定のチャージポンプ回路の昇圧動作中にその昇圧動作を停止させる昇圧停止信号を生成する昇圧停止信号発生回路と、
前記電流判定回路からの電流不足信号および前記昇圧停止信号発生回路からの昇圧停止信号に基づき、前記複数のチャージポンプ回路の昇圧動作を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、
前記電流判定回路から電流不足信号が出力されるときに前記複数のチャージポンプ回路のうちの1つを選択して昇圧動作をさせて前記LEDを点灯させ、
前記昇圧停止信号発生回路から昇圧停止信号が出力されるときに前記所定のチャージポンプ回路の昇圧動作を停止させ、
前記所定のチャージポンプ回路の昇圧動作の停止時に、前記電流不足信号が出力されない場合にはその昇圧動作をそのまま停止させる一方、前記電流不足信号が出力される場合にはその昇圧動作を再開させるようになっており、
前記昇圧停止信号発生回路は、前記昇圧停止信号を定期的または非定期的に生成するようになっていることを特徴とするLED駆動装置。 - 前記昇圧停止信号発生回路は、前記LEDの周囲環境の変化または前記LEDが適用される電子機器の所定の操作に応じて前記昇圧停止信号を生成するようになっていることを特徴とする請求項9に記載のLED駆動装置。
- 前記LEDが使用される周囲の光量を検出する光センサと、
前記光センサの検出光量に応じて前記LED駆動回路に設定する設定電流値を変更させ、かつ、前記光センサの検出光量が変化したときに、前記昇圧停止信号発生回路に対して昇圧停止信号の生成指示を出力する調光回路とを、
さらに備えたことを特徴とする請求項9に記載のLED駆動装置。 - 前記直流電源の電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記制御回路は、前記複数のチャージポンプ回路のうちの1つを選択して昇圧動作をさせる場合に、前記電圧検出回路の検出電圧に基づいて前記選択を行うようになっていることを特徴とする請求項9、請求項10、または請求項11に記載のLED駆動装置。
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